本文
日程 |
内容 |
|
---|---|---|
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
19番 |
大西 進 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
教育長 |
向出 公三 |
総務部長 |
向田 博 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
山本 栄次 |
農林商工部長 |
穴田 宗宏 |
都市整備部長 |
西田 茂 |
土木部長 |
南 幸男 |
農業委員会事務局長 |
太田 政幸 |
教育委員会事務局長 |
字廻 幸雄 |
教育委員会事務局参事 |
巽 幹雄 |
水道局長 |
山下 勝史 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内 均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
会計管理者心得 |
藤田 静孝 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
上田 順啓 |
総務部人事課長 |
桝田 守弘 |
総務部企画課長 |
増田 忠昭 |
総務部管財課長 |
内田 一哉 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
財務部税務課長 |
栗野 肇 |
財務部収納課長 |
宮下 公一 |
都市整備部公園課長 |
森井 清秀 |
健康福祉部長寿介護課長 |
覚地 秀和 |
土木部営繕課長 |
谷口 康夫 |
議長(玉岡 武君)
おはようございます。
2日目、本会議招集に当たりまして、各位ご参集いただきましてありがとうございます。
まず一つは、会議前に携帯のマナーモードをご確認いただきますことと、それと本日たくさん日程がございますが、一般質問の放映をきょう公表しております関係上、できれば多少延長させていただいて、一般質問を1人か2人ぐらいは一応できればと思っております。それは日程の進みぐあいによってでございますけれども、あらかじめご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
ただいまの出席議員は19名であります。
13番、山本新悟議員の欠席届を受理しております。
定足数に達しております。ただいまから、平成21年宇陀市議会第1回定例会を再開いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
これより議事に入ります。
議長(玉岡 武君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
このことにつきましては、本会議初日に、坂本徹矢議員と山本新悟議員の2名を会議録署名議員に指名いたしましたが、先ほどご報告のとおり、本日、山本新悟議員が欠席されておりますので、会議録署名議員1名を追加指名いたします。
会議録署名議員に、辻谷禎夫議員を指名いたします。
議長(玉岡 武君)
それでは日程に従い、日程第2、議案第3号から日程第12、議案第19号の条例関係案11議案を一括して議題といたします。
これらの議案は、過日、本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑をお受けいたします。
なお、議案第3号、第10号の2議案は総務文教常任委員会へ、また議案第9号、第12号、第13号、第14号、第19号の5議案は福祉厚生常任委員会へ、さらに、議案第15号、第16号、第17号、第18号の4議案は産業建設常任委員会へ、それぞれ付託の予定でありますので、当該委員の質問はご遠慮お願いしたいと思います。
初めに、議案第3号、宇陀市キャラクター等選考委員会条例の制定についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
おはようございます。
このキャラクターについて選考委員の方が20名ということで、それから日額についても、6号の方で説明がされているわけでございますけれども、その件でキャラクターということで、どのようなことを選考されるのか、一つお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
キャラクターの内容について。
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
ご質問にお答えをしたいとこう思います。
このたび、宇陀市のキャラクターあるいはロゴの選考ということで条例の提案をさせていただきました。既にこれまで一連の流れとしましては、総合計画を定めて、宇陀市の将来振興の考え方を定めると。それと、昨年行いました市民の規範となる市民憲章、これを定めていこうということ。あるいは市内の皆さんに、よりこの郷土に愛着を持っていただこうということで、花、鳥、木の選定を行ってきたところでございます。既に選定も終わりまして、広報等でも啓発に努めていますし、また、うだチャンで近々市民憲章と花、鳥、木の内容を啓発に努めていきたいとこう考えています。
今回、それら一連の流れの中で、宇陀市の観光あるいは行政振興あるいは全国的に宇陀市の名を高めていくというその方策の一つとして、イメージキャラクターあるいはロゴというようなことで、また、それとともに市の歌も今年度予算でお願いしているところでございます。
このキャラクターにつきましては、宇陀市のいわれの中のいろんな内容がございます。それらをイメージしたり、あるいは、これから伸び行く宇陀市の流れをそういったキャラクターで宣伝していくというようなところで、既に皆さんもご存じのとおり、遷都祭ではせんとくん、あるいは近くで言いますと彦根のひこにゃんというような内容が効果を上げていると。こういった状況を宇陀市としても、やはり宇陀市の名を高めていく一つのツールとして、広く皆さんから募集をかけながら選考していきたい。そういうことで考えております。
それらのイメージをつくるために、今まで総合計画あるいは市民憲章、花、鳥、木という作業を進めてきたと。これで、ことしロゴ、キャラクター、市の歌、こういうことでは、一連の流れとして完了を見るという考え方でおります。以上です。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
まず、その花、鳥、木。それについては、本来ならば合併の前にそういうことは決めておく必要があろうかと思うんですね。そして今、キャラクター。これにつきましては、私は決算委員会のときにお聞きしますと、又兵衛桜というようなことを考えておりますというように担当課の方が言われたときがあるんです。もうそれは議事録を見てもらったらわかります。
そこで、私、そのキャラクターとはどういう意味であろうかなということでお聞きしたわけです。
そしたら、まず一つは宇陀市の活性化、また宇陀市を発展的に考えるならば、そういうことも必要なわけでございますけれども、まずは、やはりこの宇陀市全体を見ますと、このキャラクターというのは、あくまでも私に言わせていただきますと動物、またそういう愛着のあるものだろうと思うんですけどね。それならば、キャラクターそのものを職員の皆さん方で発案していただいて、そこで住民の方に問うとか、住民の方も参加してそういうことをつくっていくとかですね。
やはり、憲章、宇陀市の市章ですかね。それについても、県外の方がもちろんいいアイデアを出しておられるんですけれど、私、九州に帰りますと、あのマークを4県で見ました。あれに似たようなマークを。佐賀県で。そしたら、あのデザイナーの方は熊本の方だったと思うんですけれども、あちこちであの色合いを見るわけですね。
それならば、やはり地元の方にお願いして、住民の方も含めて、職員さんも。そういうことで、やっぱりキャラクターというものを我々が愛着のあるようなものを一つ選考の基準として考えていただきたい、このように考えるわけですけれども、その点についてはどう考えておられるか。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
大西議員がおっしゃいましたように、合併時に市章を広く日本全国から募集した経緯がございます。今回につきましても、そういう経緯をまずは想定をしております。これらの広く公募をするというところには、考え方は持っておりますけれども、その範囲を定めて公募をするかどうかという内容につきましては、今後、選任されます委員会で委員さんのご意見を聞きながら、方策を決めていきたいと考えていますので、まずは大西議員のお考えもそういったところにはお示しをしていきたいとこう思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
このキャラクターの選考委員会の条例制定ということで、過去にこういった形で選考委員会の中で市のシンボル的なものを決めていただきました。先ほど大西議員がおっしゃっておられましたとおり、市の市章につきましてもそうですし、宇陀市の名前につきましても市民公募という形の中で決まってまいりました。今回、夏に市の市民憲章という位置づけの中で花、鳥、木というものの選考もいただきました。
そういった中で、この選考委員会のあり方というものについて、私、若干考え方を持っております。選考委員会というのは、与えられた題材に対して選考するだけなのか、それとも一から選考するものなのか。その辺の部分についてもう一度、先ほど、大西議員の質問の中で一つの案として提案がございました。それを受けて菊岡参事の方から、どうやるかこれから決めていくということでございますけれども、私は、そういった部分をこの条例の中できちっと定めなければならないのではないかなと。
今までの選考委員会の取り組みを外からしか、結果しかわからん部分なんですけれども、公募をされて、そしてそれで決めていかれる。だから、公募をされるときに、例えば宇陀市にはこういった、特にキャラクターあるいはロゴですから、これからそれはずっと市の冠に近い形で出てこようかと思うんですね。できましたら、そういった部分が反映されるような、そういった委員会にしていただきたいわけなんですけれども、そういったことがこの条文の中で酌みとれるのかどうかということが私、若干疑問に感じたわけなんですけれども、その点はいかがなんでしょうか。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
この委員会そのものは市長からの諮問に応じるという形で進められるべきものでございまして、これらの中で活発な議論を期待をしているところでございますけれども、その議論の形成なり、あるいは、こういう形で議論をしてくださいねという縛りを、その条例そのものでくくるということは、非常に困難だと思います。
しかも、これまでの総合計画や花、鳥、木あるいは市民憲章を定めてきたというような経緯から申し上げましても、やはり、この選考された委員の中の自由な活発な意見の中で決めていただくということで、ある種の枠を定めながら決めていただくという手法はとりたくないと考えておりますので、自由な発想のもとに、やはりこのロゴやキャラクターというのはある種イメージの部分でございますので、それらの選考方法や募集方法等についても十分な議論の中で、この委員会で定めていただくという方法をとっていきたいと考えています。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
市長の諮問に応じてということは、第2条の方できちっと記載をされておりますので、そのことは十分理解した上での質問というように受けとめていただきたい、このように思います。
したがいまして、もし中身に入ってまいる部分でございましたら、特に3条ですね。3条の中で、関係団体の代表者とこうなっておりますけれども、キャラクターを選考する場合の関係団体という形の中で予想される、あるいは計画をされている団体等があるのであれば、また教えていただきたいなというのが1点。
それともう1点、3番目に、公募した市民となっておりますけれども、全体人数で20名というように条例の方で定められております。したがいまして、20人の中で公募されるのは1割なのか2割なのか、あるいはまた人数で5名とかそういうような、4項目ですから、大体平均2.5人ぐらいですか。5人か、五四、二十ですね。大体ですから1、2、3、4でそれぞれの次に掲げる者の部分が大体5人平均程度になるのか。
そこらあたり、委員の組織される中身の中で、特にこの関係団体の代表者。関係団体は何であるのかということと、それから公募される市民の人数について、予定をされているものがあるのでしたらお願いしたいのと、前回も支援のときに後で細則みたいなものが出てまいりましたけれども、これについて細則があるのであれば、その細則の提示をいただきたいとこのように思います。以上です。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
委員20名の構成についての腹案があるかと、こういうご質問でございます。
これまで公募を行ってきたという各種の経緯を持ちます。それらを総合的に判断をしながら、これから執行部の方で検討を加えていきたいとこう考えていますし、公募の委員を何名までにするというような今現在の腹案はございません。十分このイメージキャラクターあるいはロゴの選定に成果をあらわせるような方法を今後、検討していきたいとこう思います。
細則についても、今のところこれらの検討は加えておりません。以上です。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
最終でございます。
腹案ということでは今のところ持っておられないということでございます。したがいまして、公正・公平な委員の選出が望まれるというように考えるわけですけれども、そういった部分がきちんと担保されるのかどうかといった中で、地域、今現在、宇陀市は四つの自治区を持っております。したがいまして、この自治区の公平性というものが今行政課題の中でも非常に大切かなとこのように感じるところでございます。
20名の委員選考の中で、そういった地域自治区のものの考え方というようなものも視野に入れていただきまして、腹案がないようでしたら、そういった部分についてのお考えもお聞きとどめいただけるのかどうかということと、あと、答申時期につきましては大体いつごろが適当なのか。この条例の中では答申時期を定められておりませんので、決まるまでと言えばそれまでですけれども、大体の目安として、例えば昨年の憲章でしたら1年ぐらいでしたかね、制定から。この件につきましても、大体キャラクター及びロゴの選考、決定時期というのは、やはり市民の皆さんも関心があるのではないかなとこのように感じておりますので、そういった部分の中で、決定時期について条文の中で整理ができるのであれば、細則なり、あるいはそういった部分の中で整理されるのではないかなというように思うわけですけれども、先ほどそういった細則があるのかないのかとお聞きした部分ではご返事がいただけておりませんので、そのことも含めまして最後の質問とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
上田議員から4区のバランスというようなことでご意見がございました。
確かに、そういった部分も判断の基準としては置かなければならないのかなと考えておりますけれども、やはり、これらのイメージキャラクター、ロゴというのは、一つの部分では市民の一体感を醸成していくというようなところでございますので、特にそういうこだわりを今必要とするのかというところも議論があろうと思います。そこらを十分考えながら委員選考をかなえていきたいと思います。
それとあわせて、このキャラクター、ロゴの決定期をいつにするのかということでございますけれども、年度に入りましたら、できる限り早い段階で会議を構成して行っていきたい。といいますのは、やはり2010年の遷都祭、これらに一つは照準を合わせることができたらなと思いますので、そこまでこの内容を発展させることができるか、あるいは効果として見せられるかどうかというような時間的な、タイミング的な部分がありますけれども、でき得る限り、それを念頭に置きながら、早い段階で定めていきたいとこう考えております。以上です。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
市長さんの所信表明でも触れられておりましたが、住民参加のまちづくりを目指すということは非常に今後重要だと思いますし、私もそういう立場で、住民が行政に参画していただくという意味では、公募制というのはこれからますます重要になってくると思います。
一つ参考にお聞きいたしますが、昨年、自主放送の番組制作委員会で、私は2分の1ぐらいは公募にしてほしいということで、結果をまだ正式に聞いておりませんが、3人が団体からの代表者、あと3名が市民の公募があったというように聞いておりますので、まず参考として、その人数、公募制の実施の状況について、ある程度側面から立候補しなさいという動機づけをやったのか、全く市の広報で自主的に参加をされたのか。その面も含めて、まず参考的にちょっとその点をお聞きしたいと思いますが。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
高橋議員からご質問のありましたように、住民参加というような形で、自治行政に大いなる住民の自発のもとに参加をしていただくというのは宇陀市としての基本のスタンスでございます。そういうことに基づきながら、自主放送の委員も公募制ということでお願いをしてきたところでございますし、その成果を上げてきているところでございます。
今後も、イメージキャラとかロゴとかいうようなものにとらわれず、多くの住民の方々の意見を行政に反映していくとこういうスタンスを一つは通していかなければならないとこう考えています。今回も、この選考委員の選定につきましては十分そういったご意見を尊重しながら、公募による委員がそれについて十分のご意見をいただけるような環境づくりに努めていきたいとこう思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
前回の成果について質問があったように思いますけれども。
総務部参事(菊岡 千秋君)
自主放送では、ご指摘がございましたように3名でございます。以上です。
議長(玉岡 武君)
よろしいか。
ほかにございませんか。
どうぞ付託案件でございますので、また委員会の方で十分各位のご意見を参考にしていただけたらと思います。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第9号、宇陀市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第10号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
生涯学習施設の条例の一部改正ということでご提案をいただいておるわけですけれども、今回、説明では、大和富士ホールが地区公民館の性格よりも生涯学習施設の方がふさわしいんやと、そういう説明であったかとこのようにお聞きしております。
生涯学習施設と公民館と、どこにどのような差を持っておられるのかをまず1点お聞きしたいということ。
それと、今回2月27日付でいただいております監査報告の中だったかと思いますけれども、この中で3ページのコミュニティの拠点となる公民館または集会所への補助についてということで、コミュニティ活動の拠点となる公民館または集会所への補助金額が区によって異なっているため、統一に向けて積極的に修正されよと。なお、調整に当たっては、公民館と集会所の所管が異なるため、連携を図り行われたいということで、この中でもコミュニティ活動の中心となるべきところは公民館であり、集会所であると、このように述べられておるわけですね。
したがいまして、今回、提案をいただいております生涯学習の施設というのは、この中では、それぞれの集会所が入っておったと。条例の中でちょっと見ていただきますと、いただきました条例の改正案の中で、ちょっと手元にすぐ出てきませんけれども、条例の改正案の中で集会所もコミュニティになっておりますし、それから今回、改正案と現行というページがあったと思いますけれども、その中で集会所は、ではどちらなんやと。公民館なのか、それとも生涯学習、両方とも公民館も生涯学習も両方とも、位置づけとしては教育委員会の所管ではないかなと。ただ、集会所につきましては総務の中にあるというような中で、そこら辺の整理がまだし切れていないのではないかなと。
その段階で、この一つだけを取り出してきて施設を変えますよというのは、ちょっとまだ体系的な整理ができていない中で、1個だけの所管というのか管理というのか、その名称を変える。中身はほとんど変わっていないと思いますけれども、名前を変えられるというそのことの意味もわかりませんし、では全体的に見直してどうなんだというご意見が必ず出てくるわけでございますので、そこのとこら辺の説明をいただきたいとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
巽教育委員会事務局参事。
教育委員会事務局参事(巽 幹雄君)
ただいまのご質問について、お答えを申し上げたいと思います。
まず、第1点目の公民館機能と生涯学習施設の機能、どう違うのかとこういうことでございます。
まず、公民館の性格、機能と申しますのは、住民の方々に学習の機会を与える。いわゆる講習会を行ったり、あるいは教室を行ったり、定期講座等々を開催をさせてもらって、実際の生活に即する各種の行事等々を行う施設であろうかと思います。
一方、生涯学習施設につきましては、みずから行う学習ということで、例えば、住民の方々が自発的あるいは自主的により、その学習を行う場所、いわゆる貸し館的な機能があります。そんなことから、大和富士ホールを見ますと、サークル活動等々、自己の学習を行っているケースが大変多うございますので、今回、整理の意味を持ちまして、まず大和富士ホールを地区公民館から生涯学習施設の方へ変更をお願いしたいとこういうことです。
それと、2点目でございますが、例えば公民館、集会所も含めて古くなった場合、修理をする場合に市の補助というんですか、これについてはコミュニティ施設の整備事業によって限度額は当然ございますけれども、費用の一部を助成するということで対応をしたいなとこのように思っております。
それと、3点目でございますけれども、公民館あるいは地区公民館、自治公民館等々、集会所も含めて整理ができていないのではないかというご質問ですが、今現在、合併して3年を経過し、それぞれ旧の町村から、集会所を含めて宇陀市の方へ引き継ぎしておりますけれども、それぞれ旧の町村のまま現在、運営等々を行っております。先ほど申し上げましたとおり、今、まず整理の段階ということでご理解をいただきたいと思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
最初に質問しましたね、ちょっと私、きょう多分、夕べ見ておって家へ忘れたんやと思いますけれども、条例改正新旧対照表というやつね。これの9ページ、10ページ。ここを見ていただいたら、現行と改正案の中で、生涯学習施設という位置づけの中に集会所があるわけですね。下の公民館の中にも、公民館という位置づけの中に、要は、ここから大和富士ホールを生涯学習施設に移されたと。それを何やといったら個人で使われておる、いわゆる任意の団体がその施設を利用して使っておられる。
室生の振興センター、あそこは、たしか先週の日曜日でしたかね。文化何とかというものをやっておられました。あれは、まさしく公民館の分館も協力をいただいていますけれども、やっておるのは室生文化協会というところがやっておるんですね。多分この大和富士ホールを使っておられる中にも、文化協会のメンバーさんもおられるのではないかなとこのように思うわけですね。そしたら、文化協会が使っておるのは、それは公民館という位置づけでは使えないということ、裏返していけばですよ。それを生涯学習施設という位置づけの中で使いなさいということなんですか。そこら辺をちょっと、質問が3回しかありませんので、うまく言えないわけなんですけれども、先ほどから私が質問しておるのは、そういう体系的な部分が、整理が終わってないのではないかなと。宇陀市のそういった社会教育環境を整えるという大事な部分がなされない中で、施設だけをそういった形で合併前の仕切りと今回の仕切りを変えますよということだけで、あとの公民館の中のそういったことの任意性とか学習性、それは、コミュニティホールとはそぐわないというような位置づけになるんでしょうかね。
そこら辺、後々のこれは市からの援助なり補助なり、そこら辺で非常に差が出ております。例えば、今まで大和富士ホールには公民館の位置づけ、地区公民館という位置づけの中で、市から職員を派遣しておりました。それは伊那佐文化ホールにつきましても同じだと思いますし、あと以下、大沢地区集会所、岩端地区集会所、以下、桧牧集会所まで、これは全部また職員を配置されるわけですか。そのことも含めて、2回目の質問とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
巽教育委員会事務局参事。
教育委員会事務局参事(巽 幹雄君)
ただいまのご質問にお答え申し上げたいと思いますが、まず、公民館の性格、答弁を繰り返すようでございますけど、学習の機会を与える、そういう性格が公民館であろうかと思います。そして、集会所でありますとか、あるいはまた今現在この大和富士ホールにつきましては、みずから進んで行う学習、それが大きな違いであろうかと思います。
集会所あるいはまた、先ほど言われていました室生のセンターですか。それらについても貸し館的な性格があろうかと思いますので、まず申し上げたいのは、公民館機能と貸し館機能で整理を行いたいということでご理解を願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
条例対照表に載っております例えば菟田野区のこういった集会所に、これから貸し館業としての貸し館料を取るんですか、これから。
これは、主に自治会がお使いになっておるんではないんですか。これは私の理解が間違っておったら訂正をしますけれども、本来、集会所というのは、もともとが地区の集会所というのは自治会等が中心になって使われておるのではないんですか。もしこれでうまく理解が得られなかったら再度質問したいですけれども、質問回数はもう3回に限られていますので、一つ、まずここにある新旧対照表の中にある名称ですが、改正案に載っておるところの集会所で、すべて貸し館という位置づけで料金設定がされておるのかどうか。
それと、自治会の利用についても同じような形で、貸し館という位置づけで、すべて減免措置ですか。その中でされておるのであれば、公民館も同じ位置づけだと思いますので、そこら辺の答えを一つご返事いただきたいなと。
下の公民館につきましては、同じような形で全部されておると思います。したがいまして、料金も取っておるところもあるし、取らないところもあると。だけれども、今度の生涯学習は、あくまでも任意の団体が任意に使われる性格のものをもって、この生涯学習施設というような位置づけにするんだということであれば、このここに記載をされております12施設については、すべて料金設定がなされておって、しかも、そういった活用の事例があるというように私は理解していいんでしょうか。その点の回答、答弁をお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
巽教育委員会事務局参事。
教育委員会事務局参事(巽 幹雄君)
お答えを申し上げます。
基本的には、公民館あるいは分館、そして自治公民館あるいは地区公民館というのは、大きく分けて、社会教育法に言う中央公民館であるとか、あるいは分館については、事業も含めまして管理運営は市が行っていくと。そして、地区公民館でありますとか、あるいは自治公民館、そして、ここで言われる集会所等々については、指定管理等々をお願いをしながら住民の皆さんの手によって管理をしていただくというのが基本であろうかと思います。
先ほど申し上げましたとおり、合併後3年経過し、それぞれ今、集会所であるとか、あるいは自治公民館、地区公民館を含めまして整理の段階でありますので、その点ご理解を願いたいと思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
そしたら、私の方から提案ですけど、今申し上げている二つの差異を対照表で後日、配付してもらったらいかがですか。ちょっと言葉では、どのポイントに的を絞って答弁を求めたらいいのか、わかりにくい部分があるので。それでどうですか。それでよろしいか。
料金の答弁を求めてはるので、ちょっと参考に料金の部分だけ言ってください。その施設によって、料金の差異はどうなのかということを聞いてはるから。
わからなかったら、今申し上げたように、発言3回で原則で、資料で整理して。資料を持ってなかったら答弁できへんから、私の方で時間の経過を効率よく使うためにそうしてくださいとお願いしておるので、それでよろしいか。
それでお願いいたします。
それでは次、19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
この大和富士ホールは、私が住まいしております天満台地区にあるわけでございますので、大事な施設でありまして、私が町議会議員のときにも強く要望しまして、これが建設されたわけでございますけれども、その一つの趣旨としまして、まず榛原町には五つの校区があって、そこに一つたかぎふるさと館、農林会館ですか、それから中央公民館、それから伊那佐文化センターと。この位置づけの中で大和富士ホールが建設されて、住民の方に非常に多く利用されている。この多く利用されているということは、つまり税金が効率よく使われているということの私は一つの最大の効果だろうと思うんですね。
それを考えますと、何年か前に料金改正がありまして、そのときでも私は申し上げたわけですけれども、3800何十回と使われながら料金改正ということで、料金改正は仕方なしに認めたわけでございますけれども、やはり住民が中心になって使われるということが私は大前提だろうと思うんですね。
それならば、当然、今現在、市の職員またパートの方が管理されながら使用許可を与えておられると。非常にそこに矛盾を感じるわけです。なぜならばということは、一番当初に建ったその趣旨というものを投げられておられるのではないかという考え方があるわけです。やはり何事も当初、建ったときのことを十分に住民の方に理解されながら建ったわけでございますので、そのことを行政は十分に考慮しながら条例改正、またそういう使用のことを考えていかなければいけないと。
それならば、お聞きするわけですけれども、仮に条例を改正しまして何が住民にとってメリットなんですか。それを一言お聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
事務局長、答えてあげてください。
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
今回の改正でございますけれども、メリットという点におきましては、さほど従来の形と何もございません。
しかしながら、公民館とそれから生涯学習施設の違いというものの原点を考えますと、公民館といいますのは、あくまでも行政が何か講座を開いたり、それから生涯学習にかかわるものの材料を提供したりというようなことを公民館ではやっていきたいというような形の中でございます。
しかしながら、大和富士ホールにありましては、明らかに今現在、公民館として条例に載せておりますような、地区公民館として設置をしておりますような形とは明らかに違う形をとっておりまして、今、大西議員さんがおっしゃっておられますように、旧榛原区におきましては、たかぎふるさと館、それから伊那佐文化センター、農林会館、それから総合センター、それから今の大和富士ホールというような形で、同一の部分の施設を整備されておられましたようでございます。
しかしながら、今この大和富士ホールのみに係りましては公民館という位置づけをされましたので、ほかの四つとの性格からしますと明らかに違う性格を持っておるというようなことから、今回、伊那佐文化センターと同等の形のところへ位置づけを変えていきたいという形でございまして、それからまた、先ほど上田議員さんからのご質問にもございましたけれども、ほかの大沢集会所、岩端、別所、東郷、これらの集会所については料金を設定していくのかということでございましたけれども、これらについては従来同様の形で地区管理というようなことを踏襲してまいりたいと。
しかしながら、この集会所の中には今、地区別に、区別にそれぞれの違いがありまして、集会所の中が総務課管理でやっておるところもありますし、第1段階的に今のところでは、この大和富士ホールを生涯学習施設の方につけかえをさせていただきたいと。第二次的に、その部分についてを今後、大宇陀区の中にもたくさんの集会所というもの、老人憩いの家というようなものがあります。それからまた、榛原区の中の地区公民館にありましても、集会所的性格を持っておるものがたくさんございますので、今現在、見直しを図る準備をしておりますけれども、今ご指摘をいただいたように、何がメリットがあるんだということからしますと、メリットというものは今のところは行政としては、今のところは何ら変わりないけれども、それらの性格からして整理を行いたいというように考えております。
議長(玉岡 武君)
よろしいか。
先ほど申しましたように、施設の対照表の資料を全員配付ということで、後日お願いいたします。
また、その中にあって、今いろいろご質問の中にあります部分が欠けている場合は、また付託された委員会の方でご審議をしていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第12号、宇陀市介護保険条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第13号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第14号、宇陀市斎場及び火葬場条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第15号、宇陀市企業誘致条例の制定についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
企業誘致の条例ということで、ここを読ませてもらっておりますけれども、もうちょっと詳しく説明してくれないかな。
事業所の新設等をしようとする事業者に対し、事業所新設奨励金を交付するということで、るる書かれておるわけでございますけれども、ちょっと詳しく、どういうメリットがあるのか、どういうことをこれからやっていくのかということをお聞きをしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
まず、企業誘致条例でございますが、今までの各委員会、そしてまた地域開発等で各地域の状態を視察に行った中で、やはり企業誘致条例が必要ではないかと。要は、企業に対する優遇措置でございます。
県内におきましても、4市3町5村の計12の市町村で企業誘致条例が制定されております。私どもの商工観光課におきまして、やはり企業誘致等でセールスに行かせていただきますと、宇陀市ではどういうメリットがあるんだというのが必ず出てまいります。そういう中で、やはり企業誘致条例が12市町村でされておりますので、それらを考えますと、やはりそれなりの企業に対する企業誘致条例が必要であるということで今回、提案をさせていただきました。
まず、条件でございますが、市内におきます固定関係のまず投下固定資産額が3000万円以上で従業員が10名以上の企業に対しまして、優遇措置を図っていこうということでございます。それにつきましては、固定資産税の税金を100%、5年間優遇しましょうというのが今回の内容でございます。
その中で、まず事業者におきまして新設、宇陀市内へ新たに来られる企業というのが新設でございます。増設につきましては、市内の業者におきまして工場等、従業員等の規模を拡大するというのが増設でございます。移設でございますが、宇陀市内で、同じ宇陀市内だけれども新たな場所へ企業を市内の中で移すというのがそれに該当いたします。
そういうような中で企業誘致を促進、また市内の企業の新たな規模拡大、また企業の新たな場所の移転等で優遇措置を図っていきたいというのが今回の条例の提案でございます。
議長(玉岡 武君)
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
固定資産額の3000万円以上ということは各地域によっても違うと思いますけれども、もうちょっと少なくてもいいの違うかな。やはり、企業誘致もたくさん働く場所の確保とかいうことで取り組もうと思えば、もうちょっと少ない方がいいのではないかと。この地価が下落しておるときに3000万円といったら、ちょっと大き過ぎるのではないかと思うけど、その辺はどうですかな。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
県内の12市町村の例でございますけれども、一応、天理市等でしたら3億円の15人以上、桜井市が3000万円以上の従業員が50人以上、御所市が3000万円から3億円と、いういろいろばらばらでございます。山添でございましたら1億円の30人以上という形の中で、3000万円よりも低いところでございますと、御杖村さんで300万円の30人以上、新設の場合。増設の場合は150万円の15人以上とかいう中で、投下資産と従業員の中でのバランスがかなり違いますので、その中で、やはり3000万円の10人以上。10人というのは一応、企業の中では宇陀市が一番低いと。
3000万円の投下資産ですけれども、3000万円というと、すぐこの額になるという試算をしております。まず、土地が大体1000万円、家屋で1500万円、それから償却資産、機械、設備等で500万円等になれば、すぐ3000万円になるという形の中で、3000万円がやはり一番妥当ではないかなというのと、従業員の10人というのが一番、県下の中ではやはり飛び抜けるのではないかなという形で制定を考えさせていただきました。
議長(玉岡 武君)
よろしいか。
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
何点かお尋ねしたいと思うんですけれども、ぱっと見たときに第1条ですね、目的。地域産業の振興と雇用機会の拡大と。これはもう全くそのとおりでございますけれども、特に宇陀市の企業条例に関しましては、どういう企業、後の方の第6条の方に一応、事業者の指定を受けることができる事業者は、いずれも該当しなければならない云々の7項目に、風俗関係はだめだというようなことをうたってあるんですけれども、この特に地域産業の振興云々のところですけれども、新設、増設あるいは移設も含めまして、どういう企業を想定しているかということは実際、他市の条例の中にも、これはもう具体的にうたってあるところがあるんですよ。
例えば、工場であるとか試験研究施設であるとか情報サービス関係ですね、情報通信関係であるとか、あるいは流通関連であるとか観光関係であるとか、特定しているんですよ。だから、こういうのもやはり宇陀市が初めて企業条例をつくる。これは、さきにも答弁の中にも触れておられましたけれども、地域振興特別委員会等々でも実際に先進地を見学に行かせていただいたり、その効果も十二分に踏まえた勉強をさせていただいておりますので、やっとつくるということですから、やっぱり宇陀市としての意思が見えるというような条例にしていただいた方が私はいいんじゃないかなと思います。
それが1点と、それについてのご感想をお伺いしたいということと、第6条の三つ目に、事業所新設等に係る用地を取得した日から起算して5年以内に当該事業所において事業を開始すると。操業開始が5年以内ということなんですけれども、最大5年ということになるんですけれども、このインターバルは長くはないですか。それが1点ですね。
それと、これは奨励金ということなんですけれども、さきの目的の一つに雇用機会の拡大云々というのが書かれています。やっぱり、雇用が一番大事だということで、10名以上でそれが市内なのか、市内に限定しているというところもあるんですよ。通勤して宇陀市でお仕事をされるというのではなくて、ここに来ていただいたら、新設していただいたら、増設していただいたら、移設していただいたら、新たな雇用がふえた場合、市内在住というのを条例の中で明記している条例があるんですよね。そこらがこの場合、うたわれていないというのがございます。
それと、雇用、何人まで。20人まで、5名から20人までとか、30人までとか、100人までとか、100人以上とかいうことで、雇用促進奨励金というのを一応うたわれているところもあるんですよ。だから、いろいろそういう税的な優遇措置以外にも、そういう部分をうたうべしではないかなと私は考えておるんですけれども、これはぱっと見て直観的に思った点でございますけれども、そこらについて、ちょっとご答弁を賜りたいと思います。以上です。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
まず最初の企業の条件、事業の種類ですね。それにつきましては、宇陀市につきましては、まず風俗営業はだめというのと、もう一つは6条の中の2項で、環境の保全について適切な措置が講じられておる。これは、県の対策の方の基準に係りますので、それ以外はおこがましく企業を選ぶのではなしに、いろんな企業に来ていただきたいというので門を開いております。
それはなぜかといいますと、まず、企業を受け入れるハード事業、ハードの面が全く整備されていないと。やはり、企業誘致に行かせていただきますと、多田小学校とか現場を見ていただくんですけれども、工業用水がない。それから下水ができていないとかいうハード面ができておりませんので、まずそういう形の中で、やはり企業が来やすいということの中で企業の選定はしておりません。
それと、従業員の中で従業員を市内の従業員を選ぶかどうかということですけれども、それも宇陀市の中では、やはり企業さんに来ていただいたら、まず雇用を10人以上、最低させていただいております。だから、そこまでも基準を設けなくてもいいのではないかなと。市外から来ていただいても、私はいいのではないかなという中で、それは限定をしておりません。
要は、企業に来ていただいて、来ていただいたら、パートとかかなりそこで雇用もあるやろうし、また、弁当等もとっていただけたら地域の発展になるのではないかということで、そこまでも限定を宇陀市内ではつけるのがおこがましいのではないかなという思いをしております。
もう一つ、奨励金。天理市等でしたら、奨励金を設けております。1年以上10名を超えた場合は、1名につき20万円交付すると。それで、限度額が2000万円というこういうのもしております。こういう奨励金を出すのやったら市内の方とかいう限定は必要だと思いますけれども、今の市の財政からいきますと、この雇用促進に係る従業員に対する奨励金はとても出せないと思っております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
それと、今のお話もございましたけれども、第6条の二つ目なんですけれども、事業所立地に伴う環境保全について、適切な措置を講じていることというように具体的に記載されているんですけれども、宇陀市のこれに関係するような条例があると思うんですが、それとの関連というか整合性というかそこらあたりについて、ご答弁をいただきたいと思うんですが。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
各市におきましては、ここで特にそういう環境に関する条件をつけている市もございます。しかし、宇陀市におきましては、この上位にあります県の条例がございますので、まず環境に当たりましては県の条例を遵守していただくと。また、市におけます環境条例もございますので、それに整合さえとれればよいという形で、あえて県条例よりも厳しい環境の条例をここでは考えておりません。
先ほど答弁漏れましたけれども、5年が長過ぎるのではないかという質問ですけれども、土地を取得して、やはり宇陀市の場合はハード整備ができておりませんので、造成工事等にかかる場合には、やはりこれぐらい最低年数を設けてあげる方がいいのではないかという形の中で5年という設定をさせていただきました。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
それでは、環境水源対策特別委員会等々でいろいろ過去にもございましたけれども、本市の環境水源関係の条例との整合性については、どのように理解をさせていただいたらよろしいんですか。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
環境条例につきましては、多分あれは産廃等の基準で下流への影響だったと思います。だから、この企業につきましては、当然、企業で来て工業排水がある場合には、県のその条例でクリアをしなければなりませんので、私は十分それで対応ができると。
現在、宇陀市におきます工場が建つところにつきましては、下水の処理ができておるところでしたら当然、下水を流せる基準まで業者が処理をしなければならないと。また、下水道の区域に入っていないところでしたら、当然そこで十分な処理をしてから排水という形になってこようと思いますので、それは県の環境の条例で十分対応できると考えております。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
担当委員でございませんので、この機会に発言させていただきます。
私は、こういう企業条例ができるということはいいことですけど、むしろ遅きに失している感もございます。
と申しますのは、既に同じようなことをどことも計画するわけですけれども、実際は実現は難しいということで、企業側のサイドで考えるならば、我々はやはり有利な面を、例えば税制面の有利とかが一番ですが、宇陀市の企業誘致を考える場合、人・物・金そして最近は情報というのが大事になっておりますが、まず、土地は立地するならば、やっぱり市街化区域、調整区域、それから無指定がありますので、その点では、ハード面では非常におくれているのではないかと思います。
特に、情報では、やっと今回多少の整備はできましたけれども、まだまだやっぱり企業として利用できる範囲では非常に弱いと。それから、人についても、やはり地元で人を採用するにしても、今、若者がいないから、やっぱり住宅開発なりして、そこに住んでもらうような、定着化を図らないかんのですけれども、天理のシャープさんが亀山へ移った。亀山市は相当な財源を出して誘致したんですけれども、実際、地元の雇用にはつながらなかったという、むしろ派遣でよそからひっぱってきたと。
大分のキャノンについても、県、市を挙げて相当な予算を使ったけれども、労働者がやっぱり期間工ばかりが採用されて、地元が余り採用されなかったという例がございます。
そういう意味では、宇陀市として、この企業条例。まず、条例をつくっていただくことについては私は賛成いたしますけれども、新たな視点で企業が選択しやすいような条件を出していかないと、効果は薄いのではないかと。まして財政負担が伴うとなれば、非常に効果がないと、成果が薄いということになりますので、その点、十分反映して考えていただきたいと思います。
地理的に言えば、内陸部でございますので、やっぱり交通網の関係も重要になります。だから、製造業になるのか卸売業になるのかサービス業になるのかによってもまた違ってきますので、その点、先ほどどなたかがおっしゃったように、どういう企業を考えておられるのかというのは、やっぱりこれは大事なんですね。やっぱりターゲットをどこに絞っているか。
まず、幅広く受けるんだというのが今の答弁だったように思いますけれども、やはり、この宇陀市の何が、よそに見られない特徴があるのかを生かした企業誘致をやらないと、一般論ではなかなか企業は選んでくれないと思いますので、その点、これは一応、条例ができたとしても、誘致についてはもっと専門的な深い検討をしていただくよう、私は意見として申し上げておきます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
意見ということは、答弁はよろしいですか。
次、11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
第6条の第1項で、事業の内容が立地場所にふさわしいものであるというような項目があるんですが、先ほども一部、小学校跡地なんかもその候補対象になっているというようなことだったんですけれども、その部分で地元同意ということが抜けているようにも思うんですけれども、その部分はどのように反映されるんでしょうか。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
宇陀市には開発指導要綱というのがございます。これが非常にネックでございます。ただ、開発指導要綱の中では、そういう地元同意等というのも入っております。ただ、昔の開発指導要綱ですので、企業、団地等が来たら金を取るというような、要は指導要綱でございます。要は、水道分担金、何ぼ取る。それから、これだけの住宅が来たら学校やらが要るとか、そういう細かい部分までの、要は企業が来たら金を取るというような要綱に昔からなっておりますので、その辺もやはり検討していかなければならないということもありまして、新たに宇陀市企業誘致促進委員会を新たな要綱で設置をいたしまして、水道、下水、都市計画、いろんな部門が入りまして、その辺の開発指導要綱からも検討していかんと、企業はなかなかこの指導要綱がある限り来れないという部分もございますので、その辺も検討したい、委員会を設置していきたいというのもまず一つございます。
先ほどの地元同意、当然、開発指導要綱、それから2000平米とかになりますと地元同意等が県の方へ当然要りますので、その辺は条例よりも上位の法令がございますので、その辺で全部クリアしていけると考えております。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
奈良県も荒井知事になられてから、特に企業誘致を強く進めておられるんですけれども、いろいろと先ほど来の意見の中に、優遇措置あるいは税関係の優遇であったり、あるいはまたそれ以外の助成であったり、そういうことを考えておるわけなんですけれども、今後、奈良県の各市町村も先ほど申されたように、条例そのものをつくっておられる市町村が大変多いように承ったわけですけれども、今回、県との企業誘致に関しての、例えばそういう県税の優遇とかも含めて、これはたまたま一つの間違いかわかりませんけれども例なんですけれども、そういう県との連携での優遇、そういうものは考えられませんか。それについて、ご答弁ください。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
ここにちょっと資料は持っていないんですが、県も企業誘致のそういう条例をつくっておりまして、優遇措置がされます。ただ、宇陀市のこの3000万円、10人以上というこのランクがちょっと今、入るか入らないか、もう少し規模が大きかったように思いますけれども、そういう奈良県でも条例ができております。
企業誘致に関しまして、県の企業誘致課の方とは連携をしながら、いろんなことはさせていただいております。ただ、この優遇につきましての連携というのは、これから実際入った段階で、開発指導要綱とかの中での連携がとれていくかというのは、まだ未知数でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
条例そのものが遅きにという感じもするわけです。
きのうの10日の新聞でしたか、知事が県内の企業誘致の好機であると。今のこの機会に、ぜひ規制緩和、補助など誘致を進めたいというようなことで知事が意欲を見せておると。こういう経済危機の中で、経済面でおくれている県にとって、企業誘致のよい機会やと。土地利用の見直しで大規模な工業用地の確保を行うほか、新たな補助制度の導入や要件緩和をしていきたいというような報道一般質問に答えておるわけですけど、私は、先ほどだれかがおっしゃっていましたように、インフラ整備とか、あるいは立地に応じたばっとしたような宇陀市であるわけでして、下水道も全体には引かれておらない。欲しいところにはそういう施設が整備されていないというようなことであるわけですけれど、私は、この市に合った企業というのをやはり考えていく。そしてつくり出していく。そして限定をする。そんなことも打ち出せば、もっと企業を誘致しやすいのではないかなと。
ただ、ここの条例にありますように、ばっとした全体的な話ではなしに、規制は必要やけれども、こういう企業を誘致することがこの地にもできるんやというような打ち出し方をすればいいのではないかなと。若干、条例から離れるかもわかりませんけど、そういうことも踏まえた中で条例というものを策定していかなければ、ばっとしたような条例だけであれば、待っておってもなかなか企業は来ない。条件の悪い面ばかりが見えて来ないのではないかなと。
そのあたり、今後、県もこういう打ち出し方をしております。企業誘致をするための名阪沿いのところを以前からもかなり言うてき、我々もそこの場所も見に行ってきましたけれど、面積がないとか、起伏であるとか、そんな悪い面ばかりが出て、なかなか企業誘致ができない。したがって、こういう条例をこしらえても、今のような状態ではなかなか入りにくい。
したがって、私はこの市に合ったものをどう選ぶかということも市全体、我々も含めて考えていかなければ、条例をつくったけれどもというようなことにはなりはしないかなとこんなように思うわけですけれども、そういうように限定した企業を踏まえながら条例をつくっていくというような思いもするわけでして、そのあたり、この知事がこういうようにして誘致を好機であるというような思いで発表もしておりますので、そのあたり、市長、どのように今後のありようについてお聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
いろいろと今までご意見を承りました。確かに、企業誘致の取りかかりが遅いではないかというようなお話もあったと思います。
今日、私はずっと考えておったんですが、例えば榛原町時代であったら、この限定された中でどんなものがあるか。今、宇陀市ができて相当な面積を持っているという状況の中で、何とかいろんな企業が来てくれるような要素もあるのではないかなということから、こういう条例が制定をした。
一つは、これから企業を誘致していく場合に、一つの基準としてやっぱり条例というものが必要なんだということも私は必要だと思います。ただ、そこに何を書くかという問題は、それぞれの考え方があるだろうと思います。
今、部長が申しましたように、すべて多くの企業を来てもらうんだとそういう意味でこういう書き方もあるだろうし、こういう書き方をしておいて、今言うておる規則の中でどういうものに限定をするんだということを規則として、また要綱として挙げていくという問題も私はあるだろうと思います。
したがいまして、おっしゃった状況の中で、これから宇陀市、いわゆるこの広い面積を持っている宇陀市に何がいいのかということもやっぱり考えていく必要もあると思いますので、この条例を一つの根拠にして、私は企業誘致を進めていけばいいのではないかなとこのように思っております。
いろいろと、どういう企業がこの宇陀市にとっていいのかというのは、今、私も思い浮かばないんですけれども、そういうことから、これからも企業誘致を進めていきたいなとこう思っております。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
以前から旧村の中でも指導要綱がございました。中の整備はできていないけれども、いわゆる水道の問題にしても、下水道の問題にしてもですけれど、できていないけれども規制だけは厳しいというようなことで、敬遠されてきた向きがございますので、そのあたりの指導要綱とを見合わせながら、これからこの条例そのものの有効な活用をしていかなければ、片方で締めて片方で緩めている。口では緩めていると言うけれども、なかなかそうでない実態がございますので、そのあたりも並行にしながら、ひとつぜひこういう条例を生かした誘致をお願いしていきたいなと、こんなように思います。これは答弁は要りません。
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
一つお尋ねいたしますが、市の総合計画審議会の中におきまして、企業誘致につきまして、今までで何件ほどの企業誘致の相談があったかお尋ねいたしましたところ、その当時は1件もなしと副市長の答えが返ってきたわけでございますが、今、合併して宇陀市となって、今、市長さんの方からいろいろお話を聞かせていただきましたけれども、今までで企業誘致の相談が何件ほどあったのか。
また、県、また県外に向けて、市の担当課の方が企業誘致の勧誘に対しまして積極的に働いてもらえるように私は考えますが、担当課のお答えを一つお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
企業との接触でございますけれども、企業誘致の方が商工観光へ来たのがまだ1年少しでございますので、それからの形になると思いますが、県の紹介で2企業、市独自で足を使って回ったのが2企業ございます。
それらも副社長とも現地へ来ていただきまして、いろいろここの水質はどうやという形の中での近くのボーリングデータ、水質データを出させていただいた経緯がございまして、前回のときにも言わせていただいた多田小学校等に2件。やはり、多田小学校というのが名阪に近いという形の中で、あそこへ来られる方が多うございましたけれども、水質が金気ということの中で二つの企業がだめだったと。
もう一つ大きな企業がございましたけれども、国定公園内という形の中で開発ができないと。場所的には非常によい、水もいいけれども、国定公園。これにつきましては、市長ともども副知事等にも、その辺の国定公園のクリアはできないかという形の中でいろいろ協議をさせていただきましたけれども、国定公園の中での規定が2000平米までという条件等もありまして、企業が来れなかったという経緯もございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
企業誘致の件でございますけれども、誘致ということも、この条例をつくっていただくのは非常に結構かと思います。宇陀市におきます限られたこの企業、あるわけでございますが、この限られた企業が例えば拡張したいということになりましたら、当然その隣接する横の土地が必要になるわけでございますが、そのときに、いろんな調整区域等に入って拡張できないとかいうことで、約2件ばかし移動したというようなことも聞いております。
そういう場合、例えば、宇陀市に工場が来ても、またさらに拡大されるときにそのような縛りの条件といいますか、あった場合、また、そのようなことがこの地域には難しい土地柄にあるということになりましたら、非常に企業の誘致に来にくいというような面もあろうかと思うわけでございますが、その点に対して多分、担当者の方ご存じだと思うんですが、その点についてのお考えをお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
県の50戸連たんという都市計画の見直しの中で、調整区域にも住宅ができるとかという規制緩和もあります。また、企業に関しましても、県の方で規制緩和がされまして、既存の工場等が増設する場合についての緩和措置もとられております。だんだんそういう規制緩和がされております。
また、極端な話、農場、田んぼの横で野菜をつくっておる。その横で直売所をつくることも可能にもなりました。そういう形で、規制緩和が随時行われておりますので、かなりそういう形では企業の方も有利ではないかという思いがございます。
議長(玉岡 武君)
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
そういうことがございました。そういうことで、十分担当も含めまして、やっぱり行政の立場としていろいろその辺の積極的な優遇措置、努力の結果でそのようなことになっておったとは思うわけでございますが、その点、十分企業が誘致されやすいような条例をつくるわけでございますので、その点も十分よろしくお願いしたいと思います。以上です。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
トイレ休憩の方もおられると思いますので、時間厳守で30分に再開いたします。
休憩いたします。
午前11時23分休憩
午前11時30分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。
次に、議案第16号、宇陀市公園条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
ちょっとお尋ねをしたいと思うんですけれども、先日お聞きをしていましたら、このフレンドパークの施設棟を今、工事をしていると。この施設棟なんですけれども、これをちょっと説明をお願いしたいんやけれども、当初5000万円ぐらいということやったやつを設計額で3000万円ぐらいに設計をしたということなんですけれども、それはそれとして、最初は、ここは宇陀の材木を使った施設棟、管理棟ということではなかったのかなと。その辺のところをちょっと説明をお願いしたいんやけれども。
議長(玉岡 武君)
西田都市整備部長。
都市整備部長(西田 茂君)
ただいまの大澤議員さんのご質問にお答えさせていただきます。
確かに、昨年度3月で予算計上させてもらいましたときは5000万円ということで、担当といたしましても木造建築を想定しておりました。その中で、予算審査の中で財政的なこともありまして、節減をしてはどうかというようなお話がありました。その中で、額的にも3000万円程度はいかがかというようなこともありました。
また、構造的な面につきましても、3000万円にもリンクするわけでございますけれども、プレハブ等でというお言葉もいただいておりました。そうしたことで、急遽見直しを行いまして、建築面積並びに金額も下がっておりますので、構造等につきましても、ご指摘いただいたような構造を急遽やり直しまして、165平米を想定しておりましたけれども、121平米ということで、44平米の減と。
そして、限度額が3000万円と。これは国の限度額にも通じるわけでございますけれども、3000万円ということで、種々検討をさせてもらいましたところ、ご指摘のとおりプレハブがいいのではないかなということで、平米当たり約18万9000円、そして坪当たり62万4000円。これに外部のトイレ等、水周りがありますので、坪当たり70万5000円ということで、他の公民館並びに集会所等の坪当たり単価とも比較させてもらいまして、単価を決めたという形でございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
十分検討されて今、部長が説明いただいたようなことやと思うんですけれども、十分検討したにしては、プレハブということに私はこだわるわけなんですけれども、市長がいつもおっしゃっています宇陀市の基幹産業、農業、林業やと。という部分からいくと、その宇陀市のコンセプトから外れるんと違うかなと。
おっしゃっている私は建築屋でもないのでよくわかりませんけれども、坪62万4000円という金額は、材木を宇陀市の製品を使って建てられないのか。建てられなかったから、そういうことになっていると思うんですよ。
当然、この議場を見ていただいたらそうなんですけれども、宇陀市にはこんな立派な材木、製品があるんですよと。見てくださいということで、私、一番最初に説明会に寄せていただいたときも、そういう説明やったと思います。
とすると、私、プレハブが悪いと言うとるわけではないですけれども、宇陀市の思いからいきますと、これは少し方向が違うんと違うかなと。使う金はよろしいがな。そこのところどうですか。
議長(玉岡 武君)
西田都市整備部長。
都市整備部長(西田 茂君)
ただいまの件でございますけれども、確かに金額的に3000万円ということで、これにつきましても他の公民館、先ほども申しましたように、最近建てました西山でありますとか平井等の建築等も比較もさせてもらいました。そしてまた、当地におきましては、もとが水田であったということで地盤もかなり緩いということで、こういう施設の関係上、耐震計算とかそういうことも行いました。そういうことで、地盤改良もちょっとかかっております。
そして、昨年の3月でしたか、先ほども申しましたように金額的にもそういう金額であり、そしてまた構造的にもそういうプレハブでいいのではないかというようなこともいただいておりましたので、4月以降そういう方向で検討もさせていただいたという次第でございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
プレハブでいいんではないかというそのときの意見も確かにあったように感じます。しかし、それは余りにも金額的に高額になり過ぎるのではないかという話ではなかったですか。基本的には、当然ああいった場所ですから、私いつも話していますように100メートル、200メートル、例えばヘリで上から見たときに、あのぐるりは全部公園ですよ。宇陀市そのものが公園なんですわ、全体が。とすれば、この坪単価の60万円で木材を使った建物は建てられなかったんですかとお聞きしとるんですわ。
それと、耐震云々おっしゃいますけれども、平家建てで、これは2階、3階じゃない、平家ですやろう。平家建てでそれなりの建物をつくったときに、そのものがこけるような、例えば地震であったりとか大きな災害になるようなことが起こったときに、その建物がこけるときには宇陀市の住宅はないんと違います、恐らく民家は。民家は残るけれども、2階建て、3階建てのビルが残り、駅北の10階のビルが残り、また2階建ての民家が残り、今おっしゃっているこのフレンドパークの平家の木造がこけるって、そんなこと常識の範囲で、私はそれは逆やと思いますわ。
そうしたときに、耐震云々は当然、今の時代ですから考慮に入れて積算してもらわないかんと思うんですけれども、それにおいても、この坪62万4000円の中で、私はなぜ木造のものができなかったのかなと。森林組合さんにも協力をいただきの、そういった中で木造。箱を少し小さくしたとかそんなことには、私はクレームをつけていません。なぜ木造にしなかったのかと。これが宇陀市のコンセプトじゃないですか。それを外して、材木ですねん、木材の活性です、林業の活性ですと言うとったかて、現実してへんかったら話にならんの違いますか。口では言うてるけど、していることは違うがなということになってきたときに、市民の皆さんからもそういう思い、私もそう感じるさかい、今お聞きをしとるわけですけれど。
議長(玉岡 武君)
大澤議員、特別発言を許しておりますけれども、条例からちょっと趣旨が外れていますので、また決算委員会か委員会の方で、ひとつ十分ご審議願いたいと思いますので、きょうはこれにて質疑を終わらせていただきます。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第17号、宇陀市営住宅条例の制定についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
産建で詳しく検討いただくと思いますが、ちょっと私なりに二、三、現状をまずお知らせいただきたいんですが、市営住宅で一応何戸入るということ出ておりますが、現実に戸数と、言ったら空き家ですね。入居率というんですか。それはどのようになっているのか、その点ちょっとお伺いしたいと思いますが。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
603戸の入居戸数がありまして、そのうち現在入居しておりますのが543戸でございます。空き家戸数につきましては60戸。そのうち、募集停止しておりますのが16戸、60戸のうち16戸が募集停止をしております。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
今回もきちっと所得制限が設けられているわけですから、基本的には低所得者を中心にこの施設があるわけですけれども、現状はもう一定の収入を超えているという方も入居されていると聞いておりますが、その点は把握されておるでしょうか。
議長(玉岡 武君)
谷口営繕課長。
土木部営繕課長(谷口康夫君)
営繕課からお答え申し上げます。
高額所得者1名、それから収入超過者について数名、収入申告に基づいて確認をしております。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
詳しくは委員会にもお願いいたしますが、今回新たに創設をきちっと統一的にこの条例をつくられたということで大変ご苦労があったと思いますし、既に入居されている方をいきなり条例ができたから、これは6月ということになっておりますが、そういう基準外の方については、いきなり退去するわけにはいかないと思うんですけれども、しばらくの間という形の表現をしておりますが、やはりそういう人は今の数名というお話ですが、これは毎年申告していただいてきちっと把握をしないといけないと思うんですが、その点、明け渡し請求ということになると思うんですけれども、初日に6件の明け渡しをなさった。これは未納の場合ですが、今回も、そういう人もまた新たに所得制限を超えているということになりますと、そういうペナルティーを科さないけないということになるんですが、当事者の入居者とのそういう説得ですか、周知。そういうことをどのように考えておられるのか、お伺いします。
議長(玉岡 武君)
谷口営繕課長。
土木部営繕課長(谷口康夫君)
収入超過者とそれから高額所得者につきましては、入居のときには、今ですと公営住宅基準収入月収20万円以下でないと入れないということになりますけれども、入居後、その基準収入月収20万円を超えましても退去の要件にはなりませんので、すぐに退去してくださいということにはなり得ません。
それと、収入超過者につきましては、明け渡しの努力義務が発生しますよという通知はさせていただきます。それから、高額所得者につきましては、高額所得者と認定されましたので明け渡しの義務が発生しましたよと。明け渡しを請求する場合は、6カ月以上の間を置いて請求をしますという通知を出させてもらった後、近傍同種の倍の家賃を支払っていただいて、入居は可能。それから、収入超過者につきましても、近傍同種と同等の家賃を支払っていただければ入居が可能となっておりますので、直ちに明け渡しを請求するということではありません。以上です。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
一、二点お尋ねしたいと思うんですが、初日、これはもう改良住宅も含めての質問でもよろしいんですか。
議長(玉岡 武君)
はい。特別許します。
9番(多田 與四朗君)
初日の議案第44号から6件ほどございましたけれども、最長の方は3年9カ月。
第45条には、これは新たな市一本化した条例ということであるんですけれども、家賃を3カ月以上滞納したとき云々とあるんですが、2年も3年もこれを放置、実際してあって、今回の初日の提案のような形になったわけですけれども、これはもう全部旧町に、最大の方は合併前にさかのぼるということなんですけれども、それらが十二分に本条例で生かされているのかどうかということについて、特に生かされている点というのは、もうポイントだけで結構なんですけれども、何条であるか。何条の何項であるか。そういうような形で、ちょっとポイント、ポイントだけ教えていただけませんか。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
現在は暫定施行で4区の条例をそのまま使っております。基本的に大きく変わった形ではございません。基本的に、それをもとにしまして、新しく市の条例をつくっておるというような状況です。
家賃につきましては、大部分の滞納家賃につきましては、それぞれ3町1村、旧町村での滞納家賃が主でございます。それらにつきましては、現在、徴収をしながら、旧の家賃の滞納部分につきましても分割納付をいただくとかいう形の中で現在、指導はしております。徐々にではありますが、滞納そのものは合併当初、平成18年1月1日よりも現在は少なくなっております。
基本的に、新しく何条でどういう条項でというのは、基本的には大きく変わっておりません。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
大きく変わってないということなんですけれども、先ほどの高橋議員の指摘にもございましたけれども、やはり一番の問題は滞納と、そういう方をいろいろと今のような経済情勢でございますから、私の生活そのものもどういうふうに変わっていくか、それぞれ個々においてわかりませんけれども、まず入れる段階。第11条に入居資格審査会云々というのがあるんですけれども、ここらあたりのこの審査会においての判定というか、そこらあたりは、この条項そのものには具体的な中身まではわかりませんけれども、過去において、旧4町の条例を生かして今日この条例の運びになったということなんですけれども、ここら内容的には条例の中身なんですけど、運営の中身なんですけど、この審査委員会というのはどのように考えておられますか。こういう事件がいろいろ重なっておる中で。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
公営住宅、改良住宅あわせてご質問をいただいておりますので、基本的な考え方をお答えしたいと思います。
公営住宅そのものは、住宅に困窮されておる方に住宅を提供すると。もう一つ、改良住宅につきましては、小集落地区改良事業として、それぞれ現在の榛原区以外、菟田野区、室生区、大宇陀区でそれぞれ取り組みをしてまいりました。それに当てはまる方に、改良住宅の住宅については提供をしております。
公営住宅につきましては、基本的には宇陀市内一本化の募集をしていくべく、今の条例の中で改正を行っております。改良住宅につきましては、それぞれ小集落地区改良事業地区での取り組みという大前提がありますので、それぞれ大宇陀区あるいは菟田野区、室生区。室生区につきましては、室生区の中でもそれぞれ地区改良事業を取り組みした地区が違いますので、それらの地区の中で再度募集を行った後、なければ門戸を広めるという形の中で条例改正を行っていったというような状況でございます。
審査会につきましては、それぞれ改良住宅につきましては、先ほど申し上げたような形の中で入居選考をしていただくと。公営住宅につきましては、県営住宅方式の形の中で、今後は公営住宅の募集をしていきたいというように考えております。以上です。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第18号、宇陀市営改良住宅条例の制定についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第19号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております11議案については、会議規則第37条の規定により、議案第3号、宇陀市キャラクター等選考委員会条例の制定について、議案第10号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正についての2議案を総務文教常任委員会に、議案第9号、宇陀市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について、議案第12号、宇陀市介護保険条例の一部改正について、議案第13号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、議案第14号、宇陀市斎場及び火葬場条例の一部改正について、議案第19号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正についての5議案を福祉厚生常任委員会に、議案第15号、宇陀市企業誘致条例の制定について、議案第16号、宇陀市公園条例の一部改正について、議案第17号、宇陀市営住宅条例の制定について、議案第18号、宇陀市営改良住宅条例の制定についての4議案を産業建設常任委員会に、それぞれ審査を付託いたします。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第13、議案第20号及び日程第14、議案第24号、2議案を一括して議題といたします。
なお、議案第20号は後ほど設置いただく予算審査特別委員会へ、議案第24号は福祉厚生常任委員会へ、それぞれ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
なお、今期定例会における予算審査特別委員会委員に内定している方々の氏名を申し上げますので、よろしくお願いいたします。
それでは申し上げます。
2番上田徳議員、4番峠谷安寛議員、8番中山一夫議員、9番多田與四朗議員、10番山本繁博議員、12番坂本徹矢議員、14番辻谷禎夫議員、18番泉岡正昭議員、21番小林一三議員。
以上の方々に、予算審査特別委員会に就任していただく予定であります。
それでは、ただいまより13時まで休憩をいたします。
午前11時54分休憩
午後1時00分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、会議を開かせていただきます。
4番、峠谷安寛議員より、途中退席になりますが、早退届が一身上の都合で出ておりますので、受理しておりますので、ご理解いただきたいと思います。
それでは、補正予算関係の2議案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、ただいまから質疑を受け付けます。
初めに、議案第20号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
8ページに繰越明許費ということで一覧表があるわけでございますけれども、この中で、一般的に言う工事の残工事が残っているとか支払いが延びているとかそういうことは一般的でございますけれども、本年度は国の補正予算が衆議院の会議におきまして可決するということで、定額給付金その他がここに提示されておるわけでございますけれども、たくさんありますので一つお願いしたいのは、どの部分がことしの補正予算でここに提示されているのか。それと、ほかの繰り越しにつきましても、どのような理由で、それを簡単でよろしいですので、ちょっと報告をしていただいたら助かると思います。
議長(玉岡 武君)
井上財政課長。
財務部財政課長(井上裕博君)
財政課からご説明申し上げます。
今、大西議員の方からは、補正予算書でご質問がございました。大変申しわけないんですけれども、定例会審議資料の方をごらんいただきたいと思います。定例会審議資料の35ページでございます。こちらが今お話がありましたように、今回の補正予算につきまして、国の交付金事業で行う補正なり、そして通常と言いますのもちょっとおかしいですけれども、例年出ております補正を区分いたしております。
35ページに書いております補正の主な内容は次のとおりであるということで、1番目、歳出。ここから挙げておりますのが通常の補正予算と考えていただいたらと思います。36ページにあります別表1でございますが、これが今回、国の方でせんだって可決されました地域活性化・生活対策臨時交付金事業の一覧表ということで、36ページから37ページ、38ページの途中までにかけまして、一つ一つ細かい事業を表にしておりますが、これが交付金事業でございます。
それともう1点、大西議員の方からお尋ねのありました繰越明許の件ですけれども、これにつきましてはページ39、繰越明許費の一覧表がございます。
ご案内のとおり、せんだって補正予算が成立いたしまして、交付金事業については今、補正を始めたところでございますので、今回、議会の方で可決いただいて着手するという関係上、交付金事業については、すべてではないですけれども、ほとんどが繰り越しさせていただきますということを表の欄の下に書いてあります。
その上の表が、定額給付金から最後の拾生・松山地区まちづくり交付金事業、ここまでが通常の予算の中で、お尋ねのありましたように、工事関係で繰り越ししますよとこういうことになっております。
理由でございますけれども、定額給付金交付事業は、ご存じのとおり2月1日を基準日といたしまして今後、半年かけて給付していくということで繰り越しさせていただきます。次世代育成支援行動計画策定事業は、12月に補正させていただいた国の交付金事業で補正したものですので、アンケート等をとる関係上、繰り越しさせていただくと。子育て応援特別手当は、定額給付金と同じ理由でございます。
病院事業会計への出資金を繰り越しさせていただきますのは、病院の方で今現在、建築確認申請の関係で予想しておらなかった県の開発審査会に付議しておるということで、繰り越して支払いがおくれていくとこういうことになっております。
農業費の井堰改修設計業務につきましては、これは県単の補助金をもらう関係上、日がないんですけれども、設計業務に着手していく必要があるとこういうことでございます。美しい森林づくり基盤整備交付金は、これは今回の交付金事業の中の国の都合で前倒しせよとこういうことでございますので、日数がないので繰り越しさせていただくと。赤埴カトラ線につきましては、現場に通ずる道で災害等があって工事が進むのがおくれておると、こういうことでございます。
地方道路交付金事業(岩室・小附本線)については、用地取得の交渉の関係でおくれておるとこういうことでございます。ワールドメイプルパークにつきましては、審議資料の中でも説明させていただいておりますけれども、今般、本来は合併特例債でいく予定をいたしておりましたが、農林水産省の方から補助金がつくとこういうことがわかってまいりましたので、再度精査して繰り越して実施していくとこういうことになっております。
榛原地区まちづくり交付金事業あるいは拾生・松山地区の交付金事業につきましては、榛原につきましては、都市計画道路の道路用地の購入についての交渉中でございますけれども、これが一部おくれる部分が出てきておるとこういうことでございます。それから、松山・拾生地区につきましては、工事をできるだけ低額にというようなご指摘も予算委員会であった中で、再度工事の見直しを進めた関係上、若干一部おくれてきておるとこういう状況でございます。
以上です。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
議第20号は補正予算ということでご説明をいただいております。この中で、やっぱり大きな目玉は定額給付金ではないかと思います。
この問題については、既に国民全体的に出すものなら早く出せということで、非常に国会情勢がかなり混沌として今日を迎えてきたと。既に、小さい村では現金で交付が始まったんですが、そこらあたりの交付事業について、まずお聞きをしたいと思います。
何でこの問題について評判が悪かったかと考えますと、2兆円の規模でございますけれども、その費用が地方に全部任せておると。100%補助事業ですが、1世帯当たり、これは総額で2兆円の交付をするについては、費用は総額で825億円がかかるということですね。その中で地方に交付されているわけです。それから、一番ぼろもうけするのは、銀行が手数料で給付金の振り込みだけで150億円、銀行に入るということも聞いております。
そういう中で榛原区では、私の聞いたのでは職員を3名当て、アルバイトを2名ということで既にスタートをするということを聞いておるんですが、対象者数とか、どういうような困難が予想されるのか。私は大変、職員にご負担をかけると思うんですけれども、私も、もう既にテレビの中で宇陀市はいつもらえるんですかという電話がかかってきまして、もうちょっと待ってくださいとしか答弁のしようがないんですが、その点、計画も含めてちょっとご答弁をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
ただいま高橋議員からご質問のありました定額給付金につきまして、お答えをさせていただきます。
定額給付金につきましては、テレビ等で報道されておるとおりでございまして、宇陀市におきましても給付をするということで、現在進めておるところでございます。職員につきましても、前回ご説明申し上げましたが、3人の正職員と2名の臨時職員をもって1階の会議室で事務を現在とっておるというところでございます。
まず、給付世帯数につきましては2月1日を基準日としておりますので、現在もう確定しておりますが、給付世帯数で1万3276世帯でございます。このうち、外国人180名を含んでおります。対象者でございますが、3万6665人でございます。外国人は、先ほども同じように180名を含んでおります。
それで、18歳以下と65歳以上は2万円を給付ということになっております。2万円の給付対象者が1万5615人、1万2000円の給付対象者につきましては、2万1050人でございます。1万2000円の対象者の割合にしましたら、57.4%ということになりまして、2万円以上につきましては42.6%というような割合になるわけでございます。総額にしますと、先ほど予算の方でもありましたけれども、5億6500万円の予算のうち給付総額が5億6490万円ということになっておるところでございます。
それで今後の予定ということになるわけですが、いろいろ新聞等であるいはテレビ等で、いつからとかいうことで既に給付もしておる自治体もございますが、宇陀市におきましては先般も自治会の方へ回覧として回しましたが、26日に郵送を開始したいと思っております。それで、個々から申請を受け付けるのが4月1日から受け付けるということで、現在進めておるわけでございますが、この受け付けについては、基本的には郵送で受け付けたいと思っております。郵送で受け付けて、口座に振り込むということを原則としておりますので、そういった形で世帯主を代表者として受け付けると基本は思っております。
しかしながら、口座を持たないとかいろいろあるわけでございまして、また、窓口へ来られる方もおられますので、窓口でも受け付けるというような形もとっていこうと思っております。
それで、実際お金を給付する時期についてでございますが、いろいろ事務あるいは振り込みの時期もあります。また、銀行ともいろいろまだまだこれから詰めていかんなん点があるわけなんですが、大体、口座振込の場合は4月20日過ぎぐらいに現在予定しております。4月20日から25日ぐらいの間に振り込めたらなと。これにつきましても、締め切りを4月5日ぐらいに締め切って、それからいろいろ振り込みの手続もありますので、大体20日ごろを予定しておるところでございます。
また、現金給付でございますが、現金給付につきましては、やはり口座を先に取りまとめまして、トラブルの起こらないように事務を処理したいという関係から、5月20日以降、7月に支給するという自治体もございますが、できるだけ早く支給をしていこうということで、5月20日以降で現金給付をしていきたいと。このようなスケジュールで現在のところ、事務をやっていただいておるというようなところでございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
それから、29ページの温水プールの改修工事ということで、以前にも温水プールの屋根が落ちて、換気扇の設置がされていなくて、温水プールの塩素で腐食して屋根が落下して、幸いにしてけが人がなかったということで、改修工事が設計事務所、また当時の施工をされた方の責任のもとで改修工事がなされたという経緯があるわけでございますけれども、今回どのような工事をされるのかというのを一つ説明をいただきたいということと、それから、先ほど大澤議員の方からメイプルパークの施設ということで、議長の方からのご指摘で予算の中でやっていただいたらということで、先ほど説明いただきました、坪62万4000円。これについて高いか安いかということは、もちろん発注する側の考え方ですので、それはそれでいいとして、やはりしっかりとしたコンセプトの中で地域おこし、地域活性、またそういう事業の中で材木を主にした中で……
訂正します。そしたら、それで結構です。
それから、11ページの退職手当債が1億1100万円ということで限度額が決められておるわけでございますけれども、それにつきまして、どの程度の手当積立金をしておられるのか。それで、当然、借り入れについてはこれだけの借り入れをされておられますので、何名分の退職金の借り入れなのかをまずお聞きしたいと思います。
先ほどの訂正していただきたいのは、メイプルパークの件については、取り消しにいたしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
質問要旨外ですので、取り消しておきます。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
文化体育事業団の方に管理を任せています温水プールの関係の工事費を今回補正していただいております。
この工事につきましては、開設以来、設備等の大幅な改修工事はされておりません。今回、防水工事。これにつきましては、現在、少しまとまった雨が降れば必ず雨漏りがするというような状況でございます。そういったところを大規模に点検をしながら改修工事をしていきたいとこう思います。
それと、内外装等の改修もあわせて行っていくと。それと、設備の関係につきましても、これまで大きなオーバーホール等も行っていませんでしたので、このたびにあわせてやっていきたいと、こう考えています。
議長(玉岡 武君)
続いて、答弁。
井上財政課長。
財務部財政課長(井上裕博君)
今の退職手当債のお尋ねの件でございます。
一応、3月末までの退職者の予定は14名を予定いたしております。
退職手当債というのは、通常、我々職員が退職する場合には退職手当があるわけでございますけれども、これにつきましては毎年、毎年、職員の負担金補助及び交付金ということで退職手当の掛金をいたしております。その中から賄われるわけなんですけれども、最近の団塊の世代の退職に当たりまして、各自治体の退職手当の負担が大きいということで、昨年から、宇陀市におきましては平成19年から退職手当債を発行いたしております。
それにつきましては、いろいろ複雑な計算式があるわけですけれども、昨年は3億8000万円程度、ことしは退職者が少ないですので、14名ということで1億1100万円を設定させていただいております。以上です。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
先ほどの温水プールの件でございますけれども、防水ということで、もちろん工事の保証の問題があると思うんですけれども、以前から玄関ホール周りの雨漏りということで、再三にわたり、榛原町の当時も修理の方に費用がかかったわけでございますけれども、今回、まず防水工事に係る費用としまして、それから内装工事6000万円ということでございますけれども、しっかりとやはり保証をとった中で、今後そういう雨漏り等については、雨漏りだけではなしに雨漏りにかかわる修理費等についても契約を結びながら、厳しく業者に施工の充実ということを全面に出していただいて保証いただくと。
ただ防水だけの保証ではなしに、今私が申しますような内装、雨漏りにかかわる内装工事とかいろんなことも保証としてしていただくというような考え方を持っていただきながら、厳しく契約に取り組んでいただきたいと思いますので、その考え方について、どのように考えておられるか一つお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
お答えいたします。
従前から、この文化体育事業団、特に温水プールの運営につきましては、いずれ指定管理も含めたところで考えていきたいということで、今、国の予算がつきました関係から、大規模な改修を行いたいとこう思っています。
そういった部分で言いますと、大西議員のおっしゃられますように、雨が降ったとかあるいは機械がとまったということになってきますと、業者の方に指定管理ということを任せますと営業ができないと、そういう補償も発生するという状況が生まれてきます。もちろん今回、改修しますに当たりまして、瑕疵担保の部分については、落札業者と十分な内容を含めたところでの締結をしていきたいと考えています。以上です。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
補正予算関係書の第5号ですね、ここに2ページございますが、やはり自主財源の確保は大変なご苦労やと思うんですけれども、私どもやはり基本的には地方は、国が交付税をどんどん削減していく中で、やはり自前の体力をつけないかん。財政力をつけないかん。今回の地域活性化の予算もたしか財政力指数が1.05以下の団体に出すんだという形で、そこを厚く手当てをするというように聞いておりますが、1点だけお伺いいたしますが、歳入の市税の中で、市民税が540万円が減額補正になっておりますが、その原因について、ちょっと詳しくお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
宮下収納課長。
財務部収納課長(宮下公一君)
収納課からお答えさせていただきます。
今ご指摘の市民税の減額でございます。
滞納繰越分の減額補正ということで、当初、差し押さえ財産の公売を予定しておりました。そういった意味で、本年度、公売を3回、10件の物件、うちインターネット公売1件を実施いたしました。公売の結果についてですが、3件の物件について応札がございまして、48万円の落札金額を税に充当する予定でございます。
しかし、当初見込んでおりました結果にはほど遠い結果となりました。それとまた、もう一つ、昨年のリーマンショックによる世界的経済の後退ということが、わずかな時間で世界を駆けめぐったということで、本市におきましても徴収率に影響を及ぼしたということでございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
大澤です。ちょっと1点だけ。
文化財保護費、向渕スズラン群保存管理計画策定業務に200万円ということなんですけれども、保存をするがための実作業に200万円ならわかるんやけど、策定業務に200万円という、これをちょっと説明をお願いしたいんですが。
議長(玉岡 武君)
巽教育委員会事務局参事。
教育委員会事務局参事(巽 幹雄君)
ただいまの質問にお答え申し上げたいと思います。
今回の調査費200万円につきましては、旧の室生村の時点、平成8年、9年に1回調査を終えております。それに基づいて、その調査を基本としながら、それから調査から約10年以上はたっておりますので、改めてスズランの分布調査あるいは生育調査、そして地域内の樹林の調査等々を行って、それ以後に、例えば文化庁等々の指導では、1年あるいは2年の状況を見ながら保護の方向性を見よということで、保存管理計画を策定してから保護に進みなさいということでございますので、今回は、例えばスズランの地域にさくをつくるとかそういうことではなしに、まず調査を基本に行いたいと考えております。以上です。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
何を言うとるのやさっぱりようわからんねんけど。聞いてはる皆さん、わかりますか、今説明いただいて。何をおっしゃっているのか、ようわからんねん、意味が。
議長(玉岡 武君)
それでは、もう一遍、要点。調査の内容の要点だけ答弁してください。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
済みません。ただいまのご質問でございます。
最終目的には、スズラン保護をするためのさくを設置をしたいというところでございます。しかしながら、さくを設置するに当たっては、形状変更という許可をする必要が出てまいります。しかし、その形状変更をするに当たりまして、調査をしてから10年以上経過をしておりますので、改めて再度調査をして、それからその生育調査をしてから、その形状変更なり、ハード的な防護さくを設置するということで、今回の補正予算につきましては、その形状変更をするがための事前の調査をすると、生育調査をするということの補正予算でございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
向渕のスズランということに限定をされておると。あの場所に限っておるわけですやろう。どなたがされるのかわからんのやけれども、こういう高級な花は私にはよく理解ができんわけやけれども、非常にこの200万円というお金は私、安くないと思うんですよ。
ただ、先ほども申しましたように、実作業をするがためなら私はわかるんやけれども、ただくいを打って生育調査をするのにそない金額のかかるものなのかなと。私には理解のできへん部分なんですけれども、かかるとおっしゃれば、それまでのことなのかわかりませんけれども、あるさかいに使うたらええがなというもんではなくて、やっぱり効果があるように、費用対効果といいますか、実際に効果があらわれるように予算を使っていただかないと。何でもかんでもと言うたら失礼になるけれども、やっぱり貴重な財源ですので、そこのところ、なるほどなと思えるようなお金の執行というか使い方、それを強くお願いしておきたいなと思います。
議長(玉岡 武君)
指摘事項のため、答弁は割愛で結構ですか。答弁、要りますか。
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
ただいまの件でございます。
この件につきましては、天然記念物の指定を受けておりまして、その部分を触ろうとしますとそういったことになるということと、それからやはり、今現在10年を経過しておりまして、ドイツスズランとかいろんなものが混植された部分があるというように聞いておりますし、それらの部分をきちっと調査をしてからでないと次の作業に移れないこともありまして、国の補助金が2分の1、県の補助金が4分の1といった補助金を受けようとするならば、これらの調査資料を提出して国の許可をもって次の事業に移れるということでございますので、今のところにつきましては、今回は非常に200万円というような高額な費用でありますけれども、それらの以後の事業を実施するがための事前調査ということに、ご理解をお願いしたいということでございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております2議案は、会議規則第37条の規定により、議案第20号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)については、後ほど設置されます予算審査特別委員会に、議案第24号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については福祉厚生常任委員会に、それぞれ審査を付託いたします。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第15、議案第27号から日程第30、議案第42号までの平成21年度当初予算案16議案を一括して議題といたします。
平成21年度当初予算の16議案は、過日の本会議において市長の提案説明が終わっておりますので、本日は質疑を受け付けます。
なお、この16議案は、質疑の後、委員9名で構成される予算審査特別委員会を設置し、付託の予定でありますので、選任予定委員の質疑はご遠慮願います。
質疑の進め方ですが、日程に従いまして、それぞれの予算書に基づき、会計別に質疑を受け付けます。
一般会計につきましては、予算書に沿って進めます。
12ページからの事項別明細書は、歳入歳出とも、款別に順次進めます。
各特別会計、企業会計につきましては、歳入、歳出と、大きく分けさせていただきたいと思います。
それでは、議案第27号、平成21年度宇陀市一般会計予算についての質疑を受け付けます。予算書に沿って進めますので、ご協力をお願いいたします。
第1表、歳入歳出予算。2ページから5ページ、歳入について、質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
市長の予算の概要説明の中に、安全・安心のまちづくりということで重点施策を置きながら、いろんな問題に触れておられたわけでございますけれども、まず1点目に、歳出において、経常経費の徹底的な削減に努めるという考えの中で、この予算が組まれたことだろうと思うんです。
そこで一つお聞きしたいのは、歳入ですね。市税がおおむね1.5%ということで減額になっているという予算の組み方でございますし、また一番安定しております固定資産税、それから軽自動車税、それからたばこ税というのは恐らくタスポですかね、それの影響で減額になっているということの中で、ずっとこれを1から順番に追っていきますと、地方交付税が依存財源の中で、先ほどは自主財源でございますけれども、依存財源の中で普通交付金が72億7000万円、それから特別交付金が9億1000万円と。
この特別交付金でいつもお聞きするわけでございますけれども、この9億1000万円というのは病院の特別交付金にどの程度が当たっておるのか。
といいますのは、ベッド数が減ったおかげで、特別交付金そのものも減額されておるのかどうかお聞きしたい。
議長(玉岡 武君)
大西議員。後ほど、歳入で目に分かれた前年度対比もございますので、そのときの方が質疑内容がわかりやすいかと思いますので、ちょっと後ほどの歳入の方でやっていただきたいと思います。
19番(大西 進君)
はい、わかりました。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
市税について、全体的なことについて総括的な話になろうかと思うんですけれども、行政改革特別委員会の中でもちょっと話を申し上げたんですけれども、当初の18年度の行政改革大綱の中では、宇陀市の収入は150億円だと。同じような話になると思うんですけれども、そうした中で、その当時は163億円という予算規模やったんですけれども、今回181億円ですか、大きな予算規模になっております。
市税がそのときの説明では、いろいろ日々、財政状況が変わっているんだという説明だったんですけれども、現実、実際変わっているのは何かと申し上げますと、何も変わっていないわけですね。宇陀市の人口が減るばかりで。そしてまた、市税収入もここに記載されているように、平成20年度の予算からすれば、5000万円ほど減っているわけですね。それは毎年、市税が5000万円ずつ減っていくだろうという推測のもとで、シミュレーションをされておったと思うんですけれども。そのときも答弁をいただいたんですけれども、わかりやすくちょっと答弁をお願いしたいと思うんですけれども。ちょっとその点、よろしくお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
竹内議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
一般会計の予算規模についてのお尋ねのことだと思いますが、確かに本年度は181億円ということで、かなり大きな予算規模となってございます。
ただ、これは初日、市長の方から提案説明のときにも申し上げましたとおり、この181億円の中には、高金利の過去の市債の借りかえ分4億円余しを含んでおります。それから、宇陀市になりまして懸案でございます病院建設の一般会計の負担分、これを4億5000万円ほど含んでおるというようなことでございますので、これらの特殊事情を抜きますと、172億円程度の予算規模というように私どもは考えております。
それから、150億円とか160億円といったそういった過去からのいろいろなご意見もいただいておりますけれども、合併当初は200億円を超えた宇陀市の一般会計の予算でございます。急激に数十億円もカットした予算になっていくというのは、これはなかなか非常に難しい至難のわざでございます。徐々に人件費を初め、あるいは公債費等々を減額化という方向に持っていきまして、俗に言う宇陀市のあるべき予算規模の方へ近づけていきたいなと、このように思っております。そういうところで、ご理解のほど、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
議長(玉岡 武君)
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
先ほどの問題なんですけれども、平成16年度の合併当時の財政シミュレーションの中で平成21年度というのがあるんですけれども、一番当初は合併しないでシミュレーションをした場合は大きな赤字になると。そうした中で、宇陀市のまちづくり事業ですね。リサイクルセンターの建設とか病院建設の事業を加える。また、合併の有利な起債を加えるという形の中で、合併特例のまちづくり事業が計画されたわけでございます。
そのときのシミュレーションであれば、歳入が162億8300万円というような数字があるわけですね。これに対しては、どうですか。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
確かに、合併前のシミュレーション、そのような数字を過去においてお示ししたのかもわかりません、と思います。ただし、言いわけというわけではございませんが、あくまでもシミュレーションというようなことでございまして、16年当時のシミュレーションといいますと、恐らくは平成14年とか15年度の決算データをもとに、シミュレーションを作成をしておったとこのように思います。
そういった中で、平成十四、五年当時の決算データをもとに5年先、6年先を見越したシミュレーションというようなことで考えてみますと、その間には、小泉内閣によります大きな三位一体改革も始め、あるいは合併をする前、旧4町村が考えておった様相とは、かなり変わった部分も出てきておるとこういうことで、シミュレーションそのものを最後まで完璧にお約束、お守りするというのはちょっと難しいところが出てきたとこういうことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
それを追求しておるわけではないわけですね。やっぱり安心できるような数字をいただきたいということでございます。
やっぱり、健全な財政運営こそがいいまちづくりにつながるし、住民の方々が安心して住めるのではないかなと確信するものでございますので、その点、数字の整合性を、過去の数字にこだわっておるわけではないわけでございます。これからの数字にしっかりした数字を与えていただいて、納得できるようなご説明をお願いしたいということでございますので、今後の対応として、よろしくお願いしたいと思います。
以上で質問を終わります。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
財政運営は大変厳しいということは、これはもう口すっぱく言っても同じことなんですが、一つのデータとしては、ことしの新年度から財政健全化の指標を住民に説明しなければならないということが義務づけられました。私も数字的には非常に興味がありまして、先般も日経新聞が発行しておる文章で783都市の財政データを把握しております。
その中で、第2の夕張になるなということで警鐘を鳴らしているわけですが、経常収支比率がこの健全化比率に入っておりませんけれども、やはり大きなこれはデータになるわけです。指標になります。宇陀市は、前年は104.7だったと思いますし、3年間連続100を超えておりますが、この新しい予算でいきますと、経常収支比率はどの程度に考えておられるか、その点をお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
井上財政課長。
財務部財政課長(井上裕博君)
経常収支比率と申しますのは、やはり原点としては決算を打ってからわかる数字になります。ただ、高橋議員さんのお尋ねは、そうは言うものの予算でも大体予測がつくのではないかと、こういうことかと思うんです。
19年度の数値は、18年度と比べまして2ポイントほど下がっております。20年度も同じように、104点台からまた下がるかといいますと、実のところ、19年度は先ほどお話が出ておりました退職手当債が3億8000万円余りできたということで、実は2ポイントほど下がったということがございまして、今回、20年度決算の様相では、退職手当債が1億1000万円程度ということになりますと、逆に経常収支比率は、20年度は上がってしまうのかなというように今現在では考えております。
ただ、20年度の決算見込みといたしまして、地方交付税が予算額よりも5億円程度上乗せされるというのが、実はきのうの段階で特別交付税の額の内々の情報が入ってまいりまして、わかってまいりましたので、ひょっとすると横ばいか、よくなるのかなという気持ちも抱いております。
21年度はどうかということになりますと、我々、今現在では地方交付税は前年度と比べまして21年度はマイナスの1億円余りで見ておるんですけれども、今の国の様相ですと、いろいろ金額を足してくださるみたいですので、このままの状況でいけば、経常収支比率は格段によくなるということはないですし、格段に悪くなるということもないということで、高橋議員がかねてからご指摘されておりますように、全国でもワーストの1けたやということについて、脱出は難しいかもわかりませんけれども、毎年、毎年の決算は何とか一般会計あるいは普通会計ベースでとんとんを出していけるように頑張っていきたいと、こういうように思っております。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
そこでちょっとお聞きしたいのは、歳入の款別内訳表の中で自主財源がどの程度、この181億円の予算の中でどの程度、自主財源があるか。それをお聞かせいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
井上財政課長。
財務部財政課長(井上裕博君)
自主財源でございますけれども、先ほど、どなたかが当初予算の概要でご質問をいただきました。この5ページでございますけれども、一般会計予算案の歳入の款別内訳表というのがございます。
上から市税、地方譲与税、利子割交付金とずっと続きまして、地方交付税、81億8000万円ですけれども、このあたりまでが大体、宇陀市の自主財源ということになるかと思います。約120億円程度と。
これは、標準財政規模というのが地方自治体の財政指標によく使われるんですけれども、おおよそ標準財政規模は113億円ですので、これを見ていただきますと120億円ということで、大体イコールになるかなとこういうように思います。
その下にあります国庫支出金とか県支出金といいますのは、例えば事業でありますとか、生活保護の扶助費でありますとか、それに対応して出てきますものですから、この部分は特定財源ということになります。一番下の市債24億5500万円。これは大変、金額的には大きいわけですけれども、これは自主財源にはならないとこういうようになります。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
私がちょっと聞きたかったのは、地方交付税は抜きにして宇陀市の自主財源。自力で収入がある財源をまずお聞きしたかったわけでございますけれども、それはよろしいですわ。おおむねわかっておりますので。
といいますのは、市債を発行しながら当然、この市債には起債44億円のおおむねがここに持っていかれるだろうと思うんですけれども、その中で、やはり181億円という予算を計上しながら、住民の方に使われる予算がどの程度あるんでしょうか。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
ただいま大西議員のご質問で、181億円のうち宇陀市民の方にどれだけの財源を提供しているのかと、このようなご質問だと思うんですが、住民に対してこの181億円という予算を提供するということについて、その定義が非常に広い意味、あるいは狭い意味もいろいろございますが、定義が非常に難しいわけでございますが、少なくとも間接的な経費も入れますと、この181億円すべてが宇陀市民のためと、私どもはそういうように考えております。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
そう言われてみたら、それはそうなんですけどね。
私は、市債を組まなければ、市債を当てにしなければ予算が組めないということが一つ問題ではないかということを訴えたいわけです。
といいますのは、私も一般質問にさせていただきます人員削減、また給与の問題。そういうことに波及していこうかと思うんです。だから私がお聞きしたいのは、この市債と仮に44億円の人件費が計上されておりますね、本年度は。そういうことを足しますと、やはりかなりの構成比率になるわけです。もちろん、起債につきましても、将来的な道路のいろんな要するに起債を起こしながら、住民の生活が安定するようなことで使われてきているとはわかっております。
ところが、このままでいきますと、将来子どもたちに不安のないと皆さん方は言われますけれども、これでしたら不安が残る、私は宇陀市の将来ではないかということを危惧するわけでございますので、それで一つお聞きしたいのは、やはりこれだけ財政が逼迫しておるにもかかわらず、投資的な経費も休憩した中で住民の目線に合った行政をしていただかんことには、ぼちぼちあかんのと違うかと。このように私も考えますので、質問を遠回しで言わせていただいておるわけです。そういうことでございますので、その点ご理解していただいて、情報が発信できる限りのことをちょっとお聞かせ願えたら幸いかと思います。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
議員の方から的を絞っていただきまして、市債の発行の件に関してということで、私の答弁の方も的を絞ってさせていただきたいなと思うんですが、俗に言う地方債、宇陀市債の発行ということに関しましては、まるで市債発行そのものすべてが余りよくないイメージがあるかもわかりません。ただ、私どもが考えておりますのは、この市債の発行というのは二通りの大きな意味合いがあると思います。
まず、一般的に思われますのが、国が発行しておりますように赤字国債の発行である、俗に言う、財源不足を補うためのみに発行するような市債も一部分含んでおるのも事実でございます。例えば、先ほどの退職手当債なんかでしたら、交付税措置も何もございませんし、一時的に退職者の退職手当を埋めるために財源つなぎというようなこともございます。
ただ、市債そのものといいますのは、大部分の市債の本来の意義というのは、一時的に、いっときにその年度で大量の投資をするということで、ほかの事業が全く手をつけられないとこういったことを防ぐ。あるいは、例えばこの本庁舎の建設にしてもそうですが、建てたときに例えば市債を発行しないで20億円、30億円の現金で建設をするということは、その年度内前後は全くほかの事業ができないと。反対に、30億円、40億円の事業費をかけて建てたこの庁舎は、少なくとも向こう20年、30年、40年と、後年度にわたって宇陀市に住まれる市民の方々にも利用されるというようなことで、そういった意味での20年、30年かけての償還をしていって、その部分を均等に後年度に使っていただく、市民の皆さんにも負担をしていただこうと、こういうのが本来の私は起債の制度とこのように思っております。
それがすべてがすべて、本年度の場合、45億円が公債費とは思いませんが、中には、前段に言いましたように、余り好ましくない市債というのも含まれるかもわかりませんが、大半、大部分以上は私が後で言いましたように、後年度にわたっても費用負担をいただくための、本来の起債の制度を使った上での公債費と、このように思っておりますので、あとは起債の金額、残債が低ければ低いにこしたことはございませんので、今後におきましても、できる限り、むやみやたらに市債の発行をしていくというのを抑えようということで、我々の基本スタンスとしましては、元金の償還分の約2分の1以下の発行に抑えていこうというその基本スタンスは持っておるつもりでございます。その辺のところをご理解いただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
今、部長が申したとおりなんですが、今、私らも起債はできるだけ発行をしたくないというのは、将来の借金として残っていくんだからということでしたくないという話なんですが、今、起債のいろんな方向があるわけですね。過疎債があったり合併特例債があったり、臨時財政特例債があったりそういうようなことで、できるだけ起債は有利な方法でやっていきたいなと。これは市政の一つの運営の方法があるわけです。
予算を見ていただいたらわかりますように、ことしの市債、借りかえの予算を25億円ほどですね。返していくのが45億円ほどあると。そういうことの中で、返していく、借金返しのものも一般の財源の中で返していかないかんというような状況で、できるだけ起債を少なくしていこうという方向は今も持っておりますので、おっしゃるように、事業そのもの自体も、できるだけやっぱり起債を借りずにいい方向、交付金なら交付金事業があったり、いい補助金があったり、そういうものを十分に活用しながら、これからの事業転換をしていかなければいかんのではないかなとこう思っています。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
そこで、この予算書、また決算書におきましても、非常に我々は何とか見分けができるわけでございますけれども、一般住民の方というのは、なかなかこれが受け入れにくい。
そこで、以前から言うておりますバランスシート等の作成をしていただいて、住民にもわかりやすい予算、また決算で広報等に説明もした中で、私は住民の方に理解していただくことが、やはり最大の行政の役割ではないかと思いますので、その点について、どの期間でそのバランスシート等を作成される考え方がおありか、一つお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
大西議員。プライマリーバランスを含めて、レート入りになりますので、最終に総括、全部の質疑がありますので、そのときにちょっとまとめてしていただきたいと思います。
よろしいですか、次へ行って。
それでは、第1表、歳入歳出予算の6ページから8ページ。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、第2表、債務負担行為。9ページ。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、第3表、地方債。10ページから11ページ。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
事項別明細書、総括、歳入。12ページから13ページ。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
事項別明細書、総括、歳出。14ページ。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
15ページから16ページ、1款市税。
質疑はございませんか。
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
市税の固定資産税の件なんですけれども、全般に先ほど申しましたように市税の収入が減っております。にもかかわらず、滞納繰越分が4524万円計上されておるわけでございます。
今回、定期監査の報告で監査委員の方から報告いただいております。その数字を見ますと、平成19年度決算で2億7031万6686円という大きな数字が未収であるわけですね。余りにも滞納繰越分が少ないのではないかなと。目標をもう少し高く持って、いろんな方面から、努力をしていただいているという監査委員の意見もございます。しかし、特に監査委員の意見にもございますように、高額または悪質滞納者への対応については効果的、かつ能率的な徴収を行うことが必要でありというような記述がございます。こんなことを具体的にどういうような手段をもって、この4500万円という数字を算出されたのか。目標数値も含めて答弁願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
固定資産関係、特に滞納繰越分の調定金額、予算金額についてのご質問にお答えをしたいと思います。
確かに、滞納繰越分、過去からかなり積み上がって大きな数字となってございます。予算にお示しをさせていただいておりますのは、宇陀市になりましてから過去2年、3年間の滞繰分の過去の徴収率、10%余しになりますけれども、調定はそう簡単に不納欠損とかそういった手続を踏まないと落とすことはできませんが、あくまでもこちらは予算ということでございますので、余りべらぼうな金額を予算計上して、年度最後になりましてから例年並みの徴収率ということになりますと、年度末になりましてから、かなり大きな歳入欠損というようなことが出ますので、あくまでも予算、安全性を重視した上で前年度並みというような計上になってございます。その辺のところは、ご不満なところもあろうかと思いますけれども、日夜、担当の方はかなり苦労をしてやらせていただいているつもりでございます。
ただ、この徴収関係につきまして、過去にもいろいろご質問をいただいたわけでございますけれども、旧町村からの持ち越しの滞納繰り越しという金額がほとんどといいますか、すべてでございますので、合併しましてから宇陀市として滞納整理、滞納処分についての一本化をした取り組みをしていきたいということで、税だけにこだわりませず、いろんな公共料金等々の未収もございます。そういったことで、今現在、庁舎内で横断的にこういった未収金を持っている関係部署と連携を今とりながらやっておるというようなことでございます。
これも過去に私、答弁をさせていただきましたが、いずれはこういった大きな滞納処分をしていくためには、ある意味では組織立てた形をつくり上げていって、それで対応していく必要があるのではないかなというように思っております。いつそういった部署、セクション等々ができるかもわかりませんけれども、できるだけ私どもの方は、そういう部署が設置されることを願っておるというようなことで、そういった部署によりまして、できる限り、この滞納繰越分の率を上げていきたいなとこのように思っております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
16ページから17ページ、2款地方譲与税。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
17ページから、3款利子割交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
17ページ、4款配当割交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
17ページ、5款株式等譲渡所得割交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
17ページ、6款地方消費税交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
18ページ、7款ゴルフ場利用税交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
18ページ、8款自動車取得税交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
18ページ、9款地方特例交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
19ページ、10款地方交付税。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
先ほど質問しました普通交付税72億7000万円、それから特別交付税についての9億1000万円の質問でございます。
議長(玉岡 武君)
井上財政課長。
財務部財政課長(井上裕博君)
先ほどのご質問は、病院事業会計への繰出金について、特別交付税ではどれぐらい算定されておるかとこういうご質問であったと思います。
まず、病院事業会計への繰出金につきましては、まず1点目は、普通交付税の方で病院のベッド数、1床当たり、ちょっと手元に資料がございませんが、48万円程度の普通交付税で算定しましょうとこういうことがございます。それで約1億6000万円程度とこういうように考えております。
特別交付税につきましては、病院が行っております院内保育園とか救急医療、それから小児救急等、病院として採算がとれにくい部分について、一般会計から病院に繰り出したときに特別交付税で算定しますよとこういうように定められております。
ですから、我々としても、できる限りそういう形で一般会計から病院の方に協力を申し上げたいわけですけれども、いかんせん市になりますと、市の特別交付税といいますのは、国が直接算定基礎を集めまして何ぼ出すというように決めております。以前の町村でしたら県の方で裁量の余地があったらしいんですけれども、市の特別交付税は国が直接ということになっておりまして、我々が現実に繰り出しておる額を特別交付税でどういうふうに見てくれておるかというのがなかなかわかりづらい面がありまして、過去の榛原町時代からの経緯もありまして、病院の方には今現在は無理を言っておると。
病院側からしますと、普通交付税の1億5000万円程度、それが特別交付税で病院がみずから算定するところによると約2億円ということで、3億5000万円程度繰り出してもらうべきだということはかねてから主張されておられるんですけれども、我々としては今ちょっとそこまで至っていないということで、辛抱していただいておるとこういう状況でございます。
特別交付税が昨年と比べまして減額されておりますのは、実は合併してから3年間、特別交付税の合併によります支援措置というのがございました。それが、平成20年ですと、特別交付税で1億4400万円見てくれておりました。18年、19年、20年と、3年間見てくれておったわけですけれども、これが21年度はなくなっております。20年度で終わりましたので、昨年の特別交付税10億6000万円から9億1000万円に減額になったというのは、こういうことでございます。以上です。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
そこで、先般、新聞等にも書いてあったわけですけれども、ベッドが過疎地におきましては1床当たり63万円に値上げしますよということを書いてあったんですね。それから、行政の病院の場合、主要な病院から1.5キロメートル離れた場合、診療報酬等のそういうものも見直しましょうということで、そういうことも新聞の方に書かれておったわけでございますけれども、その点についてはどのような見解をお持ちか、ちょっとお聞きしたいんですけれども。
議長(玉岡 武君)
井上財政課長。
財務部財政課長(井上裕博君)
手元に資料がございまして、今おっしゃっていただきますように、平成20年度までは病床割単価、許可病床1床当たり48万2000円が普通交付税で算定しますと。平成21年度は、1床当たり59万円の病床単価を見ますということでございます。ですから、25%程度のアップになっておるわけですけれども、今も言いましたように、これは普通交付税の算定になってまいりますし、今後、ことしの予算の出発点といたしましては、既に先ほどの予算が若干膨らんだことの話の中にもありましたが、例年、病院への繰り出しを年2回に割らせていただいておりました。それを病院の方からは、やはりそういうことではなくて、こういうように増額になっておる中で一歩進んで考えろということでございましたので、年度当初で1億5000万円計上させていただいております。
今後、我々の21年度の一般会計の動向によりまして、また市長ともご相談させてもらいながら、検討していくことになるかなとこういうように思っております。以上です。
議長(玉岡 武君)
それでは、次に行きます。
19ページ、11款交通安全対策特別交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、19ページから20ページ、12款分担金及び負担金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
20ページから23ページ、13款使用料及び手数料。
質疑はございませんか。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
総務使用料の中のオートキャンプ場使用料というのは9万円ということでございますけれども、これは、合併して3年になっておる大体の使用料の平均をとった金額ですか。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
ご質問の件につきましては、過去の実績額に基づいた積算でございます。
議長(玉岡 武君)
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
室生村時代からでき上がったキャンプ場でございますけれども、3年間もあのままでほっておいて、もう少し何とか一般の人に、私は前、予算委員会でも言ったと思いますけれども、もう少しああいう広い場所で、あの前もこの間から市が買い上げたという場所もあるし、あれをもうちょっと何とかするということを考えないんですかね。
議長(玉岡 武君)
これは市長の方がいいのかな。市長、答弁しにくいですか、考え方として。オートキャンプの件で。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
私もあそこをこの前見に行ったときに、これがオートキャンプ場かなと思った程度のことでございまして、しかし、実際にオートキャンプ場をどのように今日まで使われてきたというその実績は、余りよく私もわからないんですけれども、何かいい使い道があったら、あのままほっておくというのも大変もったいない話だろうと思いますので、いい方法をやっぱり見出さないかんのと違うかなという思いはあります。
オートキャンプ場としてやっていくという話になれば、あのままではやっぱりちょっと無理ではないかなと思っておりますので、あの地域一体のいわゆる公園化がされたところで、あそこをいかに利用するかということを考えた方がいいのではないかなとそう思っているんですが、今のところちょっと私は名案を持っておりませんので。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
13款で今提案されております総務使用料で、芸術の森の観覧料ということで400万円上がっておるわけです。これにつきましては、予算委員会の中でも話はしておったわけですけれど、ことし皆さん方、市の努力等々によって、JR東海がかなりの宣伝をしていただきました。そんな中で、室生寺へ来る観光客も非常に多くなっておる。聞くところによると3倍になっているということで、大変喜ばしいことでもあり、地元としても喜んでおると。
その中で、ことしのようないわゆる温暖といいますか、1月、2月。これは私も確認しておるわけですけれども、自動車で来る方がかなりやっぱり上ってくる。ところが1月、2月は閉館ということでシャットアウトしてあるという実態を見るわけでございますけれど、外から来たお客さんは、やっぱりあの施設を見るということで上ってきておるわけでございまして、わざわざ遠いところまで来ていただいておるわけでして、それがいわゆる条例の中で1月、2月は閉館になっておるから、今もって、それもその当時のままであるということであるわけですけれども、行政はもう少し先を見ていくといいますか、実態を見て、その条例等々も改正するなり見てもらわなければならんのと違うのかなと。
やっぱりこういう時期でもございますので、できるだけこの宇陀市を紹介する。何らかの形で紹介するというのが基本であるにもかかわらず、依然として閉館のままであると。私には、ちょっと理解がしにくい。
加えて、同じような状況の中で、平成子供の森につきましては、冬であっても文化事業団の中で管理をさせてもらっておりますし、市の方から人員も派遣をしていただいておると。そのあたりがどうも理解がしにくいという部分がございます。
同じように冬は来るんやけれども、やはりその時期、時期によって絵をかいていかなければ、依然として昔のままでは都合が悪いのではないかなと。そんなあたりを一つ答弁願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
山上公園の使用料に絡んで、ご質問でございます。
まず、400万円というようなことで予算を見込みました。これは、旧室生のときに計画を立てた1万人を誘致しようということで、当初も400万円ということで、その実績がなかなか果たせなかったということでございます。ことし、平成20年度、1万人を突破しそうでございます。400万円以上の収入が見込めるという状況まで来ました。それに基づいて、21年度もやはり400万円は予算を組んでいこうと、見込んでいこうと、こういうことで積算をしております。
それと、山本議員から、冬季、1月、2月は閉鎖をしているこういう状況でございます。
昨年、JR東海の絶大なキャンペーンがあったと。そういったおかげでいろんなところに波及の効果も出てきたということで、JR東海は冬の雪景色の室生寺を売るというようなことで、ちょうどそれとあわせた山上公園の開設もということもあったわけですけれども、あそこまでのアクセス道路についての積雪、観客の困難性等々を考えた場合に、開所してもいいものかどうかという判断も働いてくると思います。
今後、やはり雪の室生寺を求めて来られるという方々も多数ふえてくるというようなことも考えられますので、またそれは条例変更も含めて今後の検討課題とさせていただきたいとこう思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
そのことは十分心していただきたい。
今もおっしゃるように、400万円ということは1万人の計算をしておるわけですけれども、やっぱりイベントも含めて、かなり担当部署については努力をしていただいておる。その効果がだんだんと出てきておるのではないかなと。私の方へも来るお客が、せっかく来たのに閉館というようなことで非常に残念がっておるわけです。私は、もうそれは横からでも入んなはれよというような言い方をしているんやけど、やっぱり公の施設でございますので、このあたりはしっかりと条例改正をするなり、この室生区が持っておったその当時の状況とは、やっぱり3年も4年もたってくると季節的にも変わってきております。
そんなこともございますので、これは条例は市がつくるものでございますので、どうぞ改正提案をしてもらって、通年で皆さん方に見てもらえるような施設であってほしい。そんな努力をお願いしていきたいなとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
答弁はよろしいですか。
ほかに。
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
同じく総務使用料の部分でお尋ねいたします。2点よろしいですかね。
最初、人事課のこれは金額は少ないんですけれども、行政財産使用料、これは一体どういうものなのかというのが1点。もう1点が少し下に行って、情報システム課、電柱使用料、光ファイバー貸付料ということで、この2点合計で約6500万円弱ほどあると思います。
今年度、初めて入ってきた項目という認識なんですけれども、特にこの情報システム課の約6400万円というのが大体どういうところに貸し付けていくのかという内容の説明と、あと今後、安定的に収入として見込めるものなのか、その辺の試算というかその2点、ご答弁をお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
人事課の方からお答えします。
人事課の行政財産使用料につきましては、旧大宇陀町時代に関電の宮奥にあります施設を払い下げというか譲り受けられたものを、職員研修所として使っておられました。それを合併後しばらく使っておらなかったものを、ことし1月から宇陀市有機農業推進協議会という団体から使用の申し入れがありまして、せっかくの施設ですので、使用料はそんなに高くはないですが、月3万円で行政財産として貸し付けるということで使っていくものでございます。以上です。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
使用料のうちの情報システム課のまずは電柱の使用料でございますけれども、ことし完了いたしました菟田野区、室生区のCATV、ケーブルテレビ事業のすべての財産は宇陀市にございます。その光ファイバーを張りめぐらす電柱を関電・NTT柱を借りて配線をめぐらせているわけですけれども、本来、財産の持ち主である宇陀市がその占有量を払わなければならないと、こういうことであるわけですけれども、これは事業者であるこまどりがIruの契約のもとに事業すべてで払ってくるということでございますので、ここに積算された分については、807万円については一たん宇陀市が払うけれども、こまどりからこの部分は入ってくるということで、その契約に基づいた積算金額となっています。
それともう一つの光ファイバーの貸付料でございますけれども、これも菟田野、室生の分の過疎エリアの部分で、こまどりケーブル株式会社から15%の事業費の負担があると。これは、21年度に限り精算できましたので、こまどりの負担分として15%の額が5693万9000円とこの額でございますので、これを受け入れるとこういうことでございます。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
21ページのぬく森の郷の入浴料及び使用料なんですけれども、監査委員の方からご指摘があるわけでございますけれども、喫茶業務における収支は赤字の状況であり、そのため費用対効果の観点に立って、今後のあり方について積極的に検討されたいということですけれども、この監査委員のご指摘の中で、予算にこのことが反映されているのかということをまずお聞きしたいのと、もう1点は、ちょっと教えてほしいのは、あきののゆの使用料というんですか、賃貸料というんですか、どの項目に載っておるのかということを一つ教えてほしいんですけれども。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
大西議員からの質問にお答えさせていただきます。
まず、健康増進課のぬく森の郷の入浴料の関係でございますが、昨年の4月から営業日を5日から3日に減らさせていただきまして、そのかわり営業時間を少し延ばさせてもらったということで、12時から午後7時までの営業時間になっておるわけですけれども、一応、予算見積もりでは1人300円ということで、年間4680人を見込んでおりまして、140万4000円という計上をさせていただいております。
それから喫茶の方ですけれども、喫茶の方につきましても、この21年度から入浴の日にちと同じ日にさせていただくというようなことで現在考えておりまして、その内容につきましては、今この資料の中には含めておりません。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
先ほど、光ファイバーの貸付料については5693万9000円でございますけれども、これについて単年度、21年度限りと申し上げましたけれども、2カ年時に分けて、22年度も同額を受け入れるということで、積算概要を申し上げますと、7億5918万9604円の15%を2年に割ってこまどりから受け入れると、こういうことになっております。
議長(玉岡 武君)
大西議員のもう一つの答弁はどなたが。
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
あきののゆの使用料としては、指定管理ということで、指定管理料でお任せしているということで、あきののゆの方のお引き受けの日本管財の方の収入でされていると。指定管理料と収入とを合わせて事業運営をやっていただいていると、こういう関係になります。だから、予算書には計上されておりません。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
その賃貸料というのは発生していないわけですか。指定管理者制度といえども、要するに建物を当初2億円ほど投資しながら、指定管理者制度で運営をしていただいているということでございますけれども、まず売り上げの2分の1が家賃に匹敵するということで言われておりますので、本年度の売り上げの、使用料もしくはそういうものに計上されているかなと思って一生懸命探すわけですけど、ないものですから、それでお聞きしたいわけです。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
あきののゆにつきましては、指定管理の契約上、市から指定管理料をお支払いをする。向こうは向こうで入浴事業をやっていただくと。それによって収支の部分で黒字が出た場合に、両者で折半しましょうとこういう形になっています。だから、施設使用料等の市からの財産を貸していますからというような、そういう賃料等の発生はいたしておりません。以上です。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
ちょっと理解しにくいんですけれども、指定者の管理料として行政側の方から、その指定管理を受けておられる業者の方に幾ばくかの費用を出しておるということですね。そういうことと違いますか。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ただいまの大西議員さんからの質問でございます。
あきののゆにつきましては、指定管理料といたしまして、その使用料を向こうさんが収入として徴収しておりますので、そういうことでございますので、行政からは一銭も払っておりません。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
それならば、これは予算ですので、あくまでも参考意見として聞かせていただきたいのは、前年度に、どの程度の黒字になった費用が宇陀市に支払われたのかということをまずお聞きしてですね。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
一応、運営につきましては、利益が出れば行政と指定管理者が半々にするという約束でございます。そういう中で、平成19年、そして18年も、多少なりともとんとん、もしくは赤字というようなことでございまして、こちらの方には一銭も歳入としては入っておりません。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
先ほどの大西議員さんからの質問なんですが、光ファイバー貸付料を15%こまどりよりいただいていると。21年、22年はいただくけれどもということやけれど、それ以降はどうですか。ないんですか。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
これにつきましては、事業に対するこまどりの負担分とこういうことになっています。だから、事業が完了いたしまして事業実績が出ます。その部分に対して、2年に分けて15%。言えば、7.5%ずつが21年度、22年度にこまどりの方から入ってくるということで、それ以降はないと。もう事業は完了しておりますので、ないということになります。
議長(玉岡 武君)
それでは、ただいまから10分間休憩いたします。
午後2時31分休憩
午後2時43分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、質疑を行います。
23ページから26ページ、14款国庫支出金。
質疑はございませんか。
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
先ほどの使用料のところでもう1点あるんですけれども、もう終わりましたか。
議長(玉岡 武君)
はい。もう終わっておりますので。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
26ページから31ページ、15款県支出金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようです。
31ページから33ページ、16款財産収入。
質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
財産収入で、結局、歳入の中で遊休地の競売を過去何件かやっておられると思うんですけれども、なかなか不成立だということを聞いておりますが、今回も同じようなことを繰り返しておられるのか。また新たに、例えばインターネット公売とか、大和郡山市も大変苦労しているように新聞紙上で聞いておりますので、その点について、財産収入をどのように促進されるのか、お伺いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
31ページの財産収入の件でお尋ねだと思いますけれども、これについては、市の普通財産を貸し付けているという関係上の財産収入でございます。
そうしましたら、32ページの財産売払収入のこと。
今回、計上いたしましたのは、室生、菟田野の地区改良事業の財産の関係の業務が進んでまいりまして、これらについて分納で土地代を分割して納めていただくというような形が計上されております。これについては11件分。それから、訴えを起こしました部分の分割の契約をされています400万円について2年分、過年度分を合わせて400万円、400万円の800万円。それと、室生区におきまして、財産の分譲宅地を売る計画で2件、134万円。それから、菟田野区におきまして、菟田野区岩端の分譲宅地を売るという計画で、おおよそ2000万円。それから、室生区大野におきましても500万円というようなことで予算の積算をいたしております。
これらにつきましては、インターネットというような考え方もあるわけですけれども、まずは事業の関係から地内でご希望の方がおられないかということで、まずは地区内での購入希望者を求めていきたいとこう思います。それについて希望者がないというような状況になりましたら、広く公売をかけていきたいと考えております。以上です。
議長(玉岡 武君)
よろしいね。次、行きます。
33ページ、17款寄附金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
33ページから34ページ、18款繰入金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
34ページ、19款繰越金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、34ページから37ページ、20款諸収入。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ございません。
37ページから38ページ、21款市債。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
歳入に関する質疑が終わりました。ここで歳入全般に関する質疑がございましたらお受けいたします。
大西議員、先ほどの質疑、ここでしていただいても結構ですが、よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出に移ります。
39ページから40ページ、1款議会費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
40ページから65ページ、2款総務費。
質疑はございませんか。
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
企画費の47ページの報償費の賞賜金ということなんですけれども、これは今回初めて計上されるわけでございますけれども、その目的と、その交付要領等について、ちょっと聞かせていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
これにつきましては、条例でも提案申し上げましたように、市のロゴ、キャラクターを公募で求めていきたいとこう考えています。それに対して、特選に対して20万円、それから準特選については5万円の2名とこういうことで、ロゴで30万円、キャラクターで30万円とこういうことで60万円の予算計上をしております。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
57ページ、賦課徴収費ということでちょっとお尋ねしたいんですけれども、徴税費の中の賦課徴収費なんですけれども、この中で、電算処理委託料及び電算システムの改造委託料ということが2100万円という大きな高額なお金が要っておるわけなんですけれども、これの中身の説明をお願いしたいのと、この金額は集めてくるよりも多いのと違うのかなと、払うとる方が、と私は感じておるんですけれども、とりあえず説明いただきたいと。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
賦課徴収費の電算委託料関係のご質問でございます。
税を徴収するときに、毎年、税法の改正というのがございます。どうしても大きな税制改正等々行われますと、課税システムの改修をしなければならないと。それはもう職員ではとてもできるような内容ではございませんでして、電算会社でございますところに委託をしなければならないと。こういった費用で毎年、毎年、電算委託料がかかります。
それから、課税においては入力作業、パンチ作業というんですか、そういった業務等々これを委託をしておりますので、そういった経費でこのような委託料が毎年かかるというようなことでございまして、宇陀市のこの委託料が高いか安いかということでまいりますと、大体近隣の市町村、大体毎年これぐらいの費用はかかっておるというようなことでございます。よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
集めていただく収税課を含めてやと思いますが、非常に努力をいただいておると。努力しているけれども、例えば100万円集めてきて、1年のトータルが110万円この経費にかかっておったら、どういうように判断されますかということを私は聞いておるんです。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
ちょっと今、大澤議員さんがおっしゃいました金額のこと、ちょっと私の取り違えかもわかりませんが、税そのものはそれだけの金額と違いまして、すべての税額でございますので、ある意味、市民税、固定資産税、それから軽自動車税、すべての税にわたっての税目でございますので、年間数十億円と、32億円余しの金額がかかっておりますので、それから見るとこういった費用、手間賃以上にかかるということは全くございませんので、よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
まず1点目が、人件費について時間外手当、それから手当について一つお聞きしたいのは、以前からも申しておりますように、時間外手当につきましては当然、代替休日等も含めまして、それから、ここに監査委員の方から指摘されております人員の適正配置についてということで書かれておるわけでございますので、これを朗読させていただきます。
本市における今後の正規職員は削減の方向にあることから、事務事業の見直しや組織の合理化による適正な人員配置に努めることが求められるということで、適正なやはり人員配置。といいますのは、残業一つにしましても、職員数が少ないところは残業が多いものなのか。それとも、必然的に残業をしなければ業務ができない。といいますのは、夜に例えば税の徴収に行くとかですね。そういうもう必要であると、そういうこともあろうかと思うんです。
そういうことで一つお聞きしたいのは、ここにも指摘されています適正な配置ということを考えますと、やはり私としたら、職員数というものはほかの市町村よりも多いわけでございますので、そこらを健全に適正配置に市長、考えていただいて、やはり残業そのものはざっと人件費が1億円ほどあるとそういうことを考えますと、人件費そのものは経常経費が非常に高い数値を示しておることはご存じのことだと思いますけれども、そういうことも加味しながら、一つこのことにつきましてご答弁をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
人事課の方から初めに答えさせていただきます。
時間外の問題につきましては、当然、労働の対価でございますけれども、私からこう言うのも失礼な話なんですけれど、職員のまず能力の問題は当然出てくると思います。そのための研修もやっております。
それから特に、議員さんもおっしゃっていただいた突発的なこと。例えば、税の徴収でありますとか、それから会計検査、会検ですね、いわゆる。そういうところの時間外というのは、ふだんからの業務によりますけれども、当然必要である時間外として生じております。
人事の配置につきましては、特にそういう時間外的なもの、あるいは人員の数、職員の数を考慮しまして、なるべく必要不可欠な部署に人員配置をしたいと思っておりますが、ただ地域性もありますし、役付の関係あるいは全体の人数の関係もありますので、特に休暇なんかも参考にはしておりますけれども、そういうものをして、今後も特にその経費の削減に貢献できるような人員配置をしていきたいと思っておりますけれども、この監査の報告の中では施設等の配置のことも書いてありますので、その辺の統合のことも今後、必要かと考えております。以上です。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
適正な配置には努めております。おりますが、なかなか宇陀市は人数が多い、多いとよく言われるんですけれども、類似団体と比較して人数が多いと。その類似団体そのもの自体が面積の問題とか施設の問題とかいろいろな問題がありますし、そこへ持ってきて、やっぱり合併をしたという、そのいろいろあるわけでございまして、できるだけ、その人員配置については考慮はしているんですけれども、なかなか一挙にいかないというのが実情でございます。これからもできるだけ、とにかく時間外手当を減らして、適材適所な人員配置というものを心がけていきたいなと思っています。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
例えば、今、日本では1800時間という労働時間だそうですけれども、イタリアの方では1320時間でしたかね。その程度しか働かなくて、ワーキング・プアですかね、そういうことで、極力削減しているということですので、やはり先ほど申しますように、経常経費が高い中で人件費に占める割合というのは、もうこれしか削減することないんです。公債費は、借金は毎年返していくのはもう決まっているんですよ。ここ20年間、30年間は。それならば、人件費で削減しなければいけないものですから、何も給与を安くせいと私言うとるわけ違います。残業とかそういうものをひとつ見直していただいて、代替休日とかそういうものを職員の方に与えていただいたらどうですかという質問でございますので、十分にその点はご理解していただきたい。
それからもう1点、財産の管理に関するということで、これもまた監査委員の方から指摘されているわけですけれども、備品の供与を受けている課において作成されなければならないが、その整備はされていないのが現状であるということをここに、そのほかのことも書いておられるんですけれども、時間がありませんので、そのことについても、この指摘されていることについてどのように管理者は考えておられるのか、お聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
合併して以降、速やかに備品の所在なり、どれだけの量があるのかというようなことの整えをしなければならないという務めがあったわけですけれども、この間、備品台帳の整理ができておりません。21年度予算で備品の関係予算をシステム等の費用もいただきまして、21年度中には何とか努力をしながら、備品台帳の整えを行っていきたいとこう考えています。
議長(玉岡 武君)
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
55ページの自主放送費なんですけれども、今回、1118万7000円という予算計上なんですけれども、宇陀市が合併いたしまして、この自主放送の充実が一番大事な項目ではないかなと。ほかと言うたら申しわけないですけれども、大して好ましいようなニュースがないものですから、病院事業以外はですね。
この自主放送の充実ということに対しては、なかなかいろいろ意見があろうかと思うんですけれども、まだまだ住民の方々に周知されていないという問題もございますし、なかなか関心を持ってもらえないというものがあるんですけれども、そうした中で、自主放送費全体として、この中に予算計上が職員の給与なんかも計上されていないものですから、一体このうだチャンにどのぐらいの経費がかかっているのかという問題。その問題が1点と、将来的には、この自主放送自身は行政がやるべきものかということも含めますと、やはり外郭団体なり特別会計なりになっていこうかなと思うんですけれども、そうしたときにどれぐらいの経費がかかるのかということも含めて、ちょっと検討させていただきたいというのと、もう1点は、うだチャンを見ておるんですけれども、非常に関心が薄いという問題も含めて、市内の業者の方、店舗の方々のPRをするとかいう話があったわけですね。それがなかなか放映されずに、単なるまちの話題とか関心を含むこともあるんですけれども、そういう運営方法を検討する必要があるのではないかなと思うものですから、その点、2点について、ちょっとご回答願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
21年度の予算としましては、最初に計上のとおり1100万円の予算を計上いたしました。これ以外に自主放送に係る費用としては、職員が3名ということの体制で今現在、自主放送の制作にかかわっております。それと、今後、自主放送のところに集中的にその部門だけに人をふやしたり、あるいは予算の拡大ができるのかというようなご意見でございます。原課の財政状況等も含めますと、やはりそれも限度があるんだろうと考えます。
そこで、ことしにつきましては、NPO法人のメディアネット宇陀21に委託をしながら、この自主放送の番組づくりもかなえていただいたところでございますけれども、来年度、緊急雇用の関係でメディアネット宇陀が人件費として480万円の交付を受けることになってきましたので、そういった部分では、今後メディアネット宇陀がどういった形で責任のある放送をつくれるかということにもかかってきます。そうなった状況の中で市がどの役割を持ち、あるいはメディアネットにどれだけお任せできるのかというようなところを今後、メディアネットの成長も含めて、そこで検討しながら方策を見定めていきたいと。決して、今後、集中的にその自主放送にお金をかけられるというようなことではないと考えています。
それとあわせて、竹内議員ご指摘のように、まだまだ市民の方々が望んでいるような、期待されるような放送になり得ていないということは、自主放送の編成会議でも僕の立場から皆さんにも申し上げております。やはり、今どういう状況でうだチャンネルを見ていただけるかといいますと、その放送時間を待ちかねてチャンネルに設定しておられるというようなことは、まず少ないだろうと。というのは、チャンネル繰りをしていて、たまたまそのチャンネルに行き当たったから見ようかというようなところがまだまだ大半的な部分であります。
だからこの方策として、やはり皆さんが期待できるような一つのお知らせだけではなしに、企画をするような、宇陀市のいろんな見どころや名物やそういったものを企画するようなシリーズもの等の制作も含めて検討を加えてくれと、こういうことになっています。
前にも申し上げましたように、民放50年に対抗するというようなことで、なかなかあか抜けをしないというような部分もありますけれども、そこは大事に育てていただくという、ローカル線も含めて愛される番組づくりを心がけていきたいと思いますので、ぜひ長い目でお育ていただけたらと思います。以上です。
議長(玉岡 武君)
65ページから87ページ、3款民生費。
質疑はございませんか。
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
82ページの目の4で児童館費なんですけれども、節の2、3、4というところで給料、職員手当等、それであと共済費という項目があるんですけれども、ちょうど昨年度、20年度予算ではその項目がなくて今回入っているんですけれども、それだけで約3800万円ほどあるんですが、これはどういうことなのか、ちょっとご説明をお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
ちょっと詳細が手元にないんですけれども、一応、今年度の児童館費としては職員5名の分として計上しております。ちょっと調査の時間をいただきたいんですけれども、前年度については、ほかの款でつけておったものを児童館費として特に取り出したものでございます。5名の職員給与費です。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
70ページのシルバー人材センターへの補助金。これが2070万円ということで、国、県合わせておおむね3分の1ですかね、6000万円ほどの補助金が入っているんですかね。
その中でまずお聞きしたいのは、行政の業務を請負をしておると思うわけでございますけれども、どの程度請け負われているのか、まずお聞きしたい。
議長(玉岡 武君)
井上財政課長。
財務部財政課長(井上裕博君)
今のお尋ねは、シルバー人材センターの方に宇陀市の方から全体としてどれぐらいの発注をしよるかと、こういう質問だと思いますので、手元に資料がございますので申し上げさせていただきます。
平成19年度の決算になるんですけれども、20年度は進行中でございますので、シルバー人材センターの方に一般会計から約6000万円。それから、霊苑会計、介護保険会計、簡易水道事業会計、それからバスの運転の関係で室生の直営診療所の会計ですね。これをすべて足しまして1500万円ということで、宇陀市からシルバー人材センターの方に発注いたしておりますのは、合計で7500万円とこういうことになります。公営企業会計は、ちょっと私の方ではわかりません。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
そこで、監査の方からスクールバスの運行について、契約委託について、ここに列記されておるわけでございますけれども、そのことも含めてご回答いただきたい。
それから、まずこの7500万円というのが当然、入札もなしにシルバー人材センターの方に業務が委託されていると。委託というか業務を請け負っていただいているという考えの中で、このようなチラシが各家庭に配られているわけですね。これ、一応、読ませていただきますわ。
シルバー人材センターでは、会員の豊かな知識や経験を生かした仕事を賜りますと。そして、家のリフォーム、壁の塗りかえ、雨どいの取りかえ等の大工・左官仕事と。それから山仕事、それから植木の手入れ、ふすま、障子、畳の表がえ、新調と。こういう民間の工務店、また建築業者を圧迫するようなことをしながら、一方では補助金をいただきながら、それを私、シルバー人材センターが悪いとは言うてないんです。こうやって民間にこのような業務を努力されていることはよくわかります。それならば、要するに行政から発注されているこの7500万円。これをすべて競争にしたらどうでしょうか。
これは競争していないわけでしょう。ただ前年度と一緒のように業務をお願いしておるわけですわね。それやったら競争にしていただきたいですな。これだけ経済が圧迫しておるので、私は筋を通しているわけです。何もこの業務が悪いとは言っておりません。それならば、今申します7500万円のそれは、皆さん方の各個人でやっておられる大工さん、そういうところにも参加していただいて、競争の原理をしていただきたいと申し上げておるわけです。
それから、先ほど言いましたスクールバスの件、この件についてお伺いしたいと思います。監査委員からの指摘事項をここに書いてありますんやわ。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
ただいま大西さんの方から、シルバー人材センターに対する委託費が7500万円、高額やというようなお話でございますが、ちょっと金額に基づく内容が把握し切れてないわけなんですが、当然、委託する場合には、最低3社の見積もりを徴収して一番価格の低い業者に委託するというような形で、それぞれのセクションがやっておるというぐあいに私は理解しておるわけなんですけれども、ただし、警備とか特殊というんですか、今までからやってもらっておって、ある程度責任分野がよくわかっておるというような部分については、随契という形で行っておる部分もあるのかなというぐあいに私は理解しております。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
今のお尋ねでございます。スクールバスの件の発注方法についてでございます。
この件につきましては、奈良交通、それからシルバー人材センター、それからもう1社、民間の事業者が入っております。それにつきましては、奈良交通と民間会社にありましては競争入札を実施しておりましたが、シルバー人材センターにあっては、今のところ大宇陀区の園児バスとスクールバスを運行委託を現在、20年度までは委託をしておりまして、それらについて競争入札をするというような観点から申し上げますと、競争入札に付する以前の問題でして、非常に価格が大きくかけ離れておりましたので、シルバー人材センターへは入札をせずに従来のままの形の中で委託をしておりました。
しかし、今回、一般質問でも出ておりますように、室生区の中で大きな事故が発生しました関係上、それらの運転手の健康管理もろもろのところを考えまして、今後の発注方法についてはいかがにしていくかということについて、シルバー人材センターへは従前と同様の発注はできないよというような申し入れは今いたしておりますので、年度が変わりますまでには、そういった方針をきちっと決めてやってまいりたいというように考えております。
議長(玉岡 武君)
あともう一つ答弁要りますね。ちょっと待ってくださいよ。
井上財政課長。
財務部財政課長(井上裕博君)
今、シルバー人材センターの方の委託料ということで、私、金額を申し上げました。この中には、例えば本庁でありますとか各地域事務所の宿直の委託料、あるいは榛原駅の北側にあります駐輪場の管理、それから先ほどから大西議員がおっしゃっておられます大宇陀区のスクールバスの関係、それから榛原斎場での業務ですね。そういうものが、例えば1件当たり700万円であったり、地域事務所の宿日直3カ所なりが350万円であったりとそういう金額も含まれております。
先ほどお話のありましたように、例えば修繕でありますとか草刈り等の関係につきましては、そのような金額にはならないと。草刈りにつきましては、すべてがすべてシルバー人材センターでもございませんので、それは細かい金額の単位で1件、1件が見積競争入札であるというような形で執行されております。
金額的に、すべてがすべて、そういうような草刈りとか修繕とかで7000万円になっておるということではないということをご承知おきいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
お伺いしたいのは、当然、行政が補助金を出している以上は、監査もしくは業務の内容についても把握しておかなければいけないと。それならば、家のリフォーム、これは300万円以上は建築違反ですよ。建築の業務の認可を持っていない限りはだめです。したらだめなんです。これはどうなりますか。
それは、しているかしていないかわかりませんけれども、リフォームということは一般的に言う、大きなすべての工事ができるということですね。要するに、クロスの張りかえ、ふろの入れかえ、調理場の入れかえ。300万円すぐなりますわ。すると、300万円以上は違反なんですよ、これ。そういうことをしている、していないは別として、こういうことを書かれて仮に業務をされていたら、非常に私は大きな問題だと思うんですけれども、その点についてはどうでしょうか。内容を把握されていると思いますけれども。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
市シルバー人材センターを指導する立場というようなことで、健康福祉部の方が担っておるわけでございますけれども、昨年、シルバー人材センターと、それから市内の建設業組合等との会合を持ちまして、当時、随契というのが比較的多かったというようなことで、それではやっぱり公平性が保てないということから、その話し合いの後に見積もりをそれぞれ徴収して発注するということで合意をいただいたということでございますので、ちょっと報告させていただいておきます。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
私は、シルバー人材センターに云々と違うんです。
要するに、まず1点目は、補助金をいただいているのであれば、補助金の業務の内容ってあるじゃないですか。法人化になって最初、榛原町の当時は何百人以下の場合は、それから多くなりますと法人化になってということで補助金もたくさんいただけるということで、頑張っていただいておるのはいいんです。
ただし、やはりあくまでも補助金をいただいておるということは、法にのっとったことをしっかりとやっていかなければいけないということを私は指摘しておるわけでありまして、それともう一方では、地元の建築業者、また大工さんとかそういう方を圧迫していないかということを申し上げておるわけでありまして、そういうことがありますと、やはり一生懸命一人で本業をやっておられる方が食うていけないということになりますと。失業ということになるわけです。もともと今、非正規とか言っておりますけど、我々の建築業界ではすべてが非正規なんです。下請の人は。その中でやってきとるわけですよ。
だから、そういうことも考えますと、大変厳しい折ですので、そういう点についてもやはり配慮していただきたいということを申し上げているわけです。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
この問題は、私も建築労働協同組合の方々から、いろいろと陳情なり要望を受けました。大変いろいろと、我々のあの業界と同じような仕事をダブっておるやないかと。補助金をもうてやっとるやないかという苦情をやっぱり受けました。
それで、これは部長に私は言うておるんですけれど、何回かその方々と3者、商工会、それから建築労働組合、それからシルバーと会って役割分担をしてくださいよと。お互いにそういうような、あそこに入っている方々は建築労働組合、いわゆる組合員を離れてしまってというよりも組合員のままで、またシルバー人材センターへ入っておる。あそこへ行ったら、とにかく仕事はちゃんと与えてくれて、自分らでやっていけるということもあって、組合員の中でそういう方がいらっしゃる。そういう人たちの方は、組合の方でもちゃんと調整してくださいよというような話もして、随分その3者で調整をしてもらったと私は思います。
市の方から、修繕なりそういったものを、私もどのぐらい発注しておるかちょっとわかりませんけれども、恐らく市の方からそういう小さいことまで発注しておるというのは、例えば草刈りとか修繕とかそういうやつは、そんなにないんではないかなとこう思っているんです。
いろいろと私も建築業者の方々の話もよくわかりますので、お互いに役割分担というか、どこまでおまえらはやりましょうと、私らはどこまでやりましょうというようなことの話し合いをしてくださいよと。一時はそういう話し合いをしましたのでという話なんですが、そのチラシを見ましたら、これはこんなことが本当にあるのかなという思いで、私も今初めて見たんですが、ちょっとまたそんなことまで話はしておきたいと思いますが、そういうことの調整だけは今もずっと図ってもらっているというのが現実です。
議長(玉岡 武君)
大西議員。議会から理事として小林議員も行っていただいておりますので、きょうの皆さんの趣旨がよく伝わるように、小林議員にお願いしておきたいと思います。
これは、これで終わります。
ほか、ございませんね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
それでは、74ページから98ページ、4款衛生費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
98ページから107ページ、5款農林水産業費。
質疑はございませんか。
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
103ページの林業費について、ちょっと質問させていただきたいと思います。
先ほど、大澤議員の方から地産地消の話の中で、木材の使用を何でできないかという話があったんですけれども、この林業費に対して今年度の予算は3億4000万円ほど予算計上されておるわけですね。その中で、人件費というのか職員給与ですね。それが4200万円、12.4%を占めておるわけです。総勢、林業費だけで直接に3億円近くのお金が費やされておるわけですね。
にもかかわらず、その行政効果というのが全然見えてこないというように思うんですけれども、そしてまた、先ほど話がございましたように、なかなか職員の方々の中で地産地消、木材を使用しようという意識づけがなされていないのではないかなというように思っております。
毎年同じようなお金を林業関係に投資しながら、余りここの行政効果が見えてこない。この根幹的な問題は、どのように考えておられるのか。将来の林業というものをしっかり見据えないと、焼け石に水というんですか、市場の経済に飲まれてしまって、どうしようもないのではないかなというように思うんですけれども、総括的な問題でございますので、市長の答弁も含めてお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
まず、予算的な話で答弁させていただきますと、国がかなり林業の方へ力を入れております。環境税におきます間伐材につきましては県100%の補助でございますし、未整理整備につきましても国の100%事業でございます。また、条件不利森林公的整備緊急事業、これもすべて間伐でございますけれども、4割するか3割するかのことなんですけれども、これもすべて国の100事業という中での事業でございます。そういう中で、各二つの森林組合が努力をしながら間伐をやっていただいておるというのが現状でございます。
ただ、先ほどありましたように、職員に対しての地産地消に対する認識という話になってきますけれども、本年度、内牧小学校で地域再生をやっております製材所が今月末をもって完成をいたします。そうする中で、間伐されました木があそこへ出てきて、製材業務の中で木等の販売もやっていくという中で、直接工務店との取引もやるということが出てきますので、ある程度、材木が市場へ安く流れる方向に向かえばなと思っておりますので、これから森林組合と市内の工務店さん等の契約の中で、その木を直接買っていただく、消費者がその木を選んで、その木を使っていただくような、直接そういう販売ができるシステムができ上がりますので、今後それに期待したいと思っております。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
大変、林業が今日まで疲弊してきたということは事実でありますし、今言うとるような大きな金額を投資して先が見えてこないじゃないかというお話なんでしょうけれども、これこそ私は、先が見えるようにやらなければならないと。県も、今は随分この林業に対して力を入れてくれているというのが現状でございまして、例えば、林業土木にしたって間伐にしたって、いろんな面で、やっぱり県はこれから力を入れていこうということもやってくれていると思いますので、どこまで見えてくるのか、その辺のところは私もちょっとまだ想像もつきませんけれども、徐々にはよくなってくるのではないかなという思いを持っております。
そのためにも、できるだけそういった面に力を注いでいかなければならないのではないかと。要は、宇陀市の基幹産業でありますので、そういう思いを持ってやっていかなければならないのではないかなと、こう思っています。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
105ページの13節委託料であるわけですけれど、今、委託料の中で森林整備地域活動支援事業や、あるいは条件不利森林公的整備緊急事業。これは、宇陀市の中には二つの森林組合があるわけですけれども、いわゆるこれの配分といいますか、事業委託している中身ですね、少しお聞かせ願いたいなとこんなように思います。面積であるとかいうのが当然出てくると思いますので、お願いします。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
まず、13の委託のところで、森林環境税緊急間伐事業、これは県の環境税で100%の補助でございます。これにつきましては、宇陀森林組合で90ヘクタール、室生森林組合で40ヘクタール、これは各組合からの要望でございます。これに1ヘクタール当たり32万1300円を掛けていただいた金額で、宇陀市につきましては約2900万円、室生村森林組合につきましては約1300万円になります。これにつきましては、4割間伐の強制間伐でございます。
その次に、森林整備地域活動支援事業でございますけれども、これにつきましては宇陀市内で6500ヘクタールが契約されております。その内訳といたしましては、大宇陀区で1014ヘクタール、菟田野区で868ヘクタール、榛原区で2120ヘクタール、室生区で2428ヘクタール。基金、これは室生になりますが70ヘクタール、これに1ヘクタール5000円を掛けていただいた金額がこの金額になります。
その次に、条件不利森林公的整備緊急事業。これは15年生から60年生の間伐を行う事業でございまして、1ヘクタール21万7350円、これも国100%の事業でございます。その内訳は、これにつきましては要望といたしまして宇陀森林組合で30ヘクタール、室生森林組合で20ヘクタールでございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
ページ数が101でございますが、目5の地籍調査費が計上されております。
私も12月議会で一般質問をさせていただきました。地籍は非常に4区とも差があり過ぎるということですが、地籍調査はやはり基礎でございますので、今後、21年度はどのような基礎計画を予定されておられるのか。
私が12月質問では、固定資産の反映についても40%がもうちょっとアップできると。成果課税ができるはずだということで答弁をいただいているのに、実質はそれが現実には反映されていないと。住民は、ことしは固定資産の評価がえに当たって非常に関心を持っておりますので、その点、答弁をお願いします。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
今年度の地籍調査につきましては、まず国費で実施する場所につきましては、20年度に引き続きまして福西を完了していきたいと考えております。それ以外の地区につきましてですけれども、前回、質問にも答えさせていただきましたように、まだ合併前からやっていた地域でまだ法務局へ送れていない地区がございます。
榛原区では、福西を除きまして4地区、室生区につきましては7地区、大宇陀区で1地区、菟田野区で3地区が、まだ国庫補助をいただいて現地測量をしたけれども、法務局で認証を受けていないと。認証を受けないと面積が確定いたしません。この地区につきましては、ことし、来年にかけて、まず古いところを法務局へ送ると。それから新しい地区へ入っていきたいという計画を持っております。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
105ページ、19節負担金、補助及び交付金の中で、有害鳥獣駆除事業補助金287万2000円と、鳥獣被害防除事業補助金200万円となっているわけですけれども、この内容はどういうことになっているか。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
105ページの19の有害鳥獣駆除事業補助金287万2000円といいますのは、県の補助金をいただきまして有害駆除を行うと。事業費が30万円以上で、3戸以上の区域をくくる事業でございます。これにつきましては、県が2分の1で市が10分の1の補助を出していただいて、あと残りが地元負担でございます。
その次の鳥獣被害防除事業補助金で200万円でございますけれども、これにつきましては、宇陀・名張広域で協議会をつくっております。そこへこの200万円を負担いたしまして、事業を行うものでございます。これが昨年の予算委員会でもありました特措法に基づきまして、国の補助金をいただいた中で地域の有害鳥獣対策を行う事業でございます。
内訳でございますが、事業費といたしまして820万円を計画しております。そのうち国が55%、451万円、市が200万円、地元が169万円の負担金を出していただきます。この事業主体は、宇陀・名張地域鳥獣被害防止広域対策協議会が実施主体となりまして、室生区の室生のさく、集落を囲みますけれども、約2200メートルを計画しております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
同じく105ページの負担金、補助及び交付金なんですけれども、まず、以前から交付金ありきではなしに、しっかりと1年間計画を立てながら、それに費用対効果を十分に考えながら補助金を繰り出すというような制度にしないことには、ただ予算にもう既に補助金が計上されているというようなことも私、たびたび拝見するわけでございますけれども、そういうことではですね、やはり補助金というものは、先払いではなしに事業をやった経過に基づいて補助金を繰り出すと。
それは、例えばここにありますように、915万3000円。要するに、いろんな意味で事業をやっていただきますと、それ以上に払ってもいいと思うんです。そういうことを考えていかなければ、ただ補助金ありきで大きな費用を拠出しながら事業を何もしなくて補助金だけでというような話になりますと、非常に税金のむだ遣いになるわけでございますので、一つその点についてどのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
森林組合の補助金915万3000円の件だと思いますけれども、この補助金につきましては、本来、市でやらなければならない林業に対する業務を宇陀市と室生森林組合が担っていただいておる分がございますので、それに対する一部の人件費という認識で補助金を交付しております。それにつきましては、当然、当初すぐに全額を払うのではなしに、2分割で補助金を出しております。最終払う段階では、きちっとした事業計画に基づいて各事業が実施されたかということをすべて確認をした段階で補助金を出しております。
国と県の補助金につきましては、当然これは国、県、市で検査をやらせていただいた後に補助金を支出しております。
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
107ページから112ページ、6款商工費。
質疑はございませんか。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
商工振興費のところでございますけれども、道の駅「宇陀路室生」の店舗改修工事で設計ともどもで1700万円かな、両方でこれを見ておるわけでございますが、この店舗改修はどういう改修をするのかというのと、一つほかでございますけれども、この予算には関係ないように思われますけれども、この第三セクター、森林組合、商工会、それから宇陀市ということで経営というんですかね、成り立っておるわけでございますけれども、最近、駅長を何か民間の方から採用したということを聞いております。
これは、やはりこれだけ職員が大勢余ってようけおる中から、宇陀市からこれは出向して駅長をするわけにはできなかったのかどうかというのをお聞かせ願うのと、何でそういう採用の仕方をしたのか。宇陀市はタッチできないのか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
今回、室生の道の駅の改修工事につきましてですけれども、まず、室生の道の駅ですけれども、有限会社室生村ふるさとセンターが指定管理となっております。その出資金につきましてですが、宇陀市が300万円、宇陀商工会が100万円、室生森林組合が100万円の計500万円の出資金で、この第三セクターが設立されております。
これにつきましては、宇陀市長が理事になっておりまして、この会議等につきまして職員は参画はしておりません。まず、駅長の件につきましては、私どもは関知しておりませんので、どのような採用をされたかというのは把握をしておりません。
それと今回の1600万円での改修ですけれども、現場の床が現在、一たんスロープで上がって下へおりるという段差になっておりまして、非常に事故等もある。また、天井が高くて照明が暗いということがお客様からのいろんなアンケートの中でございましたので、今回この補助金を全額補助金をいただきまして、まず、スロープから中へ入ったところの段差があるところのフロアを一体化して、天井の照明器具を下げると。また、農産物の直売所とかなり、約50メートル離れておりますので、直売所の皆様のご協力がいただければ、道の駅の際へ店舗を移して、大宇陀の道の駅のような一体感を出していきたいという形で収益アップを考えております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
宇陀市が300万円で一番多い出資ということやのに、そういう駅長たるものを選ぶのにタッチしないというのは、それはどういうわけですかね。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
有限会社でして、私が取締役になっておりまして、室生の商工会の服部さんですね、あの方が社長さんです。それから、森林組合では組合長さんですか、その3者でもって出資をして、いわゆる有限会社を設立しておると。
ちょっと後で聞いた話なんですが、あそこの職員さんが室生の人がやめられたと。そこで、その職員さんの後がまをということで、職安というかハローワークか何かで何人か応募をされて、私は面接をしなかったんですけれども、そのうちから面接をされて雇われたという話を聞いておりまして、タッチというよりも、そういうお話は私もお聞きして、それはよかろうということにしたということでございます。
議長(玉岡 武君)
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
聞くだけというのはどうも納得いかないわけでございますけれども、これだけ職員がようけ余っておる中で、余ってますがな、こんなようけ500人からおりますのに。それは出向して、そうしてちょっとでも負担分、経営難をですね、1人行ったらかなり大きな金額やからね。そんなことぐらい考えられへんのかなと思って思うわけですけど、もうでき上がったことはあれですけどね。
議長(玉岡 武君)
答弁はよろしいか。
16番(土井 英治君)
はい。
議長(玉岡 武君)
それでは次、行きます。
112ページから124ページ、7款土木費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
125ページから128ページ、8款消防費。
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
消防費の常備消防費の件でちょっと質問させていただきたいと思うんですけれども、市長が行政改革特別委員会のときですかね、ヒアリングを実施していると。予算要求に対してヒアリングを実施している、査定も実施しているということなんですけれども、総出資金の85%を宇陀市が負担しておるわけですね。その中でヒアリングもしている、査定もしているということでございますので、予算要求に対してどんな査定をされたのかということを聞かせていただきたいのと、もう1点は、この出資金が9億4300万円ですか。この占める一般財源が9億1500万円という形になっておるんですけれども、交付税で措置されるのは幾らのお金があるのかという問題が1点。
もう1点は、この宇陀市長が非常備消防に交付金、負担金を出すわけですね。その85%を占める宇陀広域消防組合の管理者も宇陀市長だということでございますので、何かこの整合性がとれないのではないかなというように私は思っておるんですが、その点も含めてご回答願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
井上財政課長。
財務部財政課長(井上裕博君)
宇陀広域消防につきましては管理者が前田市長ということになっておりまして、実は組合議会の方がございますので、我々、予算査定ということで余り口を挟みますのはどうかと思うわけで、これまではされてこなかったと思います。ただ、平成20年度予算のときから市長の方から指示がありまして、やはり宇陀市の財政担当者としての目で宇陀広域消防組合の予算も一度、査定といいますか目を通してくれとこういうことでございました。
それで、我々であれば、やはり宇陀市役所の今厳しい財政の中で、こういう形でこういうところの経費、例えば日刊紙をとっておると。そんな事業所は宇陀市の出先機関ではないんだと、地域事務所ぐらいしかないんだというような形で広域消防の方には意見を述べさせていただいて、追って次に副市長なり曽爾御杖の総務課長さん、副村長さんですか、そちらの方の予算査定を経られて、組合議会の方にお諮りされておると思います。ということで、管理者の前田市長からの指示によりまして私の方で一度、目を通させていただいておるとこういう実情でございます。
それで、宇陀広域消防組合の予算は、ほとんど95%近くが人件費であるということでございまして、昨年は、これは副市長の方からもきつくというか強調していただいたんですけれども、特殊勤務手当を見直ししてくれということで、若干していただいたと思います。また、今回の21年度予算についても、そういう形で見直しをしていただけるのではないかなとこういうように思っております。
それと、交付税で消防費がどのように措置されておるかということなんですけれども、今ちょっと私の手元にありますのは、基準財政需要額として平成19年度の算定台帳しか持っておらないわけなんですけれども、これによりますと、宇陀市では今繰り出ししておる額の4億7000万円に足すことの、広域消防が発行した起債の充当分ということになるかなと思います。多分、9億幾らという数字には、ちょっと遠く及ばないのかなとこういうように思っております。以上です。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
管理者の件なんですが、私が不適切ということなのか、それとも市長がなることがおかしいということなのかというお話だと思いますが、実は、奈良県下の広域消防組合の管理者は、私はすべて自治体の長がなっているように思っているんです。ということは、今度、県で一本化する広域消防の話がありますね。あのときに、いろいろと話し合いをする場がありまして、橿原の森下市長があそこの管理者で出てき、それから山辺の方は南市長が出てき、宇陀の方が私が出ていっておるということもありまして、大体どこの広域消防も自治体の長がなっているということでありまして、大方90何%と言ったら変な話ですけれども、宇陀市が負担しておる宇陀市の長であれば、私は何もおかしくないのではないかなという気はいたしておるんですが。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
本年度の予算が12億972万8000円と。これだけの費用を出しておったら、自主運営というのはできないんですか。例えばですよ、自主運営。
といいますのは、私が秋田県に行ったときに、あれは榛原町の当時ですけれども、そのときに7億8000万円ほどで自主運営、単市で運営をしておったわけですけれども、そういうことを仮に考えるならば、この12億円で運営はできないんですか。
議長(玉岡 武君)
意味わかりました。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
今の制度では、常備消防と非常備消防があるわけです。役割分担といいますと、はっきりしていないんですけれども、いわゆる常備の方はやっぱり救急、それから災害予防ですね。そして非常備の方は、これは昔からの伝統ある消防団でありますので、災害とかいろんな面で出動してくれるということで、一緒にはちょっと私は無理ではないかなとこのように思っているんです。だから自主的に一緒にやる、連携はもちろんやっていることはやっていますけれども、それは全国的にどこにもないのではないかなと思うんですけれども。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
私が言っていますのは、12億何ぼのこの予算をつけながら、宇陀市一本でいけないのかと聞いているわけです。済みません、宇陀市一本ですよ。
議長(玉岡 武君)
だから、独自でやれないかということです。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
わかりました。
もちろん非常備の方は、これは宇陀市一本でやっています。広域消防の方なんですが、ちょっとどうなんでしょうね。
ということは、今まで宇陀市が合併するまでには6カ町村でやっていました。今度はこの4カ町村だけが合併しましたので、もうそっちは市の方でやるから、あなたたちはというわけには、私はちょっとやっぱりいかないのではないかなと思います。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
市長、そこで、一部事務組合とかそういう大きい枠組みでやっておりますね。以前も私、申しました、その担保になるやつですな。失礼な言い方かもしれませんけれども、仮に大きな費用が要る場合、そのときのためにも積立金というのを私、しておく必要があると思うんですよ。一遍に出せませんので。仮に、消防もごみ処理場、それから一部事務組合ですかね、し尿の方も。
やっぱり私どもの宇陀市はそれでいいんですけれども、ほかのところについては、やはりその協力金としていただく必要があるのではないかとこう考えておるんです。そうせんことには、緊急で費用が要るというときには、ちょっと宇陀市さん出しておってくれなはれと言うわけにもいかんと思うんですわ。その件については、うちも大変しんどい中でやっておるわけですので。そういうことも含めて、私は積立金というものをしていく必要があるのではないかと、そのように考えておるんですけれども、その点についてどうでしょうか。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
ちょっと基本的な話をして申しわけないんですが、県の方では、今言うておるように、合併が余りうまくいかなくなったというような状況の中で、広域連合とか一部事務組合とか、いわゆる広域的な連携というものを深めてくれというのが今の状況なんです。
ですから、恐らく先ほど言いましたように、広域消防につきましても5年先に向けて県一本化をやろうと。だんだんだんだん、広域連携を深めていくと。消防だけではなくして、いわゆる共通の事業についてはやっていこうやないかと。
例えばの話、徴収の問題でも共通の問題があるわけですから、県で広域連合的なものをつくって徴収をやろうやないかというような話まで出ているわけです。例えば、教育委員会を一本にしようとか、それから監査委員制度を一本にしようとかそういう広域連携というのが今やかましく言われて、役割分担をしていこうという話なんです。
先ほどちょっとお話がありましたように、例えば病院の問題にしたってそうでしょう。自治体の宇陀市立病院として、いわゆる市の税金でもって払っておるやないかと。よそから患者さんも送り込んできておるやないかと。それだったら、何ぼか負担したらどうやというような話も出ているわけです。
もう最近は、山沿いって変な話なんですけれども、ほかの病院を見にいったって負担してくれていないから、例えば救急なんかを受けてくれないというような状況ですね。だから、本来ならば、そういうことをやってもしかるべきではないかということも、県もそんなことを話をしておられた。私は、おっしゃるとおり、これからはそういうようなことも考えていかんとやっていけないんじゃないかというのが一つと、積立金の問題は確かにこれからの財政の運営の中で、やはり何ぼかの積立金は、本当は余裕があればすればいいと思うんですが、今の状況の中でそうでありますので、ちょっとこれから考えていかなければならないなとこう思っています。
議長(玉岡 武君)
また、大西議員、新しい提言については総務委員会等で審議していただいて。
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
常設消防なんですけれども、創設以来30数年経過していると思うんですけどね。所長も当初から30年近く、所長は所長のまま。管理職の方も30年近く、管理職は管理職のまま。結果として現場行きの隊員というのは、もうそこそこの年齢になってもなかなか管理職に上がれないというような、そういうような中で、組織が硬直化しているとかいうようなことはないのかと。
そしてまた、この間の消防議会の中でも、近隣の消防組合と比較して、格段に隊員数が多いのではないかというような提言もあったと思うんですけれどもね。組織の肥大化を招いていないか、硬直化していないか。それで、早期退職勧告であるとかそういうような組織改革というようなことを考えられないかということをお聞きしたいんですが。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
私も管理者として申し上げていきたいと思いますが、確かにそういう一面はあると思います。
ということは、これから若い人を採用できていない、していけないという現実があるんですね。というのは、頭の上がつかえて若い人が入ってこれない。定数はこれだけと決まっておるというような状況で、硬直化しているといえば、それは確かにそういう面もあると思いますが、その辺のところを、人事の問題もさることながら、消防長も随分そういうことも十分に踏まえて、いろいろと人事交流もやっている。例えば、消防署の問題を分署にするとかいろんなことを考えていってくれていると、このように思っているんです。
これは、そういう問題もあるから、県の一本化の広域消防というものをつくろうやないかというのが今のねらいだろうとこのように思っています。これから宇陀広域消防をそのままずっと10年、20年と続いていったら、大変難しい話が出てくるのではないかなと、こういう思いは同じように持っております。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
大澤です。
消防ということで、私は防災無線を含めました危機管理ということで少しお尋ねをしてみたいなと思うんですけれども、この防災無線の整備を行おうと。事業の統一化を図ってということになっておるんですけれども、これをお聞きしたいんですが、防災無線は今現在、私の感じている中ではお昼と夕方の夕焼け小焼けでしたかな。それと、火災時に何々地区というのか何々方面で、番地があったか、火災に遭われた方の名前があったかはちょっと定かではないんですけれども、何々方面の何々さん方で火災ですというようなことぐらいで、あとは防災無線を聞いたことがないんですけれども、せっかく便利な高額なものを設置されておりながら、私は有効に使われておるという理解がないんですよ。
まず、この防災無線、そして危機管理という部分から、どういうようにこの防災無線を活用していこうと思っておられるのか、お尋ねをしてみたい。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
大澤議員さんの質問にお答えしたいと思います。
まず、この前も一般質問の中でもお答えをさせていただいたと思うわけなんですが、少し聞きづらいというんですか、反響して聞こえにくいという場所も少なからずあるわけでございまして、そうしたことから、早く一本化してデジタル化にしていきたいというようなことから、21年度、基本設計の委託料を計上させていただいたところでございます。
確かに、一般行政の連絡事項とかいろんな報告とかお知らせ、必要かと思うわけなんですが、ただ防災無線の性格上、やはり緊急時のときに聞こえなかったとか同じようなことを何回もしゃべっておったら、肝心のときに使えなかったとかそういうようなことが起こり得るということから、緊急時のみということで一応の確認はされておるところでございます。以上です。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
部長のおっしゃることで私は結構かなと思うんですけれども、先日から、この宇陀市の萩原地区でしたか、夜お休みになっているところへガラス窓を破って進入して、現金を持ち出していったというようなことが何件かあったみたいです。
たまたま私、宇陀警察でおりましたら、地域課と生活安全課はすぐファクスを流させてもらってしてんけど、役所の方ではどう取り組んでくれたかは私にはわかっていないということでしたけれども、ですので私が今お尋ねをしているのは災害、災難、自然災害も含めてです。もちろんですよ。こういったときは、それは防災無線の出番ではないのかなと。気をつけてくださいよと。
昨年だったと思うんですけれども、消火器販売。宇陀市の消防団なり広域消防が販売をしたのではなくて、大阪の無名のだれかわからない方が田口、室生、笠間、この榛原区の方へも販売をして、何人か買われた方もおったみたいです。それで、私たまたま天満台駐在所連絡協議会というメンバーでおらせていただきますので、大澤さん、東榛原へこういうこと来ておるさかいに、これをちょっと何とか役所の方で対応を願われへんやろうかと。買われてからではまずいし、わけわからんやつが来とるんですわと。気をつけてほしいねんと。それで私、危機管理へちょっと話をさせてもらったら、もう取りつく島はないですよ。安い金額で売っているみたいですわという話やった。何じゃこらと。
そやから危機というか、住民の皆さんが被害に遭われたらまずいという管理がもう頭から抜けているように私、感じましたわ、そのときに。ですので、自然災害を含めてですけれども、やっぱりそういった強盗というのか泥棒というのかそれも含めて、ふだん広報的なことを、広報誌に載っているような、今うだチャンで流してもらっているようなことを私は防災無線を使って四六時中、案内を出したらいいのではないかという思いで話をしておるわけではない。
ですので、危機という防災無線というこの性格上、しっかりこいつを活用するべきではないかなと。危ないときには、危ないですよ、危険ですよ、こんなことがありますよ、来ておりますよということを言うべきではないかと。
それともう1点、この防災無線ですけれども、自然災害。主に台風とかを想定したときに、物すごい風が吹き、物すごい雨が降り、夜中であるとしたときに、この防災無線。どこまで家の中におられる方に周知徹底できるかなと。
防災無線あるさかいに、ちょっと窓あけて聞けよ、何か言うとるやろうと。恐らく、それはないやろうと。ですので、この防災無線のあり方。それは天気がよくて、きょうはいい天気やな、よう晴れたなというお昼もしくは朝方の静かなときに流すのなら、それはよく流れると思います。しかし、自然災害、台風が風力もう外へ出られへんねんと。窓のガラス割れそうな雰囲気やねんと、感じやねんというようなときに、果たしてこの防災無線が市民の皆さん方の安全を守れるかなという私、心配を一つしておるんです。
だから、市長がいつもおっしゃっていますように、自主防災組織。大きい災害のときには地域の皆さん方のお互いの協力。これなくしては、もうお互いを守ることはできへんということを市長もいつもおっしゃっています。私もその思いは同感でありますし、そうでなかったらいかんと思います。そういうことも含めながら、自主防災組織を立ち上げていただくことについてのアドバイスなり、そういったことを地域と一緒に行政というものが立ち上げるお手伝いをさせてもらう必要は十分にあろうかなと。それが1点。それと、この今の防災無線が1点。そういう危機管理の部分について1点と。三つほど、私のふだん心配やな、もしかのとき、これはどないするのかなという思いの中でお尋ねをしてみたい。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
ただいま3点ほど質問がありましたが、まず防災行政無線については先ほども申し上げましたように、なかなか全体に伝わらないということと、合併前から4町村がそれぞれの周波数というんですか、メーカーというんですか、そういうのが違うということで、なかなか全体的に使えるというのが、ちょっと現在のところうまくいっていない部分もあるわけでございまして、それを一元化していきたいなというのは我々思っておるわけでございます。
そういうことで、1点だけ、そこだけが災害をこうむったというのではなしに、ある程度、広域的にこれは絶対知らせないかんということがあれば、そのときはそのときの判断でやっていくべきかなというぐあいに私も思っております。
それと、緊急時の場合に聞こえにくいとかいうお話がございましたが、確かに外部のスピーカーですので、閉め切っておる場合とか冬場とか、そういった場合は確かに聞き取りにくい場合を聞いております。そういったときには、やはり先ほどもお話のありました自主放送の番組を見てもらうとか、サイレンが聞こえたらテレビを入れてもらうとか、そういった形でやってもらうしか今の時点ではないのかなと。今度デジタル化になれば、もう少し改善もされた、もう少し聞き取りやすくなるような設備になろうかとこのように思っております。
それと、自主防災組織につきましては、いろいろといつも言われております。我々も危機管理あるいは宇陀広域消防と連携して、自治会の方へ働きかけておることも事実でございまして、できるだけ早く全自治会が組織化されるように努力してまいりたいとこのように思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
そうですな。今、総務部長が言うてくれはるようなことを市民の皆さん方に周知徹底していくと。自然災害の場合、私らも含めてですけれども、多くの方、NHKニュース言うておらへんかやってみようかと、やと思うんですよ。でも、部長が言わはるように、宇陀市民の方はうだチャン11を押してみようと。常にそう思ってもらえるような広報をやっぱりしていかなくてはいけないと。それをお願いしておきます。
それと、先ほど私、言っていますように物品販売。ややこしいやつが物品販売に来とると。わけのわからんところから来とるとか、そういう泥棒が入っとんねんと。現実に入っとんねんさかいに、これはこういうやつがおります、こんな事例が出ました、気をつけてくださいと。これは危機やから、無線をやっぱり使って。そしたら無線というのは悪いやつにも聞こえとるわけですわ。おれのことやがなと、そいつはわかっとるはずですわ。こいつはちょっとやばいでこの市は、ということになるの違うかなと。それに使わんかったら、いつ使うのかなと、私。
もっとフットワークを軽くしないと、役所のあなたたちの思いというのは、ちょっと世間とずれているように思いますよ。もっとフットワークを軽く、せんなんことはしゃっといくと。慎重にいくべきものは慎重にいったらよろしいがな。そやけど、きょう物を売って、あした帰りよるかわからへん。そやけど現実、来てますよという情報があったとしたら、すぐ流したらどうですか。二、三日、市長を含めて協議せんなんような問題ではないと思いますよ。そこのところをくどくど言うわけでもないけれども、わかってくれとると思うさかいに、フットワークを軽く、やっぱり市民の皆さんの安全を守っていかないかんということです。そういうことなんです。
議長(玉岡 武君)
ここで、ちょっと時間もなくなりましたので、5分間休憩。トイレ休憩ということで了解してください。
午後4時10分休憩
午後4時18分再開
議長(玉岡 武君)
それでは、会議を再開いたします。
本旨に基づく予算案の中身の趣旨に沿う質問はお受けしますが、ちょっと時間も迫ってきておりますので、できれば、提言される内容等については委員会か、また時間のある次回にしていただきたいなと思いますので、そこのところをひとつご協力いただいて、本来の20年度予算の中の目等に入っています内容の質問にとどめていただければと思います。ちょっと今回、選挙がございますので、どうぞひとつご協力よろしくお願いいたします。
それでは、128ページから153ページ、9款教育費。
質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
教育費の134ページ、目3ですか、小学校再編事業費。多分、大宇陀校区のことだと思いますので、ちょっと今年度の予定について、統合について方針をお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
ただいまのご質問は134ページ、小学校再編事業に係る予定でございますか。この件につきましては、昨年8月だったと思いますけれども、学校統合の時期を教育委員会として決定をいたしまして、市長あてに建議を申し上げたところでございます。
その結果、大宇陀区には現在、四つの小学校がございまして、そのうち2校を減じまして大宇陀区は2校にするという方針でございまして、その予定につきましては平成22年4月の予定でございます。その小学校の再編でございますが、大宇陀小学校と守道小学校、田原小学校3校を1校に再編するということでございます。
したがって、この統合時期につきましては、平成22年4月というように決定いたしておりますが、本年度の予算の中身といたしましては、統合までにかかる経費ということで、まずもって一番大きな金額にありましては、先般、補正予算で計上させていただいておりますスクールバスの購入費、これが1600万円ほど。それから、それ以外に必要な経費といたしましては、子どもたちの制服等々が大きな部分。それからまた机、いす、不足部分がございますので、これらを整えていきたいという形で今回、当初予算を計上させていただいております。
予定でございますが、その決定までの間には再編懇話会というようなものを設置をしておりましたけれども、今回新たに、まだ具体的な名称は決定しておりませんけれども、各3校区の役員というんですか、それらを選出いたしまして協議会的なものを設置をしていただき、それから学校の校名なり校章なり校歌なり、それらについての協議をいただく予定でございます。その時期につきましては、連休明けをもって組織をしたいということでございます。
その時期は、なぜかと申しますと4月中に育友会役員等々の改選が行われるということで、新たな部分につきましてはその段階で具体的にご協議をいただき、それから統合していきたいということでございまして、またそれ以外には、各学校の児童の交流事業を実施していかなくてはならないということも考えておりますので、これらにつきましては学校長等々で検討いただきまして、その統合に向けて準備を進めてまいりたいというように考えております。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
130ページのスクールバス運行委託料が前年度より142万6000円増額しているんですけれども、この意図は。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
この増額につきましては、具体的に申しますと、学校統合にかかわっての交流事業が発生してくるだろうということで増額は図らせていただきました。
しかしながら、先般の事故等々のことから、発注方法の検討をしていかなくてはならないということで、4区ともどもにそれらのスクールバスの委託にかかわっての条件的な部分について受託会社との調整を図り、それから児童が安心して乗れるような運転手管理を整えていただけるような準備を進めたいと考えておりますけれども、増額といたしましては、140万円の部分につきましては、統合に係る交流的な経費がかかるであろうということでの増額でございます。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
統合に伴ってというようなことなんですけれども、そうしたら先般の事故がありましたけれども、それを踏まえての増額分というのはまだ計上されていないということなんですね。
これについては、また一般質問で多分してくれるでしょうから、そこにゆだねたいと思うんですけれども、あと小学校校舎の2次耐震診断判定業務委託で2000万円ということなんですけれど、大宇陀小学校はもう補正でやられたと思うんですけれども、この2000万円の内訳と、あと公民館費で中央公民館、分館、地区公民館の管理運営費及び活動補助金が3000万円から2000万円にばっさりと減らされているんですけれども、この内容についてお伺いしたいです。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
ちょっと後の方がわかりませんでしたので、先のまず耐震の委託料の件でございます。
大宇陀小学校の委託料につきましては、先般、9月補正だったと思うんですけれども補正でいただきまして、診断を実施をいたしました。今回の予算につきましては、外部審査をしていただかなければならない経費がございまして、この部分と、それから2次診断の榛原小学校、この部分をしていきたいということで、いま一つの予算を上げさせていただいております。
具体的な金額でございますけれども、榛原小学校では1600万円を予定し、大宇陀小学校では400万円を予定いたしております。
議長(玉岡 武君)
巽教育委員会事務局参事。
教育委員会事務局参事(巽 幹雄君)
公民館の減額について、お答えを申し上げます。
午前中ご説明を申し上げました大和富士ホールであるとか、あるいは伊那佐文化センター、その予算を生涯学習施設という絡みから社会教育費の総務費の方に計上がえを行ったためでございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
次に行きます。
154ページ、10款災害復旧費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
154ページ、11款公債費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
155ページ、12款予備費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
156ページから160ページ、給与費明細書。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
161ページ、債務負担行為支出予定額調書。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
162ページ、地方債の現在高調書。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
以上で、歳出に関する質疑が終わりましたが、ここで歳出全般に関する質疑がございましたらお受けいたします。
ないようでございます。次へ行きます。
一般会計に対する質疑は以上であります。
これをもちまして、議案第27号、平成21年度宇陀市一般会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、特別会計の質疑に入ります。
議案第28号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第28号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第29号、平成21年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第29号、平成21年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第30号、平成21年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第30号、平成21年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第31号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第31号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第32号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
一つ、滞納が非常にふえています。というのは、やはり負担をし切れない状態になっておりますし、と同時に、国民健康保険の加入者が、定年者がここに入ってきているということで、年々増加の傾向にあると。
ちょっとお聞きいたしますが、昨年、国民健康保険から後期高齢者、75歳適用について、ここから移行した人数、世帯、どちらか。多分、個人で課税されますので、その点、数字を教えていただきたい。
議長(玉岡 武君)
坂本保険年金課長。
市民環境部保険年金課長(坂本 憲清君)
ただいまのご質問でございますけれども、国保の方から後期高齢者の方へ行かれた世帯数と人数ということでございますけれども、19年度から3867名が移行されておられます。世帯は当然まざっておられますので、すべてではございませんので、このうち世帯数はちょっとわかりません。以上です。
議長(玉岡 武君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第32号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第33号、平成21年度宇陀市老人保健事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第33号、平成21年度宇陀市老人保健事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第34号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第34号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第35号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第35号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第36号、平成21年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第36号、平成21年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第37号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第37号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第38号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第38号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、企業会計の質疑に入ります。
初めに、議案第39号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第39号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第40号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第40号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
次に、議案第41号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第41号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
最後に、議案第42号、平成21年度宇陀市水道事業特別会計予算についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出について質疑を受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第42号、平成21年度宇陀市水道事業特別会計予算についての質疑を終結いたします。
各会計ごとの質疑が終わりました。
最後に、平成21年度の宇陀市におけるすべての会計の予算案を通じまして、総括的なご意見等がございましたら、お受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、平成21年度宇陀市の各会計当初予算案に関する質疑を終結いたします。お諮りいたします。
ただいま議題となっております当初予算関係16議案については、9名の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、本16議案については、9名の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。
それでは申し上げます。
2番上田徳議員、4番峠谷安寛議員、8番中山一夫議員、9番多田與四朗議員、10番山本繁博議員、12番坂本徹矢議員、14番辻谷禎夫議員、18番泉岡正昭議員、21番小林一三議員。
以上の9名を指名いたします
ただいま設置いたしました予算審査特別委員会の正副委員長の互選を行っていただくため、宇陀市議会委員会条例第9条の規定に基づき、議長において予算審査特別委員会を招集いたしますので、正副議長室にご参集お願いいたします。
ここで、会議時間の延長をお願いしておきたいと思います。
本日の会議時間は、会議規則第9条第2項の規定によりまして、あらかじめ1時間延長し、午後6時までといたしますので、よろしくご理解いただきたいと思います。
それでは、暫時休憩いたします。
ほかの方につきましては、正副委員長決定次第、再開いたしますので、近くで待機していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、正副委員長の互選を行いますので、議長室にお入りください。
午後4時39分休憩
午後4時45分再開
議長(玉岡 武君)
それでは、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
予算審査特別委員会の正副委員長の互選を行っていただきました。ただいまから結果を報告いたします。
委員長に21番、小林一三議員、副委員長に18番、泉岡正昭議員が互選されましたので、ご報告を申し上げます。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第31、議案第50号、東宇陀環境衛生組合規約の変更についてを議題といたします。
この議案は、過日の本会議において市長の提案説明が終わっておりますので、本日は質疑をお受けいたします。
なお、議案第50号、東宇陀環境衛生組合規約の変更については福祉厚生常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただ今、議題となっております議案第50号、東宇陀環境衛生組合規約の変更については福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
ここで、暫時休憩いたします。
ちょっと、そのままの状態でおってください。資料配付のための休憩でございますので。
午後4時46分休憩
午後4時48分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第32、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。
奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員につきましては、市議会議員から選出する広域連合議会議員について、欠員が1名生じたため、市議会議員から1名を選出することになりますが、2名の立候補がありましたので、奈良県後期高齢者医療広域連合規約に基づき、奈良県内のすべての市議会において、選挙が行われることになったものであります。
この選挙は、広域連合規約第8条の規定により、すべての市議会の選挙における得票総数により当選人を決定することになっておりますので、当選人の報告及び当選人への告知は行えません。
そこで、お諮りいたします。
選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することに決定いたしました。
これより投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
議長(玉岡 武君)
ただいまの出席議員は18名であります。
次に、立会人の指名をいたします。
会議規則第31条第2項の規定により、14番辻谷禎夫議員、15番高橋重明議員の2名を指名いたします。
投票用紙の配付をいたします。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載してください。白票は無効といたします。
投票用紙の配付をお願いいたします。
〔投票用紙配付〕
議長(玉岡 武君)
投票用紙の配付漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
配付漏れなしと認めます。
投票箱の点検をいたします。職員により、点検してください。
〔投票箱点検〕
議長(玉岡 武君)
異常なしと認めます。
これより投票に移ります。
自席において、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席番号1番、井谷議員から順次、投票をお願いいたします。
〔投票〕
議長(玉岡 武君)
投票漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
投票漏れなしと認めます。
これで投票を終了いたします。
ただいまより、開票を行います。
辻谷議員、高橋議員、立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
議長(玉岡 武君)
それでは、開票の結果を報告いたします。
投票総数18票。これは、先ほどの出席議員数に符合いたします。
そのうち、有効投票18票、無効投票0票であります。
有効投票中、橿原市議会、竹森衛議員1票、大和郡山市議会、辻本八郎議員17票。
以上のとおりであります。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開場〕
議長(玉岡 武君)
ただいまの選挙の結果につきましては、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙長へ報告いたします。
これをもちまして、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を終わります。
それでは、暫時休憩いたします。
引き続き、一般質問に入りたいと思います。1番の山本繁博議員になるかと思いますが、どうぞご協力を。ちょっと演壇の準備をいたしますので。
午後4時58分休憩
午後5時03分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。
次に、日程第32、一般質問を行います。
うだチャン11チャンネル視聴の皆さん方には、本日、第1回、1日目のそれぞれのご提案がありました質疑が今、慎重審議の結果、終わったところでございまして、少し延長になりましたが、ただいまから、お待ちいただきました一般質問を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
それでは、一般質問に入ります。
議長(玉岡 武君)
初めに、10番、山本繁博議員の質問番号1番「緊急時における防災避難訓練について。また、河川の堆積土砂の撤去について」の質問をお受けいたします。
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
10番、山本繁博でございます。議長より、一般質問の許可をいただきましたので、緊急時における防災避難訓練及び河川の堆積土砂の撤去について質問をさせていただきます。
まず1番目に、近年、日本列島は地震が頻発しており、地震活動期に入ったと言われております。記憶に新しいのは、平成7年1月17日、阪神・淡路大震災の都市直下型地震で、広範囲の被災に見舞われ、約6400名余りの命が奪われ、4万3000名の方が負傷されました。
また、平成19年3月27日、能登半島沖地震、10月23日には新潟県中越大震災が発生し、子どもや高齢者が中心に68名の命が奪われ、4800名が負傷。平成20年6月14日に岩手内陸南部地震では、死者13名、行方不明者が10名、負傷者451名と大きな地震が発生し、人的にも物的にも甚大な被害を及ぼしております。
今後、近畿、東海に甚大な被害をもたらすと言われております東南海・南海地震であります。歴史的には100年から150年間隔で繰り返し発生し、発生確率は、今後3年以内には40%、50年以内には80%と予測され、マグニチュード8.5、宇陀市においては震度5と推察されております。いつ発生してもおかしくない状況だと考えます。
さて、宇陀市内の大半は山間地域であり、道路の崩壊、住宅の裏山の山腹崩壊が多く予想されます。高齢化が進む中、大地震に備えてどのような緊急救助体制を構築しているのか、どれだけ非常物資を備蓄されているのか、住民に対しての避難所や避難経路の啓発をどのようにされているのか、現状を詳しくお答え願いたい。
また、大規模地震が発生したとき、少しでも混乱や被害を最小限に食いとめるためには、日ごろ、地域住民による避難、救助、安否確認の訓練が必要ではないかと考えます。
宇陀市は面積も広く、家屋も点在している集落も多いため、住民、消防署、警察、民生児童委員会、老人クラブ、医師会等の各種団体を含めた日ごろの緊急管理意識を高めるとともに、各自治区による住民参加による防災訓練が必要と考えますが、防災訓練はどのような内容のもとで計画をされているのか、詳しくお示し願いたい。
次に、2点目でございます。
近年、地球温暖化に伴う異常気象で、専門家でも予測のつかないゲリラ的集中豪雨が各地で発生し、とうとい人命が失われております。こうした現状を踏まえ、市内の河川を点検いたしましたところ、堆積土砂が各河川で多く見受けられます。市民の生命、財産を守る観点から、早急に堆積土砂を撤去し、ゲリラ的集中豪雨に備える必要があると思われます。担当課のお答えを詳しくお願いをいたします。
これで、私の1回目の質問を終わらせていただきます。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
ただいま山本繁博議員からご質問がございました緊急時における防災避難訓練について、お答えを申し上げたいと思います。
近年、全国各地で土砂災害や浸水害が頻発し、昨年発生しました岩手・宮城内陸地震を初めとした震度5弱以上の地震が数多く発生しておりまして、また、全国的に異常気象がもたらす被害が増加してきており、ますます危機管理意識や防災対策に対する関心が高まってきております。
そこで当市におきましては、平成20年8月に、市民の生命、身体及び財産を保護することを目的といたしまして、宇陀市地域防災計画を策定いたしましたところでございます。
緊急救助体制につきましては、市内では、震度4の地震の発生時には警戒配備体制の職員、震度5弱以上の地震発生時には全職員を参集しまして、情報の連絡及び被害状況等の収集を行います。大規模地震が発生した場合は、宇陀市地域防災計画の救出対策計画の初期活動では、速やかに宇陀広域消防組合、宇陀警察、消防団を主体として救出・救援活動を行うこととなっております。
なお、被害が困難な場合には、広域要請、県、また自衛隊要請を求めるなどの対策を講じていきます。
次に、災害備蓄用品につきましては、現在、アルファ米、また飲料水、さらには毛布、土のう袋、ブルーシート等、必要な物品を備蓄いたしております。備蓄用品の必要数につきましては、当市に影響が大きい奈良盆地東縁断層帯の地震直後での避難者想定数は約9000人となっておりまして、それの二、三日分が必要となっております。このようなことから、十分ではありませんが、毎年度、予算の範囲内で購入をいたしておるところでございます。
また、奈良県地域防災計画の緊急引き渡し要領に基づき、協定書で主食供給計画として9トン分を食糧事務所と協定をいたしております。さらには、JA奈良県やホームセンターに働きかけまして、緊急物資の応援協定を締結するために現在、協議を行っておるところでございます。
次に、避難所につきましては、市の施設、学校を地域住民の応急的な避難所としております。避難所は市内全体で66カ所ございまして、この避難所につきましては宇陀市の広報や、あるいはホームページに掲載いたしておりますが、避難経路につきましては災害の状況によって異なりますので、地域で複数の経路を確かめていただくことが必要ではないかと考えております。
宇陀市地域防災計画では、災害に迅速で的確な応急対策活動の実施を確保するため、防災関係機関の連携体制の強化、住民の防災意識の高揚を図る防災訓練を市及び防災関係機関、住民、その他関係機関の協力を得て実施するため、防災訓練計画を掲げておるところでございます。
また、今年度に策定いたします芳野川、宇陀川沿いにつきましての洪水ハザードマップを策定いたしまして、洪水時における洪水情報と避難方法等に係る情報を住民にわかりやすく事前に提供いたしまして、平常時から防災意識の向上と自発的な避難の心構えを養い、災害時における住民の円滑な対応の確保の必要があると思われます。
山本議員からご指摘がありましたように、当市におきましては集落が点在しておりまして、災害発生時に対応するためには、地域ぐるみで防災意識の向上を図る必要があり、自主防災組織の設立を推進しているところでございます。今後、安全・安心のまちづくりを進めるために、さまざまな災害や被害を想定いたしまして、防災についての心構え、意欲を高める内容を盛り込んだ防災避難訓練等を、地域の方々や宇陀市と宇陀広域消防組合、宇陀警察署等の行政機関が連携を図りながら実施することが重要であることから、一体的な防災訓練の実施に向けまして、検討していく必要があると考えております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
土木部の南でございます。山本繁博議員からご質問の河川の堆積土砂の撤去について、私、土木部の方からお答えをさせていただきたいと思います。
河川につきましては、農業用水への利水、それから雨水の排水、豪雨時の防災施設、治水として多様に活用されるとともに、市街地部の市民にとっては都市空間に潤いを与える水辺空間として、非常に重要な役割を担っているものでございます。
これらの河川の管理について権限を持ち、その義務を負うものが河川の管理者でございます。
具体的には、国土交通大臣が直接管理をする直轄区間と通常の管理を都道府県知事に委任をする区間が1級河川。その他、都道府県知事が指定管理をする2級河川、市町村長が管理をする準用河川。準用河川と申しますのは、河川法を準用するということでの準用河川でございます。これら、1級河川、2級河川、準用河川以外の小河川を普通河川として区分をしております。宇陀市内には淀川水系に属する宇陀川、室生川、内牧川、芳野川等45の河川と、紀ノ川水系に属する津風呂川、田原川ほかの4河川の合計49の1級河川と、大東川や平井川等30の準用河川、その他、多くの普通河川がございます。
ご質問の河川の堆積土砂の撤去についてでありますが、奈良県が管理する49の1級河川について、各自治会より、環境の悪化や治水のための土砂除去の要望をいただいており、市といたしましても昨年、市内の河川の状況を整理し、奈良県宇陀土木に予算の確保の要望をしてきたところであります。
県宇陀土木としましても、堆積土砂のしゅんせつについては、治水の安全上の観点から、流下能力及び河川阻害率等を勘案して、緊急性の高い箇所から年次的に実施をいただいております。本年度、平成20年度にも地元要望等も勘案した中で12の河川、約20カ所ほどの堆積土砂の除去工事をしていただいております。
ちなみに菟田野区につきましては、別所地区から菟田野中学校の下までの芳野川、それからその上流であります松井地区の宇賀志川、あるいは芳野川等の堆積土砂工事につきましては近々のうちに工事着手をしていただけるよう、最近、入札等もいただいておる状況でございます。
また、市が管理する準用河川につきましては、普通河川の堆積土砂についてでありますが、年次的に工事を実施しておりますが、今年度、平成20年度におきましては菟田野区の見田川、それから榛原区の西峠川等の堆積土砂の除去を行ってきたところであります。21年度につきましても、できるだけ予算の確保を行いながら有効かつ効率的に予算執行を図り、引き続き、河川状況を見ながら良好な河川管理に努めてまいりたいというように思っております。以上です。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
前田市長には、後で総括として答弁をしていただきます。
それでは、防災訓練、全般的な計画を答弁の中で言っていただきました。本当に部長、ありがとうございました。
そして、河川の堆積土砂の撤去。本当に少したつと洲になるんですよね。だから、ゲリラ的豪雨も発生するかもしれません。だから、これは喫緊を要するというようなことで、早く宇陀市の中の河川、宇陀市の管理の河川ね、これは一刻も早く撤去をしていただきたい。そしてまた、1級河川とか県が管理する河川は県土木に要望していただいて、喫緊を要することだからというような話で早く撤去をしていただくように、よろしくお願いをしておきます。
今、防災訓練というようなことで全般に答弁をしていただきました。それでは、2回目の質問に入らせていただきます。
東海地震、南海地震が発生したときに、被害想定はできておるんですか。
また、本市地下10キロメートルのところに名張断層という断層がありますね。これは、近鉄沿線から長谷に向かっての断層ですね。こういう断層と、そのほかにも奈良県から宇陀市に危険を及ぼす断層が5カ所あると、こういうように言われております。これは全部把握できているんですか。把握できているならば、ちょっとここで教えていただきたい、このように思っております。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
ただいま質問がございました活断層についてでございますが、宇陀市におきましては、被害の特徴につきましては内陸型の地震の被害が大きくて、活断層につきましては、先ほど山本繁博議員がおっしゃいました名張断層とか、あるいは奈良盆地東縁断層帯、こういった断層帯が宇陀市に隣接する奈良県、あるいは近畿にまたがって8断層があるわけでございます。
この活断層につきまして影響があるわけでございますが、とりわけ奈良盆地東縁断層帯、また中央構造線断層帯、名張断層帯、また吉野方面の千股断層帯とこういうのが被害が大きいと言われておるところでございます。
一番近くの奈良盆地東縁断層帯におきましては、宇陀市への影響といたしましては、建物全壊につきましては2688と。死者におきましては139名というような調査結果が出ておるところでございます。また、名張断層におきましては、建物全壊は2187と。死者に対しましては117名というような調査結果が出ております。
ただし、今言いましたこの活断層につきましては、第2次奈良県地震被害想定調査によりますと、県内の各断層の今後30年以内の発生率につきましては、ほぼゼロ%から5%と報告をされております。また、東南海・南海地震につきましては、今後30年以内に発生する確率は五、六十%と言われております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
どうもありがとうございました。
今、答弁の中で、本当にまだ地震が奈良市内における活断層の亀裂が起こらないと今、言われましたけれども、あの中越地震の山古志村を見てみなさい。本当に地震なんか予測できないと言われていた地域なんですよ。これが突如として大地震に見舞われましたね。あそこも宇陀市と同じような中山間地域なんです。だから、地震はいつ来るかもしれません。そんな予測して来るものではないんです。
だからね、部長、ホームページを調べていただいたら、こういうようなあれがありますから、いろいろな、これは当時、部長が言われたような資料、これを一つにしていただいて広報等々に載せていただいて、市民にやはり周知をしていただかなければならないというようなことをよろしくお願いしておきます。
また、今、部長が言わはったように、余りそんなやいやい言うほど来ないやないかというような話では、来たときにほんまに混乱を招きます。どうするんだろうと。目も何もわからないよというような形になってしまいますよ。
そういうことで、次の質問に入らせていただきます。
地震発生時の避難経路及び誘導をされる人、そしてまた、誘導場所の周知がちゃんとできているのか。また、避難場所で地震の強度は確保されているのか、わかりやすくお聞かせいただきたい。地震発生時の強度とか、そういうのを調べる機械があるんですよね。そういうことを周知されておりますか、部長。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
お答えをさせていただきたいと思います。
先ほど答弁もさせていただきましたが、宇陀市内には避難所を66カ所定めております。大宇陀区におきましては15カ所、菟田野区におきましては17カ所、榛原区におきましては19カ所、さらに室生区におきましては15カ所を避難所として定めております。
しかしながら、耐震状況につきましては、耐震強度を満たしている施設あるいは一部耐震強度のある施設がそのうち15施設でございます。56年以前の建物につきましては、耐震診断を受けて耐震補強をする必要があるわけでございまして、これにつきましても、やはり避難所ということから、安全な施設にする必要があろうかと思っておるところでございます。
それと、避難するときの指導者というんですか、そういう方につきましては、自主防災組織の中でもリーダー役の人も養成をしておるところでございまして、そういった方、あるいは消防団の団員の方が誘導していくというようなことでやっていきたいと、このように思っております。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
避難所66カ所、宇陀市にはあると言われましたね。そして耐震の調査、されていないところも大分ありますと。こんなん避難して、屋根の上が落ちてきたらどうするんですか。こんなん避難所とは言えないんじゃないですか。ちゃんと耐震の調査をして、そしてまた中を強化して、それでこそ避難所と言えるんじゃないですか。これはおかしいですわ。こんなん、いざその惨事になってそこへ避難する。避難していても、そんなん安心して避難できないじゃないですか。
そして、もし川に囲まれた区域がありますね。自治区がありますやんか。そういう場合に、橋を渡っていかなければならない。そしたら、橋がその地震によって落ちたとなれば、どういうようなことを考えられておるんですか。それもやっぱり考えていなければ、この宇陀市の中には川も多いですよ。だから、それもちょっと教えてください。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
お答えさせていただきたいと思います。
先ほども答弁の中で、職員の配備体制もお答えさせていただいたわけなんですが、災害が発生しますと職員を参集するわけでございまして、あるいは先ほども申し上げました消防団も出動いたします。そういった職員あるいは消防団が誘導していくというような形になってきますので、安全な経路を探して誘導するということになります。
また、先ほどもご指摘がございました避難所につきましては、確かに避難所は安全な施設であるのが本来でありますが、今のところ、そういうような状況でございます。応急的な、一時的な避難所としてとりあえず避難していただいて、その後、また被害の状況によりまして対応していくということになろうかと思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
とりあえず耐震の強化をしていただいて、そしてまた66カ所ですか、これをちゃんと市民にわかるように避難所を文書とか何かで、資料とかで各市民のお宅へ1枚ずつ玄関のところへ張っていただいたら、すぐに大惨事のときにわかりますよね。そういうようにしてくださいよね。だから、どこへ逃げたらいいのかわからない、避難したらいいのかわからない。避難したところが耐震の調査もされていない。それで、屋根は落ちてくる。どうするのというような話になったら、これもつまらん話です。
それでは、次の質問に入らせていただきます。
他の自治体では、防災の日によく防災訓練がなされています。私は、この宇陀市で防災訓練がされているのを自治区で余り見たことがないんですわ。そういう中で今後の計画、避難誘導の役割分担とかいろいろありますけれども、どういうような市民の皆さんに避難訓練をしていただこうと。年に何回ほどしていただこうというように思っておるんですか。これを教えていただきたい。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
お答えさせていただきます。
現在のところ、避難訓練というのはやっておらないわけなんですが、先ほども申し上げましたように自主防災組織ということで、身近な自治会がそういった災害が起こったときに未然に防ぐというようなことから、自治会に現在、働きかけまして早く設立していただくようにお願いしておるところでございます。以上です。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
部長、余りしつこいと思わないでくださいね。これは、市民の本当に財産も命も守る観点から考えれば、やっぱりこれは質問しなければならないと、私はこのように思っておるんですわ。わかってくれますやろう。
だから次の質問に入らせていただきます。
被災者を救出するとき、各消防署でレスキュー隊等々がございますよね。このレスキュー隊をうまく各区へ配分できるのかどうか。いざ惨事というときにね。そして今、レスキュー隊は、広域消防署の中でちゃんとそれは備えられておるのか、隊員はちゃんとおられるのか、これをちょっと聞かせていただきたい。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
広域消防のレスキュー隊につきましては、現在、聞かせていただいておるのは全職員120名ぐらいおるということで、そのうち、いろんな研修を受けたレスキュー隊が11名ということで聞かせてもらっております。11名であれば、大体2班か3班ぐらいはとれるのと違うかなということで、もしそういった災害が起こった時点には、各区に行けるというような状況であろうかと思います。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
そうしたならば、大惨事になったときには本当にけが人、そしてまた車の事故も多発するとこのように思っておりますので、それを想定して僕は尋ねておるわけでございます。
そうなればけが人も続出します。そしたら、この市民病院。どういうような救急救命の受け入れをするんだろうと。これも本当にこの前から僕も病院へちょいちょい行かせていただきましたけれども、受け入れ体制はちゃんとできるのかな、こういうような心配をしておるわけでございます。市民の皆さんもその心配をしてはると、私はこのように思っております。部長、その辺、詳しく答弁をお願いします。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
災害時の市立病院の受け入れ体制ということですけれども、災害の状況や市立病院自体の機能の状況にもよると思うんですが、病院が被災をいたしましてかなりの重症なときには、入院患者さんの治療や安全を第一といたしますので、入院患者さんの被害が大きければ、即座に救急というか、そういう患者さんの受け入れは不可能と、困難かと思います。
しかし、病院の被害が少なくて、入院患者さんの治療や安全が確保されているとした場合は、病院の機能、例えば医療スタッフや機材、また医薬品などにも限りがございますので、そうした状況もありますので、病院内もかなり混乱することも予測されます。
そうした中で、災害時には制約された条件のもとで、一人でも多くの傷病者に対しまして最善の治療を行うことに努力してまいりますが、災害現場におきましてトリアージされます区分によりまして、患者さんの状況により受け入れを行っていきたいというように思います。
また、今言われていますように、東海地震や東南海地震など大きな災害が及ぼすであろうと今、予測されております。そうした大災害時には、他の医療機関もかなり混乱しているということが予想されますので、そのような状況下のもとでも、それぞれの医療機関の機能を十分発揮しながら、可能な限り的確で、素早いトリアージが必要とされますので、そうしたトリアージには、一人でも多くの傷病者を救うために、災害時におけるトリアージには皆さんもご協力いただきたいというように考えております。
また、こうした受け入れを行うために、市立病院におきましては年間、防災訓練を2回、トリアージ訓練を1回、毎年行っていると。そういう災害に備えた訓練を行っているところでございます。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
今、病院局長は、皆、収容できかねますというような話もちょっとなされましたね。しかし、宇陀市立病院など東和医療圏の中に病院は、たくさんあります。そうした病院と、いろいろな大惨事に向けて連携をもった話し合いはしてはりますのかな。
今、答弁を聞いたら、全然そういう話し合いというのはなされていないというように僕は把握しましたけれども、そういうことについて再度、お答え願います。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
今申し上げました市立病院におけます防災訓練なりトリアージ訓練につきましては、広域消防なり県下の医療対策チームというようなものを想定いたしまして、近くの病院なり消防署等の要請も行いまして、そうした搬送訓練も行っておりますので、日ごろから、そういった形の訓練はやっております。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
今言ったように、いろいろと、近くの病院とか東和医療圏の中の病院と助け合って、物事を考えるようにしていただきたい。いざ惨事になったら、本当に前から話し合い、そしてまた準備をしておかなければ、できるものではないんです。よろしくお願いしておきます。
それでは、市長に質問をさせていただきます。
市長、いろいろと今、避難訓練、聞かせていただきましたけれども、宇陀市においては、私は本当に緊急の場合どうするんだろうと。今、答弁をいただいて、こんな思いでいっぱいですわ。ちゃんとしておいても被災者、続出します。そんな中で市長はどのように考えておられるのか。
そしてまた、はっきり言うた話、市長、僕は何も言いませんけれども、この予算的なことですよね。大体、防災に関する予算は、市長は幾らぐらいつけてくれているんですか。これはちょっと、それはもうわかります。100万円つけてくれていますやんか。そのほかにもいろいろ考えてはりますやんか。これは訓練したら、幾らかやっぱり持っていかなあかんと。この範囲の中で訓練してくださいというようなこともありますやんか。そういうようなことを推定していただいて、どういうように考えられているのか。
そしてまた、今まで質問をしてきました。これを総括としてまとめていただいて、市長に全般的なことを。そしてまた、さっき堆積土砂がありましたね。ゲリラ的豪雨に備えて撤去しなければならないということも踏まえた総括、答弁をよろしくお願いを申し上げておきます。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
災害に備えた問題等については、先ほどからもいろいろ山本議員からのご指摘もありましたし、各部長からも答弁をいたしました。
総括的ということになるんですが、私は今日、今もそうなんですけれども、やはり防災計画をしっかり立てた、宇陀市の防災計画を立てました。行政の中で職員にも、そういう防災意識というものをしっかり持ってもらうということで、宇陀市ができましてから、危機管理室というものをつくりました。ことしも、その組織そのもの自体をもう少し大きくして広げて、この防災に備えていこうという体制を、組織の上で体制をとっているわけです。
防災計画につきましては、何ページに及ぶ防災計画かちょっとわかりませんけれども、相当の防災計画をしっかり立てました。しかし、私は防災計画を立てたところで、絵にかいたもちだったら何にもならんということを常々皆さんに申し上げているわけです。したがって、この防災計画に沿って訓練、いわゆる実践をしたのかどうか。これを一遍、皆さん考えよということをやかましく言ってまいりました。
私は、これに沿った訓練というのは余りやっていないのではないかなという思いを持っているんですが、やっぱりいろいろとあの計画の中にも、いわゆる災害の予防計画もありますし、それから災害が起こったときの応急対策、いわゆる計画、そういうような計画をざっと並べているわけです。それを一々一々、私は実践に備えて訓練をやってみたらどうかということを、もうかねがねやかましく言っておるわけです。これからも、私どもの組織の中でもしっかりとそれを固めて、できるだけ早く実践に移して訓練を実施してもらうようにということを申し上げてきました。
まず一つの問題は、やっぱり大きな災害が起こったときには、これはもう宇陀市だけの話と違って全体の話でありますので、どこへ応援を求めたところで、皆それぞれのところが大変なことになっているんですから、自分たちのまちは自分たちで守るんだという意識をしっかりと持ってもらうということから、避難を先ほど66カ所という避難所、私は決して満足すべき避難所ではないと思っております。
しかし、それを耐震も何もやるといったら大変なことになるんですけれども、そういう検証だけはちゃんとしておかないかんだろうとこう思っておりますし、そこにはトイレもないようなところもあるかもわかりません。そういうような問題も十分踏まえながら、考えておかなければならないと思いますし、もう一つは、やっぱり避難訓練をするのに、それぞれのところを計画の中で防災マップをつくっておいて避難はそうですよと言ったって、これはもう到底、私は無理な話だろうと思います。それぞれの避難箇所に合ったような避難マップというものを大きなものをつくって、それぞれの家庭に、起こったときにはここへ避難するんだということを認識しておってもらうということも大事だと。これが、私は予防だとこのように思っておりますので、これからもそういうような避難訓練、もちろんリーダーも要りますし、その避難をどこの道を通ってどうやるんだとか、そこまで先ほどの話があったように、やっぱりやっていっておかな、これは大変なことだろうと思います。だから、しっかりと計画を立てたところで実践を、いわゆる訓練をしっかりやっていかないかんということを考えております。
同時にまた、もちろん市自体の訓練もありましょうし、区自体の訓練も必要かもわかりませんけれども、まず第一に地域の自主的な訓練、自主防災訓練というものをしっかり身につけてもらおうということを私は大事にしていかなければならないのではないかなと、このように思っております。
したがいまして、これからもその大きな災害、地震に備えて、やっぱりやっていかなければならないと思いますし、先ほどレスキューの話もありましたけれども、これは広域消防の中でちゃんと心得てやってくれているだろうと思います。
同時にまた、病院の問題につきましても、あの病院自身そのものが耐震になっているかどうか。それこそ大概大きな災害が起こったときには、恐らくあの病院に皆、殺到するのではないかなという予測をしているんです。そういうことも十分踏まえながら、早く病院も建てて、対応のできるようなこともやっぱりやっておかなければいけないのではないかという思いもありました。
そういうことで、防災に対するそれぞれの箇所をしっかりとこれから検証しながら、どういうようにするかということも対応していかなければならないなと、このように思っております。私は何か防災対策本部長のようでありますので、そのことも十分踏まえながら、しっかりと市民の皆さんに、そして地域の皆さんに、それぞれの各団体の皆さんにそういうことをお願いをしていきたいなと思っております。
土砂災害の話は、これは先ほど話がありましたように、市でやれるものは市でやりますし、県の方にお願いをするやつは県の方にお願いをいたしております。なかなか予算的な話で満足のいくようなことではないんですけれども、宇陀土木の方でも順次、やっていきたいということでありますし、先般も、私は木津川上流の方にも話をしました。同時に、淀川水系の事務所の所長にも話をしてきました。そういう全体的な問題を踏まえながら、土砂災害、いわゆる土砂堆積についての除去、そういうものを考えてほしいということを要請してまいりました。徐々にやってくれるだろうとこのように思っております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
市長、本当にわかりやすい、いい答弁をありがとうございました。市民は市長のこの声を聞かせていただいて、本当に勇気づけられたとこのように思っております。
しかし、防災訓練、各自治区で周知していただく。それは周知していただかなあきません。しかし、その防災訓練を指導するのは、これもはっきり言うた話、行政の皆さんが指導していただかなければ何をやっていいのかわからないんですよ。わかりますやろう。それは行政にちゃんと任せ、そしてまた行政に教えてもらい、そして一からそれを積み重ねて防災訓練というのは成り立っていくんです。しかし、行く行くしますでは困ります。直ちにしていただきたい、このように思っております。
簡単な質問でしたけれども、これで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
山本繁博議員の質問が終わりました。
議長(玉岡 武君)
お諮りいたします。
一般質問の途中でありますが、残り15名の方からの質問が予定されており、本日中に終了できない見込みであるため、本日の会議はこれで延会したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、本日はこれで延会することに決しました。
次の本会議は、3月25日水曜日午前10時から、一般質問を再開いたす予定であります。
本日は、これにて延会いたします。
ご苦労さまでございました。