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閉会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
只今、「発議第1号 宇陀市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について」つまり一般職の人事に対して議会が関与する条例が廃案になりました。一般職の人事は、地方自治法第172条第2項、地方公務員法第6条第1項に、地方公共団体の長たる市長の権限であると明確に規定されています。
一部議員はこの法律の趣旨を尊重されず、市長による人事をけん制する意図で、この条例の一部改正をしようとする姿勢を見せられました。法令を遵守する立場である議員のこのような行為は極めて遺憾であると言わざるを得ません。
市行政は、地方自治法および各種関連法令にもとづき、法的な正当性と公正性を確保しながら行われるべきものです。一般職の人事に議会が関与することは、法の趣旨を逸脱しており、公務員の政治的中立性を損ない、行政判断や実務遂行に支障が出て、市民への健全な行政サービスの提供を脅かすことにつながります。市行政全体に混乱を招く重大な問題であると認識しています。
私は、宇陀市職員のみならず、日々、法律にもとづき、適正に公務を執行している全国の地方公務員の土台を揺るがすことを許しません。法を逸脱した条例が可決されたことに驚きましたが、信念をもってこの条例に反対し、再議を付した結果、廃案になりました。議員の皆様には地方自治の本旨に立ち返り、ご理解をお願いいたします。
最後に、市民に開かれた議会として建設的な議論をおこなうために欠かせないと考える「反問権」については、全国815市区の72%(にあたる585市区 令和5年度)ですでに導入済みです。残念ながら宇陀市議会におきましては、いまだ導入されていません。1年前から「反問権」の導入をお願いしていますが、まだ回答をいただいていません。開かれた議会として「反問権」の一日も早い導入をお願い申し上げまして、今定例会の閉会の挨拶といたします。
令和7年6月24日
宇陀市長:金剛一智