本文
日程 |
内容 |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
井谷憲司 |
2番 |
上田徳 |
3番 |
山本良治 |
4番 |
峠谷安寛 |
6番 |
大澤正昭 |
7番 |
井戸本進 |
8番 |
中山一夫 |
9番 |
多田與四朗 |
10番 |
山本繁博 |
11番 |
森下裕次 |
12番 |
坂本徹矢 |
13番 |
山本新悟 |
14番 |
辻谷禎夫 |
15番 |
高橋重明 |
18番 |
泉岡正昭 |
21番 |
小林一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長職務代理者副市長 |
森田博 |
教育長 |
喜多俊幸 |
総務部長 |
樋口保行 |
総務部参事 |
菊岡千秋 |
財務部長 |
中尾辰彦 |
財務部参事 |
辻本文昭 |
市民環境部長 |
石本淳應 |
健康福祉部長 |
上田順啓 |
農林商工部長 |
廣長俊夫 |
都市整備部長 |
太田政幸 |
土木部長 |
西田茂 |
教育委員会事務局長 |
穴田宗宏 |
教育委員会事務局参事 |
吉村泰和 |
水道局長 |
藤本隆志 |
市立病院事務局長 |
松村光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所直幸 |
会計管理者心得 |
尾崎康二 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
大西茂 |
財務部財政課長 |
井上裕博 |
副議長(多田與四朗君)
皆さん、おはようございます。
開会にあたりまして、一言ごあいさつをさせていただきます。
本日、平成22年第1回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位には、公私何かとご多忙のところだと思いますが、ご出席を賜り、ここに開会の運びとなりましたことを、心から厚く御礼申し上げます。
なお、すでに皆様方、ご承知のこととは存じますが、去る1月31日、玉岡議長から、議員辞職願が提出され、辞職されました。したがいまして、本日は、先ほど申し上げました地方自治法第106条の規定により、私が議長の職務を代行いたしますので、よろしくお願い申し上げます。なお、議長欠員につきましては、後ほど、議員の皆様にお諮りいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします
本定例会に提出されました議案は、平成22年度予算案をはじめ、条例の制定及び一部改正、21年度一般会計のほか補正予算等々、多くの重要案件が提出されております。議員各位には慎重にご審議賜りますとともに、会期中の本会議をはじめ、一般質問、あるいは各委員会をつうじまして、議会がスムーズに進行できますよう、皆様のご協力をよろしくお願いを申し上げます。また、理事者各位には簡潔にできるだけわかりやすくご説明、及びご答弁くださいますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、副市長ほか関係者の出席を求めました。また、議場内において、今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局、及び関係職員、並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承おき願います。
ただいまの出席議員は16名であります。16番土井英治議員の欠席届を受理しております。19番大西進議員の欠席届を受理しております。定足数に達しておりますので、ただいまより平成22年第1回宇陀市議会定例会を開会いたします。
午前10時03分開会
副議長(多田與四朗君)
まず、宇陀市長職務代理者の森田副市長から、招集のごあいさつがございます。
森田市長職務代理者副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
皆さん、おはようございます。早朝よりご苦労様でございます。
開会をされるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成22年第1回の宇陀市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方には、ご多用の中をご出席賜り、厚く御礼を申し上る次第でございます。
ご承知のように、去る11日付けで、前田市長が任期満了に伴いまして退任されたわけでございます。改めまして、前田市長の長年のご公務に対しまして、深く感謝申し上げる次第でございます。前田市長が退任された後、地方自治法の規定によりまして、新しい市長が選任されるまでの間、私が職務代理者として市長の職務を代理させていただくことになったわけでございます。よろしくご協力をお願いする次第でございます。
平成18年に宇陀市が誕生いたしまして、早4年が経過いたしました。旧町村におきまして、また、宇陀市におきましても築かれましたまちづくりに基づきまして、宇陀市総合計画に謳われております、自然と共生し、歴史と文化が育む、ふれあいと活力あるまち、宇陀市実現のために、事務事業を的確に遂行し、宇陀市政を円滑に運営することが、私たち職員の責務であるわけでございます。
つきましては、こうした宇陀市のまちづくり、その他施策の取り組みにつきましても、引き続き市民サービスの停滞、また、低下を招かないよう、市長不在の間におきましても、私が、職務代理者として自ら先頭に立ち、職員一丸となって、市民の皆様方のために、可能な限り事務事業の推進を図って行きたいと考えておるところでございまして、議員の皆様方、また、市民の皆様方のご理解とご協力をよろしくお願いする次第でございます。
特に、今定例議会につきましては重要案件が盛りだくさんあるわけでございます。10件の条例案件をはじめ、平成21年度一般会計補正予算、そして特別会計補正予算、並びに骨格予算でございますけれども、平成22年度の一般会計予算、特別会計予算を提案させていただくところでございます。
こうした議案の内容につきましては、後ほどの提案理由のなかでも説明させていただくわけでございまして、皆様方の慎重な審議、そして、ご賛同いただきますようよろしくお願いする次第でございます。
最後になりましたが、議員の皆様方はじめ市民の皆様方の、ご理解、ご協力を、重ねてお願いいたしまして、今定例会の招集のごあいさつとさせていただきます。
本日はご苦労様でございます。
副議長(多田與四朗君)
これより日程に入ります。本日の議事日程は、あらかじめ配布のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
副議長(多田與四朗君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、8番中山一夫議員、10番山本繁博議員を指名いたします。
副議長(多田與四朗君)
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会は、本日から3月4日までの17日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(多田與四朗君)
異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月4日までの17日間と決定いたしました。
副議長(多田與四朗君)
日程第3、諸報告を行います。
去る、2月3日に宇陀衛生一部事務組合議会、東宇陀環境衛生組合議会が、それぞれ開催されておりますので、出席議員の代表から報告をお受けいたます。
先に、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をお受けいたします。
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷禎夫君)
14番辻谷禎夫でございます。
ただ今議長の許可をいただきましたので、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をさせていただきます。
去る2月3日、午前10時より、平成22年第1回宇陀衛生一部事務組合議会定例会が、宇陀市中央公民館において開催されました。
宇陀市からは、組合議員として峠谷議員、多田議員、山本繁博議員、高橋議員、井戸本議員、泉岡議員及び私辻谷の7名が出席いたしました。
議案審議に入る前に、副管理者であります御杖村鈴木村長の挨拶を受け、続いて会議録署名議員の指名、及び会期の決定がなされた後、議案の審議が行われました。
議案につきましては、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて、宇陀衛生一部事務組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。
承認第2号、専決処分の承認を求めることについて、宇陀衛生一部事務組合一般職の職員の給与に関する条例、及び宇陀衛生一部事務組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例。議案第1号、平成21年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出補正予算(第2号)について。議案第2号、職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について。議案第3号、宇陀衛生一部事務組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について。議案第4号、平成22年度宇陀衛生一般会計歳入歳出予算について。同意第1号、監査委員の選任について、の7件が提案され、順次審議を行いました。
承認第1号、承認第2号、専決処分の承認を求めることにつきましては、人事院勧告に伴う期末勤勉手当の引き下げ、及び給料表の改定を行うものであります。
議案第1号、平成21年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ560万9000円を増額するもので、前年度繰越金及び財政調整基金等を歳入とし、歳出として財政調整基金に積み立てるものでありまして、補正後の歳入歳出それぞれの総額は1億4835万円となります。
議案第2号、職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、労働基準法の改正を踏まえ60時間を超える時間外勤務に対し、時間外代休時間を指定することができる制度の新設であります。
議案第3号、宇陀衛生一部事務組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、60時間を超える時間外勤務に係る時間外勤務手当の支給割合の引き上げ、期末勤勉手当の率の変更及び給与のカット率を5パーセントから2.5パーセントに変更するものであります。
議決第4号、平成22年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出予算につきましては、歳入歳出それぞれ1億4028万2000円とするものでありまして、歳入として分担金及び負担金として1億3293万6000円、使用料及び手数料600万円、財産収入1000円、繰越金1000円、雑入134万4000円となっており、負担金1億3293万6000円のうち8569万6000円が、また、雑入134万4000円のうち83万8000円が宇陀市の負担分であり、合計8653万4000円となっています。
また、歳出として議会費3万1000円、一般管理費1816万6000円、し尿処理費1億1660万6000円、公債費447万9000円、予備費100万円が計上されており、歳入歳出それぞれ1億4028万2000円となっています。
同意第1号、監査委員の選任につきましては、平成22年3月31日をもって細川将氏の任期が満了することに伴う選任同意であります。
以上それぞれ審議の結果、すべて原案通り全会一致により可決承認され、午前10時45分に閉会されました。以上宇陀衛生一部事務組合議会の報告とさせていただきます。
副議長(多田與四朗君)
次に、東宇陀環境衛生組合議会の報告をお受けいたします。
2番、上田徳議員。
2番(上田徳君)
おはようございます。2番、上田でございます。
ただ今、議長の許可をいただきましたので、東宇陀環境衛生組合議会の報告をさせていただきます。
去る2月3日、午後2時より、平成22年第1回東宇陀環境衛生組合定例会が東宇陀クリーンセンターにおいて開催されました。
宇陀市からは組合議長として私と、組合議員として山本新悟議員、山本良治議員が出席いたしました。大西進議員においては、病気療養のため欠席でございました。
今回の組合議会定例会については、議員定数10名の内8名の出席で議会は成立し、その後日程に基づき、会議録署名議員の指名、会期の決定を行い、岡田管理者より提出議案の概要説明を受けた後、議案審議には入りました。
今回付議された案件は、専決処分した事件の承認が2件と東宇陀環境衛生組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部改正、東宇陀環境衛生組合平成21年度一般会計補正予算、東宇陀環境衛生組合平成22年度一般会計予算についての5件でありました。
冒頭に、岡田管理者から、今回の組合議会に附議された内容説明と、今期をもって勇退された前田副管理者へのねぎらいの言葉をおくられた後、日程にしたがって審議が進められました。
はじめに、専決処分した事件の承認2件につきましては、本市におきましても既に条例改正がなされておりますが、昨年の人事院勧告に基づきます期末勤勉手当の引き下げ、及び月例給の改定と現給保障を受けている職員についても一律0.24%の引き下げを行うものであります。
次に、東宇陀環境衛生組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部改正についてであります。この案件つきましては、職員が1ヶ月の内60時間を超える時間外勤務に対し時間外手当の支給に代わる時間外代休時間を指定できる制度の新設と、1ヶ月60時間を超えて勤務した職員に対します時間外手当の支給割合の引き上げを行うものであります。これらにつきましては、労働基準法の改正に基づく改正であります。また平成19年度から行っている給与抑制措置に係ります給与の減額率を100分の5から100分の2.5に改正するものであります。
次に平成21年度東宇陀環境衛生組合一般会計補正予算(第2回)についてであります。今回の補正は、既定の歳入歳出予算にそれぞれ172万円を増額し、予算総額をそれぞれ2億7149万1000円とするものであります。この補正予算につきましては平成20年度からの繰越金を財政調整期金へ積立をするものであります。
次に平成22年度東宇陀環境衛生組合一般会計予算についてであります。平成22年度東宇陀環境衛生組合一般会計歳入歳出予算総額は、1億9614万8000円となり、前年度当初予算と比較いたしますと2080万1000円の減額となりますが、榛原区のゴミ受入決定後におきまして、専決処分した補正後の予算と比較いたしました場合は、7362万3000円の減額予算となっており、率にいたしますと約27%の減額となっています。主な歳入では、各関係市村の負担金におきまして1億7388万9000円で、歳入総額の88.7%を占めており、内、宇陀市の負担金につきましては、63.36%となり、金額で申し上げますと1億1017万6000円の負担額となっています。
また、主な歳出といたしましては、施設の事務管理に要します総務費におきまして3012万6000円を、収集及び処理に係る経費となる衛生費においては、1億6496万7000円の計上となっています。なお、公債費につきましては、平成21年度で完済となる元金、利子とも、平成22年度の支出はないとのことであります。
質疑につきましては、平成21年度の補正予算に対します質疑があり、平成20年度からの繰越金を財政調整基金へ積み立てした場合の、各関係市村の積立金割合についての質問があり、平成20年度までの各関係市村の負担金割合は、宇陀市が50%、曽爾村及び御杖村がそれぞれ25%であったので、平成20年度までの積立金については、その負担割合とし、榛原区のゴミ受入開始後、いわゆる平成21年度以降は、各年度ごとの負担金割合に応じた額になるとのことであります
また、平成21年度から榛原区の一部地域のゴミ搬入及び処理を開始していますが、ごみ質の変化と稼働率についての質問がありました。このことにつきましては、受入開始から10ヶ月程度のためハッキリとしたデータにはなりませんが、現在のまま推移した場合、榛原区からのゴミの持込量は年間約1500トン程度になる見込みであり、稼働率については約78%、また、平成20年度と平成21年度との重油の消費量比較では、平成21年度は平成20年度に比べ約1.8倍程度の重油消費量を見込んでいるとのことでありました。
以上、それぞれ審議の結果、原案どおり全会一致により可決承認されました。
閉会にあたり岡田管理者から、22年度予算成立に対する言葉と、前田副管理者から退任にあたり、榛原区の一部ゴミ収集について、地域をはじめ多くの方々のご理解をいただいて実施できたことに感謝の言葉と、勇退を前にしてのご挨拶をいただき、午後3時05分、議会を閉会いたしました。
以上、東宇陀環境衛生組合議会定例会の報告とさせていただきます。
副議長(多田與四朗君)
以上で、諸報告を終わります。
副議長(多田與四朗君)
次に、日程第4、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、2月9日に議会運営委員会、12月22日及び2月1日に美榛苑経営検討特別委員会、12月21日及び2月2日に総務文教常任委員会が開催され、それぞれ所管事項について調査並びに審査をいただいておりますので、各委員長から報告をお受けいたます。
なお、委員長報告に対する質疑は、すべての委員長報告終了後、お受けいたしますので、よろしくお願い申し上げます。
はじめに、議会運営委員長の報告をお受けいたします。
6番、大澤正昭委員長。
6番(大澤正昭君)
おはようございます。6番、大澤正昭です。ただいま、議長の許可をいただきましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。少し長くなりますがご辛抱をいただきたいと思います。
平成22年第1回定例会の議会運営委員会は、前田市長、森田副市長、喜多教育長、樋口総務部長、中尾財務部長の出席により、平成22年2月9日、午前10時から市議会第1委員会室で開催いたしました。
委員会報告につきましては、事前に報告書、並びに資料等を配布させていただいておりますので、本定例会運営等に関する協議につきましては、概要をまとめさせていただき、報告させていただきます。
会議の冒頭に、玉岡前議員の議員辞職に伴う今後の議会運営について協議を行いました。すでに皆様方、ご承知のこととは思いますが、玉岡前議員が1月31日付けをもって議員辞職され、それと同時に、議長が欠員となりました。現在は、地方自治法第106条の規定により、多田副議長に議長の職務を行っていただいておりますが、協議の結果、今期定例会において、あらためて議長の選挙を行うことになりましたので、よろしくお願い申し上げます。
次に、本定例会における市長提出案件につきましては、平成22年度の当初予算案15件をはじめ、条例制定、一部改正が10件、補正予算関係9件、その他の議案では、財産取得、指定管理、美榛苑経営健全化計画の3件が本日提案されます。
議案の取り扱いにつきましてでありますが、条例関係議案10件のうち、議案第3号、宇陀市特別会計条例の一部改正について、議案第4号、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定について、議案第8号、宇陀市観光案内所条例の制定について、の3件を産業建設常任委員会に付託いたします。委員会付託以外の7件は、本日、本会議初日提案、即決といたします。審議方法につきましては、本日即決の案件は、提案説明を受けた後、質疑、討論、採決を行います。付託案件につきましては、本日は提案説明を受け、質疑のあと委員会付託を行い、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論、採決を行ないますのでよろしくお願いいたします。
次に、平成21年度補正予算案件について、でございますが、9件全部を2月24日、本会議2日目に設置されます予算審査特別委員会に付託いたします。
平成22年度当初予算案の15件につきましては、本会議2日目、24日に「予算審査特別委員会を設置し、委員会付託といたします。
補正予算案件、並びに当初予算案件の審議方法につきましては、本日は提案までとし、2日目、24日の本会議において、質疑のあと、予算審査特別委員会を設置して付託を行い、特別委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行いますので、よろしくお願いいたします。
なお、特別委員会設置とあわせ、委員の選任を行い、正副委員長の互選を行っていただきます。委員会構成は、委員9名及び議長とし、各常任委員会から、委員各3名の選出をお願いいたします。なお、選出委員の氏名報告は、本日中にお願いいたします。
また、予算審査特別委員会の会場についてでございますが、通常は市庁舎4階の大会議室で行っておりましたが、今期定例会の会期中には、確定申告の会場として使用されております関係上、予算審査特別委員会は全員協議会室にて行ないます。会場が若干せまくなりますが、ご協力いただきますようお願いいたします。
次に、その他の議案3件のうち、議案第37号の宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画についての1件につきましては、本日、提案をいただきますが、2日目、24日に質疑を行い、採決は最終日、3月3日を予定としておりますが、あとの2件、財産の取得、及び公の施設の指定管理者の指定につきましては、本日即決案件として、提案説明を受けた後、質疑、討論、採決を行います。
次に、議会提出議案関係についてでありますが、まず、発議第1号、宇陀市議会委員会条例の一部改正については、本日提案、即決といたします。なお、この案件については、議会運営委員会より提案いたします。
次に、意見書発議についてでありますが、合併市町村における過疎地域追加指定(一部過疎)に関する意見書案、この件につきましては、総務文教常任委員会より提出されており、所定の提出者、賛成者となり、国会におきます法案の提出、審議日程の関係もございますので、本日提案、即決といたします。
次に、青葉山組合議会議員選挙についてでありますが、この件につきましては議長提案として、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推薦により行い、本会議初日提案、即決をいたします。
また、各団体等から議長、または議会宛てに提出された要望、陳情等は1件ございました。なお、この要望は意見書採択に関する要望書でありますので、要望趣旨に賛同して提出者、賛成者となる方がおられましたら発議として提出していただき、最終日に提案したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議案以外の諸報告につきましては、諸般の報告として、閉会中の一部事務組合などの議会関係報告、並びに閉会中の委員会開催報告を、本日、行っていただきます。
その他全般につきましては、関係する議案はなるべく一括提案し、説明の後、個別に質疑、討論、採決を行いますが、議案の内容によっては、討論を省略し採決を行います。なお、議案書の朗読は、議長の指名により議会事務局長が行います。
議案などの取り扱いにつきましては以上のとおりですが、今期定例会の会期は、先ほど議決いただきましたように本日から3月4日までの17日間とし、本会議は本日及び16日、24日、3月2日、3日に開催いたします。なお、会期は3月4日までとしておりますが、全ての議事が終了した場合は、会議規則第7条の規定により終了したその日に閉会いたします。
会期中に開催されます委員会は、産業建設常任委員会が2月18日、午前10時から、予算審査特別委員会が、2月25日、及び2月26日、いずれも午前10時00分から、それぞれ開催されます。なお、総務文教常任委員会、福祉厚生常任委員会につきましては、付託案件がありませんので、今回は開催いたしません。
一般質問につきましては、本会議第2日目、24日、及び本会議第3日、3月2日、4日目、3月3日を予定していますが、質問通告数により変更する場合がございますことを、ご承知おきください。
発言通告書の受付は、議会事務局で受け付けておりますが、本日午後1時00分に締め切ります。通告方法につきましては、先の議会運営委員会報告書にも記載いたしましたが、一般質問の通告書は、原則として、電子メールや郵送での通告、代理人に託すのではなく、通告者自身がご持参いただけるようお願いいたします。なお、他の公務などでやむを得ず代理人に託した場合は、議長・副議長にご協議いただき、発言順等を決定していただきますのでご了解ください。発言順は通告順とし、同種の質問につきましては、受付終了後、正副議長により調整していただきますので、通告内容は詳細にご記入ください。調整にあたり、該当議員に連絡する場合がございますのでご承知おき願います。議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は、議長において答弁を割愛する場合がございますのでご了承願います。一般質問の方法につきましては一人3問以内、議員の発言時間は質問も含め30分以内とし、質問の回数は30分以内であれば制限なしといたします。
一般質問に関して報道機関から要請があった場合、発言議員名と発言要旨を事前公表いたしますのでご了解願います。
一般質問は、質問及び答弁とも、わかり易く、簡潔に行うようお願いいたします。
今期定例会におきましても、うだチャン11で、議会初日と一般質問の生放送が行われますので、休憩などの際には時間を厳守されますようお願いいたします。
事後報告になりましたが、市長より2月12日に市長職務代理者の記者会見で、今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行う、という旨の報告がございましたので、申し添えさせていただきます。
以上、協議し午後0時45分に閉会いたしました。
今期定例会には、平成22年度の当初予算案をはじめ、多くの重要案件が予定されております。円滑な議会運営にご協力いただきますようお願いいたしますとともに、会議開始などの時間を厳守いただきますようお願いいたしまして、議会運営委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
副議長(多田與四朗君)
次に、美榛苑経営検討特別委員会の報告をお受けいたします。
21番、小林一三副委員長。
21番(小林一三君)
21番議席、小林でございます。ただいま、議長の許可をいただきましたので、閉会中に開催いたしました美榛苑経営検討特別委員会のご報告を申し上げます。
本来ですと大西委員長が報告をいたすところでありますけれども、体調不良のために欠席をされております。かわりまして副委員長の私の方からご報告を申し上げます。
美榛苑経営検討特別委員会は12月22日、午前10時、宇陀市議会第1委員会室におきまして、大西委員長は欠席でありましたが委員8名と議長、市長をはじめ所管の関係職員の出席を求めて開催いたしました。
まず、私のあいさつの後、保養センター美榛苑より、4月の美榛苑経営検討特別委員会で提言をしたことを踏まえた取り組み、また、21年度の上半期の状況の報告をいただき、その後、公営企業経営アドバイザーの派遣、今後の収支予測、外部監査と経営健全化計画の説明いただきました。
各委員からの主な意見や質問の内容については、次のとおりでございます。
人件費の抑制のみである。どのようなことをしても、人件費がこれだけかかっていてはプラスにはならない。民間事業者に指定管理や売却することを模索してはどうか。
美榛苑経営検討特別委員会の中でも、何とか再生できないかという思いが強くあり、そのような中で職員の皆さんは、再生のためのいろいろな創意工夫をして努力をされてきた。今後は、アドバイザーの意見を十二分に踏まえた上で、美榛苑については考えていった方がいい。
営業することによって累積赤字がどんどんと増えてきている。美榛苑自身が、自分で改善ができる要件がどこにもない。一旦リセットをして外部のプロにお任せをし、早期にそうすることが望ましいと思う。
公営企業経営アドバイザーの意見に、直営を廃止する以外にないので、一旦リセットをしなさい、ということで、本委員会は美榛苑のリセットの仕方の研究をしなくてはいけない。リセットをした後で、民間、指定、売却、廃止の部分が起こってくる。早く何とかしなければ負債の部分が増える。一旦リセットをという文書は、非常に重たいと思います。今後、どのようなリセットの仕方があるのか審議をしていくべきである。
リセットした時の、余る人材を宇陀市としてどのようにしていくのか。施設は民間に売却、指定管理するのがいいのかどうか、スケジュールや方法の検討をしなくてはいけない。
今後の方向付けは、指定管理、無償貸与、売却に持っていくのか。職員さんの処遇も含めながら審議をお願いしたい。
以上の意見であります。
理事者からは、今日まで美榛苑経営検討特別委員会は8回にわたっての議論をしていただき、2年以内には結果を出さなくてはいけないということで、真剣に取り組んできました。
しかし、収支トントン、黒字にもっていくことはできない収支予測になり、直営で経営するとことは不可能と判断。2年以内というよりもできるだけ早くどのようにすべきか、指定管理、委託、廃止など、いろいろの選択があるが、やはり廃止は最善の方法ではないので、何らかの形で残して経営をしていただきたい。
外部監査の結果や、経営健全化計画の問題もある。来年に入るとどのようにするかは決めていかなくてはならない。
新しい局面の段階で委員会を開いていただき、早急にその方向付けをさせていただきたい。
年明けにはある程度のご相談はできると思うということでした。
以上のとおり慎重審議を重ね午前11時22分に終了しました。
続きまして、平成22年2月1日に開催されました、美榛苑経営検討特別委員会のご報告を申し上げます。
平成22年2月1日、午後1時30分から宇陀市議会第1委員会室おいて、大西委員長は欠席につき、委員8名と議長、市長をはじめ、所管の関係職員の出席を求めて開催いたしました。
まず、私のあいさつの後、保養センター美榛苑より美榛苑の運営について、1.個別外部監査の結果について、2.経営健全化計画案について、3.宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正について、4.21年度予算の補正案及び22年度予算案について、の報告をいただきました。
各委員からの主な意見や質問の内容については、次のとおりでございます。
外部監査結果に基づいて、美榛苑としてどのような方向付けをしていくのか。
我々は以前から外部監査と同じようなことを言ってきたが、監査の報告と変わっているのか。この点についてはどうか。
指定管理者制度にするまでには年内一杯はかかると思うが、その間に1億数千万円のお金が要りますが、それまでどのような改善をしようとしているのか。
指定管理者制度の公募の中の条件に、1項目に現状のままということをきっちりと入れていただきたい。こちらのメリットになる条件は入れていただきたい。
経営健全化計画は、きっちりとした見通しの中で立てたられたものなのか。経営健全化計画をみると非常に厳しい。計画は12年だが、一切の施設管理のメンテナンス費用はでないのか。
外部監査報告書に人件費の比率の比較がでているが、この部分の解決をしなければ指定管理をしても健全化にならない。十分な論議が必要である。
理事者からは、美榛苑については随分と長い間ご議論、ご協議をいただき、いろいろな経営の改善を試みてきましたが、なかなか抜本的な改善ができませんでした。先日の個別外部監査結果を基に、指定管理の方向でいこうということで、指定管理の決定をいただいたおりには、できるだけ早く指定管理者制度に向かい、年度途中からでも、現状のままで指定管理に切り替えたい。新年度からその作業に入り、公募をして、多数であれば選定委員会を立ち上げて選定をして、選定の結果を議会に出させていただきます。
指定管理になるまでは、直営で少しでも収益を上げ、費用を抑える取り組みを続けたい。
美榛苑経営検討特別委員会といたしましては、美榛苑経営検討特別委員会を設置してから1年半で9回の委員会を開催して、論議、協議をしてきました。
私ども委員会といたしましても、できることならば何とか改善、努力をしていただきたいと提言をいたしましたけれども、結果的には個別外部監査報告にある、指定管理者制度を導入するのが望ましいという指導のもとに、民間経営形態に切り替え、経営健全化に向けた取り組みを実施していくという方向付けをさせていただいたところであります。
特別委員会といたしましては、今回で委員会としての役目を終え、今後につきましては、新しく選ばれました新市長、並びに新議員の皆様方のもとに委ねることを確認いたし、午後3時49分に終了しました。
以上をもとまして、平成21年12月22日、及び平成22年2月1日に開催いたしました美榛苑経営検討特別委員会の報告を終わります。ありがとうございました。
副議長(多田與四朗君)
次に、総務文教常任委員長の報告をお受けいたします。
2番、上田徳委員長。
2番(上田徳君)
議席番号2番、総務文教常任委員長の上田徳でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、総務文教常任委員会の報告をさせていただきます。
平成21年第4回定例会の閉会のあと、平成21年12月21日と平成22年2月2日の2回、当委員会の所管事務の調査の為、委員会を開会いたしました。
最初に、12月21日、午後1時30分から第1委員会室において、委員7名全員の出席と、市長、副市長、総務部長、総務部参事、財務部長、関係職員の出席により開会した委員会の報告をいたします。
この委員会では、平成22年4月から、宇陀市地域公共交通活性化再生協議会が事業主体となって実証運行されるデマンド型乗り合い交通にかかわる、地域公共交通についてを事件として審議しました。
最初に、私と市長の挨拶に続いて、前回までの審議を踏まえ、全員協議会に配布されました資料に基づき質疑を行いました。
委員会の主な意見や質疑は次のようになりました。
一、今後のスケジュールについて。一、業者との契約について、どのような方法で行われるか。一、住民への説明について、どのような対応を考えているのか。一、要望としてあがっている市中心部への直行便の取り組みや考え方はどうか。一、業者を決定する入札方法や、その業者との契約についてはどうか。一、事業の見込みの予算計画について、またその運営に関する経費について。一、経費などを考慮して、事業者との契約単価、契約内容の詳細についてどう考えているのか。一、事業計画の見直し時期について、今後の宇陀市全域へ向けての計画について。など沢山の意見がでましたが、4月から事業実施されること、また、市内業者の応札が1社しかなかったことなどから、今後の事業計画のあり方、業者への契約のしかたや契約内容について多くの意見がでました。これについて、業者としっかり打ち合わせを行い、利用者が不利にならないよう、また、市が負担する経費が少しでも少なくなるよう、意見、提言を行いました。
室生区内から宇陀市中心部の市立病院を中心とした医療機関や、商業施設への直接運行できる便の計画、及び宇陀市全域にかかる公共交通空白地域の対策となる公共交通の普及について、理事者側からは、計画執行のため運輸局への許認可申請事務や、実証期間に多くのデータ収集を行い、今後の事業を展開していく計画の方針説明があり、半年単位の計画変更は難しいが、1年間の実証運行を受け、充実した計画を展開していけるよう進めていきたいと強い意志の答弁を受け、委員会としてこの計画を見守っていくことといたしました。
市民の皆様にもこのデマンド交通、いわゆるデマンド型乗り合いタクシーの公共交通サービスをご理解いただき、多数ご利用をいただき、沢山の意見や要望をいただき、立派な事業運営ができますよう、ご協力いただきますようお願いを申し上げたいと思います。
以上の協議、審議を行い、大澤副委員長から、他府県、他市町村から視察を受けるような、立派な事業運営ができるよう、お互いに知恵を出し、地域公共交通を構築していただきたいとの終了挨拶を受け、12月21日の委員会は、午後4時05分に終了しました。
次に、2月2日、午前10時から第1委員会室におきまして、委員6名全員の出席と、多田副議長議長代行、理事者からは、市長、副市長、総務部長、総務部参事、財務部長、及び関係職員の出席により、開会しました委員会の報告を行います。
この委員会から、玉岡前議長の議員辞職により、当委員会の委員は6名の委員になっております。
本委員会では、1月13日の一部の新聞報道により、宇陀市、区、改め、町に統一、とあったため、この件について、地域自治区について、を事件として審議しました。
これは、市の発表もなく新聞社が発表したもので、当委員会は、担当課のなにを持ってこのような事態になったかを調査するため、また、真意はどのようになっているかを調査するため協議しました。
理事者側の説明では、この地域自治区制度は合併協議で決められたことにより、合併特例で自治区制度をしいており、平成23年3月末に5年間の期限を迎えることになる。そうなると、この法の失効により地域自治区制度を維持できなくなり、住居表示の区を使用できなくなる。しかし、市は、ただ失効を迎えるのを待つだけでなく、今後の地域自治区のあり方について協議しており、自治法220条の4による地域自治区の継続などを視野に考えており、現段階ではニュートラルの状態で協議を行っている。地域自治区の地域協議会の運営についても、設置の基本的目的の、地域住民の皆さんとの連携や協働に関して、理解度の醸成を深め、行政の姿勢、構えを確立しながら、地域住民の方々の意見を聞く姿勢を確保していくべきであると考えている。今後は、新首長のもと協議して決定していきたいとのことでありました。
委員からの主な意見、質疑は、一、なぜ新聞社から、このような報道が出たのか。一、地域自治区が廃止されると、地域事務所も廃止されるような住民の不安があるが、それについてはどうか。一、地域自治区制度を取り入れた4年間で、どのような効果があったか。一、市民にとって住居表示の変更は大きな問題であるため、地域自治区制度を存続させるか、やめるか、早急に検討し、市民に方向性を広報してほしい、などの意見、質疑がありました。
当委員会としては、この未決定である事項を報道した新聞社に、強く抗議することを意見し、また、この報道により市民に誤解を招いたと思われるので、市から市民へ広報していくよう要望しました。
今回のこの報道による区改め町に統一というものは、事実無根であり、今後、議会と行政、また地域協議会で、現在の情勢と、市民にとって最善な方法を協議し、市民の意見を多くを取り入れ、地域自治区制度について説明していきたいと考えています。
閉会にあたり、勇退される前田市長から当委員会に対し、審議協力に対するお礼と今後への期待を述べられ、大澤副委員長終了挨拶を受けた後、2月2日の委員会は午前11時45分に終了し、委員全員で、学校給食について調査するため、北宇陀給食センターにて、試食を行いました。
当日のメニューは、牛乳、ご飯、鰯の蒲焼き、白菜と人参のごま和え、豚肉と根菜類のみそ汁、ふりかけで、大変おいしくいただいてまいりました。
以上で、総務文教常任委員会の、二つの委員会報告を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。
副議長(多田與四朗君)
各委員長の報告は以上であります。これより質疑に入ります。はじめに、議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。なお、議長選挙の件につきましては、のちほど議員の皆様にお諮りいたしますので、よろしくお願いいたします。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(多田與四朗君)
質疑なしと認めます。次に、美榛苑経営検討特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(多田與四朗君)
質疑なしと認めます。次に、総務文教常任委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(多田與四朗君)
質疑なしと認めます。以上で委員長報告を終結いたします。
お諮りいたします。これより、先ほどの議会運営委員長報告のなかにございましたように、議長選挙を日程に追加し、ただちに選挙を行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
はい、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
ただいまの議案でございますが、過日開かれました議会運営委員会におきまして、そういう意見が出ました。簡単に申し上げますと、副議長が代行を続けるべきだという考え方と、4月までの任期については、改めて新たな議長を選出すべきだと、この二つの意見があったように記憶しております。
本日のご提案では、いきなり本会議に諮るということではございますが、私の考えといたしましては、後ほど議長にお諮りいただきまして、全員協議会で再度検討のうえ、本会議で、もう一度審議をいただくようお願いしたいと思います。
副議長(多田與四朗君)
ただいま高橋議員のご意見がございましたが、先ほども申し上げましたけれども、全員協議会でお諮りをさせていただきたいと思います。
異議なしと認めます。よって、議長選挙を日程に追加し、ただちに選挙を行うことに決しました。ただし、高橋議員の意見もございましたので、それも十分に加味した上で、全員協議会で、皆様のご意見をお諮りしたいと思いますが、いかがでございますか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(多田與四朗君)
異議なしと認めます。
暫時休憩いたします。議員各位は、すみやかに全員協議会室にご集合ください。
午前11時06分休憩
午前11時44分再開
副議長(多田與四朗君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。ただいま全員協議会を行ってまいりました。その結果報告をさせていただきます。
議長選挙についてでございます。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(多田與四朗君)
異議なしと認めます。よって、選挙の方法は、指名推選で行うことに決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長が全員協議会の結果をもって、指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(多田與四朗君)
異議なしと認めます。よって、議長が指名することに決定いたしました。
それでは申し上げます。宇陀市議会議長には21番、小林一三議員を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま指名いたしました方を、宇陀市議会議長の当選人と定めることに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(多田與四朗君)
異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました、21番、小林一三議員が宇陀市議会議長に当選されました。
ただいま議長に当選されました21番、小林一三議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
ここで21番、小林一三議員に当選の承諾および、ごあいさつをお願いいたします。
21番(小林一三君)
一言ご挨拶を申し上げます。ただ今、ご推薦をいただき、率直なところ、非常に、大変驚いております。しかし、皆様方のご期待にそえ得るべく、本当に私は、非才な私でございますけれども、短い期間とはいえ、22年度の予算議会、今議会そしてさらには任期満了まで、議員各位の、より以上のご協力を得ながら、この職責をまっとうさせていただきたいと思っております。今後とも、どうか微力ではありますけれども、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
さらに、理事者の皆様方におかれましては、今期22年度の骨格予算とはいえ、22年度における当初予算の審議の議会でございます。このことも踏まえながら、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
非常に簡単でございますけれども、就任にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
副議長(多田與四朗君)
これをもちまして、私の議長代行の職務を終わらせていただき、新議長と交代いたします。皆様、ご協力誠にありがとうございました。
小林議長、議長席にお着き願います。
議長(小林一三君)
ただいまから議会運営にあたらせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは休憩をいたします。再開は午後1時といたします。
午後0時02分休憩
午後1時00分再開
議長(小林一三君)
会議を再開いたします。
それでは、日程第5、発議第1号、宇陀市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本栄次君)
失礼いたします。
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。議案書をご覧ください。
発議第1号、平成22年2月16日、宇陀市議会議長様。
提出者、宇陀市議会議員、大澤正昭。賛成者、宇陀市議会議員、小林一三、同じく井谷憲司、同じく上田徳、同じく山本良治、同じく井戸本進、同じく山本繁博、同じく森下裕次、同じく高橋重明。
宇陀市議会委員会条例の一部改正について。宇陀市議会委員会条例(平成18年宇陀市条例第201号)の一部改正議案を、別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
なお、改正条文の朗読は省略させていただきます。以上でございます。
議長(小林一三君)
提出者から提案理由の説明を求めます。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤正昭君)
6番、大澤正昭でございます。
ただいまより、宇陀市議会委員会条例の一部改正についての提案理由のご説明をさせていただきます。
このことにつきましては、昨年11月の第3回臨時議会における議会運営委員会の委員長報告において報告をさせていただいており、同時に、条例一部改正議案提案時期につきましても、平成22年第1回定例会に提出する、とさせていただいておりました。その報告と重複いたしますが、ご了承くださるようお願いを申し上げます。
昨年、第1回宇陀市議会定例会において、宇陀市議会議員定数条例が制定され、次回の宇陀市議会議員選挙以降の定数が、現在の22名から16名となりました。
そのことに伴い、平成21年11月24日開催の議会運営委員会におきまして、選挙後の各委員会構成についてご協議をいただきました。
その結果、宇陀市議会委員会条例第2条の、各常任委員会の定数につきましては、総務文教常任委員会は現行の8名から6名に、福祉厚生常任委員会は現行の7名から5名に、産業建設常任委員会は現行の7名から5名とすることになりました。また、同第4条の、議会運営委員会の定数は、現行の9名から6名とすることになりました。
なお、その際には、地方自治法第109条の規定による、常任委員会の重複所属についても協議いたしましたが、常任委員会の重要性や委員の専門性などを考慮し、重複所属はなじまないと判断し、単一所属となりましたことを、あわせてご報告させていただきます。
その際、議会運営委員会委員の選考方法につきましても、報告をさせていただきましたが、このことにつきましては、内規として、各常任委員会から2人を選出し、その内の1名は常任委員長とすることといたしたいと思います。
また、昨年12月の定例会において、宇陀市行政組織条例が一部改正され、都市整備部、及び土木部から、建設部に改まることになりますので、第2条第3項における産業建設常任委員会の所管についても、都市整備部、及び土木部を、建設部に改正をするものであります。
なお、附則といたしまして、この条例は平成22年5月1日から施行するものといたしますが、ただし書きとして、第2条第3項における産業建設常任委員会の所管につきましては、平成22年4月1日から施行することといたしております。
以上をもちまして、宇陀市議会委員会条例の一部改正についての提案理由の説明とさせていただきます。
よろしくご審議をいただき、ご議決をいただきますようお願い申し上げます。
ありがとうございました。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終りました。これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、発議第1号、宇陀市議会委員会条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
なお、玉岡前議員が所属されておりました、総務文教常任委員会委員につきましては、そのまま1名欠員とさせていただきますので、ご了解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
続きまして、日程に従いまして、日程第6、議案第1号から日程第15、議案第10号の10議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本栄次君)
失礼いたします。それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。議案書の1ページをご覧ください。
議案第1号、宇陀市移動通信用施設条例の一部改正について。
宇陀市移動通信用施設条例、平成18年宇陀市条例第15号の一部改正について、地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
なお、改正条文の朗読は省略させていただきます。
次に、3ページでございます。
議案第2号、宇陀市移動通信用鉄塔施設整備事業の分担金徴収に関する条例の一部改正について。
宇陀市移動通信用鉄塔施設整備事業の分担金徴収に関する条例、平成18年宇陀市条例第16号の一部改正について、地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、6ページでございます。
議案第3号、宇陀市特別会計条例の一部改正について。
宇陀市特別会計条例、平成18年宇陀市条例第55号の一部改正について、地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、8ページでございます。
議案第4号、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定について。
宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定について、地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、10ページでございます。
議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正について。
宇陀市公民館条例、平成18年宇陀市条例第81号の一部改正について、地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、12ページでございます。
議案第6号、宇陀市立保育所設置条例の一部改正について。
宇陀市立保育所設置条例、平成18年宇陀市条例第108号の一部改正について、地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、14ページでございます。
議案第7号、宇陀市共同浴場条例の一部改正について。
宇陀市共同浴場条例、平成18年宇陀市条例第127号の一部改正について、地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、16ページでございます。
議案第8号、宇陀市観光案内所条例の制定について。
宇陀市観光案内所条例の制定について、地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、18ページでございます。
議案第9号、宇陀市都市計画審議会条例の一部改正について。
宇陀市都市計画審議会条例、平成18年宇陀市条例第215号の一部改正について、地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、20ページでございます。
議案第10号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正について。
宇陀市保養センター美榛苑管理条例、平成18年宇陀市条例第192号の一部改正について、地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
失礼いたします。ただ今一括上程いただきました、議案第1号から議案第10号までの10議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第1号、宇陀市移動通信用施設条例の一部改正についてであります。
宇陀市における移動通信用施設につきましては、旧室生村において、携帯電話等の移動通信サービスの提供が見込めない、室生、下田口、向渕、及び西谷の4地域の電気通信格差の是正を図り、生活に密着した情報通信基盤の整備が行われました。
この度、携帯電話等エリア整備事業として、地理的な条件や事業採算上の問題により、携帯電話等の利用することが困難な地域において、その利用を可能とし、普及を促進することにより電波の利用に関する不均衡を緩和し、電波の適正な利用を確保するものであります。これにより、菟田野区の岩端、室生区の上笠間川上、黒岩宮城、及び田口元上田口の4地域において、平成21年度における国庫補助、及び県の補助を受けるなどして、これら移動通信用施設を整備するため、施設の名称と位置を加えるほか、所要の改正を行うものであります。この条例は、公布の日から施行するものであります。
次に、議案第2号、宇陀市移動通信用鉄塔施設整備事業の分担金徴収に関する条例の一部改正についてであります。
先ほど、議案第1号、宇陀市移動通信用施設条例の一部改正についてで、ご説明申し上げました移動通信用施設の4施設の整備の事業費の一部を、受益者である電気通信事業者から分担金及び使用料として徴収するための改正であります。
なお、4施設のうち、上笠間川上の施設は、過疎地域自立促進計画による事業で、他の岩端、黒岩宮城、及び田口元上田口の3施設については、辺地に係る公共的施設の総合整備計画による事業で、それぞれの施設整備を行っているところであります。
まず、分担金の額についてでありますが、上笠間川上の施設については、補助対象事業費の315分の23を乗じて得た額と定めております。また、岩端、黒岩宮城、及び田口元上田口の3施設については、補助対象事業費の45分の4を乗じて得た額と定めております。なお、開設するサービスエリア内の世帯数はいずれも100世帯未満であります。
1施設当たり分担金の額は、1施設の事業費を予算ベースの1830万円としますと、上笠間川上の施設については133万6000円で、岩端、黒岩宮城、及び田口元上田口の3施設についてはそれぞれ、162万6000円で、平成21年度に一括して徴収するものです。
次に、使用料の額でありますが、上笠間川上の施設については、補助対象事業費の105分の4を乗じて得た額と定めております。また、岩端、黒岩宮城、及び田口元上田口の3施設については、補助対象事業費の45分の1を乗じて得た額と定めております。
1施設当たり使用料の額は、1施設の事業費を予算ベースの1830万円としますと、上笠間川上の施設については69万7000円で、岩端、黒岩宮城、及び田口元上田口の3施設についてはそれぞれ、40万6000円で、供用開始する年度に一括して徴収するものであります。
ちなみに、国の補助金は事業費の3分の2で、携帯電話等エリア整備事業費補助金として、県から交付され、1220万円であります。
市の負担は、事業費の3分の1で、市の負担のうち電気通信事業者である、株式会社NTTドコモによる分担金、過疎対策事業債、または辺地対策事業債、そしてこれら起債の償還財源として県からの助成を充てるものであります。
なお、平成21年度に限り、事業費のうち、市の負担分について、国の緊急経済危機対策として、地域活性化・公共投資臨時交付金が充てることができるため、市の負担分は3分の1より抑えられる見通しであります。この条例は、公布の日から施行するものです。
次に、議案第3号宇陀市特別会計条例の一部改正についてであります。
この改正は、宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計を削るものであります。
榛原駅北特定土地区画整理事業は、住宅地としての立地条件から、旧榛原町における市街化が増大傾向にあった昭和58年に工事が着手され、平成4年に完了しました。この事業では、計画性をもった公共施設の整備と土地利用増進をはかり、健全な住宅地の造成を行い、新しい都市機能を担うため、榛原駅北地域の整備充実を行ったものであります。
この特別会計は、事業費の一部に充てられた保留地の処分金の管理などのため設置したものでありますが、平成21年3月31日に、最終処分保留地である一宅地の売却により、この特別会計を廃止するものです。なお、この特別会計の決算見込み額は、1286万5942円であります。この条例は、平成22年4月1日から施行するものです。
次に、議案第4号、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定についてであります。
先ほどご説明いたしました、議案第3号、宇陀市特別会計条例の一部改正についてにおいて廃止した、宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計で決算処理する額を、榛原駅北区画整理事業により整備した道路や公園などの公共施設と、宇陀市高萩台自転車等駐車場の維持管理、及び改修に充てるため、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金として設置すること、その他基金の管理について必要な事項を定めるものであります。
基金の額は、平成21年度決算見込み額の1286万5942円を予定しております。この条例は、平成22年4月1日から施行するものです。
次に、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正についてであります。
この条例において規定する自治公民館のうち、天満台東公民館を建て替え、その名称を天満台東交流センターとすることに伴うものであります。
この天満台東交流センターにつきましては、かねてから地元自治会から、現行の天満台東公民館の老朽化と地域住民の交流の場や住民自治の場として、新たな施設の必要性の要望によるもので、床面積230.51平方メートル、事業費5535万6000円であります。なお、天満台東交流センターの管理につきましては、後ほど議案第36号で審議していただきますが、指定管理者により行うものとしております。
また、地域住民の交流の場や住民自治の場として新たな施設の必要性の要望により、自治公民館に石田公民館を設置するもので、床面積100.66平方メートル、事業費2755万5600円であります。
この条例は、公布の日から施行するものですが、石田公民館に係る改正規定は平成22年4月1日から施行するものです。
次に、議案第6号、宇陀市立保育所設置条例の一部改正についてであります。
宇陀市立多田保育所は、旧室生村において認可保育所として、平成4年7月に設置されましたが、幼稚園と保育所をそれぞれ1ヶ所に統合することに伴い、平成13年3月に休止したもので、その後、多田地区公民館として使用しております。
この多田地区公民館の修繕について、国の緊急経済危機対策として地域活性化・公共投資臨時交付金を充てることとなり、昨年12月の第4回定例会において補正予算の議決をいただいたところであります。
また、平成20年4月に、厚生労働省所管の一般会計補助金等に係る財産処分の承認基準により、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律第22条の規定に基づく財産処分の承認について、近年の少子高齢化の進展などに対応するとともに、財産を効率的に活用することで地域活性化を図るため、承認基準を定め、承認手続等の一層の弾力化及び明確化が図られました。
これにより、地方公共団体が、国庫補助事業完了後10年以上経過した建物を、無償により転用などが可能となり、そこで、休止している多田保育所を多田地区公民館に転用することの承認を申請するものであることから、市立保育所から多田保育所を削るものであります。この条例は、公布の日から施行するものであります。
次に、議案第7号、宇陀市共同浴場条例の一部改正についてであります。
宇陀市共同浴場である、うたの湯は、昭和54年度の地方改善施設整備費国庫補助事業等により昭和56年3月に設置されたものであります。
うたの湯は、地域住民の生活環境の改善、及び保健衛生の向上の確保を目的として設置されましたが、これまでの地域改善対策事業の推進もあって、その利用がほとんどなくなったこと、施設が老朽化し、煙突については倒壊の危険性もあることから、廃止するものであります。なお、煙突については、地域の住民の方の理解を得ており、予算措置も昨年の議会において議決をいただいていることから、今年度中に撤去するものであります。この条例は、公布の日から施行するものであります。
次に、議案第8号、宇陀市観光案内所条例の制定についてであります。
宇陀市においては、総合的な観光案内の機能をもった施設がないことから、宇陀市への観光客の誘致、及び受け入れを図るため、宇陀市観光案内所うだ観処を、宇陀市の玄関口である、近鉄榛原駅前に設置するものであります。
うだ観処は、床面積44.1平方メートル、木造平屋建て日本瓦葺きの町屋風の建物で、案内所のほかトイレを設置します。事業費は1897万4500円で、県の交付金、及び合併特例債と、市の一般財源を充てるものであります。なお、このうだ観処を含め、5施設で、レンタル用電動アシスト自転車を配置いたします。
また本年は、ご承知のとおり奈良県下で、平城遷都1300年記念事業が展開されており、この事業開催の初日である1月1日には、宇陀市では、室生寺をはじめ4箇所において開幕イベントを開催し、多くの方々に好評を得たところであります。今後は、一過性の観光事業としてだけでなく、このほか、道の駅宇陀路大宇陀の足湯の設置、宇陀市のホームページに観光案内専用サイトの開設、タッチパネル式案内板の端末の設置など、市独自の観光事業を継続的に実施し、市の活性化を図るものであります。
この、宇陀市観光案内所、うだ観処が、そのひとつの拠点となるものと期待するところであります。この条例は、平成22年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第9号、宇陀市都市計画審議会条例の一部改正についてであります。
昨年12月の第4回定例会においてご提案させていただき、議決いただいた、宇陀市行政組織条例の一部改正に伴うものであります。
効率かつ的確な行政運営を図るため、宇陀市の組織の見直しを図り、現在都市整備部において所掌している下水道課を、水道局の所管とすること、下水道課を除く都市計画課及び公園課と、建設課、営繕課、及び監理課を所管している土木部を統合し、その名称を建設部とするものであります。この条例は、平成22年4月1日から施行するものです。
最後に、議案第10号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正についてであります。
保養センター美榛苑の平成20年度決算において、資金不足比率が、地方公共団体の財政の健全化に関する法律による経営健全化基準値である20%を大幅に超えた275.1%となり、保養センター美榛苑の経営について個別外部監査契約に基づく監査を行い、先日、外部監査人による報告を受けたところであります。この報告などを踏まえ、法律の規定に基づき、美榛苑の経営健全化計画を策定しなければならないことになっております。
この個別外部監査報告書では、指定管理者に管理運営を移行させることが、美榛苑を存続させる選択肢の中では最も現実的であると報告されております。
こうしたことにより、観光産業ですぐれたノウハウを持った民間企業等に、美榛苑の指定管理者をお願いし、これまで美榛苑が地域に果たしてきた役割を再認識しつつ、時代の流れとともにその経営の在り方について根本的な見直しを図るとともに、さらなるサービスの質の向上と、地域活性化を図り、効果的、効率的な管理を行うため、指定管理者制度を導入するものであります。
なお、指定管理者の選定の手続については、宇陀市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の規定により、公募により民間から広く応募を求めることとするものであります。この条例は、公布の日から施行するものであります。
以上でただいまご提案いたしました10議案についての説明を終わらせていただきます。どうか慎重なるご審議によりまして、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終りました。これより質疑に入りますが、議案ごとに行います。
はじめに、議案第1号、宇陀市移動通信用施設条例の一部改正についての質疑を行います。質疑はございませんか。
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷憲司君)
今回、4箇所の移動通信用施設が設置されるということで、前回の条例で4箇所ございました。合計8箇所になると思います。あと、その他、今後の予定なり、携帯電話の不感エリアがあとどれぐらいあるのか、おおよそでも結構ですので、状況をお聞きいたしたいと思います。
議長(小林一三君)
樋口総務部長。
総務部長(樋口保行君)
お答えをさせていただきます。宇陀市内で携帯電話の不感地域はあるのかどうかというご質問でございますけれども、宇陀市におきましては、今回の室生区3地域、そして、菟田野区の1地域の整備で、携帯電話の不感地域は解消できるものと思っております。
なお、所によりましては、点ということで一部途切れるような所もございますが、地域としては一応解消できたものと思っておりますが、NTTドコモの計画といたしましては、市内につきましては18箇所の地域が予定されていると聞いております。
議長(小林一三君)
他にございませんか。
質疑なしと認めます。それでは、これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第1号、宇陀市移動通信用施設条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号、宇陀市移動通信用鉄塔施設整備事業の分担金徴収に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第2号、宇陀市移動通信用鉄塔施設整備事業の分担金徴収に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第3号、宇陀市特別会計条例の一部改正については、産業建設常任委員会へ付託の予定でありますので、産業建設常任委員以外の質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。
ただ今、議題となっております議案第3号、宇陀市特別会計条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、産業建設常任委員会に審査を付託いたします。
次に、議案第4号、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定については、産業建設常任委員会へ付託の予定でありますので、産業建設常任委員以外の質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。
ただ今、議題となっております議案第4号、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定については、会議規則第37条の規定により、産業建設常任委員会に審査を付託いたします。
次に、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号、宇陀市保育所設置条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下裕次君)
先ほどの説明で、第4回定例会で屋根等の改修工事についての予算は可決した記憶はございます。それで、保育所という建物の性格上、一部雨漏りしているんです。その改修と理解していますが、その後、これが地元の公民館として管理運営をするということになりますと、構造的に変更していかなければならない要素が、随分あるように思います。例えば、トイレは職員用が1箇所しかないのですが、あと、幼児用の規格になっています。これは、大人が使用できないということでありますし、また、ほふく室であったり沐浴室であったり、不要になる施設もあるように思います。
そういった部分の、屋根以外の基本構造につきまして、改造するための費用を、同時に計上されていたのかどうかをお聞きしたいと思います。
議長(小林一三君)
穴田教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(穴田宗宏君)
公民館使用にあたりましての、内部の改造等も含んでおります。
議長(小林一三君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下裕次君)
そうしたら、もう、通常の公民館、集会所としての使用に耐え得る状況になって、引き渡しできるということですね。どうもありがとうございます。
議長(小林一三君)
他にございませんか。質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第6号、宇陀市保育所設置条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号、宇陀市共同浴場条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第7号、宇陀市共同浴場条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号、宇陀市観光案内所条例の制定については、産業建設常任委員会へ付託の予定でありますので、産業建設常任委員以外の質疑をお受けいたします。
3番、山本良治議員。
3番(山本良治君)
この案内所設置に対する条例については、いささか異議はございませんが、宇陀市の観光については、拠点を2つぐらいに絞られるのではないかと思います。拠点と申しますか、案内施設等の必要性を持った場所であるわけですが、榛原駅に設置をするということで、幅広い案内をしていただけるということで期待はしますけれども、観光地というのはご案内のように、室生寺へきて、そしてさらに各区域に行くというケースが非常に多いわけでございますが、交通体系の問題で、例えば、室生口大野に着いても、すでに観光に来られるお客さんを、案内する、そして、バスに乗車していく術が、すでになくなっている。
時間がくればタクシーもなくなっているというような状況もございます。また、榛原に案内所ができて、そこからの移動手段というのが、非常に少ない。そのために、榛原、大宇陀、菟田野というかたちのなかでの、連携した観光の案内をしていただけるものと思いますけれども、そこからの移動手段については、どう考えていられるのか、お尋ねしたい。
議長(小林一三君)
廣長農林商工部長。
農林商工部長(廣長俊夫君)
失礼いたします。今回、この観光案内所におきましては、電動アシスト自転車を10台おきまして、そこからのサイクリングという新たな観光ルートを考えております。
また、各地域ごとに、大宇陀では、道の駅宇陀路大宇陀、菟田野はアグリマート、室生は室生地域事務所と道の駅宇陀市室生の5箇所において、電動アシスト自転車を使った新たなルートを、観光ルートということで、22年度、推進したいと考えています。以上でございます。
議長(小林一三君)
3番、山本良治議員。
3番(山本良治君)
ありがたいな、というような受け止め方をするわけでございますが、ただただ、この電動アシスト自転車を使って、そしてその拠点に行く、いわゆる、4区の観光地に行く、その整備がまずできていないように思います。バス路線はあるけれど、自転車路線と言いますか、その安全対策等々の問題が出てくるのではないか。そんなあたりをどこまで考えて、電動アシスト自転車を計画されておるのか、そのあたりもお願いしたいと思います。
議長(小林一三君)
廣長農林商工部長。
農林商工部長(廣長俊夫君)
失礼します。ただいまのご質問でございますけれども、22年4月1日から、新たな取り組みということで報告させていただいたところでございますが、いま、担当課では、現在の道路を使ったルートで、試行錯誤しながら観光振興につとめて行きたいと考えているところでございます。
議長(小林一三君)
西田土木部長。
土木部長(西田茂君)
ただいま農林商工部長から国道等というお話がありましたが、特に、室生方面につきましては、市道で長峯大野線、ダムサイトの道がございますが、現在、昨年の台風18号によります災害が発生しておりまして、現在、通行止めとなっていますが、この件につきましても2月初旬に工事発注も終わりまして、春以降には開通なるかなと思っております。そうしたことで、春、また秋の紅葉シーズンにおきましても、そちらのルートも通ってもらえるのではないかなと思っております。
議長(小林一三君)
3番、山本良治議員。
3番(山本良治君)
頭の中での整理はできるし、我々はその地域を知っているから理解はできますけれど、観光に来るお客さんは、なかなか、ルート的なものはわからないし、地域の案内、もちろんここで案内をしていただけると思いますが、やはり、並行してその整備を、これは県道、や国道の部分になるわけですが、並行してその事業も進めていただかなければ、このルートについては狭いし、どの地域につきましても狭い。事故対策につきましては、特別な歩道もできていないところがたくさんあるわけですが、まず、吉野室生寺針線ですと、この歩道が左にいったり、右にいったりと、数箇所にわたって移動しなければならんということでございまして、その渡るのがないがために、線引きがなされてないということもございます。さらには、雨が降ったあとですと、側溝の整備ができてないため、そこが川のようになっているということで、受入れ態勢が非常に、宇陀市の国道、県道についてはできていない。宇陀市のなかでは、いろんなかたちのなかで努力はしていただいていると思いますけれども、県道、国道については、本当に、台風等々になると、川か道かわからないという状態で、整備ができていないが、ために流水が非常に悪い。
そんなこともございますと、この際に、観光というものは心のもてなしも大事でありますので、それから、今後の問題として、観光立市として位置づけするならば、交通体系をもう少し考えていくということも、この案内所から発して、これが苦情の受け口であってはだめだと思うわけでございますので、総合的な観光に対する、宇陀市のイメージをアップするためにやっていただきたいと思います。
この件につきましては、そのことを要望しながら、最後に、副市長はどんな考えかな、ということを最後に聞きたいと思います。
議長(小林一三君)
森田市長職務代理者副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
山本議員の質問にお答えさせていただきます。たしかに、我々、観光で活性化を図って行きたいという考えをもっておりまして、鋭意、取り組んでおるところでございます。
そういう中での観光案内所、そして、観光案内所の中で電動アシスト自転車を、観光客に対しての交通手段として考えておるところでございます。
そうした場合に、安全な遊歩道の確保が大きな問題かなと思っておりまして、実験的でございますけれども、榛原駅を降りたお客さんが、案内所に行って電動アシスト自転車を借りまして、そして宇陀川の河川敷、そして、五津、野依、アニマルパーク、そして大宇陀の街なみ、そして足湯で休憩していただく、そういうルートを、現在、県土木事務所と交渉しておりまして、3月には一部工事着工がなるかなと思っていますが、そのような交通手段確保のルート設定を考えております。
それと、特に、室生のお客さんをどうするかという問題でございますけれども、先ほど説明がありましたように、室生口大野駅におきまして電動アシスト自転車を設置するなか、いま、緊急雇用のなかで、室生寺へ行く河川と道路敷きの整備も予定しております。
それとまた、室生寺におきましては太子の道の整備も、将来的には考えていく必要があるかなと思っているところでございます。
とりあえず観光客の交通手段の確保におきましては、電動アシスト自転車を利用してもらって、市内各地で観光していただくような計画をもっておりますので、ご報告させていただいておきます。
議長(小林一三君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
産業建設常任委員会に属しておりませんので、発言をさせていただきます。
まず第1点は、近畿日本鉄道株式会社の所有地を借用と書いておりますが、有償か無償か、まず一点。
2点目では、ハードとして案内所ができるわけですけれども、そこに職員が常駐すると思います。当然、案内人がなければいけませんが、それが職員でやられるのか、むしろ観光ボランティア的な方に委託していくのか。そのあたりの考えをお聞かせください。
議長(小林一三君)
廣長農林商工部長。
農林商工部長(廣長俊夫君)
近鉄の土地につきましては、有償でございます。なお、今回の観光案内所につきましては、臨時職員を、緊急雇用創出事業特別交付金を使って、常駐1名で考えております。
議長(小林一三君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋重明君)
有償ということであれば金額をお聞かせください。それから、緊急雇用ということになりますと、正職員ということで、常駐、長期にわたってということですか。
議長(小林一三君)
廣長農林商工部長。
農林商工部長(廣長俊夫君)
価格でございますが、月額2万1700円でございます。なお、常駐職員につきましては、非常勤職員でございますので、一般職ではございません。非常勤職員ということでパート雇用になります。
議長(小林一三君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下裕次君)
高橋議員と同じく、21年度におけるまちづくり交付金事業で建物は建つと、それ以降の運営状態を聞きたかったわけですが、お聞きしますと緊急雇用創出事業ということで、これは、未来永劫、継続してなされる事業ではありませんよね。それと、非常勤1名と聞いていますが、そのメインになるのは土、日、祭日だと思いますが、十分に対応できるのですか。
それから、先ほど申しました緊急雇用創出事業、この対策が切れたときにはどうして行くのか。そういったことを考えられているのか、お聞きしたいと思います。
議長(小林一三君)
廣長農林商工部長。
農林商工部長(廣長俊夫君)
緊急雇用につきましては、おしゃられましたように3年間、100%補助で対応できるわけでございますが、それ以降につきましては、3年間の実績を踏まえたかたちで、再度、検討したいと考えております。
案内所について、県下の取り組み状況を見ておりますと、当然、観光にこられる方は土、日が主ということで、土、日は勤務していただくということになりますし、なお、今のところ1名で、他の地域も対応できますので、今回の案内所につきましても1名で対応したいと考えているところでございます。
議長(小林一三君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下裕次君)
緊急雇用創出事業ですけれども、これは平成22年から3年間なのでしょうか。それと、この施設以外の4箇所で、電動アシスト自転車を貸出するというようなお話なのですが、その扱いは、まるまる案内所に委ねてしまうものでしょうか。
それかた、44平方メートルの建物に、そこに10台の自転車が収容できるものなのでしょうか。
議長(小林一三君)
廣長農林商工部長。
農林商工部長(廣長俊夫君)
電動アシスト自転車の5箇所については、すでにそれぞれの場所において管理をお願いしているところでございます。なお、緊急雇用につきましては、平成21年度から3年間となっております。
議長(小林一三君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤正昭君)
21年からということは、もうあと2年しかないけど。それを含めて22年、23年と。それはいかがなものでしょうか。もうちょっと誠意的に説明してもらわんと、あなたがおっしゃることに対して、質問させてもらうわけやけど、ずっと関連しておって、もう少し良心的な説明が必要だと。先ほどの料金もそうなんですが、それには料金が当然必要とするのなら、料金はいくらだとそこで言うべきじゃないですか。聞くまでは言わないというのは失礼ですよ。もうちょっと誠意を持って、これ、テレビでご覧になっている市民の方もおられるわけやから、あんまりロボットみたいな答弁では困ると思います。
議長(小林一三君)
廣長農林商工部長。
農林商工部長(廣長俊夫君)
大変申し訳ございません。緊急雇用については、3年間でございますが、実際、取り組みをいたしますのは22年の4月以降になりますので、対象としては100%補助の2年間でございます。この間において、そこで培った実績等も踏まえて、将来的に、また、予算の関連もございますので、担当課の方で、当然、観光については継続した観光の案内なり、取り組みなり等々を進めていかなければならないという担当者の思いもございますので、その時点において考えていきたいと思います。
議長(小林一三君)
他にございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田徳君)
先ほど、ここに職員を常駐されるということで、それが、臨時、パートで置かれるということでございますが、宇陀市の現在の職員総数から類似市の職員数の割合を見た場合、かなりの割合で、合併後の職員数が高くなっているということでございまして、いろんな部分で人件費の関係が議論されています。
したがいまして、こういった緊急雇用というかたちの中で、予算があるから人を雇っていくよ、ということも大変重要なことかと思いますが、なかんずく、この部分を、人件費の部分を、他の事業に移し変えて、事業費を圧縮し、そして、人件費の部分については、すでに雇用されている職員の、いろんな処遇の方々がおられると思いますので、全体的な総数の中から捻出をするとか、そういった、いま宇陀市の場合は、大変、財政的に厳しいということで、市民の皆様に大変なご無理、そして、サービスの、いろんな部分の水準の変化などを求めているわけですから、できる限り、現在おっていただく職員の皆さん方の有効、そして、適材適所に人員配置をしていくという、そうした発想というものが、こういったときに起きないのでしょうか。
私は、やはり、常々、総務文教常任委員会の中でも、職員総数の関係と類似市の関係がとりだたされて、そして、宇陀市の人件費が高いというような、いろんな部分でのご批判をいただいていますが、それは、職員の皆さん方が合併によるところのいろんな部分で膨らんでおる、という合併上の過程の姿でございますので、そういった方々を、こういったときに、うまく、適材適所に再配置をするいうような考え方は、こういうときには起こらないのでしょうか。その点をお聞きしたいと思います。
議長(小林一三君)
森田市長職務代理者副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
上田議員の質問にお答えさせていただきます。確かに、ご指摘のように、宇陀市の場合、職員数は類似団体からすれば多い状況でございます。その中で、余剰人員というか、それを何とか、こういうところに活用したらどうかというような主旨のご質問かと思うわけでございますが、緊急雇用自体は、これは新しく雇用を創出してくれ、という国の考え方でございます。したがいまして、現在、宇陀市が雇用している職員を、緊急雇用にもっていけないとう弊害がございますので、新しい職員を、パートとして雇用させていただくということでございますので、その点、ご理解いただきたいと思います。
議長(小林一三君)
2番、上田徳議員。
2番(上田徳君)
国の緊急雇用対策の補助金ということで、雇用のための資金であるということはよく理解できるわけでありますが、これとて緊急雇用ということですから、この事業に確定したものではないと思います。他にもメニューがあると思います。この事業に対しては、確かにいろんなかたちの中で、緊急雇用といったかたちで、いろんな部分をされていると思います。例えば、例規集につきましても新しいものに変わっております。こういったものを入れ替えることについての、いろんな委託費とか、そういうような部分とかで、いろんなかたちの中でされていると思いますけれども、要は、国にお金があるから、この際、人をあらたに雇い入れて、そして手当てをしていく。先ほどの質問にもございましたとおり、そうすると2年後に、また、この人の処遇について新たな課題を残すわけです。予算がなくなればそれでこの事業は終わるのかって。そうではないと思います。やはり玄関口にこういった観光施設を持って、そして迎え入れる体制を、宇陀市として持っていこうという、そういう理念のもとにできていくわけですから、これは2年後に終わるものではないということの発想からいけば、長期雇用ができるようなスケジュールをもって、グランドデザインがなされなければならないのではないかな、考えますが、その点はどうでしょうか。
議長(小林一三君)
森田市長職務代理者副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
担当部長から説明いたしましたように、この制度は2年でございます。やはり、1年目、また2年目を検証するなかで、その人的な確保をどうするかを検討しなければならないと思うわけでございます。そして、2年後の時点におきましては、市全体の臨時職員、パート職員が、どれぐらい余裕ができるのか検証していかなければならないと思いますので、市全体の職員のなかで検討させていただきたいと思います。
議長(小林一三君)
他にございませんか。
質疑なしと認めます。それでは、これをもちまして質疑を終結いたします。
ただ今、議題となっております議案第8号、宇陀市観光案内所条例の制定については、会議規則第37条の規定により、産業建設常任委員会に審査を付託いたします。
次に、議案第9号、宇陀市都市計画審議会条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第9号、宇陀市都市計画審議会条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第10号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正についての質疑を行います。質疑はございませんか。
議長(小林一三君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡正昭君)
ただいま副市長から、これについての説明をいただきましたが、先ほどから、理事者側の説明を聞いておりますと、なにやらわかったような、わかってないような回答をいただいておりますが、副市長の説明の中で、資金不足に伴い、または指定管理者としての意向、また、ノウハウをもった人材を確保して指定管理うんぬん、という話でございますが、この美榛苑に関しましては、宇陀市発足後から、また、それ以前から赤字企業でございまして、非常に、市民も行政も議会も、頭の痛い施設でございまして、ただいま説明を受けましたところ、指定管理者にもっていこうという話でございますが、一つひとつの、私の質問に答えていただきたいと思います。
もし、この指定管理者の受入れがない場合はどういたしますか。
また、いままで議会といたしまして、特別委員会を設けまして、トイレの改修等何千万円という資金をつぎ込んでも、やはりこのような状況でございます。この度、この21年度におきましても、1億5000万円の補正予算を組まなければいけない状況でございます。これは、市民の税金だから、ええわ、ええわでやっておりますけど、これ、自身の家庭やと思って政治をやってもらわんと、非常に理事者側としても困るわけです。市民といたしましてもね。
それから、指定管理の条例を見てみますと、何ら、業者と指定管理者を公募するのか、公募しないのか、また、これに対して、協定を結んで、保証金等を考えているのか、また、理事者側は一方通行の指定管理者を決められるのか、また、議会に諮ってやるのか、また、施設の修繕等についても、市がどれだけの按分をもって指定管理をするのか、その点について詳しく説明をしていただきたいと思います。
議長(小林一三君)
臺所美榛苑所長。
美榛苑所長(臺所直幸君)
議員の皆様には美榛苑の経営につきまして、大変ご心配いただいているところに対しまして、あらめて感謝を申し上げたいと思います。
いま、泉岡議員からご質問がございました、数点のご質問でございますけれども、今回、美榛苑の経営につきましては、直営から民間の方へ移行してまいりたい。その具体的な選択肢として指定管理制度に基づく指定管理をしていきたいということで、今回、条例の改正の提案を、また、後ほどご提案を申し上げますところの、美榛苑経営健全化計画におきましても、そのことを盛り込んでいるところではございますけれども、1点目の指定管理者の募集をしたときに受け入れがない、いわゆる応募がなかった場合どうするのか、というご質問だと受け止めるわけでございますけれども、今回、指定管理者制度に転換していく場合におきましては、現在、直営で行っている場合におきましても、売り上げといたしましては非常に大きな売り上げを出している、年間5億円近くの売り上げをだしているという実績がございます。ただ、直営におけるその費用が非常に多く要しておりまして、採算がとれないということがございますのと、それからもう1点は、施設整備時におきます企業債の発行から始まっている累積債務というところに原因がある、これにつきましては、今回、お受けいたしました個別外部監査の結果報告におきましても、そのことが盛り込まれておりますが、指定管理者の募集には、応募をいただけるものと受け止めております。内々に、そのことのご相談も申し上げているなかでは、そういうこともお聞きしておりますので、応募はあるだろうと思っております。ただ、応募がなかったらどうなるのかということは、当然、付きまとうわけでございますが、そうなりますと次の手段も考えていかなければならないと思っているところでございます。
2点目、平成21年度におきましては、国の交付金をいただきまして、トイレの改修をさせていただきました。改修したがどうなのか、というお尋ねでございますが、今回のトイレの改修つきましては、これまでご利用いただく中で、利用者の方々からトイレがないことで不自由というアンケートの答えもいただいてり、よりご利用いただきやすいように、また、より多くご利用いただけるようにということで、交付金を活用させていただきましたが、トイレの改修におきましては、すぐに、アンケートではご好評をいただいているという結果がでておりますし、このトイレ改修によりまして、今後、指定管理に移行する折におきましても、これで十分効果が出てくると考えているところでございます。
公募するのか、しないのか、というお尋ねでございますけれども、これにつきましては、今回、指定管理を進めるにおきましては、別にございます、公の施設の指定管理に関する条例に基づいて手続を行っていくわけでございますけれども、この条例におきまして、指定管理につきましては公募によるもの、と規定されておりますので、指定管理者の募集につきましては公募で行っていかなければならないと考えております。
保証金ということもお尋ねいただきましたが、これらにつきましては、今後、指定管理者の手続を行っていく段階におきまして、それぞれ所要の検討を行い、それらを設けて行きたいと考えているところでございます。
そして、修繕ということのお尋ねもいただきましたが、今回、基本的に考えておりますのは、美榛苑の設備につきましては、現在の状態で指定管理するというように考えております。したがって、大規模な修繕は考えておりません。ただ、通常出てくるであろう小規模な修繕は、利用者の利便性の向上、あるいは安全面というところからでてくる小規模な部分については対応していかなければならないのではないかと考えているところでございます。
議長(小林一三君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡正昭君)
ただいま、担当からるる答をいただきましたが、何かにつけこの美榛苑は宇陀市にとっての重荷でございます。私が申しますのは、市民の声と思って聞いてください。
最後に副市長にご回答いただきたいと思いますが、もし、指定管理を受けて指定管理者になった場合、利益を生んだ場合はどのような折半にもっていくのか。それと、公募してから、いろいろな面で指定管理者と文書で協定書を交わすということでございますが、これは、指定管理者を決めるまでに協定書を交わすのが手順とちがいますか。大宇陀町の場合はみなこうですよ。それに応じて公募する業者を探りながらもっていくから。とにかく、この事業に対しましては、十分、議会とも相談し、また、理事者側も真剣に取り組んでいただきたいと思います。この点について、副市長の答弁をお願いいたします。
議長(小林一三君)
森田市長職務代理者副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
泉岡議員のご質問にお答え申し上げます。利益があった場合、その利益処分をどうするかというご質問でございます。基本的には、いずれにいたしましても今の段階では、仮に指定管理者が利益を出した場合は、その2分の1を市の方に還元してもらう、そういうスタンスにたっておるところでございます。
それと、協定の話しですが、まずは市の考えを整理いたしまして、条件を出す中で公募させていただきたいと思います。そして、公募をしていただく中で、何社くるかわかりませんが、我々は、できるだけ多数の業者に来てもらいたいという思いに立っているわけでございますが、そういう中で複数の民間企業がきた場合につきましては、内部では、評価委員会なりをつくって、そして、一番宇陀市に適当な業者選定をさせていただいて、その業者を内定する中で、今度、議会に議決をいただくという手続を考えているところでございます。以上、私からの答弁でございます。
議長(小林一三君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡正昭君)
また、この指定管理者になった場合に、物品の納入につきましても、地元業者を優先的に取り組んでいただきたい。また、指定管理者の項目の中に、何らかの保証人も入れてもらって、行政側と指定管理者で左右することのないように、もう1点、副市長に答弁をいただきたいと思います。
議長(小林一三君)
森田市長職務代理者副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
確かに美榛苑の運営につきましては、地域経済に、非常に大きな影響を与えますので、いずれにいたしましても、いままでどおり地元業者優先で物資納入を考えているところでございます。
指定管理者の保証人をというご質問でございますが、そのことも検討してまいりたいと考えています。
議長(小林一三君)
他にございませんか。
11番、森下裕次議員。
11番(森下裕次君)
今回の提案理由ですが、個別外部監査報告はもう受けたと。それに基づきまして経営健全化計画を策定する。今回、後段で経営健全化計画についての審議もあるわけですね。ただ、今回、この条例の一部改正ですが、経営健全化計画を前提とした条例改正であるということですね。となりますと、もうすでに議会の審議、協議をすんだものとして、前提としてこの条例を改正しますよというような運びになっているわけですね。それが、行政的な手順、手続として整合性があるのかということを、1点、お聞きしたいと思います。
議長(小林一三君)
森田市長職務代理者副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
森下議員の質問にお答えさせていただきます。経営健全化計画に基づく議案提案ではないかというご質問でございます。
冒頭、申し上げましたように、あくまでも、個別監査報告に基づくかたちの指定管理ということで、今回、提案させていただいたということでございますので、その、経営健全化計画の問題、内容的には、すべて指定管理者制度の問題があるわけでございますけれども、あくまでも、個別監査報告に基づきまして指定管理をしたいという提案でございますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(小林一三君)
2番、上田徳議員。
2番(上田徳君)
私ども、議会事務局からいただいております本議案の説明の中には、はっきりと経営健全化計画の基本方針として、美榛苑の管理経営を直営から指定管理に代行できることとするため、とこうなっています。ですから、議会運営委員会のときに、はっきり皆さん方に、順序がおかしくならないかと、いま、森下議員がおっしゃっているような話で、経営健全化計画が議案第37号で出ている中にも、公営企業の経営健全化の方針という中に、きちっと指定管理を導入し施設を存続ということを、経営健全化計画の中に謳われているわけですね。なおかつ、2条では不良債務は一般会計からも計画的な支援を受けることで解消していきますよと。一般会計からもお金を出し、そして、施設は指定管理者制度を導入して、運営して、そしてやっていきますよと。ということは、今回、ここに上程されている第10号の一部改正ということは、後段に出てきます健全化計画の計画の先決をするような事案ではないかなと、常々、皆さん方に申し上げてきましたけども、これは、あくまでも指定管理だけを論議するんだということでございますが、私はそうではないと思います。やはり、後段の美榛苑の健全化計画をいかに進めるかという議論があって、その中でこのことが了承され、そして、健全化計画の中に謳われている指定管理導入ということが、議会として是としたときに、はじめてこの指定管理とうい話しに持ってこなかったら、この中にはっきりと経営健全化計画の基本計画に基づいて、この指定管理を受けますという話しを進めとる限り、私は、議論がさかさま向いているのではないかと思いますけど、その点、いかがですか。
議長(小林一三君)
森田市長職務代理者副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
私の説明不足もあったわけでございますが、冒頭の委員長報告、小林副委員長からの2回にわたる美榛苑経営検討特別委員会からの報告があったわけでございます。その、特別委員会の中におきましても、個別監査報告を報告させていただき、それを踏まえた中で、経営健全化計画につきましては、すべて完成しておりませんでしたし、個別監査報告が監査委員から出たというかたちで、それを説明させてもらう中で、それを踏まえて指定管理者制度の導入の方向付けをしていただいておりますので、それを踏まえての、今回の指定管理にむけての条例改正ということで、ご理解いただきたいと思います。
議長(小林一三君)
他にございませんか。
ないようであります。これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
11番、森下裕次議員。
11番(森下裕次君)
今の話しですが、手順としての後先の部分は、議会とか行政のルーティーンとして、非常に尊重すべき部分があると思うのです。ですので、先に経営健全化計画は配布されていますが、それについての質疑なり協議なりは、まだこの議場では行われていない。そこで、まだ可決されるのか否決されるのかという部分もございますね。その部分を差し置いて、いま、先に一部改正を、もう既に承認されるにあろうというものを前提とした改正というものはいかがなものかと思うのです。
今回、即決という話しですが、やはり手順としては37号の健全化計画の協議後にすべきではないのかと思うのですが、いかがですか。
議長(小林一三君)
この点について、提案者から、はい、森田市長職務代行副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
いずれにしても、我々は、根本的に美榛苑を改革しようと思いますと、まず1番目に指定管理をしていく以外に方法はないということでございます。内容的なことにつきましては、経営健全化計画の中で、再度、審議していただきたいと思います。
先ほども申し上げましたように、1月と12月に特別委員会も開いていただいて、指定管理という報告をいただいておりますので、この議案につきましては、そういうかたちの中で審議、また、ご議決いただきたいと思います。
議長(小林一三君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下裕次君)
内容につきましては、何らしてもいいと思いますが、ただ、後段で協議されるべきものが前提になっているという、運びがいかがなものかということです。そういったことが、なし崩し的に条例を改正してしまうというかたちが、今後も続いていくならば、行政として、非常に危険ではないかなと思います。
話しはそれますが、前回、桜井宇陀広域連合規約の改正もありましたが、その時にも感じましたが、なし崩しで条例なりその状況を変えていく、間口を広げるということが、後々、市民にとって、非常に危険な要素をはらんでいるとするならば、やはり、手順として、まず協議でしょう。そのあと、条例の改正ではないのかなと考えますもので、いま、発言させていただいているわけです。
議長(小林一三君)
臺所美榛苑所長。
美榛苑所長(臺所直幸君)
ただいまお尋ねいただいている点につきましては、今回、条例の改正という条例案件ということで、議案が先に出ておりますけれども、この改正条例の第10条をあらてめてご覧いただきたいと思います。
ここでの規定といたしましては、第10条で、美榛苑の管理は、指定管理者に行わせることができる、と規定しております。いわゆる、美榛苑の管理を指定管理者に行わせることができるということでございまして、行わせると規定しているものではございません。
そのようなことから、この10条の3項には、この指定管理をすれば、この条文にでてくる、市長、という文言につきましては、指定管理者に読み替えるとさせていただいております。
あくまでも、この条例の改正につきましては、後ほどご審議をお願いいたします、健全化計画にかかわってくるものではございますけれども、その、計画をご承認いただいた場合には、この指定管理に進むことができるようにしたいがために、いわゆる。できる、というかたちでの条例改正をお願いしたいということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(小林一三君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下裕次君)
内容については、特に注文をつけているわけではないですよ。手順として、いいのですか、という話しです。以上です。
議長(小林一三君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本繁博君)
今の案件に対しましては、10号は、議会運営委員会でお諮りして、その時に即決と決めたのではないのですか。いま、いろいろと意見、また質問を聞いておりますけども、議会運営委員会の委員さんが言っているわけです。そうした中で、議会運営委員長に、再度、これを説明していただいたらと思っておりますけれども。何のために議会運営委員会があるのですか。
議長(小林一三君)
2番、上田徳議員。
2番(上田徳君)
議会運営委員会の中は、あくまでも議会をどのようにするかという話しでございまして、このときも、このことについてどういう手順でしようかということで、話しをしておりましたけれども、要は、先ほど森下議員もおっしゃっていますとおり、健全化計画を補完するための条例であれば、順番はおかしいですよ。ただ、いま、臺所所長がおっしゃっていますように、現況のままで指定管理をすることができるような条例改正だという、そのこともよくわかるわけですが、すでに、美榛苑はまな板に乗った鯉のようなものでございまして、これからどのようにするかという論議が必要となっている案件であると思います。その、案件の取り扱いの中で、先に存続も含めた話しが、健全化計画の中で論議されるはずですけれども、そのことが、ここで決めたことが、逆に今度は、指定管理をするという時点で決めておきながら、片側で廃止という話しもあるかわかりませんよ、これは。
可能性の話しとして、健全化計画そのものが、やはり、これから毎年1億5000万円のお金を美榛苑に入れていって、8年、9年という10数億のお金に変わるわけですね。そうするのなら、いま5億円で売ってしまえば、あと10億円ですむという話しになるかもしれない。そういった部分も含めて、私はこの指定管理の問題と健全化計画は、まさに一対のものであると私は判断し、そのことを議会運営委員会でも提案をしましたが、中味の話しはできませんから、ですから今回、この議案書をいただいて、その説明の中に、はっきりと、10条の説明の中で、末尾に、経営健全化計画の基本方針として、美榛苑を指定管理しますよ、ということを謳われた議案書でありますから、私は、ここで美榛苑は指定管理できるよって決めておいて、37号に来たときに、それはもうやめとけ、となったときに、じゃあ、さっきの論議はなんだったのだ、となると思いますので、整合性を持ってくださいと。森下議員もおっしゃっていますように、内容については、指定管理をしていくことも必要であろうし、売却することも、あるいは、民間に完全に譲るということも、いろいろ選択肢として37号で論議をされると思います。ですから、私は、そういった関連性の中で、この採決はもう少しあとにずらしても、決して遅くはないと思います。
議長(小林一三君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本繁博君)
経営健全化計画については、議会運営委員会で何度も説明を聞いております。そして、この後にも、管理条例の一部改正についても、全員協議会でお諮りしていただきますという話しですね、委員長。そうしたならば、その議会運営委員会のときの説明を、いま、ここで議運の委員が言っているよりも、議運の委員長の説明をここで聞きたいと思っております。
議長(小林一三君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤正昭君)
にぎやかにご質問をいただいているわけですが、議会運営委員会の委員長としての所見といたしましては、議会運営委員会は、議員の皆様方、すでにご承知のとおり、議会運営をいかにスムーズに進めていただくか、そしてまた、先ほどからおっしゃっていますように、質問もでたということなんですけれども、その中に、こういった健全化計画が仮にあったとしましても、それは審議とならないようにお願いをしたい、というのが議会運営委員会の方向付けなのです。審議はしてはいけない、審議は、いま、森下議員、この件につきましては、上田議員が質問されておりますように、この本会議の中で十二分に審議をしていただくと、議論をしていただく。議会運営委員会の場で、即決と決まっているから、早く行けというのはあたらないと、十分に議論してもらったら結構だと思います。
議長(小林一三君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本繁博君)
私が聞いているのは、審議云々の話と違うのです。手順はどうでしたかという話しを聞いているわけです。だから、報告で即決という話しになりましたね。そうしたならば、そのときの手順はどうでしたということを聞いているわけです。
議長(小林一三君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤正昭君)
議論が尽くされた時点で、採決をしていただいたら結構だと思います。
議長(小林一三君)
そういうことでございます。
ただいまから、採決を行います。
本案について、採決をとらせていただきます。
原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、議案第10号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
続いて、日程に従いまして、日程第16、議案第11号から日程第24、議案第19号までの平成21年度補正予算関係9議案を、一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本栄次君)
それでは命により議案書の朗読をいたします。
議案書の24ページでございます。
議案第11号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算第6号について。
平成21年度宇陀市一般会計補正予算第6号について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博
次に、25ページでございます。
議案第12号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第2号について。
平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第2号について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博
次に、26ページでございます。
議案第13号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算第1号について。
平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算第1号について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博
次に、27ページでございます。
議案第14号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算第2号について。
平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算第2号について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、28ページでございます。
議案第15号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算第2号について。
平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算第2号について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、29ページでございます。
議案第16号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算第1号について。
平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算第1号について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、30ページでございます。
議案第17号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算第3号について。
平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算第3号について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、31ページでございます。
議案第18号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算第3号について。
平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算第3号について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、32ページでございます。
議案第19号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算第1号について。
平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算第1号について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
失礼いたします。ただいま、一括上程いただきました議案第11号から議案第19号の補正予算9議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
平成21年度会計も残すところ、あとわずかとなって参りましたが、今回の補正予算は、1点目といたしまして、各事務事業の完了、確定により各事務事業費の増減精算をさせていただくものであります。
2点目につきましては、先般、1月28日に成立いたしました、平成21年度国の第2次補正に盛り込まれた、地域活性化きめ細かな臨時交付金に基づく施策、事業費について計上させていただくものであります。
このことにつきましては、昨年の、生活対策臨時交付金事業で当宇陀市に対して総額で3億8800万円が交付され、続いて、経済危機対策臨時交付金では5億7500万円の交付金を受けたところでございます。
今回、第3弾目とも言う、地域活性化きめ細かな臨時交付金では2億6212万6000円の内示が示されております。県下の市町村では今回も奈良市に次ぐ2番目の大きな金額となっております。
当市にとりましては、大変貴重な財源でありますので、地方公共団体によるきめ細かなインフラ整備等を支援するとの趣旨に基づき、有効に活用をさせていただきたいと考えておりますので、ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
それでは、一般会計、特別会計、及び企業会計の補正概要について、ご説明をさせていただきますが、時間の都合上、各会計予算書の条項朗読は省略させていただきたいと存じますので、ご了承の程お願い申し上げます。
最初に、一般会計補正第6号であります。
まず、通年分と言いますか、前段の事務事業の精算関係につきまして、歳出の主なものから順を追って説明をさせていただきます。
先ず、議会費でありますが、議員欠員による報酬等の精算で148万6000円の減額。
総務費では、事務事業費の精算確定によるものの他、21年度をもって退職いたします職員が例年になく多く、22名分の退職手当組合特別負担金として1億3900万円を計上。
民生費では、前政権下で20年度第2次補正として予算化されました、子育て応援特別手当制度の中止によりまして2707万2000円を減額、新政権下での新たな制度であります、子ども手当の準備経費として524万8000円を計上いたしました。
衛生費では、新型インフルエンザ予防接種費用の軽減対象の拡大に伴いまして931万円を増額。
農林業費の森林環境税緊急間伐事業では、山林所有対象者、及び対象面積の減少から4906万2000円と大きく減額しております。
商工観光費においても、改修工事費等の確定による精算減額、また保養センター美榛苑会計の経営健全化計画の一環として2821万1000円の繰出し金を追加することとしております。
土木費の河川費においては、6箇所の急傾斜地崩壊対策事業の追加負担金として596万9000円を増額。都市計画費のまちづくり推進事業、榛原地区の精算額確定による減額。
教育費では、各種委託料等の精算による減額。さらには、施設での維持管理経費、事業展開を行う上での精算による減額となっております。
災害復旧費では、農地、農業用施設災害復旧工事費での精算額を減額計上しております。
公債費においては、市債の発行額、利率の確定からの精算額として、元金で3615万6000円を減額、利子で4104万7000円の減額となっております。
次に、後段の、地域活性化きめ細かな臨時交付金事業関連でありますが、この臨時交付金は審議資料にも列記させていただいておりますが、先般、21年度予算分として内示、決定通知を受けたばかりでありますので、年度末でもあり大半は22年度へ繰り越す予定でありますことを申し添えしておきます。
それでは、主な事業についてご説明をさせていただきます。
議会費では、議場におけるテレビ放送設備のデジタル化への改修として892万5000円を計上。
総務費の宇陀市自主放送デジタル化整備事業として3530万円を計上。議場の放送設備改修と同じく、現在のアナログ放映が来年の平成23年7月24日を持って終了となることから、機器類の更新を図りデジタル化対応を行うものであります。
次に、衛生費の火葬場運営費で、榛原、及び大宇陀火葬場の火葬炉集中修繕経費として1297万7000円を計上。
農林商工費では、国費による林道開設事業費の減額分にかわり、県単独補助金事業と抱き合わせて執行したいと考えております。
次に土木費でありますが、今回の臨時交付金の主旨でありますインフラ整備に重点を置き、市内4区の市道集中整備に8500万円、榛原駅前広場環境整備事業費に7000万円、道路維持費関連で合計1億5500万円を計上することといたしました。
河川費関係では、昨年10月の台風18号による多くの堆積土砂が発生していることから、撤去費、及び改修費として1000万円を計上。
公園環境整備等に1000万円、また住宅費関係では、市営住宅の集中修繕工事費として2000万円を計上しております。
教育費の中では、室生区のスクールバス駐車場整備事業費の他、市内各幼稚園、小学校、中学校、さらには市営社会体育施設における各種施設設備等の改修を集中的に実施しようとするもので、合計2960万円を計上しております。
以上が、地域活性化きめ細かな臨時交付金事業交付金額2億6212万6000円を充当して、実施予定の事業費合計額3億2993万1000円の概要であります。
前段での事務事業の精算関係経費、通年分の減額補正額1億1323万7000円を合わせまして、今回の補正の歳出総額は2億1669万4000円となります。
歳入につきましては、市税収入の最終見込みにおいては、個人住民税において、団塊世代の退職に加え、早期退職者による給与所得の減少が予想以上に見込まれ、個人住民税で3300万円の減額。
また、特に固定資産税においは、地価の下落傾向、新規住宅建設の落ち込み等、評価替え年度に合わせて、合併後の4区間での評価額の平準化作業を行ったことなどから5372万6000円の減額。
市たばこ税での減額1290万円と、市税関係で大きく減額をさせていただくことになりました。
国庫支出金においては、地域活性化きめ細かな臨時交付金2億6212万6000円を含め、総額2億9321万5000円を計上。市債においては事業費の確定による5580万円の減額に加え、退職手当債1億3900万円の発行をすることとしております。
他の特定財源であります県支出金、分担金及び負担金、使用料、諸収入等につきましても、年度末ということもあり各種事業費の確定による精算金の補正となっております。
また、翌年度へ繰り越しする事業内容は、予算書7ページから10ページにかけての、第2表、繰越明許費に記載のとおりで、今年度も年度末に大きな事業費が追加されることとなったため、48件で16億4885万3000円という多くの事業繰越が発生しております。
11ページから12ページの、第3表、地方債補正につきましては、追加、廃止あるいは変更について、合計11件の補正概要をお示しさせていただいております。
以上が、今回の一般会計の補正第6号の概要であり、補正後の予算総額は202億9558万1000円となります。
次に、議案第12号、住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第2号であります。
今回の補正は、高利市債の借換えで対象金額が確定してまいりましたので、2905万2000円を減額するもので、補正後の予算総額は2億4416万7000円となります。
続きまして、議案第13号、土地取得事業特別会計補正予算第1号であります。
このたび、用地費及び市債利息が確定いたしましたので補正をお願いすいるものであります。合計582万2000円を減額、補正後の予算総額を3億6377万8000円とするものです。
次に、議案第14号、国民健康保険事業特別会計補正予算第2号であります。
今回の補正は、70歳から75歳未満の方々の一割負担凍結延長に伴う諸費用の計上と、国庫負担金の精算額の計上で、合計112万8000円の増額補正となっております。
歳入といたしましては、一割負担凍結に伴う諸経費分100%の国庫負担金と国民健康保険財政調整基金からの繰入金を充てることとしております。補正後の予算総額は42億3110万6000円となります。
続きまして、議案第15号、介護保険事業特別会計補正予算第2号であります。
介護保険事業の増加傾向にあり、また21年度より介護報酬の改定が行われたことにより、当初の見込みを上回っている状況となっています。介護報酬の改定に要する施設介護サービス給付費の増額、及び高額介護サービス給付費、高額医療合算介護サービス給付、特定入所者介護サービス給付費においても、給付費用が増大していることから増額をお願いするものであります。補正後の予算総額は28億295万3000円となっております。
次に、議案第16号、後期高齢者医療事業特別会計補正予算第1号であります。
この会計の補正は、奈良県後期高齢者医療広域連合納付金を増額するもので、財源として普通徴収分の保険料収入増収分を充てることとしております。補正後の予算総額は3億5110万円となります。
続きまして、議案第17号、簡易水道事業特別会計補正予算第3号であります。
今回の補正は、1031万3000円の減額補正となっており、地域活性化、経済危機対策、及び緊急雇用創出の特別交付金事業の事業費確定による精算減額、また簡易水道事業債の償還元金、償還利子の確定による減額362万7000円となっています。補正後の予算総額は9億2640万7000円となっております。
また、翌年度へ繰り越しする事業内容は予算書4ページ、第2表、繰越明許費に記載の3件の事業、第3表、地方債補正につきましては5ページに記載のとおりです。
続きまして、議案第18号、下水道事業特別会計補正予算第3号であります。
今回の補正額は、606万3000円の減額補正となっています。当初で見込んでおりました資本費平準化債の発行額の確定から、市債の借入額、償還期間等の確定により市債償還元金を減額するものであります。
また、第2表、地方債補正につきましては3ページに記載のとおりであります。
最後に、議案第19号、宇陀市保養センター事業特別会計補正予算第1号についてであります。
今回補正をお願いいたしますのは、一般会計補助金を2821万1000円増額し、補正後の総額を1億5000万円にするものであります。
美榛苑の経営健全化のため、一般会計からは平成20年度より支援をいたしており、平成21年度当初予算においても1億2178万9000円を計上しているところですが、後ほどお願いいたします美榛苑経営健全化計画の策定において、今年度が健全化計画の実施初年度となることから、資金不足比率を少しでも好転させるためにお願いするものであります。なお、今回の補正では、営業収益を同額減額し、営業外収益との調整を図り、収益的収支予算総額に変更はございません。
以上が一般会計、特別会計7会計、及び企業会計の補正予算の主な概要でございます。ご審議のほどを、よろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただき、ご賛同の程、よろしくお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終りました。
ただいま議題となっております平成21年度補正予算案9議案につきましては、本日は提案までとし、2月24日に予定しております本会議2日目に質疑を行い、予算審査特別委員会を設置のうえ、付託の予定でありますので、本日は提案説明までといたします。
休憩いたします。再開は、3時15分から再開をいたします。
午後3時02分休憩
午後3時15分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
日程に従いまして、日程第25、議案第20号から、日程第39、議案第34号までの平成22年度各会計当初予算関係15議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本栄次君)
命によりまして議案書の朗読をいたします。
議案書の33ページをご覧いただきたいと思います。
議案第20号、平成22年度宇陀市一般会計予算について。
平成22年度宇陀市一般会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、34ページでございます。
議案第21号、平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、35ページでございます。
議案第22号、平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、36ページでございます。
議案第23号、平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、37ページでございます。
議案第24号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、38ページでございます。
議案第25号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、39ページでございます。
議案第26号、平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、40ページでございます。
議案第27号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、41ページでございます。
議案第28号、平成22年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、42ページでございます。
議案第29号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、43ページでございます。
議案第30号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、44ページでございます。
議案第31号、平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、45ページでございます。
議案第32号、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、46ページでございます。
議案第33号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
次に、47ページでございます。
議案第34号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計予算について。
平成22年度宇陀市水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
以上でございます。
議長(小林一三君)
新年度の各会計予算案の提案にあたり、宇陀市長職務代理者の副市長から予算概要が示されます。
宇陀市長職務代理者森田副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
失礼いたします。平成22年度の当初予算であります議案第20号から議案第34号の15議案の提案にあたりまして一言申し上げます。
ご承知のように、今定例会は市長不在の中での当初予算の提案でございまして、政策的経費を出来る限り新市長のもとでの補正予算対応へ送ったことにより、骨格予算として位置づけ、主として経常的経費の計上にとどめていることといたしております。
議員各位、並びに市民の皆様には大変ご迷惑をおかけする部分もあろうかと思いますが、行政事務事業に停滞のないよう、職員一丸となって職務を遂行してまいりたいと思いますので、よろしくご協力を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、平成22年度の一般会計をはじめ特別会計、企業会計の当初予算について提案し、議会のご審議をお願いするにあたり、新年度における予算の概要についてご説明を申し上げます。
政府の新年度一般会計予算案は、いのちを守る予算をキーワードといたしまして、事業仕分け等でも見られるように公共事業関係経費では相当額が削減されたものの、子ども手当をはじめとした社会保障関係経費の大幅な増加の結果、総額92兆2992億円、対前年度比3兆7512億円、4.2%増の積極的予算となっております。
一方、地方に関する地方財政計画の規模では82兆1200億円、対前年度比4300億円、0.5%減の微減としているものの、地方交付税の総額は16兆9000億円、1兆1000億円の増となっていることから、地方財源としても一定額は担保されていると考えているところでございます。
以上のことを踏まえ、平成22年度からスタートする第2次宇陀市行政改革大綱、実施計画に基づき、効果的、効率的な行財政の運営体制の確立と、成果の実現化を図り、市民サービスを低下させることのないよう、取り組んだ予算編成に努めたところであります。
まず、一般会計でありますが、予算規模は166億5000万円で、前年度の当初予算181億円と比較しますと、14億5000万円、8.0%の減となっていますが、4月の冒頭から義務的に発生いたします、各種公共施設維持管理等の経常的経費、あるいは年度当初から実施しなければ市民生活に支障をきたすような業務経費、さらには国の制度、施策にかかる経費等につきましては、当初予算で計上することとしています。
特別会計10会計においても、経常的経費の計上にとどめ、総額93億1322万円で、前年度当初予算に対し6億3768万円、6.4%減となっております。
企業会計においては、病院建設事業のように継続的な経費、あるいは企業経営の継続という必要性から、新たな投資的経費を除き、年度当初から算入することとしております。
それでは個別の会計についてご説明をさせていただきますが、各会計予算書の条項の朗読は、省略させていただきますので御了承をよろしく願いいたします。
最初に、平成22年度一般会計の概要について、予算科目に沿って、歳出の主なものからご説明申し上げます。
議会費関係では、議会運営、議員活動に要する経費としての総額1億4776万3000円を計上し、議員定数の削減分を反映して、議会費の対前年度比は2996万円の減額となっております。
総務費関係では、大部分が経常的な経費であることから、ほぼ前年度並みとし、中でも企画費では、事業の経過及び実施時期の関係上、新たにデマンド交通方式の実証運行のため、宇陀市地域公共交通活性化再生協議会負担金1345万2000円を計上したところであります。
アートアルカディア推進費では、ふるさと元気村、あさぎりホール、音楽の森の3施設の指定管理業務委託料、山上公園管理経費等を計上しております。
文化スポーツ振興団費では、総合センター、室内温水プール、子供の森公園、文化会館、総合体育館の5施設の指定管理業務委託料を計上し、税務総務費、賦課徴収費では、固定資産税評価替え業務の2年目としての経費の増嵩分等を含めて計上いたしました。
また選挙費においては、今年度は参議院議員選挙にかかる経費を計上することといたしました。
民生費関係では、社会福祉総務費で市社会福祉協議会運営費補助金をはじめ、昨年度の国の補正対応である住宅手当緊急特別措置事業等をはじめ1億4909万8000円を計上し、障害者福祉費では、障害者自立支援法の改正による自立支援安定化事業費分を含め、合計4億7049万1000円を計上いたしました。
老人福祉費では、後期高齢者医療広域連合負担金、後期高齢者医療特別会計への繰出金、介護施設整備推進補助金、養護老人ホーム保護措置費等を含め6億1271万4000円を計上する中、児童福祉費関連では、新政権の目玉施策としての中学校終了前の子どもに対する子ども手当2億4402万円、対象者3079名分を計上しております。
乳幼児医療費、母子医療費をはじめ、放課後児童健全育成事業、学童保育関係においては、ほぼ例年並みの予算額を計上することといたしました。
衛生費関係では、保健衛生費の予防接種委託において新型インフルエンザ対応分の計上とともに、着工間近な病院建設にかかる出資金として3億7625万円、病院運営事業への繰出金1億5865万7000円を計上することといたしております。
清掃費においては、プラスチック類の分別収集の変更による経費の削減と護美センターでの収集を廃止し、大きな削減効果を見ることができ、前年度に比べ1億5419万5000円減額の5億8930万9000円の計上となっています。
次に、農林水産業費では、政策的要素を持った投資的事業費の当初計上を見送った中での予算としておりますが、農業費では100%補助の内示を受け、かつ、早期着手の必要がある、強い農業づくり対策事業補助金1088万9000円を計上することとしております。
林業費においては、過去からの事業継続の必要性から、森林環境税緊急間伐事業委託をはじめ各種事業に取り組み、引き続き宇陀市の基幹産業であります農林業の振興のための支援施策を講じることとしております。
商工観光費関係でも、ほぼ前年度並みの予算としていますが、中でも経営健全化計画の一環として、保養センター美榛苑事業会計へ企業債償還等の支援策として1億5000万円の繰出金を計上いたしました。
土木費関係では、道路、橋梁、河川における維持管理経費につきましては、市民生活に支障をきたさないよう例年並みの予算計上としておりますが、道路新設改良費では、投資的事業費の当初計上を見送った中での予算で、対前年度1億9903万9000円の減額とした予算となっております。
都市計画費の中でも、公園維持、管理経費等につきましては当初計上とし、まちづくり推進事業費につきましては、政策的要素を含んでいることから当初計上を見送った予算としております。
次に、消防費でありますが、常備消防の宇陀広域消防組合負担金として8億7004万円を計上。非常備消防費につきましては、通常の危機管理業務に支障をきたすことのないよう当初予算で計上することとしております。
次に、教育費でありますが、小学校統合に伴う増減はあるものの、教育行政に支障のないよう、ほぼ前年並みの予算を計上し、小学校統合による学校建築関係については補正予算対応として1億4665万5000円の計上にとどめております。
社会教育費では、投資的な事業経費につきましては6月補正対応といたしておりますが、学校給食費では、学校給食センター統合のため、夏休み期間中に実施の施設改修工事、及び給食用器具購入費などを含め4億286万1000円を計上することといたしました。
災害復旧費関係では、公共土木施設災害復旧費、治山施設災害復旧費、合わせて5831万1000円の計上とし、公債費については41億6607万8000円の予算となっており、今年は市債の借換え償還を行わないことから、公債費総額では対前年3億9286万円の減となっておりますが、公債諸費等を除いた実質上の元利償還額は約2000万円あまりの増加となっております。
以上、一般会計の歳出予算の科目別の概要であります。
続きまして、一般会計の歳入の方であります。
市税につきましては30億2468万4000円と、昨年に比べ1億9064万5000円の減と、大きく減額せざるを得ない状況となっております。
要因として、団塊世代の退職者の増加もありますが、日本経済がデフレスパイラルに落ち込み、給与所得が大きく減少化していることの影響で、個人住民税で1億1234万3000円の減。固定資産税では、地価下落の影響を受けての評価額の下落傾向や住宅不況による新築家屋の減少等により6225万4000円の減となっております。
また景気の悪化により、課税客体であります普通自動車の販売台数の落ち込みが大きく、自動車重量譲与税で2200万円、自動車取得税交付金では5200万円の減収を見込んでおります。
一方、地方特例交付金では、自動車取得税交付金分の減収を幾分か補填される予定で、2588万5000円を増額して計上したところであります。
次に、地方交付税でありますが、相応の増額も予想される訳ですが、国の交付税特別会計自体が財源不足といった状況にあります。市の交付税としての予算項目では、前年度並みとしておりますが、後ほど説明いたします市債の臨時財政対策債について、交付税に変わるもの、あるいは同等のものと言っても過言ではない性質のもので、100%充当の100%交付税措置されるものとして、1億3880万円増の9億7000万円を計上しております。
以下、分担金及び負担金、使用料、国、県支出金関係では、各種事業に充当すべき財源としての計上が主でありますので、政策的予算の経費を次の補正予算対応としたことから、経常的な歳入予算の計上となっております。
次に、繰入金でありますが、町村合併による地域づくり推進債24億円を発行しているところでございすが、その市債の償還実績分を翌年度以降に活用できることから、昨年の償還実績分3億7500万円を繰入れることとしております。
歳入の最後として、市債でありますが、今回の予算は経常的経費を主とした予算ということで、大部分の建設事業債は計上しておりません。
ただし、継続事業費として設定の市立病院建設にかかる市債、災害復旧事業にかかる市債、及び先程ご説明を申し上げました、限りなく交付税に近いものとしての臨時財政対策債につきましては、今回の予算に計上させていただいております。
なお、9ページ、第2表では、債務負担行為の設定ということで、1件目は宇陀市土地開発公社の債務保証について、2件目は国営農地開発事業、パイロット事業の償還金に対するものとなっております。10ページ、第3表、地方債では、3件の地方債の限度額、発行条件の概要となっております。
以上が、骨格予算としての性格を持った平成22年度一般会計当初予算の概要であります。どうか、ご理解とご協力のほど、お願い申し上げます。
次に、各特別会計の予算概要についてご説明申し上げます。
まず、住宅新築資金等貸付事業特別会計でありますが、奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合への負担金、及び住宅新築資金等貸付事業債の元利償還金が歳出の主なものとなっており、平成22年度の予算総額は8540万円であります。
市営霊苑事業特別会計につきましては、ダム湖畔にあります赤人霊苑の管理運営事業の会計で、全体で1103区画の4128聖地の永代使用の公募を行っており、使用率は予約も含め78%となっております。平成22年度の予算総額は1330万円を計上しております。
歯科診療所事業特別会計につきましては、室生区の過疎地域の歯科診療所として設置し、外来診療のほか訪問歯科診療や歯周病健診等を行っているところです。平成22年度の予算として2840万円の計上となっております。
土地取得事業特別会計につきましては、宇陀市土地開発公社の健全化を目的として設置された会計でありますが、平成22年度は、本会計による買戻し予定がないことから、市債の元利償還金4880万円のみの計上となっております。
次に、国民健康保険事業特別会計の事業勘定についてでありますが、今後も増加する医療費の負担に加えて、後期高齢者支援金の負担増等で、運営は非常に厳しい状況となっております。このような状況の中、加入世帯数5783、一般被保険者数1万358名、退職被保険者数738名分を見込み、本年度予算収支総額は41億8320万円を計上。
また、診療施設勘定の予算総額は、1億4760万円の計上としておりますが、室生区における2箇所の直営診療所の運営としての予算計上額であります。
老人保健事業特別会計につきましては、一昨年、平成20年3月末をもって、旧制度であります老人保健制度が廃止され、現行の後期高齢者医療制度が創設されたところであります。この会計は、過去の診療分の、保険給付の遡及申請等が見込まれることから、経過期間として存続しているもので、それらの本年度分の予算額として102万円を計上しております。
介護保険事業特別会計につきましては、平成21年度から平成23年度までの3ヵ年計画として策定いたしました介護保険事業計画に基づいて編成。高齢化が進むとともに事業規模も大きくなってきております。
経費としては、保険給付は要介護、あるいは要支援の認定を受けた方々約2000名を対象として見込み、予算総額は29億6000万円を計上。
保険給付の増嵩化を抑制するためにも、介護予防施策の提供、展開に引き続き実施してまいる考えであります。
後期高齢者医療事業特別会計につきましては、医療制度の改正で老人保健制度に代わり、一昨年、20年4月から実施されたもので、事業主体は奈良県後期高齢者医療広域連合となっており、各市町村においては保険料の徴収や窓口業務などを行っているところであります。受給対象者は、旧制度の老人保健と同じく、75歳以上の高齢者、及び一定の障害があると認められた65歳から75歳未満の方々となっております。本年度は約5600名を対象者として見込み、予算総額は4億1000万円を計上しております。
簡易水道事業特別会計につきましては、骨格予算ということから、政策的経費につきましては省いており、施設の維持管理と安全な水の供給にかかる経常的経費のみの予算計上となっております。
主なものとして、総務管理費では、施設管理に要する費用、県営水道よりの受水用原材料等で3億1074万7000円、施設整備費で241万3000円、市債の元利償還で3億644万円となっております。
歳入面では、建設事業費にかかる国庫補助金、市債を除き、水道使用料、一般会計繰入金、基金繰入金等をもって充てております。本年度の予算総額は6億2060万円の計上となっています。
下水道事業特別会計につきましても、政策的経費につきましては省いており、施設の維持管理等にかかる経常経費のみの予算計上となっております。
今後は、今日までの拡張事業の展開検証とともに、下水処理区域内の水洗化の促進に重点を置き、事業効率の向上を目指してまいりたいと思います。本年度の予算額は8億1490万円、対前年度2億9500万円の減となっております。
続きまして、公営企業の4会計についてご説明をさせていただきます。
まず、保養センター美榛苑の事業会計につきましては、昨年の決算議会でもご報告いたしましたように、財政健全化法に基づく資金不足比率が非常に高いということで、経営健全化計画を策定し、後ほどの議案でもご審議いただくことになっているところであります。
これらを踏まえ、平成22年度の予算を編成したところですが、運営事業に係る収益的収支予算額は6億4300万円とし、延べ宿泊利用者1万8200人、休憩及び会議等利用者2万5200人を見込んでおります。
資本的支出としては、企業債の元金分、及び最小限の厨房機器経費合わせて6910万4000円を計上しております。
先ほどの議案第10号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正でご審議いただき、ご承認いただきましたように、今後、美榛苑の運営形態は市直営から指定管理者制度に基づく民間委託へと改め、経営の健全化を図って行く考えでありますが、民間へ移行までの間、接客サービスの向上と効率運営により、収支改善に努めてまいりたいと考えています。
次に、宇陀市立病院事業特別会計につきましては、運営事業に係る収益的収支予算額は34億6000万円で、年間入院患者数4万7450人、外来患者数11万9705人を見込んでおります。一方、資本的収支予算では、病院建設事業において総額65億円の継続費の設定のもと、21年度末に入札執行を行なう予定で進めているところであります。
平成22年度での予算としては、病院建設事業の企業債として11億2870万円、病院建設事業にかかる一般会計からの出資金3億7625万円等を合わせ、収入額合計15億7370万円とし、資本的支出では病院建設事業費15億8000万円をはじめ、企業債償還元金6450万2000円等を合わせ16億6383万6000円としています。
次に、介護老人保健施設さんとぴあ榛原事業会計でありますが、運営経費にあたる収益的収支予算額は4億9000万円で、年間入所者数を3万5330人、年間通所者数3800人を見込んでおります。
資本的支出としては、施設内備品購入費、企業債元金償還金を合わせて4792万円を計上しております。
高齢化が進む中、入所待ちの方々もおられる状況でございますが、今後とも利用者主体の介護サービスの提供を心がけるとともに、より一層効率的な運営に努めてまいる所存であります。
最後に、水道事業特別会計でありますが、人口の減少等による水道使用量の減少傾向の中での予算編成となっておりますが、経常的経費の節減を図る一方、未普及地域の整備に努め、引き続き健全経営化を進めてまいりたいと考えております。
収益的収支予算額は5億2700万円で、給水区域は榛原区のみとなっており、給水戸数5650戸を見込んでおります。
一方、資本的支出につきましては、企業債元金償還金のみとなっており、合計8670万円となっております。資本的収入としては、新規給水分担金分840万円の計上となっております。
以上、平成22年度の一般会計、10特別会計及び4企業会計の当初予算案についての説明とさせていただきます。
冒頭にも申し上げましたように、今回の各会計の当初予算は、骨格予算としての性格を持ったものとは言え、出来る限り市民生活に影響や混乱を与えないよう配慮した上での予算提案としておりますことにご理解をいただき、ご審議の程よろしくお願い申し上げますとともに、ご賛同の程よろしくお願いする次第でございます。
議長(小林一三君)
ありがとうございました。議員各位には、ただいまの予算概要を、今後の予算審議の参考にしていただきたいと思います。
提案理由の説明が終りました。ただいま議題となっております当初予算案15議案につきましては、本日は提案までとし、2月24日に予定しております本会議2日目に質疑を行い、予算審査特別委員会を設置のうえ、付託の予定でありますので、本日は提案説明までといたします。
議長(小林一三君)
続きまして、日程第40、議案第35号、財産を取得することについてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。議案書の48ページをご覧いただきたいと思います。
議案第35号、財産を取得することについて。
財産を次のとおり取得したいので、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例、平成18年宇陀市条例第53号第3条の規定により議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
1、財産の表示。学校ICT環境整備事業による宇陀市立榛原小学校及び榛原東小学校のパソコン教室整備に係る教育用パソコン82台、カラーレーザープリンタ3台、プロジェクター装置2台、授業支援システム一式及び共同学習支援教材一式。
2、取得金額。2677万5000円。
3、取得の相手方。奈良市油阪町446番地の16、株式会社奈良情報システム代表取締役、間處陽一。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
失礼いたします。ただ今上程いただきました、議案第35号、財産を取得することについて、提案理由の説明を申し上げます。
昨年12月の第4回定例会において議決いただきました、財産を取得することについてと同様、本件においても、国の経済対策としての平成21年度補正予算にスクールニューディール構想に関する予算が認められ、この構想においてデジタルテレビ、コンピューターの整備など、学校等のICT環境を整備する事業が盛り込まれたことによるものであります。
今回提案する、学校ICT環境整備事業で、市立の10小学校の中でも老朽化が著しい榛原小学校、及び榛原東小学校において、合計82台の教育用パソコン、3台のカラーレーザープリンタ、2台のプロジェクター装置、授業支援システム一式、及び共同学習支援教材一式を取得することについて、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、相手方との契約に際し、議会の議決を求めるものであります。
どうか慎重なるご審議をいただきまして、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終りました。
それでは、議案第35号、財産を取得することについての質疑を受け付けます。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡正昭君)
ちょっとお尋ねいたしますが、当初、この審議資料の配布をいただいたときには、随意契約となっておりまして、これはおかしいなと思ったら、また後日、指名競争入札と、あらためて送っていただきましたが、これ、取得金額2677万5000円ですが、2番札との差額はいくらだったのでしょうか。
議長(小林一三君)
穴田教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(穴田宗宏君)
お答えを申し上げます。まず、議会の審議資料の間違いにつきましては、お詫びを申し上げます。議会運営委員会のあとに部長級にこの審議資料が配布されました段階で、随意契約となっておりましたので、早速、訂正を申し上げたところでございます。申し訳ございません。
15社を指名いたしまして、2月3日に開札をさせていただいたところでございます。2番札との差でございますが、48万円の差でございます。以上でございます。
議長(小林一三君)
他にございませんか。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤正昭君)
いま泉岡議員がお尋ねされた部分と似かよるわけですが、まあダブルと言われればそういうことになろうかと思いますが、議会運営委員会の中で、2000万円を越える物品購入についてですけれども、先ほど局長からありました、随意契約の印刷ミスではなかったと思います、あの時。口頭で随意契約だと。それは2000万円を超えるけども、そういうことは可能なのかという質問もあったかと思うのですが、その時は、副市長でしたか、宇陀市の利益を考えたときには、株式会社何々さんに契約をすることが、一番宇陀市にとってはふさわしいと、いうふうにお答えを聞いたと記憶をしておるのですが。そしてその後、3日、4日してからかな、審議資料の差し替えということで来たわけですが、単なる印刷ミスなら、許されたところです。いま、この場で質問することはなかったと思いますが、この契約、いま、マスコミ等々を含めまして、非常に厳しく注意をされ、注視をされておるし監視をされておると思います。それは、単なる印刷ミスではなかったように思うし、お答えを聞いたように思います。
この差し替えた理由と、最初おっしゃった随意契約にこだわられた説明をいただきたい。
議長(小林一三君)
穴田教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(穴田宗宏君)
議会運営委員会に参画しておりませんでしたので、その内容等を把握しておりませんが、すべて12月からパソコン、テレビ等、かなりの物品等を学校などに入れさせていただきました。すべて指名競争入札で契約をさせていただいております。
ただ、私のところの事務局と副市長との、議案の提案の中で意思疎通が図れてなかって、議会事務局からの随意契約という一文のところでの、副市長の判断で回答されたと思っております。必ず指名競争入札でやっております。副市長と私の方で、意思疎通ができてなかったことをお詫び申し上げます。
議長(小林一三君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤正昭君)
不正がなくて、いま局長がおっしゃられたように、意思疎通が欠けておったということで、反省をされているわけですから、あらためてお願いをするわけではないですけれども、こういった、市民の皆様方も含めまして、経済が疲弊している、そういった中で、やはり神経が昂るし、日常、商いにおかれましてもそうですけれども、ピリピリとされておると思います。相当な厳しい緊張感をもちながら事業経営をされている。そんな中で、公表されることが、ああ、すみません、ということでは、ちょっと軽率に過ぎるのではないかなと感じましたので、厳しく注意をするといことで、止めておきたいと思いますけれども、今後、慎重に運んでほしいと思います。終わります。
議長(小林一三君)
喜多教育長。
教育長(喜多俊幸君)
経緯につきましては、先ほどから局長が申し上げたことが事実でございます。すべての物品につきまして、競争入札を厳正に行っているところですし、市のシステムとしましても、競争入札のシステムがきっちりと整っているところでございます。
今回のことにつきましては、この資料につきまして、私の方で十分チェックができなかったという、遺漏があったということについては遺憾に存じます。
今後は、このようなことにないよう、十分チェック体制、あるいは検査をしながら、正確な、適正な文書作成、あるいは説明に供してまいりたいと、このように思います。
議長(小林一三君)
他にございませんか。ないようであります。これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第35号、財産を取得することについては、原案のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
続きまして、日程第41、議案第36号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本栄次君)
それでは命によりまして議案書の朗読をいたします。
議案書の49ページでございます。
議案第36号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について。
宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法、昭和22年法律第67号第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
公の施設名、宇陀市天満台東交流センター。公の施設の所在地、宇陀市榛原区天満台東1丁目43番の2。指定管理者、宇陀市榛原区天満台東1丁目43番の2天満台東自治会連合。指定の期間、平成22年4月1日から平成25年3月31日まで。以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
失礼いたします。ただ今上程いただきました、議案第36号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、提案理由の説明を申し上げます。先ほど、議案第5号、宇陀市公民館条例の一部改正について、においてご説明申し上げました、榛原区の天満台東交流センターに係る指定管理の指定について、協議が整ったことから、天満台東自治会連合を指定するため、提案するものであります。
なお、指定管理者として施設の管理運営を行う期間は平成22年4月1日から平成25年3月31日までの3年間であります。
どうか慎重なるご審議によりまして、よろしくご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終りました。
それでは、議案第36号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤正昭君)
この指定管理者ということについて、少しお尋ねというか、確認をしておきたいと思いますけれども、こういった施設の、前田前市長さんが、この本会議の場でも指定管理ということでお尋ねをしたことがありました。その時は、市長は、国の指示もあり、早急に、ちょっと急ぎすぎた感も、私も感じていると。市民の皆さん方に、地域の皆さん方に、公民館、交流センターなど、名称は違いましても、地域の皆さん方は、それを地元の公民館と、地域の方が集う建物、施設だと理解をされている。そんな中で、少し急ぎすぎた感があって、再度、地域の皆さん方には周知徹底をして、指定管理者という意味を、しっかりと理解をしていただけるように、再度、周知をすることが必要だと、私も感じている、という答弁をいただいたと思います。
そして、新しい、いま、こういった新築や改修をされた施設におきましては、指定管理者で、いま、3年でしたかな、それで結構だと思うのです。ところが、もう30年経ち、40年経ちといった中で、建て替えがひつようだと、雨が漏ってかなんねさ、床が傾いて扉がうまいこと閉まらへんね、という、建て替える時期が過ぎているというような施設も多くあろうかと思います。
こういったものの、要望が地域からあがってきたときに、指定管理者制度ではこうなんです、というものを盾にして、新しいものと、対応年数が過ぎたものと、同じテーブルの上に乗せて、指定管理者制度なんですよということは、市民の皆さん方のご理解をいただけないのではないかな。それでしたら、雨漏りも止めてくれて、扉もしっかりと閉まるようにしてから、指定管理者にしてほしいと、いういような意見も、地域の皆さんが方からお聞きするときがありますが、この点についてはどういうようにお考えでしょう。
議長(小林一三君)
穴田教育委員会事務局長。
教育委員会事務局(穴田宗宏君)
地方自治法の一部改正が、平成15年6月13日に公布されまして、いままで公民館等につきましては、地元の自治会等に管理委託をしており、委託費を払っていたという中で運営をされていた施設もございます。それにつきましては、法律が改正されまして、公の施設の管理については、従来の管理委託制度から、市民のサービス向上と経費の節減を目的に、指定管理制度が創設されたわけでございます。それに伴いまして、教育委員会で持っております施設につきまして、随時、指定管理をさせていただいたところでございます。
先ほど、大澤議員が申されましたように、やはり、指定管理にあたりましては、古い施設でありましたら、多田の保育所もありましたが、雨漏り、トイレ等の改修などの要望を聞いた中で指定管理をしていただいて、あとの水道代、電気代等を自分たちで払っていただいております。
また、建て替えにつきましては、それはまた別の話しでございまして、あくまでも施設は市の建物でございます。その辺はまた、負担金の問題もありますけれど、いま、新しく建築もしておりますように、それにつきましても、負担金をいただいております。そういう予算と、地元の要望に基づきまして施設の建て替えをさせていただいて、また、指定管理をあらたに結んでいくというかたちで、指定管理の年数等につきましても期限がございます。ただ、宇陀市が進めております指定管理の、当初、はじめて指定管理をさせていただいたそれに、みなあわさせていただいて、また、指定管理の変更の時には議会の承認を得なければいけませんので、この3年というのは、本来、5年ほどいけたと思いますが、当初、あげさせていただいた最長の25年3月に合わさせていただいております。そういうかたちで、指定管理は、行政が強制的にしろというのではなく、ある程度、自分たちが使う電気代、水道代等は払っていただきたいという、経費の節減の部分がありまして、地元に指定管理を受けていただける条件が整った段階から、指定管理をしていただいているのが経緯でございます。
議長(小林一三君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤正昭君)
局長、ちょっと勘違いされていると思います。指定管理の説明、各自治会長さん、公民館長さんを含めて、本庁へお越しいただいて、お越しをいただくということは案内を出したわけですが、その時に、大会議室だったと思いますが、説明をされた。
これは、もう、おっしゃるように、不都合な部分、不都合というのは、修理をしなければいけないという部分ということですが、ぼろぼろに扉が傷んできて、雨が漏って、天井板が垂れ下がっていつ落ちるかわからない、危険な状態だと。だけど、局長がおっしゃるように、どの地域におきましても、皆さん方が草をひく、植木の手入れをする、樋の管理、あと、屋根の瓦、瓦以外の屋根でありましても、簡単な補修は自分たちで、何とかホームセンターで材料を買ってきてといった格好で十二分に手当をされている。ですが、それもある程度限界がありまして、危険な場所とか、高い場所とか、これは自分たちでやる気は十分にあるわけやけども、なかなかそういった技術が伴わない。落ちて死亡事故というようなことになっても、えらいことになるので、何とか役所の方でお願いできないかということもあろうかと。
そして、指定管理のその部分が、十分にメンテナンスをされたものを指定管理にしたわけじゃなくて、いま言っていますように、それやったらその時に言ってくれよとおっしゃっている地域が、私の耳にも聞こえてきとるんですよ。もう、35年、40年で建て替えてもらわないかんねと。なんとかならんけ、という話しもあります。
けども、館長さん、自治会長さん、いまの宇陀市の現状を見ていただいたときに、1割を準備していただいても、あとの9割が、宇陀市の中で、なかなか議会の皆さん方にもご理解をいただけないし、原資そのものがないんですよと、なんとか補修でお願いしたいんですというご無理を聞いていただいているようなのが現状なのですけれど、それとて限界がありまして、あとの、例えば雨が漏るならもるで、ボンドとか、少し材料代ぐらいは協力いただけないかと、あとは近くの工務店があったり建設業者さんがおられたりで、通常の工事費じゃなく、ちょっと手間賃だけで済ませてもらうようなお願いをするわということなんですが、そこに指定管理者という枠がしっかりとはまっておって、ここからは一銭も、どうにもなりませんわと言うようなことで、皆さんお嘆きになっています。
ですので、新しい施設と、メンテナンスが行き届いた、補修が行き届いた建物と、これからやっていかなければいけない建物、そこの境目といいますか、判断、非常に難しい部分があろうかと思うのですが、やっぱり、先ほど私が申し上げましたように、もう一度、地域の皆さん方に、指定管理というものをしっかりとご理解をいただく、そのご理解をいただく中には、地域からも、それはちょっとちがうやろ、というようなご要望もあろうかと思います。ここのところをしっかりと聞いていただく、そして、地域の皆さんに、どういったことが宇陀市から、指定管理の枠の中なのか、はずれても無限大ではないわけですから、そこのところを十分に説明をする責任もあろうかと思いますので、もう一度、どういった施策を住民の皆さん方に、理解を得るためにはですし、それをメンテナンスとして、少しでもお手伝いをさせていただく限度、どういったものがいいのか、ふさわしいのか、もしいま、早急に答えがでなければ、議会は今日始まったばかりですから、もう少し時間もありますので、それで結構ですけれども、そこのとこ、お願いしたい。
議長(小林一三君)
穴田教育委員会事務局長。
教育委員会事務局(穴田宗宏君)
指定管理の移行につきましては、担当部署でその辺の十分な説明をさせていただいて、指定管理をしてきた経緯がございます。いま、ありましたように、指定管理をされている箇所につきましても、修繕等につきましては、補助金の要綱に基づきまして、材料支給等はできませんが、その補修金額によって、割合で助成をさせていただいているのが現状でございます。指定管理になったからといって、まったく補助金を市が出してないというわけでもございません。その補助金要綱に基づきまして、修理代が、極端に言えば100万円かかったら、その内の何%かを市がもつという基準を決めております。それに基づいてさせていただいております。だから、早く指定管理をしたから損、得になったということではないということだけ、ご理解をいただきたいと思います。
議長(小林一三君)
2番、上田徳議員。
2番(上田徳君)
公民館の指定管理ということで、お尋ねをしておきたいと考えます。
公民館条例の中で、いろいろな公民館の仕分けがあるわけでございます。中央公民館、分館、地区公民館、そして現在、論議されております自治公民館と。そういった中で、今回、先ほど午後の頭で、石田公民館も今回設置をされたということでございます。したがいまして、基本的に宇陀市の公民館の位置づけとしましては、すべて指定管理者制度を導入して、指定管理をしていただくということになっております。
したがいまして、宇陀市の公民館条例をひも解きましたら、かなりの公民館、地区公民館、自治公民館があるわけですが、自治公民館の中には、自治公民館といいながら、自治公民館登録をされていない公民館が、さらに地域にはあるのではないかな。
公民館活動の位置づけにつきましては、すでに言わずもがなの部分がございまして、あえて申し上げませんけれども、そういった宇陀市の公民館のありようについては平成18年の合併以来、ずっと私どもの中で、整理をお願いしてまいりましたけれども、なかなか整理ができていない。と言いますのは、この別表3なり、4なり、5なりを見ましたら、それぞれの地域に偏っている、その位置づけが。これはやはり合併後の中で、ある程度の位置づけ、整理が必要であったのではなかったか。片側では集会所条例というのがございまして、それとの整合性なりがあって、集会所につきましては、ほとんどその地域の方々の自己責任の中でされている部分が多いのではないかなと感じるわけでございます。
したがいまして、今回、天満台東公民館につきましては、当初から本当は指定管理をするべきであったわけなのですが、地元の皆さん方が、建物が古いということで、そのまま指定管理を受ければ、建物の維持管理が大変だから大変だと、そういった要望の中で今回の事案になっているというように私はお聞きしているわけでございます。
したがいまして、先ほど、大澤議員からもありましたけれども、古い自治公民館を、すべてこれから建て直しながら、そして指定管理をしていくのか、今回、石田公民館につきまして、もともと集会所的なものがあったけれども、地域の特性の中でいろんな施設を使っておられて、今回、あらたに設置をしていただいたと。そういった中で、こういったものについては、じゃあ、いつの断面で指定管理というものが起こってくるのか。このまま置いておきましたら指定管理というものの制度が、きちんとこういった公民館条例で設置されている部分について適用されてくるのかどうか。たくさんある中で、痛みの大きい、そういった自治公民館のありよう。そして、それに対する指定管理を受けていただくために、建て替えてお渡しするという、その発想の部分も含めて、少し理事者のお考えをお聞きしたいと思います。
議長(小林一三君)
穴田教育委員会事務局長。
教育委員会事務局(穴田宗宏君)
教育委員会で所管しておりますのは公民館で、総務でしております自治会の集会所というのもございます。その集会所につきましては、大多数が指定管理として地元で管理をしていただいております。榛原区におきましては、公民館でいままで施設を運営してきた経緯がございますので、榛原区の41施設につきましては、自治公民館というかたちの中で、この天満台東の、30年が経ちましたので、建て替えて、今回、指定管理をさせていただいて、石田につきましてもそういう施設等がなかったもので、現在、建てさせていただいて、公民館とした中での指定管理をさせていただいております。
まだ指定管理ができていない地区もございます。大宇陀区につきましては1館、菟田野区につきましては2館、室生区につきましては6館がございます。
やはり、市といたしましては、すべてを指定管理に持って行きたいということで、地元調整等もはかりながらやっていきたい。個々、1館1館、過去からの経緯、いきさつ等もございますので、その辺の調整もはかりながらやって行きたいと。また、今回また、榛見台で新たな公民館の建設もさせていただいております。だから、建物を新しくしたから指定管理をしていくのではなく、そこの地域の形態を見ながら、指定管理の方向へもっていくという状態でございます。だから、施設が古いから建て替えてするのではなく、その施設の修繕等も行った段階でやっていくとか、いろいろ条件が違うと思いますので、その辺で調整をしながら、すべてを指定管理にもって行きたい方向で事業を進めてまいりたいと思います。
議長(小林一三君)
他にございませんか。ないようであります。それではこれをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第36号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
続きまして、日程に従いまして、日程第42、議案第37号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本栄次君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。議案書の50ページでございます。
議案第37号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画について。
宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律、平成19年法律第94号第23条第1項の規定に基づき別冊のとおり経営健全化計画を定めるため、同法第24条の規定で準用する同法第5条第1項の規定により議会の議決を求める。
平成22年2月16日提出、宇陀市長職務代理者宇陀市副市長森田博。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
市長職務代理者副市長(森田博君)
失礼いたします。ただ今上程いただきました、議案第37号、保養センター美榛苑の経営健全化計画について、提案理由の説明を申し上げます。
先ほどの、議案第10号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正についてでもご審議いただき、ご承認いただきましたように、美榛苑の平成20年度決算において、資金不足比率が経営健全化基準の20%を大幅に超える275.1%となり、個別外部監査契約に基づく監査を行ったところであります。
この個別外部監査契約による美榛苑の経営の状況が悪化した要因の分析の結果を踏まえ、地方公共団体の財政の健全化に関する法律、財政健全化法の規定に基づき、経営健全化計画を策定しなければならないことになっております。
この経営健全化計画には、美榛苑の経営の健全化を図るため、資金不足比率を経営健全化基準未満とすることを目標として、次の事項を定めておるところでございます。
1番目といたしましては、資金不足比率が経営健全化基準以上となった要因の分析では、過剰ともいえる施設整備に起因する多大な維持管理経費、及び金利負担、直営方式による人件費の硬直化と、集客力の低下に基づく営業収益の減少が要因であるとするものであります。
2、経営の健全化の基本方針では、指定管理者制度を導入し、施設を存続することと、不良債務は一般会計から計画的な支援を受けることで解消すること。
3番目、計画期間は、平成21年度から平成32年度までの12年間とし、当面、4年ごとの目標を設定するとともに、事業存廃を含めた検討を行うこと。
4、資金不足比率を経営健全化基準未満とするための方策では、保養センター事業特別会計に対する一般会計からの繰出と、指定管理者が負担する経費などとすること。
5番目、各年度の方策に係る収入、及び支出に関する計画では、12年間の計画期間内において、収入については一般会計からの繰出金と、指定管理者が負担する経費とすること。支出については、企業債元金償還金、一時借入金の返還、これらの利息、及び施設の修繕等とすること。
6番目、各年度の資金不足比率の見通しでは、計画期間の最終年度である平成32年度には、資金不足比率の基準値である20%以下である15.1%とすること。
これらの事項のほか、経営健全化に必要な事項などを定めるものであります。
現在、様々な分野において規制緩和が進展しており、公的サービスの供給方法が多様化するなか、地方公営企業についても一層の自立性の強化と経営の活性化が求められています。総務省においては、経営の総点検の実施、サービス供給のあり方の再検討、地方公営企業への民間的経営手法の導入や計画性、透明性の高い企業経営の推進などに努めることが要請されているところであります。
つきましては、美榛苑においては、ここにご提案いたしております経営健全化計画に基づき、今後、速やかに経営体制の整備を行い、美榛苑の果たすべき役割を明確にして、地域活性化を担う施設として、計画期間内に経常収支の黒字化を図るため、最大限の努力をしてまいる所存であります。
どうか慎重なるご審議によりまして、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終りました。
議案第37号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画についてでありますが、本日は提案までとし、熟読期間をおいて、2月24日に予定しております議会2日目に質疑を行い、議会最終日に採決を行う予定でありますので、本日は提案説明までといたします。
議長(小林一三君)
続きまして、日程第43、発議第2号、合併市町村における過疎地域追加指定、一部過疎に関する意見書案について、を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本栄次君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書をご覧いただきたいと思います。
発議第2号、平成22年2月16日。宇陀市議会議長様。提出者、宇陀市議会議員、上田徳。賛成者、宇陀市議会議員、大澤正昭。同じく森下裕次。同じく坂本徹矢。同じく山本新悟。同じく辻谷禎夫。
合併市町村における過疎地域追加指定、一部過疎に関する意見書案。
上記の議案を、別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
以上でございます。
議長(小林一三君)
提出者の説明を求めます。
2番、上田徳議員。
2番(上田徳君)
失礼します。議席番号2番、上田徳でございます。
それでは、総務文教常任委員会を代表いたしまして、発議第2号、合併市町村における過疎地域追加指定に関する意見書案についての、提案理由の説明を申し上げます。
過疎対策につきましては、昭和45年に過疎地域対策緊急措置法が10年の時限立法で制定されてから、4次にわたる特別措置法が制定され、過疎地域において総合的な過疎対策事業が実施されております。生活環境の整備や産業の振興など多大の成果があがっておるところでございます。
しかしながら、現行の過疎地域自立促進特別措置法が本年3月末をもちまして失効することから、同法を6年延長する改正案が与野党の合意のもと、議員立法で提出されることになっており、私どもの宇陀市にとっては、何よりの朗報であります。
しかしながら、今回の法改正による過疎地域の追加指定においては、いわゆる平成の大合併により合併した市町村の旧市町村区域が、新たに過疎地域指定の要件に該当するにもかかわらず、適用されないとのことであります。
宇陀市では、平成18年1月1日に、旧大宇陀町、旧菟田野町、旧榛原町、そして旧室生村の4町村で合併しましたが、その時に過疎指定を受けていた旧菟田野町、旧室生村は、合併特例法により、現在も過疎債等の財政的支援を受けていますが、今回、提案されます過疎地域自立促進特別措置法には、過疎指定につきまして、昭和55年から平成17年の25年間の人口減少率が17%以上であることとの要件がありますが、旧大宇陀町では、昭和55年から平成17年の25年間における人口減少率は22.67%と、その要件を大幅に上回っているにもかかわらず、このままでは追加指定を受けることができないとのことであります。
過疎地域は、わが国の豊かな自然や歴史、文化を有する地域であり、都市に対しては、食料、水資源の供給、自然環境の保全と癒しの場を提供するとともに、森林による地球温暖化の防止に貢献するなど、国民共通の財産として守らなければなりません。
つきましては、今回延長されます、過疎地域自立促進特別措置法の過疎地域の追加指定にあたっては、平成の大合併による合併前自治体単位でのみなし過疎地域として追加指定とすること、つまり、同法に規定されます指定要件にあきらかに該当いたします、旧大宇陀町地区を、追加指定していただくよう、この意見書を、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、農林水産大臣、そして国土交通大臣の各位に提出するものでございます。
ここで、発議第2号、合併市町村における過疎地域追加指定、一部過疎に関する意見書案を朗読して、提案内容の説明とさせていただきます。
合併市町村における過疎地域追加指定、一部過疎に関する意見書案。
過疎対策については、昭和45年に過疎地域対策緊急措置法制定以来、4次にわたる特別措置法の制定により、総合的な過疎対策事業が実施され、過疎地域における生活環境の整備や産業の振興など一定の成果を上げています。
現行の過疎地域自立促進特別措置法が本年3月末をもって失効するにあたり、同法を延長する改正案が議員立法で提出されることは、我が宇陀市に内在する過疎地域の振興を図り、そこに暮らす人々の生活を引き続き支えていく上で、何よりの朗報と感謝するところです。
しかしながら、今回の法改正による過疎地域の追加指定においては、いわゆる平成の大合併により合併した市町村の旧市町村区域が新たに過疎地域指定の要件に該当することとなっても、適用されないことになっています。
宇陀市を例にとると、平成18年1月1日に旧榛原町、旧大宇陀町、旧菟田野町、旧室生村の4町村で合併しました。
合併時に過疎指定を受けていた旧菟田野町地区、旧室生村地区は合併特例法により現在も過疎債等の財政的支援を受けていますが、今回の過疎指定要件で新たに該当する旧大宇陀町地区については追加指定を受けられません。
過疎地域は、我が国の豊かな自然や歴史、文化を有する地域であり、都市に対して食糧・水資源の供給、自然環境の保全と癒しの場を提供するとともに、森林による地球温暖化の防止に貢献するなど、国民共通の財産として守らなければなりません。
宇陀市のような合併自治体自身も、内在する過疎地域を守るため、そこに暮らす住民の生活を守るため、様々な施策を行っているところですが、同じ市内において、おなじく過疎地域の要件に該当しながら、合併前と後であることを理由に等しく財政的なメリットを受けられないということは、同じ市内にありながら等しく施策の恩恵、事業の選択枝を持てないということになり、大変憂慮すべき事態と言えます。
よって、関係各位皆さまの御高配をもって、今次延長される過疎地域自立促進特別措置法の過疎地域の追加指定にあたっては、いわゆる平成の大合併による合併前自治体単位での追加指定とすることを強く要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年2月16日、奈良県宇陀市議会。
衆議院議長、横路孝弘殿。参議院議長、江田五月殿。内閣総理大臣、鳩山由紀夫殿。総務大臣、原口一博殿。財務大臣、菅直人殿。農林水産大臣、赤松広隆殿。国土交通大臣、前原誠司殿。
以上、非常に簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしくご審議を賜り、ご議決いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
提出者の説明が終りました。これより質疑を受け付けます。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡正昭君)
ただいま上田議員から、過疎地追加指定についての意見書提出の提案理由をお聞きいたしましたが、一つお聞きしたいのは、先日、朝日新聞に、まだ1週間ほど前です。過疎対策特別追加指定といたしまして、奈良県では山添村が指定されたわけでございます。
しかし、この意見書について、いま、上田議員から意見書について説明がありましたが、このような文書に対しまして、理事者側はどういうような場合は過疎対策が受けられるか。どういう人口減少、これ、大宇陀町のときも、こういうことが出ましたけれども、これはノーでした。だから、理事者側として、政府が過疎対策の追加をしてから、この意見書を出せというのは、通ればよろしいけど、宇陀市が、何を勉強しているのかと思われますので、理事者側として専門家の方、これ、どういうようにしたら受けられるかわかりませんか。その説明をお聞きしたいと思います。
議長(小林一三君)
泉岡議員、この意見書につきましては、2番議員が提案されておりますので、
18番(泉岡正昭君)
議長の言うのはわかりますが、上田議員は、議員としてわからないから意見書を出しているわけですね。僕の言うのは、理事者側として、知っている範囲だけを教えてあげてくれと言っているんです。
議長(小林一三君)
2番、上田徳議員。
2番(上田徳君)
ただいま泉岡議員から、過疎対策特別措置法の意見書の中で、過疎に対する過疎法の適用の部分ということでご質問がございました。
先ほど名前が出ました山添村につきましては、今回、昭和55年から平成17年の人口減が17%以上ということで、山添の場合は合併も何もしておりませんので、いままでは適用されなかった地域であるわけでございますけれども、今回、この立法化するにあたって、過疎の地域の見直しをされた結果、山添村はその要件に入ってきたということでございまして、山添村のほかに、北海道から九州鹿児島県まで約58団体が新たに過疎地域としての指定を受けられたわけでございます。
今回の意見書の主旨といいますのは、この中にあっても合併したことによって、この17%以上のバンドの中にありながら、合併が理由にこの過疎が受けられない。近々の場合でありましたら、例えば、先般の10月台風の折に、菟田野区におきまして激甚災害を受けられました。あれは何かと言いますと、合併特例法の中で激甚災害を受けた場合は、一塊の宇陀市として見た場合は激甚災害にならないけれど、合併前で見た場合で、菟田野区が激甚災害になったと思います。
今回も、宇陀市一つで見ましたら9.8%程度の人口減ということになりまして、受けられないわけですが、一つひとつの市町村をもう一度見直していただいたい。そして、実際に旧の市町村の中で、この新たに提案されております、人口減が17%以上の市町村に該当する地域が、我々宇陀市の場合は大宇陀区がその該当になるわけですから、それを何とかこの制度の中に入れていただきたい、そういう旨の意見書を提出させていただきたいということでございます。
過疎の指定を受けましたら、起債上の優遇、あるいはその他いろんな部分で、過疎法の該当する条項に基づきまして、それぞれ優位な財政措置が講じられることは、議員各位の皆様方はよくご存知のところと思いますので、そういったかたちの中で、何とか皆様方のご理解をいただきまして、意見書の採択をお願いしたいと思います。以上でございます。
議長(小林一三君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡正昭君)
僕が言うのは、山添村の窪田村長が国会へ行って、ある大臣から、山添村1村になっても合併しないでがんばれと、何らかの特典があるからといって、この過疎対策が入ったわけですね。
うちはもう合併しているわけです。いま言うとおり、それは意見を述べたらよろしいけどね、僕がいうのは理事者側として、そういう何かないかなと思いまして、そういうことです。
議長(小林一三君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田與四朗君)
泉岡議員の関連ということになろうかと思うんですけれども、泉岡議員も申されたように、1週間から10日ぐらい前に、朝日新聞で地域追加指定ということで、新たに山添村が追加されたと。これが1次なのか2次なのか、あるいは追加指定が3次になるのか、そのあたりが、これ意見書を出すに関しましては議会運営委員会でも協議をしておったところでございますので、私も大賛成です。
私自身も、この宇陀市そのものがみなし過疎地域であるということで、旧過疎法が切れた段階で、新過疎法の制定に向けても一般質問をさせていただいたところでございますので、そのあたりは国の方では、どういうような方向になっているのでしょうか。理事者側が答えることができないということでございましたら、上田議員の方で詳細について、いま、お分かりになっておられるかどうか、そのあたりを鑑みて、この意見書は通していった方が、先ほど泉岡議員も一部懸念をされておられた部分もございますので、それをしっかりとした上で、宇陀市議会としてご提出をしたほうが確かではないかなと思っていますが、その点についての、議員の把握した情報をお知らせいただいたらどうかなと思います。
議長(小林一三君)
ここで、会議規則第9条第2項の規定によりまして、1時間会議時間を延長いたします。
2番、上田徳議員。
2番(上田徳君)
意見書説明の中で申し上げ足りなかったかと思いますけれども、昭和45年の緊急過疎措置法が制定されたのが、議員立法で指定されているということでございまして、今回につきましても、議員立法の中で、与野党の皆さん方が協議をされて、そして、本来であれば、4次までは、それぞれ新たな立法をされて、法律を作って過疎対策の法律が作ってきたわけですが、10年間の期間を持っていたわけですが、今回は、現存する過疎地域自立促進特別措置法を6年間延長すると。いままでは、当初の過疎地域対策緊急措置法という昭和45年にできた法律をもとにして、4回までは法律を作り変えてきたわけですが、今回は、現行の措置法を6年間延長し、そして、過疎地域の対策をしていくと。その中で、延長するにあたって、いままで過疎でなかった地域が、この何年間の間に過疎になっているというような議論から、じゃあ、どこで、いまでいう仕分けをするかということになったときに昭和55年から平成17年、直近の国勢調査、その間の人口減の率を見られて、17%という一定の基準の中で見直された結果、新たに58の市町村が入ってきたということです。もちろん、そういった中には、山添村長の熱い想いを国会に持っていかれたという話もございましょうが、結果において何を基準にされたかと言いますと、昭和55年から平成17年のなかで決められて、そして、当面、この6年間については新たな見直しの部分があると。ただ、これ、まだ立法化されておりませんので、まだ、決定をしておりません。ですから、何とかこういった想いというものを各関連する、合併によってこういった地域もあるであろうということから、我々は、旧大宇陀町がそれに該当するわけですから、何とか過疎法を適用していただきますと、いま、大宇陀の事業は、国の一定の部分でする場合、仮に50%の起債充当率である部分が、今度は、最低95%の内の70%といったかたちで、大変有利な財政措置が国から応じていただけるといったことで、何とか、日程的に厳しい中、本日の議会の中で採決をしていただいて、そして、ご承諾いただければ、関係箇所に伝達したいという想いでございます。以上でございます。
議長(小林一三君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田與四朗君)
長々とご説明をいただいたわけですが、提案者ということで、私がお尋ねしたかったのは、一言、有効であるかどうかということだけでございましたが、今のお話を聞きますと、有効であるというようなことであったかと思いますので、私は、その回答で結構でございます。
議長(小林一三君)
他にございませんか。ないようであります。
これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。よって、発議第2号、合併市町村における過疎地域追加指定、一部過疎に関する意見書案については、原案のとおり可決することに決しました。
議長(小林一三君)
続きまして、日程第44、選挙第1号、青葉山組合議会議員の選挙についてを議題といたします。なお、この議案につきましては議長提案となっておりますので、私から提案理由をご説明申し上げます。
青葉山組合は、当市と山辺郡山添村をもって組織する、地方自治法第294条に基づく財産区であり、同法第295条により設置された議会であり、ただ今の青葉山組合議会議員の選挙につきましては、青葉山組合規約第5条の規定により、宇陀市、及び山添村のそれぞれの市村議会議員の被選挙権を持つ、宇陀市では、室生区上笠間のうち上手、下手、及び峠の区域、及び下笠間、山辺郡山添村では毛原、岩屋地区に住所を有する者の内から、それぞれの市村議会において選挙すると定められており、定数は12名、選出区分は、宇陀市6名、山添村6名となっております。
現在の青葉山組合議会議員におかれましては、平成22年3月23日に任期の4年が満了いたしますので、今期定例会で宇陀市の6名についての選挙を行うものであります。
お諮りいたします。選挙の方法につきましては、お手元に配布いたしております資料のとおり、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって選挙の方法は、指名推選で行うことに決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長が指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、議長が指名することに決定いたしました。
それでは申し上げます。
青葉山組合議会議員には、宇陀市室生区上笠間1067番地、有田利央さん。同じく上笠間2007番地、山根三千雄さん。同じく上笠間539番地、我間勝芳さん。同じく下笠間801番地、田幡久晴さん。同じく下笠間986番地、今西宏文さん。同じく下笠間436番地、小久保貞光さん。以上、6名の方を指名します。
お諮りいたします。ただいま、指名いたしました方々を、青葉山組合議会議員選挙の当選人と定めることに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました、有田利央さん、山根三千雄さん、我間勝芳さん、田幡久晴さん、今西宏文さん、小久保貞光さん。以上の方々が、青葉山組合議会議員に当選されました。
以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。次の本会議は2月24日、午前10時から行います。なお、24日は付託予定案件の質疑、委員会付託、一般質問等の日程となっておりますので、格段のご協力をお願いいたします。
また、2月18日からは、各委員会が開催される予定となっております。過密な日程ではございますが、議員各位には慎重審議をいただきますよう、よろしくお願を申し上げます。本日はこれにて散会いたします。大変ご苦労さまでございました。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。次の本会議は2月24日、午前10時から行います。なお、24日は付託予定案件の質疑、委員会付託、一般質問等の日程となっておりますので、格段のご協力をお願いいたします。
また、2月18日からは、各委員会が開催される予定となっております。過密な日程ではございますが、議員各位には慎重審議をいただきますよう、よろしくお願を申し上げます。本日はこれにて散会いたします。大変ご苦労さまでございました。