本文
平成24年3月28日午前10時開議
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田徳 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
12番 |
山本繁博 |
14番 |
山本新悟 |
15番 | 高橋重明 |
16番 | 小林一三 |
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
副市長 |
前野孝久 |
教育長 |
喜多俊幸 |
||
総務部長 |
菊岡千秋 |
企画財政部長 |
井上裕博 |
市民環境部長 |
大西茂 |
健康福祉部長 |
覚地秀和 |
農林商工部長 |
仲尾博和 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
出口裕弘 |
水道局長 |
藤本隆志 |
市立病院事務局長 |
竹内均 |
会計管理者心得 |
栗野肇 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
文化スポーツ振興団事務局長心得 |
中西靖記 |
大宇陀地域事務所長 | 南勉 | 菟田野地域事務所長 | 徳田準一 |
室生地域事務所長 | 松岡保彦 |
午前10時00分
議長(中山一夫君)
おはようございます。
議員並びに理事者の皆様には、御多忙のところ御参集いただきまして、ありがとうございます。
午前10時00分開会
議長(中山一夫君)
ただいまの出席議員は15名であります。
定足数に達しております。ただいまから平成24年第1回宇陀市議会定例会を再開いたします。
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(中山一夫君)
日程第1、諸報告を行います。
去る3月5日に宇陀広域消防組合議会が開催されましたので、議会出席議員の代表から報告をお受けいたします。
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
おはようございます。議席番号6番、山本良治でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、宇陀広域消防組合議会の報告をさせていただきます。
去る3月5日月曜日午後2時から宇陀広域消防組合消防本部研修室において、平成24年第1回議会定例会が開催されました。
宇陀市からは、中山議長、大澤議員、峠谷議員、山本議員、上田議員、堀田議員、勝井議員の7名が出席いたしました。
管理者のあいさつの後、議長より会議録署名議員について、1番、勝井議員、4番、曽爾村議会議員の奥西議員が指名されました。さらに、会期については当日議事終了までと決定いたしました。
まず、議第1号、平成23年度宇陀広域消防組合一般会計補正予算(第2号)についてであります。
歳入歳出額において、1138万4000円の増額補正となるものであります。
歳入の主なものは、東日本大震災における緊急消防援助隊活動費に対する交付税措置分、国庫負担金398万4000円の増額、消防防災通信基盤整備費補助事業(J-アラート事業)について、全国の消防本部に対し、全国瞬時警報システムの構築を目的とする国庫補助金100万円の増額、また組合債は、J-アラート事業と消防救急デジタル無線実施設計委託分により640万円の増額となりました。
歳出の主なものは、総務費、消防費の人件費、物件費についての精算であり、総務費344万7000円、消防費293万7000円の増額であり、これについては共済費公的負担金率の変更に伴うものであります。
また、繰越明許費として、J-アラート事業、消防救急無線デジタル化事業ともに、国庫支出金、組合債について平成24年度に繰り越して処理するものであります。
事務局説明後、議員より、J-アラート事業について産業医委託に係る経費並びに業務についてそれぞれ質疑があり、事務局説明後、採決が行われ、全会一致で可決しました。
引き続き議第2号、平成24年度宇陀広域消防組合一般会計予算についてでありますが、当初予算は歳入歳出それぞれ11億3989万2000円の予算とするものであります。
歳入については、分担金及び負担金11億614万6000円、使用料及び手数料20万1000円、繰越金1074万円、諸収入80万5000円、組合債2200万円であります。
歳出については、議会費5万2000円、総務費3億8098万4000円、消防費7億3012万1000円、公債費2773万5000円、予備費100万円になります。
予算の概要は、人件費につきましては本俸2.5%の削減、管理職手当30%の削減、休日勤務手当の削減、既存削減分などであります。退職手当組合負担率の変更に伴う負担金の増額などであります。
また主な事業は、水槽付消防ポンプ自動車整備で、整備後20年が経過し、車両老朽化も進んでいるものにつき、更新計画に基づき事業をするもので、総事業費4000万円を計上しています。
議員よりの質疑では、水槽付消防ポンプ自動車(タンク車)整備事業に係る財源措置について、更新車両の配置場所と運用のあり方についてそれぞれ質疑があり、事務局の説明後、採決が行われ、全会一致により可決しました。
ちなみに、先ほどから申しておりますJ-アラート事業といいますのは、全国瞬時警報システムの略であります。気象庁や内閣官房からの衛星回線を通じての災害情報を瞬時に受信できるシステムであり、住民に対して災害情報を確実、迅速に伝達できるもので、総務省消防庁の整備推進のための補助事業であります。
続いて、議第3号、宇陀広域消防組合火災予防条例の一部を改正する条例についてでは、消防法で定められた危険物に炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が第1類(酸化性固体)に追加されたものであります。このことについて、附則事項については事務局の説明の後、採決を行いました。どの案件についても全会一致により可決いたしました。
付議された議案を審議した後、消防広域化の現状報告を受けました。
一つ、県内13消防本部で協議されていたが、奈良市、生駒市の2消防本部が脱会したことにより、11消防本部による新体制で協議会が進められることとなったこと。
二つ、消防無線デジタル化事業について、同新体制での協議となるものの、野迫川村については財源的な問題から協議会には入らない結果となったこと。
三つ目、経費面についての現状では、消防広域化のメリットとして、通信員等の職員70から80名の削減により現場登用が可能となることや、予算面で五、六億円の削減が見込まれること、消防救急無線デジタル化、広域化による整備と単独消防での整備では、実質負担額において大きく開きがあること。
四つ目として、今後のスケジュールについて、平成24年3月下旬に合併協議会の小委員会を開く。4月、合併協議会の総会を開くということでございます。
以上、現状報告が行われた後、管理者から組合運営に対する協力依頼についてあいさつが行われた後、午後3時30分閉会いたしたものであります。
以上で報告を終わります。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
以上で諸報告を終わります。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第2、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正についてから日程第7、議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇太地区公民館に係るもの(教育委員会事務局生涯学習課中央公民館)までの6議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました6議案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告を受けます。
8番、大澤正昭総務文教常任委員長。
8番(大澤正昭君)
おはようございます。議席番号8番、大澤でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、総務文教常任委員会の報告をさせていただきたいと思います。
去る3月13日午前10時から第1委員会室において、委員5名全員の出席と市長、副市長、教育長、総務部長、企画財政部長、教育委員会事務局長、関係職員の出席により、3月8日に付託をされました6議案を審査するため、総務文教常任委員会を開催をさせていただきました。その結果を委員会審査報告にて報告をさせていただきたいと思います。
平成24年3月28日。宇陀市議会議長、中山一夫様。総務文教常任委員会委員長、大澤正昭。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成24年3月8日に付託された事件を審査した結果、下記のとおり決定いたしましたので、会議規則第102条の規定により報告をいたします。
議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正について、原案可決。議案第7号、宇陀市税条例の一部改正について、原案可決。議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正ついて、原案可決。議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて(内容)平成23年11月17日発生に係るもの、原案可決。議案第31号、工事請負契約の変更について、原案可決。議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇太地区公民館に係るもの、原案可決でございます。
審査内容については次のとおりでございます。
議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正についてでありますが、この議題の審議の中心となりましたのは、公民館の位置づけと社会教育的な生涯学習活動との関係にありました。
委員の意見の中では、図書館の運営審議会をなぜ設置しないのか、または、地域自治会の活動と公民館活動との関連性などについて多くの意見や質疑が出ました。その中で、この条例を変更するに当たり、関連する地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、宇陀市が目指しているまちづくりと関連して、今後宇陀市として教育や行政サービスとして何を目指していくかという議論に至りました。
行政側からは、地方分権が進む中、その地域の課題整理や、その進行に伴う国等への要望事務は終了しており、今後国が進める法整備をもとに、当市の条例整備等を粛々と進めていきたいとの意見でありました。
続きまして、議案第7号、宇陀市税条例の一部改正についてでありますが、平成26年から10年間の期間限定で増税される防災関係事業に関連するもので、今後平成26年までの防災事業の制度設計をじっくり市民の理解を得られるような計画を立案するよう強く要望する意見や、その増税に関する市民への広報の方法など、早く広く広報するよう意見が出されました。
続きまして、議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正についてでありますが、これは、大宇陀にあります薬の館と今回追加したあぶらやについての整合性や、あぶらやを地域づくりの拠点としてどのように活用して、それが宇陀市のまちづくりにどのように寄与していくか、また、今後の文化財行政の行く末をどのように考えているかなど、まちづくりを中心とした意見が多く出ました。
行政としては、あぶらやについても、文化財として、また、まちづくりの拠点として、あぶらやが宇陀市の発展を推進できるような存在になるよう地域の方の協力を得て進めていきたいという答えでありました。
続きまして、議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて(内容)平成23年11月17日発生に係るものについては、委員ほとんどから、たび重なる職員の事故についての再発防止や、職員の意識または管理職の管理責任の面から厳しい意見が多く出ました。
行政の対応として、より一層の指導強化や適切な処置の遂行をしたいという考えでありました。
続きまして、議案第31号、工事請負契約の変更についてでありますが、これは大宇陀小学校の建設工事の工事変更の件であり、以前から当総務文教常任委員会へは建設工事について随時報告を受けており、その埋設されていたスラグの処理に関することでありましたが、その処理について少しでも安価でスムーズな工法がなかったのか、その事務を遂行していたか、その議論が深くありました。また、その中でも、平成25年4月に統合が迫っていることの心配やスケジュールに関して多くの意見が出ました。
教育委員会からは、設計コンセプトにある安心・安全な、また環境に配慮した学校を目指し、スムーズな統合を目指したいとの考え方をいただきました。
続きまして、議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇太地区公民館に係るものについては、特にこれといった意見は出ませんでした。
すべての6議案について、おおむね御理解をいただき、議案第30号及び31号以外は全会一致で賛成をしていただきました。
午後1時30分からは、行政側からのまちづくり協議会の取り組みについて、組織の改編について、総合計画後期基本計画についての3点について報告を受けました。
まちづくり協議会については、その協議体のあり方や組織規模について、地域支援員の募集方法や、その活用の仕方について、まちづくり協議会と自治会との関係についてなど、宇陀市の今後のまちづくりについて、それぞれの地域に沿った課題や実情に向けた議論がなされました。
また組織の改編については、主に子ども支援課の役割や、その体制について、総合子ども園との関係や子育て支援の内容との整合性等について、また統合した課の人事配置等についてなどの議論をいたしました。
最後に、総合計画後期基本計画について、審議会委員の選定の件や市長マニフェストとの整合性、行財政改革とのかかわり、審議会の運営方法など、さまざまな点から意見が出されました。当委員会として、今後もまちづくり協議会の取り組みについて、総合計画後期基本計画について事務事業を調査して、さらなる深い議論を深めていきたいと考えております。
以上のように今回の付託案件6件を審査し、その後、当委員会の事務事業である3件の報告を受け、おおむね委員方々の理解を得て、それぞれ審議、議論を行い、午後3時58分に終了いたしました。
簡単でありますが、以上で総務文教常任委員会の委員会審査報告を終わらせていただきます。ありがとうございます。
議長(中山一夫君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
議案第31号、工事請負契約について、総務委員会で出ない場合は理事者側の答弁、またよろしくお願いいたします。
当初、スラグと残土の金額をトンで決めたのか、立米で決めたのか、それをちょっと教えてほしいのと、そして業者が1社しかないので、相見積もりで決めたのか。そして、ダンプ726台分の立米数、何立米あったのか。そして、その土砂の選別に360万円使われているけれども、その土砂の立米数は幾らあったのか、ちょっと教えていただけます。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭総務文教常任委員長。
数字的なことで、もしきちっとわかっていなかったら行政側に。
8番(大澤正昭君)
私のほうからは、今山本新悟議員からありましたことへの答弁になるかどうか、おしかりをいただくかもわかりませんが、鋳鉄スラグの処分ということなんですが、事前に、先ほども申し上げましたように、総務文教常任委員会には学校建設についての当初の計画の中にはなかった追加ということで、高額な金額がかかるということで一応説明をいただいたわけなんですけれども、その業者につきましても、このスラグといいますか、産業廃棄物を処理をする業者が奈良県においては選択の余地がない一つの一事業者であるというようなことの説明をいただき、いろんな議論をしたわけなんですけれども、その中で、より現場から処理をする場所までの最短の距離、また県外を含めましていろんな単価を比べながら、最大といいますか、一番安価で有効的な手段をとっていただいたという方向を常任委員会では受けさせていただき、おおむね委員の皆さんからも御理解をいただいたということで、きょう現在に至っておるわけなんですけれども、先ほど山本議員からありましたように、トンであったのか、立米であったのか、その細かい数字的な金額的なことも含めまして、誤解を招いたらいけませんので、担当のほうから詳しく説明のほうお願いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
小田営繕課主幹。
建設部営繕課主幹(小田桂司君)
先ほどの山本議員さんの質問でございますが、今回のスラグの搬出に関しまして、まず業者の選定でありますが、業者選定に当たりましては、最寄りのまず奈良県内の業者で見積もりをいただきました。また、それに当たっては、その単価が適正であるかどうかということを宇陀市から一番近隣であります伊賀市上野にあります処分場においての単価と比較いたしました。その結果、奈良県内の業者のほうが安価であったというようなことから、決定をいたしました。
また、見積もりのトンであったか、立米であったかということでございますが、奈良県内の……
議長(中山一夫君)
立米数の数量だけ、数字的なそれだけでよろしい。
小田営繕課主幹。
建設部営繕課主幹(小田桂司君)
2550立米でございます。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
そのダンプでの搬送の金額は、決めたのはトンで決めたのか、一番最初。
議長(中山一夫君)
小田営繕課主幹。
建設部営繕課主幹(小田桂司君)
当初の見積金額はトンでいただいております。トンで決定しております。1トン当たりで決定いたしております。
議長(中山一夫君)
もう数字的なことだけで、ほかは委員長報告どおりです。
それで終わりですか。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
それは2550立米、それはそれでわかりますけれども、この追加の1億3224万何ぼか追加、それはわかる。しかし、当初の初めの負担金額が何で減らないのかと。というのは、残土やスラグを持ち出して、それに元請の金額が全然減ってないって、これここに書いてある今資料をもらいましたけれども、総務委員会の資料をもらったんやけど、一番最初の元請金額が全然減ってない。これ、残土を持ち出したら持ち出した分だけ土は減っていくやろう。減った分の金額が出てきてない、これやったら。そうですやろう。追加料金だけが上へ乗ってきて、後から1億2000万円、それで13億9000万円か、なってるんやな、これ全部で。その金額が一番最初の元請金額が減ってこなあかんの違うのか。2550立米も土を持ち出してるんやろう。そしたら今度、一番最初特盛りの土とかみんな処分せんなんやつは、もう処分せんでもよろしい、もう今度は。まだ持ち込めるぐらいやん、それやったら。そのぐらいやのに、元請の金額が減ってこないというのはおかしい。そうやろう。何でこれはなっていかへんのか。
委員長に聞きたい。委員長、ここまで話ができてないのか、これをもらった時点でこの金額が出てないもん。総務委員会の資料をもらったんやけれども、元請金額がそのまま出てるのは、それはおかしいん違うの。担当、これはどういう、その金額を何ぼに減らしたか、その数字を言ってくれる。
議長(中山一夫君)
大澤委員長、答えられますか。
小田営繕課主幹。
建設部営繕課主幹(小田桂司君)
今回の変更に当たりましては、スラグを搬出する業務についても、元請業者に変更で追加いたしておりますので、工事全体といたしましては、スラグを搬出する費用がふえております。その分の増額となります。
また、今おっしゃっておられます2550立米の残土処理が不要になった分については、設計書の中で精査させていただいて、差し引きでこれだけふえたということでございます。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
差し引きの数量いうたら何ぼあったのかな。それはおかしいん違うかな、それは。それやったらそれでちゃんと説明してくれたらいいねんけど、数量も何も出てないし、何もわかりません、これやったら。
それで委員長、これはここへ出てないんやけど、そしたらもとの残土が何ぼあって、持ち出したやつが2500何ぼか、これはわかるんやけれども、特盛りの残土と後から選別の立米数が何ぼあったか知らんけれども、その立米を教えてもらえますか。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭総務文教常任委員長。
8番(大澤正昭君)
今おっしゃっていますことはよくわかるんですが、一番最初の12億円ぐらいしたこの建設工事についてのときには、産業廃棄物のスラグが中に混入されているということが簡単に言いますとわからなくて、後の追加工事になったと、追加。それの持ち出し分、今担当が説明させていただきましたように、最初の工事金額あるわけですけれども、そのときは持ち出しを想定の中にはなかったということで、先ほど山本議員がお尋ねになっている数字、後の附帯の言葉はよろしいけれども、一番最初の工事の設計見積金額とその持ち出した金額、山本議員がおっしゃっているのは、その持ち出した量の分だけ工事が少なくなるから金額が安くなって当然じゃないかということなんやけれども、そこを少し説明していただけるかな。
議長(中山一夫君)
小田営繕課主幹。
建設部営繕課主幹(小田桂司君)
済みません、今設計書を手元に持っておりませんので、細かな数字は把握しておりませんが、現場で発生する残土としては、当初2万立米近く残土処理というか、掘削で2万立米近く出るということになっておりまして、そのうち埋め戻しに使用するボリュームがおおよそ6000立米余りだったかと思います。
したがいまして、1万4000立米ほどを残土処理するというようなことであったうちの2550立米がスラグで搬出しておりますので、今回の変更の中では、その2550立米の残土処理の費用というのは、精算いたしまして差し引きの変更契約とさせていただいております。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり)
8番、大澤正昭総務文教常任委員長。
8番(大澤正昭君)
今、山本議員から要求のありました数字的な資料を後で結構ですので、提出をお願いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
5番、上田でございます。委員長報告の中でいただきました議案第32号についてですけれども、公の施設の指定管理ということで、本日これ採決ということになっております。4月1日から公の施設の指定管理がされるということで、委員会の中で最終日から4月1日までわずか29、30、31で土曜日ですので、29、30の実質1日から指定管理をされようとするならば、2日しかないわけですけれども、そのための事務手続が既に完了しておらなければ、これはもう2日では到底できないのではないかなという感じもするんですけれども、そういったこの指定管理を議題とされるときの事務局からの提案時期について審議をされていたのかどうか、ひとつお聞きしたいし、できることであれば、やはり一つ前の議会、いわゆる4月実施であれば、12月議会の中でそういったものが論議されるべきではないかな。例を挙げますと、宇陀路室生も同じような4月1日からの指定管理でございまして、この分につきましては12月議会で実施をされておるというようなことがございます。
したがいまして、市の中の指定管理に対する議会審議が形骸化してきているのではないかなというような気もするわけでございます。そういった部分につきまして、総務文教常任委員会の中ではどういう扱いの中で、この4月1日という指定管理の指定を変更せずにされるというような部分で、もし議論があればお願いしたいなと思います。
それからもう1点、議案第30号の損害賠償の額を定め和解することについてということで、今回も車の事故ということでございます。いろいろと職員の皆さん方の公務上でのいろいろな事象があるわけなんですけれども、こういった部分につきまして、今後その扱いをどういった形でされるのか。公務によるところのこういった損害賠償の大小もあろうかと思いますけれども、ある部分では一定の割合を決めた中での専決扱いの部分も出てきましょうし、またこういった職員さんのかかわる部分につきましては、ある程度委員会の中でも関係者のどういった綱紀の粛正といいますか、そういった部分を担保されてこういったことになってくるのか。
それともう1点、損害賠償のこの部分ですけれども、宇陀市の所有する車両というのは一体何台ぐらいあるのか。それに対する自治体保険の部分ですね、本当に掛けるのが得なのか、掛けなくても損害賠償を払っていったほうが、今回でしたら10万円でしたけれども、損害賠償の部分を都度議決をしていただいて拠出していくのがいいのか、そこら辺、どんな事故があるかはわかりませんけれども、保険があるから事故があっても、すぐにじゃあ保険でやろうというようになってしまったのでは、やはりそこら辺が難しい部分があると思いますので、そこら辺の物の考え方について議論がされていたかどうか、お聞きしたいと思います。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭総務文教常任委員長。
8番(大澤正昭君)
まず、1番目にありました公の施設の指定管理ということで、おっしゃることはよくわかるわけなんですけれども、日にちがないと、期間がないという中で、先ほど委員長報告の中でも説明させていただきましたように、この件に関しましては、皆さん方からこれといった質問は出なかったと。もし理事者のほうで、今上田議員からの日数的なもの、この委員会を待たずに準備が粛々と進んでいるのではないかといったようなことにつきましては、担当者のほうから説明いただけたら結構かと思います。
それから議案第30号、これも先ほど委員長報告の中で報告をさせていただいたわけなんですけれども、この件につきましては、先ほど上田議員から指摘がありましたようなことにつきましても、大所高所からいろんな提案を御意見をいただきました。
そんな中で、その保険の件に関しましては、今おっしゃっていることは宇陀市の職員であり、宇陀市、我がほうに対しての見識が、思いがこっちへあるのかなと。事故というのは、ただ立ち木であったりガードレールであったり物損事故ばかりではないわけで、事故の過失も含めまして、相手さん方に弁償するというような状態の場合のときには、先ほどおっしゃいましたように専決処分で相手方に被害弁償を行うといったようなことも当然あってしかりなわけでありますし、保険があるから事故がふえるとかそういったことではなくて、先ほどおっしゃいましたように、理事者のほうには綱紀の粛正、少したがが緩んでいるのではないかといったような強い意見も当然出ましたので、総務文教常任委員会としましては、強く今後運転をするにつきましても、また通勤、またそういった途上におきましても、十二分に配慮をしながら作業に臨んでいただきたいという注意をさせていただきました。
ですので、その中におきましても、自動車、後でまた台数なんかは提示していただいたら結構かと思いますけれども、運転をしている方の過失が多かったときに本人に修理といいますか、自動車の複製を当然見てもらうのが当たり前ではないかというような意見も出たわけなんですけれども、この公の宇陀市という中で、そういったことがふさわしいのか、議論の対象になるのかということになってくるんですけれども、運転する者その者が十二分に注意をして日常業務に励んでいただいていることは間違いのないわけでありまして、今後先ほど申し上げましたように、綱紀の粛正ということを強く望んで、この委員会が終わったということを御理解いただけたらと思います。
議長(中山一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
公務中の事故ということで、個人に責任の及ぶ範囲ではないと、私はそのように理解をしておりますので、要はそれを個人に責任の及ばない部分をどのようにして減少させていくかということが、やはり理事者に求められるいわゆる安全の教育でございますので、ひとつそこら辺を十分に議論をいただいて、そして再発防止対策を含めた中でのものを構築していくように、ひとつ総務文教常任委員会のほうで機会あるごとに提唱をしていただきたいと、このように思います。
先ほど委員長の報告の中にございました、損害賠償において市民の皆さん方を含めた方々に御迷惑をかけた部分につきまして、議会の議決を待っておれば、その補償期間が長くなるということで、ある程度のやはり権限というか、専決的な要素を持っていただいて、そして早目にそういった部分に対する配慮を補償を実施していくという中で、後刻の議会の中で専決処分に対する議論を深めていくというような方法もあるのではないかなと考えますので、両方の立場がございますので、そこらはうまく専決をするルールづくりの中で生かさなければならないと思いますけれども、そういうようなことを提唱しながら、総務文教常任委員会の中で損害賠償に対する物の考え方というものを御整理いただいて、そして理事者との議論を高めていただきたいと、このようにお願いしておきます。
公の施設につきまして、今何も問題なく終わったということは、委員会自身も、この2日しかないよということに対する認識がなかったのではないかなと私は感じるわけでございます。普通の場合、相手の立場を考えれば、きょう行って、ぐあい悪いねんて、あさってにしてくれるかと言われたら、もう印鑑のつく機会がないわけですから、そういったことを含めても、やはり委員会審議をもう少し深めていただきまして、相手の立場に立ったところの議論も深めていただきたいと。多分もう既にいろんな部分では水面下で進んでおりますよということであれば、今さら議会に提出することもないやろうと私は感じますので、議会に提出をされて議決をもって作業を進めるという立場をきちんと担保いただくのであれば、こういう議案の提出の仕方は、私は議会が形骸化された中での議論にしかなってこないというような反省に私は立たざるを得ないのではないかなと、このように感じますので、ひとつ委員長のほうでまた今後同一事案のようなものにつきましては、せめて実施日の3カ月前の議会があるわけですから、そこに御提出がいただけるようなそういった運営上の問題を含めて、ひとつ御協議をいただいておきたいということを委員長にお願いをしまして、私からの意見とさせていただきますので、もし御意見がございましたら、委員長のほうから御意見をいただいておきたいと思います。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
議案第30号については、車の総台数と保険金の総保険金の掛金を資料請求いたしますので、よろしくお願いします。
また、32号につきましては、今の意見を十分反映して、今後議会で十分討論できる日にちをもって今後の対応を図っていただきたいと思います。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第2、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
これより採決に入ります。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第7号、宇陀市税条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり)
1番、勝井太郎議員。
反対討論ですか。
1番(勝井太郎君)
賛成討論の通告をしておりますので、その許可をよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
賛成討論の通告は、ここへ届いておりませんが。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井太郎君)
事務局長に確認をしたいんですが、きのう討論の通告を出しているはずでございます。議員として出した通告が無視されているというのは事務局としてどうなっているのか、まず確認をしていただいて、しかるべき対応をお願いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
ここで暫時休憩いたします。
午前10時51分休憩
午前11時40分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
先ほど勝井議員から賛成討論の申し出がございましたが、11月21日の議会運営委員会で賛成討論のみの場合は受け付けないというように決まっておりますので、おおむね皆さん方の御理解もいただいておると思いますので、その点よろしくお願いいたします。
ここに討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第7号、宇陀市税条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて(内容)平成23年11月17日発生に係るもの:健康福祉部長寿介護課関係は、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて(内容)平成23年11月17日発生に係るもの:健康福祉部長寿介護課関係は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第31号、工事請負契約の変更については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第31号、工事請負契約の変更については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第7、議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇太地区公民館に係るもの(教育委員会事務局生涯学習課中央公民館)は、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇太地区公民館に係るもの(教育委員会事務局生涯学習課中央公民館)は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第8、議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてから日程第13、議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更についてまでの6議案を一括して議題といたします。
ただいま議題としました6議案につきましては、福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告を受けます。
7番、峠谷安寛福祉厚生常任委員長。
7番(峠谷安寛君)
議席番号7番、峠谷安寛です。ただいま議長の許可をいただきましたので、福祉厚生常任委員会の報告をいたします。
当委員会は、3月8日の今期定例会第2日目で付託された議案を審査するため、去る3月12日午前10時から宇陀市議会第1委員会室にて、議案第1号、議案第2号、議案第3号、議案第6号、議案第9号、議案第35号の6議案について、全委員及び市長と関係職員の出席により福祉厚生常任委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
平成24年3月28日。宇陀市議会議長、中山一夫様。福祉厚生常任委員会委員長、峠谷安寛。
委員会審査報告書。
本委員会に平成24年3月8日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第2号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第3号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正について、原案可決。議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更について、原案可決。
審査の経過については、私と市長あいさつの後、資料に基づき各担当部長及び課長から説明後、付託された議案の質疑に入りました。
委員各位から多くの質疑がありましたが、主な意見や質問、要望の内容については次のとおりでした。
議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第2号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第3号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、以上4議案については、国の地方分権一括法に基づいて地方公営企業の経営の自由度を高める観点から公営企業の資本制度について見直したもので、地域の自主性及び自立性を高めるための関係法律の整備に関するものでした。
委員からの主な質問は、今回の国の法律の改正で宇陀市の条例で関係するものは、今回提案されているものだけなのか。また、各公営企業の会計処理について、そして市内の水道の使用率、一般廃棄物収集運搬業務の入札及び契約方法等についてでした。
これらについては、各公営企業の関係理事者により各企業の特色を生かした参考事例に基づいて説明が行われ、委員各位おおむね御理解いただきました。
次に、議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正については、介護サービスの基盤強化のため、介護保険法の一部改正する法律が平成24年4月1日から施行されることについて、第5期宇陀市介護保険事業計画策定に伴い、65歳以上の第1号被保険者の保険料の改正を行うものでした。
このことについては、委員から多くの御質問をいただきました。
そのうち主なものについては、第5期の介護保険事業計画の案が出ていますが、これは、介護保険運営協議会で審議されたということは理解できますが、年間約30億円の事業で宇陀市の長期的な福祉計画、介護政策でかつ市民の皆様にとって最も大切な保険料の算定において、当福祉厚生常任委員会での議論や説明が不十分ではなかったのか。また、市民のほうから配食サービスの回数が減少したという現実の声を聞いているが、今回の条例改正と直接関係があるのか。
介護保険のサービスを受ける上で重要となる社会福祉協議会の中にある包括支援センターから各事業者サービスを再委託されているのか。
今回介護保険の所得階層が8段階に分けられるが、宇陀市の平均所得階層はどの段階になるのか。
また、65歳以上の第1号被保険者と40歳から64歳までの第2号被保険者の負担割合についてなどが質問の重立ったものでしたが、理事者側の説明で委員各位おおむね御理解いただきました。
次に、議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更については、宇陀衛生一部事務組合は現在1市3村で構成されていて、宇陀市が管理者となっていて、残りの3村内の2村が副管理者となっていますが、それを事務の効率化を図る上で、3村すべてを副管理者とするものでした。これについては、理事者側からの説明で委員各位おおむね御理解いただき、特に質問もございませんでした。
また、健康福祉部より4月1日に行われる子ども支援課の新設に伴う組織改編についての説明と、市民環境部より閉鎖最終処分場の改善計画、住民票の写し等の第三者交付に係る本人通知制度、宇陀市内の学童保育に関する統一化についての説明がありました。
以上が、先日行われました福祉厚生常任委員会での審議の重立った内容です。
宇陀市民の毎日の生活に欠かすことのできない事柄や、高齢化が急速に進む宇陀市で、介護という現実の問題に、委員各位の情熱あふれる真剣な意見と理事者側の使命感と責任感ある説明で審議を進めました。審議の結果は先ほど申し上げたように、付託案件すべて原案どおり可決という結果でした。
当委員会は、宇陀市の子どもから高齢者まで笑顔いっぱいの幸福度100%になるということを希望して、午後1時45分に終了いたしました。
以上、福祉厚生常任委員会の報告とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ここで午後0時50分まで休憩いたします。
午前11時55分休憩
午後0時53分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
休憩前に福祉厚生常任委員長の審査報告が終わっておりますので、これより委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第8、議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第9、議案第2号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第2号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第10、議案第3号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第3号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第11、議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第12、議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり)
討論があるようですので、ただいまより討論を受け付けます。
まず、反対討論より。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
発言の機会をいただきましたので、ありがとうございます。
議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正について反対の討論を行います。
本議案は、平成24年度から26年度第5期の65歳以上第1号被保険者介護保険料を引き上げるもので、年間保険料の基準額を4万9200円から5万6400円に引き上げ、また保険料の所得負担区分を6段階から9段階とし、最高額を7万3800円から11万2800円へ大幅に引き上げるものです。
宇陀市の65歳以上の高齢者数は1万430人、30.8%にも達しており、今後も増加が見込まれており、一層のサービスの充実が求められています。従来国庫から支出していた介護職員の処遇改善給付金を廃止した結果が保険料の引き上げにも連動しており、国の負担を減らし、市民に負担を押しつけるもので、社会保障制度の改悪です。ことし4月から2年連続して年金支給額がカットされます。収入は減る中で、保険料は年金から天引きされ、手取り収入はますます減り、生活費は苦しくなっています。地方自治体の役割は住民の福祉向上であり、住民を苦しめる本議案には反対をいたします。
以上で終わります。
議長(中山一夫君)
賛成討論ございませんか。
高見議員、反対討論ですか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
2番、高見省次です。ただいま議長から討論の許可をいただきましたので、議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正案に反対する立場から討論をさせていただきます。
今、高橋議員が概要について御説明いただきました。昨年6月、介護保険法の改正に伴い、ことし4月からの施行に合わせて、いわゆる第1号被保険者の保険料引き上げのための条例改正案です。
この第1号被保険者については、65歳以上の高齢者の方ということで、保険料は各自治体が決定するということになっております。市は現在、平成24年度から26年度まで3年間の第5期介護保険事業計画を策定中でございます。この計画に基づいて、介護給付費の急増による財源不足を保険料の引き上げで賄うというそういう提案であると私は認識しております。
私が反対する理由は、2点ございます。
第1に、負担増に見合うサービスが受けられるのか、明らかではないということです。
先ほども御説明がございましたが、今回の保険料の引き上げは基準額で月額4100円が4700円、600円の値上げ、年間にしますと7200円の負担増というのは非常に大きな負担増でございます。そして所得の区分を2段階追加して、高所得者に追加の負担を強いるものでございます。最大の月額は9400円ということになっております。
一方、サービスのほうですが、何度か申し上げましたが、桜井宇陀広域連合で、この要介護認定が行われておりますが、その要介護認定の軽度化が全国でも最も高いそういう状況になっていると聞いております。また、この介護保険事業計画におきまして、24年度から3年間の要支援・要介護者の見込み数が微増または減少となっており、昨年行われましたニーズ調査をしっかりと反映したものとは言えないのではないかというように思っております。
つまり、介護を必要とするお年寄りの方が本当に必要なときに公的介護を受けられるのか、その点が明らかではないと私は感じます。
第2に、宇陀市として介護保険制度の将来展望が見えないということでございます。
この介護保険法改正の趣旨は、日常生活圏でのいわゆる地域包括ケアシステム、医療、介護、住まい、生活支援を一体的に提供していくそういう地域包括支援システムをつくりなさいという、それが第1点。
もう一つは、サービスの効率化、重点化により、持続可能な介護保険制度をつくりなさい、そういう趣旨でございます。そこに24時間対応の在宅ケアへの大転換ということが念頭に置かれているということは、御存じのとおりだと思います。
そうした中で、この今私たちのまちの第5期介護保険事業計画の中には、私は在宅ケアを柱とする地域包括ケアシステムを実現するため、組織の改革、サービス提供体制、財政措置が盛り込まれた抜本的な改革案が必要だと思います。
組織改革としましては、地域包括支援センターの強化と、そしてさまざまな分野に分かれております企画立案、その機能をセンターに付与する、そうしたことが必要だと思います。サービスにつきましては、24時間在宅ケアに向けた市立病院、そして地域の診療所のお医者様、訪問看護ステーション、そしてさまざまな介護事業者の方々との連携を飛躍的に強化する必要があります。あるいは住まいに関して申し上げますと、高齢者住まい法が昨年改正され、そのことによって可能になりました介護つきの高齢者住宅といったものを積極的に展開していく必要があると思います。市の主体的、自主的な取り組み、地域密着型サービスを初めとするそうした取り組みが求められていると私は考えております。
それに加えまして、見守り、配食や買い物、介護予防など地域の実情に合った総合的な取り組み、もう一つは担い手のサポート、介護を職業とされる方の待遇改善あるいは家で、家庭で介護をされている家族の方々の精神的負担軽減、非常にたくさんの大変な作業が必要になってくる。そうした抜本改革をしなければ、介護保険制度の展望が見えてこない。今回残高1億6000万円の介護給付準備基金を3年間で取り崩す、使い果たすというそういう計画でございます。さて、3年たったら一体どうなるんでしょうか。私は展望がない。いずれまた3年後に保険料の再引き上げ、あるいは一般会計からの繰り出し、あるいは国に助けを求める、そういうことしか見えてこないと思うんです。
3月5日の産経新聞、こういう記事がございます。
大阪府岸和田市で66歳の御主人が介護疲れから妻を刺すという痛ましい事件がニュースになっております。こうしたことは後を絶っておりません。決して他人ごとではない。私たちすべて避けられない問題だと思います。私の経験からも、サポート体制がなければ地獄でございます。それほど介護は厳しい営みだと私は認識しております。
しかし、本来は愛情行動なんです。だれもが本当はできる限りやりたいというのが介護の世界です。ですから、それがやれるような社会にしなければいけないと私は思います。
さて、宇陀市の現状。昨年の日常生活圏域ニーズ調査で明らかになりました。ひとり暮らしの高齢者世帯が10%。10軒周りを見渡していただいたら、ひとり暮らしの方がいらっしゃるという状況です。そして高齢者の夫婦世帯を合わせると、25%、4分の1、4軒に1軒がそうした世帯になっております。そして日中のひきこもり、運動機能の衰え、認知症、うつ病といった大きなリスクがあるということが判明しております。
宇陀市におきましては、介護が必要な方あるいはその一歩手前、生活支援が必要なお年寄りが急増しているというこの事実をしっかりと認識する必要があります。私も自身、最近いろんな各地で孤独死の情報を伺っております。よほどの危機感を持って対応しなければ、孤独死、老老介護地獄ということは防げないと私は考えます。
しかし、残念ながら、この3月議会でさまざま質疑をさせていただきましたが、それを通しても、その危機感と今宇陀市に必要な大きな方針転換、そして準備、体制づくりといったものが感じられませんでした。
したがって、今の市の提案では、負担に見合ったサービスの提供と将来にわたって持続可能な制度の展望が見込めないと考えます。
以上の理由から、私は今回の市の条例案については反対をいたします。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
賛成討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第14、議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正についてから日程第16、議案第34号、宇陀市道路線の認定についてまでの3議案を一括して議題といたします。
ただいま議題としました3議案につきましては、産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、産業建設常任委員長の審査報告をお受けいたします。
12番、山本繁博産業建設常任委員長。
12番(山本繁博君)
12番、山本繁博でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、産業建設常任委員会の報告をいたします。
当委員会は、3月8日の今期定例会第2日目で付託されました議案を審査するため、去る3月9日午前10時から第1委員会室にて、全委員と議長及び市長と関係職員の出席により開催をいたしました。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告をいたします。
平成24年3月28日。宇陀市議会議長、中山一夫様。産業建設常任委員会委員長、山本繁博。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成24年3月8日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正について、原案可決。議案第33号、宇陀市道路線の認定について、原案可決。議案第34号、宇陀市道路線の認定について、原案可決。
審査の経過については、私と市長あいさつの後、資料に基づき各担当部長・課長から説明後、付託された議案の質疑に入りました。主な意見や質問、要望の内容につきましては次のとおりでございます。
議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正については、各地域別の未納家賃についてそれぞれ幾らあるのか。資料を配付しております。その中で高額滞納者はどれくらいいるのか。また、宇陀市が明け渡し請求や取り立て訴訟を起こしている事案はないのか。
家賃徴収については、どのような職員体制を組んでおられるのか。
職員の意識改革ということで、宇陀市の財政健全化のため徴収率をさらに上げるんだという使命感を持ってやらないと、いつまでたっても滞納額というのは減らないのではないか。
現在の空き家の公募の仕方は、どのような状況になっているのか。
特に古い改良住宅というのは現在の耐震基準に合っているのか。耐震性については大丈夫なのか。
宇陀市としてある一定の踏み込んだ方針を打ち出さないと、滞納整理も含めていろんな住宅問題というのは解決できないのではないか。
景気後退等さまざまな環境の中で、今後の宇陀市において、人口流出に歯どめをかけ若者の定住を促進させるための住宅施策、住宅環境整備をお願いしたい。
地方分権が進められる中で、今回の条例改正というのは、自治体においてそれぞれ異なった実情に応じて基準を定めるという拡大のためのものであるが、宇陀市の実情には合っていないのではないか。
以上、多くの意見、質問、要望が出ました。
議案第33号、議案第34号、宇陀市道路線の認定については、特に質疑はありませんでした。
以上3議案については、理事者側の説明、答弁により委員各位おおむね御理解いただきましたので、その後、3議案の議決の可否について採決が行われ、それぞれ可決すべきものと決定いたしました。その後、副委員長のあいさつの後、午前11時39分に閉会をいたしました。
以上、平成24年3月9日に開催をいたしました産業建設常任委員会の報告を終わらせていただきます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
以上をもちまして、産業建設常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第14、議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第33号、宇陀市道路線の認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第33号、宇陀市道路線の認定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第16、議案第34号、宇陀市道路線の認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第34号、宇陀市道路線の認定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第17、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)についてから日程第22、議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの平成23年度補正予算関係6議案及び日程第23、議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算についてから日程第36、議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算についてまでの平成24年度当初予算関係14議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました20議案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。
4番、井谷憲司予算審査特別委員長。
4番(井谷憲司君)
失礼いたします。議席番号4番、井谷憲司でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の御報告をさせていただきます。
当委員会は、3月8日の今期定例会2日目で付託された議案第10号から議案第15号までの平成23年度各補正予算関係6議案並びに議案第16号から議案第29号までの平成24年度各当初予算案14議案について審査するため、去る3月21・22日の両日、市庁舎大会議室において、全委員と議長及び市長、副市長、教育長並びに関係職員の出席により予算審査特別委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。
なお、議案第16号、第20号、第26号の3議案につきましては、附帯決議を付しての採決を行っておりますので、該当議案の審査結果報告の際、朗読をさせていただきます。
平成24年3月28日。宇陀市議会議長、中山一夫様。予算審査特別委員会委員長、井谷憲司。
特別委員会審査報告書。
本委員会は、平成24年3月8日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
事件番号、件名、審査の結果の順に申し上げます。
議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)について、原案可決。議案第11号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第12号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第13号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第14号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算について、原案可決。議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算について、附帯決議。行財政改革を緩めることなく、自主財源の確保に努め、市民に受け入れられる財政運営を行い、市民サービスの低下にならないように努め、市民への潤いと活力のあるまちづくりを行うこと。議案第17号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、原案可決。議案第18号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、原案可決。議案第19号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について、原案可決。議案第20号、平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、原案可決。議案第20号、平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、附帯決議。住民負担軽減と将来への投資を視野に入れ、時間軸を考えた保有土地の有効活用に努めること。議案第21号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、原案可決。議案第22号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、原案可決。議案第23号、平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について、原案可決。議案第24号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、原案可決。議案第25号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、原案可決。議案第26号、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、原案可決。議案第26号、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、附帯決議。経営健全化施設であることを認識の上、モニタリングを通じて指定管理者と連携を図り、今後の施設整備については十分精査を行うこと。議案第27号、平成24年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、原案可決。議案第28号、平成24年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、原案可決。議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算について、原案可決。
審査の経過については、21日の午前10時に開会し、私と市長のあいさつの後、付託された各議案の質疑に入りました。委員各位から多くの意見がありましたが、主な質問や意見の内容については次のとおりでございます。
このたびの補正予算の関係については、年度末に伴い事業の確定による補正が主なものでございます。
平成23年度一般会計補正予算(第7号)について、歳入では、地方交付税について、特別交付税の仕組み及び金額の確定はどうなっているのか。
分担金及び負担金について、子ども手当の現状と今後の変更についてはどうなっていくのか。
県支出金ついて、減額になった場合の県への手続はどうなるのか。
市債について、市債発行が減額になった場合の手続はどうなるのか。
歳入全般に関する質疑では、財産収入の不動産売り払い収入が減額になっているのはどのような理由か。
歳入につきましては、以上のような質疑がございました。
次に歳出に移り、総務費では、財政調整基金積立金があるが、今後合併による交付税の措置がなくなるまでに幾らぐらいの基金の積み立てが必要か。
民生費では、幼稚園、保育園の保育士の退職に伴う次の補充については、非正規より正規での採用が望ましいのではないか。
衛生費では、予防接種の減額について、周知徹底は十分なされているのか。
農林水産業費では、美しい森林づくり基盤整備交付金の減額はどのような理由によるものか。
土木費では、市道西峠山辺三線の減額についての詳細はどうなっているのか。
災害復旧費では、減額の詳細についてはどうか。
繰越明許費では、都市計画費の東町西峠線の状況についてはどうか等の一般会計補正予算についての質問がございました。
特別会計の質疑に移り、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)についてでは、今後の繰出金についての状況はどう考えているのかとの質問がございました。
さらに、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、設計等の委託に頼らず、職員の設計により減額できたことは大変望ましく、今後も努力をお願いしたいとの意見がございました。
補正予算関係の質疑は以上でございます。
続きまして、平成24年度の当初予算案関係でございますが、一般会計予算について、歳入では、初めに市税では、均等割課税についての状況についてどうなっているのか。
過年度分の滞納繰越額の予算への対応についてはどうなのか。
地方消費税交付金では、国で議論されている消費税の増税になった場合には、市への影響はどれくらいになるのか。
地方交付税では、特別交付税、臨時財政対策債の予算の見込みに対して、昨年の震災による影響はないのか。
県支出金では、生産林に対する事業で木材生産林育成整備事業の項目がないが、今後の予算化についてはどうか。
財産収入では、電気売り払い収入について、市庁舎の太陽光発電やその他の売り払い収入についての状況はどうか。
寄附金では、ふるさと応援寄附金について。
繰入金では、地域づくり推進基金の活用方法について。
繰越金では、今回の予算計上に関する繰越金の考え方について等の歳入面での質疑が行われました。
次に歳出では、初めに総務費について、総合計画後期基本計画の委託について、職員ではどこまでするのか。
人事考課システム導入の効果について。
広報の必要性に対し、うだチャンの今後の活用について。
住宅リフォーム促進奨励事業については、その目的は、商工会との連携については、周知の徹底については、また、予算の枠を超える希望者があった場合の対応については等の質疑並びにリフォームは各家庭の事情もあるので柔軟な対応をお願いしたいとの意見等々多くの質疑が行われました。
さらに総務費についての質疑では、過疎地有償運送事業の現状はどうか。
産業振興会議では、どのような議論が行われ、今後どうしていくのか。
まちづくり協議会の設立促進について、進めるに当たっては行政主導ではなく、地域主導で地域の自主性の推進を図ってほしい。
文化スポーツ振興団の解散に伴う減免の対応はどうなっていくのか。
使用料の徴収にあっては、活動の目的に応じて柔軟な対応をお願いしたい等の質疑がございました。
民生費では、社会福祉協議会の補助金の状況はどうなっているのか。
高齢者等サポート隊モデル事業とこれからのまちづくり協議会との連携についてはどうか。
衛生費では、各種がん検診の受診率の現状とこれからの周知について。
農林水産業費では、所管事業について、国の事業に乗っかっているものが多く、今後は市の独自性ある事業をもっと考えていけないか。
商工費では、ウッピー商品券の制度について課題が多いのではないか。
美榛苑の繰出金(施設改修分)については、妥当な支出であるのか。今後はどうしていくのか。
観光施設整備について、県と市の看板のデザインが景観的に一定の統一が必要だと思うが、どうなのか。
土木費では、近鉄の長谷寺7号踏切の事前調査業務の詳細について。
都市計画マスタープラン作成業務と総合計画のリンクについて。
旧榛原庁舎の今後の計画について。
室生口大野駅前整備での地域事務所と都市計画課の連携について。
橋梁の長寿命化調査について。
消防費では、市の消防団の現状の把握について。
防災行政無線の統一に向けての進め方について。
教育費では、小中学校基礎学力向上事業について。
中学校の耐震化の進捗状況について。
中学校の武道、剣道でございますが、この事業に市内に在住の経験者との連携を考えてはどうか。
子どもフェスタの今後のニーズについて。
学校給食の現状について等の歳出についても多くの質疑がございました。
なお、予算書の第3表「地方債」では、予算における臨時財政対策債の考え方についての質疑がございました。
特別会計、企業会計では、宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算では、この特別会計について基金を設けての運営にできないかとの質問がございました。
宇陀市歯科診療所事業特別会計予算では、今後の歯科診療所の方向性に関する質問がございました。
宇陀市土地取得事業特別会計予算では、関係する8用地について、このまま起債の償還だけで終えていくのか、有利な起債を活用し事業化していけないのかの議論が交わされました。
宇陀市国民健康保険事業特別会計予算では、宇陀市でも今後資産割課税を廃止する方向での検討はどうなのかとの質問がございました。
宇陀市介護保険事業特別会計予算では、介護認定の業務を行う桜井宇陀広域連合の桜井市、曽爾村、御杖村の現状についてのお尋ねがございました。
後期高齢者医療事業特別会計予算について、市民への保険料の値上げの周知はどのように行っていくのかのお尋ねがございました。
最後に、宇陀市水道事業特別会計予算については、今後の水道事業の統合についての質問がございました。
以上が質疑の概要でございます。
委員会の中では、これら多くの質問、意見等ございましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解をいただけたものと考えております。
しかしながら、先ほど御報告させていただきました3議案については、委員からも今後の運営に懸念する意見も多く出たため、審議の終了後協議を重ね、結果、附帯決議として委員会の意思を示させていただいたものでございます。
その後、議案ごとに採決が行われ、それぞれ可決すべきものと決定し、3月22日午後6時40分に散会いたしました。
以上で予算審査特別委員会委員長報告を終わらせていただきます。
議長(中山一夫君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告が終わりました。
ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第17、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第11号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第11号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第19、議案第12号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第12号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第20、議案第13号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第13号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第21、議案第14号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第14号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第22、議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第23、議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり)
反対討論ですか。
討論があるようですので、ただいまより討論を受け付けます。
まず、反対討論から。
反対討論がないようですので、これをもちまして、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第24、議案第17号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第17号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第25、議案第18号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第18号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第26、議案第19号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第19号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第27、議案第20号、平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第20号、平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第28、議案第21号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第21号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第29、議案第22号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第22号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第30、議案第23号、平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。(「議長、反対討論」と呼ぶ者あり)
討論があるようですので、ただいまより討論を受け付けます。
まず、反対討論より。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
議長のお許しを得ましたので、反対討論をさせていただきます。
議案第23号、平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について反対をいたします。
本議案は、75歳以上者の医療保険料の改定に伴い、平成24年度の特別会計予算として提案されたものですが、改定に伴う1人当たりの年間平均負担額は6万9961円、内訳は均等割額4万4200円、所得割率8.1%です。1人当たり平均引き上げ率は8.96%、引き上げ額は5752円にもなります。
改定については、去る2月21日、奈良県後期高齢者医療広域連合議会において、わずか18分間で可決されたものであります。当議会への報告もなく、県民には3月19日、県下一斉の新聞折り込みで周知されています。
そもそも本制度は、75歳という年齢区分で国保制度と切り離して収入の有無に関係なく均等割額を負担するものであり、後期高齢者というネーミング自体、長年社会に貢献してきた高齢者に対する失礼な言葉であります。民主党も制度の廃止を公約していたものであり、高齢者にとっては年金カットに続き介護保険料と後期高齢者医療費の引き上げで、トリプルパンチの状態にあります。高齢者が安心して暮らせるまちづくり、今こそ日本国憲法第25条の精神を生かす施策を要求して、私は本予算に反対いたします。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
賛成討論。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井太郎君)
賛成の立場から討論したいと思います。
今回の討論、反対がなければ賛成は一切できないというようになっております。会議規則の中では、反対から議論をさせ、なるべく交互にするということになっておりますが、そうではなく、反対がなければ賛成できないとなっております。これを踏まえて皆さんぜひ知っていただきたいと思います。
討論に入りたいと思います。
確かに高橋議員のおっしゃることもよくわかります。ただ、保険を長く続けていくということ、そして年齢間の負担ということを考えますと、若年層の負担というものは、これから先ますます大きくなっていくものでございます。これは医療保険だけでなく、年金もそうでございます。
今多くの高齢者の方々、お話をしておりましたら、自分の子どもや孫たちのことが心配であるということを聞くことが大変多いです。自分の子どもたちや孫たちのためにしっかりとした宇陀市を残してあげたいということや、しっかりとした日本という国を残してあげたい。そのために何か今自分ができることはないだろうかということを考えておられる方もたくさんおられるということもよくよくわかっております。ただ、その方だけでない大変苦しい方に対しても均等割をお願いしなければいけないところは心苦しいところではございますが、保険制度をしっかりと残していくということ、そして今後の宇陀市、そしてこの国が維持をしていくためには、一定受益をしていただいているお年寄りの皆様にも一定分かち合っていただく必要も出てくると思います。
今後このような制度が廃止をされ、新しい医療保険制度ができていくことや新しい年金制度ができていくときに、私たち若年層が安心をして暮らせるような仕組みをつくっていく、そしてそのようなことをしっかりと高齢者の皆様と議論をしていく、そのようなことを私は33歳の議員としてこれからも行っていきたいと思っております。
したがいまして、これから先、議論をしっかりと行っていく必要はございますが、今現在としては75歳以上の皆様に対して一定の御負担というものもお願いをしながら議論をしていかなければいけないというのが現状でございますので、そのことに御理解いただきまして、賛同いただけますように、どうぞよろしくお願いいたします。
以上です。
議長(中山一夫君)
ほかに反対討論ございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
この後期高齢者保険制度の中で反対の立場から1点申し上げておきたいなと、このように思います。
この保険制度、民主党の政権前に自民党によってつくられた制度でございまして、民主党もマニフェストでは廃止をすると言っておきながら、なかなか廃止のできない環境にあるわけでございます。
先ほど、若年者の方々が先を安心して暮らせるための一定の負担ということであるわけですけれども、この後期高齢者保険を支えるために政府管掌保険を含めた一般の社会保険の拠出金というものが膨大に膨れ上がっていることも事実でございまして、これはいわゆる若年者の健康保険組合に掛ける掛金が毎年上がっているということでございます。このことを十分やっぱり踏まえておいた中で、この後期高齢者の保険制度というものがいかに私たち国民のいろんな分野に影響しているかということを考えるならば、やはり全般的な見直しをやっていただかなければならないという保険制度であると私は考えております。
今民間のいわゆる社保庁で扱っておる社会保険事務所の中には、政府管掌保険もあれば企業別の健康保険組合もあるわけですけれども、そのほとんどがいわゆる後期高齢者保険制度ができたために、こちらのほうに大きな負担増という給付増という形で拠出をしていることを十分皆さん方御理解をいただきたいなというように思うわけでございます。
したがいまして、この奈良県の後期高齢者保険制度につきましても、議員の選出は、なるほど県下から選ばれるようになっておりますけれども、それはそれぞれの議員の個々の任期によるところでございますので、なかなか少数意見が議場に反映できないという制度になっておりまして、当時の自民党、いわゆる経営者層の皆さん方が考えられたそのポリシーというものがなかなか崩れていかないのではないかなと私は感じるところもあるわけでございます。
したがいまして、後期高齢者につきましては、その一部事務組合の議会制度も含めた改革を求めていかなければ、真に国民の声、市民の声、住民の声というものが、この保険制度にはなかなか反映しづらいというものを持っているということを御理解いただけるようお願いを申し上げまして、反対の立場からの討論とさせていただきます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
賛成討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第23号、平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第31、議案第24号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第24号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第32、議案第25号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第25号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第33、議案第26号、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第26号、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第34、議案第27号、平成24年度宇陀市立病院事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第27号、平成24年度宇陀市立病院事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第35、議案第28号、平成24年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第28号、平成24年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第36、議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第37、閉会中の継続審査について(議会運営委員会)。日程第38、閉会中の継続審査について(総務文教常任委員会)。日程第39、閉会中の継続審査について(福祉厚生常任委員会)。日程第40、閉会中の継続審査について(産業建設常任委員会)。日程第41、閉会中の継続審査について(市立病院建設・運営特別委員会)。日程第42、閉会中の継続審査について(行財政改革特別委員会)。日程第43、閉会中の継続審査について(美榛苑経営特別委員会)。日程第44、閉会中の継続審査について(議会改革特別委員会)。以上8件を一括して上程いたします。
議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を審査事件として、また、各特別委員長からはそれぞれ所管する審査事項について、それぞれ閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております8件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、以上8件について、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
以上をもちまして、本定例会に付された事件はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会の会期は3月29日まででございますが、会議規則第7条の規定により、本日で閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、これをもちまして、平成24年第1回宇陀市議会定例会を閉会いたします。
それでは閉会に当たり、竹内市長にごあいさつをお願いいたします。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
閉会に当たりまして、一言お礼のごあいさつをさせていただきたいと思います。
今定例会におきましては、条例の改正、補正予算、そして平成24年度予算の慎重審議の上、御議決いただきました。本当にありがとうございました。
今年度の主要事業であります大宇陀小学校の建設、市立病院、仮称ですが、メイプルパークの事業予算など、御議決いただきました。今年度の完成を目指し、安全に配慮しながら事業を実施していきたいと考えているところでございます。
デマンドタクシーも本格稼働します。その利便性も含めて利用、活用していただきたいと思います。
また、宇陀市の新しい政策として、宇陀市を元気にする、また活動する環境を誘導するために定住促進事業、そしてまた子育てしやすい環境のための予算、そしてワンストップサービスができるような担当課として子育て支援課を設置いたしました。よりわかりやすい組織運営をしていきたいと考えております。そして、その目的に合った効果が得られるよう、市民の方々の理解と協力をいただきながら実施していきたいと考えております。
また、かねてより準備会を設け、検討いただいておりましたまちづくり協議会の設置につきましても、その予算について御議決をいただきました。宇陀市が誕生いたしまして、7年目を迎えます。今までの地域の課題をあらゆることは行政が行う、管理運営も行うということではなしに、身近な問題につきましては、市民の方々みずから地域のことを考え、地域の社会福祉の向上、地域の発展のために議論をしていただき、行動してほしいと思います。そしてその支援に行政として支援しながら、そしてまた協力していきたいと考えておるところでございます。
今後社会経済状況も宇陀市を取り巻く環境も厳しく変動することが予想されます。行政運営、職員の意識レベルを、また行政執行に対しましても、より高めるようにしていかなければと考えているところでございます。
平成24年度は市立病院の工事が完成します。まだ工事中で御不便をおかけいたしますが、御理解と御協力をお願いしたいと思います。そして病院周辺の整備計画も検討したいと考えております。四季の風薫る宇陀市にふさわしい病院を心を込めて市民の方々とともにつくっていきたいと思います。
宇陀市のいい季節が始まります。市民の皆さんとともに宇陀市の桜を目で回りたいと思います。議員皆様方におかれましても、宇陀市の発展のために、調査研究とともに地域活動に御参画いただきますよう御期待申し上げまして、閉会に当たりましてのあいさつとさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
ありがとうございました。
閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
今期定例会は3月6日に招集され、本日までの23日間にわたり、過密な日程の中にもかかわらず、提案されました平成24年度予算案を初め、条例の一部改正案、23年度一般会計ほか補正予算案、人事同意案件等数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心に御審議賜り、適切、妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め理事者の皆様には、審議の間、常に真摯な態度で御協力をいただきましたことに対し、深く敬意を表しますとともに、本会議並びに委員会において議員各位から出されました意見、要望等については、今後十分御配慮の上、執行されますことをお願いいたします。
特に平成24年度各会計予算におきましては、市財政の大変厳しき折ではありますが、市民の負託にこたえるべく、節約の中にも市民サービスの向上に効率的に経費を配分されるよう強く要望する次第であります。
終わりに、議員並びに理事者各位には、くれぐれも健康に留意されまして、今後ますます御活躍されますことを御祈念申し上げまして、平成24年第1回定例会を閉会いたします。
ありがとうございました。
午後2時08分閉会