本文
日程 |
内容 |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井 太郎 |
2番 |
高見 省次 |
3番 |
堀田 米造 |
4番 |
井谷 憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本 良治 |
7番 |
峠谷 安寛 |
8番 |
大澤 正昭 |
9番 |
井戸本 進 |
10番 |
中山 一夫 |
11番 |
多田 與四朗 |
12番 |
山本 繁博 |
13番 |
森下 裕次 |
14番 |
山本 新悟 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内 幹郎 |
副市長 |
前野 孝久 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
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総務部長 |
菊岡 千秋 |
総務部参事 |
桝田 守弘 |
財務部長 |
辻本 文昭 |
財務部参事 |
井上 裕博 |
市民環境部長 |
曽良 幸雄 |
健康福祉部長 |
藤田 静孝 |
農林商工部長 |
宮下 公一 |
農林商工部参事 |
臺所 直幸 |
建設部長 |
西田 茂 |
建設部参事 |
山口 尚平 |
教育委員会事務局長 |
小室 茂夫 |
水道局長 |
藤本 隆志 |
市立病院事務局長 |
竹内 均 |
会計管理者心得 |
栗野 肇 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
大西 茂 |
文化スポーツ振興団事務局長 |
穴田 宗宏 |
議長(中山 一夫君)
おはようございます。
議員の皆様方には、御多忙のところ御参集いただきまして、ありがとうございます。
去る3月24日、市議会議員が午前7時から午前8時まで東北地方太平洋沖地震被災地復興支援の義援活動を榛原駅において実施いたしました。多くの市民の方々に御協力をいただきまして、義援総額は4万5780円でしたので、御報告いたします。この義援金は日本赤十字社を通じて被災地に送らせていただきます。御協力ありがとうございました。
ただいまの出席議員は16名であります。
定足数に達しております。ただいまから、平成23年第1回宇陀市議会定例会を再開いたします。
これより日程に入ります。本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(中山 一夫君)
日程第1、委員長報告を議題といたします。
初めに、3月25日午前9時15分より議会運営委員会が開催され、審査していただいておりますので、議会運営委員長から報告をお受けいたします。
それでは、議会運営委員長の報告をお受けいたします。
11番、多田與四朗議会運営委員長。
11番(多田 與四朗君)
皆さん、おはようございます。ただいまより議会運営委員会の報告をさせていただきます。
この議会運営委員会の報告は、本会議、10時から始まっておりますけれども、9時15分より始めさせていただきました。竹内市長、前野副市長、喜多教育長、菊岡総務部長、辻本財務部長、井上財務部参事の御出席をいただき、市議会第1委員会室で開催をさせていただきました。
今回の委員会では、議案第43号、訴えを提起することについて及び議案第44号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について、お手元の資料にございますけれども、この二つの追加議案の取り扱いについての御協議をいただきました。この二つの議案につきましては、本日提案をさせていただきまして、即決といたしますので、議員の皆様方、よろしくお願いを申し上げます。
次に、市民の皆様方にもいち早く予定をお示しをするという議会の改革の方向にのっとりまして、平成23年度第2回、これは6月に予定される分でございますけれども、会期の日程について協議をさせていただきました。会期は23年6月9日木曜日から6月27日月曜日、この19日間ということでございます。さかのぼりまして、この本会議のための議会運営委員会は5月27日午前10時から開催をされます。そして上程されますすべての議案についての説明を平成23年6月2日午前9時半より行われます。
以上、本日の議会運営委員会の議案が終了いたしまして、9時56分閉会をいたしました。
これをもちまして、議会運営委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
議会運営委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
以上で、委員長報告を終結いたします。
議長(中山 一夫君)
次に、日程第2、議案第1号から日程第4、議案第3号及び日程第5、議案第41号の4件を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました4議案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告をお受けいたします。
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
おはようございます。議席番号5番、上田徳でございます。ただいま議長から許可をいただきましたので、総務文教常任委員会の報告をさせていただきます。
去る3月9日午前10時から第1委員会室におきまして、委員6名全員の出席と市長、副市長、教育長、総務部長、総務部参事、財務部長、財務部参事、教育委員会事務局長、教育委員会事務局参事及び関係職員の出席をいただきまして、付託されました4議案を審査するため総務文教常任委員会を開催いたしました。その委員会での審査結果を委員会審査報告書により報告いたします。
平成23年3月25日。宇陀市議会議長、中山一夫様。総務文教常任委員会委員長、上田徳。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成23年3月8日に付託されました議案を審査した結果、下記のとおり決定しましたので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第1号、宇陀市地域事務所設置条例の制定について、原案可決。この議案は次の附帯決議をつけて原案を可決いたしました。附帯内容、地域事務所の事務分掌については、総務文教常任委員会と協議の上、提案すること。次に、議案第2号、宇陀市行政組織条例の一部改正について、原案可決。議案第3号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第41号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、原案可決。
委員会の詳細につきましては、私と市長のあいさつの後、付託されました各議案それぞれの詳細について担当部から説明を受けました。その後質疑に入り、各事件について審議しました。
まず、議案第1号、宇陀市地域事務所設置条例の制定についてですが、この議案は過日の本会議で可決した合併協議にて設置していた地域自治区が3月31日にその期限を迎え廃止されることにより、その地域自治区の役割を果たしている地域事務所もそれに伴い廃止されることから、地域住民のサービス低下や4月以降の混乱を招かないよう、引き続き地域事務所を設置するよう条例を制定するもので、現状のサービスを担保するものです。
委員からの意見は、地域事務所におけるこれらのまちづくりに対する役割や今後の地域事務所のあり方、また、地域事務所に係る経費などを考え、今後の市民サービスとしての費用対効果や職員が減少する中でどのように地域事務所は変化していくのかなど、いろいろな意見が発言されましたが、ことし4月の時点では、地域事務所の存在は現状のサービス維持や現行の状況により大きな変更がない、地域事務所は地方自治法上の支所に値する機能で行政運営する旨の報告を受け、おおむね委員の理解を得ることができました。
しかし、当委員会では、今後の地域事務所のあり方や分掌のあり方について、このままの状況で数年先まで進行していくことは難しいと考え、当委員会と密な連携をとり審査していくことを約束し、採決を行いました。
次に、議案第2号、宇陀市行政組織条例の一部改正についてであります。
この議案は、来年度より現行の財務部と総務部の企画担当部署を統合し、企画財政課財政部として、その部において現行の財務の事務及び新政策の立案、企画、調整を行う組織改正を行うよう組織構築がえするものであります。
委員からの主な意見は、この企画立案する部門と予算を立案し執行管理を行う部門が両立すると、お互いに足かせになるのではないか。企画財政部の長は現行の長の責務から考えるとかなり重責になるが、部長一人で対応できるのか。新政策であるまちづくりの事業が機能できるのか等、心配される意見が多く出ましたが、部、課での課長による長のポスト体制は議会での課長連携体制、まちづくり事業でのまちづくり支援員の配備などの提案により、おおむね委員の理解を得ることができました。
次に、議案第3号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてであります。
これについては、担当課長から再度詳細に説明を受け、委員全員からおおむね理解を得ることができました。
議案第41号、宇陀市公の施設の指定管理者の指定についてですが、今回提案の市内111施設の中から、榛原区は上の町コミュニティセンター、室生区は道の駅「宇陀路室生」、大宇陀口今井、老人憩の家を現地視察し、指定管理者から意見を拝聴することができました。
委員の意見として、道の駅「宇陀路室生」のたった1年の指定管理期間の指定について多くの意見が挙がり、また、この111施設の一括管理についてどのようになっているのか、施設管理の一括化に関する考え方について、施設老朽化に関する多くの指摘、管理等の考え方について審議をしました。今後の議会への報告、事務、設備の修繕や設置の考え方について意見があり、おおむね委員全員の理解を得ることができました。
以上のように委員からの多数の意見や質疑がありましたが、当委員会において付託されました全議案についてそれぞれ審議され、午後4時53分に終了いたしました。
以上で、総務文教常任委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに採決を行います。
初めに、議案第1号、宇陀市地域事務所設置条例の制定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第1号、宇陀市地域事務所設置条例の制定については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第2号、宇陀市行政組織条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第2号、宇陀市行政組織条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第3号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第3号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第41号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第41号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従い、日程第6、議案第4号から日程第7、議案第5号及び日程第8、議案第7号から日程第12、議案第11号の7件を一括して議題といたします。
ただいま議題としました7件につきましては、福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告を受けます。
15番、高橋重明福祉厚生常任委員長。
15番(高橋 重明君)
議席番号15番、高橋重明でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、福祉厚生常任委員会の報告を申し上げます。
当委員会は、3月8日に付託された議案を審査するため、3月10日午前10時から第1委員会室にて、全委員と議長及び市長と関係職員の出席により福祉厚生常任委員会を開催しましたので、その御報告をいたします。
審査の結果については、本日、机上に配付しておりますので、それに基づきまして報告をいたします。
平成23年3月25日。宇陀市議会議長、中山一夫様。福祉厚生常任委員会委員長、高橋重明。
委員会審査報告書。
本委員会に平成23年3月8日に付託されました事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
事件番号、件名、審査の結果の順序で申し上げます。
議案第4号、宇陀市特別会計条例の一部改正について、原案可決。議案第5号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について、附帯決議をつけて原案可決。附帯決議の内容につきましては、裏面に記載しております。福祉厚生委員会附帯決議。議案第5号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正については、一つ、国民健康保険税の徴収率の向上を図ること。二つ、資産割課税の見直しを行うこと。三つ目、施行に当たっては、実施までに市民が制度を理解できるよう周知を行うこと。議案第7号、宇陀市母子医療費助成条例の一部改正について、原案可決。議案第8号、宇陀市子ども医療費助成条例の一部改正について、原案可決。議案第9号、宇陀市老人医療費助成条例の廃止について、原案可決。議案第10号、宇陀市心身障害者医療費助成条例の一部改正について、原案可決。議案第11号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正について、原案可決。
以上、付託されました議案についてはすべて可決されました。
審査の経過につきまして御報告申し上げます。
私と市長のあいさつの後、資料に基づいて各担当部長から説明の後、付託された議案について議案ごとに質疑に入りました。
議案の審議に当たりましては、各委員から多くの質問、意見が出されました。ここで、テレビをごらんの市民の皆様にもできる限り審議内容を御理解いただくために詳しく御報告したいのでございますが、時間の関係上、概要のみを申し上げさせていただきます。
議案第4号、宇陀市特別会計条例の一部改正については、宇陀市には現在10の特別会計がありますが、今回、老人保健事業特別会計を廃止するものです。委員の中から、会計処理上の諸問題は解決済みなのかという質問が出ましたが、23年以降につきましては、一般会計で処理するとの回答でした。
次に、議案第5号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について。国民健康保険税の賦課決定の上限額を、医療分現行47万円を50万円に、介護分現行9万円を10万円に、後期高齢者医療への支援金現行12万円を13万円に、合計額では現行の68万円を73万円に引き上げるものであります。この件につきまして、多くの意見から質問、疑問が出されました。その主な内容について申し上げます。
宇陀市の国民健康保険加入世帯の割合はどうかということでございますが、21年度末現在1万3207世帯のうち5774世帯、加入率は43.72%であります。
今回の改正案で限度額の引き上げ対象者数はどうかということでは、約60件、5万円の引き上げとなりますと、300万円ということになります。
次に、国民健康保険税の課税の仕組みについて詳しく説明をいただきました。所得割、資産割、均等割、平等割の合計で賦課決定されるということがわかりました。
四つ目には、資産割課税をしていない市がたくさんあると聞くが、どこか。回答では、奈良市、生駒市、大和郡山市、大和高田市、香芝市、橿原市、そして一部では五條市と天理市が一部でございます。
毎年多額の国民健康保険税の滞納があるが、どうなっているかということでは、21年度末決算では、滞納額は2億7945万円、そして不納欠損金は2868万円であったということで、収納率は72.11%でございました。
また、積立金として国保財政調整基金の残額はどうかということですが、21年度末には5億4296万円、この中から22年度はまだ決算は終わっておりませんが、約1億5000万円を取り崩す予定でございます。したがいまして、残額は約3億9000万円になるということがわかりました。
次に、議案第7号、宇陀市母子医療費助成条例の一部改正でございますが、医療費の助成の対象者を現在の母子から父子まで拡大するというもの、あわせて条例の題名も、母子ではなくて、ひとり親家庭の親子等に改めるということの内容でございますが、父子の対象者は大体16世帯41人、母子の方は現在289世帯653人、したがいまして、子どもの対象年齢は18歳に達した次の3月31日でございます。
議案第8号、宇陀市子ども医療費助成条例の一部改正について。入院に係る子ども医療費の助成の範囲を小学校卒業から中学校卒業まで拡大するものでございます。
議案第9号、宇陀市老人医療費助成条例の廃止について。65歳以上から70歳未満の方で所得割が非課税の方を対象に窓口負担を1割に軽減するものでありましたが、これは経過措置を設けておりましたが、既に経過をしております。該当者は昭和15年7月31日、満70歳未満ということになりますので、該当者はこれでなくなったということの内容で廃止になりました。
議案第10号、宇陀市心身障害者医療費助成条例の一部改正について。心身障害者に交付される療育手帳を他府県で交付された後、奈良県に転入された場合にも、すぐ医療費助成が適用できるように改正するものでございます。委員からは、逆に奈良県から他県へ転出する場合はどうかということでございますが、転出先によって異なりますので、その都度検討するということでございました。
議案第11号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正については、出産にかかわる出産育児一時金を35万円から39万円に引き上げる経過措置として設けられていましたが、これを恒久的に改正するものでございます。また、産科医療補償制度に加入している医療機関で出産される場合は3万円加算して支給されるということで、合計42万円になります。委員からは、医療保険制度に加入している病院はどこかということでございますが、担当の答弁では99.6%がこの制度に加入しているということでございます。
以上のとおり、理事者側、委員から闊達な質疑応答があり、おおむね御理解をいただきました。国民健康保険税の複雑な課税の仕組みについて、担当者からは別資料も作成して詳しく説明していただきましたことを感謝申し上げます。
その後、各議案ごとに採決を行い、議案第5号についての附帯決議を付して、それぞれ可決するものと決定いたしました。その後、副委員長のあいさつの後、午後3時9分に終了いたしました。
以上で、平成23年3月10日に開催いたしました福祉厚生常任委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに採決を行います。
初めに、議案第4号、宇陀市特別会計条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第4号、宇陀市特別会計条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第5号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第5号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第7号、宇陀市母子医療費助成条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第7号、宇陀市母子医療費助成条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第8号、宇陀市子ども医療費助成条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第8号、宇陀市子ども医療費助成条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第9号、宇陀市老人医療費助成条例の廃止については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第9号、宇陀市老人医療費助成条例の廃止については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第10号、宇陀市心身障害者医療費助成条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第10号、宇陀市心身障害者医療費助成条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第11号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第11号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第13、議案第6号及び日程第14、議案第12号の2件を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました2件につきましては、産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、産業建設常任委員長の審査報告をお受けいたします。
14番、山本新悟産業建設常任委員長。
14番(山本 新悟君)
ただいま議長の許可をいただきましたので、産業建設常任委員会の委員長報告をいたします。
当委員会は、3月8日、今定例会の2日目で付託されました議案を審査するため、去る3月15日午後1時30分から第1委員会室において、全委員と議長及び市長、関係職員の出席により産業建設常任委員会を開催いたしました。その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書により報告いたします。
平成23年3月25日。宇陀市議会議長、中山一夫様。産業建設常任委員会委員長、山本新悟。
委員会審査報告書。
本委員会に平成23年3月8日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第6号、宇陀市農業支援基金条例の制定について、原案可決であります。議案第12号、字の名称を変更することに伴う関係条例の整理に関する条例の一部改正について、原案可決。
審査の経過については、私と市長のあいさつの後、資料に基づき各担当部長、課長から説明後、付託されました議案の質疑に入りました。主な意見や質問、要望の内容については次のとおりでございます。
議案第6号、宇陀市農業支援基金条例の制定については、暗渠排水設置事業は、耕作者にだれが説明、指導するのか。
農業支援の基金は目的基金であるのと違うのか。
市独自の農業支援基金は、その他の補助と併用できるのか。
年間二、三日しか使わない農耕用機械に課税することについて、農耕用機械の課税については不公平にならないような御配慮を検討願います。
もっとほかに還元をする方法があるのと違うのか。
次に、議案第12号、字の名称を変更することに伴う関係条例の整理に関する条例の一部改正について。
農産物加工所が旧守道小学校へ移転するが、その活用方法は。
どのような組織で、だれが運営されるのか。
京都大学の天体望遠鏡が旧守道小学校にあるが、今後も利用されるのか。
旧守道小学校の施設について、消防法の関係の手続は済んでいるのかなどの質疑、質問、要望が出ましたが、理事者側の答弁、説明により各委員おおむね理解いただきました。
その後、その他として、ワールドメイプルパーク整備事業について、榛原にぎわい市場について理事者側から説明をいただき、午後3時23分に閉会いたしました。
以上、平成23年3月15日に開催いたしました産業建設常任委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、産業建設常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに採決を行います。
初めに、議案第6号、宇陀市農業支援基金条例の制定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第6号、宇陀市農業支援基金条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第12号、字の名称を変更することに伴う関係条例の整理に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第12号、字の名称を変更することに伴う関係条例の整理に関する条例の一部改正については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
ここで午前11時まで休憩いたします。
午前10時49分休憩
午前11時00分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
日程に従い、日程第15、議案第13号から日程第25、議案第23号の補正予算案11件及び日程第26、議案第24号から日程第39、議案第37号までの平成23年度各会計当初予算案14件の合計25件を一括して議題といたします。
ただいま議題としました25件につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。
13番、森下裕次予算審査特別委員長。
13番(森下 裕次君)
予算審査特別委員会委員長報告を行います。森下裕次でございます。
ただいま議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の報告をいたします。
当委員会は3月8日の今期定例会2日目で付託された議案を審査するため、去る3月17日午前9時、3月18日午後1時30分から市庁舎大会議室において、全委員と議長及び市長、副市長、教育長並びに関係職員の出席により予算審査特別委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。
平成23年3月25日。宇陀市議会議長、中山一夫様。予算審査特別委員会委員長、森下裕次。
委員会審査報告書。
本委員会に平成23年3月8日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第13号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)については、原案可決。議案第14号、平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)については、原案可決。議案第15号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第2号)については、原案可決。議案第16号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)については、原案可決。議案第17号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、原案可決。議案第18号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)については、原案可決。議案第19号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、原案可決。議案第20号、平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第21号、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第22号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第3号)については、原案可決。議案第24号、平成23年度宇陀市一般会計予算については、原案可決。議案第25号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、原案可決。議案第26号、平成23年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算については、原案可決。議案第27号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算については、原案可決。議案第28号、平成23年度宇陀市土地取得事業特別会計予算については、原案可決。議案第29号、平成23年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算については、原案可決。議案第30号、平成23年度宇陀市介護保険事業特別会計予算については、原案可決。議案第31号、平成23年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算については、原案可決。議案第32号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算については、原案可決。議案第33号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計予算については、原案可決。議案第34号、平成23年度宇陀市保養センター事業特別会計予算については、原案可決。議案第35号、平成23年度宇陀市立病院事業特別会計予算については、原案可決。議案第36号、平成23年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算については、原案可決。議案第37号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計予算については、原案可決。
審査の過程については、私と市長あいさつの後、付託された各議案の質疑に入りました。委員各位からはさまざまな意見がありました。主な質問や意見の内容については、次のとおりです。
議案第13号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について。
まず、歳入です。
市民税8542万円が減額補正されていますけれども、課税対象者の状況はどうでしょうかといった質問。
不動産売り払い収入7264万円の減額の理由はどういったものでしょうかという質問。
歳出。
財産管理費、地域づくり推進基金積立金(光をそそぐ交付金事業)3354万円の基金造成についての質問。
有害鳥獣駆除の22年度実施状況についての質問。
空き家情報バンク設置、定住促進奨励金交付事業について、仲介業者で地域コミュニティとの連携を図れるのかといった疑問。
震災被災者の受け入れを空き家バンク利用で行い、定住を勧めてはどうかという意見。
奨励金は10万円、市民増加による交付金増加見込みは16万6000円という見込み。
産業振興費については、1300年祭を受け、観光産業についての他の事業はないのかといった質問。
教育総務費、委託料860万5000円、学校図書管理システム導入委託料の内容説明。
報償費120万3000円、講師謝礼について、夢先生事業の予算を増額してはどうか。5年生対象の理由はどういったものか。保護者も参加できるようにしてはどうかといった質問。
社会教育総務費、工事請負費1850万円の内容についての質問。
公民館費、工事請負費1112万8000円以外の今後の公民館整備の予定に対する質問。
第2表、繰越明許費、総務管理費、市ホームページリニューアル事業1472万7000円は業者委託なのか。予算計上の根拠はどういったものかといった質問。
歳入全般について、関東東北大震災の影響により、今年度の繰越事業の実施は困難にならないのか。また、予算執行については慎重にすべきであるといった意見がございました。
次に、議案第14号、平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について。
債権放棄した未回収の取り扱いについて。固定資産税の納付状況はどういったものかといった質問。
平成22年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)について。
未収金2092万5000円は、保証人制度を利用し、回収に努めるようにといった意見。
平成23年度宇陀市一般会計予算について。
歳入。
市民税、固定資産税、地籍調査の方針、課税方針はどういったものか。行政が年度計画を立てて調査すれば、地価が上がる。地価を上げる努力をせよ。
予算は流動的であり、見込み違いが出るおそれもある。震災前に従来の発想で計上された予算であり、原点に返り、歳入不安を解消するための市の考えはあるのか、こういった質問がございました。
次に、歳出でございます。
賦課徴収費、コンビニ収納の費用対効果についての質問と、その予算額についての質問がございました。
また、アートアルカディア推進費、前年度比385万4000円がふえた理由はいかなるものかといった質問。
子宮頸がん予防接種の高校2年生までの対象年齢の拡大についての意見。
美榛苑繰越金1億円、保養センター事業特別会計繰出金の説明が求められました。また、事業資金かといった質問がございました。
次に、消防費、委託料、防災無線整備検討委託料200万円の事業見通しについて。専門的な意見と地域意見を勘案するようにといった提言がございました。また、災害時、有線は断線するのではないかといった意見もございました。
市地域防災計画作成事業委託料31万5000円で、地下探査マップづくりが必要ではないのか。水銀鉱山であったり、亜炭鉱山の土地陥没事故の対策としての提言でございます。
次に、第3表、地方債限度額、合計で20億7000万円で、このうち交付税算入が見込まれるのは何%ぐらいかといった質問。
また歳出全般では、各種団体の財政状況は把握しているのかといった質問がございました。
平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、固定資産税の滞納等、収納されたいといった意見がございました。
議案第27号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について。
共済の臨時職員等社会保険料事業主負担で、2年間さかのぼって市負担となっています。その後の経過についてお教えくださいといった質問がございました。
議案第29号、平成23年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について。
国保税値上げを見込んだ事業総額なのか。不納の2億7000万円の徴収動向はといった質問がございました。
議案第31号、平成23年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について。
昨年4月に保険料の値上げがありました。その後の経過についてお知らせくださいといった質問。
議案第32号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について。
新たに給水範囲を広めるが、大宇陀区、菟田野区、その他の地域の地籍調査は済んでいるのかといった質問。
また、15節工事請負費1億400万円、松井簡易水道、田原簡易水道は新設なのか、拡張工事なのか、復旧率はどうかといった質問がございました。
議案第33号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計予算について。
加入率が悪い。下水道区域の見直しが必要。戸数の少ないところに下水道を引くよりも、合併浄化槽の推進をしたほうがよいのではないか。また、補助率を上げる形で推進をしてはどうかといった意見。
旧内牧小学校につくった森林組合の工事が下水道としての最後の工事であると思っていた。今回、下水道の建設費で追加計上されている内訳はどういったものなのか。
また、旧内牧小学校はどの程度の流水量になっているのか。費用対効果の実績について検証しているのかといった意見がございました。
議案第34号、平成23年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について。
桜井宇陀広域連合等への借入金の流れについての質問。また、健全化計画についての説明が求められておりました。
また、最終的な責任の所在、消費税の取り扱いについても質問が出ておりました。
議案第36号、平成23年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について。
介護対象者の増加、待機待ち解消のための増床計画についての考えはないのか、こういった意見がございました。
以上、委員会の中では多くの質問、要望、意見などがありましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解いただきました。
今会期中には東日本大震災が発生し、多くの方々が犠牲となりました。現在もたくさんの被災者の方が不自由な生活を余儀なくされています。我々宇陀市民が被災者、被災地の方々に何ができるのか問われたとき、議会としても、安全な場所でいたずらに議論を長引かせることが未曾有の国難に際してとるべき行動なのか、自分自身そういったことも問いかけもいたしましたが、まず我々のなすべき業務を粛々と進めることこそ被災地の復興支援につながる、そういった思いで審査を行いました。
また、今予算については、厳しい行財政状況下での竹内市長の初めての実質予算審議でした。市が抱える多くの課題解決と地域のさまざまな要望、また意欲的な社会保障制度の設定と、たくさんのメニューの中から取捨選択された事業として、新規事業や従来からの継続事業を慎重に審査いたしました。
しかし、反面、ぜひとも継続していただきたい事業が行財政改革の名のもとでなくなったこともまた事実であります。また、付託されました予算案は東日本大震災発生以前に作成されたもので、国からの交付金についても従前の算定基準、算定方式で見込まれたものであり、今後、東日本の被災者、被災地への重点的な予算措置がとられることが予想されます。補正予算分の交付金については満額交付されましたが、事業の実施に際しては、慎重で弾力的な対応をされることを望みます。
また、市民の皆様方にも事業の一時停止あるいは延期といったことでの御迷惑をおかけするかもしれませんが、何とぞ御理解と御協力をお願いします。
審議の後、各会計の予算議決の可否について採決が行われ、それぞれ可決すべきものと決定しました。17日は午前9時から午後6時10分で延会し、18日は午後1時30分から再開し、午後4時10分に散会いたしました。
以上で、予算審査特別委員会委員長報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告が終わりました。
ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに採決を行います。
初めに、議案第13号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第13号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第14号、平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第14号、平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第15号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第15号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第16号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第16号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第17号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第17号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第18号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第18号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第19号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第19号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第20号、平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第20号、平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第21号、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第21号、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第22号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第3号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第22号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第3号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第23号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第3号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第23号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第3号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第24号、平成23年度宇陀市一般会計予算について、討論を行います。
反対討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
賛成討論。
1番、勝井太郎議員より、会議規則第51条の規定により賛成討論の発言の通告を受理いたしておりますので、発言を許可いたします。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
1番、勝井太郎でございます。ただいま議長より許可をいただきましたので、通告に従いまして、賛成の討論をさせていただきたいと思います。
私、勝井太郎は、議案第24号、平成23年度一般会計当初予算案について賛成をいたします。その理由は、市民生活をとめてはいけないという思いから賛成をするものでございまして、市長に対してすべて白紙委任をするものではございません。
まず、今回の予算審査とその後の予算執行に当たり、要望と意見を述べさせていただきたいと思います。
事業シートの導入によって、数字の羅列から事業を探し出すという作業は少なくなりました。事業の是非や費用対効果について、その議論はかなり深まったと思っています。その点については大変評価をしたいと思います。
一方で、款ごとの予算審査はいささか乱暴であったのかもしれません。しっかりとした議論をするという観点からは、改善の余地があると思われます。このことについては、議会の中でもしっかりと議論をしていくことであると同時に、理事者の皆様にも御協力をお願いをしたいと思います。
また、本来、議会に対して説明をされなければならない事業がかなり抜け落ちていた可能性があると感じております。一例を挙げますと、市役所の基幹システムの更新につきましては、偶然説明がなされましたが、説明がなければ、議会は何もわからないまま賛否を問われることになっておりました。これは、私はただのミスではないと思っております。市長並びに理事者の中に宇陀市の将来のビジョン、宇陀市を取り巻く環境、目指すべき市役所の姿、その議論がまだまだ足りていないということ、地方分権への対応が後手になっていること、そのようなことがあるというように指摘をさせていただきたいと思います。
将来の広域連携や地方分権への備えを考えますと、ただ単なるシステムの更新という作業ではないと思われます。クラウドへの参加、それをするのであれば、近隣自治体への働きかけや今後の広域連携への方向性をしっかりと議論がされていなければなりません。しっかりとした戦略、計画を立てた上で、行政の情報化、広域連携を進めていただきたいと思います。このことは9月議会の一般質問でも指摘をしたところでございます。何よりも住民サービスの向上、将来への投資という視点よりも、コストをいかにカットをするか、そのことが最大の価値判断基準になってはいないでしょうか。
これらのことから、予算執行に当たりましては、そのようなことがくれぐれもなきように気をつけていただきたいと思います。また今後も委員会での質疑、この本会議の質疑を通じて議論をしていきたいと考えております。
また、奈良県の方針を追認を続けている姿勢についても改善を求めたいと思います。
市長は平成22年度補正予算の中にヒブワクチンの接種全額助成、小学生以下の入院医療費の全額助成を挙げられました。明確に子育て支援をしていること、このことについては大変評価をしたいと思います。しかしながら、来年度は入院医療費助成が中学生まで拡大されます。これは大変喜ばしいことだと思いますが、一方で、子宮頸がんワクチンの接種助成は、国の基準が高校2年生まで助成をするとしておりますが、奈良県の方針、市長会での方針を受けて、この宇陀市では中学校3年生までといたしました。その他のワクチン接種についても今年度は全額助成の方向でしたが、来年度については後退をし、1割の負担を求めるようになります。このことも奈良県や市長会の決定を受けてのことでございます。
仮にですが、子宮頸がんワクチン接種を高校生まで拡大をしたとしても、その予算というものは1000万円を超えるものではございません。行革の成果を住民に対してしっかりと還元をしていく、子どもたちの将来を守るために投資をしていく、そのような視点を持っていただきたいと思います。これは今後の補正予算の編成や予算の執行の中でも十分に対応が可能なことでございます。このことについては再度の御返答をお願いをしたいと思います。
中山間地域にある宇陀市が奈良盆地にある人口規模が数倍以上のまち、市と横並びで事業を行っていくことを続けていけば、独自性の発揮はままならないでしょう。宇陀市は奈良県の子会社でもなければ、下請でもありません。奈良県が宇陀市の行う独自の事業、補助について何ら意見を言う権利、とめる権利はありません。これは補完性の原則を考えれば、そもそも当然のことであると考えています。
今はワクチンの接種助成を例に挙げて話をしておりますが、この横並びということはほかにもたくさん見受けられます。宇陀市としての独自性をしっかりと発揮をする。そのためにも今、市長のリーダーシップというものが、そして市長の決断というものが求められているのではないでしょうか。中山間地域にある市として、奈良県に対してしっかりと物を申していく。近隣の市町村に対してしっかりと働きかけをしていく。人口3万5000人という小さな市だからこそできるきめ細かい住民サービスをしっかりと行っていっていただきたいと思います。
市長、副市長、議員といった特別職だけで、この宇陀市の課題をすべて克服するということは難しいと思われます。来年度より新たに企画財政部が誕生をいたします。地域コミュニティへの支援は徹底的に行っていかなければなりません。まちづくり支援課だけにその責務を背負わせるのではなく、前線で今活躍をしている職員すべてが地域コミュニティへの支援、そして協働を行っていくという思いを持って職務に当たっていただきたいと思います。前線にいる皆さんがだれよりもこのまちのことを知っているはずだと私は信じております。
新任の企画財政部長にお話をしたいと思います。
ぜひ企画を重視をしていただきたいと思います。もちろん財政面での裏づけは必要でございます。しかし、企画というものは、このまち、市を全体を見た上で経営方針を出していく司令塔の役割を果たしております。その司令塔である企画財政部長は、しっかりとした指導力を発揮をする必要があります。
また、参事職が置かれない以上、財政課長は今の財務部長である、それぐらいの気持ちを持って職務に当たる必要があると思われます。そのような覚悟を持って、ぜひ職務に当たっていただきますようにお願いをしたいと思います。
行財政改革のフレームは、企画課から今度は総務課へと移管を行われます。今回、財政課主導で事業シートの導入が行われ、この事業シートは来年度も継続がなされます。行財政改革の目標というものはコストカットではございません。常に改善のサイクルを回し、スピードを上げ、住民のサービスを向上させる、そのことを繰り返すことで結果的にコストというものは下がっていくと考えています。そして、その一部を将来のために積み立てていく。また、その一部については住民に対してしっかりと還元をしていく。そのようなことを忘れてはならないのです。
事業シートによる執行管理、行財政改革の取り組みは、変わらずに続けていただきたいですし、各課が改善のサイクルをたゆみなく回し続けていく、そのような意識をぜひ持っていただきたいと思います。財政運営はしっかりと基金を積み立てる。将来の合併特例が消滅をするその大幅減収への備えを着実に続けていただきたいと思います。短期的な視点での負債の削減のみを追うのではなく、しっかりとした運営資金を積み立て、確保をし、財政を運営していく視点が必要でございます。
次に、震災への支援の取り組みについても要望したいと思います。
自分さえいい、そうではなく、被災地に対してしっかりと手を差し伸べるということも忘れないでいただきたいと思います。このような田舎の自治体が手を挙げてもいけないと思わずに、同じ日本人として同じ日本で起こった出来事のために私たちがやれること、やるべきことをぜひやっていきたいと思います。遠く離れた宇陀市でできることはたかだか知れているかもしれません。だからこそ、できることをしっかりとやっていきたいと思います。
最後に、もうすぐ11名の部長が去られ、課長も多数が去っていかれます。彼らは行財政改革に協力をするという名目のもとに去っていきます。私たち残る者は彼らの思いを十二分に受けとめなければなりません。彼らが残してくれた人件費の削減額についても、基金への積み立てなど今後に生きるものに生かしていくという視点を持つことが必要であると指摘をさせていただきます。新しく4月より部長、課長になる職員の皆さんには、この不安定な政治情勢の中、宇陀市の改革、改善に取り組んでいくことになります。横並びや前例踏襲主義では地方分権の流れに取り残されるでしょうし、宇陀市はさらなる衰退に向かうかもしれません。新しい部長、課長は、自分たちこそがこの宇陀市の市役所を守る最後の砦である、それぐらいの意識を持って職務に当たっていただきたいと思います。
副市長についてもお話をさせていただきたいと思います。
副市長は、時には市長に対して厳しく諫言をする、そのような思いを持っていただきたいと思います。副市長は私たち議会が同意をし、この宇陀市のために尽くしていただきたいとお願いをした方です。ただの市長追認は許されるものではありません。来年度より部長、課長の数が大きく減ります。補足もなくすという中で、新しい部長や課長には今まで以上に大きな負担がかかると思われます。そのフォローができるのは、県庁において事務方をしていた副市長をおいて私はないと思っています。事務方トップとしてのその覚悟、責任を持って、来年度も引き続き職務に当たっていただきたいと思います。それぞれが覚悟を持って職務に当たっていただきたいと思います。市長一人にすべての責任を背負わせるわけにはまいりません。
以上、新しい理事者による市役所の運営を期待をするとともに、しっかりとしたビジョンのもとで市役所の運営が来年度もなされること、改善が常に続けられることを条件として、私は議案第24号、平成23年度一般会計当初予算について賛成をしたいと思います。
以上で賛成の討論といたします。どうもありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
以上で討論を終結いたします。
これより採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第24号、平成23年度宇陀市一般会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第25号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第25号、平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第26号、平成23年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第26号、平成23年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第27号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第27号、平成23年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第28号、平成23年度宇陀市土地取得事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第28号、平成23年度宇陀市土地取得事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第29号、平成23年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第29号、平成23年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第30号、平成23年度宇陀市介護保険事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第30号、平成23年度宇陀市介護保険事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第31号、平成23年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第31号、平成23年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第32号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第32号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第33号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第33号、平成23年度宇陀市下水道事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第34号、平成23年度宇陀市保養センター事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第34号、平成23年度宇陀市保養センター事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第35号、平成23年度宇陀市立病院事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第35号、平成23年度宇陀市立病院事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第36号、平成23年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第36号、平成23年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第37号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計予算については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第37号、平成23年度宇陀市水道事業特別会計予算については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
ここで午後1時まで休憩いたします。
午前11時52分休憩
午後1時00分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
日程に従いまして、日程第40、議案第43号及び日程第41、議案第44号の2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
山本議会事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の1ページでございます。
議案第43号、訴えを提起することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号の規定により、訴えを提起することについて議会の議決を求める。
平成23年3月25日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
1、訴えの趣旨、奈良地方裁判所葛城支部平成21年(ワ)第525号損害賠償請求事件につき、平成23年3月24日に言い渡された判決を不服として控訴する。2、訴えの理由、平成6年12月に合併前の榛原町と榛原井之谷特定土地区画整理組合との間で交わした覚書について、合併前の榛原町の説明義務違反を認めた一審判決に不服がある。3、訴えの相手方、宇陀市榛原区榛見が丘1丁目12の6、榛原井之谷特定土地区画整理組合代表者、理事長、範國潤三。
次に、2ページでございます。
議案第44号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について。
平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成23年3月25日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
失礼いたします。
ただいま上程いただきました議案第43号及び議案第44号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第43号、訴えを提起することについてでございます。
初めに、本件における土地区画整理事業は、昭和61年、合併前の榛原町が榛原駅北側の活性化を図るため都市計画決定されたもので、榛原町においてこの事業を施行する予定でありましたが、諸事情により、平成6年度からは榛原町の職員を派遣するなどして、相手方である榛原井之谷特定土地区画整理組合が事業主体となったものでございます。
相手方は本件土地区画整理事業を施行するに当たり、平成6年12月、榛原町と売れ残った保留地について一定金額以上で買い取る趣旨の覚書を交わしたにもかかわらず、それを履行しないと主張して、債務不履行による損害と覚書の説明義務違反があったとして、不法行為または国家賠償法に基づく損害が4億円を下らないなどとする損害賠償を平成21年8月、市に対して求めたものでございます。
昨日、3月24日、本件に対する判決の言い渡しがありました。この判決で覚書の債務不履行については相手方の主張に理由はないとしましたが、榛原町に覚書について説明義務違反を認め、1億5800万円とこれに対する平成21年9月11日から支払い済みまでの年5分の割合による金印の支払いなどを命じるとともに、判決に基づく強制執行をすることができる仮執行宣言が付されました。しかし、榛原町に説明義務違反を認めた一審判決には不服があるとして、控訴の申し立てをしようとするものでございます。
また、私といたしましては、今回の損害賠償を市民に求めることはできないと判断いたしたものであります。
以上、よろしく御審議の上、御議決いただきますようよろしくお願い申し上げます。
次に、議案第44号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)についてでございます。
予算書1ページを朗読いたします。
平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億8020万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ198億6503万6000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表繰越明許費」による。
平成23年3月25日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正予算は、先ほど説明申し上げましたが、議案第43号、訴えを提起することについてに係る費用を補正するもので、土木費の都市計画総務費において、一審判決に仮執行宣言が付されていることから、これを停止するための費用として、賠償額を限度として想定される供託金1億5800万円のほか、控訴に係る必要な経費を追加するものでございます。いずれの経費につきましても、手続上、年度を越える可能性があることから、繰越明許費として設定しております。
なお、これらの費用に係る歳入の財源といたしましては、普通交付税の未計上分を充当しております。
以上が、訴えの提起とこれに伴う一般会計の補正予算の主な概要でございます。
御審議のほどよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ここで暫時休憩いたします。
午後1時08分休憩
午後1時50分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
これより、議案ごとに質疑を受け付けます。
初めに、議案第43号、訴えを提起することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
ただいま上程されております議案第43号の訴えを提起することについてということで、これは私は22日の一般質問におきまして、井之谷土地区画整理事業に対する質問をさせていただきまして、詳しい部分につきましては、24日の日に裁判の判決が出るということで、その旨の答弁をいただいておりまして、その上に立って二、三お伺いをしたいと、このように感じておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
御承知のとおり、これは昭和61年に起因する事業でございまして、平成21年に調停になってきたということで、当初要求されておりました損害賠償額が4億円というようなことで、今回、先ほど提案されましたとおり、1億5800万円という裁判所の賠償額が決定されてまいりました。これにつきまして、早速控訴費用も含めた部分の中で仮執行を停止するということでの予算措置も講じられておりまして、その部分については一定の理解を示すところでございますけれども、確認させていただきたいのは、この土地区画整理事業そのものが駅北事業との関連の中で進められてきたということの中で、当時の榛原町のかかわりというのは非常に深いわけでございます。そういった中で、今回、市に対する説明責任の不履行という部分の中での一定の損害賠償額が示されたわけでございます。
したがいまして、今後本裁判の中でまた上告をされるということでございますので、していった中で、市の問われている責任ですね、こういった部分については、知らなかったから今まで至りましたで、果たして市民の方々にそれで御了解がいただけるものなのかどうか、その点が1点と、この責任者は一体どこになるのか、その点も2点目としてお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
議長(中山 一夫君)
山口建設部参事。
建設部参事(山口 尚平君)
上田議員の御質問にお答えしたいと思います。
今後控訴する中で、市の責任というのはどこにあるのかなということでございます。
確かに22日の一般質問の中でも、市といいますか、旧榛原町の事業へのかかわり、確かに深くかかわってきたという部分はございます。その中で、覚書というのが一つの控訴の部分になっておる部分ですけれども、裁判の結果、覚書についてはそういった効力がないということで、一応、相手方が主張しておる契約不履行については認められないということで、ただ、その覚書の合意に至る経緯で、その当時の担当職員なり組合員が説明義務を怠ったということで、その責任で問われて、その結果、損害額がこれは一応3億9500万円という試算ですけれども、この3億9500万円についても不透明な部分があるという主張をしていたわけですけれども、これについても裁判官の判断で、今こういった社会情勢の中で損害がこれ以下になることはないだろうということで、3億9500万円以上はあっても以下はないだろうということで、3億9500万円という損害をもう裁判官が決められたという中で、そういったいろいろ旧榛原町の事業へのかかわりの中で、裁判官の判断では4割が市が負担するのが妥当である、6割については組合という形の裁判結果が24日に通告されたわけでございます。
そして、これについては仮執行宣言がついているということで、仮執行宣言を停止する、控訴を前提で仮執行を停止する必要もあるということで、今回、仮執行するには一日も早く手続をすることから、きょうは急遽予算とその提訴についての提起をさせていただいたものでございます。
そして、今後そういった控訴をする中で、市の責任ということでございますけれども、具体的におっしゃられている意味が私にはちょっとわからない部分があるんですけれども、私なりの回答として聞いていただけたらなと思います。
責任といいますけれども、責任は全くないとは言えない部分はございます。しかし、4割が妥当かどうかという判断も、裁判でそういう形が出たわけですけれども、やはり裁判を確定させていくに当たっては、一審、二審、三審までの権利は認められているという中で、今、一審で市の責任が4割という判断が下されたけれども、これについては承服しがたいという中で、控訴、次の二審で、それを再度責任について、割合について裁断をいただくと。それでもどういう結果になるかわかりませんけれども、またそれで次は上告までまず行って、上告で棄却されるのか、そのまままた裁判になるか、最終的に確定した段階で市の責任という割合というのが確定するということで、その市の責任というのはそれで確定してくると。
ただ、市の責任、例えば今1億5800万円で確定したとなれば、その1億5800万円の市の責任、市に対してそういった損害をこうむらせた責任は、また次の段階としてはどこにあるかなということで、その辺については今後また議員の皆さん方とも協議をしながら、その責任の一端はどこにあるのかという追求になっていくんじゃないかなということで、今の段階で市の責任というのは、あくまで今、一審で4割あるという責任を通告されたわけですので、これについては市としては承服できないということで控訴していく。控訴していく中で、また4割、3割また5割になる可能性もあります。それはまた次の高裁のほうの判断を仰ぐということになりますので、あくまでそういった結審した後の責任はまた次の課題になろうかなと判断しております。
以上です。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
どうもありがとうございました。
このいただきました口頭弁論の記述の中に争点として3点ほど挙げられておりまして、今、参事のほうから説明のございました債務負担行為と支出支払いの行為、その部分については議会の承認等の部分で認められないということでございましたけれども、しかしながら、この井之谷特定土地区画整理組合のいろいろな会議の場において、市の関係者がいろんな形で参加をし、説明されておると。そのことは、やはり町が大きく携わっているということのものであって、市を代表するものではないという市側の主張が退けられておるわけです。そうした中で、今後の裁判の行方の中で非常に覆すことができないのかどうか、それはまた裁判の経過ということで、皆さん方は、とりあえずは仮執行の停止の部分ということで今この訴えをしていくということでございます。
したがいまして、本当に中身が十分に精査をされたと理解をしていきたいわけですけれども、しかし実際に第一審の奈良地方裁判所・葛城支部のほうで出された一定の結審に対して上告する場合は、確固たる上告理由というものがやはり求められると思います。したがいまして、裁判のことやから、ここで答えられないという答弁でも結構でございますけれども、今後どういった上告理由をもって今回されるのかなということをもう1点だけお聞きしておきたいと思います。よろしくお願いします。
議長(中山 一夫君)
山口建設部参事。
建設部参事(山口 尚平君)
上田議員おっしゃるとおり、説明義務違反ということで1億5800万円の判決が下っているということで、これについては今現在、弁護士のほうで詳細な理由、当然控訴理由に値する理由を考えていただいております。
私もそういった法律家でもございませんので、ただ弁護士いわく、市が例えば今1億5800万円でもういいですよという気であれば、それはそれで結構ですと。ただ、今までの責任がないという主張をしておいた中で、1億5800万円で市民が納得しますかという先生の投げかけもありました。それと、1億5800万円で、仮に控訴して1億5800万円が2億円になるかもわからないし、さらにはまた1億円になるか、それは代理人の判断できるものではないと。これはあくまで裁判官がするものであると。ただ、市がそれで納得しないのであれば、当然、弁護士としてはそれが仕事ですので、あくまで勝てる見込みということでそういった控訴状をつくるということで、控訴状をつくるのは私の仕事やということを言われておりますので、理由については、控訴に当たっては詳細な控訴理由までは要らないと。ただ、控訴申し立てをして50日以内にそういった正式の控訴理由を申し立てる必要がございますけれども、今の段階では説明義務違反についての論争になるかなということで、それの理由づけ、この説明義務違反についてはいろいろ判例がございまして、確かに説明義務違反で一審では敗訴しておりますけれども、二審では逆に勝訴している判例もございますので、その辺は裁判官とこちらの客観的な証拠づけ、それらによって、一転変わる可能性もございますので、これはもうある程度弁護士に任せた中で、市もできるだけ勝訴できるような形で協力しながらやっていくべき問題なのかなと思います。
ただ、弁護士にちょっと確認しましたけれども、一審は約1年半の期間が結審が出るまでかかっております。ただ、控訴の場合は、こういった今の事例については長くて1年、1年も多分かからないやろう、早ければ6カ月ぐらいで二審も出てくるというような回答もいただいておりますので、仮にまた2年も3年もかかるのであれば、当然1億5800万円の金利もかかってきますので、また金利もかなり大きく負担にもなりますので、1年以内に解決するのであれば、住民の方にもそれで、仮に上告しても棄却された場合は、それで結審しても一応の市の市民の方に理解をそれでいただけるかなと。その後の責任については、また今後の課題として当然残っていくかなというように思っているところでございます。
以上です。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
3回目ですので、これで終わりますけれども、やはりこういった形で裁判によりまして損害賠償額を求められるというようなこと、そのこと自体が、やはり行政に対する一定の不信を招く部分になるのではないかなという気もいたしますし、また、いろいろな部分の中で、私たちが行政の職員の皆さん方にいろんな形でゆだねているいろいろな権限というものを、それがすなわちこういった形にならないように努めていただくのが行政の皆さん方に対する私たちの希望であり、願いであるのではないかな、またそれをしっかりと担保し、そしてそれをチェックするのが我々議会の立場であろうと、このように私は感じて、またそのことを律していきたいと感じております。
今、上告以降の二審は半年から1年ぐらいの間に何とかまた結審が出るのではないかとお聞きしましたので、本当に長くなれば長くなるだけその金利も負うことになるし、その結果として、確かに今、参事もおっしゃられるように、損害賠償額が低減されるということに我々は期待をしてその上告を認めていかなければならないのではないかなと感じたわけですけれども、それが直接裁判を担当される弁護士さんの考えということの中ではなしに、市がどうされるんですかということの中で、私は皆さん方の弁護士さんが市の方針に沿って控訴なりなんなりをしますよというその部分の中に一抹の不安を感じたわけなんですけれども、すべてが市民の血税をもってされる行為でございますので、市民の皆さん方に少しでも負担にならない結果を導くように、ひとつ全力を挙げて取り組んでいただきたい、このようにお願いをしまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
答弁は。
5番(上田 徳君)
もし答弁していただくことがございましたら、していただいたら結構です。
議長(中山 一夫君)
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
この裁判の控訴につきましては、市民の方々を初め、議員の方々に大変御心配をおかけすることと存じます。控訴されるほうの行政も、原告側の組合員は市民の方でございますし、そうした中でこの訴訟事件が発生しておるということでございます。責任の問題も含めて、大きな原因は、やはり地価の下落ということが1点だと思います。そしてまた、司法の判断の中で判決の中でも出てきますように、損害の公平な分担という見地から今回の1億5800万円という数字が出てこようかと存じます。
そして控訴理由につきましては、今、弁護士が作成しておりますけれども、私どもの主張が一部認められなかったということも含めて再度控訴理由に挙げながら、そしてしっかり宇陀市の最善の最良の判断をさせていただきたいと思っております。金額のことはさておきながら、この事業そのものがまだ完了していないということでございますので、私自身は、債権債務が確定した中での判決ということであれば、重く受けとめて、また皆様方に御相談を申し上げるところでございますけれども、まだ債権債務が確定していないということも含めて控訴させていただきたいと考えております。そんなことも含めながら、また議会の皆さん、市民の皆様方に御相談を申し上げながら、宇陀市としての最善の判断をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することについて賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第43号、訴えを提起することについては、原案のとおり可決されました。
次に、日程第41、議案第44号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第44号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)については、原案のとおり可決されました。
議長(中山 一夫君)
続いて、日程に従い、日程第42、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
山本議会事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の1ページでございます。
同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について。
宇陀市教育委員会委員の任命同意について、宇陀市教育委員会委員に次の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により、議会の同意を求める。
平成23年3月25日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました同意第1号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意についてでございます。
宇陀市教育委員会委員として次の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
申し上げます。
住所、宇陀市室生区大野。氏名、喜多俊幸。生年月日、昭和18年7月12日。
喜多氏は、平成19年3月29日から宇陀市教育委員会委員として、また平成21年3月29日からは教育長として宇陀市の教育行政の運営に尽力されており、任期が今月28日に満了することに伴い、引き続き後任の委員として議会の同意を求めるものでございます。
喜多氏は人格が高潔で、長きにわたって教職員であられたことから、教育、芸術、文化に関して豊富な識見を有し、その委員として適任であると認められるものでございます。
任期は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第5条の規定により4年でございます。
よろしく御同意をいただきますようお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
本案に関しましては、喜多教育長の一身上の案件でありますので、喜多教育長にはしばらくの間、退席をお願いいたしたいと思います。
[喜多教育長退席]
議長(中山 一夫君)
これより質疑を受けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしたいのでございますが、御了承願えますか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意については、原案のとおり同意することに決しました。
喜多教育長の入場を認めます。
[喜多教育長入場]
議長(中山 一夫君)
喜多教育長には、満場一致で選任同意されましたことをお伝えしておきます。
議長(中山 一夫君)
次に、日程第43、同意第2号、宇陀市固定資産評価員の選任同意についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
山本議会事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の2ページでございます。
同意第2号、宇陀市固定資産評価員の選任同意について。
宇陀市固定資産評価員の選任同意について、宇陀市固定資産評価員に次の者を選任したいので、地方税法(昭和25年法律第226号)第404条第2項の規定により、議会の同意を求める。
平成23年3月25日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました同意第2号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
同意第2号、宇陀市固定資産評価員の選任同意についてでございます。
宇陀市固定資産評価員に次の者を選任したいので、地方税法第404条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
申し上げます。
住所、桜井市阿部。氏名、前野孝久。生年月日、昭和34年10月29日。
固定資産評価員は、市長の指揮を受けて固定資産を適正に評価し、かつ価格の決定を補足するために設置するものであります。また、固定資産の評価に関する知識及び経験を有する者のうちから議会の同意を得て選任するものであり、固定資産を適正に評価し、その価格を評価するためには、相当高度な知識と経験が必要でございます。
前野氏は御承知のとおり、現在、副市長として、市の政策及び企画についての政策判断や職員の指揮監督権に携わって具体的な事務処理について監督するほか、これまでの経歴として、奈良県庁において、財政課、中小企業課、金融・商業振興課、会計課を経験されており、財政、会計等に豊富な行政経験をお持ちであり、これまで培った知識と経験から固定資産評価員として適任であるとして御提案を申し上げるものでございます。
よろしく御同意いただきますようお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
本案に関しましては、前野副市長の一身上の案件でありますので、前野副市長にはしばらくの間、退席をお願いいたしたいと思います。
[前野副市長退席]
議長(中山 一夫君)
これより質疑を受けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承おきお願いいたします。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第2号、宇陀市固定資産評価員の選任同意については、原案のとおり同意することに決しました。
前野副市長の入場を認めます。
[前野副市長入場]
議長(中山 一夫君)
前野副市長には、満場一致で選任同意されましたことをお伝えしておきます。
議長(中山 一夫君)
次に、日程第44、諮問第1号から日程第46号、諮問第3号までの3議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
山本議会事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の3ページでございます。
諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、人権擁護委員の候補者として次の者を推薦したいので、人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
平成23年3月25日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
次に、4ページ、諮問第2号、5ページの諮問第3号は、先ほどの諮問第1号と同一議案につき、朗読は省略させていただきます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました諮問第1号から諮問第3号までの3議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
この3議案は、いずれもことし6月30日に人権擁護委員の任期が満了することに伴うものでありますが、法務大臣の委嘱決定までの手続に時間を要することから、今議会において、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
まず、諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでございます。
申し上げます。
住所、宇陀市菟田野区松井。氏名、清水惠美子。生年月日、昭和18年8月28日。
清水氏は、長年にわたり保育士として従事した豊富な幼児教育の経験をもとに人権意識を培うとともに、地域から信頼され、人望が厚く、人格識見の高さと公正中立さを兼ね備えており、引き続き人権擁護委員として適任であると認められるものでございます。
次に、諮問第2号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでございます。
申し上げます。
住所、宇陀市室生区室生。氏名、松平三千代。生年月日、昭和18年8月7日。
松平氏は、長年にわたる地域の美術館の勤務において人権意識を培われ、地域の実情を承知されているとともに、文化、教育など豊富な経験から、人格識見の高さと公正中立さを兼ね備えており、引き続き人権擁護委員として適任であると認められるものでございます。
最後に、諮問第3号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでございます。
申し上げます。
住所、宇陀市室生区深野。氏名、山本博章。生年月日、昭和18年9月5日。
山本氏は、合併前の室生村社会教育委員を務め人権意識を培われ、地域の実情を承知されているとともに、地域から信頼され、人望が厚く、人格識見の高さと公正中立さを兼ね備えており、引き続き人権擁護委員として適任であると認められるものでございます。
なお、3人の任期につきましては、人権擁護委員法第9条の規定により、平成23年7月1日から3年間でございます。
よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
これより、議案ごとに意見をお受けいたします。
初めに、諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての意見をお受けいたします。
意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第1号について、適任と答申することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、適任と答申することに決しました。
続いて、諮問第2号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての意見をお受けいたします。
意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第2号について、適任と答申することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第2号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、適任と答申することに決しました。
続いて、諮問第3号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての意見をお受けいたします。
意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第3号について、適任と答申することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第3号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、適任と答申することに決しました。
議長(中山 一夫君)
続いて、日程第47、発議第1号、若者の雇用対策の更なる充実を求める意見書案についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書をごらんいただきたいと思います。
発議第1号。平成23年3月25日、宇陀市議会議長、中山一夫様。提出者、宇陀市議会議員、井谷憲司。賛成者、宇陀市議会議員、勝井太郎、同じく宇陀市議会議員、高見省次、同じく宇陀市議会議員、森下裕次。
若者の雇用対策の更なる充実を求める意見書案。
上記の議案を別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
提出者の説明を求めます。
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
議席番号4番、井谷憲司でございます。ただいま議長より許可をいただきましたので、このたびの提案させていただきます若者の雇用対策の更なる充実を求める意見書案の提案理由の説明をさせていただきます。
最初に、このたびの意見書の提案に当たり、勝井議員、高見議員、森下議員に、まずは御賛同をいただき賛成者になっていただきましたことに心より感謝申し上げます。
それでは、まず本文を朗読させていただきます。
若者の雇用対策の更なる充実を求める意見書案。
今春卒業見込みの大学生の就職内定率は昨年12月1日時点で68.8%にとどまり、調査を開始した96年以降で最悪となりました。日本の将来を担うべき若者の人生にとって厳しい問題であり、経済・社会の活力低下という点から見ても大変憂慮すべき事態です。
景気低迷が長引くなか、大企業が採用を絞り込んでいるにもかかわらず、学生は大企業志向が高く、一方、採用意欲が高い中小企業には人材が集まらないといった、いわゆる雇用のミスマッチ(不適合)が就職内定率低下の要因の一つと考えられます。政府は、こうした事態を深刻に受け止め、今こそ若者の雇用対策をさらに充実させるべきです。
特に、都市部で暮らす学生が地方の企業情報を求めても、地方に所在する多くの中小企業は資金的余裕がないなどの理由で事業内容や採用情報などを提供できておらず、都市と地方の雇用情報の格差が指摘されています。若者の雇用確保と地元企業の活性化のためにも自治体が行う中小企業と学生をつなぐ「マッチング事業」に積極的な支援が必要と考えます。
よって、政府におかれては、雇用ミスマッチの解消をはじめとする若者の雇用対策を充実させるため、以下の項目を早急に決定・実施するよう強く求めます。
記。
1、人材を求める地方の中小企業と学生をつなぐための「マッチング事業」を自治体が積極的に取り組めるよう支援すること。
2、都市と地方の就職活動費用の格差是正とともに、どこでも情報を収集できるよう就活ナビサイトの整備等を通じて地域雇用の情報格差を解消すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成23年3月、奈良県宇陀市議会。
提出先、内閣総理大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣。
本文は以上でございます。
若者の就職の厳しい現状は、議員の皆様も十分御承知のとおりでございますが、この意見書では大きく二つのポイントについて提案するものでございます。それは、本文にもございましたが、一つは雇用のミスマッチの解消、そして二つ目は、就職活動費用の格差是正と情報格差を解消することです。
一つ目の雇用のミスマッチとは、求人と求職のずれで、採用を絞り込んでいる大企業に就職の希望が集中し、採用意欲が高い中小企業には人材が集まらないという点。
参考ですが、この3月卒業予定の大学生、大学院生の求職者1人に対する求人数を示す求人倍率を従業員数ごとに見ると、従業員数が1000人以上の企業では0.57倍、つまり、求職者1人に対して平均1社の求人もございません。それに対し、従業員が1000人未満の企業では2.16倍、さらに300人未満の企業に至っては4.41倍と、求職者1人に対して2社から4社ほどの求人があるという状況です。
では、どうしてミスマッチが起こるかと申しますと、もちろん学生の大企業志向が高いということは言うまでもありませんが、資金的に余り余裕がない中小企業においては、企業内容や採用情報などの提供が十分にできなかったり、合同説明会のように説明のブースを貸し切ったりすることが困難な状況も多く、そういった理由もミスマッチが起こる要因の一つとされています。
そこで、自治体が地元の商工会等と連携し、積極的に地元企業の情報を企業の負担を少なくして公開できるよう、そしてさらに他の自治体の情報も横断的に公開し、幅広い情報を学生に提供できるような環境づくりを推進していただきたい。
また、もう一つの就職活動費用の格差是正と情報格差を解消することとは、都市部に住む学生と地方や山間部に住む学生とでは、企業セミナーや説明会、また就職試験において、その往復の交通費等の負担が大き過ぎる点、昨今のように何十社というような企業訪問を考えると、その費用は膨大でございます。
そこで、今年度行われているドリームマッチプロジェクトのように、インターネットを利用し、双方向で企業説明会や質問会ができる仕組みの拡充と普及によって、経済的負担の軽減とともに、居住地域による格差の是正にも十分な配慮をしていただきたい。自治体によっては採用活動を進める地域の企業訪問を行うバスツアーなど取り組みを始めているところもございますが、自治体の単独では思うように十分な情報の収集もできないこともあり、国の主導で進めていただきたいということです。
以上のような理由により、このたびの意見書を提案させていただくものでございます。
どうか御審議のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり採択することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、発議第1号、若者の雇用対策の更なる充実を求める意見書案については、原案のとおり採択することに決しました。
議長(中山 一夫君)
続いて、日程第48、発議第2号、Tpp交渉に関する意見書案についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書をごらんいただきたいと思います。
発議第2号。平成23年3月25日、宇陀市議会議長、中山一夫様。提出者、宇陀市議会議員、山本新悟。賛成者、宇陀市議会議員、堀田米造、同じく宇陀市議会議員、山本良治、同じく宇陀市議会議員、山本繁博、同じく宇陀市議会議員、高橋重明、同じく宇陀市議会議員、小林一三。
Tpp交渉に関する意見書案。
上記の議案を別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
提出者の説明を求めます。
14番、山本新悟議員。
14番(山本 新悟君)
山本新悟でございます。
この意見書は、私が提出者であり、堀田議員、山本良治議員、山本繁博議員、高橋議員、小林議員賛同としております。
まず、意見書を朗読します。
Tpp交渉に関する意見書案。
菅首相は、臨時国会冒頭の所信表明演説で「環太平洋戦略的経済連携協定(Tpp)交渉への参加を検討し、アジア太平洋貿易圏の構築を目指す」と表明し、そのための検討をおこなっています。
Tppは、原則としてすべての品目の関税を撤廃する協定で、農水省の試算でも、わが国の食料自給率は40%から14%に急落し、コメの生産量は90%減少、砂糖、小麦はほぼ壊滅します。農業生産額4兆1千億円、多面的機能3.7兆円喪失、実質GDPが7.9兆円、雇用が340万人減少するとしています。
結果として、農林水産業をはじめ、関連産業や地域雇用の縮小など、地域の衰退が加速し、地域経済・社会が崩壊する事は必至であります。
このように、重要な農産品が例外なしに関税が撤廃されれば日本農業と、国民生活に与える影響は極めて甚大であり、国民の圧倒的多数が願っている食糧自給率の向上とTpp交渉への参加は絶対に両立し得ません。
いま、求められていることは、食料をさらに外国に依存する政策と決別し、世界の深刻な食糧需給に正面から向き合い、40%程度に過ぎない食料自給率を向上させる方向に大きく踏み出すことと考えます。
よって政府におかれては、わが国の農業振興や食料安全保障をはじめ経済全体に与える影響を十分考慮されて次の事項について実現されるよう要望します。
記。
「環太平洋戦略的経済連携協定」(Tpp)については、広範な分野を対象とした包括協定であり国会において十分審議するなど拙速に参加しないこと。
以上、地方自治法99条の規定により意見書を提出します。
平成23年3月25日、奈良県宇陀市議会。
なお、提出先は、内閣総理大臣、外務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣であります。
本文は以上であります。
続きまして、今回の提案趣旨の説明を行います。
意見書案冒頭でも申しました、菅首相はTpp交渉のアジア太平洋貿易圏の構築を目指すとして、平成23年6月に参加、不参加の判断をすると見解を示しています。Tppは、関税撤廃以外でも求められない完全な貿易自由化を目指しており、また、物品貿易だけではなく、骨格的な交渉が行われることになります。そのため、十分な準備のないまま拙速にこの交渉に参加し、関税など国境措置が撤廃された場合、国内の農業生産額や食糧自給率及び農業、農村の多目的機能の維持、存続を根底から揺るがすことになるだけではなく、金融、保険、医療などのあらゆる分野に関連し、幅広い分野、さらには雇用への深刻な影響も懸念されます。仮に、農業分野においても戸別所得補償では農家所得の補償をするとしても、輸入の急激な増大により国内生産が減少するなど、農業は壊滅的な現状に陥るだけではなく、関連産業を含め、雇用環境が極度に悪化し、地域経済に深刻な打撃を与えることは明白であります。
重要な農産品が例外なしに関税が撤廃されれば、国民の圧倒的多数が願っている食糧自給率の向上とTpp交渉への参加は絶対に両立しません。今求められていることは、食糧をさらに外国に依存する施策と決別し、世界の深刻な食糧自給率に正面から向かい合い、40%にすぎない食糧自給率を向上させる方向に大きく踏み出すことと考えております。
以上の趣旨から、政府におけるTpp交渉参加に対する意見書を提出させていただき、その旨の提案説明といたします。
よろしく御審議賜り、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり採択することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、発議第2号、Tpp交渉に関する意見書案については、原案のとおり採択することに決しました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第49、閉会中の継続調査について(議会運営委員会)。日程第50、閉会中の継続調査について(総務文教常任委員会)。日程第51、閉会中の継続調査について(福祉厚生常任委員会)。日程第52、閉会中の継続調査について(産業建設常任委員会)。日程第53、閉会中の継続調査について(市立病院建設・運営特別委員会)。日程第54、閉会中の継続調査について(行財政改革特別委員会)。日程第55、閉会中の継続調査について(美榛苑経営特別委員会)。以上7件を一括して上程します。
議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を調査事件として、また、各特別委員長からはそれぞれ所管する調査事項について、閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております7件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、以上7件について、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。
よって、平成23年第1回宇陀市議会定例会は、会議規則第8条の規定により、これをもちまして閉会といたします。
それでは、閉会に当たり、竹内市長にごあいさつをお願いいたします。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
議会終了に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今回の定例会の会期中、3月11日には東北地方太平洋沖大地震が発生いたしました。今回の大災害は過去に経験したことのない災害であり、想定の範囲を超えていると述べられ、亡くなられた方々、不明の方々など2万人を超える規模となりました。心からお見舞いを申し上げたいと思います。今後その復興、復旧はいろいろな形で行われると思いますが、私たちの宇陀市もしっかり応援していきたいと考えております。そしてまた、今回の危機的な災害を宇陀市の危機管理に生かして考えなければと考えております。
今定例会には、平成22年度補正予算、平成23年度当初予算を提出させていただき、議会の皆様方から御意見をいただき、承認されました。私にとって市長就任後初めての当初予算であり、行財政が厳しい中での編成でありました。今年度予算は、改革、改善しながら新しいまちづくりをしましょうというコンセプトのもとで編成させていただいたものでございます。
各議案につきましては、終始熱心に御審議いただき、いずれも原案どおり採決または同意をいただき、まことにありがとうございました。審議の過程でいただきました御意見、提言等につきましては、これを尊重し、今後の市政運営、予算の執行に反映させるよう努めていきたいと思っております。
また、今議会開会中の3月24日には、裁判中でありました井之谷特定土地区画整理事業の判決があり、宇陀市として控訴という判断に対しましても議会議決をいただきました。しっかりと行政として主張し、裁判所の控訴に対する判断を仰ぎたいと考えておるところでございます。
市民の皆様、議員の皆様におかれましても、春の訪れに感謝しながら、日々の生活、議員活動などに活動していただきながら頑張っていただきたいと思います。春の芽生えが聞こえてきそうな、また、ジンチョウゲの花の香りもかがれる日々が続きます。春の桜ももうすぐでございます。「高原の文化都市、春の風薫る宇陀市」を楽しみたいものでございます。
ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
ありがとうございました。
閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
今期定例会は3月7日に招集され、本日までの22日間にわたり、過密な日程の中にもかかわらず、提案されました平成23年度予算案を初め、条例の制定及び一部改正案、22年度一般会計ほか補正予算案、人事同意案件等、数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心に御審議賜り、適切、妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め理事者の皆様には、審議の間、常に真摯な態度で御協力をいただきましたことに対し、深く敬意をあらわしますとともに、本会議並びに委員会において、議員各位から出されました意見、要望等については、今後十分御配慮の上、執行をお願いいたすところでございます。
特に平成23年度各会計予算におかれましては、市財政の大変厳しき折ではありますが、市民の負託にこたえるべく、節約の中にも市民サービスの向上に効率的な経費を配分されるよう強く要望する次第であります。
終わりに、議員並びに理事者各位には、くれぐれも健康に留意されまして、今後ますます御活躍されますことを御祈念申し上げまして、平成23年第1回定例会を閉会いたします。
ありがとうございました。