本文
平成24年12月21日午前10時開議
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井 太郎 |
2番 |
高見 省次 |
3番 |
堀田 米造 |
4番 |
井谷 憲司 |
5番 |
上田 徳 |
7番 |
峠谷 安寛 |
8番 |
大澤 正昭 |
9番 |
井戸本 進 |
10番 |
中山 一夫 |
11番 |
多田 與四朗 |
12番 |
山本 繁博 |
14番 |
山本 新悟 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 | 小林 一三 |
6番、山本良治
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内 幹郎 |
副市長 |
前野 孝久 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
総務部長 |
井上 裕博 |
危機管理監 |
山本 洋 |
企画財政部長 |
楠田 順康 |
市民環境部長 |
大西 茂 |
健康福祉部長 |
覚地 秀和 |
農林商工部長 |
仲尾 博和 |
建設部長 |
吉岡 博文 |
教育委員会事務局長 |
出口 裕弘 |
水道局長 |
栗野 肇 |
市立病院事務局長 |
竹内 均 |
会計管理者心得 |
中西 記 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次 悟郎 |
大宇陀地域事務所長 |
南 勉 |
菟田野地域事務所長 | 徳田 準一 | 室生地域事務所長 | 松岡 保彦 |
午前10時00分
議長(小林一三君)
皆さんおはようございます。
議員並びに理事者の皆様には、御多忙のところ御参集いただきまして、ありがとうございます。
午前10時00分開会
議長(小林一三君)
ただいまの出席議員は14名であります。
6番、山本良治議員の欠席届を受理をいたしております。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成24年第4回宇陀市議会定例会を再開いたします。
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますので、朗読は省略をいたします。
議長(小林一三君)
初めに、日程に従いまして、日程第1、委員長報告を議題といたします。
12月19日に議会運営委員会が開催されておりますので、委員長から報告をお受けいたします。なお、委員長報告に対する質疑は委員長報告終了後に受け付けます。
それでは、議会運営委員会の報告を受けます。
山本新悟議会運営委員会委員長。
14番(山本新悟君)
おはようございます。14番、山本新悟です。議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
平成24年12月19日午後3時25分から全員協議会室で、正副議長及び5名の委員、竹内市長、前野副市長、喜多教育長、井上総務部長出席のもと開催いたしました議会運営委員会の報告をさせていただきます。
委員会報告につきましては、事前に報告書を配付していただいておりますので、協議の結果につきまして報告させていただきます。
本定例会における市長提出案件につきましては、条例の廃止が1件追加提案されます。議案の取り扱いについては、本日提案、採決いたしたいと思います。
以上のとおり協議し、午後4時に閉会いたしました。
報告を終わります。
議長(小林一三君)
委員長報告は以上であります。
議会運営委員会委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。
以上で委員長報告を終結いたします。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第2、議案第53号、宇陀市実費弁償条例の一部改正についてから日程第8、議案第77号、桜井宇陀広域連合規約の変更についてまでの7議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました7議案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託いたしておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告をお受けいたします。
11番、多田與四朗総務文教常任委員長。
11番(多田與四朗君)
おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、総務文教常任委員会の報告をさせていただきます。議席番号11番、私は多田でございます。
去る12月10日午前9時から第1委員会室において、委員5名全員の出席と市長、副市長、教育長、総務部長、危機管理監、企画財政部長、教育委員会事務局長、関係職員の出席により、付託されました議案を審査するため総務文教常任委員会を開催をいたしました。その結果を委員会審査報告にて報告をさせていただきます。
平成24年12月21日。宇陀市議会議長、小林一三様。総務文教常任委員会委員長、多田與四朗。
委員会審査報告書。
お手元に委員会審査報告書がございますので、ごらんになってください。
本委員会は、平成24年12月7日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定いたしましたので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第53号、宇陀市実費弁償条例の一部改正について、これは原案可決でございます。議案第55号、宇陀市立学校設置条例の一部改正について、原案可決。続きまして、議案第72号、損害賠償の額を定め和解することについて(平成24年6月23日発生に係るもの:生涯学習課関係)でございます。これも原案可決。議案第74号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(天満台東交流センターに係るもの)、原案可決。議案第75号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(榛見が丘集会所に係るもの)、原案可決。議案第76号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(石田公民館に係るもの)、これも原案可決でございます。最後となります。議案第77号、桜井宇陀広域連合規約の変更につきまして、これも原案可決でございます。
審査内容を申し上げます。
議案第53号、宇陀市実費弁償条例の一部改正につきましては、地方自治法の改正により、本会議において公聴会の開催や参考人を招致できることから、その方への費用弁償をすることの条例改正です。この件につきましては、議会運営や議会改革と深くかかわることから、実際の運営につきましては、今後の審議、協議が必要であるという、おおむねそのような意見がございました。
一つ飛びまして、議案第72号、損害賠償の額を定め和解することについては、当時の体育館の状況や事故の発生の原因などについて意見がございました。また、相手方との交渉につきまして、何でも賠償で済まされる、これはおかしいのではないか、やはり利用者にそれなりの責任もあるのではないか等々の意見も出まして、毅然たる態度で臨んでいただきたいとの意見もございました。
議案第74号から76号までの宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、天満台東交流センター、榛見が丘集会所、石田公民館、3件の指定管理者に関する3議案は、その指定管理期間に関する質疑、その公民館活動の内容に関する質疑等々がございましたが、おおむね委員の理解を得まして質疑が終了いたしました。
最後に、議案第77号、桜井宇陀広域連合規約の変更につきましては、桜井宇陀広域連合の担当課より説明を受け、その議案についての理解を得ることができたということでございます。
今回の各付託議案は全員一致で可決することと決しております。
付託議案の審査の後、企画財政部より、その他ということで、まちづくり応援補助金に関する事務の進め方、また、今回も来年3月にそのプロポーザルを行いたい旨の報告を受け、それを了承いたしたところでございます。全委員の理解とその報告を受けた後、当委員会は午前10時48分に終了いたしました。
以上で、総務文教常任委員会の委員会審査報告を終わらせていただきます。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第2、議案第53号、宇陀市実費弁償条例の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第53号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第55号、宇陀市立学校設置条例の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第55号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第72号、損害賠償の額を定め和解することについて(平成24年6月23日発生に係るもの:生涯学習課関係)は、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第72号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第74号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(天満台東交流センターに係るもの)は、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第74号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第75号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(榛見が丘集会所に係るもの)は、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
よって、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第75号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第7、議案第76号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(石田公民館に係るもの)は、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第76号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第77号、桜井宇陀広域連合規約の変更については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第77号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
日程に従いまして、日程第9、議案第54号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正についてから日程第15、議案第67号、宇陀市介護老人保健施設事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の制定についてまでの7議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました7議案につきましては、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたしておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告をお受けをいたします。
4番、井谷憲司福祉厚生常任委員長。
4番(井谷憲司君)
おはようございます。議席番号4番、井谷憲司でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、福祉厚生常任委員会の御報告をさせていただきます。
当委員会は、12月7日の今期定例会2日目で付託されました議案第54号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第56号、宇陀市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第57号、宇陀市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定について、議案第59号、宇陀市公共下水道条例の一部改正について、議案第65号、宇陀市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の制定について、議案第66号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第67号、宇陀市介護老人保健施設事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の制定についての議案7件を審査するため、去る12月11日午前10時より市庁舎第1委員会室において、高見委員、大澤委員、井戸本委員、高橋委員、そして私の全委員と議長及び市長、副市長並びに関係職員の出席により委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。
平成24年12月21日。宇陀市議会議長、小林一三様。福祉厚生常任委員会委員長、井谷憲司。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成24年12月7日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
事件番号、件名、審査の結果の順に申し上げます。
議案第54号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について、原案否決。議案第56号、宇陀市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、原案可決。議案第57号、宇陀市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定について、原案可決。議案第59号、宇陀市公共下水道条例の一部改正について、原案可決。議案第65号、宇陀市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の制定について、原案可決。議案第66号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第67号、宇陀市介護老人保健施設事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の制定について、原案可決。
審査の経過については、私と市長の挨拶の後、付託された各議案の質疑に入りました。委員各位からの多くの意見がございましたが、主な質問や意見の内容については次のとおりでございます。
まず、議案第54号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正についてですが、これは保険税率の改正とあわせて課税限度額について改正を求めるものでございます。
質疑につきましては、保険税の徴収率が93%ですが、払えるのに払っていない状況はないのか。そして、税率が上がると収入未済額や不納欠損の金額がふえると考えるが、どうなのか。
滞納世帯で対応している短期証や資格証になった場合、どのような形になるのか。
今回の改正により、応能負担、応益負担の割合はどうなるのか。
今後、資産割を廃止して調整基金を活用するよう国の通達が出ているが、どのように把握しているか。
27年度は県での統一予定ということで、25年は今回の議論の状況で行った場合、26年度はどうするのか。
基金の取り崩しの状況等を踏まえての見通しの甘さ、先を見据えた分析が甘かったのではないか。また、どのような対応をしてきたのか。
前期高齢者交付金、共同事業交付金についてはどうか。
国保加入者の詳細はどうなっているのか。
長い目で見た構造的な改革、持続可能性を考えた行政運営がなされていないと考えるが、市長のお考えはどうか。
危機感に乏しいと感じる。これからの高齢化社会に対応できないのではないか。
先送りにはなるが、状況を見ながら25年度の途中からすることはできないのか。
今までの行政の対応、運営が不十分ではないか。
生活保護の方の医療扶助は幾らくらいか等の質問、意見がございました。
その後、採決に先立ち私のほうから、税率の改正を行わない場合は一般会計から投入ということも考えられるが、その場合、社会保険や共済保険に加入の皆様からの二重の負担につながることも視野に入れながら慎重に御判断いただきたいと申し上げ、採決に至りました。
次に、議案第56号、宇陀市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてですが、この条例では、介護認定の要介護1から5の方を対象とし、地域主権一括法に伴い、自治体が独自で地域の実情に応じて条例を制定するものでございます。
議案第57号、宇陀市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定についてでございますが、この議案につきましては、要支援1・2も含めた介護認定者を対象とし、条例制定の理由は同じく一括法に伴うものでございます。地域密着型介護サービス、地域密着型介護予防サービスと関連する質疑になりましたので、合わせての報告をさせていただきます。
質疑では、市内介護施設の詳細について。
入所待ちの状況はどうか。
事業所の設置基準はどうか。
一括法に伴う経過措置の間、どのような検討をされてこられたのか。
地域密着型サービスとは、宇陀市ではどのような施設が想定され、在宅介護も含め、介護ニーズに応えていけると考えているのか。
在宅ケアについては、宇陀市では充実していないと考えているので、今後強力に推進していただきたい。
ひとり暮らしの高齢者の見守りの状況はどうなっているのか。
緊急時の通報装置についてはどうなっているのか。
要支援者の状況はどうなっているのか等々の質問、意見がございました。
次に、議案第59号、宇陀市公共下水道条例の一部改正についてですが、これも一括法に伴い、下水道の構造の基準について市の条例で規定することとされ、条例の制定をするものでございます。
質疑では、県の浄化センターとのかかわりはどうなるのか、市内の下水道施設の設置からの経過状況はどうかとの質問がございました。
次に、議案第65号、宇陀市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の制定についてですが、同じく一括法に伴い、水道の布設工事監督者及び水道技術者の配置基準並びに資格基準について地方公共団体で規定することとされ、条例を制定するものでございます。
質疑では、宇陀市職員の資格の状況、水道認定業者の状況についての質問がございました。
次に、議案第66号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正についてですが、次の議案第67号、宇陀市介護老人保健施設事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の制定についても、介護老人保健施設事業のさんとぴあ榛原の運営形態を地方公営企業法の一部適用から全部適用への移行に伴う条例改正と条例制定ですので、一括して御報告させていただきますので、御了承お願いいたします。
質疑では、全部適用になっての効果はどのように考えているのか。
人件費の推移について詳細は。
職員についての詳細はどうか。
給与の交渉で、本庁の職員との関係はどうなるのか。
なぜ指定管理ではなかったのか。
今後の地域の医療・介護の中での役割をどう果たしていくのか。
サービスの質についてはどうか。
検討する中、視察はどこへ行かれたのか。
事業管理者についてはどのように考えているのか。
職員の受け入れ先に病院の検討はできないのか。
給与が下がった場合、職員のモチベーションに響くことも予想されるが、その点についてのお考えは。
介護老人保健施設であるため、原則入所から3カ月をめどに退所しなければならないが、その辺の現状はどうか等々活発に質疑がございました。
各議案ごとに質疑、採決を行い、先ほど報告した審査結果とすべきものと決定しました。その後、水道局より簡易水道の水道料金統一に向けての現状報告を受けた後、午後4時13分に散会いたしました。
以上で、福祉厚生常任委員会委員長報告を終わらせていただきます。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
議長のお許しを得ましたので、1点、委員長報告に対しまして質疑をさせていただきます。
委員会終了後、私たち委員外の者も委員会の資料をお見せいただいたわけなんですけれども、今回、委員長報告の中に、そのとじの最終のページなんですけれども、国民健康保険税率及び課税限度額の改正について、宇陀市国民健康保険運営協議会より答申を受けたペーパーがございますが、先ほど伺わせていただきましたけれども、そういった資料についての協議経過、そういったものはなかったようにお見受けするんですけれども、その点いかがでしょうか、ございませんでしたか。
議長(小林一三君)
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
お答えさせていただきます。
今、多田議員のほうから御質問ございました国保運営協議会での答申を見ての協議等はなかったのかという内容でございます。
委員会の中でのそれに対しての具体的な質疑等はございませんでした。もし必要であれば、私、また大澤議員と2名、協議会に参加しておりますので、必要であれば、その状況はお答えさせていただくことは可能でございます。
以上です。
議長(小林一三君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
委員長ありがとうございました。
私、委員長報告ということに対しましては、関連はしますけれども、直接どうかなという思いはあるんですけれども、今回のこの国保の条例改正というのは、宇陀市に限らず、全国の市町村におきまして非常に議会の最終判断ということになろうかと思うんですけれども、この委員会の中でも14名の一般市民とそれと議員2名と、今委員長が申されましたけれども、委員2名と、そして医師方々も含めて14名で構成されておりますが、1回では結論が出なかったということでございます。
やはり国家的なこれを最後のセーフティネットという形で継続をしていく、キープしていく、確保していく、国民のあるいは市民の安心・安全を守るという意味から堅持していくためには非常に厳しいと。今までの積み重ねで現在が非常に危機に至っているということで、委員会の中でも、中身はわかりませんけれども、非常に1回やって定まらなかった。2回目で初めて答申が出たと、答申まで行ったということですから、非常に協議も厳しい協議を積み重ねていただいたと私は信じておるところでございます。
今回の答申の中でも、非常に委員会のメンバーから合意事項ということで四つ、五つの提言がなされています。そういったところで、私もこの件につきましては慎重に、委員会の委員ではございませんけれども、本会議で質問をさせていただくと同時に、委員会の報告も含めまして、私自身も十二分に検討させていただきました。その結果が最後の採決ということになるんですけれども、やはり今、国でも税と社会保障の一体改革というようなことで三党合意云々の話が出てますけれども、本当に国を挙げてやっぱりしっかりと見詰めていかなければならんと思っております。
27年から県下一本でやるということは、恐らく私が推量する限りは、国が都道府県単位でサポートしていくというようなことになろうかと思います。そういったところに消費税とか、そういった消費税の増税あたりが絡まってくるんじゃないかなと、そんな思いで委員長報告を聞かせていただきました。
これは私の感想として述べさせていただきましたので、議長からお許しをいただいたことを厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。以上です。
議長(小林一三君)
ほかに質疑ございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
5番、上田でございます。7日の質疑の場に欠席をしておりましたので、二、三お尋ねをしておきたいと思います。
委員長報告にございました、27年から県の一元化が図られていくということでございますけれども、どういった形になってくるようなことが当局のほうから説明をされて、その上で、この27年の開始時期というものに対する議会としての理解ができるようなものになっておるのかどうかということが一つと、県下の今の国保の納入状況といいますのは、大変まちまちでございまして、特に県下一斉にされるといいますと、一番高い税額を納めておられるのが県北部の生駒市というように聞いておりますし、そしてまた一番安く納まっておるのが県南部の下北山村とお聞きしております。県北部の生駒市につきましては、約1万1000円程度の月払いの料金がかかっていると。対しまして、下北山の場合は5000円前後とお聞きをしております。
そういった中で、実際に27年からの一元化が図られた場合、新たな税率によるところの税額を納めるとき、県の平均より上になるのか下になるのかというのは非常に市民としては関心の深いところかなと思うわけですけれども、そういった部分で今回の税率改定がこの27年からの県下の一元化にどのようにつながっていくのかというようなことについて、委員会のほうで説明を受けられて、そしてまた当局のほうからそういった部分の説明があったのかどうか、お聞きしておきたいと思います。
それからもう1点、税率改定により健康保険税が潤沢に納入されない場合は一般会計からの繰り入れが考えられるというような委員長報告がございましたけれども、実際に国保財源のほうに一般財源が繰り入れられるというようなことが市役所の当局の方からそういった答弁があったのかどうか。本当に一般財源を国保に繰り入れるということは非常に大きな問題をはらんでおるわけですから、当然一般財源側に今度はその財源措置ができておるのかどうか。仮に1億円を繰り入れるということになるのであれば、その1億円の財源はどこから捻出してくるのか。悪く言えば、1億円の財源を今ある財源の中できちっと確保せなならんということになるわけですから、その部分を一般財源から繰り入れましょうと簡単におっしゃられているのであれば、繰り入れられる財源のその部分がどこから捻出されようとされたのか、そういった部分にまで議論が及んでおったのかどうかのことにつきましてもお聞きしておきたいなと思います。
それから3点目に、滞納の件でございますけれども、下北のほうに確認しましたら、下北は滞納ゼロやということでございまして、戸数も少ないし、マン・ツー・マンのいろんな面でのメンテナンス、対応ができておるのかなと思いますので、3万人口とはその対応については違うとは思いますけれども、しかしながら、このゼロということによって特別な交付金が国保組合のほうから出されておると。国保になるのか、国からかは知らんけれども、その分があるんやというようなことをお聞きしておりまして、それがまた国保財源をより円滑に動かしておるそういった要因になっておるんやということで、宇陀市から考えれば、国保の滞納者がいないなんていうのは夢のまた夢かなと思うわけですけれども、しかしながら、同じような行政職員、そしてまた皆さん方の努力によってそういうことがなし得られておるというのも、これまた事実でございますので、そういった部分につきまして、今後滞納のゼロに向かって、そして新たなそういった交付金の特別措置が受けられるような、そういう国保税金の納入が図られるようなそういった具体策というものが委員会の中で示されてきたのかどうか、そういった点につきましてもお聞きをしたいなと思いますので、ひとつ国保の関係で3点ほどお聞きしておきたいなと思います。
それともう1点、最後に委員長の報告ということでございました、今回、簡易水道の料金を統一化されるということでございますので、報告であったので質問がなかったかどうかわかりませんけれども、単純に市民の側に立って少し確認しておきたいなと思いますのは、今回それぞれの事業別に持っておりました簡易水道の個別の水道単価がどういった形に統一されるのか。それによって、現行で示されております料金がどの程度に上がり下がりするのか。標準的なところに持っていって、上から下へ、下から上へ料金を統一されようとしておるのか、また一番高いところに持っていって、全てを値上げ、もしくはイコールでいかれるのか、またまた逆に、現在の最低料金の側に合わせていってこうするのか。現行の簡易水道料金で調定されております金額をそれぞれの事業別の平均単価を合わせようとされておるのか。それとも、全てのものを全ての調定額で積算をして、そしてそれで大体平均水量に対するところの平均的な金額を出されて統一をされていこうとされているのか。
そこら辺、もし報告ということで委員の皆さん方から関心のあって、しっかりとそこら辺の部分も報告内容に質問されておったかどうか。質問されておらなければ、なかったで結構でございますので、なければまた後日、改めて水道局のほうで確認をしますけれども、委員会のほうに報告をされるということは、理事者の側はそれで議会がある程度納得をいただいたというような判断も過去のいろいろな委員長報告の中で報告をされたことが認証されておりますので、私はあくまでも報告であるのであれば、そういった中身の部分について若干の内容的な審査なり、あるいは質疑をされた後の御報告かなと感じますので、もし簡易水道利用者もかなりまだ多いですし、それぞれの取り扱っております事業別の単価ですか、それぞれの簡易水道別の単価というもののばらつきもあると確認をしておりますので、そういった部分につきましても、若干今回から料金の変更をされるということでございますので、もしわかる範囲で、この議会で市民の皆さん方に説明ができるようであればお願いをしたいと、このように思いますので、以上4点につきましてお伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。
議長(小林一三君)
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
ただいま上田議員のほうより4点、水道の最後の報告も含めて4点の質問があったと思います。
まず1点目の一応予定ということでございますが、国保の運営に関しまして、平成27年をめどに県で統一をしていく方向であるということに対しての状況といいますか、それの詳細ということでございますけれども、今現在、まず結論から言いますと、詳細についてこうなるという正確な決まったものが出ているわけでは現在ございません。一応その方向に向けて検討がなされているということでございます。
可能性としてありますのは、やはり現在宇陀市、県の平均でございますけれども、県として市町村の平均の1人当たりの保険料の調定額というものが9万155円、あくまでも平均ですので前後はございます。対して現在の宇陀市では7万1548円、これが平均ということで、県の水準よりは、県といいますか、全市町村の平均からは低いものでございます。
しかしながら、今後統一に向けては、やはりそういった数字に近づいてくる可能性としては、やはりあるということでの、そういう可能性があるということでの答弁はございました。現状では正確な数字等々はまだ示されておりませんので、一応そういう方向性に向けて、宇陀市としても、どのような形で激変緩和をしていくのかということも検討の課題であるということは申し上げられておりましたので、27年度の県の統一に向けては一応現状そういう状況であるということで御理解いただきたいと思います。
2点目に、もしこの国保税で運営できない場合、一般財源の投入もということで、その辺の議論はどうであったのかということであったかと思います。
正確に今回、正確にといいますか、詳細での国保税を改正せず、負担をお願いしなかった場合、一般財源から納入が望ましいとかそういうような議論ではございませんでした。可能性として、これを今回改正しない場合、現在この国保の財政調整基金に関しましては、約7000万円ほど残っております。それをこの25年度どこまで投入しなければならないかということでございまして、それを使ってもし足りない場合は、一般会計からその足りない部分を補填しなければならないという、これは可能性の話でございます。また、そのときの対応の状況でございます。
また、それで25年、仮にその7000万円の基金で補えたとしても、じゃあ26年度はと考えますと、大変その後1億円、また1億円から3億円、いろんな形でその年度、25年、26年合計では、やはり3億円とかその金額に応じての一般財源の投入も視野に入れていかなければならない、またそういう可能性もあるという中でのお話はございました。
3点目に、滞納状況についてでございます。
今ちょうど100%の徴収率の地域の話がございました。宇陀市では100%ではございませんので、そういう国からのそういう措置が現在行われておりませんので、そういうことでの話はございませんでしたが、現在徴収率に関しては93%で、宇陀市は12市の中では2番目に徴収率がいいということでございます。
滞納に関しましては、資力、財力のある方については、平成23年度からは県の協力も得て財産調査を行い、不動産、預金、生命保険、車等の差し押さえもしてまいったということでございます。
しかしながら、そういう調査を行っても資財がない方に関しては、そういった国民健康保険税の趣旨を理解していただきながら、保険証また資格証を交付しながら納付してもらっているという状況でございます。また、外国人が帰国したり、また破産、また生活保護になったりされた方に関しましては、やむなく不納欠損というような対応もしているという答弁でございました。
今の三つが、この議案に関する答弁になったかなと思います。不十分であれば大変申しわけないんですが、御理解をお願いしたいと思います。
あと4点目、簡易水道の料金の統一化に向けてという質問であったかと思います。
これにつきましては、先般、市長より簡易水道の協議会に対して諮問を出されたものに対して、簡易水道の審議会より市長のほうに11月ですか、答申がなされました。その中ではさまざまな議論ございまして、上に統一するか、下に統一するか、また平均でいくのかというところで、まだ今それは答申に従って今後市のほうで検討していくということでございます。また、その上げる時期も今の経済状況、負担状況等も考慮しながら、その辺を今後検討していき、また議会のほうにも報告をしていきたいという報告でございました。具体的にどこに合わせるという最終的な方向性までは、まだ現在確定していない状況であるということでございますので、そのような報告があったことを御報告させていただきます。
ちょっと不十分な答弁かもしれませんが、よろしくお願いいたします。以上です。
議長(小林一三君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
1点、答弁漏れの分だけ、要は一般会計から繰り入れますよということで、その財源措置はどういう答弁があったのかということをお聞きしたいなというのが一つお願いしたいと思います。
それと、順番にお聞きしていきたいなと思いますけれども、平成27年から県との一元化が図られていくということが今後されるということで、県平均が9万円ということで、宇陀市の場合は7万円という数字が出ているわけですけれども、これはこの7万円の中には、あくまでも現在まで繰り入れてきました基金からの財源があるはずですので、もしこの基金がないとなれば、じゃあそれぞれの加入者の負担はどのようになっておったのかというとこら辺の議論がされておって、その数字が出ておるのかどうか。もしそれが委員長のほうでわからなければ、もし議長の御配慮をいただければ、当局のほうでその数字を持っておるようであれば、今説明が出れば市民の方々もこのテレビを通してよくわかるのではないかなと思いますので、もしそういったことの数字の面での答弁をいただけるようでしたら、お願いですけれども、していただいて、実際今回のこの値上げの部分に基金の部分の反映をどのように考えておるのかというのがわかってくるかなと考えるのが1点。
もう1点、滞納の部分が県下で徴収率第2位というのは、本当に現場の税の収納の関係の方、徴収対策課の方々の努力というものはよく理解もし、そしてまた、その仕事に対する前向きな姿勢もよく理解する上で、やはり100%になれば、さらに御褒美がいただけるというのも国の制度にあるというような実態もあるわけでございますので、そういった部分、現年度分についてはほとんどゼロに近づいておると聞いておりますので、過年度分につきましても、いち早くそういった部分の処理の仕方の部分につきましても検討されて、不良債権を持っておるだけで率が下がる分であれば、市長の英断なり何なりによって取れるか取れないかの判断をされるとか、そういった形で徴収に対する滞納対策のより強化策等々は示されたのかどうか。ただ単に頑張ってますよ、取ってますよ、県下で言えば2番目ですよというような数字の中だけの部分であって、税の公平化、平等化という意味では、全ての人が課せられた税金をきちんと納税していくということは、これは国民としての当然の義務であると思いますので、そのことがひとつ徴収対策課のほうで新たな取り組み等々が国民健康保険を管理されている市民環境部のほうで指示をされておるのかどうか、そういうような議論ができておったかどうかということをもう一歩踏み込んでお聞きしておきたいなと思います。
それから、報告の中にありました簡易水道の件でございますけれども、確かに統一化するということは大変重要なことだと私は思いますし、いろんな部分であるかなと思いますけれども、ただこの水道料金につきましては、それぞれの建設時のいろんな住民の方々の受益者負担というものが裏側に発生しております。20万円、30万円で簡易水道が引けた地域もあれば、100万円近いお金を出して現在の水道を確保されてきたと、そういう歴史もございます。そういった歴史の中にあって現在の水道料金が形成されておるかなと感じるところでございます。
したがいまして、これからそういった方向で検討されているという御報告がございましたけれども、私としましては、それぞれの事業会計別で、じゃあどれほどの収支がなされておるのかというような部分につきましても、こういったことが議論される場合には、ひとつ数字としてお示しをしていただきながら、ちょっとの負担で大きな効果が生まれてくるようなそういう料金体制が望ましいのではないかなと私は考えておりますので、この報告が今回なされるということは、25年度中には簡易水道についても何らかの変化があって値上げが余儀なくされるのか、あるいは最低料金の側に合わせていただいて、そしてより低廉な料金で高いサービスを提供いただけるのか、それはこれからの検討の中に入ってくるのかなと思うわけですけれども、本当に簡易水道はそれぞれの地域に普及していく中で大きな受益者負担というものを強い、そしてまた地域の方々の大きな理解のもとに整備いたしましたし、大きな公費の起債も起こしていただいて、それのいろんな運用面での返済もあると考えておりますけれども、インフラ整備の一環の中でございますので、ひとつこの簡易水道の料金の統一につきましては、住民の方々に新たな負担がふえることが最小限もしくはなしに近い状態での改定がされるようなことをひとつお願いをしておきたいなと思うわけでございますので、特別これにつきましては答弁は結構ですけれども、それぞれの事業別にどういうような状況であったかというようなことが報告があったのか、あるいはそういったことがそれぞれの委員の方々からの質問の中にあったのかどうかぐらいは、ちょっとお聞きしておきたいなと感じておりますので、その点を含めまして再度質問とさせていただきますので、よろしくお願いします。
議長(小林一三君)
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
失礼しました。先ほど答弁漏れがございましたので、それも含めて再度4点、御質問があったかと思います。
まず最初の財源、一般会計を国民健康保険の不足分に投入する場合、財源はどういうように考えているのかという質問であったと思います。
行政としては、現在一般財源を投入することというのは考えてないというか、国保税で何とか運営できるような状況でお願いしたいということですので、一般財源をどこから手配するのか等の答弁、またそういう内容は、まずございませんでした。
続きまして、基金がなければどういう状況であったのかという御質問であったかと思います。
確かに今まで、基金を運用しながら負担を抑えてきたというのはございます。ただ、そういった中で、もし基金がなければ幾らぐらい例えば負担があったのか、またどういうような負担をお願いしていたのかという詳細についてはございませんでした。
次、3点目ですけれども、滞納に関しての今後の努力ということですけれども、先ほど私のほうからも申し上げさせていただきました徴収対策につきまして、先ほどのようなそういう資産、財産をお持ちの方に関しては、調査をしながら何とかいただくようなそういう対応をしているという状況でございます。
そういった中で、本当に厳しい方に関しては、無理やり取ることは、これはもちろんできませんので、短期証であったり、また資格証というような対応になってくるということでございます。
それ以外の不良債権があれば、逆に市の財政負担にもつながるのではないかというようなお話もございました。その辺のところに関しては、具体的な答弁また質問はございませんでしたけれども、やはり、さらに強化をしていかなければならないというそういった御決意はございましたが、具体的なこういうことを進めていくということに関しては、詳細については答弁はなかったというように思います。
最後、簡易水道に関しましては、特に質問ではございませんでしたが、今後いろんな形で数字も含めて出てくると思いますので、水道局への今の要望といいますか、お願いだと思いますので、また今後そういった意味で水道局には対応していただきたいと思います。
以上でございます。
議長(小林一三君)
2番、高見省次議員。簡単に明瞭にお願いします。
2番(高見省次君)
私は福祉厚生委員会の副委員長をさせていただいておりますので、今、井谷委員長の御答弁の補足をさせていただきます。
上田議員からの一般会計繰り出しに関する行政側の答弁についての御質問に対してですが、26年度累計で今の見込みでは、今回の保険料、保険税引き上げをしても、4000万円から5000万円程度財源不足が出るだろうという見込みであるということが担当課長からお示しをされております。それに対して、それはどうするのかと質問がございましたけれども、それについては一般会計からの繰り入れで対処していきたいという答弁がございましたので、その点について補足をいたします。
以上です。
議長(小林一三君)
上田議員から質問がございました保険税の調定額、基金を除いた個人分の負担分の金額だけ大西部長のほうから答弁をいただきたいと思います。
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
失礼します。
基金がなければという御質問であろうかと思いますけれども、毎年1万5000円ぐらいの保険税を頂戴しないといけないと。今回引き上げをさせていただきますと、1人当たり8万3283円という1人当たりの金額が出てまいります。
議長(小林一三君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
今、大西部長からいただきましたけれども、私はそれは聞いておりませんので。今、私、聞かせていただいたのは、先ほど委員長のほうから奈良県平均で9万円やと、それが宇陀市の場合は7万円やとなってますよとお聞きしましたので、だからその9万円が奈良県の平均であって、宇陀市の平均は7万円やということでございますので、これは当然基金の入っておる数字でございますので、そこから基金が入ってなかったら、じゃあ宇陀市としてそれぞれの国民健康保険の加入者は何ぼ払っておったんやという質問で、質問の仕方が悪かったものやから、なかなかうまく御答弁いただけなかったんですが、そういうことでございますので、ひとつその点、もしわかるようであればお聞きしたいなと思います。
それで今、高見議員から補足説明をいただきましたことで、これでもう3回目で次の質問ができませんので、ひとつしっかりとお考えいただきたいと思いますけれども、26年度で4000万円から5000万円の赤字があるよと、それは一般財源から入れますよと言っておられるけれども、じゃあその4000万円から5000万円という財源は、これは一般の事業を全部カットするんですか。何を、どういう財源をもってされるかということを聞きたい。最悪、人件費を切るんですか、一番皆さん方がやりやすい形の中で。
一般財源を繰り入れるということは、どこかのものを削らなければならんわけですよ。ですから私は、その一般財源で不足分は補いますよという答弁をもし委員会でされておったのであれば、当然じゃあ捻出もとの財源はどうなんやという議論が発展してこなかったら、4000万円から5000万円不足だけで、これはまた結局一般財源からということになってきたら、もう既に宇陀市としては、そういった負の遺産の部分に多くの部分を入れているわけですね。だからこの4000万円から5000万円、これはまた今持っております基金から入れますよ、基金というのは一般財源のいろいろな基金ですね、それを取り崩していきますという話になるのかどうか。そこら辺のことを本当に委員会の中では論議をしてほしかったなと私は思うんですね。
一般財源の繰り入れはやむなしということになるのであれば、じゃあその財源はどうなんやと、どういうところから、その不足分の財源は出てくるんやと。ただ単に国保と同じように基金から持ってくるんやというだけの議論で終わってしまうんですか、これは。もっともっと今あるそれぞれの歳出の切り詰めの中から、その部分だけを生み出してくるとか、そういう……
議長(小林一三君)
上田議員、委員長に対する質疑でお願いします。
5番(上田徳君)
そういう議論が委員会の中で果たして精練されたかどうか。だから、委員長報告がこれ否決になってますよってにね。我々としても非常に慎重にお聞きしてるんです。委員会の中でどれほど議論を練られて、そして委員の皆さん方の理解がいただけたのかどうかという部分をね。
ですから、非常にそこら辺が委員会の中でもしされておられないのであれば、これもう一度新たに仕切り直しをしていただいて、きちんとそういった部分も詰めていただいて、そしてこういった財源の不足分に対する対応策なり、それを補うための今回値上げをしてもまだ足らんということであれば、また26年度に率の改定というものが出てくるのではないかということも懸念されますので、それは今度奈良県に一元化になるときの話やから、私らは知らんねんというようになったら困りますのでね。そこら辺のその奈良県に一元化になる部分も含めて、委員会の中での議論は、もう財源がなかったら理事者の皆さん方が何とか考えるんやろうというような議論で終わっておるのか、いやいやちゃんとしたやっぱり不足の額の財源については、これこれこういうようなものを今考えておりますので、今の税率で何とかひとつ進めていただきたいというような返事があったかどうか、そこらをちょっとお聞きしておきたいなと思ったので質問しましたので、もしもうそれ以上わからんのであれば結構ですし、これから何ぼ回答をいただいても私の質問ができませんので、もう特段結構でございますのでね、答弁は。
ですから、理事者の皆さん方も委員会に出されるときには、もっと丁寧なやっぱり説明と、そして丁寧な私たち議員に対する資料提供というものを最初からいただいて、委員会にしか出さないものであるのではなしに、最初から議場に出てきて、本会議の質疑のときでも聞けるようなそういう環境というものをつくっていただかないと、市民の皆さん方が今度保険料何ぼになるのやろう、あれもこれも上がってるというように感じておられますし、そのことは、議員さんもっとしっかりしてくれな、みんな上がるやないかとこういう批判に返ってきておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。終わります。
議長(小林一三君)
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
まず最初の基金を投入していない場合、現在で幾らの負担に本来なっていたのかということに関しては、それは委員会のほうでそういうことが出ていませんでしたので、あとは議長の裁量の中で大西部長にということで、それはしていただいて結構です。
その後の御質問の財源の話ですけれども、先ほど申し上げましたように、今現在、行政として一般会計からの補填というのはまだ考えていない、何とか国保税の改正で補っていきたい、また現在残っている約7000万円の基金の中で、何とか一般会計を繰り出しせずに運営していきたいという話でしたので、もし入れる場合、どこどこの財源から持っていきますというような話はございませんでした。
また、逆に委員のほうから、この財源を使えばいいのではないかという詳細、具体的な議論という部分においてはなかったかなと思います。一部、昨年度の繰越金等も検討はできないのかというような意見としてはあったかと思いますが、具体的な議論という状況ではございませんでした。
以上でございます。
議長(小林一三君)
これをもちまして質疑を終結いたします。
休憩をいたします。
再開は午前11時30分から再開をいたします。
午前11時14分休憩
午前11時30分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第9、議案第54号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
今回、委員会報告でもありましたように、委員会においては否決でありますので、賛成討論から受け付けます。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井太郎君)
1番、勝井太郎でございます。この条例案、可決すべしという立場から討論をさせていただきます。
この国保の条例改正案は、保険料の値上げを住民の皆さんにお願いをするものでございます。値上げをすることがいいか悪いかとか嫌かどうかという感情論ではなくて、理性的に、今の国保を取り巻く環境であったり宇陀市の財政を取り巻く環境であったり、このまちの年齢構成という環境から判断をして、理性的に物事を決めていかなければならないと思われます。その点で、まず財政的な見地から意見を述べさせていただきたいと思います。
もし値上げを今行わずに、そのままの保険料で来年以降保険を運営いたしますと、年間大体1億5000万円程度の財源不足が生じるとされています。これは先ほどまでの福祉厚生委員会の委員長報告への質疑でも議論に出てきたところでございます。これを誰が負担できるのか、どうやってこのお金をどうしていくのかというところを考えていかなければなりません。
今24年ですけれども、28年になりますと合併の特例がなくなりまして、合計で今よりも17億円、地方交付税が減額をされるということになっています。この減額は5年間をかけて行われますので、大体ですけれども、年間3億円ずつぐらい、実際にはもう少し減るのは計数が違うので、実際には3億円ずつではないんですが、大体3億数千万円ずつぐらい財源が毎年毎年なくなっていくというのがあと4年たったら起こります。このことをまず押さえておかなければいけません。この削減幅は大変激烈ですので、このことを私たちは向き合っていかなければならないということです。
ちなみにですが、今現在、国民健康保険会計には1億5000万円のお金を一般会計から繰り出しております。この1億5000万円は何のために繰り出しているのかといいますと、低所得者の方々への保険料の負担を軽減するために減免をしているんですね。その減免をしている分のお金1億5000万円分を一般会計から繰り入れて保険料の負担を安く抑えているということがあります。この1億5000万円は全額が地方交付税の対象でございます。住民への福祉サービスを行う、健康保険もそうですし、介護保険とか年金であったりとかいうものは、日本国民であれば全員ですね、日本国民だけではなくて、この国に暮らしている住民全てが享受をできる制度でございますので、必ず財源の措置というのがなされます。これは仮に宇陀市にお金がなかったとしても、その分は交付税でもらえるということです。ですので、今現在繰り入れている1億5000万円は、当然住民の皆さんの国税ですね、所得税であったり消費税であったりその他の税金を負担をしていただいておりますので、その範囲の中では1億5000万円は御負担いただいておりますが、それはこの国の国民1億2000万人全員で負担をして宇陀市のために使っているということですので、そう考えますと、私たちが実際に出しているお金というのは本当にごくわずかな金額になるというところでございます。
一方で、財源不足に今後なる1億5000万円を全額一般会計から繰り入れたらどうなるかといいますと、これは当然ですけれども、国からもらえる交付税の対象にはなり得ません。ですので、1億5000万円は私たちがこのまちに納めた市民税ですね、大体1年で28億円納めています。その28億円の中から1億5000万円出しますよということです。大体5%強ですね、6%か7%ぐらいを、私たちが納めた税金のうち6%ぐらいを、この国民健康保険の値上げをしないために使いますよということをしなければならないということです。これがまず妥当かどうかというところ、これは考えなければなりません。
今、宇陀市の財政力指数は0.31でして、お金を必要な分、全部集めるうちの31%しかお金を集められてないんですね。ですので、宇陀市が今行っている事業というのが余り実は独自の事業をすることが難しくなってきています。財政が物すごく硬直化をしていて、あと4年後には財源が年間3億円ずつ減っていくというこの激烈な財政難のときに、果たして全員の住民の同意を得て国保会計を守るためにお金を使いますよというのを理解いただけるかどうかというのは考える必要がございます。
要するに、1億5000万円使うんだったら、まちの事業をして、例えば子育ての支援をしていったりとか、もしくは医療にかかったりとか、寝たきりにならないために、まちとして独自の事業をやるためにお金を使う、もしくはそうではなくて、今ある現状のままで制度をそのままにしておいて、当然ですけれども、1億5000万円お金を余計に使いますから、1億5000万円分の事業は全部やめた上で、もしくは将来の財政の危機に対応するためのお金を積み立てるお金を取り崩してやっていく。
要するに、将来の私たちの世代だったり子どもたちの世代に負担をお願いをして、その上でお金を据え置くのか、それとも今皆さんに大変お叱りも受けると思います。私も国保入ってますので、3割ぐらい上がります。正直つらいところはありますが、このような現状でございますということを真正面から御説明をさせていただいて、これから先の医療であったり、これから先のこの国のこのまちの暮らしを守るためには御負担をある程度お願いしなければならないということを言わなければならないということです。どちらか選びなさいということですね。事業をする、住民の福祉の向上のためにお金を使うのか、そういうことは少し我慢をしていただいて、今の制度をそのままにしておくのかという二者択一だということです。
それと、国民健康保険の今の加入者の状況ですね、被保険者というんですけれども、その被保険者の年齢構成も宇陀市どうなっているかというのを見ておかなければいけません。10代は、子どもたちは別にしまして、20代、30代、40代の加入者というのは、宇陀市全体で1万777人加入者がおりますが、そのうち20代、30代、40代は10%に満たない大体7%から9%、全部足しても4分の1に満たない水準です。現役世代を足しても、かなり少ないということです。
一方で、60歳以上の退職をして国民健康保険に入ってきたと思われる方の人数は5716人、全体でおります。これ75歳になりますと、後期高齢者医療制度に加入をしますので、60歳から74歳までの15歳の幅の中で5700人いるということですね。ちなみに後期高齢者ではなく、前期高齢者と定義される65歳から74歳までだけで抜き出しましても、3848人おりまして、率にいたしますと36%なんですね。
したがいまして、国民健康保険は退職をした方の今受け皿として存在をしているものでございます。これは日本中全体そうでして、10年ぐらい前でしたら加入者の割合、日本全国で16%でしたが、日本全体の65歳以上の加入者の割合が今31%です。宇陀市はそれを5%超える水準です。宇陀市のほうが日本全体から見て高齢化が進んでいて、医療費が今後激烈にふえることが予測をされているということと、医療費というのは65歳以上の高齢者になった方が多くを使っているという現実がございますので、その方々に対して幾らかの受益者負担というものをお願いをしていかなければならないということです。
実際に世代間の格差というものが大変今拡大しておりまして、今の70代の方がもらっている年金は自分の掛金の6倍ぐらい大体いただけるようになっています。一方で私たちの世代、30代、20代は掛金の2倍ぐらいもらえたらいいほうとなっておりまして、世代間での負担ですね、医療費もそうですし、社会保険全体の負担の格差というものは拡大の一方でございます。この格差を是正していかないといけないんですね。日本の富の8割を65歳以上の方がお持ちになっております。この方々に一定の負担をお願いするということは、少なくとも未来のことを考えたり私たちの世代から見れば一定やむを得ないと思っています。自分の子どもたちであったり自分の孫たちのためにお金を少し節約をしたり、少し頑張ってあげよう、そうやってお年玉を払ったりしてるんじゃないでしょうか。同じことをぜひ、本当に心苦しいですが、多くの高齢者の方には御理解をいただいて、ぜひ子どもたちのために負担をしていただきたいと思います。負担をしていただかなければ、その金は全部私たちの世代、その下の世代につけ回されます。これは避けることができない現実でございます。この現実の中で、私たちは物を判断をしなければなりません。
一方で、行政がどれだけ努力をしてきたか。行政が何も医療費の抑制を図ろうとしていなかったり、もしくは国民健康保険税の収納をいいかげんにしていたら、この議論は成り立たないはずですので、そこについても言及をさせていただきたいと思います。
先ほどから質疑でも出ておりましたが、宇陀市の国民健康保険税の収納率は94%でございます。かなり厳しいこともしておりまして、資格者証といいまして、医療費を保険から負担をするのではなくて、全額自己負担に一度するというのもやっておりまして、非常に取り立てもしっかりやっております。94%というのは日本で一番優秀な収納をしている島根県の県平均94%と同じ水準でございまして、かなり優秀だと評価ができると思います。
では、医療費の抑制はどうかといいますと、平成19年当時の1人当たりの医療費は38万円でございました。数字が出ている、今年度はまだですけれども、平成23年度の1人当たり医療費は31万円です。20%の削減に成功しております。もちろん高齢者の人口はふえ続けておりますので、医療費そのものは全体としては微増ではございますが、かなり努力をしていると言わざるを得ないと思います。
以上のことを踏まえますと、まず財政的な見地から、子どもたち、孫たちに負担を押しつけることは避けなければならないということ。行政として責任を果たしているというところは一定評価をせざるを得ないということ。世代間の格差を考えますと、一定高齢の方々に対して御負担をお願いする。もちろんこれは全員ですから、私たちも含めて国保に入っている人全員が負担をしなければいけませんが、とはいっても一番負担をできる余力があり、一番負担ができる方々に対しては一定お願いするということを考えますと、値上げに対してはやむを得ないというのが結論になると思います。
以上、少し長いお話になりましたけれども、幾つかのことを指摘をするとともに意見を申し上げまして、討論といたします。
最後にですが、行政として努力できることはまだあったと思いますので、そこについては素直に反省していただきたいと思います。値上げの幅をもう少し期間を長くしておけば、これほど激烈に上がることもなかったかもしれませんので、2年で一気に上げるのではなくて、10年ぐらい、合併をしたときからこの問題にちゃんと取り組んでやっておけば、これほどまで住民の負担感、持たずに済んだのではないかと思います。そこについては素直に反省をしていただいてやっていただきたいと思います。
以上です。
議長(小林一三君)
次に、反対討論を受け付けます。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
議席番号15番、高橋重明でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、私は議案第54号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について反対の立場で討論を行います。
今回の改正案は平成20年以来5年ぶりの改定で、1世帯当たり現行平均負担額13万1376円を改正では15万6606円へと平均2万5230円引き上げるもので、多くの市民は納得できるものではありません。
国保税を引き上げる理由として、宇陀市民の1人当たりの平均医療費負担額が県平均より高い。それに比べて市民の国保税の平均負担額が少ない。さらに、宇陀市の国保財政調整基金の取り崩しが続き、残高が少なくなった等の理由です。
国民健康保険制度は、宇陀市の44%、5840世帯が加入し、農林業や自営業者、定年退職者及びパート従業員や非正規雇用の若者等が加入する国民皆保険制度の一つですが、加入者の多くは収入は低く、自助には限度があり、共助及び公的支援が必要です。
平成23年度宇陀市国民健康保険特別会計決算では、保険税の収入未済額は2億5000万円を超え、毎年多額の不納欠損を処理しており、新たな値上げは滞納をふやすことにつながりますし、既に本年4月からは65歳以上の介護保険料が、また75歳以上の後期高齢者医療保険料が引き上げられており、これ以上の負担には耐えられません。
高齢者は好んで医療機関に入院や退院を繰り返しているのではありません。高齢者や社会的弱者への生活支援や健康づくりは、住民福祉の増進という自治体本来の重要な仕事です。宇陀市民が安心して暮らせるよう、まちづくりへ一層努力をしていただくことをお願いして、私の反対討論を終わります。
議長(小林一三君)
次に、賛成討論を受け付けます。
ございませんか。
9番、井戸本進議員。
9番(井戸本進君)
9番、井戸本でございます。宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について賛成討論を行います。
宇陀市の国保事業特別会計は、平成18年の合併当時の不均一課税から20年に税率改正が行われて不均一を解消しておりますが、これまで国民健康保険事業の運営は、国保財政調整基金を取り崩すことで税率のアップを据え置いて現在に至っております。当時の国保財政調整基金は約8億5000万円の積み立てがありましたが、超高齢社会に入り、宇陀市も年々高齢化率が進捗し、現在は30%を超えております。医療費の増加とともに国保会計を圧迫しており、基金繰入金を除けば、宇陀市の国民健康保険事業の単年度収支は、平成20年度は1億8500万円のマイナス、22年度、1億2500万円、23年度、1億5600万円と毎年多額のマイナス収支となっており、また、24年度の見込み額も2億円を超える単年度収支のマイナスが見込まれております。
今保有している基金も来年度には底をつき、大幅な赤字が予想されますが、これらの対策は医療費の伸びをどのように抑えるのか、健康診断の受診率の向上など、早期発見・早期治療の啓蒙など、これまで以上に進めていく取り組みが重要でありますし、市長が提唱されているウェルネスシティ構想も効果的だと思いますが、国保に関する国の補助率は、これまで以前は50%であったのが現在は25%にまで削減されてきております。高齢化に加えて労働人口が激減している地方の現状を踏まえて、応益負担の軽減なども国に訴えていくべきだと考えます。
しかし、宇陀市の国保会計の実態は、過年度の滞納繰越額は約2億円、現年度、平成23年度は5200万円、不納欠損額は2400万円となっており、合算すれば2億7600万円に上る多額の収入未済・滞納額であり、税負担の公正・公平性の観点からも、過去からの滞納繰越額を含めた徴収率を上げる対策と努力をこれまでより以上に強力に進めなければ、今回の平均19.2%という大幅な国保税引き上げの税率改正は市民に納得されないと思います。要は、悪質滞納者を許さないという市の姿勢に尽きます。
しかし、税率改正を行わない場合、2年後の国保会計は2億円の赤字が見込まれるとされておりますが、赤字分を一般会計から繰り入れる場合は基準外繰り入れとなり、社会保険加入者には二重の負担をかけることとなり、社会保険加入者からの異論も十分に考えられます。そういった部分も慎重に考慮するべきであると思います。
今後、被保険者の医療費や所得の情報、そして国からの調整交付金の交付状況を注視していきたいと思います。宇陀市として快適な市民の健康と生活を保障するために、国民皆保険の基礎となる国保制度の充実に今後努力していただくことを申し上げて、賛成討論といたします。
議長(小林一三君)
次、反対討論ございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
2番、高見省次です。私は、この議案第54号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について反対の立場から討論をさせていただきます。
本件については、委員会質疑でも、かなり多岐にわたった角度から議論をしてまいりました。そして今回の本会議におきましても、さまざまな質疑をお聞きしまして、かなり課題認識、そして解決に向けた方策というものも理解を深められてきているのではないかと思います。
私は今回の議案に対して、これは簡単に申し上げますと、平均19.2%、現在44%の世帯の方が加入されているこの国民健康保険、この制度、19.2%という大きな負担引き上げの条例改正案である。そしてケースによっては、モデルケースの試算では2割以上、20%以上、30%以上引き上げられるそうしたケースもあるということが判明しております。この経済的に非常に厳しい状況の中で、大幅な負担というものが住民にとってどれほどの影響になるのか、そういうことをやはり心配せざるを得ません。
そしてもう一つは、公平性という問題でございます。先ほどからも議論がございましたけれども、滞納、現年度分は93.3%ですが、過去の分も含めますと、73%余りというデータが出ております。さらに今回の引き上げによりまして、今ぎりぎり払っていただいている方ですら滞納に陥ってしまう、そうした懸念も、これは理事者側からも表明されているところでございます。
本当に負担できる方からは、しっかりと徴収する。そのことはよく伝わってまいりました。しかし、やはり経済的に払えないという方も多くいらっしゃる。これはデータ的には、この加入者の82%が所得200万円以下の経済的には低い水準の方であるというデータが出ております。そして先ほどの御説明もありましたけれども、ひとり世帯、2人暮らし、高齢者の世帯の方々がやはり82%でございます。ですから、そういう方々のやはりお気持ち、状況というものもしっかりと考えていかなければ、税率を上げたからといって税収がそのまま引き上がるというものではないということであります。
これ以上滞納者がもしふえることになれば、払っている方々からばかり払っていただく、負担がふえる、そのような状況になります。そうしますと、今全国的にも心配されているのが、一つは、余裕のある方が、健康な方が保険料をもう払わないで、不公平感が強過ぎるので保険料を払わないで、そして全額医療費負担をする、そういう考えが出てきているということです。もしこれがふえてきますと、こういう考え方がふえてくると、この制度は崩壊してしまいます。払っていただいている方が不公平感、もう保険料を払わないで全額負担でいいという考えを持たれたら、この制度は終わってしまいます。私は、そのあたりはしっかりと精査をしていただいて提案をしていただきたい、そのように思っております。今回の提案、私の中では、やはり残念ながら認めることができない。
先ほど一般会計からの繰り入れの議論がされておりました。正確に私も申し上げましたけれども、今回の提案であっても、単年度収支1億5000万円、そして昨年度は2億円の赤字、これについては保険料引き上げで、25年度は基金の7000万円の取り崩しと含めてやっていける。しかし、26年度、今回の引き上げでも、その財源不足を補えない。4000万円から5000万円の累積の財源不足が出る。それについては一般会計から繰り入れたい、はっきりおっしゃってますよね。私は、こういう行政運営の仕方、非常に問題がある。こういう考えだから、今ここでドタバタしてるんじゃないかと思うんです。
確かに8億5000万円、合併当時、基金がありました。しかし、基金を取り崩して黒字決算を毎年してまいりましたけれども、単年度収支は1億5000万円ずつぐらいずっと赤字でしたよね。そのことはわかっていたことです。そしたら、いずれ8億5000万円あっても近いうちになくなるということは、リスク管理としてできるわけです。行政の今回の対応、一つはそうしたリスク管理、黒字だ黒字だということを強調する余りに、将来へ向けてのリスクをしっかりと分析して、そしてそれに向けて抜本的な対策を講じていかない。そうしたやはり考え方、姿勢というものが私は見られるように思います。それが今後にやはりつながっていってしまう、そのことがやはり大きな課題であると思います。
確かに一生懸命やられている部分はあります。今、医療費がどんどんふえていることも事実です。しかし、だからといって、それが理由ですということにはならない。それに対して、どういう手を打つかが行政じゃないですか。それをやはり現場の後追いじゃなくて、いかにコントロールしていくのか、将来の見通しを立てて、そして抜本的な対策を打ち立てて、どのようにしてそれをコントロールしていくのか、それができなかったら行政の責任を果たせないですよね。ですから、今回この基金の問題は、私はやはり行政のリスク分析、そして対策、管理、大きな問題が続いているとそのように思います。
美榛苑のときの破綻処理と全く一緒です。ずっとそのままにして、そして借金が積み上がって、それを切り離して住民負担が今1億5000万円ずつ毎年払っている、そういう構図になってしまいました。今回も同じです。やはり数年前には、もうわかっていたはずです。そのときに二つの方法があるはずです。どうやって財源を生み出していくのか、あるいは医療費抑制策をどのように抜本的にしていくのか、そのことがどういう対策を講じられたのですかと質問を委員会でさせていただきましたが、明確な答弁はほとんどございませんでした。そういうことで今回この提案に対して議会が承認をしてしまうと、私はまた同じことが繰り返される、そのように感じます。ですから、行政としてのやるべきことというのをきちっとできる体制にしていただきたい。そのためには、私は今回の提案を通せません。
もう一つ、一般会計からの繰り入れなのか、あるいは保険料値上げなのか、そういう二者選択という議論がされております。しかし、私はそういうことで申し上げているのではありません。もちろん一般会計からの繰り入れも当然私は選択肢として考えられると思います。そのためには、先ほどからの議論で、被用者保険の方々との公平性というものは考えないといけません。もちろんそうです。
しかし、私たちは宇陀市の住民の代表なんです。だから理論はもちろん大事ですよ。でも、その方々の感情、そういうものも全部含めて受けとめて、そして判断していく必要がございます。
今この状況の中で、これだけ大きな住民負担、このことについての住民の皆様の感情というものは察して余りある。私はそんな簡単なものではないと思います。そのことも含めてしっかり受けとめていけば、これはまだ来年度の話なんですから、しっかりともう1回練られた形で行政から提案をしていただきたい。今の時点で私はこれを通すことはできない。感情的だと言われたとしても、私は住民にも感情がある。住民の方々の感情、それを無視して、これからこのまちの行政運営できますか。私は、それはできないと思います。
そしてもう1点、先ほど世代間の公平性の問題ということも賛成討論の中で指摘されておりました。確かにそういう部分はあるのではないかと思います。
しかし、やはり先ほど申し上げましたように、今この加入されている方、退職者であり、そして非正規のお仕事をされている方がふえてきているそういう中で、やはり負担力というものがどうなのかということを総合的に見た場合、平均的な部分だけではなくて、やはり低所得の方々の割合というものが大きいというデータが出ている中で、そうした高齢者の世代に負担をしていただくという、若い世代の方々が少ない、高齢者の世代の方々に負担をしていただくというそういうやはり理屈だけでは、私は判断できないと思います。
このようなことにつきましては、委員会でもしっかり申し上げてきました。そして一般質問でも、今この高齢社会の物すごいプレッシャーに対して何をしなければいけないのか、行政としてどうあるべきかということは申し上げました。私、2年8カ月、議員の仕事をしてまいりましたけれども、当初から皆様に住民への説明責任をしっかり果たしてほしい、あるいは住民目線でしっかりと行政運営をしてほしいということは申し上げてきました。そうした中で、そういう姿勢で仕事をしていただく職員もふえてきたのかなという感覚も持っておりました。まだまだだなという部分もございます。しかし、多くの方々がそういう姿勢で仕事をしておられるという話もお聞きしています。ですから、十分ではなくても前進しているならば、私は受け入れたい、そのように思ってやってまいりました。
しかし、これはだめでしょう、今回のこれは。これは行政とは私は言えません。財政の数字合わせですよ。職員の皆さんの心がどこにありますか。これで宇陀市の住民の皆さんが幸せになりますか。この提案で、このまちが今後発展できますか。この提案で、私は宇陀市民が幸せになれる、そう感じておられる方は、この議場に一人もいらっしゃらないと思います。今回は受け入れられません。通せない。
来年度もまだ時間があるじゃないですか。もっともっと住民の感情も含めて練ったものを出してくださいよ。これからどういう対応をするから、皆さんの医療費、介護費、抑制していく、そのことを見せてくださいよ。そういうものがなしに、この提案、この議会でもし受け入れたら、私たちの議会は住民から見放されると私は思いますよ。ぜひやり直していただきたいと思います。
これで私の反対討論を終わります。
議長(小林一三君)
次、賛成討論ございませんか。
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
失礼いたします。私、4番、井谷憲司でございます。今回、福祉厚生常任委員会の委員長をさせていただいております。委員会での付託を受け、その運営に携わらせていただきまして、今回の議案に対しまして賛成の立場で討論をさせていただきます。
今回の委員会のほうでも、今、高見議員がおっしゃったようにさまざまな議論がございました。また、先ほど委員長報告終了するまでは、やはり賛否を左右するような答弁というのはできません。あくまでも委員長報告ですので、客観的に行われた議論に対しての報告をさせていただきました。今、本当にこの本会議場の中で議員という立場の中で、今、高見議員がおっしゃられた本当にこれから負担がふえるという意味でも、またさまざまな意味を踏まえても、本当におっしゃっていることはよくわかります。
しかし、今この議場にいる誰ひとりとして、またテレビを見ている市民、またどの市民誰ひとりとして、もろ手を挙げてこの議案に賛成をする、賛成したい気持ちの人は一人もいないと思います。反対できれば、議員という立場であっても、これ以上楽なことはありません。
しかし、今委員会の議論でもございました。じゃあ、もし今回の負担を市民の国保対象の方にお願いしなければ、もし不足した場合に一般財源から投入することも考えられる。じゃあ、一般財源どこから投入するんだ。一般財源から投入すればいいんじゃないか。明確にお答えになってはいないと私は考えております。そういう方法もあるんじゃないかということでおっしゃってますけれども。ですから、また行政の施策、さまざまな事業においても、決して十分ではないとは思います。じゃあどういう事業をしていけばいいのか。また、これ以上のものは考えられないのかという対案をきっちりとはっきりとやはり出していかないと、反対することに関しては、議員という立場においては一部無責任も生じてくると考えます。
がん検診、また特定健診等々市の財政も使いながら、市民の皆様にも呼びかけをしていただいております。そうした中、私も特定健診について保健センターのほうから、どうぞお受けくださいということで連絡もございました。また、その健診の状況によって、やはり健康をこれから維持するためにも、こういう事業で健康増進のためのことを行っておりますということで、現在保健センターで行われておりますそういう事業にも参加の呼びかけがあり、参加させていただいております。
そうした行政が行っていることに何の評価もせず批判ばかりでは、私は議会また議員としての責任を怠ってしまうことになると考えます。行政にやれやればかりでは、議員としての責任はどこへ行ったんだと私は思います。行政にも厳しく言う。そのかわり議員としても、がん検診等々の受診率がなかなか上がらない、そうした中で、市民の皆様、どうか健康保持のため、またひいてはこういった負担を軽減していくためにも、どうかそういう健診もお受けください、特定健診もお受けいただき、悪いところがないか、もしあれば早期に発見していただくためにも、そういうことをしっかりと議員という立場でも訴えておりますし、訴えていかないといけない。また、ジェネリック等々で負担軽減、市の公費の負担軽減、また個人の負担軽減でそういう施策もされていますが、私も一般質問の中でそれの推進もやってまいりました。議員としてもしっかりと対案を出し、また提案を出しながら議論を進めていく。それももっともっと必要であると思います。
ただ、そうした中で、やはりほかの被用者保険の利用者の方に二重の負担をお願いするというのは、本当に申しわけないということも考えております。そうした中で、さらに行政には厳しい状況の中ではありますが、しっかりとそういったさらなる施策がないかをしっかりと検討してもらいたい。また、私たちも提案してまいりたい。
そしてあと言ったのは、今、高見議員からありました、今回行政の側の立場としては、今回の議会で決定し、3カ月の周知期間を設けるというのはあるかもしれません。しかしながら、ずっと議論になっているのは、やはり基金が減っていく。そういうのがわかっていながら、なぜ今なんだというそういった部分はあると思います。どうしてもう少し早く議論をし、また施策を打った上で、その医療費の改善等々を見、また判断できるそういう期間を持たなかったのか、そういうプロセスにおいての厳しい声は、これはあると思います。
ですから、そういったことに関しては、しっかりとやはり反省をしていただかないといけない部分は行政には持っていただきたいということも申し上げながら、賛成の立場で討論をさせていただきます。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
次、反対討論ございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
伯仲しております議案第54号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正についてにおきまして、反対の立場で一言討論に参加をさせていただきたいとこのように思います。
国民健康保険、国民皆保険が非常に厳しい状況にあるというのは周知の事実でございます。これが、もし皆様方自身がこの国民健康保険事業に直接かかわり、直接事業を運営されておったらどうであったんだろうか。事業者の責任として、やはりこれはきちんとしたものが求められるわけですけれども、あいにく集める側と使う側とそれを管理する者、全てが一元化されているように見えて、実はばらばらな形でございます。したがいまして、今回は集める側の者、いわゆる会計を預かっている側の部分で、使われ方にいろいろと支障が出てきて財政赤字を来す兆候になるから、それまでに改定をし、そして税額を上げていくという御提案でございます。
確かに国民目線で見れば、どこの国民健康保険事業も非常に厳しい状況の中で事業運営がなされておるというのが現実でございますけれども、保険料におきましても非常に高低がある事業でございます。どうして、じゃあ低い税額で、その事業がその地域ではなされていき、どうして高くてもやっていけない地域が出てくるのか。これは確かに、そこにおられる先ほど来議論になっております人口構成なり人口のいろいろな推移の中に問題もあるわけですけれども、先ほど来議論になっておりますのは、税額の上がる部分は、これはもう収支バランスをとってみればわかるわけですけれども、そこに至るところの要因をしっかりと事業者の立場で分析、対策はされておるのかというところに一抹の不安を感じるわけでございます。
先ほど来、委員長と副委員長の答弁あるいは反対討論の中で食い違っておりますのが一般財源の考え方でございました。入ってくる、入ってこない、あるいは将来にわたって考えている。これはある面、全てが理事者である市長において、その決断をされるであろうと思うわけでございます。今回税率の改定がなければ、その赤字補填についてはその財源を一般財源に求め、その一般財源の中身の部分については何らかの事業が削減され、あるいはカットされてくるというように見えるわけでございます。
事業のカットなり、あるいは手当等々のカットをもって一般財源に充てていくという考え方も一理あると思いますけれども、その前に、この国民健康保険事業として抑制策を広く求めていく施策を議会の中に提案をいただきたいなと。これをやって、さらにこういう対策も持って、そして今後の保険料の見通しについてはいかなるものやというような見通しを立てていただきたいけれども、今回をやってもまだ6000万円なり7000万円の基金繰り入れ後の財源不足を余儀なくされておるという事実を見せられて、果たしてこのままで、今回でこれを承認していくのがいいのかなと。逆に言えば、もっとまだ税率を上げなければならないのではないかなというような考え方も出てくるわけでございます。
だから、私は税率の部分も含めて再検討の余地があるのではないかなと。周知期間3カ月ということでございますので、何としても今議会でということの考え方があるかなとは思ったりもしますけれども、しかしながら、期の途中であっても御提案をいただければいつでも議論に応じられるわけでございますので、ひとつ本当にこの国民皆保険が人任せではなしに、宇陀市の方々の皆保険のありようの事業として、国から教えられておるメニューだけを淡々とこなしていって赤字が出てますよというのではなしに、今回提案されておりますウェルネスシティですか、そういったものの考え方によって、じゃあ医療費をどの程度まで減少できますよと、その後の財源不足を今回の税率でもって改定しますよとか、そういったやはり市民の方々にも、いろいろとその事業への参加をしていただきながら、国民健康保険の健全な財政運営、事業運営というものが図られるような、そういう見通しをやっぱりお示しいただきたいなと感じるわけでございます。
ひとつそういったことで、今回決してこの税率だけが高い低いの水準も含めて再検討の余地があるのではないかなと考えておりますので、そういった面で、ひとつ反対の立場で討論に参加をさせていただきます。
以上でございます。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、討論を終結いたします。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案否決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立少数と認めます。
よって、議案第54号は、原案のとおり可決されました。
休憩いたします。
午後1時30分から再開をいたします。
午後0時20分休憩
午後1時30分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
日程第10、議案第56号、宇陀市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第56号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第11、議案第57号、宇陀市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第57号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第12、議案第59号、宇陀市公共下水道条例の一部改正について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第59号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第65号、宇陀市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の制定について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第65号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第66号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第66号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第67号、宇陀市介護老人保健施設事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の制定について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第67号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
日程に従いまして、日程第16、議案第58号、宇陀市公園条例の一部改正についてから日程第22、議案第73号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(保養センター美榛苑に係るもの)までの7議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました7議案につきましては、産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、産業建設常任委員長の審査報告を受けます。
12番、山本繁博産業建設常任委員長。
12番(山本繁博君)
議席番号12番、山本繁博でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、産業建設常任委員会の報告をいたします。
当委員会は、12月7日の今期定例会第2日目で付託されました議案を審査するため、去る12月12日午前10時から第1委員会室にて、山本良治副委員長欠席により4人の委員と議長及び市長と関係職員の出席により開催いたしました。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告をいたします。
平成24年12月21日。宇陀市議会議長、小林一三様。産業建設常任委員会委員長、山本繁博。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成24年12月7日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第58号、宇陀市公園条例の一部改正について、原案可決。議案第60号、宇陀市市道の構造の技術的基準を定める条例の制定について、原案可決。議案第61号、宇陀市市道に設ける道路標識の寸法に関する条例の制定について、原案可決。議案第62号、宇陀市高齢者、障害者等の移動等の円滑化のために必要な市道の構造に関する基準を定める条例の制定について、原案可決。議案第63号、宇陀市準用河川管理条例の制定について、原案可決。議案第64号、宇陀市準用河川に係る河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定について、原案可決。議案第73号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(保養センター美榛苑に係るもの)、原案可決。
審査の経過については、私と市長挨拶の後、資料に基づき各担当部長、課長から説明後、付託された議案の質疑に入りました。主な意見、質問、要望の内容については次のとおりでございます。
議案第58号、宇陀市公園条例の一部改正については、宇陀市の地理的状況及び人口分布ぐあいを見れば、市内に46もの都市公園が必要なのか。
現在ある46都市公園について、今後に残すべき公園なのか、使途を変更して持っておくべきか、また、この条例適用にふさわしい公園なのかどうか、しっかり検証していただきたい。
利用頻度が低く、維持管理が困難な公園については、舗装して避難場所として管理するのも一つの方法ではないか。
議案第60号から62号、宇陀市市道の構造の技術的基準、道路標識の寸法及びバリアフリー化の構造の基準等の条例の制定については、市道と農林道については、市の所管が違うだけで、使う側の市民にとっては同じ道路に変わりないので、双方一定の基準を持って考えていただきたい。
国の基準に準拠した条例の制定であるが、宇陀市の地形や気候の特徴を考慮した市独自の内容を盛り込んだ条例であってもいいのではないか。
議案第63号・64号、宇陀市準用河川管理及び河川管理施設等の構造の技術的基準の条例の制定については、堆積土砂の採取、井堰の管理、護岸工事での側面の傾斜角度等について、今回の条例にうたわれているのか。
最後に、議案第73号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、指定管理者が無条件で得られる営業収益1000万円と、この美榛苑施設の修繕についての基準をもう少し見直す必要があるのでは。
市があらかじめ特定の指定管理者を見込んでの仕様書作成になってはいないのか。
築32年でかなり老朽化しており、かつ耐震構造がなされていない建物の中に大勢の利用客、従業員がおり、仮にそれらの方々がこの建物の中で震災に遭われたら、その責任、補償は全て宇陀市が持つのか。
この施設の維持管理には今後多額の公費をつぎ込まなくてはならないので、一刻も早く民間に売却するなり手放すことも選択肢の一つではないのかなど多くの意見、質問、要望が出ました。
以上7議案につきましては、理事者側の説明、答弁により委員各位おおむね御理解いただきました。その後、7議案の議決の可否について採決が行われ、それぞれ可決すべきものと決定いたしました。
その後、私の挨拶により、午後0時13分に閉会いたしました。
以上、簡単ではございますが、平成24年12月12日に開催いたしました産業建設常任委員会の報告とさせていただきます。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、産業建設常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
まず初めに、日程第16、議案第58号、宇陀市公園条例の一部改正について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第58号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第17、議案第60号、宇陀市市道の構造の技術的基準を定める条例の制定について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第60号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第61号、宇陀市市道に設ける道路標識の寸法に関する条例の制定について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第61号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第19、議案第62号、宇陀市高齢者、障害者等の移動等の円滑化のために必要な市道の構造に関する基準を定める条例の制定について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第62号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第20、議案第63号、宇陀市準用河川管理条例の制定について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第63号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第21、議案第64号、宇陀市準用河川に係る河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第64号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第22、議案第73号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(保養センター美榛苑に係るもの)について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第73号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
続きまして、日程に従いまして、日程第23、議案第68号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)についてから日程第26、議案第71号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてまでの補正予算4議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました4議案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。
3番、堀田米造予算審査特別委員会委員長。
3番(堀田米造君)
失礼いたします。議席番号3番、堀田米造です。ただいま議長の許可を得ましたので、予算審査特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、12月7日の今期定例会2日目で付託されました議案第68号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)から議案第71号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)までの4議案について審査するため、去る12月13日、市庁舎大会議室において、全委員と議長及び市長、副市長、教育長並びに関係職員の出席により予算審査特別委員会を開催いたしました。その報告をさせていただきます。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。
宇陀市議会議長、小林一三様。予算審査特別委員会委員長、堀田米造。
予算審査特別委員会審査報告書。
本委員会は、平成24年12月7日に付託されました議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第68号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について、原案可決。議案第69号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。議案第70号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。議案第71号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。
審査の経過について、13日の午前10時に開会し、私と市長の挨拶の後、付託されました議案の質疑に入りました。各委員からは多くの意見がありました。主な質問や意見の内容については次のとおりです。
まず歳入では、保健所緊急整備事業補助金、安心こども基金の活用について。
一つ、合併特例債及び臨時財政対策債の現在までの発行額について。
一つ、介護保険事業に係る県支出金、財政安定化基金の今後の収入見込みについて。
歳入につきましては、以上のような質疑がございました。
次に歳出では、一つ、住宅リフォーム促進奨励事業の現在までの申請と今後の見通しや事業期間について。
一つ、生ごみ処理機購入などの助成事業、原材料支給、有害鳥獣防除などの申請期間について。
一つ、障害者自立支援から総合対策へ事業が変わることに対する変更点について。
一つ、障害者生活保護給付の相談支援対策について。
一つ、民間保育所施設整備の概要について。
一つ、国の政策である幼保一元化と市の事業との整合性は。
一つ、民間保育所施設と公立保育所の今後の運営について。
一つ、生活保護適正実施体制について。
一つ、障害者総合支援法、成年後見制度の現状について。
一つ、保育士の高齢化と保育所運営の影響について。
一つ、臨時職員の実情について。
一つ、子育て支援会議の位置づけについて。
一つ、市営住宅の老朽化について。
一つ、市営住宅の適正な使用について。
一つ、ウッピー、ヤッピーの活用について。
一つ、ウッピー商品券の効果について。
一つ、都市計画道路東町西峠線整備補償の内容と計画について。
一つ、伊勢本街道美装工事の内容について。
一つ、消防団員の災害補償について。
一つ、学校転入者への適切な対応について。
一つ、榛原小学校、大宇陀中学校耐震化事業について。
一つ、市町村総合事務組合の退職手当基金の損失問題について。
一つ、歯科診療所の修繕の内容について。
一つ、国民健康保険事業の退職被保険者など療養給付費の今後の措置方法の見込みについて。
一つ、国民健康保険に充てる財政調整基金の運用見込みについてなどが質疑の概要です。
委員会の中では多くの質問、意見が出ましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解いただけたものと思います。
その後、採決が行われ、可決すると決定し、12月13日午後4時3分に閉会いたしました。
以上で、予算審査特別委員会委員長報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第23、議案第68号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第68号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第24、議案第69号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第1号)について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第69号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第25、議案第70号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第70号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第26、議案第71号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
これより採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第71号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第27、同意第8号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について(平成24年12月25日任期満了に伴うもの)から日程第33、同意第14号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について(平成24年12月25日任期満了に伴うもの)の人事案件7議案を一括して議題といたします。
この人事案件7議案は、過日の本会議において提案者の説明及び質疑が終わっておりますので、採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
これより採決に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、日程第27、同意第8号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について(平成24年12月25日任期満了に伴うもの)について採決に入ります。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承いただきたいと思います。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、日程第27、同意第8号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第28、同意第9号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について(平成24年12月25日任期満了に伴うもの)について、採決に入ります。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承いただきたいと思います。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、日程第28、同意第9号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第29、同意第10号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について(平成24年12月25日任期満了に伴うもの)について、採決に入ります。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承いただきたいと思います。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、日程第29、同意第10号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第30、同意第11号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について(平成24年12月25日任期満了に伴うもの)について、採決に入ります。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承いただきたいと思います。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、日程第30、同意第11号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第31、同意第12号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について(平成24年12月25日任期満了に伴うもの)について、採決に入ります。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承いただきたいと思います。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、日程第31、同意第12号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第32、同意第13号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について(平成24年12月25日任期満了に伴うもの)について、採決に入ります。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願いたいと思います。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、日程第32、同意第13号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第33、同意第14号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について(平成24年12月25日任期満了に伴うもの)について、採決に入ります。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願いたいと思います。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、日程第33、同意第14号は、原案のとおり同意することに決しました。
続いて、日程第34、議案第78号、宇陀市立歯科診療所設置条例の廃止についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
議会事務局の増田でございます。私のほうから朗読のほうをさせていただきたいと思います。お手元に配付の第4回宇陀市議会定例会議案5日目の1ページをごらんいただきたいと思います。
議案第78号、宇陀市立歯科診療所設置条例の廃止について。
宇陀市立歯科診療所設置条例(平成18年宇陀市条例第132号)の廃止について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年12月21日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて2ページでございます。
宇陀市立歯科診療所設置条例を廃止する条例。
宇陀市立歯科診療所設置条例(平成18年宇陀市条例第132号)は、廃止する。
附則。
施行期日。
第1項、この条例は、平成25年4月1日から施行する。
経過措置。
第2項、附則第4項による改正前の宇陀市特別会計条例第1条第3号に規定する宇陀市歯科診療所事業特別会計に係る平成24年度の収入及び支出(出納閉鎖までの間における収入及び支出を含む。)並びに同年度の決算については、なお従前の例による。
宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正。
第3項、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例(平成18年宇陀市条例第51号)の一部を次のように改正する。
別表中23の項を削り、24の項を23の項とし、25の項を24の項とし、26の項を25の項とする。
宇陀市特別会計条例の一部改正。
第4項、宇陀市特別会計条例(平成18年宇陀市条例第55号)の一部を次のように改正する。
第1条中第3号を削り、第4号を第3号とし、第5号から第12号までを1号ずつ繰り上げる。
宇陀市立歯科診療所事業基金条例の廃止。
第5項、宇陀市立歯科診療所事業基金条例(平成18年宇陀市条例第213号)は、廃止する。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第78号、宇陀市立歯科診療所設置条例の廃止について提案理由の説明を申し上げます。
宇陀市立歯科診療所につきましては、昭和60年、地域的な特性に配慮し、地域住民の医療の確保、充実を図るため、合併前の室生村において設置いたしました。歯科診療所では、歯科医師、歯科衛生士等職員が一体となって、地域に根差した歯科医療の提供と多様化する利用者のニーズに対応するなど、地域住民の歯科保健の推進と健康の保持、増進に努めてまいりました。
こうしたことを踏まえ、現在歯科診療所に勤務する歯科医師の裁量による経営の自主性を尊重し、これを活用することで、より地域に密着した歯科医療の提供と、より効率的な経営が期待できると判断できることから、今般この歯科医師による歯科医療の提供について調整が整ったものであります。
また、市内には民間の歯科医院が開設されており、所期の目的を達成したと認められることから、歯科診療所を廃止するもので、今後はこの歯科医師による経営が地域医療機関として果たす役割をより一層期待するところであります。
なお、歯科診療所の土地及び建物については、地方自治法の規定に基づき、適正な対価でこの歯科医師に譲渡することとし、医療機器等の物品については、引き続き現在の建物において、長期的にこの歯科医師による経営がなされることの公益性に鑑み、宇陀市財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の規定により、無償で貸し付けることとするものであります。
この条例は、医療法に基づく奈良県知事に対する手続や歯科医師による歯科医療の提供が円滑に行われるための移行手続などに必要な期間と市民の皆様への周知期間などを考慮して、平成25年4月1日から施行するもので、宇陀市立歯科診療所設置条例の廃止に伴い、附則において関係条例の廃止及び一部改正を行うものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
これをもちまして質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第78号、宇陀市立歯科診療所設置条例の廃止については、原案のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
続きまして、日程に従いまして、日程第35、閉会中の継続審査について(議会運営委員会)、日程第36、閉会中の継続審査について(総務文教常任委員会)、日程第37、閉会中の継続審査について(福祉厚生常任委員会)、日程第38、閉会中の継続審査について(産業建設常任委員会)、日程第39、閉会中の継続審査について(市立病院建設・運営特別委員会)、日程第40、閉会中の継続審査について(行財政改革特別委員会)、日程第41、閉会中の継続審査について(予算審査特別委員会)、日程第42、閉会中の継続審査について(議会改革特別委員会)、以上8件を一括上程いたします。
議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を審査事件として、また、各委員長からはそれぞれ所管する審査事項について、それぞれ閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております8件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、以上8件について、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
以上をもちまして、本定例会に付された事件は全て終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会の会期は12月25日まででございますが、会議規則第7条の規定により、本日で閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、これをもちまして、平成24年第4回宇陀市議会定例会を閉会いたします。
それでは閉会に当たり、竹内市長に御挨拶をお願いいたします。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
議会閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今定例会に提案いたしました条例の一部改正、一般会計補正予算等諸議案につきましては、終始熱心に御審議をいただき、原案どおり御議決並びに御同意を賜りましたことに厚くお礼申し上げます。審議の過程で議員各位から貴重な御意見、御提言等をいただきました。今後の政策に生かしてまいりたいと考えております。
今回、皆様の御努力により、少しずつではありますが、改善していると思っております。いろいろな御意見があろうかと存じます。宇陀市は誕生して7年を経過いたしました。しかし、まだ7年しか経過していません。厳しい選択をしながら決断し、前に進まなければ、宇陀市のあすはありません。宇陀市の今と将来のために改善し、改革の不断の努力をしていかなければならないと考えております。
これからの宇陀市を取り巻く環境は厳しいものがあろうかと存じます。それは宇陀市の地域経済の状況、宇陀市の少子高齢化、人口減少、合併の経過措置である交付税の減額などの要因が挙げられます。そしてまた、将来に向けてのまちづくりもしっかり実行していかなければなりません。これからも市民目線での行政サービスを提供していくことを中心に考え、宇陀市に住んでよかった、これからも住み続けたいと思っていただけるような夢あるまちをつくっていきたいと考えております。職員も住民の視点に立ち、全ては市民のために、宇陀市の今と将来のためにという思いを強く持ち、改革、改善を進め、高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市をつくっていきたいと考えております。
国の政策も自民党、公明党での政権となるようでございます。政権がかわることにより政策の違いは出てくるものと考えます。しかし、基礎的自治体である宇陀市は不変でございます。市民の福祉の増進と宇陀市の発展でございます。宇陀市のために、宇陀市の将来のためにしっかりと行政経営をしていきたいと考えております。
世界的にも金融不安があり、経済社会的にも今後も混迷は続くのではと思います。これからもいろいろな形で宇陀市行政にあらわれてくることと思います。市民の意識も変わってきます。いろいろな面で、宇陀市の環境に合った宇陀市をマネジメントするという思いの中で、新たな宇陀市モデルを構築していきたいと考えているところでございます。
冬の風薫る宇陀市が始まっております。これから冬本番でございます。寒さに打ち勝つ思い、体力をつけていただきたいと思います。健康なまち・ウェルネスシティ宇陀市です。一人一人が心と体に関心を持ち、自分に合った努力をしてほしいと思います。そして宇陀市の冬を楽しみましょう。
議員の皆様におかれましても、年末年始はいろいろな面で忙しい時期であります。また会合等もあるかと思います。健康に留意され、御活躍を御期待申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
ありがとうございました。
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は12月6日に招集され、本日までの16日間にわたり、過密な日程の中にもかかわりませず、提案されました平成24年度補正予算のほか、条例の制定案、一部改正案など数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心に御審議を賜り、適切、妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め理事者の皆様には、審議の間、常に真摯な態度で御協力をいただきましたことに対し、深く敬意を表しますとともに、本会議並びに委員会におきまして議員各位から出されました意見あるいは要望等については、今後十分御配慮の上、執行に当たられますようお願いをいたすところでございます。
最後になりましたが、議員並びに理事者各位におかれましては、年末年始何かと御多忙のこととは存じますが、くれぐれも健康に御留意をいただきまして、今後ますます御活躍をされますよう、そして新しい年が明るい希望の持てる年でありますよう願い、皆様が健康で幸多い1年でありますよう御健勝を心から御祈念を申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。
大変ありがとうございました。
午前2時30分閉会