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令和7年度宇陀市差別をなくす市民集会(2025年7月19日)

ページID:0024138 更新日:2025年7月19日更新 印刷ページ表示

宇陀市差別をなくす市民集会の開催にあたり、主催者を代表してご挨拶申し上げます。皆様には日頃から、あらゆる差別をなくす取り組みへのご理解とご協力をいただき、厚くお礼を申し上げます。

7月は差別をなくす強調月間です。宇陀市も毎年市民集会を開催してまいりました。今年もこうして皆様と集うことができました。ありがとうございます。

今年は「部落差別の解消は「国民的な課題」であり、国の責任である」とした同和対策審議会答申から60年になります。この答申を具体化する「特別措置法」が、施行されたのが7月ということです。

これまで、多くの先輩や皆様が懸命に人権問題に取り組まれてきた結果、多くの成果を上げることができました。宇陀市でも「部落差別をはじめとするあらゆる差別の解消に関する条例」を施行し、第2次宇陀市人権施策基本計画を進めています。今年4月からは、パートナーシップ・ファミリーシップ制度を開始しました。

しかしながら、依然として部落差別、いじめ、虐待、DV、性別による差別、性的マイノリティへの偏見など人権侵害や差別事象は後を絶ちません。近年はインターネットの動画サイトやSNSでの不特定多数への差別事象が増えています。

インターネット上の誹謗中傷などに対処するため、「情報流通プラットフォーム対処法」が成立しました。この法律もまだ不十分ですので、見守っていく必要があります。

さて、本日のテーマは最大の人権侵害である「戦争」です。「世界人権宣言」は「平和の実現のためには人権の確立が不可欠である」と謳っていますが、ご存じのように世界を見れば悲惨な戦争が続いています。 日本では80年間戦争の惨禍がなく、なんとなく「戦争は海外のこと」「第2次世界大戦は過去の歴史」という意識になっていないでしょうか。

宇陀市では、もうすぐ戦争が終わる、昭和20年7月24日朝9時、榛原駅付近で近鉄電車がアメリカの飛行機から繰り返し機銃掃射を受け、一説には40数名の方が命を落とし、その倍以上の方が負傷したといいます。奈良県で最大の空襲被害と言われています。

近鉄のガード下には弾の跡がいくつも生々しく残っています。80年前から時間が止まっている場所です。今も戦争が続いているように感じます。

本日は、谷ノ上朋美さんによる「太平洋の激戦地、沖縄戦のお話(独り舞台)」です。凄惨な体験をされたおばあさんの体験をもとに、孫である谷ノ上さんが「命」「平和」について訴えられます。

私たちは、「戦争は最大の人権侵害である」ことを、自分事として考えたい。

歴史は繰り返すといいますが、2度と戦争を起こさないために一人ひとりが考え、平和のバトンを次の世代につないでまいりましょう。

終わりに、皆様の人権についての日頃の取り組みに敬意と感謝を表しますとともに、ご健勝ご活躍を心より祈念いたしまして、主催者を代表しての挨拶といたします。

令和7年7月19日

宇陀市長:金剛一智

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