本文
平成24年3月8日午前10時開議
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田徳 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
12番 |
山本繁博 |
14番 |
山本新悟 |
15番 | 高橋重明 |
16番 | 小林一三 |
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
副市長 |
前野孝久 |
教育長 |
喜多俊幸 |
||
総務部長 |
菊岡千秋 |
企画財政部長 |
井上裕博 |
市民環境部長 |
大西茂 |
健康福祉部長 |
覚地秀和 |
農林商工部長 |
仲尾博和 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
出口裕弘 |
水道局長 |
藤本隆志 |
市立病院事務局長 |
竹内均 |
会計管理者心得 |
栗野肇 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
文化スポーツ振興団事務局長心得 |
中西靖記 |
大宇陀地域事務所長 | 南勉 | 菟田野地域事務所長 | 徳田準一 |
室生地域事務所長 | 松岡保彦 |
午前10時00分
議長(中山一夫君)
おはようございます。
議員の皆様には、御多忙のところ御参集いただきましてありがとうございます。
午前10時01分開会
議長(中山一夫君)
ただいまの出席議員は13名であります。
7番、峠谷議員、12番、山本繁博議員の午前中の欠席届が出ております。これを受理いたしております。
定足数に達しております。ただいまから平成24年第1回宇陀市議会定例会を再開いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
これより議事に入ります。
議長(中山一夫君)
日程に従いまして、日程第1、議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてから日程第6、議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての6議案を一括議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております6議案につきましては、所管の常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、6議案につきましては所管の常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
これらの議案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、日程第1、議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、峠谷議員、井谷議員、上田議員、山本新悟議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
これは、公営住宅は順番ではございませんか、後になるんですか。一括とおっしゃったので、今申し上げてもよろしいんですか。
議長(中山一夫君)
議案第1号からです。今は第1号です。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
おはようございます。
議案第1号から3までが提案理由説明の中で、地方公営企業の会計の変更ということで御説明をいただきました。資本剰余金が処分できるというそういうことなんですけれども、その背景としまして、地方公営企業の会計制度を大きく見直していこうというそういう流れがあると聞いております。その点について、また後ほどお伺いしたいと思いますが、まずこの水道事業の設置等に関する条例の部分について、新たな改正による措置、みなし償却というものを廃止するというそういうことで、資本剰余金を処分できるというそういう改正なんですけれども、これによってどういう影響が出ると考えておられるのか、水道事業に関しての現時点の見通しについてお伺いしたいと思います。
その前提として、これまでみなし償却というものを採用してきたかどうかということもあわせてお願いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
藤本水道局長。
水道局長(藤本隆志君)
今回の条例改正につきましては、国の地方分権改革推進計画に基づきまして、公営企業の経営の自由度を高めることの観点から、公営企業の資本制度を見直す内容が地域主権云々の第1次一括法の改正がございました。その中で、水道事業におきましても条例の改正が必要となってきましたので、改正を行わせていただくものでございます。
ただいま御質問いただきましたみなし償却についてでございますが、このみなし償却については今回は改正はございません。
それで影響といいますと、現在もみなし償却をしているわけでございますが、今後もみなし償却は当面続くということで御理解をいただけたらと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
議長(中山一夫君)
高見議員、よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第2、議案第2号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、当該委員の質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
先ほどの質問と同じ質問になりますけれども、この市立病院の特別会計について、これまでみなし償却というのを採用してきていたのかどうか、その点と、今回の改正でどういう影響があると考えておられるのか、お伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内均君)
お答え申し上げます。
今回、上位法であります法律が改正になったことによりまして、今回条例を改正させていただくものでございまして、従前と何ら変わらないという形で考えております。
従前から、資本剰余金の取り崩しにつきましては欠損金補てんの場合と、それから建物除去等をした場合の補てんの場合、その二つが認められてきておりました。従前から認められておったことが、その法律の根拠がなくなりましたことによりまして、今回改めて条例で根拠づけを行いまして従前と同じ流れに持っていくという形でございますので、病院としては何ら影響はないと考えております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
ちょっとそうすると私が勘違いしていたのかもしれないんですが、これはいわゆる地方主権改革一括法による見直しということで条例改正案が出てきておるんですが、その中に、今回は資本関係ということで改正がされたんですけれども、この条例提案では、みなし償却制度は、名前は正式には地方主権改革となってないですが、通称ということで、そういうようにさせていただきます。地方主権改革一括法の中にありますみなし償却制度の廃止ということは盛り込まれていないということなんでしょうか。
議長(中山一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内均君)
みなし減価償却につきましては、従前どおりでございます。
一括法で大きくこれから改正になっていくのは、もう一つ、資本剰余金と利益剰余金というのがございまして、利益剰余金のほうが、また来年度の条例改正には当然上程、お願いしていく形にはなってこようかと思いますけれども、それが現在法定の積立金等という形で法律で現在規定されております。それが地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律を改正されましたことによって、それが来年度の条例改正におきまして議会のほうで議決いただいて、それが各地方公共団体の自主性に基づいて範囲を決められると、利益剰余金の処分の方法を変えられるというような形に改正される予定になっております。
ですので、今回の資本剰余金につきましては、何ら大きな影響はございませんけれども、来年度の条例改正におきまして、利益剰余金の自主性が拡充、地方公共団体のほうで自主性が高められるというような内容になってこようかと思っております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
来年度の条例改正を今考えておられるということだったんですけれども、私のほうで伺っておりますのは、この今回のいわゆる地方主権改革一括法の中で、地方公営企業の企業会計の見直しということが大きなテーマの一つとしてあるわけですね。その前提となっていますのが、これは総務省のほうで平成21年12月に公表されております地方公営企業会計制度等研究会報告書というのがあるようです。インターネットのほうで出ておりますけれども、地方公営企業の会計基準がずっと昭和41年以来、大きな改正がされていないという中で、企業会計原則の考え方を取り入れていこうというそういう趣旨だと聞いております。
特に、やはり自治体病院の組織としていろんな組織が出てきている。地方独立行政法人や指定管理者を選択されている自治体も出てきているということで、そういう法人の場合は企業会計原則をかなり取り入れた会計を進めているというそういうことが言われております。ですので、同じ自治体病院でもそういう形態がいろいろ変わってきて、企業会計のやり方が変わってきているので、それをやはりわかりやすく比較できるようにしていこうというそういうことが背景にあるように伺っております。これは病院だけじゃなくて、例えば公共交通ですね、そういうことも、地下鉄とかバスとかそういうところを運営されている自治体などでも同じような考え方として挙がっているということです。
その中に、やはり一つ掲げられておりますのが、このみなし償却制度ということで、減価償却の詳しい仕組みというのは、なかなか私も十分に理解はできておりませんけれども、先ほど申し上げたような趣旨の中で、みなし償却制度の廃止、それから退職給付引当金の引き当てを義務化していこうとか、その他棚卸資産の価格について時価評価を義務づける、キャッシュフロー計算書の作成を義務づける、そういった改革案が出ております。その中で今回の昨年の一括法でこの資本の部分が改正されたということですので、その中には、みなし償却制度の廃止も入っているということなんですね。
ですから、今回の条例改正にはそれを入れられなくて来年度の改正にするというのは、どういう趣旨でそういうようにされているのか、今回の条例改正も一緒にできるのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
議長(中山一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内均君)
お答え申し上げます。
剰余金、今回は資本剰余金だけの条例改正という形でお願いしております。来年度、先ほど申し上げましたように、利益剰余金の条例改正を持っていく。といいますのは、この条例改正の施行期日が4月1日でございますので、決算が行われるのが来年度になります。ですので、利益剰余金の分については、まだ来年度の改正で間に合うという形で準則が出ておりますので、利益剰余金の分については来年度の3月の議会のほうで上程させていただいて改正をお願いすると。資本剰余金につきましては、今回当然いつ固定資産の除却等が始まるかわかりませんので、その年度内に全部処理をしなければいけませんので、今回条例の改正という形でお願いする。そういった形で、資本剰余金と利益剰余金を区分して条例改正をお願いするという形になってくるというような流れでございます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第2号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第3、議案第3号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、当該委員の質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
この議案の3番目の介護老人保健施設事業の設置等に関する条例という、これに特化した質問ではございません。今回の審議資料でも一括して今回のこの三つの条例については、その後にまだございますけれども、先ほどから申し上げております地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、昨年成立しました、いわゆる地域主権改革一括法に基づく条例改正ということで提案がされているわけですね。
全体的なことになりますけれども、この一括法の第1次一括法が42の法律を整備すると。それから第2次のほうが188の法律の整備ということで、その趣旨は当然皆様御存じだと思いますけれども、これまで国のほうで規定していたさまざまな基準ですね、義務づけ、枠づけといったそういう基準であったり、あるいは許認可というものを見直していって、そして地方の自治体のほうに、あるいはまた都道府県のほうに権限を移譲していこうというそういうことですね。それによって、条例制定によって独自のいろんな施策が基礎的な自治体のほうでできますよという、まだ財源の移譲というものが残っておりますけれども、いよいよ私たちが自分たちのまちづくりを独自のアイデア、政策によってやっていけるようにしようというそういう法律の改正なわけです。
いわゆるかかわっている法律なり政省令というのは、たくさんあるわけです。
例えば、この義務づけ、枠づけの見直しのところでよく話題にもなっておりますのが児童福祉施設、保育所などですね、そういうものの設備及び運営に関する基準、これを条例で制定していいですよと。もちろん政省令がありまして、提案理由説明もありました。この省令などに従うべきもの、あるいは省令の基準を標準とするもの、あるいはそれを参酌、難しい言葉ですが、参酌すべきものというような形で分かれておりますけれども、いずれにしても、これだけたくさんの、ほかにも例えば地域密着型の介護サービスなどについては基準を定めていくことができるというようなことも伺っております。そうしたさまざまな分権の流れの中で、昨年この法律を受けて条例整備をしなさいよと、そしてその条例整備が必要なものについては施行期日がことしの4月1日ですよということになっています。
ですから、今この議会でもっとたくさんの、それこそそれぞれの担当課のほうでかかわっているいろんな施策、それがこのいわゆる法律改正によって条例制定ができるものをしっかりと検討していただいて、ここに提案されているべきだと私は思うんですけれども、そうした感じが何点か今出てきておりますけれども、見えないなと感じております。その点についてはどなたに御質問していいのかわかりませんけれども、御答弁お願いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
第1次一括法の関係につきましては、企画財政部の企画課のほうで取りまとめをいたしておりますので、御答弁させていただきます。
今おっしゃったように、たくさんの法改正があるわけなんですけれども、これにつきましては県のほうからも講習会というんですか、該当するような部署についての通知もいただきまして、また私どもの企画課のほうが取りまとめをいたしまして、連絡を密にして必要な条例改正等を行っております。
確かに、180数件というお話があったんですが、それは法律で言えばそういうことでありまして、政令市とか指定市あるいは中核市というようなところにしか該当しないというようなことも出てきております。ですので、今回の改正の中で宇陀市に該当して来ておりますのは、今回させていただいておりますような公営企業でありますとか市営住宅の関係あるいは廃棄物条例の関係のほうの必要な、しなくてはならない改正のほうで対応させていただいておるということで、今回はこの3月に上程させていただいた条例改正で対応は足りておると考えております。
以上です。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
今、県のほうからもそういう話が当然出てきていると私も思いますけれども、やはり制度が大きく変わったわけですね。ですから、これまでのようにただ待っていても出てこないそういうところが、これまでは国から、あるいは県から、こういう方向でやりましょうというのが情報なり考え方なりが示されてきたと思います。もちろんそういう部分は今後もありますけれども、やはりそれぞれの地域に応じたまちづくりの施策は自分たちで考えてできる部分が大きく広がったということです。
ですから、やはり担当課の職員の皆様もその点をしっかりと意識をして、そしてその何かやろうという企画をされたときに、それが新たな法律の中で、先ほど三つの基準というものがまだ残っていることを申し上げましたけど、そこにどう該当していくのかということもしっかり考えて、そしてできることはどんどんやっていくことができるということですので、じゃあその財源をどうしていくか、そういうことも自主的に、あるいは主体的に考えていかないといけない、いけるようになったというそういうことです。
そういうことについて、昨年この法律ができてから、もう半年以上たっているわけですので、今出てきているこの6件について、もちろんこれは必要だということで出されておるわけですけれども、私はもっともっと住民生活に大きくかかわるそうした課題についても、もっとスピードアップして検討していかないといけないんじゃないかと思います。そうした大きな制度の変化に伴うまちづくりの進め方について市長はどういうように進めていかれようとしているのか、お伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
地域主権と言われて、今いろいろ国の制度というんですか、縛りというんですか、制度設計そのものが県におろされ、また市におろされ、町村におきましては県の事務事業という形になってくるわけでございます。
宇陀市はまだ今担当が申し上げましたように、該当する条例につきましては検討を進めていただいております。ですから、今後も担当職員のスキルを上げながら宇陀市の地域に合った、本来地域の自主性というんですか、それが本当に発揮できるような地域づくりをしていきたいと考えておりますので、そんなことも含めながら、やはり地方の時代を迎えているのかなと思うわけでございます。その分やはり職員の方々、議員の方々も含めて、市民の方々も宇陀市民だという意識を上げていただく努力をこれからしていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
3回目ですので、これは国の省令の縛りがございます。そういう中で県との協議もいろいろとしていかないといけないと思いますし、現場の状況も踏まえて対応しないといけないと思いますので、確かにすぐ机上の議論だけでできるものではないとは思いますけれども、やはり企画課を中心に、もっともっと全庁的な取り組みということが必要になってくると思いますので、その点をぜひお願いをしたいと思いますし、できましたら、この県との関係ということも重要になってきますので、副市長にちょっとこの制度の大きな改正に当たって、特に県との協議などについて、あるいは庁内での全庁的な取り組みということをどのように進めていこうとお考えになっておられるか、お伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
高見議員からの質問でございます。県との連携ということでございます。
実際市長も出席いたしまして、市町村サミットということで、県と各市町村長との間でもサミットを開かれているその中でも議題にも上がっておりますし、実務者レベルでも企画課を中心といたしまして、県のほうとの連携を密にして会議を重ねているところでございます。
宇陀市といたしましても、言うべきことは言わせていただくような形なりで県との連携を密にさせていただきまして進めていかせていただきたいと考えているところでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第3号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第4、議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
なお、この議案は産業建設常任委員会に付託いたしますので、山本繁博議員、小林議員、山本良治議員、井戸本議員、高橋議員は当該委員でありますので、質疑は御慮願います。
質疑はございませんか。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
先ほどは大変失礼をいたしました。
それでは、この市営住宅条例の改正なんですけれども、今回の改正も先ほど来の国の地域主権一括法の国の公営住宅法の改正に基づいた市の条例の改正ということだろうと思いますけれども、この改正による期待される効果についてお尋ねしたいと思います。と同時に、現行の市営住宅の入居状況、これもあわせてお尋ねをしたいと思います。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
改正に伴います効果ということで、多田議員の御質問にお答えさせていただきます。
今回の改正に係りますところによりますと、効果につきましては、整備基準という形で宇陀市長が定めるという形で、今まで国が定めておりました整備基準を市が定めることができるということで、非常に柔軟な対応ができるという効果は出ると思います。
それと、入居者資格の同居親族要件なり入居者の入居収入基準の改定等につきましては、現行どおりという形で、市民には御迷惑をかけることのないような改正でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
状況を。
議長(中山一夫君)
薄木建設部営繕課長。
建設部営繕課長(薄木康裕君)
営繕課の課長の薄木でございます。よろしくお願いいたします。
ただいまの質問であります入居状況ということで説明させていただきます。
現在宇陀市には603戸の市営住宅がございます。その入居といたしましては、3月1日現在でございますけれども、532戸が入居されておりまして、71戸が空き家となっております。
以上が入居の概要でございます。
議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
それ、地域別にわかりますか。
議長(中山一夫君)
薄木建設部営繕課長。
建設部営繕課長(薄木康裕君)
地域別で申し上げさせていただきます。
大宇陀につきましては、207戸中204戸が入居しております。菟田野におきましては178戸中167戸、榛原におきましては98戸中77戸、室生におきましては120戸中85戸の入居で、35戸が空き家となっております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
大変今の経済情勢というのは厳しい状況だろうと思うんです。その中で、特に新卒の若者の雇用も厳しい状況だろうと。フリーターやアルバイトで食いつなぐ、そういうような部分というのは非常に多いと思うんですけれども、今回の条例改正は、先ほど効果という形で建設部長のほうから御説明がございましたけれども、非常にその地域の事情に基づいて柔軟な取り組みができるということになっておるんですけれども、やっぱりそういう中でしたら、今市内の状況、市営住宅の状況を見ましたら、あきも結構あるように思われます。このあきを、これは条件、これまでの基準に当てはまらないからあいているのか、あるいはもう老朽化して雨漏り等々で改修の必要があるから無理なのか、そこらあたり、この今回の改正によって柔軟な対応ができるということによって、このあきが埋まる可能性があるのかどうか。それと、そのあきの理由ですね。
それとあわせまして、今現在、年齢的なこと、障害者も高齢になるに従いまして、非常にいろいろとふえてくるだろうと思うんです。また、若者単身者の入居も可能になるわけですから、そういうような方向によって、コミュニティが活性化するということも取り組みの中では効果として出てくるんじゃないかなと思われるわけなんですけれども、その3点について現在の考え方をお述べいただきたい。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
公営住宅のあきの状況ということでお答えさせていただきます。
あきの状況につきましては、老朽化が進み、改修不能というような状況の住宅もございます。
それともう1点、若者単身者入居についてでございますけれども、このことにつきましては、今回の改正では宇陀市としましては現行どおりという形で、若者単身という形は入居は制限されておりまして、単身入居の可能な範囲といたしましては、高齢者なり、いろいろな制限の条件がつきますので、現行どおりとさせていただきます。
それと、この若者をどういうようにそしたら入居させるのかという話もありますけれども、まだ公営住宅のあきもございますけれども、宇陀市内には民間のアパートもございますので、その辺を民活活用と、民業圧迫にならないように民活活用という形でも今後進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
多田議員、もう3回終わっております。
ほかにございませんか。
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
これ住宅の払い下げ等々言われておるけれども、この払い下げのほうはどうなっておるのか。そしてまた、室生の40戸ほどが空き家になっているけど、トイレがくみ取り式で水洗になっていないから、合併槽にしたほうが衛生的にもいいのと違うのかな。
そして、空き家は職員がちゃんと見に行っているのか、いつも。見に行かんと、それで今ようけあいているのと違うのか。係の者がちゃんとしているのか、その点ちょっとお伺いいたします。
議長(中山一夫君)
薄木建設部営繕課長。
建設部営繕課長(薄木康裕君)
失礼いたします。
まず、改良住宅の払い下げについてでございますけれども、現在その部分につきましては、1団地を調査いたしまして、現在手続のほうを進めさせてもらっています。ただ、入居者の御希望もあることから、なかなか進まないということもありますけれども、24年度におきましては、できるだけ土地の鑑定等をして払い下げを進めていきたいと、そのように考えております。
続きまして、浄化槽の件でございますけれども、室生の公営住宅につきましては、ほとんどがくみ取りであるということから、入居者からの要望もあるわけなんですけれども、ただ、これにつきましては、ただ単に浄化槽化するということでは市の単独費だけということにもなりかねませんので、今後県とも協議しながら、どういった補助があるかということも考えて検討してまいりたいと思います。
それとあと空き家の点検についてでございますけれども、ほとんど空き家状態になった場合はそのままの状態であって、かぎ等していますので、管理といったようなことはしていませんが、ただ、敷地の草刈り等といったことにおきましては年に数回管理を行っておりますので、建物の状態としては確認しております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
団地の合併槽、今一般のところでは合併槽やいやい言うておいて、そして家主である市の団地の中でくみ取り式って、それはおかしいん違うんか。家主はちゃんと衛生面に対して、あんな玄関の目の前にトイレがあるということは、えらいにおいして、これから夏になってくると余計においがしてきて、そのためにこの間、建設かそれで言ってあるんやけど、はいと返事はしてたんやけど、ちゃんとしたってくれ言うてあった。そして、この空き家のところも一日も早く予算化して若い者を入居者を募集してくれと言うているのに、全然進んでない。榛原のほうのところやったら、ようけ入ってはるわ。そら1万円で3月入れるねんもん、つり来るねんもん。そういうところがあるから、そやからもっと職員ももっと頑張って、早いこと空き家を整備したって入居者を入れてくれたらいいのや。あんた全然動いてないねん。いつもそうやろう、言うてるのに。机のところにへたってるだけやないか。何でそれ言うてるのに、何でそれ行かないのか。整備もせんなんところもありますやろう。なくなってあかんところもあるの違うの。そういうところも早いことちゃんと整備して入れてやってくれたらいいやんか。募集したら何ぼでも入るんやから。うちらのほうやったら引っ張り合いや。第一、もう2戸か3戸しか入ってない。あいてるところがない。それでも入れてくれ言うてるんや。そうやろう。
それで室生でもそうや。あれかってそらそうやろう。これから梅雨どきになったら、なおさらにおいします。そのときあんたに言いました。どうにもならへんのかって。聞いて聞き逃すから、そんなことになるねん。いつでもそうやろう。理事者側はいつもそう。はいはいだけやんか。それもう一遍、整備ちゃんとしてくれるのか、してくれないのか、検討してください。合併槽と。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
空き家の修繕に係りましては、先ほども申しましたように、浄化槽も含めてですけれども、県と検討しながら整備を図っていきたいと思います。よろしくお願いします。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
空き家みたいなん、何で県に相談せなあかんのですか。下水道とかはお金要るさかいしょうがないけれども、何で空き家を県に相談せなあかんのですか。市長と相談して、これこうなってますわと言ってつけてもらったらいいやんか。違いますの。何で県に言わなあかんのですか。
議長(中山一夫君)
薄木建設部営繕課長。
建設部営繕課長(薄木康裕君)
失礼します。
空き家の修繕についてでございますが、現在先ほども申し上げましたように、空き家の状態がまず多いということと、それと相当古い住宅については空き家がふえてきているということであります。あと、入居希望がある住宅につきましては、空き家を進めていきたいと思っておりますけれども、ただ予算の関係もありますので、その辺を見ながら空き家の募集をしていきたいと、そのように思います。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
今、山本議員の質問にも関連しますけれども、これも改正の趣旨としては、公営住宅の整備基準を国交省の基準を参酌してということですね。一番縛りが緩い、整備基準については縛りが緩い状況になっていますね。ですから、独自施策ということで進めていただきたいわけですけれども、この条例改正案のほうでは3条の2として市長が別に定めると、整備基準は市長が別に定めるというように規定を提案されておりますので、その別に定めるというのは、いつどの時点で、どういう考え方でされようとしているのかですね。
特に、また私も一般質問などでも質問したいと思っていますけれども、高齢社会になっていますので、そういう高齢者向きのいろんな住宅政策というのが国のほうでも考えておられて、その法律も昨年改正されたということも伺っておりますので、そういうことも含めて、やはり私もいろいろ公営住宅のほうを拝見していまして、榛原の北のほうでも、かなり古いもう何十年も昔の建物がいまだに残っていて、何とかそれを整備できないのかなという、地域づくり、まちづくりも含めてですけれども、そういうことも感じておりますので、今現時点では今申し上げたような状況の中で、この別に定めるということですが、いつどういうスケジュールで、どのような考え方でされるのかをお伺いしたいと思います。それが1点です。
それから、収入基準についても先ほどから議論が多田議員のほうからもありましたけれども、議案説明会で1回御説明いただいていますが、一応市民の皆様にも参考になると思いますので、国の基準としては幾らという基準が出ていて、それに対して市のほうでは、この障害者などの方には幾らであって、それ以外の方は幾ら以内というようなことをちょっと整理して、もう一度御説明いただいたらありがたいと思います。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
整備基準のことから御答弁させていただきます。
整備基準につきましては、国土交通省の公営住宅整備基準の要綱によりまして、本年中に整備基準を定めていきたいと考えております。
それから、入居収入基準についてでございますけれども、国の定めている額としましては、心身の状況とか世帯構成の区域内の状況を考慮して定めている額としましては、25万9000円が国の定めている額でございまして、宇陀市におきましては、現行21万4000円、これは現行どおりとさせていただきます。それから、低所得者の居住の安定を図るための基準といたしましては、一般の公営住宅でございます。これは15万8000円。これは宇陀市におきましても15万8000円と同額となっております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
先ほどから整備の話が出ております。本当に整備基準がこれから市で柔軟に対応できるようになってくるということで、先ほど現状の話につきましては、多田議員、高見議員のほうからも質問がございました。私のほうから今後ということで、財政にもこれは関係してきますので、もちろん明確ないついつとかいうことはなかなか言えないわけでありますけれども、先ほど若者向けということで、市によっては、財政の余裕のある市によっては、市独自で既にそういう若者を対象にした住宅等々を供給しているそういう市もあるというようには聞いておりますけれども、宇陀市になって今後市長のお考えとして、そういう柔軟に今の整備基準に伴って市として定住促進、また若者等々にやっぱり宇陀市へ来ていただくという考えのもとに、そういう整備ないし住宅の建てかえ等の計画が思いの中でもしあれば、お聞きしたいと思います。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
整備基準に基づく建てかえ等どういう検証をしているのかということでございます。
先ほども申しましたように、建てかえ等の検討もあるんですけれども、民間のアパート等がやはり空き家がかなりふえてきているという形で、民間の利用活用という形で、行政のほうもそういう公営住宅としての扱いという形で支援していきたいなという考えで若者定住を目指していきたいと、こう考えております。
以上です。
議長(中山一夫君)
井谷議員、よろしいですか。
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
旧4区の住宅の状況を聞かせていただきました。我が旧室生区において、120戸のうちの85戸が入居して35戸が空き家であると、こういう話であったわけです。
この中で、公営住宅と改良住宅の数、ちょっとお教え願いたいなと思います。
議長(中山一夫君)
薄木建設部営繕課長。
建設部営繕課長(薄木康裕君)
失礼します。
室生の部分においての改良住宅においては26戸の管理をさせていただいております。
以上です。
議長(中山一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
従来この件についても話が出ておったと思いますけれども、改良住宅についての入居率の悪さといいますか、あいているというのは、いわゆる何年でしたか、建築になってかなりの月日がたっておって、いわゆる結露が出たり非常に住みづらいということが従来から言われておりました。そのあたりが、いまだもって陸屋根で、いわゆるコンクリート建てですね。それがあるがために、冬になれば非常に住みづらいといいますか、結露を起こして、非常に特に年のいった方については非常に住みづらいというようなことで、かねてから言われておりました。
先ほども出ております水洗化ではないので、合併処理をせいというような話も以前からも出ておったわけですけれども、いまだもってくみ取り式ということで、住環境については非常にまだ劣っておる部分がございます。そんなところを今後しっかりと検証してもらわなければ、この空き家が30戸から35戸ですか、ある中で、ちょっと入居しづらい。
そして、先ほどから部長の話の中で民間との問題がよく出ておりますけれども、あくまでも家主はいわゆる市であるわけですので、市で既に建てたものをこれはやっぱり活用してもらう、入居してもらうということを努力をしてもらわんと、お金のことや、民間のことやと言うてもらうと、非常に今現在住んでいる人たちも、やっぱり住みづらいところで一生懸命生活をしていただいておりますので、これは年次計画をきっちりと立てながら、やっぱり市の持っている財産ですので、やっていただきたいなとこんなように思いますので、その入居について今後期限を切って、そして改良するなり補修をするなり、あるいは生活面にもう少し配慮しながらやっていくというその姿の考え方をお知らせ願いたいなと、こんなように思います。
議長(中山一夫君)
山本良治議員に申し上げます。
私のちょっと勘違いで、当該委員でございましたので、質疑は委員会でやっていただきたいとこう思います。
6番(山本良治君)
失礼しました。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井太郎君)
先ほど吉岡部長のほうから、若者や今の基準に合わない方や今の基準に合っている方でも民間の住宅を活用して補助を行っていきたいというような旨の御答弁があったんですが、それは今制度としてまず存在しているのか、そして、今方針は出されたんですから、具体的に、もしないのであれば、いつぐらいをめどにそのような制度というのはつくっていくというように考えておられるのか、少しこれからの予定や、どういうようにしていくのかというあたりをもう少し詳しく御説明いただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
この民間利用という形は既に今県とも協議させていただきまして、公営住宅法に基づく基準に合うアパートなりマンションを検討して、これが基準に合うとなれば、若者定住を目指したいことを考えていまして、そのことにつきましてはまだ確定ではないですけれども、そのアパートを市が借り受けて、そこへ家賃補助をするというようなことも考えていきたい、そういうことで若者定住を目指していく。といいますのは、公営住宅につきましては、これまで建築されてきましたのは約80平方メートル程度の世帯向け住宅という形で進めてまいりました。単身なり若者定住をするとなれば、50平米程度以下ぐらいが妥当な基準の広さかなということで、民間活用をしていくほうがいいのではないかということで検討に入っている次第でございます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井太郎君)
御答弁ありがとうございます。
今ほかにも農林課のほうからも、この予算で出ていますけれども、若者だけではないですが、新規就農をする方への支援であったりとか、多くのこの地域の定住もしくは就農であったり就業を促進するような施策が出ておりますので、そのあたりともぜひ連動して行っていただきたいと思いますし、ハード事業をそのようにソフト事業に変えていって柔軟な対応をしていくというのは、これからの流れを考える上でも大変重要なことであると思いますし、何よりも市が行う事業で民間の営利目的の活動を阻害することがあってはならないと思いますので、そこはしっかりと考えていただいて今後も行っていただきたいと思いますし、そのような形でぜひ進めていくように、年度をまたぎますけれども、24年度中に一定の方針を出していただいて、そのような形で進めていくように御検討をお願いしたいと思います。
以上です。
議長(中山一夫君)
よろしいですか、答弁。
ほかにございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
5番、上田徳でございます。いろいろと住宅、特に市営住宅についての論議がされておるわけですけれども、確かに市営住宅、古くなってきておりまして、非常に居住されている方々に御不便をかけておるのかなという気はいたすところでございます。
合併後、宇陀市として新たな住宅建設というのは計画的になされていなかったように私は記憶しておりますので、今後この合併という一つの区切りをもって、新たな計画的な宇陀市にまちづくりの中でどういった住宅を求めていくのかというようなことも論議をされていかなければならないのかなと思いますし、特に今ある市営住宅の中で、新たに全部でも603戸ですので、私、不勉強な部分で、どの程度の住宅が宇陀市の市民の皆様方に対する福利厚生的ないわゆる低所得者あるいはそういった方々が御利用いただけるための住宅として必要なのかというものもやはり算出していただきたいなと感じるところでございます。
民業圧迫というような話がありますけれども、市営住宅において民業を圧迫するということは、それだけ高額な所得の方々が市営住宅に入られるというケースではないかなと。あくまでも市営住宅の持っている趣旨というのは、この宇陀市の場合でしたら、収入基準ですか、月大体21万4000円、低所得者は15万8000円と。私の息子も榛原のほうに住まわせていただいておりますけれども、大体月々6万5000円ほどの共益費ともの家賃を払っているようでございます。
したがいまして、あと残りで家族を養いながら、相応の生活もやっていくというような現実の中で、やはり先ほど来ありますけれども、若者を中心としたそういった長期に、そして安定的に住める住宅というものをやはり構築していく必要があるのではないかなと。
その中で、合併特例債的なものがこういったものには適用されないのかどうか、その点一つお聞きしておきたいなと。合併特例債が使えるのであれば、やはり新たな合併特例債期限が切れるまでに起案をし、計画を進めていけば、他市に比べて効率的な建設ができるのではないかなと思いますし、宇陀市のまちづくりの中で、そういったことも一つの選択肢の中に入れていただいて、そして今ある住宅の中で空き家を中心に再構築のできるようなものがあるのではないかなと感じるわけでございますので、そういった長期展望の中に、平成24年、今年度中にそういった整備計画が立てられるということでございますので、当然それを待てばいいわけなんですけれども、きょうのここでもかなりそういった市営住宅に対する関心というものが市民の皆様方にあると思いますので、ひとつそういう観点から御答弁いただければと思いますので、よろしくお願いします。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
公営住宅の建築なんですけれども、公営住宅といいますのは、家賃収入があるというようなことが前提になっております。ですので、建築にもたしか補助金も当たっておるんですけれども、その補助金の裏、市の単独分については、合併特例債のほうは、やはり一種企業的な考え方から認められておらないと、このように理解いたしております。
しかし、起債、いろいろソフトといいますか、柔軟になってきておりますので、もう一度ちょっと確認させていただきますが、私の認識といたしましては、合併特例債は充てられないと考えております。
議長(中山一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
市営住宅には、先ほど来、入居制限というものがあるわけでございます。それは何のためにあるかといいますと、やはり市民の皆さん方の民間で言う福利厚生という考え方の中で、ある一定のレベルに達する次元まで、持ち家を持てるまでの間の援助かなと、こういうように思うわけでございます。
したがいまして、先ほど来、民業の中で民間のそういった住宅を利用して、そして市営住宅としてある程度の規約の中で運用していくという話もございますので、そんなことも含めまして、企業でもやはり自分たちの社宅を持つことよりも、そういった民間の物件を自社の借り上げ物件として借り上げて、そして5年、10年、15年といった一定の可処分所得が到達できるまでの間は、そういう形で会社のそういったいわゆる福利厚生費の中での対応というものがあるわけですから、市のこういった低所得者を中心とした方々に御利用いただく住宅という考えと、それから市長が常々考えておられます定住促進ということで特に若い方々に定住をしていただくということになってきますと、それなりのやはり住環境が求められるのではないかなと思うわけでございます。
類似市の例を見ましても、すばらしい住宅を建てて、そしてどうぞここで住んでくださいといったような提案もあるわけですから、一つの政策としては、やはり一考を求められるのではないかなと考えるわけでございますので、駅前を中心にいろいろと広場もございますし、早く利用しなければならない公用地もあるわけでございますから、そういったものを利用していただいて、そして早くにこういったものはしていただきたいと。
若者の定住もさることながら、非常に人口流出が大きい原因の中に、やはり住宅があるのではないかなと考えるわけでございますので、そういった流出人口を抑制するという立場からも、早期な考え方というものの中で、財源が合併特例債が使えないということになれば、それに類する裏予算が確保できるようなものがあるのではないかなと。いろいろと見ましたら、かなりの部分の中にいろいろと財源立てができるようなシステムもあるやに感じますので、ひとつその点も御考慮いただいて、今住まわれている方に新たな住宅を提供していくという立場も含めて環境を改善されるということを希望していきたいと思いますけれども、そういった部分で、もし御回答いただけるのであれば、お願いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
再度申し上げますと、公営住宅建設につきましては、国の補助金はあるということです。その補助金の裏については、先ほどからも申し上げておりますように、家賃収入があるという前提で考えております。起債はできないことはないんですけれども、これについては交付税措置は何もないというのが原則でございます。
ですので、何で合併、宇陀市は合併したんですから、公営住宅には充てられないのかというのは、ちょっと今考え方はそういうことだということでちょっと御理解いただきたいんですけれども、公営企業的な考え方だということでございます。
ですので、財源として、突然建てるのに補助金の裏側についてすべて市の一般財源でやらなくてはならないということではないということだけ申し添えさせていただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
上田議員、よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、産業建設常任委員会に審査を付託いたします。
ここで午前11時20分まで休憩いたします。
午前11時09分休憩
午前11時20分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、日程第5、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
なお、この議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、大澤議員、多田議員、勝井議員、高見議員、堀田議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第6、議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、当該委員は質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
この産業廃棄物処理法改正なんですけれども、宇陀市におきましても、今現在、産業廃棄物にかかわる問題が幾つかございます。今回のこの国の改正というのは、市そして業者そして市民というような形で、幅広くきめ細かな改正がなされているんじゃないかなと私は思っております。不勉強ではございます。国の改正のポイント等々につきましても、細かく改正点、そしてそれが及ぼす効果あるいは影響等々について理解はまだ深めておらない状況なんですけれども、担当部署ということで、今当面産業廃棄物の問題を抱えておるわけなんですけれども、この改正について、市の条例改正につきましては技術者のみということなんですけれども、なぜこの技術者だけの問題なのか、あるいはそれ以外に、もっともっと今抱えている問題に関して改善できる余地があるのではないかなという思いがするんですけれども、国の改正、そして市の今回のそれを受けた改正、そして今現在抱えている問題についての今後の取り組み、そういったことについて、これを端緒としてどのように今後考えていくのか、そういう点についてお答えをいただきたい。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
失礼します。
今回の改正についてでありますけれども、これは廃棄物処理法施行規則で全国一律に定められております一般廃棄物の処理施設に置く技術管理者の資格要件のうち、市町村が設置する一般廃棄物処理施設に置く技術管理者の資格要件については、地方公共団体の条例で定めることになります。また、資格要件にあっては、廃棄物処理法施行規則で定める基準を参酌して市町村が定めると、こういう形になっておりますので、今回その市町村で定めなければならないということで、宇陀市のほうは国で示しています参酌基準をもとに今回条例を改正させていただいたという形になります。
したがいまして、産業廃棄物等々、今議員さんが仰せられているものにつきましては、あくまでも許可権限が国、県にあるものでございますので、今回の改正内容とはなっていないということで御理解を賜りたいと思います。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
それでは、地方公共団体というのは県も地方公共団体でございます。産業廃棄物のそもそもの発端というのは、まずもって県に対する届け出、これがスタートをしておるということでございます。
ところが、一つの改正のポイントの中で、改正法第5条第2項というのに土地所有者等の通報努力義務というのがございまして、「それぞれ土地所有者又は占有者は、その所有し、又は占有し、若しくは管理する土地において、他の者によって不適正に処理された廃棄物と認められるものを発見したときは、速やかに、その旨を都道府県知事又は区市町村長に通報するように努めなければならない。」云々というのが明記されているわけなんですけれども、例えば県は、まことに申しにくいとは思うんですけれども、県の対応、体制というのは、この改正によって変わりますか。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
先ほど来申し上げていますように、今回の改正は一般廃棄物に対する改正でございますので、何ら変わらないと思います。
議長(中山一夫君)
多田議員、よろしいですか。
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
一般廃棄物の入札方法はどのようにしておるのか、また、それは2社か3社で随意契約でしておるのか、それを聞きたい。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
ごみの収集等について随意契約という話でございますけれども、これにつきましては、いろいろな各地域で契約方法、合併した当初からの契約をしております関係上、それを引き継いできているというのが現状でございます。一度合併してから入札も行ったと聞いておりますけれども、不落でどうしてもできなかったと、こういうこともございまして、今現在その契約方法については今後重要な検討課題ということで今も検討を進めておりますけれども、なかなか直接市民にかかわる問題でございますので、だれでもあすからできるというのはなかなか厳しい状況にございますので、何らかの措置で今後検討してまいりたい、このように考えております。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
そしたら、ほかの業者の何はなかったのか。また、これは合併市になったんやから、新たに入札したらどうやねん。随意契約、随意契約で何年も随意契約していたら、単価かって同じ単価ばかりになってしまうん違いますの。入札したら何ぼかは変わってくるやろうけど、入札せんと2社なら2社、3社なら3社でずっとこのままの状態で行ってたら、住民かって単価も、ごみかって何ぼでも上がってきたら困るのは住民だけで、市も困るし、安ければ安いほど市もよろしいけれども、今後応募して入札したらどうやねん。
議長(中山一夫君)
山本新悟議員に申し上げます。
当該委員でございますので、委員会で質疑をお願いいたします。私のちょっと勘違いでした。
14番(山本新悟君)
何も名前呼ばれなかった。
議長(中山一夫君)
1回言ったら、もうずっとこれからは1回限りで、一々議案ごとには申し上げません。一番最初の議案のときに申し上げておりますので、1回ずつ議案ごとに申し上げるということはしないで、1回だけで済まさせていただいております。
ほかにございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
関連になりますけれども、この技術管理者の資格要件ということで、これは環境省令を参酌してですかね、この基準は、ということでの条例制定なんですが、その資格要件について、これは全く環境省令と同じかどうかということをもう1回ちょっと確認したいのと、その資格要件について大ざっぱで結構ですので、大体どんな要件かということをお知らせいただけますか。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
資格要件でございますけれども、技術士法という法律がございます。それに準ずる者あるいはまた技術士法第2条第1項に規定する技術士とか、あるいは廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第8条の17の第2号イからチまでに掲げる者あるいは前3号、今言いました者と同等以上の知識及び技術を有する者と、こういう省令がございまして、ここで定められていると。うちの宇陀市の場合におきますと、これと全く同要件を満たした市の職員がおりますので、2名、宇陀市クリーンセンターのほうに配置しておりますので、十分これに適格しているということで認識をしております。
したがいまして、国の参酌基準と同じものを条例に当てはめたということで御理解を賜りたいと思います。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
わかりました。
ちょっと関連で、先ほど今回は一廃の話ですので、産廃ではないというお話でしたけれども、重要なことだと思いますので、お伺いします。
皆様御存じのとおり、東日本大震災で瓦れきの処理が進んでいないということは、最近よく報道でも1年がたってまだ処理が約5%ぐらいしかできてないということが言われております。国のほうは広域処理ということを進めようとしておりまして、報道では財政支援も考え始めているということなんですが、この広域処理に関して宇陀市はどういう考えなのか、それをお伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
宇陀市といたしましては、炉が24時間対応の炉ではございませんので、今現在例えば3月ですと、ごみの焼却量がなかなか進まないということで、2時間ぐらいの残業が入っております。そういった関係で、宇陀市のクリーンセンターのほうでは、なかなか処理する能力がないということで県のほうにも報告しておりますし、なかなか焼却に御協力することはできないというようなことで御理解を賜りたいと思います。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
といいますのは、これいろんなやっぱり関心が高いことですので、こちらにおられる議員の方にも連絡が来ていると思いますけれども、市民団体などから問い合わせが入っております。その中で市長に対して、これは奈良県の市民グループの方ですけれども、全市町村に対して公開質問状を送っておられます。
その中で、瓦れきを受け入れますかという質問、それから奈良県行政が受け入れ表明した場合の対応、近隣県、近隣市町村が受け入れ表明した場合の対応ということで質問が来ておりまして、宇陀市はもちろん回答をされております。今の順番でいきますと、瓦れきは受け入れない、それから奈良県が受け入れ表明しても受け入れない、近隣県が受け入れ表明しても受け入れないように要望するというそういう回答がされているということが、もうホームページで公開されています。
これについて、どういう検討をされて庁内でそういうことを回答されているのか。今おっしゃったことでは、人的キャパシティーが余裕がないからという御説明だったようですけれども、やはりこの問題は私たち、これは住民の方も含めて一人一人がこれまで精神的な、あるいは資金的な援助ということを東北地方にしてきたわけですけれども、具体的にこの瓦れき処理が今2500万トンと言われています。その中で、特に岩手県、宮城県の瓦れき処理について広域処理を進めていただきたいというのが国の方針です。ですから、東京都が表明されていますけれども、それ以外に静岡県の島田市ですか、受け入れ表明を市長がされておられます。
そういう中で、やはりこれはもう当然産廃はどういう自治体でもそれは受け入れたくないし、それから今回のような放射能が関係しているという可能性があるという中では、当然否定的な回答というのは一番リスクが少ないことだと思います。
しかし、宇陀市は震災後直ちに市長を初めとして気仙沼、田村市、二本松市に行かれて支援表明をされておるわけです。今報道でも、その現地の方々がやっぱり1年たって非常に展望がないというそういう思いの中で、これからいよいよ復興というものが進んでいかないと展望がなくなってしまう。そういう中で、じゃあ他の地域の私たちも含めてどういう応援ができるのかということが問われているわけで、その復興の大前提として、瓦れき処理ができなければ復興は進まないということはもう明らかです。そして自分たちの自治体の中では、当然岩手県だと11年分、宮城県だと19年かかってしか処理できないそういう状況です。
ですから、受け入れない、受け入れない、奈良県が表明しても受け入れない、近隣県が受け入れ表明しても受け入れないよう要望するというそういう回答をされているわけですけれども、本当に日本の中での今の状況を踏まえて、もし私たちのまちが被災した場合、地震が起こるかもしれませんね。そのときに当然産廃は出ますね、瓦れきが。それをじゃあ今度どうやって、どこに受け入れていただくのか。そういうことも含めてしっかりと検討されているのか、その点についてもう一度お伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
失礼します。
この件に関しましては、電話の問い合わせがあった関係で答えていると思いますけれども、不安等をかけないためにもキャパ的に無理だということで、そういう回答も含めたんだと思いますけれども、国の示す基準もなかなかあいまいな状況で進んできておる状況で、再度必要となれば再検討もしてまいりたいと。今現状では当然受け入れられないというようなことで御理解を賜りたいと思います。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
二つほど質問をしていきます。
まず、今も論議の中にもあるわけですけれども、その基本となることは、いわゆる宇陀市の廃棄物については一般廃棄物処理基本計画というものが当然なされていかなければならんというように思うわけですけれど、合併を18年からこちらのほうで処理計画、基本計画を立てておるかどうかというのが1点と、それから一般廃棄物の専門部門のいわゆるそれぞれの技術関係を言っておるわけですけれども、その収集運搬につきましても該当してくるだろう、市が一般廃棄物の場合は許可しますので、それらも該当してくるのではないかなと。と申しますのは、今現在この宇陀市の中で下水道処理区域あるいはそうでない合併処理によってやる区域というものをやっておるわけですけれど、その中でくみ取りを依頼をしていくと。そんな中で、それぞれ大体もともとは5人用、7人用、10人用というような形の中でタンクを伏せてきておったわけですけれども、しかし、最終的に年に1回くみ取りをかすをといいますか、それをとらなければならんというような法律の中で進められておりますけれども、各家庭において最近何か収集するのに単価が違うというようなことが多く言われてきております。そのあたりを業者とのどんな形で、従来どおりの旧村単位でやっておるのか、新しく市になって、後処理について費用について論議をされてきておるのかどうか、そのあたりをお聞かせ願いたいなと思います。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
今は、し尿処理の関係の御質問だと思いますけれども、室生地域にありましては、別途搬送料として、宇陀市のほうからトン当たり2円40銭ですかを加算して、うちのほうから使用料としてお支払いしているというような関係で、あとの市町村につきましては、もうし尿処理センターのほうに搬送していただいていますので、各家庭によって変わるとか、そういうことはないとうちは思っております。(発言する者あり)
作成されておりますけれども、今後はごみ焼却場にしろ、広域化というのが市町村サミットのほうでも検討されておりますし、許可権限等もかなり5万人以上でないと新しくごみの焼却場がつくれないとか、こういうような人口圏の問題も出てきておりますので、県としては広域化という形で今後進めてまいりたいということで、宇陀市のほうもその方向で進んでいきたいと、かように思っております。
議長(中山一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
くみ取り料の話ではなしに、合併処理の場合、1年に1回スカム等々をとるようになっておるわけです。それも業者に個々において委託をしていくわけです。検査とともに、検査は検査、協議会においてやっている部分と、それから業者がやる部分とということで仕分けされておるわけですけれど、その年に1回スカム等を取り除くその作業の中で費用が生じてくるわけですけれども、各家庭によって料金が違うというようなことも言われております。そのあたりを基本をきっちりと市と交渉しながら一つの線を出していかなければ、ばらばらではやっぱり混乱を起こすのではないかなと、こんなように思うわけです。
先ほど部長が答えていただきましたリットル当たりの処理料、搬送ですか、それは決まっておると思います。ところが、合併処理槽そのものの清掃費といいますか、年に1回やらなければならんということになっておるわけですけれども、そのあたりの料金がばらばらであると、地域によってはばらばらであるというようなことも聞かされておりますので、これは行政がきっちりと収集運搬を委託している以上は、きっちりとした線を出さんことには混乱を起こすのではないかなと、こんなように思うわけですけど、そのあたりはどうですかということです。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
きっちりとされているように私は思っておりますけれども、再度確認して周知徹底今後してまいりたいと、かように思います。
議長(中山一夫君)
山本良治議員、よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第7、議案第7号、宇陀市税条例の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、大澤議員、多田議員、勝井議員、高見議員、堀田議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
この問題につきましては、増税の条例提案でございます。そういう意味では、市民の懐に大きな影響を及ぼしますので、私は該当委員を外れておりますので、本日質問させていただきます。
提案されております議案第7号の14ページですか、附則のことで、ちょっと二、三質問をさせていただきます。
この問題は御承知のように、昨年の第179国会、いわゆる12月に終わったわけですけれども、第3次補正のときに国会で審議をされ、東日本の震災について財源をどう確保するかという、たしか19兆円の見込みの財源確保の中で成立された条例に伴う地方条例の改正だと私は理解をしております。
一つは、これ、たばこ税の増税でございますが、一つは考え方としては、健康管理の問題上、肺がんという形でのたばこをもっと値上げすれば、それだけ喫煙者が減るのではないかという考え方もあったんですけれども、安易にたばこを増税することが簡単になるということで、まして地方では重要な歳入財源になっておりますので、こういう形になったと思いますが、国会論議を私も思い出してみますと、当時法人税が減税になったわけです。復興財源を求めながら、片方では法人税を下げるというのは、おかしなことをするなと私も考えていたんですが、法人税については5%を引き上げて、後ほど3年間は10%を戻す、不課税にするというのが決まっておりますし、個人所得税もこれ同時に上がっているわけですね。当初10年間の立法だった予定だったんですが、いつの間にか25年間にわたって所得税も増税していくと。地方税については分離課税の10%の税額控除を廃止するということは、その分だけ増税になりますね、10%は。
それともう一つは、市民の均等割を500円加算するということですが、国会審議はたしか1000円というように出ておりました。これは県税も絡めてかなと私は理解したんですが、これはまず地方税の均等割が直接市民に影響するわけですが、世帯割に今まで、均等割というのは基本的には世帯に課税しておったわけですけれども、所得には課税されなくても均等割はかかると。これは世帯だけではなくて、所得のある方にも均等割はかかるようになっているんでしょうか、この部分についてはどう解釈したらいいのか、ちょっとその点だけ詳しく御答弁いただきたいと思いますが。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
まず1点ということですので、均等割。個人市民税の均等割といいますのは、今現在、県は年額1000円、それから宇陀市は3000円と、こういうことになっております。おっしゃるように、年間1000円といいますのは、それぞれを500円ずつ引き上げるということでございますので、私どもでは、この500円の引き上げを一応国の基準として打ち出しておられますし、またこれをきちんと500円上げないということは、交付税上も補てんされないということになります。
それともう1点、県下市町村も500円ということで対応するというように聞いておりますので、今回私どもは500円を引き上げたいと、このように考えております。
ただし、これは実際には平成26年度の個人市民税の課税から10年間、35年度までの10年間と、こういう予定でございます。
それと対象者なんですけれども、今現在私のほうで聞いておりますのは、個人市民税の均等割が課されておられる方は納税者1万4000人と聞いておりますので、700万円の増収になるのかなと思いますけれども、これは平成26年度の納税者ということになりますので、一応今の数字からいくと700万円と、こういうことになると思っております。
議長(中山一夫君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
提案にございますように、26年度から10年間というように時限立法的であるんですけれども、現在県の目的税として森林環境税が1世帯当たり500円課税されております。これは時限立法ではなく、永久的にずっとかかっていくわけです。これは10年間はいただきますよということになりますと、それから下がることになりますね、それを過ぎると。こういうやり方は、まさに防災の施設なり予算に使うためにという目的になっていますので、そうなると、逆に言うたら10年では終わらんの違うのかなと私も疑問視するんですけれども、今のお話でしたらもう一度詳しくお聞きしたいのは、例えばパートさんに行きはって65万円を超えますと、所得はかかりませんけれども、均等割はかかりますね。だから世帯割だけなのか、所得のプラスでもある人にもこの分が該当するのかをちょっとお聞きしたという意味なんです。
だから、今人数が1万4000人とおっしゃったら、例えばシルバー人材センターへ勤めておりますと、65万円を超えますと所得として均等割が課税されるんですね。そういう人にも今度のこの条例も適用されるのかどうか、その点だけちょっとお聞きしたいと思います。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
ちょっとまた確認はさせていただきますけれども、昔は例えば均等割というのは例えば御夫婦で納税される場合に、例ですけれども、御主人のほうに均等割が課されておれば、配偶者といいますか、そちらの方が納税者であっても片方には均等割は課されないというようなことで、私が以前税務課でおったときにはそういうことだったと思います。
ただ、世帯で1人だけということではなくて、そういう関係の均等割の課税でありましたので、私は今現在1万4000人ということで平成24年度予算も均等割の納税義務者はそのように聞いておりますので、700万円とお答えいたしました。ちょっと申しわけないんですけれども、そこまで担当課へ確認しておりませんので、しかし1万人程度は課税されるということは間違いないと思います。
それから、この500円の件ですけれども、10年というのは逆におかしいのではないかということなんですが、おっしゃるように、この目的は、東日本大震災を受けまして防災体制の整備に充当しろと、こういうような形で打ち出されております。ですから、我々としましては、この3年間ずらしていただいているということも含めまして、通常の防災なり消防の予算というのは、これはもう当然こういう引き上げがあってもなくてもしていくことなんですけれども、やはり宇陀市なら宇陀市独自で考えていけというようなことであると私は理解いたしております。危機管理課のほうに聞きましても、そういうことでよいということですので、26年度までに、できましたら24年度中にでも、この財源が例えば10年間でありますと5000万円から7000万円ということになるわけですので、そういう中で1年間検討して、やはり防災に充てるという考え方で検討していくことになるかなと考えております。
議長(中山一夫君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
私も3回目でございますが、十分予算審議でもこの問題が出てくるのでは、既に予算書の中には増税が計算されていると理解しておりますので、予算の中でまたいろいろ質問させていただきたいと思います。
以上で終わります。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第7号、宇陀市税条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
ここで午後1時まで休憩いたします。
午前11時58分休憩
午後1時00分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
12番、山本繁博議員より午後3時までの欠席届が提出されております。これを受理いたしております。
議長(中山一夫君)
次に、日程第8、議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、大澤議員、多田議員、勝井議員、高見議員、堀田議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
そうしましたら、今回宇陀市大宇陀歴史文化館条例ということで、文化館「薬の館」に当初特定だったものが今回あぶらやが追加されるということで、今後この条例の中に追加といいますか、加わっていこうというような今後の予定ないし計画等ございましたら御答弁をお願いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
出口教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(出口裕弘君)
失礼します。
ただいまの質問でございますけれども、これからの方向ということで、どのような扱いをするかということですけれども、御承知のとおり、あぶらやは伊勢街道の本当に史料という文化財の建物の中でも旅籠という建物はなかなか珍しいものでございます。それで、それを活用することによりまして、住民に対するいろんな歴史の教育の中でも示すことができますし、地域の発展のための拠点ということにもなりますので、今後は史料をたくさん展示して、そしてまた、その付近に来られる観光客等によります休憩の場所とし、また観光案内の拠点とするようにして考えております。そして学校関係におきましては、小・中学校の郷土の学習会やあるいは社会見学の場として行いたいと考えております。
そして文化財の講座を市独自で定期的に行って、市民にもその辺を勉強していただきたいなと思っております。そして貸し館としてその場所を利用してもらいまして、会議や集会等をやっていただくということで進めてまいりたいと思います。
文化財を有効に活用して今後とも観光の振興や地域の活性化に向けて生かしていきたいと考えております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
先ほどの質問は、今後この条例の中に追加されるであろう物件の予定ということでさせてもらったんですが、今の内容もそれはそれで結構ですので、今2回目の質問ということで、この条例に今後追加されるであろう物件のもし予定があれば、なければ結構ですし、あればお答えいただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
出口教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(出口裕弘君)
今回はもうあぶらやということで、市の文化財指定をした物件ということでさせていただきました。また今後そのような物件が出てきましたら、歴史的価値がありましたら、そのように追加していきたいと考えております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
井谷議員、よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程第9、議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、峠谷議員、井谷議員、上田議員、山本新悟議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
当該委員でございませんので、この機会に御質問させていただきます。
ここに書いてありますように、第5期、3カ年間の24年から25年、26年の計画ということで提案されておりますし、一昨日、机上に詳しい資料まで添えていただきましたことをまず感謝申し上げます。
これを見ておりますと、かなり医療費の伸びが激しいという中での介護保険の改定でございます。平成12年度に介護保険法ができまして、既にもう10年たったわけですが、当初はたしか旧榛原町ですが、2900円ぐらいだったと思うんですが、今回これを見ますと4700円、基準額が4700円ということになりました。御苦労なさったことはよくわかりますが、今回の改定は、この表を見ますと段階を細かく上げたわけですね。今までは、たしか6段階か7段階だったと思うんですが、今はこれ8段階、9段階になるんですか。その意図は、多分高額所得者に負担を求めようという考え方だと思うんですけれども、私、実は介護保険制度については12月議会で一般質問させていただきました。その中で、国がなかなか定まらない中での各市町村が困惑している状況をあのときに説明いただいたわけですが、基本的には県財政調整基金を投入していただきたいということと、さらに市としても介護準備基金がありますから、それも取り崩して住民の負担を少なくしてほしいということで、あのとき一般質問させていただきました。この追加資料を見ますと、その部分は確かに反映はしておりますが、それを反映しなければ5259円になると。それを抑制して4700円になったという説明をいただいているわけですが、たしか県のほうから、国の指導で県の財政調整基金の取り崩しは宇陀市は幾らあったのか、それとあわせて市としての独自の介護準備基金の取り崩しは幾らだったのか、その点まず第1点お伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
覚地健康福祉部長。
健康福祉部長(覚地秀和君)
失礼いたします。
ただいま御質問いただきました介護給付費の準備基金の取り崩し額という形ですが、県のほうから財政安定化基金の取り崩しに関する交付をいただいています今内示の段階ではございますが、3008万6727円、この額で内示をいただいております。また、市の基金に係ります介護給付費準備基金の取り崩し額につきましては、3年間で1億6100万円を予定しておるところでございます。
以上です。
議長(中山一夫君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
それを活用してもなおかつ引き上げということで、私は午前中の均等割の話も税の一部改正でしたというのは、所得の多い人に負担を求めるというのは応能負担の原則からいえば、なるほどなと思うんですけれども、均等割というのは所得関係なしに均等に頭割りで課税されますので、これはもう大きな負担になるということと、介護も40歳以上と65歳以上の2段階の方に課税を求めていくわけですが、これは65歳以上ということになっておりますが、この細かく分けた内容でいきますと、当然担当課におかれて試算をされていると思うんですが、所得階層ですね。先ほど別表をいただきました中での後ろから2ページですね、所得段階における介護保険料比較第4期、第5期ということで、現在の4期と新たな5期の比較が出ておりますが、今までは第7段階、第8段階がなかったわけです。もともと第4期では4100円を基準にして、低い人は0.75、それから最低0.5、半額ですね、4100円を基準にして半額と。それから高いほうは1.25、2割5分増しと1.50、5割増しという段階にとどめておったわけです。だから基本的には基準額の下が二つ、上が二つで5段階だったんですが、今回は特例も含めますと9段階まで上がって、しかも一番上、2.0の2倍になっているわけですね、基準額から比べて。この所得階層について、人員分布はもうなされていると思うんですけど、その点は資料はいただけないんでしょうか、その点をお伺いします。
議長(中山一夫君)
覚地健康福祉部長。
健康福祉部長(覚地秀和君)
失礼いたします。
ただいま御質問のございました8段階、特例4段階を含む九つの段階でございますが、それらに伴います所得区分別の人員という形の御質問でございますので、パーセントで報告をさせていただきたいと思います。
まず、第1段階におけます方々は2.3%、それと第2段階につきましては20.4%、第3段階が11.1%、第4段階の特例の下のほうですが、23.3%、第4段階のその他の第4段階が11.3%、それと第5段階が21.3%、第6段階が8.7%、第7段階が1.2%、第8段階が0.4%というような形で人数構成をさせていただいておるところで、第4段階の特例につきましては、第4期対策で新たに特例として設けられた制度でございまして、それについては今対策についても低所得者のために引き続き第4段階の特例を設けていくと。しかしながら、第7段階・8段階につきましては、先ほど議員さんの御意見にもございましたように、高額な所得を得ている方々に応能負担ということで、全体の上昇を抑制するのにお願いしたいという形で今回こういった8段階の保険料の段階を設けさせていただいたところでございます。
以上です。
議長(中山一夫君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
細かいことにつきましては、また福祉厚生常任委員会の審議にお願いをするわけでございますが、考えますと、人口構成が高齢化、少子化と言われる中で、宇陀市はどちらかというと、県でも高齢化の部類に入ると思います。該当する人が65歳以上が第1号被保険者になりますが、他市町村の表を私ここに資料を持っておるわけですが、奈良市でも4700円、橿原市が3000円、桜井市でも4300円と、生駒市でも4500円と、宇陀市は4700円でございます。と申しますことは、市町村が策定いたしますので、住む地域によって介護保険料の負担が違うわけです。大きな負担が出てきますと、やはりこれは介護難民ではありませんが、やっぱり安いところへ行くわけです。
私も12月議会で質問しましたように、該当者が約1万人余りの中で、実際介護認定を受けている方は20%です、2割です。8割の方は自分で一生懸命介護の世話にならんいうて努力して日常やっておられる方が多いと思いますし、そういう人はまさに掛け捨てなんですね。その上にまた高額所得やからといって負担を求められると。だから、ここらあたりに私、矛盾を感じるんですが、やはりこのあと後期高齢者の問題、75歳以上の問題もあります。これもことし値上げされるそうですが、国民健康保険税もあります。それから、いわゆる今言いました住民税、固定資産税もあります。
そういう中で言えば、やはり今、年金生活者がどんどんふえている中で、収入はむしろ年金はカットされます。去年から0.3%、ことしの4月からまた0.3%、秋にはまたさらにカットされるという状況の中で収入はふえない、むしろ減っているという中で負担だけがふえていくのでは、やはり住民にとっては生活が苦しくなると。それは、やはりその部分は行政がサービスとして補てんしていかなければならない時代に来ているのではないかと思うんですが、あと詳しくは、私はもうこれで3回目ですので質問できませんが、そこらあたりの考え方はどのようであられるのか、このとおりいきますと、やはり住民の方は大変迷惑だということになりますし、今覚地部長から回答をいただきました特例第4段階以下の方、いわゆる所得の低い方ですね、規準より以下の方は、これだけで大体57%おるわけです。だから、そういう人に負担をやっぱり強いることになりますからね。そこらあたりを福祉政策全体の中で介護問題も検討していただきたいと思いますが、これは答弁を求める内容、できるなら答弁いただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
覚地健康福祉部長。
健康福祉部長(覚地秀和君)
ただいま御意見をちょうだいいたしましたように、一番今回の5期の計画の中で、まだ公表はされていないとは思いますが、私どもの事務レベルでの内示調査によりますと、一番県内で高いところが5100円というような内容で伺っております。これらにつきましては、先ほど来議員さんもおっしゃられるとおり、各市の中の保有基金の差、基金の取り崩し額の差、また高齢者の割合とかそういった介護認定を受けられている比率等々の関係もございまして、私どもといたしましては、そういった負担を最小限にとどめるためにも、今回市が保有しています基金も総出動をさせていただいた中で抑制を図らせていただいたという形でございます。
ただ、今後につきましては、ほかの方法ということで、一般会計からの繰り入れとかいうようなことも考えられるわけでございますけれども、その一般会計からの繰り入れとか一部所得に応じた保険料免除という形は、保険の健全運営の中でよろしくないということで、国のほうから、それはしてはいけませんというような御指摘、御指導をいただいておりますので、私どもの現段階としての抑制策の最大限をとらせていただいたという形で御理解いただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
今、高橋議員の御質問にも関連してくるわけですけれども、今回のこの提案について、保険料の値上げのための条例改正ということになっております。その理由については、提案理由説明で何点か副市長のほうから御説明がございました。しかし、やはりその負担の説明がございましたけれども、給付があって負担ですから、そのバランスをどうしていくかという説明はなかったと思います。
まず、この今回の保険料の改定のベースになっている第5期介護保険事業計画ですね。これは今、案がまとめられてパブリックコメントをされて、終わりましたかね、もうされたと思いますけれども、公になっておりますね。こうした計画が来年度、24年度から26年度までの介護事業計画が作成されたということです。それを私も拝見しまして、やはりこの計画自体をどう考えていくかということが前提としてしっかり議論がされないといけないんじゃないかと私は思います。きょうは限られておりますので、ある程度にしかできませんが、ぜひ委員会のほうでその議論をしっかりしていただきたい。
その中で何点か質問させていただきますが、まずこの第5期介護保険事業計画ですね、昨年6月に介護保険法の改正がされたということで、その中で、この第5期の事業計画の中で市町村がしっかりと計画の中に反映させていきなさいよということが書かれてあります。
その内容としましては四つありまして、認知症対策。それから高齢者の住まい、住居ですね、住まい環境と言うべきでしょうか。それから生活支援、これは配食とか買い物とかそういう日常の生活支援。そして在宅の医療ですね、介護と医療の連携ということで出ております。こうした部分について、どのようにこの計画の中に反映されているのか、お伺いしたいと思います。
もう一つは、この介護保険の会計の見通しが実績をベースにつくられているわけですけれども、その見通しがどうなのかということがあると思います。
私も今高橋議員がおっしゃったように、要介護認定が2割とおっしゃいましたか、正確な数字をちょっとおっしゃっていただいたらありがたいと思いますけれども、今お聞きしておりますのは、要介護認定は審査会がございまして桜井宇陀広域連合のほうで審査をされています。そちらの審査会での認定が日本で一番厳しいということが言われております。これは実際に厚生労働省の中でも、もちろんこうした日本全国での介護サービスですから、やはり地域によって余りに差があると、それは問題であると、地域というよりも、個人の状況において受けられる公的介護サービスに差があり過ぎると困るわけですから、厚生労働省のほうでもそれはチェックをしているということです。その中で私が聞いておりますには、この地域における要介護認定が厳しいということで、その是正に向けて動きがあると聞いておりますので、その点について確認をしたいと思いますので、状況についてお伺いしたいと思います。
もう1点は、高橋議員からもお話がございましたけれども、これからまさに人口構成で言いますと高齢者の年齢に達する方がまだまだふえてくるわけです。そういう中での実際にどのようなニーズといいますか、必要なサービスがどういうことが必要になってくるかというその調査をされておりますので、日常生活圏域ニーズ調査と聞いておりますけれども、その中で、今後最も私たちが注目していかなければならないそうした課題というのは、この地域の特有の課題というのがどういうことなのかということがもう分析をされておると思います。その点についてお伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
覚地健康福祉部長。
健康福祉部長(覚地秀和君)
ただいま数多くの質問をいただきました。
まず、1点目の御質問であります国の四つの改正の中で市の対応はどうかということでございました。
今回、市としましては、計画の中に介護予防、健康づくりを推進する。また、2番目としましては、地域包括ケアシステムを構築していくということ。三つ目といたしましては、地域包括支援センターを機能強化を図るということ。四つ目が認知症の高齢者の地域サポート体制を強化していく。五つ目といたしましては、高齢者の権利擁護の取り組みを推進していく。六つ目といたしまして、生きがい・安心・安全を感じる地域づくりの推進を進めていくというような形で計画をさせていただいたところでございます。
また、介護認定者の数はということで、23年の12月末現在におきましては、要支援者が871人、要介護者が1227名、合計2098名の認定を行っているという状況でございます。これにつきまして、桜井宇陀広域連合のほうでの認定の状況という形でございますが、桜井宇陀広域連合につきましても、厚労省の指針の中で認定審査は行っていただいておるというようには聞いておりますが、議員さんおっしゃるような形で厳しいのではないかというようなケースも中にはあるというような、御不満というんですか、そういった意見もちょうだいしているのは事実でございます。そういうような内容につきましては、連合のほうにも私どもも意見を述べさせていただいて、公正な正当な認定に携わっていただけるようにお願いはさせていただいております。
また、ニーズ調査の中でどういうことが重要やというような話のお問いかけでございますが、前も一般質問の中で報告させていただきましたように、宇陀市につきましては、日中の高齢者がひとりきりになるというような事態が非常に数多いと。当然ひとり暮らしを含めて、ひとり暮らしでなくても日中は高齢者だけになってしまうというような状況が多いという地形がございますので、そういった中で、やっぱり高齢者の見守りを重視していかなければならないというような形の中で、今後地域包括事業の中におきましても、高齢者のそういったお元気コールとかいう形で高齢者の見守りに取り組んでいきたいというように考えております。
以上です。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
ありがとうございました。
この介護事業計画の中に、今、国のほうから要請されている点についての一定のことが盛り込まれているというのは私も理解はしております。もちろんそして、今現在このまちにいらっしゃる関係者の皆様、事業者の皆様、そしてボランティアなどそういう見守りもやっていただいておりますし、そういう方々とのいろんな実情を踏まえて、御苦労をおかけしているわけですので、そういうことを踏まえた計画でないといけないということもわかります。
ですが、市長も先日の提案理由説明あるいは今後の施政方針の中でも、社会福祉の費用については伸びていると、これについては国の方針に沿って考えていきたいという御答弁といいますか、方針を示されたと思います。
国の方針は、私はやはり大転換をされていると思います。これは前からも申し上げておりますけれども、やはり在宅でのケアということを医療、看護、介護、これを連携させて、そしてこれまでみたいに事業者側の都合で、じゃあサービスを何時から何時までいくよというのではなくて、24時間対応で必要なときに随時にサービスを受けられるように変えていくんだという、方向性はそうだというその方針が明らかに出ていると思います。
ですから、そういう方針の中でやはり一番大事なことは、もちろん今この介護保険事業の計画ではありますけれども、その中で、この介護保険法の改正の大きな趣旨である医療と介護の連携ということがトップの重要課題として出ているわけです。ですから、その点について具体的にどうしていくのか。地域包括ケアシステムという項目がございますけれども、具体的にどうしていくかということを今すぐには無理としても、しっかりとつくっていかないといけないんじゃないかと思います。
いろいろ私も資料を見ておりますけれども、お医者様の中には、言い方としてはエンド・オブ・ライフ・ケアという言い方をされております。いわゆる終末期のケアまで在宅でできなければ、地域包括ケアシステムは成り立たないという言い方をされている方もいらっしゃいます。そういう医療関係者がいらっしゃいますので、やはり目標は非常にハードルが高いところはございますけれども、そういう方向に向かってやはり私たちのまちも考えていただきたい。
そういう意味では、もう一つの大きな柱である住まいをどうしていくか、こういうことも、まだまだ何行か、1行大きく書いてあるだけですよね。具体的にどうしていくということは、ほとんど出ていなかったと思います。それから認知症対策、生活支援についても、生活支援、配食についても今、週に1回の給食サービスがございますけれども、やはり食事というのは毎日しないと生きていけないわけですから、そういう部分をどうしていくのか。少し体が弱って買い物に行けない方、そして少し認知症になって食事がつくれなくなってしまう。そういうときにどうするのかということを、もちろん民間のサービスも含めてですけれども、しっかりと考えていただきたい。
そういうことの中で、じゃあ見通しがどうなのかというところで今申し上げましたように、要介護認定の基準といいますか、この地域における厳しさ、これが多分緩和されてくるだろうと私は思います。そうなってくると、この今計画の中で見通している今後の3年間の要支援、要介護の見通しというものが若干大丈夫かなというそういうちょっと不安がございますので、その点について、ぜひ御検討いただきたいと思います。
そしてお金の部分ですけれども、先ほど高橋議員の質問がありましたが、いわゆる財政安定化基金というもの、そして市のほうは給付の準備基金というものが取り崩しをされるということですが、さて今回3年間で1億6000万円を取り崩して、その後一体基金は幾ら残るのか。私は、今回は抑制ができたとしても、しっかりとした給付のことを考えた上でも、その次の3年間、本当に大丈夫なのかということが非常に不安です。基金の残高がどうなるのか、その点についてもお伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
覚地健康福祉部長。
健康福祉部長(覚地秀和君)
ただいまいろいろと御意見いただきまして、計画の中で今後どういうようにそれを具体的に対応していくかという形の中で、また関係機関それぞれ寄った中で進めていきたいと思います。
なお、御意見の中にありました認定者数の見通しとかいうような話もございましたが、これらにつきましては、この資料の中にも載せさせていただいておりますように、過去の伸び率が5.5%の上昇だという形の中で、もちろん給付費も認定者数も総ぐるみの中の5.5%の過去の上昇であったという形で、この上昇は同じような直線形式で増加が見込まれるというように推測をした中での計画となっておるところでございます。
また、基金の残高というような形での質問がございました。
基金につきましては、現在2億2800万円ほどあると。その中で1億6100万円を3年間で取り崩して抑制に充てていくということで、6700万円ほどの金額が残るわけでございますが、これにつきましては、23年度の決算におきまして充当すべき予定額というように考えておりますので、基金につきましては、ちょうど今回で計算上はちょうど目いっぱい使い切るというような格好でございますが、1億6100万円につきましても3年間で使用する基金でございますので、単年でゼロになるというようなことは考えておりませんし、また、計画の中にあります小規模多機能型施設につきましても、事業者さんが参画を得られない場合には、この施設が計画どおり設置ができないという形の中で、給付費がそこについてこないということで、その分が給付費の計画数値に達しない、つまり基金として残ってくるということも想定されますし、この計画にもありますように、在宅ケアを進めていくために要支援状態にならないためにも、そういうような支援を行った中で給付費を抑制して少しでも基金に積み立てていきたいというように考えております。
以上です。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
3回目になりますので、今その基金については3年間でほぼ使い切る形になるというお話だったと思います。ですから、要は今回は規準で4100円から4700円、600円ですね、年間で言うと7000円余りの介護保険料を引き上げても、さらに基金も取り崩していくという状況です。非常に厳しいわけでして、そうすると3年間は何とかしのいでも、その先についてはどうなのかというところは、やっぱり非常に見えてこないところがございます。大変なことになるのかなというそういう予測ができるわけです。
今おっしゃった、ちょっと私は、小規模多機能型施設の件でコメントがありましたけれども、今部長がおっしゃったことは逆だと思います。小規模多機能型というのは、これは今要請がなければ、この分の給付費が出てこないという言い方をされましたけれども、これは国のほうで新たに地域密着型のそうしたサービスを保険者である市町村がしっかりと取り組んでほしいと、そういうことで、この介護保険の中に新たに導入されている部分です。ですから、事業者の要望がなければ給付費がそこで浮くというようなことではなくて、逆にそういう地域密着型のサービスをどのようにしていくのか、地域というものがそもそもどういう地域なのか、これは今この計画では旧4町村を想定されていますけれども、本当にそれでいいのかですね。国のほうでは中学校区を単位というような形で言われているので、そのまま当てはめているだけじゃないかと私は思うんです。そうじゃなくて、地域性というのはもっと違う。やはり住宅地と、それから山間部のそういう地域ではかなり違うわけですね、状況が。ですから、そういうところをしっかりと考えていかないと、私はうまくいかない、3年後に向けて非常に難しい状況になると思います。
今、地域密着型サービスについて申し上げましたけれども、これについては午前中から行っております地域主権改革一括法の中でも規制緩和がされて、条例制定でもちろん厚生労働省の省令の縛りは残っていますけれども、条例制定できますよと、事業者を指定することも市町村でできるようになりますよと。それからそのサービスの規準も決められますよということが出てきているわけです。枠づけの見直しとして出てきているわけです。ですから、逆にその部分もこの事業計画では非常にまだまだしっかりと練られていないと私は思いますので、これからだと思いますが、そういう部分について、ぜひしっかりと地域性に合った地域密着型サービスについてもどのように展開していくのか、関係事業者の方々、それから住民の皆様と協議をしていただきたい、そのように思います。
それと、先ほどから申し上げていますように、やはり医療と介護の連携ですので、これはもう入院をされている方が退院をするときに介護の関係者、これから24時間体制でやるとすれば、そういうチームの方と病院の方、それから家族の方一緒になってカンファレンスをしていかないといけないわけです。それを常にやる体制をつくっていかないといけないわけです。あるいは状況によっては緊急に在宅ケアを受けられている方が入院されるということになりますから、そういうことについてもしっかりと病院で余裕を持っていかないといけないところもあると思います。そういう非常に難しい作業もたくさんありますので、それがだけど地域包括ケアの一番の大きな柱にもなっていくということをぜひしっかりと据えて、それが国の方針であるということでぜひ検討を進めていきたいと思いますので、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
覚地健康福祉部長。
健康福祉部長(覚地秀和君)
失礼いたします。
ただいま最後の御意見をいただきました。まさに国の求めている今回の方針であるということは私どもも認識しております。一般質問でも御意見もいただいております。関係機関より協議した中で、できる限り市の実情に合った中で対応をできるような体制づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第10、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)についてから日程第15、議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの平成23年度補正予算関係6議案を一括して議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております補正予算関係の6議案につきましては、予算審査特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、補正予算関係の6議案につきましては、予算審査特別委員会に付託の上、審査することに決しました。
これらの議案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、日程第10、議案第10号から日程第15、議案第15号は予算審査特別委員会に付託いたしますので、井谷議員、井戸本議員、勝井議員、高見議員、堀田議員、上田議員、峠谷議員、高橋議員、小林議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
なお、質疑の際には、補正予算書のページ数もあわせて申し述べていただきますようお願いいたします。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
質問の際には、各会計補正予算書のページ数もあわせて申し述べていただきますようお願いいたします。
質問の進め方ですが、日程に従いまして、それぞれの予算書に基づき、会計別に質疑を受け付けます。
一般会計につきましては、補正予算書に沿って歳入歳出とも款別に進めます。
2ページから6ページの第1表「歳入歳出予算補正」及び9ページから10ページの事項別明細書は歳入歳出の款別で順次進めます。
それでは、日程第10、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)についての質疑を受け付けます。
7ページ、第2表「繰越明許費」及び8ページ、第3表「地方債補正」については、歳入歳出に関する質疑が終了した後に質疑を受け付けます。
初めに、歳入の11ページ、9款地方特例交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
次、11ページの10款地方交付税。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
次、11ページから12ページ、12款分担金及び負担金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
次、12ページ、13款使用料及び手数料。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
次、12ページから13ページ、14款国庫支出金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
14ページから16ページ、15款県支出金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
16ページ、16款財産収入。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
17ページ、18款繰入金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
17ページ、19款繰越金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
17ページから18ページ、20款諸収入。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
18ページ、21款市債。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
歳入に関する質疑が終わりましたが、ここで歳入全般に関する質疑がございましたらお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出に移ります。
19ページ、1款議会費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
19ページから22ページ、2款総務費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
23ページから27ページ、3款民生費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
27ページから30ページ、4款衛生費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
30ページから32ページ、5款農林水産業費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
32ページから33ページ、6款商工費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
33ページから35ページ、7款土木費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
35ページから36ページ、8款消防費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
36ページから38ページ、9款教育費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
39ページ、10款災害復旧費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
39ページ、11款公債費。
質疑はございませんか。
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
8番、大澤です。公債費ということで、少し理事者の皆さん方のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
公債費、市民の皆さん方も非常に御心配をいただいておる部分なんですが、この400億円を超そうかという宇陀市の借金なんですけれども、これの借金払いと利子ということで今回は私、皆さん方にお尋ねをいたしたいと思います。
利息なんですけれども、この利息におきましても、この平成23年度、おおよそ5億円近い利息を金融機関にお支払いをしているという中で、事業別シートにおきましては、今回事業繰り越し等で、事業を繰り越したために、やらなかった、お金を使わなかったから今回4100万円の利息が安くなったといったようなことがこの事業別シートには書かれております。そしてこの起債発行額、借金をする額なんですが、年間償還金おおよそ50億円ほどの公債費を議会として議決をしているわけなんですけれども、そのうちの半分、2分の1以下に起債を抑えるということで、2分の1以下に抑えているために減少傾向にあるといったようなことがこの事業別シートには書かれております。そして、今後起債償還の適正な管理に努めていきたいといったことを書いていただいておるわけなんですけれども、適正な管理に努めていただくことはまことに結構なことなんでございますが、毎年の起債償還額の2分の1、今宇陀市が置かれておりますこの経済的な状況、また、これは宇陀市だけではないわけですけれども、社会的な状況、少子高齢化によりまして、生産年齢の高齢化により税収の減少といった深刻な問題を抱えております。財務を担当いただいている皆さん方におかれましては、こういう数字を見たときに、まくらを高くしてゆっくり休んでいただけないそういった心配を抱えていただいていると思っております。まことに御苦労なことであります。
しかし、ここに今も申し上げましたように、起債償還額の2分の1というこの発想そのものが私は非常に危険ではないのかと。もっともっとこの社会情勢をかんがみて、事業におきましても、お聞きをしますと、皆さん方は、この事業においても、その事業の単価においても、事業予算においても慎重審議であるし、庁内においても必要を重ねてこの事業のありようを議論していると。当然おっしゃることはわかるわけなんですけれども、平成18年から、おかげさまをもちまして、国の合併をした何といいますか、表現は少し悪いかもわかりませんが、合併をしていただいたその御褒美というか、そのかわりに使っていただいて結構ですよといったようなことで、いろんな事業をとり行っている今現状であるわけなんですけれども、さりとてその合併特例債にしましても、10年を期限として、あとは自分たちで宇陀市として独立した自治体としてしっかりと取り組んでいってくださいということが合併時の国との約束であります。
今は何だかんだと政府の補助金が少しふえているから、宇陀市の予算も歳入もふえているんですよといったようなことを聞くわけですけれども、決して喜んでいる場合ではございません。あすなくなるかもわからないそういった補助を頼りに、毎日毎日が自転車操業という中で、この宇陀市を運営いただいております。
そういったことの中で、今申し上げましたように、起債償還額、借りたお金は400億円の借金はお返しをしていかなければいけない、当然のことであります。借金の元金が多少なりとも減少傾向にあることも、広報を含めて市内の皆さん方にお知らせをいただいております。
しかし、私が懸念をするのは、この2分の1に抑えているということをさも当たり前のように私には聞こえるわけなんですけれども、そういった考え方、思い、これは非常に危険だということを認識をいただいて、一つ一つの事業を今やるべきなのか、3年先にするべきなのか、5年、7年待っていただくべきものなのか、そういった慎重審議をより重ねて宇陀市の行政運営にかかわっていただきたいと。
まず、その事業は結構ですけれども、この起債償還額の2分の1、これに対しての皆さん方のお考えを尋ねてみたい。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
ただいま御質問3点あったかと思います。
まず、1点目の利子の減額の補正の理由でございますけれども、これは23年度予算といいますのは、今から申しますと、おととしの暮れから年始、昨年の初めにかけて予算を作成いたしております。この当時、起債の借入利率等を2%から2.5%ということで見込んでおりました。もう1点は、これが2.5%程度から現実の利息としては1.4から1.8%程度に落ちたということが1点です。
それから、これは今申し上げているのは借り入れのことでございまして、その当時、事業が繰り越しされるということは予定しておりませんでしたので、例えば昨年ですと10億円を超える事業が繰り越しされましたから、これに係るこの利息が1年先送りになって不要になったので今回の減額補正の金額になってきたと、こういうことでございます。
2点目、公債費について御心配いただいております。今大澤議員のほうからお話ありましたので、我々といたしましては、合併した当時から、起債の残高はある一定減らしてきておるということは申し上げております。しかし、決して安心しておるということではなくて、まだまだ他の団体と比べたら宇陀市の起債が残高が多いことは間違いございません。
しかし、例えばピーク、年間元金と利息を合わせまして一般会計で45億円というような借金返しがあったわけですけれども、今回当初予算24年度計上させていただいておるんですけれども、これが約10億円減らすところまで来たということでございます。これは、やはり借金の元金返しの2分の1以内に発行を抑えようということを努めてきたということの結果、ここまで減ってきたと考えています。決して安心しているところではなくて、こういう目標を設定して財政運営をしてきたということがございます。
ただ、当然そういう考え方でいいのかというのは大澤議員のかねてからのお考えなんですけれども、やはり私どもも宇陀市として合併したときには、合併特例債というようなことで合併した旧4町村が施設を整備していきましょうという恩恵が与えられておるという合併特例債もあるわけですし、また、旧菟田野・旧室生地域におきましては、過疎債というようなものもありますので、これは年限が切られておりますから、私どもとしては、そういう財政的な有利なものがある間に一定の事業を進捗させたいという考え方もございます。
ですので、大変申しわけないんですが、わかることですので、24年度につきましては、元金がやはり今言いましたようにだんだん減ってきましたので、それの2分の1以下に発行額を抑えるということは今回はもうできておりません。これは後ほどの当初予算の中でも出てきますけれども、やはりやるべきことの事業の最終年度を一定迎えましたので、予算も経常経費は切りましたけれども、事業費の関係上、予算は少し膨らんだということでございます。
ですから、その辺のところは我々もよく注意しながら、極端な増減のないような形で進めていくということで運営いたしておりますので、突然国のそういう財政的支援措置がなくなったらどうするんだということなんですけれども、そのためにも基金は30億円、40億円というように積み立てておりますので、そういう慎重な姿勢と将来的なことを見通した中で運営をいたしておるということで御理解いただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
24年度につきましては、今企画財政部長が説明をいただきましたように、病院であったり学校であったりといったことで、市民の皆さん方が非常に期待をいただいておる部分ということで私も容認するわけですけれども、それ以外に、先ほどあなたがおっしゃった2分の1にこだわることなく、とにかく借金は借金なんですよ。合併特例債にいたしましても、3割は市民の皆さん方が汗水流した中から払っていただかなければならないと。そういったことをあなたの決意の中でお聞きをしましたので、私は決して聞いたから安心をするわけではございませんけれども、今後理事者の皆さん方、もっともっと尽力をいただいておるとは思うんですが、重ねて御尽力をいただいて、財政の健全化に向けて必死の取り組みをお願いしたいと思うところです。
市長、どうですか。
議長(中山一夫君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
大澤議員のおっしゃるとおりでございます。借金は借金でございますし、財政比率を守りながら借金を減らしていきたいと思っておりますし、やはり民主主義のこの宇陀市でございますし、やはり皆様方の声も聞かせていただきながら行政運営をしていかなければなりませんし、話を聞くだけではいけませんし、知識だけでもいけませんし、やはり実行が求められると思っております。しかし、実行するにはやはり資金というものが必要でございますし、私の当初の冒頭の説明でもございましたように、身の丈に合った資金計画をしながら事業計画を練っていきたいと考えております。
しかし、今合併特例債のあるときに、将来必ずしなければいけないという事業があります。それは、やはり借金を重ねてもする必要があるのではないかなということも考えております。
例えて申し上げますと、今防災行政無線の件がございます。これはいずれデジタル化になり、また電波の統一ということもございますので、そういうことにつきましては、やはり今この機会に実施していきたいと考えておりますし、決して従前と同じような形でするのではなしに、やはり災害だけではなしに、行政に対しましても日々の暮らしの中におきましても利用できるような、多目的で使えるようなそういう広報広聴機能を持ちながらするようなシステムを構築したいと考えております。
基本的な考え方は一緒でございます。財政状況をよくしながら、宇陀市のまちづくり、地域づくりをしていきたいということでございますので、誤解のないようによろしくお願い申し上げたいと思います。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
公債費、ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
それでは、7ページ、第2表「繰越明許費」の質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
次に、8ページ、第3表「地方債補正」について受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
以上で、歳出に関する質疑が終わりましたが、ここで歳出全般に関する質疑がございましたらお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
一般会計補正予算に関する質疑は以上です。
これをもちまして、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)についての質疑を終結いたします。
ここで午後2時25分まで休憩いたします。
午後2時07分休憩
午後2時25分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、日程第11、議案第11号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
これ毎年毎年こんなことをしとるねんけど、これどうなっているのか、これは集金できないのか、どうなっているのか。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
今回補正させていただきましたのは、資金の回収につきましては奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合のほうに委託をしております。この中で資金回収ができない、極めて困難と認められ、債権を回収できない場合については、県の助成制度でその4分の3を補てんしていただく補助金制度がございます。残り4分の1を補てんしていただいて債権を回収していくものでございます。
この件に該当する例といたしましては、借り受け人もしくは保証人とも客観的に見て償還が極めて困難な状況にあると認められる方に対して交付されるものであります。
判定基準といたしましては、死亡等によるもの、あるいは破産によるもの、あるいは居所不明によるもの、あるいは生活保護によるもの、あるいは生活保護に準ずるものというような形で規定をされております。
今回対象となっておりますのは、返済不能といたしまして、借り受け人の死亡、それと破産免責2件、生活保護に準ずるもの1件と計7件が対象となっております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
それはわかるけど、これは回収できへんと言ったって、建物は建物でありますのやろう。そうしたら、建物を押さえるとかなんとかできないのか、いつもいつもこんな補正で出すほど金額があるのやったら。何ぼ県へ何言ったって、みんな税金で払ってるんやろう、違いますの。これ税金と違うのか。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
その7件でございますけれども、ほとんどの場合が相続放棄あるいは破産免責によって他人の名義になっているというようなことで、どうしても払ってもらえないということでございます。
今おっしゃいましたように、4分の1は一般会計の負担という形ですので、極めて投入していただいているというのが現状でございます。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
他人の名義って、そしたら今まで入っていた人が他人にもう売却してあるのか。他人の名義って、それおかしいん違うのか。他人の名義になる自体がおかしいん違うの。普通やったら、それを押さえるとかなんとかできへんのか。それとまた保証人も要るやろうし。
議長(中山一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
先ほども申し上げましたように、ほとんどが競売にかかったりして本人名義ではないのが実情でございます。もちろん保証人さんも亡くなられたとか、そういう方に対してしか、この補助金制度を受けることもできませんので、やむなくこういう形で4分の1を負担して債権回収というか、少しでも市の負担を軽減していくというような制度でございますので、これの適用できるものについては今後も組合のほうで適用していただけるものと思っております。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、日程第12、議案第12号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、日程第13、議案第13号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、日程第14、議案第14号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、日程第15、議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、補正予算に関する質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております日程第10、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)についてから日程第15、議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についての平成23年度補正予算関係6議案につきましては、会議規則第37条の規定により、予算審査特別委員会に審査を付託いたします。
議長(中山一夫君)
続きまして、日程第16、議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算についてから日程第29、議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算についてまでの平成24年度当初予算関係14議案を一括して議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております当初予算関係14議案につきましては、予算審査特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、当初予算関係14議案については、予算審査特別委員会に付託の上、審査することに決しました。
これらの議案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、日程第16、議案第16号から日程第29、議案第29号は予算審査特別委員会に付託いたしますので、井谷議員、井戸本議員、勝井議員、高見議員、堀田議員、上田議員、峠谷議員、高橋議員、小林議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑の際には、各会計予算書のページ数もあわせて申し述べていただきますようお願いいたします。
質疑の進め方ですが、日程に従いまして、それぞれの予算書に基づき会計別に質疑を受け付けます。
一般会計につきましては、予算書に沿って歳入歳出とも款別に進めます。
2ページから8ページの第1表「歳入歳出予算」及び12ページから14ページの事項別明細書は歳入歳出の款別で順次進めます。
各特別会計につきましては歳入歳出に分けさせていただき、企業会計につきましては全般について行います。
それでは、日程第16、議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算についての質疑をお受けいたします。
9ページ、第2表「債務負担行為」及び10ページから11ページ、第3表「地方債」については、歳入歳出に関する質疑が終了した後に質疑を受け付けます。
初めに、歳入の15ページから16ページ、1款市税。
質疑はございませんか。
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
一つ聞かせていただきたいんですけれども、市税について、昔は3割自治というようなことで、どの市町村についても頑張ってきておったわけですけれど、最近はそれが崩れてしまって、特に宇陀市の場合、全体の市税については15%ほどになっているかと思いますけれど、このままで行って、市として非常にいろいろな事業はやってもらわなければならん、そして歳出については多くの職員も含めて頑張っていただいておるわけですけれど、しかしながら、交付税にしても特交にしても非常に今後は期待はできないと、こんなように思うわけでして、特に市長にお尋ねしたいわけですけれど、自主財源というのを今後どんな形でつくり出そうとしておるのか、これが一番やっぱり大事なことであろうと。人の財布を当てにするような状況ではなしに、そして今ある財、いわゆる人件費も含めてですけれども、しても限りがあると思うわけですけれども、それよりも歳入をどうふやしていくか、その努力をどんな形で進めようとしておるのか。
合併してもう6年になりますか、ということの中で、そのことがよく言う猫の額割りというのか、弱ってきておるというような状況で、これでは期待する市政ができないのと違うのかなと、こんなように思うところであるわけですけれど、今後どのようにしようとしておるかと。そのためには交付税をふやすについては人口の増を見なければ、一番貴重になる人口が年々やはり減ってきておるというようなことが数字的に出ておるわけであるわけですけれども、そのことも踏まえて人口増をどのように図っていくのか。これはもう自然やから仕方ないというような考え方で進めていくのか、あるいはほかに南部振興等々計画も入れながら人口増を図っていく、あるいは歳入増を図っていくというようなことを一つ聞かせていただきたいなと、こんなように思います。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
私、企画と財政という両方担当させていただいております。総括としては後ほど市長からお答えしていただこうと思います。
今おっしゃっていただきますように、今回宇陀市の市税の歳入予算の計上状況でございますけれども、個人市民税につきましては一応ほぼ横ばいと、こういうことになりました。これは決してとまったということではございませんでして、税収は何もなければ3%程度、個人市民税ですけれども、減るのかなと思っておったんですけれども、民主党のほうで子どものための手当の関係で扶養控除が廃止されました。それで逆に言いますと市民の方にとっては増税ということになるのかもわかりませんが、それの増収があって5000万円ほどあります。差し引きして1800万円程度ふえるというような状況です。
固定資産税につきましては、前年度と比べまして3年に一度の評価がえがあるということで、3%の減となっております。
先ほどからお尋ねの件なんですけれども、交付税も今回の東日本大震災の関係でどういう動向になるかわからないということは危機感も抱いております。このような結果から、今回の私どもの24年度当初予算におきましては、やはり地域が元気になる、あるいは定住を促進していこう、あるいは企業誘致も頑張っていこうということで、せんだってからお話ししておりますように、庁舎内で公有地を事業化していくような専門の委員会も立ち上げまして、企業誘致ということも推し進めてまいりました。
それからもう1点につきましては、行財政改革も進めてきたというようなことで、六つの柱をまた歳出のところでも議論していただけると思うんですけれども、進めております。
そしてもう一つは、定住促進についても、ある一定の成績というんですか、実績も上がってきておるということは、かねてから議員の皆様にも連絡させていただいておるとおりでございます。
そういう形で、今山本議員がおっしゃったように、人口もふやす、あるいは経済活動も刺激していくというような形でつくらせていただいたのが24年度の当初予算であるということで、概要だけ説明させていただきます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
全体的な意見としては聞かせてもらいました。
しかしながら、そのそれぞれの科目の中で、また皆さん方も意見が出ると思いますけれども、本当に定住促進が定着していくのかな、あるいはそれによって人口がふえるのかな、さらには企業誘致ということであるけれども、より具体的に、いわゆる私たちと同じような市町村については、やっぱりトップがトップセールスをしながら企業誘致にも頑張っておるというようなことがよく聞かれるわけですけれども、そのあたり本当にどのような進め方をしておるのか、さらには持っておるのか、接触しておるのか、そんなあたりを毎回市長の口からも聞いておるわけですけれども、一向に見えにくいということで、市民が大変心配をしております。高齢化も進んできておるし、そして先ほどから出ているような介護保険の問題も含めてですけれども、税は上がるけれども、行政として定住促進あるいは税収につながるようなそんなことをやってるんかよというような多くの声を聞かされます。
そんなことで、市税が横並びというのは理由があってですけれども、現実はやっぱり下がっていく、上がる要因はないわけですので、そんなあたりをひとつ本当にこういうことをやってるからちょっと辛抱してくれよと、もうあと2年でこうなるんやというような何かお考えがあれば、市民に安心をしていただくそんな要因があれば、この際お聞かせ願いたいなと、こんなように思います。
議長(中山一夫君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
自己財源ということでございますし、それは行政サイドにおきましても常々考えているところでございますし、特に宇陀市が誕生いたしてからは自己財源比率が低くなっております。その分また公債費比率も高くなっておりますし、非常に財政運営上は厳しい状況でございますし、それを補完するものとして地方交付税制度があるわけでございます。
しかし、地方交付税制度そのものも、やはり人口というものが大きなファクターでございますし、そうした中で人口減少、日本も含めて全体が高齢化、人口減少という大きな波にあるわけでございますので、これはもう避けて通れないと考えております。しかし、その中で近道もございませんし、魔法のじゅうたんもないわけでございますので、一歩一歩着実なできるところからしたいということで、定住促進と、そしてまた子どもたちを育てやすいような環境をというような政策をさせていただいているところでございます。
宇陀市のかつての歴史を思い起こしますと、かつては農業であり、その次は林業で栄え、建設業で栄え、何とかこの地域が維持されてきたわけでございます。
しかし、この経済のグローバル化の中にあって、円が85円というような大きな値上がりいたしまして、その分、国民の生活、地域の生活というものは格段によくなっていると解釈しております。そしてまた情報が錯綜しておりますので、便利なところ、いいところへ全部人が流れていくというような状況でございますし、また世界へ散らばっていくということでございます。
振り返って一つの家庭を見ていただいたときに、御子息が家庭におられるかということでございます。よく私に地域づくりということを話をされますけれども、お互い私も宇陀市が一つの家庭ではないかなと考えております。一つの家庭というようにとらまえたときに、自分の御子息が家へ帰れるような、そしてまた御子息が家庭を持てるような、そんな環境を持っていきたいと思っておりますので、一人一人の家庭がそういうように御子息を産み、また御子息が家庭を持ってこの地域で住んでいただけるというような意識の誘導御努力もお願いしたいとあちこちで私は申し上げております。そうすることが、やはり宇陀市を存続させる、地域づくりをするという一歩になるのではないかなと考えております。
それを基本といたしまして、宇陀市の中にはまだまだ可能性がございますし、奈良県の協力もいただきながら、宇陀市づくりをしていきたいと思っておりますし、この宇陀市だけではなしに、曽爾、御杖、東吉野も含めて大きな地盤沈下しておりますので、まだ宇陀市としての大きな核がございますので、記紀万葉の物語もございます。そんなことの中で地域づくりをしていきたいと思っておりますし、そしてまた大きな土地もございます。ですから、私は大きな土地についてはどんどん話をしていただければ、トップセールスも何でも私はさせていただくと常々申しております。
最近、議員皆様方にもちょっとお話しさせていただいたんですけれども、東和木材協同組合の跡地に農業をしたいという大きな事業家がおられますので、その話も議員皆様方に報告としてさせていただいたところでございます。そんなことも含めながら、少しではありますけれども、そういう話題もございます。宇陀市の環境に合った、そしてまた気候風土にも合った、そしてまた大阪の近郊にふさわしいような産業、やはり農林業が基幹産業と言われておりますので、農林業そのものも生産中心ということではなしに、やはり新たな展開を模索しながら応援していきたいと思っております。
資金的なことはともかくといたしまして、制度も含めて宇陀市が応援してあげることが事業の成功につながると思いますし、事業の成功そのものが雇用につながると思っておりますので、そんなことも含めながら、温かく見守っていきたいと考えております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
市長の考え方を聞かせていただきました。とにかく外向きへの働きかけというのを多くやらんことには、それぞれの部署がそれぞれの地域内でといいますか、庁舎内で考えておっても一向にらちが明かない。したがって、どんどんとやっぱり外への働きかけをしていく。
あの東北3県の問題もそうですけれども、みずから相当な努力をしながら、少しずつではあるけれども進めてきている現実を見たときに、我々としても、もっともっとやっぱり幸せな地域で住んでおるのやから何とか考えなければならんのと違うのかなというようなことも常々思っておりますし、市長の施策の中での新しい事業も見せてもらっておりますけれども、しかし、もう少し大きな大胆な振る舞いをしていかなければ、人口増にはつながっていかないし、高齢化もなくなっていかない、そんなような気がしてならんわけでございますので、何とかやっぱり人口をふやす施策、そして自主財源を生み出す施策をやっぱりきっちりとしていただきたいなというように思いまして、質問を終わります。
議長(中山一夫君)
ほかに市税についてございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
次、16ページから17ページ、2款地方譲与税。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
17ページ、3款利子割交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
17ページ、4款配当割交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
17ページ、5款株式等譲渡所得割交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
17ページ、6款地方消費税交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
18ページ、7款ゴルフ場利用税交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
18ページ、8款自動車取得税交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
18ページ、9款地方特例交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
18ページ、10款地方交付税。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
19ページ、11款交通安全対策特別交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
19ページから20ページ、12款分担金及び負担金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
20ページから23ページ、13款使用料及び手数料。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
23ページから26ページ、14款国庫支出金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
27ページから31ページ、15款県支出金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
32ページから33ページ、16款財産収入。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
34ページ、17款寄附金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
34ページから35ページ、18款繰入金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
35ページ、19款繰越金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
35ページから38ページ、20款諸収入。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
38ページから39ページ、21款市債。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
歳入に関する質疑が終わりましたが、ここで歳入全般に関する質疑がございましたらお受けいたします。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
議長からお許しを賜りましたので、全体に関しましての気づいた点を御指摘をしたいと思うんですが、24年、ことしの2月の15日でございますけれども、奈良県の地域振興部市町村振興課のほうから報道資料という形で出ておるんですけれども、これは11ページほどの文書なんですけれども、その一番最後に市町村税徴収率ということで、過去18年、ちょうど宇陀市が合併してから22年度の決算終了までの税の徴収率ベスト順位の推移ということで上がっております。
これを見ますと、宇陀市は、奈良県に39市町村がございます。昨年といいますか、一番新しい22年度で88.6%です。宇陀市は39市町村の中で下から2番目だったんです。21年度は下から4番目、88.0%です。県の平均は例年大体91%、91.3%、91.5%、このあたりです。極めて徴収率が悪いということなんですけれども、この徴収率と滞納状況と、あるいは滞納状況に対しての対応ということになろうかと思うんですけれども、いろいろと全庁的に、また県の応援あるいはまたことし新しい形で警察Obを登用するというような形の取り組みがなされておるというところなんですけれども、個々に聞かせてもらったらよかったんですけれども、先ほどからの市税、山本良治議員の中にもございましたけれども、自主財源が非常に年々下がっております。
こんな中で、市税の滞納、それから固定資産税の滞納、それから個々に言いますと、給食費の滞納、これは例年予算委員としても、私が予算委員会に入っておったときも御指摘はさせていただいていたんですけれども、保育料の滞納、給食費の滞納、いろんな滞納があろうかと思うんですけれども、これの実態をぜひともこの機会に御紹介をいただき、それに向けた公平公正な形での取り組みを御披露いただきたいと思います。
先ほど来から高橋議員からも指摘がございました。高見議員からも指摘がございましたけれども、介護保険料の件、それから市税の一律500円の上乗せ、こういったことは国の税制の改革に伴うところではございますけれども、とにかくあっちも増税、こっちも増税、そんなところで、市民の皆様方も非常に大変だろうと思うんです。そのあたりをお示しをいただきたいなと思います。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
多田議員が御指摘いただきました奈良県が先月公表されました報道資料でございます。おっしゃるとおり、県下の39市町村の中で38番目ということでございます。これは県のほうにおかれましても、奈良県自体が、県自体が全国的に見ても徴収率が悪いというようなこともあって、より一層の奮起をということで発表されておられると思います。
私どものほうも当然そのことは反省しなければならない点もあるんですけれども、やはり合併して広大になったということと、合併してしばらくの間は、やはりそれぞれの旧4町村の実情を把握するということについて、やはり滞納者という方は一定おられるのは事実ですし、不良債権化といいますか、かなり年数的なことも長くなっておられる方がおられるということもあるんですけれども、その辺の把握がおくれておったということでございます。
今回テレビの前の市民の皆様方にも御説明だけさせていただくんですけれども、要するに現年分、現年分といいますのは、例えば今年度課税して今年度徴収する税金の徴収率ですが、これは98%まで行っております。ただ、古い年度の焦げついております税金については、やはり適正に徴収がなされておらなかったということで、足しますと88.6%になっておると。これが22年度の数値でございます。
今回、奈良県のほうから個人住民税の滞納整理室というところから1年間の応援を受けまして、今まで私ども宇陀市の税の徴収体制は、やはり訪問して話し合いという形で進めてきておったんですけれども、これではとてもこの広さ、あるいは滞納者数の関係上、対応できないということで、県の御指導もいただきながら、私どもの職員もその辺のスキルアップをしながら、滞納処分でこれからは臨んでいくという体制に変わりつつあります。
その中で、例えば今回、去年4月からことしの1月末までの関係なんですけれども、多田議員のほうからどういう体制かということなんですが、10カ月間に不動産の差し押さえ11件、これ前年は1年間で2件でございました。それから自動車の差し押さえ、自家用車ですけれども、これが4台。預貯金の差し押さえ113件、これは昨年は1件しかできておりませんでした。給与の差し押さえも3件というような形で、抜き打ちでそういう形をとるということではなくて、こちらからも再三連絡して話し合いに来てもらいたいという中で何の反応もない方については、申しわけないんですけれども、差し押さえをさせていただいておるということです。
預金の差し押さえにつきましては、当然予告なしにやらなければ意味がございませんので、100件以上やる中で、500万円から1000万円程度回収できたのではないかなと思います。
ただ、不動産の差し押さえもいたしましても、なかなか換価、要するにお金にかえるのが難しいということがございます。現に住んでおられるとかですね。そういうことで、まだ焦げつきが一挙に解決するというわけにはいきませんけれども、先ほど申し上げましたように、88.6ということで県下では悪いほうから2番目ということなんですが、もうあと四、五団体ぐらいは上回れるような数字をこの23年度では出せるのではないかと考えております。
そのような中から、県はこれで1年間でお帰りになりますので、我々は滞納処分ということでもう臨んでいくということになります。大変いろいろなあつれきといいますか、市民の方との疎通が現金を滞納処分していくことについては、あつれきがございますので、今回徴収対策の指導員ということで1名置いた上で、今後も滞納整理に、徴収に当たっていきたいと考えておりますので、徴収対策課の職員も県平均に早く追いついて追い越そうということで、あと2年後ということで目標を持って進んでくれておりますので、その辺のところをどうぞ御理解いただきたいと、このように思います。
以上です。
議長(中山一夫君)
出口教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(出口裕弘君)
給食費の滞納についての御報告なり取り組みを回答させていただきます。
まず、現状としましては、ただいま平成12年度から22年度の滞納が残っております。そしてその件数としましては、23件、そして48名ということで、今年度取り組みました。その中で徴収できましたのが15万8250円、現状でございます。まだある程度あと一月ありますので、収納の見込みもあるとは思います。パーセントで言いますと、6.7%しか収納ができておらないと申しますのは、合併以降、18年度以降の滞納額というのが約その中で35万円程度でありまして、ほとんどがそれ以前の焦げつきの分でございまして、その辺が非常にとれにくいというところでございます。
ちなみに、18年度では11件が滞納し、19年には7件、20年には5件、21年度には0件、22年は2件残ったという現状です。ことしにおきましては、すべて収納できるという見込みをしております。
保育料の関係ですけれども、保育料のほうは現在23年度の初めまでは47万9000円、過年度分が残っておりました。6件分でございます。それを子ども手当等に充当していただきまして、現在で10万6000円、2件分だけ残っております。あと2件に対しても、今交渉中でございまして、収入になろうかと思っております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
申し上げます。
平成23年度の滞納繰越額の調定額でございますけれども、これは延べ人数でございますけれども、人数として約2600人。これは固定資産税、市外の方もございますし、転出していかれた方もございますので、こういうことになります。延べにもなります。個人市民税につきましては1億1400万円余り、固定資産税が2億1300万円、軽自動車税が1170万円、法人市民税が318万円、市税合計で3億4200万円となっております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
先ほども質疑がございましたけれども、ついでと言ったら何なんですけれども、市営住宅の滞納も恐らく多分相当数出てくるかと思うんですが、そのあたりも含めてお示しをいただくと同時に、先ほど企画財政部長のほうから御説明がございましたけれども、宇陀市において、全体的には奈良県自身が都道府県の中で低い位置にあるということも申された上で、宇陀市は39市町村の中で下から2位、その前は下から4位というようなところだろうと思うんですが、この過年度分についての取り組みについて、焦げつきであるとかいろいろと難しい問題もあろうかと思うんですけれども、その今後の取り組みについてお示しをいただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
公営住宅の過年度分の滞納使用料の現在の状況だけお示しさせていただきます。
現在は滞納額としましては2467万3855円、滞納者数が65人、滞納月数が2505カ月でございます。
この滞納につきましては、平成17年度分から平成22年度分につきましては、約10%の滞納額が減っておりまして、鋭意徴収担当者が努力していただいておりますので、今年度につきましても、その10%を目標に徴収を図っていきたいと、こう考えております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
徴収金、もう一度滞納に対してということなんですけれども、先ほどから申し上げていますように、現年度分、ことしかけました税金の徴収率というのは、再三くどいようで申しわけないんですけれども、98%を超えております。ただ、旧4町村の段階で合併以前からの滞納、繰り越してきておる滞納というものに対する処理が不適切ではないんですけれども、放置して残ってきておるという金額が膨らんでおります。これをきちっと法にのっとって処置していくということができておれば、こんな3億数千万円というような形にはならなかったというように分析はしておるようです。
ただ、安易にやはり不納欠損というのもどうかというのは、これはもう議会の皆様からもかねてから御指摘いただいておることですので、率にとらわれることなく、やはり払ってもらえるものは時間がかかっても1円でも多くきちんと払っていただくということの中で、滞納繰越分の率がある面として悪いということも一定御理解いただきたいなと、こういうように思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
担当部署、また担当される方は全力を挙げてお取り組みをいただきたいと、かように思うところでございます。
それでは、もう1点なんですけれども、今回歳入の総額が181億7000万円ということで、一応予算額が当初予算額ということで確定をしておるわけでございますけれども、その中で、地方交付税、地方特例交付金と、私がお尋ねしたいのは地方交付税でございます。
この交付税に関しましては、いろいろとこれは話がちょっとずれるかもわかりませんけれども、政局がどのほうに向いていくか、非常にわかりにくいというような様相を呈しておる今の国政状況なんですけれども、その中で、現政権では特例期間を5年間延長しますよという話がございました。これは市民の皆様もニュース等々で聞かれたかもわかりませんけれども、国会審議において確定したかどうかというのは定かではございません。それと、新しく地域政党というのがマニフェストをつくりまして、交付税を廃止をするというような話もございます。
これ、合併して私たちの市は6年目を迎えておるわけでございます。18年1月1日から10年間ということで、10年を過ぎた5年間というのは激変緩和措置ということで、おおよその交付税の、何もなければ交付税のある程度のシミュレーションはできるわけなんですけれども、今の状況ではいろいろと政局のいろんな情勢ではうがった見方も出てくるかもしれないんです。
だから、そのあたりも踏まえていただいても結構ですけれども、私が材料にさせていただいたのは、昨年ございました市長のタウンミーティングですね。4地域で行いましたタウンミーティングの中で、その資料の一番最後に交付税の推移云々について紹介はされておりました。それはほとんど七十五、六億円あたりで推移していたかなという感じはするんですけれども、今回87億円というような形の数字が上がっておるんですけれども、ことし、そしてことしから数年先までの見通しというのを企画財政のほうでどのように見ておられるのか、そのあたりを。どうしても宇陀市の場合は先ほども山本良治議員も申されましたし、私もそれは思っております。どうしても依存しなければならない、財源を依存しなければならないわけでございますので、大変いろんな事業もやりたい、やってほしいというような思いがあるんですけれども、なかなか厳しいなと、先のことを考えると厳しいなというような思いがしておるわけでございます。そういったことも踏まえながら、現時点で考えられるところをお示しをいただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
ことしのまず23年度の実績で申し上げたいと、このように思います。
ちょっと普通交付税に限定させていただきますと、今回補正させていただいたんですけれども、当初予算は普通交付税の予算額は75億4400万円であります。今予算書をごらんになっていただいておりますので、24年度の、これは今回は77億7500万円ということになっておりまして、実はふやしておると、こういう状況がございます。
いろいろなことを言っているのにふやすのかという考え方もおありかもわからないんですが、実は平成23年度の宇陀市の普通交付税自体で申し上げますと、82億円に届いておるということです。ですので、補正の審議資料のほうには留保財源7億円ということで、かねてから一部の議員の方々の御指摘もありましたので、計上させていただいております。これが留保財源ですということで申し上げております。
こういう例えば今年度、普通交付税で82億円あるとしましたら、このうち幾らぐらいが合併による特典かといいますと、今から言いますと、おととしのタウンミーティングで申し上げたときが14億円という話でしたが、ことしはやはり何かいろいろ積算していきますと17億円程度になっておるということを財政課が申しております。これは物すごく宇陀市にとっては助かるということでございます。それがありますので、例えば基金も積み上げていけておるということもあるんです。
多田議員がおっしゃいますように、これは平成27年度で10年間ということになっておりました。その後は急に減らすと困るであろうから、5年かけてゼロにしていきますよというのが激変緩和といいまして、国のそういうアフターケアだとこういうように考えています。これについては5年延長というような話は今のところ聞いておりません。5年延長云々というのは、合併特例債が合併した市町村10年間交付税の措置がある合併特例債というのを用意しているよということなんですけれども、東北のほうでは合併された自治体が、その合併特例債の恩恵どころの話ではないということで、それでは気の毒だということで、もう既に法律で5年延長されましたけれども、ほかの団体も防災とかにお金をつぎ込んでおるであろうから、喫緊の課題として、合併特例債でまちづくりをしようとしたことについては、もう5年合併特例債を延長してやろうという話を伺っておったんですけれども、今のところ法律的にはまだ通過しておられないと、かように聞いております。
ですから、合併特例債のことは置いておきまして、交付税のことについては、やはりこれは規定どおり27年度で一たん終わって、あと5年間でだんだん減っていくということが考えられますので、何遍も申し上げますけれども、きちっとした財政運営ができるように、職員人件費なり公債費なりを縮小していきまして、基金も積み立ててそのときに備えていくと、独自に運営していけるというような形になるように持っていきたいと、このように考えております。
以上です。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ここで午後3時30分まで休憩いたします。
午後3時21分休憩
午後3時31分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、歳出に移ります。
40ページから41ページ、1款議会費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
41ページから64ページ、2款総務費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
64ページから87ページ、3款民生費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
87ページから98ページ、4款衛生費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
98ページから107ページ、5款農林水産業費。
質疑はございませんか。
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
5款農林水産業費で少しお尋ねいたしたいなと思います。
3目の農業振興費の中で101ページになるわけですけれど、19節の負担金、補助及び交付金等々のいわゆる鳥獣にかかわる予算を今回も多く入れていただいております。ありがたいことだなというように思うわけですけれど、本当に実績を見ましても多くの取り組みや結果を出しておるわけですけれども、しかしながら、依然として鳥獣被害が非常に多いということであるわけです。
特に全体を私も把握はできておりませんけれども、我が村の状況を見たときに、実は約3000メートルほど村全体をいわゆるネットを張りました。そして1カ月ほどですか、やれやれこれで被害が少なくなったなというようなことで思っておったわけですけれども、それが何のことない、もうふえるわふえるわ、当初はその張った網を壊したりしながら修復を絶えずやりながら来ていたわけですけれども、今度はこちらのほうが音を上げるほど多くのシカが入ってくるということで、非常に困っている状況があるわけです。
そんな中において、市としても入る場所を探るべくカメラを置いていただきました。そうすると、その場所たるものはどこかといいますと、林道であったわけですね。そこだけがあいておった、4メートル、5メートルあいているから、そこからどんどん入ってきて10頭近くが列をして入ってきておる。その間、いろいろな対策をしながら来ていただいておるけれども、しかしながら、行政としての取り扱いとしては公道であるからどうにもならんというようなことで、その場所が一向にふさがらんということで、今もってどんどんと入ってきております。また昼になると出ていくというようなことが実態であるわけです。
そんなことからいろいろと検討してみますと、隣村である曽爾村については村の考え方によって、林道であってみたり市道であってみたりするところを十分理解の得られるように啓発をしながらシャッターをおろすというのか、ゲートをつくっておるということであるわけです。我が市については多くのそういう願いを踏まえながら、何とかできないものか、せっかく市債も含んで多くの費用を出してやってもらった結果が、なおかつ出たり入ったりしておるというようなことであるわけです。
そんなことから、私、曽爾のほうへも伺ってきましたけれども、やっぱり市も地元も含めてですけれど、その対策をしっかりしようという心構えが、やっぱり我が市とああいう曽爾さんですけれども、見せてもらうと、そのとらまえ方が違うということがはっきりわかりました。いわゆる公道であれ何であれ、その対策さえすれば、今曽爾さんのほうでかぎをすることによって1頭も入ってきていないという実態があるわけです。それは、やはりとらまえ方が違うわけです。絶対費用をかけてんから、その費用をもって何とかせなならん、市民のため、安全・安心を守るためにやらなければならんという意気込みが違うわけです。だから私は、やはりそのあたりは十分観光の入ってくるルートでもあるわけですけれども、それは説明さえつければ理解をしてくれるのではないかな、こんなように思います。後ほど、そのとらまえ方についての考え方をお願いしたい。
さらには、各どの府県にも、こういう鳥獣被害というものが出ております。しかしながら、市長が昨年でしたか、お話がございましたように、それを逆に利用しながら、いわゆる食材をつくっていこう、そんな仕組みもこしらえていこうとたしかおっしゃっていただいておったように思いますし、今のこの予算についてそのことも明記をされていました。そんなことをどこまでどのように進めておるのかということをまずもってお聞きをいたしたいなと、こんなように思います。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
ただいまの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。
まず初めのシカのいわゆる林道を通っているというところでございますけれども、確かに室生につきましては、集落全体を覆って、ちょうど腰折れ地蔵のあたりですね、あのあたりが林道を通っておりまして、そこをシカが通りまして入っているということも認識はいたしております。囲いの話もさせていただいておりますけれども、この辺については地元の方々と一定協議も必要であると思いますし、カトラ線が開通いたしましたことによりまして、佛隆寺から室生寺のほうへの観光道路にも活用していきたいなとも思っております。その辺の関係もございますので、おっしゃっていることはよく理解もさせていただいておりますので、今後協議をさせていただきたいと思っております。
それと、いわゆるイノシシ、シカ等の食肉活用の関係でございますけれども、現在宇陀・名張地域鳥獣害防止広域対策協議会が、宇陀市と名張市で協議会をつくっております。そこで食肉、いわゆるジビエというんでしょうか、その辺も含めて協議もいたしております。一昨年でしたか、解体技術の講習会もさせていただいて、昨年もさせていただいておりますので、その辺からだんだん進めていきたい。一定シカ肉料理をしていただけるかどうかという食堂なり調理をしていただいているところにも若干問い合わせ等々も行っておりますので、まだ今年度予算としては反映はいたしておりませんけれども、その辺も考えていきたいなとは思っているところでございます。
中途半端な回答になりますけれども、以上でございます。
議長(中山一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
今部長のほうから説明がございました。
しかしながら、これは取り組みのやはり若干の甘さがある。と申しますのは、国の農林水産大臣の基本指針というのが発表されておりまして、それぞれの市町村ですか、県段階もそうですけれども、被害防止計画を立てなさいよということが書かれております。ことができるということになっております。その基本計画を立てておるのは天理市さん、そして吉野町さん、曽爾村という、ネットで見る範囲ではそういうことであるわけです。そういうことを立てながら、やっぱりしっかりした取り組みをしております。長く18年からこちらへ猿の問題や、そしてイノシシやあるいはアライグマの問題等々の有害鳥獣のことについては、それぞれ議員の皆さん方が市に対してのお願いという形でしてきたことは事実であるわけですけれど、しかし、中身としては遅々として進んでいないのも事実であるわけです。
先ほど申しましたように、室生においては約820万円の経費をかけて、国が55%、市が24.4%、地元が20%というようなことで経費をかけながら、さくをこしらえたと。そしてやれやれと思っても、今部長も申しました林道ですけれども、そこからどんどん入ってきておるというようなことで、市に訪ねると、今も言ったように観光のどうのとかなんとかいうようなことであるわけですけれども、隣接しているいわゆる曽爾村さんがそういうことできっちりと整備をしていっている事実もあるわけです。だから、いかに取り組み方に甘さがあるかというのを私きっちり言いたいわけです。
だから地元へも責任を負わせる。そして、ただ市のほうはこの件についてはこういうことをやりなさいという、やっぱりきっちりとした指導をしてほしいわけです。ぐらぐらとそういう中身のわからない話がたくさんあるわけです。だから、これでは前へ進まない。せっかくここで800数十万円の金をかけてやっても、何ら効果がないということになるわけです。
だから、説明の中でも駆除事業としていろいろ挙げていただいております。しかしながら、こういう事実を市民の皆さんも知っていただきたい。公費を使っても、最後の締めくくりができないためにあるわけです。あの下流には山上公園という公園がございますけれども、そこへどんどんシカが入ってくる。それからイノシシが入ってくる。来たお客さんはそこへ座ることもできない。そんな実態があるわけです。それも市の財産であるわけです。だから、本当に対策をやっていただかなければ、せっかくの元入れがどうにもならん、そんな事実があります。
したがって、考えているということをよく担当者にも聞かされます。考えております。考えているんやったらどういうようにするんやということをいいかげんに結論を出してもらわんことには、もう18年からこっちずっとそんなことをやって、やっと21年にこの事業ができたわけです。でも、やっぱりいまだもってその対策が効果をなし得ていないということで、非常に困っております。
これからも各地域でそんな問題がもう出てきております。もとの4町の中で、どんどんとやっぱり困った困ったという声が聞こえてきます。県のほうもそんなんで対策を練っている、国も対策を練っているということの中で、肝心のやっぱり地元の市がもっときっちりした対応、しっかりとした指導をしなければ何にもならんのと違うのかなと、そんなように私は思います。
したがって、さきへ戻って、シカに対してもイノシシに対しても、その取り組み方をもう少し積極的に進めていただきたいし、この予算書を見させてもらったときに、いわゆる捕獲体制の問題の中で焼却といいますか、それをやっていくということもありますけれども、その方面でも捕獲した個体を何とか処理のできるように、さらには肉として産物としてやっていかれるように、しっかりと担当部署でかかっていただきたい、こんなように思います。
せっかく予算で市長の思いを上げていただきました。市長も昨年もそういうことで、肉加工の問題も含めてですけれども、考えていくというようなことを言うておりました。その件について市長さんのほうから、その思いをどこまでどのように指示をなさっておるか、ひとつお聞かせ願いたいと、こんなように思います。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
ただいま御指摘をいただきましたことにつきましては、宇陀市といたしましても毎年でございますけれども、鳥獣被害防止計画を策定をいたしまして取り組んでまいってきております。
それと有害鳥獣がわなにかかったとき等々につきましては、猟友会のほうで処分をいただいておりますけれども、例えば畑の周り、田んぼの周りのさくにかかって身動きとれないということにつきましては、基本として、その土地のところへ埋めて、いわゆる埋葬という形をとっておりますけれども、それもとれない場合がございますので、その辺については業者と契約をいたしまして焼却という形に、昨年度補正予算でお願いをいたしまして、そういう方向をとっております。いろいろと現在焼却処分のほうについても調べている最中でございます。その辺も御指摘ありましたけれども、全く考えていないということではございませんので、何とか一歩ずつ前へ向いて進んでいきたいなとも思っております。よろしくお願い申し上げたいと思います。
議長(中山一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本良治君)
そのことはよくわかるわけです。
しかしながら、ここへ予算を組んでいただいています。24年の事業概要の中で一般財源で135万円、いわゆる衛生的な処理をするために何がしの単価契約を締結して、やっていくということを予算に反映させていただいておりますので、そのあたりも早急にやらなければ、いわゆる捕獲した、あるいは屠殺したといいますか、については地元で処理せいと、これはもう覚悟しておりますので、我々も絶えずそういう話はしております。市任せではだめよということは言っているわけですけれど、余りにも多い侵入で、対応がし切れないほどあるわけです。だから、私はここで何とかしてほしいのは、まずもって林道というのは、あるいは市道というのは、地元とそして行政がきっちりとした取り組みをすることによってそのことが防げるとすれば、現実やっておりますので、考えておる考えておるじゃなしに、やっぱり進めていただきたいなとこんなように思います。
それから処置、これは室生だけの話とは違います。宇陀市全体がもうその被害で、どこへ行ってもこの予算にも組んでいただいているように補助金を出しております。補助金を出すだけじゃなしに、もうそれを何とかやめようやないか、そのためにはこんなことをしようやないかということを打ち出して整備計画も含めながら、ひとつよろしくお願いをいたします。回答は要りませんけれど、ひとつ積極的な進め方を、各府県でもどんどんとやっぱりいろいろなメニューをつくりながらやっておりますので、市ができんことないと思いますので、ひとつよろしくお願いして質問を終わります。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
12番、山本繁博議員。
12番(山本繁博君)
予算書の106ページ、その中で林業全般ですね。そうした中で、事業別シートの124ページ、125ページ、美しい森林づくり基盤整備交付金事業、そして森林整備地域活動支援交付金事業とあります。これは室生村森林組合と宇陀市森林組合が二つがあります。どのように分配されているか、ちょっと教えていただきたいんです。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
この事業につきましては、いわゆる森林組合のほうにお願いをしているわけなんですけれども、施工面積、施工量によって割り当てているところでございます。基本的にはそういう考え方でおります。
議長(中山一夫君)
12番、山本繁博議員。
12番(山本繁博君)
はっきりわかりませんわ。負担金、補助及び交付金とかありますやんか。それはどのようにして分けられているかということを聞きたいんですよ。これ、室生村森林組合と宇陀市森林組合が一つになって補助が出てますよね、宇陀市から、行政から出てます。その中で、どういうように分けられているかと聞きたいんですよ、わかってくれますか。部長、わかってくれてます。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
まず、美しい森づくりの基盤整備の交付金の件、1453万2000円についてでございますけれども、森林整備事業として宇陀市森林組合に間伐で74ヘクタール、作業道路で2000メートルで2200万円余りになります。室生村森林組合につきましては、間伐で30ヘクタール、約680万円程度ということになります。
いずれにいたしましても、いわゆる作業の広さ、作業量に対しての分配ということになります。
議長(中山一夫君)
12番、山本繁博議員。
12番(山本繁博君)
僕はそういうようなことで聞いてるんじゃないんです。何対何でね、何対何ぼで分けられてるんだと。いろいろなこれ以外のこともありますわね。だから言ってるんですよ。
この前にちょっと私は話を聞いたところ、室生村森林組合って、このように言われてるんですよ。余りいい発言じゃないと、私はこのように思っております。宇陀市なんですよね。宇陀市森林組合。この室生も宇陀市なんです。平成18年度合併しました。そのときに何で室生村森林組合がこっちへ入ってこなかったかということはいろいろと議論されてましたけれども、今もう重荷も軽くなっておるんじゃないかと、このように思ってるんです。だったならば、同じ今荷物をしょっていくならば、一つになっていくのがこれが理想かと、このように思ってるんです。
そこで部長、聞きたいのは、これからそういう統合するのかしないのかということを聞いてるんですよ。するならば早くしていただきたいんです。
しかし、一番私が思うのは、何で宇陀市の中に森林組合が二つもあるんですか。これが不思議でかなわんのです。部長はどのように思われますか。そして、市長はどういうようにこれからやっていこうと思ってはるんですか。この二つの森林組合を一つにするか、それかこのままどっちかを消してやっていくか、どういうように思われているんですか、ちょっと答えていただきたいんです。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
現在、確かに宇陀市森林組合と室生村森林組合の二つ宇陀市にございます。森林組合と申しますのは、もともと林家が資金を出し合って組合を結成しているという団体でございます。補助金も若干ですけれども宇陀市から支出はしておりますけれども、森林組合、1個の団体でございますので、合併当時ですけれども、確かに宇陀市も合併したから森林組合も合併したらどうですかという話はしていったそうであります。ただ、詳しい事情は私もそれほど深くは存じておりませんけれども、合併できなかったということで現在に至っているという状況にあると伺っております。
個人的に申し上げましたら、今できましたら合併していただいたほうがありがたいかとは思うんですけど、それぞれの森林組合の思いがあるかと思いますので、強制はできないということになります。御理解をいただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
山本議員、3回の質問終わっております。
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
同じページで、済みません、106ページ、有害鳥獣の個体処分で少しお尋ねをしたいと思います。
今うだチャン11、テレビを見ておっていただける市民の皆さん方、また猟友会の方もおられると思うんですけれども、この大型獣の処分を衛生的に実施するということで、新規事業なんですけれども、これは非常に環境といった部分からもまた喜ばしい事案ではないのかなと思っておるんですが、これでは、この中身だけではどういった手続が必要なのか、また鉄砲その他、鳥獣を殺したとき、また死んでおる個体を室生霊園まで運ぶ、これはどなたが運ぶのか、お金は幾らなのか、だれがその料金を払うのかといったことをちょっと説明いただけたら。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
有害鳥獣の駆除の個体処理の分でありますけれども、基本的に道路で倒れているとか、市道、農道、林道になるんですけれども、あと、わなにかかってとりに来てくださいというところがございます。この辺につきましては、市道等々で死んでいた場合は環境対策課のほうが出向いて処理していくということになります。わなのほうで、いわゆる有害鳥獣の実施隊あるいは猟友会の方々につきましては、その方々にお願いをするところでございますけれども、農林課の職員が走っていくときもございます。その辺についても私どものほうで運ばせていただくということになります。この分については、あくまでも市のほうから1体幾らでその業者と提携して、そこへお支払いすることになりますので、住民の負担というのは求めておりません。
以上です。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
わかりました。
行政の中から役所の皆さん方が何人かが現場へ出向いていただいて霊園まで運んでいただくというのは私、理解できたんですけれども、猟友会の皆さん方が現場へ行かれる。そういったときは、これは済みません、猟友会さん、ボランティアなんですよということになるのかな。それで、とめ刺しという、そのけものの息をとめる。とめた後の運送は役所が私らが行きますよということなのかな。それとも、とめ刺しまで役所がしますよということなのかな。
議長(中山一夫君)
森井農林商工部農林課長。
農林商工部農林課長(森井清秀君)
済みません、農林課の森井でございます。よろしくお願いいたします。
ただいまの個体の処分の関係でございますけれども、基本的には今部長がおっしゃったように、道路で交通事故で死んだ場合、またネットさくでひっかかって死んでいる場合、いろいろなケースがございます。ネットさく等にひっかかっている場合につきましては、猟友会さんにお願いしてとめ刺しをしていただくと。そのときには、ふだんの日であれば市にもお電話がかかりますので、市の職員と猟友会の方一緒に行きます。基本的には、山等であれば、山で埋葬させていただくということを基本に置いてお話をさせていただいておるわけでございますけれども、どうしても埋める場所がないという場合につきましては、市の職員が運んでペット霊園のほうへ運搬するというような形で現在進んでおります。
以上です。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
これ私3回目ですけれども、以前にも話をさせていただいたんですけど、私らは数量に数に限定されておるんですよ、これ質問回数がね。それを同じことを繰り返してまた今もお尋ねをするわけやけど、もうちょっと基本的な部分で親切さ、丁寧さがなかったら、途中で3回終わっても、はいと手を挙げている議員も何人かおられましたけれども、そういった部分ちょっとお願いをしておきたいなと思うんですよ。
今課長がおっしゃるように、道路の際でおりを置いたり、わなをかけたりという便利な場所もあろうかと思うんですけど、大半は少し山へ入らなくてはいけないといったような部分で、そういったときの今おっしゃった、近くの山、穴掘って埋めてくれたらいいんですよとそういうことは、この21世紀の時代に役所が言う発言ではないと私は思うんですよ。以前にもあなたに私は進言をさせていただいたと思うんですけど、その辺で埋めておいてくださいと、それはちょっと環境も含め、これ、国有林というのは宇陀市のこの近く、民家の近くには、私、国有林というのはないんじゃないのかなと。全部私林、無断でよその山に、また耕作放棄をされている田んぼに穴を掘って埋めるというようなことは、法律的にもいかんでありましょうし、そういったことではなくて、もう少し、おりなりわななり網にかかったものを、動物ですから生きてるわけです。これを最終埋葬まで持っていくのはどういう手順やねんということを何回もこんなことを聞かんでも1回ですんなりとわかるように、今テレビをごらんの方もおられるわけですから、説明をいただけるように。親切心というかな、だらだらしゃべれと言うてるんじゃないんですよ。シンプルに説明をいただけたらと思うんですけど、もう一度お願いできますか。
議長(中山一夫君)
森井農林商工部農林課長。
農林商工部農林課長(森井清秀君)
申しわけございません。先ほども説明させていただいたとおり、基本的には猟友会にお願いしておりを設置する場合は、猟友会の方にお任せしておると。ただ、ネットに有害鳥獣がひっかかっておる場合、これにつきまして、どうしても一報が市に連絡が入るようになっております。その場合、猟友会の方にお願いし、また市の職員も出向き、現場のほうでとめ刺し等の対応をさせていただくというような状況です。
それで、大変この時代に埋葬とはどうかというようなお話もございます。その点につきましては、土地の所有者さんとの話し合いで協力いただくと。ただ、協力いただけない場合につきましては、市のほうでペット霊園のほうに持ち込んで火葬を実施するというような形で今現在進んでおります。
ただ、おっしゃるように、なかなかこの状況の中で埋葬はどうかというようないろんなお話もございます。ただ、土に戻してあげるというのも一つの供養の一環でもございますので、その辺、地域の方の協力のもとに進んでおるような状況でございます。
ただもう1点、先ほど山本議員さんからもお話ありました有害鳥獣の食肉の関係もございます。どうしてもネットにひっかかったらとめ刺し等をするのかと、その後、焼却なり埋葬処分するのかというようなお話もございます。今年度は各食堂のほうにも協力をお願いして、シカ肉、シシ肉につきまして料理等の考え方があるのかないのかというようなお話も現在アンケートをとらせていただいております。その辺も含めまして、焼却なり埋葬をすることより、そちらのほうを生かすような形で現在食堂、旅館等にもお話をさせていただいておりますので、その辺の方向が出ましたら、こういう問題もなくなるのではないかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
大澤議員、3回終わっております。
8番(大澤正昭君)
違う話。
同じページで宇陀市産木材利用促進ということで少しお尋ねをいたしたいと思うんですが、これが先ほど市長もおっしゃっていましたように、農林業が宇陀市の基幹産業であると。にもかかわらず、景気低迷、また外材の利用度が高いといった中で、非常に宇陀市の杉、ヒノキといったようなものも、基幹産業、名木でありながら、景気低迷ということなんですが、ここに提示をされておりますように、ぜひとも宇陀市の宇陀産の木材を利用していただいて、皆さん方に快適な生活を営んでいただける住宅関連に使用をお願いするという中でなんですけれども、これは低迷した市内木材需要を木材需要の大部分を占める住宅工事を補助することと市内林業の活性化につなげるというコンセプトを提示をされておるわけなんですけれども、この提示をされていることは結構なんですよ。ですけれども、この宇陀市の公の施設、今、病院建設、小学校の建設をしよう、また昨年でしたか、室生の保育所、幼稚園、新設をされました。このときにも見学ということで行かせていただいて、少し話を聞かせていただきました。
ところが、宇陀市の木材は使われておらない。価格的に合わないとかいった話の中で、宇陀市の材木は使われておらない。公としては宇陀市の材木、製品は使いません。けれども、県外を含めた皆さん方には宇陀市の材木を使ってくださいというコマーシャルを打つと。私は何かコンセプトが一致してないように思うんですけれども。
例えばそういった公の施設で、この庁舎のこういったもの、これ宇陀市の材料やと思うんですけれども、そういった建物があり、また市外、県外からも一度見せていただこう、セメントと鉄骨だけの建物じゃなくて、施設ではなくて、十分に地場産の木材を使われているそういった建物をどういうように構築されたのか、どんな議論をされたのか、価格の部分はどういうように消化をされたのかといったような県外からも視察に来ていただけるような取り組みがあってしかりではないのかなと。私は食べんけど、人には、これおいしいで、食べなさいよと言うてるのと同じようなことではないのかなと少し疑問を感じておるんですけど、そういったところの活性のためには、宇陀市のためにはぜひ促進していただきたいわけなんですけれども、私の思いからしましたら、ちょっと違うんと違うかというところなんですけれども、説明いただけたらありがたいです。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
御指摘の宇陀市産材の木材利用促進奨励事業なんですけれども、これは市民がいわゆる市内業者にお願いをいただきまして、市内で生産された木材を使用した住宅工事を行うことによりまして補助金を出すものでございまして、この部分につきましては、市内の木材需要の拡大、住宅産業などを中心とする地域の活性化を図ろうというものでございます。
これにつきましては、材木屋さんや森林組合等々にお伺いしたところ、宇陀市産の材木、わかりますよというお返事もいただいておりますので、こういうようにさせていただいたところでございます。基本的には、まだ奈良県産の住宅材木を使った支援等々もございますので、それとダブる形になるんですけれども、宇陀市産材を利用された施主に対して、いわゆる補助金を交付していくというところでございます。
市産材の基本補助金額といたしましては、市産材の購入価格の2分の1で、上限は申しわけないんですけれども10万円というところで、構造材あるいは内装材の併用でも可能だと。
まず、制度の説明をさせていただきます。5立米以上の使用に限るということでお願いをしていきたいと思います。
今後、公共工事、今室生の子ども園ですよね、それについてはちょっとまだわからない部分があるんですけれども、今後公共工事につきましては、当然2月8日、これはまた話別になるんですけれども、みなとモデル、東京港区に宇陀市産材の利用をいただくような協定も結んでおりますので、その辺につきまして、そういうところで協定を結んでおりますので、いわゆる公共の建物についても宇陀市産材の利用は進めてまいりたいなとは思っております。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
2回目ということやけど、そうじゃなくて、今説明いただいたのは、それで私理解できました。この宇陀市の中で公のね、例えば大宇陀小学校の建設、これはもう図面もできて、こういう学校やということで、私、総務ですので、説明もいただいて議論もさせていただいたわけですけど、そのときにも木造2階建てではあかんのかと、学校。どうでも鉄筋の3階が必要なのかという話もさせていただきました。ところが、木造2階建ての話のときには答えが返ってきませんでした。単価が合わん、とにかく木は高いねんと。高い高い高いいう話しかなかったと思います。
先ほど言わせてもらったように、自分は食べない、自分は食べないけれども、自分は食べられないものを人には食べよ食べよと言うていったかて説得力がないんじゃないですかということを私は申し上げておるんですよ。そこのところはどうですかとお聞きをしておるんですわ。
議長(中山一夫君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
今回、林業の消費に関して御指摘いただきました。おっしゃるとおりの面がございます。公共施設にもう少し取り入れる必要はあろうかと存じます。
しかし、税金の執行でございますので、余りにも受忍の限度を超えるような単価であれば、やはり安いというか、合理的な方法を選択せざるを得ないということでございます。そうした中で、事業そのものも、そういう選択肢の中で木を使いながら、その使う限度は限定されてくるということでございます。
今回御指摘の大宇陀小学校につきましても、木材の使用ということもいろいろ検討していただきました。表層、外観の表面につきましても、木材のイメージということで話を聞いておるんですけれども、やはり耐用年数の問題等いろいろございまして、金属製品になったという経緯がございます。
宇陀市の基本的な考え方として、森林環境に大きな支援というんですか、投資をしておりますし、そしてまた森林環境税も含めて投資しているにもかかわらず、なかなかその効果があらわれない。それは、やはり政府の政策もあろうかと存じますけれども、やはり大きな資産家として持っておられる方々は別といたしまして、私の基本的な考え方は、やはり消費を喚起しなければいけないというような形の中で今回の予算編成をさせていただいたところでございます。林業に携わっておられる方々の雇用を何とかつくっていかなければならない。そのためには、やはりエンドユーザーの嗜好がどこにあるのか、そしてまた都市の子どもたちがどういうような意識を持っているのか、木材に対する愛着を持てるような教育もしていただかなければ、ある一説によりますと、木の香りそのものが、これはアレルギーで困るとかいう話も東京へ行かせてもらったときにはそういう話もございました。ですから、やはり木材そのものに、やはりもう少し愛着を持てるような教育もしながら、川上と川下という表現が適切かどうかわかりませんけれども、林地の方々もそういう情報提供をして、まちの子どもたちとまちの方々と交流をするために今回みなとモデル森と水サミットというのに参加させていただいて、私自身の発言とすれば、エンドユーザーの嗜好がどこにあるのか、そしてまた都市とこの森林の生産地との源流域との交流も含めて、農業とともに、やはり違った観点で森林というものを持っていく必要があるのではないかなという思いでございます。
議員おっしゃるとおりでございますし、森林組合そのものの建物も、室生の森林組合は木材をたくさん使っておりますけれども、かつての宇陀市の森林組合は鉄筋コンクリートでございまして、そんなことも含めながら、やはりあらゆる選択肢を排除せずに積極的にいかなければいけないと思っております。そんなことも含めながら模索をしていきたいと思っておりますし、今回少ない金額ではございますけれども、樹種の転換という話もさせていただいております。これはまだまだ意識の啓発も含めて努力が必要でございますし、これからの政策でございますし、今までとは反対の政策でございますし、そんなことも含めながら、山というものを、森林というものを環境も含めて、水源涵養も含めて、防災林も含めて考え方を変えるときに来ているのではないかなと思っておりますので、そんなことも含めながら宇陀市の市民そのものが愛せるような森づくりをするような政策をしていきたいと思っておりますし、そして先ほど申しましたような担い手がおらなくなるというんですか、森林を支える方が資産家しかおらないというような状況が生まれつつありますので、その地域の方々の雇用を何とか確保するような政策でちょっとでもということで、その誘導策として補助金をつけさせていただいたということでございますので、補助そのものが目的ではございませんので、誘導策でございますので、御理解いただきますようによろしくお願い申し上げたいと思います。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
今市長に説明をいただきました。もう全くおっしゃるとおり、そのままでございます。市長が思っておられるその思いを担当部署を含めたこの庁舎の中におられる行政の皆さん方が御理解をされて、議論をされたときには、決して宇陀市の林業、森林含めた、また雇用も含めた中で、暗いわけではない、トンネルばかりではない、その向こうに明かりが見えてくると思います。それは市長の思いがしっかりと伝わらないからそういうことになるのではないのかなと、今おっしゃるとおりでございます。職員の皆さん方にもよろしくお願いをしておきたいと思います。
ありがとうございます。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
これ、先ほど市長からも少し言葉に出ましたけれども、樹種の転換という、私も杉、ヒノキという針葉樹を一番最後の民家から何百メートルぐらいは広葉樹に植えかえるべきやと。昭和の30年後半ぐらいやったと思うんですけれども、国の補助政策ということで、杉、ヒノキの植林を促されて今の状態やと思うんですけれども、時代の流れとともに、杉、ヒノキの需要が減ってきた。そして、先ほどから話がありますイノシシ、シカ、猿、こういった野生のけものが有害という邪魔物にされている。有害鳥獣というような名札をつけられて、まことに彼らにすると申しわけのない、おまえらのせいやないかということになろうかと思うんですけれども、これも市長がおっしゃっておりますそういった樹種の木の植えかえ、こういった施策を大きく転換していかないと問題解決にならない。何十年網を張ったって、野原のけものは必ず里へ出てきます。
そこで一つお願いというか、お聞きをするんですが、この事業シートの中では民家から50メートルというようなことを書かれておるんですが、民家から50メートル前後を地主さん、土地をお持ちの方の御理解を得て樹種をかえたとしたときに、それはその奥からクリ、ドングリを食べにまたそこへけものが来るのではないのかなと。そのけものを里へ来ずに山の自分の生まれた自分の山奥のほうへ、おりてこないようにする樹種の転換というか、そういった思いはないのでしょうか。
家からすぐ近くのものを切るのは簡単なので、ということは、そこにえさをまくということになってくると思うんですよ、私、家の近くに。何かその先ほど市長がおっしゃっていました災害の防止であるとかそういったことはよくわかるんですけれども、有害鳥獣も含めて三石、四石が一鳥で終わるというようなそんなペニシリン、魔法はないわけですけれども、もう少し考えていただく余地もあるのではないのかなという私の提案なんですけれども、どうでしょうか、農林商工部長。
議長(中山一夫君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
議員御指摘のそういう問題も発生しようかと存じます。本来、山の持つ活力というものをするならば、今回、紀伊半島内部地震もございました。本当に杉、ヒノキだけではなしに、やっぱり稜線とかそういうところに落葉広葉樹を植えて、そしてまた今御指摘の道路から30メートルから50メートル、民家から30メートルから50メートル植えておけば、災害が本当に減少するのではないかなと思っておりまして、それが最適かと存じます。
ところが、やはり稜線というものは、なかなか行きづらいところでございますし、とりあえずできることからやっていけばいいのではないかなと思っております。ですから、今30メートルから50メートル範囲と申しましたのは、土石流危険渓流地域の指定というのが法律上定められておりまして、宇陀市内ではほとんどのところが土石流危険渓流でございます。その地図を作成して市民の皆様方に説明するという話があったときに、これから今後10年間でそれに対応するような防災工事ができますかということでございますので、それはできないということでございます。ですから、それに対抗するというんですか、それに対する作業といたしまして、その防災林というのをさせていただいて、防災林でありながら水源涵養林であり、そしてまた景観保全林でありたいという形の中で、こういう政策をさせていただいたところでございます。
宇陀市内におきましても、いろいろ治山工事をしていただいております。人家の裏山をコンクリートで固めております。これは、国土交通省と林野庁との意見の調整も含めながら、やはり横の調整ができてないからではないのかなというような思いがあるわけでございます。これは宇陀市発でそういう形の中で政策をさせていただきたい。ただ単にクヌギだけを植えるのではなしに、やっぱりクヌギだけでは、これは生産は伴いませんので、クヌギとそしてまたカエデともみじを植えるとか、そしてまたケヤキを植えるとか、そういう樹高の違うものを混生させながら植えることによって視界が明るくなりますので、出てきづらくなるのではないかなと解釈しているわけでございます。
しかし、ドングリも発生しますので、それは否定しませんので、それは必ずふえてくる可能性もございます。それはやっぱり最初の原点に戻りますけれども、地域を挙げて、そしてまた行政も応援しながら、それに対抗するような対応をしていきたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
済みません、ページ126まで行きませんか。そうですか、ごめんなさい。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ここで40分まで休憩いたします。
午後4時29分休憩
午後4時47分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
本日の会議時間は、会議規則第9条第2項の規定により1時間延長し、午後6時までといたします。
暫時休憩いたします。
午後4時48分休憩
午後5時08分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
暫時休憩中に議会運営委員会を開催させていただきました。
現在の議題に議会運営委員長の報告を日程の途中ですが、追加してよろしいですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
それでは、5番、上田議会運営委員長より報告をお受けいたします。
上田委員長。
5番(上田徳君)
失礼いたします。暫時休憩中に16時50分から議会運営委員会を開催いたしまして、平成24年度一般会計当初予算の質疑につきまして、議題の扱いになっております款別の質疑ということの議長の発言の中から議会を進めておりましたけれども、先ほど項目の発言についてそれぞれ質問があったということでございます。
協議の結果、会議規則第56条の規定に伴いまして、1議題3回という質疑の回数を再度確認をさせていただきました。また、質疑の内容につきまして、議長が必要と認めた場合は項目の質疑を受けることもございますけれども、今回上程されております平成24年度一般会計の当初予算につきましての審議につきましては、款別のくくりで質疑をお願いしたいということでございます。ひとつその点、議員の皆さん方もお取り扱いのほう丁寧にしていただきまして、そのような議事運営を進めていただきたいと思います。
以上のようなことを審議いたしまして、17時に議会運営委員会を終了いたしました。
以上、簡単でございますけれども、先ほど行いました議会運営委員会の報告とさせていただきます。
議長(中山一夫君)
107ページから112ページ、6款商工費が途中でございましたので、質疑はございませんか。
12番、山本繁博議員。
12番(山本繁博君)
款の商工費です。商工費の中の108ページ、そして事業別シートは129ページです。ウッピー商品券発行委託事業という事業なんですね。これは24年度から開始されます。その中でどういう運用をやられるか、教えてください。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
ウッピー商品券の件についてお尋ねでございます。
この事業の目的につきましては、定住促進奨励金制度、それと住宅リフォーム助成制度、住宅用太陽光発電システム設置補助金制度、これは今回の予算になるものでございます。それと宇陀市産材の木材利用促進助成制度、これも今回の予算でございますけれども、この利用者に対しまして、市内事業者のいわゆる市内のお店で有効な市内の流通商品券を発行して、市内における購買意欲を高めようという、いわゆる市内の内需拡大を図ることを目的としております。
この件につきましては、委託先は宇陀商工会に委託をしていこうということでございます。それで予算規模が100万円の商品券を発行していく予定でございます。
議長(中山一夫君)
12番、山本繁博議員。
12番(山本繁博君)
商品券というのは、商店街とかいろいろでやられています。それならば、これは商工会がやられていることですね。それならば、宇陀市全体の商人がちゃんと手がけられるようなそういう商品券だと私は思っておりましたけれども、全然違うじゃないですか、これは。これも市長が言われている産業振興プロジェクトの中に入ります。そうですね、入ってますね。それだったら、宇陀市全般を見詰めた商工というような中で商品券を発行するというのが当たり前じゃないですか。何でそういうように決められたことをやるんですか、定住促進とか。全然これは違うんと違いますか。
はっきり言いますけど、僕は市長の言われること、僕は間違っているかもわかりませんけど、言われているまちづくりというのは。まちづくりというのは、はっきり言った話、市民がお金もうけをできやすいように我々がいろいろと整備するのが、これがまちづくりじゃないかと、我々の使命じゃないかとこのように思っておるんですよ。そうした中で、この商品券、ウッピー商品券ということですね。これは全然方向性が違うじゃないですか。僕はまた商人のための商品券かと思っていました。全然違うじゃないですか、方向性が。
そして、これはどういうようにこの商品券を一人ずつが使ったら、どんなぐらいのポイント制とかいろいろありますやん。それはどういうようになってるんですか。
議長(中山一夫君)
答弁に対しましては、的確に簡潔にお願いいたします。
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
ただいま御質問いただきましたのは委託事業のことについてでございましたので、委託先は宇陀市商工会というところでございます。宇陀市商工会に商品券、先ほど間違っておりました、100万円と申しましたが、1000万円分でございます。
それで、この分につきましては、先ほど申し上げました各種定住促進を初めとする助成制度がございます。その補助金のいわゆる現金のかわりに、このウッピー商品券でお支払いをさせていただきたいということでございます。先ほども申し上げましたように、市内における購買活動の増進、内需振興を図るというところで、今この予算が確定をいたしましたら、商工会によりまして市内業者に募集をかけていただきまして、商工会の会員に限らず、応募のあった市内の事業者、いわゆるお店とかその方々のところで使っていただくということでございます。
ということで、いわゆる補助制度の現金のかわりに、このプレミアム商品券、ウッピーの商品券をお渡ししようというところでございますので、まず考えておりますのは、その助成制度そのものがいわゆるプレミアムになってまいります。あと、その応募をいただいた業者の方々に相談をいただきまして、プレミアムをつけるかどうかというのも決定をさせていただきたいなと思っております。
議長(中山一夫君)
12番、山本繁博議員。
12番(山本繁博君)
3回目ですね。それでは3回目の質問をさせていただきます。
この運用、これはわかりました。しかし、これ金券1000万円ですよね。大きいですよね。これはどういうような形で市民に渡されるのか。何回もしつこいけど、何回でも聞いてこういうような話になりますけれども、やっぱりこれは一番聞きたいと思います、市民もね。商品券、金券1000万円です。大きいです。
そして、このウッピーのぬいぐるみ、どういうように使われているのか、私は余り見たことないんですよ、ウッピーというのは。御杖村のつえみちゃんとか、そしてひみこちゃんですか、これはよく見るんですよ、どこへ行ったって。このウッピーというのは余り聞かないんですよ。まだ反対にウッピーってどこのぬいぐるみですかというぐらいに聞かんとわからないんです。わかりますやろう。だから、これはどういうように活用しているのか。
そして、このPRですね、宇陀市のPR、このPRをするためにウッピーが誕生したと、このように思っております。それならば、宇陀市外へどういうような貸し出しをされているのか。いろいろつえみちゃんとかひみこちゃんですか、そういうぬいぐるみもよそでよく見ます。見ますけど、ウッピーは全然見ません。そして話を聞いたら、ウッピーは男の子ですか、女の子ですか、どちらですかと言われる人もおられます。だから、これを詳しく教えてください。
それで市長、このウッピー商品券、発売をするわけでございますけれども、これは主にどういうことを目的とした商品券ですか。1000万円、大きいですよね、金券1000万円ということです。ちょっとそこを教えてください。市長の思いを教えてくださいね。これは言ったけど、私は聞いてません。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
ウッピー商品券のいわゆるどういう形かということになりますけれども、今思っておりますのは、1枚500円券にして、それを1万円分を1冊にしていきたいと思っております。
それで、先ほども申し上げました、例えば現行しております定住促進の奨励金につきましては、金額は補助額が10万円でございますので、この券を10枚お渡しさせていただくということになります。そういう形で、それぞれの補助金、助成金の金額に合わせて、いわゆる商工会からその補助金分を買い取っていってお渡しをさせていただくということになります。要は、助成を受けられる方に現金で渡すか、商品券で渡すかだけの違いになってこようかと思っております。その辺でつくっていきたいと思っております。
あとウッピーの件につきましては、企画財政部のほうが担当でございますので、そちらのほうから答えていただきます。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
ウッピーのぬいぐるみの件ですけれども、現在市で印刷物を刊行するときにはウッピーのマークを使うようにいたしております。今度記紀万葉の関係で、市の観光パンフレット等にもウッピーのマークを使うとともに、ウッピーが歩いているような姿もコンピューターグラフィックというんですか、それで作成してもらおうと、このように考えております。
余り見かけないというお話なんですけれども、市のイベントにはできる限り、1体しかないぬいぐるみなんですけれども、出ていっていただいておりますし、例えばシティマラソンでありますとか子どもフェスティバル、それから市の行事以外でも、まちづくり活動応援補助金をお使いになっておられるようなイベント、その他例えば県のアニマルパークの催し物でも県のほうから借り入れの申請に来ていただいて、できるだけ汚さないように使ってくださいということで開放してお貸ししておりますので、市内も当然イベントとしてありましたら、うちの商工観光課も使っていただいております。今後も機会あるごとに御利用いただけたらということで、この機会に申し添えさせていただきます。
以上です。
議長(中山一夫君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
ウッピー商品券について御質問いただきました。
宇陀市を活性化する一つの思いといたしましては、やはり宇陀市内でお金が動く、物が動く、そしてまた人が動くことが宇陀市の活性化につながるのではないかなと思っております。ですから、宇陀市の人口減少に歯どめをかけるためにも、そしてまた宇陀市産の木材を使うにいたしましても、やはり何らかの手段が必要ではないかなというような制度をつくらせていただきました。
それと同時に、何とか市内で買い物をしていただきたいということでございます。そのための誘導の一つの政策としてウッピー商品券ということでございますので、そうすることによって、市内で買い物をしていただけるということでございます。
宇陀市は非常に今恵まれた地域でございます。定住自立圏もできるのではないかなと思うほど、水に恵まれ、そしてまたエネルギー、電気そのものはないわけでございますけれども、まきもございますし、食事も米もできるわけでございますので、そんなことも含めながら、やはり市内で消費する、そしてまた市内で病院を使う、食事もする、そういう市内循環型の地域づくりをしていきたいなということでございます。ですから、市内の産業も喚起するための政策と、そしてまた市内の消費を喚起するためという形の中でさせていただいた政策でございますので、その本意はそういうようなところにあるわけでございますので、よろしく御理解をしていただきたいと思います。よろしくお願いしておきます。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
観光関係で1点御質問をさせていただきたいと思いますけれども、事業別シートを私、見させていただいておるんですけれども、130ページ、観光施設設備工事(サイクリングロード道標設置工事)、これが39万5000円と。それから観光施設設備工事として観光案内板設置工事ということで133ページ、85万1000円と。それとページをめくっていただきまして、134ページ、記紀万葉推進事業ということで530万円と。それぞれ記紀万葉につきましては、市長が申されているように、観光振興というのは宇陀市の一番重要な施策のうちの一つではないかなと思っております。これが一般財源で丸々530万円ということでございます。案内看板につきましては、一般財源が85万円のうち47万4000円、県費が37万7000円と。それからサイクリングロードにつきましては、39万5000円の内訳は半分が県費ということになっておるんですけれども、これを観光振興のかなめとして一体的に進めていく中で、もう少し内容を詳しくお尋ねしたいと思います。
まず、サイクリングロードにつきまして、順番にそうしましたら、シートにはある程度は書かれておるんですけれども、もう少し具体的に御説明いただけますか、この三つにつきまして。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
まず、事業別シートで申し上げますと、130ページのサイクリングロードの道標設置工事でございますけれども、これにつきましては、観光客やいわゆる自転車の利用者が迷わずに観光名所、そのあたりを周遊できるように道標を設置していきたいと思っているところでございます。設置場所といたしましては、もうここにほぼ書いてあるとおりなんですけれども、室生地内の擬木の案内のところにサイクリングロードの目印等をつけまして、約60本、それと、そこへサイクリングコースのシール200枚をつくっていって張っていきたいなと思っております。観光案内のシールもつくっていきたいと思っております。やはり、先ほども申し上げましたように、迷わずに観光名所や観光施設を周遊できるよう、それと周遊時間の短縮、観光客の安全を確保していきたいと思っております。
コースといたしまして思っていますのは、今のところ、室生地域事務所から、それと室生道の駅を起点といたしまして、向渕から竜王渕、戒長寺、これは榛原になりますけれども、その1点、あと一つ次に、同じく地域事務所から、今回室生のほうを整備させていただきたいと思いますので、室生地域事務所あるいは室生道の駅から大野寺を通りまして室生寺、龍穴神社のコース、それと同じく大野寺、室生寺、龍穴神社、山上公園、佛隆寺、高井、榛原駅までのコースもつくっていきたいなと思っています。案内シールの中には、次の観光地までの距離をつくっていけたらなとも思っております。
続いて、事業別シートの133ページの観光案内板設置工事でございますけれども、これは目的といたしましては、同じく観光施設を周遊できるように案内板を設置して観光客の受け入れ体制を強化するという目的でございます。
設置場所といたしましては、榛原駅前、それと、うだ・アニマルパーク、室生寺周辺、室生口大野駅のところ、三本松駅のところ、あと新しくできますメイプルパークにも設置できたらなとも思っております。その辺です。できましたら、駅の前につきましては、近鉄と場所を交渉していかないけませんので、できるだけ目立ちやすいところへ設置していきたいとは思っておりますけれども、場所については今後の交渉次第ということになりますので、今はっきりと明確にここに立てますとはいいがたいところがございますので、御理解をいただきたいと思います。
看板の概要ですけれども、大きさは1メートル20掛ける1メートル56センチの大きさを予定をしているところでございます。
続いて、記紀万葉についてでございますけれども、現在庁内で各部課をまたがりましてプロジェクトチームを編成をいたしまして、そこで記紀万葉のことについて協議をいたしております。その協議の結果、いわゆるここに挙げましたホームページの作成、パンフレットあるいはルートマップをつくっていきたい。記紀万葉ウオークも開催をしていきたいと思いますので、そののぼりをつくっていきたいと思っています。
例えば今貴重な歴史的遺産、例えば八滝にございます文祢麻呂のお墓ですけれども、ここが文祢麻呂であったよといういわゆる銘板が出てきておりますし、それのレプリカも、本体は博物館のほうへ行っていますけれども、レプリカをいただいておりますので、その辺も後に書いてありますけれども、記紀万葉に関する講演会を開きたいと思っておりますので、そのレプリカ等も展示をしていきたいと思っています。そのケースの購入なりに使用ということでございます。
それと、PR用のシールを作成して、まだ原案はできておりませんけれども、この宇陀市の記紀万葉に関するキャラクター、絵になると思います。ただ、ウッピーちゃんみたいな着ぐるみはできないかと思っておりますけれども、それも作成していきたいと。記紀万葉に関する小・中学生からの絵を、絵画、ポスター募集とかございますので、その辺もさせていただきたいなというところで動いていきたいと思っております。
それとあと1点、このプロジェクトチームでいわゆる基本計画も現在作成中、また全部完成いたしましたら、皆さんにもお示しをさせていただきたいなと思っております。よろしくお願いを申し上げたいと思います。
議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
ありがとうございました。詳しく御説明をさらにしていただきましたので、大体イメージ的に概要が描けたのではないかなと、そんな思いをしておるわけでございます。
とにもかくにも、この記紀万葉推進事業というのは奈良県がポスト1300年、平城遷都1300年の終了後に古事記、日本書紀ができて1300年というこれに合わせて、9年間の長期にわたりまして奈良県の観光振興を増幅させていこうと、あるいは観光スポットなり地域自身の遺産を見直そう、再発見していこうとそういうような企画だろうと思うんです。
とにもかくにも、今部長が申されましたように、庁内会議を立ち上げられて取り組んでいただいているということは非常に心強い感じがいたします。宇陀市の人口減は9年、10年たてば、さらに今以上に3万2000人ぐらいになるんじゃないですか。だから極めて人口減というのが、このまま行けば厳しいということだろうと思います。何としてでも総合計画の中に明記されておりますように、交流人口をふやすというのが一つの大きなかぎではなかろうかなと、そんな思いがするわけでございます。交流人口をふやし、そしてイメージを高めていくというためには、これは庁内だけではなく、いろんな形で一般市民の方からも多くのアイデア、また一般市民の方が自主的に取り組んでおられるそういう集まりもございますので、そういうところから幅広く聞いていただいて、先ほど申されましたように、ここにはうたってはございませんけれども、基本計画というのをつくられると、またキャラクターも新たにウッピー以外にこれ中心につくられるということですから、何としてでも、庁内だけではなしに幅広く御意見を聞いて取り組んでいただきたいと思います。
それから観光案内板設置、またサイクリングロードにいたしましても、これもやはり記紀万葉に、宇陀の観光スポットというのは記紀万葉という万葉歌碑だけでも20点ほど重複する部分というのはあろうかと思うんですけれども、20カ所ほどあるわけですから、やはりこれも今後しっかりと取り組んでいっていただきたいなと思います。
この観光案内板設置なんですけれども、1点だけお尋ねしたいんですけれども、この設置場所を榛原駅周辺、うだ・アニマルパーク、室生寺周辺、室生口大野駅周辺、三本松駅周辺、メイプルパークとございますけれども、これで6カ所ということになろうかと思うんですけれども、先ほど大きさは聞かせていただいたんですけれども、例えば製作とか看板というのは、やっぱり京都の看板を見られてもわかりますように、景観に合わせてつくられているということだろうと思うんですけれども、この看板のデザインであるとかそういう意匠につきましてはどのような形で進めていかれるんですか、それ1点だけお尋ねしたいと思います。
議長(中山一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾博和君)
看板についてでありますけれども、自立式なりがございまして、意匠につきましては、できるだけわかりやすくしていきたい、ぱっと見て、どことどこの距離がどれぐらいかなというところもさせていただきたいと思っておりますし、やはり周辺の環境に全くマッチしないものは立てられませんので、その辺もあわせて考えてまいりたい、その場になじむものでつくっていきたいなとは思っております。
議長(中山一夫君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
112ページから123ページ、7款土木費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
124ページから127ページ、8款消防費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
127ページから152ページ、9款教育費。
質疑はございませんか。
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
教育費ということなんですけれども、私は市内小・中学校の耐震工事ということでお尋ねをしたいと思います。
耐震という言葉を聞いて、もう久しくなろうかと思うんですけれども、今回は小学校が一つ、中学校が一つの耐震工事ということなんですけれども、ここにこれは概要の中の9ページなんですけれども、宇陀市では平成27年度までにすべての小・中学校の耐震化を終える予定であるというように明記をされておるわけなんですけれども、私はこの学校の校舎の耐震化、今ごろこういうことを言うているようなことでは非常にまずいのではないかと。
教育長、また局長さんにお尋ねをするわけですけれども、この学校というのは、もちろん当然のことながら、児童・生徒の皆さんがここで学習をされておるわけなんですけれども、朝7時過ぎから夕方4時ごろまで、1日の24時間のうちの3分の1強をこの学校というところで先生と一緒に生活をするわけなんですけれども、ただ生活をするだけではなくて、学業に励むだけではなくて、地域の災害時の避難場所というようにも、防災マップなんかを今、年が明けましたら新年度にはつくろうとされているようにお聞きをしておるんですけれども、そういった何百人という児童・生徒がそこで1日の3分の1強を過ごす学校の校舎の耐震の工事がいまだに終わっていない、その感覚が私は信じられないというか、何を考えておられるのかな。教育現場の先生方からは、教育委員会、教育長を初め、そういったところに何といいますか、強い要望上がってきませんか。また、保護者の皆さん方からの不安な声は聞こえてきませんか。何をさておいても、この児童・生徒さんたちが過ごす校舎の耐震工事、既に終えておって当然の話ではないのかなと私は考えるところなんですけれども、まず1点この辺のところを教育長、どうお考えですか。
議長(中山一夫君)
出口教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(出口裕弘君)
失礼します。
議員おっしゃるとおり、現状としましては、今、耐震化が進んでおりますのが全体で言いますと61.5%ということでございます。あと残りの約40%ほどは残っておるわけでございますけれども、財政面も考えますと、なかなか難しいところがあります。
しかしながら、先ほども言われましたとおり、27年度をめどとして早急に計画を立てながら進めていきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
今事務局長から残り4割ほどが耐震工事が残っておるけれども、財政難のためにこういう状況であると、理解をせいと。理解できません。多くの児童・生徒さん、またその御家庭の保護者の皆さん方、そうやな、お金ないのやったら仕方ないわな、もういつでもいいわと。また地域の自治会長さんを初め、避難場所と設定した校舎が耐震工事ができていない、そこへ避難しようと思ったら、その学校はなかったと、崩れたというようなことに今のところはなってないですよ、今のところ。でも、この宇陀市の中で、宇陀市という市が発足してから、ことしで7年目を迎えるわけなんですけれども、まず何をもってしても生徒さん一人の命と、お金がないねんという宇陀市の感覚、私には理解ができんわけですけれども、まずこの私の理解ができないところと事務局長が理解をせいというこのギャップはだれが説明していただけますか。市長の思いを聞かせていただけますか、まず。
議長(中山一夫君)
本日の会議時間は、会議規則第9条第2項の規定によりまして、あらかじめ1時間延長し、午後7時までといたします。
喜多教育長。
教育長(喜多俊幸君)
大澤議員の御質問にお答えをしたいと思います。
児童・生徒の安全確保というものは教育の上でも優先すべきものであります。そういうことから、学校校舎の建てかえ、あるいは強度の衰えたものの学校の建てかえ、あるいはこの前からの地震ということで耐震という工事につきましては、焦眉の急を要する課題であると、このように認識をしております。
今62%と申しましたのは、学校の中の建物で耐震化の済んでいるもの、あるいは基準から以降に建設されたものであって、安全なものと、それから体育館等の建物がまだ耐震化が進んでいないとか、日常の座学等については差し支えがないけれども、体育館が済んでいないとか、そういうものを押しなべた割合ということで今説明させていただいたところでございます。したがいまして、全部一遍につぶれるとか、そういう御心配はないわけです。
それからその次に、文部科学省の補助をいただいて進めなくてはならないことから、文部科学省のほうからも、平成27年度までに計画的に進めるようにということで補助体制を組んでいただいております。そういうことから、今現在計画的に耐震測定、それからそれに伴いますところの改善、耐震化等について計画的に進めているというこういう状況でございます。
それから、避難場所としてのことを御心配いただいているところですが、今の避難場所としましては、主には想定しているのが地震での避難場所というよりも、災害、水害等についての避難場所というのが設定をされているところですので、地震ということになりましたら、これは少しもう一遍庁内全体で検討もしなくてはなりませんし、今現在進めている耐震度につきましての分析をしながら、その辺は全体で考えていかなくてはならない、こういうところかと考えているところです。27年度を目途としまして、なるべく前倒しで早急に進めてまいりたいと、このように思います。
議長(中山一夫君)
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
3回目ということなんですけれども、これは質問する回数がいいとか悪いとかそういうことではなくて、今の答弁をお聞きしておりますと、教育長さん、非常にのどに何か詰まって、こっちとしても非常に心配しておったんですけれども、何詰まってるのかなと思ってね。人の命、お子さんの命一人は地球より重たいと言われている、言葉では言われている、文字には書かれている。でも、現実皆さん方が日常の中で業務として取り組んでおられる状態、今を見ましたときに、本当に保護者の皆さん方が安心をして子どもさん、児童・生徒を学校へお預けをするそういう状態にはないと思うんですよ。
先ほど申しましたように、事務局長おっしゃっていました予算的なもの、その予算的なものは生徒さんの命よりも予算が重たいんですよ、あなたの考え方からいくと。私はそうじゃないと。それもきのうおととい始めたわけじゃない。相当な時間を費やし、相当なお金も費やしながらの今なんですけれども、表現としてはよろしくないかもしれませんが、公園であったり、そういう何といいますか、今しなくてはいけないことを置き去りにして、あすでもいいのではないかということに先に手をつけているように私は感じて仕方がないんですけれども。まず多くの児童・生徒さんが1日のうちの3分の1以上をそこで過ごすというその重大さをもっとしっかりとかみしめていただいて、庁舎の中で市長、副市長を初め、もっともっと突っ込んだ議論を、お金どうしよう、ないのやったら借りようかと。
私、午前中でしたか、午後でしたか、起債の償還という話をさせていただきましたけれども、そんな問題ではないと思うんですよ、学校の今の耐震工事というのは。雨にしましても、雨量計の範囲を大きく想定を超えてしまう、はかりにかからないほどの雨が降るといった状況の中で、保護者の皆さん方が、うちの子どもはきょうは学校へいってるから二重丸、三重丸で安心して私たちは家で雨の上がるのを待つんやと、子どもが帰ってくるのを待つんやと言ってもらえるような状態に私は今あるのかなと。
もう一度局長にお尋ねをしますけれども、そういったことの事の重大さをやっぱり何がまず先、1番なのかという優先順位をしっかりと見きわめた中で行政運営をしていただかないと、やかましく言うから予算をつけましてん、やかましい言うから、教育委員会というのは、どうも学校というそういったところに予算がどうも振り分けていただける部分がおくれてくるのではないのかなという感じを私は持っておるんですけれども、その古い器具、電気がちょっと蛍光灯が新しくなったらうれしいねんけどなというようなそんな問題ではないと思うんです。我慢したら済むという問題ではないと思いますので、もう一度しっかりと教育委員会の中で庁舎全体としてこの問題は議論していただきたい。局長の思いを再度お聞きをして、私の話を終わります。
議長(中山一夫君)
出口教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(出口裕弘君)
失礼します。
ただいま耐震のもう少し早くというようなお話でございます。もうそのとおりだと思います。本当に児童の皆さんの安全・安心をということで、学校の中で過ごす時間というのは本当に長いわけでございます。その辺は本当に考えているところでございますけれども、順番としまして、今年度で耐震診断、これを終了しました。補助金をもらうためには、耐震診断を終えて、そしてまた耐震計画を立てて、そしてその計画をもとにしまして補助金をいただくというような順番になっておりますので、その辺の順番どおりに行きますと、27年度にすべてというような一番早い時間的なことで言いますと、なります。できるだけ早い進め方ということで進めていきたいと思いますので、その辺の順番ということも御理解いただきまして、よろしくお願いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
153ページ、10款災害復旧費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
153ページ、11款公債費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
154ページから158ページ、給与費明細書。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
159ページ、債務負担行為支出予定額調書。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
160ページ、地方債の現在高調書。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
それでは、9ページ、第2表「債務負担行為」について質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
10ページから11ページ、第3表「地方債」について。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
以上で、歳出に関する質疑が終わりましたが、ここで歳出全般に関する質疑がございましたらお受けいたします。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
それでは、全体的なところで御指摘をさせていただきたいと思うんですけれども、今回の一般会計予算、当初予算181億円ということでございますけれども、当初概算要求が各部のほうからあったと思います。これが約200億円ほどの要求額だったと思うんですが、それが最終的に181億円ということに圧縮と言ったらいいのか、そこらは言葉の表現がうまく見つかりませんけれども、竹内市長は議員のときに宇陀市の身の丈に合った、言葉はちょっと悪いかもわかりませんけれども、身の丈に合った財政規模、予算は大体150億円から160億円とこのようにおっしゃっておられました。私もそのように思います。
しかしながら、こういう形に落ちついたということなんですけれども、さきにも申し上げましたように、合併して6年目、特例期間は残すところあとわずかでございますが、この中で生活基盤、安心・安全の市民の生活を守り抜いていかなければならないと。将来世代の子どもたちには、やはりしっかりとたくましく育っていかなければならない、こんな思いがあるわけであります。
そんなところで、この20億円の圧縮、財政部長のほうでどのような拮抗した議論が交わされたのか。あるいはポイントとして、今回この事業別シート、55ページから195ページまでございますけれども、101の継続事業、それから新規は39件でございます。その中で、当初予算案の概要という中で、3ページに書かれておりますけれども、ポイント中のポイント、「夢ある未来、まちづくりが進んでいることを実感できる予算」というようなテーマを掲げられまして基本方針を立てられまして、まず一つ、一定期間継続できる宇陀市の地域経済の活性化策と観光振興、まちづくりに重点を置いた新規施策を創設していますと。
後ほどまた市長のほうにも御答弁をいただきたいんですけれども、この新規の事業というのは余り、39あるんですけれども、先ほど山本繁博議員が指摘をされましたウッピー商品券であるとか、それ以外に例えば圧縮された20億円の中にもっと大胆な起死回生のそういうプログラムといいますか、プロジェクトといいますか、あるいはそういう将来につながっていくようなね、今は投資しなければならない、しかし、やがてはそれが実を結んで大輪の花となるようなそういうプロジェクトがあったかもわかりません。そんなところも含めましてお示しをいただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
多田議員のお尋ねですけれども、平成24年度の当初予算を作成するに当たりまして、一般会計なんですけれども、すべての部署から出てまいりました予算要求を一たん締め切った段階でホームページに公表させていただいております。これが約197億円というような予算でございました。その後、第1次は財政課、第2次は私のほう、そして続いて庁内の部長級によります政策調整会議で披露申し上げまして、副市長査定、市長査定というように進んでまいりました。
その中で20億円程度の圧縮ということなんですけれども、その後、市長のほうで、この事業は採択すべきだというような形で最終的な市長査定で復活したという予算もあるわけでございます。それが簡単に申し上げますと、先ほどから話題になっておりますような地域経済の活性化ということで、宇陀市の経済の活性化というようなことで、ああいうウッピー商品券でありますとか、それぞれの助成事業でありますとか、そういうものでございます。それから工事関係でも、道路の改良なり新設に着手していくというような予算もありますし、合併処理浄化槽について、もう少し拡大しようというようなことが市長査定のほうで戻ってきております。
お尋ねの件ですけれども、まず1点は、やはりこういうことの中で夢ある予算というのはどういう意味かということが二つ目のお尋ねかと思うんですけれども、宇陀市合併いたしましてから、いろいろな事業を行ってきております。ケーブルテレビも今御視聴いただいているんですけれども、これもやっぱり合併の事業ですし、それから心の森公園とか大宇陀のほうですけれども、そういうのもございました。今現在進めております市立病院と大宇陀小学校、それから都市計画道路東町西峠線がたまたま24年度に最終年度を迎えるということ、宇陀市合併の大きな念願の一つであります市立病院も今回完成を見ると、来年春、全面完成を見るというような中で、一歩進んでおるというのを感じていただけるのではないかということと、あわせてソフト事業で、先ほどから申し上げておりますような事業を市長査定のほうでつけていただいたと、こういうことでございます。
何かそれ以前の段階で落としておらないかということなんですが、大変申しわけないんですけれども、やはり道路の改修でありますとか、それから実は廃止した施設ですね、それの解体についての予算要求がたくさん出ておりました。ただ、廃止した施設の解体といいますのは、なかなか市の一般財源でやっていかなければなりませんので、予算規模の問題もございますし、いましばらく見送っていただきたいというような形、それから、やはり各課はそれぞれ市民の皆様からの要望なり課題なりを把握しておりまして、そういった中で、例えばスポーツ振興団、今回移管されるわけですけれども、温水プールの修繕でありますとか、こういうことになってきますと億近いお金になってきます。そういう要求もあるんですけれども、一定今できる範囲内での修繕に抑えてほしいというようなことを積み重ねますと、約20億円程度の圧縮になったということでございます。
以上、ちょっと説明前後しましたけれども、そういう形で予算は作成されたということで御報告申し上げておきます。
議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
ありがとうございます。
それでは最後に1点だけ、18年合併するということで、合併特例債、平成の合併には合併特例債がついておりました。当初180億円ほどだっただろうと思うんですけれども、5年たち、6年たちました。そしてまた新たに来春、小学校の開校あるいは病院の完成、そして東町西峠線の都計道路の開通と、さまざまな大きな事業が完成年度を迎えるわけでございます。そこにも特例債というものが財源ということで組み込まれていると思うんですけれども、その当初180億円の合併特例債、これがどのように活用されているか、どのあたりまで活用されているか、それを1点お聞きして、私の質問を終わります。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
お尋ねの件でございますけれども、宇陀市が合併いたしまして合併特例債というものの起債、借金が許されております。この合併特例債というのは、返していくときに国のほうから7割の資金的な支援がいただけるということで、合併する際の大きな財政的な支援であるということで、合併の一つの引き金になったものでございます。
これが今、多田議員お話しのとおり、宇陀市で約180億円分の事業ができるということで枠がございました。もう1点、基金として積み立てるということで、24億円までできるということでした。この24億円の基金を積み立てるのに、起債は95%の22億8000万円、これについては平成18年、19年で発行いたしまして、今基金として持っております。
それから事業費の件ですけれども、起債の枠といたしましては、171億4000万円ということで持っております。これにつきましては、平成24年度末の見込みなんですけれども、今回予算提案させていただいていますので、約48億円になるということです。
やはり、先ほどほかの議員の方からも御指摘がありましたので、借金には違いありませんし、7割といいましても、3割は市の一般財源で返していきますので、できるだけ借金はしないでおきたいということがあります。
それともう1点大きいのは、旧菟田野・室生地域では過疎債というのも許されておりますので、この過疎債は100%充当の7割の交付税措置ということですので、私どもは合併特例債にとらわれず、過疎債も発行して事業を進めておるということで、今現在171億円の枠に対して48億円の発行ということになろうかと思います。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
ちょっと聞き逃したんやけれども、当初予算の概要説明の中で、総務管理費の中で、アートアルカディアの推進費の中に室生山上公園と音楽の森、これに1500万円ほど出てるけれども、これは何をしているのか、ちょっと聞きたいんやけれども。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
アートアルカディア費と申しますのは、旧室生、当時の室生村ですけれども、アートアルカディア事業として推進しようということで、企画費で推進しておられました。山上公園の管理でありますとか、ふるさと元気村の指定管理、それからあさぎりホールの指定管理、そして音楽の森の指定管理、そういうものを計上させていただいております。その金額が職員も担当職員を配置いたしておりますので、予算のような金額になっておると、こういうことでございます。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
それはわかるんやけど、何をしているのか、この要目は何をしているのか、それを聞きたい。音楽の森かって、これはいつの間にか知らんけれども、アートアルカディアになっているし、もともとは違ったやろう。そして山上公園かって、中身は何をしているのか、それを聞きたい。冬場かって休んでおるやろうし、ずっと1年間してないのやろう、あれ。途中、とまってるん違うのか。そやから先ほど山本議員も言ってたけど、シカも中へ入ってくる言うてたのと違うのか。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
室生として、室生地域として、アートアルカディアを推進しようということでやっておられるわけです。ですから、何というか、音楽の森は音楽の森の活動、広く指定管理いたしまして、以前はこちらから直接報酬なり賃金なり払って運営しておりましたが、今みずからで運営していくということで予算も圧縮しましてやっていただいておりますし、ふるさと元気村も同様のことは言えませんけれども、指定管理料を得て運営されておられます。
山上公園のことについてなんですけれども、山上公園の先ほどちょっと鳥獣害のお話をお伺いしますと、山本議員からは、その上のほうのさくを設置して林道から山上公園のほうへ抜けられるようになっているということですので、それは今後、農林商工部長のほうから回答いたしました中で、また山上公園のほうも見ていきたいと思います。
とにかく、例えば大宇陀でしたら重伝建、菟田野でしたらメイプルパーク、榛原でしたら子供のもり公園というようなものがあって、いろいろ活動されておられますけれども、旧室生地域におかれては、アートアルカディアということで室生の地域の活性化、まちづくりを進めていこうということでお始めになったことを今現在継承しておりまして、今後そういう自立的な活動になさっていくという中で、予算化させていただいておるということで御理解いただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
そのアートアルカディア、それは、その中身は何をしているのかを聞きたいのと、そして音楽の森かって、室生の人が何人ほどしているのか、知れた人間と違いますの。これ500万円ちょっと出てるけれども、こんなん、ただこれ管理委託料を払ってるだけで、職員も行ってるのか。どうなってるの、これ。当初予算の概要説明の中に、31ページ、総務管理費の中のその中身を知りたい言うてる。ただ500万円もやるだけやったら、そんな一人の先生に500万円持っていくこともないやろうし、どういう中身をどういう目的でどういうようにしているのか、それで室生の人が何人来ているか、それを聞きたいと言ってるんやけれども。
そして山上公園かって、そんな長いこと言うておらんと地元へ預けよ、もう。
議長(中山一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上裕博君)
その個々のやっている中身ということなんですけれども、それは市の広報なり、あるいはそれぞれのパンフレットなりつくって宣伝させていただいております。
例えば今、何人ほどという話なんですけれども、音楽の森でしたら、もともと荒井敦子さんですか、この方が来られまして始めていただいたわけなんですけれども、県下的にも、あるいはもっと言いますと全国的にも発信していただいて、たしか自然学校というのがございまして、年会費3万円ほどお一人の方から会費をもらって、そういう自然学校というのを毎月1回定例会で開いておられるとか、そういう活動をしていただいております。これはやっぱり室生の笠間の音楽の森ということを発信していただいておるということで続けておりますので、市内の行事にも荒井敦子さんには来ていただいて、講演なり音楽会なりしていただいておりますので、これはそういう活動だと認識していただきたいなと思います。
山上公園を指定管理にしてはどうかというちょっと最後の御発言だと思うんですけれども、これについては今現在市で管理しております。職員も非常勤職員と臨時職員を配置して管理をしておりまして、おっしゃるように、冬季の1月、2月は閉鎖しております。これは道の関係も危ないですので、しておりますけれども、年間1万人の入場者を目指して、今回23年度はいろいろ事情がございまして、震災の関係等、天候の関係等、到達しておりませんが、今後も山上公園をアートアルカディアの中心の施設として広めていきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
一般会計に対する質疑は以上です。
これをもちまして、議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、特別会計の質疑に入ります。
日程第17、議案第17号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第17号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第18、議案第18号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第18号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第19、議案第19号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第19号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第20、議案第20号、平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第20号、平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第21、議案第21号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第21号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第22、議案第22号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第22号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第23、議案第23号、平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第23号、平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第24、議案第24号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第24号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第25、議案第25号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出についての質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第25号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、企業会計の質疑に入ります。
初めに、日程第26、議案第26号、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計予算についての質疑を行います。
この質疑は全般について行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第26号、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第27、議案第27号、平成24年度宇陀市立病院事業特別会計予算についての質疑を行います。
この質疑は全般について行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第27号、平成24年度宇陀市立病院事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、日程第28、議案第28号、平成24年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算についての質疑を行います。
この質疑は全般について行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第28号、平成24年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
最後に、日程第29、議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算についての質疑を行います。
この質疑は全般について行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
各会計ごとの質疑が終わりました。
最後に、平成24年度の宇陀市におけるすべての会計の予算案を通じて、総括的な御意見等がございましたらお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、平成24年度宇陀市の各会計当初予算案に関する質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております日程第16、議案第16号から日程第29、議案第29号までの平成24年度当初予算関係14議案につきましては、会議規則第37条の規定により予算審査特別委員会に審査を付託いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第30、議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて(内容)平成23年11月17日発生に係るもの:健康福祉部長寿介護課関係を議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、大澤議員、多田議員、勝井議員、高見議員、堀田議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて(内容)平成23年11月17日発生に係るもの:健康福祉部長寿介護課関係は、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程第31、議案第31号、工事請負契約の変更についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、大澤議員、多田議員、勝井議員、高見議員、堀田議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
この1億3900何万円という追加工事が出てるけど、聞いた値段より高いことないのかなと、前は1億円ぐらい言ってたんと違うのか。それで、1トン当たり2万円というのは消費税も入れての2万円か。
議長(中山一夫君)
出口教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(出口裕弘君)
失礼します。
以前に工事の変更のことでいろいろと御相談をさせていただきました。その折に、約1億2000万円の増額になるだろうというような予想でお話をさせていただきましたけれども、その折には、ボーリング調査の結果によりまして想定した量によります試算でありましたので、結果的には最終的に今提案させていただいております1億2000万円ほどの増額ということになりました。土量自体の搬出の量は少しふえたわけですが、それ以外に基礎地盤の支持力が弱いために、その支持力の地盤の強化という工事がありまして、その中にはコンクリートによりますラップルコンクリートというような工法によりまして43カ所の地盤強化をする工事が320万円ほどかかっております。それと、その折にスラグの搬出をしている間にスラグと普通の土、砂とを分ける作業というものもございました。それも360万円程度かかり、そしてまたその折のガードマンが日にちが延びておりますので、その費用が150万円追加となっております。それを含めました額が1億3200万円ほどということになっております。
それと、先ほど1トン当たりの処理量2万円に対しての消費税でございますけれども、済みません、入っていないです。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
スラグと土と値段が違います。そうですやろう、分けてあるんやろう。そしたらこれ、4915トンというのは、スラグか土か。そしてダンプが2万5000円って、あそこまで3回行けるやんか、2万5000円は高い。20トンダンプで運んだんやったら違うやろうし、20トンと10トンと値段が違いますよ。20トンやったら長尺ボディで、産廃のやつは運べるけど、土みたいなんは運ばれへん。その値段の差額、これはどうなってるのか。どこからその金が出てくるのか。その答え、一遍して。
議長(中山一夫君)
小田営繕課主幹。
建設部営繕課主幹(小田桂司君)
営繕課の小田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
ただいまの御質問でございますが、スラグの処理で4914.96トンと、これは実数で出ております。これの搬出につきましては、産業廃棄物収集運搬の許可を得た車両で行っております。10トンの脱着式のコンテナ車でございます。金額につきましては、1回が2万5000円という金額でございますが、他の事例、宇陀市内から出ているものなり、あるいは県内から同じように産業廃棄物を搬出するに当たりましての使用料と比較いたしましても、ほぼ妥当な金額でありましたので、この金額を採用させていただいております。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
スラグと土の値段が違うから、それを分けてるんやろう、そっちで。その値段が違う。4915トンの中で土が何ぼ、スラグが何ぼやろう。土もスラグも同じ2万円か、違いますやろう。その値段、それを言うてるのに、あんたは何を言うてるの。ダンプの値段は2万5000円は構わへん、別に。どこへ運ぶんでも、その値段でいい。そやけど、これダンプ屋に聞いたら1日3回行ける言うてる。7万5000円は高い、そやけど仕方ないわ、それは。そやけど、スラグと土の値段が幾ら違うかというその差額を言うてるねん。それを計算したら、土との差額にしたら、スラグで2万円やったら9000何万円になるだけやんか。そやけど、半分やったら土やったら半分になる、それやったら。そうですやろう、それを聞いてるんや。それもちゃんと知っておかんかい、そんなもん。どこを見てるの、どこを。何しに行ってるの、現場へ。その値段を言うてる。値段を一遍、その差額を一遍言うて。
議長(中山一夫君)
小田営繕課主幹。
建設部営繕課主幹(小田桂司君)
失礼します。
この4915トンというのはスラグのみの数量でございます。現場では土の中にスラグが埋設されていた状態でございましたので、これを土とスラグを分けてスラグだけを搬出すると。産業廃棄物でありますので、この分けるに当たっても取り残しのないようにきっちりと出すというようなことで、管理業者の目によって、きっちりと選別して搬出漏れのないような管理をさせていただいております。
金額でございますが、この4915トンはすべてスラグということで、2万円になります。
ちなみに土砂につきましては、処分料としましては、残土処理として約1000円余りかと思います、処理料としては。
以上です。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第31号、工事請負契約の変更については、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程第32、議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇太地区公民館に係るもの(教育委員会事務局生涯学習課中央公民館)を議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
なお、この議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、大澤議員、多田議員、勝井議員、高見議員、堀田議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
この議案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております日程第32、議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇太地区公民館に係るもの(教育委員会事務局生涯学習課中央公民館)は、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に付託いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程第33、議案第33号、宇陀市道路線の認定について及び日程第34、議案第34号、宇陀市道路線の認定についての2議案を議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております2議案につきましては、産業建設常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、産業建設常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
なお、この2議案は産業建設常任委員会に付託いたしますので、山本繁博議員、小林議員、山本良治議員、井戸本議員、高橋議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
これらの議案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、日程第33、議案第33号、宇陀市道路線の認定についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
提案理由説明の中で、県道が新しくできたことで旧の県道を市道として引き継ぐということだったと思いますけれども、引き継ぎに伴いまして、道路舗装、側溝改修ですか、それと交通安全施設の整備ということが出てくるということで、これが市の負担になってくるわけですけれども、どの程度の負担になるのか、年間どれぐらい、今後の道路の維持管理費についてお伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
この道路につきましては、県道から市道という形で市が引き継ぐということで、引き継ぐ前に道路の補修、交通安全施設の設置等はすべて県のほうでの事業でやっていただいております。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
わかりました。
そうすると、この改修と整備については市の負担はないということですけれども、ですけど今後維持費がかかってくるということになりますね。これ、570メートルぐらいですか。大体維持費としてはどういうぐらいの年間費用になるのか、ざっとで結構ですけれども。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
想定は今すぐできません。
この道路認定されますと、交付税ということで措置されますので、そういうことでの維持管理費用は捻出されるのかなということでございます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
交付税措置があるにしても、市の負担があると思います。ちょっとこういうケースは今までもしょっちゅうあったことなのかどうかということです。つまり、新しく県道ができることで、旧の道をどうするのかということです。
それは残さないといけないということは、どういう観点から検討されて、それで市に移管されるのか、その考え方を、つまり県道が新しくできたら、それは近くなってスピードも速くなって、地元の方にとっては非常に便利になるということだと思いますけれども、旧道も残るわけです。そうすると、その部分は市に移管されて、やっぱり負担は出てくるでしょうということですので、残すのが当たり前なのかですね。残さないところもあると思うんです。室生寺に行くところなんかは、新しく道ができたら旧道はもう使わないようになっていますよね。ですから、その辺のところは地元の方とのいろんな協議があるのかないのか、それと市としてはどういう方針なのか、そのあたり県と協議があるのか、そういうことについてちょっと最後にお伺いしたいと思います。
議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
一応市道という形で認定する場合につきましては、やはり生活道として今もなお使用していると。そこには家も張りついておるでしょうし、水道管も埋設されておるという形で、この道路については公道という扱いでしていくのが普通の扱いだと思いますので、当然例えば家が張りついていないとかいう形であれば、それを市道に一たんは認定して、それから林道なり農道なりという形で管理を変えていくという方法もございます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本日の会議時間は、会議規則第9条第2項の規定によりまして、あらかじめ1時間延長し、午後8時までといたします。
次に、日程第34、議案第34号、宇陀市道路線の認定についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております日程第33、議案第33号、宇陀市道路線の認定について及び日程第34、議案第34号、宇陀市道路線の認定についての2議案は、会議規則第37条の規定により、産業建設常任委員会に付託いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程第35、議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、峠谷議員、井谷議員、上田議員、山本新悟議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
この議案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第36、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものから日程第41、同意第6号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものまでの人事案件6議案を一括して議題といたします。
この人事案件6議案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、日程第36、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものの質疑を行います。
質疑はございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
この同意人事についてということではないんですけれども、関連で教育委員会委員ということですので、教育委員会の議論を私も1回傍聴させていただいたことがございます。そのとき、時期によっていろいろ違うと思いますけれども、手続的なことがかなり全体の時間の中で占めていたかなという印象がありまして、それはそれで必要なことだと思いますけれども、宇陀市の教育方針も毎年度出されておりますが、そういうこの時代がいろいろ大きく変わっている中で、子どもたちに対する教育について大きな議論というものも常にしていただきたいと思うわけですけれども、そういったところで現在の教育委員会の中でお話をされている部分がございましたら、参考にちょっとお聞きしたいと思います。
議長(中山一夫君)
喜多教育長。
教育長(喜多俊幸君)
宇陀市の教育委員会の中でどのような議論をされているかというこういうことであったかと思いますが、教育委員会での協議事項につきましては、教育委員会法でも決まっておりますし、そして教育長の専決事項というものも決まっております。したがいまして、その中では、一つ大きくは、教育委員会事務局での教育長の専決事項についての報告をし、それについて御意見をいただくというこういう会議内容が一つあります。
それから、今この時期でしたら、来年度へ向かっての来年度の教育目標あるいはそれらの具体的な教育内容等についての宇陀市の教育の目標あるいは生涯学習の目標等について御審議をいただくということです。
それから、今年度でしたら、大きなものとしましては教科書採択という事務がありましたので、この教科書採択事務につきましても、これは審議をいただきまして、採択結果について県教育委員会のほうに報告をいたします。
また、この時期はもう一つは人事案件がございます。人事につきましては、教育委員会議での大きな内容になりますので、これについての御審議をいただいて、そして県教育委員会のほうに内申をし、そして内示をいただくというこういう手続をとってまいります。
そのほかには、就学奨励のための諸法則あるいは就学指導委員会での内容等についての御審議をいただきながら、上申をしていくというこういうものがございます。
また、今回出しておりますような条例等の設置あるいは規則の改正等についても教育委員会議での大きな任務となってまいります。
トータルいたしまして、今後の宇陀市における教育行政の方向性、それからそれらについての具体的な施策等について御審議をいただくというこういうことでございます。だから、法で定められたもの、それから時事的なものも含めまして御審議をいただくということです。
ほかにつきましては、会議だけではございませんで、各学校現場へ出向いていきましての教育視察ということも重要な任務でございますし、日々の教育につきましての調査研究活動あるいはその地域での学校あるいは教育に関するところの住民からの御相談をいただくとか、こういうことも付随したものとして活動いただいているところでございます。大まかに申し上げまして、こういう状況でございます。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願います。
それでは採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものは、原案のとおり同意することに決しました。
午後7時10分まで休憩いたします。
午後7時00分休憩
午後7時10分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、日程第37、同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものの質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願います。
それでは採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものは、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第38、同意第3号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものの質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願います。
それでは採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第3号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものは、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第39、同意第4号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものの質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願います。
それでは採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第4号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものは、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第40、同意第5号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものの質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願います。
それでは採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第5号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものは、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第41、同意第6号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものの質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願います。
それでは採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第6号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものは、原案のとおり同意することに決しました。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は、3月16日金曜日午前10時から行います。
なお、16日は一般質問となっておりますので、格段の御協力をお願いいたします。
本日はこれで散会いたします。
大変御苦労さまでした。
午後7時15分散会