本文
平成24年6月8日午前10時開議
日程 |
内容 |
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日程第3 | 宇陀市共同浴場条例の廃止について | |
日程第4 | 平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)について | |
日程第5 | 損害賠償の額を定め和解することについて (平成24年4月10日発生に係るもの:建設部建設課関係) |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田徳 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
12番 |
山本繁博 |
14番 |
山本新悟 |
15番 | 高橋重明 |
16番 | 小林一三 |
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
副市長 |
前野孝久 |
教育長 |
喜多俊幸 |
総務部長 |
井上裕博 |
危機管理監 |
山本洋 |
企画財政部長 |
楠田順康 |
市民環境部長 |
大西茂 |
健康福祉部長 |
覚地秀和 |
農林商工部長 |
仲尾博和 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
出口裕弘 |
水道局長 |
栗野肇 |
市立病院事務局長 |
竹内均 |
会計管理者心得 |
中西靖記 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
大宇陀地域事務所長 |
南勉 |
菟田野地域事務所長 | 徳田準一 | 室生地域事務所長 | 松岡保彦 |
午前10時00分
議長(小林一三君)
皆さんおはようございます。
議員並びに理事者の皆様方には、御参集をいただきましてありがとうございます。
午前10時00分開会
議長(小林一三君)
ただいまの出席議員は15名であります。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成24年第2回宇陀市議会定例会を再開いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
これより議事に入ります。
議長(小林一三君)
日程に従いまして、日程第1、承認第3号、専決処分の承認を求めることについて(平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。
この承認案件は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
おはようございます。この専決処分の承認について質問をさせていただきます。
住宅新築資金等貸付事業ということで、事業別シートを補正予算の資料としていただいております。そこで、今回のいわゆる繰上充用金ということの金額ですけれども、3億7750万7000円という金額が計上されているわけですけれども、この説明を私なりに理解させていただいておりますが、起債残高が平成24年3月末現在で1億7653万8000円、そして最終起債返済年度としては平成38年度、それから平成23年度末残債権として276件、7億2000万円余りということを説明いただいております。ある程度この事業の仕組みについては理解しておりますけれども、今回のこの繰上充用額が先ほど申し上げましたが、3億7750万7000円になるその計算根拠をお示しいただきたいと思います。
議長(小林一三君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
失礼します。今回の専決処分につきましては、当然平成23年度決算におきまして赤字が予想される分を平成24年度の予算によって専決処分し、平成24年度予算から平成23年度予算を収支ゼロに持っていくというような予算編成でございます。
議員おっしゃいましたように、累積赤字、赤字額、今回の補正額ですけれども、3億7750万7000円、これが今までこの会計における累積赤字というように思っていただいて結構かと思います。したがいまして、この額を平成24年度会計で精算するというような仕組みでございます。といいますのは、今まで住宅新築資金の貸付金が平成13年度が最終貸し付けとなっております。したがいまして、償還期間が今おっしゃいましたように平成25年ございますので、平成38年度までは、この会計を続けていかなければならないということでございます。毎年度、この繰上充用分が膨らんできているのも事実でございますし、平成23年度単年度収支では、今回は820万円余りの黒字になったということでございますけれども、今まで平成23年度までは毎年赤字が膨らんできて、今現在は3億7750万円7000円の累積赤字があると。それと、先ほど申されましたように、起債残高が1億7053万8000円まだ償還していかなければならないと、あわせて、この赤字額と合わせて5億5440万円余りが今後債務として残っておると。
一方、回収債権でございますけれども、貸付残高の平成23年度末現在で納期到来分としての未収額が5億3482万6000円のまだ未収金があると。平成24年度以降におきまして、債権の未到来分、これが1億8572万5000円、これだけございます。合わせて7億2055万1000円のうちが回収しなければならない金額、これを先ほど申しました債権と未収分と全部この債権を回収したとすれば、計算上は1億6600万円余りの最終黒字になるということでございますけれども、今現在、全部回収すれば、この会計は黒字で終わるということでございますけれども、平成38年度までにすべての債権を回収すれば黒字という形で御理解いただきたいと思います。
議長(小林一三君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
累積赤字が3億7700万円ということで、私もちょっと調べさせていただきますと、この繰上充用額が毎年少しずつふえてきているわけです。その計算根拠については詳しくはおっしゃられませんでしたけれども、いわゆるこの回収管理組合からの返戻金というものが一つ歳入の柱になっておりますけれども、収支不足分について県から、そして市からもですね、県からの補助金、そして市からの一般会計からの繰入金ということで、4分の3が県、市が4分の1の不足分を繰り入れていると。そして、この回収管理組合への負担金というものをその中から払っており、それプラス補助金を市としても払っていると。
具体的に申し上げますと、平成22年度では一般会計から繰入金が1104万円ほどあります。そして管理組合への負担金分が700万円、補助金として402万円ということで、収支差額の4分の1を市が、これは要するに住民負担ということですね。
ですから私がお聞きしたいのは、その住民負担が結局現在はどれぐらいであって、そして今後先ほどおっしゃっていましたように全部回収できれば、おっしゃっているように1.6億円の最終赤字になるということですけれども、平成38年度時点でどのような手続になって、その時点で赤字となった場合にまた住民負担が発生するということになるのだと思いますけれども、そのあたりのいわゆるこの特別会計における非常に複雑な処理になっておりますけれども、私たちの住民負担がどうなっていくのか、そのあたりを起債の返済スケジュールもあわせてお伺いしたいというのが趣旨ですので、もう一度わかりやすくお願いできますでしょうか。
議長(小林一三君)
大西市民環境部長。
要点をまとめて答弁をお願いします。
市民環境部長(大西茂君)
先ほども申し上げましたように、毎年度この起債の負担というものが減ってまいります。例えば申し上げますと、例えば平成24年度では元利とも合わせまして平成24年度で4326万円余り、平成25年度になりますと3021万1000円、ずっとこう行って、例えば平成30年度ぐらいになりますと1000万円を割って963万5000円余りと、こういうような形で起債を返還する分が減ってまいります。当然償還のほうの到来分も減ってまいりますけれども、あと残っておる過年度分というか、納期到来分をできるだけ回収していけば、この額が今3億7000万円余りの累積赤字がございますけれども、今後この累積赤字を減らしていって、できるだけ住民負担を少なくしてまいりたいと、このように考えております。
議長(小林一三君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
もう一つは、これは専決処分ということですので5月にされたということで、しかしながら繰上充用ですから、いわゆる平成23年度の決算、この事業会計の決算によっての収支差額、歳入歳出差額を繰上充用するわけですね。ところが、決算がまだ議会のほうでは報告されていないという段階でのこの専決処分というのは、手続的に問題はないんでしょうか。
議長(小林一三君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
当然5月31日現在において出納閉鎖が終わっておりますので、今現在、赤字額というのが確定しておりますので、その額がちょっと端数省略させていただいて、今現在、繰上充用させていただきました3億7750万7000円弱という形でございます。
議長(小林一三君)
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件につきましては、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件について、報告のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、承認第3号、専決処分の承認を求めることについて(平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について)は、報告のとおり承認することに決しました。
議長(小林一三君)
次に日程に従いまして、日程第2、議案第37号、宇陀市印鑑条例及び宇陀市手数料条例の一部改正について並びに日程第3、議案第38号、宇陀市共同浴場条例の廃止についての2議案を一括議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております2議案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、2議案については福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
これらの議案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
まず初めに、日程第2、議案第37号、宇陀市印鑑条例及び宇陀市手数料条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、井谷憲司議員、高見省次議員、大澤正昭議員、井戸本進議員、高橋重明議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
それでは質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。
それでは、これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第37号、宇陀市印鑑条例及び宇陀市手数料条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第3、議案第38号、宇陀市共同浴場条例の廃止についての質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、井谷憲司議員、高見省次議員、大澤正昭議員、井戸本進議員、高橋重明議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
それでは質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第38号、宇陀市共同浴場条例の廃止については、会議規則第37条の規定により福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第4、議案第39号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、予算審査特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、予算審査特別委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議におきまして提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、日程第4、議案第39号は予算審査特別委員会に付託いたしますので、堀田米造議員、山本繁博議員、勝井太郎議員、高見省次議員、上田徳議員、山本良治議員、大澤正昭議員、多田與四朗議員、高橋重明議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑の際には、補正予算書のページ数もあわせて申し述べていただきますようお願いいたします。
それでは、補正予算書に沿って歳入歳出とも款別に進めてまいります。
まず、2ページから3ページ、第1表「歳入歳出予算補正」及び4ページの事項別明細書は歳入歳出の款別で順次進めます。
初めに、歳入の5ページ、15款県支出金。
質問をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
次に進みます。
5ページ、19款繰越金。
質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
次に同じく5ページ、20款諸収入。
質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑がないようであります。
歳入に関する質疑はないようであります。
ここで、歳入全般に関する質疑がございましたら、受け付けをいたします。
歳入全般、質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
歳入についての質疑を終結いたします。
次に歳出に移ります。
6ページ、2款総務費。
質疑を受け付けます。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
同じく6ページから7ページにわたっての5款農林水産業費。
質疑を受け付けます。
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
おはようございます。それでは質問させていただきます。
この5款の中で同一といいますか、目2の林業振興費及び次の商工費のところと同一の質問になるんですが、一括して質問させていただいてもよろしいでしょうか。
議長(小林一三君)
どうぞ。
4番(井谷憲司君)
内容が同じになりますので。
この林業振興費及び次の款になるんですが、観光費の県からの支援事業につきまして質問させていただきたいと思います。
人を県のほうから派遣していただき、また150万円という補助をいただいてするんですけれども、この事業は単年度のものなのか、もしくは何年か多年度にわたるのか、その辺をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
議長(小林一三君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
農林商工部の仲尾です。ただいまの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。
このふるさと復興協力隊と申しますのは、奈良県が今年度からの新規事業ということで、県の南部・東部地域、台風の復興等々がありますので、その中で新設されたものでございます。単年度なのか複数年度なのかということなんですけれども、今の私どもが手にしている要綱によりますと、期間としては3年をめどに活動していただく、ちょっと細かく申し上げますと、人材につきましては、奈良県のほうでいわゆる非常勤の嘱託職員として雇用していただいて、宇陀市へ農林のほうでしたら鳥獣害の防止に当たる、商工のほうでしたら観光事業に当たるということで、2人の派遣を採択をいただきました。その部分として、その人たちの活動費として150万円を県からいただくということになります。ということで、おおむね3年をめどに活動いただくということで現在のところ伺っております。
以上でございます。
議長(小林一三君)
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
今3年ということで答弁がございました。非常に大事な両方とも、鳥獣害に関しても観光のPRに関しましても非常に大事な内容でございます。宇陀市にとっても重要な課題でございますので、もちろん1年でしっかりと効果を上げていくという体制は必要ですけれども、2年また3年とできるのであれば、本当に今後に備えてのその課題をしっかり克服していけるように、地元の地域のそういう猟友会の方々、また観光に携わる方とのしっかり連携をしていただいて、効果を十分に発揮していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
議長(小林一三君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
次に移ります。
同じく7ページ、6款商工費。
ございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
次へ進みます。
7ページから8ページ、8款消防費。
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
続けてになります。よろしくお願いします。
消防費の中で、節の19で負担金、補助及び交付金のところで自主防災組織育成事業補助金ということで、今回団体がふえるということで非常に頼もしい話であると感じております。当初の予定で6団体の当初見込みという中で、今回補正という中で、それ以外に4団体、さらにその後5団体の平成24年度での新しい組織が結成される予定であるということで、この合計15団体に今年度中に増加されると思うんですが、それの地域の内訳のほうを教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
議長(小林一三君)
山本危機管理監。
危機管理監(山本洋君)
井谷議員の御質問にお答えしたいと思います。
今御質問の自主防災組織でありますけれども、当初6団体ということで今言っていただきましたけれども、榛原5団体の室生1団体とそういうような予定でおりましたけれども、当課におきまして積極的に活動もさせていただいた中で、補正ということで今回新たに4団体と、さらに予定ということで、これはまだ不確実なところもあるんですけれども、5団体をふやしていただきたいということでお願いをさせてもらっております。
まず内訳なんですけれども、榛原のほうで3団体と、それと室生で、これは集合体、連合体になるんですけれども、これも一つの自主防災組織ということでは1団体というように挙げさせてもらっております。それから予定ということで、これも今後また積極的にお話もさせてもらいに行かなければいけないんですけれども、榛原のほうで1団体と室生のほうで連合体も含めて4団体というような予定でおります。
当初でしたら、これで40.42%の達成率なんですけれども、さらにこの団体が設立していただくことによりまして、今57.45%というような目標を掲げておりますが、そこに達成していくのではないかなというような状況でございます。子細な部分につきましては、また御連絡もさせてもらいたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
議長(小林一三君)
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
今まさに昨年の東日本大震災を受けまして、自助、共助の観点で非常に地域の防災の意識が高まっておりますので、今このときに本当に100%の自主防災組織の結成につなげて、地域の防災意識をしっかりと高めていくということで、さらなる努力、御尽力をお願いしたいと思います。
以上です。
議長(小林一三君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
それでは次に進みます。
8ページ、9款教育費。
質疑を受け付けます。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
以上で歳出に関する質疑が終わりましたが、ここで歳出全般に関する質疑がございましたら受け付けをいたします。
歳出全般ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
一般会計補正予算に対する質疑は以上で終結をいたします。
これをもちまして、議案第39号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)についての質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております日程第4、議案第39号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)については、会議規則第37条の規定により、予算審査特別委員会に審査を付託いたします。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第5、議案第40号、損害賠償の額を定め和解することについて(平成24年4月10日発生に係るもの:建設部建設課関係)を議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、産業建設常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、産業建設常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は産業建設常任委員会に付託いたしますので、山本繁博議員、山本良治議員、上田徳議員、中山一夫議員、山本新悟議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
それでは質疑を受け付けます。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
この損害賠償の和解ということで議案を御提案いただいているんですけれども、この場所が室生の向渕の市道ということで、私もちょっと拝見してまいりましたが、非常に舗装状況が悪くて、一部コンクリートの舗装がされております。その先は、そのコンクリートの舗装もないという状況で、一言で言うとぼこぼこというようなそういう状況です。そのことによって、沿線に牧場が2カ所、それからスズランの群生地がございます。そういう中で、この市道の舗装状況が悪いということで、これまでメンテナンスというのをどのような考え方のもとにされてきているのか、お伺いしたいと思います。
議長(小林一三君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
今までのメンテナンスということで御質問にお答えしたいと思います。
平成22年、平成23年と毎年のように地域の方々から補修要望は出ておりましたのが現実でございます。そのたびに、緊急を要する部分、応急的な処理はされてきておりましたけれども、全面改修には至っていないのが状況でございます。この理由といたしましては、先ほど議員もおっしゃいましたように、酪農家2軒がございまして、この酪農家の中に乳牛の飼育もされておりまして、毎日搾乳された牛乳をタンクローリーで搬送していると。それと飼料、えさでございますけれども、それのトラックが頻繁に通るということで、地元としても応急的な対応では困るんだけれども、そういう通行どめをできないというような状況で、今、応急的な処置しかできないというような状況でございます。
以上でございます。
議長(小林一三君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
通行どめができないからという理由での抜本的な対応ができないという御答弁だったと思うんですが、現実にこうして損害を与える状況になっているわけでして、確かに私も宇陀市の限られた財政状況の中で、すべてを完璧に舗装していくといいますか、メンテナンスはできないのかなと思うんですが、いずれにしても考え方をきちっとしておかないと、結局こういうことが起こったときに、じゃあ応急処置でアスファルトで今穴を一部、ほんの少しだけ閉じられておりますけれども、基本的にはまた同じことも起こらないとも限らないような状況です。ですから、そういう考え方として、今おっしゃっていただいたのでは、ちょっと私としてはそれでいいのかなという感じがしますけれども、やはり地元の一つはやっぱりスズランの群生地ということで、これは宇陀市の花です。ここもたしか今年度整備をしていくということになっていたと思いますので、そういうことも含めて、これは宇陀市の財産ということで、どのように活用していくかということもあると思いますので、そのあたりを含めて考え方をお示しいただければありがたいと思いますが、今後どうしていくかということで。
議長(小林一三君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
議員おっしゃるとおりスズランの群生地でございまして、本年度もスズランの生息地ということで、教育委員会のほうで整備をされるということでお聞きしております。そういうことも含めまして、観光資源へのアクセス道路という形で整備も検討していきたいと、こういう形で、まずアクセス道路として整備するんですけれども、一本道しかないものですから、迂回路をつくるのか、どういう形で、いろいろ検討していかなくてはならないということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(小林一三君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第40号、損害賠償の額を定め和解することについて(平成24年4月10日発生に係るもの:建設部建設課関係)は、会議規則第37条の規定により、産業建設常任委員会に審査を付託いたします。
午前10時50分まで休憩をいたします。
午前10時37分休憩
午前10時50分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議長(小林一三君)
次に、日程第6、議案第41号、平成24年度過疎地域自立促進計画の変更についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、多田與四朗議員、勝井太郎議員、堀田米造議員、峠谷安寛議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
それでは質疑を受け付けます。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
過疎地域自立促進計画の変更ということで、農道の整備が追加されるということで提案理由の説明をいただいております。室生の三本松にございます水と農地活用促進事業ということで、3カ所予定をされているようですけれども、私の質問は、これは平成22年度から平成27年度までの6年間ということで過疎債の適用の法律が延長になって、そして計画がおととしに議会で承認されたと記憶しておりますけれども、その内容の変更ということで、追加ということに今回なるわけですけれども、どういうときに変更なりが予定されるのか、県に申請しないとできないということですけれども、市としての基準といいますか、考え方をお伺いしたいと思います。
もう1点は、この6年間の計画期間の計画を承認しているわけですけれども、既に平成22年度、平成23年度が2年間終わっているわけで、これまでの計画されている事業の進捗度についてお伺いしたいと思います。
議長(小林一三君)
楠田企画財政部長。
企画財政部長(楠田順康君)
企画財政部の楠田です。高見議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。
まず、変更というのはどういう事業がなってくるのかと、こういう1点目の質問であったかと思います。
高見議員がおっしゃいましたように、平成22年度から平成27年度の計画について議会の承認を得て、過疎地域自立促進計画という形で作成をいたしました。作成当時は、これから先どのような事業を考えておりますかということで各所管課に照会をして事業を入れたということになっております。ただ、緊急性があるような事業も出てきますので、そういう場合については、やはり変更して財政計画上、有利な過疎債を使っていくこととしているところでございます。
進捗状況については、ちょっと私、今そこまで把握しておりませんので、後ほどまた資料として出させていただきたいと思います。
以上でございます。
議長(小林一三君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
今、企画財政部長のほうからの御答弁では、緊急性のある場合に変更ということを考えていくというそういう考え方をお示しいただきました。その場合、そうしますと今回の3カ所の農道整備というものの緊急性というものをお示しいただけますでしょうか。
議長(小林一三君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
ただいまの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。
今回追加いただく事業につきましては、今年度の当初予算に計上させていただいておりまして、3カ所の舗装工で言いますと、1カ所が15メートル、あと1カ所が40メートル、もう1カ所が95メートルの舗装のし直しということになるんですけれども、非常にもう荒れてございまして、地域からの要望もございますので、その辺で今年度施工していきたいと思っているところでございます。
議長(小林一三君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
先ほど部長のほうから進捗度については後ほどということでしたので、それは資料でお願いしたいと思いますけれども、やはり計画を議会として6年間の計画として承認しているわけなんですが、やはりそれぞれ毎年どのような形で整備していっていただいているのか、住民負担の部分も含めて、ぜひお知らせいただくようにお願いしたいと思います。
以上です。
議長(小林一三君)
楠田企画財政部長。
質問者が3問目になっておりますので、要点をまとめて答弁をいただきたいと思います。
企画財政部長(楠田順康君)
進捗状況等そういう事業費等も入れまして、後で資料として出させていただきたいと思います。
議長(小林一三君)
高見議員、それでよろしいですか。
2番(高見省次君)
はい、結構です。
議長(小林一三君)
それでは、ほかの方の質問をお受けいたします。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
ただいま議題となっております41号の過疎地域自立促進計画の変更ということで、宇陀市の場合、過疎地域に指定されておりますのが室生地域と菟田野地域ということで、地域的に非常に偏重した地域がこういった形で指定を受けておるといった中で、こういった地域で事業が行われる場合、行政負担を軽減していただくために過疎の適用をしていただくということを常々願っておるところでございます。
今回、私、質問させていただきたいのは、いろいろ先ほど部長のほうからも答弁がございましたとおり、宇陀市の先ほど損害賠償にもございましたとおり、インフラは刻一刻と変化をしておりますから、それに対応した形での維持管理というものもやっぱり求めていきたいなと考えておるところでございます。
しかしながら、こういった過疎地域におけるところの計画というものは、やはり5年間というインターバルをもって進めてもらっておるわけですから、当然、宇陀市のほうも金を出すだけではなしに、それに見合うところの工事進捗の管理も十分にしておってもらっておると感じるところでございまして、一つには、平成12年着工しております広域農道室生大野三本松線、この工事が平成21年に工事が一部が供用開始できる状態になってから、平成22年、平成23年、平成24年と3年間、実質的な工事も進んでおりませんので、あと4年、5年、6年、7年のあと4年の間で1500メートルほどの距離が果たして工事可能かどうかなという心配もしておりますので、そこら辺の市の県への過疎事業の採択事業であるという認識から、取り組みについて1点、さらなる変更ができるのかどうか、延長ができるのかどうか、延長できなかったら工事がストップする状態になりますので、過疎促進計画が27年という一定の期間の中であるということを一つお聞きしたいなと、その道路についての今後の進め方をお伺いしたいということを一つ。
それから、今回もこういった形で地域なり、あるいは隣接地権者からのいろいろな形での道路管理の上での変更、改修を求められてこういった形になるわけですけれども、こういった促進計画、予算が通れば計画を上げてくるという話になるわけですけれども、本来は予算の前にこういった計画を上げて、それを予算化していくというのも一つの考え方ではないかなと私は思うわけでございます。あくまでも過疎地域の自立促進の計画でございますので、もう既に予算を決めたということは、事業実施であるということですね、市長。予算を決めたということは、既に事業を実施するということですね。事業実施に伴って、いわゆるその財源を軽減していただくために、過疎地域についてはこういった起債の70%近くを交付金算入をされるという有利な起債の変更を求めるためにこの変更をしていくということで、非常にありがたいわけでございますけれども、皆さん方が日常、先ほどもある議員に怒られていましたけれども、皆さん方が日常的に市内のそういった部分を点検、整備をされて計画を上げておられるのであれば、昨年の12月に過疎地域自立促進計画の変更というものが出てきてしかるべきかなと。計画はするけれども、事業はできないよという話もあるかもわかりませんけれども、あもかもちかと言われる鳥か卵かという話に近いわけですけれども、皆さん方がいわゆる過疎地域の中でやっていただく事業については、ある程度は計画的に進めてもらっておるということでございますので、そういった部分の事業の管理あるいは地域の保守、保全の考え方、そこら辺についてお考えをお聞きしておきたいと思いますので、ひとつ2点について御答弁いただきたいと思います。
議長(小林一三君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
1点目の広域農道の件でございますけれども、県のほうで進められておるわけですけれども、今年度も負担金としては予算化をさせていただいておりますし、私どもといたしましても、計画年度内には必ず完成していただきたいなと思っておりますので、検討も要望も重ねてきておりますし、何とかしていただきたいとは思っております。
次の予算の件ですけれども、ここに載っております。先ほども、ことしの予算で実はもう先についていますという話もさせていただきましたけれども、今後ともこの計画、平成27年度で確かに過疎債もそこまでなってくると思っておりますので、順次進めてまいりたいとは思っております。
議長(小林一三君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
一般農道の件ですけれども、部長が何ぼ思っておられても、実質的にどんな話をされたのか、どういうところまで進んでおるかということを部長自身がやはり把握をしていただいて、そして県との、それから地元とのしっかりとした調整役ですか、そういったものを進めていただかないと、すべてがすべて地元と県とがやらなければならないことなのか、そこら辺、ひとつ市のスタンスをきちっと示していただいて、きちんと平成27年度までに工事を完成させるためのスケジュールを私はお聞きしとるんですよ。やってもらいたい話は、それは地域の人は、もう私の目の黒いうちにはこの道はできんの違うかというようなことまで言われとるわけです。イノシシが通る道になりかねんのかなと思うわけでございますので、ひとつそこら辺、もう一度市のしっかりした取り組みの姿勢を市長なり、あるいは部長なりそういった責任ある方から、今の状況を含めて再度どういう状況になっておるのか。
そして、平成24年度の繰出金はたしか1500万円でしたか、2000万円はなかったと思うんです。ということは、15%やから1億円ほどの工事をしてくれるのかなと思うんやけれども、じゃあどんな工事が今回できるのか。予算の繰り出し比率の中で、たしか15%負担でしたね、宇陀市の負担は。ですから、その15%をさらに過疎債でもって充当してもらうということですね。仮に1500万円でしたら500万円、3分の1として約500万円の持ち出しですよという話ですね、今この過疎債の中でやってもらうということは。だから、これが切れてしまったら、市長の財布から直接今度は1500万円いただかないけないようになるわけですから、もうちょっとやはり宇陀市も前向きに、財源難、財源難と言うてるのやったら、財源のある間に事業を計画した分ですから進めていくというような、そういった部分の取り組み姿勢というものを見せていただきたいなと思います。
それから計画については、やはり見直しやから見直しされるときに、これだけではなしに、ことし出ている三本松ナルミ線だけではなしに、ほかにも過疎債で充当できる事業はないのかというものをやはり一括して上程していただいて、そして議会の中で承認をいただくというのがスタンスではないかなと私は思うんです。ちょびりちょびりと追加していただく。そのことはありがたいんですよ。その事業を取り上げていただいて予算化していただくことは非常にありがたいし、こういう方法もあると思うし、これで地元はそれで道路が改良されたり、あるいは地域の環境が改善されるということは非常にありがたいことですので、これでいけないとは言ってないんですけれども、あわせて計画の変更ですから、もう少しそのときにじゃあ範囲を広めて、計画の見直しをするときに、ある程度、5年の計画を毎年毎年変えておったら、初めからつくらんと変更ばかりでいけよという話にもなりかねませんので、もう少しこれだけではなしに、予算化されてないものもあわせて計画にのせていくというような前向きな取り組みの姿勢というものを私は市役所に求めたいし、行政担当者のそういった資質というものを私は求めていきたいと思いますけれども、そういった部分については市長、どのように考えておられるのか、2点について再度お尋ねしたいと思います。
議長(小林一三君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
向渕の道路につきましては継続事業でございますし、鋭意進めたいと思っております。しかし、私が報告して認識しておりますのは、1回予算をもう少しつけるようにという指示をしたんですけれども、地籍の混乱地域でございまして、その調査に費用がかかるということでございまして、なかなかそれ以上進展しないというように認識いたしております。
もう1点、過疎地域自立促進計画の変更でございますけれども、過疎地域全体を見直して、いろいろな事業がございます。あったらいいなという事業もございますし。しかし、過疎地域に指定しておかなければ、過疎債の対象地域にならないということでございますし、ですから、地域の方々の要望に準じて、宇陀市の財政状況の中で一番いい選択肢を選ぶために、今回この促進計画の変更をさせていただいたところでございます。そんなことも含めながら、あったらいいなということではなしに、やはり選択と集中の中で、しっかり地域に投資に見合うだけの効果があるのかも含めて検証しながら投資をしていきたい、予算づけをしていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
議長(小林一三君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
最終質問ですので、また答弁のときは再質問のないようにお願いしたいと思います。確かに市長のおっしゃる選択と集中ということは非常に大事だと思いますけれども、その選択と集中の中で計画の見直しということが当然起こってきてしかるべきではないかなと私は思うわけでございますので、そこら辺は予算を確保してから計画を変えていくのか、計画を全体的に見直した中で予算の中に充当していくのか、それは立案される皆さん方の責任でございますので、それはそれでいいと思いますし、財源の措置として、こういう自立促進計画の変更が認められておりますから、こういうような形で進めていきますよというのは非常に地域としてもありがたい。このことは市長、決して批判でも何でもなしに、ありがたく、そして本当に感謝をして受けとめていきたいと思うわけですけれども、しかしながら、こういう計画があって、そしてその計画をきちっと進めていくよというのが議会が議決した促進計画でございますので、そのこともやっぱりあわせて集中と選択の中できちんと進めていただきたいと。
だから、地籍が混乱してなかなか進まない。そんなんどこへ行ったって、宇陀市だけではなしに、どこの世界へ行ったって一緒やけれども、やはりマンパワーの中である期限を定めてやるんやとなれば、予算との見合いの中でついていくわけですから、それは相手に対してどういうようなアプローチを宇陀市として持っておるかということの熱意のあらわれの裏返しかなと、こういうようにも私も思うわけでございますので、一般農道の件につきましては、東部農林ともいろいろと協議をさせていただいて、平成27年度までに何とか仕上げますよというような話を聞いてるんやけれども、なかなか形の中にあらわれてこないし、あともう平成24年、これ工事しなかったら、5、6、7の3年で500メートルずつじゃあ工事できるのかなと、一気に500メートルの工事が今の県予算の中で果たしていけるのかなとそう思うわけでございますので、そこら辺もあわせて全体工事の延長も含めて、じゃあ平成27年度にしようと思えばタイムスケジュールを打ってパートを組んでいけば、平成24年はここまで、5年はここまで、6年、7年というような格好で、長期事業については、やはりきちっとした市の管理のもとで工事を進めていただけるようなそういう手法というものはやっぱり必要ではないかなと私は思います。
まるきり県がすべきことを我々は金だけ出すだけで横目で見てるんやと、あとは地元しっかり県に言うてきなはれというようなものでは私はないと思いますので、そこらをやっぱりしっかりと最初に当時の室生村がこの道路については建設していこうという採択をいただいて、1期、2期、3期というような格好の中で進めてきていただいているこの過疎促進事業でございますので、ひとつそこら辺、地域の方々の目の黒いうちに何とかしていただきたいなと。白くなったり固うなってからでは申しわけないなという思いもございますので、ひとつその点についてはしっかりと計画とそれから進捗状況を県と把握をいただいて、そして工事管理を含めた部分を宇陀市のほうでしっかりと県のほうに申し入れをしていただきたいと思うわけでございます。
ひとつこの過疎地域自立促進計画の変更について、こういった形で予算を確保していただきながら、地域のインフラを整備していただくという非常にありがたいことでございますので、そのことについては一切何ら苦言を申し上げることはございませんので、ほかにいろいろとやはり地域からの問題がそれぞれの担当の窓口には入っておると思いますので、そのことも含めて、こういった時期に一括した形の過疎計画の見直しというものもひとつ進めていきながら、過疎地域の皆さん方が安全で安心して住めるそういった住環境、生活環境を確保いただくことに努めていただけますようお願いをいたしまして、私からの本件に対する質問を終わりたいと思いますので、もしさらにつけ加えてお話いただくようでしたら、ありがたいですけれども、よろしくお願いします。
議長(小林一三君)
竹内市長。今後の市のスタンスも含めて御答弁をいただきたい。
市長(竹内幹郎君)
奈良県と協議を再度するように指示をしていきたいと思っておりますし、従前の計画をした時点と大きく年月がたっております。ですから、今、議員がおっしゃるように、本当に道路をつくるのが目的ではございませんし、やはり地域のための地域振興のための道路であるべきであろうというような奈良県の最近の方針でございます。私もあちこち市内の道路に対する陳情を行っておる中で、奈良県の対応とすれば、余り道路に対する関心は希薄になってきております。そういう状況でございますので、やはり主体的には本当に必要なところはやっぱりしていかなければなりませんし、見直しもするところは必要ではないかなと思っているところでございます。
それともう1点、やはり農林関係も含めて、政府の財政の厳しい環境の中で、農林関係、また建設関係の事業そのものの予算が削減されてきているというのが現状でございますし、そんなことも影響しているのかなというように思っているところでございます。そんなことも含めながら、道路のあるべき姿というものをもう少し調査させていただいて、できるところはさせていただきたいと思っておりますし、そんなことも含めながら協議をさせていただきたいと思っております。
以上でございます。
議長(小林一三君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第41号、平成24年度過疎地域自立促進計画の変更については、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
議長(小林一三君)
次に、日程第7、議案第42号、奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、井谷憲司議員、高見省次議員、大澤正昭議員、井戸本進議員、高橋重明議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
それでは質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
奈良県の後期高齢者医療広域連合規約の変更ということで、今回は外国人登録法の関係によるところの変更ということでございますけれども、付託される福祉厚生常任委員会のほうで、ひとつ十分に審議いただきたいなと思いますのは、この連合議会の議員選出方法でございますけれども、これについては市長枠、それから市議会議員枠、それから町村長枠、町村議会議員枠ということでそれぞれ枠がございまして、そして平成19年でしたか、発足前に県下一斉で議員の告示がなされまして、最初につきましては全県下一斉で20人でしたか、たしか10人、10人の20人の議員が選ばれたわけですけれども、それから以降は議員の任期ということで、任期の都度に補欠選挙という形で行われております。したがいまして、広域連合議会としての議会構成をつかさどるところの全体議員というのは、それぞれの例えば宇陀市で1名とか、あるいは桜井市で1名とかそういった形での選出ではございませんので、全体から選ばれるということで、なかなか少数意見が医療広域連合議会のほうに通らないという規約になっております。
やはり、県議会議員でも4年に一遍は選挙されるんですから、この奈良県の後期高齢者医療広域連合議会についても任期4年を定めていただいて、4年に一度は全体的な議員の選挙を行い、その都度、任期が来られて、そして退任される場合については降任の方を補欠選挙で選ぶなりの方法があるかと思いますけれども、全くもって、最初にこそいろんな形の正当な方がおられましたけれども、今は本当に奈良県の市議会議長会が推薦される方しか当選してこないというある意味一つの考え方のものの中で定まってきているように思いますので、やはり広く意見を求めながら広域議会運営というものをやっていただきたいし、これからの広域医療制度というものも非常に大切でございますので、いろんな形の意見を集約していただくということから、こういった意見もあるということを、もし採択をされるのであれば、意見をつけていただくなりの配慮をお願いしたいと思うので、意見としてお願いしたいと思います。
議長(小林一三君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
ただいま上田議員さんのおっしゃることはよく理解しておりますけれども、宇陀市として、また今後、広域連合のほうに申し立ててまいりたいというような方向で進めてまいりたいと思います。
議長(小林一三君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
私は後期高齢者医療広域連合の議会の体制というものはよくわかりませんので、勉強不足で申しわけないんですけれども、なかなかそういった自分たちが苦労するような議案提案というのはなかなかないわけですから、やはり広く県民の意識を網羅した広域議会、奈良県一本の医療保険でございますので、これが宇陀市の国民健康保険を論ずるのであれば、それでいいわけですけれども、各市町村はお金を出しているだけであって、実際運用するのはこの広域連合ですので、そういった中で、やはりいろんな方々の御意見を聞いていただくということと、そういう場を構成していくということの大切さというものを、ひとつ宇陀市からきちんとやはり広域連合のほうに提言をしていって、毎度毎度そういった提言を積み重ねていただくことをお願いしたいと思います。
議長(小林一三君)
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
それでは、これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第42号、奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
議長(小林一三君)
次に、日程第8、請願第2号、産業廃棄物処理施設の事業用地取得を求める請願書についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議において提案が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、井谷憲司議員、高見省次議員、大澤正昭議員、井戸本進議員、高橋重明議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
それでは質疑を受け付けます。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
本件につきましては、昨年の5月以来、額井の産業廃棄物処理施設を建設される業者が県なり、あるいは県の許可申請項目を承認をいただかれて、許可をいただかれて、当地にこれをされるというようなことから、住環境に近いということで、今回ここに書かれておりますように、社会的な問題として認知されるに至り、明らかに問題のある事業所であることが証明されたことは大きな成果であったと思いますということでありますので、まず、どういったところにどういった問題があるのか。確かに住環境であり、また、のり面が適切な建設工事がされていない、いろんな問題が多いという土地であることは否めない事実であるわけですけれども、そういったことも含めて、建築基準法の観点なり、あるいはもろもろの諸課題を明らかに問題のある事業であるということを証明できたということでございますので、この証明ができたのはどういう形で証明できておるのか、そしてまた、成果があったというのは、事業がとまっているということは、これは大きな成果だと思いますけれども、証明ができたということで、どんな形の証明がされているのかどうかということが一つと。
それから、最後に、現在の事業用地を行政において取得していただき、よき土地(市民農園等)の有効利用をともに考えていただきたくということで請願をいただいておるということでございます。宇陀市の土地につきましては、私は常々、土地取得事業特別会計の中でも申し上げてきて、そして宇陀市の中で何かいい方法はないかということで、現在の土地以上に、もっと市民農園に適切な用地もあるわけでございます。既に宇陀市として取得している土地もあるわけでございます。そういった部分も含めまして、果たして今の宇陀市に、この土地を買って、そして土地利用をしていくだけの財政的なものがあるのかどうか、そのことも含めて、まず最初にお聞きしたいなと思うわけでございます。
そして、もしこれが請願として通ってきましたら、宇陀市議会としましては、市長のほうに、こういうことで今度は大きな証明ができたから、ひとつ市民農園として使っていけよと、あるいは土地利用を考えよというような提言で終わるのか、あるいは実際にその土地がこういったものの活用面でちゃんと担保ができたものなのか、そこら辺、請願者の立場から紹介議員のほうから御答弁をいただくということでございますので、ひとつその点につきましても、決して反対するわけではございませんけれども、宇陀市にも数多くのこういった施設あるいは直接、産業廃棄物を埋められている土地もあるわけでございます。焼却灰にせずにそのまま埋めて、そして土地がその周辺から住民が何もできなくなっておるという実態もあるわけでございます。そういった実態も含めまして、今回請願書の中で言われております市民農園等のよき土地として有効利用をともに考えていただきたくということが、市議会議員が考えよと言われておるわけですから、我々は今までから宇陀市にある多くのいろんな土地をあれはどうや、これはどうや、モンキードッグにはどうやとか、あるいは駐車場にはどうかといろんな提言をしてまいりましたけれども、何ひとつ宇陀市としては取り上げてこなかった。金がないとか、あるいはもっとほかにいろいろあると。
ですから、この部分につきましても、そういった部分で請願を受けるに当たって、市議会として本当に有用な土地として、そしてこれからも市民の皆さんが公平公正に使っていただける施設として存在し得るのかどうか、そこらも含めてひとつ御答弁をお願いしたいと思います。
議長(小林一三君)
請願紹介者、8番、大澤正昭議員、答弁をお願いいたします。
8番(大澤正昭君)
非常に難しい質問で、一番最後の有効利用という部分につきましては、もちろん市議会の中で議論をいただくことも重要な部分なんですけれども、今もってこの土地に関してはまだ決着を見ていないという中で、行政のほうは市長を初め、今後その扱いについてどういった思いといいますか、考えをお持ちなのかは行政のほうへお任せしたいと。先ほど上田議員からありました大きな成果、証明と、この2点につきましては私のほうから答弁をさせていただこうと思います。
この件につきましては、私、紹介議員ということで署名をさせていただいたんですけれども、この場所について当初からかかわりを持っていただきました高橋議員さんも同席をいただいておりますので、もし私の答弁に不穏当なところがあれば、ちょっと解釈をお願いできたらなと思います。
まず、この宇陀市に議員のおっしゃるこういった廃棄物の当該場所、今までも宇陀市になる前も室生地域であったり、また大宇陀地域であったり、菟田野であったりといった部分で、非常に住民の皆さん方が困惑をされて困り果てた末に、解決を見ずに業者がその当該地に廃棄物を捨てるという表現はよろしくないと思うんですけれども、置いておられると。その地域の市民の皆さん方は非常に生活そのものが成り立っていかない。その成り立っていかない中身については、私が今さらといいますか、説明するまでもなく、廃棄物という中身、産業廃棄物という人間にとって、人間だけではないと思います、生き物にとって、その場所で生活ができていかないそれほど重要な害を与えるものであるということは、皆さん方、理解をいただけると思います。全国的にも一番有名なのが香川県の豊島という、あれは国の費用をもって処分をしたわけですけれども、敏腕の弁護士がおられたと。あの方がおられなかったら、この問題は解決できてなかったのではないかなと。
今、議員がおっしゃる額井地域においての今とまっているという場所につきましては、敏腕の弁護士はおりませんでしたけれども、そのかわり、地域の皆さん方が自分たちの住む当該地域を守らないかんという熱意が多くの方々を動かしたのではないのかなと。もちろん市長を初め、行政の皆さん方もそうであったと思います。
そんな中で、成果、証明というのは、おまんじゅうや御飯のように、こうなんですよと目の前へ提示をできていかないけども、市民の皆さん方お一人お一人の今この宇陀市に住まいをされている方、また報道関係者の皆さん方の心の中に証明ができたのではないかと。質問されている上田議員さんも当然そのことは承知の上で私に質問をされていると私は理解をしておるわけなんですけれども、そういった中で今後、室生ダムがあり、室生ダムというのは、県下の水がめであります。ただ、宇陀市室生に場所として存在をしているだけでありまして、奈良県の水がめであります。また、当該地域の下には、のぞけばすぐ下に1500戸、4000人の住民の皆さん方がお住まいになっている天満台という地域があります。またその天満台の周辺には、今までの旧村と呼ばせていただいてお許しをいただきたいと思いますけれども、旧村の皆様方がお住まいになっておられると。人口密集地であります。最たる宇陀市の中の密集地、そういった場所でもありますし、この地域におきましては、市街化調整区域という場所でもあります。そういったところに構造物をただ届け出だけで済ませるといったことはよろしくないのではないか。この運動を発端として、ことしの4月から県はそういったものを当該地域に、宇陀市だけではないですよ、これは奈良県の中にそういうものを設置をするということになったときには、当該地域の住民の皆様方の了解を得なさいという大きな市民を県民を守る条例、法律が確立されたことは、新聞紙上、また皆さん方は既に御承知のことかと思います。
そういった意味合いの中で、今あと何カ月かかるのかわかりませんけれども、近いうちに決着を見ようかとしているわけなんですけれども、そういった状況を議員、先ほどから申し上げておりますように、御理解の上で質問されていると思いますので、その辺のところを十分御承知おきをいただいて、私の答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。
議長(小林一三君)
それでは、請願の中にあります要望、いわゆる今後の活用の部分でありますけれども、市民農園についての部分についてはどういう市としては考えを持っておられるのか。
井上総務部長。
総務部長(井上裕博君)
今、上田議員からの御質問で、紹介議員の大澤議員からも理事者側からということですので、私、土地取得特別会計担当部長でありますし、また土地開発公社の常務理事でもありますので、お答えさせていただきたいと思います。
まず、この請願の件につきましての市の方向といいますのは、過日、議会の全員協議会をお願いいたしまして、説明させていただいたところでございます。私どもといたしましては、議会がこの請願なりの対応も見させていただく中で、過日説明させていただいたように取得するという方向でいかせていただければと、このように考えております。
上田議員が御指摘になりましたように、我々議会としても、土地取得特別会計で持っておるその他の土地の利用を申し上げておるのに、それよりもこちらがという話あるいはほかにも市民農園等適地があるではないかと、こういうお話でございます。
私どもは議会の行財政改革特別委員会が提言なさいましたことにつきましては真剣に考えておりますし、財政的見地から実現できるものがあれば、実現したいということで、予算編成でもそのような姿勢で臨んでまいりました。ただ、実現はいたしておりません。決して提言を無視するということではございませんが、議会からすべての議員の皆様からそのようにということでもありませんし、また、そのときに申し上げさせていただいたのは、市として財政的見地は有利であるということはそうなんですけれども、市民の皆様からの理解が得られる事業でないと、やはりなかなか取り組めないと、こういうことで御答弁させていただいたと思います。
今回の件につきましては、昨年一定の署名をいただき、ちょっと正確な数字は忘れましたけれども、5000名前後の署名もいただく中で、また今回の議会への請願という中で、我々として市民の理解も得られるのではないかということで、今、担当部局が農園だけではなしに、山林の自然をそのまま生かしたような、なるべく費用のかからないような形での事業を検討していただいているところでございます。そういうことが確約された上で初めて、また土地開発公社なりで取得していくことになるのかなとこのように考えておりますので、決して手前勝手な我田引水の解釈で取得するということではないということを御理解いただきたいと思います。
以上でございます。
議長(小林一三君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
ただいま総務部長のほうから、この土地につきましては、市民の多くの方々から請願と一緒に署名をいただいておるということで、市民の皆さん方からの御理解をいただいておると、地域からのということで、市民農園を含めた形での有効利用を考えておるというように理解をして、要はもうこの土地は買った上で、次の用地の活用方法も既に立案済みだと、このように理解してよろしいんでしょうか。
議長(小林一三君)
井上総務部長。
総務部長(井上裕博君)
過日の全員協議会で市としての考えはないのかということで、我々としてはそういう方向で考えさせていただいておりますということで全員協議会でも説明させていただいておりますので、このことについては、もう今申し上げたとおりでございます。
議長(小林一三君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
この請願書を出された皆さん方には、大変な思いを持って産業廃棄物施設に対する思いを市のほうに持ってこられておるのだろうと思いますし、また紹介議員におかれましても、いろいろと地域の方々とともに活動されて、そして今日に至っておると理解をするところでございます。
そういった中で、既に市のほうも用地を確保して、そして既に次の用地の活用方法についても市民の皆さん方の意向に沿った形で利活用を考えておるというようなことを答弁をいただいたと理解をいたしましたので、そのことを踏まえた上での付託というようになろうかと思いますので、ひとつその点、当該の委員につきましては、既に市が決められておるということでございますので、あえてまた市議会のほうから屋上屋を重ねる議決が要るのかどうか、その点も含めて御議論をお願いしておきたいと思います。
以上でございます。
議長(小林一三君)
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
5番議員と同じような質問になるかもわかりませんけれど、まず1点、こういう事例が、いわゆる私はこのことに対しては反対の気持ちは持っておりませんけれど、しかしながら、こういう事件が今の行政の中であれば起こり得るだろうなと。なぜならば、過去、室生の地域において数カ所の産業廃棄物の処分場ができてきておる。にもかかわらず、その後やはり小さくはありますけれども、この宇陀市になってもたびたび起こってくる。というのは、条例も出ております。困るよというようなことが出ておりますけれども、私は啓発が非常に少ないように思います。したがって、やっぱり行政として当初に持っておる地主さんに責任を負うようなことも行政としてはどんどんとやっぱり啓発をしていかなあかんの違うのかな。事ここにあって、そして紹介議員が立って、そしてそのことを何とかというような話では、やっぱり市民は過去において苦労しておるところの市民にとっては理解をしにくい部分があるのではないかな。
そしてさらには、先ほどの答弁もございましたように、土地取得については、その跡地については、これこれこういうことで利用するよというような意見ではありますけど、私、全員協議会の中においても意見を申しましたように、本当に農地として確保ができるのか、山林としてそういう使途とする作業をやっても、後の問題は市にお任せというような形までいってるのかな。従来ですと、業者がそのまま持っておるから、業者に対しての意見はなかなか言えなかった市民も、今度、行政が持ったときにはそうではないだろうな。と申しますのは、その捨てた物を、あの山になっている物がどんなものであるかという確認がどこまでできてるのかと私はどうも疑義しておるわけでございまして、あそこへものをつくるにせよ、樹木を植えるにしても、後々の問題が市民がどこまで理解をして、そしてそのものなら買っていただいても、後、我々が管理していくよというのであれば、それでいいけれども、行政が持った上において、安全確保のためにその物を掘り出して確認せよ、あるいは護岸の整備、あそこに小川がありますけれども、あの整備をせいと、これは必ず私なら言います。そんなあたりもきっちりとされた上で、この請願に対して行政の取り組み、我々はこれを採択すれば万々歳であるわけですけれども、今度、行政が対応していかなければならんように思いますので、そのあたりをどこまでどのように考えて、全員協議会の中でもるる聞かせていただきましたけれども、まだ十分な中身を聞かされておりません。そのあたりの行政としての意気込み、そのあたりをお聞かせ願いたいと思います。
議長(小林一三君)
請願に対しての紹介議員の部分で行政に対しての部分は行政にお願いしますということでございましたので、私のほうから指名をしております。
井上総務部長。
総務部長(井上裕博君)
議長の御指名ですので、今、山本議員さんがおっしゃった件につきましても、おっしゃるとおり、これはランニングコストについては極力かからない形で考えていきたいと思います。決して先走って、もう決めましたということではございませんけれども、全員協議会の中で説明させていただいた経過なりを踏まえて、私はそういう方向でありますということでありますので、当然、公社の取得でありますとか、あるいは予算化の際につきましては、議会に御相談申し上げないとできないことでありますので、そのことも踏まえた上であるというお話で御理解いただきたいと思います。
議長(小林一三君)
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
今の部長のお話で、その部分についての理解はできました。ただ、この請願の出てくるような事象、事件は必ず今後もあるわけです。こういう形でこの事件が続いていくようであったときに市として耐えられるかというようなことも、お互いがやっぱりしっかりと押さえていかんことには、ただ議会と行政のやりとりだけで済ませているようでは、ふえていきます。私も以前この事件の前にそれぞれで対応もしてきましたけれども、はっきりと業者は言っているわけです。これだけ山が深く道が奥までついておれば、そばへ行かんでもちゃんと計画はできるんやというようなことも踏まえてですけれども、多くの業者はそのような気持ちでこの宇陀市を見ておりますので、もっともっとやっぱり事前の啓発をしながら、事態が起こったからやるんやというようなことではなしに、市民にもっとやっぱり責任を持ったことで、土地を売買するについてもきっちりとした啓発も必要ではないのかなと。
そのために農業委員会の中でも論議があるわけですけれども、残地をどうするか、資材置き場にするんやというような軽率なことではだめだということを我々絶えず4人の議会議員として農業委員会に入っているわけで、その中で論議はさせてもらっておりますけれども、しかし、窓口の段階でまだまだ緩い部分がございますので、そんなあたりをきっちりとしていかなければならんと思いますし、先ほど上田議員のほうからも紹介議員にという話でありますので、紹介議員にお尋ねをしておきたいと思います。我々議員は紹介を頼まれたら、なかなかそのことを拒否して正しいことであればやってみたい、やらんことにはいかんというような思いをしておるわけですけれども、先ほどからも論議しておるように、事業であることの証明ができた、大きな成果であった、これは何をもってそのことであるのかな。市民運動が、いわゆる数百人の署名運動をしたことが成功であったのか、このように裁判に持ち込んで、そして論議をされて、そしてある一定の方向性が今、市に求められているそのことをもって成果というようなとらえ方をしているのか、そのあたり、紹介議員さんとしての考え方をお願いしたいなと思います。
議長(小林一三君)
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
大澤でございます。
非常に難しい山本議員さんの御質問であったかなと思うんですけれども、先ほども上田議員さんのときに話をさせていただいたように、証明とか成果とかいったものが、おまんじゅうを目の前に置いたとか茶わんに御飯を盛ったとか、そういう目に見えるものではないわけですけれども、市長を初め理事者の皆さん方、また、この宇陀市に住まいをいただく3万3000の皆さん方、そしてマスコミというメディアの中で、それを情報として報道をいただきました新聞またテレビであったりというメディアの皆さん方、多くの皆さん方がこれは重要案件だと理解をされたから報道をされたし、また市としてもほっておけない部分である重要な案件であるという中で、司法の場へテーブルを移したと。ただ何かなしに、そこへ産業廃棄物を持ってきた業者がおるから裁判に持ち込む、そういうことでは、そんな安易な行政では私は宇陀市はないと思います。市民の皆さん方もその辺は十二分に御理解をいただける部分かと思います。
ですので、山本議員さんおっしゃるように、今後宇陀市としましては、中山間という谷の深い、また谷は深いんですけれども、宇陀市はありがたいことに道路整備が隅々まで行き届いている。こういったところを不届きな不謹慎な一部の業者でありましょうが、そういった廃棄物といったものの不法投棄も含めまして、こういう経済情勢ですから、少しでも投資をせずに利益を得たいといういかがわしい業者もおられるかと思います。そんな中で、先ほどおっしゃっていますように、行政、住民含めて、しっかりとやっぱり広報活動を重ねていくことは私は重要な案件であるし、適切な御指導かと、今いただきましたアドバイスかと感じますし、地域の皆さん方もそういったことを地元へ帰りましたら、地域の皆さん方とまたそういった広報の仕方、しっかりと御相談をさせていただきたいと思いますし、行政の皆さん方は、こういった今の御指導をしっかりととらえていただいて、今後宇陀市の中にそういった事案が発生しないように、発生する前にそれをよく水際と言われますけれども、水際で防いでいけるように、市民の皆さん方に安心・安全を感じていただける宇陀市であるように、市長が常日ごろおっしゃっています高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市をしっかりと維持、持続していけるようなまちづくりに一生懸命取り組んでいきたいと思っておりますので、心の中で御理解をいただきたいと思います。
終わります。
議長(小林一三君)
よろしいか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
それでは、これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております請願第2号、産業廃棄物処理施設の事業用地取得を求める請願書については、会議規則第37条の規定により福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は、6月20日水曜日午前10時から行います。
なお、20日は一般質問となっておりますので、格段の御協力をよろしくお願いをいたします。
それでは、本日はこれにて散会をいたします。
大変御苦労さまでございました。ありがとうございました。
午前11時55分散会