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令和7年第1回宇陀市議会定例会閉会挨拶(2025年3月21日)

ページID:0024204 更新日:2025年3月21日更新 印刷ページ表示

閉会にあたり、一言、ご挨拶を申し上げます。

来年1月に市政20周年を迎える宇陀市は、ここ数年間、財政を立て直し、先駆的な取り組みや、公民連携の推進などを進めてきた結果、政府や県、また海外を含む数多くの企業、奈良県立医大をはじめとして大学や団体などから、「宇陀市となら、ともに発展していける可能性がある」と評価され、宇陀市への支援や投資が一桁も二桁も上がっています。

投資なきところに未来はありません。

今や、宇陀市は「いなかで頑張ってまちづくりをしている」というレベルから、「新しい時代を切り拓くモデルとなるまち、選ばれるまち」へと、すでに新たなステージに入っています。

宇陀市には、これまでにない追い風が吹き始めています。内向き志向でチャレンジしないまま、「消滅可能性都市」としてフェードアウトするのか、それともチーム宇陀として積極的に打って出て「持続可能性都市」として生き残れるかの大きな分岐点に立っています。ここ数年の頑張りで、それは決まります。残された時間はわずかです。

さて、今議会に上程いたしました「令和7年度宇陀市一般会計」において、「榛原小学校改修事業」と「榛原幼稚園跡地活用事業」の予算をお認めいただけませんでした。

これらは、榛原地域の小学校の統合に伴い、(1)榛原小学校の校舎を改修する予算と、(2)学童保育室を整備するための予算でした。

このことにより、足かけ6年をかけて進めてまいりました「学校の適正化」は、一旦ストップせざるを得なくなりました。宇陀市の子どもたちにふさわしい教育環境を作っていくことは、「こどもまんなか社会」を掲げる宇陀市にとって、喫緊の課題として取り組んできましたが、残念であります。

宇陀市の教育環境の整備に重大な遅れが生じるのは必至です。当事者である子どもたち、保護者の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけすることになりますが、学校の適正化は、なんとしてもやり遂げなければならない事業です。今後の対応については、教育委員会と協議してまいりたいと考えています。

次に、新しいクリーンセンター建設の問題です。ゴミ処理は1日たりとも止めることができない市民生活に直結した事業です。私が市長に就任した時には、将来のゴミ処理計画は白紙の状態でした。そのため緊急の課題として力を注いで参りました。

現在、宇陀クリーンセンターのある大宇陀岩清水地区においては、迷惑施設と言われた時代から平成、令和と長きにわたり市の環境行政にご協力いただき、地域の方々にはご迷惑をおかけしてきました。市としては、これまでのご理解ご協力に報いるため、環境に影響を及ぼさない清潔な新クリーンセンターを地域活性化拠点として、周辺の環境整備をおこなう、まちづくりプロジェクトを進めようと2年間にわたり地元説明に努めてまいりました。

しかしながら、建設反対の請願書が宇陀市議会に提出され、建設反対の看板も設置され、地域が賛否2分しています。また、議会からは、調査費の執行にあたっては地元合意を得るように言われています。現在の施設の供用期限があと3年しかない状況で、残念ながら未だ先行きが見通せない状況です。

私としては、地域を2分することは本意ではありませんので、岩清水地区での新クリーンセンター建設を断念するという苦渋の決断を致しました。今後は、これまでの候補地を含め適地を洗い出すなど、ゴミ処理の方策について、再度、早急に検討して参ります。

宇陀市としては「小学校の統合を含む学校適正化計画の推進」や、「新クリーンセンター建設候補地決定」を、市民の皆様に直接、影響を及ぼす宇陀市の最重要かつ緊急の課題と位置付けています。対応が遅延することのないよう、全力を尽くしてまいります。

いっぽう、宇陀市議会において「一般職の任期付職員の採用調査特別委員会」の設置が賛成多数で決定されました。これが市議会としての最重要課題であると理解いたしました。私どもとは課題の捉え方に大きな違いがありますが、真摯に対応させていただきます。

市民の皆様には、ひきつづき、市政運営に対するご理解、ご協力をお願い申し上げます。ただ今、選任同意をいただきました副市長を筆頭に職員一丸となり市民のみなさまと力を合わせ、より良い宇陀市を実現するため努力してまいります。

最後に、市民の皆様にぜひ知っていただきたいことがあります。

全国の多くの市議会で認められている「反問権」がなぜ宇陀市議会にはないのか。建設的な議論を進めるために欠かせない「反問権」をぜひとも次の議会から導入されることを議長に強く要望し、閉会にあたっての挨拶とさせていただきます。

令和7年3月21日

宇陀市長:金剛一智

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