本文
日程 | 内容 | |
---|---|---|
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
19番 |
大西 進 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
教育長 |
向出 公三 |
総務部長 |
向田 博 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
山本 栄次 |
農林商工部長 |
穴田 宗宏 |
都市整備部長 |
西田 茂 |
土木部長 |
南 幸男 |
農業委員会事務局長 |
太田 政幸 |
教育委員会事務局長 |
字廻 幸雄 |
教育委員会事務局参事 |
巽 幹雄 |
水道局長 |
山下 勝史 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内 均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
会計管理者心得 |
藤田 静孝 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
上田 順啓 |
文化体育事業団事務局長 |
辻本 文昭 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
議長(玉岡 武君)
おはようございます。
議員の皆様方には、ご多忙のところ定刻にご参集いただきましてありがとうございます。
議長(玉岡 武君)
ただいまの出席議員は20名であります。
定足数に達しております。ただいまから平成20年宇陀市議会第4回定例会を再開いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
これより議事に入ります。
議長(玉岡 武君)
日程に従いまして、日程第1、議案第78号から日程第3、議案第105号の3議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました3議案につきましては総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告を受けます。
11番、森下裕次総務文教常任委員長。
11番(森下 裕次君)
皆さん、おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、当委員会の報告をさせていただきます。
去る12月12日午前10時から第1委員会室において、全委員と議長並びに市長、副市長、総務部長、総務部参事、財務部長出席のもと、付託されました3議案を審査するため総務文教常任委員会を開催したので、委員会審査報告書により報告させていただきます。
平成20年12月22日。宇陀市議会議長、玉岡武様。総務文教常任委員会委員長、森下裕次。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成20年12月9日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第78号、宇陀市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定について、原案可決。議案第104号、財産の取得について、原案可決。議案第105号、財産の取得について、原案可決。
委員会は、私と市長のあいさつの後、付託された各議案の詳細について担当部から再度説明を受けた後、各案件について審議しました。委員からの主な質問、意見は次のとおりです。
宇陀市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定についての主な質疑です。
制度活用中に公務災害は適用されるのか。職員の身分は。事故、不祥事の際の市の管理責任について。これにつきましては、公務外であり公務災害は適用されない。あくまでも市職員であり、事故等があった場合には市長に管理責任があるという回答をいただきました。
制度活用中の職員定数の調整についてですけれども、条例定数については余裕がありますのでオーバーするということは想定されないと。仮にそういうことがありましたら、定数条例の改正で対応していくということです。
制度活用による業務への影響についての質問がございました。これにつきましては、サービス低下のないよう人事配置に努めるということです。
大学や国際貢献団体への申請、手続のための期間についても制度活用期間として適用できるのかにつきましては、申請、手続については有給休暇等を活用していただきたい。
8条、自己啓発等休業時の承認の取り消し事由についてでございます。
これについての罰則規程について、それと制度活用の年齢制限、回数制限、同時活用の可能人数についての質問でございます。
身分保障があり、服務には従ってもらい、懲戒の対象になります。新規採用2年以上、また復職後10年あるいは5年以上の勤務はお願いしたい。制度の再活用までには10年程度の期間を設けていきたい。同時活用につきましては、申請内容で十分に選考していきたい。具体的にどのように運用するかは規則で定めていくという回答でございます。
これらの質疑、応答の後、全員一致で可決しました。
なお、担当部には、あらかじめ附則、規則についての素案、試案があるようでございましたら、提示した上で審議を求めていただきたい。本議会の初日に可決された一般会計補正予算のうち宇陀市子育て応援地域券においても、実施要綱をあらかじめ配付されておれば、より慎重かつ迅速に審議が行われたはずであると考えます。理事者の適切な事務対応を求めます。
続いて、議案第104号、財産の取得について、議案第105号、財産の取得についてでございます。
審議の冒頭、委員より現地視察の提案があり、11時8分より、2議案について審議するための資料として現地視察を行った後、午後0時31分、委員会室にて審議を再開しました。
主な意見としては、今回の物件に関し、宇陀市土地開発公社の現状と役割、今回の公社からの買い戻し行為に対する経緯等、今後の市においての活用についての質問があり、買い戻しは23年までの年次計画に沿ったもので、金融機関に対する健全化を担保するための行為であり、市の連帯行為である。今後については、市の全体計画の中で、それぞれの市有地の必要性を検討し、活用あるいは処分を考えていきたい。
事業化の見通しのつかない土地を買い戻し、今後の活用と対応についてどのように考えているのか。このような市保有地がふえることで、市財政をさらに圧迫していくのではないのか。早急に対応しなければ日々金利の支払がかさみ、土地簿価がふえるだけではないかという質問がございました。
これについて、早急に処分検討委員会のような組織を構成し、効果的な対応を考えていきたいという回答がありました。
また要望として、初日の理事者提案説明で、市民対し、市が新たに二つの土地を購入するという誤解を与えたのではないかという懸念があるので、市民にわかりやすいように再度議案の説明を行っていただきたい。土地開発公社が土地を取得するときは目的をもって購入し、当初目的が終了した時点で速やかに売却するような対応を行っていただきたいというような2点の要望があり、その後、全員一致でこの2議案を可決しました。
なお、この2議案については委員全員が行政手続として理解するものの、土地開発公社の事業推進には不満を抱く委員も多数いました。これは、公社により先行取得された用地については、事業用地、代替用地、あるいは乱開発の抑止など、それぞれに目的があるものの、旧町村からそのまま引き継いだ事業用地も含めて、事業継続の可否、適否がいまだ判断されていないのではないのか。早急に一定の事業総括を行い、市民への説明責任を果たすべきであるとの意見がありました。
また、新市発足後も、処分も含めた再利用計画が立案されていない現実は、市民に対する背任行為で、議会としてもチェック機能が果たされていないことへの反省と、現土地開発公社理事長である副市長に謝罪を求めるという厳しい意見もありました。
以上のように、当委員会に付託されました各議案についてそれぞれ審査され、午後1時37分に終了しました。以上で総務文教常任委員会の委員会審査報告を終わらせていただきます。
議長(玉岡 武君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長の審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま委員長から詳細にわたりましてご説明をいただきましたが、先日のテレビ放映につきまして市民からいろいろな苦情、また心配した声が多く出ておりますので、開発公社が市民にわかりやすく説明するという委員長報告でございますが、行政側といたしまして、どのような説明を、どのような形でしていくか、ここでお聞かせをいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ただいま泉岡議員さんからのご質問にお答えいたしたいと思います。
先般の総務委員会でいろいろ公社のあり方について意見があったわけでございます。我々としても、先ほど委員長報告がありましたように、検討委員会を早急に立ち上げまして、そこで公社としてのあり方というか、今保有しておる土地の問題、処分とか、そして事業化、そしてまた、将来的な土地の利用等々を検討いたしまして、何らかの形で市民にわかりやすい報告をさせていただこうと思っておるところでございます。
議長(玉岡 武君)
よろしいか。
ほかにございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
先ほど説明をいただきました105号のだれから購入されたのかとかそういうことを本議会で質問しながら、その点が明確に報告されていないものですから、その点について質問があったかどうかお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
土地の購入先につきましての質問はございました。ただし、個人情報の保護という観点から、それが何よりも最優先されるというふうなことで購入先の氏名は開示されておりません。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
では、78号で一つお聞きしたいのは、この78号の4番の中の2番に、大学または大学に相当する教育を行うと認められる課程を置く教育施設とこうなっているわけですけれども、仮に大学院で専門的な教育を受けるということになりますと当然、簡単に言いますと、教育は受けたものの後で市役所を退職して、それを大いに利用するということも可能だと思うんですよね。
そこで、その専門的な、仮に大学院といいますと、やはり研究する場所でございますので、この専門的な分野に値するかと思うんですね。例えばコンピューターのそういう難しいこととかいろんな難しいこと、建築についても構造的な難しいこととか、いろいろ大学院では勉強すると思うんですけれども、その分野を仮に専攻するとなればどのような判断を市長はされるのか。また、そういうことは質問されたかということでひとつ。
といいますのは条例ですので、あくまでもだれかがこれを要するに決めるわけですね、行っていいですよと。それならば、どの担当課がそういうことをお決めになるのかという質問があったかどうかお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
これは委員長に対する質疑を受けておりますので、委員長の方から。
提案理由の説明は終わりましたので、特別許可しますが、そういう趣旨でありますので。
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
2条につきましては、能力の向上に資すると認める。なかなか明確でないあいまいな部分もあろうかと思うんですけれども、自己研さん、自己啓発によりましてその後、市民にその能力が返されるというふうなことを確信しておる。そういった部分で自己啓発等の休業を市としては承認していく、選考していくというふうな回答でございました。
ですので、この制度を活用後、何年間は勤務するとそういったことはまだまだ規定されていないようです。というのは、この制度を利用して、それを市政に反映していただけるものであるというふうに考えている、希望しているというふうなことで、特に条項は求めていないようでございます。
議長(玉岡 武君)
理解できましたか。
特に補足が要るようなら特別許可いたしますが、よろしいですか。はい。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
104号ですけどね、これの取得年が平成17年ということで、合併ほんまの前の駆け込みの購入ではなかったかという、そういう声は出なかったのかどうかお聞きしたいと。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
そういった質問はございませんでした。
議長(玉岡 武君)
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
どうもそういう声が出ないのは残念で、どうもこの105号の場合は、もう平成3年から4年に買い上げておるやつをまだ声が出て、どこか購入先を言えとかいう声も出ておったように思いますけれども、この17年といったら合併前の購入で、これは合併してしまってからだとこれを購入、恐らくできないと思いますわ。これは、旧大宇陀町の間際に買うとけというようなあんばいのやつの声が出ないのは不思議だと思うわけやけど、私の意見として言っておきます。
議長(玉岡 武君)
答弁はよろしいですね。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより各議案ごとに採決を行います。
初めに日程第1、議案第78号、宇陀市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第78号、宇陀市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定については総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第2、議案第104号、財産の取得については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第104号、財産の取得については総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第105号、財産の取得については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第105号、財産の取得については総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程に従いまして日程第4、議案第79号を議題といたします。
ただいま議題といたしました議案第79号につきましては福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告をお受けいたします。
12番、坂本徹矢、福祉厚生常任委員長。
12番(坂本 徹矢君)
皆さん、おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、福祉厚生常任委員会の報告をいたします。
当委員会は12月9日の今期定例会で付託された議案を審査するため、去る12月10日午前10時から宇陀市議会第1委員会室において全委員7名と前田市長、森田副市長、石本市民環境部長と所管の関係職員の出席により開催いたしました。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております委員会審査報告書の朗読により報告いたします。
平成20年12月22日。宇陀市議会議長、玉岡武様。福祉厚生常任委員会委員長、坂本徹矢。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成20年12月9日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第79号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、原案可決。
次に、審査の経過につきましては、私と市長のあいさつの後、付託された議案の詳細について説明を受け、質疑に入りました。
委員からの主な質問や意見の内容については次のとおりです。
ごみ袋の値段を統一するだけではなく、分別収集もしっかりと行ってもらいたいと思う。さらに、分別収集を進めた場合には、どの程度の費用対効果があるのか。現在は東宇陀クリーンセンターではどのような分別収集をしているのか。東宇陀クリーンセンターの1日の処理量はどのくらいか。値上げに反対ではないが、ごみの減量化に努めてもらいたい。料金だけを統一するのではなく、収集方法も統一してもらいたい。ごみ袋を値上げするだけではなく、世界的にも常識となっているエコに宇陀市全体で取り組んでもらいたい。エコのモデル地区をつくってはどうか。
合併して3年近く経過したが、統一するのが遅いと思う。なぜもっと早くできなかったのか。可燃ごみの再利用として、肥料化も検討してもらいたい。住民の目線で考えると値上げは困る話である。合併前の説明では、サービスは高い方に合わす、負担は低い方に合わすということだったので、住民には受け入れられないと思う。値上げをすることで不法投棄がふえないか心配される。住民に値上げを納得してもらうように、周知はどのようにするのかなど多くの質問、要望、意見が出ました。
採決の結果、賛成多数で原案可決と決定し、午前11時50分に終了いたしました。以上で福祉厚生常任委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(玉岡 武君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長の審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑はないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより採決を行います。
日程第4、議案第79号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第79号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正ついては福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程に従いまして日程第5、議案第80号及び日程第6、議案第81号の2議案を議題といたします。
ただいま議題といたしました2議案につきましては産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、産業建設常任委員長の審査報告をお受けいたします。
4番、峠谷安寛、産業建設常任委員長。
4番(峠谷 安寛君)
皆さん、おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、当委員会の報告をさせていただきます。
去る12月11日午前10時から第1委員会室において、それぞれ全委員と議長並びに市長、副市長、農業委員会副会長、当委員会に所管する部長、課長の出席により、付託されました2議案を審査するため産業建設常任委員会を開催し、次のように決しましたので、委員会審査報告書により、その報告をいたします。
報告書を朗読します。
平成20年12月22日。宇陀市議会議長、玉岡武様。産業建設常任委員会委員長、峠谷安寛。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成20年12月9日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第80号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正について、原案可決。
議案第81号、宇陀市公共下水道条例の一部改正について、原案可決。
それでは委員会の内容について説明させていただきます。
今回2議案について、委員からはたくさんの意見が出ました。
まず、議案第80号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正についてであります。
主な意見といたしましては、農業委員の高齢化が進んでいると考えられる。今後は若い方を多く含めた委員構成が必要ではないか。この条例改正案からも、選挙区が設けられていることから、宇陀市としての統一した政策を打ち出すとき、地域性を重視する意見でうまくまとまっていかないのではないか。今後、地域選挙区を越えて交流していただき、宇陀市として統一した審議をしてほしい。法定定数30名であるが、29名の委員構成をしている理由は。また、その1名減により効果はあるのか。県内の農業委員会の定数、選挙区についてはどうであるかなどの質疑を受け、全員一致でこの議案を当委員会として可決しました。
続いて、議案第81号、宇陀市公共下水道条例の一部改正についてであります。
主な意見といたしましては、自己水、上水の併用による単価設定、管理などはどのようにしているか。今回の単価を上げることにより、どのような効果、住民負担が見込まれるか。流域下水道事業が今後の計画で当市へ移管されることになっているが、その後の取り組みはどうであるかなどの質疑を受け、全員一致でこの議案を当委員会として可決しました。
以上のように、当委員会に付託されました各議案についてそれぞれ審査され、午前11時10分に終了いたしました。以上で産業建設常任委員会の委員会審査報告を終わらせていただきます。
議長(玉岡 武君)
以上をもちまして、産業建設常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長の審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより採決を行います。
日程第5、議案第80号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第80号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正ついては産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
日程第6、議案第81号、宇陀市公共下水道条例の一部改正については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第81号、宇陀市公共下水道条例の一部改正ついては産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第7、議案第108号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。
議案第108号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正について。
宇陀市国民健康保険条例(平成18年宇陀市条例第128号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月22日提出。宇陀市長、前田禎郎。
なお、本文の朗読は省略させていただきます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提出者の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
おはようございます。
ただいま上程いただきました議案第108号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
それでは、議案第108号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正についてでございます。
平成21年1月1日から産科医療補償制度が創設されることに伴い、12月5日に健康保険法施行令が改正され、公布されたことによるものでございます。
この産科医療補償制度は、近年の産科医不足や分娩を取り扱わない医療機関の増加などにより、産科医療の提供が十分でない状況が生じていることを背景といたしまして創設されるものでございます。
分娩機関に過失がなくても、分娩に関連して発症した重度脳性麻痺児とその家族の経済的負担の補償と、原因分析を行い、再発防止に関する情報を提供することにより、紛争の防止、早期解決及び産科医療の質の向上を図る制度でございます。
また、財源といたしましては、脳性麻痺発症率や事務コスト等を踏まえ、分娩機関がこの制度を運営する財団法人日本医療機能機構に対し、1分娩当たり3万円の掛金を支払うこととしており、妊産婦に対しては出産費用にこの掛金を上乗せして請求されることとなり、医療保険でこれを手当てするものでございます。
こうしたことから、今回の改正では、被保険者が産科医療補償制度に加入する分娩機関で出産した場合は、出産に対して負担した費用について、現行の出産育児一時金35万円に3万円を超えない範囲内の額を加算して支給することとするものでございます。
なお、この条例の施行日は平成21年1月1日とし、改正後の出産に係る出産育児一時金の支給は施行日以後の出産について適用するものでございます。
よろしくご審議の方、お願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑はないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第108号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正については原案のとおり可決することに決しました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第8、発議第10号、「食の安全確保」への取り組み強化を求める意見書案についてを議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは、議案書の朗読をいたします。
議会関係の議案書1ページをお開きいただきたいと思います。
発議第10号。平成20年12月22日、宇陀市議会議長、玉岡武様。提出者、宇陀市議会議員、井谷憲司。賛成者、宇陀市議会議員、辻谷禎夫。
「食の安全確保」への取り組み強化を求める意見書案。上記の議案を別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提出者の説明を求めます。
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
失礼いたします。議席番号1番、井谷憲司でございます。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、今回提案させていただきます「食の安全確保」への取り組み強化を求める意見書案の提案理由の説明をさせていただきます。
近年、食の安全、食に対する信頼性を脅かす事件が多発いたしております。食に対する信頼性が損なわれることは、国民生活の根幹を揺るがす大変大きな問題でございます。今後の再発を未然に防ぐために、また万が一起こった場合には迅速に対応していただき、国民が安心して生活できる消費者行政の構築を目指していただくことを政府に求めるものでございます。
また、この内容は食の安全に限っただけでなく、消費者行政に広くかかわる内容でございます。最後に本文の朗読をさせていただき、提案理由の説明を終了させていただきます。
「食の安全確保」への取り組み強化を求める意見書。
近年、食品の安全・表示に関する悪質な偽装や有害物質の混入、事故米問題など食の安全を根底から揺るがす事件や事故が多発している。
特に事故米問題では、農林水産大臣と同事務次官が辞任する極めて異例の事態に発展した。業者の生命軽視の行為は厳しく処罰されるべきであるが、それ以上に国民の生命と生活を預かるはずの農林水産省がその責任を果たさなかっただけでなく、被害を拡大させた責任は重大である。国民の不信、怒りは極めて大きい。
現在、農水省では農林水産省改革チームを設置し、業務、組織の見直しを行うための取り組みを進めているところであるが、今後、同様の事態を二度と起こさないためにも猛省と改革を強く促したい。
また、食の安全に関する問題だけでなく、近年相次いでいる消費者問題はどれも深刻な様相を呈している。政府の消費者行政推進会議の報告書(6月13日)によれば、これまでの消費者事件を検証した結果、やはり縦割り行政の欠陥が大きな要因として明らかになっている。こうした縦割り行政の弊害を消費者中心に改革するため、内閣府のもとに消費者庁を早期創設し、ここを起点に省庁横断的な消費者行政を推進するべきである。
ついては、政府において以下の対策を講じられるよう強く要望するものである。
記。
1、偽装表示を一掃するため、JAS法を改正し、直罰規程を設けるなど罰則を強化する規程を設けること。
1、農作業の工程管理や農場から食卓に至る衛生管理の普及・促進で食品の安全性を高めるとともに、トレーサビリティーシステムの確立で食品の流通を一層明確にすること。
1、輸入食品の安全に関する情報提供を迅速かつ適切に行うとともに、監視・検査体制の強化・拡充を図ること。
1、政策全般にわたり消費者の観点から監視し、強力な権限を有する消費者庁を設置するための関連諸法を制定すること。
1、不正な取引を行う業者に対し、迅速な立入調査に基づく販売禁止や製品の回収命令、罰則強化などを図るため、消費者安全法を制定すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成20年12月22日、奈良県宇陀市議会。送付先、内閣総理大臣、麻生太郎様、農林水産大臣、石破茂様。
議員皆様のご審議をいただき、ご同意いただけますようよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑はないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、発議第10号、「食の安全確保」への取り組み強化を求める意見書案については原案のとおり可決することに決しました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第9、発議第11号、暮らせる年金の実現を求める意見書案についてを議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
議案書の朗読をいたします。
議案書の3ページでございます。
発議第11号。平成20年12月22日、宇陀市議会議長、玉岡武様。提出者、宇陀市議会議員、辻谷禎夫。賛成者、宇陀市議会議員、井谷憲司。
暮らせる年金の実現を求める意見書案。上記の議案を別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提出者の説明を求める前に議長の方から一部、一字ミスプリでありますので、挿入のお願いをいたしたいと思います。
意見書の配付用紙を見ていただきまして、記、第2、「基礎年金の加算制度の創設や受給資格期間の10までの」となっておりますが、「10年までの短縮」、「年」を1字挿入していただきたいと思います。
送付先につきましては十分確認し、訂正して提出いたしますので、ご了解お願いしたいと思います。
提出者の説明を求めます。
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
14番、辻谷でございます。
ますます高齢化率が高くなる日本社会であります。団塊の世代を迎えて、年金生活をされる人は多くいるわけでございます。暮らせる年金の実現を求める意見書案をこれから朗読をもって説明にかえさせていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。
暮らせる年金の実現を求める意見書案。
高齢者の中で、所得が公的年金だけしかない世帯は約60%にも上ります。お年寄りの生活を支える大きな柱は年金であり、老後生活における年金の重要性は改めて確認するまでもありません。
しかし、年金を受給していても低年金の場合が少なくありません。高齢者世帯の年間の所得分布は100万円未満が15.7%であり、6世帯に1世帯が100万円未満です。また、100万円から200万円未満は27.1%です。特に高齢の女性単独世帯の所得の低さは際立っており、3世帯に1世帯は年間所得が100万円未満であり、50万円未満という世帯も35万世帯にも上ります。
所得が十分でないために、生活保護を受けている高齢者もふえており、2005年の調査では全保護世帯の38.7%でございます。日本の年金制度が高齢期の貧困を防ぐという意味において、十分に機能していない実態も指摘されています。今後、高齢者の所得をどう保護していくのか、また明らかに生活保護に比べて低い現行の老齢基礎年金の給付水準をどう見直していくかが、一つの課題となっております。
将来の安心をより確固としたものにするため、2004年の年金改革を踏まえ、暮らせる年金の実現を目指して、新たに創設される日本年金機構のもと、より安心で信頼できる年金制度へと改革を進めるべく、政府におかれましては下記の点について特段の取り組みを行うよう強く要望いたします。
記。
一つ、基礎年金の国庫負担割合を平成21年4月から2分の1へ引き上げること。
これはおおむね決まったようでありますけれども、まだ決定しておりませんので、ご理解よろしくお願いしたいと思います。
2点目、基礎年金の加算制度の創設や受給資格期間の10年までの短縮、追納期間の延長など無年金・低年金対策を拡充すること。
3点目、高齢者の就労を促進し、所得向上に資するよう在職老齢年金制度の見直しを行うこと。
4、障害基礎年金等の配偶者、子の加算制度を見直すこと。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出いたします。
内閣総理大臣、麻生太郎様、厚生労働大臣、舛添要一様。平成20年12月22日、奈良県宇陀市議会。
審議をいただきまして、どうかご賛同よろしくお願いいたします。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
ただいまの意見書、ごもっともでございます。私も基本的には、社会保障の大きな柱として、この老後の年金というのは大切だと思っております者の一人でございますので、基本的には賛成でございます。
ただ、ご提案についての内容を、ちょっとこれを読ませていただきましたところ、現状についての分析は数字はこのとおりだと思うんですが、文言等なかなかわかりにくい部分がたくさんございますので、二、三、時間もございますので質問をさせていただきたいし、私なりに、また私のわかる範囲内でもまた説明させていただきたいと思います。
まず、基本的には財源の問題です。この財源をどこから求めるかによって、やっぱり年金制度は変わってきますので、基本的なこの財源が今、国でも大変論議されております。今回、1番目の基礎年金については、既に新しい新年度予算では案では2兆3000億円を充てるということで、これはもともと基礎年金を3分の1から2分の1に国庫が負担するということは昔から決まっていたんですが、財源の都合で延ばされて、これはもう既に麻生内閣でも来年度中に決めればいいんだというような冒頭発言がありましたから、それはもう4月からということは決まっておりましたので4月からということで、その財源もちょっと一時しのぎ的な要素がございます。
あと無年金者、低年金者対策も、これは全く掛金をしていないという人が、最近若い人で国民年金の加入率が非常に低いわけです。大体4割から5割も入っていないと。そういう人が将来年金をもらうことになると、大変な財政が必要になってくるんですが、そのことについて一切触れられていないということですね。
それから受給資格が10年ということですが、ちょっとこの内容についてもいきなり飛躍し過ぎるのではないかと私は思いますが、その点の考え方をお聞きしたいと思います。
追納期間についても現在どうなっているのか。
特に3番目の在職老齢年金制度というのは、これは非常に難しいんですけれども、その点どういうふうに提案者は理解されておられるのか。
それから4番目の障害者年金についても、これは厚生年金、共済年金、それから国民年金で多少違います。どれを指しておられるのか私もちょっとこれはわかりませんので、その点、提案者のわかる範囲で結構ですからご説明いただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
今、高橋議員の方からの質問あったわけでございます。わかる範囲で答えさせていただきます。
この年金の件に対しては協力的な発言だったわけでございますが、財源をどのようにするか。先ほども話ありましたように3分の1から2分の1の財源。それから、やっぱり公明党としていろいろ考えますところは、やっぱりむだを省いて、できるだけそのような財源を充てるように努力も図られるように検討もされております。
それから、新たに創設される日本年金機構、これによっていろいろ見直し、現在の年金問題においても、いろいろ、まだまだ問題は抱えております。そのような中での今回の低所得者等に対する見直しというふうな考え方が重きに置かれておるわけでございますので、どうかその辺は十分バランスを考えながら、掌握されるのではないかとこのように私は考えております。
それと在職老齢年金制度の見直し、これは詳しいことはまた後日、何なりかの連絡でさせていただきたいと思います。
以上でございます。よろしくお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
答弁、ちょっと欠如していますけど、わかりにくい場合はわかりにくいから後日というふうに答えていただいたら結構ですけど、追納期間であったり10年期間の短縮についてもあったように思います。
高橋議員、もう一度質問してあげてくれますか。漏れた部分。
わかります。
それでは、14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
2番目の受給10年という件でございますが、一応、年金は25年掛けた以上の方を対象とされておったわけでございますが、それが期間を切って20年とか、また1年足らずして年金を受けられない方、これらの人のために10年に短縮してはどうかというような案かと思われます。
障害者基礎年金等の配偶者、この件においては、障害者に年金支給されておるわけでございますが、その障害者の年金では配偶者、子どもに対して非常に大変苦しいというところから、家族まで一応考えてはどうかということかと思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
私の発言は決して辻谷議員の提案者の知識をはかっているわけではございませんで、これはやはり議会としてこの意見書を全員で提案するわけですから、議会としての認識をより深めていただくために質問しているわけでございます。幸い私、社会保険労務士でございますので、この制度については多少知っておりますので、この件についてまず申し上げていきたいと思います。
ご承知のように今、国民年金と他の年金、共済年金と厚生年金については合算すれば25年必要ですが、国民年金だけであれば25年ですし、合算であれば25年ですし、それから共済年金とか厚生年金については20年でいいわけですね。これは今、満額支給は65歳まで、暫時60歳から65歳まで延長しております。そういう時代に今入っているということで、ヨーロッパ等の考え方ですと10年、15年、ドイツでしたら5年という考え方もありますが、やはり掛金に応じて受給資格が得られるというので、確かに日本では世界的に25年というのは長過ぎます。そういう意味では、10年に一気に短縮云々はありますけれども、財源が許せばそれは5年でもいいわけですけれども、その点は申し上げたいと思います。
それから在職老齢年金ですが、在職です。だから、60歳定年をしているところではまだ働きたいと。まして今は高齢化社会なので70歳といってもまだまだ元気でございます。そういう意味では、働きたいけれども年金を支給をする場合は給与との併給の問題が起こりますが、それを今、国は制限をしております。年金と給料をもらう場合は65歳までは28万円、それからそれ以上になりますと48万円までの範囲内しか出せないということは、年金が超えた2分の1についてはカットされております。実は私も国家公務員で年金をもらっておりますが、カットされております。そういうことで、この問題を3番目にこういうことを言っているんだなと、私は見直しをせいという公明党さんの意味は私もわかります。
それから障害者年金についても、これは非常に国民年金と厚生年金と違っておりますので、この配偶者と子ども、特に子どもの場合は18歳未満についてですが、非常にここらあたりが加算金が低いということでの値上げを申し入れているのかと思っております。
ただ、基本的には、ここで言っております将来の安心を確固たるものへ、2004年の年金改革と。2004年の年金改革というのは、たしか公明党さんが100年安心ということで改革をしたわけです。その内容は、現在もらっておる年金を年々切り下げております。それと同時に、現職の労働者の方の年金の掛金を上げているわけです。そういう制度をもともと100年はもうこれで安心だと言ってつくっておいて、今になって、例えば特別減税ですね、これを全部廃止したわけです。それは何でかといったら、この年金に充てるために、財源にするためにということで廃止したわけですけれども、実際はほとんど、わずかしか年金に移っていないというのが現状でございます。そういう実態を踏まえるならば、公明党さんは現在政府の与党におられますので、こういう実態をもっと詳しくあって政策に反映すべきだと思うんですけれども、これでは非常に不十分ではないかと。
私が考えておりますのは、基礎年金ということで国民すべてが最低3万円なり5万円なりの基礎年金をいただいて、それ以上は掛金に応じて年金をいただくということになると思います。きょうここにおられる方の多くの方は、まだまだ将来の問題だと思っておられると思うんですけれども、現実に今、年金制度は崩壊しておりますし、今おっしゃったように、いわゆる消えた年金問題、そういうことで第三者委員会を設置して、私もそれに申し立てしておりますけれども、ほとんど政府は対応をしていないということです。
日本年金機構は来年、再来年の1月にスタートします。今の日本の社会保険庁は全部解体をして民営化するということで、規制緩和の中で民営化します。そういうことになりますと、ますます政府の今のデータをそのまま引き継ぎますから、今一緒に皆さんに年金特別便というのが送られておりますが、私のところもかなりの方が相談に来られますが、あれを見ても全くわかりません。まして企業が標準報酬をカットして届け出、自分の会社負担を減らしていますから、その人を回復するのは大変です。特に企業はもう既に倒産している企業もたくさんありますので。
それがいまだに解決していないという実態でありますので、私は全議員、議会としてもこの年金問題をもう少し我々も勉強して、きちっと住民の安心のために、将来のためにも議会として一致した意見を上げるべきだと考えておりますので、そういう次第で邪道ですが質問をさせていただきました。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
提案者に対する質問ではなく、予備知識ということであらかじめご了解いただけたらということで発言を許しました。
それでは、ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、発議第11号、暮らせる年金の実現を求める意見書案については原案のとおり可決することに決しました。
ただいまより10分間休憩いたします。
午前11時04分休憩
午前11時16分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、会議を開きます。
日程第10、閉会中の継続調査について、議会運営委員会。日程第11、閉会中の継続調査について、地域開発振興特別委員会。日程第12、閉会中の継続調査について、環境水源対策特別委員会。日程第13、閉会中の継続調査について、市立病院建設特別委員会。日程第14、閉会中の継続調査について、行政改革特別委員会。日程第15、閉会中の継続調査について、議員定数検討特別委員会。日程第16、閉会中の継続調査について、政治倫理条例検討特別委員会。日程第17、閉会中の継続調査について、美榛苑経営検討特別委員会。以上8件を一括上程いたします。
初めに、議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を調査事件として、各特別委員長からそれぞれ所管する調査事項について、それぞれ閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております8件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、以上8件については、各委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査及び継続調査とすることに決定いたしました。
これをもちまして、本定例会に付された事件はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会の会期は12月24日までではございますが、会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、平成20年第4回宇陀市議会定例会は本日をもって閉会いたします。
議長(玉岡 武君)
それでは閉会に当たり、前田市長のごあいさつをお願いいたします。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
去る12月9日に開会をされました今期定例会は、各会計の予算を初め条例案など重要案件についてご審議をいただきまして、滞りなくご議決、ご同意をいただきましたことにまことにありがとうございました。市政発展のために、まことにご同慶に存じます。
会期中、本会議や各委員会において、議員各位からいただきましたご意見、ご提言などにつきまして、十分これを尊重いたしまして、市政運営に遺憾なきを期してまいる所存でございます。
ご承知のように、これからの地方財政、地方交付税の見直し、経済対策など、国の行財政運営にかかわって、地方も大きな影響を受けることもあり、まだまだ厳しさを増してくることも予想をされます。合併して4年目を迎える来年は、これまで以上に重要な局面を迎えることになりますが、議員各位を初め、市民の皆さん方のご理解とご協力をいただきながら、仕事へのモチベーションを高め、行政改革に取り組み、市政発展と福祉の向上にさらなる努力を重ねてまいる所存であります。議員各位におかれましては、この上ともご指導、ご鞭撻を賜りますようにお願いを申し上げます。
これからますます寒さも厳しくなります。皆様におかれましては切にご自愛をいただきまして、ご家族ともどもお健やかに2009年の新春をお迎えくださいますようお祈りを申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつといたします。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
閉会に当たりまして、議長より一言ごあいさつを申し上げます。
今期定例会は12月9日に招集され、本日までの14日間にわたり過密な日程にもかかわらず、提案されました条例の制定及び一部改正案のほか、補正予算案等、数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心にご審議を賜りました。適切な結論を得られることになりましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め執行部の皆様方には、審議の間、常に真摯な態度でご協力をいただきましたことに対し、深く敬意をあらわしますとともに、本会議並びに委員会において議員各位から出されました意見、要望等については、今後十分ご配慮の上、執行に当たられますよう強く要望する次第でございます。
最後になりましたが、冬本番はまだまだこれからでございます。議員並びに執行部各位におかれましては、年末年始何かとご多用と存じますが、特に健康にご留意されましてますますご活躍くださいますよう、そして、輝かしい、希望に満ちあふれた新年を迎えられますように心よりご祈念を申し上げ、私の閉会の言葉にかえさせていただきます。
ご苦労さまでございました。