本文
平成25年12月20日午前10時開議
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本 進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
12番 |
山本繁博 |
14番 |
山本新悟 |
15番 |
高橋重明 |
16番 |
小林一三 |
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
教育長 |
石増次郎 |
総務部長 |
内田一哉 |
危機管理監 |
亀井一憲 |
企画財政部長 |
栗野 肇 |
企画財政部次長 |
森本彰一 |
市民環境部長 |
堂芝一成 |
健康福祉部長 |
森本彦司 |
農林商工部長 |
山本喜次 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
欅 啓典 |
教育委員会事務局参事 |
出口裕弘 |
水道局長 |
堤 正明 |
市立病院事務局長 |
吉岡義雄 |
会計管理者心得 |
中西靖記 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
大宇陀地域事務所長 |
谷口康夫 |
菟田野地域事務所長 | 西角政美 |
室生地域事務所長 | 松岡保彦 |
午前10時00分
○議長(中山一夫君)
おはようございます。
議員並びに理事者の皆様には、御多忙のところ御参集いただきましてありがとうございます。
午前10時00分開会
○議長(中山一夫君)
ただいまの出席議員は15名であります。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成25年第4回宇陀市議会定例会を再開いたします。
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
○議長(中山一夫君)
日程に従いまして、日程第1、議案第54号、宇陀市防災会議条例の一部改正についてから日程第6、議案第69号、奈良県市町村総合事務組合の規約の変更についてまでの6議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました6議案につきましては総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告を受けます。
5番、上田徳総務文教常任委員長。
○5番(上田徳君)
おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、総務文教常任委員会の報告をさせていただきます。
去る12月12日午前10時から、また12月19日午後3時30分から2日間において、第1委員会室にて委員5名全員の出席と市長、教育長、総務部長、危機管理監、企画財政部長、企画財政部次長、教育委員会事務局長、同じく教育委員会事務局参事、各地域事務所所長並びに関係職員の出席により、12月5日に付託されました議案を審議するため、総務文教常任委員会を開催いたしました。なお、12日の委員会には議案第56号、公の施設である集会施設のあり方の見直しに伴う関係条例の整備についてを審査するため、宇陀市公民館運営審議会議長、中井陽子様に御意見を伺うため、参考人出席をいただきました。その結果を委員会審査報告にて報告させていただきます。
平成25年12月20日。宇陀市議会議長、中山一夫様。総務文教常任委員会委員長、上田徳。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年12月5日に付託されました議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第54号、宇陀市防災会議条例の一部改正について、原案可決。
議案第55号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、原案可決。
議案第56号、公の施設である集会施設のあり方の見直しに伴う関係条例の整備について、原案可決。
議案第57号、宇陀市生涯学習施設条例及び宇陀市社会体育施設条例の一部改正について、原案可決。
議案第68号、奈良県市町村総合事務組合を組織する市町村等の変更について、原案可決。
議案第69号、奈良県市町村総合事務組合の規約の変更について、原案可決。
以上でございます。
審査内容については次のとおりでございます。
議案第54号、宇陀市防災会議条例の一部改正については、危機管理を統括する会議体の職務代理者を誰に充てるか、その責任などについての意見や質問などがありました。
議案第55号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、昇給停止になることや職員のモチベーションはどのように担保されるのか、人事考課による昇給制度の詳細について、その範囲とその効果等についてなど意見がございました。
次の56号と57号につきましては、12日と19日の両日にわたり審査を行い、その審議時間は約3時間になります。
議案第56号、公の施設である集会施設のあり方の見直しに伴う関係条例の整備につきましては、その条例の変更により宇陀市の社会教育の一環である公民館活動と市が推奨するまちづくり協議会との整合性や公民館活動のあり方について多くの議論をするところとなりました。榛原と室生地域に点在する自治公民館と地区公民館の今後の推移や教育委員会との関係またその事業推進と補助金、まちづくり協議会組織との関係、人権教育推進との関係、中央公民館と分館その他地域公民館の連携などに宇陀市の社会教育の推進の将来や今後の制度についてなど不安課題が多くあり、その点の整備、議論に時間を要しました。
中井議長からは、市民の全部が幸せになるような公民館活動ができるような体制に持っていっていただきたいというのが私の願いですと御意見をいただきました。
理事者との活発な議論において、各地区自治公民館の事業がまちづくり協議会の中に集約されたときは、公民館事業がまちづくり協議会の中で公民館活動スローガンである学ぶ・集う・つなぐが定着するまで、社会教育の活動の一環として教育委員会から直接的な指導と助言を受けられる制度として移行期間としての考え方を明確にするため、現行補助金制度を継承し、その水準については26年度は25年度比100%、27年度から29年度までは50%とし、その後は定着状況を勘案して検討することとなりました。
まちづくり協議会の中に集約しない公民館活動は、その水準については26年度は25年度比100%、27年度は50%とし、その後は中央公民館、各地域分館の事業支援の中で定着を進めることといたしました。この水準の考え方は19日の委員会説明資料として議員の皆様のレターケースにも配付をさせていただいております。
次に、議案第57号、宇陀市生涯学習施設条例及び宇陀市社会体育施設条例の一部改正については、6次産業と企業誘致に関する今後の市の考え方や市の産業振興に対する考え方について、伊那佐文化センターとその地域の避難所の考え方について、宇陀市内の用途廃止された施設の有効利用への考え方についてなどの意見が多く出されました。
公の財産活用について一定の規則を制定し、貸与の基準を明確に定めることについて素案を軸に検討いただくこととなりました。
議案第68号、奈良県市町村総合事務組合を組織する市町村等の変更については、その組織であった基金運用損失に関する懸念に関する質問やその後の対応、宇陀市とのかかわり合いなどの意見が出されました。
議案第69号、奈良県市町村総合事務組合の規約の変更につきましては、特に意見などはございませんでした。
全ての各付託議案は全員一致で可決することと決しております。
付託案件の審査の終了後、宇陀市の喫緊の課題である奈良県中南部地域における路線バス確保について中間報告がなされました。
提供された資料は次の4点でございます。
中南部地域のバスネットワーク確保に向けた協議開催について、榛原ネオポリス線の確保に向けた申し入れについて、新たな運行モデル案、協議対象路線の概要宇陀市関係分、各資料の説明があり、中南部地域のバスネットワーク確保に向けた協議開催について、平成24年10月22日付では、奈良交通株式会社より奈良県に向けて中南部地域のバスネットワーク確保に向けた協議開催について書面による申し出があり、その内容につきましては、中南部地域を運行している路線バス事業において黒字路線5路線3900万円、赤字路線51路線3億7600万円であり、うち宇陀市内の6路線7系統はいずれも赤字で、補助金込み損益の合計の赤字は8581万9000円でございます。
よって、黒字路線からの内部補助、国・県の補助金を算入しても赤字であるから、平成26年10月以降も運行を必要とする路線に対しましては、運行欠損額を補塡してほしいということでございます。なお、平成26年9月末までは、奈良交通は協議対象路線について現状維持すること、協議対象路線の維持確保について何らかの指標を県が示すことになりました。
次に、平成25年5月20日付の榛原ネオポリス線の確保に向けた申し入れについて説明がありました。
中南部地域のバスネットワーク確保と同時に、市内を運行する榛原ネオポリス線、榛原から天満台の路線でございます、についても、奈良交通株式会社から宇陀市に対しまして運行欠損補助の申し入れがあり、必要とされる額は1780万円を見込み、補助ができない場合は段階的に減便が行われ、平成29年の春をもって撤退するといった内容でございました。
次に、新たなバス運行モデル案、平成25年9月9日に開催された第2回の地域別部会資料に案内がされておりまして、現在県と市町村と奈良交通株式会社で協議しており、その資料の説明がございました。
これは、路線バスを維持するのか、代替交通を準備するのかを検討するため県が示した指標であるとともに、奈良交通に対しましても、運行経費の算出を地域の実情に応じた経費に見直しをさせたため、運行欠損の見込み額、赤字額が圧縮されたとのことでした。これにより、当面の間、おおむね3年を目途に運行欠損の補塡を行うよう検討をされております。
また、協議対象路線の概要宇陀市関係分についての資料もあり、新たなバス運行モデル案を受けて市内の補助対象路線についても維持しようとした際に必要となる金額、運行欠損額を示したものであり、市内を運行する6路線7系統、奥宇陀線、これは榛原駅から曽爾役場前の路線、大宇陀線、榛原から大宇陀、古市場線、榛原から古市場、榛原東吉野線、榛原駅から東吉野役場前まで、次、榛原線、榛原駅から針インターの間、桜井菟田野線、桜井駅南口から大宇陀、同じく桜井菟田野線で大宇陀から菟田野で、必要額の合計は3997万4000円となったとのことでございます。
このうち奥宇陀線、榛原東吉野線、都祁榛原線、桜井菟田野線の4路線につきましては、関係市町村との協議により運行欠損補助金を案分もしくは廃止等について検討する予定であるとのことでございます。
したがって、協議対象路線のうち広域路線に係る費用は関係市町村との協議により、さらに減額される見込みであります。
内容は変わりまして、教育委員会からの報告を報告させていただきます。
室生地域内の小学校の再編・統合についてであります。
現在の室生西小学校へ再編・統合することの地元説明会を10月17日から11月28日にかけて、室生東小学校PTA会員、室生西小学校PTA会員、室生こども園PTA会員、室生連合自治会員及び室生地域全体を対象として合計8回説明会を実施されました。
再編・統合につきましては、新しい学校をつくっていくとのことで理解をいただいています。しかし、室生東小学校の地域が寂れる、室生東小学校のほうが建築年が新しいといった意見もいただいておるということでございます。
今後の日程として、説明会を希望される自治会等がございましたら、公民館単位で説明会を実施し、丁寧に説明を行っていきたいという考え方が示されておりました。
次に、学校施設耐震化事業についてであります。
平成25年度耐震化事業費予算案は9億8404万8000円となりました。整備事業の内容につきましては、大宇陀中学校校舎耐震補強等工事が26年2月竣工予定、榛原小学校校舎耐震補強工事等が12月竣工予定であります。これによりまして市内小・中学校の耐震化率は、平成26年3月には84.44%となり、今後改築予定は榛原小学校屋内運動場改築工事、榛原東小学校屋内運動場耐震補強等の工事、室生中学校屋内運動場耐震補強等の工事及び室生西小学校屋内運動場等改築工事設計業務となっております。
榛原小学校屋内運動場改築工事については、基本コンセプトとして、まず多様な活動のできる教育空間、二つ目にゆとりと潤いのある空間、3番目に安全・安心な学校、4番目に災害時の拠点、5番目に地球環境と人に優しい学校、エコスクール、最後に宇陀市ウエルネスシティ構想を取り入れた、子どもたちや地域に親しまれ、地域とともに生きる学校づくりを目指すという報告がございました。
以上の報告を受けて、12日の委員会は午後0時52分に延会しました。
19日の委員会につきましては、竹内市長から宇陀市民のためにしっかり宇陀市の将来を見据えながら最適な公民館活動であるように、また、地域づくりの制度設計も含めてつくっていきたいとおっしゃられ、決して100点満点ではございませんが、調査研究しながら行動しなければ宇陀市の将来はないと感じていますとその中で御意見をいただき、修正しながら進めていきますと挨拶をいただきました。
最後に堀田副委員長からは、満点ではございませんが、これから満点に向けて向上させていこうと述べられ、19日の委員会は午後5時45分に散会いたしました。
以上、大変長くなりましたが、総務文教常任委員会の委員会審査報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
1番、勝井太郎議員。
○1番(勝井太郎君)
1点お尋ねします。
議案第56号なんですけれども、今御説明いただいた中で、まちづくり協議会と公民館活動の整合性についてというところがございまして、まちづくり協議会の方向性を少し変えていくような議論があったのかなと、それとそのような提案がされたのではないかと感じます。
というのは、まちづくり協議会というのは地域の全ての活動ではありませんが、施策的にやっている、例えば消防団のような公務員として位置づけをしてやっているもの以外のその他の地域の活動、これは社会教育活動も恐らく含まれると思いますけれども、その活動については一括交付金にして、地域の方がどういう活動をしていくのかというのを考えていただいて担っていただくというのがまちづくり協議会の大きな方向性だったと思いますし、そのような説明も何度も聞いてきて、まちづくり協議会というのは進んでいくということは、これは私だけじゃなくて、恐らく議会の中でもそういう認識であったと思います。
一方で、今説明いただきますと、社会教育に関すること、特に公民館活動は別で考えていくべしというような方向が出ているということですから、そこはどういう議論があってそうなっていったのか。これ、まちづくり協議会の方向性そのものを位置づけを変える可能性も十分あるような議論ですので、もう少し丁寧な御説明よろしくお願いいたします。
○議長(中山一夫君)
上田徳委員長。
○5番(上田徳君)
ただいま勝井議員からの質問にお答えをしていきたいと思います。
決して方向性も、また取り組み体制も一切変わらないというように認識をしております。それは市長からも、また教育委員会からも同じ答弁でございました。
ただ、社会教育の立ち居というものをしっかりと教育委員会の中で、また宇陀市の中で検討していただきたいということでございます。特段方向が変わったとかそのようなことは一切申しておりませんので、社会教育の立場から公民館のいろいろな学習活動がしっかりとそういったまちづくり協議会の中で定着をしていただきたいということを含めて申し上げているところでございまして、申し上げるというか、そういうように御理解をいただいたところでございまして、そのことがまちづくり協議会の方向性を変えるものでも何でもないと私たちは理解をしております。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
1番、勝井太郎議員。
○1番(勝井太郎君)
御答弁ありがとうございます。
気になりますのは、まず宇陀市内全域の公民館活動というのは、それぞれ同じものではなくて、行っている活動というのは、もともとは四つの自治体でしたから位置づけも違っていたはずですし、それをできるだけ統合していこうであったり、もしくは地域のよい取り組みをできるだけ吸収しながら全地域で使えるような制度に変えていこうということもあったと思います。
そこから考えると、それを少し変えていこうというところだと思いますし、公民館活動というのは、これどの地域でも同じようにやっていくものでしょうけれども、それぞれやっていることはやっぱり違うわけです。自治会がベースでやっているところもあれば、そうじゃなくて公民館がベースでやっているところもあれば、今度はまちづくり協議会がベースになるところもあるわけですから、新たに例えば今公民館活動が活発なところをつくったら、これまた新しく補助をもらえるようになるかもしれませんし、あと、そもそもですけど、一括交付金化をする最大のメリットは、住民にとったらですけれども、一々市役所に行って教育委員会にお伺いを立てたりとか総務部にお伺いを立てたりとか、健康福祉部でもどこでも、祭りをするんだったら農林商工部かもしれませんけど、一つ一つのところに行ってお伺いを立てるんじゃなくて、地域でそのことを全部自分たちで決めていこうというのが筋道のはずでございます。
先ほどの委員長報告ですと、市役所だったりとか教育委員会の関与を色濃く残していこうというようなことだったと思います。そこについては何か議論なかったんでしょうか。
例えばまちづくりであったり地域の自治というところから考えると、ちょっとどうなのかと。地域の活動だったり地域の社会教育活動は、教育委員会が方向を決めて、中央公民館はこうやりますからこういう形でやってくださいと頼むものではないはずなんですね。それぞれ地域には課題というものがあります。その課題をどう解決していくのかだったり、地域の方が子どもたちの子育て支援をしっかりやっていこうというんだったら、そういう方向が必要です。あくまでも主は住民であって、主は役所ではないはずなんですね。そこのところを議論なく行っていたらちょっと問題だと思うんですけど、そのあたりのところはどのような議論がございましたでしょうか。
○議長(中山一夫君)
上田徳委員長。
○5番(上田徳君)
再度、勝井議員の質問にお答えをしたいと思います。
公民館活動の位置づけということでございますけれども、公民館の活動というのは、いわゆる社会教育法に基づきまして公民館活動のそういった活動が展開される。したがいまして、今回の改定案が出るまでは、宇陀市におきましては中央公民館、そして各地域には分館、そしてそれぞれの細かな地区につきましては地区公民館あるいは自治公民館といった形で、社会教育にまつわるところの教育を教育委員会としてしっかりと地域に定着をし、そしてまた地域の中でしっかりとそういった先ほど申し上げました学ぶ・集う・つなぐというこの社会教育の一つの理念であり、また公民館活動の根本的な思いというものを進めていく。これは行政の責務であって、決してそれぞれの自治会があるいは任意の団体が任意で行う活動ではないと社会教育法の中では定義をされております。
したがいまして、宇陀市におきましても、こういった形の社会教育に対する理念というものをどういった形で国民のまた市民の皆さん方に浸透させていくのか、これは任意の団体が個別に行うのではなしに、きちっとした教育カリキュラムあるいはそういった今の時代に合致した形の教育カリキュラムを提案をしながら、宇陀市のいろいろな社会教育あるいは生涯学習、そういったものの中に生かせていくというそういった努力は、やはり行政の責任で行うべきではないかというのが教育委員会へのあるいは宇陀市への提言でございました。そのことをしっかりと論議をさせていただきまして、公民館の位置づけというものの立場から、こういった形の御理解をいただいたところでございまして、一括交付金というものは、それはいわゆる補助金で運営されておるということでございますけれども、社会教育委員の中の委員の方からの御意見では、公民館の活動は活動補助金ではないというように理解をされております。あくまでも行政がその地域あるいは市民の皆様方に公正・公平・平等に社会教育を進めていくための責務を果たすために地域の方々にその教育の一端を委託しておるのだと、委託をして、そして教育のあり方をしっかりと地域の中へ教育の浸透を図っていく、これは社会教育法の中にしっかりと記載をされております。
確かに昭和24年の法律ではございますけれども、しかしながら、この昭和24年の法律がいまだ削除されていないということは、こういった公民館の活動を通して人々の生涯にわたる教育、そして生涯にわたる感性というものも、こういった中で醸成されると法律のもとでは示されております。
したがいまして、公民館の位置づけといった立場から今議論をさせていただきまして、今回のような形にしばらくの間は見ていくと。だから決して永久的に教育委員会がかかわるというものではなくて、ここ数年の動きの中で地域の方々が新たにつくっていきますまちづくり協議会の運営の中にしっかりと定着をし、そして教育委員会から特別な指示や助言がなくても地域の中でその精神が営まれていくようなそういったものができていくならば、一切のことが確認されていくならば、そういった取り組みの内容も変えていこうということで御理解をいただいておるところでございまして、公民館活動が決して地域の任意の団体ではなく、あくまでも行政の責任において進めるべき社会教育の一環を預かっておる地域の方々の活動であるというように理解をし、そのことがまた市並びに教育委員会の御理解をいただいて今日的な今回先ほど報告させていただきましたような内容の中に踏襲をさせていただいて、しばらく29年度までの推移を見守っていきたいというのが考え方でございます。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
1番、勝井太郎議員。
○1番(勝井太郎君)
御答弁ありがとうございます。
感想ですけれども、不思議な答弁やなと思います。
というのは、私はどんな議論があったのかという質問をしてるんですけど、なぜか理事者のような答弁が返ってくるんですね。こういう意見があって、こういう議論があって、こうなったということだったらわかるんですけど、そうではなくて、理事者のほうからこういう提案があってなんですね。これ、最初からこういうことなかったはずなんです。というのは、提案理由説明のときにそういう説明が一切ありませんでしたから、この話は委員会の議論の中で出てきて、委員会の議論の委員のですよ、委員の議論によって出てこないとおかしいんですよ。
だって、いきなり私たち、議決するのはここですから、総務文教委員以外にもちゃんと報告があってしかるべきですけど、これは提案理由説明のときには全くなかった話ですよね。全くなかった話がなぜか出てきてて、それもどういう議論があったのかということを委員長に問いただしても、恐らく理事者からの説明を話されてるんです。私はどういうことをするのか、どういう議論をしたのかというのを訪ねているんですけれども、なぜかそこが出てこないということ。
それから、公民館活動というのは、これは地域によってそれぞれ差異がありますから、もしそれを進めていくんだったら、どうやって平等性を担保するのか、そのあたりの議論、これはあってしかるべきなはずなんです。でもそこがなかったら、なぜそうなったのかも出てこないし、この議論はどういう過程で出てきたのかも大変不透明になりますよね。
お金を使ってやることですから、予算の裏づけも当然これは必要ですし、予算の裏づけが必要になって、しっかり事業を進めていくことというのは、しっかり議論がどういう議論があってどうなっていくのかというのが明らかにされる必要があります。そうでないと、また予算提案されるときにも説明があるのかもしれませんけど、ただ、これ今の来年度予算の話じゃなくて、さらに先の話なんですね。そういう物すごく大きな方向性を決める話がなぜか提案理由説明にはなく、その後ここで委員長報告で出てくるということですね。これは甚だ疑問ですし、どういう議論があってそうなったのかというのは、これは委員長としてもやはり説明していただく必要があると思います。
それなしでやっていたらですし、もし今の説明をそのまま受けとめますと、総務文教委員会の中では委員からの意見というのはほとんどなかったということになります。委員長一人でお話しされていたのかもしれませんが。委員長と関係部局で、これもし調整してやってたら、そもそも委員会制度の否定になりますし、議会としても余りよろしくないことですね、提案理由説明のときに説明がされていないことが新しく追加されていますから。そこはしっかり説明いただく必要があると思いますし、どういう議論があったのか、そしてどういう背景でこれは出てきたのか。提案理由説明の後に追加で出てきていますから、どうなっているのか、そのあたり、これはもう3回目ですけれども、改めてですけれども、御質問、お答えいただきたいと思います。私は説明を求めておりますので、どういう委員会で議論があり、どういう、議論なくいきなり出てくるはずないんですよ。だって、議論なくていきなり出てきたら、どこかで話しないとならない話ですからね。
議会というのは公開の場でされることですから、公開の場である委員会でどういう議論がされて、どういう背景があってその提案がされ、それはどういう議論がされて納得をして可決すべしというようになったのか。そこがないと、賛否についてなかなか態度も決めにくいと思いますので、ぜひそのあたりのところを背景であったりどういう過程があったのか、御説明よろしくお願いいたします。
○議長(中山一夫君)
上田徳委員長。
○5番(上田徳君)
それでは、ただいまの勝井議員の質問にお答えをしていきたいと思います。
今回提案されております56号は、公の施設である集会施設のあり方の見直しに伴う関係条例の整備についてでございます。したがいまして、この公の施設にまつわる集会所のあり方についていろいろな関係条例が今回整備をされるわけでございます。総務課からの提案ということでございますので、これは今までそういった関係の施設が総務課の集会所施設あるいは適化法に伴うところのものにつきましては従来のもとで管理をしますけれども、お示しいただいておるような形の中でそれぞれの管理を変えていくということでございます。
この議論がなぜ出てきたかというところにつきましては、公民館の設置条例というところがございます。そこの第4条、第5条の中で宇陀市には公民館を設置するということで、2条で中央公民館を大宇陀に置くと、第3条に分館を置くと、その分館は四つのところに置くと、多分別記やったと思いますけれども、ちょっと今すぐその条文の部分が出てきませんけれども、4条と5条に地区公民館を置くということと、それから自治公民館を置くということになっておるわけでございます。
議論の中で、今回の公の施設である集会施設のあり方の見直しに伴う関係条例の整備についてということで、公民館の関係を記載しております宇陀市の関係条例の中の先ほどの公民館の設置条例の4条、5条はどうなるんですかということをお尋ねしましたところ、これはなくなると、新たな集会所条例の中で包含をしていくということでございます。
したがいまして、では公民館というものは宇陀市としては中央公民館と各それぞれの地域の設置をされております分館が公民館活動の主体であるとなっておりました。それは行政側の答弁でもはっきりしております。我々としましても、併設されておる公民館の今後の管理のあり方として集会所として管理をしていくというようなことについては特段の議論もございませんでした。
そこで、4条、5条がなくなってまいりますと、今日的にそれぞれの活動されておりました公民館への補助金の適用がなくなるのではないかということがございました。公民館のほうとしましては、現実に当初の予定ではなくなっていって、そしてまちづくり協議会のそれぞれの面積、人口、人数、これの基準値を持っております計数の掛け算によりまして、多いところは160万でしたか、ちょっと調べればわかりますけれども、大きいところは160万ぐらいから少ないところは18万までの、その団体の中に、それぞれの算出根拠を持って配分をしていくということでございました。
ここで、では公民館の設置をされておる先ほど議員のほうからも質問がございましたけれども、設置をされておる位置づけの中で、この法律がなくなってもきちんと公民館のそういった部分についてどうされるんですかということをお尋ねしております。そうしましたら、それは宇陀市のそういった公民館の団体と連携を持ちながらやっていきたいということでございます。
しかしながら、まちづくり協議会のほうへの加入ということになりますと、これはあくまでも団体の加入ということで、この4条、5条で設置されておりましたときの公民館のスタイルと若干変わってくるのではないかという議論をさせていただきました。確かに法律の中での設置ではないというようなことになりまして、そして任意の団体とした中でのしっかりとした公民館活動を中央公民館、分館の中で連携をしながらやっていきますよということで議論をしておりました。
その中で、じゃあ、もし今度この公民館活動をされている地域の中に正式に公民館の活動として設置をされないようなことが起きたら、それはどういった窓口を持っていたすんですかというようなお話もさせていただきました。そうしましたときに、それは地域の中でしっかりと公民館の活動をやっていただくようにお願いをしていく、またそのような指導助言をやっていくという御回答をいただいておりました。
されながら、そういったことが教育委員会としての窓口として確保できるような状況がつくれるんですかといったようなこともお話をさせていただきました。その結果、公民館のほうとしましても、それは地域の中できちんとやっていただきたい、特に人権教育等につきましては、今までからも地域のそれぞれの公民館の責任者の方々が代表者となって宇陀市の人権教育の根幹の部分を支えてきていただいておるという背景もございます。
したがいまして、そういった背景をもう少し新しくつくっていっておりますまちづくり協議会の中にしっかりと定着することが確認されないと、今後こういった教育の機会均等というものがなかなか担保できないのではないかという思いもございまして、そういった部分では直接的に教育委員会が指導助言をできるものとして、教育委員会部局の中でしっかりと公民館活動をまちづくりの中に定着していけるようなそういった指導助言というものをつくっていって、そういったものの制度設計として残していただけないかというようなことで議論もし、最終的には先ほど申しましたような形で26年度と27年度から29年度までのそういった形の中では補助金という格好になりますけれども、それはそれを通していかに今まで進めてこられました公民館の諸活動に対して教育委員会が社会教育の礎としてのモチベーションを保っていっていただきたいということでございます。
私として非常に重く受けとめましたのは、社会教育委員会から選出されております宇陀市の公民館運営審議会の議長さんに参考人として来ていただきまして、いろいろ御意見を伺ってまいりました。
その結果、最終的にはやっぱり先ほども申しましたけれども、宇陀市の皆さん方がこの公民館活動にしっかりと参加していけるようなそんな体制をつくっていっていただきたいと、それが議長としての願いでございますというようなことを述べられておりまして、そういったことがやはり進められるということは、これはもう少しの間、教育委員会の中でしっかりと宇陀市の生涯学習、公民館活動、社会教育のあり方について指導助言を直接的にしていただけるような体制、制度、そういったものを残しておく必要があるのではないかなということを理事者の皆さん方と議論をさせていただきました。
そういった背景を持ちまして、こういった形でもう少しの間、まちづくり協議会の中にそういった考え方が定着するまでの大事な時間として4年を担保させていただきまして、そしてそのことが地域の皆さん方にしっかりと受け入れられ、そしてまちづくり協議会の中で自主的な公民館活動としてのものが、社会教育の市が公の機関がしっかりと設置してやっていけるそういったものに変わっていく過程として、こういった形のものを御提案いただきました。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようでしたら、これをもちまして質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、議案第54号、宇陀市防災会議条例の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第54号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第2、議案第55号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第55号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第56号、公の施設である集会施設のあり方の見直しに伴う関係条例の整備については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第56号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第57号、宇陀市生涯学習施設条例及び宇陀市社会体育施設条例の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
討論がないようですので、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第57号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第68号、奈良県市町村総合事務組合を組織する市町村等の変更については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第68号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第69号、奈良県市町村総合事務組合の規約の変更については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第69号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程第7、議案第58号、宇陀市簡易水道事業給水条例等の一部改正についてを議題といたします。
ただいま議題といたしました議案につきましては福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告を受けます。
11番、多田與四朗福祉厚生常任委員長。
○11番(多田與四朗君)
議席番号11番、多田でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、福祉厚生常任委員会の御報告をさせていただきます。
当委員会は12月5日の今期定例会2日目で付託されました議案第58号、宇陀市簡易水道事業給水条例等の一部改正についての議案を審査するため、去る12月9日午前10時より庁舎第1委員会室におきまして、全委員と議長及び市長、市民環境部長、健康福祉部長、市立病院事務局長、水道局長、さんとぴあ榛原事務長並びに関係職員の出席によりまして委員会を開催いたしましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告をいたします。
平成25年12月20日。宇陀市議会議長、中山一夫様。福祉厚生常任委員会委員長、多田與四朗。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年12月5日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告をします。
事件番号、件名、審査の結果の順に申し上げます。
議案第58号、宇陀市簡易水道事業給水条例等の一部改正について、審査の結果は原案可決でございます。
審査の経過につきまして、私と市長の挨拶の後、付託されました議案の質疑に入りました。委員各位から多くの意見がございましたが、主な質問や意見の内容につきましては、次のとおりでございます。
議案第58号、宇陀市簡易水道事業給水条例等の一部改正については、今回の条例の一部改正は、皆様御承知のように来年4月から改正をされる消費税率8%にアップをいたします。そしてまたその2年後には10%となりますが、それにかかわるものでございまして、それに伴いまして水道料金の内容を改定するということでございます。
このことに関連いたしまして、今後の宇陀市の水道料金の計画また上下水道の今後の計画等につきましての質問がございました。これはもう皆様御承知かと思いますけれども、平成20年に宇陀市の水道ビジョンというものが策定をされております。それによりますと45年、平成でいきますと、平成がそのまま続きましたら45年までの計画でございます。
しかし、さまざまな社会環境の変化が伴います。御承知のように、いつも言われておることは人口減少、そして過疎化、こういったことでございます。国のほうでは税と社会保障の一体改革というのが進んでおります。これは地方分権の中で各自治体が独自にさまざまな形でその地域に合うように考えていかなければならないということで、自治体の自立を促すことでございます。こうした中で、非常に関係する所管部門では非常に長期的な展望ではございますけれども、非常にあらゆることを想定しながら、踏まえながら考えておっていただいておると、そういう状況を知っていただきたいと思います。
また、意見の中には、ほかに水道料金の統一に関するものがございました。これもまた御承知かと思いますが、平成28年に上水と簡易水道の統一がございます。したがいまして、その統一によってさまざまなまた計画の見直し等々があろうかと思います。その値上げの時期や水道料金を統一することに関しまして、さまざまなことが派生してくるかと思うんですけれども、そうしたことは想定の中での議論ということになったかと思います。
水道に関しましては、市民のライフラインでございますので、欠かせないものでございます。その事業に関して慎重かつ親身になって、このビジョン推進をしっかりしていただきたい旨の委員からの要望がございました。以上をもちまして審議を終了した次第でございます。
その後、採決が行われまして、可決すべきものと決定をした運びでございます。
審議終了後、報告事項として、ほかに後期高齢者医療制度の保険料に関する今後の保険料の推移について担当所管から御説明を受けました。保険料の計画変更時期であり、その内容について確定次第、広報で市民の方々に通知をしていきたいとのことでありました。そのほか概要につきまして報告を受け、午前10時59分に終了いたしました。
以上で、福祉厚生常任委員会の委員長報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして質疑を終結いたします。
日程第7、議案第58号、宇陀市簡易水道事業給水条例等の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第58号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
ただいまから午前11時20分まで休憩いたします。
午前11時06分休憩
午前11時20分再開
○議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
○議長(中山一夫君)
日程第8、議案第59号、宇陀市営住宅条例の一部改正についてから日程第10、議案第67号、宇陀市道路線の認定についてまでの3議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました3議案につきましては産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、産業建設常任委員長の審査報告を受けます。
12番、山本繁博産業建設常任委員長。
○12番(山本繁博君)
議席番号12番、山本繁博でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、産業建設常任委員会の御報告をさせていただきます。
当委員会は、12月5日の今期定例会2日目で付託されました議案第59号、宇陀市営住宅条例の一部改正について、議案第66号、宇陀市道路線の認定について、議案第67号、宇陀市道路線の認定についての3議案を審査するため、去る12月11日午前10時より市役所第1委員会室において、全委員と議長及び市長並びに関係職員の出席により委員会を開催いたしましたので、報告をさせていただきます。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告をいたします。
平成25年12月20日。宇陀市議会議長、中山一夫様。産業建設常任委員会委員長、山本繁博。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年12月5日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定しましたので、会議規則第102条の規定により報告をいたします。
事件番号、件名、審査の結果の順に申し上げます。
議案第59号、宇陀市営住宅条例の一部改正について、原案可決。
議案第66号、宇陀市道路線の認定について、原案可決。
議案第67号、宇陀市道路線の認定について、原案可決。
審査の経過については、私と市長の挨拶の後、付託された議案の質疑に入りました。
委員各位から多くの意見がありましたが、主な質問や意見の内容については次のとおりでございます。
議案第59号、宇陀市営住宅条例の一部改正については、生活の本拠をともにする交際とあるが、市役所でどのように把握するのか。
この改正はしていただいて、DVの救済もしていただきたい。
議案第66号、宇陀市道路線の認定については、東町西峠線は昭和51年の都市計画決定から相当たっているが、道路の申請は、そのように長い期間を想定して行うものか。
今度新たに下井足高萩線を計画されて市道の認定を提案しているが、以前にあった都市計画道路下井足西峠線はどうなるのか。
議案第67号、宇陀市道路線の認定については、近鉄線を高架で越えるということだが、近鉄とはどのような協議をされているのか。
また、消防学校のグラウンドの上を通過する計画であるが、その影響はどう考えているのか。
宇陀市のまちづくりの拠点になる道路だと思う。市の発展のために今後一層の努力をしてほしいなどの多くの質問、意見等ございましたが、理事者側の答弁、説明で、委員各位はおおむね御理解をいただけたものと考えております。
その後、採決が行われ、可決すべきものと決定しました。
審査終了後、その他の案件として、室生口大野駅前の整備について及び農道から市道への認定についての意見が出ました。
その後、報告事項として、保養センター美榛苑耐震診断の結果について担当者から報告を受け、午前11時25分に終了しました。
以上で、産業建設常任委員会の委員長報告とさせていただきます。
○議長(中山一夫君)
以上をもちまして、産業建設常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、議案第59号、宇陀市営住宅条例の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第59号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第9、議案第66号、宇陀市道路線の認定については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第66号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第10、議案第67号、宇陀市道路線の認定については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第67号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第11、議案第60号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)についてから日程第16、議案第65号、平成25年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの補正予算6議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました6議案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告を受けます。
3番、堀田米造予算審査特別委員長。
○3番(堀田米造君)
失礼いたします。議席番号3番、堀田米造です。ただいま議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、12月5日の今期定例会2日目で付託されました議案第60号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)から議案第65号、平成25年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)までの6議案について審査するため、去る12月16日、市庁舎大会議室において全委員と議長及び市長、教育長並びに関係職員の出席により予算審査特別委員会を開催しましたので、その報告をさせていただきます。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告させていただきます。
予算審査特別委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年12月5日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第60号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)について、原案可決。
議案第61号、平成25年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。
議案第62号、平成25年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。
議案第63号、平成25年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。
議案第64号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。
議案第65号、平成25年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。
審査の経過については、16日の午前10時に開会し、私と市長の挨拶の後、付託されました議案の質疑に入りました。
委員各位から多くの意見がありましたが、主な質問や意見の内容については次のとおりです。
まず歳入では、今年度の地方交付税と臨時財政特例債の内示額と現予算計上額との差額、保留財源の使途について。
一つ、今回の補正額で繰越金は全額か。
一つ、合併特例債の経過と総合計画への反映と活用について。
一つ、起債の交付税算入のあり方と過疎債のまちづくり計画への充当は。
歳入につきましては、以上のような質疑がございました。
次に歳出ですが、一つ、近鉄大野・三本松駅の無人化に対する市の対策と今後の運用について。
一つ、地元からの要望に対する地域事務所職員の対応について。
一つ、退職手当負担金の特別負担金について。
一つ、伊那佐農産物加工所改修工事の事業内容について。
一つ、伊那佐幼稚園用地買収の意味について、また、地域産業への投資効果について。
一つ、企業誘致条例について。
一つ、今回の企業誘致に至る経過について。
一つ、6次産業と企業誘致及び6次産業の定義について。
一つ、企業誘致に係る地域雇用促進及び定住促進の取り組みについて。
一つ、普通財産の貸し付けについて。
一つ、電算機器のセキュリティについて。
一つ、障がい者福祉、扶助費の内容について。
一つ、国民健康保険費財政安定化支援事業繰出金の交付税算入について。
一つ、介護保険特別会計繰出金について。
一つ、児童福祉に係る非常勤職員の状況について。
一つ、幼稚園職員と臨時職員の配置と臨時職の業務内容について。
一つ、生活保護費の医療扶助の増加の理由と取り組みについて。
一つ、幼稚園教諭と保育士の処遇のあり方について。
一つ、保育園の民間委託への検討について。
一つ、農業費及び建設費の原材料費と地元要望額の状況について。
一つ、道の駅の経営状況について。
一つ、美榛苑の耐震化状況と今後の経済効果について。
一つ、榛原小学校工事の増額内容について。
一つ、伊那佐小学校及び伊那佐文化センターの今後の利用方法について。
一つ、賃料を徴収する施設と合併特例債の充当について。
一つ、国民健康保険財政調整基金の今回補正財源を含めた基金残と今後の運用予定について。
一つ、介護保険事業の財源不足の手当の見込みと保険料について。
一つ、介護給付費の伸びに対する見込み状況について。
一つ、保養センター事業会計の予備費について。
一つ、介護老人保健施設事業会計の費用構成の内容についてなど、以上が質疑の概要です。
委員会の中では多くの質問、意見などがございましたが、理事者側の答弁、説明で各委員おおむね御理解をいただけましたものと思います。
その後、採決が行われ、可決すると決定し、12月16日午後5時53分に閉会いたしました。
以上で予算審査特別委員会委員長報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
14番、山本新悟議員。
○14番(山本新悟君)
予算委員会へ入ってないので聞きますけれども、大野の無人駅をするために173万円と出てますけど、何をするので、これ何のためにハウス建てて職員を入れるのか、それは委員会で話が出たのか出てないのか、それを委員長お願いします。
○議長(中山一夫君)
堀田米造委員長。
○3番(堀田米造君)
山本新悟議員の質問ですが、その金額は大野もやはり行楽客が春、秋多いですので、無人化になれば、やはり混雑も予想されますし、駅員さんもおらなければ観光客が来られても、ちょっと聞きたいなと思っても聞けるところがないので、宇陀市からハウスを建ててそこで対応するということで聞いております。
○議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
○14番(山本新悟君)
それやったら、今榛原の駅前の案内所がありますやろう。あれが何人ほど来てるのか。そしてまた、これ観光案内所を建てるということは、無人駅に変わりありませんの違うの、駅には。ただ案内するだけの話やろう。その点どうで、榛原何人来てるのか知らんけれども。
○議長(中山一夫君)
堀田米造委員長。
○3番(堀田米造君)
榛原の観光案内所の人数は私、把握しておりませんが、やはり観光となれば大野駅のほうが旬になれば多いから、ハウスを建てて対応するということを聞いております、私は。
以上です。
○議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
○14番(山本新悟君)
3回までしかあかんのやけれども、観光案内、旬だけの話やろう、春と秋だけの話ですのやろう、違いますの。それをずっと続けていくのか。その点どうか。
それで、この榛原の駅の案内所は何人来てるのか、委員長がわからんところを教えて、どこが教えてくれるのか、企画か、観光課はどこで。観光客は何人来てるねんて、それを言うてわからんと言ってるんやから、誰か知ってる人、教えてくれたらよろしいん違うの、誰、知ってるの、それは。商工観光課おらへんの、知りませんのか、商工観光課。何をごちゃごちゃ言うとんので、わかってますやろう、そんなもんいつでも。もう3遍目やから、その話だけ教えてください。わからへんかったら……
○議長(中山一夫君)
山本議員、一応委員長に対する質疑でございますので、数字的なことについては後日回答させていただきます。
○14番(山本新悟君)
それをしたところで、事故が起きた場合はどうしはるの、全部これ、観光案内があって事故が起きた場合は全部宇陀市が責任持たんなんのか、これ。
○議長(中山一夫君)
堀田米造委員長。
○3番(堀田米造君)
駅構内は近鉄のほうがしていただきます。外はそこまで私は聞いておりません。そして無人化に伴う初期の対応として、観光客が多くなる場合は近鉄の方も対応していただきますし、うちも2カ月間ということで聞いておりますので。
以上です。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第11、議案第60号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第60号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第12、議案第61号、平成25年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第61号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第62号、平成25年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第62号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第63号、平成25年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第63号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第64号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第2号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第64号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第16、議案第65号、平成25年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第65号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
午後1時10分まで休憩いたします。
午前11時53分休憩
午後1時10分再開
○議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
○議長(中山一夫君)
日程に従いまして、日程第17、委員長報告を議題といたします。
委員会開催につきましては、12月11日に市立病院経営特別委員会が開催されましたので、委員長から報告をお受けいたします。
なお、委員長報告に対する質疑は委員長報告終了後に受け付けます。
それでは、市立病院経営特別委員会の報告をお受けいたします。
市立病院経営特別委員会、大澤正昭委員長。
○8番(大澤正昭君)
議席番号8番、大澤正昭でございます。よろしくお願いをいたします。ただいま議長の許可をいただきましたので、市立病院経営特別委員会の御報告をさせていただきます。
当委員会は、去る12月11日午後6時から宇陀市議会第1委員会室において、出席委員10名と仲川市立病院長を初め、市立病院事務局長、健康福祉部長、所管課長の出席により開催をいたしました。
初めに、私と病院長、病院事務局長の挨拶の後、協議に入りました。
上半期経営状況についての案件1では、中間決算報告、外来・入院の患者数や収益及び病床稼働率の年度別比較の説明が担当者からございました。
これに対して、委員各位からは次のような質問、意見がありました。主なものは以下のとおりです。
医業外収益が昨年度の上半期に比べてふえている理由は何か。
外来収益の減少は院外処方に移行されたことが影響しているということであるが、ほかの要因はないのか。
自己評価をどうのようにしているのか。
院外処方になったことにより、薬の待ち時間が短くなってよくなったというような声はあるのか。
電子カルテを導入することによって、来院者の院内紹介や薬の処方等、待ち時間を短くするサービスをすることにより患者さんもふえるのでないか。
アピールできるようなところは積極的に市民の皆様に広報していかなければ、市民に伝わらない。伝えることで患者さんもふえ、経営の改善にもつながる。
次に、案件2であります。経営改善の取り組みについてでは、全国自治体病院の病床規模別の平成24年度決算見込み状況、宇陀市立病院と全国の同じ規模の公立病院との比較、経営改善に向けた対応について、今後の中長期的な改善に当たって留意すべき点を担当者及び専門的な分野から病院経営コンサルタントから説明を受けました。
これに対して、委員各位から次のような質問、意見がありました。主なものは以下のとおりでした。
レスパイト入院については、このレスパイト入院というのは少し説明をさせていただきます。
レスパイトケアというんですが、在宅療養中の障がい児、障がい者、高齢者などのケアを他者が一時的に代替することで、ほかの人がかわるということであります、在宅で介護している家族を解放し、日ごろの身体的・精神的疲労などからの回復を図る家族支援サービスをいうというレスパイトという意味であります。
このレスパイト入院については、高齢者も子どもも対象になるが、多くの病院が主に高齢者を対象としている。市立病院では子どもも対象としているのか。
未収金回収対策の強化はどのような方法で行うのか。
他の病院との連携はどうなっているのか。
市長部局が包括ケアや病診連携でしっかりリーダーシップをとってもらいたい。
これら二つの案件についての質問に対して理事者より説明があり、委員各位おおむね理解をしていただき、午後7時55分に会議を終了いたしました。
以上で、平成25年12月11日に開催をいたしました市立病院経営特別委員会の報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
市立病院経営特別委員会委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
以上で委員長報告を終結いたします。
○議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第18、諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(平成26年3月31日任期満了に伴うもの)から日程第21、諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(新たに推薦する者に係るもの)までの4議案を一括して議題といたします。
これらの議案は過日の本会議1日目において提案者の説明が終わっておりますので、各議案ごとに意見をお受けいたします。
初めに、日程第18、諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(平成26年3月31日任期満了に伴うもの)について意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
意見なしと認めます。
これをもちまして意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第1号について適任と答申することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第1号は適任と答申することに決しました。
次に、日程第19、諮問第2号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(平成26年3月31日任期満了に伴うもの)について意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
意見なしと認めます。
これをもちまして意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第2号について適任と答申することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第2号は適任と答申することに決しました。
次に、日程第20、諮問第3号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(平成26年3月31日任期満了に伴うもの)について意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
意見なしと認めます。
これをもちまして意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第3号について適任と答申することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第3号は適任と答申することに決しました。
次に、日程第21、諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(新たに推薦する者に係るもの)について意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
意見なしと認めます。
これをもちまして意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第4号について適任と答申することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第4号は適任と答申することに決しました。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第22、発議第1号、地域の交通を維持確保するための支援を求める意見書についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
○議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。事務局の増田でございます。
それでは、本日の議案書、議会関係の1ページをごらんいただきたいと思います。
発議第1号。平成25年12月20日。宇陀市議会議長、中山一夫様。提出者、宇陀市議会議員、上田徳。賛成者、宇陀市議会議員、高見省次、同じく山本良治、同じく峠谷安寛。
地域の交通を維持確保するための支援を求める意見書(案)。
上記の議案を、別添のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
続きまして、2ページでございます。
地域の交通を維持確保するための支援を求める意見書(案)。
地域交通を取り巻く環境は、規制緩和による競争の促進、高齢化社会の進行などにより大きく変化する中で、公営交通事業は極めて厳しい経営状況が続いています。
特に、乗合バス事業については、平成14年2月の需給調整規制の廃止により競争原理が導入され、路線バスの参入及び撤退が自由化される中、過疎化の進行、モータリゼーションの進展等により利用者が恒常的に減少していることから、県内の多くの路線が赤字という極めて厳しい現状にあり、バス路線の廃止が急増するなど地域交通体系の崩壊も懸念されています。
そのような中、昨年より、知事自らが率先して、奈良県の地域交通の改善にむけての方向性について、路線バスの補助指標及び廃止等検討指標素案を示されているとされています。
その中でも路線バスは、通勤、通学、通院、買い物等、地域住民の日常生活を支える公共交通機関として重要な役割を果たしていますが、民間事業者(奈良交通)による路線バスを維持確保しようとした場合、地域の公共交通の現状は、運行欠損額を補助するといった形で支援しており、財政負担や将来計画に大きな課題が生じています。
特に宇陀市は、市内の公共交通を担うだけでなく、近隣地域の主要たる近鉄榛原駅を有していることから、奥宇陀、東吉野、奈良市都祁と榛原駅を結ぶ路線等、6路線7系統が協議申し入れ路線に含まれており、更に市内の「榛原ネオポリス線」や観光路線としての「室生線」も何らかの支援が必要になってきています。
県におかれましては「奈良県基幹公共交通ネットワーク確保事業」により公共交通のネットワーク化等を基本に目的施設やその利用時間、経路など利用者の交通特性に応じたバス交通の確保を図っていただいておりますが、市内を運行する「大宇陀線」及び「古市場線」におきましては補助要件のうち、「複数市町村にまたがるもの」の要件等を充たさないため、取り残されています。
国は補助要件「複数市町村にまたがるもの」につきましては、平成13年3月31日における市町村の状態に応じるとされておりますことから、県の補助要件も同じくしていただく等、広域的・幹線的路線、市内完結路線、過疎地域基幹路線等の区別なく、利用度や需要が高い路線については奈良県基幹公共交通ネットワーク確保事業の適用とするほか、県独自の財政的支援の検討、また、奈良交通バスと同様に市町村が運行するコミュニティバス等についても支援の検討を強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成25年12月日。奈良県宇陀市議会。送付先、奈良県知事、荒井正吾様。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
提出者の説明を求めます。
5番、上田徳議員。
○5番(上田徳君)
議席番号5番、上田でございます。ただいま議長からの許可をいただきましたので、発議第1号、地域の交通を維持確保するための支援を求める意見書(案)についての提案説明をさせていただきます。
本件につきましては、朝の総務文教常任委員会において報告をさせていただきました奈良県中南部地域における路線バス確保についての中間報告と深く関係するものでございまして、中間報告の中で報告をいたしましたように、本市を含む中南和地域での奈良交通株式会社の経営状況は大変厳しい状況にあることが報告されており、県並びに市への協力要請が文書で提出をされております。
国の補助対象路線につきましては、平成13年3月31日現在で、宇陀市の場合でしたら合併前の4町村でございますけれども、その市町村の区域を運行する路線については対象とされておりますが、奈良県での補助につきましては、その対象から外されております。
提案させていただきました意見書は、県の補助要件につきましても国と同じように合併前の複数市町村の枠組みで補助を行っていただくことの要望とコミュニティバス等へのさらなる御支援をいただきたいというものでございます。
以上、簡単ではございますけれども、提案説明とさせていただきます。どうか可決に至りますよう皆様方の御協力をよろしくお願いを申し上げまして、提案説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(中山一夫君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について原案のとおり採択することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、発議第1号、地域の交通を維持確保するための支援を求める意見書については、原案のとおり採択することに決しました。
○議長(中山一夫君)
次に、日程第23、発議第2号、宇陀市議会議員定数条例の一部改正についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
○議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。議会関係議案書の3ページをごらんいただきたいと思います。
発議第2号。平成25年12月20日。宇陀市議会議長、中山一夫様。提出者、宇陀市議会議員、峠谷安寛。賛成者、宇陀市議会議員、小林一三、同じく勝井太郎、同じく山本良治、同じく井戸本進、同じく多田與四朗、同じく山本繁博。
宇陀市議会議員定数条例の一部改正について。
上記の議案を、別添のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
続きまして、4ページでございます。
宇陀市議会議員定数条例の一部を改正する条例。
宇陀市議会議員定数条例(平成21年宇陀市条例第1号)の一部を次のように改正する。
本則中「16人」を「14人」に改める。
附則。
この条例は、次の一般選挙から施行する。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
提出者の説明を求めます。
7番、峠谷安寛議員。
○7番(峠谷安寛君)
当条例提出者の峠谷でございます。ただいま議長より許可をいただきましたので、今回提案させていただきます宇陀市議会議員定数条例の一部改正についての提案理由を説明させていただきます。
当市議会における議員定数の検討につきましては、議会改革特別委員会で議会の体制、組織構成、運営についての審議を進めてまいりましたが、26年4月の市議会議員選挙が迫る中、定数問題は喫緊の課題であることから、全員一致により9月定例会で議員定数検討特別委員会が設置されました。議員全員が委員に任命され、次期一般選挙を踏まえ、当委員会の意思を出し、市民の理解と早い時期に広報できることを目的に審議いたしました。
審議の内容につきましては、先日の定例会1日目に議員定数検討特別委員会委員長報告の中で、審議並びに検討の詳細について報告させていただきましたので、ここでは割愛させていただきます。
宇陀市においては高齢化、過疎化が進み、市税収入の減少や急激な人口減少に直面する中、宇陀市の将来における持続できる体制を確保するためには、継続的なこれまで以上の行政改革が不可避の状況にあり、議員として経費については、その現状を維持するために必要最小限で賄っていくことが求められていると考え、また市政のチェック役として厳しい改革を迫っていくためにも、議員みずからも厳しい政治姿勢で臨むという認識のもと、宇陀市議会議員定数検討特別委員会は14名を適正な議員定数として委員会結論とし、本定例会において宇陀市議会議員定数条例の一部改正を提案いたしました。
非常に簡単ではございますが、宇陀市議会議員定数条例の一部改正について提案理由とさせていただきます。よろしく御審議をいただき、御議決賜りますようにお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
提出者の説明が終わりました。
この件に関しましては議員全員が委員となって審議いたしておりましたので、これに対する質疑は省略し、直ちに討論に入りたいと思います。
討論はございませんか。
15番、高橋重明議員。反対討論から。
○15番(高橋重明君)
議席番号15番、高橋重明でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、私は反対する立場で討論をさせていただきます。
宇陀市議会議員定数条例の一部改正についての反対討論。
平成12年4月に施行されたいわゆる地方分権一括法による機関委任事務の廃止によって、地方自治体はみずからの責任において自治体の全ての事務を決定することとなり、これらの事務に対して議会の審議権、議決権、調査権、検査権が及ぶなど、その権限が強化された結果、議会の担うべき役割は責任も大きくなりました。
議会がその責任を果たしていくためには、二元代表制の趣旨を踏まえ、首長と相互の抑制と均衡を図りながら自治体の自立に対応できる議会へとみずからを改革していかなければなりません。
当宇陀市議会は平成23年9月議会において議会改革特別委員会を設置し、議会の役割、議員の役割は何か等を討議し、議会活性化のための検討をしてまいりましたが、多くの議会がいまだ結論に至っておらず、議会の憲法と言うべき議会基本条例の検討すらされていません。
そうした中、中山議長から引き続き強いリーダーシップのもと検討を続けるという言明をいただき、委員会はいまだ解散をしておりません。来年4月の議員選挙が迫る中、議員定数のみを検討するための委員会が設置され、議論されてきましたが、採決の結果も7対7と拮抗し、委員長判断となっています。
議会が多様な市民の代表として議員同士が自由闊達な議論を闘わせ、その中から論点や課題を明らかにするためには一定数が必要です。現在理事者側から提案された議案の全ては三つの常任委員会に付託されており、一常任委員会5名は限界ではないでしょうか。
今議会におきましても、農業の6次産業化の問題、観光資源の発掘など宇陀市政の目指す課題は山積し、高齢化・人口減少対策、そして財政再建は待ったなしです。
全国市議会の職制を見ましても、人口5万人未満252市の平均議員数は18.8人となっています。財政事情を考慮するならば、議員報酬について現審議会で検討すべきと私は考えております。
以上をもって、私の討論を終わります。ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
賛成討論。
1番、勝井太郎議員。
○1番(勝井太郎君)
賛成の立場から討論させていただきます。
議会改革は進めていかなければいけないものでございます。高橋議員もおっしゃっておられましたが、議員の役割と、それから議会の求められる役割というのは、地方分権が進中、大変重要になってきております。住民の意見を行政に届け、行政の役割をチェックをするという役割から、しっかりとした議論を行った上で宇陀市のこのまちの方向性を示していく議事機関としての役割を宇陀市議会はもう一度取り戻す必要がございます。
地方自治法には、このような条文がございます。
効率のよい運営を図らなければならない、そして最小限の費用でその目標を達成しなければならない、このような条文がございます。
したがいまして、議会においても今まで以上に効率のよい運営が求められてまいります。効率を追求しながら議事機関としての役割を果たしていく。その中で体制を考えますと、今現状の3常任委員会体制や特別委員会が複数乱立している体制を見直していく、そのような必要があるのではないかと考えられます。現状維持ではなくて、踏み込んだ改革を進めていくためには、議員定数についても聖域を設けずに議論をする、そのような必要があると私は考え、議論に参加をしてまいりました。
議員報酬についても意見がございましたが、この議員報酬というのは、議会というのは多様な意見が反映される場所でなければなりません。当然現役の世代であったり若年層であったり、もしくは女性であったり多くの方、逆に高齢者の方、多くの方が参画をし、このまちのありとあらゆる多様な問題を議論した上で物事を決めていく必要があります。
議員定数を維持するために報酬を削減するということは、それだけお金に余裕のある方に参加をするように求めていこうということになります。現役世代の参加を求めたり、もしくは若い方の意見を求めていこうというのであれば、その方々が参画ができるようなそのような筋道を開いていく必要があります。効率を追求をしながら多様な世代が参画ができる議会をつくっていくということ、効率を追求をしながら、より今まで以上にこのまちの方向性を考える、そのような委員会をつくっていくためには、委員会の整理・統廃合についても踏み込んでいかなければなりません。現状の3常任委員会体制、5名ずつ、総務文教常任委員会は6名ですが、ではなくて、さらに踏み込んだ統廃合を進めていくためには、議員定数の削減についても一定やむを得ないと思います。
ただ、一方で、どこまでも少なければいいというものではないということも指摘をしておかなければなりません。多様な意見を反映するのが議会の大切な役割ですから、削減をするだけだったら地方自治法上でしたら3人まで削減することができますが、それでは多様な意見を反映することはできません。反映ができる限界点を探り議論をしていき、この後、議会改革特別委員会に、また委員会の構成についてや今後の議会の方向について議論はまたバトンタッチされると思っています。この議員定数の議論に決着をつけた後、議会の機能強化について、住民と多様な意見を共有しながら、そして議員間でしっかりとした議論をしていく。一部の議員が理事者と取引をしたりするのではなくて、私たち市議会議員全員が議論をした上で、納得をした上で物事を決める。そのような制度をつくっていくために、議員定数についても一定数削減をすることが必要だと考え、私は賛成をいたします。
以上です。
○議長(中山一夫君)
反対討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして討論を終結いたします。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、発議第2号、宇陀市議会議員定数条例の一部改正については、原案のとおり可決することに決しました。
ただいま宇陀市議会議員定数条例の一部改正についてが可決されましたことにより、これまで議員定数に関しまして審議いただいておりました議員定数検討特別委員会につきましては、この付議事件の調査検討が終了いたしましたので、議員定数検討特別委員会を閉じさせていただきます。
これまで特別委員会において御尽力いただきました委員の方々に深く感謝を申し上げますとともに、本日をもって議員定数検討特別委員会を閉じることにいたします。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第24、閉会中の継続審査について(議会運営委員会)。日程第25、閉会中の継続審査について(総務文教常任委員会)。日程第26、閉会中の継続審査について(福祉厚生常任委員会)。日程第27、閉会中の継続審査について(産業建設常任委員会)。日程第28、閉会中の継続審査について(市立病院経営特別委員会)。日程第29、閉会中の継続審査について(行財政改革特別委員会)。日程第30、閉会中の継続審査について(予算審査特別委員会)。日程第31、閉会中の継続審査について(議会改革特別委員会)。以上8件を一括上程いたします。
議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を審査事件として、また、各委員長からはそれぞれ所管する審査事項について、それぞれ閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております8件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、以上8件について、閉会中の継続審査とすることに決しました。
以上をもちまして、本定例会に付された事件は全て終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会の会期は12月24日まででございますが、会議規則第7条の規定により、本日で閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
これをもちまして、平成25年第4回宇陀市議会定例会を閉会いたします。
それでは閉会に当たり、竹内市長に御挨拶をお願いいたします。
竹内市長。
○市長(竹内幹郎君)
閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
今定例会は今月3日の開会以来、本日に至るまで18日間にわたり開催されてまいりました。その間、議員各位におかれましては、提案申し上げました議案に対しそれぞれ適切な御決定をいただき、まことにありがとうございました。今議会におきまして、議員各位からいただきました御意見、御指摘等につきまして、その対応に十分に留意し今後の市政運営に当たってまいります。
さて、宇陀市誕生から早くも8年が経過し、9年目に入ろうとしております。当市も普通の市として、ある一定の行政体制も整い、このごろでは市民感情も熟成されてきたのかなと感じているところでございます。
しかし、一方では、地域づくりに関していろいろ御意見があるのも事実でございます。
このような中、宇陀市の将来を推測したとき、合併による地方交付税の優遇措置の段階的な削減など大変厳しいものがあると予想されます。
しかしながら、私たちは厳しい中にも新たな宇陀市を創造していかなければならないと考えております。今回議決をいただいた6次産業化に向けた政策予算などは、これからの宇陀市の産業振興にも大きく寄与するものと確信しています。これからも宇陀市の発展を目指し、新規事業などを絶えず考え、市民生活の一層の向上、高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市を目指して市政運営に全力で邁進してまいりますので、市民の皆様を初め、議員の皆様の御支援、御協力をよろしくお願い申し上げます。
終わりに、新年まで11日を残すのみとなりました。これから寒さも一段と厳しくなります。宇陀市らしい季節の到来でございます。温かくして、風邪など引かないよう健康管理には特に御留意をいただき、時には外に出て歩き、健康管理をしていただきたいと思います。そして宇陀市の発展のために引き続き御活躍いただきますよう御祈念申し上げまして、閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
ありがとうございました。
閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は12月3日に招集され、本日までの18日間にわたり、過密な日程の中にもかかわらず、提案されました条例の一部改正案ほか、平成25年度補正予算案等数多くの重要案件について議員各位には終始極めて熱心に御審議賜り、適切妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め理事者の皆様には、審議の間、常に真摯な態度で御協力をいただきましたことに対し、深く敬意を表しますとともに、本会議並びに委員会において議員各位から出されました意見、要望等については、今後、十分御配慮の上、執行に当たられますようお願いいたします。
最後になりましたが、議員並びに理事者各位には、年末年始何かと御多忙のこととは存じますが、くれぐれも健康に御留意いただきまして、今後ますます御活躍されますよう、そして新しい年が明るい希望の持てる年でありますよう願い、皆様が健康で幸せ多い1年でありますよう御健勝を心から御祈念申し上げまして、閉会の挨拶といたします。
ありがとうございました。
午後1時47分閉会