本文
平成24年3月6日午前10時開議
日程 |
内容 |
---|---|
委員長報告(議会運営委員会) |
|
諸報告 |
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田徳 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
12番 |
山本繁博 |
14番 |
山本新悟 |
15番 | 高橋重明 |
16番 | 小林一三 |
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
副市長 |
前野孝久 |
教育長 |
喜多俊幸 |
||
総務部長 |
菊岡千秋 |
企画財政部長 |
井上裕博 |
市民環境部長 |
大西茂 |
健康福祉部長 |
覚地秀和 |
農林商工部長 |
仲尾博和 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
出口裕弘 |
水道局長 |
藤本隆志 |
市立病院事務局長 |
竹内均 |
会計管理者心得 |
栗野肇 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
文化スポーツ振興団事務局長心得 |
中西靖記 |
大宇陀地域事務所長 | 南勉 | 菟田野地域事務所長 | 徳田準一 |
室生地域事務所長 | 松岡保彦 |
午前10時00分
議長(中山一夫君)
開会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。
本日、平成24年第1回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位には、公私何かと御多忙のところ御出席を賜り、ここに開会の運びとなりましたことを心から厚く御礼申し上げます。
東日本大震災から間もなく1年を迎えようとしています。また、県内でも台風12号による紀伊半島を中心とした記録的な豪雨によって犠牲者となられました方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、今もなお避難生活を強いられております多くの方々に心からお見舞いを申し上げ、被災地の一日も早い復興を心からお祈りいたしております。
本定例会に提出されました議案は、平成24年度予算案を初め、条例の一部改正、平成23年度一般会計ほか補正予算、人事案件等々多くの重要案件が提出されております。議員各位には慎重に御審議賜りますとともに、会期中の本会議を初め、一般質問あるいは各委員会を通じまして議会がスムーズに進行されますよう、皆様方の御協力をお願いいたします。
また、理事者各位には、簡潔にできるだけわかりやすく御説明及び答弁いただきますようお願い申し上げ、開会のごあいさつといたします。
開会に先立ちまして、議員各位に御連絡申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、御了承おきお願いいたします。
午前10時01分開会
議長(中山一夫君)
議員1名が減数となり、当市議会の議員数は15名になります。
ただいまの出席議員は15名であります。
定足数に達しております。よって、平成24年第1回宇陀市議会定例会を開会いたします。
竹内市長から施政方針の表明を兼ねて招集のごあいさつがございます。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
皆さんおはようございます。宇陀市議会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
平成24年第1回宇陀市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方には大変お忙しい中、御参集いただき、まことにありがとうございます。
本日提案する平成24年度予算案を初め、数多くの議案について御審議をいただくに当たりまして、平成24年度の行政運営における私の施政方針について申し上げ、議員各位並びに市民皆様方の御理解と御協力を賜りたいと思います。
さて、奈良の春は東大寺二月堂のお水取りからと遠き昔から言われてきました。今まさにお水取りが行われ、春がもうそこに来ているのではと心待ちにする季節でございます。
そんな中で当議会が開催されるわけでございます。平成24年度の施政方針について述べさせていただきたいと思います。
宇陀市は旧4町村が合併し、宇陀市となりました。旧町村の意識の中で、また政府の三位一体改革により、地域の自治体は運営も含め厳しいのではないかとの思い、また、合併することにより、よりメリットがあるのではないかとの思いの中で、宇陀市が誕生いたしました。その後、リーマンショックなどの経済社会情勢、東日本大震災などの国内状況、またヨーロッパの信用不安の中で、また円高により国の収支も赤字になっているということでございます。今後も社会経済状況は大きく変化していくものと思います。
奈良県知事が講演の中で、ベッドタウンからの脱却、県内雇用と県内消費を増加し、地域経済の自立を図る。また高齢者の健康づくり、暮らしの向上を図り、子どもを育てやすい健康・長寿の県にする。課題に力強く向かっていかないと、奈良県は税収の落ち込みが厳しく、高齢者の住みかたる経済の停滞した地域にとどまってしまうというようなことも述べられております。
しかし、一方では、よくなっている奈良、奈良はもっとよくなるというようなことも述べられております。リニア中央新幹線の整備、記紀・万葉プロジェクトの推進、県立病院、奈良県立医大病院の整備などを推進していくということでした。
宇陀市におきましても、平成24年度予算は今議会で議論いただくわけでございますが、継続事業でございます市立病院建設事業も過渡期を迎え、今年度、本館と駐車場・外溝工事をしていきますが、完成の後には病院周辺の環境整備も進めていきたいと考えているところでございます。
その基本的な方針は、高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市にふさわしい病院をつくっていきたいと考えております。そしてまた、今後病院長とともに、心を込めて市民の身近な病院として運営を目指していきたいと考えております。
大宇陀では大宇陀小学校の建設工事が施工中でございます。平成25年の春の統合された大宇陀小学校を期待しているところでございます。
大宇陀小学校は、市長に就任させていただき、新たなコンセプトのもとで建設されました。それは地域に開放された利用しやすい小学校、そしてまた災害のときには避難所となるような、また重伝建地区にふさわしい小学校ができていくと思います。期待して、また今後の管理運営も地域で見守り、活用していただきたいと思っております。
菟田野地域におきましては、仮称でございますけれども、ワールドメイプルパークが完成し、委嘱が始まります。地域活性化拠点整備事業が始まるわけでございます。奈良県、宇陀市の期待を込めて今後の運営を応援していきたいと考えております。
室生におきましても、音楽の森、ふるさと元気村など、地域が元気にという活動がなされております。そして今年度から、まちづくり協議会準備会が始まります。新たな政策でございます。地域でしっかりと地域のことを考える。地域の課題、地域づくりを考えていただきたいと思います。
宇陀市は広大な地域でございます。地域の行政課題は地域により変わってきております。それは高齢者福祉であったり地域の農林業、また地域の産業などの振興、そしてまた地域の文化遺産を資源として地域づくりに取り組む、危機管理体制であったりと思うわけでございます。地域の方々が考え実行していくことを行政として応援していきたいと思っております。
宇陀市の行政体制も社会経済情勢に沿いながら変わっていきます。間接経費を抑制しながら、より市民サービスができるような行政体制にしたいと考えているところでございます。そして、今後社会福祉費が大きくなっていきます。宇陀市に合うような福祉計画を加味しながら、国の政策に沿い、実施していきたいと考えております。
宇陀市の記紀・万葉の歴史の中ではぐくまれ、豊かな自然、また災害の少ない地域でございます。春には桜が咲き、シャクナゲも、夏にはショウブ、サルスベリが咲き、秋にはカエデの紅葉、冬にはサザンカが咲く、また雪が見られる本当に四季が体感できる五感に感じる地域でございます。四季の風薫る宇陀市でございます。住んでいる宇陀市がすばらしい地域であることを市民皆様に再度発見していただき、宇陀市をめぐり、またあらゆるところへ情報を発信していただきたいと思います。
地域づくりは不断の努力が必要でございます。行政だけでも困難でございます。宇陀市のまちづくりの骨子となる総合計画後期実施計画の素案を作成し、市民皆様方から御意見を聞かせていただき、宇陀市総合計画後期実施計画としてしっかりと着実に実行していくことが、今宇陀市に求められていると考えています。地域の方々の協力、民間の合理的な考え方、行政の信用力を活用しながら、宇陀市の行政の果たすべき役割を再度見直し、実施していきたいと考えております。
企業、市民の方々が大きく活動できる、活躍できる環境整備をしていきたいと考えています。皆さんとともに高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市を市民皆様方とともにつくっていきましょう。
以上、施政方針並びに施策の概要を申し上げましたが、予算案の概要につきましては後ほど説明させていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
私も宇陀市の市長に就任させていただき2年を経過し、3年目を迎えようとしております。この間、多くの市民の皆様方の協力、職員の方々の協力により、行政改革もある一定の成果が出てきつつあります。
しかし、宇陀市は中山間地域の脆弱な自治体でございます。少子高齢化、過疎化、人口減少の中で、しっかりと将来に向けたまちづくりをしていかなければなりません。その根源は財政の健全化でございます。いろいろな事業をしたい。しかし、実行するには資金計画が宇陀市の身の丈に合ったものでなくてはなりません。今後も市民の皆さん、議員の皆さんの御理解のもと、改革改善に不断の努力をしたいと思います。そして宇陀市にふさわしい行政体制のもとで、すばらしい高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市をつくっていきたいと考えております。
今議会で御審議いただく案件は、平成24年度一般会計・特別会計・企業会計予算並びに平成23年度一般会計補正予算を初め、条例の改正などの諸議案でございます。どうぞ慎重に御審議の上、御議決いただきますようお願い申し上げ、開会のあいさつとさせていただきます。
ありがとうございます。
議長(中山一夫君)
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめ配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(中山一夫君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、議長において8番大澤正昭議員、9番井戸本進議員を指名いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
後ほど議会運営委員会委員長報告でもありますが、今期定例会は本日から3月29日までの24日間といたしますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日から3月29日までの24日間と決定いたしました。
議長(中山一夫君)
次に、日程第3、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、2月23日に議会運営委員会、2月21日に産業建設常任委員会、1月16日、1月30日、2月13日、2月20日に行財政改革特別委員会、2月14日に美榛苑経営特別委員会、12月22日、1月16日、1月31日に議会改革特別委員会が開催され、それぞれ所管事項について審査いただいておりますので、各委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑は、すべての委員長報告終了後に受け付けます。
初めに、議会運営委員会の報告をお受けいたします。
議会運営委員会委員長、5番、上田徳委員長。
5番(上田徳君)
おはようございます。議席番号5番、上田徳でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
先ほど市長も述べられておられましたけれども、東大寺二月堂のお水取りも半ばを迎え、宇陀市の春を告げるウグイスが美しいさえずりを始めております。皆様もうお聞きになられましたか。厳しい寒さをしのぎ、間もなく桜の花も咲き始め、いよいよ観光宇陀の訪れであります。
本日、宇陀市議会が招集され、24年度の重要な予算を審議いたします。議員を初め、テレビをごらんの市民の皆様も、議会放送を通じて24年度の方針が皆様方の暮らしをどのように支え、発展できるのか、よく御検証いただきたいとお願いいたすところでございます。
それでは平成24年第1回定例会の議会運営委員会の報告を行います。
平成24年第1回定例会の議会運営委員会は、委員全員と議長、副議長並びに理事者から竹内市長、前野副市長、喜多教育長、菊岡総務部長、井上企画財政部長の出席により、2月23日午前10時から市議会第1委員会室で開催を行いました。
委員会報告につきましては、既に事前に報告書及び資料等を配付させていただいておりますので、本定例会運営等に関する協議の結果につきまして、概要をまとめさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
本定例会における市長提出案件につきましては、条例の一部改正9件を初め、補正予算関係6件、平成24年度当初予算関係14件、その他の議案では、損害賠償1件、工事請負契約の変更1件、指定管理者の指定1件、宇陀市道路線の認定2件、一部事務組合規約の変更1件、人事同意案件6件が本日提案されます。
議案の取り扱いにつきましては、条例の一部改正案9件につきましては、各議案ごとに所管の常任委員会へ付託を行います。
審議方法につきましては、本会議初日に提案、8日の本会議2日目に質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
次に、補正予算案6件につきましては、予算審査特別委員会に付託をいたします。
審議方法につきましては、本会議初日に提案、8日の本会議2日目に質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
当初予算関係議案14件につきましては、予算審査特別委員会にこれも付託いたします。
審議方法につきましては、本会議初日に提案、8日の本会議2日目に質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
その他の議案6件につきましては、各議案ごとに所管の常任委員会に付託いたします。
審議方法につきましては、本会議初日に提案、8日の本会議2日目に質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
次に、人事案件6件につきましては、3月28日が任期となっておりますので、本日提案、8日に質疑応答、そして採決を行います。
次に、議会関係につきましては、閉会中の各委員会報告、議員派遣、奈良県市議会議長会報告及び閉会中の東宇陀環境衛生組合議会、宇陀衛生一部事務組合議会は、初日に報告をお受けします。
なお、宇陀広域消防組合議会報告につきましては、最終日に報告をお受けいたします。
議会に送付されました意見書3件、陳情書2件は配付資料のとおりですが、これら意見書採択の要望につきましては、陳情・意見書採択に係る趣旨に賛同し、提出者、賛成者となられる方がおられた場合、発議として取り扱わせていただきます。
なお、宇陀市がかかわるものにつきましては、初日までに発議として取り扱い、8日の本会議2日目に質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
なお、内容につきましては、事前に配付させていただきました資料のとおりでございます。
また、議会運営委員会開催日には、伊那佐文化センター施設使用に関する請願書が1件出ておりましたが、2月24日付で伊那佐文化センター施設の今後の宇陀市としての使途目的が定まっていないため、取り下げがありました。
次に、議案などの取り扱いにつきましては以上のとおりですが、今期定例会の会期は、先ほど議決いただきましたとおり、本日から29日までの24日間とし、本会議は、本日6日及び8日、16日、26日、28日に開催します。
なお、28日に終了しない場合は29日に本議会を開催いたしますが、それまでにすべての議事が議了した場合は、会議規則第7条の規定により、議了したその日に閉会をいたします。
次に、一般質問は、本会議3日目の16日及び4日目の26日を予定しています。発言通告数により日程を変更する場合がございますことを御了承しておいてください。
また、発言通告書の受け付けは、本日午後1時に締め切ります。
発言順は受け付け順とし、同種の質問につきましては、受け付け終了後、正副議長により調整を行います。当該議員に連絡する場合がございますので、御了承をお願いいたします。
一般質問は、質問及び答弁とも、わかりやすく簡潔に行うよう御留意願います。
一般質問に関して報道機関から要請があった場合、発言議員名と発言要旨を事前に公表いたしますので、御了解をお願いいたします。
次に、6月定例会の日程に関する協議の結果につきまして報告をさせていただきます。
開催日程は6月4日から26日までの23日間とし、本会議は4日、8日、20日、22日、25日、26日に開催をいたします。
事後連絡になりましたが、市長より、2月29日水曜日ですけれども、午後2時から市長の記者会見で今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行うという旨の報告がございましたので、申し添えておきます。
その他の案件といたしまして、議会運営委員会開催前に正副議長と委員で次の案件について協議をいたしましたが、今後の全員協議会で審議されることとなりました。
1、平成24年度予算に対する総括的な代表質問の実施についての検討。2、一般質問の質疑内容の通告のあり方と、質疑内容をうだチャン11及びホームページでの公開について検討。採決前の討論の実施について検討。各委員会の委員長報告に対し質疑が行われなかった内容の扱いについて検討。議場内での電子機器情報源の持ち込み使用について検討。議員からの資料要求に対するルール化について検討。宇陀市総合計画の後期計画に対する審議の方法について。8、議員の派遣がない一部事務組合議会、おおむね奈良県後期高齢者医療広域連合議会の会議報告について。9、次期市長選挙と市議会議員選挙の同日選挙の時期について。
次に、理事者の側からの提案といたしまして、宇陀市例規集の電子化について。各委員会の開催方法について。市長の専決処分事項について。4、議員からの行政側への口きき及び要望事項については公表していく方向で検討中。
以上協議し、午後1時6分に閉会をいたしました。
今期定例会には、平成24年度の当初予算案を初め、多くの重要案件が予定されております。円滑な議会運営に御協力いただきますようお願い申し上げますとともに、会議開始などの時間を厳守いただきますようお願いをいたしまして、議会運営委員会の報告とさせていただきます。
御清聴ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
次に、産業建設常任委員会の報告を受けます。
産業建設常任委員会、12番、山本繁博委員長。
12番(山本繁博君)
皆さんおはようございます。議席番号12番、山本繁博でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、産業建設常任委員会の報告をいたします。
当委員会は、去る2月21日午前10時から第1委員会室にて、井戸本委員欠席につき、委員4名と議長及び市長を初め所管の関係職員の出席により開催いたしました。
まず、私と市長のあいさつの後、配付資料に基づき、各担当部長、課長などから説明がありました。その後、それぞれの案件につきまして委員各位から多くの質疑がありました。
なお、当日出された案件の内容、またそれに対して委員各位からの主な意見や質問、要望の内容については次のとおりでございます。
まず案件1、地域活性化推進拠点施設整備事業について担当より説明を受けました。
この事業については、ワールドメイプルパーク工事の完成に伴い、世界のカエデ公園ということで、単なる憩いの広場としての公園ではなく、地域の活性化に向けた取り組みのできる公園として平成25年3月完成で進んでいる事業で、地元NPO法人宇陀カエデの郷づくりへ当該敷地にある校舎の再利用を促し、校舎の保存も含めて今後必要となる公園の管理運営までも担える団体へ育成するために、校舎の改修、保存に必要な経費を補助するものであります。旧宇太小学校校舎2棟の改修及び2階建て校舎の外装修理ということで、事業費3000万円100%国庫補助事業であります。
これに対して委員からは、菟田野カエデ公園の完成を機に、大宇陀、榛原、室生の観光名所とリンクさせて宇陀市全体の観光整備を図っていってほしい。
この補助金をNPO法人が活用して事業を行うとなると、事業費3000万円でやっていけるのか。また、公園完成後の維持管理運営をこの法人が行っていくに当たり、予算と財源の確保をどのように考えているのかなどの要望、質問が出ました。
そして2点目といたしましては、その他として3点にわたり説明がありました。
1点目といたしましては、農園事業拡大事業計画について市長より説明を受けました。
この計画については、東和木協跡地を類農園が取得して、農林業を中心としていろんな形で事業展開を図りたいというもので、後継者不足や遊休農地増大等も懸念されている宇陀市にとって、農業そのものの新展開の模索、雇用創出からも、行政として応援していきたいというものであります。
その他2点目といたしましては、間伐材を初めとした国産材の活用促進に関する協定について担当より説明を受けました。
この件については、地球温暖化防止の取り組みとして、都市と地方の連携による低炭素社会の実現に向け、東京都港区が協定を締結した自治体の木材の使用を港区内で促しながら、二酸化炭素固定量を認証する制度であります。宇陀市におきましても木材料のPR促進につながり、間伐材等森林整備や地域経済の活性化も図れるであろうということで、2月8日に港区との協定を締結したものであります。
その他3といたしましては、2月7日に発生した市道山辺三赤人橋線の土砂崩落について、現状説明、当面の対応、平成24年度当初予算に国庫補助の災害防除事業として計上、工事終了まで通行どめにするなど担当より報告がありました。
以上、案件については多くの意見、質問、要望が出ましたが、理事者側の答弁、説明により委員各位おおむね御理解いただき、当委員会として、これからの事務事業説明を承諾いたしました。最後に副委員長よりあいさつがあり、午前11時40分に閉会いたしました。
以上で、平成24年2月21日に開催いたしました産業建設常任委員会の報告を終わらせていただきます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
次に、行財政改革特別委員会の報告を受けます。
行財政改革特別委員会、2番、高見省次委員長。
2番(高見省次君)
議席番号2番、高見省次です。ただいま議長の許可をいただきましたので、閉会中に開催いたしました行財政改革特別委員会について御報告いたします。
当委員会は12月定例会以降、1月16日、30日、2月13日、20日の4回、委員会を開催いたしました。委員は私のほか、上田副委員長、勝井委員、井谷委員、大澤委員、井戸本委員、中山委員、山本新悟委員の8名です。
当委員会では、昨年から各種団体などへの補助金について審議を行ってまいりました。審議内容の一部は12月議会でも報告いたしましたが、ことし1月以降も引き続き検討を加えてまいりましたので、その状況について御報告いたします。
市が提出した補助金リストによりますと、主な補助金は平成23年度予算ベースで約90項目、総額約2億円に上ります。
1月16日の委員会では、農林費、商工費、消防費、土木費、教育費関連の補助金の各項目について理事者より説明を受けました。また、1月30日には、補助金を交付している宇陀市森林組合と室生村森林組合を視察し、事業の概要について説明を受け、意見交換を行いました。
主な補助金について、各項目のヒアリングを一通り終えた段階で、これまでの質疑で出された論点を整理し、2月13日の委員会で議論を行いました。この委員会では、主にシルバー人材センターと社会福祉協議会に関し議論が集中しました。
シルバー人材センターについての意見は以下のとおりです。
課題を指摘する意見としては、補助金を受けて民業を圧迫していないのか。
若者の雇用が厳しいときにシルバー人材センターに仕事が集中するのはいかがなものか。
職員が天下りし過ぎているのではないか。その結果、市の公共事業の受注が多過ぎるのではないか。
利益剰余金が多ければ、補助金を削減すべきではないかといった意見がありました。
これに対し、高齢者の雇用促進という趣旨で、シルバー人材センターに対する補助金の支出根拠を国が法律で定めている。景気がよいころには余り引き受け手がなかったような仕事をシルバー人材センターが請け負ってきた。その後、景気が悪くなって、建設業など民間もそうした仕事までとりに行くようになり、競合問題が生じているという経緯があるとの意見がありました。
これに対し、そうした経緯があったとしても、情勢が大きく変わったのだから、市が補助金も含めて対応を見直さなければいけないという意見がございました。
また、公益社団法人へ制度が移行する時期でもあり、シルバー人材センターの公益的役割をしっかりと検証し、業務の範囲や補助金の見直しを行い、時代に合った団体運営にしていくべきではないかといった意見が出されました。
社会福祉協議会については、市が社会福祉協議会に委託している地域包括支援センターがさらに民間の介護事業者に再委託しているのではないか。それより市が直営で行い、民間事業者に委託すれば済むのではないか。そうすれば入札になり、競争原理が働くのではないかとの意見や、要支援者がケアプランの作成に際して地域包括支援センターしか選べないので、社会福祉協議会が提供するサービスの質がどうかといったサービス面での課題が考えられるのではないかといった意見がありました。
その他の補助金について、商工会への補助金に関し、会員がどんどん減って運営が難しくなってきていると聞いている。こうした補助金が宇陀市の商工業の活性化につながる成果を出していると言えるのかといった意見もありました。
一方、充実すべき補助金としては、鳥獣害対策と生ごみの堆肥化などが挙げられました。
鳥獣害対策については、農地の被害がひどく、耕作放棄や離農につながっているといった切迫した現状がある。ぜひ充実させてほしいとの意見が大勢でした。
生ごみ処理機購入者への補助金も、ごみ減量の目標値を定めて推進していくべきとの意見がありました。
委員会での見直しの進め方については、補助団体の事業計画、決算報告を検証していくべき。金銭的に大きな補助金は、しっかり見直すべき。政策的な補助と団体補助とを分けて考えるべきなどの意見がありました。
以上を踏まえ、特に委員の関心の高かったシルバー人材センターと社会福祉協議会について、事業内容と収支決算を含め理事者に詳しい説明を求めることとし、2月20日の委員会でヒアリングと質疑を行いました。
社会福祉協議会については、協議会を設置していない自治体の有無、設置のメリット・デメリットについて。経常経費と補助金の関連について。職員の所属と給与の出どころ。職員数の他市との比較。理事の学識内容と報酬、実費弁償の内容。会費収入の有無。各事業の所管課。利益剰余金の毎年の推移。地域包括支援センターの委託料に占める人件費比率などについて質問がありました。
シルバー人材センターについては、補助金の支出根拠。国の激変緩和措置と指数の推移。内部金残高。市の退職者の受け入れ。単年度赤字の理由。仕事のあっせんが公平かどうか。公益社団法人への移行とその条件について。補助金の有無と公益的活動とがリンクするかどうか。民間事業と公益事業の受注比率など、多くの質問が出されました。
以上のように、昨年からの議論によって委員からさまざまな疑問や課題が指摘されております。そうした意見を踏まえ、補助金のあり方について行財政改革特別委員会としての提言の原案を取りまとめ、2月20日の委員会でお諮りしたところです。今後4月に予定されている委員会で、原案に基づき、さらに検討を加え、提言の成案を得るべく進めてまいりたいと考えています。
行財政改革特別委員会は、昨年5月以降これまで定例開催と委員による自由討論を導入し、土地開発公社の塩漬け土地の有効活用の問題と各種補助金の二つの重要課題について審議を行ってまいりました。委員会においては、各委員の真剣な御議論により課題に対する理解が深まり、また議員同士の情報共有、認識の共有化ができたのではないかと思います。
また、理事者との質疑の際に、時には立場を超えて政策論議をする場面もあり、市民の代表としての議員の思いや考えを理事者側にもそれなりに受けとめていただいたのではないかと考えております。ぜひ今後の市政につなげていただきたく存じます。
最後に、来年度においても新体制のもと引き続き委員会運営の充実が図られ、市政の向上に資する闊達な議論が展開されることを期待して御報告といたします。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
次に、美榛苑経営特別委員会の報告を受けます。
美榛苑経営特別委員会、3番、堀田米造委員長。
3番(堀田米造君)
議席番号3番、堀田米造です。ただいま議長の許可をいただきましたので、閉会中に開催いたしました美榛苑経営特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、去る2月14日午前9時30分から第1委員会室にて、議長及び8名の委員の出席を得て、市長並びに関係理事者の出席を求め開催をいたしました。
私のあいさつの後、審議に入りました。
今回の委員会では、美榛苑の運営状況について農林商工部長や関係職員から説明を受けました。
委員からの主な質問や意見の内容については次のとおりです。
1、現在のエレベーターの場所がお客様にわかりにくいため、同じ改修費用をかけるのであれば、多少コストはかかっても、わかりやすい玄関近くの場所に移動させてはいかがか。
2、休暇村サービスに指定管理をしていただいて1年を経過して、宇陀市として現在どのように評価しているのか。
3、美榛苑が現在宇陀市の観光施設としてどれぐらい貢献しているか。
4、経営健全化計画を立てたが、現時点で赤字が解消されていないが、今後国及び県を含めてどのような考え方で進めていくか。
5、経営健全化計画が始まった当初と現在の雇用しているパート職員の人数の推移。
6、美榛苑支配人との意見交換の場が設けられているか。
7、耐震化の問題。
8、朝市のような直売所をぜひ設けてほしい。
9、美榛苑を宿泊型の観光の重要な拠点としての古代の装束、いわゆる服装で対応や古代米を使った料理企画をする。
以上9件のような質疑、意見で慎重審議を行い、委員の方々にはおおむね理解をいただきました。
今後も市の大切な財産である美榛苑がますます地元から及び宇陀市以外の方にも愛されるよう、指定管理者である休暇村サービスとモニタリングを通じて市との連携を図り、皆様において活用していただき、活気ある宇陀市の観光産業の一翼を担っていただける施設になっていくことを切に希望して、当委員会は午前10時50分に閉会いたしました。
以上をもちまして、美榛苑経営特別委員会の委員長報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
次に、議会改革特別委員会の報告を受けます。
議会改革特別委員会、4番、井谷憲司委員長。
4番(井谷憲司君)
おはようございます。議席番号4番、井谷憲司でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、議会改革特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、昨年の12月定例会後の閉会中に第4回から第6回の3回の委員会を開催させていただきましたので、その報告をさせていただきます。
今回も3回の委員会での概要につきましては、議員各位のお手元にペーパーとして配付させていただいておりますので、御参照いただければと思います。
まず、第4回委員会は、平成23年12月22日木曜日午前9時35分より第2委員会室におきまして、3名の委員の欠席がございましたが、私、井谷以下委員6名の出席で開催いたしました。
協議事項につきましては、今後委員会を進めていくについて、傍聴については他の委員会と同じように原則公開ということで進めていくことになりました。ただし、議員定数や報酬等の内容についても話し合われることも予想されますので、そういう特別な状況においては、その都度全委員で協議しながら公開、非公開を決めていくということを確認し合いました。
9月に議会改革特別委員会が設置されて9人の委員でスタートしたことを広報うだ2月号に掲載することになりました。
議会改革特別委員会の会議報告概要版の宇陀市ホームページ掲載については、今後のホームページリニューアルや他の委員会との絡みもあるので、全員協議会に提案して全議員に諮っていくことになりました。提案を出していただくに当たり、二、三のテーマを設けたフォーマットを作成し、それを全委員に配付して意見を出していただき、次回の委員会でそれらを取りまとめて、この委員会としての方向性を確認した上で全員協議会に臨んでいくことを確認しました。
第5回の委員会は、年が明けて1月16日月曜日午前9時30分より宇陀市議会第2委員会室にて開催予定とし、各委員の提案を1月11日水曜日までに議会事務局に提出してもらうことになりました。提出されたアンケート結果を正副委員長で取りまとめて協議資料を作成して1月16日の委員会で論議し、委員会としての統一した方向性を持って、1月末が2月上旬に全員協議会に臨んでいくことを確認し、午前11時58分閉会いたしました。
次に、第5回委員会は、平成24年1月16日月曜日午前9時30分より第2委員会室にて、1名の欠席がございましたが、私、井谷以下委員8名の出席で開催いたしました。
協議事項につきましては、年末年始でお願いしていた議会改革の提案について、各委員に提出していただいた意見、提案についての説明をしていただきました。別紙の資料をベースに検討項目事項を設けて、優先順位をチェックしていただくフォーマットを作成して委員の皆様に回答してもらい、次回委員会で協議していくことになりました。
チェック項目に対する評価のつけ方は、検討の必要なし、時期尚早、比較的早目に検討する、すぐに検討を開始し実施をしていく、以上4段階評価で行うこととしました。
第6回の委員会は1月の最終の週での開催を想定して、それまでに正副委員長で検討項目アンケートを作成し、全委員に配付して回答をいただくこととし、午後0時9分に閉会いたしました。
最後に、第6回委員会は、平成24年1月31日火曜日午前9時30分より第2委員会室にて、全委員9名の出席により開会いたしました。
協議事項につきましては、具体的提案の取り扱いについて、第5回の委員会にお願いしていた議会改革検討項目アンケートについて全委員に提出していただいたアンケート内容についての説明をしていただきました。
アンケートの集計結果を参考に、全項目にわたり各委員の評価点数や説明内容、意見等に基づいて、出席委員全員で議論して今後協議していくための大まかな優先順位をつけていきました。
すぐに検討し実施していく項目の案としては、議会だよりの自己編さん、ホームページの活用、一般質問の一問一答制の導入、議員研修・勉強会の実施、委員会調査費の予算措置、委員会の整理・統廃合などが挙げられました。これはあくまで案でございます。
第7回の委員会の開催日はまだ未定ですが、今回の委員会で議論したアンケート集計について正副委員長で早急に整理して次回の委員会で協議していくことを確認し、午後0時17分に閉会いたしました。
以上、3回の委員会の報告をさせていただきました。
なお、第4回の委員会の報告にもございましたが、今定例会までに全員協議会にて経過報告をさせていただければと進めておりましたが、委員会での議論がまだ途中であるため、開催には至っておりません。
今後の予定ですが、具体的な提案も出てまいりましたので、今定例会終了後、委員会の審議状況にもよりますが、あと1回ないし2回の委員会を開催し、今後の検討項目の方向性を確認した後、全議員に途中経過を御報告、また御意見等をいただく機会を設けていただく予定でございます。他の委員会も活発に開催されており、お忙しいとは思いますが、議員皆様のさらなる御協力をお願い申し上げ、議会改革特別委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
各委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
初めに、議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、産業建設常任委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
5番、上田でございます。
委員長報告に対して1点ちょっと御確認をさせていただきたいなと思いますのは、東和木協の跡地が民間業者によって買い取られて、そして今後宇陀市の基幹産業である農業分野で活用いただけるということで委員長のほうから御報告をいただいたわけでございますけれども、この民間の土地を買われた業者に対して今後どういう形のものを宇陀市として提供されるというようなことが審議されたのかどうか。いわゆる民民の話でございますので、我々としましては、ぜひとも民間の業者の方に現在の土地を有効活用していただいて、宇陀市のブランドをつくっていただくなりなんなりの形で発展をしていただきたいなというわけでございますけれども、その中で産業建設常任委員会の中に宇陀市から御提案をいただいたのか、その辺がよくわからないわけなんですけれども、その部分について宇陀市がどの部分でどのように御支援をされるのか、そういったことが協議をされたのかどうかも含めまして、委員長のほうで審議がされておればいいわけですが、その点1点お聞きしておきたいなと思います。
議長(中山一夫君)
山本繁博委員長。
12番(山本繁博君)
今上田議員が言われた質疑にお答えをさせていただきます。
当委員会としては、今言われた質疑に対しては審議をしておりません。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
また後ほど一般質問の中でも確認をしていきたいと思いますけれども、要は宇陀市として委員会に資料の提出を求めたのかどうかわかりませんけれども、説明があったということで、今後産業建設常任委員会の中で、この問題が今後どのような形で審議をされ、そして宇陀市の行政の中でどのように展開されるのか、非常に興味深く、また真摯に見守っていきたいと感じるところでございますので、ひとつ行政責任の中で、議会に提出をされたこのプランニングに対する宇陀市の今後の考え方なりを示したものを求めていけるような、そういう委員会の中での質疑をまた深めていただくことを希望いたしまして、私からの質問を終わらせていただきます。
議長(中山一夫君)
また委員会にそのように申し上げます。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、行財政改革特別委員会委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、美榛苑経営特別委員会委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、議会改革特別委員会委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
議長(中山一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
議会改革の皆様方には、大変協議を重ねていただいていますことをまずお礼を申し上げたいと思いますけれども、その中で、アンケート調査をされておるわけですけれども、そのアンケートについては委員の中だけでされているということでございまして、なぜそういうようになったのか。また、やはり議会改革ということでございますので、特別委員会の中でアンケートをとられるのであれば、当然15名の現在おられる議員の皆さん方のアンケートも最低限の母数ではないのかなと感じるところでございますけれども、その点がどういう判断の中で委員の皆さん方だけのアンケートになったのか。進め方も含めまして、私たち委員外の議員の特別委員会にお願いしている付託の部分の中で、審議の進め方なり、あるいはそういった中でアンケート内容について、どのようなことであったということもまだ今回示されておりませんので、今後どういうようなものになるのかなということでございます。
それから、この中にいろいろと既に早くしなければならないというものがあるわけですけれども、それが皆さん方の早くしなければならないというのは、1年なのか5年なのか、10年から考えたら1年は短いわけですけれども、一月から考えたら1日は非常に短いわけでございます。そういう部分での早くしなければならないというその議会改革の思いですね。それはじゃあどういう部分で整理をされておるのか。早ければいいというものではないですけれども、しかしながら、早いもので議会の議員の同意が得られれば速やかに実施すべきではないかなということも私も感じておりますし。
それから、市民に開かれた議会をつくるということで、いろいろ御提案をいただいております。これが単なる項目なのか、既にこの中についていろんなことを協議されておるのか、問題点の列挙だけで、ずっと3カ月間済んでおるのか。そこら辺の部分についても、やはりこの委員会が発足して既に半年がたっておるわけでございますので、それなりの中身の議論が進められておると我々も期待しておりますし、平成24年度もあとしばらくで始まるわけでございますから、議長が就任当時申されておられました議会改革の進め方の中で特に御提案されておった点、何点かありますし、そのことにつきましては、議会運営委員会の中でも議長と私も含めた議会運営委員会の中で確認もさせてもらっておるわけでございます。
したがいまして、間もなく任期1年を迎えるわけでございますから、そういった部分である程度の整理をされたものというものが議会改革という中で整理をしていただきたいなというように私は希望するわけですけれども、そういった点につきましてお伺いをしたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(中山一夫君)
井谷委員長。
4番(井谷憲司君)
ありがとうございます。ただいま御質問いただきまして、お答えしたいと思います。
3点についての御質問があったと認識しております。最初に、提案についてのアンケートの実施についてということで、2点目に、早くしなければならないという時期的なもの、三つ目に議論の進みぐあいというこの3点の御質問であったかなと理解をいたしております。
それで、まず1点目のアンケートに関してでございますが、これは上田議員おっしゃったように、全議員でするものではないのかというような御意見ございました。もちろん委員会の中でもそのような議論はございました。全員にアンケートをお渡しし、アンケートの大まかな項目につきましては、第5回の概要版の別紙として、おおよその項目としては出させていただいておりますけれども、このような内容を時期的にどのようにしていけばいいか、先ほど申し上げました4点の大体項目に分けて、それぞれにアンケートは実施したんですけれども、委員会の中で委員外の議員さんも含めた全議員にアンケートを行っていくべきなのか、もしくは委員会でするべきなのかという議論はもちろんございました。
そういった中で、委員の皆様から、議会として選任された委員会として一定の方向性を持った上で全員協議会に臨んで、そこでしっかり説明を申し上げていき、その中で御意見、また新たな提案があれば、そういうのをどういう形でお受けしていくか等々をしていくことが必要であるというような話の中で、議論がございました。そういった中で、委員会として一定の方向性、こういう項目については早々に行うべきか、これはどうかということで1個1個の方向性を決めていくに当たり、その参考にするためのアンケートをさせていただきました。
そういった中で、先ほどの委員長報告でもさせていただきましたが、すべてまだ決定ではございませんし、そういうのを前回の委員会で大まかな早い時期に検討すべき、また中ぐらい、またもう少し後でもいいのではないかという大まかな項目に分けてさせていただきました。そういう中で、次の委員会までに正副委員長のほうで一定のまたたたき台をつくり、委員会で議論させていただき、そしてそのある程度の結論が出た中で、全員協議会の中に諮り、そういった中で御意見をいただくということで委員会の中で一致し、確認し合った中で、委員会だけでのアンケートということになりました。これは、あくまでもその方向性を決めていく上での参考の資料としてのアンケートでございます。
そして2点目の早くしなければいけない時期。確かに早くできるものという中で非常に抽象的な表現ではございますが、委員会として考えておりますのは、宇陀市の次の議員の改選まで、いよいよ2年余りとなっております。その中で、実施できるものはしっかりと実施していきたいというところでございます。
先ほど大体早々に実施できる項目として、こういうものがいいのではないかということで発言させていただきました。先ほどの委員会報告の中でもさせていただきましたように、次回の委員会、1回もしくは2回の委員会の中で整理しまして、そして全員協議会の中で諮り、そしてすぐに実施できるもの等の意見もいただきながら、実施できるものは実施していく。つまり、このあと残り2年半の中で、できるものは最大限行っていく、実施して市民の皆様にしっかりお示ししていくという方向で検討している次第でございます。
最後に、議論の進みぐあいということで、今の話にも重複する部分もあるかもしれませんけれども、先般、全員協議会等々でも御意見というか、提案も出されたところでございます。1個1個の内容について、そもそもどうしてそういう内容が必要なのか、どうしてそういう議論が出てくるのかというところも検討しながら、しっかり議会としてのルールづくりをしながら進めていきたいというように考えております。
そういった中で、先ほども申し上げましたように、それこそ1カ月、2カ月の範囲で、すぐにスタートまた検討できるものはしながら、議員の皆様の全会一致を目指して進めていきたいと考えておりますので、御理解また御協力、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
御答弁ありがとうございました。
今お聞きしておりまして、議会改革特別委員会の最終的な答申というものは、改選期である2年先まで考えておるということで御答弁いただいたように思うわけでございます。その中で実施できるものから順次改革を行っていくということでございます。
議長のほうは、この議会改革につきましては、平成22年度の秋から準備委員会なり検討プロジェクト等が立ち上がっておりまして、一定の答申もされたと確認をしておるわけでございます。そしてまた、昨年の5月の議長再任の折にも、まだやり残しておる議会改革の部分について速やかに進めていきたいというような趣旨説明もございまして、その結果、今議長の要職におられると私は理解をしておるところでございます。
したがいまして、この議会改革特別委員会というものは、そういったものも受けて昨年の9月に設置をされて議論が進んでいるところでございます。
したがいまして、この2年間という最大インターバルの中で物事を進めていかれるのであれば、それでいいわけですけれども、そうすると議長が提案されております議会改革を進めていくというものは、4年のインターバルの中で新たなものを構築していくという物の考え方に立っておると理解をしなければならないのかなと私は今の委員長の答弁の中で感じたわけですけれども、その中で、では急ぐものとは一体何なのかと。ここに書かれておりますけれども、議会だよりの編さん等々から始まりまして、そういった部分の中で、やはり議員15人のそれぞれの処遇も含めた中でのいろいろな提案をなされておるわけでございます。
したがいまして、議長におかれましても、この点につきましては、きちんと一つ一つの項目を御整理いただいて、そして委員会の中での正論を見定めていただきたいと思うわけでございます。
その中でも、既にパブリックコメント実施等々がございますけれども、そういった部分の中で、そういったことが始まるまでに議会の中でじゃあどういう物事が進んでおるのかということが余りにも見えていないように私は感じております。
特に議員定数や議員報酬については、特別なものの扱いということで記述がされておるわけでございますけれども、市民の皆さん方はこのことについて一番関心を持っておられますし、またそのことをなしにしては、私は議会改革のそういったすべてのシナリオは崩れるのではないかというようなことも考えておりますので、こういった部分につきましても、きちんと議論のこまを設定していただいて、きちんと議論をいただいて、このままでいいのか、下げるのか、上げるのか、定数を少なくするのか、あるいはまたふやすのか、そういった部分も真剣にやはり議会改革という立場の中で御提案をしていただけるようなそういう仕組みづくりというものが必要ではないかなと考えてございまして、スケジュールだけの提案では、やはり議会としては、議員としては心配でございますし、何がどのように改革されるのかというのは、それぞれの処遇にも直接関係するわけでございます。
したがいまして、議長が昨年の5月に御提唱されました議会改革というものの本質から、この議会改革特別委員会がずれていないのかどうか、その部分の検証もひとつ議長のほうでしていただきながら、しっかりとした議論がされることをお願いするわけですけれども、そういった私の今述べましたことにつきまして委員長のほうから御答弁いただけるようでございましたら、いただいておきたいと思います。
議長(中山一夫君)
井谷委員長。
4番(井谷憲司君)
ありがとうございます。
まさにおっしゃっていただいた思いというのは、ごもっともでございます。そういった中で、今私は委員長という立場ですので、提案等々を左右するような発言というのはすることができませんので、その点は御了承をお願いしたいと思いますが、先ほど議員の御質問の中にもありました議員の定数、また報酬についての検討に対する提案ももちろんございました。また、当初の段階で議長からの御発言もございました。
そういった中で、これに関しましては、まだこれから議論をしていくわけでありますけれども、定数削減ありきなのかどうなのかということも、もちろん議論の争点になってくると思いますし、議会改革特別委員会は、やはり市民の皆様から議会が何をしているのか、本会議はテレビで放映されておりますけれども、議会は閉会中であればどういうことをされているのか、委員会等々どういうような内容で審議されているのか等々一向に見えてこないというそういったような意見を15名の議員、少なからず皆さんお聞きいただいていることであると思います。そういった中で、議会の姿、議会がこういう審議を行っている、また自分たちの負託した議員がこういうような発言をしている、そういった内容をしっかりと示していける、市民の皆様に公開して情報提供していける、そういう場をつくっていくことが議会改革の責務であると考えて進めております。
そういった中で、定数、報酬に関しましても、議会改革特別委員会として議論すべき内容なのかどうかということも含めて、また別にそれを集中審議するための特別委員会が必要なのかどうかということ等々も含めて、これは議論が必要であると考えますし、委員の皆様のこれからの議論が出てくると考えております。
そういった中で、やはり市民の皆様にしっかりと2年後の改選がございます。そういった中で、それこそ先ほども言いましたように、1カ月でも2カ月でも早く始められるものは始めていきたい、議員の姿をしっかりと示していきたい、そういう思いで委員会としては進めているところでございます。議長の思いと委員会の進行とどうなのかというのは、議員それぞれさまざまな思いがあると思いますが、委員会としては、しっかりと議論をしていくこと、それが大事であると考えております。重ねての話になりますが、いよいよ具体的な提案も出てきましたので、全員協議会の中でもそういう説明を間もなくできると考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
最後に、今委員長のほうから御答弁をいただきました。ひとつ開かれた議会ということで議長も進めておられると理解をしておりますし、そのことが市民の皆さん方に受け入れられると御判断をされておると思うわけでございます。昨年、一昨年の9月からの出発、このことも十分に重きを置いて、そして昨年の9月に特別委員会が立ち上がっておる、その中での審議ということでございますので、ひとつ今後いろいろな部分で、速やかにいろんな部分の中で御理解のいただける部分を御提案いただけるとともに、そして市民の皆さん方が御理解いただけるようなそういった宇陀市議会のありようというものを公開していただき、そして議会の議員の皆さん方が納得できる改革案というものにまとめていただけることをお願いいたしまして、私からの意見とそれから質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
井谷委員長。
4番(井谷憲司君)
先ほどの質問の中で、一昨年の夏から話が始まっているんじゃないかということでお話もございました。それに対しての私の答弁、抜けていたかもしれません。
一昨年の8月より全員協議会等開始し、また昨年の1月より任意で4名のメンバー、議長のほうから、全員協議会の中でもなかなか意見等々が出なかったという中で、素案を検討していける議員さんお願いできないかということで4名から始まり、4名の議員で検討してまいり、5月にその素案を提出させていただきました。9月に特別委員会が設置されたわけですけれども、やはりその検討してきた議員も特別委員会の中に入っております。その素案がすべてであるかのような形で委員会を進めていくようなということになってもどうかなという中で、もう一度その素案に関しては、委員も含め、委員外の議員さんも参考にはしていただくことは、これはやぶさかではございませんけれども、もう一度委員会としてスタートした時点で、もう一度議会の姿、また議会のありよう等々の議論を一からスタートさせていただきました。そういった中で現在の時期に至っている、また、具体的な提案が出るまで約4回の委員会を要した中で議論させていただいたということで、現在の時期まで至っているということをもう一度改めて御報告させていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ないようでしたら、以上で委員長報告を終結いたします。
これより10分間休憩いたします。
会議は午前11時35分から再開いたしますので、それまでに議場にお入りください。
午前11時25分休憩
午前11時35分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議長(中山一夫君)
日程第4、諸報告を行います。
初めに、去る1月18日から19日の国土交通大臣への道路事業要望活動に伴う議員派遣及び2月16日に開催されました第4回奈良県市議会議長会の報告を議会事務局長にさせます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
議会事務局の増田でございます。私のほうから、まず議員派遣の報告をさせていただきます。
去る1月18日から1月19日にかけまして、国土交通大臣への道路事業要望活動のために中山議長、山本良治副議長、高見議員、上田議員、峠谷議員、大澤議員、山本繁博議員、山本新悟議員、小林議員、竹内市長、吉岡建設部長と私、増田の12名が出席をさせていただきました。
まず、1日目の1月18日は、東京に到着後の午後2時から斎藤勁内閣官房副長官と面談後に総理大臣官邸内の視察を行い、その後、衆議院第2議員会館会議室にて、国土交通省出前講座の中から「建設事業とリサイクル」、「道路整備の効果について」の2講座を受講しました。どちらも国土交通省職員から直接現状と課題及び取り組みなどにつきまして、事例や具体的な数値にて説明を受けましたので、国としての課題解決に向けました取り組みなどが理解でき、市町村での取り組みにも反映させるべきことが多くあるように感じました。
次に、2日目の1月19日は、奈良県選出衆参国会議員への陳情を参加しました12名が分担して行った後に、午前11時45分から15分の予定で、短い時間ではありましたが、国土交通大臣室におきまして前田大臣に、名阪国道の通行規制時の迂回路としての役割を担っております国道165号、国道369号の狭隘な箇所の道路改良と国道368号の4車線化の早期実施に向けました「名阪国道の迂回路整備について」の要望書を直接手渡しさせていただきました。今後も継続した要望活動を行い、主要幹線道路整備実現に向けた取り組みの必要性を感じたところでございます。
以上、簡単ですが、国土交通大臣への道路事業要望活動に伴います議員派遣の報告とさせていただきます。
続きまして、平成23年度第4回奈良県市議会議長会の報告をさせていただきたいと思います。
去る2月16日木曜日午前11時から橿原市のロイヤルホテルで平成23年度第4回奈良県市議会議長会が開催され、中山議長、山本副議長と私、増田の3名が出席させていただきました。
まず開会に当たり、葛城市議会議長、西川会長のあいさつの後、前回の議長会開催後の改選などによる新正副議長としまして奈良市議会松村副議長、五條市議会益田議長及び吉田副議長の紹介があり、ごあいさつを受けました。
次に会議に入り、諸報告では、11月17日から2月15日までの県市議会議長会の事務報告と出席市議会議長から会議出席について報告があり、了承されました。
次に、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙において当選されました奈良市議会の上原議長から、お礼の言葉が述べられました。
次に、近畿部会への支部提出議案のリニア中央新幹線の東京・大阪間の早期全線同時開業について、前回の県市議会議長会で承認を得ました会長一任に基づきまして、一部修正後に提出したことの報告を受け、了承されました。
次に協議事項として、まず被災地への義援金については、東日本地区へ100万円、五條市へ10万円を行っていますが、今後も継続して行うかどうか審議の結果、今後義援金につきましては継続しないということで決定がされました。
次に、平成24年度奈良県市議会議長会事業計画案について、平成24年度奈良県市議会議長会会計予算案について、平成24年度役員割り当て案についてが提案され、それぞれ審議の結果、原案どおり決定されました。
最後に西川会長から、県市議会議長会会長就任後1年間の各市議会からの御協力に対するお礼と閉会のあいさつにより会議を終了し、午後1時に解散しました。
以上、簡単ではございますが、平成23年度第4回奈良県市議会議長会の報告とさせていただきます。
議長(中山一夫君)
次に、去る2月17日に東宇陀環境衛生組合議会、2月24日に宇陀衛生一部事務組合議会がそれぞれ開催されておりますので、各議会の出席議員の代表から報告をお受けいたします。
初めに、東宇陀環境衛生組合議会の報告をお受けいたします。
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
14番、山本でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、東宇陀環境衛生組合議会の報告をいたします。
去る2月17日午後2時より、平成24年第1回東宇陀環境衛生組合定例会が東宇陀クリーンセンターで開催され、宇陀市から組合議長の上田議員、高見議員、勝井議員、そして私の4名が出席いたしました。
会議日程に従い、会議録署名議員の指名、会期の決定を行い、岡田管理者より提出議案の概要説明を受けた後、議案審議に入りました。
今回の案件は、専決処分された事件の承認について、平成23年度東宇陀環境衛生組合一般会計補正予算(第2回)について、平成24年度東宇陀環境衛生組合一般会計予算について、東宇陀環境衛生組合監査委員の選任同意について、東宇陀環境衛生組合公平委員会委員の選任同意についてが3件、報告案件が1件、議決案件が2件、同意案件が4件の計7件でした。
まず、専決処分された事件の承認については、昨年の人事院勧告に基づく一般職の職員の給与に関します条例の一部改正であり、宇陀市も既に条例の改正が行われております。東宇陀環境衛生組合でもこれに準じ、同様の改正をしたものです。
次に、平成23年度東宇陀環境衛生組合一般会計補正予算(第2回)は、平成22年度の繰越金の確定による補正予算です。歳入歳出予算にそれぞれ702万7000円を増額し、予算総額を2億259万5000円とするものです。歳出は、炉の補修として工事請負費3000万円、財政調整基金として402万7000円の積み立てをするものです。
この件に対し、財政調整基金の残高に対する質疑があり、平成23年度の残高見込み額は2946万7422円であると説明を受けました。
次に、平成24年度東宇陀環境衛生組合一般会計予算については、一般会計予算総額は1億8484万4000円であり、前年度予算と比較すると1592万4000円の減額となり、率では約7.9%の減額予算となります。
歳入の主なものは、構成市村の負担金が1億6095万2000円、その他ごみ袋販売代金、ごみ持ち込みの手数料などで2281万2000円などです。
歳出では、総務費3160万円、衛生費1億5219万4000円で、前年度より1687万5000円の減額となっております。
議員からは、各構成市村の分担金割合、ごみ袋販売代金の経緯や職員の処遇や人件費に関する質疑があり、事務局より説明を受けました。
次に、監査委員の選任同意について、室生大野、福井克彦氏の選任同意を求められました。
また、公平委員会委員の選任同意3件については、室生砥取、辰峯正泰氏、御杖村土屋原、西俣隆太郎氏、曽爾村今井、見山善樹氏の3人の選任同意を求められました。
以上、審議の結果、全議案に対し全会一致により可決、承認、同意をして、午後4時17分に閉会いたしました。
以上、東宇陀環境衛生組合2月定例会の報告といたします。
議長(中山一夫君)
次に、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をお受けいたします。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
11番、多田與四朗でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をさせていただきます。
去る2月24日金曜日午前10時より、平成24年第1回宇陀衛生一部事務組合議会定例会が宇陀市農林環境改善センター農林会館大集会室におきまして開催をされました。宇陀市からは井戸本組合議長を初め、勝井議員、峠谷議員、山本繁博議員、大澤議員、小林議員、高橋議員及び私、多田の8名が出席をいたしました。
議案審議に入る前に管理者であります竹内市長よりあいさつを受け、出席議員の報告及び会議録署名議員の指名及び会期の決定がなされた後、議案の審議が行われました。
議案につきましては、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて、宇陀衛生一部事務組合一般職の職員の給与に関する条例。承認第2号、専決処分の承認を求めることについて、平成23年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出補正予算(第1号)の2件が提案され、順次審議を行いました。
承認第1号、宇陀衛生一部事務組合一般職の職員の給与に関する条例につきましては、宇陀市に準じ改正を行うものです。改正内容の説明を受け、全会一致で承認をされました。
承認第2号、平成23年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ546万5000円の繰越金とし尿処理費による補正額によるもので、全会一致で承認をされました。
議案第1号、平成23年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ518万3000円の繰越金による補正額です。
議案第2号、宇陀衛生一部事務組合公平委員会条例の制定につきましては、平成24年度から宇陀衛生一部事務組合に公平委員会を設置することによります。
議案第3号、宇陀衛生一部事務組合公平委員会委員の服務の宣誓に関する条例の制定につきましては、宇陀衛生一部事務組合に公平委員会を設置することにより、委員の服務の宣誓に関し必要な事項を定めるものでございます。
議案第4号、宇陀衛生一部事務組合の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、公平委員会が設置されることにより、公平委員長及びその他委員の報酬を定めるものでございます。
議案第5号、平成24年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出予算につきましては、歳入歳出それぞれ1億3803万9000円とするもので、歳入として分担金及び負担金1億3027万円、使用料及び手数料600万円、財産収入1000円、繰越金1000円、雑入176万7000円となっています。歳出としましては、議会費3万円、総務管理費1897万8000円、し尿処理費1億1213万7000円、公債費589万4000円、予備費100万円が計上されております。
同意第1号、監査委員の選任につきましては、細川将氏が選任をされました。選任期間は平成24年4月1日より平成26年3月31日まででございます。
同意第2号、公平委員の選任については、宇陀市、西浦淳介氏、曽爾村、石原浩三氏、御杖村、山本正義氏の3名が選任をされました。選任期間は平成24年4月1日より平成28年3月31日まででございます。
以上、それぞれ審議の結果、すべて原案どおり全会一致により可決され、午前10時56分に閉会されました。
これをもって、宇陀衛生一部事務組合議会の報告とさせていただきます。
議長(中山一夫君)
以上で諸報告を終わります。
ここで午後1時まで休憩いたします。
午前11時55分休憩
午後1時00分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
12番、山本繁博議員から午後2時まで退席届が出ています。これを受理いたしております。
議長(中山一夫君)
続いて、日程に従いまして、日程第5、議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてから日程第10、議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてまでの6議案を一括議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。
それでは、議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。
議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について。
宇陀市水道事業の設置等に関する条例(平成18年宇陀市条例第184号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて2ページでございます。
宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例。
宇陀市水道事業の設置等に関する条例(平成18年宇陀市条例第184号)の一部を次のように改正する。
第7条を第8条とし、第4条から第6条までを1条ずつ繰り下げ、第3条の次に次の1条を加える。
資本剰余金。
第4条、資本剰余金に整理すべき資本的支出に充てるために交付された補助金、負担金その他これらに類する金銭又は物件(以下「補助金等」という。)をもって取得した資産で、当該資産の取得に要した価額からその取得のために充てた補助金等の金額に相当する金額(物件にあっては、その適正な見積価額をいう。)を控除した金額を帳簿原価又は帳簿価額とみなして減価償却を行うもののうち、減価償却を行わなかった部分に相当するものが滅失し、又はこれを譲渡し、撤去し、若しくは廃棄した場合において、損失を生じたときは、当該資本剰余金を取り崩して当該損失をうめることができる。
附則。
この条例は、平成24年4月1日から施行する。
続きまして、3ページでございます。
議案第2号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について。
宇陀市病院事業の設置等に関する条例(平成18年宇陀市条例第188号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて4ページでございます。
宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例。
宇陀市病院事業の設置等に関する条例(平成18年宇陀市条例第188号)の一部を次のように改正する。
第9条を第10条とし、第4条から第8条までを1条ずつ繰り下げ、第3条の次に次の1条を加える。
資本剰余金。
第4条、資本剰余金に整理すべき資本的支出に充てるために交付された補助金、負担金その他これらに類する金銭又は物件(以下「補助金等」という。)をもって取得した資産で、当該資産の取得に要した価額からその取得のために充てた補助金等の金額に相当する金額(物件にあっては、その適正な見積価額をいう。)を控除した金額を帳簿原価又は帳簿価額とみなして減価償却を行うもののうち、減価償却を行わなかった部分に相当するものが滅失し、又はこれを譲渡し、撤去し、若しくは廃棄した場合において、損失を生じたときは、当該資本剰余金を取り崩して当該損失をうめることができる。
附則。
この条例は、平成24年4月1日から施行する。
続きまして、5ページでございます。
議案第3号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について。
宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例(平成18年宇陀市条例第190号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、6ページでございます。
宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例。
宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例(平成18年宇陀市条例第190号)の一部を次のように改正する。
第16条を第17条とし、第11条から第15条までを1条ずつ繰り下げ、第10条の次に次の1条を加える。
資本剰余金。
第11条、資本剰余金に整理すべき資本的支出に充てるために交付された補助金、負担金その他これらに類する金銭又は物件(以下「補助金等」という。)をもって取得した資産で、当該資産の取得に要した価額からその取得のために充てた補助金等の金額に相当する金額(物件にあっては、その適正な見積価額をいう。)を控除した金額を帳簿原価又は帳簿価額とみなして減価償却を行うもののうち、減価償却を行わなかった部分に相当するものが滅失し、又はこれを譲渡し、撤去し、若しくは廃棄した場合において、損失を生じたときは、当該資本剰余金を取り崩して当該損失をうめることができる。
附則。
この条例は、平成24年4月1日から施行する。
続きまして、7ページでございます。
議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正について。
宇陀市営住宅条例(平成21年宇陀市条例第18号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、8ページでございます。
宇陀市営住宅条例の一部を改正する条例。
宇陀市営住宅条例(平成21年宇陀市条例第18号)の一部を次のように改正する。
第3条の次に次の1条を加える。
整備基準。
第3条の2、市営住宅の整備基準は、市長が別に定める。
第6条各号列記以外の部分中「(老人、身体障害者その他の特に居住の安定を図る必要がある者として令第6条第1項に規定する者(次条第2項において「老人等」という。)にあっては第2号、第3号、第4号及び第6号、被災市街地復興特別措置法(平成7年法律第14号)第21条に規定する被災者等にあっては第3号)」を削り、同条第2号アを次のように改める。
ア、次の(ア)、(イ)又は(ウ)のいずれかに該当する場合、21万4000円。
(ア)入居者又は同居人にa又はbに該当する者がある場合。
a、障害者基本法第2条に規定する障害者でその障害の程度が次に定める程度であるもの。
(a)身体障害、前号イ(ア)に規定する程度。
(b)精神障害、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律施行令第6条第3項に規定する1級又は2級に該当する程度。
(c)知的障害、(b)に規定する精神障害の程度に相当する程度。
b、前号ウ、エ、カ又はキに該当する者。
(イ)入居者が60歳以上の者であり、かつ、同居者のいずれもが60歳以上又は18歳未満の者である場合。
(ウ)同居者に小学校就学の始期に達するまでの者がある場合。
第6条第2号イ中「令第6条第5項第2号に規定する金額」を「21万4000円(当該災害発生の日から3年を経過した後は、15万8000円)」に改め、同条同号ウ中「令第6条第5項第3号に規定する金額」を「15万8000円」に改める。
附則。
この条例は、平成24年4月1日から施行する。
続きまして、9ページでございます。
議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正について。
宇陀市公民館条例(平成18年宇陀市条例第81号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、10ページでございます。
宇陀市公民館条例の一部を改正する条例。
宇陀市公民館条例(平成18年宇陀市条例第81号)の一部を次のように改正する。
第21条中「置くことができる」を「置く」に改める。
第22条の見出しを「(審議会の委員)」に改め、同条第1項を次のように改める。
委員は、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験のある者のうちから教育委員会が委嘱する。
第22条第4項中「法第30条第1項」を「第1項」に改め、同項を同条第5項とし、同条第3項を同条第4項とし、同条第2項中「2年以内」を「2年」に改め、同項を同条第3項とし、同条第1項の次に次の1項を加える。
2項、委員の定数は、20人とする。
附則。
施行期日。
第1項、この条例は、平成24年4月1日から施行する。
経過措置。
第2項、この条例の施行の際現に宇陀市公民館運営審議会の委員の職にある者は、改正後の宇陀市公民館条例第22条第1項の規定により委嘱された宇陀市公民館運営審議会の委員とみなし、その任期は、同条第3項の規定にかかわらず、同条の任期からその者が宇陀市公民館運営審議会の委員として在任した期間を控除した期間とする。
次に、11ページでございます。
議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について。
宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例(平成18年宇陀市条例第133号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、12ページでございます。
宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例。
宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例(平成18年宇陀市条例第133号)の一部を次のように改正する。
第25条を第26条とし、第22条から第24条までを1条ずつ繰り下げ、第21条の次に次の1条を加える。
技術管理者の資格。
第22条、法第21条第3項に規定する技術管理者の資格は、次のとおりとする。
第1号、技術士法(昭和58年法律第25号)第2条第1項に規定する技術士(化学部門、水道部門又は衛生工学部門に係る第二次試験に合格した者に限る。)。
第2号、技術士法第2条第1項に規定する技術士(前号に該当する者を除く。)であって、1年以上廃棄物の処理に関する技術上の実務に従事した経験を有するもの。
第3号、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則(昭和46年厚生省令第35号)第8条の17第2号イからチまでに掲げる者。
第4号、前3号に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認められる者。
附則。
この条例は、平成24年4月1日から施行する。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第1号から議案第6号までの6議案について提案理由の説明を申し上げます。
まず、この6議案につきましては、昨年5月2日と8月30日に公布された地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第1次と第2次の地域主権改革一括法により関係法令が一部改正されたことに伴うものであります。
この第1次一括法では、自治体の自主性を強化し、自由度の拡大を図るため、地方分権改革推進計画に基づき、施設等の設置管理基準の条例委任等の義務づけ、枠づけの見直しが図られたこと、また第2次一括法では、地域主権戦略大綱を踏まえ、地域の自主性及び自立性を高めるための改革を総合的に推進するため、市町村への権限移譲を行うとともに、義務づけ、枠づけの見直しが図られたものであります。
義務づけ、枠づけの見直しにつきましては、従来国が法令で全国画一的に定めていた施設・公物設置管理の基準を従うべき基準、基準及び参酌すべき基準の類型に整理し、条例委任することにより、地方自治体みずからの判断と責任において行政を実施する仕組みに改めようとするものや、協議、同意、認可、許可など国等による関与を廃止またはより弱い形態の関与とする見直しを図ることなどとするものであります。
また、市町村への権限移譲については、住民に最も身近な行政主体である市町村が地域における行政の自主的かつ総合的な実施の役割を担えるようにするため、都道府県の権限を市町村に移譲するもので、宇陀市においては、平成25年4月1日までに奈良県から37項目、120条項の事務が権限移譲されることになります。
なお、地域主権改革一括法は原則としてそれぞれ公布の日から施行しており、政省令の整備が必要なものは、公布の日から起算して3月を経過した日から施行しております。
ただし、施設・公物設置管理の基準の見直しについては、平成24年4月1日から施行されますが、原則として平成25年3月31日までの経過措置が設けられています。
また、基礎自治体への権限移譲についても平成24年4月1日から施行されます。
こうしたことを踏まえ、この6議案は、新たに条例委任事項となった施設・公物設置管理基準を規定する必要があるため、関係条例の改正を行うものです。
まず、地域主権改革一括法の施行に伴う6議案のうち、議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第2号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について及び議案第3号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正についてにつきましては、第1次一括法における地方公営企業法の一部改正に伴うものであります。
地方公営企業法の改正は、義務づけ、枠づけの見直しの一環としてなされたもので、現行の企業会計原則の考え方を最大限取り入れること、地方公営企業の特性等を適切に勘案すること、地域主権の確立に沿ったものとすることを基本的な考え方としています。
また、これまで地方公営企業法等で全国一律に定められていた資本制度の見直しにより、資本剰余金を取り崩す根拠規定と法定積立金の積み立て義務が廃止されました。これにより、条例または議会の議決により利益及び資本剰余金の処分等が可能となります。
宇陀市の水道事業、病院事業及び介護老人保健施設事業の各公営企業においては、収益を生み出すための資産を所有しています。
資産のうち、固定資産については、収益費用対応の原則に基づき、その耐用年数に応じて費用化する減価償却を行わなければなりませんが、所有している固定資産の中には国等からの補助金、負担金等を財源としているものがあります。これらの固定資産については、補助金等を受けた金額を資本剰余金に計上し、減価償却を行わないみなし償却という経理を行っています。
このみなし償却を行っている固定資産を撤去や廃棄等の処分を行った場合において、地方公営企業法等の規定に基づいて、資本剰余金を取り崩して資産の滅失等による損失を埋めております。そこで、各公営企業の経営判断に基づき、引き続き従前と同様に資本剰余金を処分する経理処理を行うことを条例で規定するため、今回の改正を行うものであります。これにより、各公営企業においては、それぞれが提供するサービスを安定的、効率的かつ健全な事業経営に努めるものであります。
この条例は、第1次一括法による地方公営企業法の一部改正の施行期日である平成24年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正についてにつきましては、第1次一括法における公営住宅法の一部改正に伴うものであります。
公営住宅法の改正は、市営住宅とその施設の整備について国土交通省令の基準を参酌して定めること、同居親族要件の義務づけを廃止すること、政令の規定により全国一律に定められている入居者資格のうち、収入基準について政令の基準を参酌して条例で定めることとされました。
今回の改正は、まず市営住宅の整備基準について、国土交通省令の基準を参酌して別に定めることとしております。
次に、入居者の資格のうち、同居親族要件についてであります。
現在市営住宅に入居するためには、原則として現に同居しているか、または同居しようとする親族などがあることが条件の一つとなっており、例外として、一定の高齢者や障害者、生活保護受給者等については単身者でも入居が可能でありますが、今回は今申し上げたとおり、現時点においても単身入居が認められていることから、現行の要件を維持することとし、表現の整理等、所要の整備をするものであります。
最後に、収入基準についてであります。
公営住宅法の趣旨により、市営住宅は低所得者向けの住宅であり、収入によって入居が制限されており、また収入によって家賃が決定される仕組みとなっております。
市営住宅の入居に依存せざるを得ない方の住居の需要と供給の整合を踏まえること、また一律に収入基準を緩和することは、民間賃貸住宅事業の圧迫となり、逆に市民の将来的な住居の選択を狭めることにもなりかねないことなどから、今回は収入基準についても現行の基準を維持することとし、この内容を条例で整備することとするものであります。
この条例は、第1次一括法による公営住宅法等の一部改正の施行期日である平成24年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正についてにつきましては、第2次一括法における社会教育法の一部改正に伴うものであります。
社会教育法の改正は、地域の実情に応じて、一層幅広い分野の者が公民館運営審議会の委員となることが促進されるように、法に規定する委員の委嘱に当たっての基準について義務づけ、枠づけが廃止され、委嘱の基準を条例において定めることとし、その基準については文部科学省令を参酌するものとされました。
公民館は、住民の持っている経験、能力を生かし、自主的、主体的に地域の多様な課題を認識して学び、それを解決する生涯学習の場や青少年の社会性や豊かな人間性をはぐくむための体験学習の場、また地域住民が集まり交流できる場などの機能を有しており、公民館を地域の社会教育の拠点として、それぞれ事業を実施しているところであります。
宇陀市公民館運営審議会委員は、こうした公民館の運営について実施する事業の方針、企画などについて専門的な視点から調査や審議または答申をいただいております。そのため、社会教育の専門職である宇陀市社会教育委員を充てているものであります。
今回の改正は、文部科学省令の基準を参酌して、今後の公民館の運営には、家庭の教育力の充実の必要性と重要性を認識し、家庭教育とも連携して公民館事業を実施する必要があることを踏まえ、現行の委員の委嘱基準に家庭教育の向上に資する活動を行う者を加えるものであります。
このことにより、これまでの委員の専門性を確保しつつ、より幅広い意見を反映して公民館の充実を図るとともに、地域社会の活性化と地域力の向上を目指し、社会教育の推進を図るものであります。
この条例は、第2次一括法による社会教育法等の一部改正の施行日である平成24年4月1日から施行するものであります。
最後に、議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてにつきましては、第2次一括法における廃棄物の処理及び清掃に関する法律、いわゆる廃棄物処理法の一部改正に伴うものであります。
廃棄物処理法の改正は、市町村が設置する一般廃棄物処理施設技術管理者の資格について義務づけ、枠づけが廃止され、環境省令で定めるものから同省令に定める基準を参酌して条例で定めることとしたものであります。
一般廃棄物処理施設技術管理者は、一般廃棄物処理施設の設置者が、その施設の監視、監督や定期保守等維持管理に関する技術上の業務などを担当させるため、技術管理者を置かなければならないものであります。
今回の改正は、市が設置する宇陀クリーンセンターに現在置いている技術管理者の資格について定めるものであります。
資格については、環境省令の基準を参酌して、同省令に規定する学歴に応じた廃棄物処理に関する技術上の実務経験等を資格要件とするもののほか、施設に必要な専門的知識及び技能に関する講習等を修了することが望ましいことから、これらの資格を有する者と同等以上の知識及び技能を有する者として、廃棄物処理施設技術管理者講習を修了した者を認知するものであります。
このことにより、廃棄物を取り巻く環境は環境保全に向けた取り組みが強化されており、廃棄物処理、リサイクル、環境保全等に係る技術開発も進んでいることから、技術管理者の資質の維持と向上を図ることで、宇陀市における廃棄物の適正な処理を推進することとするものであります。
この条例は、第2次一括法による廃棄物処理法等の一部改正の施行期日である平成24年4月1日から施行するものであります。
以上、6議案が地域主権改革一括法に係る関係条例の一部改正であります。御審議よろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第5、議案第1号から日程第10、議案第6号の6議案は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第1号、宇陀市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について及び議案第2号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について並びに議案第3号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第4号、宇陀市営住宅条例の一部改正について、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正について、議案第6号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての6議案の質疑は次の本会議で行います。
議長(中山一夫君)
次に、日程第11、議案第7号、宇陀市税条例の一部改正についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。
それでは、議案書の13ページをごらんいただきたいと思います。
議案第7号、宇陀市税条例の一部改正について。
宇陀市税条例(平成18年宇陀市条例第56号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、14ページでございます。
宇陀市税条例の一部を改正する条例。
宇陀市税条例(平成18年宇陀市条例第56号)の一部を次のように改正する。
第95条中「4618円」を「5262円」に改める。
附則第9条を次のように改める。
第9条、削除。
附則第16条の2第1項中「2190円」を「2495円」に改める。
附則第22条第1項中「この条において」を「この項において」に、「)については」を「)がある場合には、特例損失金額(同条第3項に規定する災害関連支出がある場合には、第3項に規定する申告書の提出の日の前日までに支出したものに限る。以下この項及び次項において「損失対象金額」という。)について」に、「当該特例損失金額」を「当該損失対象金額」に改め、「平成24年度以後の年度分」の次に「で当該損失対象金額が生じた年の末日の属する年度の翌年度分」を加え、「平成23年」を「当該損失対象金額が生じた年」に改め、同条第2項を削り、同条第3項中「第1項前段」を「前項前段」に、「特例損失金額」を「損失対象金額」に、「この条において」を「この項において」に、「平成23年」を「当該親族資産損失額が生じた年」に改め、同項を同条第2項とし、同条第4項を削り、同条第5項を同条第3項とする。
附則に次の1条を加える。
個人の市民税の税率の特例等。
第24条、平成26年度から平成35年度までの各年度分の個人の市民税に限り、均等割の税率は、第31条第1項の規定にかかわらず、同項に規定する額に500円を加算した額とする。
附則。
施行期日。
第1条、この条例は、公布の日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。
第1号、附則第9条の改正規定、平成25年1月1日。
第2号、第95条の改正規定及び附則第16条の2第1項の改正規定、平成25年4月1日。
市民税に関する経過措置。
第2条、平成24年12月31日以前に支払うべき退職手当等(この条例による改正前の宇陀市税条例第53条の2に規定する退職手当等をいう。)に係るこの条例による改正前の宇陀市税条例附則第9条に規定する分離課税に係る所得割については、なお従前の例による。
市たばこ税に関する経過措置。
第3条、平成25年4月1日前に課した、又は課すべきであった市たばこ税については、なお従前の例による。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第7号、宇陀市税条例の一部改正について提案理由の説明を申し上げます。
今回の改正は、昨年12月2日に経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図ることを目的とする経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための地方税法及び地方法人特別税等に関する暫定措置法の一部を改正する法律が公布、施行されたこと及び12月14日に東日本大震災からの復興を図ることを目的とする東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律が公布、施行されたことによる地方税法等の一部改正に伴うもので、改正内容は次のとおりであります。
まず、たばこ税率についてであります。
法人実効税率の引き下げと課税ベースの拡大に伴う都道府県と市町村の増減収を調整するため、道府県たばこ税の一部が市町村たばこ税に移譲されることとなり、たばこ税の税率を平成25年4月1日から引き上げることとするものであります。
これにより、製造たばこの税率を1000本につき4618円から5262円とするものであります。また特例として、例えば、わかばなど6銘柄の旧3級品の製造たばこの税率を1000本につき2190円から2495円とするものであります。
次に、市民税の分離課税に係る所得割の額の特例等についてであります。
平成23年度の税制改正により、平成25年1月1日以後に支払われる退職手当に係る個人市民税の所得割について、その所得割の額から10分の1に相当する税額を控除する措置を廃止することとするものであります。
この改正につきましては、平成25年1月1日から施行するものであります。
次に、東日本大震災に係る雑損控除額等の特例についてであります。
災害により生じた土砂などを除去するための支出、資産の損失を除く住宅や家財などの原状回復のための支出や、住宅や家財などの損壊、価値の減少を防止するための支出は、その災害がやんだ日から1年以内に支出したものが雑損控除の対象となりますが、東日本大震災により住宅や家財に損害が生じた場合には、3年以内に支出されるものを雑損控除の損失金額または純損失の繰越控除に係る被災事業用資産の損失金額の対象とするものであります。
この改正につきましては、公布の日から施行するものであります。
最後に、個人の市民税の税率の特例等についてであります。
東日本大震災を受け、平成23年度から平成27年度までの間に実施する防災費用に要する財源を確保するため、臨時の措置として、平成26年度から平成35年度までの間、個人市民税の均等割の標準税率について年額500円の引き上げを行い、3500円とするものであります。
この改正につきましても、公布の日から施行するものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第11、議案第7号は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第7号、宇陀市税条例の一部改正についての質疑は次の本会議で行います。
議長(中山一夫君)
次に、日程第12、議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
それでは、議案書の16ページをごらんいただきたいと思います。
議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正について。
宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例(平成18年宇陀市条例第84号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、17ページでございます。
宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部を改正する条例。
宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例(平成18年宇陀市条例第84号)の一部を次のように改正する。
題名を次のように改める。
宇陀市歴史文化館条例。
第1条中「伝統的建造物」を「歴史的な建造物」に改める。
第2条各号を削り、同条に次の表を加える。
名称、位置。
宇陀市歴史文化館「薬の館」、宇陀市大宇陀上2003番地。
宇陀市歴史文化館「旧旅籠あぶらや」、宇陀市榛原萩原元萩原2672番地。
第3条中「宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」」を「宇陀市歴史文化館」に改める。
第4条を次のように改める。
利用の許可。
第4条、歴史文化館を利用しようとする者は、あらかじめ宇陀市教育委員会(以下「教育委員会」という。)に利用の許可を受けなければならない。許可に係る事項を変更しようとする場合も、また、同様とする。
2、教育委員会は、次の各号のいずれかに該当するときは、利用を許可しない。
第1号、歴史文化館の管理上支障があると認めるとき。
第2号、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号に規定する暴力団の活動を助長し、又はその運営に資することとなるとき。
第3号、前2号に掲げるもののほか、教育委員会が不適当と認めるとき。
第7条を第8条とし、第6条を第7条とし、第5条を第6条とし、第4条の次に次の1条を加える。
利用許可の取消し等。
第5条、教育委員会は、次の各号のいずれかに該当するときは、利用の許可を取り消し、又は利用を停止することができる。
第1号、前条第2項各号のいずれかに該当することとなったとき。
第2号、偽りその他不正の手段により利用の許可を受けたとき。
第3号、公益上特に必要があるとき。
附則。
この条例は、平成24年4月1日から施行する。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正について提案理由の説明を申し上げます。
今回の改正は、宇陀市の指定文化財の保存修理工事として実施した旧旅籠あぶらやの改修が完了したことに伴い、宇陀市歴史文化館の名称及び位置を変更するとともに、所要の改正を行うものであります。
旧旅籠あぶらやは、伊勢本街道と伊勢街道の分岐点となる榛原萩原に位置し、江戸時代後半に建築されたと推定されます。建物は木造2階建て、延べ床面積242.91平方メートルで、明治末ごろまで旅館を営んでおり、その前身は屋号のとおり、油業を営んでおりました。
これまでにも保存に向けた取り組みがなされてきましたが、近年、観光パンフレットの掲載やメディアの取材のほか、行事やイベントでの活用など、所有者や地域住民においても文化財に対する関心が高まるとともに、これを保存したいという希望や意欲が高まり、平成21年6月26日に市の文化財に指定し、国土交通省から財政措置を受け、このたびの保存修理工事を実施いたしました。
整備後の旧旅籠あぶらやを平成24年4月1日から大宇陀地域の歴史文化館「薬の館」とともに歴史文化館とし、宇陀市における歴史的な建造物の保存、展示の拠点とするものであります。そして歴史と観光の情報を発信し、観光の核とするとともに、地域住民の自主的な活動や学習、交流のための施設として、さらに学校教育と連携して、児童・生徒が郷土宇陀に対する愛着や理解を深める施設とするものであります。
今回の旧旅籠あぶらやの保存修理工事の実施により、今後の宇陀市における文化財保護のあり方について、近年における文化財概念の広がりや文化財保護手法の多様化、地域主権、情報化の進展など意識の変化や価値観の多様化に加え、過疎化、少子高齢化など文化財を取り巻くさまざまな状況の変化を踏まえ、考える必要が出てまいりました。
文化財は伝統的な文化が結実した一つの形であり、歴史や文化の理解に欠くことができない貴重な資産であるとともに、現在及び将来の社会の発展、向上のためになくてはならないものであり、将来の地域づくりの核となるものとして確実に次世代に継承していく必要があります。
また、文化財と地域社会との結びつきを考慮して、文化財が地域の歴史や文化を伝えるものとしてその価値を受け継ぎ、地域の文化財は地域で守るという理念のもと、文化財の活用が結果的に観光資源として用いられれば、広く市内外から注目され、地域住民の誇りになるとともに、多くの訪問客を招くことにつながり、地域の活性化に大きく貢献できるものと考えております。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第12、議案第8号は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第8号、宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」条例の一部改正についての質疑は次の本会議で行います。
議長(中山一夫君)
次に、日程第13、議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
それでは、議案書の18ページをごらんいただきたいと思います。
議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正について。
宇陀市介護保険条例(平成18年宇陀市条例第130号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、19ページでございます。
宇陀市介護保険条例の一部を改正する条例。
宇陀市介護保険条例(平成18年宇陀市条例第130号)の一部を次のように改正する。
第3条を次のように改める。
保険料率。
第3条、平成24年度から平成26年度までの各年度における保険料率は、次の各号に掲げる第1号被保険者の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める額とする。
第1号、介護保険法施行令(平成10年政令第412号。以下「令」という。)第39条第1項第1号に掲げる者、2万8200円。
第2号、令第39条第1項第2号に掲げる者、2万8200円。
第3号、令第39条第1項第3号に掲げる者、4万2300円。
第4号、令第39条第1項第4号に掲げる者、5万6400円。
第5号、次のいずれかに該当する者、7万500円。
ア、地方税法(昭和25年法律第226号)第292条第1項第13号に規定する合計所得金額(以下「合計所得金額」という。)が190万円未満であり、かつ、前各号のいずれにも該当しないもの。
イ、要保護者(生活保護法(昭和25年法律第144号)第6条第2項に規定する要保護者をいう。以下同じ。)であって、その者が課される保険料額についてこの号の区分による額を適用されたならば保護(生活保護法第2条に規定する保護をいう。以下同じ。)を必要としない状態となるもの(令第39条第1項第1号イ((1)に係る部分を除く。)、次号イ又は第7号イに該当する者を除く。)。
第6号、次のいずれかに該当する者、8万4600円。
ア、合計所得金額が190万円以上400万円未満である者であり、かつ、前各号のいずれにも該当しないもの。
イ、要保護者であって、その者が課される保険料額についてこの号の区分による額を適用されたならば保護を必要としない状態となるもの(令第39条第1項第1号イ((1)に係る部分を除く。)又は次号イに該当する者を除く。)。
第7号、次のいずれかに該当する者、9万8700円。
ア、合計所得金額が400万円以上800万円未満である者であり、かつ、前各号のいずれにも該当しないもの。
イ、要保護者であって、その者が課される保険料額についてこの号の区分による額を適用されたならば保護を必要としない状態となるもの(令第39条第1項第1号イ((1)に係る部分を除く。)に該当する者を除く。)。
第8号、前各号のいずれにも該当しない者、11万2800円。
続きまして、20ページでございます。
附則。
施行期日。
第1項、この条例は、平成24年4月1日から施行する。
経過措置。
第2項、この条例による改正後の宇陀市介護保険条例(以下「新条例」という。)第3条の規定は、平成24年度以後の年度分の保険料について適用し、平成23年度分までの保険料については、なお従前の例による。
平成24年度から平成26年度までの各年度分の保険料率の特例。
第3項、令附則第17条第1項及び第2項(同条第3項及び第4項において準用する場合を含む。)に規定する第1号被保険者の平成24年度から平成26年度までの各年度分の保険料率は、新条例第3条第1項第4号の規定にかかわらず、5万700円とする。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正について提案理由の説明を申し上げます。
今回の改正は、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律等が平成24年4月1日から施行されること及び第5期宇陀市介護保険事業計画の策定に伴い、平成24年度から平成26年度までの65歳以上の第1号被保険者の保険料について、所要の改正を行うものです。
介護保険制度は、保険者である宇陀市が要介護者数や介護サービス給付費等の過去の実績と将来の見込みに基づき、3年ごとに介護サービスに係る総費用の見直しを行い、介護保険事業計画を策定して運営しております。このたびの平成24年度から平成26年度までの第5期介護保険事業計画における介護保険料の基準月額は、介護保険に係る費用のうち、第1号被保険者負担分の費用を第1号被保険者数で除して決定することとなっています。
まず、介護保険料の基準月額の改定に当たっては、次の介護保険制度を取り巻く状況があります。
1点目に、要支援者や地域密着型施設の増加による利用者の介護給付費と施設増床や地域密着型施設の増加による施設サービスの介護給付費が増額していること。
2点目に、第1号被保険者の負担割合が20%から21%となったこと。
3点目に、新たな介護サービス等への対応や医療と介護の機能分化・連携強化、介護職員の処遇改善の確保、賃金・物価の下落傾向、介護事業者の経営状況、地域包括ケアの推進等を踏まえ、全体でプラス1.2%の介護報酬が改定されたこと。
こうした状況を踏まえ、介護保険料の基準月額を算定いたしますと、現行の基準月額より上昇することとなりました。そこで、次のように保険料の上昇の抑制を図ることといたしました。
まず、見込みを上回る給付費増や保険料収納不足により会計に赤字が出ることとなった場合に交付を受けるものとして、国、奈良県及び市町村が3分の1ずつ拠出して奈良県が設置している財政安定化基金を、必要見込み額を残して3年間で約3000万円取り崩すこと。
次に、第1号被保険者から徴収した保険料のうち、保険給付に充当しなかった分について積み立てた介護給付費準備基金を3年間で1億6100万円を取り崩すこと。
さらに、抑制を図るために、介護サービスに係る費用などから算出される基準額をもとに、住民税の課税状況などに応じて段階的に設定する保険料率の区分を次のように見直しました。
第5段階及び第6段階との境界層の前年合計所得金額を200万円から190万円とすること。第6段階の被保険者を細分化し、第7段階及び第8段階を新たに設定し、負担能力に応じて、よりきめ細やかなものとすること。
こうして基準月額を算定した結果、4700円といたしました。
また、特例第4段階を第4期に引き続き設定し、市民税を課されている世帯の第1号被保険者のうち、平成23年から平成25年までの各年中の公的年金等の収入金額及び当該各年の合計所得金額が80万円以下である者等については、保険料基準額に乗じる割合を引き下げることとしました。
この条例は、平成24年4月1日から施行するものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第13、議案第9号は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第9号、宇陀市介護保険条例の一部改正についての質疑は次の本会議で行います。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第14、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)についてから日程第19、議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの平成23年度補正予算関係6議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
それでは、議案書21ページをごらんいただきたいと思います。
議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)について。
平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて22ページでございます。
議案第11号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて23ページでございます。
議案第12号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、24ページでございます。
議案第13号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、25ページでございます。
議案第14号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成23年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて26ページでございます。
議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第10号から議案第15号の補正予算6議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正予算は、国の制度変更による事業費の変更やそれぞれの事務事業の執行見通しが定まってきたことから、各事業費の増額、減額をさせていただくものです。
それでは、一般会計並びに特別会計5会計の補正の概要について御説明をさせていただきます。
まず、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)についてであります。
予算書の1ページを朗読させていただきます。
平成23年度宇陀市の宇陀市一般会計補正予算(第7号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3億3720万3000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ185億4173万2000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
第2条、地方自治法第213条第1項の規定により翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表繰越明許費」による。
第3条、地方債の追加及び変更は、「第3表地方債補正」による。
平成24年3月6日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正予算は、冒頭にも申し上げましたように、平成23年度事業の精算によるものであります。
それでは、一般会計補正予算書の19ページをごらんください。
歳出の主なものから説明をさせていただきます。
まず総務費では、一般管理費において、3月末日で定年退職者3名と勧奨退職者18名を見込んでおり、退職手当特別負担金1億4100万円を計上します。
20ページの財産管理費では、財政調整基金を利子と合わせまして5060万円積み立てます。
同じく電子計算費では、基幹系電算システムの稼働を4月からとしたことにより、今年度に計上した電算使用料1499万1000円を減額いたします。
次に、民生費では、23ページの障害者福祉費において、施設入所者の増加による生活介護給付費が大幅に増加したこと等による扶助費4013万3000円を追加計上いたします。
24ページの人権行政推進費では、住宅新築資金等貸付事業特別会計へ400万8000円を繰り出しいたします。
一方、26ページの児童措置費では、国の制度変更により、子ども手当を6250万円減額いたします。
27ページの生活保護費、扶助費におきましては、医療扶助の執行見通しにより3000万円を減額いたします。
衛生費では、28ページの予防費において、任意の予防接種希望者が少なく、1244万円を減額いたします。
農林水産業費では、32ページの林業振興費において、美しい森林づくり基盤整備交付金等の事業費が確定してきたこと等により、2395万1000円を減額いたします。
土木費においては、33ページの道路新設改良費において、市道岩室小附線、西峠山辺三線という2件の国庫補助事業の事業費が確定したことにより、4719万1000円を減額いたします。
39ページの災害復旧費でございますが、昨年9月の台風12号では市内多数の箇所で災害が発生いたしました。これらの災害復旧工事費を補正予算により計上いたしましたが、復旧工事に係る国の査定が終了し、工法、設計などが順次進んできたことに伴い、公共土木施設災害復旧費で9403万2000円を減額いたします。同じく、農林業施設災害復旧費でも2001万7000円を減額いたします。
公債費においては、利率確定による精算などの結果として、4100万円の減額となっております。
以上が歳出の主な内容でございます。
一方、歳入につきましては、歳出の事業費の減額に伴う国庫支出金や県支出金の減額、市債発行額の減額が主なものとなります。
また、翌年度へ繰り越しする事業につきましては、予算書7ページの「第2表繰越明許費」に記載のとおりで、9件、事業費合計9億12万3000円という見通しとなっております。
8ページの「第3表地方債補正」につきましては、市債発行額を1億2380万円減らすこととしております。
以上が今回の一般会計の補正(第7号)の概要であり、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ185億4173万2000円となります。
次に、議案第11号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。
予算書の1ページを朗読させていただきます。
平成23年度宇陀市の住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ599万4000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億4691万6000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成24年3月6日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正は、貸付金の回収を行っている奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合が資金の借り受け人の破産などによって回収不能と判断した1600万5000円余りについて、回収不能額の4分の3を県補助金として受け入れ、残りの4分の1を一般会計から繰り入れて精算するものです。
また、繰上償還の申し込みに備えて計上していた600万円の支出につきまして、発生の見込みがないため、差し引き599万4000円を減額いたします。
補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ4億4691万6000円となります。
次に、議案第12号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。
予算書1ページを朗読させていただきます。
平成23年度宇陀市の歯科診療所事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ30万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3229万9000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成24年3月6日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正は、診療所患者数が当初見込みから増加したことに伴い、所要の医療消耗機材などの予算を増額するものであります。
補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ3229万9000円となります。
次に、議案第13号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。
予算書1ページを朗読させていただきます。
平成23年度宇陀市の簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2154万2000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7億2955万8000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
第2条、地方自治法第213条第1項の規定により翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表繰越明許費」による。
第3条、地方債の変更は、「第3表地方債補正」による。
平成24年3月6日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正予算は、県営水道の受水工事関連の事業費の確定による1506万2000円の減額と消費税の納税額の見込みが2500万円減額されたことなどによるもので、歳入においては、市債発行額、一般会計からの繰入金等を減額しております。
補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ7億2955万8000円となるものです。
次に、議案第14号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
予算書1ページを朗読させていただきます。
平成23年度宇陀市の下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ826万4000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億5663万6000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
第2条、地方債の変更は、「第2表地方債補正」による。
平成24年3月6日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正は、工事請負費の事業費確定に伴い、650万円を減額するもので、公債費の利子176万4000円と合わせて826万4000円を減額するものです。
補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ8億5663万6000円となるものです。
最後に、議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、公営企業の掲載項目が多数に上り時間を要するため、予算書の条文の朗読を省略させていただきます。
予算書1ページをごらんください。
今回の補正は、事業費の確定により、資本的収入及び支出を減額補正するもので、室生地域への県営水道受水工事に伴い、榛原地域の上水道管を移設する事業で590万円、上水道事業の拡張事業で2064万9000円の減額補正を行うものです。国庫補助金や企業債の発行額、一般会計からの出資金も減額されることとなります。
補正後の資本的収入は1億3921万2000円、資本的支出は2億7245万1000円となります。
以上が、一般会計、特別会計並びに企業会計の補正予算の主な概要であります。御審議のほどよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第14、議案第10号から日程第19、議案第15号の平成23年度補正予算の6議案は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第10号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第7号)について、議案第11号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第12号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第13号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第14号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第15号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についての平成23年度補正予算6議案の質疑は次の本会議で行います。
ここで午後2時30分まで休憩いたします。
会議は午後2時30分に再開いたしますので、それまでに議場にお入りください。
午後2時20分休憩
午後2時30分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第20、議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算についてから日程第33、議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算についてまでの平成24年度各会計当初予算関係14議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。
それでは、議案書の27ページをごらんいただきたいと思います。
議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算について。
平成24年度宇陀市一般会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて28ページでございます。
議案第17号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて29ページでございます。
議案第18号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて30ページでございます。
議案第19号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて31ページでございます。
議案第20号、平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて32ページでございます。
議案第21号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて33ページでございます。
議案第22号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて34ページでございます。
議案第23号、平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて35ページでございます。
議案第24号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて36ページでございます。
議案第25号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて37ページでございます。
議案第26号、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて38ページでございます。
議案第27号、平成24年度宇陀市立病院事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて39ページでございます。
議案第28号、平成24年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、40ページでございます。
議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算について。
平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
平成24年度の一般会計を初め、特別会計、企業会計合わせて14件の当初予算を提出申し上げ、御審議をお願いするに当たり、新年度予算の主な取り組みについて御説明申し上げます。
さて、私が市長に就任させていただき、はや2年が経過しようとしております。
私は、住みよいみんなの新しいまちづくりということをお約束いたしました。冒頭の施政方針のとおり、この2年間で宇陀市の改革改善、宇陀市のまちづくりは、市民の皆様の御理解、御協力を得て、半歩踏み出せたのではないかと考えております。
一方、平成22年度に実施された国勢調査の速報では、宇陀市の人口はこの5年間に2950人、率にして8%も減少しております。現在30%と言われる宇陀市の高齢化率は、10年後には40%と予測されております。厳しい現実でございます。
しかしながら、国全体の傾向として、人口減少や高齢化の進行をとめることはできないかもしれませんが、宇陀市が的確な施策を速やかに実行し、市民の皆様とともに地域づくり、まちづくりに取り組むことによって、宇陀市の活力を再び取り戻すことは可能だと考えております。
市長に就任させていただき3年目を迎える新年度の当初予算の編成に当たり、市民の皆様方が宇陀市が夢のある未来にかじを切っていると感じることができる予算、宇陀市のまちづくりがわずかずつでも前に進んでいることを実感できる予算とするように指示し、編成してまいりました。そして具体的な指針として、「元気な宇陀市」、「安心して子育てできる宇陀市」、「安全な宇陀市」、「農林業を初めとする産業振興と、観光資源を発掘する宇陀市」、「市民が主体となって、まちづくりを進める宇陀市」、「改革改善する宇陀市」という六つの柱を掲げました。
具体的な施策につきましては歳出予算のところで説明いたしますが、この六つの柱にプロジェクトという考え方を導入いたしましたのは、私は、市の行政は一つ一つの事務事業が宇陀市のまちづくりであるという考え方、職員一人一人がそれをマネジメントするという意識を持ってもらいたいということにあります。制度や予算があるから仕事と部署があるということではなく、市民にとって必要な仕事であるかどうか、職員一人一人が考え把握し市全体で取り組む、そういうねらいから、プロジェクトという視点を設けました。
それでは、予算書に基づき御説明させていただきます。
予算書1ページは、議案第16号、一般会計予算であります。
各会計予算書の条項の朗読は省略させていただきます。御了承いただきたいと思います。
一般会計の予算規模は181億7000万円でございます。前年度の当初予算178億5000万円と比較いたしますと、3億2000万円、率にして1.8%の増額となっています。
新年度は、待望の大型建設事業が次々に完成する年となります。一つは、宇陀市合併の大きな念願であった市立病院の建設でございます。また大宇陀小学校建設は、来年4月の開校を目指し工事を進めております。そして、都市計画道路東町西峠線も最終年度を迎えることとなります。これらの大型事業の総決算の年として、普通建設事業で3億円、出資金で2億4000万円ふえておりますが、経常的経費につきましては、前年度と比較して1%少なくなっております。
それでは、予算書第1表の歳入に基づき、御説明申し上げます。
市税は28億5327万3000円を計上いたしました。
国の税制改正により、対前年度と比較して594万2000円、率にして0.2%の増額となっています。個人市民税では、扶養控除が廃止されたことなどにより増収となりましたが、固定資産税につきましては、3年に一度の評価がえの年に当たり、率にして3%減少しております。地方譲与税から地方特例交付金につきましては、国や県から示される見通しに基づき計上いたしております。
次に、地方交付税につきましては、平成23年度の実績を踏まえ、87億3500万円と3.3%の増加を見込んでおります。
国庫支出金は、子どものための手当の制度改正により国庫負担金が約1億円減少するものの、大宇陀小学校建設や都市計画道路東町西峠線に係る国庫支出金が伸びるため、8460万5000円の増額となっています。
財産収入の減額は、大宇陀道の駅を市直営から指定管理に移したことによるものです。
繰入金につきましては、前年度は3億円の基金取り崩しを歳入としておりましたが、新年度では計上いたしておりません。かわりに平成23年度決算の確実な見通しから、2億5000万円の繰越金を計上いたしました。
市債につきましては、前年度より2億4620万円、率にして11.9%ふえておりますが、先ほど申し上げましたように、市立病院建設などの大型建設事業が最終年度を迎えるためであり、合併特例債や過疎債など交付税措置率の有利な市債のみ発行いたしております。
以上が、一般会計の歳入の概要でございます。
次に、一般会計予算の歳出について御説明申し上げます。
新年度予算の歳出につきましては、予算の科目順を超えて、重点施策の六つの柱に基づき御説明申し上げたいと思います。
第1点目は、「地域の元気創造プロジェクト」です。
私たちは、人口減少という宇陀市の厳しい現実をはね返し、元気な宇陀市をつくり、はぐくんでいかなければなりません。行政が少しの経済的支援と活動のお手伝いをさせていただくことによって、市民主体のまちづくりは大きく変わります。昨年創設いたしましたまちづくり活動応援補助金には19団体の応募をいただき、公開審査会では熱気あふれる真摯なプレゼンテーションを行っていただきました。本年度も285万5000円を計上し、市民の皆様が提案されるまちづくり活動を応援したいと思います。
次に、まちづくり協議会の設立促進に向けて1436万4000円を計上いたしました。
この1年間、自治会を初めとする各種団体の代表による準備委員会で、まちづくり協議会のあり方を検討していただきました。私もメンバーの皆様方とともに先進地視察に行かせていただき、必要性を痛感いたしているところでございます。
新年度予算では、4人の地域支援員を配置し、活動の経費と事務のお手伝いをすることで、それぞれの地域でそれぞれの地域が主体となって、地域づくり、まちづくりを進めていただけるものと確信いたしております。
次に、市がかかわることで市内の空き家の有効活用を促進する空き家情報バンクは、今年度11件の成約を見ました。この制度と連動して、住宅取得による転入を促進する定住促進奨励事業も18件の申請がございました。新年度においては予算を400万円に拡充し、宇陀市での定住の機運をさらに高めたいと考えているところでございます。
また、独身男女の出会いの場を設ける結婚支援事業も引き続き予算化し、元気な宇陀市復活に努めてまいりたいと思います。
2点目は、「子ども未来応援プロジェクト」でございます。
平成23年の1年間で、宇陀市の新生児誕生は168人と聞いております。大変厳しい現実でございます。希望を持ちにくい日本の経済・社会情勢、日本の将来を前にして、国民全体が子どもを産み、家庭をつくることをためらっています。
この現実を前に、基礎自治体である宇陀市にできることは、市民が安心して子どもを産み、育て、教育を受けさせられることです。
新年度においては、子ども支援課を創設いたします。子育てに関する施策を一元化し、総合的に推進することを目的としており、幼保一元化や保育施設の充実にも取り組むこととしております。
そして、次に宇陀市独自の施策として、きめ細かな子育て支援策を設けております。
経済的支援として、中学生までの入院医療費を全額助成いたしております。また、乳幼児医療費やひとり親家庭の医療費にも国の助成がありますが、宇陀市では所得制限を撤廃して、すべての子どもたちと保護者に支援を続けています。幼稚園や義務教育、特別支援教育などにおける経済的支援に加えて、ヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチン等の任意の予防接種にも高率の助成を行い、保護者の負担の軽減に努めております。
一方、新生児や乳幼児の育児相談には、こんにちは赤ちゃん事業や各種育児支援教室を開催するとともに、子どもと保護者の交流、相談その他の支援には、子育て支援センターすくすくの充実を進めています。
教育における宇陀市独自のきめ細かなケアとして、小学校における外国語活動の指導助手設置や不登校児童・生徒への適応指導教室、臨床心理士が保護者に対応する教育相談事業も設置しています。
教育施設の整備につきましては、平成25年春の大宇陀小学校と野依小学校の再編に向けて大宇陀小学校の建設を進めており、新年度予算では8億9000万円を予算化しております。
耐震基準以前に建築された市内の小・中学校の校舎、体育館の耐震診断が終了したことから、この結果をもとに榛原小学校、大宇陀中学校の耐震工事の実施設計に2523万2000円を計上し、着手します。この事業は、平成27年度までに市内全校の終了を目指して進めていきたいと考えております。
3点目の柱は、「市民安心安全プロジェクト」でございます。
子どもから高齢者まで、さまざまな事情を超えて宇陀市民のだれもが安心して安全に暮らせるために三つの視点を設けました。
一つ目の視点が「暮らしの安心」でございます。
広大な宇陀市において、各地域の公共交通を補完し市民の移動手段を確保するため、市営有償バスや本格運行するデマンドタクシー等の施策に3106万円3000円を計上しました。
安心して医療にかかれるという宇陀市合併の大きな願いの一つであった宇陀市立病院の新築事業につきましては、昨年の新館の竣工、医療機器等の充実を終え、来年春の全面完成を目指しております。一般会計からは、最終年度として4億1600万円の出資を行います。
次に、市民の健康を守るため、成人向けのがん検診と予防接種には5038万3000円を計上しております。また、障害者医療費などの福祉医療費の助成につきましても、宇陀市独自で所得制限を撤廃し、市の負担として636万2000円を措置しております。
高齢者を支え見守る活動として、高齢者等サポート隊を創設いたしました。新たな事業に取り組むとともに、高齢者の安否確認システムの構築や介護予防事業を推進してまいります。
二つ目の視点は「暮らしの安全」でございます。
未曾有の大災害となった東日本大震災に際し、宇陀市でも被災地の支援に職員を派遣し、市民の皆様から多くの義援金をいただくとともに、物心両面にわたり支援を行ってまいりました。このことを踏まえ、宇陀市では補正予算により、うだチャン11の画面に市の緊急情報を流せるシステムを導入するとともに、派遣職員の体験を生かし職員研修を実施したところでございます。
また、災害発生時に物資の調達、燃料供給、応急復旧などの迅速な対応を図るため、市商工会、石油協同組合宇陀支部、建築協同組合宇陀支部と今月9日に災害発生時の供給に関する協定を締結いたします。
新年度予算では、災害時の重要な情報伝達手段の一つである防災行政無線のシステム整備に向けて、実施設計費600万円を計上いたしました。市民の防災啓発事業に528万円を計上するとともに、災害支援経験をもとにした職員の防災訓練を実施いたします。
また、県南部で人命を奪った昨年の台風12号による土砂災害は、宇陀市においても大きなつめ跡を残しました。新たな災害予防の取り組みとして、山林の樹種転換を進めたいと考えております。災害復旧事業である治山工事を実施するに当たり、土砂災害に強い樹種への転換をお願いするもので、花粉症対策も含め、この取り組みを県や国に逆流していきたいと考えております。
市民の安全を守るため、気象警報や火災情報、不審者情報を流している学校安全・安心メールや防災・防犯情報メールについては引き続き予算化しておりますが、一人でも多く市民の皆様方の御登録をお願いするものでございます。これに加えて、携帯電話3社が運営するエリアメールも宇陀市において運営を開始したところでございます。
自主防災組織については、市民の皆様の機運の高まりにより、設立補助金を50万円に増額しております。
一方で、防犯灯の設置や更新、カーブミラーやセンターライン等の交通安全施設の補修、市の道路橋梁の安全点検についても1153万円を措置し、進めてまいりたいと考えております。
三つ目の視点は「生活基盤の整備」です。
上・下水道や道路、環境にかかわる問題は、安心な暮らし、安全な暮らしの根幹となるものでございます。
都市計画道路東町西峠線の新設事業は5カ年にわたる事業でしたが、新年度を最終年度として5億6200万円を予算化しております。
市道平井比布線、小倉室生線、その他の市道舗装補修事業や小原小倉線道路改良事業、県営一般農道負担金等に1億4380万円を計上しています。先月から通行どめにより御不便をおかけしている市道山辺三赤人橋線の復旧事業については2500万円余りを計上していますが、国の交付金を得て早急に着手いたします。
次に、特別会計で運営しております上・下水道事業でございます。
水道未普及地域の解消等に向けて、一般会計からは出資金、繰り出し金で対応しております。
簡易水道につきましては、引き続き松井簡易水道事業、田原簡易水道事業の拡張事業を継続しており、7330万円を計上しております。
室生地域の水源の一部を県営水道に変更する事業は、平成26年度の給水開始に備え1億5500万円を措置いたしました。
公営企業である上水道事業では、玉立・赤瀬等の一部の未普及地と檜牧の一部の未普及地で整備を進める事業費9500万円を計上しています。
下水道事業においては、本管整備済み地域の管路整備・補修にとどめており、3000万円の事業費を計上しております。
また、市民の財産を保全するため国土調査事業を進めていますが、新年度においては檜牧地区の地籍調査に2553万2000円を計上いたします。
宇陀市の環境を守る取り組みといたしましては、衛生的な生活環境と水質保全を促進している合併処理浄化槽設置補助金を3148万円計上するとともに、循環型環境社会の推進のため、生ごみ処理機の購入助成や各種団体による古紙回収事業の助成に274万4000円を予算化しております。
また、新エネルギーの利用促進と地球温暖化への対応として、市民が設置する住宅用太陽光発電システムへの助成事業を創設するとともに、市庁舎において試験的にLED化を進めます。
4点目の柱は、「産業振興観光振興プロジェクト」でございます。
議員の皆様方とともに出席させていただいた1月の成人式では、希望に満ちた宇陀市の新成人をお祝いさせていただきました。そして市長として心を引き締めた現実は、この382人の新成人のうち一人でも多く宇陀市に残っていただき、長く住んでいただきたいと願わずにはおれませんでした。
そのために行政は何をすべきなのか。いろいろな課題の中で、その一つは、宇陀市での雇用創出、宇陀市への企業誘致であるかと存じます。
雇用の創出、企業誘致というのは、一朝一夕にいくものではございません。宇陀市の地域経済を活性化し、産業を振興する、そして今、宇陀市で活躍していただいている事業者をつなぎとめるためには、微力であっても市の努力する姿勢を示すことが大切と考えております。新年度予算では、三つの視点から、この姿勢を示す所存でございます。
一つ目の視点が「観光振興と、宇陀市の歴史的文化遺産の活用」でございます。
観光振興という視点から、記紀・万葉プロジェクトの推進に取り組んでまいります。
平成24年は古事記編さんから1300年、平成32年は日本書紀編さんから1300年となります。奈良県が10年をかけて推進するこのプロジェクトに、記紀・万葉の数多くの舞台を有する宇陀市も積極的に発信し、観光振興に役立ててまいりたいと考えております。
市職員が庁内横断組織を結成し、宇陀市記紀・万葉プロジェクト基本構想を策定いたしましたが、これに基づき、新年度では530万円の事業推進予算を計上いたしました。また、観光・文化資源の保存につきましては、継続事業として宇陀松山地区重伝建保存事業、松山城跡保存整備事業、室生染田天神講連歌堂保存修理などに8935万4000円を計上いたしております。
ワールドメイプルパーク整備事業は、菟田野地域の皆さんの盛り上がりを得て、自立した観光、物販、まちづくりの拠点として来年春のオープンを目指しております。
向渕のスズラン群落再生事業と伊那佐の空き家再生等推進事業は、国庫補助金を得て2000万円余りを予算化いたしました。
二つ目の視点「宇陀市の地域経済活性化」についてでございます。
市内で経済が還流するシステムとして、市民の皆様が所有し居住する住宅を市内の業者を使ってリフォームされた場合、1件10万円を限度として助成する事業を新設し、200万円を計上いたしております。同じく、宇陀市で産出した木材を使用する建築に対し、1件10万円を上限に助成する事業を新設し、100万円を計上いたしております。
また、環境対策・新エネルギー推進のため、市民が設置する住宅用太陽光発電システムに1件10万円を上限に助成する事業にも、新たに200万円を計上いたしました。定住促進奨励金とあわせて、これらの市の助成金を宇陀市商工会が発行するウッピー商品券で交付し、市内取扱業者を公募し流通させていくこととしており、この事務費263万2000円も計上いたしております。
なお、合併処理浄化槽設置補助金につきましては予算を倍増し、3148万円を計上いたしております。これを契機に、市民の皆様には、できる限り市内業者の御利用、市内での購買をお願いいたしたいと思います。
三つ目の視点「農林業・商工業の振興」についてでございます。
宇陀市の産業の根幹をなすのは農業、林業ではないかと考えております。
農業にあっては、耕作放棄地の増加、6次産業化へのハードル、林業にあっては、森林の荒廃、担い手不足という問題があり、Tppへの加盟という農林業衰退に拍車をかける共通の課題も持ち上がっております。
もう1点、深刻な共通の課題として、有害鳥獣対策がございます。
新年度においては、市予算による鳥獣処分費135万円や宇陀名張広域対策事業の市負担分110万円を新規に計上いたしました。捕獲報償金227万9000円や宇陀市独自の有害鳥獣対策実施隊の編成などとあわせて、1037万5000円を有害鳥獣対策予算に計上いたしております。
また、宇陀市独自の支援策でございます農耕用軽自動車税の収入を農林業の補助金に充てる施策は好評をいただいており、新年度も290万円を計上いたします。
国においては、新規就農を推進する青年就農給付金という制度を新設され、宇陀市においても1350万円を新たに計上いたします。
一方、商工業については、先ほどの住宅リフォーム助成などの新規事業に加え、榛原まちづくり交付金事業を活用した商店街の街路灯更新事業400万円も計上しております。
宇陀市の産業振興につきましては、宇陀市産業振興会議を設置し、1年半をかけて審議をしていただきましたが、本年夏には提言を提出いただく予定でございます。
5点目の柱は、市民と行政が「共に考え行動する『協働』プロジェクト」でございます。
市民と行政が広く情報を共有し、市政に市民のニーズを生かし、まちづくりにかかわろうという市民の意欲を創造することが協働のまちづくりの基本となります。地域の元気創造というプロジェクトで紹介した、まちづくり活動応援補助金、まちづくり協議会の設立促進事業は、この視点の最たる事業であり、市民の間からも、ワールドメイプルパーク運営のためのNPOの設立や、今月11日に開催されます宇陀シティマラソンでは、実行委員会が運営とともに開催経費の捻出に汗をかいていただいております。市民の市政参加、まちづくり参加の機運をさらに高めるため、市総合計画などの各種審議会委員や審査員には、市民からの公募委員の導入を進めてまいりたいと思います。
また、行政委員への女性参画を推進するとともに、市政における課題、市民生活にかかわる計画策定に当たっては、パブリックコメント制度の導入や子どもたちを含む市民参加の工夫を凝らす等、広く市民の市政参加を推進する所存でございます。
今月1日から宇陀市ホームページはリニューアルし、市の各部署自身による迅速できめ細かい情報発信が可能となりました。市の提供する内容に対して、市民のニーズを収集できるシステムとなっております。そのほか、市民の皆様にはあらゆる手段で市政に御意見をお寄せいただき、よりよい宇陀市に向けてともに考え、協働していきたいと考えております。
6点目、最後の柱は「改革改善プロジェクト」でございます。
私が市長就任以来申し上げていることは、事業の選択と集中であり、改革改善を進めながら、元気のある高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市を目指しましょうということでございます。予算における改革改善の一端とその効果を御報告申し上げます。
第1番目は、民間の活力を導入し、地域の活性化、雇用の促進に寄与していただくために、大宇陀道の駅を市の直営から指定管理者制に変更いたしました。室生道の駅についても市の直営から指定管理者制に変更いたしました。室生道の駅につきましても、市の関与を引き揚げ、営業の自主性を高めていってほしいと思います。
次に、職員の人事考課制度を導入、推進しています。新年度は、考課した情報の運営管理システムに105万円を計上いたします。
また、市立図書館の管理システムを更新したことに伴い、市内4地域での貸出・返却体制を構築いたします。40万8000円を計上いたしました。
一方、今後の市の人権施策の指針として、宇陀市人権施策基本計画を新年度で策定いたします。この予算286万7000円を計上いたしております。
行財政改革の推進も私から市民の皆様への大きな約束の一つでございます。市の歳入面での改革改善の一つとして、市税等の徴収率を向上させます。平成23年度の宇陀市の徴収率は、県の人的支援もあり、大幅な改善が見込めると報告いただいております。引き続き悪質な滞納者の預貯金を差し押さえるなど滞納処分の強化を図るために、徴収対策指導員の設置に331万1000円を計上いたしました。
これと並行して、納税者が休日・夜間でも納税できるコンビエンスストアでの納税システム構築費用405万6000円を計上いたします。
市が利用しなくなった土地や公用車などの売却も進めてまいります。
市の歳出面における行財政改革でございますが、私を初めとする特別職と全職員の給与・手当カットは引き続き実施してまいります。時間外勤務手当の削減推進も含めまして、人件費全体で8545万2000円の削減効果を見込んでおります。
経常的経費につきましては、市長就任時、3年間で10%の削減という目標を設定いたしましたが、最終年度に当たるこの新年度予算にかんがみ、達成できるのではないかと考えております。
以上、一般会計の歳出を目的別に説明させていただきました。
9ページ「第2表債務負担行為」につきましては、土地開発公社に対する債務保証と、大宇陀小学校建設事業につきましては工期終了までの債務負担の限度額を記載いたしております。
10ページの「第3表地方債」につきましては、市立病院の出資金、まちづくり推進事業債、大宇陀小学校整備事業債の増額により、前年度から発行額が2億4620万円増加しております。
次に、各特別会計の概要について御説明申し上げます。
特別会計予算書1ページの議案17号、住宅新築資金等貸付事業特別会計につきましては、平成17年に設立された奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合に宇陀市は加入しており、債権の回収は管理組合が行っております。新年度の予算総額は5600万円となっており、公債費4930万4000円、事務費及び管理組合負担金669万6000円を計上いたしております。
議案第18号、市営霊苑事業特別会計につきましては、榛原地域にある赤人霊苑の維持管理と永代使用の募集を行っており、使用率は予約も含め約83%で、今後も健全な維持管理に努めてまいります。新年度の予算総額は2300万円を計上いたしました。
議案第19号、歯科診療所事業特別会計につきましては、過疎地域の歯科診療所として年間患者数を延べ4000人と見込んでおり、訪問歯科診療や歯周病検診等も行っております。本年度予算総額は3730万円を計上いたしました。
議案第20号、土地取得事業特別会計につきましては、宇陀市土地開発公社の健全化計画の一環として、公社の所有土地の買い戻しを行ってきました。本年度は土地所得の予定はございません。予算総額は8820万円で、全額が保有する土地の市債元利償還金でございます。
議案第21号、国民健康保険事業特別会計でございます。
まず、保険事業勘定についてでありますが、高齢化の急速な進展や医療費の増加等により、国保事業の運営は厳しさを増しています。前年度と比較して、加入者数が1万904人と1%減少したにもかかわらず、新年度予算の総額は43億3100万円と1.5%の増となりました。
次に、診療施設勘定につきましては、室生の東里、下田口の2カ所に設置している国民健康保険直営診療所を運営しています。平成22年度実績では、年間延べ患者数は約8720人と若干ふえる傾向にあり、予算総額は1億5860万円となっております。
議案第22号、介護保険事業特別会計の予算につきましては、新年度から平成26年度までの3カ年計画として策定した第5期介護保険事業計画に基づいて編成いたしております。保険加入者は1万500人で、そのうち要介護あるいは要支援の認定を受ける対象者を2100人と見込んでおります。予算総額は4.1%増の32億300万円を計上いたしました。
議案第23号、後期高齢者医療事業特別会計につきましては、事業主体は奈良県後期高齢者医療広域連合となりますが、市町村においては保険料の徴収や窓口事務などを行っています。受給対象者は、75歳以上の高齢者と一定の障害があると認められた65歳以上の方で、予算総額は9.3%増の4億1040万円を計上いたしました。
議案第24号、簡易水道事業特別会計につきましては、19の給水区域で1万3284人の市民に給水事業を行っています。一般会計のところで説明申し上げましたとおり、松井・田原地区の未普及地域の解消、室生地域への県営水道受水事業に取り組んでおります。本年度の予算総額は8億5130万円を計上いたしております。
議案第25号、下水道事業特別会計につきましては、昭和62年度から一部供用を開始し、26年目を迎えました。一般会計のところで説明申し上げましたとおり、区域拡張を見直し、維持管理と水洗化の促進に努めてまいります。本年度の予算総額は8億7100万円を計上いたしております。
続きまして、4公営企業について御説明させていただきます。
まず、議案第26号、保養センター事業会計につきましては、指定管理者へ経営を移行しているため、営業に係る経理は指定管理者のもとで行われております。
収益的予算及び資本的予算の主な収入は、一般会計からの繰り出し金1億3000万円と指定管理者からの定額納付金3000万円で構成されております。
収益的収支予算及び資本的収支予算の主な歳出としては、市債の元利償還に8202万2000円を計上し、エレベーターの緊急修繕などに3000万円が充てられ、残りの約4800万円が借入金の解消に充てられることになります。
次に、議案第27号、宇陀市立病院事業特別会計につきましては、運営事業に係る収益的収入の予算額は38億3000万円を見込んでおります。これに対応する支出は41億6000万円となっており、支出が収入を3億3000万円上回る不均衡予算となっております。
これは、市立病院の建てかえに伴い、東館、中央館、西館を新年度に取り壊すため、会計上3億3000万円の固定資産除却費を計上するためです。
資本的収入につきましては、病院建設事業の耐震化補助金として県支出金1億円、病院企業債14億690万円、一般会計繰入金4901万8000円、合併特例債を財源とする一般会計出資金4億1600万円の計19億7191万8000円を計上し、資本的支出では、建設事業費22億2947万6000円、低利への借りかえを含めた企業債償還元金2億3977万円など、計24億8416万6000円を計上いたしました。
議案第28号、介護老人保健施設事業会計につきましては、運営事業に係る収益的収支予算額は5億850万円で、資本的支出は企業債償還金4833万円、備品及び送迎車両の更新で607万円の計5440万円を計上いたしております。
さんとぴあ榛原につきましては、人件費など経常的経費の増嵩もあり、経営環境は年々厳しくなってきております。今後は効率的な運営と経営改善策の実行に努めてまいります。
最後に、議案第29号、水道事業会計につきましては、収益的収支予算額は5億2800万円で、給水戸数5700戸を見込んでおります。
資本的収支予算額は、一般会計のところで御説明申し上げましたとおり、玉立・赤瀬などの未普及地区と檜牧の一部未普及地区などの拡張事業で、支出を2億4400万円計上いたしております。
これに対し、資本的収入は水道企業債2600万円、一般会計出資金2600万円、国庫補助金3600万円など、計9816万7000円を計上いたしております。
以上、平成24年度の一般会計、9特別会計及び4企業会計の当初予算案についての説明とさせていただきます。
宇陀市が誕生いたしまして7年目を迎えましたが、国の財政は厳しい状況にあり、地方財政、特に宇陀市のような財政基盤が脆弱な自治体の運営は、先行き不透明と言うほかございません。
そのような中、この新年度予算で少しでも宇陀市に夢を感じていただけるのか、また、まちづくりがわずかでも進んでいることを実感できるのか、市民の皆様方の判定を待つしかないと思います。
さらなる行財政改革を推し進めながら、宇陀市のまちづくりに力を注いでいく所存でございますので、議員の皆様を初め、市民の皆様方の御理解と御協力を賜らんことを切にお願い申し上げまして、平成24年度予算の提案説明とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
理事者からの提案説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第20、議案16号から日程第33、議案第29号の14議案は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第16号、平成24年度宇陀市一般会計予算について、議案第17号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、議案第18号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、議案第19号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について、議案第20号、平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、議案第21号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第22号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、議案第23号、平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について、議案第24号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、議案第25号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、議案第26号、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、議案第27号、平成24年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、議案第28号、平成24年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、議案第29号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計予算についてまでの平成24年度各会計当初予算関係14議案の質疑は次の本会議で行います。
議長(中山一夫君)
続いて、日程に従いまして、日程第34、議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて(内容)平成23年11月17日発生に係るもの:健康福祉部長寿介護課関係を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。
議案書41ページをごらんいただきたいと思います。
議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
1、損害賠償の額、12万5895円。2、損害賠償の相手方、宇陀市個人。3、事故の概要。(1)発生日時、平成23年11月17日午前8時45分ごろ。(2)発生場所、宇陀市室生西谷286番地、市道サコゲ線上。(3)発生状況、上記において、公用自動車を道路の中央部分に寄り過ぎて走行していたため、前方から走行してきた相手方の自動車と衝突し、損傷させたものである。4、和解の概要。(1)本件和解金として、12万5895円を相手方に支払う。(2)当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて提案理由の説明を申し上げます。
本件は、昨年11月17日午前8時45分ごろ、室生西谷286番地、市道サコゲ線上において、介護保険用務で運転していた公用自動車が三本松方面から龍口方面へ走行していたところ、龍口方面から直進してきた相手方の自動車と衝突し、損傷させたものであります。
今回の事故は、現場はセンターラインのない道路で、公用自動車が道路の中央部分に寄り過ぎて走行していたこと、こうした走行状況においては、より安全確認を要するところ、これが不十分であったことが原因であります。
日ごろから注意を喚起していますが、再発防止に努めるため、公用自動車を運転する際の安全確認の徹底をするよう指示いたしました。
本件では、市の過失割合を60%、相手方の過失を40%とし、相手方と和解し、損害賠償金を支払うものです。
なお、損害賠償金については、財団法人全国自治協会自動車損害共済が適用されます。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第34、議案第30号は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第30号、損害賠償の額を定め和解することについて(内容)平成23年11月17日発生に係るもの:健康福祉部長寿介護課関係の質疑は次の本会議で行います。
議長(中山一夫君)
次に、日程第35、議案第31号、工事請負契約の変更についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
議案書42ページをごらんいただきたいと思います。
議案第31号、工事請負契約の変更について。
平成23年9月26日に議決を得た議案第59号工事請負契約の締結についての一部を次のとおり変更したいので、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(平成18年宇陀市条例第53号)第2条の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
請負契約名、大宇陀小学校建設工事(1期)。松塚・ハクリュウ・小松原特定建設工事共同企業体。代表者、松塚建設株式会社。変更前工事期間、契約締結の日から平成24年12月28日まで。契約金額、12億6092万9250円。変更後工事期間、契約締結の日から平成25年3月8日まで。契約金額、13億9317万4650円。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第31号、工事請負契約の変更について提案理由の説明を申し上げます。
本件は、宇陀市大宇陀西山地内の大宇陀小学校建設(1期)に係る工事請負契約の締結について、昨年9月の第3回宇陀市議会定例会において議決をいただきましたが、次のとおり変更が生じたため、議会の議決を求めるものであります。
工事は当初予定しておりました工程に沿って着手いたしましたが、工事を進める中で、小学校建設用地に産業廃棄物である鋳鉄スラグが埋設されていることが判明したため、これを撤去、処分いたしました。これにより、鋳鉄スラグの処理とそれに伴う附帯工事の必要が生じたものであります。
また、地盤を構成する土壌の性質を調べた結果、建物基礎を大きくするなどの対策工事を施す必要が生じました。そこで、工事期間について、契約締結の日から平成24年12月28日までを70日間延長し、契約締結の日から平成25年3月8日までとし、契約金額について12億6092万9250円を1億3224万5400円増額し、13億9317万4650円とするものであります。
今回の変更は設計段階では想定できなかった事象で、学校建築の運営上支障となる事案の解消等やむを得ない変更であり、結果として工事期間の延長と契約金額の増額が生じたものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第35、議案第31号は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、日程第35、議案第31号、工事請負契約の変更についての質疑は次の本会議で行います。
ここで午後3時50分まで休憩いたします。
午後3時35分休憩
午後3時50分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議長(中山一夫君)
日程第36、議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇太地区公民館に係るもの(教育委員会事務局生涯学習課中央公民館)を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
議案書43ページをごらんいただきたいと思います。
議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について。
宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
公の施設名、宇太地区公民館。公の施設の所在地、宇陀市菟田野古市場271番地。指定管理者、宇陀市菟田野古市場、古市場自治会。指定の期間、平成24年4月1日から平成26年3月31日まで。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について提案理由の説明を申し上げます。
本件は、宇太地区公民館に係る指定管理の指定についてであります。
宇太地区公民館は、地域住民や地域住民で組織される団体である自治会等が主に使用する目的で設置された施設であり、当該自治会等によって管理することにより、利用者の利便性が図られるものであります。そこで、指定管理者の指定に係る協議が調ったことから、古市場自治会を指定管理者に指定するため、御提案するものであります。
古市場自治会は、この施設の設置目的や役割を十分理解しており、その管理に必要な人的及び物的能力を有していると認められることから、地元に密着した施設の適切な管理運営等利用者へのサービスの向上が期待できると判断するものであります。
なお、指定管理者として施設の管理運営を行う期間は、平成24年4月1日から2年間であります。
以上、御審議をお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第36、議案第32号は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第32号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇太地区公民館に係るもの(教育委員会事務局生涯学習課中央公民館)の質疑は次の本会議で行います。
議長(中山一夫君)
次に、日程第37、議案第33号、宇陀市道路線の認定について及び日程第38、議案第34号、宇陀市道路線の認定についての2議案を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
それでは、議案書44ページをごらんいただきたいと思います。
議案第33号、宇陀市道路線の認定について。
宇陀市道路線の認定について、次のとおり宇陀市道路線を認定するため、道路法(昭和27年法律第180号)第8条第2項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
整理番号、1684。路線名、上笠間線。起点・終点、宇陀市室生上笠間2952番1先、宇陀市室生上笠間3014番1先。重要な経過地。
次に、45ページでございます。
議案第34号、宇陀市道路線の認定について。
宇陀市道路線の認定について、次のとおり宇陀市道路線を認定するため、道路法(昭和27年法律第180号)第8条第2項の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
整理番号、1685。路線名、田口元角川線。起点・終点、宇陀市室生田口元角川1870番1先、宇陀市室生田口元角川2070番1先。重要な経過地。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第33号及び議案第34号の2議案について提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第33号、宇陀市道路線の認定についてであります。
本件は、平成23年7月に完成、開通いたしました県道都祁名張線の供用開始に伴い、旧県道部分を宇陀市が移管を受け、市道認定を行うものであります。
移管を受けるのは、全長7629メートルのうち、宇陀市室生上笠間2952番1先を起点とし、宇陀市室生上笠間3014番1先を終点とする延長576.8メートルの区間で、これを上笠間線として認定するものであります。
この路線の幅員は4.7メートルから9.1メートルで、移管に伴う道路舗装、側溝改修、交通安全施設等の整備もなされており、道路認定基準に適合するものであります。
次に、議案第34号、宇陀市道路線の認定についてであります。
平成23年4月に完成、開通いたしました主要地方道吉野室生寺針線の供用開始に伴い、旧県道部分を宇陀市が移管を受け、市道認定を行うものです。
移管を受けるのは、全長2万2608メートルのうち、宇陀市室生田口元角川1870番1先を起点とし、宇陀市室生田口元角川2070番1先を終点とする延長542.2メートルの区間で、田口元角川線として認定するものであります。
この路線の幅員は4.3メートルから14.7メートルで、移管に伴う道路舗装、側溝改修、交通安全施設等の整備もなされており、道路認定基準に適合するものであります。
この2件の宇陀市道路線の認定により、認定路線は1685路線となり、総延長は745.032キロメートルとなります。
以上2議案につきまして、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
日程第37、議案第33号及び日程第38、議案第34号の2議案は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第33号、宇陀市道路線の認定について及び議案第34号、宇陀市道路線の認定についての質疑は次の本会議で行います。
議長(中山一夫君)
次に、日程第39、議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼します。
議案書46ページをごらんいただきたいと思います。
議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更について。
宇陀衛生一部事務組合規約の変更について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第286条第1項の規定に基づき宇陀衛生一部事務組合規約(昭和37年8月奈良県指令地第157号)を変更することについて、同法第290条の規定により、議会の議決を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて47ページでございます。
宇陀衛生一部事務組合規約の一部を変更する規約。
宇陀衛生一部事務組合規約(昭和37年8月奈良県指令地第157号)の一部を次のように変更する。
第8条第1項中「2人」を「3人」に改め、同条第3項中「のうちから互選する」を「をもって充てる」に改める。
附則。
この規約は、知事の許可の日から施行する。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更について提案理由の説明を申し上げます。
本件は、宇陀衛生一部事務組合の執行機関の組織の変更に伴い、規約の変更に係る協議について、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
現在、宇陀衛生一部事務組合では管理者1人を置き、これには宇陀市長が充てられており、副管理者2人を置き、これには一部事務組合を構成する村のうち、互選により御杖村長と東吉野村長が充てられております。今回の変更は、2人を置いている副管理者について、これを3人とし、それぞれ曽爾村長、御杖村長及び東吉野村長を充てることとするものであります。
これにより、一部事務組合を組織する市村間の均衡を図り、し尿処理施設に係る案件を迅速に処理し、施設を円滑に管理運営することで、多様化する環境衛生について広域行政を適切かつ効率的に進めることを目的とするものであります。
なお、この規約は奈良県知事の許可の日から施行するものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
日程第39、議案第35号は、本日は提案説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、議案第35号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更についての質疑は次の本会議で行います。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第40、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものから日程第45、同意第6号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものまでの人事案件6議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
議案書48ページをごらんいただきたいと思います。
同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について。
宇陀市教育委員会委員の任命同意について、宇陀市教育委員会委員に次の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により、議会の同意を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
続いて49ページでございます。
同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について。
宇陀市公平委員会委員の選任同意について、宇陀市公平委員会委員に次の者を選任したいので、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
次に、50ページでございます。
同意第3号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について。
宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、宇陀市固定資産評価審査委員会委員に次の者を選任したいので、地方税法(昭和25年法律第226号)第423条第3項の規定により、議会の同意を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
次に、51ページでございます。
同意第4号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について。
宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、宇陀市固定資産評価審査委員会委員に次の者を選任したいので、地方税法(昭和25年法律第226号)第423条第3項の規定により、議会の同意を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
次に、52ページでございます。
同意第5号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について。
宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、宇陀市固定資産評価審査委員会委員に次の者を選任したいので、地方税法(昭和25年法律第226号)第423条第3項の規定により、議会の同意を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
続いて53ページでございます。
同意第6号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について。
宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、宇陀市固定資産評価審査委員会委員に次の者を選任したいので、地方税法(昭和25年法律第226号)第423条第3項の規定により、議会の同意を求める。
平成24年3月6日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
ただいま一括上程いただきました同意第1号から同意第6号までの6件について提案理由の説明を申し上げます。
この6件につきましては、いずれもことし3月28日にそれぞれの委員の任期が満了することに伴うもので、委員の任命または選任について、関係法律の規定により議会の同意を求めるものでございます。
今回の提案においては、男女共同参画社会の実現を推進し、女性の参画をより促進するため女性の委員を登用するものでございます。
なお、委員として任命または選任したい方の経歴等につきましては、お手元に配付しました資料のとおりでございます。
まず、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意についてでございます。
申し上げます。
宇陀市榛原澤在住、中尾哲夫、昭和18年生まれでございます。
中尾氏は長年にわたり県立学校の教職員として従事され、教育、学術、文化に関して豊富な経験、識見等を有しており、平成20年3月29日から宇陀市教育委員会委員に任命され、また平成22年3月29日からは同委員長に就任しておられ、引き続き委員として適任であると認めるものでございます。
なお、任期は4年でございます。
次に、同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意についてでございます。
申し上げます。
宇陀市菟田野岩端在住、峯山久恵、昭和24年生まれでございます。
峯山氏は長年にわたって奈良県の家庭児童相談員として従事されるなど、人格が高潔で、地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ人事行政に関し識見を有すると認められるため、公平委員会委員として適任であると認めるものでございます。
なお、任期は4年でございます。
次に、同意第3号から同意第6号までは、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてでございます。
まず、同意第3号でございます。
申し上げます。
住所、宇陀市大宇陀野依、氏名、辻本勝次、昭和20年生まれでございます。
辻本氏は主に通学かばんの製造など縫製加工業を営んでおられ、経営者として豊富な経験、知識等を有しており、平成18年3月29日から宇陀市固定資産評価審査委員会委員に就任されており、固定資産の評価業務に精通しているため、引き続き委員として適任であると認めるものでございます。
次に、同意第4号でございます。
申し上げます。
住所、宇陀市菟田野上芳野、氏名、白井良彦、昭和22年生まれでございます。
白井氏は長年にわたって菟田野町役場に勤務され、豊富な行政経験から、固定資産の評価事務の知識を有しており、固定資産の評価業務に精通しているため、委員として適任であると認めるものでございます。
次に、同意第5号でございます。
申し上げます。
宇陀市榛原内牧、氏名、中森敏雄、昭和26年生まれでございます。
中森氏は長年にわたって金融機関に勤務され、そこで得られた豊富な経験、知識等を有しており、固定資産の評価業務に精通しているため、委員として適任であると認めるものでございます。
最後に、同意第6号でございます。
申し上げます。
住所、宇陀市室生西谷、氏名、大東美智子、昭和22年生まれでございます。
大東氏は長年にわたって建設会社に勤務され、そこで得られた豊富な経験、資格等を有しており、固定資産の評価業務に精通しているため、委員として適任であると認めるものでございます。
なお、固定資産評価審査委員会委員の任期は3年でございます。
以上6件について同意をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
日程第40、同意第1号から日程第45、同意第6号は、本日は提案理由の説明までとし、3月8日に予定しております本会議2日目に質疑、同意を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うもの及び同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うもの並びに同意第3号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うもの、同意第4号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うもの、同意第5号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うもの、同意第6号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について(内容)平成24年3月28日任期満了に伴うものまでの人事案件6議案の質疑は次の本会議で行います。
以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
次の本会議は3月8日木曜日午前10時から行います。
なお、8日は議案の質疑、委員会付託等の日程となっておりますので、格段の御協力をお願いいたします。
また、9日からは各委員会が開催される予定となっておりますので、議員各位には慎重審議をよろしくお願いいたします。
本日は、これにて散会いたします。
大変御苦労さまでした。
午後4時16分散会