本文
日程 |
内容 |
|
---|---|---|
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
19番 |
大西 進 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
大宇陀地域自治区長 |
植田 八三郎 |
菟田野地域自治区長 |
大畑 俊彦 |
榛原地域自治区長 |
桐久保 隆久 |
室生地域自治区長 |
勝田 榮次 |
教育長 |
向出 公三 |
会計管理者心得 |
巽 幹雄 |
総務部長 |
向田 博 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
山本 栄次 |
農林商工部長 |
穴田 宗宏 |
都市整備部長 |
西田 茂 |
土木部長 |
南 幸男 |
農業委員会局長 |
太田 政幸 |
教育委員会事務局長 |
字廻 幸雄 |
教育委員会事務局参事 |
臺所 直幸 |
水道局長 |
山下勝史 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
保養センター美榛苑所長 |
中村 好三 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
上田 順啓 |
文化体育事業団局長 |
辻本 文昭 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
市民環境部保険年金課長 |
坂本 憲清 |
都市整備部都市計画課長 |
山口 尚平 |
都市整備部公園課長 |
森井 清秀 |
議長(玉岡 武君)
開会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。
本日、第2回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員各位には、公私何かとご多忙のところ、ご出席を賜り、ここに開会の運びとなりました。
あわせて前田市長初め、理事者の方々にも厚くお礼を申し上げます。
さて、最近の報道を見ますと、ミャンマーのサイクロンを初め、中国の四川の地震、そしてまたアメリカではハリケーンによります大きな水害災害、また近くに当たりましては、岩手・宮城内陸地震、これも大きな被害が出ております。皆さんとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りし、おけがされた方にお見舞いを申し上げたいと思います。
そんなことで、当宇陀市におきましても、東海・南海大地震予報等々報道されているところでございますし、これから各位におかれましても、さらに市民また理事者、議会、自然災害の怖さを目の当たりに見ますときに共有の危機感を抱きながら、これからしっかりと宇陀市においても取り組みしていかなければならないかなと、そんな思いでございますので、各位におかれましても、本年度、その処遇、取り扱いまた対処に、ひとつご尽力を願えればと、このように思っております。
本定例会に提出されました議案は、条例の一部改正、平成20年度補正予算、人事案件等々非常に多くの重要案件が提出されております。議員各位におかれましては、慎重にご審議を賜りますとともに、会期中、本会議がスムーズに進みますようにご協力をお願いいたしたいと思います。
また、理事者各位におかれましては、説明につきましては簡潔にできるだけわかりやすく説明していただき、ご答弁くださいますようにお願い申し上げる次第でございます。開会に当たりましての粗辞でございますが、議長のごあいさつにかえさせていただきます。本日はご苦労さんでございます。
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において、今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承をお願いいたします。
本日の欠席者はございません。
ただいま出席議員は20名であります。
定足数に達しております。
よって、平成20年第2回宇陀市議会定例会を開催いたします。
〔午前10時04分開会〕
前田市長から招集のごあいさつがございます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
皆さん、おはようございます。本日、平成20年の第2回の宇陀市議会定例会が開会をされるに当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位には何かとご多用の中をご出席を賜りましてまことにありがとうございます。今次定例会におきまして、各会計補正予算を初めとして、宇陀市国民健康保険税条例など、重要案件についてのご審議をお願いをするところでございます。すなわち、予算案が2件、条例案が2件、人事案件が2件、その他の事件議決案件が8件、専決処分の承認をお願いするもの2件、計16件でございます。それぞれの内容等につきましては、後ほど説明をさせていただきますので、よろしくご審議をいただき、ご議決、ご承認を賜りますようにお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
これより、日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において6番、大澤正昭議員、7番、井戸本進議員を指名いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会は、本日から6月27日までの11日間といたします。
これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日より6月27日までの11日間と決定いたしました。
議長(玉岡 武君)
日程第3、諸報告を行います。
初めに、諸般の報告を行います。
去る5月23日に開催されました平成20年度第1回県市議会議長会の報告並びに5月28日・29日の両日にかけて開催されました平成20年度全国市議会議長会定期総会の報告を事務局長にさせます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
おはようございます。
命によりまして、ただいまから平成20年度第1回奈良県市議会議長会出席の報告をさせていただきます。
去る5月23日金曜日午前11時から橿原市の橿原ロイヤルホテルで平成20年度第1回奈良県市議会議長会が開催され、玉岡議長、山本副議長と私、樋口が出席いたしました。
まず、開会に御所市市議会議長、安川会長の招集あいさつの後、各市の議長、副議長、事務局長の紹介、そして前会長市の五條市市議会議長に対する感謝状贈呈がありました。
次に、会議に入り、諸報告では本年2月22日から5月22日までの市議会議長会の取り組み、会議出席などについて報告があり承認されました。
次に、協議事項として、一つは平成19年度会計決算について、もう一つは平成20年度会計補正予算第1号についてが議題となり、2件とも全員賛成で原案どおり可決されました。
次に、その他事項として、議長会県外都市視察研修についてが議題となり、本年10月下旬に予定され、場所の選定は会長一任となりました。
最後に、安川会長の閉会あいさつにより会議を終了し、午後1時20分に解散いたしました。
続きまして、第84回全国市議会議長会定期総会の報告をさせていただきます。
第84回全国市議会議長会定期総会は、去る5月28日から5月29日の2日間、東京都で開催され、玉岡議長と私、樋口が出席いたしました。
まず、28日でございますが、午前10時30分から定期総会が東京都日比谷公会堂で開催されました。開会式では、広島市議会議長の藤田会長のあいさつ並びに来賓の方々からご祝辞をいただき、次に、新市紹介として鹿児島県南九州市、山口県美祢市、新潟県村上市の3市の紹介があり、この結果、全国の都市数は806市となりました。
続いて、功労議員1643名に対する表彰が行われました。
次に、会議に入り、報告事項として、一般事務及び会計並びに地方行政委員会など、7委員会からそれぞれ報告がありました。この報告事項につきましては、すべて了承されました。
次に、議案審議でございますが、北海道部会など9部会から合計25議案が、また会長提出議案として、地方税、財源の充実強化に関する決議案、道路整備財源の確保に関する決議案、地方議会の権能強化に関する決議案の3議案が提案されました。審議の結果、原案どおり可決されました。
次に、役員改選では、原案どおり合計381名の方が選任あるいは委嘱されました。
以上で、議案の審議はすべて終了しまして、閉会式が行われました。閉会式では感謝状の贈呈があり、1年間を通じ役員をしていただいた方々が受領されました。宇陀市からは平成19年度全国市議会議長会の評議委員をされました小林一三前議長に感謝状が贈られました。
閉会式最後に会長あいさつと万歳三唱で定期総会が終了し、午後3時30分に解散いたしました。
次に、翌29日でございますが、午前9時過ぎから宮殿で天皇陛下に拝謁と、特別参観ということで玉岡議長が出席されました。
全国市議会議長会の行程は正午ですべて終了し、解散となりました。
以上、大変簡単ですが、全国市議会議長会定期総会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、行政報告を受けます。
初めに、平成19年度宇陀市一般会計繰越明許費繰越計算書について報告を受けます。
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
それでは、行政報告をさせていただきたいと思います。行政報告の1ページ目をごらんいただきたいと思います。繰越明許費繰越計算書の報告でございます。
平成19年度宇陀市一般会計予算に係ります繰越明許費の設定につきましては、3月の定例会及び5月の臨時議会の変更提案をさせていただきまして、ご承認をいただいたところでございます。一般会計での対象は報告書のとおり8件でございます。地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づきまして、表のとおり繰越明許費繰越計算書を調整させていただきました。本日の議会に提出をいたしまして、ご報告をさせていただくものでございます。
なお、繰り越しの事由等につきましては、予算の提案時にも説明をさせていただいておりますように、いずれも事業の準備等で時間を要しての発注おくれ、あるいは用地交渉等々におきましての時間を要しての発注おくれということでございまして、本年20年の3月末までに事業が完了できなかったものでございます。20年度中の完成を目指すというものでございます。
以上、大変簡単でございますが、報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について並びに平成19年度宇陀市水道事業特別会計予算繰越計算書について報告を受けます。
山下水道局長。
水道局長(山下勝史君)
水道局の山下でございます。平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書につきまして報告をさせていただきます。
この件に関しましては、さきの3月定例議会においてご承認をいただきました菟田野区松井簡易水道事業佐倉地区配水池電気機械設備工事に係るものでございまして、繰越金額1480万円でございます。地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づきまして、繰越明許費繰越計算書を調整いたしましたので、本日ご報告させていただくものでございます。
なお、内容につきましては計算書の記載のとおりでございます。
次のページをお開きください。
平成19年度宇陀市水道事業特別会計予算繰越計算書につきましては、榛原区大王地区給排水管工事に係る事業費の繰り越しで、金額は1350万円でございます。地方公営企業法第26条第1項の規定に基づきまして、年度内に支出できなかった経費を翌年度に繰り越すものでございます。また、同法第26条第3項の規定により、繰越計算書を本日報告させていただくものでございます。
なお、内容につきましては計算書の記載のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。以上、ご報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計予算繰越計算書について報告を受けます。
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
続きまして、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計予算繰越計算書につきましてご説明申し上げます。
平成19年度宇陀市立病院事業特別会計予算繰越計算書につきましては、地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰り越しでございます。
1款資本的支出、1項建設改良費、事業名宇陀市民病院建設改良費、予算計上額409万3000円、支払い義務発生額0円。翌年度繰越額409万3000円で、財源の内訳、不用額、翌年度繰越額に係る繰り越しを要する棚卸資産の購入限度額につきましては記載のとおりでございます。
繰越事業の内容につきましては市立病院の建設事業に伴います地図訂正、分筆登記等の委託業務において地権者同意に遅延が生じたためでございます。この繰越計算書につきましては、地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき、病院事業管理者より報告のあった内容について議会に報告するものでございます。以上、報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、宇陀市土地開発公社の経営状況について報告を受けます。
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
宇陀市土地開発公社の経営状況につきまして報告をさせていただきます。
この報告につきましては、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき行うものでございます。今回、報告させていただきます平成19年度決算並びに平成20年度予算につきましては、過日の5月26日及び3月27日に開催いたしました宇陀市土地開発公社理事会において提案させていただき、ご承認をいただきました内容を今回議会に報告するものでございます。詳細につきましては、お手元の配付資料でご確認をいただくということで、本文の朗読は控えさせていただきます。概略のみの報告とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
平成19年度の決算でございますが、平成19年度中に公社で行った事業の内容を申し上げます。
宇陀市への売却すなわち公社からの買い戻しを行った内容でございますが、幼稚園用地1億116万5739円、駐車場用地2億8087万9122円、都市計画道路東町西峠線事業用地第1号地でございます、1億3206万745円、都市計画道路東町西峠線事業用地2号地でございます、8135万437円、これにつきましては、土地取得事業の特別会計にて買い戻しを行っていただいています。続けて、一般会計にて買い戻しのあったリサイクルセンター等の用地の一部でございますけれども、1096万8465円、以上の5件でございまして、合計6億642万4508円の買い戻しを完了させております。なお、平成19年度における用地の買収はございません。また、公社の管理行為の一環であります保有土地の有効利用といたしまして駐車場等の賃貸を行うことにより218万7175円の収益を上げております。
以上によりまして、平成20年3月31日現在の宇陀市土地開発公社保有地でございますが、保有用地明細書にも掲載しておりますとおり、面積が15万7549.01平米で、公有用地の保有土地簿価は10億9134万1435円となっております。なお、平成19年度より借入金に対する利息の一部として宇陀市が負担しており、現在の公社の借入金の残金は10億650万となっております。
続きまして、平成20年度の予算の関係でございますが、収益的収入及び支出の予定額は7131万8000円、資本的収入及び収入の予定額は5億4976万8000円となっております。
また、平成20年度の公社における用地の買収計画でございますが、市道榛原萩原12号線改良事業用地といたしまして2億700万円、都市計画道路東町西峠線事業用地の3号地といたしまして5000万円を予定いたしております。
公社から宇陀市の売却につきましては菟田野区の2件でございまして、公共施設用地が3353万5000円、多目的駐車場用地が3470万7000円を予定しております。また、奈良県営河川改修事業のために観光駐車場整備事業用地の一部といたしまして249万6000円の売却も予定しております。なお、平成20年度におきましても借入金に対する利息につきましては、宇陀市が負担するということになっております。以上で、宇陀市土地開発公社の経営状況の報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
次に、財団法人宇陀市文化体育事業団の経営状況について報告を受けます。
辻本総務部付け、文化体育事業団事務局長。
文化体育事業団事務局長(辻本 文昭君)
財団法人宇陀市文化体育事業団の経営状況につきまして、地方自治法第243条の規定に基づきまして報告をいたします。概要のみの報告となりますが、よろしくお願いを申し上げます。
平成19年度の事業内容並びに決算の収支内訳につきましては、行政報告書の1ページから18ページに記載のとおりでございます。平成19年度は総合体育館を初めとする7施設の指定管理を受託をいたしまして事業運営を行ってまいりました。7施設の延べ利用者数でございますが、2ページのとおりで、合計集客数は23万2000人を数えております。昨年度より約1万人の利用者の増加となりました。また、各種教室事業や文化・体育事業、公園事業、喫茶事業等の事業団の自主事業につきましても、合計いたしますと約2万5000人の方が受講され施設を利用されております。
これらにかかります平成19年度の事業費は4ページに記載のとおりでございます。事業収入収益1億8087万8784円に対しまして、支出費用が1億6083万6223円でありました。支払消費税255万2100円を差し引きますと、1749万461円が当期の利益剰余金となりました。この剰余金が出た要因につきましては、人件費、委託料、事業費等の徹底した歳出の削減を行うとともに、若干の使用料収入の増加、大相撲興行を初めといたしました自主事業の収入増によるものであると考えております。
平成20年度につきましては21ページからの予算書のとおりでございます。今後も市民への文化・体育・レクリエーション等の普及・振興を、より質の高いきめ細やかなサービスの向上によりまして、利用者の増加に努めてまいりたいと考えております。とりわけ、本年度につきましては、指定管理期間の最終年を迎えております。事業団が受託しております7施設の指定管理につきまして精査、総括を行い、一定の結論を出していかなければならない、重要な年であると認識をいたしておるところでございます。
これらの基本方針を踏まえまして、平成20年度の予算は歳入・歳出それぞれ1億4534万6000円を予定いたしております。昨年度の当初予算より1811万5000円、率にいたしまして11.1%の減額予算となっておりますが、さらに経営の健全化に努めまして、管理運営はもとより自主事業の推進に努めていく所存でございます。
最後に、平成19年度の自主事業として実施をいたしましたOsk日本歌劇団公演さらには大相撲宇陀場所興行に際しまして、議員の皆様方を初め市民の皆様方の絶大なご支援、ご協力によりまして、無事に事故なく盛大に開催することができました。ここに深く感謝申し上げる次第でございます。19ページと20ページに記載しています収益金につきましては、今後の自主事業の推進に役立ててまいる所存でございます。今後とも、事業団運営にご協力をいただきますようお願いを申し上げまして、簡単でございますが財団法人宇陀市文化体育事業団の経営状況報告とさせていただきます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
最後に、有限会社室生村ふるさとセンターの経営状況について並びに財団法人宇陀市菟田野毛皮革産業振興公社の経営状況について報告を受けます。
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
平成19年第10期における有限会社室生村ふるさとセンターの経営状況につきまして、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき報告いたします。
当有限会社は平成10年2月1日旧室生村60%、室生商工会20%、室生村森林組合20%の比率で資本金500万円で設立をいたしました第三セクターであります。道の駅「宇陀路室生」のオープン当初より旧室生村より管理委託を受け、平成18年9月1日から指定管理者となっております。会社役員は個々の組織の代表者で構成し、現在の代表取締役社長は宇陀商工会室生支所役員代表の服部元明氏が務めております。
主な事業といたしましては道の駅「宇陀路室生」及び芸術施設である森の回廊の管理運営を初め、農林産物の販売や観光客誘致のための各種イベントの企画運営であり、平成19年における延べ利用者総数は前年対比1598人増の26万8809人でありました。平成19年度の売上高は9947万9137円で、売り上げ原価の7665万7527円と販売費及び一般管理費の2963万4012円を控除した営業損失は706万5950円となり、営業外損益をもって精算を行うと、経常損失は132万4263円、法人税等を含めると当期純損失は213万8563円となりました。昨年第9期の純損失は342万4153円と比べますと経営改善の結果、純損失128万5590円と徐々にではありますが成果があらわれてきております。本日は第三セクターである会社本体の経営状況の報告でございますが、参考までに市の指定管理における平成20年3月31日締めの平成19年度決算における損失については、349万8182円であり、年度協定書に基づき、限度額300万円を市が指定管理料として負担を行い、当期純損失は49万8182円であります。
今後はさらに経営の抜本的な改善を行い、徹底的な利潤追求を求め、この当期純損失の解消を行い、健全な経営と芸術施設との調和のとれた営業活動を展開していく所存であります。以上で、ふるさとセンターの経営状況の報告といたします。
続きまして、平成19年度における宇陀市菟田野毛皮革産業振興公社の経営状況についてご報告いたします。
当公社は奈良県の地場産業、宇陀市菟田野区の地場産業として洗練された伝統の技術を後世に伝承し、毛皮革産業の振興と地域の経済的かつ社会的地位の向上を目指し、昭和53年7月18日に設立をいたしました。理事役員は理事長に副市長を初め、市議会議長及び行政関係者代表並びに毛皮革産業各組合の代表者宇陀商工会菟田野支所代表者等によりまして、理事9名、監事2名で構成しております。
主な事業といたしましては、毛皮革製品の研究開発と毛皮革製品の内外へのPRをもって宇陀ブランドの確立と販売路の拡大を図り、毛皮革産業の振興と安定をねらいとしております。
平成19年においても当初の目的を達成するべく、調査・研究と奈良県の支援を受けて、第25回毛皮革フェアを宇陀市菟田野産業振興センターにおいて開催をいたしました。また第12回毛皮革ファッションフェアは、榛原総合体育館において宇陀じまん市と合同開催を行いました。
平成19年度の総予算額は1917万8074円で、その内訳は市補助金930万円、県補助金581万、事業者の出店負担金276万1283円、預金利息5837円、前年度の繰越金130万954円でありました。その使途については毛皮革フェアが767万3325円、毛皮革ファッションフェアが246万3143円、商品開発研究委託金が102万6000円、公社職員1名の人件費が538万7960円、一般管理費132万1486円、次年度への繰越金が130万6160円であります。なお、資産につきましては、当社の出資金として定期預金で300万円と繰越金あわせて430万6160円であります。
この決算については、平成20年5月13日に監査を受け、5月26日開催されました理事会で承認されたことを報告いたします。
なお、平成20年度の収支予算は市補助金800万円、県補助金560万円、事業者の出店負担金210万円、預金利息と繰越金をあわせて合計1701万円で、また、支出については毛皮革フェア750万円、毛皮革ファッションフェアが180万円、商品開発研究委託金80万円、公社職員人件費549万4000円、一般管理費26万6000円、県連合会助成金15万円、予備費100万円であり、おおむね15%の経費の削減、緊縮予算でありますが、関係者の創意工夫において大きな事業効果が得られるように努力いたす所存であります。
最後に、近年、海外からの安い輸入製品や消費者の毛皮革製品への脱却傾向が影響し、売り上げは減少し大きな打撃を受けている実情であります。このような状況を打開するため、とりわけ旧菟田野商工会が実施しましたジャパンブランド事業の成果を大きく期待するとともに、当公社といたしましても積極的な新製品の開発と、引き続き、広く内外にPRすべき事業を展開していく所存であります。以上で経営状況の報告といたします。
議長(玉岡 武君)
以上で行政報告を終わります。
日程第4、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会の開催につきましては、6月6日に議会運営委員会、6月2日に市立病院建設特別委員会が開催され、それぞれ所管事項について審査並びに調査をいただいておりますので、各委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑はすべての委員長報告の終了後に受け付けいたします。
初めに、議会運営委員会、多田與四朗委員長より報告を願います。
多田與四朗委員長。
9番(多田 與四朗君)
ただいまより議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
皆様におかれましては、さきにお手元に配付されておりますご報告書をごらんの上、報告をお聞きいただくようお願い申し上げます。
平成20年第2回定例会の議会運営委員会は、前田市長、森田副市長、植田大宇陀地区自治区長、大畑菟田野地域自治区長、桐久保榛原地域自治区長、勝田室生地域自治区長、向出教育長、向田総務部長、中尾財務部長の出席により、平成20年6月6日午前10時より市議会第1委員会室で開催をさせていただきました。
本定例会における市長提出予定議案につきましては、専決処分2件、条例の一部改正が2件、予算関係2件、その他の議案8件、諮問の2件が本日提案されます。
次、議案の取り扱いにつきましてでございます。協議の結果、専決処分につきましては、2件全部を本日提案、即決といたします。条例一部改正案につきましては、2件全部を本日提案、即決といたします。予算関係の2件は本日提案、即決といたします。その他の議案の8件並びに諮問案件の2件につきましても、全部を本日提案、即決といたします。
次に、議会関係議案につきましては、お手元の資料をご確認いただければと思いますが、辻谷議員と井谷議員から意見書案が2件提出されております。この意見書案の2件は本会議最終日に提案、即決を予定しておるところでございます。
また、大澤議員と上田徳議員から決議案が提出されております。この決議案は本会議最終日に提案、即決を予定しております。
そのほか、各種団体から議会へ郵送されました意見書採択に関する要望書等々は配付資料のとおりでございます。これら意見書採択の要望につきまして、ご趣旨に賛同し、提出者賛成者となる方がございましたら、発議として取り扱わせていただく予定でございます。
その他、全般につきまして、前期定例会どおり関係する議案は、なるべく一括上程し、提案説明の後、個別に質疑、討論、採決を行う予定でございます。この場合、議案書は、議長の指名により議会事務局長が朗読をいたします。議案の内容によっては、討論を省略し採決を行うところでございます。従前どおりでございます。
以上の内容をもちまして、会期は、先ほど冒頭、議長の方からご提案ございましたが、本日から6月27日の11日間とし、本会議は、本日及び25、26日に開催する予定でございます。
それから、一般質問でございますが、25日の本会議2日及び26日の3日目をそれぞれ予定しておるところでございます。発言通告書の受け付けは、前回と同様、本日午後1時に締め切ります。発言の順番は受け付け順とし、同様の質問は正副議長が調整を行います。該当議員に連絡する場合がございますので、そのときはご留意お願い申し上げます。ご協力をお願い申し上げます。
議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は、議長において答弁を割愛する場合がございますのでご了承、ご了解を賜りますようお願い申し上げます。
一般質問は、質問及び答弁ともわかりやすく簡潔に行うようご留意お願い申し上げます。また、一般質問に関しまして、報道機関から要請があった場合でございますが、発言議員名と発言要旨の事前公表をいたしますので、ご了解お願いしたいと思います。
そのほかといたしまして、各常任委員会の行政視察についてでございますが、昨年同様、3常任委員会合同で実施する予定とのことでございます。その実施につきまして各常任委員長に一任をさせていただきますので、ご協議をいただきますようお願い申し上げます。
なお、9月定例会までに行政視察を実施する場合は、今期定例会の本会議において目的、場所等をお示ししていただき、議員派遣の議決を受けなければなりませんので、ご承知おきいただくようお願い申し上げます。
今期定例会の最終日に理事者から宇陀市総合計画の実施計画の提案を受けるため、本会議終了後に全員協議会を開催したいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。万が一、本会議の状況により時間がとれなくなった場合は改めて開催日程などをお知らせいたしますのでよろしくお願い申し上げます。
次、政治倫理条例検討特別委員会及び議員定数検討特別委員会の審議についてでございますが、両特別委員会に課せられた課題については、市議会としても喫緊の重要な課題であるとの認識のもと、新しく議長になられました玉岡議長から12月定例会までに素案の立案とあわせ、委員長報告ができるよう努めて協議をお願いしたい旨のお願いがございましたので、両特別委員会の開催及び審議をお願いしたいと思います。
同じく、議長からのお願い事項でございますが、議員の公務災害の適用についてでございます。公務災害が適用されますのは、本会議会期中及び議会会議に基づく閉会中の常任委員会及び特別委員会並びに議員派遣のみに限られ、そのほかの会議については公務災害が適用されないことになっておるところでございます。そこで、全国市議会議長会の団体保障制度任意保険の加入をお勧めするというところでございます。これはあくまでも任意の加入でございますので、議員各自でご判断をいただき加入していただくことになりますので、ご一考をお願いしたいということでございました。
最後になります。さきに議長名でご通知がありましたが、6月から9月の間、適正冷房の実施と軽装の励行に取り組むため、夏のエコスタイルを実施いたしております。よって議場におきましてもノー上着、ノーネクタイを励行し、議員章の着用についても省略いたしますのでご理解とご協力をお願いしたいということでございます。
これは、もう結果ということになりますけれども、市長から定例の記者会見において、定例会前ではございますが、今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行う記者会見の旨の報告がございました。これは、去る6月12日でございます。ご了解をさせていただきました。
以上、協議をいたしまして午前11時34分に閉会したところでございます。
今期定例会には、多くの重要案件が提出されております。円滑な議会運営にさらにさらにご協力をお願いをいたしまして、簡潔簡単ではございますが、議会運営委員会のご報告とさせていただきます。以上でございます。どうもありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
次に、市立病院建設特別委員会の上田徳委員長より報告お願いいたします。
上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
おはようございます。市立病院特別委員会の上田でございます。ただいま議長から許可をいただきましたので、閉会中に開催いたしました市立病院建設特別委員会のご報告を申し上げます。
報告の前に、先ほど議長のごあいさつにもございましたが、14日午前8時43分発生の岩手・宮城内陸地震により亡くなられた方々へのご冥福をお祈りいたしますとともに、被害を受けられました地域の方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復興をご祈念申し上げるところでございます。
それでは、報告に移らせていただきます。
去る6月2日午後1時から、宇陀市議会第1委員会室において、全委員と議長、市長と関係理事者の出席により、市立病院建設特別委員会を開催いたしました。
私と市長のあいさつの後、会議では担当の健康福祉部、病院建設準備室から最初に、宇陀市立病院建設事業の経過について、特に議会の特別委員会での議題を中心に福祉厚生常任委員会協議会、宇陀市の市立病院建設懇話会等での主要課題について開催時系列に基づき説明を受けました。
途中、休憩を挟み、新病院整備スケジュールと平成20年度事務事業計画について説明をいただきました。委員各位からの主な質問や意見の内容につきましては、次のとおりでございます。
最初に、建設事業の経過については、新病院開院時の医師確保と救急患者の対応機能は確保できるのか。病院ができて医師スタッフが十分でなかったら困るということで、その対策について。診療科目は15科目であるが、開院にあわせて新たな専門分野、例えば内分泌内科の診療科目を検討することについて。開院までの間の検討課題として、医療体制、看護師体制、事務局体制の連携と良質の医療提供のための方策について。既設の医療機器の扱いと電子カルテ導入の教育体制について。
医療費抑制のため、疾病の予防が大切であり、今年度から制度化されておりますメタボ対策の宇陀市の取り組みについて。
平成16年度に旧榛原町議会が設置した特別委員会から今日までに医療制度を取り巻く環境は大きく変わっており、医療制度や診療報酬等は年々改定をされ減額されている中にありまして、医療費の適正化計画で国費が毎年減額されていることを踏まえ、病院経営は厳しい中にあり、経営感覚を持ち込むことが大切であるという意見をいただいております。
特別委員会設置の16年、17年から現在のように医療制度そのものが大きく変わり、地域の医療のあり方が変化している中でその認識についても伺っております。
19年から今日までの異常なまでの物価上昇、特に建設物価の鉄材を中心とする原材料も値上がり等の中で不安材料の解決策について。
荒井知事が提案されていました医療派遣のための寄附口座の考え方について。公営企業法の全部適用による病院事業管理者の設置の今後の進め方について。
新病院の経費等に維持経費、ランニングコスト軽減対策について。マスコミ報道にある1床当たりの建設費が公立病院と民間病院とでは大きな開きがあり、公立病院の建設費が高くなっていることについて、宇陀市立病院の建設単価に対する考え方について。以上であります。
次に、新病院整備スケジュールと20年度事務事業計画についての質問意見は、最初に、入札に関する考え方について。実施設計書で建設コストを検証できる図書資料の作成と開示について。「広報うだ」6月号に掲載された病院関係記事に、議員に配付され回収された内容が掲載されたことについて。病院の経営改善について。新病院完成までに現行病院の改善策について。国の過疎地医療整備事業が宇陀市も当該地域かどうかの可否について。以上が委員会においての発言をいただきました質問・意見・要望等でございます。いずれの事案につきましても、理事者側の答弁、説明により委員各位、おおむねご了解をいただきました。
委員会の中で、本特別委員会の案件の取り扱いと、議事の拘束力について委員から質問があり、休憩を挟み、協議を行った結果、本来、特別委員会は附帯案件については提案に対しての裁決が伴うが、今回のように資料に基づく審議や協議は最終的には理事者の判断によりまとめられるという位置づけの中で、今後は資料に対する一定の方向を示し、結論を導くことといたしました。
特別委員会の設置は平成16年6月12日の、先ほども申し上げましたが、旧榛原町議会において、病院・さんとぴあ特別委員会の設置から始まり、宇陀市に引き継がれた18年1月後も宇陀市議会病院・さんとぴあ特別委員会が設置され、さらに9月15日の臨時議会により市立病院建設特別委員会として新病院の建設並びに現在の病院運営と経営改善の両面の審査、研究を行い、市議会からの提案を行ってまいりました。
今後、合併協議においても、新市まちづくり計画の重要課題として新市に引き継がれた経緯をしっかりと認識した上で、新病院整備スケジュールに伴い進めるとともに、建設推進に当たり、実施計画においてはさらなる審議と議会への説明を求め、市民の代表である議会の意見を十分に取り入れた設計にしていただくため、基本設計説明会の4月18日の建設特別委員会において小林前議長が発言をされました。平成23年の開院に向け、着々と進んでいるように思いますが、実施設計に進んでいく中で、議員の意見も十分取り入れた設計にしていただきたいと思います。また、病院経営も非常に厳しい状況にあり、市の財政状況も同じように厳しいものです。その中で、より効率のよい財政的手だてを検討し、進めていただきたいと思いますのコメントを真摯に受け止めて進んでいただくことを再度要請いたしました。
最後に私からも、実施設計の進捗に呼応した形で適時タイムリーな特別委員会の開催を計画していきたいというふうに考えておりますので、協力を依頼し、午後3時52分散会いたしました。以上で6月2日に開催いたしました市立病院建設特別委員会の報告を終わります。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、市立病院建設特別委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
以上で委員長報告を終結いたします。
それでは、これをもちまして、10分間休憩をさせていただきたいと思います。10分間後、またお集まりください。休憩いたします。ご苦労さんでございます。
午前11時00分休憩
午前11時14分再開
議長(玉岡 武君)
それでは、休憩前に引き続いて、日程に従いまして進めさせていただきます。
日程第5、承認第10号及び日程第6、承認第11号の専決処分の報告2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは、命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。
承認第10号、専決処分の承認を求めることについて
平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。
平成20年6月17日報告。宇陀市長、前田禎郎。
次に、2ページでございます。
専決処分書
平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別冊のとおり専決処分する。
平成20年5月30日。宇陀市長、前田禎郎。
次に3ページをごらんください。
承認第11号、専決処分の承認を求めることについて
平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。
平成20年6月17日報告。宇陀市長、前田禎郎。
4ページでございます。
専決処分書
平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別冊のとおり専決処分する。
平成20年5月30日。宇陀市長、前田禎郎。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました承認第10号及び承認第11号の2議案について、提案理由の説明を申し上げます。
平成20年度特別会計2会計の専決処分に係る補正予算につきましては、平成19年度の歳入が不足する事態に至ったこれらの会計について、地方自治法施行令第166条の2の規定に基づきまして、翌年度の歳入つまり平成20年度の歳入を繰上充用して、平成19年度の歳入不足を補てんする会計処理のために、平成20年度予算を5月30日に専決処分で補正計上いたしましたので、議会に報告し承認を求める次第であります。
まず、承認第10号平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
予算書を朗読させていただきます。
平成20年度宇陀市の住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億1507万1000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億4117万1000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成20年5月30日専決。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
住宅新築資金等に係る貸付金の回収業務は平成17年1月から本市を初め関係21市町村で一部事務組合奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合を構成して、貸付金の回収に努めているところであります。また、当会計は回収管理組合からの返戻金をもって地方債の元利償還を返済する会計処理を行っておりますが、平成19年度におきましては3億1507万1000円の歳入不足がありましたので、平成20年度の補正予算として当該金額の繰上充用を行うもので、補正後の予算額は4億4117万1000円であります。
次に、承認第11号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)であります。予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の老人保健事業特別会計補正予算(第1号)は次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出をそれぞれ7776万円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億3106万円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成20年5月30日専決。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
この会計は高齢者の医療を負担するために、支払基金、国・県・市町村からの一定割合による費用負担で運営をしております。ただし当該年度の老人医療費に対する費用負担は概算払いであり、制度上では翌年度において精算する仕組みとなっております。このため、平成19年度の歳入において7776万円の不足が生じました。最終的には翌年度の平成20年度で国庫負担金等の精算金として受け入れることになりますので、当該金額を補正予算の財源として繰上充用を行うもので、補正後の予算額は4億3106万円となります。
以上が、5月30日付の専決処分による補正予算2議案の概要であります。繰上充用制度の実情をご賢察いただき、よろしくご理解のほどお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより議案ごとに質疑に入ります。
初めに、承認第10号、専決処分の承認を求めることについて(平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について)の質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ご異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、報告のとおり承認することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、承認第10号、専決処分の承認を求めることについて(平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について)は、原案のとおり承認することに決しました。
次に、承認第11号、専決処分の承認を求めることについて(平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)について)の質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、報告のとおり承認することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、承認第11号、専決処分の承認を求めることについて(平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)について)は、原案のとおり承認することに決しました。
次に、日程に従いまして、日程第7、議案第51号から日程第8、議案第52号の条例改正案の2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして議案書の朗読をいたします。
議案書の5ページをお開きいただきたいと思います。
議案第51号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について。
宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例(平成18年宇陀市条例第49号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
条文の朗読は省略させていただきます。
次に、7ページでございます。
議案第52号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正について
宇陀市国民健康保険税条例(平成18年宇陀市条例第57号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第51号及び議案第52号の2議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第51号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてであります。本件につきましては市町村の合併の特例に関する法律に基づき、合併前の4町村の協議により設置した地域自治区に事務所の所長にかえて置いた特別職の区長の任期が本年7月30日をもって満了することに伴い、区長制度を廃止することとし、8月1日から地域事務所に一般行政職で次長級の地域事務所長を置くことについて所要の改正を行うものでございます。
次に、議案第52号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正についてであります。まず、本年4月1日からの後期高齢者医療制度の創設に伴い、被用者保険の被扶養者であったものに対する国民健康保険税条例の減免について改正するものであります。被用者保険の本人であった方が後期高齢者医療保険に移行したことにより、当該被用者保険の被扶養者が75歳未満であった場合、国民健康保険に加入することとなります。この場合において、新たに国民健康保険税を負担することになるため、当該被扶養者であった方について激変緩和措置として資格取得日の属する月以降2年を経過する月までの間、均等割を半額に、さらに被扶養者のみの世帯については平等割額も半額とする減免措置を講ずるものであります。また、国民健康保険税の年金特徴に係る減免申請の手続について所要の改正を行うものでございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより議案ごとに質疑に入ります。
初めに議案第51号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
7月31日をもって区長制度が廃止されるということでございますけども、そこで、一般職の次長級を地域の事務所の所長に据え置くということでございますけども、まず、今、地域の活性化ということを一つ考えるならば、現在、区制度におきましても、おおむね旧の町村の職員さんが配属されております。宇陀市は、もう合併をしまして2年を経過するわけでございますので、やはり交流ということと、外から見られる目というものも必要ではないか。例えば室生、もとの村でしたら、仮に榛原の方から事務長を持っていって、室生の特徴があるものを生かしていく。今まで地元の方が気づかなかったことを、第三者であるところからの目線で見ていって、地域おこしをやっていただくというようなことを考えなければ、せっかく地域事務所がありながらして、ただただ衰退をしていくというふうにしか私は目に映りません。そういうことを考えますと、ひとつ今回の人事につきましては、市長さん並びにしっかりとそのことも踏まえてひとつ検討していただきたい。もちろん、宇陀市全体のことはもとより、やはり、地域の活性化のために配属をそのまま継続をされるわけでございますので、区長制度が廃止になったとはいえ、やはり皆さん方、いろいろな意味で地域事務所の存続を懸念されておるわけでございますので、ひとつ、そういうことも考え合わせながら、何とか区を生かしていただいたらなという思いでございますので、その点について市長さんの考え方を若干お聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
ご意見を承っておきたいと、このように思います。おっしゃるように次長級を持っていくということにつきましては、区長を廃止することによって、あるいは地域事務所を統括をするという意味で次長級を持っていきたい。これは職階の関係でありますので、次長級がいいとか課長級がいいとかいうことじゃないと思いますが、それぞれの課長もおりますので、その辺のところの統括も、できれば、そういう次長級でやりたいなと、このように思っております。
おっしゃるように、人事の交流の問題は、私たちも十分その辺のところは考えております。それぞれの地域の事情というものも一番よく知っておられるのは今までの、いわゆる旧町村の職員さんである。ただ、いつまでもそういう状況であってはならないと私は思っておりますので、十分に配慮をしていきたいなと思っています。
議長(玉岡 武君)
ほかに質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
これをもって、質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第51号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第52号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
15番、高橋議員。
15番(高橋 重明君)
第52号について、ちょっと私なりに疑問点がございますので、質問させていただきます。
後期高齢者医療制度の創設に伴って、この一部改正が提案されておりますが、74歳以下の人についても国民健康保険があるわけですから、その方の減免も引き続いて適用されるのではないかと思いますが、この説明でいきますと、75歳の後期高齢者から外れた人の被保険者のみを該当とするのか、適用するのか、その点ちょっとご説明をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
石本市民環境部長。
市民環境部長(石本 淳應君)
ただいまの質問でございますが、後期高齢者医療制度が4月から施行されまして、それに伴う国民健康保険の減免の対象の一部改正条例でございますが、今、高橋議員がおっしゃいましたとおり、65歳から74歳までの被扶養者であった方が対象になるということで、こういう制度が今、条例改正をしたところでございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋議員。
15番(高橋 重明君)
国保の第21条第1項第1号ですね、災害その他特別の事情により生活が著しく困難となったものということになりますと、これは年齢は関係ないと思うんですが、これはこれで適用されるのでしょうか。
議長(玉岡 武君)
石本市民環境部長。
市民環境部長(石本 淳應君)
第1号の災害の云々の減免につきましては、従来からあった制度でございまして、これは宇陀市の介護保険条例の中でも同じように規定されておりまして、それと同一文言で規定させてもらっておるところでございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋議員。
15番(高橋 重明君)
特定保険料という、激変緩和措置で65歳から74歳については2年間という経過措置を設けておりますが、現在、政府でも見直しを求めておる国民健康保険じゃなくて、健康保険とか共済組合に加入するについての特定保険料についても、確か5年だったように思うんですけど、これは2年。それで私もちょっと記憶が今定かでありませんが、確か5年間それを適用するんだという方針で、それと対比させるために国保税もこういう制度を設けたと、私は理解したんですが、後ほどで結構ですけども、確かあれ5年間だったと思うんですね。これは2年になっていますので、その差が起こるんではないかと、その点、思いますので、後ほどで結構です。疑問点として申し上げておきます。以上です。
議長(玉岡 武君)
これをもって、質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案については、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第52号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正については、原案のとおり可決することに決しました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程に従いまして、日程第9、議案第53号から日程第10、議案第54号の予算関係2議案を一括して議題といたします。
事務局長に提案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは、命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の10ページでございます。
議案第53号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)について。
平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に1枚めくっていただきまして、11ページでございます。
議案第54号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第53号及び議案第54号の2議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
平成20年度一般会計補正予算並びに老人保健事業特別会計補正予算につきましては、厳しい財政事情の中、極力予算の抑制に努めておるところでございますが、今回の補正予算案は実務的、必要最小限の範囲とさせていただいておりますことにご理解を賜りたいと存じます。
まず、議案第53号、平成20年度宇陀市一般会計歳入歳出補正予算(第1号)についてであります。予算書を朗読させていただきます。
平成20年度宇陀市の一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3466万8000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ180億8466万8000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
地方債の補正第2条、地方債の追加及び変更は、「第2表地方債補正」による。
平成20年6月17日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算の概要といたしましては、後ほどご審議いただきます損害賠償和解議決案に伴う損害賠償金及び修繕料等で145万9000円、年度途中の退職者5名分に係る退職手当組合特別負担金で1039万4000円を初め、先般の3月当初予算審議において、議会から種々ご意見をいただいた中、特に公園事業に係る事業の節減努力の意向を受けまして、榛原フレンドパーク事業、大宇陀心の森公園整備事業の工事内容の見直し等を行う中、あわせて3670万円の減額、また災害関係で先月5月24日から25日にかけての豪雨により、災害を受けた公共土木施設の復旧費に13カ所分4010万円、高金利の起債の追加借換に伴う繰上償還費用に1881万7000円等となっております。
歳入におきましては、災害復旧費国庫負担金2670万円を同額計上、公園整備事業の減額による国庫補助金で900万円の減額、雑入として先ほどの公用車事故に係る損害賠償金及び修繕料が全国町村会総合賠償補償保険で補てんされますので、相当分を計上。地方債につきましては第2表変更のとおり、事業費の増減に連動して変更をさせていただいております。一般財源相当分は前年度繰越金1040万9000円を計上し、補正予算額といたしましては3466万8000円で、補正後の予算額は180億8466万8000円となります。
次に、議案第54号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の老人保健事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ22万2000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億3120万2000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成20年6月17日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
この会計につきましては、先ほど5月30日付の専決処分で補正予算(第1号)のご承認をいただきましたが、この補正予算(第2号)では、平成19年度事務交付金精算に伴う社会保険診療報酬支払基金への返還金22万2000円が不足となってまいりましたので、支払基金、医療費、交付金、精算金と調整するため、今回の補正となったものであります。補正予算額は22万2000円の追加となり、補正後の予算額は4億3128万2000円であります。
以上が、ご提案申し上げます2会計の予算案の概要でございます。
大変簡単な説明でありますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げ、提案の理由の説明とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより議案ごとに質疑に入ります。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
1カ所訂正させていただきたいと思います。
公共災害13カ所と言っておったんですが、14カ所の誤りでございますので、訂正の方、お願いいたします。
議長(玉岡 武君)
ただいま、副市長より説明の趣旨内容が違っているという発議がございましたので、各議員におかれましては、その旨、ご承知おきいただきたいと思います。以上です。
初めに、議案第53号平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑はないようでございます。
これをもって、質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。
ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ご異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、報告のとおり可決することについて、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第53号平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)については原案どおり可決することに決しました。
次に、議案第54号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ご異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第54号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに決しました。
休憩いたします。それでは、1時に再開をしたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。
午前11時45分休憩
午後1時00分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、日程に従いまして進めさせていただきます。
日程第11、議案第55号から日程第18、議案第62号の8議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
失礼いたします。命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の12ページでございます。
議案第55号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、25万4854円。
2、損害賠償の相手方、奈良県高市郡明日香村●●●番地、●●●●。
3、和解の概要、(1)本件和解金として、25万4854円を相手方に支払う。(2)当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。
次に、13ページでございます。
議案第56号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、21万6171円。
2、損害賠償の相手方、奈良県奈良市●●●番地、●●●●。
3、和解の概要、(1)本件和解金として、21万6171円を相手方に支払う。(2)当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。
14ページでございます。
議案第57号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、7万6786円。
2、損害賠償の相手方、宇陀市榛原区●●●番地、●●●●。
3、和解の概要、(1)本件和解金として、7万6786円を相手方に支払う。(2)当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。
次に15ページでございます。
議案第58号、平成20年度辺地総合整備計画の変更について。
平成20年度辺地総合整備計画の変更について、別冊のとおり辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置に関する法律(昭和37年法律第88号)第3条第5項の規定で準用する同条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に16ページでございます。
議案第59号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について
宇陀市の公の施設に係る指定管理者の指定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
公の施設名、長峯集会所。
公の施設の所在地、宇陀市榛原区長峯784番地の24。
指定管理者、宇陀市榛原区長峯787番地、長峯自治会長峯東垣内。
指定の期間、平成20年7月1日から平成23年3月31日まで。
次に1枚めくっていただきまして、17ページでございます。
議案第60号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について。
宇陀市の公の施設に係る指定管理者の指定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
公の施設名、桧牧集会所。
公の施設の所在地、宇陀市榛原区桧牧2124番地の1。
指定管理者、宇陀市榛原区桧牧2159番地、桧牧自治会高倉垣内。
指定の期間、平成20年7月1日から平成23年3月31日まで。
次に、18ページでございます。
議案第61号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について。
宇陀市の公の施設に係る指定管理者の指定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
公の施設名、宇陀市松山地区まちなみギャラリー。
公の施設の所在地、宇陀市大宇陀区上1994番地。
指定管理者、奈良市西御門町13番地の4、地域づくり支援機構。
指定の期間、平成20年7月1日から平成23年3月31日まで。
次に、19ページでございます。
議案第62号、奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更について。
奈良県後期高齢者医療広域連合規約(平成19年3月10日奈良県指令市町村第1118号)の変更について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第291条の3第1項の規定に基づき、奈良県後期高齢者医療広域連合規約を変更したいので同条第291条の11の規定により議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
条文の朗読は省略させていただきます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提案理由、理事者から求めます前に、17番、竹内幹郎議員から午後1時から2時まで欠席届が出ておりますのでご報告申し上げます。
それでは、理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第55号から議案第62号までの8議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
損害賠償を定め和解することの3議案につきましては、日ごろより交通マナーを遵守し、事故の防止を徹底しているところでございますが、今回、3件の事故が連続して発生し、まことに申しわけなく思っておる次第でございます。
早速4月25日、事故処理検討委員会を開催いたしまして、所属長及び本人を呼び出し、注意を喚起するとともに、同日付で全職員に対し文書で注意力と緊張感を持って職務を遂行するように徹底したところでありますことを申し添えしておきます。
まず議案第55号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
4月18日、午後3時ごろ、農地・水・環境保全対策事業説明会に出席した農林商工部農林課職員が運転する公用車が桜井市田中町●●番地附近において、同じ用務で出席した相手方である明日香村の公用車と出会い頭に衝突したもので、相手方と和解し損害賠償額25万4854円を支払うものであります。
なお、損害賠償金につきましては、全国町村会総合賠償補償保険で補てんされる予定でございます。
次に、議案第56号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
4月20日正午ごろ、室生区の、宇陀市室生山上公園芸術の森ビジターセンター駐車場内において、総務部企画課職員が公用車を方向転換させるため後退させていたところ、通路を挟んで反対側の駐車場区画に駐車していた相手方自動車の後部右側に追突したもので、相手方と和解し、損害賠償額21万6171円を支払うものでございます。
なお、この賠償金ついても、全国町村会総合賠償補償保険で補てんされる予定でございます。
次に、議案第57号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
4月22日午後3時ごろ、宇陀市役所駐車場内において都市整備部都市計画課職員が公用車であるトラックを駐車しようとしたところ、駐車していた相手方自動車の後部左側に接触したもので、相手方と和解し、損害賠償額7万6786円を支払うものでございます。
なお、この賠償金についても、全国町村会総合賠償補償保険で補てんされる予定でございます。
次に、議案第58号、平成20年度辺地総合整備計画の変更についてであります。
平成18年度に策定した辺地総合整備計画に一部事業年度及び事業日等に変更が生じたことに伴うものでございます。
まず、赤埴辺地についてはそれぞれの事業の見直しなどによるもので、赤埴カトラ線の林道開設事業年度を平成19年度から平成23年度までを、平成20年度から平成24年度までに変更し、事業費を2億3500万9000円とすること。室生ダム開路線の林道舗装工事事業年度を平成20年度から平成22年度までを、平成21年度から平成23年度までに変更すること。高井室生線の市道改良舗装事業年度を平成19年度を平成19年度と平成20年度の2カ年とし、事業費を1221万5000円とし、うち220万5000円は平成19年度において施工しております。
次に、小原辺地については、当該事業の緊急性等にかんがみ、小原・小倉線の市道開設事業年度を平成20年度から平成22年度までから、平成21年度から平成23年度までに変更するものであります。
深野辺地につきましては、合併時深野地区から要望があり、近隣地区や名阪国道など、交通の要所であることや、地域独自の活動などにより、交流人口が増加しており、今後の地域づくりのためのインフラ整備として携帯電話の不感地を解消するため、携帯電話のアンテナである簡易型移動通信用鉄塔の設置事業を追加するものであります。不感地解消事業につきましては、あくまでも、携帯電話事業者との調整が整って初めて事業実施が可能となりますことを申し添えしておきます。
次に、議案第59号及び議案第60号、宇陀市の公の施設の指定管理の指定についてであります。
宇陀市生涯学習施設である長峯集会所と桧牧集会所に係る指定管理の指定について、協議が整ったことから、長峯集会所については長峯自治会長峯東垣内を、桧牧集会所については桧牧自治会高倉垣内を指定するため提案するものでございます。なお、指定管理者として施設の管理運営を行う機関は、二つの集会所とも平成20年7月1日から平成23年3月31日まででございます。
次に、議案第61号、宇陀市の公の施設の指定管理の指定についてであります。
本件は大宇陀区にある松山地区まちなみギャラリーに係る指定管理の指定について、地域づくり支援機構を指定するため提案するものであります。
松山地区まちなみギャラリーは、旧大宇陀町において松山地区まちなみ環境整備事業により地域コミュニティの育成と地域住民と来訪者との交流を促進するため、平成16年9月27日に設置されたもので、指定管理者制度を導入することで効果的かつ効率的に施設の管理運営を行い、松山地区の拠点施設として、サービスの向上と地域の活性化、振興を図ることとするものでございます。
指定管理者の指定に当たっては、宇陀市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例により公募したところ、2件の応募があり管理運営における提案がすぐれていたことと、過去3年間、大宇陀における活動実績を評価し、地域づくり支援機構が最適な団体であるとして、指定管理者選考委員会において選定し、この施設を効果的かつ効率的に管理運営できるものとして提案申し上げるものでございます。
なお、指定管理者として施設の管理運営を行う期間は、平成20年7月1日から平成23年3月31日まででございます。
最後に、議案第62号、奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更についてであります。
ご承知のとおり、本年の4月1日から後期高齢者医療制度が施行されていますが、昨今、この制度に対する被保険者や県民の注目が高まっているところであります。本件の規約の変更につきましては、平成19年3月10日に設置されたこの制度の実施主体である奈良県後期高齢者医療広域連合の執行機関の運営体制を強化・充実させるとともに、適切かつ円滑な運営と的確な対応を図るため、市町村長が兼務している副広域連合会長2人に、常時、広域連合の運営に専念する副広域連合会長1人を新たに置き、副広域連合会長3人とすること、その他、その選任の方法等について、所要の変更を行うことについて、地方自治法第291条の3の規定により、協議を求められているものでございます。以上8議案の提案理由の説明でありまして、ご審議のほど、よろしくお願いする次第でございます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより議案ごとに質疑に入ります。
初めに、議案第55号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
18番、泉岡議員。
18番(泉岡 正昭君)
この損害賠償の額につきましては、全国町村会保険より出すということでご説明を受けましたが、走行中の事故でございますので、当方に人身事故があったかないか、それをお聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
ただいまのご質問でございますが、物損事故でありまして、人身事故ではございませんでした。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかに質問はございませんか。
1番、井谷議員。
1番(井谷 憲司君)
先ほど、副市長の説明の中で、4月25日ですかね、喚起を促すということでお話がございましたけれども、これちょっと3件続いているわけですけれども、1回、最初の事故というか、事故が起こったときに全庁舎というか、全庁おいて、こういう事故があったと。名前は構わないと思うんですけど、こういうことがあったので注意を促していくという、そういうようなことは書面等々でそういう通達というのか、喚起はどういう方法でされておりますでしょうか。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ただいまのご質問でございます。今の市の体制といたしましては、事故があった場合、所属長とその当人とともにその日に一応事故報告することになっております。したがいまして、今回の件も、その日に報告を受けております。
議長(玉岡 武君)
1番、井谷議員。
1番(井谷 憲司君)
それとともに、それ以外の部に、今回、このような事故があったので、くれぐれも気をつけるようにということではございますでしょうか。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
こういう状況の中で、3件連続して起こりました。これも職員の不注意であったと思います。その都度、報告があったときに本人に重々注意を喚起をしておるところでございます。そういうことの中で3件も連続して発生いたしましたので、4月25日に緊急に事故検討委員会、それの対策のために、検討会を持ったところでございます。そういう中で、各部長が構成員でございますので、各部長から各部署の職員に徹底するように指示もしております。それを担保するために、文書でも注意喚起をしておるところでございます。
議長(玉岡 武君)
1番、井谷議員。
1番(井谷 憲司君)
多分、最後になると思います。
認識違ったらあれなんですけど、今の話でいくと、3回目の事故が起こった後にそういうことをされていると思うんですけども、その1回、1回の事故が起こったときに、今回このような事故があったということで、全部署に対してそういう勧告というのは、もしかしてされてないのかなと思うんですが、やはり、1回事故が起こったときに、その後、どうしても事故というのは、被害事故もありますので、こっちが注意しているだけで事故がゼロになるということはないと思うんですが、やはり加害に関しては、何とか自分の注意で防げるものでもありますので、やはり1回起こったときに、こういうことがあったのでということで、また緊張感を持って気を引き締めていくということが大事だと思いますので、今後、くれぐれもまた気をつけていただきたいというふうに思います。以上です。
議長(玉岡 武君)
答弁はいいんですか。答弁、求めますか。
1番(井谷 憲司君)
今後も、1回、1回でされるかどうかということを。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ただいまの質問に対しまして回答させていただきます。
交通事故につきましては、毎月、部長会がございます。その席で、僕の方から、毎回、毎回、マナーを守って、そして飲酒運転は絶対するなというような指示を出しておりますので、そういう経過もございまして、事故が起こるたびに、そういう検討委員会はしておらなかったわけでございまして、このような3回も連続いたしましたので、急遽、そういうような事故検討委員会を持たせていただいたところでございます。
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
タイミングがずれまして、どうも失礼します。
朝の予算との関連でご質問、どちらでしようかなということで、ちょっと考えておりましたけども、今回、3件の事故で総額145万9000円ですか、加害者に支払う部分と、それから修理費ということで、宇陀市の公用車を修理する分とで145万9000円という支出が見込まれておるというふうに理解しておりますねんけども、それでいいのかどうかということが一つと、それから、ここで述べられております、財団法人全国自治協会自動車損害共済の共済金制度を利用されているということでございますけども、これの年間の掛金といいますか、これに加入するに当たっての掛金の部分と、これから今回にしたら1事故におきまして、3件伴いまして、
議長(玉岡 武君)
上田議員に申し上げます。
先ほど質疑終結いたしまして、異議を申し入れあったらという発言を求めたんですが、次の質疑のときに、同じ質問になりますので、お尋ねいただいたらと思う、それでいいですか。
2番(上田 徳君)
わかりました。
議長(玉岡 武君)
それでは、本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第55号、損害賠償の額を定め和解することについては、原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第56号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
どうも失礼をいたしました。
先ほどの案件につきましても、特段、反対ではございませんけども、質疑が終結しておらないという位置づけで失礼をいたしました。
その上で、先ほど申し上げましたとおり、予算の上で145万9000円というものが今回、この事故において補正を組まれておるということでございまして、先ほど申し上げました全国自治体の保険ですね、保険適用におきまして、年間多分、経費と思いますけども、どれほどかけられておって、そして、今回の事故において加害者としての責任はありますから、91万1000円はこれは多分、自治体保険の内容がちょっと私も理解し切れておりませんので、どの程度まで、例えばこの91万1000円の100%が、多分、歳入で見込まれておると思いますので、保険の方で出ると思いますけども、その部分ですね、年間の掛金と含めて、どのような制度の中でこの公用車に対する事故の補償というものを考えておられるのか、ひとつお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
今回の補正を行いました145万8000円というふうな内訳でございますけれども、公用車の事故対物の共済金として当方の過失における部分としての払い込みが収入として54万7811円、それから公用車の事故の車両共済金として75万5538円、これらはすべて先ほど申し上げました共済からの収入として充てる部分でございます。それから、相手保険からの事故の賠償金が10万2000円という形で予算組みしております。その他としまして、大宇陀区の下片岡の集会所の落雷の補てん、これが共済金でおりてきますので、それらあわせて145万8000円という金額になっております。
それと平成20年におきます公用車の共済の掛金の総額をお尋ねでございますけれども、総額で642万4000円、この額を共済金としてお支払いをしております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
建物も車も同じ保険の中の扱いという中での処理をされているというふうに理解をしてよろしいんでしょうかというのが一つと、それから、今回3件は続いて起こっておるということで、非常に扱いも皆さん方、非常に苦慮されておると思うんですけども、実際、この保険金の総額との見合いの中で、掛けとくのが得なのか、1事故に対して支払っていくのが得なのか、当然、掛けない方がいいわけですけども、それは公務員の皆さん方は、職員の皆さん方の意識が非常に高くなければそういうことが非常に怖いわけでございまして、裏側に保険があるからというふうなものがあれば、これは非常に難しい話だと思います。そこら辺の認識ですね、車両保険の掛かり方っていうんですかな。私たちもやはり、自家用車の運転する場合、任意保険も、それから法的な賠償保険もすべて加入しておるわけですけども、ここら辺で、任意保険という位置づけの中で、自治体の財政の見地から、決して従業員の皆さんに必要以上のプレッシャーをかけるつもりはありませんけれども、使用台数とそれから実情に合わせた、やはり事故が少なくなればそれだけ掛け率も低くなってくると、こういうように思いますし、当然、当該年度、20年度にこういった事故が多く発生すれば、21年度の掛金に及ぼしてくるのかどうか、そこら辺も含めて、もう一度、お答えをお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
今の掛金の関係でございます。全国町村会に対して行政の保有する財産ということで公用車それと財産であります建物、これらの災害に対する共済という形での掛金の支払いを行っています。これらについて、同じ行政の運営をするというふうなことで、全国町村がそういう共済制度を起こしております。そういった中での運営をされているということで、ご理解をいただきたいと思いますし、これが事故率が低くなれば、それだけ掛金が安くなるという、そういった状況にもなってきますので、他のところでその都度掛けるというふうな状況にもなりませんので、これら制度に宇陀市としても加入しているということでご理解をいただけたらと、こう思います。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
どうも、ご答弁ありがとうございました。お聞きしますと、やはり事故が発生すれば過年度に対する負担というものが多少なりとも投下してくるという、今、ご答弁でもございますので、これはやっぱりしっかりと行政として取り組んでいただきまして、事故が極力少なくなることをお願いをいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
私、以前から、車の集中管理ということで、何度となく質問をさせていただいているわけでございますけれども、当然、車の保有台数がふえることによって、事故というものは、ふえてくるだろうと思います。そういうことも考えますと、当然、4つの町村が合併して、むだな車というものもあろうかと思うんです。そういうのを見直す、そして一括管理をすることによって、再度再度警告をしながら、事故のないような車の運転をしていただきたいということを、要するにそういうことを管理者が言うと。そのことによって、私は経費、ガソリンの高騰する中で経費のむだ遣いというものも、そこで見直されるんじゃないかと、そういうことを考えますと、ひとつ以前から言っております集中管理システムをなおさら促進していただいて、むだのないような、事故が少なくなるような考え方をしていただけるようにお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
お答えを申し上げます。合併時4つの町村が合併するということで、車の保有についても十分その検討を加えてきました。確かに、台数等も過分に持っているというふうな状況でございまして、この間に、合併後、13台の減少がなってきたところでございます。今現在、宇陀市としては20年3月31日現在で214台の公用車の保有をしております。
それと、集中管理につきましては、市のコンピュータシステムのグループウエアを使いまして、集中の管理、使用の管理等を行っており、有効に効率的にその管理を果たしてきております。今後、年次、古いものあるいは車検のタイミングをねらいながら、台数の削減も努めていきたいと、こう考えているわけですけれども、現状としては、合併前から各町村が新車の乗りかえということが手控えられてきまして、かなりの台数が高年齢化しているという状況でございます。そういった状況の中で、順次、また入れかえも必要になってくる場面もあろうかと思いますけれども、できるだけ極力台数を抑えていくというところで、進めていきたいと、こう考えます。
議長(玉岡 武君)
これをもって質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第56号、損害賠償の額を定め和解することについては原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第57号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
皆さんからの質問も出ましたですけども、私の方からは、一応、農林商工部1台、企画部1台、都市計画課の方から1台という形で、今回、事故に遭われているわけでございますが、この間、修理されますときに、いろいろ仕事上の車が利用できないという時期があったのではないかと思うわけでございますが、その辺に対する仕事に対する能率、その辺どうだったのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。影響があったのかと。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
確かに多少なりとも影響はあったと、こう、認めざるを得ないと思います。修理に要する日数でございますが、ある種、台数的には他の部署からのやりくりと、こういうことも考えましたし、代車対応ということも考えておりましたので、多少ということでのご理解でお願いします。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
これをもって質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ご異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することについて、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第57号、損害賠償の額を定め和解することについては、原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第58号、平成20年度辺地総合整備計画の変更についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
今回の総合整備計画の変更なんですけども、現在、実施されている工事につきましては、工事費、事業費の変更等でございます。また、計画はされておりますけども、なかなか着工されずに年度別事業費の変更というような部分がございますし、また、地元の要望を酌んでいただきまして、今回、総合整備計画に採択していただくと、これはまた、地域の人間にとっては非常にありがたいことでございます。
そこで、実施されている部分はそのまま順調にやっていただきたいと思うんですけども、まだ未着工の部分につきましては、年度別事業費の実施、事業費の変更ということで、再度の変更になっているんじゃないかなと思うんですけども、実際の実施に向けての行政の取り組みをお聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
まず、私の方で辺地の分で、林道カトラ線、これは実施中でございます。林道舗装室生ダム開路線につきましては、旧榛原町の時代から要望を上げておりますねんけども、まず林道カトラ線が完了するまで現実的にはこの部分については、着工がまだできないという部分でございます。下の市道高井室生線につきましては、これは建設課の方で今現在、去年度から実施をしていただいております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
建設課。
土木部長(南 幸男君)
高井室生線につきましては19年度で測量を終わりまして、平成20年度今年度事業実施をすべく、今、準備を進めております。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
市道小原小倉線なんですけども、これ、もう再三にわたっての年度の変更になっておろうかと思うんですけども、実施に向けての進捗なり問題点があるならば問題点、どのような計画なのかというふうなことをお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
小倉小原線につきましては、財政事情等も考慮しながら進めるべく時期が来れば進めていきたいというふうな考えでおります。現在につきましては、辺地だけじゃなしに、ほかの補助事業等を含めた中で、新規事業を進められる時期がきましたら進めていきたいというような方向で考えております。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
これにつきましては再度の期間の変更かと思います。時期が来ればという漠然とした中でというふうなことになると、地元住民としてはなかなかつらいものがあろうかと思います。実際、財政的な苦しみというのを十分わかっておりますが、現実、着工に向けての取り組みをしていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
それでは、6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
ちょっと教えてほしいねんけど、この簡易移動通信ということは、携帯電話の鉄塔やと思うんですけども、これは携帯電話の事業主側が鉄塔を建てるんじゃないんですか。自治体も負担要りますのか、これは。NTT含めて。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
大澤議員のご質問にお答えします。総合整備の計画書をごらんいただきたいと、こう思います。事業費3000万円ということで、特定財源が1900万円、一般財源1100万円、それから辺地債が1100万円ということでございます。この内訳の中で、特定財源の1500万円が国費の補助となっています。400万円が事業者ということで、NTT等の事業者がお金を持ち出してくるというふうな形でございます。これによって、事業者の意向といいますか、計画、それから、当該の地域の電波事情等々も考慮に入れながら事業化していくかどうかというふうなところの決定になっていくと、こう思います。宇陀市としましても、この地域から携帯電話の不感地であるというふうなことの要望を受けて、これら事業者に対して、プッシュ、やっていける計画をぜひ行ってくれというふうなところで、押していける状況をつくりたいということで、今回、この計画の中へ盛り込んだと、こういうことでございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
たくさん、会社はともかくとしても、A会社、B会社いろいろあると思うんですけど、鉄塔を建てておると思うんですけども、これほかの、自治体が負担金ゼロというような鉄塔はないんですか。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
答弁が、大澤議員、今、確定されてないようですので、後ほどの答弁でご了解得られるなら、調べて調査の結果ということでいかがですか。
6番(大澤 正昭君)
わかっておる部分で結構やし、わからなかったら後で結構ですよ。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事、どうですか。
総務部参事(菊岡 千秋君)
携帯電話の計画的な普及ということで、事業者が自主自前で採算性を持って自分の力で建てていくというふうなところがございます。それに漏れてきているというふうなところが、今、現状残されている地域ということになってきます。それらに対して、やはり、自治体もぜひ設置してくれというふうな要望の中では、自治体の一部費用負担というのが見込まれるところも出てきます。
議長(玉岡 武君)
大澤議員、答弁それでよろしいか。
6番(大澤 正昭君)
結構です。
これ、私は事業者が負担するべきものではないのかと、また、この深野という地域は名張を、深野の地域へ行かせてもらったら名張市がよく見えるんですよ。電波って、私、全然わかってませんねんけど、まっすぐ行くのか、くねくね行きよるのかわからんねんけどもね。自治体が負担をしてここが十分に携帯電話が使えて、便利なことになればええわけですけども、事業者の負担率はどうなん、自治体はどうなんということで聞かせてもらっただけで、それで結構ですよ。
議長(玉岡 武君)
答弁はいいですね。
6番(大澤 正昭君)
名張なんか、
議長(玉岡 武君)
起立して、もう3回目ですので、特別認めますけど。
6番(大澤 正昭君)
すぐ目の前に名張市があるわけやねんけど、そういうのは電波って勝手に来よると思うねんけど、あかんのかな。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
確かに、現地の方で、東海からの電波を受けているというふうな状況もあるということでございます。それらに基づいて、事業者、NTT等が状況調査をして、ぜひ必要かどうかの判定も行っていくということになりますので、これら計画に入れてもなかなか事業者が承知してくれるかどうかというところには、まだ、もう少し疑問が残される部分がございます。
議長(玉岡 武君)
これをもって質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第58号、平成20年度辺地総合整備計画の変更については、原案どおり可決することに決しました。
次に、議案第59号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第59号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第60号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案については、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第60号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第61号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ここのギャラリーというのは、観光を目的とした建物でございまして、こうして指定管理に決められたことは非常に喜ばしいことでございますが、指定を受けた20年7月1日から23年の3月31日までと、指定の期間をうたっておりますが、この間にトラブルが生じて解約になるとか、また、そのときの契約に対して、どのように契約したかの資料を、各議員に配付をお願いいたしたいというので、よろしくお計らい願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
臺所教育委員会参事。
教育委員会事務局参事(臺所 直幸君)
ただいま泉岡議員からのご質問は、契約がなされた後の、その契約書の方を配付されたいというご質問だというふうにお受けとめさせていただくんですけれども、まずは、本指定管理につきまして、議会の議決をいただく、そしてその議決をいただいた後は、今回お願いしております地域づくり支援機構との間に協定書を交わすというふうになっております。そして、また、その協定書におきましては、指定の期間やあるいは指定管理をするについての具体的な条項というのを定めていくわけでございますけれども、お尋ねいただいておりますのが、その契約書の方を配付されたいということでございますので、それにつきましては、ご議決いただいた後ということでご了承賜りたいというふうに思います。
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
僕の言うのは、このギャラリーも一応、民間に委託したことがございます。それが途中解約になっていますので、そういう疑点もございますので、大宇陀の温泉の指定管理のときでしたら、契約がどうなって、契約を途中で解約したら何%でも補償金をいただくとか、こういう確約をもらっておるわけですわね。やはり、これは観光を目的の施設でございますので、やはり、絵画の盗難補償とか、また、時間がどうとか、いろいろなことを生じて、議会議員なら議会議員に、これは話が違うやないか、どうやこうやとなって問われた場合でも、やっぱり議員として何もわからなかったや、わからないでは済まないと思いますので、新たにこの契約したときの写しを議会議員の全員に配付をお願いしたいと、こういうことでございます。
議長(玉岡 武君)
資料の配付、契約書の配付、申し出ておりますが、できますか、後日。後日で結構です。後日でいいですか、泉岡議員。
ほかにございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
今回、指定管理を受けられます奈良市西御門町のまちづくり支援機構、この団体について、前の項の分につきましては、それぞれの自治会さんということでそれなりの理解が示せるわけでございますけども、この指定管理者について、地域づくり支援機構というのが、どういったことをされておって、これがまた宇陀市の中で、このまちなみギャラリーを管理していただくにふさわしいと決定づけられた、それらの要因ですか、そのようなものがあれば、それを聞かせていただきたいと、このように思います。
議長(玉岡 武君)
臺所教育委員会参事。
教育委員会事務局参事(臺所 直幸君)
ただいまの上田議員のご質問にお答えいたします。まず、今回、松山地区まちなみギャラリーの指定管理につきましては、公募式によります指定管理者の募集を行わせていただきました。その結果、2団体の応募がございまして、そして、その2団体につきまして、さきにこの公募におきます指定管理者の指定に対しては、選定委員会を設置して、そして選定委員会において選定していくというふうな条例に規定がなされておりますので、その選定委員会を設置し、そして選定を行ってきたところでございます。
その選定を行うに当たりましては、まず、選定の基本といたしまして、1番目には施設の使用に関して、使用者の平等利用を確保できるものであること、2番目には施設の設置目的に照らして、その管理及び運営を効率的かつ効果的に行うことができるものであること、3番目には施設の管理及び運営を的確に遂行するに足りる人的能力及び財産能力を有するものであることと、この3点を基本といたしました。
そして応募者からは、まず書類といたしましては、活動実績のわかるものといたしまして、その団体の事業報告書や事業収支決算書、また団体の貸借対照表あるいは財産目録などを提出させ、また、もう1点としましては、今回、指定管理をさせる、まちなみギャラリーをどのように使っていくかということを示すものとしては、施設の管理運営業務の計画書及び収支計画書並びにその団体が自主事業を行うに当たっての自主事業の企画書、計画書などの提出を求めまして、そしてこれらについて、この選定委員会で具体的な採点項目を定めました。その採点項目といたしましては、1番目には信頼性について、2番目には資金力について、3番目には管理運営業務計画について、4番目には収支計画について、5番目には実施事業について、そして6番目には公共性への配慮についてと、こういった6項目を定めまして、各選定委員が5段階方式によります採点を行いまして、そしてその集計結果によりますところの獲得点数の多いもの、また個々の委員の選定に当たっての最高得点といった、そういったことを材料といたしまして、まずその応募者からの提出のあった書類の審査、そして、応募のありました団体を呼びましての面談、ヒアリングを行うところの審査という、こういったことを行いまして、選定を行ってまいったところです。そういったところで、今回、地域づくり支援機構という団体が、採点の結果、上位の得点を占められたということで、選定委員会として、その地域づくり支援機構をまちなみギャラリーの指定管理者とすることが決定されまして、市長に報告のあったところでございます。
そういったところで、本日、議会に提案させていただいたというところでございます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
ご説明いただきましたことは、よくわかるわけでございますけども、実情として、二者の申し出があって、二者択一の中で選ばれたのかなというふうなことと、それから、こちらからのメニューに対してどういうふうな回答があったのか、それと、こちら側の選定委員会の評価としてどうであったかというふうなことで選定をされているというふうに感じましたけども、決して、皆さん方、当然、まちなみギャラリーが今後発展させていくための手法として指定管理者制度を導入されて、そして運営をされるよということでございますので、その上で、今のご報告の中で、私が感じたことは、もう少し、地域づくり支援機構というものの中身を私は知りたかったわけでございますけども、それは、今の回答をお聞きしますと、選んだ基準がこうであった中にこうであったということで、何か、地域づくり支援機構が何をもってここでやってくれるのかというようなものが、ちょっと私は理解することが少し不安かなと、このように思いました。
もし先ほどの説明の中にございました企画書の一端の中で、あのまちなみギャラリーをどういうふうな形で活性化してくださるというふうな思いの一端が、今、手元の資料の中にございましたらお教え願いたいし、もし、ないのであれば、後日でも結構ですから、このまちなみ支援機構が宇陀市のまちなみギャラリーに対する思いというものがあればいただきたい、このように思いますけども、どうでしょうか。
議長(玉岡 武君)
臺所教育委員会参事。
教育委員会事務局参事(臺所 直幸君)
申しわけございません。お尋ねのありました地域づくり支援機構についてのご答弁が漏れました、申しわけございません。改めまして、地域づくり支援機構という団体についてでございますけれども、この団体につきましては、奈良県立大学の村田武一郎教授が理事長を務めております団体でありまして、この団体の豊富な知識、ノウハウ、また人的ネットワークを使いまして、奈良県の各地域におきますところの地域づくりを支援するといったことを目的に、本年4月に設立されたという団体でございます。
宇陀市のかかわりといたしましては、この団体の設立前から、合併前の大宇陀町におきまして、平成17年度では農林業活性化推進構想の作成、また平成18年度では大宇陀区におきまして工房ワークショップ大宇陀の里を楽しもうといったイベントを開催、さらに19年度では、大宇陀工房街道ツアーといったイベントも開催されているといった実績がございます。
今回、まちなみギャラリーの指定管理者として応募をなされるにおきましては、このギャラリーを使って行う運営計画といたしましては、一つ目には、年間を通して展示物、ギャラリーには2階に展示室がございますので、展示室を活用しての作品展示を募集し、そしてその展示を行っていくということや、2点目には、ギャラリーを活用して文化教室や文化振興イベントなど、いわゆる文化の交流と向上を図る事業を行う。3点目には大宇陀区松山にございます、その関係から、大宇陀にこだわった素材を用いた喫茶サービスを行っていく、4点目には大宇陀松山をスケッチしたポストカードあるいはイラストマップといった、こういった物品の販売を行っていくといったことが計画として挙げられております。
議長(玉岡 武君)
最後です。上田徳議員。
2番(上田 徳君)
機構の中に村田武一郎先生がおられるということがお聞きしまして、私も昨年19年度ですけども、県の総務課が実施しております新世紀まほろば塾の、この塾の中でも村田先生、講師に来てくださって、地域づくりの何たるかをご教授をいただいたところでございます。ひとつ、このまちなみギャラリーの指定管理をしていただく責任者の方にそういった先生がおられるということであれば、ぜひとも、こういった宇陀市全般にかけての部分にも、ひとつ、教育委員会の中でご参考になるような意見をいただかれまして、さらなる活性化に向けての取り組みにしていただければと思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
答弁要りますか。
2番(上田 徳君)
要りません。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決に入ります。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第61号宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第62号、奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑はないようでございます。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案については、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第62号、奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更については、原案のとおり可決することに決しました。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして、日程第19、諮問第4号から日程第20、諮問第5号まで人事案件2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは、命によりまして議案書の朗読をいたします。
議案書の21ページでございます。
諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、人権擁護委員の候補者として次の者を推薦したいので、人権擁護委員法(昭和22年法律第139号)第6条第3項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年6月17日提出。宇陀市長、前田禎郎。
住所、氏名、生年月日。
次に22ページ、諮問第5号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。これは先ほどの諮問第4号と同一案件につきまして、朗読は省略させていただきます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
人事案件でございますので、私から説明をさせていただきたいと思います。
諮問第4号の人権擁護委員の推薦について意見を求めることについて。人権擁護委員の推薦につき、意見を求めることについて、人権擁護委員の候補者として次の者を推薦したいので人権擁護委員法第6条第3項の規定によって議会の意見を求める。
申し上げたいと思います。第1件目は、住所、宇陀市榛原区栗谷23番地の2、森岡秀伍、優秀の「秀」と「かず」というのは、にんべんに五、横に五を書いた「しゅうご」というんですか、「ひでかず」です。生年月日が、昭和13年11月8日、69歳でございます。この方は、当初、選任が平成14年の6月に選任をされておりまして、今回、3回目でございます。議会のご意見をお聞きをして人権擁護委員としての候補者として推薦をいたしたいと思いますので、ご意見を承りたいとこのように思います。
諮問の第5号につきまして申し上げます。住所は宇陀市室生区向渕731番地の2、野田佐十郎、佐十郎ですね。生年月日が昭和21年の10月10日、61歳でございます。この方は、当初、選任が平成17年の10月1日でございましたので、今回、2回目の方でございまして、同じく議会の皆様方のご意見を聞いて、人権擁護委員の候補者として推薦をしたいと考えておりますので、ご意見を承りたいと思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
初めに、諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての意見を受け付けいたします。
意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
意見がないようです。
これをもって意見の受付を終結します。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第3号について、適任と答申することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、適任と答申することに決しました。
次に、諮問第5号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、意見を受け付けいたします。
意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
意見がないようです。
これをもって意見の受付を終結します。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第5号について、適任と答申することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第5号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、適任と答申することに決しました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は25日午前10時から行います。また、25日は一般質問の日程となっておりますので、格段のご協力をお願いいたします。
本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでございました。