本文
日程 |
内容 |
|
---|---|---|
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
19番 |
大西 進 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
教育長 |
向出 公三 |
総務部長 |
向田 博 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
山本 栄次 |
農林商工部長 |
穴田 宗宏 |
都市整備部長 |
西田 茂 |
土木部長 |
南 幸男 |
農業委員会事務局長 |
太田 政幸 |
教育委員会事務局長 |
字廻 幸雄 |
教育委員会事務局参事 |
巽 幹雄 |
水道局長 |
山下 勝史 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内 均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
会計管理者心得 |
藤田 静孝 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
上田 順啓 |
総務部人事課長 |
桝田 守弘 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
財務部税務課長 |
栗野 肇 |
財務部収納課長 |
宮下 公一 |
都市整備部都市計画課長 |
山口 尚平 |
都市整備部公園課長 |
森井 清秀 |
都市整備部下水道課長 |
辻本 政弘 |
土木部営繕課長 |
谷口 康夫 |
議長(玉岡 武君)
おはようございます。
開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成21年第1回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、年度末、公私ともに皆様方大変お忙しい中ではございますが、議員各位、また理事者各位におかれましては、ご参集、ご出席いただきましたことを厚くお礼を申し上げる次第でございます。
また、本日、本会議までに当たりましては、全員協議会を初めとして委員会、それぞれ各部署におきまして、きょうの日に当たって慎重なご審議、会議をいただき、きょうの運びとなりましたことをあわせてお礼を申し上げさせていただきたいと思います。ありがとうございます。
本定例会に提出されました議案は、平成21年度特別会計予算案を初め、条例の制定及び一部改正、20年度一般会計ほか特別会計補正予算、人事案件等々、多くの重要案件が提出されております。
議員各位には慎重にご審議を賜りますとともに、会期中の本会議を初めとする一般質問あるいは各委員会を通じまして議会がスムーズに進行できますよう、皆様のご協力をよろしくお願いを申し上げます。
また理事者各位には、簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁をくださいますようお願いを申し上げ、開会のごあいさつといたします。
議長(玉岡 武君)
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者の写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、あらかじめご了承をいただきたいと思います。
ただいまの出席議員は19名であります。
11番、森下裕次議員の欠席届を受理しております。
定足数に達しております。よって、ただいまより、平成21年第1回宇陀市議会定例会を開会いたします。
前田市長から施政方針表明を兼ねて招集のごあいさつがございます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
皆さん、おはようございます。
本日、平成21年第1回定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては何かとご多用の中をご参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
本日提案する平成21年一般会計予算及び特別会計予算を初め重要諸議案についてご審議をいただくに当たりまして、平成21年度の市政運営に臨む重点施策について、私の所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
さて、政府では、昨年のアメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズが経営破綻したのを契機に、世界同時株安による金融資本市場が100年に一度と言われる危機に陥り、我が国の経済についても世界的な景気後退を受けて、外需面に加え、国内需要も停滞し、景気の下降局面が長期化をして深刻化するおそれがあると予想をいたしております。
そうした中で、国では、国、地方を通じてこれまで行ってきた財政健全化に向けた基本的方向性を維持しつつ、引き続き経済財政運営と構造改革に関する2006及び財政の持続可能性を確保する政策枠組みを維持しつつ、状況に応じ、即効的な内需刺激の財政政策も踏まえ、生活者の暮らしの安全、金融・経済の安定化及び地方の底力の発揮に施策を集中するために、平成21年度の国の一般会計予算は88兆5480億円、前年度比6.6%増と、積極型の予算が形成されたところであります。
また、平成21年度の地方財政の歳入歳出予算規模は82兆5600億円、前年度比1.0%減でありますが、地方財政は、地方財政計画の規模の抑制に努めても、なお財源不足が大幅に拡大する状況にあり、特に社会保障関係経費の自然増や地方財政の多額の借入金残高により、その償還負担が高水準で続くことから、将来の財政運営が圧迫されることが強く懸念をされております。
その一方、100年に一度と言われる経済危機の中、国民生活の不安を解消するとともに地域の雇用を維持するためには、国との十分な連携のもと、地域の実情に応じた適切な対策を講じていくことが求められております。
こうしたことから、地方の果たす役割は、市民が生活権の安全を実感できるように、信頼される施策を展開していくことが大原則で最重点と考えております。
しかし、全国的にも地方財政は大変厳しい状況下にあり、合併後3年を経過した本市においても、引き続き財政状況は好転したとは言い切れない状況にあります。本市の財政指標は、依然として、国が示す地方公共団体の財政状況の評価に用いられる財政健全化判断基準の数値を見る限り、許容の範囲内にあるものの、決して楽観視できない数値を示していることから、今後さらなる行財政改革を断行していかなければなりません。
このような状況を踏まえ、平成21年度当初予算編成に当たっては、後ほど説明をすることといたしますが、平成18年度に策定された行政改革大綱で定められた実施計画に基づく人件費の削減を初め、各種事務事業、既存の事業計画の見直しを行い、大幅な歳出削減を行うとともに、市税収入の確保や受益者負担の適正化を初め自主財源の確保に努めてきた結果、本市の平成21年度における一般会計予算は181億円とし、対前年度比0.3%の増といたしました。本市も合併4年目を迎え、住みよい豊かなまちづくりを行っていくためにも、さらなる行政改革と各区の均衡を図りながら、大胆な経費削減と自主財源の確保に取り組み、市民と行政が一体となって、宇陀市総合計画で掲げる「自然と共生し、歴史・文化が育む、ふれあいと活力ある宇陀市」の実現に向けた諸施策に取り組んでまいる所存であります。
それでは、平成21年度の主な重点施策について、総合計画の施策体系に沿った中で、特に配慮した施策についてご説明を申し上げますが、特に平成21年度の予算編成に当たっては、安全・安心に向けたまちづくりの施策に重点を置くことといたしました。
一つ目には、自然と共生した快適に暮らせるまちづくりに対する主要施策として、昨年から市内全域においてごみの分別化を実施し、ごみを減らす住民意識の高揚を図るとともに、河川などに排出される水質の保全に努め、快適で潤いのある生活環境を維持するためにも、合併浄化槽の設置を引き続き推進し、環境保全と循環型社会の構築を推進してまいります。
また、市民や訪れた人が潤いと安らぎを感じ、さまざまな交流の機会を生み出すことのできるよう、自然や公園など、だれもが憩うことができる安らぎと触れ合いの空間整備を推進してまいります。
次に、いきいきと健やかな安らぎのあるまちづくりに対する主要施策としては、地域医療体制の充実として取り組んでまいりました市立病院の建てかえについては、実施設計が終わり、平成23年度の完成を目指して平成21年度から建築工事着工に向けた準備を進めてまいります。
また、だれもが健康な生活を送ることができるために、特定健康診査等実施計画を中心とした各種健診を充実するとともに、特に平成21年度からは、子育て支援対策として妊婦健診の負担軽減を図るため、現在実施しております3回の補助制度から、国が示す14回の健診すべてにおいて補助を行うこととし、妊娠早期からの健康管理を支援し、安心して妊娠、出産ができる体制の充実を図り、子育て支援が充実したまちづくりを進めてまいります。
次に、本市における高齢化比率は既に28%を超えており、高齢者福祉の充実が一層求められていることから、高齢者福祉サービスや介護予防に対する諸事業をさらに推進するとともに、昨年度からスタートした後期高齢者医療制度の運営についても関係機関と連携を図りながら、市民の理解を得ながら健全な制度運営に努めてまいります。
また、だれもが住みなれた地域で安心して暮らせる社会を築くために、障害者自立支援法に基づく在宅支援サービスなど、各種事業を引き続き効果的に実施してまいります。
次に、安全・安心で潤いのある定住のまちづくりに対する主要施策としては、市街化の活性化を図るために、宇陀市の玄関口であります近鉄榛原駅北口へのアクセス道路と、駅南口の交通渋滞の緩和を図るための都市計画道路東町西峠線の整備や駅周辺の整備進めるとともに、市内の生活道路の継続的な改良を行い、安全性と利便性の向上に努めてまいります。
また、合併後の主要施策として取り組んでまいりましたケーブルテレビ施設整備事業も、昨年の10月末に市内全域で完了し、11月からケーブルテレビの11チャンネルで、まちづくりに対するさまざまな行政情報や地域における市民の取り組みを紹介する自主放送も開始したところでございます。この自主放送につきましても、より充実した番組制作を目指して取り組みを進めてまいります。
次に、安全・安心のまちづくりの根幹であります防災対策につきましては、災害時における円滑な避難・防災活動が行えるよう情報通信システムの整備が必要なことから、国の地域活性化・生活臨時交付金事業の適用を受け、現在各区に設置しています防災無線の統一化とデジタル化に向けての基本設計を行い、防災情報ネットワークの高度化を進めてまいります。
また、市民一人一人の防災意識の高揚を図りながら、市内自治会を中心とした自主防災組織の立ち上げに対する支援と自主防災組織の資機材の充実を図っていきます。
さらに、近い将来発生する可能性が高いと言われる東南海・南海地震等に対する防災基盤の整備と充実を図るために、防災用備蓄水槽の整備や学校の耐震診断を進めていきます。
また、市民生活に必要な路線バスの運行については、バスの不採算路線の休廃止が進んでいくことから、必要な公共交通サービス体制を維持し、市民のニーズに対応したデマンド交通体系を視野に入れた基本計画を策定し、市民生活の利便性を図ってまいります。
次に、一人ひとりが輝き、個性・創造を育むまちづくりに対する主要施策としては、人権が尊重される社会の実現を目指した人権教育推進事業、人権啓発事業などに引き続き取り組み、人権尊重と擁護に努め、明るく住みよいまちづくりを進めていきます。
教育振興については、年々児童・生徒数の減少が深刻化する中で、未来を担う子どもたちが、心身ともにたくましく成長できるような教育環境を推進するため、家庭・学校・地域が一体となった教育体制の構築に努めてまいります。
学校給食に対する食の安全性についても引き続き細心の注意を払い、安全で衛生的な給食サービスを提供してまいります。
また、生涯学習の充実やスポーツ振興にも力を注ぎ、利用施設の充実や利用者が使用しやすい効率的な管理運営を推進していきます。
次に、地域資源を活かした産業・交流振興のまちづくりに対する主要施策としては、本市の基幹産業である農業の効率的な生産・管理を図るために、引き続き農用地等の保全や農業生産基盤の整備を推進していくとともに、国の地域再生計画の認定を受けて、旧内牧小学校を利用して進められております間伐材を有効利用した木材加工製品の生産施設についても、引き続き支援をしてまいります。また、地場産業である毛皮革産業振興のための支援も引き続き行ってまいります。
さらには、市内の企業立地と財源の確保を促進するために、企業誘致条例を制定し、産業の活性化と雇用機会の拡大を図ってまいります。
商工観光振興につきましては、宇陀市のまちの魅力や観光情報を全国的に発信する絶好の機会でもある、平城遷都1300年記念事業に積極的に参画することといたします。本年度の年末から年始にかけての室生寺でのオープニングイベントを起点として、市内各地への体験ツアーを展開するなど、広域的、戦略的な地域振興を図っていきます。
さらに、観光産業の振興に努めるために、職員の体制の充実と職員の意識改革に取り組んでまいります。
また、市内の歴史・文化活動の拠点として、大宇陀区の重要伝統的建造物群保存地区保存事業等を引き続き行うとともに、室生寺を初めとした市内各地の歴史・文化資源の保全と観光的活用を図ってまいります。
次に、みんなで創る協働と参画のまちづくりに対する主要施策につきましては、市民と行政が一体となった協働のまちづくりを進めていくためには、市民のニーズを的確に把握していかなければなりません。そのためには、行政からの情報提供と説明責任を果たすために、広報紙、ホームページ、昨年から開始した自主放送を通じて行政情報の公開を進めるとともに、多様な参画機会を通じて市民のニーズの把握と対話を推進してまいります。
さらには、市民の一体感の醸成と宇陀市に愛着を持ち続けるために、市の歌等の制定に取り組んでまいります。
以上、平成21年度における主要施策について申し上げてまいりました。
最後に、江戸時代末期の思想家であります吉田松陰が残した、「1日1字を記さば、1年にして360字を得、1夜1時を怠らば、100歳の間、3万6000時を失う。」という名言があります。
これは、一日一日がいかに大切であるかを示した言葉であります。この厳しい財政難の中でありますが、私も含め職員一人一人が一日一日を大切にし、持てる力を最大限に生かして、宇陀市が豊かで住みよいまちとなるよう全力を傾注してまいる所存であります。議員各位並びに市民皆様のご理解とご支援を賜りますようお願いを申し上げます。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめ配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、議長において12番坂本徹矢議員、13番山本新悟議員を指名いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会は、本日から3月27日までの25日間といたしますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日から3月27日までの25日間と決定いたしました。
議長(玉岡 武君)
日程第3、諸報告を行います。
初めに、諸般の報告を行います。
去る2月25日に開催されました奈良県市議会議長会の報告を事務局長にさせます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
おはようございます。
命により、ただいまから平成20年度第4回奈良県市議会議長会出席の報告をさせていただきます。
去る2月25日水曜日午前11時から、橿原市において、平成20年度第4回奈良県市議会議長会が開催され、玉岡議長、山本新悟副議長と私、樋口の3名が出席いたしましたので、その報告をいたします。
まず開会に、奈良県市議会議長会、安川会長の招集あいさつの後、会議に入りました。
諸報告では、事務報告として、昨年11月21日から本年2月13日までの市議会議長会の活動報告並びに会議出席報告があり、協議の結果、了承されました。
なお、今回の報告の中で、地方議会議員年金制度に関する安定確保のための奈良県市議会議長会での今後の取り組みについて提案があり、協議されました。
続いて協議事項として、1点目は、平成21年度奈良県市議会議長会事業計画(案)について。2点目は、平成21年度奈良県市議会議長会会計予算(案)について。3点目につきましては、平成21年度市議会議長会役員割り当てについて協議され、役員割り当ての結果につきましては、平成21年度の市議会議長会会長市は生駒市となり、副会長は橿原市となりました。宇陀市につきましては、全国市議会議長会の地方財政委員として選任されました。
以上、協議事項の3件につきましては、審議の結果、すべて原案どおり可決されました。
以上のとおり、報告をさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、去る2月17日に奈良県後期高齢者医療広域連合議会が、また2月20日に東宇陀環境衛生組合議会が開催されておりますので、出席議員の代表からご報告をお受けいたします。
先に、奈良県後期高齢者医療広域連合議会の報告をお受けいたします。
奈良県後期高齢者医療広域連合議会報告者、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
皆さん、おはようございます。議席番号15番の高橋重明でございます。ただいま議長からの許可を得ましたので、報告をさせていただきます。
あらかじめ、本日、机上に参考報告書の一部を配付させていただいておりますので、重複する部分については省略させていただきます。
去る2月17日午後2時から、奈良県後期高齢者医療広域連合議会第1回定例会が奈良県市町村会館で開催されました。本定例会の目的は、平成21年度一般会計予算等、予算関連議案4件と条例の一部改正議案3件、及び人事同意案件1件の計8件の審議のため開催されました。
出席者は執行側の藤原広域連合長と副連合長2名、議会側は橋本議長以下17名、欠員1名、欠席2名と事務局担当者が出席いたしました。
提出されました議第1号、奈良県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部改正、議第2号、臨時特例基金条例の一部改正の2議案は、平成21年度以降における被保険者の保険料の軽減措置を行うための条例改正であり、軽減に伴う不足額及び今後の諸経費を国庫より交付されるものを臨時特例基金に積み立てるための関連条例の改正であります。
さらに、議第3号、平成20年度一般会計補正予算、同じく特別会計補正予算は、議第1号、第2号の条例の一部改正に伴い、歳入予算額、歳出予算額の増減額の変更であります。
次に、奈良県後期高齢者医療広域連合特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正については、副連合長が3名になったうち1名が選任の同意を得ましたので、それに伴う給与の改正でございます。
採決の結果は、すべて全員賛成で承認され、午後2時55分に全部の審議を終えました。
以上で、平成21年第1回奈良県後期高齢者医療広域連合議会定例会の報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
次に、東宇陀環境衛生組合議会の報告をお受けいたします。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
おはようございます。議席番号3番、山本良治でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、東宇陀環境衛生組合議会の報告をさせていただきます。
既に、概要につきましてはお手元に配付されたとおりでございますので、朗読をもって報告とさせていただきます。
去る2月20日午後3時より、平成21年第1回東宇陀環境衛生組合議会定例会が東宇陀クリーンセンターにおいて開催されました。
宇陀市からは組合議員として上田徳議員、山本新悟議員、そして、当組合副議長として山本良治が出席いたしました。なお、大西議員につきましては、所用のため欠席をいたしました。
組合議会定例会につきましては8名出席で議会は成立し、その後、日程に基づき会議録署名議員の指名、会期の決定がなされ、岡田管理者のあいさつ後、議事に入りました。
付議された内容につきましては、議決第1号、平成20年度東宇陀環境衛生組合一般会計歳入歳出補正予算(第1回)について、議決第2号、平成21年度東宇陀環境衛生組合一般会計歳入歳出予算について、以上2件が提出されました。
議決第1号は、平成20年度一般会計補正予算(第1号)について、前年繰越金の増額に伴い82万4000円を増額し、予算総額2億745万4000円とするものであります。
議決第2号は、平成21年度一般会計予算について、歳入歳出予算それぞれ2億1694万9000円と、前年度予算に対しまして1031万9000円の増額予算となりました。
以上2件について、それぞれ審議の結果、すべて原案どおり全会一致により承認、可決され、午後3時50分、議会を閉会いたしました。
以上で、2月20日に開催されました東宇陀環境衛生組合議会定例会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
以上で諸報告を終わります。
次に、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、2月24日に議会運営委員会、1月8日及び2月16日に美榛苑経営検討特別委員会、1月26日及び2月23日に市立病院建設特別委員会、2月16日に政治倫理条例検討特別委員会、2月18日に行政改革特別委員会が開催され、それぞれ所管事項について調査並びに審査をいただいておりますので、各委員長から報告をお受けいたします。
なお、委員長報告に対する質疑は、すべての委員長報告終了後、お受けいたします。
初めに、議会運営委員長の報告をお受けいたします。
9番、多田與四朗委員長。
9番(多田 與四朗君)
皆さん、おはようございます。議席番号9番、多田與四朗でございます。ただいま議長の発言許可をいただきましたので、議会運営委員会の委員長報告を朗読させていただきます。
平成21年第1回定例会の議会運営委員会は、正副議長と全委員並びに理事者側から前田市長、森田副市長、向出教育長、向田総務部長、中尾財務部長の出席により、平成21年2月24日午前10時から、市議会第1委員会室で開催をいたしました。
委員会報告につきましては、事前の報告書並びに資料等を配付させていただいておりますので、本定例会運営等に関する協議につきましては概要報告とさせていただきます。
本定例会における市長提出案件につきましては、平成21年度の当初予算16件を初め、専決処分2件、条例の制定、条例の一部改正が19件、補正予算関係7件、その他の議案では、損害賠償1件、訴えの提起、この訴えの提起は市営住宅使用料の滞納に関する訴えでございます。これが6件ございます。それから、東宇陀環境衛生組合規約変更1件。これは、ご承知のように、東宇陀クリーンセンターの件でございます。人事案7件の計15件、報告1件が本日提案されます。
議案の取り扱いにつきましては、専決処分関係2件は本日提案、即決といたします。
条例関係議案19件のうち、11件を委員会付託といたします。
まず、総務文教常任委員会には、議案第3号、宇陀市キャラクター等選考委員会条例の制定について、議案第10号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正について、以上2件を付託いたします。
福祉厚生常任委員会には、議案第9号、宇陀市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について、議案第12号、宇陀市介護保険条例の一部改正について、議案第13号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、議案第14号、宇陀市斎場及び火葬場条例の一部改正について、議案第19号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正についての以上5件を付託いたします。
産業建設常任委員会には、議案第15号、宇陀市企業誘致条例の制定について、議案第16号、宇陀市公園条例の一部改正について、議案第17号、宇陀市営住宅条例の制定について、議案第18号、宇陀市営改良住宅条例の制定についての以上4件を付託いたします。
委員会付託以外の8件は、本日提案、即決といたします。
次に、補正予算案件についてでございますが、7件のうち2件を委員会付託といたします。
まず、議案第20号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)については、本会議2日目に設置されます予算審査特別委員会に付託いたします。議案第24号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、福祉厚生常任委員会に付託いたします。
委員会付託以外の5件全部は、本日提案、即決といたします。
平成21年度当初予算の16件は、本日提案説明を受け、本会議2日目に質疑を行い、予算審査特別委員会を設置し、委員会付託といたします。
予算審査特別委員会設置とあわせまして、委員の選任を行い、正副委員長の互選を行っていただきます。委員会の構成は、委員9名及び議長とし、3常任委員会から委員各3名の選出をお願いいたします。なお、選出委員の氏名報告は本日中にお願いいたします。
その他の議案15件のうち、議案第50号、東宇陀環境衛生組合規約の変更については、福祉厚生常任委員会に付託いたします。
委員会付託以外の14件は、本日提案、即決といたします。
審議方法につきましては、本日即決の案件は、提案説明を受けた後、質疑、討論、採決を行います。付託案件につきましては、本日は提案までとし、2日目の本会議において質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決に入りますので、よろしくお願いをいたします。
報告の部につきましては、本日、資料がお手元におありかと思いますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条の規定により、平成20年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告が宇陀市教育委員会よりございますので、よろしくお願いいたします。
次に、議会提出議案関係についてでありますが、まず、発議第1号、宇陀市議会議員定数条例の制定については、さきの12月定例会で議員定数検討特別委員長より、議長の諮問に対する答申を兼ねたご報告をまずいただきました。さらに、1月27日の全員協議会におきましてご承認をいただいておりますので、本日提案、即決といたします。
次に、意見書、発議についてですが、議員から2件提出されており、いずれも所定の提出者、賛成者がございますので、2件全部を本会議最終日に提案、即決といたします。
なお、内容につきましては、事前に配付させていただきましたとおりでございますので、ご了解ください。
また、各団体等から議長または議会あてに提出されました要望、陳情は今回ございませんでしたので、この件に関する取り扱いはなしということになります。
議案以外の諸報告につきましては、諸般の報告として、閉会中の一部事務組合などの議会関係報告並びに閉会中の委員会開催報告を本日行っていただきます。
その他全般につきましては、関係する議案はなるべく一括提案し、説明の後、個別に質疑、討論、採決を行いますが、議案の内容によっては討論を省略し、採決を行います。
なお、議案書の朗読は、議長の指名により、議会事務局長が行います。
議案などの取り扱いにつきましては以上のとおりでございますが、今期定例会の会期は先ほど議長が申されましたように、またご議決いただきましたように、本日から3月27日までの25日間とし、本会議は本日及び3月11日、3月25日、3月26日、3月27日に開催をいたします。
なお、会期は27日までとしておりますが、すべての議事が終了をした場合、会議規則第7条の規定により、終了したその日に閉会をいたします。
会期中に開催を予定される委員会は、先ほども申しておりました付託案件が中心となりますが、福祉厚生常任委員会が3月12日、午前10時からでございます。総務文教常任委員会が3月13日、午後1時30分からでございます。産業建設常任委員会が3月16日、午前10時からでございます。
それに、平成21年度当初予算、予算審査特別委員会が3月17日、3月18日、3月19日、それぞれ午後1時30分から予定をされております。そしてさらに、3月23日午前10時から、あわせて予定をしております。
この予算審査特別委員会に関しましては、昼からということになっておりますけれども、これは日程の都合上、市内の幼稚園、中学校、小学校の卒業式が入っております。以上、ご承知おきください。
一般質問につきましては、本会議第2日目及び本会議第3日目、4日目を予定しておりますが、質問通告数によりまして変更する場合がございますことをあらかじめご承知おきください。
発言通告書の受け付けは議会事務局で受け付けておりますが、本日午後1時に締め切ります。
通告方法につきましては、さきの議会運営委員会報告書にも記載いたしましたが、一般質問の通告書は原則として電子メールや郵送での通告、代理人に託すのではなく、通告者自身がご持参くださるようお願いします。
なお、他の公務などでやむを得ず代理人に託した場合は、議長、副議長に協議いただき、発言順等を決定していただきますので、ご了解ください。
発言順は通告順として、同種の質問につきましては、受け付け終了後、正副議長により調整をしていただきますので、通告内容は詳細にご記入をいただきますようお願いを申し上げます。
また、調整に当たりまして、該当議員に正副議長より連絡する場合がございますので、この点も重ねてご承知おきお願いを申し上げます。
議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は、議長において答弁をやむを得ず割愛する場合がございますので、ご了解願います。
一般質問の方法につきましては、昨年12月議会と同様、1人3問以内、議員の発言時間は質問も含め30分以内とし、質問の回数は、30分以内であれば制限なしといたします。
一般質問に関して報道機関から要請があった場合、発言議員名と発言要旨を事前公表いたしますので、ご了解願います。
一般質問は、質問及び答弁とも、わかりやすく簡潔に行うようお願いを申し上げます。
今期定例会におきましても、うだチャン11で議会初日、本日と一般質問の生放送が行われますので、休憩などの際には時間を厳守されますようお願いいたします。
事後報告になりましたが、市長より、2月27日に市長の記者会見で今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行うという旨の報告がございましたので、申し添えさせていただきます。
また、去る2月6日に開催されました文化体育事業団理事会において、財団法人宇陀市文化体育事業団の名称が宇陀市文化スポーツ振興団に変更されますとの報告を受けました。
なお、現在、奈良県に許認可申請中で、本年4月1日から変更されるとのことであります。財団法人宇陀市文化スポーツ振興団と名称が変更されるということでございます。
特別委員会についてでありますが、玉岡議長から、各特別委員会の中で設置の目的を果たし終えた委員会についての存廃について提案がございました。このことにつきましては、例えば本日、議員発議として採決されます議員定数検討特別委員会では、今期定例会において議員定数条例の制定についてが議案として提出され、可決されましたら、特別委員会設置の目的が果たされたことになります。
なお、この件につきましては、後日、全員協議会などで協議いただく予定となっておりますので、皆様方、よろしくお願いを申し上げます。
さらに、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてでございますが、さきに文書配付がありましたが、市議会議員の選出区分で1名の欠員があり、現在、奈良県後期高齢者医療広域連合で調整されておりますが、万が一、1名以上の立候補者があった場合、本会議2日目、11日に選挙を実施いたしますので、その節はよろしくお願いをいたします。
以上を協議し、午後1時10分に閉会をいたしました。
今期定例会には、平成21年度の当初予算案を初め多くの重要案件が予定されております。円滑な議会運営にご協力をいただきますようお願いをいたしますとともに、会議開始などの時間を厳守いただきますようお願いをいたしまして、議会運営委員会の報告とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
続きまして、美榛苑経営検討特別委員会の報告をお受けいたします。
19番、大西進委員長。
19番(大西 進君)
おはようございます。美榛苑経営検討特別委員会の報告をいたします。
閉会中に開催いたしました美榛苑経営検討特別委員会の報告を申し上げます。
美榛苑経営検討特別委員会は、1月8日午後1時30分、保養センター美榛苑銀河の間において、山本良治委員欠席につき、委員8名と議長、市長を初め所管の関係職員の出席並びに参考人として、保養センター美榛苑マネジャーの伊藤保氏の出席を求めて開催いたしました。
保養センター美榛苑より、平成20年度上半期の収益的収支の状況、入浴者利用の内訳、固定資産明細書の説明をいただき、その後、参考人の保養センター美榛苑マネジャーの伊藤保氏から、美榛苑管理会計平成20年度上期についての説明を受け、その後、保養センター美榛苑より具体的な考え方の提案がありました。
続きまして、2月16日午後1時30分、第1委員会室において、全委員9名と議長、市長を初め所管の関係職員の出席並びに参考人として、保養センター美榛苑マネジャーの伊藤保氏の出席を求めて開催いたしました。
私が体調不良のために、小林副委員長に進行をいただきました。
保養センター美榛苑より、これからの美榛苑における経営改善への取り組みの説明をいただきました。
各委員からいろんなご意見、質問がありましたが、主な内容だけを抜粋して報告をいたします。
人件費関係では、所長の兼務による人件費削減と職員人事について、若い職員配置による給与削減、また民間レベルに営業業務と能力向上が図られるとの意見に対し、副市長、総務部長から、4月に異動を考えていますので、今は報告はできない。それから、経営運営管理責任者の見直しがされなければ、経営再建は無理である。民間では、経営陣の入れかえがなされるのが通常であるが。職員、パートすべての方が公務員意識が強過ぎて、サービス、気遣いに欠ける。
それから、労働ローテーションの見直しとサービス業務認識の徹底と再教育について。それから、管理職員のサービスビジネスに対する能力ができていないのに、経営されるのは無理である。あきののゆが現在、指定管理者で営業されているが、自主運営に見直すことにより、美榛苑調理士の職場確保につながる。その穴埋めとしてパート調理士を入れることで、削減につながることと増収につながる。受付は職員で十分対応できるのではないか。
それから、売上向上についての取り組みは、との質問に対しまして、その一つとして、関西エリア大手旅行会社に営業展開をしている。その内容として、温泉と地元食材による食事の提供。特に温泉を売り込み、リピーターをふやせる。そこで驚いたことの、関西地区で、特に大阪地域で有名だと思っていた美榛苑が大手旅行会社に知名度がないことに驚いた。そのことに私どもも驚いたわけでございます。
現在、トイレのない客室が25余りあるわけでございますけれども、改築、改装をすることにより、ただいま年間、美榛苑を利用されている方が2万人利用されているわけですけれども、その50%を見込みますと、例えば500円程度の値上げをしますと500万円の増収となると。ただし、改装費用については大きな費用がかかるということがございます。
それから、事務所が玄関の横の一番よいところにあるが、その場所を利用して地元の物産販売をできないか。リニューアルすることについて、事務所移転に係る費用を考えると大変難しい。それならば、駐車場にテントを張って販売できるのではないか。
それから、宇陀市の観光行政と美榛苑がしっかり連携をとり、平城遷都1300年に向け、受け入れに努力する。事業収入増収を図るに地元での取り組み、観光での取り組み、市外、県外の一度利用をされた方、リピーターの取り組みについて。
それから、美榛苑として単年度の営業収支の赤字をどうするかということが非常に大事であると。黒字になることが存続することの絶対条件であると。美榛苑を残して市民に利用してもらいたいという思いは持っているが、毎年の赤字を補てんする財力は宇陀市にない。単年度の経営だけでも黒字にしてほしい。また、皆さんの税金を市外の方が利用する施設に注ぎ込むことに住民が納得できるのか。そういう多くの意見をいただきました。
理事者側の答弁、説明により、各委員おおむね理解をいただいたわけでございますけれども、また存続、廃止についても協議をしましたが、結論に至りませんでした。
1月8日午後4時5分、2月16日午後4時49分に終了しました。
これで、1月8日、2月16日に開催いたしました美榛苑経営検討特別委員会の報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
美榛苑特別委員長の報告は終わりましたが、まだもう少し報告がございますけれども、ここで10分間、休憩をさせていただきます。
午前11時00分休憩
午前11時10分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、会議を開きます。
次に、市立病院建設特別委員長の報告をお受けいたします。
市立病院建設委員長、2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
おはようございます。市立病院建設特別委員会の上田でございます。ただいま議長から許可をいただきましたので、市立病院特別委員会のご報告を申し上げます。
去る1月26日と2月23日の2回、閉会中に市立病院建設特別委員会を開催いたしました。最初に1月26日開催の報告をいたします。
午後1時30分から宇陀市役所4階第1委員会室において、辻谷副委員長、峠谷委員、大澤委員、山本繁博委員、森下委員、泉岡委員、大西委員、小林委員の8名と、高橋委員が所用で欠席されたため、私の9名の委員と玉岡議長、行政側からは前田市長、森田副市長を初め関係する所管職員の出席並びに株式会社昭和設計から常務取締役都市建設部長千種幹雄氏、松村泰孝氏が参考人として同席いただき、特別委員会を開催いたしました。
私のあいさつの後、市長のあいさつの中で、森田副市長同席のもとで奈良県知事から、昨年5月14日に設立した奈良県地域医療等対策協議会がその機能をほとんど果たしていなくて、医療計画の策定ができていないため、21年度には策定する方針であり、協議を行い、8月ごろには方針ができる見通しで、宇陀市立病院についても奈良県の医療計画が策定できるまで着工を少し延期していただきたいと申し入れを受け、知事には、宇陀市立病院の計画については県と2年前から十分に相談をしてきた経緯を説明し、知事も大変申しわけなかったと言っておられ、宇陀市としても県の医療計画ができていないということは困ることなので、そうせざるを得ないと考え、病院建設は予定どおり進めていくが、着工だけは県の要請を受け、少しおくらせる方針が示されました。
会議では、最初に担当の健康福祉部長、山本部長から、実施設計について大詰めを迎えていることが報告された後、前回の特別委員会報告にございました新病院の基本方針と設計趣旨、ゾーニング計画の基本方針について検討課題となった案件の中で、病院準備室にかかわる内容については福森室長から、診療科目の検討内容については山本健康福祉部長から、また病院運営の内容については市立病院事務局竹内参事からそれぞれ説明を受けた後、質疑を受けました。
議員の皆様には既に委員会資料を配付済みですので、内容を精査いただいていることと思いますが、市立病院建設事業実施計画について、前回の特別委員会で案件として扱った内容について、検討結果の概要を報告いたします。
医療費等の自動精算機の設置については、窓口精算と機械精算を併用する病院が増加しており、会計窓口の混雑解消や会計事務の効率化で患者サービスにつながりますが、高齢者利用がしにくいことや高額な費用がかかるので、さらに研究を前向きに進めたいということでございます。
新本館と北館の非常時の連絡については、2カ所を計画しており、風対策については設計上の工夫で対応ができる。また、避難対策はバルコニーと避難用階段の設置、並びに北館には既設の滑り台で十分対応ができる。
次に、院内、院外の呼び出しについては、診察呼び出しは電光表示で、離れた場所には予備的にマイク放送を行い、リハビリ庭園への対応は必要ないと考えています。
次に、駐車管制につきましては機械式を検討しましたが、費用対効果や外来者の誘導を含め、現行と同じ警備員による管制を考えています。
次に、温泉の利用につきましては、現在、利用者もなく設備の更新時期を迎えており、費用対効果を考え、廃止の方針で検討されています。
手術室の数につきましては、現行、毎月60件近く行っており、手術の準備時間を考慮の上、調整の結果、4室が必要であるという結論に達しております。
熱源計画につきましては、病院経営で大きく影響する内容であり、熱源を一元化してコストを圧縮し、保守点検の経費も削減するよう検討した結果、電気を採用することで特約の利用もでき、コストを一番低く抑えることができるとともに、安全性やCo2の低減への貢献も含め総合的に判断をされました。
次に、山本健康福祉部長からは、産科、婦人科の考え方について説明があり、全国的に産婦人科医の医師確保が大変厳しく、奈良県では広域的な医療の提供体制の充実で医師の集約化を図っており、県立医大と連携を図る考えで、新病院でも医師の確保が見込まれない状況から、産科の診察室は計画するが分娩室は設置せず、将来において産科の医師や助産師の確保が可能になれば、それに応じて改修、改良が可能な設計としております。
最後に、市立病院事務局参事から院内保育園の運営について説明があり、現状の運営で看護師の勤務時間に合わせ融通を図りながら、育児に係る休暇制度や短時間労働制度等の運用により、看護師確保に努めていく方針を示されております。
冒頭の市長あいさつに対する質疑を含めた質疑の後、建設事業に係る財務計画(案)についてを事案とし、福森建設準備室長から建設事業費、資金計画の2点について、竹内市立病院事務局参事から収支計画について説明を受けました。
内容につきましては、既に議員の皆様にも委員会資料でご確認をいただいておりますが、少し補足をさせていただきます。
建設事業につきましては、基本構想の時点では建築工事に係る費用が44億円、医療費に係る費用10億円、情報システムに係る費用が6億円、そして調査費等の事務費に係る費用が5億円で、合計65億円でございます。
新築建物の平米単価は33万円で、坪単価110万円、また改修に係る費用は坪単価30万円以内で、平均として平米単価27万円、坪単価90万円以内を考えており、現在、積算中で微調整を行いながら経費の削減を図っていくということでございます。
建設資金計画については、公営企業債、合併特例債、過疎債、そして自己資金により財源を確保しています。自己資金を1億円と仮定して、公営企業債は60%で39億400万円、合併特例債では25%で16億円、過疎債は菟田野区、室生区の人口比率により起債対象事業費2分の1の28%で金額8億9600万円で、全体では14%程度となります。交付税は64億円の起債に対し、元金だけではありますが、26億2560万円、約40%を試算しておられます。
収支計画については、試算の条件化においてシミュレーションをした結果、開院フルオープン24年度以降、6年後の平成30年に経営が正常化する計画となっています。その間、厳しい経営が予想され、市の一般財源からの支援を受けて乗り越える方針と説明をされております。
委員各位から主な質問や意見の内容につきましては、次のとおりでございます。
最初の実施計画につきましては、院内保育園の運営について看護師の確保を図るための施策であるかでありますが、どのような保育が看護師から求められているのか。保育を求めている看護師の就業状況はどうなのか。保育園がある特徴を生かした看護師の求人を行い、多くの方々に関心を持っていただくようにしていただきたい。
2番目に、院内、院外の呼び出しにポケットベル等の個人対応を検討されたか。
3番目に熱源対策について、今まで契約をしている業者への説明を資料を作成し、電気、ガス、油等の数値データ等をもとに対比して理解を求めていただきたい。
4番目に、産科の診療は行うが、分娩ができなくても定期健診等に来られるのか。
次に、市長あいさつにあった工事の着工延期についてでありますが、奈良県の地域医療等対策協議会の医療計画の内容についての対応について、知事からの着工の延期について、23年度の開院を目指しているスケジュールに支障は生じないのか。8月着工のための入札手続はどうなるのか。市の計画と県の計画にそごが生じたとき、宇陀市の計画を進めていただきたい。着工を8月まで待つことで、医師や看護師の育成計画や介護や高齢者医療にも変わることが予想されるが、宇陀市に不利益にならぬよう、県の考え方を踏まえ、市長の判断が重要となっていますということ。
市長からは、県の計画は今から策定であり、早い機会に宇陀市立病院の体制報告を行い、東和医療圏には宇陀市立病院が必要とされており、県全体の計画の中でどのようにしていくかを県がこれから決めるので、それを待つ。また、地域医療等対策協議会の中で東和医療圏のあり方について具体的に検討していくことになり、詳しい内容がわかり次第、その都度、委員会に報告をいただくとコメントと答弁をいただいております。
次に、建設事業に係る財務計画(案)についての質疑内容は、建設工事費の概要事業費65億円の内容について、入札にかかわることではあるが、宇陀市の入札は既に開示をされておりますので、積算根拠の概要を説明しても問題はないのではないか。宇陀市の身の丈に合った病院建設であるのかを検証した上で整合性を精査し、大きければ費用の減額検討をしてはどうか。建設単価について、今後の収支を健全化するためには重要であり、概略の金額を尋ねております。
医療情報システムについて、電子カルテの導入を見送ったが、予算計上されているのではないか。合併特例債は必ず充当されるのか。過疎債の条件緩和がマスコミで報道があったが、宇陀市の状況には変化がないのか。着工延期による特例債への影響は生じないのか。176床に対して、どの程度、国の特別交付金が見込まれるのか。また、年度別の収益計画が計画どおりに増収につながるか。計画は甘くないのか。高齢化社会を迎え、在宅医療も進み、計画の入院患者が確保できるか厳しいものがある。現実性の高い計画となっているのか。
以上が、建設事業に係る財務計画(案)についての主な内容であります。
最後に、病院建設全般について意見交換を行い、委員から次のような意見、要望がございました。
医師確保について、新病院への医師派遣の見込みはどうか。市立病院の勤務医の報酬について、他の医療機関と比較すると水準が低いと聞くが、どうか。条件整備のため、条例改正も必要ではないか。
北館で雨漏りや配管の結露がひどいと聞いている。どの程度の設備投資を計画中か。夜間診療における外来患者の診察について、当直医師は専門外の医療行為を行ってはいけない。当直医は、あくまでも入院患者の対応であり、外来患者は、いわゆる救急対応時は手当を支給しなければいけないと聞くが、どうか。
また、夜間救急の受け入れについて、基本を重視すれば、できなくなるのではないか。救急患者の受け入れについて、市民の強い要望がある。しっかりした体制と意欲あるモチベーションの高い医師の確保を期待する。
研修医の受け入れについて、どのような考えを持っているのか。看護師の確保について、看護師のサポートや看護師寮等の就業環境を改善する対策等で、医師や看護師のモチベーションの維持、向上を図る体制の考え方について。
以上が意見交換の主な質問意見であります。
宇陀市立病院事業実施計画について、建設事業に係る財務計画(案)について、及び意見交換において発言をいただきました質疑内容の質問、意見、要望につきましては、いずれの事案につきましても理事者側の答弁、説明により、委員各位おおむねご理解をいただきました。
最後に、辻谷副委員長が多岐にわたって活発な審議をいただき、市長の冒頭のあいさつの着工延期の一言は大変重要な課題であります。奈良県の医療体制をしっかり研究していただき、宇陀市民の安心・安全が任せられる病院として、また、どのような様態の救急患者の対応もできるような病院の建設に向け取り組むようにと締めくくり、最後に市長から、県の医療計画を策定していく中で、どのような計画が示されるか、しっかりと中身を見て提言をしていかねばならないとあいさつをされて、午後4時44分に散会いたしました。
以上で、1月26日の報告を終わります。
続いて、2月23日に開催いたしました委員会の報告を行います。
午後1時30分から宇陀市役所4階第1委員会室において、委員全員と玉岡議長、前田市長を初め関係所管職員の出席のもと、特別委員会を開催いたしました。
私と市長のあいさつの後、会議では、宇陀市病院建設事業についてを議題とし、担当の健康福祉部、山本部長から、前回の委員会で市長からご報告があった荒井奈良県知事からの、県の医療計画ができるまで市立病院の着工を待つ件について、その後、県の意向を調査され、地域医療連携化の話として病床数や規模等のハードにかかわることよりも、東和医療圏の中で、宇陀市立病院は将来的にも重要な病院という前提のもとで、医師の確保や医療機能、県立奈良医大との連携の充実など、ソフト面で将来的に持続可能な仕組みづくりの協議を行うため、医療計画が策定できるまで着工の延期の要請をされている。県としても、8月ごろを目途に医療計画をまとめるスケジュールで進んでおり、宇陀市がしばらく様子を見るにしても、予算措置を含めて動ける状態に事務を進めるには、準備作業や事務手続の関係があり、建設スケジュールの重要性から理解を求めたいと経過の報告がありました。
病院建設準備室、福森室長からは、今後のスケジュールについて説明を受けた後、質疑を行いました。
質疑の後、その他として、前回1月26日の委員会で要望がありました市立病院の熱源計画について、同じく準備室、藤森室長から説明を行い、その後、質疑に移りました。
委員各位から主な質問や意見の内容については、次のとおりでございます。
今後のスケジュールに対する主な質疑は、建築確認申請に対する法律の扱いについて、ソフト面の変更とは具体的に何が変更されるのか。病院の運営形態の変更があれば、先に示されている収支計画にも大きくかかわってくるのではないか。ハードの変更がなくてソフト面で変われば、さらに経営が厳しくなるのではないか。収支計画を県の意向を踏まえた場合等に計画を見直した具体的なシミュレーションに置きかえたときに、平成23年度と24年度では急激な増収を見込んでいるが、大き過ぎないか。
医師派遣の問題は、自所で解決できないので大変な問題であり、要求の着工を待てば、建てかえ計画はどのように変更するのか。病床の内容に変更が生じると収益に直接大きな影響が出るが、その検討はできているのか。財政支援が受けられるものは受けられるように、また県は、宇陀市の財源で建てる病院なので、ハードについてはおおむね関係がない。しかし、診療規模の縮小等の変更となれば、建物の規模を検討し、余計な費用がかからないようにするため、県の様子を見守り、きちんとした方針を見てから検討して進めていくべきではないか等々の意見が多くある中で、前田市長からは、急性期を減らして減収になれば困るが、県の方針が全く見えない状況の中で進めていきようがない。8月までには決まるということなので、それまで入札手続を待って、有利な条件で県との協議をしていくとコメントされ、委員会でも県の方針が決まるまで待つということで、5月からの入札手続が後にずれる方針が出れば速やかにスタートできるよう準備をしておくことで意思の確認を行いました。
次に、その他の熱源計画等についての質疑の内容は、次のとおりでございます。
最初に、オール電化の選択により、道義的に今までお世話になった地元業者への何らかの説明が必要ではないか。熱源比較で、厨房だけがガスの場合の比較と電磁調理器の電磁波による人体への影響について資料作成の要望がありました。
新病院では温泉を利用しない方針だが、病院が所有している初期投資への温泉の権利はどのようになるのか検討いただきたい。
最後に、生駒市立病院の建設計画で、市と県の審議会の答申が分かれているが、宇陀市立病院への影響は発生しないのか。宇陀市立病院事業における奈良県の地域医療等対策協議会及び公立病院改革部会等が中心になって、医療計画が策定されるまでの対応並びに実施計画に基づく今後のスケジュールについて、そして最後に熱源計画について活発な発言をいただきました。
質疑内容の質問、意見、要望につきましては、いずれの事案につきましても理事者側の答弁、説明により、委員各位おおむねご理解をいただいております。
最後に、辻谷副委員長からは、ご意見を多くいただき、ご苦労さまです。
医療計画におけるソフト面の変更においても議論の中に含め、宇陀市の市民のためにいい病院建設となるよう意見反映と提言を進めていきたいと締めくくられ、前田市長からも、県との内容を詰めなければならないが、県の医療計画を早く提案するよう催促するとともに、ここ2年から3年、県の関係機関とともに協議して今日に至っていることを配慮していることを要望し、この計画を進めていくので、委員を初め議会の協力と努力をお願いすると述べられ、午後3時45分に閉会いたしました。
病院建設スケジュールが、年明けから予期していなかった展開をしており、一時期、曽爾村、御杖村との合併協議の課題になるなど、激しい状況が動いていることを十分ご承知いただき、それらに動じることなく、本委員会は本来の役割を果たす努力を惜しまず発揮してまいりますので、議員各位のご理解をお願い申し上げ、以上をもちまして、1月26日第13回と2月26日第14回の2回、閉会中に開催いたしました宇陀市立病院建設特別委員会の報告を終わります。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
次に、政治倫理条例検討特別委員長の報告をお受けいたします。
15番、高橋重明委員長。
15番(高橋 重明君)
ただいま議長の許可を得ましたので、政治倫理条例検討特別委員会のご報告をさせていただきます。
去る2月16日午後10時から、市議会第1委員会室において、議長と全委員10名、前田市長、森田副市長、向出教育長、向田総務部長の出席により開催をいたしました。
今回の条例は、素案を示しまして、第1条から第13条にわたる条文すべてについて検討させていただきました。
まず、政治倫理条例制定の目的が第1条に書かれておりますが、参考までに読み上げさせていただきます。
第1条、この条例は、市政が市民の厳粛な信託によるものであることを認識し、その受託者たる市長、副市長、教育長及び市議会の議員は、市民全体の奉仕者としての人格と倫理の向上に努め、卑しくも、その権限または地位による影響力を不正に行使して、自己または特定の者の利益を図ることのないように必要な措置を定めることにより、市政に対する市民の信頼にこたえるとともに、市民が市政に対する正しい認識と自覚を持ち、もって公正で開かれた民主的な市政の発展に寄与することを目的とすると第1条にうたわれております。
以下、第2条は議員及び市民の責務は既に論議は終わっておりますが、今回の中心点は第3条並びに第4条でございました。
第3条は、政治倫理基準でございます。
具体的な内容としての社会的な信用の失墜については、大まかな表現は個人の価値観によるもので削除してはどうかということで削除になりました。刑法上の贈収賄罪に該当するか否かを問わず、その職務の公正を疑わせるような金品の授受、または飲食の供与等の行為をしないことは刑事的な問題となり、審査会で審査するにはふさわしくないということで削除されました。
公正な人事を図るためという内容は、対象となる市長、副市長、教育長は職務上で人事を行い、綿密な協議をすることが、そこに公正公平性ということを図ることはできないということで、これも削除されました。
寄附等ということではございますが、「等」という文言も削除されました。
第4条は、問題の請負契約等の辞退についてという項目でございますが、県内の市町村長や議員には実質的な経営者はたくさんいる。表に名前が出なければよいということなら、何親等以内と定めても意味がないということで、政治倫理条例は住民に議員のモラルを示すという意味もあるので、文書化をしてきっちりと条例にするべきだと思うということで、年間○○円を限度として契約できる内容も含めるということが論議されておりましたが、最終的には常識の判断でいくということが決定されております。
理念条例なのか、規制条例なのかということですが、本条例はあくまでも倫理条例でございますので、罰則条例ではございません。ということで、そのような数字的な規制を置かないということの結論に達しました。
一般的な市民感覚で考えるということが中心でございますので、今後、条文の中で市民からの審査会の訴えを提起できるような条文をつくっております。
第5条は指定管理者の指定の問題、第6条は政治倫理審査会の設置でございます。この中で、審査会は委員は一応5名ということで素案は決定しております。かなり高度な専門知識になりますので、公募という言葉はなじまないということで削除になりました。
第7条は審査会の職務ですが、この中で意見書を広報に掲載するのはどうかという話がありましたが、閲覧でよいということになりました。意見書の閲覧期間は5年間保存ということでございます。
第8条は、市民の調査請求については単独で請求できると混乱いたしますので、ここでは100分の1、1%の有権者の請求があれば、審査会に請求をすることができるということにいたしました。
第9条は逮捕後の説明会。第10条は起訴後の説明会。第11条は1審有罪判決後の説明会。第12条は刑の確定後の措置。第13条は委任について、それぞれ素案どおり決定をいたしまして、午後0時44分に終了いたしました。
当委員会は、一昨年、平成19年9月21日に第1回の特別委員会を持ちまして、その後、平成21年2月16日までに4回開催し、この間、委員各位の熱心な、真剣な論議をいただきまして、委員長といたしましては、この倫理条例の素案を議長に答申することができました。その点は、議員各位の熱心なご論議に対して感謝を申し上げます。
なお、今後の流れについては、議長において次期全員協議会を開催していただき、当特別委員以外の方のご意見もいただきまして、最終的な条例案とさせていただきたいと思っております。
以上で、政治倫理条例検討特別委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、行政改革特別委員長の報告をお受けいたします。
6番、大澤正昭委員長。
6番(大澤 正昭君)
おはようございます。よろしくお願いをいたします。6番、大澤正昭でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、閉会中に開催いたしました行政改革特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、去る2月18日午前10時から第1委員会室にて、議長及び7名の委員の出席を得て、市長並びに関係理事者の出席を求め、開催をいたしました。私と市長のあいさつの後、審議に入りました。
今回の委員会では、行政改革の成果について、担当部長、担当課長より資料に基づき説明を受けました。
委員からの主な質問や意見の内容については次のとおりであります。
まず、市有地売却について、売却物件の中に売却金額の未納、滞納など問題を含む物件は存在しているのか、いないのか。一部含んでいるが、問題解決したものから売却を進めている。
平成20年度の市有財産の売却予算で2億円ほど計上しているが、進捗状況はどうか。計画どおりの売却に至っていないが、今後もホームページなどで周知し、早急な売却に努める。
意見としては、市有財産について、売れる物件から率先して計画を立てて、財源の確保に努めてほしいということでありました。
次に、削減するだけが行政改革ではなく、市民へ明るい展望が持てるような政策を打ち出すことも大切である。市民が喜ぶ政策や行事、少ない経費で多くの効果が出る政策を発案していくようにしてほしい。また、このことを推進するためには市職員の意識改革が必要と思う。公務員という立場でも、現在では今までの公務員意識であってはいけなく、民間企業の営業的な考えを取り入れた公務を検討する時期が来ていると思っている。観光や商工などにおいても、さらに外に向けPRしていく発想で考えていきたい。
合併当時から、宇陀市の財政力から宇陀市は150億円から160億円予算規模と聞いていたが、現在では170億円を大きく超える予算になっている。これは、どのようなことか。景気の変動があり、制度の改革、国からの政策による数字の変動は大きい。今後も国の景気対策事業が地方へ任せられるなど、状況や制度の変化により予算が増加することをご理解いただきたい。また、起債の問題でも、10年後には起債額も減少するが、その反面、交付税なども大きく減少すると思われる。相当、減収になることが予想されるため、財政調整基金の積み立てを進めていかなければならないと考えている。
今後、自主財源の確保に努めてほしいが、税などの滞納についてどうか。滞納については、滞納整理本部を設置しており、年3回の徴収強化月間を設け、努力している。また、徴収担当部署では法的措置をとって徴収に当たっている。今後は市の滞納金を一括して担当とする課を設立し、対応していくよう検討している。
定額給付金は税滞納者にも給付があるのか。また、この給付金で滞納している税の納入に充てられないのかといった質問がありました。定額給付金は景気対策のために使っていただくための給付金であり、市税等の差し押さえなどできるかは検討課題になる。
行政改革の成果については、おおむね以上のような質疑でありました。
次に、今後の取り組みについてを今回は総務部から説明を受けました。
主な質疑は次のとおりであります。
宇陀市消防団と宇陀広域消防一部事務組合との整合性について、常備消防と非常備消防との役割をきっちり分け、市民の安全、財産を守る使命から、救急、火災、災害、震災等に対応していきたい。
消防団の活動支障のない予算配分については、消防団の活動に支障のないような予算配分をしていると思うが、財政部と消防関係課の連携をとり、予算配分を行う。また、消防団の組織の統合をしていただき、今後は消防団と相談をしながら、その他の機構改革を行いたい。
以上のような質疑、意見でありました。
今後の取り組みについては、今回は総務部からの内容でしたが、引き続き、各部局ごとに審議してまいりたいと考えております。
多くの意見が出ましたが、午後0時13分に散会をいたしました。
以上をもちまして、行政改革特別委員会の委員長報告とさせていただきます。ありがとうございます。
議長(玉岡 武君)
各委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
初めに、議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
議会運営委員長に1点だけお尋ねをいたしたいと思うんですが、この予算審査特別委員会の日程ではなくて時間なんですけれども、午後からの審議が三つ、あと一つが午前中の10時からということなんですが、幼稚園・学校行事は1年の中でも卒業式、入学式は大きな大切な重要な行事であるということは私も認識をしております。しかし、この予算審査特別委員会というのは、宇陀市の21年度の予算を審議する非常にこれまた宇陀市にとっての、市民にとっても大きな重要な案件だと私、考えておるんですけれども、学校行事があるがために午後1時30分からということになっておるんですけれども、これは集中審議を午前中からしてもらえるような何か一考の余地が私はあるのではないかと思うんですけれども、この辺いかがでしょうか。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗委員長。
9番(多田 與四朗君)
ただいまの大澤議員の質問にお答えしたいと思うんですけれども、先ほど、私は議会運営委員会報告ということで申し述べさせていただいたわけでございますけれども、議会運営委員会の委員の皆様とも長時間にわたって、この日程等々につきましては慎重に、今の大澤委員の申されたような意味の意見も申された方も実際いらっしゃいました。そんな中で慎重に審議をさせていただいた結果、とりあえず議会運営委員会としては、その旨了承を受けたということでございます。
3月議会は、申されたように、各年度末の行事が市長を初め議長もそうですけれども、本当にたくさんございます。そんな中での日程調整ということで、事務局を初め委員の皆さんも慎重にご検討いただいた結果ということでご理解を賜りたいと思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
それでは次に、美榛苑経営検討特別委員長の報告に対する質問をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、市立病院建設特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
ただいま議長の発言許可を得ましたので、1点ご質問をさせていただきたいと思います。
委員長報告の中で、県の保健医療計画、これが8月まで待ってくれというようなことで、本来でしたら我が市の重点課題でございます宇陀市立病院を4月から、新年度から着工するという予定でございました。県が保健医療計画がまだできていないというのは、これは42都道府県でほとんど昨年度中にできているのではないですか。なぜ奈良県ができていないんですか。その説明は奈良県から申しわけないと、ただそれだけだったんですか。できていない理由、こちらは大変迷惑をこうむっているわけですから、そのあたり、わかる範囲内で結構ですからお知らせをいただければと思うんですが、その点。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
ただいま多田議員の方から、県の保健医療計画についてのご質問がございまして、現段階でできておらないということでございますけれども、この総合的な保健医療の体制というものは、毎年、5年刻みで計画を作成されるそうでございます。これは医療法に基づきまして、都道府県に策定が義務づけられておるということでございまして、前年度がたしか平成14年か15年というように聞いておりますので、奈良県につきましても平成19年度末には既に作成をしておかなければならないというものでありますけれども、現段階でまだできていないということでございます。
したがいまして、それらのことにつきまして、また県議会等で慎重な審議をいただかなければならないということになるわけですけれども、国が求めている公立病院の改革ガイドラインというものができております。これは、もう昨年度あたりにできておるのではないかとこのように思うわけですけれども、これに基づくところの基本的な方針ですね。これを定めるために、昨年の5月に県においては地域医療等対策協議会、これが設置をされまして、これに基づいて奈良県の医療計画も進めていくという手はず、段取りで奈良県は考えておったわけなんですけれども、その作業が奈良県の医療の全般を調査するに当たって、非常にデータがふぞろいであったと。
聞くところによる範囲でございますけれども、医師のいろんな専門的なものがどういうような形で奈良県下の中に存在しておるのか。内科という一つの診療標榜をされておっても、胃腸もあれば循環器もあり、また消化器もあるといった中で、その担当されているお医者さんが、何が一番専門なのかというようなものも含めて、今、奈良県下で診療されておる医院、お医者さん等々の調査を進めておって、やっとその整理が進んでおる段階やというようなことで、この地域医療等対策協議会の中の議論がなかなか進んでおらないというのが現状のようでございます。
したがいまして、宇陀市の医療につきましては、東和医療圏という桜井以東、天理以東の地域の中で、総合的な医療行政というものを奈良県の方で検討いただき、またそういった枠組みの中での医療行政が展開されておると、このように理解した中で、宇陀市立病院の存在、建設ということの重要性は十分わかっておられるというように理解をしてまいりました。
しかしながら、この医療計画のもとに、先ほども申し上げましたけれども、ソフト面ということで、医師確保とかあるいは看護師の確保、あるいは医療の中身の分担、そういった部分について、この医療計画を立ててから宇陀市とともにそういったことの検討をしていきたいということで、ただただ市長の言葉にもございましたけれども、奈良県としてはここ一、二年、特にここ2年の間は詳しく関係の保健医療、ちょっとその部署名を忘れましたけれども、そこときっちりと詰められまして、病床数につきましてもきちんと176床の根拠を持たれて、そして県との調整を図ってきたといった中で、この1月15日でしたか、市長が会議で奈良県知事とお会いされて、その場に副市長も同席をされて、そして宇陀市の建設についてのてんまつをご説明いただいて、それをもって建設を中止するとか、あるいは延期するとかいうのではなしに、建設の着工の部分を延期をするなり、あるいは中身の部分での、ソフト面での検討の中に奈良県の医師を備えるような方針を検討していただきたいということで、また裏側では、話としては、別に宇陀市さんがどんどん進んでもらっても結構ですよというご意見もいただいておるようでございますけれども、しかしながら、宇陀市は奈良県立医大病院からの医師の派遣が大変重要でございますし、その分、また県の看護の教育施設等とも関係がございますので、奈良県のご意見をそう簡単にやはり却下もできないといった状況の中で、26日と、そして2月23日の2回にわたりまして、この部分について委員会としても詰めてきたところでございます。
したがいまして、これから県の医療計画が策定していく中で、宇陀市のそういった部分も整理をされてきて、後刻の委員会の中にご提案をいただくのではないかなとこのように考えております。
今ご質問がございましたように、ごめんなさいだけで済むのかと言われましたら、それは私たちが直接お会いしておりませんので何とも申し上げられませんけれども、ただ宇陀市と奈良県というそういった行政上の立場もございますので、その点は議員にもご理解をいただいて、知事の言葉として受けとめなければならない性質のものではないかなとこのように考えて、委員会の中におきましても、知事のご発言ということを真摯に受けとめて議論を重ねたところでございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
ただいま委員長から報告を受けたわけでございます。
ただ、なぜなのかというのはよくわからないんですけれども、一応、県は県の事情でということなんですけれども、この保健医療計画が策定された場合、例えば私どもの方は基本設計、実施設計と、ずっと順調といいますか、予定どおり進めてきて、この4月から着工というような運びと相なっておるわけなんですけれども、この保健医療計画が策定された場合、先ほども委員長の報告にもございましたけれども、病床数であるとか、あるいは診療科目であるとか、そういった部分、要するに内容的な部分で、ボリュームに変更があるのかないのか。そういうところを非常に心配しておるわけでございます。
奈良県の保健医療計画の策定ということになりますと、私どもは東和医療圏である。また、奈良県には五つですか、六つですか、西和医療圏、中和医療圏、北和医療圏等々がありまして、その中で進めていくわけですから、当然そういうボリュームの変更が出てくる可能性も私は懸念をしておるわけでございますけれども、その点について、もし委員長に答弁を求めるのが難しければ、担当の方でその点、市長か担当者の方でご説明をいただきたいなと思っておりますが。
議長(玉岡 武君)
とりあえず、そういう質問も委員会の中であったかと思いますので、委員長、概略で結構でありますから。
2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
奈良県の医療計画に基づくところの論議に、どのように宇陀市としてかかわっていくのか。また、その部分の内容はどうなのかということでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、医療計画ができるまでは静観、もしくは宇陀市の市立病院を中心として県の保健医療課との事前の折衝等、進めていかれることであろうとこのように思います。
先ほども委員長報告の中で申し上げましたとおり、その都度、必要に応じて委員会を開いていただいて、その中で論議をしていくということでございまして、今、県の情報をあらゆる角度で私も検討しておりますけれども、それ以上の情報は現在入ってきておりません。
したがいまして、県の方が策定される中に、どのように事務調整として、宇陀市民病院なり、あるいは健康福祉部なりが県との折衝をされる、その部分の事前の調整は別としまして、決まっていること、あるいは提案されているようなことにつきまして、適宜、委員会の方に報告をいただいて、必要に応じて委員会を開いて皆さん方への討議をさせていただく、こういうことでございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、政治倫理条例検討特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
それでは次に、行政改革特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
以上で、委員長報告を終結いたします。
それでは、ただいまより13時まで休憩いたします。
午後0時07分休憩
午後1時00分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、会議を開きます。
続きまして、日程第4、発議第1号、宇陀市議会議員定数条例の制定についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書をごらんいただきたいと思います。
発議第1号。平成21年3月3日。宇陀市議会議長、玉岡武様。
提出者、宇陀市議会議員、泉岡正昭。賛成者、宇陀市議会議員、井谷憲司、同じく、山本良治、同じく、峠谷安寛、同じく、井戸本進、同じく、中山一夫、同じく、山本繁博、同じく、坂本徹矢、同じく、大西進。
宇陀市議会議員定数条例の制定について。
上記の議案を別紙のとおり、宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
本文の朗読は省略させていただきます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提出者からの提案理由の説明を求めます。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
議員定数検討特別委員長の泉岡でございます。ただいま議長より許可をいただきましたので、今回提案させていただきます宇陀市議会議員定数条例の制定についての提案理由をご説明させていただきます。
当市議会における議員定数の検討につきましては、平成19年第1回宇陀市議会定例会において、宇陀市の厳しい財政事情などを踏まえ、市民の期待にこたえるべく適切な議員定数について調査、検討することを使命として、地方自治法第110条及び宇陀市議会委員会条例第6条の規定に基づき、議員定数検討特別委員会が設置されました。
以後、特別委員会設置と同時に任命されました10名の委員が与えられた課題の重みを深く受けとめるとともに、市民の声を十分反映しながら、4回の委員会と1回の協議会において真摯に状況及び課題を分析し、その問題点について慎重に審議あるいは協議、検討を重ねてまいりました。
その結果、宇陀市議会における議員定数につきましては、現在の22名から6名の削減を行い、16名にするとの結論に達したところでございます。
なお、このことにつきましては、さきの平成20年第4回市議会定例会における議員定数検討特別委員会委員長報告の中で、審議並びに検討の詳細についてご報告させていただきましたので、ここでは割愛させていただきますが、その報告とあわせて議長の諮問に対する答申をさせていただきました。
また、去る1月27日に開かれました議員全員協議会において、慎重なる審議の後、全議員にご賛同いただき、次回の議会に定数条例を制定していく旨のご確認をいただきましたことを受け、今期定例会において、宇陀市議会議員定数条例を提出いたしたものでございます。
なお、これまでの宇陀市議会議員の定数に関しましては、大宇陀町、菟田野町、榛原町及び室生村の廃置分合に伴う議会の議員の定数に関する協議書により22名と定められたもので、今回、宇陀市議会議員定数条例を制定することにより、この協議書は自動的に効力を失うことになりますことをあわせてご報告させていただきます。
非常に簡略でございますが、宇陀市議会議員定数条例の制定についての提案理由とさせていただきます。よろしくご審議をいただき、ご議決賜りますようお願いいたします。
宇陀市議会議員定数条例。
宇陀市議会議員の定数は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第91条第1項の規定により、16人とする。
附則。この条例は、次の一般選挙から施行する。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はございませんか。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
私、前回もちょっと定数条例において意見を言わせてもらいましたけれども、隣の桜井市、そしてまた類似の市をいろいろと参考にいたしますと、やはり隣の桜井市は6万人で16名でございます。そして、本当によく似ておる五條市が15名ということに今度の選挙からなるということでございます。
しかし、五條市におきましては、きょうの朝日新聞にも載っておりましたけれど、やはり市長の意見として五條は13名が適任ではないかというような案も出ております。五條市はいろいろなことがあって、わかりませんけれども、隣の名張市も9万都市で20名ということでございまして、やはりこの宇陀市、3万五、六千人の人口におきまして16名というのは、いささか多いのではないかと。
そしてまた、この財政難で、やはり我々が襟を正してもう少し、これは議員10名によって決められたものでございまして、やはりこれは宇陀市の中の市民、住民は私のところにもいろいろな声が来ておりますけれども、多いのではないかというような意見もあります。そういうことの中で、前も時期尚早、まだ1年からあるんだからということは言わせてもらいましたけれども、もう少し一考するべしではないかと、かように思う次第でございます。私の意見としては、そういうことでございます。
議長(玉岡 武君)
類似質疑が委員会等、協議会であったように思います。委員長の方からお答えを求めたいと思います。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
委員会におきまして、いろいろな審議、また近隣の市町村の状況、また定数等を検討いたしまして、慎重審議に委員会を開かせていただきました旨を、全員協議会におきまして議員の皆さん方にもいろいろと資料を提出させていただきまして、ご賛同いただきましたことでございますので、今回におきましては、この16名、条例改正にご審議、ご協力をお願いいたしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
昨今、全国各地で議員の削減が報道されておりますし、実施されております。私も、この昨年来の委員長の報告も受けておりますが、基本的には、やはり議員は私、政治倫理の中でも申し上げておりますが、住民の負託を受けて議員にならせていただいているわけでございます。
したがいまして、議員の削減が即、住民の声の削減になってはならない。我々は合併後、広域的な運営になっておりますが、従来以上に住民の声を謙虚に聞く耳を持って、住民の中へ入っていって、その意見を議会に反映させていかなければならないと思っております。そういう意味では、議員を削減しても住民の声がちゃんと議会内に届くような、我々の責務はますます重大になってきているように思いますので、その点、我々はわきまえての議員定数を考えなければならないと、私は意見としてそう思っております。
議長(玉岡 武君)
ただいまのは質疑というより意見になるかと思うんですが、お答えがございましたら。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
委員会といたしましても、市民の目線で考え、また財政事情もいろいろ考慮をいたしまして、このような報告をさせていただきましたので、この条例を提出させていただきましたことをご理解いただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、発議第1号、宇陀市議会議員定数条例の制定については原案のとおり可決されました。
ただいま、宇陀市議会議員定数が可決されましたことにより、これまで、この条例制定に関しまして審議並びに協議いただきました議員定数検討特別委員会につきましては、この付議事件の審査及び調査が終了いたしましたので、議員定数検討特別委員会を閉じさせていただきたいと思います。
これまで特別委員会においてご尽力いただきました委員の方々に深く感謝を申し上げますとともに、本日をもちまして、議員定数検討特別委員会を消滅することにいたします。
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程第5、承認第1号及び日程第6、承認第2号の2議案を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。
承認第1号、専決処分の承認を求めることについて。
平成19年第2回宇陀市議会臨時会において議決を経た工事請負契約の締結の議決事項の変更について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。
平成21年3月3日報告。宇陀市長、前田禎郎。
1枚めくっていただきまして、2ページでございます。
専決処分書。
次のとおり平成19年第2回宇陀市議会臨時会において議決を経た工事請負契約の締結の議決事項の変更について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、専決処分する。
平成20年12月24日。宇陀市長、前田禎郎。
1、契約の目的。菟田野区・室生区におけるケーブルテレビ施設整備事業に係る契約。
2、契約の方法。随意契約。
3、契約の金額。変更前、8億472万円。変更後、7億9716万円。
4、契約の相手方。奈良県生駒市東生駒1丁目70番地の1、こまどりケーブル株式会社、代表取締役社長、山本卓。
続きまして、3ページでございます。
承認第2号、専決処分の承認を求めることについて。
平成20年度一般会計補正予算(第4号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。
平成21年3月3日報告。宇陀市長、前田禎郎。
次に、4ページでございます。
専決処分書。
平成20年度一般会計補正予算(第4号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別冊のとおり専決処分する。
平成21年2月17日。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました承認第1号及び承認第2号の2議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、承認第1号、専決処分の承認を求めることについてであります。
平成19年10月の第2回宇陀市議会臨時会において議決をいただいた工事請負契約の締結について、その議決事項を変更し、専決処分させていただいた事項について承認を得るものでございます。
この工事請負契約については、菟田野区及び室生区におけるケーブルテレビ施設工事整備事業で、財源を過疎対策事業債とする公設民営方式で、既に着工をされていた大宇陀区、榛原区での交付金による民設民営方式のケーブルテレビ施設整備事業と一体化するものでありました。
この施設工事整備事業の実施の結果、光ファイバー添架の他社設備との一束化などによる設備費やこれに伴う工事費が減少したことから、8億472万円の工事費が746万円減少し、7億9716万円となりました。
また、この施設工事整備事業の工期が平成20年12月31日であることから、それまでに工事請負契約の変更契約の締結をする必要があったため、議会を開催するいとまがなかったことから、平成20年12月24日付で専決処分とさせていただいたものであります。
次に、承認第2号、専決処分の承認を求めることについてであります。
ただいま提案理由の説明を申し上げます平成20年度一般会計補正予算(第4号)の専決処分につきましては、国において第2次補正予算の通過はいたしましたが、関連法案は現在審議中となっております。しかし、これらのうち定額給付及び子育て応援特別手当の給付事業に関する関連法案が可決されますと、できるだけ速やかに実施する必要がございます。
給付金の支給業務につきましては、国会が通過してからのことになりますが、事務費用につきましては事前に準備する必要がございますので、地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、平成21年2月17日付で補正予算(第4号)として専決処分をさせていただきましたので、議会に報告し、承認を求めるものでございます。
なお、給付金につきましては、3月定例会に提案の補正(第5号)でご審議を賜ることとしております。
それでは、予算書の朗読をさせていただきます。
承認第2号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)であります。
平成20年度宇陀市の一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2658万8000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ183億8205万7000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成21年2月17日専決。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
冒頭にも申し上げましたように、今回の補正は給付事業に係る事務費のみの計上で、準備作業に係る職員の時間外手当、臨時職員賃金、郵送料、金融機関への口座振込手数料及び電算システム改良委託料等となっております。何分にも関連法案が通過していない状況下でありますが、景気対策というこの施策の趣旨にかんがみ、法案が通過すれば、できるだけ速やかに実施したいと考えておりますので、準備費用の執行にご理解を賜りたいと存じます。
参考までに、県下の他市においても同様の対応を行っているようでございます。
以上、平成20年12月24日付の専決処分による工事請負契約締結の議決事項の変更並びに、2月17日付の専決処分による補正予算の概要であります。ご承認のほどよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(工事請負契約の締結の議決事項の変更について)の質疑をお受けいたします。
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
1点ご確認の意味で、ご質問をさせていただきたいと思います。
めでたく、このケーブルテレビが合併当時の重点課題ということで、無事に終了したということでございますが、最終的に各区ごとの加入率というのをお聞かせいただきたいということと、それともう1点は、これから後の市の負担あるいは住民負担というのがあるのかないのかという点を簡単にご説明していただきたいと思うんですが。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
皆様のご協力をもって、この事業が無事に終結をできそうでございます。全体的な市全体の加入の率は96%。今ちょっと資料を持ち合わせておりませんけれども、各区ごとは、また資料としてお届けしたいと思います。
それと今後、宇陀市のこの事業の費用の関係でございますけれども、この間、この事業についての十分な説明の中で、Iruということで、破棄し得ない契約とこういうことになっております。その事業関係費用につきましては、すべてこまどりの側で事業を持っていくとこういうことでございますので、宇陀市のこれといった大きな負担は発生しないとこう考えております。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
多田議員の方からも感謝を申し上げていたように、私も今、お聞きしますと96%という加入率、大変ご苦労さんであったと思います。
ただ1点、IP電話ということで当初、加入の呼びかけをされておって、最近になって、さらにこまどりの方からIP電話の加入、それをすることによって5000何がしかの工事費は要らないよというような話で聞いております。これの加入率と、それから今後さらに高齢化が進んできております。この光ファイバーを通じて高齢者の方々が危険を知らせるようなシステム的なことができないものかなと、こんな思いをするわけでございますけれども、市として、このこまどりケーブルを利用しての今後の福祉対策といいますか、そんなことの考え方があるかないか、お聞かせを願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
IP電話の加入の件でございますけれども、当初見込みよりもかなり数字は低いとこういうことで、今現状3割程度ということで聞いています。山本議員の方からもありましたように、こまどりの側としてはさらに加入拡大をしたいということで、今キャンペーンを行っているとこういうことで聞いております。
それと、高齢者の方々にこういった光ファイバー、IP等を活用した緊急通報なりというようなことでございますけれども、それぞれまた高齢者の方々に機器的なそういう負担をいただかなければならないとか、あるいはシステムを構築していかなければならないというような問題がございます。これらについても、将来的な課題として十分、情報システム課の原課の方で今後も検討を続けていきたいと。また、状況が見え次第、お知らせをしていきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
それでは、17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
ケーブルテレビにつきましては96%という加入率ということで、職員を初め、皆さん方の努力のかいがあってかなというように思います。
それで、当初の加入率が90%に満たない場合は宇陀市がそれ相応の差額を負担しなさいというような当初の契約であったかと思いますし、それが加入率を、議会も含めて大分危惧しておったわけでございますけれども、この96%という数字を見て大いに安心しているところでございます。
そこで、こまどりケーブルに対して、96%であれば、6%分だけ宇陀市に還元する必要があるのではないかなと思うわけでございます。それが、ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンということで、宇陀市もそれに向かって精いっぱい頑張ったわけですね。そして、ケーブルテレビの敷設事業につきましては、当初18億円と言っておったやつが、実際やってみますと22億円相当かかったということでございますね。そのことも含めて、どのように考えておられるのかというのを聞かせていただきたいと思います。
もう1点は、今回、減額になるんですけれども、メッセンジャーワイヤと架設料というようになっておるんですけれども、随意契約ということでございますので、その査定はどのような形で査定されたのかということも含めて答弁願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
この事業を始めるときに90%が一つの命題であると、こういうお答えをしてきました。この事業のエリアにつきましては、宇陀郡、それから吉野郡というように非常に良好な電波がとれないと。この地域が2011年をにらんだ形での事業化をしていこうと、こういうことで取り組んできた事業でございます。しかも、この事業エリアの中の宇陀市は、約3分の1の方々の加入者を見込むということで、9割の算定でなければ、こまどりそのものが、宇陀市も出資しているわけですけれども、安定的な経営ができないと。こういうことでの9割達成を目標としてきたわけでございます。
それら9割に達しないときについては、事前の積算の中では、やはりその費用額について9割に満たない部分についての市の負担をお願いしますよというような、これはあくまでも書き物で契約したというものではございません。当然、事業を進めるための一つのお互いの確認ということで進められてきました。
当然この90を上回った6%について、もっともっと宇陀市がこれだけの状態をつくったんだからと、そういうものを求めてはどうかというご意見でございますけれども、確かに先ほど申し上げましたように、こまどりのシェアの中で、宇陀市は3割を超すというようなシェアを占めていますので、今後こまどり等の株主総会等でも十分そういった意見を市としても主張をしていきたいと考えています。今のところは、まだ全事業がこまどりエリアすべてに完成しておらないという状況の中で、こまどりが今後、将来運営がどういう形でなされるのかというところがまだ見えてこないという状況でございますけれども、竹内議員のご意見のとおり、この6%の実績に胸を張りながら、そういったところでは訴えかけをしていきたいとこう考えています。
それと、メッセンジャーワイヤ等の添架の関係でございます。少し詳細を申し上げておきたいとこう思いますけれども、この菟田野、室生も含めてですけれども、すべてのエリアで9割ということで事業を見積もり、あるいは随意契約の積算をしてきたところであります。
この菟田野、室生のエリアにつきましては、去年の12月31日を工期として、この間、工事を進めてきました。既に工事が12月の末ということで、すべての完了を見ました。この工期につきましては、住民の方々のそれぞれのお宅の工事については最優先ということでやってきました。公共施設の工事を後回しにしながら、住民の方々を最優先しながら工期を進めてきました。
先ほど申し上げましたように、90%で12月31日という余裕の工期を持っておったわけですけれども、うれしいことに96%まで加入が上がったということで、工事完了が工期の寸前までかかったとこういう状況でございました。
その中で実績の評価として、成果として、こまどりからすべての使用物品、部材等についての報告が情報システム課の方になされております。それらをつぶさに検証いたしました。
その中で申し上げますと、メッセンジャーワイヤが当初183キロメートルの予定を総距離の延長として見ていたわけでございます。これが既にKcnあるいは18年度で宇陀市が行った地域イントラが整備されたその関係で、メッセンジャーワイヤを活用できるものがありましたので、それを活用して結果として147キロメートルということで、約20%の減。これによって、870万円の工事の関係、使用部材の減額になっております。
それから、そのメッセンジャーワイヤを装着する金具が要るわけですけれども、それが当初の個数で言いますと10300、これが5800ということで、44%の減を見ています。この減額が2600万円、こういう形になっております。
ただ、減額するだけの状況ではなしに、これにつけて加入率が上がったということで、一般管理費等々が1460万円ほど上がっております。それから、安全管理費ということで、大宇陀、榛原のエリアの中で、不幸にも事故があったとこういうようなことで、菟田野、室生エリアについては一切こういうことのないようにということで、我々も監督する立場としてその指示をこまどりに行ってきました。その費用について、ガードマンの費用が1230名の当初積算であったわけですけれども、結果として2003人と。この費用で1160万円。以上の差し引きで合計として756万円の減額が生じた、こういうことで、すべてにわたって原課の方で詳細にチェックをしながら確認をしておりますので、そういうことでの完了を終えたとこういうことでご報告させていただきます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
2番、上田でございます。
二、三お聞きしたいなと思いますけれども、まず1点目ですけれども、先ほど参事の方からご説明がございましたとおり、こまどりケーブルのエリアが全体の3分の1に達するということで、これがしかも随意契約をされるというような中で、将来において、こまどりケーブルの事業本部ですか、本社を宇陀市の方に持ってこいよと、持ってくるようなそんな呼びかけもしていきたいというようなご答弁をいただいたように私は記憶しております。その点について、どのような協議がなされたのかということが1点。
それと、先月でしたかね。2月6日に不幸にもケーブルの事故がございまして、その間、ケーブルテレビ、それからインターネット、IP電話と、3点セットがすべてダウンするというような事故がございました。約半日間、6時間から7時間ほど停波をしたとこのように記憶していますけれども、事故の起こったことは仕方ないとしまして、後のこまどりとしての事故の対応。現場に作業者を派遣するまでの時間。そこら辺について、宇陀市なり、あるいはこまどりとの間できちっとした協約なり協定なりをされておるのか。また、どういう業者がこまどりの方から派遣をされてこられているのか。ちょっと時間がかかり過ぎなのではないかなというように感じましたので、そこら辺のことを2点ほどお聞きしたいなと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
事業エリアにつきまして、宇陀市がこまどりのシェアの多くを占めるとこういうことで、本社機能を持ってきていただくよう、協議は今も続けております。そして、まず本社機能の移設そのものがまだ当分かかるようであると、こういうようなことであれば、やはり市民の方々がいろんなトラブルやそういったご相談に対する地元の相談窓口を早急に開設せよとこういうことで、この間、協議をしてきました。
この3月中に榛原の駅前に既存の建物の一角をこまどりが借りまして、サービス窓口を設置するとこういうことになっております。もう少し本社機能の移設については、こちらもぜひ望んでいるということで立場を明確にしておりますので、協議を続けていきたいと考えています。
それと、議員おっしゃいました室生地域内でケーブルの切断事故がございました。これは、既存の共聴の線を撤去する、今回のケーブルテレビの事業に伴いまして共聴の線が要らなくなったということで、民間の業者の方がその線の撤去の請負をしながら工事にかかられたわけでございます。
ところが、線を間違えたと。共聴の線と間違えて光ケーブルを切断したと。これによって、その区域の皆様方に復旧までの半日間、非常にご迷惑をかけたとこういうことで報告を受けておりますし、業者の方も市の方に見えられて、事故報告なりおわびに来られました。
そういったときの対応については、すぐさま、こまどりとタイアップしながら早期の復旧に万全を尽くしながら努めてきたところでありますし、住民の方々への周知につきましても、地域事務所の放送を通じて、住民の方々にも周知し、あるいは事故を起こした業者にも各戸に回りながらおわびを申し上げよと、こういう指示もしてまいりました。そういった状況で緊急時の管理ということを行ってきたところでありますけれども、今後もこういった事故がいつ発生するかもわかりません。そういった状況も踏まえて、再度こまどりと十分な協議を積んでまいりたいとこう考えています。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
本社機能を移していただくということは、先ほど竹内議員の方もございましたけれども、何らかの形で事業収支なりが宇陀市の方に落とされるのではないかと、そのような期待も持ちたいとこのように感じております。
したがいまして、ひとつ本社機能と、それから財務上の部分につきましても、あわせて宇陀市に設置をいただくような、そういった強い協議を進めていただきたいとこのように思います。
それから、6日の事故につきましては、確かに業者の方が家を一軒一軒お回りいただいて、そして停波に対するおわびを申し上げていただいておりまして、その部分については大変ありがたいというように感じておりますけれども、やっぱり復旧までの時間がどうであるかということは大変大事かなとこのように思いますし、電話が使えないということは、お年寄りにとっては大変不安の要因になるようでございますし、一挙に三つもなくなるということは多分、何らかの原因だなとは思いますけれども、テレビと電話が同時に消えているというのがわかるまでになかなか時間がかかったようなところもございますので、こまどりの側でそういった事故が起こったことがわかるシステムには多分なっていないと思いますので、モニター等からの対応になってきて、これが多分、伝送路の保守メンテの中で今どうなっておるということをモニターを受けてから多分されておって、それが家庭での事故なのか、そういった伝送路における事故なのかという判別をするまでに時間を要することもあるのではないかなとこのように思います。
したがいまして、やはり本社機能なり、そういったこまどりの出先機関が宇陀市にあっていただくということが、こまどりケーブルさんのお客様の3分の1に対する対応が宇陀市でできるということもございますので、そこら辺のことも含めまして、今、設置をいただきました榛原の部分から発信される情報につきまして、防災無線等への速やかなる情報提供等もあわせまして、住民の安心・安全が担保できるような方策を持ってさらに進めていただきたいとこのように思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
答弁は要りますか。
2番(上田 徳君)
結構です。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
15番、高橋でございます。
先ほどご答弁いただきましたように、90%の目標が96%に達したということで、関係各位のご努力に対して敬意を表する次第でございます。
さて、私はこの問題については過去2回、一般質問をさせていただきまして、その中で、やはりテレビというのは今の我々国民にとって水と空気と同じように、100%なければならないのではないかということも質問させていただきました。
一つお伺いいたしますが、残りの4%についての原因分析と2011年のこのときにはアナログが停波されますので、それに向けての対応をどのように考えておられるのか。私は、やっぱりその時点では100%にならなければならないと考えております。
既に新聞報道によりましても、アメリカは経済の不況を受けて、デジタルの完全実施については延期だということも新聞で見ました。日本においても、2011年5月23日に停波するということですから、これも現在、デジタル対応の相談室を各都道府県、地域ごとに設けているというのも総務省が発表しておりますので、そういう面も、住民がどこへ聞いたらいいのかということも含めて、今後の対応についてお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
高橋議員の質問にお答えをしたいとこう思います。
96%、確かに100%に満たないと。こういう4%の人の現状分析と、今後どういった形でまずは言われるデジタル難民としてつくらないのかと、こういうような方策はないのかというお尋ねだとこう思います。
確かに、この間、事業を成功に結びつけるためにということで、かなり細かい部分までお知らせなり、住民の説明会なり、あるいはお知らせ窓口、相談窓口等の開設も含めて取り入れてきたとこう考えていますし、事業をする市としても、やはり補助金を市の負担も行いながらというようなことでは、市民に押しなべてご理解をいただくと。この事業を行うことを知らなかったということのないようにという心がけで、十分な内容を持って取り組んできたと考えています。
しかしながら、4%の方々がまだご加入いただけないとこういうような状況でございますけれども、事業終了後もやはりご相談に来られて、もう既に補助の部分は切れているわけですけれども、それでも加入をされているという方々がぼちぼち見られております。それと、その分析の中でも、やはりそれぞれの個人の負担が伴うという経済的な部分とか、あるいは種々の事情があろうかとこう思いますし、そこらの詳細までは今のところ分析はしておりません。
今後この4%の方々、1万3000世帯の中のおおよそ500世帯以上、600世帯ぐらいになるのかなと数字の上では考えているわけですけれども、それらについては、もう既に国や県や市の補助金を導入しながら、この事業へ参画しやすい方法ということで事業を行ってきたと。これを再度、新たにこの600人を対象にしながら何かの補助を行いながらというようなことになりますと、市単独ということで助成を考えていかなければならないとこういうことになりますので、現下の財政状況の中では少し難しいとこう考えていますし、また、既にその補助を受けてこの事業に加入された方々との差異が生じることになりますので、市として、市の単独負担で事業を行っていくということは今考えておりません。
ただ今後、2011年ということで、あともう2年に迫ったわけでございます。そういった状況の中では、今、入っている情報の中では、まだ不確定ではございますけれども、NHKがすべて押しなべて、どこでもNHKの放送が見れるという条件づくりの必要があるというようなことで、一つ市と現在協議を行っています。
そういった中で、どれだけのものが住民の方々に、そのNHKとの協議の中で生み出せるのかというようなことは、また確定次第お知らせをしたいと思いますし、今後は市が乗り出してのこの事業に対する助成というものが考えられないと。ただ、NHKとこまどりがタイアップをしながら、何とか最終的な加入キャンペーンを張ってくれないかなと、そういう加入促進の事業を行ってくれないかなというような思いで、現在NHKやこまどりとの調整を進めていると、こういう状況でございます。
また、具体の形として改めて報告できるようでしたら、また報告をさせていただきますけれども、まだ不確定でありますし、部分的には不透明な部分がございますので、お答えはここまでということでご了承いただけたらとこう思います。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
ただいまの答弁では、4%についての現状分析はしていないというご答弁でございますが、やはり基本的には私も言いましたように100%が原則で、ただ今、アナログとデジタルが両方電波が出ておりますので余り支障はないということで、住民もしばらく様子見の方もおられると思います。私の聞いておりますある団地では40%しか入っていないということも聞いております。
そういう意味では、2011年5月23日で完全にアナログは停波しますので、国の方針ではですね。そうなると、そのときに本当に困ったということになりますので、そうはならないように、ひとつ引き続いてご努力をお願いして終わります。
議長(玉岡 武君)
高橋重明議員に申し上げます。
これはテレビ放映しておりますので、アナログの放送がなくなる期限が今おっしゃったのは政府の方針とちょっと日にちが違います。2011年の7月24日までアナログされて、25日に切れますので、公共電波ですので、ちょっと訂正しておきます。
それと、最近ちょっと国策で聞いたんですが、引き続き、また総務委員会等々であとの未加入の方のための平等な対策を考えないかんと思いますけれども、国としては、自設として、自分のアンテナを立てる方に1万円補助金を出すような話もこの間、報道でされておりましたし、これから引き続き常任委員会などで、その問題も、残りの加入していない方のためにもご審議いただきたいなと申し上げておきたいと思います。以上です。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(工事請負契約の締結の議決事項の変更について)は原案のとおり可決されました。
次に、承認第2号、専決処分の承認を求めることについて(平成20年度一般会計補正予算(第4号)について)の質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
再び済みません。
承認第2号でございますが、定額給付金の事務費の計上を今回、専決処分されたと思います。まだ、国会は最終的には法案は通っておりませんので、それは次の年度の問題だと思うんですが、この事務費は明細として先ほど出ましたけれども、人数がわかりませんので、ちょっとその点だけ報告していただきたいと思います。職員の人数ですね。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
高橋議員さんから質問のありました点について、お答えさせていただきます。
昨日、総務課分室として、定額給付金事業に対応するために1階の会議室で事務をとるということになりました。それで職員数は、正職員が兼務職員を含めて3名と臨時職員が2名ということで、合わせて5名の職員で対応してまいりたいとこのように考えております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
子育て応援特別手当の給付事業でございますけれども、これは一応、宇陀市においてももう執行されておるんですけれども、これの消費率は今現在どのような状況でございますか。それだけで結構です。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
ただいまの多田議員さんからの質問でございますが、昨年の12月補正で承認いただいた子育て応援券のことを今お尋ねだと思います。2月末現在で72%でございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、承認第2号、専決処分の承認を求めることについて(平成20年度一般会計補正予算(第4号)について)は原案のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第7、議案第1号から日程第25、議案第19号までの条例関係19議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の5ページをお開きいただきたいと思います。
議案第1号、宇陀市行政組織条例の一部改正について。
宇陀市行政組織条例(平成18年宇陀市条例第6号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
なお、本文の朗読は省略させていただきます。
次に、7ページでございます。
議案第2号、宇陀市市民憲章等検討委員会条例の廃止について。
宇陀市市民憲章等検討委員会条例(平成20年宇陀市条例第2号)の廃止について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、9ページでございます。
議案第3号、宇陀市キャラクター等選考委員会条例の制定について。
宇陀市キャラクター等選考委員会条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、12ページでございます。
議案第4号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について。
宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例(平成18年宇陀市条例第39号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、14ページでございます。
議案第5号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について。
宇陀市職員の育児休業等に関する条例(平成18年宇陀市条例第40号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、16ページでございます。
議案第6号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について。
宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例(平成18年宇陀市条例第44号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、18ページでございます。
議案第7号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について。
宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例(平成18年宇陀市条例第49号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、20ページでございます。
議案第8号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について。
宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例(平成18年宇陀市条例第51号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、22ページでございます。
議案第9号、宇陀市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について。
宇陀市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、24ページでございます。
議案第10号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正について。
宇陀市生涯学習施設条例(平成18年宇陀市条例第85号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、26ページでございます。
議案第11号、宇陀市文化芸術活動体験交流施設条例の一部改正について。
宇陀市文化芸術活動体験交流施設条例(平成18年宇陀市条例第255号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、28ページでございます。
議案第12号、宇陀市介護保険条例の一部改正について。
宇陀市介護保険条例(平成18年宇陀市条例第130号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、30ページでございます。
議案第13号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について。
宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例(平成18年宇陀市条例第133号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、32ページでございます。
議案第14号、宇陀市斎場及び火葬場条例の一部改正について。
宇陀市斎場及び火葬場条例(平成18年宇陀市条例第138号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、34ページでございます。
議案第15号、宇陀市企業誘致条例の制定について。
宇陀市企業誘致条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、38ページでございます。
議案第16号、宇陀市公園条例の一部改正について。
宇陀市公園条例(平成18年宇陀市条例第176号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、40ページでございます。
議案第17号、宇陀市営住宅条例の制定について。
宇陀市営住宅条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、59ページでございます。
議案第18号、宇陀市営改良住宅条例の制定について。
宇陀市営改良住宅条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、64ページでございます。
議案第19号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正について。
宇陀市保養センター美榛苑管理条例(平成18年宇陀市条例第192号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第1号から議案第19号までの19議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第1号、宇陀市行政組織条例の一部改正についてであります。
宇陀市における組織につきまして、効率かつ的確な行政運営を図るため、見直しを行うものであります。
今回の改正では、現在財務部において所掌している行政改革に関することを、平成21年4月1日から総務部において所掌することとするものであります。これにより、今後は平成20年3月に定めた宇陀市総合計画に基づいて、これまで進めてきた行政改革をより効果的にさらに推進していくものでございます。
次に、議案第2号、宇陀市市民憲章等検討委員会条例の廃止についてでございます。
市民の一体感をより一層高め、宇陀市の理念を共有し、目指すべきまちづくりの指針となる宇陀市の市民憲章、花、鳥、木が平成20年12月9日に制定したことにより、平成21年4月1日をもって、この条例を廃止するものであります。
市民憲章等ついては、合併協議により、おおむね3年以内に制定することとなっており、条例による検討委員会を設置し、その答申を受けて制定の運びとなりました。
なお、宇陀市の市民憲章、花、鳥、木につきましては、平成20年12月9日、宇陀市議会においてご報告させていただいたとおりでございます。
次に、議案第3号、宇陀市キャラクター等選考委員会条例の制定についてであります。
宇陀市のキャラクターとロゴにつきましても、合併協議により、おおむね3年以内に制定することとなっており、これらの制定に当たり、必要な事項を調査、審議する諮問機関として宇陀市キャラクター等選考委員会を設置するものであります。この条例は、平成21年4月1日から施行します。
なお、宇陀市のキャラクターとロゴは、宇陀市の新しい都市イメージの確立と「自然と共生し、歴史・文化が育むふれあいと活力あるまちづくり」のシンボルとして制定し、市民の一体感の醸成を図ることを目的とするものであります。
次に、議案第4号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてであります。
平成20年8月に国家公務員の給与及び勤務時間について、人事院が国会、内閣に勧告をいたしました。これを受け、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律が平成21年4月1日に施行されることとなっております。
なお、この法律の改正では、ほかに、一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律、国家公務員の育児休業等に関する法律及び地方公務員の育児休業等に関する法律がそれぞれ改正されております。
宇陀市の職員の勤務時間などにつきましては、そのほとんどが国家公務員に準拠していることから、今回の人事院勧告並びに法律改正を内容とする改正を行うものであります。この人事院勧告並びに法律改正の内容で、今回の改正に関係するものといたしましては、1週間当たりの勤務時間を40時間から38時間45分、1日当たりの勤務時間で言いますと、8時間から7時間45分とするものです。
なお、このことに伴う具体的な運用といたしましては、始業時間の8時30分と終業時間の5時15分は変更せず、休憩時間を45分から60分として対応するものでございます。
次に、議案第5号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてであります。
この改正につきましても、人事院勧告を受け、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律による地方公務員の育児休業等に関する法律が改正され、平成21年4月1日に施行されることによるものであります。
この法律の改正では、職員の勤務時間が短縮されることに伴い、公務の運営上の事情により特別の形態によって勤務する必要のある職員の育児短時間勤務の形態について、1週間当たりの勤務時間が20時間、24時間、25時間であるものを、19時間25分、19時間35分、23時間15分、または24時間35分とするなどの改正を行うものであります。
なお、宇陀市において、これに該当することとなる職員は、市立病院及びさんとぴあ榛原の交代制勤務に従事する職員であります。
施行日につきましては、平成21年4月1日としております。
次に、議案第6号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。
宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償について、次のとおり、所要の改正を行うものであります。
まず、議案第2号でご説明いたしました宇陀市市民憲章等検討委員会の廃止による委員の報酬等を削るものであります。
次に、宇陀市の公の施設の管理運営を代行させる指定管理者を公募により選定する場合において、その指定管理者の候補者は、条例により設置された指定管理者選定委員会が選考することとなっており、当該委員の報酬等を規定するものであります。
次に、議案第3号でご説明いたしました宇陀市キャラクター等選考委員会条例により設置する委員会の委員の報酬等を規定するものであります。
最後に、宇陀市鳥獣被害対策実施隊の隊員の報酬等を規定するものであります。平成19年12月に、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律が施行されました。これを受け、最近顕著となっている有害鳥獣による農作物等の被害対策として、宇陀市鳥獣被害防止計画を策定し、この計画に基づく被害防止施策を適切に実施するため、鳥獣被害対策実施隊を設置します。民間人の隊員は、法の規定により非常勤の市町村職員とすることから、その報酬を規定するものであります。
なお、施行日については、平成21年4月1日からであります。
次に、議案第7号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてであります。
この改正につきましても、人事院勧告を受け、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律が平成21年4月に施行されることによるものであります。
議案第4号及び議案第5号と同様、職員の勤務時間が短縮されることに伴う所要の改正のほか、さきの人事院勧告の内容のほかに、医師の人材確保を図るため、医師及び歯科医師の初任給調整手当の引き上げがなされており、宇陀市においても医師の人材確保や待遇改善として病院当直勤務の宿日直手当を引き上げるほか、職務の級の分類を見直す改正を行うこととしております。
なお、施行日につきましては、平成21年4月1日からです。
次に、議案第8号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてであります。
議案第7号でご説明いたしました医師の人材確保を図るため、医師及び歯科医師の初任給調整手当の引き上げを行うとする人事院勧告は、医師の人材確保を図るという趣旨であり、このことから、宇陀市においても、特殊勤務手当として、市立病院とさんとぴあ榛原の医師に対し、臨床医師手当及び時間外診察手当を支給することとするほか、現在、宿日直手当として支給している夜間看護手当は、正規の勤務時間として夜間看護業務に従事した職員に支給されることから、特殊勤務手当として支給することについて、所要の改正を行うものであります。
なお、施行日につきましては、平成21年4月1日からであります。
次に、議案第9号、宇陀市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定についてであります。
平成21年4月1日までに、介護従事者等の賃金を初めとする処遇の改善に資するための施策のあり方について検討を加え、必要と認めるときは、その結果に基づいて必要な措置を講ずるとする、介護従事者等の人材確保のための介護従事者等の処遇改善に関する法律が平成20年5月28日に施行されたこと、また平成20年10月に取りまとめられた生活対策において、平成21年度の介護報酬をプラス3%とする改定に伴う介護保険料の急激な上昇を抑制することとされました。
これらのことを踏まえ、厚生労働省は、この改定に係る平成21年度の介護保険料上昇分の全額及び平成22年度の保険料上昇分の半額に相当する額を、介護従事者処遇改善臨時特例交付金として交付し、保険料の軽減を図ることとしました。
厚生労働省から交付される介護従事者処遇改善臨時特例交付金を適正に管理、運営するため、基金を設置するほか、管理運営について必要な事項を定めるものであります。
なお、施行日につきましては、公布の日からであります。
次に、議案第10号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正についてであります。
公民館は、社会教育法の規定により、地域の中心的な社会教育施設として、市民の教養を身につけるための事業、健康増進のための事業、生活文化の振興などの事業を実施する施設であります。
しかし、大和富士ホールは、その運用や事業は、専ら自主活動グループに対する利用となっており、自己の充実、啓発、生活の向上のための場となっていることから、今後における大和富士ホールの運用形態を検討した結果、市民に対する理解と施設の合理的な運用、管理を行うために、現行の公民館から生涯学習施設とするため、所要の改正を行うものであります。
なお、施行日につきましては、平成21年4月1日からであります。
次に、議案第11号、宇陀市文化芸術活動体験交流施設条例の一部改正についてであります。
文化芸術活動体験交流施設、通称「ふるさと元気村」は、廃校となった室生区の旧田口小学校を活用し、文化芸術活動の体験を通じて地域間交流を図るとともに、地域の活性化を図る施設として平成19年4月に設置され、管理運営は、指定管理者である田口小学校跡活用委員会が行っております。
ふるさと元気村では、もとの教室をアトリエ、体験工房などに利用しており、芸術家などが一定期間この施設に滞在し、創作活動を行う場を提供しているほか、現在、アトリエ以外に14室を講座等に利用しています。
芸術家などから、アトリエに対する利用のニーズが高いことから、14室のうち2室をアトリエとして利用し、施設の効率的な運営を図るため、所要の改正を行うものであります。アトリエの使用料は、1室1月につき2万円であります。
なお、施行日については、平成21年4月1日からであります。
次に、議案第12号、宇陀市介護保険条例の一部改正についてであります。
この改正は、合併時の調整項目であった第1号被保険者の保険料の均一化を図るとともに、介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令が平成20年10月24日に公布され、平成21年4月1日から施行されることに伴い、平成21年度から平成23年度の第1号被保険者の保険料について、所要の改正を行うものであります。議案第9号でご説明いたしましたように、厚生労働省から交付される介護従事者処遇改善臨時特例交付金を、介護報酬改定に係る平成21年度の介護保険料上昇分の全額、及び、平成22年度の保険料上昇分の半額に相当する額を充てて保険料の軽減を図り、さらに全体の保険料の引き下げを図るため、被保険者から徴収した保険料のうち市が積み立てた基金を取り崩し、基準月額を4100円とするものであります。
また、市民税が課されていない市町村民税非課税世帯者を除く第1号被保険者のうち、平成20年から平成22年までの各年中の公的年金等の収入金額及び当該各年の合計所得金額が80万円以下である者等については、保険料基準額に乗じる割合を引き下げることとしています。
なお、施行日につきましては、平成21年4月1日からであります。
次に、議案第13号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてであります。
平成2年、護美センターにおいて、日本リサイクルマネジメント株式会社が生ごみを固形燃料に処理する事業を実施していましたが、固形燃料化施設の老朽化により、平成21年3月31日をもって閉鎖することに伴い、宇陀市護美センターが生ごみを処理していた地域を、宇陀クリーンセンター及び東宇陀クリーンセンターにおいて処理することとするため、所要の改正を行うものであります。
また、特定家庭用機器再商品化法、いわゆる家電リサイクル法は、その施行から5年が経過し、法の規定により見直し時期を迎えたことから、家電リサイクル制度が見直され、特定家庭用機器廃棄物の適正な処理及び資源の有効な利用を一層推進するため、新たに液晶式テレビ、プラズマ式テレビの受信機及び衣類乾燥機が対象機器に追加することを規定した特定家庭用機器再商品化法施行令の改正が行われ、平成20年12月5日に公布、4月1日から施行されることに伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、議案第14号、宇陀市斎場及び火葬場条例の一部改正についてであります。
旧菟田野町において昭和51年4月に設置された宇陀市営岩崎火葬場が老朽化していること、また、岩崎火葬場は、平成18年1月1日以降、平成19年度は6件、平成20年度は現在2件と、その利用がほとんどなく、地域の方々は、主に大宇陀区の不帰堂火葬場や桜井市内の火葬場などを使用している状況であり、公の施設の効率的な運営を図ることから、廃止するものであります。
なお、施行日につきましては、岩崎火葬場の廃止について、これまでに地域の市民の方の理解も得られていることから、平成21年4月1日とするものであります。
次に、議案第15号、宇陀市企業誘致条例の制定についてであります。
現在、宇陀市における産業の活性化と雇用機会の拡大を目的として、未利用地を中心として企業誘致政策を進めておりますが、この企業誘致を推進するに当たり、優遇措置を制度化するものであります。
具体的な内容といたしましては、宇陀市内に事業所を新設、増設、移設する一定の要件を満たした事業者に対し、固定資産税相当額の奨励金を交付し、企業誘致、既存立地企業の育成と資本投下をさらに促進し、より効率的な事業運営と生産性の向上を図ることができる支援を創設するものであります。
また、財源的には、宇陀市産業支援基金を充当するものであります。
なお、施行日につきましては、平成21年4月1日からであります。
次に、議案第16号、宇陀市公園条例の一部改正についてであります。
平成21年4月1日から、榛原フレンドパークとして供用開始に伴うものであります。
榛原フレンドパークは、平成12年度から旧榛原町において大和都市計画公園事業として整備し、面積2万888平米、園内には遊具、多目的広場、施設棟、野外ステージ、緑地及び多目的グラウンドを設置しており、市民のレクリエーションなど憩いの場としてご利用いただくとともに、災害の一時的な避難場所として利用できるなど、日常生活における安全性、快適性の向上を図っております。
今回の条例改正では、宇陀市公園条例に榛原フレンドパークを追加し、榛原フレンドパークの施設棟ミーティングルームを使用する場合の使用料に関する事項などを規定しております。
なお、施行日につきましては、平成21年4月1日からであります。
次に、議案第17号、宇陀市営住宅条例の制定についてであります。
市営住宅の管理、運営につきましては、合併前の旧4町村において、それぞれの住宅条例により管理、運用されておりましたが、住宅の入居募集など、合併協議の中では短期間で調整することが困難であったため、現在旧4町村の条例を暫定的に運用してきたものであります。これら暫定条例を廃止し、宇陀市営住宅条例として、市営住宅の効率的な管理、運営を図るものであります。
なお、施行日は、本年度が公営住宅法施行令の改正施行年度であることから、改正施行令との調整を図る必要があること、また入居者などに対する周知期間を考慮して、平成21年6月1日としております。
次に、議案第18号、宇陀市営改良住宅条例の制定についてであります。
市営改良住宅の管理、運営につきましても、合併前の榛原町以外の旧3町村において、それぞれの改良住宅条例により管理、運用されておりましたが、住宅の入居募集等、合併協議の中では短期間で調整することが困難であったため、現在旧3町村の条例を暫定的に運用してきたものであります。これら暫定条例を廃止し、宇陀市営改良住宅条例として、改良住宅の効率的な管理、運営を図るものであります。
なお、施行日につきましては、さきの市営住宅条例と関連する部分があることから、その整合を図り、平成21年6月1日としております。
最後に、議案第19号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正についてであります。
美榛苑は、本館、新館及び別館の建物の区分により構成されておりますが、建設されてから約20年が経過した新館が利用者にわかりにくいものとなっていることがあることから、これら建物の区分を、本館と新館を一体化させた「本館及び奥2階」と「別館」とし、これに伴い、「本館及び奥2階」の部屋の区分について、トイレが設置されている現行の新館の部屋を「和B」とし、バス・トイレが設置されていない現行の本館和Bを「和C」とするものであります。
また、これまで営利を目的とする場合には利用を許可しておりませんでしたが、今後は営利を目的とする場合でも、和室の大広間と洋室の会議室を利用できることとするなどの改正を行い、美榛苑の効果的かつ効率的な運営を図り、収益向上に資するものであります。
なお、施行日につきましては、平成21年4月1日からであります。
以上、19議案の提案理由の説明とさせていただきまして、よろしくご審議の方お願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
ここで、40分まで休憩をいたします。
午後2時27分休憩
午後2時40分再開
議長(玉岡 武君)
それでは、休憩前に引き続きまして、会議を行います。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、議案第1号、宇陀市行政組織条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第1号、宇陀市行政組織条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号、宇陀市市民憲章等検討委員会条例の廃止についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第2号、宇陀市市民憲章等検討委員会条例の廃止については原案のとおり可決されました。
次に、議案第3号、宇陀市キャラクター等選考委員会条例の制定については、総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
次に議案第4号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
議案第4号の職員さんの勤務時間並びに休暇に関する条例の一部改正の中で、これは事務局がつくっております審議資料の中の3ページですか。1週間の勤務時間の中で、再任用短期時間勤務職員とありますけれども、この職員の処遇と、今現在、宇陀市に何名ぐらいおられるのか、お聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
失礼します。人事課の方からお答えさせていただきます。
最初に申し上げますが、現在、これに当たる職員はおりません。
ちなみに、地方公務員法28条4第1項といいますのは、定年退職者等の方で任用期間が1年以内で常勤職員と同じ勤務をしていただく方。28条の5の第1項については、同じ条件で短時間をしていただく方。28条の6、1項もしくは2項につきましては、地方公共団体の組織する組合等であった職員のObといいますか、そういう方を任用した場合に再任用職員と申します。以上です。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
わかりました。
続いて、育児短時間勤務職員等のということでありますけれども、この育児短時間勤務職員というのは、これは保育所や幼稚園あるいは学校等々の定員が決められたところの職員さんのことをおっしゃるんですか。それとも、一般職の職員さんが育児休業を、ちょっとこの辺のことをもう少し教えていただけますか。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
失礼します。
子育て、あるいは育児、子育て支援等の制度といたしまして、近年いろいろな制度ができまして、かなり種類が多くなっておりますが、まず育児休業といいますのは、当然ご出産されて後の休業をされる子育ての育児休業制度でございます。
それから、育児短時間勤務といいますのは、後ほど出てまいります条例の中にもありますが、勤務時間が何パターンかありまして、1週間ないしは4週間、特に病院とかさんとぴあの変形労働の場合は、そのパターンを選んで、労働をする時間を例えば週20時間とかいうふうにする、育児のための時間をとるための勤務時間制度です。
それから、あと部分休業といいまして、遅く来て早く帰るというような制度がいろいろございますが、すべてこれは給与については減額措置となります。特に、現状を報告しますと、育児短時間勤務制度というのは、昨年の条例改正なり法律改正でできまして、それ以降、病院の方でお二人とっておられます。現在は、そのうちの1名が育児短時間勤務ということで、週20時間の労働をされているというのが現状です。
以上です。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第4号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第5号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第5号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
議案第6号の報酬及び費用弁償ということで、これも同じく審議資料の6ページに、宇陀市鳥獣被害対策実施隊員ということで、これは多分新たに制定される制度の中で、実施隊員に対して年間4万円ということなんですけれども、この4万円というのは国が定めた金額なんでしょうか。
といいますのは、鳥獣被害対策の実施隊ですから、結局、何らかの形で捕獲等をされるとか、あるいは、これは狩猟協会かそこに委託をされて、そしていろんな形で鳥獣の対策に当たっていただく方の固定したメンバーではないかなとこのように思いますけれども、この中でいろんな処理の経費とかいろんなものが発生するように聞いておりますけれども、そういった部分は別にして、この隊員としての縛りとして年間4万円なのかどうか。ちょっとそこをお尋ねできますでしょうか。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
ただいまのご質問でございますが、鳥獣被害実施隊というのは、まず宇陀市が有害鳥獣基本計画書を作成いたしましたことによりまして、国の方からまず8割の交付税がございます。それで、この隊員につきましては、まず非公務員という扱いになりまして、現在、市におきましては、各4区で最大4名の方を猟友会から推薦を受けまして、それと市職員が1名おりますので、最大で17名の隊員を計画しております。
ただ、国の特措法に基づくものでございまして、特措法の中では大体消防団員の手当という形をうたわれておりますので、大体この金額だという形で根拠はございますが、ただこの隊員になりますと県の狩猟税、銃、わな等が半額という軽減の措置もございますので、それを入れますと大体7万円ぐらいの金額になると思いますので、大体4万円の報酬をさせていただく。
ただ、従来どおりのシカ、イノシシ等を駆除していただいた場合には、猿の場合は2万円以内、シカの場合は5000円以内、イノシシの場合は3000円以内という報奨費を出しておりますので、それを合わせてこの隊員には出していきたいという形で考えております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
近年、シカの被害ですね。イノシシの被害につきましては、後処理もうまくいっているようでございますけれども、特にシカの処理につきましては非常に手間と、それからまた焼却等の設備もないということで、ご苦労をいただいておるようにお聞きしております。捕獲に対するそういった今回、実施隊の方々に、我々被害を受けておる市民にとりましては大変心強い、ありがたい制度だというように認識をしておりますので、特にシカの処理については非常に地域で困っておるという現実の中で、さらなる機会がございましたら手当の補強等を検討していただきたいというように思いますが、お考えあるでしょうか。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
まず、近年、シカのネットを張られる農家が非常に多くなりまして、そこへシカが絡むという形の中で、農家の方から猟友会の人に殺してくれという要望が非常にございますけれども、猟友会の方はシカとかを殺すというのが任務ではございませんので、そういう依頼を猟友会の方にされると、非常に猟友会の方も困惑されます。ただ、市の方からお願いして駆除を依頼しておりますので、こういう実施隊におきましては、任命の方につきましては、そういうシカとかネットにひっかかっておるやつをとどめを刺していただくという形をお願いしたいと思っております。
それで、まずこの金額でございますけれども、そこへ行く交通費とかを一切含んでおりませんので、まずこの4月から実施をさせていただきまして、どれぐらい実際、出動回数等があって燃料費が要るとか、いろんなことも1年間の経緯を見させていただいた中で、また22年度には手当等も考えていかなければならないかなとは思っております。
担当者といたしましては、この金額の倍以上はと思っておりまして、まず国の制度が今そういう形で消防団員の手当になっておりますので、今後、実態を見た中で検討していきたいと思っております。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
最後になりますけれども、今、部長の方から必要経費の検討についても精査をいただくというようにご答弁をいただきましたので、そういった形で本当に実施隊の方々に歓迎していただく制度として、ひとつ農林商工課の方でもご検討を進めていただきたいと、このようにお願いしておきたいと思います。以上で終わります。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第6号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第7号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
議案第8号につきましても若干ご説明をいただきたいと、このように思います。
この部分につきまして、特殊勤務手当の種類という中で病院の医師等の手当につきましては問題ないと思いますけれども、2番目ですかね。同じく事務局発行の審議資料の7ページですか、診療時間外に外来者の診察及び処置を行った医師に、診察した患者数に応じて時間外手当を云々と、こういうふうになっております。
時間外診療手当ということで、1人幾らという形でされるようでございますけれども、このもとには時間外診療ですから、当然、時間外手当というものが前段にあるのかないのか、まずそれがお聞きしたいということと、それから時間外診療に患者さんが来られるということで、それを手当に変換をするということは大変ありがたいことであり、大切なことだと思いますけれども、ただ、それを決める基準でございますけれども、1人幾らという決め方がいいのか。
例えば、夜間に来られた患者さんの診療者数によって幾らと。1人幾らではなしに、それを時間数に変えて、あくまでも時間外診療手当ですから、時間に応じた手当を支給していこうという考え方ではないかなと思いますので、根底には、まず最初に申し上げました時間外手当が支給されるのかどうか。それとあわせて、こういう別の手当が出るとするのであれば、1人幾らという考え方ではなしに、1人何分とか何時間とかそういう時間設定を置いた中での、それに対する時間外診療手当という形になるのではないかなという思いもしますけれども、そこら辺の見解をお聞きしたいとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
ただいまの上田議員のご質問にお答えいたします。
時間外勤務手当につきましては支給しておりません。宿日直手当で支給しておりますので、時間外勤務手当は支給しておりません。
そうした中で、診療者1人当たりで対応するのか診察時間にするのかということでございますが、病院側としては診療者1人ということでさせていただきたいと。
なぜかといいますと、時間の対応でいきますと、逆に医師の方は拘束時間という形でまた手当以外のことも出ますし、県下の公的病院なり公立病院すべてが診療1人当たり幾らという形で対応しておりますので、こういう形で対応していきたいというように考えております。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
今、お考えにつきましてはお聞きしたところでございますけれども、ただ、宿日直手当を支給しておるので時間外は発生していないとこういうお話でございます。
そうしましたら、この時間外診療手当というものは、逆に言えば、今度は宿日直の中にすべてが包括されるのではないかなというように思うわけですね。
その中であえて、この時間外手当をするということになれば、宿直、日直という時間帯の中での仕事をきちっと明確にされていると思いますけれども、それとあわせまして、やはり何らかの手当処置が必要だということで、1人当たりという患者数で縛ることの是非というのは論議をされたのか。
宿直、日直という業務というのは非常に広範な部分の中でされておると思います。あくまでも、これは外来者に対するところの診察であろうというように思うわけですけれども、当直、それから宿直、当直は昼間時間帯であり、宿直は休日の昼間時間帯であるという中で、時間外を支給していないということに対する代替手当として時間外診療手当としてされるわけですけれども、やっぱり宿直時間中というのは全然、業務についた場合でも本来業務という位置づけで割り切っておられるわけですか。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
ただいま上田議員、申し述べられておりますとおり、基本的には宿日直手当というのは病院で宿直するときの病棟管理という形の基本的な手当で支給させていただいておりますし、急患、外来患者を診るためという言い方は表現が悪いですけれども、診ていくことを基本的に宿日直をやっておるのではないということで、その辺の手当の支給の仕方が変わってくるということで、現在、宿日直手当については、あくまでも病棟管理、病棟管理の中で病棟の患者が重篤な状態に陥られて一睡もせずに朝までおった場合でも、その手当の中の一環と。しかし、それを超えて外来患者さんが急患で入る場合については、そういった手当を支給しているというような考えで支給させていただいておりますし、県下の公的・公立病院もすべてそのような対応をしておりますので、本院についてもそのような対応をしているということでございます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
最後でございますけれども、1人1回幾らというようになってきましたら、私が知っている治療範囲の中では、15分、20分で終わるものもあれば2時間、3時間と要する場合もあるのではないかなというように感じるわけですね。そこら辺のものが網羅されて、やはりその一晩に5人も6人も来られたら、これはもう当然、当直時間中の相当時間がその外来対応に追われておるという尺度も出るのではないかなというように思います。
したがいまして、今回、1人に応じて3000円ということで、一歩の進歩はあるのではないかなと思いますけれども、1人の時間に、長時間ほとんど1人の方にかかりっ切りという場合でも1名であれば、短時間で終わった場合でも1名というこの考え方ですね。ここら辺が、本当に現場の思いにこたえることができておるのかなということを私は少し感じるわけでございます。
やっぱり厳しい環境の中で当直あるいは宿直という勤務に当たってくださっているお医者さんあるいは看護師さん、そういった方々の処遇をきちっと守っていってこそ、今後の新たな就業にもつながってくるのではないかなとこういうように思うわけでございますので、5分の人もあれば1時間、2時間かかる人もあるという前提の中で、この1回3000円の部分については、もし機会があれば、またその考えをご整理いただきたいとこのように思います。答弁は結構でございます。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
ただいまの上田議員の質問とも少し重なりましたので、どうしようかなと思っておったんですけれども、私、根本的に思うんですよ。この人事院勧告というのは20年の4月の勧告なんです。今回、上程されたのが21年の4月よりということなんです。
内容的には今の説明どおりで、私は人事院勧告の関係の分は賛成ということで立たせていただいたわけでございますけれども、やっぱり去年の10月、11月、社会経済環境が急速に変わりましたよね。サブプライムローン、それからリーマン・ブラザーズの破綻等々で、年末の派遣村の問題、派遣切りの問題、それから今、大卒、高卒の新卒の4月から予定のそういう内定者の取り消し、そして正社員にまで及んでおります。
こういう状態の中で、人事院の総裁というのは一度私は言いたかったんですけれども、人事院の総裁というのは皆さんご存じですか。谷公士ですよ。これはもう今、国でも問題になっております天下り、渡りの典型ですよ、これ。それで、2011年の地デジの張本人ですよ。本人は4回も5回も渡りをやっているんですよ。
だから、やっぱりこれは宇陀市を初め地方自治体としては、職員の、末端の職員は本当にしっかりといろんな条件の中で頑張っていると思うんですけれども、その上の方で、霞ヶ関のとりでと言われるところで、こんなことを谷の反乱とかいうことで甘利大臣とも一悶着ございましたけれども、それを私たちはしっかりと頭に置いた上で議論を進めていかないといけないなと思っております。
地方自治体としては、人事院勧告というのは非常に大きな意味がある。あるにもかかわらず、その人事院がやっていることというのは非常に問題があると私は思っておりますので、この際、答弁はもちろん結構でございますけれども、私はどこかでこのことを言いたかったんです。以上でございます。ありがとうございます。
議長(玉岡 武君)
多田議員、個人的代表者であっても、全体の委員の中で組織されて決まっている問題ですので、ちょっと発言、ニュアンスが私、違うように受けとめておるんですが、そこのところをまた今後参考にしてください。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
遅きにという感じで医者の処遇改善、大変結構なことだろうなと。こういう地方のいわゆる小さい病院には、ぜひ先生方の処遇改善は必要というようなことはかねがね思っておりました。
そこで1点ですけれど、公務員ということの中で若い先生方のよく声を聞くのは、この宇陀市の市民病院だけではないとは思いますけれども、研修の場が少ないといいますか、新しい器具等々ができたら勉強しに行くその場所が非常に少ない。というのは、公務員という枠の中でやっておる関係で少ないらしいです。医大あたりは、週何時間か与えられているらしいですけれども、宇陀市もそういうことをやっぱり取り入れながら、研修の場を取り入れながら、やっぱり新しい若い先生方も来てもらえるような状況づくりをしていかなあかんの違うのかなとこんなように思うわけですので、そのあたり、局長さん、どのような考え方を持っておるか。局長さんというのか市長ですね、これは。わかりませんか。では、局長の方でお願いします。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
ただいまの山本議員のご質問にお答えいたします。
宇陀市立病院といたしましても、そういう研修の場をできるだけ広く与えようということで、県外、県内を問わず、いろいろ学会とかそういう新しい器具の使用研修、そういった点につきましては公務の中で出張をいただいて研修を行っていただくような機会は、すべて医師の希望によって与えていっている状況でございます。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
そういう週といいますか、月といいますか、研修の時間といいますか、そんなものを明記した約束事といいますか、それはあるわけですかね。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
臨床研修に出ていく時間については、何時間以内ということにしていますけれども、学会とかそういう本来の使用機器の研修とか医療研修というものにつきましては、時間を明記しておりません。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
大澤です。ちょっとお尋ねをしたいと思います。
医師の人材確保、また医師の待遇改善ということで今、山本議員からもありました。非常に私は結構なことだと思います。そしてこの時間外の外来患者さんの診察ということで、本来、この時間外と書いていますけど、先ほど事務局長がおっしゃっていましたように、宿直の先生方は、本来は外来ではなくて病棟におられる入院されている患者さんを手当てしていただくと、診ていただくということが本来の仕事だとお聞きしておるんです。
この文面を見ますと、今、宇陀市でも今までにもそうなんですけれども、救急の外来患者さん、救急を受け入れるようにシステムをしっかりしてほしい、病院を整えてほしいという市民の皆さん方からのお願いも多々あったと思うんですけれども、これを見ますと、外来患者さん、救急という中で、夜、自分でこんこんと来られる方は時間外ですから恐らくおられないであろうし、救急車という救急の場合の受け入れの中だと思うんですけれども、これを見たときに患者さんは勘違いをされるのではないのかなと。宇陀市立病院は救急患者も断らずに受け入れてもらえるねん。遠いところ行かんでええねんというふうに取り違えをされているのではないかなと。
この先生方の診療報酬が上がる。手当が上がるということに対しては、私は何ら疑問も持ちませんし、ですけれども、外来患者さんを診るという宿直、日直の先生方の今までの、先ほど言いましたように、その先生方は外来ではなくて病棟の患者さんを診る。病棟を診ておれば、救急が入ってきたときに今、手が離せないからということで患者さんをお断りするということになるんやけれども、この辺の表と裏と私よう理解ができんねんけれども、そこ説明をいただけますかな。
こういうことを書いて、外来患者さん、救急はしっかりと受け入れていけますか。お金の問題ではなくてね。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
ただいまの大澤議員のご質問にお答えいたします。
今、申されることはよくわかりますけれども、そういった形で病棟管理でおっても、そういう救急外来の患者さんが見えたときにはできるだけ診てほしいということで、処遇改善をしていく中で診ていただく。
あくまでも病棟処置の手のあいているときでございますけれども、そういったときの時間をできるだけやっぱり、変な話ですけれど医者も気持ちよく、患者さんも気持ちよく診ていただくために、処遇改善をしていくと。この辺がやっぱり今、公立・公的病院、民間も含めて、民間は公的と言われる病院以外はほとんど夜間診療をそういう形で閉められる場合が多いですけれども、やはり救急告示病院となれば診ていくということになりますので、そういった中でやっぱり率先して診ていくような状況づくり、処遇改善をしていかなければ、やはり勤務医としてもコストが合わなければとか、ストレスの関係、モチベーションの関係、そういった関係で、病棟管理に専念されていっておる中で時間のあく時は、やっぱり救急患者さんを診てほしいということで我々、協議しながらこういう手当を設けていって、できるだけ受けていただきたいということで医師にも話をしております。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
関連する質問ですけれども、奈良県の東和医療圏という中で緊急医療体制。これは、1人の医師に置かれる時間は2時間ですか。それをちょっと聞きたいんですけれども。
そしてまた、1人に額が3000円ですか。1人当たりの患者の手当てに対しての額がふえるとなれば、昼夜緊急患者が来られても皆さん診ていただけるというようなことですか。ちょっとこれを説明していただきたいんですけれど。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
ただいまの山本議員のご質問にお答えいたします。
輪番の2時間ということについては、ちょっと病院の方ではわかりかねますけれども、こういう時間外診察手当を支給すると、すべての患者さんを診ていくのかということですけれども、先ほども申し上げておりますように、あくまでも宿直の体制としては医師は病棟管理と。その時間内で病棟処置をしていない時間については、あくまでも外来、急患については、うちで扱えるものは扱わせていただきたいということで、その病棟管理に宿直している医師の外来・急患者さんの診察手当として設けることでありまして、この手当を出すから100%診るというようなことではございません。
ですから、標榜科でない患者さんも来られる場合は、やっぱりお断りしなければなりませんし、病棟処置に手を尽くしておれば、そういった中でお断りすることもございますので、この手当をつけて100%診るというような手当ではございませんので、その辺ご理解いただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
今、局長から説明いただきましたけれども、これからは1人当たり3000円という手当が出されます。今まで、この東和医療圏の中で病院の医師の手当云々の時間は、その病院によって違うとこのようにも聞いております。そしてまた、宇陀市の市民はこう言われておるんですよ。宇陀市民病院は、その日によって、診ていただけるときと診ていただけないときがあると、このように言われております。そうなれば、その医師の都合で受け入れない、受け入れるは決められるんですか。そうなれば、おかしいじゃないですか。
3000円という額。その医師は、もうその3000円嫌ですよ、こうなれば、診ていただけません。何のためにこれをつけるんですか。今までもよく言われていました。子どもが本当にしんどがっている。連れていっても診てもらえない。よそにある病院へ行ってくれと、そういうように言われるんですわというようなこともよく聞きました。これからどのようにされるんですか。それを聞きたいんですよ。緊急患者に対して。はっきりと言ってください。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
先ほどもお答えいたしましたように、病棟管理をしている中での病棟処置以外の時間については、当院で診察可能な患者さんにつきましては診察はさせていただくということでございます。
それで、医師の判断でと言われますけれども、例えば、内科医師と眼科医師が宿直しているときに骨折というような形で救急患者が来られましても診られませんので、そういう場合は他院を紹介させていただくと。それで今、言われております東和医療圏の輪番と言われますのは、公的病院でその日、その日を輪番で回していますので、そういった日には例えば輪番の病院へ行ってくださいという形で、救急患者さんもうちへ来られた場合でもお回りいただく場合もございますし、病棟処置以外の手が、時間があいておれば、その状況で診させてもらうときもございますので、それは先ほども言わせてもらっておりますように、救急患者さんを医師が3000円の手当が要るとか要らんとか、判断で診察をお断りするとか受け入れるとかいうのではなしに、あくまでも病棟管理の中での時間の処置以外のときの救急患者さんについては受け入れて診察した場合は、そういった手当を支給していくという手当のものでございますので、この手当で救急患者さんを受け入れる、受け入れないの判断をする手当ではございません。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
そうなれば、これから医師の確保もいろいろ言われていますけれども、病室だけではなしに、いつでも救急患者を受け入れられる体制を持っていただきたいんです。
市長、このことについて、どのように思われていますか。
これからね、新病院が今、計画されています。そういうことにつきましても、やはり緊急体制、緊急医療というのは必要ではないかと私は思っております。答弁、よろしくお願いします。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
先ほどからも局長が話をしておりますように、当然、緊急の人たちの受け入れというのは新しい病院になっても当たり前の話だろうと私は思いますし、私は現在もそうであろうかなというように思っているんですが、その辺のところの異論があるならば、もう一度聞いていただいたらいいと思いますが。
議長(玉岡 武君)
先ほどの答弁で物足りない。的確な答弁はしておったと思いますよ。
3回目終わっていますが、特別認めます。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
済みません。
あのね、本当に市民の願いを、この市立病院がある。あるのにもかかわらず、何で遠いところまで救急車で行かんならんという声が多いんですよ。だから僕は言っているんですよ。
それで、そういうときにも、やっぱり受け入れない場合もありますと言わずに、電話がかかってくれば、すぐ来てくださいと。そういう体制をとっていただきたいと、このように僕は思っているんです。それでまた、これは市民の願いでもございます。そういうことなんです。もう答弁は結構です。
議長(玉岡 武君)
またこれから病院関係の問題として議論してください。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
では、患者さんの立場でちょっとお伺いしたいんですけれども、病院の診察時間というのは受付時間を指すものか、それとも患者さんが多いところは診療時間が長引くわけですけれども、その間も診療外ではなしに診療として受けていただくのかというのは、なぜかといいますと、患者さん側に診療外といいましたら非常に高額な費用が患者さんにのしかかるわけでございますので、その点、宇陀市の病院ではどのような基準を設けておられるのか、一つお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
ただいまの大西議員さんの質問にお答えいたします。
一般診療につきましては、通常、受付時間は11時までというようなことでやらせていただいておりますけれども、通常、診察させていただきますのは医師の勤務時間内は通常の診察という形で取り扱わせていただいております。5時15分を回りますと時間外という形になりますけれども、それまでは11時を超した場合に来られた場合でも普通、通常の診察ということです。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
住民の方は、当然5時15分まででしたら受け付けが可能ということで、診療外報酬は要するに患者さんとしたら支払わなくてもいいということですね。そういうことで確認のことでございますので。といいますのは、やはり診療が終わりますと、例えば救急、外来で受け付けをしていただけますかということになりますと、そこに診療外の費用がかかるわけですね、患者さんは。それは、担当科の医者に常時診てもらっていても、診療報酬外が発生するわけです。そのことを確認させていただいておるわけです。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
あくまでも今申し上げましたように、通常の病院の勤務時間内で受け付けすれば、通常の診療報酬。時間外に受け付けをして診察する場合は時間外診療という形になります。時間外の受け付けで。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
それともう一つ聞きたいのは、担当医の先生がいないとしますよね。勤務以内でも。先生が変わりますと、それについては診療外ということは発生しないわけですか。
といいますのは、私も病院にいろいろかかわっておりまして、それが発生する病院があるんですよ。それをやっていないかということを聞いているわけです。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
担当医がいない場合、別の医師がその人を時間外に診るということについては、そういった別の診療報酬はいただいておりません。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第8号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第9号、宇陀市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定については、福祉厚生常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
次に、議案第10号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正については、総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
次に、議案第11号、宇陀市文化芸術活動体験交流施設条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第11号、宇陀市文化芸術活動体験交流施設条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号、宇陀市介護保険条例の一部改正について及び議案第13号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について並びに議案第14号、宇陀市斎場及び火葬場条例の一部改正についての3件については、福祉厚生常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
次に、議案第15号、宇陀市企業誘致条例の制定について及び議案第16号、宇陀市公園条例の一部改正について並びに議案第17号、宇陀市営住宅条例の制定について、さらに、議案第18号、宇陀市営改良住宅条例の制定についての4件は、産業建設常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
次に、議案第19号、宇陀市保養センター美榛苑管理条例の一部改正については、福祉厚生常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして、日程第26、議案第20号から日程第32、議案第26号までの平成20年度補正予算関係7議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは、議案書の朗読をいたします。
議案書の66ページでございます。
議案第20号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について。
平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
67ページでございます。
議案第21号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、68ページでございます。
議案第22号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について。平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
69ページです。
議案第23号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)について。
平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
70ページでございます。
議案第24号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
71ページでございます。
議案第25号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、72ページでございます。
議案第26号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第20号から議案第26号までの補正予算関係7議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正予算は、各事業費の確定、国の第2次補正予算に盛り込まれた国民生活支援対策としての定額給付金、子育て応援特別手当並びに景気対策としての地方公共団体への支援として盛り込まれた地域活性化・生活対策臨時交付金事業の施策について計上させていただくものであります。
前段の定額給付、子育て応援特別手当につきましては、先ほどの専決補正第4号の報告の折、申し上げましたように、事務費用のみの予算措置は済ませさせていただきましたが、定額給付金5億6500万円及び子育て応援特別手当金1386万円そのものの本体は、今回の補正に計上させていただいております。
また、地域活性化・生活対策臨時交付金事業につきましては、宇陀市に対して総額3億8887万1000円が交付されることになり、国の査定を受けるに当たって、その7割相当分を20年度予算補正として執行、残り3割分につきましては、基金積み立てを行い、翌年度の21年度予算の基金活用で執行することとしています。
したがいまして、この地域活性化・生活対策臨時交付金事業につきましては、20年度予算においても21年度予算においても執行されることになりますので、ご承知願いたいと存じます。
なお、この地域活性化・生活対策臨時交付金事業につきましては、従前の国庫補助金とは若干異なり、比較的、対象事業の制約が少なくなっております。
例えば、今まで修繕・改修費のような財源充当が不可能な事業にも活用できることから、通常時は財源不足等で事業の執行保留、抑制あるいは我慢していただいた事業費を中心に充当させていただくことといたしました。当市にとりましては大変貴重な財源でありますので、有効に活用させていただいたと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
それでは、一般会計並びに特別会計6会計の主な概要について、ご説明を申し上げます。
議案第20号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)についてであります。
予算書を朗読させていただきます。
平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)。
平成20年度宇陀市の一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億3168万9000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ192億1374万6000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
繰越明許費。
第2条、地方自治法(昭和22年法律第67号)第213条第1項の規定により翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表繰越明許費」による。
地方債の補正。
第3条、地方債の追加及び変更は、「第3表地方債補正」による。
平成21年3月3日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算は、冒頭にも申し上げましたように、平成20年度事業の精算によるもの及び国の第2次補正予算等による事業費の追加分となっております。
歳出の主なものから順を追ってご説明させていただきます。
まず、総務費の中では、定額給付金の支給でありますが、国民1人当たり1万2000円、65歳以上の方及び18歳以下の方には8000円の追加という給付金でありますが、給付費総額5億6500万円と想定しております。基準日を平成21年2月1日として、対象者総数3万6665名の方々。うち65歳以上、1万409名、18歳以下、5206名の方々となっています。3月末から4月冒頭にかけて申請受け付けを開始したいと準備を進めているところでございます。
また、本年度も多くの勧奨等を受けての退職者がおられますので、それに伴う退職手当組合への特別負担金7470万円を計上させていただきました。
減額分といたしましては、借入金利の精算として土地開発公社負担分、土地取得事業会計繰出金を合わせまして1623万3000円の減額。菟田野区、室生区におきますCATVケーブルの整備工事完了による精算差額780万4000円の減額等々となっております。
民生費では、二つ目の給付事業であります子育て応援特別手当1386万円を計上しております。対象者は第2子以降の子で、3歳から5歳までの子どもで、1人当たり3万6000円の支給となり、対象者385名となっております。先ほどの定額給付と同時に給付事務を行ってまいりたいと考えております。
他の増額経費といたしましては、国庫補助を受けて小規模社会福祉施設、四つ葉のクローバー防災設備整備補助金として450万円、後期高齢者医療特別会計の保険基盤安定負担金として法定分繰出金1067万8000円となっております。
減額経費といたしましては、老人医療費で1203万2000円の減、児童手当、児童扶養手当の確定による減額1595万円、国民健康保険特別会計への繰出金の確定による5175万4000円の減額となっております。
衛生費では、日本リサイクルマネジメントに委託しておりました榛原護美センターの委託業務が、可燃性ごみ処理委託料の精算として1518万円を減額しております。
農林業費では、美しい森林づくり基盤整備事業の追加交付金1306万円がございましたので、間伐の促進や作業道の整備を進めているものでございます。
土木費では、菟田野区におけるワールドメイプルパーク整備事業でありますが、当初の事業計画を精査、縮小し、農林水産省の国庫補助事業としての採用を得て、実現化を図りたく、今回、旧保育所の取り壊し経費、敷造成経費を合わせ5000万円を計上しております。
大宇陀区におきます心の森総合福祉公園整備工事費では、入札差金によりまして1414万2000円の減額でございます。また、緊急地方道整備事業用地、菟田野区内として土地開発公社から買い戻しを予定しておりましたが、市債発行等の条件で取得が困難になりましたので、事業変更による減額1147万3000円を行うものであります。
災害復旧費においては、公共土木施設災害復旧事業の確定による減額3735万5000円となっております。
次に、地域活性化・生活対策臨時交付金事業の関連の主な事業について、ご説明を申し上げます。
冒頭にも申し上げましたが、宇陀市に対して、総額3億8887万1000円が交付されることになっております。あくまでも、国の第2次補正は20年度で地方に交付されることになっております。受け皿としての地方では、20年度中に総額を予算措置することとしています。
一方、30%を上限として、一たん地域づくり基金等に積み立てた上で、翌年度において改めて取り崩し、運用を認めることとされております。したがいまして、今回の補正予算額は、地域活性化交付金、総額3億8887万1000円のうち70%相当の事業費計上と30%相当の基金積み立てを行うこととした予算計上となっております。
また、今回の交付事業の対象とされる事業は、財政力指数の低い市町村を重点的に、地域活性化に資するきめ細やかなインフラ整備などを進めるとの国の方針であり、また対象事業には既決予算であっても平成20年11月以降の執行であれば、交付金事業の対象とする等の指導がなされております。以上のことを踏まえまして、計上させていただきました交付金事業であります。
事業内容につきましては、審議資料の別表1にも列記させていただきましたとおりでございます。
まず、維持・補修や改修・改善事業は通常ですと、補助金や起債の対象として採択されないことから、財源的理由で早期着工にかかれなかった事業を優先的に充当することといたしました。将来的に公募による指定管理者制度の導入を視野に入れて、室内温水プールの大規模改修に6000万円、現在、特別委員会で種々ご審議いただいている美榛苑の客室等の改修工事費分の繰り出しに3000万円、市道全般の維持・補修費に3500万円、室生区の小学校での児童学習用パソコン及びシステム更新事業に1600万円のほか、各小・中学校、幼稚園、保育所を集中的に修繕、あるいは市内各集会所、公営住宅、公園遊具を初め、各種公共施設の修繕工事等にも充当することとしています。
次に、大宇陀区における小学校再編に伴うスクールバス2台の購入費に1700万円、室生保育所の移転計画に伴う実施設計費に450万円、向渕スズラン群保存管理計画策定業務に200万円の計上をさせていただきました。
なお、別表に示しております13事業分1億1666万1000円につきましては、一たん地域づくり推進基金に積み立てまして、21年度の当初予算において取り崩し、再計上させていただくこととしております。
以上が地域活性化・生活対策臨時交付金事業の概要であります。
歳入につきましては、市税を初め譲与税、各種交付金が年度末ということもあり、精査確定により減額が多くなっています。
国庫支出金においては、定額給付金事業補助金5億6500万円、子育て応援特別手当交付金1386万円、地域活性化・生活対策臨時交付金3億8887万1000円の合計9億6773万1000円という国の第2次補正分100%補助の財源と各種事業費確定による精算等で、1億2015万1000円の追加を合わせて10億8778万2000円の増額となっています。
さらに、地域づくり推進基金からの繰入金を減額し、1億5007万8000円を充当、戻し入れを行うものであります。
以上が一般会計補正予算の主な概要であり、補正予算額といたしましては8億3168万9000円を増額し、補正後の予算額は192億1374万6000円であります。
また、翌年度へ繰り越しする事業内容は、予算書の8ページから10ページにかけての第2表、繰越明許費に記載のとおりで、今年度は特に年度末に国の補正予算による大きな事業が追加されることとなったため、32件という多くの事業繰り越しが発生しております。
第3表の地方債補正につきましては、事業費の確定による増減に加え、勧奨退職者等への退職手当組合特別負担金の財源として退職手当債の発行をすることとしております。
次に、議案第21号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の土地取得事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1457万3000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億7982万7000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
地方債の補正。
第2条、地方債の変更は、「第2表地方債補正」による。
平成21年3月3日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の減額補正の理由といたしましては、用地買い戻しによる用地費及び起債利息の確定による減額であります。
次に、議案第22号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)であります。
予算書を朗読させていただきます。
平成20年度宇陀市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、事業勘定の既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6695万9000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ40億1053万4000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成21年3月3日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正は、医療費増加による医療負担金5165万8000円と高額療養費の増加分2314万1000円、及び制度改正に伴う電算委託料125万円の増額、また、出産一時金については出産件数の減少で909万円の減額をしようとするものであります。
一方、歳入では、医療費の増加分に係る財源として、国、県を合わせて4038万9000円、診療報酬支払基金より共同事業交付金959万5000円、財政調整基金繰入金5462万2000円、前年度繰越金1227万7000円を充当しております。
また、保険基盤安定繰入金及び出産一時金の減額分として、一般会計繰入金5175万4000円を減額しております。
次に、議案第23号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)であります。
予算書を朗読させていただきます。
平成20年度宇陀市の老人保健事業特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成21年3月3日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算は、平成20年度の国庫負担金が確定したことにより、一般会計より繰入金で財源補てんを行うもので、予算総額の変更はございません。
次に、議案第24号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)であります。
予算書を朗読させていただきます。
平成20年度宇陀市の介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2217万3000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億8799万円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成21年3月3日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正は、議案第9号の介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定についての提案時にご説明させていただきましたが、3年間にわたる介護保険料の激変緩和を行う目的で交付される特例交付金2217万3000円を基金に積み立てるものでございます。
次に、議案第25号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)であります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1370万2000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億8453万8000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成21年3月3日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正は、低所得世帯の被保険者の保険料軽減額の補てんのため、保険基盤安定負担金分として奈良県後期高齢者医療広域連合への納付金1067万8000円、後期高齢者医療制度改正に伴う電算システム変更委託料302万4000円となっています。
財源として、国庫補助金及び一般会計よりの繰入金を充てております。
最後に、議案第26号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ375万4000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ18億4594万6000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
地方債の補正。
第2条、地方債の追加及び変更は、「第2表地方債補正」による。
平成21年3月3日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正は、事業執行に伴う費用の確定及び下水道事業債の利子償還の確定によるもので、歳入では、公共下水道使用料で300万円の減額、企業債で3730万円の減額となり、その財源補てんとして一般会計繰入金3150万4000円、前年度繰越金500万円を充てることとしております。
また、第2表の地方債補正では、追加及び変更を合わせまして3730万円減額の限度額変更をさせていただきました。
以上が一般会計並びに特別会計6会計の補正予算の主な概要でございます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
それでは、提案理由の説明が終わりましたので、ここで4時10分まで休憩させていただきます。
午後3時58分休憩
午後4時10分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、議案第20号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)については、今期定例会2日目に設置していただきます、予算審査特別委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
次に、議案第21号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第21号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第2号)については原案のとおり可決されました。
次に、議案第22号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第22号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)については原案のとおり可決されました。
次に、議案第23号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第23号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)については原案のとおり可決されました。
次に、議案第24号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、福祉厚生常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
次に、議案第25号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第25号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)については原案のとおり可決されました。
次に、議案第26号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第26号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)については原案のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程に従いまして、日程第33、議案第27号から日程第48、議案第42号までの平成21年度各会計当初予算関係16議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の73ページをごらんいただきたいと思います。
議案第27号、平成21年度宇陀市一般会計予算について。
平成21年度宇陀市一般会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、74ページでございます。
議案第28号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
75ページです。
議案第29号、平成21年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
76ページです。
議案第30号、平成21年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
77ページです。
議案第31号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
78ページです。
議案第32号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
79ページです。
議案第33号、平成21年度宇陀市老人保健事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市老人保健事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、80ページでございます。
議案第34号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
81ページです。
議案第35号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、82ページです。
議案第36号、平成21年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
83ページでございます。
議案第37号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、84ページでございます。
議案第38号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
85ページです。
議案第39号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、86ページです。
議案第40号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
87ページです。
議案第41号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
88ページでございます。
議案第42号、平成21年度宇陀市水道事業特別会計予算について。
平成21年度宇陀市水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
新年度の各会計予算案の提案に当たり、市長から予算概要が示されております。
それでは、市長より予算概要を説明していただきます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
それでは、平成21年度の当初予算の提案の説明をさせていただきます。
平成21年度の一般会計を初め、特別会計、企業会計を合わせて16件の当初予算を提出申し上げ、議会のご審議をお願いするに当たりまして、新年度における重点施策を中心に予算概要についてご説明を申し上げます。
さて、政府の新年度予算案は、財政健全化に向けた基本的方向性を維持しつつ、生活者の暮らしの安全、金融・経済の安定化及び地方の底力の発揮に施策を集中するための重要課題推進枠を活用した結果、国の一般会計総額を88兆5480億円、前年度比5.5兆円、6.6%増とする積極型予算となっております。
また、地方自治体の財政の枠組みとなる平成21年度の地方財政計画の規模は82兆5600億円、前年度比8300億円の減、1.0%減となっているものの、生活防衛のための緊急対策を具現化し、地方財源の充実や地域雇用の創出を推進するために地方交付税の増額も図られております。
このような国の施策を踏まえ、本市の新年度予算は、行財政改革を最重要課題とする予算編成の基本方針のもと、歳出において経常経費の徹底的な削減に努めるとともに、国の緊急経済対策の一環として地方に配分された地域活性化・生活対策臨時交付金を活用することといたしました。
加えて、宇陀市合併の最重点施策であります市立病院建設事業や都市計画道路東町西峠線を中心とする榛原駅周辺整備、市内全域にわたる上下水道や簡易水道区域の拡大、道路の新設、改良等の生活関連基盤の整備充実に向けて、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
それでは、まず一般会計予算からご説明をさせていただきますが、各会計予算書の条項の朗読は省略をさせていただきますので、ご了承をお願いをいたします。
一般会計の予算規模は、前年度の当初予算180億5000万円と比較いたしますと5000万円、0.3%増の181億円であります。この中には、財政の健全化計画を図る上から臨時特例措置として、金利5%以上の財政融資資金等の繰り上げ償還分4億1494万円を計上しておりますので、実質的には176億8506万円の予算となっております。
なお、この181億円の予算には、本年度より本格的な建設着工を予定しております市立病院会計への出資金4億4500万円も含んでおります。また、4企業会計を含めた宇陀市16会計の予算総額は355億1874万7000円で、対前年度比では2.5%増となっていますが、病院事業特別会計で17億8302万4000円の建設関係経費が含まれておりますので、それを除くと2.6%の減となります。
市民サービスを低下させることなく、可能な限り事務事業経費を削減、地方債の発行抑制等を行った上での財政健全化予算と考えております。
平成21年度一般会計予算の主な施策について、予算科目別に沿ってご説明を申し上げます。
総務費関係では、市民の公共交通機関を確保する観点から、昨年度に引き続き、シャトルバス運行(榛原大野線、室生北部線、室生南部線)の委託経費として835万4000円を、奈良交通路線バス運行補助金として、上内牧線及び室生線に809万6000円、大宇陀区南部線バス運行委託経費563万5000円、菟田野区においては、過疎地有償運送事業補助として171万円を計上しておりますが、抜本的に宇陀市の交通体系のあり方について、デマンド交通方式を視野に入れた検討が必要と考えており、本年度の地域公共交通活性化協議会で種々、検討を願うこととしております。
また、昨年度に策定した市民憲章、市の花鳥木に引き続き、本年度は市の歌を定めたいと考え、所要の経費も計上いたしたところであります。
さらに、本年は各種選挙が行われる年度であることから、衆議院議員選挙費に2905万5000円、市長選挙費に2126万6000円、農業委員会委員選挙費で617万1000円を計上いたしております。
民生費関係では、宇陀市の福祉行政の一役を担っていただいております社会福祉協議会への運営補助金として3326万4000円、障害福祉費関係では心身障害者医療費へ各種給付費等で4億7088万円を計上、老人福祉費関係ではシルバー人材センター運営補助金2070万円、老人クラブ連合会補助金598万7000円、地域密着型介護施設整備事業補助金4300万円を初め、後期高齢者医療県広域連合への負担金3億2874万8000円を計上いたしました。
児童福祉費関係では、乳幼児医療費に2443万2000円、児童扶養手当で2億8224万4000円、市立保育所運営費負担経費として5293万5000円、市内保育所運営経費として5億7634万3000円、放課後児童健全育成、いわゆる学童保育関係経費で2987万5000円の計上をいたしております。
母子福祉関係では、母子医療費で1547万2000円を計上、人権行政に係る経費及び人権交流センター運営費、児童館の運営経費等に2億998万4000円を計上いたしました。
生活保護に要する生活扶助、医療扶助等、各種扶助の経費として6億274万4000円を計上いたしております。
また、後期高齢者医療、老人保健、国民健康保険、介護保険、住宅新築資金等貸付事業の各特別会計への繰出金を合わせまして、6億6424万8000円を計上いたしております。
衛生費関係では、保健衛生関係経費として、市民の健康管理や疾病予防対策の各種予防接種、風疹、高齢者インフルエンザ予防接種等でありますが、それに2898万円、各種がん検診等の委託費に4047万9000円、救急医療の連携体制をとっている桜井地区病院群輪番制運営事業の負担金に987万4000円等々を計上しております。
本年、特に、妊婦一般健康診査については、妊婦の健康管理の充実と妊娠、出産に係る経済的負担の軽減を図るため、現在実施しております3回の補助制度を14回の健診のすべてにおいて補助を行うこととし、1464万8000円の経費を算入しております。
また、上水道、簡易水道、歯科診療所の各特別会計への繰出金、合わせまして3億5020万9000円を計上しています。
なお、冒頭に申し上げましたが、病院事業特別会計に係る繰出金として、運営に係る分1億5217万8000円、建築に係る出資金分を合わせまして5億9717万8000円を計上しています。
次に、清掃費の関係経費ですが、宇陀衛生一部事務組合及び東宇陀環境衛生組合負担金に2億6112万8000円、可燃性ごみ処理や不燃焼物収集処理などのじんかい処理委託経費として1億9810万2000円、合併処理浄化槽整備補助金1977万6000円を計上しております。特に、本年4月から、榛原護美センターで処理を行っておりました可燃性ごみの大半を東宇陀クリーンセンターで対応することとしたもので、組合負担金としては増額となっておりますが、委託料は大きく減額した計上となっております。これにより、ごみ処理場が3カ所から2カ所になり、次年度以降にさらに経費の削減につながるものと期待をいたしております。
農林水産事業費関係では、農地保全のための中山間地域等直接支払補助金に4793万1000円、県営農道整備(大野・向渕線)事業負担金として2490万円、森林環境税緊急間伐事業に4176万9000円、森林整備地域活動支援事業に3250万円、本年度完成予定の赤埴カトラ線林道開設事業費に9080万2000円を計上。また、間伐材の加工販売などを行い、林業、木材の地域おこしの拠点施設、旧内牧小学校でありますが、準備を進めております山村振興対策事業に、最終年度分として5977万8000円を計上しています。
農林業は、宇陀市の基幹産業であります。引き続き、農林業の振興のための各種支援策への配慮を講じてまいりたいと考えております。
商工費関係では、商工会補助金1460万円を初め、宇陀じまん市補助金200万円、観光連盟補助金670万円、毛皮革振興公社事業への補助金800万円と、宇陀市の商工・観光行政の振興のための共同体として位置づけ、予算配分をすることといたしております。
また、道の駅「宇陀路室生」の改修事業費として1600万円を計上、大宇陀道の駅「阿騎野宿」の運営とともに、市外各方面からの来訪者への休息・案内所としての役割を充実させてまいりたいと考えております。
保養センター美榛苑事業会計は厳しい経営状況でありますが、滞在型の拠点観光施設及び市民への休息、保養を提供する施設としての役割を果たすべく、サービスの向上と経営合理化改善に取り組んでいるところであります。不採算の大きな要因となっております企業債の償還の支援策として、1億2178万9000円を繰り出すこととしております。
また、本年から平城遷都1300年記念事業が県下各地で展開をされることとなっております。当市におきましても、実行委員会で計画されている市内での各種イベント経費として1000万円を補助することといたしております。
土木費関係では、生活道路の整備、確保は重要な施策であり、舗装、維持、補修や原材料費支給などの関連経費として8656万2000円を計上、前年度より2000万円余しの増額計上をいたしました。
道路新設改良では、県営アニマルパーク関連の大宇陀区岩室小附線改良工事に1億4920万円、菟田野区古市場稲戸線改良工事として、本年度最終分6380万円を計上いたしております。
まちづくり推進事業としては、大宇陀区では、平成17年度から実施してまいりました心の森総合福祉公園整備事業の最終年度に当たり、造園工事、広場整備、トイレ設置等の費用として2億473万5000円を計上しております。
榛原区においては、都市計画道路東町西峠線の用地取得、補償費、地域交流センター建築費、これは天満台でありますが、駅周辺まちづくり整備工事(観光案内所、公衆トイレ)費、歴史的建造物(あぶら屋)保存整備事業等々で2億8773万4000円を計上しています。
公園費では、市内各公園の維持管理経費ほか、大宇陀区の万葉公園のトイレ再建築費844万円を計上しています。
下水道事業特別会計への繰出金には、3億4305万8000円を計上いたしました。
次に、消防費関係では、宇陀広域消防組合負担金として、今年度購入予定の高規格救急車等の負担分2836万円を含めた9億4376万2000円を計上、非常備消防関係では、ポンプ付積載車2台、可搬ポンプ2台の購入費1330万2000円の計上となっています。
また、安全・安心のまちづくりの根幹であります防災関連に力を注ぎたいとの思いから、心の森公園内に防災用備蓄水槽を設置することとし、地域防災施設整備費5000万円を計上し、水道局に委託する予定であります。
さらに、合併前の状態が続いております防災行政無線の統一化も急がなければならない時期に来ていることから、デジタル化への対応も念頭に、基本設計費1709万4000円を算入することといたしました。以上のことから、本年度の消防費全体の予算額は1億円以上の増額となり、12億円を突破いたしております。
教育費関係では、まず最初に、先般のスクールバス事故では、市民を初め市議会の皆様方に大変なご迷惑とご心配をおかけしたことを、まずおわびを申し上げなければなりません。今後、最善の注意を払っての運行、園児や小学生の登下校時におけるスクールバス等の運行業務に当たるよう、徹底した指導を行う所存であります。
予算においては、運行委託費として4942万6000円の計上であります。
小・中学校及び幼稚園については、通常分の運営経費を確保するとともに、大宇陀小学校及び榛原小学校における学校耐震診断判定経費として2000万円を計上、大宇陀区の小学校再編に向けての準備関連経費532万円の計上であります。
文化財保護費では、天然記念物カザグルマ自生地再生事業に最終年度分として1009万6000円、松山地区重要伝統的建造物群保存事業に1905万6000円、また、街なみ環境整備事業の道路美装化整備事業費に2174万9000円を計上しています。
さらに、本年は全国高校総体が奈良県で開催され、当市はフェンシング競技の会場にもなっていることから、準備、啓発等の所要の経費として847万3000円を計上いたしました。第3回目の予定となる宇陀シティマラソンも、多くの方々の応援をいただきながら盛大に開催されることを願って、所要の予算を計上することといたしました。
次に、学校給食センターの事業の運営につきましては、食の安全には最善の注意を払うとともに、卵や乳製品のアレルギー対策にも配慮した給食を提供していきたいと考えております。
災害復旧費関係では、公共土木施設災害復旧費で3550万円を計上しました。
公債費につきましては、45億5893万8000円の予算となっておりますが、この中には、高利率な市債の繰り上げ償還を行うに当たり、保証金の免除制度が認められておりますので、20年度に引き続き実施することとし、4億1494万円を含めた額となっております。
以上が一般会計の歳出の概要であります。目的別に予算科目の順で説明をさせていただきましたが、基本的には宇陀市総合計画の各施策の推進のため、限られた財源の中でより効果的な行政運営に取り組んでいきたいと考えています。
続いて、歳入の概要を説明させていただきます。
市税については32億1532万9000円と、対前年度比5006万8000円の減。率で言いますと、1.5%の減となっています。
特に、市民税においては対前年度比2.1%の減、3526万6000円の減少となっております。団塊世代の退職者の増加、働き世代の都会への転出等々により、落ち込みが大きくなっております。
固定資産税においては、3年に1度の評価がえの年度でもあり、土地の課税標準額の下落影響もありますが、家屋新築による新規課税対象の増加により、ほぼ前年度並みの調定額を確保できるものと考えております。
市たばこ税につきましては、喫煙者の減少とともに、昨年度から導入されました成人識別機能つきたばこ自動販売機、いわゆるタスポカード制の影響動向から、1500万円の減収を見込んでいます。
地方譲与税関係では、21年度税制改正により道路特定財源制度が廃止される予定で、地方道路譲与税にかわり一般財源化がされた形で地方揮発譲与税として新設をいたしております。
なお、廃目予定の地方道路譲与税600万円のみを計上しておりますのは、21年3月分最後の地方道路税に係る月おくれで譲与される分であります。
次に、地方交付税については、国の交付税施策として臨時財政対策分の増額等で、普通交付税については若干の増額は見込まれますが、特別交付税においては3年間の合併算入分がなくなることから、交付税総額としては前年度比1.4%の減、額として1億1300万円減額の81億8000万円の計上をいたしております。
各種事務事業に充てるべき特定財源関係の国庫支出金では、5.4%増の10億6677万4000円。県支出金では、前年並みの8億4145万1000円の計上。市債では24億5580万円と、昨年に比べ3億8680万円の増加となっています。
国の交付税特別会計の財源不足を埋めるために、臨時財政対策費分8億3120万円の発行を余儀なくされていることから、市債総額は増加していますが、実質上は、病院建設に伴う出資分の合併特例債4億4500万円を含めても昨年度並みに抑制された予算額となっております。また、財源補てんのため、地域づくり推進基金より昨年度並みの6億1666万1000円の繰入運用を行うことといたしております。
以上が一般会計歳入の概要であります。
申し上げましたように、平成21年度も非常に厳しい予算編成状況となっておりますが、限られた財源で最大の行政効果を発揮できるよう、職員一丸となって取り組んでまいりますので、ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
次に、各特別会計の概要について、ご説明を申し上げます。
まず、住宅新築資金等貸付事業特別会計につきましては、平成17年に設立された奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合に加入しており、債権の回収は管理組合が行っているところであります。平成21年度の予算総額は2億1990万円となっており、本年は1億1500万円の借換債が含まれておりますので、予算額が大きくなっております。
市営霊苑事業特別会計につきましては、榛原区にある赤人霊苑で全体で1203区画の4128聖地の永代使用の公募を行っており、使用率は予約も含めて約78%となっておりまして、今後も健全な維持管理に努めてまいります。本年度の予算総額は2360万円を計上いたしました。歯科診療所事業特別会計につきましては、過疎地域の歯科診療所として訪問歯科診療や歯周病検診等を行っております。本年度予算総額は2780万円を計上しました。
土地取得事業特別会計につきましては、宇陀市土地開発公社の健全化計画の一環として、計画的に公社の所有土地の買い戻しを行っています。本年度は1物件の購入を計画しており、予算総額は3億6960万円を計上しております。
国民健康保険事業特別会計の事業勘定についてでありますが、高齢化の急速な進展や医療費の増加等により、事業運営は厳しさを増しております。特に、国民健康保険は他の医療保険に比べ、定年退職による健康保険離脱者や低所得者の加入割合が高いことによる構造的な問題を抱えており、さらに今後も増加する医療費の負担に加えて、後期高齢者支援金の負担増等で、運営は非常に厳しい状況となっております。
このような状況の中で、加入世帯数5731、一般被保険者1万535名、退職被保険者567名を見込み、本年度予算収支総額は40億9660万円を計上しました。
次に、診療施設勘定につきましては、室生区において、国民健康保険直営診療所を2カ所設置していますが、中核的な診療を行う市立病院とは異なり、過疎化が進む地域での診療所は疾病の早期発見、治療に大きな役割を担っているところで、本年度予算総額は1億5620万円を計上しています。
老人保健事業特別会計につきましては、昨年4月から現行の老人保健制度が廃止され、新たに後期高齢者医療制度が創設されたため、過去の診療分の月おくれ請求や保険給付の遡及申請等が見込まれることから、経過期間としての経費などを見込んだ結果、本年度の予算額202万円を計上しております。
介護保険事業特別会計につきましては、平成21年度から平成23年度までの3カ年計画として策定しました介護保険事業計画に基づいて編成しており、改定予定の新保険料の設定には、基金の取り崩しや低所得者に配慮した段階設定などを行い、保険料の引き上げを極力抑えることといたしております。
経費として、保険給付は要介護あるいは要支援の認定を受けた方を対象とし、本年度は認定者約1900名を対象者と見込み、予算総額26億8330万円を計上しました。
後期高齢者医療事業特別会計につきましては、医療制度の改正により、昨年4月から実施されたもので、事業主体は奈良県後期高齢者医療広域連合となりますが、市町村においては保険料の徴収や窓口事務などを行っております。
受給対象者は、老人保健と同じく75歳以上の高齢者と一定の障害があると認められた65歳以上の方であります。本年度は約5600名を対象として見込み、予算総額3億4860万円を計上しました。
榛原特定土地区画整理事業特別会計につきましては、平成4年度末をもって終了した榛原駅北特定土地区画整理事業の保留地の管理処分事務費等で、618万円を計上しています。
簡易水道事業特別会計につきましては、広範囲に及ぶ施設管理及び施設の老朽化に伴う経費が多大となっていることから、より合理的な管理体制の強化を進めることで経費の縮減に努めているところであります。
そのような中、本年度においても経営健全化の施策として、過年度に借り入れた高金利の公的資金を低金利に借りかえ、後年度経費を圧縮させることといたしております。
主な事業としては、市内全域で簡易水道施設の管理運営経費と、昨年度に引き続き、松井簡易給水区等の整備を進めてまいります。本年度の予算総額9億720万円を計上しております。下水道事業特別会計につきましては、昭和56年度から面整備を年次計画で実施してから28年目に入ります。また、昭和62年から一部供用開始し、22年目となりました。本年度においては、後年度負担の軽減を図るため、高金利の公的資金の低金利借りかえ、2億2123万9000円の費用。汚水管渠整備工事として、古市場地区、西山地区等のマンホールポンプ更新工事を計画しております。
今後も下水道施設の維持管理を図るとともに、下水処理区域内の水洗化の促進に努めてまいります。本年度の予算総額11億990万円を計上しております。
続きまして、4公営企業について、ご説明をさせていただきます。
まず、保養センター美榛苑事業会計につきましては、運営事業に係る収益的収支予算額は6億7800万円で、対前年度比3.1%の減であります。
資本的収入では、一般会計からの出資金3000万円、支出では、建設改良費で3100万円、企業債元利償還金1億1109万4000円、合わせて1億4209万4000円を計上いたしております。
このうち建設改良費では、収益の向上を図るため、国の地域活性化・生活対策臨時交付金を活用して苑内の一部改修を行うことといたしております。
本会計は、企業債の元利償還金が大きく、資金不足比率が財政健全化法に基づく基準を大きく上回っていることから、21年度には経営健全化計画を立てなければならない状況にあり、平成20年度に引き続き、一般会計から1億2178万9000円の繰り出しを行い、経営健全化を図っていくことといたしております。
美榛苑においては、現在行っている経営の改善、改革をさらに強行し、効率的な運営により収益の向上を図るとともに、接客サービスの向上に取り組んでまいります。
議長(玉岡 武君)
会議時間の延長を申し上げます。
本日の会議時間は、会議規則第9条第2項の規定によりまして、あらかじめ1時間延長し、午後6時までといたします。
市長(前田 禎郎君)
宇陀市立病院事業特別会計につきましては、運営事業に係る収益的収支予算額は34億3000万円で、前年度比4.7%の減であります。
資本的収支については、病院建設事業も平成21年度中に建設本体工事に着工する予定としていることから、収入は、企業債と一般会計からの出資金等で合計17億8151万1000円を計上し、支出では、医療器具購入費2500万円と病院建設事業費17億8302万4000円、そのほかに企業債償還金の看護師確保のための長期貸付金などで、合計18億7730万3000円を計上しております。
なお、病院建設事業は工事が数年度にわたるため、平成21年度から平成24年度までの総額65億円の継続費を設定をいたしております。
近年、全国の多くの公立病院において経営状況が悪化するとともに、医療費の抑制施策、医師・看護師不足等で、経営環境や医療提供体制の維持が厳しい状況下にあります。宇陀市立病院はこの地域に不可欠な医療提供機関であるとの認識のもと、不可欠な投資を行いながら病院経営を行ってまいりたいと考えております。
介護老人保健施設事業会計につきましては、運営事業に係る収益的収支予算額は4億8300万円で、対前年度比2.2%の増であります。
資本的支出は企業債償還金4615万円など、計5245万円を計上しています。
本年4月には介護報酬の改正が行われますが、経常的経費の増高もあり、経営環境は年々厳しくなってまいっております。地域の皆様から信頼される施設として、常に利用者主体の介護サービスの提供を心がけるとともに、より一層、効率的な運営に努めてまいる所存であります。最後に、水道事業会計につきましては、収益的収支予算額は5億3200万円で、対前年度比2.4%の減であります。
資本的収入は、一般会計出資金3200万円、企業債3200万円などで、1億2300万円を、資本的支出では、建設改良費で2億1794万円、企業債償還金で5506万円を計上いたしております。
上水道事業では、人口の減少、少子高齢化等の人口構成の変化で、1人当たりの水道使用量が減少傾向にあり、給水収益の伸びも鈍化傾向にあります。引き続き経常的経費の削減を図る一方、社会基盤整備として、水道未普及地域解消事業の推進に努力をしてまいります。本年度は、榛原区八滝地区及び笠間地区の給水事業を進めてまいります。
以上、平成21年度の一般会計、11の特別会計及び4企業会計の当初予算案について、説明をさせていただきました。
宇陀市が誕生して4年目を迎えましたが、依然として厳しい地方財政の中での行政運営であります。活力のある安全・安心のまちづくりを目指して、さらなる行財政改革を推し進めながら、宇陀市の特性を生かしたまちづくりに力を注いでいく所存でありますので、議員の皆さんを初め、市民の皆さんのご理解とご協力を賜らんことを切にお願いを申し上げまして、平成21年度の予算提案説明とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
前田市長の提案理由の説明が終わりました。
議員各位には、ただいまの予算概要を今後の予算審議の参考にしていただきたいと思います。
ただいま議題となっております当初予算案16議案については、本日は提案までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。予算審査特別委員会を設置の上、付託の予定でありますので、本日は提案説明までといたします。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして、日程第49、議案第43号から日程第55、議案第49号までの7議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは、議案書の朗読をいたします。
議案書の89ページでございます。
議案第43号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、19万490円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件の和解金として、19万490円を相手方に支払う。2、当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。
1枚めくっていただきまして、90ページでございます。
議案第44号、訴えを提起することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号の規定により、訴えを提起することについて議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、訴えの趣旨、滞納している市営住宅の使用料及び明け渡しの請求に関する訴えを提起する。
2、訴えの理由、相手方は、長期にわたり市営住宅使用料を滞納しており、再三再四の催告に応じないため、訴えにより滞納している市営住宅の使用料の支払い及び明け渡しを求める。
3、訴えの相手方、記載のとおりでございます。
4、事件に関する取扱い。
必要に応じて次の行為をすることができる。
1、訴えの取り下げ、和解、請求の放棄または認諾。
2、控訴、上告またはその取り下げ。
3、その他請求の内容を実現するため必要な裁判上の行為。
次に、91ページでございます。
議案第45号、訴えを提起することについて。
また、次のページの92ページから95ページの議案第46、47、48、49号につきましても同一議案のため、朗読を省略させていただきます。
なお、訴えの相手方につきましては、それぞれの記載のとおりでございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第43号から議案第49号までの7議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第43号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
平成21年1月30日午前2時41分ごろに、大宇陀区小附地内の火災現場に出動し、水利確保のため大宇陀区岩室地内の市道岩室線上で待機中であった宇陀市消防団大宇陀第2分団第1部の消防車両が、午前3時にその火災が鎮圧状態となったため、その撤収の指示により移動させたところ、相手方宅前の当該市道上に駐車していた相手方の自動車の前部に接触し、損傷させたものであります。
本件で、市の過失割合を100%とし、相手方と和解し、19万490円を支払うものであります。
なお、損害賠償金については、財団法人全国自治協会自動車損害共済が適用されます。
次に、議案第44号から議案第49号までの訴えを提起することについてであります。
菟田野区と室生区に設置された市営住宅及び市営改良住宅の入居者6人に対し、家賃の滞納があり、再三にわたり訪問し、納付督促、納付指導をする中、全く納付意思が見られず、条例に基づく明け渡し請求の説明を行うも、いまだ滞納家賃等の納付、または自主退去の意思表示をしないため、裁判所に支払督促の申し立てを行うものであります。
この支払督促に対して、6人の入居者から有効期間内に適法な異議申し立てがあった場合、支払督促を申し立てた日にさかのぼって訴訟となるため、訴えを提起することについて、議会の議決が必要となるものであります。
この支払督促の方法によっても、なおこれら6人の入居者から滞納家賃の納付がない場合は、家賃の支払いと住宅の明け渡しを請求する訴えを提起するものであります。
以上7議案の提案理由の説明であり、よろしくご審議の方お願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、議案第43号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
議案第44号から49号までに共通することでございますけれども、訴えの趣旨にございます滞納している市営住宅の使用料。
議長(玉岡 武君)
今、ちょっと質疑の趣旨の議案が違うようですので、もう1人どなたか手を挙げておられた、よろしいですか。
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
それでは、各号にわたるんですけれども。
議長(玉岡 武君)
一つずつ質疑をやっておりますので。
それでは、議案第43号、損害賠償の額を定め和解することについてでございますが、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第43号、損害賠償の額を定め和解することについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第44号、訴えを提起することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
先ほどは、どうも失礼をいたしました。
議案第44号から49号に共通する部分でございますけれども、訴えの趣旨にございます滞納している市営住宅の使用料支払いということで、滞納されている期間及び金額が議会において公表できるものであれば、報告をいただきたいというように思います。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
それでは、お答え申し上げます。
それぞれ各訴えを提起するごとに、議案第44号につきましては、滞納住宅の使用料が約10カ月、金額は13万5000円でございます。それから、議案第45号、滞納住宅使用料が23カ月、25万9600円でございます。それから、議案第46号、滞納住宅使用料が20カ月、21万7400円でございます。それから、議案第47号、滞納住宅使用料が35カ月、44万8900円。議案第48号、滞納住宅使用料が82カ月、86万6000円でございます。それから、議案第49号、滞納住宅使用料が47カ月、32万5000円でございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第44号、訴えを提起することについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第45号、訴えを提起することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第45号、訴えを提起することについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第46号、訴えを提起することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第46号、訴えを提起することについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第47号、訴えを提起することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第47号、訴えを提起することについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第48号、訴えを提起することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第48号、訴えを提起することについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第49号、訴えを提起することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第49号、訴えを提起することについては原案のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程第56、議案第50号、東宇陀環境衛生組合規約の変更についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
議案書の朗読をいたします。
議案書の96ページでございます。
議案第50号、東宇陀環境衛生組合規約の変更について。
東宇陀環境衛生組合規約の変更について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第286条第2項の規定に基づき、東宇陀環境衛生組合規約を別紙のとおり変更したいので、同法第290条の規定により、議会の議決を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
本文の朗読は省略させていただきます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提出者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第50号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第50号、東宇陀環境衛生組合規約の変更についてであります。
議案第13号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正でご説明いたしましたとおり、平成21年3月31日に、宇陀市護美センターにおける固形燃料化施設が閉鎖されることに伴い、平成21年4月1日から、宇陀市護美センターが処理していた地域のごみを東宇陀クリーンセンターにおいて処理することに伴うものでございます。
このことに伴い、宇陀市、曽爾村及び御杖村が負担する負担金の負担割合を均等割と利用度割を基本とし、利用度割は、収集運搬経費と処理経費とすることとなりました。
宇陀市が負担する負担金の負担割合の利用度割のうち、収集運搬経費の負担割合につきましては、宇陀市室生区の区域におけるごみの当該年度の前々年度以前3年度を平均した収集実績による比率とするものであります。
平成21年度予算における収集運搬経費の負担割合は、宇陀市が58.7%、曽爾村が20.7%、御杖村が20.6%となっております。
また、利用度割のうち、処理経費の負担割合については、宇陀市榛原区及び室生区の区域におけるごみの当該年度の前々年度以前3年度を平均した処理実績の比率とするものであります。
平成21年度予算における処理経費における負担割合は、宇陀市が76.3%、曽爾村が11.9%、御杖村が11.8%となっております。なお、宇陀市の処理経費の負担割合については、榛原区の処理を平成21年度から実施するため、平成25年度までは関係市村の協議の上、定めることとなっております。
そして、これらに均等割を加えた負担割合は、宇陀市の50%が65.3%となり、曽爾村の25%が17.4%、御杖村の25%が17.3%となります。宇陀市の負担金額は、1億5306万3000円となっております。
これらの内容による規約の変更は、平成21年4月1日から施行することについて、地方自治法第286条の規定により、協議を求められたものであります。
以上、よろしくご審議の方お願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
議案第50号、東宇陀環境衛生組合規約の変更については、福祉厚生常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、3月11日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして、日程第57、同意第1号から日程第63、同意第7号までの7議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは、議案書の朗読をいたします。
議案書の98ページをごらんいただきたいと思います。
同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について。
宇陀市教育委員会委員の任命同意について、宇陀市教育委員会委員に次の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により、議会の同意を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
住所、氏名、生年月日。
次に、99ページでございます。
同意第2号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について。
以下、同意第1号と同一議案でございますので、朗読は省略させていただきます。
次に、100ページでございます。
同意第3号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について。
宇陀市公平委員会委員の選任同意について、宇陀市公平委員会委員に次の者を選任したいので、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
住所、氏名、生年月日でございます。
次に、101ページでございます。
同意第4号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について。
宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、宇陀市固定資産評価審査委員会委員に次の者を選任したいので、地方税法(昭和25年法律第226号)第423条第3項の規定により、議会の同意を求める。
平成21年3月3日提出。宇陀市長、前田禎郎。
住所、氏名、生年月日。
次に、102ページでございます。
同意第5号から104ページの同意第7号まで同一議案となりますので、朗読は省略させていただきます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
人事案件でありますので、私の方から提案理由の説明をさせていただきたいと思います。
まず、同意第1号の宇陀市教育委員会委員の任命同意でありますが、名前を申し上げます。
住所は、宇陀市大宇陀区拾生1170番地。氏名、瀬山和英。生年月日は、昭和10年4月13日。
この方は、任期満了をいたします。現在、宇陀市の教育委員として地方教育行政の運営に尽力をされておりまして、豊富な経験を有し、幅広い人格と教育、芸術、文化に関して識見を有する者であると。したがいまして、今回、再任をしたいということでございます。任期は4年でございます。
次に、同意第2号の宇陀市教育委員会委員の任命同意であります。
申し上げます。
住所、宇陀市榛原区榛見が丘1の5の5。名前は、船津憲央。生年月日は、昭和33年11月14日。
この方につきましては、現在の向出教育委員が1年の任期を残して退任をされるという予定でございます。その後任として、この方の選任をいたしたいと思いますが、実は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律というのが平成19年6月に改正をされまして、この4項の中に、教育委員のうちに保護者である者が含まれるようにしなければならないという改正がなされました。したがいまして、委員の1人として保護者を選任をするということになりまして、現在、退任をされます向出教育委員の後任に、この方を当てたいとこのように思います。この方の任期は、ちょうど1年でありますので、残任期間の1年ということになります。
この方は、現在も榛原小学校のPTA会長に就任をしていただいておりまして、平成8年からずっと幼稚園とか小学校のPTAに関与しておられます。大変豊富な経験を持っておられますし、PTA活動にも大変な尽力をされて、高潔な人柄であるということをお聞きいたしております。今回の教育委員としてふさわしい方であるということから、選任をさせていただきたいとこのように思います。
次に、同意第3号は、宇陀市公平委員会委員の選任同意でありますが、名前を申し上げます。
住所、宇陀市榛原区赤瀬673番地。氏名は西浦淳介。生年月日は、昭和5年12月19日。
この方も、この3月で任期満了になります。再任をさせていただきたいと思います。ずっと今日まで平成10年から榛原町の公平委員として就任をいただきまして、平成18年からも宇陀市公平委員として就任をいただいて、活躍をしていただいた方でございます。
次に、同意第4号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意であります。
名前を申し上げます。
住所は、宇陀市大宇陀区野依267番地。辻本勝次。生年月日は、昭和20年3月8日であります。
この方も現在、固定資産評価審査委員として活躍をしていただいておられます。再任をしていただきたいということで選任をさせていただきました。
その次に、同意第5号。
名前を申し上げます。これは、固定資産評価審査委員会の委員であります。
住所、菟田野区松井167番地の6。小松原健二。生年月日、昭和34年3月30日。
この方も、現在も固定資産評価審査委員として活動していただいておりまして、再任の方でございます。
それから、同意第6号。これも、固定資産評価審査委員会の委員の選任同意であります。
名前を申し上げます。
住所は、榛原区檜牧1844番地。氏名、田中邦種。生年月日は、昭和7年2月24日。
この方も、ずっと固定資産評価審査委員として活動していただいておりまして、現在も委員であります。再任をお願いをする予定でございます。
その次の同意第7号、固定資産評価審査委員の選任同意でございます。
名前を申し上げます。
住所、宇陀市室生区三本松1782番地の2。木戸正。生年月日は、昭和16年1月30日であります。
18年の1月に市議会議員として活躍をされた方でありまして、この方は新任であります。卓越した識見と豊富な経験、その人柄から、社会的人望が厚い。市民納税者の代表として、宇陀市固定資産評価審査委員に選任をしたいということであります。
以上、教育委員、そして固定資産評価委員、そして公平委員、この方々の選任の同意について、よろしくご審議をいただき、ご同意いただきますことをお願い申し上げまして、説明といたします。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意については原案のとおり同意することに決しました。
次に、同意第2号、宇陀市教育委員会委員の任命同意についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、同意第2号、宇陀市教育委員会委員の任命同意については原案のとおり同意することに決しました。
次に、同意第3号、宇陀市公平委員会委員の選任同意についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、同意第3号、宇陀市公平委員会委員の選任同意については原案のとおり同意することに決しました。
次に、同意第4号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、同意第4号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については原案のとおり同意することに決しました。
次に、同意第5号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、同意第5号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については原案のとおり同意することに決しました。
次に、同意第6号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、同意第6号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については原案のとおり同意することに決しました。
次に、同意第7号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、同意第7号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については原案のとおり同意することに決しました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第64、平成20年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書についてを議題といたします。
それでは、ただいまより、お手元に配付されております「平成20年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書」について、向出教育長よりご報告をいただきます。
向出教育長。
教育長(向出 公三君)
ただいま議長のご指名をいただきましたので、報告させていただきます。
事前に各位には手元に配付いたしました、平成20年度、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書について申し上げます。
平成19年6月、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部が改正され、平成20年4月1日より施行されることとなっています。この法律の改正内容は、教育委員会は毎年、教育行政事務の管理及び執行状況について点検、評価し、その結果に関する報告書を議会に報告するとともに、公表しなければならないこととなっております。
そこで、宇陀市教育委員会では、宇陀市総合計画、平成20年度学校教育の指導方針、生涯学習振興指針に基づき、平成20年4月から12月末日までの間において、関係する事務執行について内部点検、評価を行い、平成21年2月に本報告書を40項目にわたって取りまとめを行いました。
評価の観点は、目標が妥当であるか。二つ目は、目標に合った指標であるか。三つ目に、客観的根拠に基づいて評価しているか。四つ目は、社会情勢に対応しているかの4点から審査を終えたところであります。
しかし、21年1月から3月までの間においての点検及び評価については含まれていませんこと、また、本点検及び評価は外部の学識経験者によって行わなければならないことになっています関係上、完成した報告でなく、今議会には中間報告でありますので、内容説明も割愛させていただきたいと思います。
また、執行状況や進捗状況には評価点を記載していませんことを申し添えさせていただきます。
なお、平成21年度以降は毎年9月議会に執行状況について、学識経験者による点検、評価を行い、知見を活用することにより、客観性の確保に努め、その結果を議会に報告するとともに公表いたしますことを申し上げ、報告といたします。終わります。
議長(玉岡 武君)
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は、3月11日午前10時から行います。
なお、11日は付託案件の質疑、委員会付託、一般質問等の日程となっておりますので、格段のご協力をお願いいたします。
また、12日からは各委員会が開催される予定となっておりますので、議員各位には慎重審議をよろしくお願いいたします。
長らく慎重審議をいただきまして、ありがとうございます。
本日は、これをもちまして散会いたします。
大変長時間、ご苦労さまでございました。