本文
平成24年5月8日午前10時開議
午前10時00分
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本 進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
12番 |
山本繁博 |
14番 |
山本新悟 |
15番 | 高橋重明 |
16番 | 小林一三 |
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
副市長 |
前野孝久 |
教育長 |
喜多俊幸 |
総務部長 |
井上裕博 |
総務部参事 |
山本 洋 |
企画財政部長 |
楠田順康 |
市民環境部長 |
大西 茂 |
健康福祉部長 |
覚地秀和 |
農林商工部長 |
仲尾博和 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
出口裕弘 |
水道局長 |
栗野 肇 |
市立病院事務局長 |
竹内 均 |
会計管理者心得 |
中西靖記 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
大宇陀地域事務所長 |
南 勉 |
菟田野地域事務所長 | 徳田準一 | 室生地域事務所長 | 松岡保彦 |
議長(中山一夫君)
おはようございます。開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成24年第1回宇陀市議会臨時会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位には、公私何かとご多忙のところ、ご出席を賜り、ここに開会の運びとなりましたことを、心から厚く御礼申し上げます。
早いもので、昨年5月13日の役員構成の改選から1年が経過いたしました。今臨時会では議会の役員構成改選等の関係もあり、議事がスムーズに進行できますよう、皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。
さて、今臨時会に提出されました議案は、専決処分の報告並びに条例の一部改正の案件が提出されております。議員各位には慎重にご審議賜りますとともに、理事者各位には簡潔にできるだけわかりやすく説明、答弁をいただくことをお願い申し上げ、開会のごあいさつといたします。
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。また、議場内において、今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご承知おきお願いいたします。
議員1名が減数となり、当市議会の議員数は15名になります。ただいまの出席議員は15名であります。
定足数に達しております。よって、平成24年第1回宇陀市議会臨時会を開会いたします。
【開会10時00分】
議長(中山一夫君)
竹内市長から招集のごあいさつがございます。竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
皆さんおはようございます。平成24年の第1回臨時会にあたりまして開会召集のごあいさつを申し上げたいと思います。
議員皆さま方には、大変お忙しい中臨時議会を招集させていただきご参集いただき、本当にありがとうございます。今宇陀市はいい季節でございます。桜が終わり、ツツジが咲き始めているところでございます。農家の田植え風景が、風物詩のように行われ、宇陀市の一番いい季節を迎えているのではないかなあと思っております。そしてまさに、春の風香る宇陀市でございます。今臨時議会では、専決処分の承認案件2件と、危機管理監設置に関しての条例改訂の3案でございます。危機管理監に関しましては、後ほど提案理由の説明でも述べさせていただきますが、最近の災害状況を考えた時、その備えのために市民を中心に、市役所、
広域消防組合、消防団、そしてまた、地域自治防災組織、そしてまた、防災連携をしている事業者の方々と連携して、地域の防災体制を整備する政策を立案する必要があると考えているところでございます。
もう一つは、宇陀市職員と広域消防組合職員の意志の疎通をはかり、連携して対応出来る、危機管理指針を策定していきたいと考えているところでございます。
以上の事案を提出させていただきました。よろしくご審議賜りますようお願い申しあげます。
議長(中山一夫君)
これより、日程に入ります。本日の議事日程は、あらかじめ配布のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(中山一夫君)
日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において11番、多田與四朗議員、12番、山本繁博議員を指名いたします。
議長(中山一夫君)
日程第2、「会期の決定について」を議題といたします。
お諮りいたします。
今臨時会は、本日5月8日、1日といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。
議長(中山一夫君)
日程第3、「委員会報告」を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、5月1日議会運営委員会、4月9日、23日行財政改革特別委員会、4月17日、議会改革特別委員会が開催され、それぞれ所管事項について審査並びに調査いただいておりますので、各委員長から報告をお受けいたします。
なお、委員長報告に対する質疑は全ての委員長報告終了後に受け付けます。
初めに議会運営委員会委員長の報告を受けます。5番、上田徳委員長。
5番(上田徳君)
おはようございます。議席番号5番、議会運営委員長の上田徳でございます。ただ今、議長から発言のお許しを頂きましたので、第1回臨時議会の議事運営について議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
大型連休を挟み、通学中の小学生への交通事故や、高速道路における貸切バスの衝突死傷事故が、さらには夏山特有の天候の急変による遭難事故と相次ぎ、一昨日には、日本で初めて最大規模の竜巻が発生して、死者が出るという痛ましい自然災害が発生するなどしております。被害に遭われ、命を亡くされた方々には、心から哀悼の祈りを捧げると共に、被災をされた方々が一日も早く元気を回復されることをご祈念申し上げ、責任者の危機管理意識の重要性、大切さが身を持って感じられたのが、この連休でございます。
さて、平成24年第1回臨時会の議会運営委員会は、委員全員の出席と、中山議長、山本良治副議長。理事者側から、竹内市長、前野副市長、喜多教育長、井上総務部長、楠田企画財政部長の出席を求め、平成24年5月1日、午後3時から市議会第1委員会室で開催をいたしました。
わたくしと市長の開会におけるあいさつの後、今臨時会運営に関する協議を行いました。協議の結果につきましては、概要をまとめさせていただき、報告をさせていただきます。お手元の報告書をご参照していただければ、ありがたいと思います。
今臨時会における、市長提出予定案件につきましては、専決処分の案件について2件、条例の案件1件が本日提案されます。議案の取り扱いにつきましては、本日5月8日提案、即決といたします。その他、事案以外の議会からの報告事項として、閉会中の委員会報告3件と、諸報告3件がございます。今臨時会の会期は、先ほど決定いただきましたとおり、5月8日本日1日といたします。
次に、議会の役員改正についてでございますが、昨年5月の臨時会から1年が経過し、役員改選期にあたります。なお、役員改選に関する案件は、議事日程の追加により取り計らう予定でございます。まず、正副議長の改選についてですが、この件は、候補者が複数ある場合は、例年と同様、投票による選挙を基本として進行していく予定でございます。
次に各常任委員会、議会運営委員会につきましては、従来通り全員協議会で協議を行い、委員会条例第7条第1項の規定により、委員長指名により行います。
次に特別委員会につきましては、まず特別委員会の存続について従来通り全員協議会で協議し、その後本会議で存廃を決議の後、委員会条例第7条第1項の規定により、議長の指名により行います。
次に監査委員につきましては、議長から市長へ推薦した後、市長選任同意の人事案件として議事日程の追加により、取り計らう予定でございます。
次に正副議長の改選に伴う、委員からの立候補表明を、市民の皆さまの周知の観点から、本会議場において行ってはどうかというご意見をいただきましたが、法令上の規制もあることから、条例、規則等の整理を含め検討することとして、今期臨時会は従来通り全員協議会において、立候補表明を行うこととしました。
次に平成24年第2回定例会日程の1部が、議長並びに市長の他の公務と日程が重なった関係上、日程の1部を変更しますので、ご承知くださりますよう、お願いをいたします。
以上を協議し、高橋副委員長の終了あいさつをうけ、午後4時18分に閉会をいたしました。
次に、東榛原地区連合自治会長、他5名から平成24年4月12日づけで提出をされておりました、産業廃棄物処理施設の事業用地取得を求める請願書の扱いについては、委員会での案件審査を行ったことが後になってわたくし気付きました。議長にたずねた結果、4月20日の開催の全員協議会において、市の方針について市議会への説明を受けており、事態の進展に努力をされており、今後この動向を見極めながらこの取扱いを行うことを、また本臨時会が本日1日を予定していることから、常任委員会付託等を考慮し、定例会において審議することとされておりますので、次期定例会に提案し、審議を予定しております。
以上をもちまして、議会運営委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
次に、行財政改革特別委員会委員長の報告をお受けいたします。2番、高見省次委員長。
2番(高見省次君)
おはようございます。2番、高見省次です。ただ今議長の許可をいただきましたので、閉会中に開催しました行財政改革特別委員会についてご報告いたします。当委員会は3月定例会以降、4月9日、4月23日の2回、委員会を開催しました。委員はわたくしの他、上田副委員長、勝井議員、井谷議員、大澤議員、井戸本議員、中山議員、山本新悟議員の8名です。
当委員会では、昨年7月から各種団体への補助金のあり方について審議を行ってまいりました。その議論の内容を踏まえ、市に対し提言を行うことにいたしました。4月9日の委員会では、提言案について意見交換をしました。各補助金に対しては、行政の厳格な精査が必要であるとの意見があり、この点で委員の間ではおおむね一致をしております。その一方で、補助金を有効に活用している団体の資料作成の負担増等にも配慮すべきで、監督を強化するより、制度や仕組みの改善による適正化が望ましいとの意見もありました。
また、政策的な補助金と、消防団運営交付金等、法的根拠に基づいた団体補助金とは分けて考えるべき、との意見がありました。
第三者機関による審査について、市長の諮問機関として設置し、公平な視点から各補助金が市政運営にそったものか、市民のために有効に活用されているかを審査し提言する役割、との意見と、一般的な提言に留まらず各団体への補助金の交付決定も担うべきとの意見がありました。
こうした議論がありましたが、提言の内容について、おおむね合意を頂きましたので、4月23日、市長、副市長、総務部長、企画財政部長にご出席いただき、行財政改革特別委員会、8名の委員の総意として補助金のあり方についての提言を行いました。その内容は以下の通りです。
まず、平成23年度予算の一般財源支出分で、約120件、総額約1億6千万円の補助金について、厳しい財政の中での財源の有効活用のため、時代の変化に即し、精査適正化を図ることを求めております。
次に、委員会で出された議員からの主な意見として、以下の点を市に求めております。
1、補助金支出の根拠とその明確化。2、補助金を出す以上、行政として一定の指導と是正。3、事業の効果、目標達成度についての適正な判断。4、国や県資金を原資とする補助金等のタイムリーな情報提供。5、宇陀市の基幹産業の活性化に繋がる、実行性ある補助金政策の立案。
改善すべき事項については、主に以下の点を求めております。
1、市の補助金適正化方針に基づいた精査が、正確かつ公平に実施されたことが実証される資料の提示。2、補助金を交付している団体等からの実績報告書の様式の統一化。3、第三者機関による審査、検討委員会の設置等により、公平性、透明性の確保。4、市民との協働を実質的に進めるために出来るだけ、公募型補助金への切り替え。また、交付額が大きい団体への補助金。同種の団体が別々に補助金を受けているケース。補助金交付団体の支部が実質的に活動しているケースなど、特徴的な事業の補助金について、特に適正な精査を求めております。
以上が、補助金のあり方についての提言の内容です。
この他、4月23日の委員会では、公共施設の行政コストについて、総務部行政改革推進室から説明を受け、質疑をおこないました。市は平成20年度決算分から、行政改革の取り組みとして、公共施設の行政コスト計算書を作成し明らかにしております。一覧表は、市のホームページで公開されています。この一覧表は各施設の人件費や管理、運営コスト、使用料等から市民一人あたりの準行政コストを計算し、施設ごとの比較、21年度、22年度の比較を行っています。
委員会では、全体的なコストの推移や施設の累計別の人件費と物件費の割合、市民一人あたりのコスト、利用者一人当たりのコスト等、比較分析結果について説明を受けました。委員からの主な質問や意見は次の通りです。
本庁と地域事務所のコスト計算は整合性がとれているのか。コスト計算の対象施設に、学校や公営住宅等が含まれていないが、どのような基準で抽出しているのか。公営企業に関わるコストは大きな費用がかかるので、把握が必要ではないか。将来コスト等、隠れたコストも把握出来るよう、改善していくべきではないか。旧4地域の保険センター等、直接人件費、間接人権費の計算方法について、公開している以上、市民が公平に判断出来るよう改善すべき。使用料や減免措置について、利用者負担を上げれば、準行政コストは下がるが、その結果、市民活動が低下しかねない。現実を踏まえ、市民の満足度、市民との信頼関係にしっかり配慮して対応するように。
こうした意見に対し市からは、今回の資料は行政改革を具体的に進めていくため、配置を検討する必要がある施設を抽出して、コスト面から単純計算した参考資料であり、議論をしていくための第1歩であると考えている。今後は、事業ごとの人件費を細かく分析したり、対象施設や比較の際の整合性等、改善をはかり、資料の精度を上げていきたい。また、減免については生涯学習や文化活動等、市民活動の弊害になるような傾向はよくないと考えているが、行革の観点から基本的には低い方に合わせていく方向で進めている。等の答弁がありました。
最後に市長から、行政改革について、効率化により行政コストを抑え市民サービスの向上にあて、いかに市民の満足度を上げられるかが課題。行政経営という視点で、一つ一つの事業が本当にどれだけ必要とされているのか。行政コストを検証しながら、現在と将来の行政の在り方を総合的に判断して進めていく、との考えが示されました。
委員会終了後、この1年間の取り組みを簡潔にまとめ、プレスリリースしました。内容は、委員会の運営方法、土地開発公社、先行取得の市有地の有効活用についての取り組み。補助金についての取り組み。昨年8月に実施した研修会についてです。この1年間当委員会では、議員間の情報共有と共に、市政への理解を深めることを目的とし、自由討論を行ってまいりました。議員の皆さんには、活発な議論を通して、それぞれの課題に紳士に取り組んでいただき、感謝を申し上げます。竹内市長をはじめ、理事者、職員の皆さんには資料作成、質疑応答等、大変ご苦労さまでした。また、研修会にご参加いただきました市民の皆さまにも、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
1年を通して、運営面で色々と試みてまいりましたが、今後に繋がることも多々あったのではないかと考えております。新体制になっても、議会と行政がそれぞれの役割を十分発揮し、引き続き行財政改革を進めていくよう希望を申し上げまして、委員会報告といたします。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
次に、議会改革特別委員会委員長の報告をお受けいたします。4番、井谷憲司委員長。
4番(井谷憲司君)
おはようございます。議席番号4番、井谷憲司でございます。ただ今、議長の許可をいただきましたので、議会改革特別委員会の報告をさせていただきます。当委員会は、本会議閉会中に第7回の委員会を4月17日火曜日午後1時30分より、第2委員会室におきまして、わたくし井谷以下、委員9名全員の出席により開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
今回の委員会を経て、全員協議会での経過報告が出来るように種々の確認をさせていただきました。冒頭では、本年2月8日、9日にかけて委員6名の任意の参加ではありましたが、福島県の会津若松市議会の議会改革の取り組みについての調査に行かせていただき、それについての報告会をさせていただきました。
会津若松市議会は、議会改革の先進的な取り組みをされており、その取り組みは「議会からの政策形成」という出版物でも紹介されております。宇陀市議会とは規模も組織体制も違う点はございますが、今後参考にさせていただく点は大いにあると考えているところでございます。
そのような報告会ののち、協議に入りました。内容としましては、「具体的な提案事項の協議の流れと、大まかなスケジュールについて」。なお本日、お手元にはいつもの概要報告と共に、提案事項の協議の流れと、検討時期の予定を書いたペーパーを準備させていただいております。委員会で配布した資料ですが、この資料につきましては、本日の委員長報告をする際、内容を分かりやすくするためでございますので、その資料についての詳細説明及び質問、意見、またその他の提案につきましては、後日開催をお願いする全員協議会にて十分なお時間のあるなかでお願い出来ればと考えておりますので、ご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。また、概要の最後の方に「4月20日の全員協議会」、とございますが、当日は、当初から予定の案件の協議が長引いたため時間が無く、特別委員会の報告が出来ませんでした。委員会当日の協議の概要ですので、そのように記載させていただいておりますこと、合わせてご了承お願いいたします。
その他の協議事項としましては、「決定までのプロセスについて」、「委員外の議員の皆さまからの意見や提案の取り扱いについて」の大きく3点でございます。
まず1つ目の「具体的な提案事項の協議の流れと、大まかなスケジュールについて」でございますが、お手元に配布させていただいております内容について、また、方向性や結論を出していく大まかな時期も記入させていただいておりますが、あくまで目処でございます。早く決まった内容については、3月定例会でもご質問がございましたように、臨機応変に全員協議会を開催させていただき、ご理解をいただいたものから実施していくようにと考えております。ペーパーの内容につきましては、委員全員からはご了承をいただいております。先ほど申し上げましたように、その内容以外のご提案につきましても、さらにいただけるような状況も考えておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、「決定までのプロセスについて」ですが、各項目について、委員会として基本的な方向性を出し、全員協議会で諮って決定をし、実施していく予定です。ただし、検討の状況に応じ途中段階でも、議会運営委員会、全員協議会など協議の場を設けることにより、スムーズな展開が見込めるようであれば、そのような事も臨機応変に対応していきます。
そして3つ目の「委員外の議員の皆さまからの意見や提案の取り扱いについて」でございますが、基本的に全員協議会での意見徴収、そして新たなご提案につきましては、期日を設け行っていく予定でございます。
以上のような内容を協議し、委員全員のご理解をいただき、後日、全員協議会に臨んでいくことを確認し、勝井副委員長の閉会のあいさつの後、午後4時10分閉会いたしました。
以上、議会改革特別委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
各委員長の報告は以上であります。これより質疑に入ります。
議会運営委員会委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、行財政改革特別委員会委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、議会改革特別委員会委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
以上で、委員会報告を終結いたします。
議長(中山一夫君)
日程第4、「諸報告」を行ないます。
3月30日に桜井宇陀広域連合議会が開催されておりますので、出席議員の代表から報告をお受けいたします。6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
おはようございます。議席番号6番、山本良治でございます。只今、議長の許可をいただきましたので平成24年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会の報告をさせていただきます。
さる平成24年3月30日金曜日、午前10時25分から御杖村開発センターにおいて、平成24年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会が開会されました。
宇陀市議会から山本繁博議員、井谷議員、多田議員、山本新悟議員と私、山本の5名が出席をいたしました。
山本繁博議長の開会宣言、竹内広域連合長から招集挨拶の後、会議に入り、議事日程により会議録署名議員2名の指名、会期は3月30日の1日間と決定し、広域連合長の提出議案の説明がありました。
提案された案件は、「平成23年度桜井宇陀広域連合ふるさと市町村圏基金特別会計補正予算(第1号)」並びに「平成24年度桜井宇陀広域連合各会計予算」3件の合計4件で、慎重に審議した結果、各議案とも原案通りこれを可決いたしました。
次に「一般質問」の申し出があり、曽爾村、芝田秀數議員から「広域連合の共同処理する事業の拡大について」の質問が行なわれ竹内連合長は「市村長の皆さんともご相談しながら、新たな広域連携のあり方・あるべき姿について、今後、調査・研究してまいりたい」との答弁がありました。
引き続き、追加日程として桜井宇陀広域連合議会の役員改選があり、その結果、桜井宇陀広域連合議会議長に、桜井市議、東山利克議員が選出されました。また、副議長に曽爾村議、芝田秀數議員が選出されました。
また、今期定例会に提出された議案の概要として、議案第1号「平成23年度桜井宇陀広域連合ふるさと市町村圏基金特別会計補正予算(第1号)について」は、ふるさと振興事業に充当する運用益の大幅減少から、財源確保のため県補助金として360万円の交付を受け、当初予算額1,000万円の内、一般財源である繰越金360万円を特定財源としての組み替えが行われました。
続いて、議案第2号「平成24年度一般会計予算について」は、歳入歳出予算総額1,456万6千円で、対前年度と比較して、13万1千円の増額となっています。
一般会計では、広域連合の基本的な運営に必要な経費について計上されておりますが、歳出の主なものは、総務費では、1,216万3千円となり、所掌事務を処理するための人件費並びに事務所の管理費等の経常的な経費が計上されています。
民生費では、190万4千円で、80万9千円の増加となっており、障害者自立支援事業費において、平成24年度に区分認定の更新の人数が増えることによることから、その審査件数の増加に対応するための予算計上であります。
次に、議案第3号、「平成24年度ふるさと市町村圏基金特別会計予算」については、歳入歳出予算総額は、1,360万円で、対前年度と比較して、360万円の増加となっています。
この360万円の増加につきましては、県補助金や宝くじ助成金による財源確保に図られたものであり、一般財源ベースでは1,000万円となっています。
歳出の主なものは、広域観光の施策として、本年度から本格的に実施される県の「記紀・万葉プロジェクト」に即し、事業を展開することで、大きな情報発信効果が期待できることから、「観光探訪」として、圏域内の古事記ゆかりの地を巡るツアーを実施し、その活用を図りながら事業展開が行なわれます。
また、新たな施策として、県補助金を活用して「歩くなら桜井・宇陀周遊ルート整備事業」が計上され、携帯端末・スマートホンやタブレットの普及がめざましいことから、そのコンテンツの整備を行い、桜井宇陀広域圏のアプリを制作し、圏域内の地図情報はもとより、「来て、見て、体験して、泊まって、遊んで、おいしいものが食べられて、お土産も買える」、という形の中で今後、誘客・おもてなしとしての広域観光情報提供のため、基本的な整備が行われます。また、地図上に古図や鳥瞰図を重ね合わせ、昔にタイムスリップしたような時空を超えた疑似体験・体感ができるような仕掛けも考えられております。
さらに、広域連合が設立され15年を迎えたことから、圏域の子ども達の発表と交流の場として、自治総合センターの宝くじ助成金を活用し「みどりの風・音楽祭」が計上されています。今回は、圏域の子ども達が、平成榛原子供の森公園に一堂に会し、音楽をとおして、保護者や学校関係者、また、ふるさと物産展も同時に開催し、圏域内外から多くの方に訪れていただき、交流を深め、大いに情報発信していこうとの企画がなされております。
また、子ども達へのスポーツ教室として、圏域内の小学生を対象とした、社会人プロによるサッカー教室を開催する経費が計上されております。
さらに、広域観光戦略として、圏域観光ルートの調査・研究やロードマップ、ポスター等の制作や例年のように、圏域へ観光で訪れる方が多い東海地方や関空などを中心に圏域の観光紹介及び物産展など圏域内への誘客に努めて行こうというものであります。
さらに、フォトコンテストをはじめ、カレンダーの発行、広報紙の発行、ホームページによる情報発信など、圏域の魅力を広く伝えられるように取り組まれます。
これに充当する財源の主なものは、基金の貸付による運用益として、386万9千円、繰越金582万6千円、県補助金160万円と諸収入である宝くじの助成金200万円を活用しての事業の実施であり、今後とも、財源確保に努め、ふるさと振興事業が継続実施できるように図られます。
次に、議案第4号、「平成24年度介護保険特別会計予算について」は、歳入歳出予算総額として、5,497万6千円で、対前年度と比較して、153万1千円の増加となっています。
その歳出の主なものは、介護認定審査会委員報酬として、1,117万1千円、介護認定事務を処理するために必要な人件費として、987万3千円、市村からの派遣職員3名分の負担金として、2,300万円、その他、介護認定に伴う事務費などの計上であります。
また、介護認定審査会支援システム機器等については、更新時期が到来しており、現在のシステムは廃止されることから、今後、新たなシステム導入に向け検討が行なわれ、適切に対応が図れるよう経費並びに債務負担行為の計上が行われています。
これに見合う財源としては、構成市村の負担金4,900万円、繰越金592万6千円、諸収入5万円を計上し、歳入歳出の均衡が図られています。
なお、構成市村の負担金については、一般会計と同じく、国勢調査人口の変更に伴い、市村の負担割合が変更となっております。
以上当日、提出された全ての議案の審議を終え、午前11時27分に閉会いたしました。
なお、定例会に先立ち、午前9時15分から全員協議会が開催され、山本繁博議長の招集あいさつの後、本定例会の提出予定案件でもある議案、平成23年度桜井宇陀広域連合ふるさと市町村圏基金特別会計補正予算(第1号)並びに平成24年度の桜井宇陀広域連合各会計歳入歳出予算及び事務事業概要などについて説明があり、議員からは、新年度事業に関して多くの質問がありましたが、事務局からの答弁で了解しました。
以上、大変簡単ですが平成24年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
次に、去る4月16日に開催されました「近畿市議会議長会定期総会」及び、同日に行なわれました「奈良県市議会議長会引継ぎ式」の報告を事務局長にさせます。増田事務局長。
事務局長(増田忠昭君)
議会事務局の増田でございます。わたくしから、まず近畿市議会議長会定期総会出席の報告をさせていただきます。
去る、4月16日月曜日午後1時から、神戸ポートピアホテルにおきまして、第77回近畿市議会議長会定期総会が開催され、本市から中山議長とわたくし増田の2名が出席いたしました。
まず開会式では、近畿市議会議長会会長の、大阪府藤井寺市議会、畑議長の開会あいさつ及び、開催市議長、そして市長あいさつ並びに井戸兵庫県知事などからの来賓祝辞があり、会議に入りました。
会議では、平成23年度近畿市議会議長会会務報告及び、平成23年度近畿市議会議長会会計、歳入歳出決算書並びに、平成23年度近畿市議会議長会会計前期、出納検査結果について報告があり、審議の結果、報告通り了承されました。
次に議案審議に入り、支部提出議案としまして奈良県市議会議長会提出の「リニア中央新幹線の東京・大阪間の早期全線同時開業について」。京都府市議会議長会提出の「高速道路等の交通網整備について」。和歌山県市議会議長会提出の「総雨量2000ミリ時代に対応した治山・治水対策の推進について」。滋賀県市議会議長会提出の「老朽管更新事業及び水道施設の安全強化のための国庫補助制度の拡充について」がそれぞれ提案され、審議の結果、原案のとおり可決され、全国市議会議長会へ提出されることになりました。
また、会長提出議案として、平成24年度近畿市議会議長会会計予算についてが議案となり、審議の結果、原案通り可決されました。
次に役員の選任が議題となり、平成24年度近畿市議会議長会の会長は、兵庫県加西市、副会長には滋賀県守山市、支部長には、大阪府泉大津市、兵庫県宍粟市、滋賀県大津市、京都府京丹後市、和歌山県和歌山市、そして奈良県は宇陀市が推薦され、選任がされました。
また、理事は17市。その中で奈良県では、大和高田市、橿原市、香芝市が推薦され選任された後、新役員を代表して加西市議会森田議長から、前役員を代表して藤井寺市議会畑議長からそれぞれあいさつがありました。
次に閉会式としまして、次期開催市の滋賀県守山市議会森議長のあいさつがあり、午後2時45分に定期総会は終了いたしました。
引き続きまして、近畿市議会議長会終了後に行われました、奈良県市議会議長会引き継ぎ式の報告をさせていただきます。
4月16日月曜日、午後4時30分から橿原ロイヤルホテルにおいて、奈良県市議会議長会引き継ぎ式が開催され、前会長市の葛城市議会西川議長、西井副議長、寺田事務局長と、本市から中山議長、山本副議長とわたくし増田が出席をいたしました。
まず、この1年間奈良県市議会議長会の会長を務めてこられました、葛城市議会西川議長からあいさつがあり、次に奈良県市議会議長会会則第6条第1項の規定により、次期会長市となる宇陀市議会中山議長へ、「事務引継書」が渡され、続いて中山議長から西川議長へ「受領書」が渡され、中山議長からお礼のあいさつがあり、奈良県市議会議長会引き継ぎ式は終了しました。
以上、簡単ではございますが、近畿市議会議長会定期総会及び奈良県市議会議長会引き継ぎ式の報告とさせていただきます。
議長(中山一夫君)
以上で諸報告を終わります。
議長(中山一夫君)
日程第5、「承認第1号専決処分の承認を求めることについて(宇陀市税条例の一部改正について)」から、日程第6、「承認第2号専決処分の承認を求めることについて(宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について)」までの2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。増田事務局長。
事務局長(増田忠昭君)
それでは、議案書の1ページをご覧いただきたいと思います。
承認第1号。専決処分の承認を求めることについて。宇陀市税条例(平成18年宇陀市条例第56号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。平成24年5月8日報告。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて2ページでございます。
専決処分書。宇陀市税条例(平成18年宇陀市条例第56号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、専決処分する。平成24年3月31日。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて3ページでございます。
宇陀市税条例の一部を改正する条例。宇陀市税条例(平成18年宇陀市条例第56号)の一部を次のように改正する。
なお、改正の内容及び条項につきましては、以下3ページから7ページのとおりではございますが、内容が大変多岐となっておる関係がございますので、今回の一部改正の概要及び要点のみの朗読とさせていただきたい、と思いますので、ご了解願いたいと思います。
まず今回の宇陀市税条例の一部改正につきましては、地方税法及び、国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律等に伴う改正ということでございまして、施行日につきましては、本年4月1日から施行されるという改正となった内容でございます。主な改正点というところではございますが、公的年金所有者の扶養親族等申告書の見直しや、固定資産税の負担調整措置の3年延長。また、東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例の新設、等を行うために、所要の上位法が改正されたというところでございます。大変この税条例の改正の朗読につきましては簡単ではございますが、以上で議案の朗読に代えさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします。
続きまして、議案書8ページをご覧いただきたいと思います。
承認第2号。専決処分の承認を求めることについて。宇陀市国民健康保険税条例(平成18年宇陀市条例第57号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。平成24年5月8日報告。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして9ページでございます。
専決処分書。宇陀市国民健康保険税条例(平成18年宇陀市条例第57号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、専決処分する。平成24年3月31日。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて、議案書10ページでございます。
宇陀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例。宇陀市国民健康保険税条例(平成18年宇陀市条例第57号)の一部を次のように改正する。附則に次の1項を加える。(東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例)24、世帯主又はその世帯に属する国民健康保険の被保険者若しくは特定同一世帯所属者が法附則第44条の2第3項の規定の適用を受ける場合における附則第12項(附則第13項において準用する場合を含む。)の規定の適用については、附則第12項中「第36条」とあるのは「第36条(東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律(平成23年法律第29号)第11条の6第1項の規定により適用される場合を含む。)」と、「同法」とあるのは「租税特別措置法」とする。附則、この条例は、平成24年4月1日から施行する。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただ今上程いただきました2件の「専決処分の承認を求めることについて」のご説明を申し上げます。
はじめに、「承認第1号」は「宇陀市税条例の一部改正について」であります。本件は、平成24年度の固定資産の評価がえに伴う税負担の調整を行うほか、税負担軽減措置等の整理合理化等を行うことなど、必要な措置を講ずるため、地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律等が今年の4月1日に施行されたことに伴い、宇陀市税条例の一部改正について専決処分させていただいたものであります。
主な内容といたしましては、固定資産税の平成24年度の評価がえに伴い、土地に係る平成24年度から平成26年度までの各年度分の固定資産税の負担について、原則として現行の仕組みを3年間延長する等の措置を講じるものであります。また、東日本大震災の被災者支援として、居住用家屋が滅失した場合には、その居住用家屋の敷地に係る譲渡期間を、東日本大震災があった日から7年後の年末までの間に延長する等の措置を講じるものであります。その他、法律等の改正に伴い、所要の改正を行ったものであります。なお、この条例は一部の規定を除き、平成24年4月1日から施行しております。
次に「承認第2号」は、「宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について」であります。本件につきましても、地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律等が今年の4月1日に施行されたことに伴い、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について専決処分させていただいたものであります。内容といたしましては、東日本大震災の被災者支援として、居住用家屋が滅失した場合には、その居住用家屋の敷地に係る譲渡期間を、東日本大震災があった日から7年後の年末までの間に延長することに伴い、国民健康保険税の所得割の算定に係る規定について、所要の改正を行ったものであります。なお、この条例につきましても、平成24年4月1日から施行しております。
以上2件の専決処分についてご承認いただきますよう、よろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。これより、議案ごとに質疑を受け付けます。
はじめに、「承認第1号専決処分の承認を求めることについて(宇陀市税条例の一部改正について)」の質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。高見議員。
2番(高見省次君)
この専決処分についてのご説明をいただきました。詳しくはですね、この地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律に基づいて、ということでこの議案資料にも内容、項目が8項目かかげておられます。それについては理解をしておるんですけれども、わたくしなりに法律の内容を少し調べてみましたところ、今回専決処分されている内容以外にも私たちの生活に関係するような項目がいくつかあるような気がいたします。例えば、住宅土地税制に関連しまして、新築住宅に関わる固定資産税の軽減措置を2年延長する、ということとかですね。それから、これは都道府県税ですけれども自動車所得税におけるエコカー減税について最新の燃費基準に切り替えを行うとともに、環境性能に極めて優れた自動車の負担軽減に重点化し3年延長。これは県税ですけれどもやっぱりPRの必要とかあると思いますね。
それからもう一つですね、大事なことかなと思うんですが、地方税の特例措置について、通称わが町特例という、そういう言い方をされてるようですけども、正確には地域決定型地方税制特例措置ということで、固定資産税の課税標準の特例措置2件について、地方自治体が課税標準の軽減の程度を法律で定める上限、下限の範囲内において条例で決定出来るようになる、という。そういう、いわゆる地方自治の自治権の拡充に向けた制度改革もされております。他にも、再生可能エネルギー、発電設備に関わる固定資産税の課税標準の特例措置の創設、など色々とございますけれども、そうした中で、今回のこの専決処分の部分だけが拾い上げてされている、ということで、その他の今申し上げたような点についてのお考えといいますか、今後の措置についてお伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
楠田企画財政部長。
企画財政部長(楠田順康君)
企画財政部の楠田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
ただ今、高見議員さんの方からご質問を何点かいただきました。まず、新築住宅の軽減措置の延長でございますが、これにつきましては高見議員おっしゃったとおり、2年間延長ということで、地方税法の本法附則の方で改正をされているということでございますので、2年間、固定資産税についても延長されると、こういうことでございます。
次にエコカー減税につきましてもご質問いただきましたが、これにつきましては県税ということでPRということもまた考えていきたいと、こう思っております。
それと、特にわが町特例ということで、地域決定型地方税制特例措置、ということで今回は固定資産税の特例措置2件が認められたということで、市独自に減免率を決められる、とこのようになったところでございます。ただ、今回の改正では特定都市河川浸水被害対策法に基づきます雨水浸透貯留施設。浸透性の道路とか、浸透ます等、あるいはもう1点ですが、下水道除外施設に係ります課税標準の特例措置というようなことで、この2件がそれぞれの市で減額、減免率を決められる、とこういうようになったところでございますが、宇陀市内では一応今のところ該当が無い、というようなことで、今回専決をしなかった1つでございます。
また、この減免率を専決で決める、というようなことはやはり馴染まないというようなことで、決める際におきましては、議会に提案させていただいて審議をいただくと、こういうように考えております。
次に再生エネルギーの件もおっしゃいましたが、これにつきましては、宇陀市には特にそういう業者も無いということで、今回改正をしておらないと、こういうようなことでございます。
今回専決をさせていただきましたのは、特に平成24年度の課税で、非常に改正点を考慮しなければならない、というような点について、専決処分をさせていただいたと、こういうようなことでよろしくご理解の方お願いいたします。以上でございます。
議長(中山一夫君)
高見議員。
2番(高見省次君)
今、企画財政部長の方からご説明いただきました。わたくしの方もですね、特にわが町特例については今おっしゃったように、雨水貯留浸透施設、下水道除外施設の2件だけということですので、しかし、この特例については色々と進展が出てくるのかなあというように考えておりますので、その点についても留意していただきたい。で、専決に馴染まないというお考えもございましたが、一部の地域では専決処分もされてるように伺っておりますので、もしこれ施行が4月からですので、遡及してということも必要になってくるケースがあるかなあと思いますので、その辺についても留意していただければと思います。
それから、もう1点ですけれども、直接ちょっとこの議案では無いのですが、同時に地方交付税法の一部を改正する法律が、同じ時期に施行されておりまして、普通交付税の算定内容の改正、それから地方特例交付金制度の見直し、ということがですね、非常に私たちの財政にも関係してくるのかなあと考えておりまして、ちょっと参考にこの場を借りまして、これについての対応ですね、特に普通交付税の点につきましては、この基準財政需要額の算定方法の改正ということで、色々と地域経済雇用対策費への設営とか、少子高齢社会に対応した地域福祉政策の充実などの財源措置とか色々と出てきておりますので、そういう点について市としてすぐにどうのこうのということでは無いのかもしれないですが、少し交付税に影響が出てくるということですので、それから地方特例交付金についてもですね、児童手当及び子供手当特例交付金の廃止、というようなことが出てきておりますので、その点についての対応について、少し参考にお伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
楠田企画財政部長。
企画財政部長(楠田順康君)
ただ今、地方交付税あるいは普通交付税の基準財政収入額の見直しというようなご質問がございました。ただ今わたくし、詳しい資料を持っておりませんでして、お答え出来ることが出来ませんので、また詳しい資料につきましては、後日、各議員の皆さんに配布をさせていただきたい、ということでよろしくお願いをしたいと思います。
議長(中山一夫君)
高見議員、よろしいですか。
他にございませんか。高橋議員。
15番(高橋重明君)
専決処分の承認第1号について、私なりに高見議員と重複しない部分について質問させていただきます。審議資料の1ページで内容として1から公的年金云々から8まで書いておりますが、市民にとって非常に分かりにくい面でございますが、多分2、3が今回の固定資産の問題についての関心ある点ではないかと、私なりに考えております。
ご承知のとおり今年の評価は3年に一回評価がえを行って、そして急激な負担については負担調整をやる、と。その負担調整を3年間延長するというのはこの内容やと思うんですが、最後に、26年度にはその調整も廃止になる、というのが今回の趣旨だと思っておりますが、私いつも固定資産の課税について、非常に市民の方から不満を寄せられるんですが、いわゆる特に新興住宅地の住宅については課税が厳しい、ということでの、かつて私は地籍調査についての一般質問を何回もさせていただいておりますが、今回についても、この5月の中旬に固定資産税の課税の通知が一斉に発送されると思います。それに基づいて市民の方から、行政当局にも質問が寄せられると、私はそう理解するんですが、まず縦覧期間ですね、必ず4月から始まってるわけですから。まず縦覧期間が市民に周知されているのかどうか、その点をまず1点お聞きしたいと思います。
それからですね、やはり宇陀市が合併をいたしまして、近畿都市圏になりまして、やっぱりこれから市街化課税が厳しくなると私は考えております。まして市になりますと、都市計画税の課税も固定資産を中心に行われますので、その今後の見込みについてもどのように考えておられるのか。以上2点についてご質問させていただきます。
議長(中山一夫君)
楠田企画財政部長。
企画財政部長(楠田順康君)
縦覧期間につきましては、市の広報あるいはホームページの方で周知をさせていただいております。次に都市計画税につきましては、今のところ導入を考えていない、ということでご回答とさせていただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
他にございませんか。これをもちまして質疑を終結します。
これより採決を行ないます。「日程第5、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市税条例の一部改正について)」につきましては、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います
「日程第5、承認第1号」につきまして、報告のとおり承認することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。よって、「承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市税条例の一部改正について)」は報告のとおり承認することに決しました。
次に、「承認第2号専決処分の承認を求めることについて(宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について)」の質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。
これより採決を行います。
「日程第6、承認第2号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について)」につきましては、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
「日程第6、承認第2号」につきまして、報告のとおり承認することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。よって、「承認第2号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について」は報告のとおり承認することに決しました。
ここで11時25分まで休憩いたします。
午前11時11分休憩
午前11時25分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続いて、会議を再開いたします。
議長(中山一夫君)
日程に従いまして、日程第7、「議案第36号宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。増田事務局長。
事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。それでは、議案書11ページをご覧いただきたいと思います。
議案第36号。宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について。宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例(平成18年宇陀市条例第49号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。平成24年5月8日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて12ページでございます。
宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例(平成18年宇陀市条例第49号)の一部を次のように改正する。別表第3、7級の項第1号中「及び参事」を「、参事及び危機管理監」に改める。附則。この条例は、平成24年6月1日から施行する。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
ただ今上程いただきました、「議案第36号宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」、ご説明申し上げます。
今回の改正の趣旨は、市の部長級の職員の職に危機管理監を追加するものでございます。昨年の東日本大震災につきましては、市民の皆さまのご理解を得て、職員と共に被災地支援に取り組んで参りました。そしてまた、昨年9月の台風12号による県南部の被災地についても、検分する機会を与えていただきました。この台風につきましては、私たちの宇陀市におきましても、災害の大きな爪痕を残しており、一部の河川では相当な水位に達していました。これらの経験から第一に学ばなければならないことは、市民の命を守ること、そしてまたその体制を確立しておくことであると考えております。緊急事態の情報を市民へ発信するにあたり、その情報、状況を的確に分析したうえで、迅速に判断し、私、市長への助言をしていただきたいと考えております。そのためには、市の体制としてあらかじめ主体となって的確に対応する部局を明らかにし、全治横断全知的な指揮命令系統を確立することが必要であると考えております。
もう1点、私に求められる危機管理とは、震災や水害にとどまらず、新型インフルエンザの対処や武力攻撃やテロ等、あらゆる緊急事態を想定し、素早く初動態勢を立ち上げることであると考えております。そのためには、宇陀市長である私の危機管理を支えていただきたいと考えておりますし、消防団と広域消防組合、そして市職員という3つの組織の連携、役割の分担、また地域の自主防災組織、防災協定事業者との連携した統括出来る職員が必要であると思います。そして、広大な面積を有する宇陀市において、過疎化高齢化により市民自身の緊急事態に対応する能力も、力も、低下していることから、普段の備えが不可欠であると考えております。その備えのために、市民を中心に、市役所、広域消防組合、消防団が連携して地域の防災体制を整備する政策を、立案する必要があります。
もう1つには、宇陀市職員と広域消防組合職員の意志の疎通をはかり、連携して対応出来る、危機管理指針を作成していきたいと考えております。さらに、宇陀広域消防組合の運営の大きな基盤である、宇陀市がどのような町づくりを進めているのか、改革改善に取り組んでいるのか、宇陀広域消防組合の職員の皆さんにも、広く理解していただくことも重要であると考えております。
これらの専門知識を必要とする業務に対し、長年の経験を有する方を宇陀市へ迎え、課題解決と実務体制の構築を早急に実現したいと折衝しておりましたところ、宇陀広域消防組合から職員派遣の了解をいただいたことにより、5月の臨時会のご承認をお願いするものでございます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げたいと思います。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。これより、「議案第36号宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」の質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。高見議員。
2番(高見省次君)
今、市長から提案理由のご説明をいただきました。その内容については、わたくしも理解をしております。そして今日の質問では、今市長がおっしゃった地震、それから風水害、そしてそれ以外にも新型インフルエンザ、武力攻撃、テロというようなことも含めて緊急事態への備えということを念頭に置いていられる、というそういうご説明だったと思います。
そういうことをお聞きしまして、今わたくしが、現時点で宇陀市にとっての緊急事態、今緊急事態ではないけれども、そのリスクが非常に大きいと考えておりますのが、この夏の電力不足のリスクであります。これは市民の皆さまもよくご存じだと思いますけれども、原発が全て、先日停止をいたしまして、再稼働の見込みがなかなか見えてこない、という状況の中で、政府も計画停電も含めて、という発言も出てきております。つまり停電が現実になる可能性が非常に高い、というのがわたくしの認識です。そうした中で、この危機管理ということにですね、まずは停電にならないようにどうするのか、ということと、もしなった場合に、どういう事態が発生し得るのか、そしてそれに対して今備えられることは何か、市民の皆さまにどうメッセージを発していくのか、そういう点について、市としてどのようにお考えなのか、この危機管理という部分、それから今度来ていただくことになりました責任者の方に、そういうミッションも含めてお願い出来るのかどうか。そういうことも含めてお伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
井上総務部長。
総務部長(井上裕博君)
節電も含めまして、今おたずねがございましたので、お答えさせていただきたいと思います。まず皆さまもご案内のとおり、奈良県庁の方では節電ということで、服装のクールビズということが県庁では5月1日から始まっております。わたくし共宇陀市におきましても、明後日5月10日からクールビズということで、させていただきたいと考えております。市民の皆さまには、そういう形でホームページ等で既にご連絡させていただいておるんですけれども、5月10日から10月末までということで、昨年の宇陀市は5月の23日から10月中旬までだったんですけれども、5月10日から10月末までクールビズということで、取り組んでいきたいと、このように考えております。
そしてわたくし共の方では、節電のことにつきましては、今関西電力の方からは、具体的にどうなる、という形での連絡はいただいておりません。昨年の節電におきましては、関西電力のほうからこういう形で協力して欲しいというような手紙もいただき、確か奈良市の方でしたか、ご挨拶も来ていただいたように思います。ただ、よその情勢を見ますと、ある都道府県庁だったと思うんですけども、大きな市役所であったかも分かりませんが、あまりにも節電の電力の受給状況がひっ迫した場合は、庁舎ごと職員を帰らすというようなことも想定されると聞いております。まあ宇陀市の市役所がですね、例えばですけれども、学校等も含めましてそういう事態になるのかどうか、これはちょっと我々としては今の段階では想像もつかない話なんですけれども、そういう対処もして欲しいと、それが電力の受給にとって有効であると、いうことであるならば、そういう対処の仕方も含めていかなければならないとこういうように思います。
後、宇陀市におきましては、市立病院もございますので、市立病院確かに緊急時の自家発電というのがございますけれども、そういう命に関わるような問題も出てくる可能性も考えられますので、そういうことについて、今後どういう方法があるのか。今度新たに迎えました、危機管理担当の参事なり、危機管理室と共にその辺は注視していきたいと、このように考えております。以上でございます。
議長(中山一夫君)
高見議員。
2番(高見省次君)
1点はエコスタイル、クールビズですか、についてのご説明ありました。わたくしもホームページで5月10日から、明後日ですね、10月31日までということは確認させていただいております。去年もやりました。去年はこれ以外にもエレベーターを一時期停止したり、様々な、やはり震災直後ということもあったので、非常に危機感を持って取り組まれたと思います。
ただ、その結果について明確な節電効果についてというのは、分析までは出来てないのかなと気がいたしますし、市庁舎の取り組みだけでは、いわゆる市関係者の取り組みだけでは、当然これは無理な話ですね、節電ということを考えた時に。まあ今、総務部長の方から、関電からの連絡は来ていないというご説明でしたが、皆さまご存じのように新聞紙上では、このままであればピーク時に16.3パーセントの不足というのが出とるわけですね。それに対して、もちろん関西全域ですから、宇陀市がどうかっていうところまではなかなか分かりません。しかし、わたくしは今の政府の対応を見ておりまして、どう見ても電力を止めないというための責任を持って動いてるようには見えないんですね。皆さまはどうお感じになっているのか分かりませんけれども、現段階でこの再稼働の見込みは、ほぼ私は無いと見ております。
それから受給についてもですね、新聞各種で色々取り上げておりますけれども、受給予測がやっぱり様々な有識者と言われる方々から、あるいは政府の方からも出てるわけですけれども、やはり本当に足りないのかどうかというのはすぐには分からないと思いますね。多分、政府としてすぐにそれが決定されるという、そういう見通しがない中で、今年の夏というと、もう数か月先に迫ってるわけですね。そういう中で今総務部長は、一つは危機管理監にもこのテーマについて相談していくということをおっしゃっていただきましたので、一つそういうミッションとして含めていただけるのかなと、考えておりますけれども、しかし市としてどなたが責任を持ってやっていただくのか。これ政府の責任ですよと言い続けていたら、停電が起こった時に、今市長は市民の命を守るということをおっしゃいましたけれども、本当に守れるんでしょうかね。私は非常にその責任を果たすということは難しいのではないかと思います。政府が私は、今のところ残念だけれど信用出来ない状態にある。そういう中で、やはりまずは何としても停電にならないように。今度新しい体制になりますけれども、議会としてもしっかりと考えていくことを提案していきたいと思いますが、やはり停電になったら、どのような事態が想定されるのか、ということをもっと真剣にぴしっと精査して、そしてそれに対して、いつまでに市民に対してこれだけの事をしていただけないかという事を、やはり市としても、もちろん県との相談色々ございますけれども、それをしないと私は守れないと思いますが市長はいかがでしょうか。
議長(中山一夫君)
井上総務部長。
総務部長(井上裕博君)
先ほど申し上げましたのは、計画的に停電に協力しているということについては、これはもう市としても協力していきますし、市民の皆さまの協力も仰いではいくような形の広報等も必要になるかと思うんです。
命を守るという話につきましては、突然電力がダウンすると、受給的に、新聞等を見ておりますと、突然停電してしまうということがあり得るかもしれないと。こういう報道がなされておりますので、先ほどから申し上げておりますように、我々の生活の中で、例えば先ほどから申し上げてますように市民病院等がある中で、突然停電でダウンした時に、長時間にわたりますとどういう影響を及ぼすのかということについては、これは想定をやっぱりしておかなければいけないのかなあということで、県の方でも色々また防災関係の部署が考えていただいておると思いますし、というのは、我々ではなかなか思いつかない部分も出て参りますので、そういうことも参考にしながら、やはり今後どういうことが想定されるのか、ということを研究していかなければならないと、こういうように考えておるということでございます。
議長(中山一夫君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
危機管理に対するご質問でございます。宇陀市は記紀万葉の時代から非常に恵まれた地域でございますし、非常に災害が少ない地域でございます。先ほどおっしゃった電力不足も、非常に市民生活に影響が及ぼすと思いますし、そしてまた、医療関係機関におきましても、やはりある一定の影響があると考えているところでございます。
しかしながらこの宇陀市はやはり大和川、淀川の源流でございますし、非常に高原の地域でございますし、気温が相当内陸性の気候でございますし、その環境には恵まれていると思います。そうした中で、行政といたしましても節電に協力していきながら、やはり国の政策、そしてまた産業界に与える影響を最小限にとどめるような形の中で努力していきたい、というように考えているところでございます。
そんなことも含めながら危機管理を、あらゆる方面に想定しながら、プランニングしながら、総合的にマネジメントしていきたいというようなことでございますので、ご理解いただきますようにお願い申し上げたいと思います。
議長(中山一夫君)
高見議員。
2番(高見省次君)
確かに災害は少ないのだろうと思いますが、しかしこの問題については地震、それから風水害とは違って、一部状況が目に見えてきている、そういう課題だと思います。ですから、今お聞きしてましたら、色んな影響を考えながら進めていかないのは当然ですけれども、どうも最悪の想定はされてないように聞こえますね。危機管理は、私は、最悪を想定して準備することをしないと失敗する、というように、まあこれは多くの方がおっしゃてることですので、そういう意味では、後2か月で7月ですよ。だからその中で情報をもちろん収集をしっかりしながら、対応を色んな配慮をしながら進めていかないといけない、とは思いますけれども、もう相当急いで色んな形で取り組まないと。そしてわたくしは、残念ですけれども日本政府が責任を取られないならば、私たちが取らざるをえないと思います。ですからそういう意味では、やはり今の時点、どこかの時点でそういう見極めをして、そして市としてどの組織が責任を持って、そして市役所としてどういうチームを作ってその最悪に備えて対処するのか、というですね、これはもう早急にやっていただきたいと思います。そうしないと絶対に責任はとれないとわたくしは思いますので、ぜひその点をお願いしたいと思いますが、もう一度そうした姿勢と言いますか、危機感についてぜひ共有していただきたいと思いますので、市長もう一度お願いします。
議長(中山一夫君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
何度も申し上げますけれども、国の政策の中で節電に対して努力していきたいと思っておりますし、やはり市民生活、産業界に与える影響というのは最大限少なくなるような形のなかで、行政としても努力していきたいということでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
議長(中山一夫君)
他にございませんか。はい、勝井議員。
1番(勝井太郎君)
2点おたずねをさせていただきたいと思います。まず1点目は、先ほどの高見議員もございましたが、夏の電力需要に関することですね。特に今ブラックアウトについて。もう一つは危機管理監の位置づけについての2点でございます。
まず1点目の方の節電の対策や停電への対応についてですが、節電を呼びかけるという取り組みと、万が一停電が起きてしまった時の対応というのは分けておく必要があるのではないかと考えます。というのは、もし何かそういうことが起きた時に、どうしておくのかという準備をしておくというチームと、市内全域だけではなくて市を超えて、電気というのは宇陀市だけで使っているわけではなくて、当然ですが近隣の市町村でも使っておりますので、しっかりその近隣の市町村と連携をしたうえで、節電を何パーセント削減するという目標を掲げたうえで、それを目指して粘り強く交渉していったり、具体的な準備をしていく、という作業がございます。そのことと、それをしたうえでも電力需要がひっ迫してしまって本当に停電が起きてしまう。そうなった時に、どうやって対応していくのか、これが正に危機管理監や危機管理課が対応しなければいけないところでございますので、節電を呼びかける部署というところと、それに対して万が一の事が起きた時という時にどのように分けて対応していくのか。そういう準備をまずしているのかどうかというところのご説明いただきたい、というところです。
2点目のところでございますが、今危機管理監、今は参事として着任をしていただいております。山本参事はもともと、今も席は置かれておりますが、宇陀広域消防組合の消防長をされておりまして、非常にこの地域にも明るいですし、防災への取り組みについても、最も、現時点では選択肢としては一番素晴らしい方を登用されていると思いますので、そのことについては特に異議はございません。ただ、将来的なところを考えていきますと、消防組合の統合というのがございます。それと、警察署の分署化というのが目の前に迫っております。そういうことを考えていきますと、登用する人材の姿というものは、今は防災のことで東日本大震災がございましたので、防災の取り組みやその辺り、地元消防を中心とした取り組みが必要になってまいりますが、将来的には治安といったところも見ていく必要が出てくるかもしれません。そのような治安というところも考えていきますと、人材の登用の幅というものを、将来的には広げていく必要があるのか。例えばですが、防災と治安を同時にやっている専門家としては、自衛官というのもあるのではないかと。特に県内には駐屯地もございますので、具体的には東日本大震災の時に部隊を率いて救助を行ったり、逆に治安の何か悪化をした時に、すぐに対応出来るようにいつでも訓練をされている人材というのが、県内にもいてるはずだと思います。そのあたり、将来的にそのような自衛隊であったり自衛官の方々の連携というものも考えていったうえで、危機管理監への登用であったり、もしくは危機管理体制に対する助言を求めていくということも、将来的には検討していく必要があるのかと思うのですが、今後もどうされていくのか。まず、今の形を堅持して、消防関係者からの登用をずっと続けていくのか、それとも将来的にはもう少し幅広い人材の登用というものを考えていくのか。ここはどちらもございまして、広域行政を行っている都道府県の場合は、治安担当の危機管理監と防災担当の危機管理監の2名の登用をしていたり、内閣にも危機管理監がございます。そうなるともっと幅広い専門分野を持った危機管理監の登用をしております。今後どのようにしていくのか。防災の担当の危機管理監として、宇陀市の危機管理監を位置づけていくのか、それとも治安も入れたうえでもう少し幅広い人材、例えばですけど県庁からの出向の受け入れであったり、先ほど述べたような自衛官の受け入れであったり、もう少し上の中央省庁から受け入れるというものも検討する必要があるのかな、と思いますが、その辺りどう考えているのか。まずその治安についてどのようにお考えになっているのかと、人材の登用については、今は山本参事がベストだと思いますが、将来的にはどのように考えているのか、見解をお伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
井上総務部長。
総務部長(井上裕博君)
節電と停電が起きた時の危機管理と、この事について準備しているかということなんですけれども、節電のことにつきましては今申し上げておりますように、エコスタイルというような形で進めていくなかで、職員の意識も改革していくということ。それから市民の皆さまの意識も喚起していく、という努力は今後していきたいと、このように考えております。
ブラックアウト、停電の時の危機管理の対応はどうかということは、先ほどから高見議員からもご質問ありましたように、今後考えられることについて点検していくといくことで、危機管理監も置いていただきたいということでお願いしているところでございます。
それから、今回危機管理監に宇陀広域消防組合の消防長からお迎えしたといいますのは、先ほど市長の提案理由説明にもありましたように、まず宇陀市の危機管理を充実させたいということがございます。説明の中にもありましたように、宇陀市職員と宇陀広域消防組合職員の意志の疎通をはかりまして、連携して対応していきたいということが、まず1点あります。それからもう1点は、宇陀広域消防組合の職員の皆さんにも宇陀市の、宇陀広域消防組合の守備範囲というんですか、それの大半を占めております宇陀市の市民なり、市職員なりの考えを分かっていただきたいという狙いもあって、今回人事的にお迎えしているということもありますので、まず我々は、今回は危機管理体制を充実させたいということで、今回、議会の方に条例改正をお願いしているということでございます。
治安云々のことにつきましては、今ちょうど宇陀チャン11で、宇陀警察署の署長さんがお話しされておられますように、治安の対策ということについては桜井署が主力になるけれども、66名の署員を40人、まだ維持しますというような形で言っていただいておりますし、それはリップサービスかも分かりませんけれども、ご心配の及ばないような形でということですので、治安を守るという事務が県の方の警察の事務だけなのか、例えば今おっしゃったように自衛官もお迎えしてというような形もおっしゃってるんですけれども、ここまでは今現在としては、宇陀市としては考えておらないということで、治安については警察の方で安心してくれと言っていただいておりますので、そういう形で進めていただければいいのではないかなと、こういうように考えております。
議長(中山一夫君)
勝井議員。
1番(勝井太郎君)
ご説明ありがとうございます。井上部長のおっしゃることも良く分かりますし、また私もその通りだと思います。ただ実際に、何か消防の出初式だったり、何かイベント事ございましたら、警察の方も来られておりますし、自衛隊の方も当然ながら来られております。山本参事も消防だけではなく、そのような自衛隊の方や警察の方ともしっかりと連携をとられて、お仕事もされてきていると思いますので、ぜひその辺りは今後も連携を深めていただきたいと思いますし、今後の人材登用を考えますと、選択肢を広げておくというのは大変重要なことだと思います。消防一点が駄目だというわけでは無いんですが、ただ、選択肢が広がっておりますと、実際に東日本大震災クラスの震災が起きて、治安もケアをしながらしっかりとした防災や被災者支援をするというミッションが出来たら、ひょっとしたらその時に1番ふさわしいのは誰か、というところもまた考える必要が出てくると思います。実際に、自衛官の登用をしているのはどちらか、というと東日本大震災の被災をした千葉県や東北の方が多いようでございます。まだ関西圏では少ないようですが、今後の流れとしてそのようなことも出てくると思いますので、そこはしっかり検討していただいて、どの人材を登用するのがベストというわけでは無いとは思うんですね。その時その時によって変わってくると思いますので、今現在であれば総務部長のおっしゃるように、まず宇陀市としての防災体制をしっかり確立するということが喫緊の課題だと思いますので、今現在はそれがまさしくベストだと思います。ただ、将来に渡ってそれがベストでは無い、ということはしっかりと念頭に置いていただいて、ぜひ市長もですし、新設の山本危機管理監におきましても、その辺りをぜひ念頭に置いて次の人材の発掘であったり、その辺り、ぜひ広げるような活動をしていただいて、何かあった時にすぐに、速やかに登用出来たりとか。ひょっとしたら大規模な災害が起きた場合に、危機管理監今1名体制ですが、危機管理監2名体制ということも、十分検討の必要が出てくると思います。設置をした以上は市長の任命権がございますので、危機管理監を増やすことは出来ますので、そのようなことも考えますと、具体的な想定であったり、もし仮に東日本大震災クラスの事が起きた時にはどういうようにしておくのか、その時にはどのような人材が必要なのか。他にも、もし原発の事故は起きた時にどのような対応が必要なのかというところもやはり想定をしたうえで、ぜひ人材の登用と今後の体制についても考えていただいて、まだ2年ぐらいはかかると思いますけども、それを作ったうえでさらに危機管理監が引き継がれていって、より宇陀市民が安全、安心に暮らせるようになっていけばと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
答弁、いりますか?
1番(勝井太郎君)
いえ、結構です。
議長(中山一夫君)
他にございませんか。
上田議員。
5番(上田徳君)
今回議案提案されております、宇陀市の一般職の給与に関する条例の一部改正、ということで、私普段あまり見ない部分でございますんで、どこに載っとるんかなと見ておりましたら、例規集の9502ページにその項目が載っておりまして、今回は03ページにありますところのいわゆる7級職の部分に、参事の次に危機管理監を加えるということでございます。
この文中表記を見ておりますと、この中にあるのは、「高度の知識または経験を必要とする業務を行う」という表記で、それぞれ3級職、5級職、6級職、同じ文言を持って示されとるわけですね。これ3級、5級、6級のこの高度の知識または経験を必要とする業務を行う、いわゆるそれぞれの職性の方々ということになっておりまして、何がどう違うのかということをまずお聞きしたいなというのが1点。
それともう1点。今回先ほど勝井議員の方からも質問なり意見がございましたけども、宇陀広域消防組合の方ですね、消防長を招請して、我が宇陀市の危機管理の担当の参事ということでお迎えし、今回の条例をもって危機管理監という要職についていただくということでございまして、今後この職責という職域というものは、常々外部招へいによって、いわゆる専門的な知識を有する方々を招請した形のなかで続けていかれるのか。あるいは、宇陀市自前の方を教育、育成、指導して、そして宇陀市の管理監としてのその要職をお育てしていこうという気持ちがあるのか。先ほどは議員の方からは、自衛隊もあるで、警察もあるでというような話がございましたけれども、宇陀市の職員の中からの部分はどうなるのかな、というのと、それから今回、同じ部に部長は一人でいいわけですから、参事という職域称号を持って、同じ7級職の職務をしていくということで、この議案書に載っております、「、参事及び管理監」ということでございますけれども、その他にも会計管理者とか、あるいは議会事務局長、教育委員会の事務局長、そして市立病院の事務局長という方々につきましても同じ職域を持っているということでございまして、したがいまして、部が独立して、危機管理部というようなものが独立していく過程の中にあっての危機管理監であるのか、それともあくまでも総務部外における危機管理監のなかの参事職という形であるのか。そうであれば、あえて危機管理監という冠をつけられて、されるというこの辺の意図もおたずねしたいなということで、この3点について、まずおたずねをしたいと思います。
議長(中山一夫君)
井上総務部長。
総務部長(井上裕博君)
まず行政職給料表の級別職務分類表の件です。これにつきましてはおっしゃるように、3級なり5級なり6級なりで高度という言葉が出てくると、こういうことでございます。今上田議員がお手元でご覧になっている、給料の職務分類表ですけれども、例えば、5級の第1号、これはもう、課長であり、所長であり、館長であり、室長でありますよと。こういうことで決まっております。ところが6級はどうかといいますと、1号で次長、事務長及び地域事務所長の職務と、こういうように決まってます。ようするに、トップの7級は部長級ですし、その次の6級は次長級というように決まっておるんですけれども、課長になって、より、例えば大き目の施設の課長である場合に、給料表的にそれは経験年数の関係から言いまして、6級なみの給料表になることがありますよと、こういう事でございます。課長になって長い場合に、次長級なみの給料を得る場合があると、こういう可能性がありますよということでございます。それから7級につきましては、これはもう職についてきますので、部長なり、参事なり、会計管理者なり、事務局長にならないと7級には渡れないと。6級でおる年数が長いから7級になるというような事はあり得ないということでございます。
それから、総務部の中で何故危機管理監だということなんですけれども、危機管理監という名称につきましては、過日、全員協議会の時にもお話が出たんですけれども、我々としましては、危機管理監というようなお名前をつけまして、市民の方にも分かりやすく、例えば総務部長であるとか市民生活部長でありますとか、色んな名称が市役所それぞれあるんですけれども、誰が我々を守ってくれるのか、あるいは対外的に、先ほどから出てますように自衛隊でありますとか、警察とかとお話しする時に、これ今緊急の時に誰が取りまとめて話しておるのか分からないと、いうことがありますので、他所の役所におきましても、当然奈良県庁もそうなんですけれども、危機管理監というかたちで市民の方が聞かれても、この人が危機管理を担当する元締めといいますか、最終的には責任者は市長になるわけなんですけれども、分かっていただきやすいということがあって、危機管理監ということになっておるのかなと思います。
部を分けないのかというお話なんですけれども、やはり危機管理監というその専門的な分野において力を発揮していただくにあたりまして、総務部というところは、あるいは他の部署に属さない問題が出てきた時には総務部だという形で決められておりますので、やはりインフルエンザの話もありましたし、テロ攻撃の話もありましたが、常に危機管理に特化していただいて、訓練でありますとか、危機管理指針というような物を作っていただくということで、その分野で集中して力を発揮していただきたいということがありまして、総務部の中においてあります。ですから部長としての仕事で、雑務と言うと変な表現になりますけれども、それはそれで総務部長がさしていただいて、危機管理に特化していただけたらなと。こういう事で考えておるわけでございます。
それから、何故外部から招いたかということなんですが、これは、やはり市の職員というのは人事異動がございます。それやめておけばいいじゃないか、あるいは市職員もっと勉強すればいいじゃないか、ということなんですけれども、やはり今回お迎えした、山本参事につきましては、34年間の消防署の勤務経歴、そして10数年の消防長歴がありまして、例えば災害対策本部というものを作った時に対外的に、先ほどからお話しが出ておりましたように、対外的に自衛隊に何か要請するとか、あるいは県の航空消防隊ですか、そういうところに要請するとかいうような時に、どこをどういうようにするのかというような知識も持っておられるわけです。私、この4月1か月間だけですけれども、危機管理担当ということで、総務部長させていただいてますけれども、例えば先日の林野火災の時にも、航空消防隊というのは誰が呼ぶのかというようなことを、管理課長に聞いているというような状況ですので、やはり専門的な方をお迎えして、色々力を発揮していただくことがやっぱり、市民の命を守るということが大事ですので、専門的な方を外部からお招きさせていただいたということについては、そういうところをご理解頂きたいということと、先ほどの市長からの提案理由説明でありましたように、宇陀広域消防組合の方に宇陀市民の命を守るということについての関心を高めたい、あるいは宇陀市の市役所の町づくりについても防災関係の町づくりですけれども、それを知っていただきたいということもあるということで、ご理解いただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
上田議員。
5番(上田徳君)
私の質問の中で言っております、この文言の中で「高度の知識または経験を必要とする業務を行う」というのが、3級職、5級職、7級職に同じ文言を使われて示されとるということは、同じレベルかと。それはそれぞれやはり違うやろと。課長の高度な技術と知識と経験と、それから次長の高度な技術と知識と経験。これ私はそこら辺やはりもうちょっと分かりやすい、この別表3の整理を求められるんではないかなと、私はそういうように感じました。
これは、今日別表3が議題になっとるから、別表3の話をしとるわけでございますんでね、決してそれぞれの職についておられる方々がどうのこうのという話ではないということは十分ご理解いただいてるものとして、私今質問させてもらっておりますので、その点誤解の無いようにお願いしたいと思いますけれども、そういうようなことの中で、文言だけを聞けばやはり、これは少し、あまりにも抽象的であり、そして物事の、いわゆる人事評価制度の中に照らし合わせる時の何の参考にもならない表現やなと私は思いますんで、今人事考課制度いれられておりますんで、そういうようなことも加味したなかでの、一つこの別表3を含めた人事に関する行政職員の皆さん方の、そういった分類というものはあるべき姿ではないかなというように考えますんで、その点につきましても、もしご答弁がいただけるようではいただきたいなと思います。
それから、先ほど広域消防組合の方から招請をしていただいて、山本前消防長をこちらの方にお越しいただいてると。そのこと自体は大変宇陀市としてはありがたいことやと思いますけども、今後じゃあ宇陀市のこういった危機管理は全てにおいて広域消防組合を中心とした中での人事配置になってくるのか。いや、それともここ数年後において、然るべき時期に来れば、宇陀市の自前でのそういった要職をこなせる方々を育てていくのか。あるいはまた、再度関係するそういった危機管理に精通した方を招請をして、その任にあたっていただくのか、そこら辺のことをもう少し一歩進めて、お話しをお聞きしておきたい。こういうように思います。
参事と危機管理監の違いというのにつきましても、自分なりには理解はしておりますけれども、しかしながら、新たなそういう冠をつけていくということについては、やはりそれだけの物を持っておられることの中で、ちょっと私は、昨日、広域消防組合に行かせていただいて、色んな消防行政のお話聞かせていただきましたけども、決して宇陀市の消防組合の広域消防の皆さん方の意識が、宇陀市の市民の皆さん方をどうのこうのいうことでも無し、本当に宇陀地域の広域的な消防行政がどうあるべきものなのか、また、非常備消防との連携の在り方についても深く錬成をされておりましてですね、これは山本消防長の長年の御経験により、そしてまた指導力の賜物かというようなものを感じ取って帰ったわけですけれども、市長なり先ほどの部長の中で宇陀市への思いをどうのこうのとあるけれども、私は彼らの立場はまったく同等のものであって然るべきやと思いますんで、その点についてはやはりもう少しその答弁の意図をお聞きしておきたいなあと。そうでないと聞き方によれば、広域消防の皆さん方は宇陀市に関心が低いんかなというようなことに聞き取れますんで、私はそうでは無しに、どういった部分に広域消防に期待をされて、そういった先ほどの答弁に至ったのか、その点だけはやっぱりもう一度、広域消防の方々の、やはりお立場を考えたうえでのご答弁をいただきたいなと思います。
ただ、宇陀市の危機管理の重要性、実施、そういったものについて深く協議をいただきながら、また制度設計をしていただくなかでの招請ということの中では、十分理解をしているところでございますんで、一つその点について再度おたずねをしておきたい、とこのように思います。
議長(中山一夫君)
井上総務部長。
総務部長(井上裕博君)
将来に渡っても、宇陀広域消防組合から迎えるのかと、こういうことなんですけれども、今回このことを実行させていただいておりますのは、やはり宇陀広域消防組合の管理者である宇陀市長と、それから宇陀市のトップである宇陀市長の考えを兼ね合わせた結果の今回の条例改正のお願いであり、宇陀広域消防組合から人材を求めるということの結果であります。我々といたしましては、やはりその専門的な知識、先ほどからの繰り返しになりますけれども、一定の危機管理指針でありますとか、あるいは訓練ですね。そういう防災上の市役所内部における訓練も、市民ももちろん家でですけれども、やはり徹底していただいて、こういうありようというようなルールなりモデルを作っていただければ、そういうこともまた将来的には考え直すという可能性もあるのかなと思うんですけれども、今現在やはり宇陀市も合併後急激に職員を減らしております。それから面積的にも旧4町村から宇陀市全体という形で、急激に広くなったというなかで、どういう防災の在り方があるのかということを、先ほどの市長の提案理由説明にもありましたように、昨年の台風時の急激な水位の増加などを見て、誰が的確に判断出来るのかと、そういうようなモデルを見せていただければ、それはまた将来的には変更になるかも分かりませんけれども、今後やはり数年の間は、あるいはもう少し長くなるかも分かりませんけれども、そういう形を定着させていただきたいと、いうことが1点あろうかとおもいます。
それからもう1点の、どういう思いで広域消防組合の職員に、宇陀市の方に目を向けてもらいたいというようなことを言っているのか、ということだと思うんですが、私どもはもちろん、宇陀広域消防組合の職員の皆さんが、宇陀市、それから宇陀郡について日夜懸命に市民の生命、財産を守るために頑張っていただいておると、いうことについては認識をいたしております。ただ、私どもも、市民の皆さんにはご理解はもういただいておると思うんですけれども、強力な行財政改革を進めてくる中で、職員もこういう形で減らしてきておるということがございます。共に交通事情も道路も改良され、トンネル等も出来まして、宇陀郡の曽爾、御杖村に向かって交通事情も改良され、尚且つ車両の充実等も行ってきておるなかで、今後もこの110数人体制のままでいくのかどうかということもひっくるめて、一緒に考えていただける機会があればなということが、まず1点あろうかと思います。今後の宇陀広域消防組合の運営について、やはり85パーセント程度の負担をさせていただいておる、宇陀市の考えていること、ということも分かっていただければなという思いがあって、宇陀広域消防組合から人をお迎えしたと、こういうことも目論見の一つであるということで、ご理解いただけたらなと、こういうように思います。
それから、「高度な」というこの文言なんですけれども、これ行政職給料表の級別職務分類表といいますのは、これはまあ公務員の給与の、昔のわたりというんですか、そういう関係から生まれてきておるもんでして、宇陀市が独自にこういう形のものを作っておるということではございません。小さい課の課長、あるいは分野におきましては、7級になることはあり得ないというような部局もあります。たとえば教育の現場ですね。そういうことがやはり職員のやる気を刺激するという意味でも、課長は5級だけれども、たとえば、ある一定の多きさの部署に行って、その力量を発揮していただいて、長年居ってもらわないといけない、というような場合には6級に給料がわたっていくということもありますよ、という形で用意しておるということです。先ほど申し上げましたように7級についてはそういうことはあり得ないと、その職について初めて7級になると、いうようなルール作りがしてあると、いうことでご理解いただけたらと思います。
議長(中山一夫君)
上田議員。
5番(上田徳君)
最後の発言でございますんで、わたくしとしましてはですね、先ほど宇陀市の状況の中で市民の考え方もよく分かっていただきたいという部分につきましては、意図している意志というものが、市長のそういう意志があるということはだいたい理解をしてきました。その事が、広域消防あるいは消防行政のなかでどのように反映していくのかということは非常に大事なことかなというように思います。特に奈良県の消防組合を一元化しようとした時に、一番奈良県として大きな影響力を持つ、奈良市、生駒市が抜けていった。私は非常に、兄貴分としての責任を放棄したんじゃないかなというくらいにしか思ってません。もちろん、奈良県もそれに対する指導力の、あるいはまとめ役の部分のなかで色々と考慮すべきものがあったか分かりませんけども、私としてはやはり、奈良市、生駒市が抜けて、それでも後でもやはり、南和の中心である橿原の市長さんが中心になって、新たな編成を今模索していただいているということは、非常に有難いなということで、今思っております。やはり曽爾、御杖を含めた宇陀市広域消防行政の中で、宇陀市が85パーセントの出資比率を持っておるということのなかでですね、そのことも踏まえて、お前ら考えよ、というだけで無しに、やはりその地域におられる方々の生命、財産を守っていくということの第一義にたったところの行政というものが、消防行政を求められる部分であり、また危機管理を遂行していく者の立場かなというように理解をしておりますんで、一つ。確かにコストも大変でございますし、標準財政需要額からはみ出したところの増加分というものは誰が負担するねん、というような色んなお考えもあろうかと思いますけれど、しかしたとえ宇陀市の中心、下井足から一時間かかる所にお住まいの宇陀市民の皆さんにしたかって、同じ命の尊さでございますんで、それは守るべき体制というのがあろうかと思いますんで、一つ、この危機管理の充実の中で新たにお迎えをし、そして危機管理監としてその市政体制を強化されようとされておる、市長の方針の中に、今後の宇陀市を含めた宇陀地域の兄貴分であるという宇陀市のそういった心意気も見せながら、一つ消防行政、あるいは危機管理行政を進めていただくことをご意見申し上げまして、わたくし、発言を終わりたいと思います。以上でございます。
議長(中山一夫君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
今、上田議員から消防広域化について少し発言がございましたので、今の現況も含めて少し話をさせていただきたいと思います。当初の、奈良県全体の広域化協議会そのものは、先ほど議員がおっしゃったような、生駒市、奈良市が脱会されたものですから、改めて生駒市、奈良市が抜けたなかで消防の小委員会というものを立ち上げております。当初のシミュレーション通り、平成28年には通信部も統一しよう、そしてまた平成33年には総務部も統一しようということでございます。しかし一方では、これは市町村の消防行政、救急行政に関しては市町村の責務でございますので、それに対する供出金という形になろうかと存じます。
もう1点、平成28年度までに消防のデジタル化というのが控えております。宇陀市単独で、広域消防組合単独でやりますと、相当十数億というような金額がかかるわけでございますけれども、統一化にすることによって、奈良県も負担をいただくものですから、相当減額になってくるわけでございます。ですから、私たちの財政状況も含めて、先ほど議員の方々から色々ご意見いただいておりますように、交付税で30パーセントと賄っておりますんですが、非常に脆弱な実態でございます。しかしその中で、安全という聖域の中で、140パーセントのお金は使ってもいいのですか、ということでございます。そんなことも含めながら、トータル的に災害を防ぐことは出来ないけれども、減災になるように、極めて減災が出来るような体制を今から作っていきたいと、地域と共に作っていきたいということでございます。広域消防全体に責任を委ねるのでは無しに、市民全体で責任を負いながら、そしてまた私の足らないところと言うんですか、指揮命令系統に対するご助言をいただきたいということでございます。
そんなことも含めながら、危機管理監という形の中で、宇陀市民の方々が本当に安心出来るような地域作りをこれから目指していきたいというように考えておりますので、よろしくご理解いただきますようにお願い申し上げたいと思います。以上でございます。
議長(中山一夫君)
他にございませんか。
これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
「日程第7議案第36号」につきまして、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、「議案第36号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は原案のとおり可決されました。
ここで1時30分まで休憩いたします。
午前12時23分休憩
午後1時31分再開
副議長(山本良治君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
ただいま中山一夫議長より、本日付をもちまして一身上の都合により、議長の辞職願が提出されました。
ただいまから私が議事進行に当たらせていただきますので、よろしくお願いいたします。
お諮りいたします。
議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(山本良治君)
異議なしと認めます。
よって、議事日程を追加することに決定いたしました。
【追加議事日程配布】
副議長(山本良治君)
追加日程第1号の追加1、「議長の辞職について」を議題といたします。
なお、本件に関しましては、地方自治法第117条の除斥の規定を適用しますので中山議長には退席をお願いをいたします。
(中山一夫議長退場)
副議長(山本良治君)
お諮りします。
地方自治法第108条の規定により、中山一夫議員の議長の辞職を許可することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(山本良治君)
異議なしと認めます。
よって、中山一夫議員の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
中山一夫議員の入場を許可します。
(中山一夫議員入場)
副議長(山本良治君)
中山一夫議員には、議長の辞職が許可されましたので、お伝えをいたします。
議長を退任されました中山一夫議員より発言を求められておりますので、これを許可いたします。
10番(中山一夫君)
皆さん方には本当にこの1年間、わたくしのような者を支えていただき、ご指導ご鞭撻を賜りまして、曲がりなりにも今日の日を迎えられましたのも、皆さん方の本当に心からなるご指導、ご鞭撻のためと、深く感謝いたしておるところでございます。今後は、後ほど決まるであろう新議長の下に、この宇陀市の議会が市民の皆さん方に本当に愛される会として、わたくしもきちんとして努力させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
市長はじめ理事者の皆さん方、また、職員の皆さん方には本当に色々と難題を、皆さん方に本当快く、色々と議会に対してご指導賜りましたこと、厚く御礼申し上げますと共に、午前中にも質問が出ておりましたとおり、危機管理については、本当に市民の安心、安全のために一日も早くその計画をお示しいただき、議会と共に、市民のためにつくして参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本当に皆さん方には、ご指導いただきましてありがとうございました。
副議長(山本良治君)
議員のあいさつが終わりました。
暫時休憩いたします。
議員各位は、全員協議会室へお集まりをお願いいたします。
午後1時36分休憩
午後2時05分再開
副議長(山本良治君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
お諮りいたします。
ただいま、議長が欠員でございますので、議長選挙を日程に追加し直ちに選挙を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(山本良治君)
異議なしと認めます。よって、議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決しました。
副議長(山本良治君)
追加日程第1号の追加2、「議長の選挙」を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法は、「投票」により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(山本良治君)
異議なしと認めます。よって、議長選挙の方法は投票で行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
副議長(山本良治君)
ただいまの出席議員は15名であります。
次に、立会人を指名いたします。会議規則第31条第2項の規定により、15番、高橋重明議員。1番、勝井太郎議員を指名いたします。
投票用紙の配付を行います。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載してください。白票は無効といたします。
〔投票用紙配布〕
副議長(山本良治君)
投票用紙の配付漏れはございませんか。
〔「なし」の声あり〕
副議長(山本良治君)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
副議長(山本良治君)
異常なしと認めます。
これより投票に移ります。自席において、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席番号1番勝井議員から順次、投票をお願いいたします。
それでは勝井議員からよろしくお願いいたします。
〔投票〕
副議長(山本良治君)
投票漏れはございませんか。
〔「なし」の声あり〕
副議長(山本良治君)
投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
開票を行います。高橋議員、勝井議員、立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
副議長(山本良治君)
開票の結果を報告いたします。
投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたします。そのうち、有効投票14票、無効1票であります。
有効投票中、小林一三議員7票、山本繁博議員3票、多田與四朗議員4票、以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は4票であります。よって、小林一三議員が宇陀市議会議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開場〕
副議長(山本良治君)
ただいま議長に当選されました小林一三議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
ここで小林一三議員に、当選の承諾及びごあいさつを、お願いいたします。
16番(小林一三君)
ただ今、議員各位のご推挙をいただき、議長職に当選をさせていただきました。たいへん身に余る光栄でございますと同時に、身の引き締まる思いをいたしております。もとより、本当に浅薄非才なわたくしでございます。皆さま方のご指導とそしてご協力を仰ぎながら、市民の負託に答える議会として、しっかりと務めさせていただきたいと思っております。これからも、今後ともどうぞよろしくお願いを申し上げます。
また、竹内市長さんはじめ、理事者の方々、そしてまた職員の皆さん方には、本当にこの宇陀市が誕生いたしまして7年間、迎えたわけでございますけれども、非常に厳しい環境の中でご苦労いただいております。これからも住民の皆さん方の福祉の向上を目指して、議会も行政も共々ご協力をいただきながら、推進、進めて参りたい、そういう思いを持っております。至らぬ私でございますけれども、どうかよろしくお願いを申し上げます。
非常に簡単ではございますけれども、就任にあたりましてのお礼の言葉とさせていただきます。今後ともどうか、よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。
副議長(山本良治君)
これをもちまして、私の議事進行の職務を終わらせていただき、新議長と交代いたします。ご協力ありがとうございました。それでは小林議長、よろしくお願いします。
〔新議長議長席に着席〕
議長(小林一三君)
それでは、ただいまから議会運営に当たらせていただきますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。
暫時休憩いたします。
午後2時20分休憩
午後2時45分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
ただいま山本良治副議長より、本日付をもって一身上の都合により、副議長の辞職願が提出されました。
お諮りします。
副議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、議事日程を追加することに決定いたしました。配布をお願いします。
〔追加議事日程配布〕
議長(小林一三君)
追加日程第1号の追加3、「副議長の辞職について」を議題といたします。
なお、本件に関しましては、地方自治法第117条の除斥の規定が適用されますので山本良治副議長には退席をお願いいたします。
〔山本良治副議長退場〕
議長(小林一三君)
お諮りします。
地方自治法第108条の規定により、山本良治議員の副議長の辞職を許可することにご異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、山本良治議員の副議長の辞職を許可することに決しました。
山本良治議員の入場を許可いたします。
〔山本良治議員入場〕
議長(小林一三君)
山本良治議員には、副議長の辞職が許可されたことをお伝えいたします。
副議長を退任されました山本良治議員より発言を求められておりますので、これを許可いたします。
6番(山本良治君)
失礼いたします。23年度の改選によりまして、副議長というたいへん大きな職を与えていただきました。皆さま方のおかげを持ちまして、無事に終わらせていただきました。本来、もっともっと議会改革等を進めなきゃならんわけでございますけれども、しかしながら今、一生懸命皆さん方によって議会改革も進められております。そんなことで、中山前議長が進めてきた議会改革も、どちらかというと、ある程度進められてきたんじゃないかな、後は終結といいますか、出来上がりを待つばかりだと、こんなように感じておるわけでございます。今後とも、議会人として一生懸命頑張らせていただいて、そして、市民の負託に答えられるように頑張っていきたい、そんなように思っておりますので、これからも一つよろしくお願いをいたします。本当にありがとうございました。
議長(小林一三君)
山本良治議員のあいさつが終わりました。
暫時休憩いたします。
議員各位は全員協議会室へお集まりいただきたいと思います。
午後2時49分休憩
午後2時57分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
お諮りします。
ただいま、副議長が欠員でございますので、副議長選挙を日程に追加し直ちに選挙を行いたいと思います。
これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、副議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決しました。
〔追加議事日程配布(第1号の追加4)〕
議長(小林一三君)
追加日程第1号の追加4、「副議長の選挙」を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法は、「投票」により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、副議長選挙の方法は投票で行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
議長(小林一三君)
ただいまの出席議員は15名であります。
次に、立会人を指名します。
会議規則第31条第2項の規定により、2番、高見省次議員、3番、堀田米造
議員を指名いたします。
投票用紙の配付をいたします。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載してください。白票は無効といたします。
〔投票用紙配布〕
議長(小林一三君)
投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(小林一三君)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長(小林一三君)
異常なしと認めます。
これより投票に移ります。自席において、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席番号1番勝井議員から順次、投票をお願いいたします。
〔投票〕
議長(小林一三君)
投票漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(小林一三君)
投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
開票を行います。高見議員、堀田議員、立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
議長(小林一三君)
開票の結果を報告いたします.
投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたします。そのうち、有効投票15票、無効0票であります。
有効投票中、大澤正昭議員8票、井谷憲司議員7票、以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は4票であります。よって、大澤正昭議員が宇陀市議会副議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開場〕
議長(小林一三君)
ただいま副議長に当選されました大澤正昭議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
ここで大澤正昭議員に、当選の承諾及びごあいさつを、お願いいたします。
8番(大澤正昭君)
失礼いたします。ただ今議員の皆さま方からご推挙いただき、副議長という重責を担わせていただくことになりました。大澤正昭でございます。よろしくお願い申し上げます。
もとより副議長という席は、宇陀市議会議長がしっかりと議長たる仕事をしていただくための補佐を務めていくというのが、副議長の本分かと思います。本年に至りましては県の議長会の会長といったことで、議長さんも非常に体の方がお忙しいかと思いますが、大澤正昭、議長をしっかりと支えて補佐をしていきたいと思います。議員の皆さん方のご協力をお願い申し上げて、ごあいさつに代えさせていただきます。一生懸命やらせていただきます。ありがとうございました。
市長さん、そして理事者の皆さん方、今お聞きいただきました通り、大澤正昭、副議長という席をお預かりすることになりました。皆さん方にも何かとご迷惑をおかけすることがあろうかと思いますが、皆さん方のしっかりとしたご指導をいただきながら、副議長席を全うしていきたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
暫時休憩いたします。
議員各位は全員協議会室へお集まりをいただきたいと思います。
午後3時09分休憩
午後3時27分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議事日程についてお諮りいたします。
ただいまお手元に配付いたしております追加の議事日程のとおり、本日の日程に追加し、議題といたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議事日程を追加することに決定いたしました。
議長(小林一三君)
追加日程第1号の追加5第1、「常任委員会委員の選任について」を議題といたします。
「3常任委員」の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。
なお、市議会委員会条例には、常任委員会の委員定数が規定されていますが、現在、議員に1名の欠員がある関係から、各委員会の委員数について協議いたしたいと思います。
総務文教常任委員会6人の定数で、1名欠員といたしたいと思いますが、これでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
総務文教常任委員会5名、1名の欠員。福祉厚生常任委員会5人。産業建設常任委員会5人といたします。
それでは初めに、「総務文教常任委員会」の委員5人を指名いたします。
議席番号1番、勝井太郎議員。3番、堀田米造議員。7番、峠谷安寛議員。11番、多田與四朗議員。16番、小林一三。以上5名でございます。
次に、「福祉厚生常任委員会」の委員5人を指名いたします。
議席番号2番、高見省次議員。4番、井谷憲司議員。8番、大澤正昭議員。9番、井戸本進議員。15番、高橋重明議員。以上5名でございます。
続いて、「産業建設常任委員会」の委員5名を指名いたします。
議席番号5番、上田徳議員。6番、山本良治議員。10番、中山一夫議員。12番、山本繁博議員。14番、山本新悟議員。以上5名を指名いたします。
ただ今、委員を選任いたしました「3常任委員会」の正副委員長の互選を行っていただくために、「各常任委員会」をそれぞれ招集いたしますので、「総務文教常任委員会」は議長室に、「福祉厚生常任委員会」は議員控え室に、「産業建設常任委員会」は全員協議会室に、各委員はご参集願います。
それでは暫時休憩いたします。
午後3時32分休憩
午後3時45分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
「各常任委員会」の正副委員長が互選されましたので、ご報告を申し上げます。
「総務文教常任委員会」の委員長に、議席番号11番、多田與四朗議員。同じく副委員長に、1番、勝井太郎議員。
次に「福祉厚生常任委員会」の委員長に、議席番号4番、井谷憲司議員。同じく副委員長に、2番、高見省次議員。
次に「産業建設常任委員会」の委員長に、議席番号12番、山本繁博議員。同じく副委員長に、6番、山本良治議員。
以上で報告を終わります。
議長(小林一三君)
次に、追加日程第1号の追加5第2、「議会運営委員会委員の選任について」を議題といたします。「議会運営委員」の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。
「議会運営委員」6人を指名いたします。
議席番号1番、勝井太郎議員。2番、高見省次議員。4番、井谷憲司議員。11番、多田與四朗議員。12番、山本繁博議員。14番、山本新悟議員。以上の方々を選任いたします。
ただ今、委員を選任いたしました「議会運営委員会」の正副委員長の互選を行っていただくために、「議会運営委員会」を招集いたします。
なお、議員各位は、全員協議会室にご参集願います。
それでは暫時休憩をいたします。
午後3時48分休憩
午後4時29分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
「議会運営委員会」の正副委員長が互選されましたので、ご報告を申し上げます。
「議会運営委員会」の委員長に、議席番号14番、山本新悟議員。同じく副委員長に、1番、勝井太郎議員。
以上で報告を終わります。
議長(小林一三君)
次に、追加日程第1号の追加5第3、特別委員会委員の選任についてを議題といたします。
「特別委員会委員」の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。
尚、特別委員会に付議された事項は、審議が終了したとみなされるため、「美榛苑経営特別委員会」は、本日をもって終了したいと存じますが、これに異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、「美榛苑経営特別委員会」は、本日をもって終了することに決定をいたしました。
それでは初めに、「予算審査特別委員会」の委員9人を指名いたします。
議席番号1番、勝井太郎議員。2番、高見省次議員。3番、堀田米造議員。5番、上田徳議員。6番、山本良治議員。8番、大澤正昭議員。11番、多田與四朗議員。12番、山本繁博議員。15番、高橋重明議員。以上、9名の方を指名いたします。
次に、「市立病院建設運営特別委員会」の委員10名を指名いたします。
議席番号1番、勝井太郎議員。2番、高見省次議員。3番、堀田米造議員。4番、井谷憲司議員。6番、山本良治議員。8番、大澤正昭議員。10番、中山一夫議員。12番、山本繁博議員。15番、高橋重明議員。9番、井戸本進議員。以上10名の方を指名いたします。
次に、「行財政改革特別委員会」の委員8人を指名いたします。
議席番号1番、勝井太郎議員。2番、高見省次議員。3番、堀田米造議員。6番、山本良治議員。8番、大澤正昭議員。11番、多田與四朗議員。14番、山本新悟議員。16番、小林一三。以上8名の指名をさせていただきます。
ただ今、委員を選任いたしました「各特別委員会」の正副委員長の互選を行なっていただくために、各特別委員会を招集いたしますので、委員は全員協議会室へご参集願います。
それでは暫時休憩をいたします。
午後4時34分休憩
午後4時55分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
会議時間を1時間延長いたします。
「各特別委員会」の正副委員長が互選されましたので、ご報告を申し上げます。
「予算審査特別委員会」の委員長に、議席番号3番、堀田米造議員。同じく副委員長に、12番、山本繁博議員。
次に、「市立病院建設・運営特別委員会」の委員長に、議席番号10番、中山一夫議員。同じく副委員長に、15番、高橋重明議員。以上でございます。
続いて「行財政改革特別委員会」の正副委員長を報告いたします。委員長に、議席番号2番、高見省次議員、同じく副委員長に、11番、多田與四朗議員。以上でございます。
なお、「議会改革特別委員会」の委員長に議席番号1番、勝井太郎議員。同じく副委員長に4番、井谷憲司議員でございます。
以上をもって、報告を終わります。
暫時休憩いたします。議員各位は、全員協議会室へお集まりをいただきたいと思います。
午後4時57分休憩
午後5時24分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
ただ今、わたくし小林一三議員より、本日付をもって一身上の都合により、監査委員の退職願が提出されました。
お諮りします。
監査委員の選任同意について日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、議事日程を追加することに決定いたしました。
【追加議事日程配布(第1号の追加6)】
議長(小林一三君)
追加日程第1号の追加6第1同意第7号、「宇陀市監査委員の選任同意について」を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。局長。
事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。ただ今お配りしました、追加議案書のめくっていただいた側をご覧いただきたいと思います。
同意第7号。宇陀市監査委員の選任同意について。宇陀市監査委員の選任同意について、宇陀市監査委員に次の者を選任したいので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第196条第1項の規定により、議会の同意を求める。平成24年5月8日提出。宇陀市長、竹内幹郎。住所、氏名、生年月日。以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
失礼いたします。ただ今上程いただきました同意第7号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。この度の宇陀市監査委員の退職に伴い、次の者を選任したいので議会の同意を求めるものでございます。
申し上げます。住所、宇陀市榛原天満台東1丁目。氏名、高橋重明。生年月日、昭和13年1月12日。
高橋重明氏はこれまで、福祉厚生常任委員長などの要職に就任される等、豊富な経験がおありで、監査委員として適任であると存じまして、ご提案申し上げるものでございます。よろしく御同意いただきますよう、お願い申し上げます。
なお、地方自治法の規定により、監査委員の定数は二人と定められておりますが、この内一人は議員の内から一人を選任することと定められております。また任期につきましては、議員の内から選任された者にあっては議員の任期による、と規定されております。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
本件については、高橋重明議員は、地方自治法第117条の除斥の規定が適用されますので、退席をお願いいたします。
〔高橋重明議員退場〕
議長(小林一三君)
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
議長(小林一三君)
無いようであります。これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論を省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、同意第7号「宇陀市監査委員の選任同意について」は、原案のとおり同意することに決しました
高橋議員の入場を認めます。
[高橋重明議員入場]
議長(小林一三君)
高橋重明議員には、満場一致で選任同意されましたことをお伝えいたします。
議事日程の配布をしてください。
【追加議事日程配布(第1号の追加7)】
議長(小林一三君)
議事日程についてお諮りいたします。
ただいまお手元に配付いたしております追加の議事日程のとおり、本日の日程に追加し、議題といたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、議事日程を追加することに決定いたしました。
議長(小林一三君)
次に、追加日程第1号の追加7第1、「閉会中の継続調査について(議会運営委員会)」。追加日程第1号の追加7第2、「閉会中の継続調査について(総務文教常任委員会)」。追加日程第1号の追加7第3、「閉会中の継続調査について(福祉厚生常任委員会)」。追加日程第1号の追加7第4、「閉会中の継続調査について(産業建設常任委員会)」。追加日程第1号の追加7第5、「閉会中の継続調査について(予算審査特別委員会)」。追加日程第1号の追加7第6、「閉会中の継続調査について(市立病院建設・運営特別委員会)」。追加日程第1号の追加7第7、「閉会中の継続調査について(行財政改革特別委員会)」。追加日程第1号の追加7第8、「閉会中の継続調査について(議会改革特別委員会)」。
以上8件を一括上程いたします。
議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を調査事件として、また、各委員長からは、それぞれ所管する調査事項について、閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りします。
ただ今議題となっております件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査並びに閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
勝井議員。
1番(勝井太郎君)
用語の確認だけなんですが、今までですと閉会中の継続審査という形で出されておりましたが、これは会議規則上と、それか地方自治法上、継続調査というので特に差支えが無ければ何も異議はございませんが、もし会議規則や地方自治法に則っていない議決の場合、違法の可能性がございますのでそこだけは少し、一度確認だけいただいて、特に問題が無ければそのまま賛同したいと思いますので、お取り計らいよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
はい、分かりました。しばらくお待ちいただきます。
議長(小林一三君)
暫時休憩いたします。
午後5時33分休憩
午後5時34分再開
議長(小林一三君)
再開いたします。
今調べていただいた結果、違法性は無いということでございます。
よって、以上8件について、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
以上をもちまして、本臨時会に付された事件は、すべて終了いたしました。それでは、閉会に当たり、竹内市長のごあいさつをお願いいたします。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
閉会にあたりまして、一言お礼のごあいさつをさせていただきたいと思います。本臨時会でご審議いただきました議案につきましては、ご議決いただきました。本当にありがとうございました。宇陀市の市民のために安全で安心出来る危機管理体制を危機管理監のご助言をいただきながら作ってまいりたいというように考えております。
また、今臨時会では新しい議長が誕生いたしました。宇陀市の町づくり、行政
運営を共に、市民の負託に答えるためにも、理事者、議会と切磋琢磨しながら車の両輪の如く市民のために力行していきたいというように考えているところでございます。
また、今年度の議長は、奈良県の議長会長と聞いております。新しく役員になられた議員の方々と共に、その職務を全う出来るようにお願いしたいなと思っているところでございます。
そして宇陀市は、今まさに高原の文化都市、春の風香る宇陀市でございます。宇陀市を楽しみ、巡っていただきますように。そしてまた、宇陀市民のために調査、研究をよろしくお願い申し上げまして、閉会にあたってごあいさつとさせていただきたいと思います。ご苦労様でございました。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
ありがとうございました。
閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、理事者から提案のありました専決処分の報告並びに条例の一部改正につきまして、議員各位には、終始極めて熱心にご審議を賜り、適切妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、議会人事の選挙におきましても、皆様のご協力のもと円滑に進めることができ、感謝を申し上げます。
本日から新体制により議会運営に当たってまいりますが、議員各位、執行部各位のこの上ないご理解、更なるご支援をお願い申し上げますとともに、たゆまざるご研さんを賜りたく、重ねてお願い申し上げる次第でございます。
今後、くれぐれも健康にご留意され、ご活躍されますことをご祈念申し上げ、閉会のごあいさつとさせていただきます。
これをもちまして、平成24年第1回宇陀市議会臨時会を閉会いたします。
ありがとうございました。
【閉会午後5時38分】