本文
日程 |
内容 |
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(予算審査特別委員会委員長報告) |
||
(決算審査特別委員会委員長報告) |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
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1番 |
勝井 太郎 |
2番 |
高見 省次 |
3番 |
堀田 米造 |
4番 |
井谷 憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本 良治 |
7番 |
峠谷 安寛 |
8番 |
大澤 正昭 |
9番 |
井戸本 進 |
10番 |
中山 一夫 |
11番 |
多田 與四朗 |
12番 |
山本 繁博 |
13番 |
森下 裕次 |
14番 |
山本 新悟 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内 幹郎 |
副市長 |
前野 孝久 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
||
総務部長 |
菊岡 千秋 |
総務部参事 |
桝田 守弘 |
財務部長 |
辻本 文昭 |
財務部参事 |
井上 裕博 |
市民環境部長 |
曽良 幸雄 |
健康福祉部長 |
藤田 静孝 |
農林商工部長 |
宮下 公一 |
建設部長 |
西田 茂 |
建設部参事 |
山口 尚平 |
教育委員会事務局長 |
吉村 泰和 |
教育委員会事務局参事 |
小室 茂夫 |
水道局長 |
藤本 隆志 |
市立病院事務局長 |
竹内 均 |
市立病院事務局参事 |
坂本 憲清 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
会計管理者心得 |
栗野 肇 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
大西 茂 |
文化スポーツ振興団事務局長 |
穴田 宗宏 |
議長(中山 一夫君)
おはようございます。
議員の皆様には、御多忙のところ御参集いただきまして、ありがとうございます。
議長(中山 一夫君)
ただいまの出席議員は16名であります。
定足数に達しておりますので、ただいまから、平成22年宇陀市議会第3回定例会を再開いたします。
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(中山 一夫君)
日程第1、委員長報告を議題といたします。
初めに、去る9月24日午前9時より議会運営委員会が開催され、審査いただいておりますので、議会運営委員長から報告をお受けいたします。
11番、多田與四朗議会運営委員長。
11番(多田 與四朗君)
皆さん、おはようございます。ただいまより議会運営委員会の報告をさせていただきます。
平成22年第3回定例会の議会運営委員会は、平成22年9月24日午前9時から市議会第1委員会室で開催をいたしました。
今回の委員会では、宇陀市地域自治区の設置に関する条例(案)につきまして、森下裕次議員から提出され、賛成者があり、発議としての要件が兼ね備えられておりましたので、受理をし、この取り扱いについて御協議をいただいたところでございます。
皆さんにお配りをしております本日第3回宇陀市議会定例議会議事日程第4号、これをごらんになっていただきましたらおわかりのとおりでございますが、ページをめくっていただきまして一番最後のページ一番上、第31、発議第6号という形で御紹介をさせていただいております宇陀市地域自治区の設置に関する条例(案)につきまして、本日提案、即決といたしますので、よろしくお願いいたします。
これにつきましては、議会運営委員会全会一致ということで決まった決定事項でございますので、御承知おきをお願いしたいと思います。
以上協議いたしまして、午前9時49分に閉会をいたしました。
これをもちまして、議会運営委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
議会運営委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
ただいまの議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
ただいま4日目の議事日程をいただいておりますけれども、初日に提案されております議事日程というのがあろうかと思います。その中では、承認に引き続きまして、議案第60号から順番に並んでおりまして、続いて認定が入っておりまして、こういう格好で審議をしておるわけでございます。
したがいまして、本日もそのとおりに順番に来るのかなと、そういう理解をしておりまして、議会運営委員会の中では議事日程の最終に加えるということを聞いておりましたので、それはそれでいいんですけれども、どうなんですかね、これ、議案の順、初日に議案として出されている認定と出されている部分ですね、この順番になってませんかね、これで。先に決算認定の18番からございまして、そして次、34番に入ってたら、この順番のものが本日同じ日程で審議されるんであろうと私は理解しておったから、議事日程についてはとやかく言うてませんでしたけれども、その辺の扱いの順番ですね。初日に提案されていった順番に本日も採決なり日程が構成されているものと、そういう理解をしておりましたし、24日でしたか、議会運営委員会のときには正式な最終日の日程というものは提出されておりませんでしたので、最終日程の中につけ加えるというようなことでございましたのであれですけれども、1日目の議案日程と本日の議案日程のそれぞれの部分で、特に補正予算の部分につきましては、順番が議案第60号から行けば、提出議案の順番にされるのが普通の我々の、私の理解しておった中身なんですけれども、その点は議会運営委員会の中でも特に議題になっておりませんでしたので、初日の議題がそのまま最終日の議事日程案になってこようかと、このように私自身も判断しておりましたので、その点、初日の議事日程と変えられた理由というのは何か特段あるんでしょうか。
議長(中山 一夫君)
この日程の順番の御質問ですが、これは付託した委員会ごとにまとめてやっております。それで、従来からこういう方式で取り扱いをしておるということでございますので、今回もそういう付託ごとに審議していただくと、こういう日程で行っております。
これをもちまして、委員長報告を終結いたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
議長(中山 一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
今、宣言の中で委員長報告が終了し、そして質疑も終わって、議長のほうから終わったという宣言をなされました。
そこで、私は会議規則第21条によりまして、動議を提出いたします。
日程の順序を変更し、日程第31、発議第6号、宇陀市地域自治区の設置に関する条例の制定についての件を先に審議することを望みます。
議長(中山 一夫君)
ただいまの動議に対する賛成者。
14番(山本 新悟君)
今の山本議員に賛成したいと思います。
議長(中山 一夫君)
ただいま山本良治議員から、日程の順序を変更し、日程第31、発議第6号、宇陀市地域自治区の設置に関する条例の制定についてを先に審議するとの動議が提出されました。
この動議は1人以上の賛成者がありますので、成立します。
日程の順序を変更し、日程第31、発議第6号、宇陀市地域自治区の設置に関する条例の制定についてを先に審議するとの動議を議題とし、採決いたします。
この採決は起立によって行います。(「議長」と呼ぶ者あり)
議長(中山 一夫君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
ただいま動議が出まして、議題として取り上げるということについての審議やと思いますが、私は議会運営委員の一人として、9月24日の朝9時から緊急議題で招集されて参加してまいりましたが、その議会運営委員会では、この問題については審議はできませんでしたので、議題として本日取り上げるということについては賛同いたしまして、その順序につきましては、先ほど多田委員長からありましたように、最終議題に取り上げるということが決定したわけです。
しかし今、動議が出ましたので、そのことについてもう一度、今諮られようとしておりますが、私は多田委員長の報告どおりでいいのではないかという意見を申し上げておきます。
議長(中山 一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
これは、私の提案いたしましたのは、いわゆる会議規則の中で日程の順序変更及び追加という項目がございまして、この中で第21条、議長が必要があると認めるとき、また議員から動議の提出されたときは、議長は討論を用いないで会議に諮って議事日程の順序を変更し、または他の事件を追加することができるという1項がございます。私は、この21条に基づいて議題とすることをお願いした、発議させていただいたところでございますので、よろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
16番、小林一三議員。
16番(小林 一三君)
ただいま山本良治議員のほうから先議に関する日程の変更ということで動議が出されたんですけれども、まず先議とは、私の知る範囲では、二院制の議会の中で、一院制が例えば予算執行については二院制の中で先に一院制が審議をすると、こういうように私は理解をしておりまして、本日の追加日程をもって今出されております動議の内容の案件については、議運の中で決められたことであります。なぜその31番目と今申されたんですけれども、そこに先に審議をしなければいけない緊急性があるのかどうか、こういうような疑問もあるわけなんですけれども、私はやはり議会運営委員会、本会議のいわゆる議会運営の中でとり行われて、しかも全会、全議員一致して取り扱いを決定した経緯から、私は従来どおりで結構かと思います。
議長(中山 一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
この件につきましては、これは我々議会議員に与えられた項目でございまして、これを今のような形で取り上げをなくしてしまうと、そうしたら我々は何なのか、我々は何のためにこういう審議をやっているのか、与えられた、私たち議員に与えられた項目であるわけでございまして、そのことをなくするんやということになれば、今後議会運営の中でどうなのかということにもつながってくるわけでして、この139ページの議事日程順序変更の動議ということでしっかりとうたわれておる、このことを私はもって提案を申し上げておるのであって、議運は議運としての立場はあるわけですけれど、しかし私たちの議員活動の中で与えられた権利であると私は判断をしておりますので、これは今、両議員が発言なさっていることは少し違うのではないかな、そうすれば、議会運営の中で取り決めはやっていくわけですけど、そこは全員の参加ではないわけですね。
だから、私は動議として議長に提案を申し上げておるので、粛々とその扱いをやっていただきたい、こんなように思います。
議長(中山 一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田 與四朗君)
ただいま議長からお許しをいただきましたので、一言御指摘をしておきたいと思うんですが、私は議会運営委員長を拝命しておるところでございますが、私、一議会人としての見解ということで今回は述べさせていただきたいと思います。
皆さんも御承知のように、年4回定例議会がございます。また臨時議会も開かれる場合もございます。これらの本会議を開いて議事進行が円滑に進むように議会運営委員会がその市長案、行政の案、そして議員発議の今回のような議員発議の案を慎重に協議をさせていただいて、これをどのように取り扱うかということを決めるわけでございます。また、会期の日程もさることでございます。
そんな中で、今回の本日の議事進行につきましても慎重審議をさせていただきました。そして、その議会運営委員会のメンバーというのは、各三つございます常任委員会の委員長とあとお一人というようなことで、各6名で構成をされておるところでございます。先ほども委員長報告でも申し上げました。そして、先ほど小林議員さん、そして高橋議員さんの中にもございましたけれども、本当にこの議会運営委員会の慎重な協議、審議というのは、非常に私自身重いものだと理解しておるところでございます。
山本良治議員は今回、委員会のメンバーではございませんけれども、動議をされたということは、出されたということは、私は一定の理解を示しておるところでございます。しかしながら、賛同議員としてお手を挙げられました山本新悟議員は、本来、産業建設常任委員会の常任委員長でございます。そして、この議会運営委員会の中心メンバーでございます。果たして、私は、そのあたりにいかんともしがたい疑念を感じておるところでございます。非常に重要なことだと思っております。
初日にもございましたけれども、この議会中継、議会放送を本来でございましたら9月議会より全部放送しようではないかということを議運で検討させていただいたわけでございます。しかるに議運では、12月以降から慎重に協議をしていくというようなことで、ぜひともするべきだという意見が拮抗しておったわけでございますけれども、そのぜひやるべきだという意見も、その議運で決めたことということで御了承いただいたところでございます。欲求不満も募ろうかとは思いますけれども、控えていただいたということでございます。
そんなことがございまして、やはりこの議運の見解といいますか、決定事項というものは揺るぎなきもので本来なければならないと、一個人として、また議会運営委員長として、全会一致で今回の4日目の議事進行にまつわる件につきまして協議をさせていただいたところですので、そのあたりは十二分に良識を持って御判断をいただきたい、かように思って私の意見とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
今、議運の委員長が延々と話をされました。議運の取り決めや執行についても、我々が議員になって初めてこの議員必携をいただきました。その中で、取り組んだいわゆる進め方等々について、粛々とこれに基づいて審議をさせてもらい、そして議会の運営について皆さん方は理解をしてきておるところであるわけです。
したがって、私は議運で取り組むべきことと、私たちが今、私が申しておりますこの審議を望むということと何ら変わりはないわけでして、審議をしていただきたいということを私は議長にお願いし、議長のほうから粛々とこの件について、この要綱に基づいて、規則に基づいて取り扱っていただければいいのではないかなと。これを違うんやと、常識の範囲という、私その常識というのがわからんわけです。この失言はおかしいのと違うのかなと私は思います。常識というのは、そんなところへ使うものですか。
私たち議会は民意を反映されるべく、市民の皆さん方に負託を受けて、多くの負託を受けながら臨んでいることも事実であるわけです。そのことを私は審議をしていただきたいということで申し上げているところでございまして、その審議がここで通らない、できないということになれば、私はこれからの議会というのは何か、議会審議とは何かというようなことで不信を持たざるを得ない。
私は、このことを通せという話をしているわけではないです。私は、この日程第31について、発議第6号で出しているこのことを審議をしていただきたい。そして、そのことは私一人で考えているわけではなし、ここで規則の中で、はっきりと取り上げてよろしいよとなっているわけですので私は申し上げておるわけでして、粛々とその取り組みについてひとつよろしくお願い申し上げたい、このように思います。
議長(中山 一夫君)
7番、峠谷安寛議員。
7番(峠谷 安寛君)
いろいろな意見がございますけれども、ひとつ議長、採決でお願いできませんでしょうか。
議長(中山 一夫君)
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
失礼いたします。余り長時間、時間をとってもあれですので簡潔に述べたいと思います。
追加日程という形であれば話もわかるんですけれども、恐らく山本良治議員さんは、この今回の発議に関しては、今回の日程第6の議案第72号の地域自治区の設置期間満了にあたり字の名称を変更することについてということに関連する内容であるということで、当然この議案書も事前に自分たちもいただいております。また、当然その内容については、これは議運の皆さんも運営委員会の中で、それはもう認識した上で、このような日程に決められたことやと思いますので、基本的にはこのまま日程の変更は要らないとは思います。
ただ、動議ということで、この後また賛否はとられると思いますので、もうその賛否の中で変更になるのか、このままになるのかということでされていけばいいのかなというように、むげにすることはもちろん、そのことは権利もありませんし、これは山本議員さんの権利ということで、それは問題ないと思いますので、この後、賛否でいかれたらいいかなというように思います。
以上です。
議長(中山 一夫君)
いろいろと御意見をいただきましたが、この発議第6号、宇陀市地域自治区の設置に関する条例の制定についてを先に審議するという動議が提案され、成立しておりますので、ただいまからこの動議に対する採決をしていきたいと思います。
この動議に対して賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数。
よって、日程の順序を変更し、日程第31、発議第6号、宇陀市地域自治区の設置に関する条例の制定についてを先に審議することの動議は可決されました。
議長(中山 一夫君)
日程第31、発議第6号、宇陀市地域自治区の設置に関する条例の制定についてを議題といたします。
事務局長に議案の朗読をさせます。
事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書をごらんいただきたいと思います。
発議第6号。平成22年9月28日、宇陀市議会議長、中山一夫様。提出者、宇陀市議会議員、森下裕次。賛成者、宇陀市議会議員、山本良治、同じく宇陀市議会議員、峠谷安寛、同じく宇陀市議会議員、山本新悟。
宇陀市地域自治区の設置に関する条例の制定について。
上記の議案を別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明を求めます。
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
議員の皆様、先議することをお許しいただきありがとうございます。
今回の条例の提案理由を申し上げます。
宇陀市における地域自治区制度は、合併時の行政体系の変化に対し、市民の混乱を避けるため、また各自治区の意見、要望を聴取し、市の均衡ある発展を目指し、もって円滑な市政運営を図るために設置されました。旧町村の垣根を取り払い市の一体化を醸成し、無駄のない行政組織の構築、新しい地域づくり、共生のための基礎づくりをするための努力期間として5年の期間が与えられ、その後の取り扱いについては協議して定めることとなっております。
地域自治区の期限切れを来年3月31日に迎えるに当たり、宇陀市の誕生した意義を再考し、市民、行政がともに4年間の歩みを総括しなければなりません。この4年間で地域自治区制度は当初の目的を達成したのか、地域的な課題は克服されたのか、地域づくり、まちづくりの基礎はできたのか、宇陀市の一体感は醸成されたのか、地域の確執は解消されたのか、行政、議会、そして市民それぞれがこの課題に対し真摯に向かい合ってきたのか、自治区制度の存廃議論は、これらの総括の上で行うべきではないでしょうか。
市の最重要課題は、言うまでもなく行財政改革であります。健全な財政、効率的な行政に移行するためには、市民、行政、議会の協議が必要であり、相互の理解と協力が不可欠であります。行政が行政としてできること、しなければならないこと、地域が地域としてできること、しなければならないこと、そして市民が個人としてできること、しなければならないことを話し合い、確認し合い、行動しなければ、自立と共生の社会は成立いたしません。そのために行政は、健全化、効率化のための制度設計をより具体的に詳細に市民に提示しなければならないし、また実行に際しては、年度ごとの段階的なプラン、方法を時系列に沿った中で説明をしなければなりません。
これからのまちづくり、地域づくりに際して最も大事なのは、地域の安全・安心の確保ではないでしょうか。市の政策としての市職員、広域消防、非常備消防団の大幅な定数削減や類似施設の統廃合についても、数値目標が先行、ひとり歩きすることでの雇用不安や地域の治安、防災に対する不安を市民に与えてはいけないし、行政不信につながらないように配慮して発言しなければなりません。
また、住民サービスの低下につながる制度変更や政策は、市民の同意が絶対条件でございます。その一つとして、地域自治区制度の期限切れに伴い、今後予想される地域事務所の規模縮小、機能縮小など行政機能がなし崩しにされること、さらに将来的にはなくなるのではとの不安を多くの市民が感じています。
市民は地域事務所に単なる窓口サービスとしての機能を望んでいるわけではありません。保健、健康、福祉、税金、農業、土木、その他さまざまな相談に即時対応している従来どおりの行政機能の継続を求めています。ですから行政は、これからの地域自治区での行政体系、住民サービスのあり方について、より具体的、詳細についての説明をしなければなりません。具体策のない白紙委任のままの行政主導の改革では、自立と共生社会は成立しません。自助、共助、公助は市民と行政の相互の理解と協力が必要でございます。
今回、字の変更が提起されております。仮に地域自治区制度の期限切れに際し、区を廃止するとして、字の変更はどのように協議すべきなのか。過日、有志議員で行った市民アンケートでは、住所表記について、行政の表記に従う35%に対し、意見を聞いて集約してほしいとの回答は49%でした。この結果は、市民は行政主導ではなく、みずからの発言を望んでいるものであろうかと考えます。
今回の地域自治区制度の協議を契機に、字の変更についても肯定的に取り組む必要があるのではないでしょうか。単に字の変更ととらえるのではなく、地域づくり、まちづくりのための機会とし、みずからの居住する地域、名称について考える選択する機会としてはどうでしょうか。
例えば宇陀市大宇陀区拾生を宇陀市松山拾生とすることで、より明確なまちづくりの方向性が示されるのかもしれません。宇陀市室生区三本松を五つの自治会ごとに宇陀市三本松長瀬、三本松中村、三本松琴引などに変更することも可能かもしれません。また、宇陀市天満台、宇陀市萩原などのよりシンプルな住所表記など、譲歩で許す範囲での表記を自治体ごとに協議することも大事ではないでしょうか。
字の変更は恒久的なものとなることからも、各自治会で、みずからの地域名称を考える機会も大いに意義あることで、その上で合意形成をすべきではないでしょうか。そして何よりも、市民が地域自治区制度の存続、廃止に関してどんな思いや意見を持っているのか、行政と議会は集約のための努力を行ってきたのか、地域自治区制度に対する政策が市民の思いを反映したものとなっているのかを問い直す必要があります。
有志議員で実施したアンケートは、市内の212自治会長、96人の民生児童委員の皆様に協力を依頼し、その75%の回収を得ることができました。結果は、地域自治区制度は期限が来たら廃止する33%に対し、継続する43%、期限を決めて継続する18%で、回答の61%の方が何らかの形での継続を望んでいます。我々はこの結果にどのように対処すべきなのか。
まちづくり、地域づくりに係る政策は、基本的には全会一致を旨としなければなりません。あえて強硬な採決を行えば、新たな確執や行政不信、議会不信を生じることになり、今後の市運営に悪影響を及ぼすばかりでなく、市の一体化を目指す行政の思いとは逆の方向に進まないかと懸念されます。
地域自治区制度は当初の目的を達成したのか、地域的な課題は克服されたのか、地域づくり、まちづくりの基礎はできたのか、宇陀市の一体感は醸成されたのか、地域の確執は解消されたのか、それらを総括するための時間と機会が市民、行政、議会にそれぞれに必要なのではないでしょうか。行政及び議会はこの課題を切り捨てるのではなく、また先送りすることなく、我々の任期期間中に責任を持って解決しなければなりません。そのためにも今回、地域自治法の一般法に基づく宇陀市地域自治区の設置に関する条例を提案するものでございます。
なお、一般法が恒久的な制度を前提としていることから、設置期限については本則附則に記述することは望ましくないため、記載はしておりません。しかし、議員各位の賛同をいただき、この条例が制定されましたら、地域自治区制度に関する特別委員会を設置することをあわせて提案いたします。
議員各位におかれましては、よろしく御審議をいただき、賛同されますことを願い、提案説明とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
提案理由説明いただきました。
それで、この議案を拝見しまして地域協議会の項目があるんですけれども、この地域協議会の委員なんですが、現在、先日来の説明では、現在の委員の任期を来年3月31日まで延長されているという御説明がございました。このもし議案が条例ができるとすると、その委員の方はどういう形になるのか、現在の委員がそのまま継続されるということになるのか、新たな委員が選ばれるのか、そのことについてお伺いしたいと思います。
それからもう1点ですが、同じ地域協議会についてですけれども、これまでの審議の中でもいろんな意見がありました。どうやって地域の意向、住民の意見を反映していくかという、そういう仕組みづくりがすごく大事であるという共通認識は皆さん持っておられると思います。
そこで、この地域協議会がもし可決された場合、この四つということで引き続き行われるのか、あるいはいろんなまちづくりの仕組みを考案することによって、もう少し例えば地域を狭めた校区ごとの協議機関とかそういうことが可能なのかどうか、そういうことについて、もし提案者のほうでお考えがございましたら、お伺いしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
最初の任期についての質問でございますが、附則に書いてございますように、この条例は平成23年4月1日から施行いたします。ですので、それ以降の地域協議会の委員さんにつきましては新たな選任となろうかと思います。
第5条の3項の3、公募した市民を今回、定義させてもらっています。これは、従来は1番、2番、4番の公共的団体等を代表する者、学識経験者、その他市長が適当と認める者が対象でございましたが、今回の条例では、あえて公募した市民というカテゴリーを設置いたしまして、広く市民の中から委員を選任すると、そういった枠を設けております。新たな委員さんで4月以降の地域協議会を運営していただければよいのではと考えております。
また、二つ目の地域協議会の組み合わせ、くくりでございます。
基本的に、この条例案は現在施行されております協議書に準じております。そういった中で、地域協議会をあくまでもそれぞれの地域自治区での選任としております。ただ、そのくくりが変更することが望ましいのならば、条例制定後、何らかのまた条例の変更をすればよいのではないかと考えますが、基本的には大宇陀区地域協議会、菟田野区地域協議会、榛原区地域協議会、室生区地域協議会というような形で進めるべきであると考えております。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
この議案につきましては、まず24日の議運では表題のみで、内容は議運ですから審議はしないということで終わりました。したがいまして、その後、議会の事務局から郵送いただきまして、私、休みの間、一昨日、内容を検討させていただきました。したがいまして、理事者側が提案します議案につきましては1週間前に送付いただきますが、この議案の内容については十分な議論はやっておりません。特に議員はきょう初めて論議に参加するという内容のものでございます。
それと、合併協議で合併特例法に基づいて5年間を地域自治区を置くという形で、今回、自動的に廃止するということが理事者側は提案されておりますが、この議案につきましては、地方自治法に基づく一般法での提案でございますので、まさに創設でございます。新しい議案でございますので、私は一般法で自治区を設けるのであれば、合併特例法で3万人以下でもできますよということで、これは本来5万人を規模に考えております。まして宇陀市の将来を考えますと、急激に人口がふえるということは今のところ望めない、むしろ逆に過疎化がますます進んでいくということになれば、その内容について、おのずから検討内容が変わってこようと思います。
宇陀市が合併して5年目に入って一体化を醸成するという立場であるならば、その観点での協議が重要であると思いますし、従来の4区の区分を使ってやるならば、逆行するのではないかと私は考えます。
まして、この協議会の委員の選出ですが、人口規模が全く異なります。私の住んでおります榛原区では、概算を申し上げますと1万8000人、大宇陀区は9000人、それから室生区は5000人、菟田野区が4000人ということになりますと、協議の今後まちづくりの内容は、やはり4区が一体となった協議をしなければ、榛原住民がこの宇陀市の人口の半分を占めておりますので、まして私は新興住民という立場で考えるならば、将来に向かって過疎化対策なり、むしろ高齢化対策を進めてもらいたい。そういう意味では、理事者側が提案しております分野別をより一層、そのことが綿密な対策が練れるのではないかと考えております。
それから、今、森下議員の提案では期限を設けていないということでございますが、これはやはり基本的にはこのまま永久で行ってしまいますので、そういうことでなくて、やはりまだ合併後の5年から不十分だということであれば、合併特例ではまだ当初10年と決めた自治体もございましたので、一定の期限を設けるべきではと思います。そうしないと何のための合併かということに、私は市民の一体化はますます図れないと考えますので、期限はきちっと提案なされるべきではないかということ。それから、人口規模によるまちづくりを考えておかなければ、旧区ごとの15人というのは、ちょっとこれはいささか、かつての合併特例法に基づく地域自治区の内容をそのまま引きずっておるのではないかと私は考えております。
答弁できることについては、今お話ししましたように議員同士の議論もこれでずっとやるんですか、その点も私、疑問に思いますが、むしろ委員会付託してもう一度本会議でやるべきだと、このように考えております。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
まず、高橋議員の質問についてお答えしたいと思います。
議案書の配付の問題でございます。
市長提案の議案を拝見しまして、初日に討議いたしました。その中でさまざまな質疑をさせていただいたわけなんですけれども、その中での対案としての地域自治区制度の設置についての条例が必要であると感じましたので、提案いたしました。
ただ、日時がおくれたということなんですけれども、これでも非常に頑張りまして大急ぎでやりましたので、そのあたりは了解いただきたいと思います。
また、一般法に移行することで期限を定めてないというようなこと、これについては逆行するのではないかということでございますけれども、今回、先ほど提案説明もさせていただきました。一般法であることから、期限を定めることが適当でないというようなことでございます。
ただ、提案させていただきましたように、この条例が採択されましたら、速やかに地域自治区制度に関する特別委員会を設置いたしまして、議会並びに行政、そして市民との協議を十分に協議すべきであると、そういった場と機会を設けるためのものであるということを理解していただきたいと思います。そして、その結果として、やはり地域自治区制度を廃止するならば、再度、廃止の動議なり条例変更をすればよいと考えております。このことにつきます経費的なものはゼロでございます。
そして、人口規模についてというようなことでございます。
委員の定数は15人以内ということで定めております。これにつきましては、合併協議会の協議書を踏襲させていただいたものでございます。15人以内でございますので、15人以内であれば何人でも可能であると。実際、従前の大宇陀区、菟田野区、榛原区、室生区の地域協議会には委員の差異がございます。このことについては、各地域協議会で協議していただきましたらいいのではないかと考えております。また、この議論につきましての前提となるのは、あくまでも対等合併であるということが前提でございます。このことを御理解願いたいと思います。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
高橋議員の委員会付託というような御意見もございましたが、一応24日の議運で即決ということになっておりますので、その線で進めたいと思います。
16番、小林一三議員。
16番(小林 一三君)
本条例案についての質疑ということでありますので、1点質問をさせていただきたいと思います。
まず、第7条のところなんですが、地域協議会の権限、これがうたわれております。この権限を見せていただきますと、合併特例による自治区制度の文言と全く変わったところがないように思うわけでございます。本来、地方自治法による地域自治区制度ということになりますと、権限を持った一つの組織となるわけでございます。例えば各地域に予算を振り分けて、その予算の執行を協議会委員がそれに当たるということもうたわれておるわけでございまして、この案で見ますと、そういった権限の強化というものが記されておらないわけなんですけれども、このままの条例案ということで理解をさせてもらってよろしいですね。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
あくまでも、これは合併協議会での協定書を踏襲して作成させていただいております。当初、地域自治区長の選任なども盛り込まれておりましたけれども、地域協議会の権限といたしましては、第7条に書かれているとおりのことでございます。御理解をお願いします。
議長(中山 一夫君)
ほかにありませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
先ほど高橋議員も述べておられましたが、この議案は本来、3回までというかせをかけた中で議論をするべきことかも、もう一度考えたほうがよろしいかと思います。
今、3回までという発言をしますと、必ずどこかで議論をし尽くさないまま採決に入るということもあるとは思うんですけれども、一度休憩をしていただいてしっかりと議論をするということもしてはどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(中山 一夫君)
一応休憩してと、こういう御意見でございますが、この案件に対しては採決までやっていきたいと思います。
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
休憩も結構かと存じます。
ただ、今回行政から提案されております字の変更につきましても、今回と同じような扱いだったのではないでしょうかと思います。委員会に付託されたんですけれども、委員以外の者が3回の質問権の中での質問となりました。それがゆえに、初日、随分と長いマラソン協議になったのではないかと記憶しております。今回も同等の扱いを求めるところでございます。
議長(中山 一夫君)
16番、小林一三議員。
16番(小林 一三君)
ただいま私、質問させていただいた件でございますが、本来は地方自治法による地域自治区というのはこういうものではない。もっと権限を持った一つの組織として設置されるものであります。そういったゆえんから、本日の即決というのはいかがなものかなと、もうしばらく、やはりその辺を精査、議論する必要があるということで、先ほど高橋議員もおっしゃったように、即決ということではなくして、もうしばらく議論の場を与えてもらって審議をしていただいたらいいのかと、こういうように思うわけでございます。議長の判断をよろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
私、この件で賛同議員となるべく、提案者となるべくところで、私多くのこういう状況の市も検索をしながら勉強もしてきました。そんな中で特に気を引かされたのは上越市であるわけです。上越市も17年に合併をしております。13市町村が合併をしておりまして、自治区も設けてきております。そんな中で、それが17年に自治区スタートして以来20年4月まで、ここも5年ですけれども、間、相当な努力を行政はしております。
そしたら、今論議がありましたように3回、4回の論議ということですけれど、この市の条例が、行政の提案されておる条例が果たしてそのことをなされたのか、私は疑問を持っておる一人でございます。タウンミーティングということで、ただ一度の市民の声、しかもこの出席のパーセンテージは何ぼであったかと私は思っておるわけですけれど、その数字を出されていただいたときにも、この行政の区の廃止、これももちろん合併から5年過ぎると廃止するよということになっておるわけですけれども、私は前回も言っておったかわかりませんけれど、あの地デジのなくなることを国の中でどれだけ論議をし、マスコミを使い、あるいはいろいろなメディアを使いながら皆さん方に周知をしてきたかということを見たときに、こんな形で市が提案されておる条例のように、ただ一度のタウンミーティングで変えますよ、当然、法律で決められたことではありますけれども、それでいいものかな、この一つをとらまえたときでもそれほど怖い、市民にしてみたら怖いと思う。
この間に市として何回か啓発されてきたのかなという思いをしてならんし、私のほうへの意見もたくさん出てきます。この上越市、数十回に及ぶところでございます。その中には学校区単位で自治区を置きなさいというような話も出ておりますけれど、当初の13自治区をそのまま使っているようでございまして、基本条例が出てきております。
だから、私はここで多くの市民にも訴えていきたいのは、本当に行政がその責任を果たしてきたのか、このことに怒りを持ちながら私は提案をさせてもらってきております。そうでなかったら、飲酒運転したらだめよと法律ができた、これは当然のことです、法律ですから。それと同じように、やっぱり悪いやつは悪いさかいにその処分はされるけれど、そんな形で行政でいいんかな、我々のこの有志によるアンケートの中でも、多くの人たちは知らなかったという結果が出ているわけですよ。これを市民の責任という形でおさめていいものかなと、それでいいのかなと私は思うところでございます。
したがいまして、今提案されておりますこの制定についての条例化をしながら、その中で協議会もこしらえながら、このままほっとけば、もう3月で終わりになってしまうわけですよ。それでいいものかと私は思ってならんわけですので、そのあたりをひとつ議長の判断の中でよろしく願いたいと思います。
議長(中山 一夫君)
暫時休憩いたします。
午前10時58分休憩
午前11時15分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
質疑はございませんか。
12番、山本繁博議員。
12番(山本 繁博君)
今、論議をされておりますけれども、この件に対しては議会運営委員会で即決と決まりました。そして、今本当に意見は分かれておりますけれども、私はこれ、早いか遅いかというようなことだと思います。今、垣根を取り払うか、そして10年後やったら10年後に取り払うかというようなことではないかと、このように思っておるんです。それであれば、この場で早いこと採決ということで臨んでいただきたい、このように思っております。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
それでは、1点質問させていただきます。
この発議の内容は踏襲されたものであるということで先ほどからお聞きいたしております。ただ、やはり今回、議案のほうでも出ていますけれども、一つに、今まで以上にこれから宇陀市としてどう進んでいくのか、宇陀市としての本当に宇陀市がどうなっていくべきなのかというのをこれからさらに発展的に議論していきたいというそういう前提の議案の72号に関してはそういう意味もあると思います。
それに伴って、この発議の場合、その地域協議会あり、ただその中で議員はもちろん宇陀市議会議員ですので、どこの地域から出ていようと、それは関係なく宇陀市としての将来をしっかり責任を持って考えていくというその立場でなければならないということは、もう今改めて言うまでもないかもしれませんけれども、やはり市民の皆様にも、やはり宇陀市として宇陀市がどうなっていくべきなのかということも、やはりそういった議論にも立っていただかないといけない。また、そういう宇陀市をこれもまた私たちの責任としても、そういうようにもしていかないといけない。すべて行政に任せ切りでは、これは議員の責任は果たしていることにはならないというように感じております。
その上で質問なんですけれども、この協議会あった上で、例えばその協議会の代表メンバーが宇陀市としてのまとまりという形でのさらにもう一つ上のというのか、集まった協議の場を持って、宇陀市としてのさらなる地域の課題をそれぞれで検討もしながら、その上で宇陀市としての課題という内容も議論できる場というのが、この中には先ほどおっしゃられたように前回のを踏襲しているということで載っていませんけれども、その点に関してはもう一度、先ほども若干あったのかもしれませんが、もう一遍その点に関して森下議員さんはどのようにお考えなのかという点を確認させていただきたいなと思います。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
地域協議会の設置につきましては書いてあるとおりでございます。そして、この条例が可決された暁に、その後変更が必要なのであれば、条例変更していただければいいのではないのかなと感じます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
やはり、まだ議論が必ずしも尽くせていないのかなという印象を正直受けております。
森下議員の提案の説明には、これは3年ぐらいをめどに考えたいということを述べておられます。しかし、この条例案自体はあくまでも地方自治法上、期限を定めるというのはできないはずですので、そういう文言を書かずに出しているわけでございます。
しかしですけれども、今この平成23年3月31日をもって地域自治区が消滅をするという最大の根拠は、協議書に書いてあるのが根拠でございます。この協議書というのは改正ができないのかというと、実はできるものでございまして、実際に区長制度廃止のときには、その一部改正を行って区長と区次長の制度を廃止をしております。今回も、もし同じことをなさるのであれば、そちらの一部改正でも対応はでき、期限を設けることもできるはずなんですが、今回は地方自治法に基づく提案がされております。これ、採決をすれば恒久設置が基本的になると思います。しかし、森下議員の提案説明ですと、そうではないということを述べています。
これは、しっかりともう一度整理をするべきですし、どこがまだ落としどころになっているのか、この条例案がどこが目標になっているのかというのが明らかになっていないと思いますので、しっかり議論をしていくべきですし、まだすぐに採決をするというのが私自身ですけれども、ちょっとなじまないんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
今回、行政側から提案なされております第72号ですか、それに対する対案として提案させていただいたものでございまして、協議書の一部改正というような手法につきましては、私は取り扱っておりませんので答える必要はないのかと思います。
また、確かにこの議論は十分に尽くされたとは言えません。これは72号についても同様なことが言えるんじゃないでしょうか。そして、今回この行政側の提案が9月に上程された理由というのは、行政みずからが制度改革のために課したタイムリミットであったのではないのですか。それに対する対案として提出させていただいております。仮に72号が同様に継続審議できるものならば、並行して継続審議していただいても結構です。ただ、片方はタイムリミット、制度改正のためのタイムリミットとして行政みずからが設置された期日であるというようなことでございます。一方で片方だけは、審議未了なので継続審議という扱いは、対案としてはいかがなものかと感じるわけでございます。その辺を理解していただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
勝井議員、よろしいですか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
今、森下議員のほうからの答弁ありましたが、この発議第6号とそれと議案第72号については対になるものですから、どちらかが継続にされて、どちらかが採決になるというのは望ましいものではないと思います。したがって、この二つの議案をまとめて継続にするべきであると考えます。
議長(中山 一夫君)
16番、小林一三議員。
16番(小林 一三君)
二つの案件が出ておるわけなんですけれども、いわゆる行政サイドから出された議案につきましては、これは地方自治法の今回出される議案とは異なっております。中身についても異なっております。一つは、合併協議で協議された中で合併特例法に基づく地域自治区制度、これが合併協議会の中で5年間と決められております。したがいまして、今、勝井議員がおっしゃったように、来年の3月末をもってこれは失効します。
しかし、今回提出されております地方自治法による地域自治区設置につきましては、別の新たに創設するための制度でございまして、行政から提出されております案件とは、もうこれは離れて考えるべきだと、離して考えるべきだと私はそういうように思います。
しかるに、いろいろと審議され、いろいろと意見が出ておりますけれども、私はここで、この新しく創設される地方自治法による地域自治区設置につきましては、これからしっかりと中身につきましても、先ほども私も申し上げましたけれども、まだまだ審議をする必要があろうかと思います。一たん条例を制定して、それを可決をして、その後すぐに条例改正、こういうことはちょっとなじまない、これは可能でありますけれども、なじまない。
したがいまして、同じつくるのであれば、しっかりとした制度の中で、今後その住民が本当によかったなと言われるような形の中で私はやっていくべきだと、こういうように思っております。その辺も考慮いただきまして、そこで動議を出させていただきます。
この地方自治法に基づく地域自治区の設置について、継続して審議をしていただくように理解を求めたいと思います。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
先ほどからるる説明させていただいております。これは、今回提案させていただきましたのは、理事者側の議案第72号に対する対案でございます。理事者側の今回提案した状況というのは、みずからが課した制度改革のためのタイムリミットであると、ですので9月議会で何とか審議、可決していただきたいというようなことじゃなかったんでしょうか。それに対する対案でございます。
また、これは唐突に出たものではございません。タウンミーティング等で行政が説明されておりましたもう一方の方法というようなことでございますよね。そして、私が求めていますのは、この条例の内容を協議することではございません。地域自治区制度について、住民と議会とそして行政が十分に理解する時間と機会を求めているために、対案としてこの条例を出させていただいたものでございます。
確かに、合併協議会では5年間の期限を設けられておりましたけれども、小林議員さんほどのベテラン議員さんは忘れているはずはないと思います。その後の取り扱いは協議をして決めていくというようなことをなされておりましたよね。それを忘れてはならないのではないでしょうか。
ですので、私は地域自治区制度についての協議をする場を求めているわけでございます。仮に今回72号で提案されている理事者側の提案事項も継続審議として取り扱うことが可能ならば、同様に継続審議として取り扱っていただいても結構です。ただし、片方は決する、片方は継続審議という扱いはいかがなものかと考えております。その動議については撤回願いたいと思います。
議長(中山 一夫君)
ただいま小林議員のほうから動議が提案されましたが、賛成議員おりますか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
私も本会議の発言は3回ということで非常に慎重にならざるを得ないのですが、先ほどの発言で私も申し上げましたように、議員間の論議が不十分だということをまず最初申し上げたと思います。そういう意味では、議会運営委員会では上程するかという話はやりましたけれども、本会議でやるについても1人3回という制限がございますので、けさほどからの、先ほどからの発言を見ても、発言なさっていない議員がたくさんおられますので、やはりそういう意味では、今、小林議員が提案されました継続審議動議について、私は賛同いたします。
議長(中山 一夫君)
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
私も賛成したいと思います。
先ほど休憩動議を出しましたのは、議論がしっかりしていない中で、全員協議会なりで一度話をしていただきたいという思いで出させていただきました。しかし、全員協議会は開かれておりませんし、先ほども指摘をさせていただきましたように、この条例案についても、もう一度検討を行うべき課題もございます。同じように、これを3回までというルールの中で本当に決めてしまっていいのかという思いもありますし、一度しっかりと話し合う機会をぜひ持っていただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
動議に対しまして2人賛成の議員が出ましたので、この動議に対する採決をいたしたいと思います。(「動議に対する質問です。」の声あり)
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
私は、この発議第6号だけの継続というのは、ちょっと理解がわかりにくくなるなと感じております。
といいますのは、発議第6号は地域自治区を新たに設置するということですから、名称及び区域というのが設置されるわけですね、そういうことになりますね。議案第72号というのは、自治区の設置期間満了に当たりという前提がついておりますので、失効をするという前提になっていますので、当然、大宇陀区、菟田野区、榛原区、室生区という名前はなくなるわけですね。それにかわる字ということですので、これは全く相反する内容になっていると私は理解しておりますので、一方だけ継続ということでは、ちょっと理解がしがたいと思っております。継続にするならば、この二つの議案についてセットでしていただくべきじゃないかと思いますがいかがでしょうか。
議長(中山 一夫君)
16番、小林一三議員。
16番(小林 一三君)
現在、私申し上げておりますのは、今提案されましたこの自治法に基づく地域自治区制度の設置についての動議でございます。今、高見議員がおっしゃった6号については、その時点でまた審議をされるということで、私はそういう理解をして、今回はこの部分だけ動議を出させていただいております。あとの部分については、提案されております案件について審議する時点において、またいかようないろいろと審議をした中で、そういう継続ということも踏まえた中でよろしくお願いを申し上げたいと思います。
議長(中山 一夫君)
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
本来であれば、動議に対しての賛否を問う状況であろうかとは思いますけれども、非常に内容が重要な案件です。非常にどちらにでも、動議に賛成するにしても反対するにしても非常に難しい案件だというように自分は感じております。
と申しますのは、先般、総務の常任委員会でも上田委員長を中心に大変議論がなされ、本当にさまざまな市民の皆様の思いの中で一つのこのような原案可決という形で、今言うていいのかどうかわかりませんけれども、一つの結論を出されたというそういうお立場、やっぱり常任委員会のお立場ということもあると思いますし、小林議員がおっしゃっていることというのも非常にわかる思いもします。
ですので、自分からは取り扱いをどうされるか議長にお任せするんですが、今この休憩という形になるのかわかりませんけれども、もし問題なければ議運を開いていただいて、その中には上田総務文教常任委員長もいらっしゃいます。やっぱりそういう中での話し合いの中で、この議案どういう、発議第6号だけを取り上げていくのか、議案第72号もあわせて取り上げていくのかという中で出していただけるほうが、非常に単純に動議に対しての賛否をとっていただくよりもいいのではないかなというようにも自分は考えるところでございます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
私も現時点でお話をお伺いしていまして、やはりこの取り扱いについて非常に議員の中で意見がまとまっていないと思いますので、今、井谷議員がおっしゃったように議運を開いていただいて、この取り扱いを検討していただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
暫時休憩いたします。
午前11時36分休憩
午後1時00分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
休憩前に出ておりました動議、発議第6号についての継続審議についての動議でございます。
動議に対し、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立少数。
否決されました。
それでは、休憩前の発議第6号についての質疑を終わります。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
それでは、討論を受け付けます。
まず、反対討論から。
9番、井戸本進議員。
9番(井戸本 進君)
9番、井戸本でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、宇陀市地域自治区の設置に関する条例の制定についてに対する反対討論をさせていただきます。
4町村が合併した意義と目的を認識し、新生宇陀市の使命は、健全財政基盤を確立して市民が将来に夢と希望を持って暮らせるまちづくりであります。その目的を達成するためには、市民、行政、議会が地域の課題、問題点を共有し、理解することによって一体化した将来の宇陀市が均衡ある地域づくり、まちづくりの基礎、基盤が構築できるものであります。
今後、地域事務所は従来どおり置くということであり、地域協議会についても市のまちづくり委員会も創設するということでありますから、地域の課題は掌握できると思います。各地域には自治会組織があり、地域の方々の意見は十分自治会を通じて反映できるものと思います。面積は広大とはいえ、肥大化した行政を是正してきた行政改革に逆行することになり、人口が3万6000人弱の宇陀市においては、改めて地方自治法による地域自治区、区制度を設置する必要はないと考えます。
合併した原点に立ち返って、その意義からも、地域自治区制度の設置については宇陀市にはなじまないと判断いたしまして、私の反対討論といたします。
議長(中山 一夫君)
次に、賛成討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することについて賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立少数と認めます。
よって、発議第6号、宇陀市地域自治区の設置に関する条例の制定については否決されました。
議長(中山 一夫君)
日程に従いまして、日程第2、議案第60号から日程第5、議案第63号の4件及び日程第6、議案第72号並びに日程第7、議案第77号の2件を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました6件につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告を受けます。
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
失礼します。議席番号5番、上田徳でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、総務文教常任委員会の報告をさせていただきます。
去る9月10日午前9時30分から第1委員会室において、委員6名全員の出席と市長、副市長、教育長、総務部長、総務部参事、財務部長、財務部参事、教育委員会事務局長、教育委員会事務局参事及び関係職員の出席により、付託をされました6議案及び6月議会から継続審議になっている請願第2号を審査するため、総務文教常任委員会を開催いたしました。その委員会での審査結果を委員会審査報告書により報告いたします。
平成22年9月28日。宇陀市議会議長、中山一夫様。総務文教常任委員会委員長、上田徳。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成22年9月9日に付託されました議案及び継続審査となっている議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第60号、宇陀市職員定数条例の一部改正について、原案可決。議案第61号、宇陀市職員の早期退職条例の制定について、原案可決。議案第62号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第63号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第72号、地域自治区の設置期間満了にあたり字の名称を変更することについて、附帯事項、地域自治区の設置期間満了に当たり、地域事務所及び地域協議会の取り扱いについては市民の意向を尊重し、充実したものを望むを附帯決議して、原案可決。議案第77号、宇陀市過疎地域自立促進計画の策定について、原案可決。請願第2号、宇陀に県立医科大学の誘致に関する請願書について、継続審議。
委員会の詳細については、私と市長のあいさつの後、付託されました各議案それぞれについて補足説明を担当部から受け、その後、審議に入り、各事件について審議しました。
審議の順番として、まず6月から継続審議しています宇陀に県立医科大学の誘致に関する請願書についてを議題としました。
この件については、請願提出された団体が示している公有資産である榛原区内の福祉ゾーンについて、キャパの問題、立地条件、またその土地に関するさまざまな問題について多岐にわたり審査をしています。今回は新聞の「医大の移転、生駒・高山第2工区への移転断念」との掲載により、当委員会の今後の取り組みや姿勢についてどのように考えるかが課題でありました。
委員の意見、質疑は次のとおりでございます。
県の構想として、医科大学は隣接して病院が必要としているが、榛原福祉ゾーンのキャパでは対応できないと考えられる。もう少し県の担当などから状況を聞いて対応を考えるべきではないか。6月から審議しているので、この計画には課題が多過ぎるので、請願者に対し当委員会の見解をはっきりすべきであるなど、いろいろ意見が出されましたが、もう少し奈良県の動向を見守るということで、継続審議としていくことになりました。
次は、議案第60号、宇陀市職員定数条例の一部改正についてを審査いたしました。
この件は、市長が目指す10年後、市民が3万人になると予想されることにより、市職員300人体制の計画と今後の行政サービスや行政組織の改造計画について審議されました。
主な意見は、市職員の削減はどのような人数で削減していく計画か。職員数が削減され、住民サービスが低下するのではなく、職員一人一人のスキルアップを目指し、市民が心から安心するサービスを提供するようにしてほしい。正規職員の定数の管理だけでなく、臨時職員等の数を含んだ全体数として定数管理に努めてほしいなどの意見が出ました。
次に、議案第61号、宇陀市職員の早期退職条例の制定についてを審査しました。
この件は、議案第60号とも関連する議案ですが、市職員の早期退職を募り、効果的に職員削減を行う計画に資するため制定されるものです。この条件がどのあたりでほどよいものとなり、また効果を発するのかが論点となりました。
主な意見、質疑は、この制度で主に対象とする職員年齢は何歳になるのか。他の市の同様な制度と比べ、この宇陀市の制度はどうか。他市の効果はどうか。再雇用制度で大勢の方々が希望したときに、そのポストや人事異動はどのように考えているのか。現状の民間企業の状況は大変苦しいものであります。職員の待遇ばかり考えるのではなく、市民の目線に合った行政施策を考えてほしい。58歳以上から59歳までの職員にも、平等に制度を活用して希望退職としての扱いを考えられないのか。民間企業の施策などで研究して考案されたものか、施行から6カ月しかないので、選択期間を延長して図れるようにしてほしいなど、さまざまな意見や質疑がございました。
次に、議案第62号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを審査しました。
これについては、市立病院のDpcの運用をより効果的に進めるため、診療情報管理士を設置することによるその者の給与についてであり、その専門士がどのような職務をしているのかを審議し、この条例の内容を審査しました。
主な意見、質疑は、職員の中に資格保持者がおられるのか。2名とあるが、1名は職員、あとの1名の起用はどのように考えているのか。この情報管理士を導入して病院への効果はどのようなものかなど、さまざまな意見がありました。
次に、議案第63号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について、これを審査しました。
これについては、現在全国でも課題となっている医師不足による医療の勤務環境は悪化の一途をたどっているが、その対策として、この条例のような手当支給により医師のモチベーションをどこまで保てるかが問題だと思いました。
主な意見、質疑は、医師の緊急呼び出しなど、市立病院のその現状はどのようなものか。この手当で医師は納得しているのか。支給額がはっきり計画されていないが、10月からの運用は可能なのか。また、その中で現在問題視されている保健センターに勤務する医師の勤務内容や職務内容について報告を受け、今後の市の対応と状態改革を当委員会から改善するよう意見しました。
次に、議案第77号、宇陀市過疎地域自立促進計画の策定についてを72号の先に審議しました。
この計画は、地域において、まちづくりに対する多くの思いがあり、自治区廃止の提案が出ている中、今後の地域に対する行政のあり方が論点となり、審議しました。
主な質疑は、総合計画と過疎計画の関係はどのようになっているのか。住民要望や地域の意見の収集についてどのような計画で行うのか。計画の中身は立派だと思うが、産業や農林業に関して宇陀市の現場を加味した内容に本当になっているのかなど、さまざまな意見、質疑がありました。
最後に、議案第72号、地域自治区の設置期間満了にあたり字の名称を変更することについてを審査しました。
この件について、本会議でも3時間以上に及ぶ質疑でしたが、当委員会でも3時間に及ぶ審議となりました。自治区廃止により今後の地方自治への対応計画や、それによる住居表示に関する問題点など、地域協議会のあり方、地域事務所の存在など、さまざまな課題や思いがあり、審議は続けられました。
主な意見、質疑は次のとおりでございます。
地域自治区の存続について、その後の経過が示されていない。10月1日に設置計画の地域支援課の内容もはっきりしていない。このような計画体制でいいのか。すべてお任せください、よいようにしますでは、議会が軽視されていると考える。
地域自治区の取り扱いについて、議会から一般質問等で提起があったにもかかわらず、審議がされず、住所表記だけの論議になっている。廃止後の協議会の位置づけ、運営方法、課題であるが何も示されていない。
委員会で地域協議会の残存を提案されているが、地域支援課の設置とあわせて住民サービスをどのように進めるのか。
地域協議会の設置について、全員協議会での説明を踏まえて、4区ごとに設置するのか。
前回の全員協議会で住所表示は自由選択との説明であったが、昨日の質疑では少し変化したように感じている。選択の中で、自治会との協議はできないのか。
現行の住所表記から区をとるメリットとデメリットは何か。
地域の名前が残り、いいのでは。
自治区にとって紙だけである。
費用をかけて、なぜ区をとる必要があるのか。
今回の提案の字名は、大宇陀、菟田野、榛原、室生の概念はとれないと思います。自治区といいますが、私は何もない。地域としての誇りと地域を大事にしながら宇陀市の醸成を図るとある。字名は変えても、人の思いや里への思いは変わらないと言える。
アンケート内容から、市長はリーダーシップをもっと出すべきで、公私ともにベスト模範を示してほしい。市をどうするか考えるべきであり、市長は宇陀市にこだわるまちづくりを進めたいと言っておられます。これは大賛成です。ぜひともこの方向でお願いしたい。
行政サイドの説明を聞いても、大きく宇陀市が変わるようには思えない。コスト面だけで論議しているように思う。
新しい自治を創造する気概は市長からは伝わってこない。市長がかわって宇陀市が変わるという期待感が市長にありましたが、その方向性が見えない。変えたいという思いは本当にあるのか。
廃止を決議されながら、現在の協議会を引き継ごうとしています。この協議会はゼロから再構築すべきと考えるなど多くの意見があり、委員会としても採決が大変困難な状況でありましたが、当委員会は、この採決に関して、冒頭報告いたしました地域自治区の設置期間満了に当たり、地域事務所及び地域協議会の取り扱いについては市民の意向を尊重し、充実したものを望むという附帯事項を決議することにより、全員一致で可決することができました。
採決の後、総務部長より、10月1日付で実施する地域事務所の組織改正については附帯事項を真摯に受けとめ実施される旨の発言があり、委員会は了解をいたしております。
以上のように多岐、多数の意見、質疑がありましたが、当委員会に付託されました全議案について、それぞれ審査を終了いたしました。
その後、副委員長より、大宇陀中学校のソフトテニス全国制覇2連覇に対しての教育委員会、市行政の対応について、その功績をもっと市民の皆さんにPRすべきとの意見があり、その返答を理事者から受けて、午後6時43分に終了いたしました。
本日、議員発議により地域自治区の地方自治法による設置の議案が提案され、ただいま採決がございました。附帯事項を網羅されている内容と感じておりましたが、ひとつ今後において、ただいま採決されました条例案にある事柄を眼光紙背の言葉もございます。どうか議員皆さんの真摯な協議をいただきたいと考えます。
以上で、総務文教常任委員会の委員会審査報告とさせていただきます。以上でございます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
ただいまの委員長報告に対しまして、質問いたします。
議案第60号、宇陀市職員定数条例の一部改正についてでございますけれども、職員定数削減のプランあるいは削減のための具体的なシミュレーションは協議の場で協議されたのか、示されたのかというようなこと。
また、定数削減による職員の不足は臨時職員で賄うと初日の答弁でございました。また、それによる雇用の創出も図るというようなことでございましたけれども、これに対して、就業条件の悪化、不安定雇用、労働者派遣法の改正に反するのではないかというような意見もさせていただいたんですけれども、明確な答えがございませんでした。委員会でのそういった協議、答弁はなかったでしょうか、よろしくお願いします。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
ただいま議案第60号、宇陀市職員定数条例の一部改正についての部分について御質問をいただきました。
理事者からの答弁内容につきましては、本会議で答弁されている内容を超えたものはいただいておりませんので、シミュレーション等につきましても、今回提案されております議案第61号ですか、早期退職の条例等々を併用しながら職員定数の削減計画を進められるということで、年度単位でわかるのはそのときの定年退職者でございまして、それ以上になるという部分につきましては、当初示されております300人体制は約10年後ですか、8年後か10年後かそういうことで、2日目14日の理事者の答弁にあった内容から細かなものは出ておりません。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
ないようです。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、各議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第2、議案第60号、宇陀市職員定数条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
この提案につきましては、反対の討論をさせていただきたいと思います。
9月9日の本定例議会の初日、議案第60号の宇陀市職員定数条例の一部改正についての質疑で、行政による職員の大幅な削減に対する提案について、削減された目標定員数の根拠や削減に至る具体的なシミュレーション、職員不足の対処法、不安定雇用の創出と就業条件の悪化についての行政の考えを質問させていただきましたが、明確な回答はなかったと記憶しております。
9月10日、他市でございます奈良市議会において、任期つき職員の採用を可能にする条例案が審議されました。条例の内容につきましては当市と同一のものではないのですが、正規雇用を減らし、不安定雇用をふやすようなことを行政がすべきでないとの反対討論がなされ、賛成少数で原案は否決されています。
定例初日の質問と同様の討論がなされたわけですが、職員定数の削減のための具体的な制度設計が示されないまま削減目標が先行、ひとり歩きし、行政職員の雇用不安や就労意欲への影響、市民への行政サービス低下の不安や地域の治安、防災に対する不安、行政への不信が起こらないか危惧しております。
今回の条例変更については、美榛苑の指定管理に伴う職員定数の変更であることは理解しておりますが、一般事務部局職員の定数を減ずる根拠が不明確であり、採決の可否にかかわらず、今後の業務に支障が生じるとは思われません。この際、職員の定数を削減するための制度設計を議会に提示し、協議することを求めるため、原案に対し反対いたします。
以上、反対討論。
議長(中山 一夫君)
賛成討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
なければ、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、日程第2、議案第60号、宇陀市職員定数条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第61号、宇陀市職員の早期退職条例の制定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、日程第3、議案第61号、宇陀市職員の早期退職条例の制定については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第62号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
全員起立。
よって、日程第4、議案第62号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第63号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
全員起立と認めます。
よって、日程第5、議案第63号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第72号、地域自治区の設置期間満了にあたり字の名称を変更することについては、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
反対意見。
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
反対討論をさせていただきます。
先ほどの議案の中で、6号につきましては多くの時間を割いて皆さん方にいろいろと御意見を申し上げてきましたし、市民の方にも混乱させたかもわからんということで、まずもって私、一瞬の血圧の関係であったか、白くなってしまった部分がございまして大変申しわけなかったなと、こんなように思っており、まずもってこの件についておわびを申し上げておきたいと。そこで、議案第72号につきましては、私は反対討論という形でいきたい、こんなように思っております。
市は多くの席上の中で、市の一体感を醸成するという発言を多くされております。私はそうなのかな、こんな思いをしてならんわけでございまして、私は地域づくりというのは本当に地域に根差したものでなかったらだめだと、私はかねがね思っておるところでございます。市民、行政がともに4年間を歩んできましたし、総括が本当にされてきたのかな、歩んできたことは歩んできたけれども、総括をされてきたのかな、行政責任として本当にとってきたのかな、こんな思いをしてならんわけでございます。
これから宇陀市、今提案されておる区を抜いただけで、本当に市民が幸せになるのかな、これで一体感が持てるのかな、これで1億1400万円、500万円もっと要るかもわからないいわゆるその費用が、このときに本当に必要なのかな、それでも区を外しただけで提案とされております大宇陀何がし、菟田野何がし、榛原何がし、室生何がしという形の中でそれだけの費用をかけて、今一番しんどい時期でもある時期に本当にこの提案をして、そこで費用をかけるべきかな、さらには各地区の市民の皆さん方にも、ここに多くの費用をかけて、今この区を抜くだけで施行していかんなんものかなと、こんな思いがしてならんわけでございます。
もう少し、私は来年の3月31日までの期間というのは非常に短いわけでございますけれど、次の定例会あるいはそれ以外の条例等々がございましたら、一生懸命お互いが、議員と行政が汗をかきながら、もっと市民と対話をしていかなければならんのと違うのかな、こんな思いをしてならんわけでございますので、私は、この条例について変更することについては反対とさせていただきます。
以上です。
議長(中山 一夫君)
賛成討論。
16番、小林一三議員。
16番(小林 一三君)
16番議席、小林でございます。私は本案件に関しまして賛成の立場から討論をいたします。
宇陀市は合併協議会におきまして、合併特例法に基づく地域自治区制度を選択して今日に至っております。この制度につきましては、もう5年間と合併協議の中で定められておりまして、次年度、いわゆる平成23年3月末をもって失効することとなっております。
私は、地域自治区制度の設置期間が迫る中で、昨年3月の本会議並びに本年6月の本会議におきまして、地域自治区失効後の行政の対応について一般質問をさせていただいてまいりました。市の方針につきましては、自治区制度について、宇陀市は5年という期限を定めて制度を活用していこうというねらいの中には、5年の年月をかけながら一体化を図っていきましょうというような決意での設置期間の決定であっただろうと思っている。5年間の期限を定めて宇陀市の一本化を図っていこうという立場で申し上げますと、宇陀市の立ち上がり、初期の形成の段階としては、十分そういう地域自治区設置の活用はでき得たものと考えておりますと理事者側から答弁をいただいております。
合併の最たる目的、これは行政改革であり、次世代にしっかりバトンタッチができ、誇れる宇陀市を構築することにあります。そのことを踏まえて、地域自治区設置後、区長が選任された時点で区次長制度をなくしており、区長の任期2年が切れた時点で区長制度を廃止して経費の節減にも努めてきた経緯があります。まだまだ十分とは言えない部分があるにせよ、所期の目的はおおむね達成されたものと思います。
4町村が合併して5年がたった現在、決してばら色の合併ではなく、苦渋の選択による合併であったことを肝に銘じ、合併の原点に立ち返り、4町村が将来、単独町村では極めて厳しい自治体運営を求められる時代の到来を予測して、ともに生き残るため広域行政に移行し、事務の効率化と肥大化した行政組織を是正し、行財政改革を推進することにより、住民福祉の維持、向上と行政サービスの低下を回避するための大義のもとに選択した合併ではなかったのかと思います。その原点を忘却することなく、行政の二重構造を解消することによって、職員数の適正化及び経費の抑制にもつながるとともに、新市として発足した宇陀市の一体化がさらに図られ、地域に即した行政組織のスリム化と将来に向けたまちづくりが構築できるものであります。
住民自治の強化の核となるのは、言うまでもなく地域の自治・コミュニティ組織であります。この視点を大切にし、今後、市としても各自治会に対しては最大限の配慮と支援、連携が必要だと考えます。各地域がいにしえより今日まで大切にはぐくみ培われてきた伝統と文化、その歴史は大切にしなければなりません。その観点から、住居表示は、提案されておりますこれまでの旧町村の冠名称の存続は、タウンミーティング時の市民の方々の意見を考慮されたことも踏まえて理解ができますし、私は望ましいと思います。
今後は地域協議会にかわる市の一本化したまちづくり協議会の創設も含めて、市民、行政、議会それぞれがともに地域の課題、問題点を共有し、地域の独自性を生かした宇陀市の均衡ある地域づくり、まちづくりのなお一層の進展が図られることを期待をいたしまして、私の賛成討論といたします。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員、反対討論。
13番(森下 裕次君)
これにつきます総務文教常任委員会の附帯事項つきの原案可決と、その努力につきましては大いに敬意を表したいと思います。ただ、その中で地域事務所、地域協議会については市民の意向を尊重したものとするというようなことでございますが、これはとりもなおさず協議会の中で地域事務所のありよう、また地域協議会の体制、そういったものが明確に制度説明されていない、制度設計されていないというようなことにほかならないのではないでしょうか。
今回これを尊重したものとするというような附帯事項でございますけれども、担保されるものなのかどうなのか、これがまだいまだに不明でございます。議員全員で、この附帯事項につきまして承認する機会も必要でございましょうし、行政からの明確なる制度設計が前提であるのではないかと私は考えております。
そういった意味で、今回この議案について採決することは望ましくない、決して今回のこの提案が妥協の産物であってはならないと考えております。以上のことによりまして、反対討論とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
賛成討論、賛成の方おられますか。
そしたら、反対討論。
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
私は反対の立場から討論したいと思います。
この地域自治区のお話が行政のほうから示されたのは7月末、正式には8月の10日前後の全員協議会だったと思います。私も正直、来年3月で期限切れになるということは存じ上げませんでした、それまで。そういう意味で、そこから理事者の方の9月に議決をしなければいけないというそういう設定がされまして、真摯に審議をしてきました。しかし、正直、準備が十分できたとは思えません。
その中で市長は、当初は二つの案に絞って、そのどちらかだということをおっしゃっておられました。一つは、このまま地域自治区を廃止して、そして住居表示にも旧町村名を使わないという案。そしてもう一つは、新たに地方自治法による自治区制度をつくって存続させるというこの二つであるということを説明されていたと思います。
そうしたある意味準備があったわけでしょうから、しっかりといろんな意見集約をされた中でそういう案を出してこられ、そして最終的にはタウンミーティングを開いて一定の方向を示すということをおっしゃっておられました。そのタウンミーティングが21日、22日に開かれたわけです。その中でも、やはり私は全4回のタウンミーティングに参加しましたけれども、意見はやはり分かれているというのが現状だったと思います。
そして、それを受けて市長が示された案が、このきょう採決をされるこの72号の議案でございますが、当初の二つの案と違って旧4町村の名前を残すという形で住居表示をされて出されてきました。わずかという言い方は語弊があるかもしれませんが、2日間4カ所、計230名余りのタウンミーティングだけでそうした変更がされる。本当に最初の案が十分に吟味され、そして市長のしっかりとしたビジョンの中でつくられていたのか、甚だ私は疑問に思います。
もし本当に住民の皆さんの意見を踏まえて修正されると、されたんだとおっしゃるのであれば、もっともっとタウンミーティングをする、住民の意見を聞く機会はあったんじゃないんですか。市長は、私は夏祭りの会場などでたくさんお見かけしています、何回も。もちろんそういう地域の行事に出られることも市長の役割の一つだとは思いますが、副市長もいらっしゃるそうした中で、この自治区の問題についての住民の意見をもっともっとたくさん聞こうと、できるだけたくさんの意見を聞きたいとおっしゃっておられましたよね。それを本当に実行されているんでしょうか。とても私はそうは思えません。自治会の方々に呼びかけて集まっていただいたら市長お一人で行って、そして真剣な議論をされることはできたんじゃないでしょうか。そういう意味で、私はこの修正案が出されてきているこの今回の72号の議案というものが非常に安易な産物だというように考えざるを得ません。
そしてその結果、事実上もとの今ある自治区制度の中で区という文字がなくなるだけ。それは、総務文教委員会の中で市長は地域協議会についても当初のお話から踏み込まれて、四つの地域に残すんだということもおっしゃった。地域事務所については、もともと残していくとおっしゃっている。そうすると、何が変わったんでしょうか。結局、名前も残る。それで一体感が阻害されるというようにおっしゃっていた、それは何もビジョンとして変更になっていないと私は感じざるを得ません。そのたった一文字、区をなくすというだけで1000万円、1200万円、いろんな数字が出ていますが、大きな負担を市がし、そしてお店をされている方、その他たくさんの方々は御自身で負担をされないといけない。そういうことが本当に自信を持って市長、説明できますか。私は残念ながら、これでは説明できません。
そういう意味で、やはり本当にこの市長提案の議案が私はしっかりとした将来ビジョンに基づいて出されたものだというようにどうしても考えられない。そういう意味で、反対の討論といたします。以上です。
議長(中山 一夫君)
賛成討論ございますか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
私は、この議案についての賛成の立場で発言をさせていただきます。
と申しますのは、午前中、森下議員の提案から、我々は一生懸命議論をしてまいりました。結論は出ましたけれども、やはり今までの論議に見られますように、賛否両論であります。まさにこれが実態だと私は思います。この議案につきましては、既に理事者側からこういう方向で議案として議会に出されて、総務文教常任委員会に付託をして、附帯決議をつけて、そして委員長報告をいただきました。そういう面については、それで私は妥当なものと考えております。
思い起こせば、私ももう既に10年の議員歴を過ぎておりますが、合併協議の中で宇陀市が誕生して既に4年を経過して5年目に入りました。その中で一番は、やはり財政問題であります。この今までの状態ではやっていけない、そういう中で合併を選んだわけで、特に合併特例債を選んだわけです。
しかしながら、遅々として財政再建は進んでおりません。確かに500億円近い負債を抱えておりましたが、現在たしか440億円程度にも下がっておりますし、その中でも我々議員定数は五十五、六名から現在16名になっております。そういう意味では、住民の立場から議員は多過ぎると、合併して減らすということでは、一番先に議員がそういう役割を担ってきたと思います。今後は市の職員が一定の範囲が必要だという市長のもとに、今、方針が示され、ましてことしの3月の選挙では改革が大きな争点になり、新しい市長が誕生した。既に市民がそれを選んだわけでございますから、私はそういう方向の流れは一定の方向に動いているということに感じ、今回の議案提案についてもやむを得ない、附帯決議についても大いに結構という立場で賛成といたします。
議長(中山 一夫君)
1番、勝井太郎議員、賛成討論ですか。
1番(勝井 太郎君)
はい。大変苦渋の決断ではありますが、私は賛成の立場で討論をいたします。
議員発議6号についても反対いたしました。どちらも未来のことを考えての提案であるということはよくわかっております。
しかし、住所表記の問題については早急に決着をするべきであると考えております。議員発議6号についても、基本的には自治区の廃止が前提になっておりました。例の中でも出ておりましたが、宇陀市室生区三本松を室生区を除いて三本松中村や三本松琴引にする、私の地元の大野を大野下出や大野緑川にするというのは、私は同意をしかねるということもあります。
住所表記の問題を大きな課題として議論をして、その方向に向かっていけば、投資というものは1000万円ではききません。時間も何年、3年と言っておりますが、3年では恐らく済まないでしょう。それほどの大きな問題を先送りをするわけには、私はいかないと思っておりますし、住所表記の問題についてはこの議会で決着をつけるべきであると考えています。
市長が決断をした榛原区や室生区といった区をとって榛原下井足にするや室生大野にすることを、私もそれが絶対いいとは思えません。しかし、それでも住所表記の問題を決着をしない限り、先にある地域自治区のなくなった後の協議会や地域事務所の問題の議論が遅々として進むことがありません。総務文教常任委員会の中でも、私は何度も市長に対して、そして総務委員に対しても、住所表記以外のたくさん大切なことがある、その議論をしようという提起を何回も行ってきましたが、そのことを言ったのは、たった私一人です。
この不毛な議論を終わらせ、次の協議会をどのようにして制度設計をしていくのか、なくなった後の施設をどのようにして残していくのか、地域事務所をどのようにしてこれから残していくのかという議論を行うべきであると考えます。そのためにもこの議決を可決をし、新しい次の議論のステージに行くべきだと考えます。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
ただいま勝井議員のほうから、総務文教委員会の中で地域自治区並びに地域協議会等々に対して不毛の論議というような賛成討論がございました。私はこういったすべての市民の皆さんに影響する条例というものは、すべての理事者の皆さん、すべての議員の皆さんの大同同意があって進められるべきものという意見を持って常に委員会を進めてまいりました。今回提案されております字の変更に関する部分ということで、字が中心になっておりましたけれども、その根底には、やはり地域自治区の満了に伴う議論がどうであったのかということが既に先行されなければならないわけでございます。
市長は宇陀市の立場に立ってものを考えてくれということでございます。まさにそのとおりでございます。私も宇陀市3万2000の有権者の中から選ばれた議員の一人でございます。ここにおる16人の皆さん方も、それぞれの立場でそれぞれの市民の皆さん方の思いを持ってこの議場に座らせていただきまして、そして市民の皆さん方の思いを一つでもかなえていけるように審議をし、そして提案をさせてもらっておるところでございます。決して不毛の論議はやっておりません。
その中で、議長にも提言しておりましたとおり、地域自治区の総括ができていないということは委員会の中で何度も論議をしたわけでございます。しかしながら、私の一存で採決をしてまいりました。したがいまして、今、賛成多数、全員賛成という報告をさせていただきましたけれども、私は決してこの議案がすべての、そして多くの市民の皆様方に納得いただけるものとは思っておりません。なぜならば、やはり費用がかかるということでございます。先ほど高見議員のほうから反対討論の中にもございましたとおり、費用をかけて、そしてなおかつ市民の皆さんにも多くの費用をお願いして変える。しかし、その本質は何ら変わらない部分がまだ多いということでございます。
したがいまして、地域自治区、そして地域のまちづくり、そういったものに対する考え方というものが法制上でやるものか、市民の民意でやるのかということが当初の論議に入っておりました。理事者提案の中では、法によるものよりも民意によって、そして民意の力でまちづくりをしていこうではないかということが今回の自治区に対する総括でございました。法設置によるところの自治区では民意がかなえられないというのが提案時の総務部からの提案理由の中に添えられておられました。
したがいまして、私は、やはり民意にかなうものを理事者提案としてされるべきであり、そしてその内容も、先ほど反対討論にございましたように示されるべきであろうというように考えますので、委員長報告としましては、委員の皆さん方の意志をもって賛成というように、原案賛成となっておりますけれども、中身につきましてはまだまだ不備なものがあるということをしっかりと理解をしていただきながら、決して総務文教常任委員会は不毛の論議をしておりません。そのことはしっかりと御理解をいただいて、議員の皆さんには賛成、反対の立場を示してもらったらいいと思いますけれども、その点だけ明言をさせていただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、討論を終結いたしたいと思います。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数。
よって、日程第6、議案第72号、地域自治区の設置期間満了にあたり字の名称を変更することについては、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第7、議案第77号、宇陀市過疎地域自立促進計画の策定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員。
よって、日程第7、議案第77号、宇陀市過疎地域自立促進計画の策定については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
ここで20分まで休憩いたします。
午後2時08分休憩
午後2時20分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
日程に従いまして、日程第8、議案第64号、日程第9、発議第5号の2件を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました2件につきましては、福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告を受けます。
15番、高橋重明福祉厚生常任委員長。
15番(高橋 重明君)
ただいま議長の配慮により休憩をいただきましたので、改めて発言をさせていただきます。
福祉厚生常任委員会の報告をいたします。
当委員会は、9月9日の今期定例会1日目に付託されました議案を審査するため、去る9月14日午前9時30分から第1委員会室にて、全委員と議長及び市長と関係職員の出席により開催いたしましたので、その御報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。
平成22年9月28日。宇陀市議会議長、中山一夫様。福祉厚生常任委員会委員長、高橋重明。
委員会審査報告書。
本委員会に平成22年9月9日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
記、事件番号、件名、審査結果の順により御報告いたします。
議案第64号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正について、審査の結果は原案可決でございます。発議第5号、合併により一の市町村となった流域下水道が引き続き都道府県で管理運営できる法改正を求める意見書案は、採択でございます。
審査の経過につきまして御報告いたします。
私と市長のあいさつの後、資料に基づき各担当部長から説明の後、付託された議案の質疑に入りました。各委員からは多くの質問が出され、主な意見や内容につきまして、回答もあわせて報告をさせていただきます。
議案第64号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正について、国民健康保険税の条項ずれでございますが、内容につきましては、初日の理事者側の提案のありました国保の滞納者に対する資格証の発行要件が中学生から高校生まで拡大されたそのことについて、国民健康保険上の条項ずれが生じたことにより、条項ずれについての内容でございました。
また、リストラ等による国保加入者が軽減措置を受けるのは、現在、対象者は何名かという質問に対しましては、6月末現在で54件でございます。さらに国保税滞納による短期証の発行状況でございますが、4月末現在で1カ月世帯が7名、3カ月短期証発行者が216件、それから6カ月短期証発行者が163件、合計で340件でございます。それで前年と対比いたしますと40件がふえているとの状況でございます。
さらに、国保税の財政調整基金は合併時には10億円ぐらいあったのではないかという質問に対しましては、平成18年では8億1865万円、それが平成21年度末では5億4296万円になっているということは、この差が取り崩したということになります。今後、国民健康保険料の値上げは考えていないのか、その方策はないかという質問も出されております。
次に、発議第5号、議員発議でございますが、合併により一の市町村となった流域下水道が引き続き都道府県で管理運営できる法改正を求める意見書案でございます。これは議員発議でございますので、しかしながら、担当各課の出席を求めて説明を受けました。
室生ダムは現在、7市8町1村の水源地になっております。7市8町1村とはどこかということですが、市は奈良市、生駒市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、そして宇陀市、この7市、8町は平群町、三郷町、安堵町、斑鳩町、河合町、広陵町、田原本町、高取町、1村は明日香村でございます。
さらに、県宇陀川浄化センターの管理運営のための財政はどうなっているかということに対しましては、歳入は1億2000万円、概算で申し上げます、歳出は5億8000万円、したがいまして、差し引き赤字が4億5000万円でございます。5年後、宇陀市の管理運営になりますと、この4億5000万円を宇陀市の財政が引き継ぐことになります。
さらに、この問題についても要望、陳情はいろいろやっておるということでございますが、引き続き理事者側においても努力をしていただくということと同時に、流域下水道としての町村管理は国からの補助は3分の2、それが市としての公共下水道の管理になりますと、補助率は2分の1になるということでございました。また、県浄化センターの借入残高は現在3億1000万円ございますが、市に引き継がれると、このまま引き継がれるということでございます。
それから、宇陀衛生一部事務組合と宇陀川浄化センターの二つの施設を一つにできないのかという考え方、さらに、今後この議案が採択された場合どのように取り扱うかということでございますが、同じような条件が全国では9県14市ございまして、そのうち七つの県と11の市が宇陀市と同じ状態に置かれております。その中で今回、私どもは当議会で採択をいただけるならば、この関係11市に対して同じような行動を呼びかけていきたいと考えております。
その他、最後に室生区大野・三本松簡易水道事業が水源変更についての説明がございました。
以上、簡単ではございますが、福祉厚生常任委員会の報告でございますが、この後、午前11時3分に委員会終了後、奈良県宇陀川浄化センターの現場視察を行いまして、その後、市役所で午後0時18分に解散をいたしました。
以上で、平成22年9月14日に開催いたしました福祉厚生常任委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより各議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第8、議案第64号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第8、議案第64号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第9、発議第5号、合併により一の市町村となった流域下水道が引き続き都道府県で管理運営できる法改正を求める意見書案は、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案採択であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
全員起立。
よって、日程第9、発議第5号、合併により一の市町村となった流域下水道が引き続き都道府県で管理運営できる法改正を求める意見書案は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり採択されました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第10、議案第65号を議題といたします。
ただいま議題といたしました1件につきましては、産業建設常任委員会に審査を付託しておりますので、産業建設常任委員長の審査報告を受けます。
14番、山本新悟産業建設常任委員長。
14番(山本 新悟君)
ただいま議長の許可を得ましたので、産業建設常任委員会の報告をいたします。
当委員会は、9月9日、今定例会1日目で付託されました議案を審査するため、去る9月13日午前10時から第1委員会室において、委員全員と議長及び市長、関係職員の出席により産業建設常任委員会を開催いたしました。その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付してあります審査報告書により報告いたします。
平成22年9月28日。宇陀市議会議長、中山一夫様。産業建設常任委員会委員長、山本新悟。
委員会審査報告書。
本委員会に平成22年9月9日に付託されました事件は、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第65号、宇陀市営改良住宅条例の一部改正について、原案可決であります。
審査の経過につきましては、私と市長のあいさつの後、資料に基づき担当部長、課長から説明後、付託されました議案の質疑に入り、主な意見や質問、要望の内容については次のとおりでございます。
一つ、浅後市営住宅の現状について。一つ、市営住宅の入居及び方法のされ方について。一つ、宇陀市に住所を置く入居希望者が市の住宅入居の空き家数が少なく入居に至っていないので、現在、市外で住んでいる。このような者でも入居募集に応じられるのか。
付託案件の審査の後、次に、近鉄榛原駅南広場整備事業について担当部署より説明を受けました。主な意見や質問、要望内容については次のとおりであります。
榛原駅南側広場の東側方面の空き家が宇陀市の玄関口として景観を損なわせているが、整備計画でその対処を考えているのか。
送迎での自家用車の数が多くなり、交通事故が発生することが懸念される。今回の計画で送迎スペースを確保しているのか。その容量についてはどうか。
駅北と南のバス発着の停留所の設置について、どのように決定しているのか。今回の整備計画で駐車スペースの確保はしているのか。
近隣商店との話し合いはどのようにしているのか。
交通制限やルールが厳しい中、地域の活性化のため、自主財源の確保の観点から、人口が集中する市街地にある程度の駐車スペースが必要になると考える。
商店街の活性化は商店街みずから活発化していただくとともに、商店街への誘致について行政の基本整備などの連帯が必要と考える。
ドーナツ店西側の297平米の空き地の土地がある。これはどこが所有する土地か。
整備計画の中、中央にタクシーの乗降場があるが、この場所にバスと1坪ほどの地域物産の販売所を設置するほうが地域や商店の活性化につながると考えるなどの意見、質問、要望が出ましたが、理事者側の答弁、説明により委員各位おおむね理解いただき、9月13日午前10時53分に委員会室において審査の終了後、近鉄榛原駅南広場の整備事業及び都市計画道路東町西峠線の現地視察を行い、市役所前で午前11時30分に解散いたしました。
以上、平成22年9月13日開催いたしました産業建設常任委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、産業建設常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田 與四朗君)
少しお尋ねしたいと思うんですけれども、宇陀市合併いたしましてから、この改良住宅につきましては、例年のごとく滞納の問題という問題が幾多も挙がっておったかと思うんですが、今回は市営住宅と同等にということで改良住宅条例を廃止すると。しかも家賃のほうも従来の改良住宅とは異なるような、市営住宅に合わすというような条例案でございますけれども、これまでに宇陀市になってから滞納の問題で挙がっておった法的手段をとった場合もございますけれども、これらはおおむね解決されておるんでしょうか。そのあたりの状況がこの委員会において質疑されたのかどうか、その点教えていただきたいと思うんですが。
議長(中山 一夫君)
14番、山本新悟産業建設常任委員長。
14番(山本 新悟君)
この問題につきましては、常任委員会ではこの話は出ていませんでしたので、担当課にお願いします。
議長(中山 一夫君)
多田議員、委員会では質疑されなかったということですので、担当課に答弁願いますか。
11番(多田 與四朗君)
答弁できるようでしたら、おおむねで結構です。
議長(中山 一夫君)
西田建設部長。
建設部長(西田 茂君)
それでは、建設部のほうからお答えさせていただきます。
多田議員お尋ねの法的手続ということで、支払い督促ということかと思います。これにつきましては、平成19年でしたか、10数件行っております。その成果といたしましてですけれども、やはり裁判所を経由しまして、入居者ないし退去された方に対しましても、他の市町村へ転居された方に対しましても、裁判所からそういった文書が届くことによりまして、それまでの対応とは相当変わってくるということで、結果的には支払いが始まったりとか、または分納誓約でありますとかそういった形で、状況はかなりいい方向に向かっているのではないかなと、このように思っております。
以上です。
議長(中山 一夫君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
ただいま、この付託案件以外に近鉄榛原駅南広場整備事業についても報告されたのですけれども、これにつきましても質問してよろしいでしょうか。
議長(中山 一夫君)
委員長、よろしいですか。
14番(山本 新悟君)
はい。
13番(森下 裕次君)
今回、我々のレターケースにも、この計画書が入れてもらってありまして、確認させていただきました。
それで、この計画自体は、もう既に近鉄榛原駅南広場整備検討委員会、設置される、あるいはもう設置されているのか、協議されているのか。これらの方々の意見が反映されたものなのかどうなのか。また、今回の設計が都市計画課で設計されたものか、もし外注であるとするならば、設計額は幾らなのか、都市計画課で設計できないものなのか。
それから、既に設計書はできているわけなんですけれども、既に施工の段階にあるのかどうか。一般車両専用送迎用停車場につきましては、先ほど委員長からの報告もあったんですけれども、スペースは十分なのかどうか。
それから、可動式横断防護さくで区切られたゼブラゾーンございますけれども、これについては非常に無駄ではないのかなと考えるんですけれども、そういった意見はなかったのか。例えば、このゼブラゾーンをなくそうとすれば、県道榛原菟田野御杖線交差点からの進入をとめるという、あの交差点は派出所から出るだけの、進出するだけのレーンとすれば、あのゼブラゾーンが解消されるのではないのかなと思うんですけれども、そういった御議論をなされなかったのかというようなことでちょっとお聞きしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
14番、山本新悟産業建設常任委員長。
14番(山本 新悟君)
今、森下議員からの質問でございますが、あの土地は近鉄さんのやつで、都市計画整備検討委員会の中の協議済みでありまして、そこでまた近鉄の土地でございまして、その内容は今もう変えることはできません。そうなるというのは、また一から設計をし直して、また近鉄さんのほうへ向いてまたお伺いを立てて、またこういう議会、今度のあしたかあさってぐらいに図面が候補に挙がってくると思いますのに、もう今になっては、これはできませんと思います。
議長(中山 一夫君)
森下議員、よろしいですか。
ほかにございませんか。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田 與四朗君)
私も森下議員に若干関係するんですけれども、あの図面の中で、一応地元駅前の自治会等々につきましては御意見も伺っているでしょうし、説明会もやられているというようには聞いておるんですけれども、その後なんですけれども、その会に行かれた方じゃないかもわかりませんし、行って出席されておられた方かもわかりませんけれども、やはり、かえって今の図面では交通事故が発生する可能性が非常に高いのではないかなと。
例えば今、塔ありますよね、有機農業モデルタウンのあの塔がございますけれども、あの前が一般自動車の駐車場、駐禁場所だということなんですけれども、その隣がタクシーか何かの、バスですか、バスの発着ターミナルみたいになってますやん。だから、そこが全部、僕は名前がわかりませんけど、仕切りがあるんですよ。だから、あれが逆に事故のもとになるんじゃないかというような話をちらほらと説明会を受けた後に駅前の方から伺っておるんですよ。もう少しやはり機能的に、狭い場所とはいえ、事故対応を十二分に検討してもらえないかということでございます。
議長(中山 一夫君)
14番、山本新悟産業建設常任委員長。
14番(山本 新悟君)
この場所は今度、平らにして、これを全部とってこれをしたら、この広場を祭りゾーンに、地元の祭りのみこしを回るように、地元と協議の上でこういうようになったとは聞いております。
議長(中山 一夫君)
多田議員、よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより採決を行います。
日程第10、議案第65号、宇陀市営改良住宅条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員。
よって、日程第10、議案第65号、宇陀市営改良住宅条例の一部改正については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山 一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第11、議案第68号から日程第14、議案第71号の4議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました4議案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。
13番、森下裕次予算審査特別委員長。
13番(森下 裕次君)
予算審査特別委員会の報告をいたします。
当委員会は、9月16日の今期定例会2日目で付託された議案を審査するため、去る9月17日午前10時から市庁舎大会議室において、全委員と議長及び市長、教育長並びに関係職員の出席により予算審査特別委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。
平成22年9月28日。宇陀市議会議長、中山一夫様。予算審査特別委員会委員長、森下裕次。
委員会審査報告書。
本委員会に平成22年9月16日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第68号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第69号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。議案第70号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。議案第71号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。
審査の経過については、私と市長のあいさつの後、付託された各議案の質疑に入りました。委員各位から多くの意見がありましたが、主な質問や意見の内容については次のとおりです。
議案第68号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について。
歳入。
地方交付税2億2166万8000円について、当初の見込み額を今回計上したのか、新たな交付税措置なのか。
県支出金、県補助金の教育費の活力ある市町村応援補助金はどこで受けるのか。
活力ある市町村応援補助金は、15節の工事請負費の改修工事に伴う設計委託か。
15款県支出金、3項県委託金の農林水産業費の内容について、森林づくり並びに林業及び木材産業振興補助金の使い道は。
19款繰越金、1項繰越金について、決算での6億3000万円の黒字が4億8000万円の計上、考え方についての質問。
決算の繰越金が6月の時点で決定。一部充当の後、今回追加で4億8000万円計上されているが、さらなる繰越金は出てくるのか。
繰越金を6月と9月補正に分ける理由は。
6月の補正の段階で繰越金6億円余りを計上するということは不可能か。
繰越金6億3000万円であるのに、6月には1億円程度と我々に報告をした。残額の4億円余りを財政当局で留保しているが、会計処理上問題はないのか。予算書にあらわすべきではないのか。
繰越金について、議会も理事者側の提案をうのみにするのではなく、市民を代表している立場から、チェック機能を果たしていくことが大事。
繰上償還を2億8500万円するが、片方で市債を1億4400万円発行しているその根拠は。
大和高原南部土地改良区派遣職員人件費がマイナス630億円について。
21款1項市債、臨時財政対策債は市民にとってわかりにくい。宇陀市での使い方についてなどの質問でございます。
歳出につきましては、介護施設整備推進補助金、施設開設準備経費補助金3461万2000円はどのような施設に充当しているのか。
心境荘苑とラガールの施設概要について。
心境荘苑とラガールは、榛原区と大宇陀区での事業。これ以外に室生区、菟田野区でも同様の事業を計画されていると思うが、予算措置はされているのか。されているならば、来年予算なのか。
宇陀市のグループホーム、特養の利用者は宇陀市内の方に限られているのか。
宇陀市内のグループホーム、特養等の施設の収容人数と今後の建設許容数について、今後の建設計画についてどのような状況にあるのか。
3款民生費、2項児童福祉施設費の保育用器具272万円が計上されているが、どこに設置されるのか。古いものは使えないのか。
3款民生費、3項生活保護費の臨時職員賃金は何を目的としての臨時職員か。
5款農林水産業費、2項林業費の委託料188万8000円の内容について。
森林区分設定の説明を詳しくお願いします。
宇陀市には東海自然歩道が森林の中を通って、道幅も狭く歩きづらい。この事業で整備をすることはできないのか。
6款商工費、1項商工費で、10月1日からの美榛苑職員の配置について。
10月1日から新しくまちづくり支援課をつくるが、職員の手配について。
まちづくり支援課は何をする課か。
7款土木費、2項道路橋梁費の市道環境整備草刈り清掃作業委託で作業範囲は。
7款土木費、4項都市計画費、榛原駅周辺整備検討委員会委員報酬とあるが、新市長になってから委員会を立ち上げたのか。メンバーはどのような構成か。
9款教育費、5項社会教育費、公民館費と街なみ環境整備事業費は県の活力あふれる市町村応援補助金が財源と思うが、補助金の趣旨に該当しているように思えない。
委員会の中では多くの質問、要望、意見などがありましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解をいただき、本委員会は午後0時4分に終了しました。
以上で、予算審査特別委員会委員長報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもって、質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第11、議案第68号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第11、議案第68号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第12、議案第69号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第12、議案第69号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第70号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第13、議案第70号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第71号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第14、議案第71号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山 一夫君)
続いて、日程に従いまして、日程第15、認定第1号から日程第30、認定第16号までの平成21年度各会計決算認定16議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました16議案につきましては、決算審査特別委員会に審査を付託しておりますので、決算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。
4番、井谷憲司決算審査特別委員長。
4番(井谷憲司君)
失礼いたします。議席番号4番、井谷憲司でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、決算審査特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、9月16日の今期定例会第2日目で付託された議案を審査するため、去る9月21日、22日の2日間にわたり慎重審議させていただきました。21日午前10時から市庁舎大会議室において、全委員と中山議長、小林監査委員及び理事者側より竹内市長、前野副市長、喜多教育長を初め関係職員の出席により決算審査特別委員会を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
審査結果は、お手元に配付の審査報告書をごらんいただきたいと思います。
平成22年9月28日。宇陀市議会議長、中山一夫様。決算審査特別委員会委員長、井谷憲司。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成22年9月16日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
事件番号、件名、審査結果の順に御報告いたします。
認定第1号、平成21年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第2号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第3号、平成21年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第4号、平成21年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第5号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第6号、平成21年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第7号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第8号、平成21年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第9号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第10号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第11号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第12号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第13号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第14号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第15号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第16号、平成21年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。
審査の経過については、私と市長のあいさつの後、付託された各議案のそれぞれについて質疑に入りました。
委員からの主な質問や意見の内容については、次のとおりでございます。
平成21年度宇陀市一般会計決算、歳入について。
当年度の不納欠損額は時効による消滅が依然として大半を占めているが、時効までにどのような取り組みをされてきたのか。
滞納処分、差し押さえ等をする法的な手続をする際、市長の決裁が必要であると聞くが、その点はどのようにされているのか。
経済が厳しい中、自主財源が減ってきているが、国からは、さまざまな形で交付税の措置がある。しかしそれも、国が借金をしており、将来当てにはできない。今後の考え方はどうか。
給食費の滞納分をどのように対応をしているのか。
学校の先生に給食費の滞納分の徴収を任せるのではなく、行政職員が行うべきであると思うが、今後の対応を検討していただきたい。
保育所の保護者負担金と待機児童の状況についてはどのようになっているのか。
室生山上公園について、公園に対する考え方はどうなのか。
火葬場の使用料で、シルバー人材センターへの委託での業務内容の不都合があったと聞くが、今後の対応についてはどうか。
教育費の県補助金の放課後子どもプラン補助金と地域子ども教室との差異は何か。
地域づくり推進基金の繰入金について、当初の経緯と現状残高と繰り入れをしていく判断についてはどうか。
多世代交流プラザ「あきののゆ」の平成21年度の利益還元金についての詳細と、来年の3月で期限が終了する指定管理者についての検討はどうなっているのか。
経常収支比率は改善の方向にも見えるが、財政力指数が悪くなっていて財政状況が好転に向かっているとは思えないが、今後の増収をどのように考えているのか等々の質問、意見がございました。
次に、歳出について。
総務費では、公用車の共済、自動車保険の加入状況と1年間の掛金についてはどのような状況か。
美榛苑の利用のクーポンは、指定管理後に対応はできるのか。
電算の事務統合、他の自治体との共同利用について、今後の市の考え方はどうなのか。
市の負担金の必要性、あり方についてはどうなのか。
文化スポーツ振興団に指定管理に関する効果についてはどうなのか。
民生費では、社会福祉協議会の統合で、市として交通弱者の対応を考えているのか。
シルバー人材センター負担金のあり方については、今後考えていかなくてはいけないのではないか。
衛生費では、保険センター管理費の見直しはできないのか。
県の流域下水道処理場の使用料は幾らかかっているのか。
多額の不用額が出ているのものがあるが、どうなっているのか。
斎場の管理の管理委託を一本化できないのか。
農林水産業費では、林業振興費の鳥獣被害対策実施隊員報酬について、隊員の活動内容についてはどのようなものか。
鳥獣被害について、隊員の方が17名でされているが、具体的な成果について。
森林組合補助金で、宇陀市の森は荒れたままの状態になっているので、森の再生に向けてのビジョンに対しての市の考え方について。
森林組合の統合についてはどうなっているのか。
森林組合が内牧小学校跡地で行っているが、計画がどこまで進捗しているのか等々の質問があり、1日目が終了し、2日目は商工費から再開いたしました。
商工費では、「宇陀路室生」の店舗改修工事の具体的な内容と成果についてはどうか。
道の駅での市の情報発信の方法について。
「宇陀じまん市」の補助金について、現状と効果について及び今後の取り組みについてはどのように考えているのか。
商工会の運営方法と市との連携についてはどうか。
商店街の空き店舗の活用と市のかかわりについてはどうか。
電動アシスト自転車の購入後の成果と今後の利用促進内容についてどうなっているのか。自転車競技で有名な榛生昇陽高校と連携してPRはできないものか。
近鉄や民間のタクシー会社との協議はどうなっているのか。
宇陀市内の観光というのが目に見えてこない。
宇陀市には立派な財産がある。財源のない厳しい状況の中で、観光を真剣に考えていかなくてはいけないのではないか。
観光協会はまだ四つあるが、統一した観光政策が打てないのではないか。
市内観光案内所の適切なスタッフの配置についての考え方はどうか。
土木費では、榛原区道路整備構想策定業務で将来交通量、道路状況等の検証された内容はどうなっているのか。
都市公園等管理委託料、業務委託料の内容について、さらにワールドメイプルパーク施設整備工事の進捗状況についてはどうなっているのか。
グリーンツーリズム業務委託料とまちづくり推進ソフト事業委託料は、具体的な内容と成果についてはどのような状況か。
住宅管理費、委託料で団地のエレベーター委託料が二つ出ておりますが、二つを一括をして委託に出したほうが安くならないのか。宇陀市にあるエレベーターの委託を一括発注をすれば、コストが下がるのではないか。
消防費では、災害対策費、委託料の地域防災施設整備委託料、工事請負費の戸別受信機設置工事費についてはどのような内容か。
広域消防への負担金約10億円の市としての考え方について。
教育費では、教育委員会の報酬について、何回ぐらい委員会を開催しているのか、議事録の閲覧はできるのか。
報酬費、外部評価の支援報酬費の支出内容について。
大宇陀中学校ソフトテニス全国2連覇に対する対応について。
スクールバスの運行について、デマンドのバスの活用を考えているのか。
教育費における人件費の詳細についてはどのような内容か。
幼保一元化における予算、決算の執行は一元的に執行する方がいいのではないか。
ICT機器の購入による授業内での活用状況はどうなっているのか。
災害復旧費では、災害時の宇陀市における農林業に対する対応について。
補正予算により対応されている災害復旧費について、明許繰り越しが多いのはどうしてか。
予備費では、宇陀市の総予算に対する3000万円の予備費は妥当か。
歳出全般について。
市内団体への補助金について、今後のあり方を抜本的に検討しなくてはいけないのではないか。
来年度の予算執行及び決算報告について、改革を期待する。
続きまして、平成21年度宇陀市特別会計決算については、国民健康保険事業特別会計では、共同事業拠出金はどのようなものか。支出の内容について。
介護保険事業特別会計では、一般会計からの繰入金の内容について。
介護予防事業の内容について。
食の自立支援配食事業委託料の内容について。
榛原特定土地区画整理事業特別会計では、土地区画整理事業の不用額について。
簡易水道事業特別会計では、悪質な料金滞納者に対する措置の内容について。
負担金と分担金の収入未済額の内容について。
水道給水工事に係る分担金の4区での差異について。
下水道事業特別会計では、一般会計からの繰入金の内容について。
下水道未加入者の加入促進について。
下水道事業の今後の計画と合併浄化槽の促進に対する考え方について。
土地取得事業特別会計では、財産取得費3億4000万円の内容について。
後期高齢者医療事業特別会計では、一般会計からの繰入金の内容について。
平成21年度宇陀市企業会計決算。
保養センター事業特別会計では、指定管理後の保養センター美榛苑の状況について。
保養センター美榛苑の施設の耐震内容について。
市立病院事業特別会計では、医療情報システムの新病院での活用について及び移行の方法について。
そして、平成21度宇陀市におけるすべての決算の総括的な意見としては、繰入金の6億円は問題がある。今後この内容について精査が必要。事業評価について、外部評価の導入が必要と感じるなど多くの質問、要望、意見などがありましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解いただきました。その後、各会計の決算認定の可否について採決が行われ、すべての会計の決算認定について、それぞれ認定されるべきものと決定しました。
そして最後のあいさつの前に、今回の決算審査特別委員会での審査を意味のあるものとするため、これから編成される平成23年度の予算にしっかり反映させていただきたい、そして議員としては、その編成された予算をしっかりチェックさせていただきたいとの委員全員の総意としてお伝えさせていただき、その後、峠谷副委員長と市長のあいさつの後、9月22日午後5時9分に閉会いたしました。
以上で、決算審査特別委員会の御報告を終わります。長時間ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、決算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただいまの決算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ここで、午後3時30分まで休憩いたします。
午後3時17分休憩
午後3時30分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
これより議案ごとに討論、採決を行います。
初めに、日程第15、認定第1号、平成21年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定についての討論を行います。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、認定第1号、平成21年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第16、認定第2号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、認定第2号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第17、認定第3号、平成21年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第3号、平成21年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第18、認定第4号、平成21年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第4号、平成21年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第19、認定第5号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第5号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第20、認定第6号、平成21年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第6号、平成21年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第21、認定第7号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第7号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第22、認定第8号、平成21年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第8号、平成21年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第23、認定第9号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第9号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第24、認定第10号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、認定第10号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第25、認定第11号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第11号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第26、認定第12号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第12号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第27、認定第13号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、認定第13号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第28、認定第14号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第14号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第29、認定第15号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第15号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に、日程第30、認定第16号、平成21年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、認定第16号、平成21年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
議長(中山 一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第32、閉会中の継続調査について(議会運営委員会)。日程第33、閉会中の継続調査について(総務文教常任委員会)。日程第34、閉会中の継続調査について(福祉厚生常任委員会)。日程第35、閉会中の継続調査について(産業建設常任委員会)。日程第36、閉会中の継続調査について(市立病院建設・運営特別委員会)。日程第37、閉会中の継続調査について(行財政改革特別委員会)。日程第38、閉会中の継続調査について(美榛苑経営特別委員会)。以上7件を一括上程いたします。
議会運営委員長から、会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期日程等を調査事件として、また各委員長からは、それぞれ所管する調査事項について、それぞれ閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております7件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、以上7件について、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程第39、議員の派遣についてを議題といたします。
この件につきましては、総務文教常任委員会及び福祉厚生常任委員会並びに産業建設常任委員会の3常任委員会合同で、来る11月16日火曜日から11月18日木曜日の3日間を予定しております。
1日目、茨城県行方市において、デマンド交通について。2日目、千葉県山武市において、バイオマスタウン構想について。東京都渋谷区において、幼保一元化について。3日目、合併により一つの市町村となった流域下水道が引き続き都道府県で管理運営できる法改正を求める意見書の国会への要望書提出について。以上、四つの課題を設定し調査、研究、要望を行うため、議員の派遣の申し出がございました。
この総務文教常任委員会及び福祉厚生常任委員会並びに産業建設常任委員会委員長より、合同で議員派遣の申し出がありました件について、会議規則第159条の規定により派遣したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、3常任委員会委員長の申し出のとおり、議員派遣することに決定いたしました。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、本定例会に付された事件はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会の会期は9月29日までとなっていましたが、会議規則第7条の規定により、本日で閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、これをもちまして、平成22年第3回宇陀市議会定例会を閉会いたします。
それでは、閉会に当たり、竹内市長にごあいさつをお願いいたします。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
平成22年度の第3回定例会ということで、9月9日から本日9月28日まで長きにわたり、いろんな御審議、どうもありがとうございました。
今定例会におきましては、平成21年度の決算認定、そしてその後、いろんな条例等提案させていただきました。その中で、地域自治区の設置期間満了に伴う字の名称の変更については、皆様方から大変いろいろな御意見をいただきました。宇陀市を取り巻く環境は厳しいものがございます。しっかりと現実を見据え、また将来を見据えた行財政運営が求められているのではないかなと考えておるところでございます。過疎・過疎地域と言われながら補助金の権利だけを述べていても、その財源は厳しいものがあるのですから、しっかり宇陀市の足元を見て宇陀市の行財政運営をしていきたいというように考えているところでございます。
また、地域主権のもと、自分たちのまちや村を自分たちでつくっていこうという政府の方針でもございます。そのための地域自治区の廃止と御理解賜りますようお願い申し上げたいと思います。
そしてまた、住居表示につきましては、地域の皆さん、住民の皆さん、また事業者の皆様方には多大な御迷惑をおかけすることと存じます。しかし、これは宇陀市の将来のためということで御理解いただき、御協力をお願いするところでございます。
そしてまた、一般質問の中でもいろいろな御意見をいただきました。宇陀市として改革しながら新たなまちづくりをしていきたいと考えております。議員皆様方の御意見を政策に反映するような形で検討していきたいと考えております。
今後10月、11月になりますと各地でいろいろなお祭り、またイベント等が開催されます。議員の皆様方におかれましても、いろんな祭りに御参加いただきまして、宇陀市のまちづくり、また村づくりに御貢献願いたいというように考えているところでございます。
行政も皆様方の御意見、また市民の方々の御意見を政策に反映できるよう実施していきたいと考えております。変わらぬ理解と御支援をお願い申し上げまして、終わりのごあいさつにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。御苦労さまでございました。
議長(中山 一夫君)
ありがとうございました。
閉会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。
今期定例会は9月9日に招集され、本日までの20日間にわたり、過密な日程の中にもかかわりませず、提案されました平成21年度一般会計及び特別会計の決算認定、平成22年度補正予算案のほか、条例の制定及び一部改正案等、数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心に御審議賜り、適切妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め執行部の皆様には、審議の間、常に真摯な態度で御協力をいただきましたことに対し、深く敬意をあらわしますとともに、本会議並びに委員会において、議員各位から出されました意見、要望等については、今後十分御配慮の上、執行に当たられますよう強く要望いたす次第でございます。
最後になりましたが、これから秋も深まり、議員並びに理事者各位には、何かと御多忙のこととは存じますが、くれぐれも健康に御留意いただきまして、今後ますます御活躍されますことを御祈念申し上げ、平成22年第3回定例会を閉会いたします。
ありがとうございました。