本文
日程 |
内容 |
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日程第1 |
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市立病院の経営健全化の取り組みについて病院事業管理者の選定について |
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市公園の管理及び室生山上公園の管理について |
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日程第2 |
議案第38号 宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について |
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日程第3 |
議案第39号 宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について |
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日程第4 |
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日程第5 |
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日程第6 |
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日程第7 |
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日程第8 |
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日程第9 |
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日程第10 |
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日程第11 |
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日程第12 |
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日程第13 |
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日程第14 |
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日程第15 |
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日程第16 |
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日程第17 |
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日程第18 |
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日程第19 |
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日程第20 |
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日程第21 |
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日程第22 |
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日程第23 |
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日程第24 |
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日程第25 |
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日程第26 |
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日程第27 |
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日程第28 |
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日程第29 |
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日程第30 |
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日程第31 |
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日程第32 |
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日程第33 |
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日程第34 |
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日程第35 |
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日程第36 |
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日程第37 |
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日程第38 |
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日程第39 |
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日程第40 |
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日程第41 |
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日程第42 |
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日程第43 |
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日程第44 |
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日程第45 |
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
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1番 |
日樫 数隆 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
枡宇 義彦 |
4番 |
山本 良治 |
5番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
田村 幹夫 |
7番 |
大澤 正昭 |
8番 |
井戸 本進 |
9番 |
田中 章生 |
10番 |
野田 雄三 |
11番 |
中山 一夫 |
12番 |
岩本 忠士 |
13番 |
稲森 均 |
14番 |
山本 晴夫 |
15番 |
多田 與四朗 |
16番 |
山本 繁博 |
17番 |
古宮 光子 |
18番 |
染田 繁治 |
19番 |
森下 裕次 |
20番 |
坂本 徹矢 |
21番 |
森井 文雄 |
22番 |
木戸 正 |
23番 |
奥井 昭則 |
24番 |
河井 俊司 |
25番 |
山本 新悟 |
26番 |
辻谷 禎夫 |
27番 |
油谷 紀興 |
28番 |
高橋 重明 |
29番 |
中尾 廣一 |
30番 |
松田 昭 |
31番 |
殿垣内 高明 |
32番 |
福角 治郎 |
33番 |
片石内 蔵吉 |
34番 |
畑山 太良 |
35番 |
土井 英治 |
36番 |
好村 豊司 |
37番 |
山根 三千雄 |
38番 |
竹内 幹郎 |
39番 |
打越 正 |
40番 |
泉岡 正昭 |
41番 |
辰井 嵩 |
42番 |
亀井 雅之 |
44番 |
大西 進 |
45番 |
内田 治恒 |
46番 |
松井 久光 |
47番 |
山中 忠宣 |
48番 |
玉岡 武 |
49番 |
小林 一三 |
50番 |
柏木 弘次 |
51番 |
広沢 和夫 |
52番 |
梅澤 巌 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
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市長 |
前田 禎郎 |
教育長 |
岸岡 寛式 |
総務部長 |
桐久保 隆久 |
財務部長 |
山本 高司 |
企画調整部長 |
菊岡 千秋 |
市民環境部長 |
高橋 博和 |
健康福祉部長 |
松村 光哲 |
農林商工部長 |
山本 普志雄 |
都市整備部長 |
福島 忠昭 |
土木部長 |
南 幸男 |
教育委員会事務局長 |
中田 進 |
農業委員会事務局長 |
山本 栄次 |
水道局長 |
森塚 昇 |
市立病院事務局長 |
新子 恵映 |
保養センター美榛苑所長 |
中尾 辰彦 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長心得 |
桝田 守弘 |
収入役職務代理者次長 |
巽 幹雄 |
総務部次長総務課長事務取扱 |
樋口 保行 |
財務部次長財政課長事務取扱 |
中尾 忠 |
大宇陀地域事務所区次長 |
向田 博 |
菟田野地域事務所区次長 |
辻本 文昭 |
榛原地域事務所区次長 |
奥田 信雄 |
室生地域事務所区次長 |
石本 直近 |
室生地域事務所参事 |
福森 正則 |
榛原地域事務所参事 |
米田 実 |
榛原地域事務所参事 |
前川 亮 |
大宇陀地域教育事務所長 |
宇廻 幸雄 |
菟田野地域教育事務所長 |
辻本 泰巳 |
榛原地域教育事務所長 |
西岡 博文 |
室生地域教育事務所長 |
臺所 直幸 |
議長(広沢 和夫君)
おはようございます。
ただいまの出席議員は51名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
直ちに日程に入ります。
議長(広沢 和夫君)
日程第1、一般質問。
2日目に引き続き、残り5名の方の一般質問を行います。
一般質問の取り扱いについては、ご承知のとおりでありますので、説明は省略いたします。
それでは、順次質問を許可いたします。
2番、上田議員。
おはようございます。2番、上田でございます。
ただいま議長から許可をいただき、発言が許されましたので、質問に入ります。
質問は発言通告書のとおり政策課題に関して2件と行政運営に関して1件の計3点についてお尋ねをしてまいりたいと思います。
質問に入ります前に、さきの市長選挙において、多くの市民の支持をいただかれ、見事初代市長に就任されました前田市長に、住民の方々を代表して、お祝いとお喜びを申し上げます。本当におめでとうございます。新市が発足して、数多くの重大な課題がひしめく中、職員の皆さんとともに力を合わせまして、新たな歴史のきざはしを、着実に市民の先頭に立って力強く邁進していただくことを期待しております。
さて、最初に、新市発足と同時に合併協議会にうたわれています協定内容について、合併後速やかに、あるいは1年以内や3年以内に旧町村間の調整を行う協議の項目に市民の皆様は深い関心と高い見識を持って推移を見守っておられます。合併合意がいろいろな制約の中で、また厳しい状況下の中で大同的に進められ、水準等の詰めの作業には、さきに述べたように、これから順次条例等で整理が進められると考えますが、どのように扱われまして、進めようとされているのか、お尋ねをしてまいりたいと思います。
さらに、どのような会議体を準備されているのか。原則的には本庁の各部が中心となり、企画立案を進められているかと考えられますが、体制的に4地域事務所の実情と経緯を整理するには厳しい状況ではないかと考えます。そこで、区長や地域協議会からの意見を吸収する用意はあるのか、また調整する際の基準となる制度と現行の水準との考え方や、制定のプロセスについてお答えをお願いしたいと思います。
次に、それぞれのプロセスにおきまして、どのように私たちの議会に対して情報の提供がなされようとされているのか。市民の皆様の生活に影響することが多いだけ、会議体から参加をして意見の反映を望みますが、合併協議会等に準じた会議体を構成するお考えはありましょうか。もしなければどのような形で、この定例議会等の前に情報提供の中で意見反映や、あるいは議論を深めた考え方というものをお聞かせ願いたい、このように思います。
次に、2点目でございますが、高度情報化社会に対するまちづくりについて、お尋ねをしてまいりたいと思います。
市長はかねがね、市長選のマニフェストの中でもさまざまな情報の活用を目指した高度情報化通信ネットワークの整備を提唱されております。平成23年、2011年には現在のアナログテレビ放送が終了し、デジタルテレビ放送に移行することが既に承知の事実でございます。私たちの住む宇陀市は、情報通信格差、いわゆるデジタルデバイドが存在する地域でありまして、榛原区の近鉄沿線沿いに発達した住宅団地には民間情報通信会社の先端技術が導入されておりまして顧客獲得にしのぎを削っているのに対しまして、その周辺には既設加入電話回線を使ってのADSL、あるいはもっと遅いIsdnの通信回線だけとなっており、将来にわたり民間が光ファイバーケーブル等の導入をする計画のない地域もあり、IT孤島となっております。そこで、私たちは、今回市長が提唱されております情報通信の高度情報化ネットワーク網の構築に大きな期待を寄せているところであります。また、希望も持っております。惜しみない情報提供と最新技術の提言をさせていただきたい、このように考えております。
奈良県が現在進めております近鉄ケーブルネットワーク及び当該町村との出資によりまして進めてきましたこまどりケーブルによる通信網の整備が急がれるところでございますが、通信網の命とも言うべき通信速度の容量、いわゆる伝送路が、最近の容量に比べ水準が低く、将来を考えると早期な時期に双方向能力がオーバーフローするのではないかと懸念をしておりましたが、さきの常任委員会で、このこまどりケーブルにおいても末端の住民の皆さんまで光ケーブルを敷設する光ファイバーケーブルネットワークを構築する、いわゆるFtth方式を採用いただけるというお話をお聞きいたしました。通常のこまどりケーブルは末端部分がメタルワイヤー使っておりまして、同軸ケーブルとお聞きしておりましたが、このFtthが間違いなく導入されるのか、再度確認をしておきたいと、このように思います。
また、計画では平成19年度からの計画とお聞きし、室生区につきましては、路線の構成上20年以降の計画とお聞きをしております。室生区全域がデジタルデバイド、谷間に属するだけに、一日も早い運用を期待しているところでございます。供用地域に比べ、加入申込者の所期の目標値に速やかに達するのではないかという予想も立てられるわけでございまして、導入計画では室生区は後になっておりますが、地域の大学生の研究レポートの提出ができないんだということで、近隣の友達宅から伝送発信を行ってるというような訴えもお聞きしております。次世代の人が期待する新市まちづくり計画の一端として、将来にわたり活用のできる情報化社会の心臓ともなるべき超高速度大容量通信網の構築をどのように考えておられるのか、お尋ねをしておきたいと、このように思います。
最後になりますけども、既にあらゆるところで論議が行われておりますけれども、一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての質疑も行われ、また常任委員会におきましても十分論議を行っておりますが、再度お尋ねをしておきたい、このように思います。
4町村の住民のほとんどの方々は、歴史と伝統がはぐくんだふるさとの町や村を合併という形で統合されることを快く望んだとは思っておりません。何とか自立の道も望まれ、期待されていたと感じていますが、取り巻く環境の変化、とりわけ経済大国日本として発展を遂げた歴史は、少子高齢化と福祉政策等の充実、さらには社会基盤の整備等の資本投下の要因等によりまして、国はもとより地方の財政は著しく脆弱化したため、財政再建を中心とする行政改革の方針に沿って、新世紀に即した新たなまちづくりに、多くの住民、市民の皆様のご協力と関係者の不屈の努力によりまして新市が誕生したわけでございます。
そこでお尋ねしますが、先ほど協定内容の今後について質問をいたしましたが、合併協議会の最終日に、職員給与についてその水準の提案説明があり、1カ月に1,500万円、年間で約1億8,000万円の負担増になることが報告されました。多くの委員からは質疑があり、一たん休憩を挟んで協議会会長の斡旋案ではございませんが、今日のところはこれとして、4月以降の早い時期に新市の財政に見合った水準として提言していくようなことを約束されまして、委員の同意を確認されました。このことは多くの旧町村の議員の皆様が2号委員を務めていただきましたので、よくご承知のことと拝察いたします。今回の人事院勧告によるものは現給保障がされておりますので、合併と同時に新たな水準に昇給したままで、月1,500万円、年1億8,000万円の負担増が果たして市民の皆様の合意形成が果たされるのか。今後どのような手法と制度を用いまして、いつの頃の時期に市民の皆様が期待と納得のできる新市の財政に見合った水準に改定をされていくのかお尋ねをいたします。
退職者や採用抑制による10年での自然減を期待したものではなく、行政運営をどのように展開されまして、計画されていくのか、実際には御所市のように賃金カットを視野に入れた対策をお持ちなのか、ご回答をお願いしたいと思います。
また、今回の改定によりまして、水準の一元化という中で、一般職員のベース算定と雇用形態で弱い立場の臨時職員の皆さん、あるいは嘱託職員、パート職員といった職員の時給は平均値算入で実質下降修正をされていると聞いております。分掌、分権では大きな違いがあり、同じ尺度で測ることは困難かもしれませんが、市民の負担率からかんがみますと、今回は正職員と同じ土俵で算定すべきと考えますが、いかなる考えで区別をされたのかもお尋ねをいたしまして、以上、私の壇上からの1回目の質問を終わりたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
上田議員の質問が終わりました。
総務部長。
総務部長(桐久保 隆久君)
おはようございます。
それでは、上田議員さんの質問につきまして、1番目と3番目をあわせながらご回答させていただきたい、このように思っております。
1番目は、合併協定書において、新市を発足後速やかに、あるいは1年以内や3年以内に調整する協定内容についての取り扱い、どのような行政運営で推し進めていくのかという質問かと思います。この件につきましては、合併協定書は42項目の協定事項があります。平成16年5月1日に旧4町村の合併問題協議会を設立し、平成16年9月には第1回合併協議会が町村長を第1号委員、そして議会選出議員を2号委員、それと学識経験者を3号委員としまして協議会を設立し、そしてその下部組織として幹事会、専門部会、さらに担当者部会の組織を結成をし、その中におきまして、さまざまな細目につきまして、そしてそれぞれが数十回の会議を重ね、合併の方式を初めとして、税の取り扱い、慣行の取り扱い、国民健康保険税等の取り扱いなど、検討を加え、そしてそれぞれの町村の行政の事業に対応できる方策を検討した結果、合併と同時に施行できるものの、そして新市に移行後速やかに、それとか新たな計画を策定するもの、そして先ほど申しましたように概ね3年以内などの区別の確認をとってきたところでございます。そういうふうなことの中から、それを平成16年12月9日に開催されました第7回合併協議会でも、その設置を地域自治区の設置を確認されております。そして、地域自治区に地域協議会を設置することによりまして、市民の皆様方のご意見を反映し、そしてより市民のニーズに対応した市政運営ができることから、合併特例区と比較しても地域自治区も旧町村名を引き続き冠することもでき、適しているのではないかという結論に至ったわけでございます。こうした観点から、最初の目的であります地域の住民の意向を十分に把握、そして集約し、そして市政に反映させる機能ができているかと、これから今後どのように進めていくかをいま一度検証し、さらなる研究を重ね、そして議員各位と一緒に協議をしながら、住民に最初の目的に沿った行政を推し進めていきたい、このように考えております。
それと、合併協定項目の未調整事項を集中的に扱う会議体を設置して、計画的にスピーディーに処理を進めてはということでございますが、新市に移行後速やかに云々ということで未調整事項と言っておられるものと考えております。それはおおむね3年以内等を指しているものと考えております。この件につきましては、既に合併して、そして行政事務が進んでおりますので、各部署の事務分掌等で確認ができ、そしてサービスの低下等につながるものは関係する部局を中心に連携して対応していきたい、このように考えております。
そして3つ目の人事院勧告の履行と、平成18年4月から実施予定の新給与体系への移行と、現給与ベースに対する市民の評価と見直しについてということでございます。
この関係につきましては、先日の議会におきまして、職員の給与のベースの引き下げ等の条例を提案させていただきましたが、今回の改正の主な内容は、国家公務員の給与につきましては長期継続雇用者を前提とし、そして年功的な給与処遇がなされてきたことから、近年民間企業におきましては能力主義そして成果主義等による賃金制度が浸透しており、そしてまた厳しい国、市町村の財政事情も加味し、民間同様に給与の年功序列を抑制し、職務、職責と実績を踏まえた給料改定を50年振りに今回改めるものでございます。
宇陀市におきましても、本年4月から実施される国家公務員の給与改正を尊重し、これにあわせまして職員の給与改正を実施するものでございます。この件につきましても組合側とも協議を重ね、一応の了解も得られています。そして、さらに今後ですね、宇陀市の今後の財政事情も的確につかみながら、宇陀市の行財政改革大綱、そして今後結成される行政改革懇談会等の答申も受けながら、速やかに、人件費だけと違うてすべてにおいて改革を推し進めていかなければならないと考えております。
次に、合併協議会において、職員の給与体系については、適正化の観点から新市に移行時新たな制度を策定し一元化するということで、合併協議会で確認されたことによりまして、旧3町1村における給与調整を図る必要がございました。各町村におきましては、同じ採用年月日、それと年齢、学歴及び職階にもかかわらず、給料格差が違っている現況でありました。その理由といたしましては、特別昇給とか短縮昇給等の実施によりまして職員給与に格差があることから調整する必要が生じたものでございます。そして、合併によりまして市に昇格することで、行政の組織規模の拡大によります職務の責任や高度な職務内容が要求されることから、県下の給与体系に準じた給与体系を図ったところでございます。このことから、新市の一般行政職の給料総額は現行の旧の4町村合わせた額より月で約1,500万円の増額となったわけでございます。
そしてまた、合併前の平成16年の各町村のラスパイ指数は、榛原町の90.8%から菟田野町では98.6%でありましたが、地方公共団体の給与水準は97.9%であり、県下の桜井市は97.1%と、おおむね平均値となっています。このことも踏まえながら、宇陀市の給料表を策定させていただいたわけでございます。しかし、先ほども申し上げましたように、給与の削減や定員適正化計画に基づきながら、今後職員数の抑制に努めながら、住民の理解が得られる人件費の適正化に努めていく考えでございます。
あと1点は、大幅な賃金改正は職員の給与が管理職を中心に大きく引き上げたことが大きな要因ではないのかというご質問かと思います。このことにつきましても先ほどから申していますように、旧4町村の給与水準を維持しながら平準化で一線を引こうということで、合併協でその取り扱いを確認されたことで事務作業を進めてきた結果、1年間で1億8,500万円人件費の増加となったことは議員さん指摘のとおりでございます。合併時点で部長職は各町村の人口按分等により、そしてまた課長職級も地域自治区の設置により、管理職の配置を行った。課長が部長に昇格するといった異動等が行われることにより、管理職数の増加と、管理職の給料の増加と、それと9級制を導入に伴い、抑制されていた町職員の給料のアップもあって、給料総額が上昇したことは否定はできません。
今後、先ほども申していますように、職員の定員適正化計画に基づき、そしてまた新市まちづくり計画でも示していますように、財政計画もかんがみながら、人件費の削減は定員適正化計画に基づき実施していくのは当たり前でございますが、職員組合にも理解を求めながら、あわせ、住民の理解が得られる人件費の適正化に努めていく考えでございます。
それとまたパート職員、臨時職員につきましても、先般一応組合側とも再三協議を重ねながら、今回4月1日からその賃金体制で推し進めていこうと、このように考えておる次第でございます。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
企画調査部長。
企画調整部長(菊岡 千秋君)
企画調整部の菊岡でございます。2番、上田議員の高度情報通信社会における宇陀市のインフラの構築と将来についてということでお尋ねの件に答弁させていただきます。
上田議員のご質問の内容でございますけれども、宇陀市が主要な事業として進めようとしている、特にCATV、ケーブルテレビの関係についての今後将来、あるいは宇陀市としての取り組みの状況を答えよということだったと思います。
そこで、現在宇陀市を取り巻く情報の関係の整備状況を再度確認から入っていきたいと、こう思います。ご存じ、2003年、3年前からNHKや大手民放を始めとしてデジタル放送が開始になりました。現状、今デジタル放送とアナログ放送の2つが併用して放送されてるわけですけれども、これが2011年の7月でアナログ放送が打ち切りというふうな形になります。だから、今ご家庭で見られている2、4、6、8、10、12というふうな、そういうVHFのテレビがもう見られない世界になってくる。以降は電波が変わりますので、Uhfという形の電波になります。この電波につきましては、非常に波長なり力が弱いということで、宇陀市がそういった形に変わりますと、ほとんどの家庭で、もうテレビが見られないという難視聴の形になる。自力でアンテナを立てたとしても波長が弱いがためにゴーストが映ったりノイズがあったりというふうな、今のような、せっかくのデジタル放送でありますけれども、鮮明な放送は見られない状況になってきます。宇陀市としてもそういったことの解消のために、また国策としてデジタル放送化になってきていますので、それに対応できる状況をつくっていくということになります。そうしますと、近隣状況では、もう既に御杖、曽爾が17年度にデジタル放送のCATVの整備を完了いたしました。あと残っているのはほとんどで、宇陀市が遅れているという状況でございますんで、ぜひこの状況を改善していくというふうなところが求められてくるわけです。
そこで宇陀市としましては、18年度からこの事業に対する予算枠の確定なり、基本の計画の策定なりという取り組みを始めて行きたいと、こう思います。事業実施につきましては、19年度、20年度をかけながら、おおむね20年の12月にはこの事業は完了できるところまでと考えてはおります。それから、2カ年に分けてかかっていくというところでございますけれども、やはり宇陀市の財政状況もございますし、それと、この事業については宇陀市全域、全家庭に光ファイバーケーブルを張りめぐらせるという大事業となりますので、計画の時間的なことなり、あるいは先ほど申し上げました予算の関係がございますんで、初年度については榛原区、大宇陀区を中心にしながら、光ファイバーの高速ケーブルを張りめぐらせていく。その後は菟田野区、室生区を特に過疎債の適用を受けながらやっていく形になってきますんで、なるべく事業前倒しにしながらもやっていきたいところでございますけれども、財政の関係もございますので、そういった今現在の予定でございます。
それから、この情報化というふうな形ででき上がった姿になりますと、今現在榛原や菟田野や大宇陀やという地域についてはADSLいうことでインターネットの内容があるわけですけれども、これにつきましても、現在はワイヤーケーブルでのインターネットの仕様でございますんで、町場的なところについては、今現在は立ち上がりもスピーディーにやってくるわけですけれども、山間部になってきますと、どうしてもワイヤーから出力が落ちてくるという関係で、もうほとんど電話線を使ってインターネットをするというのも同じような形になってきます。室生におきましては、請願書でも出されていますように、今インターネットの民間回線が皆無というふうな状況でございますし、企業に問い合わせをいたしましても、エリア拡大を今後予定していないというふうなことでございます。そうしますと、このCATVを速やかにかなえていくというふうなことになりますと、テレビはもちろんでございますけれども、その高速ケーブルを利用してインターネットが活用できるというふうなことでもございますし、今現状の榛原、菟田野、大宇陀のそういったインターネットの利用につきましても、先ほど申し上げましたようにワイヤーケーブルでございますんで、容量が非常に少ない、それからスピードもかなり遅れるということでございますけれども、このCATVの完成によりまして、それらが一挙に、ケーブルテレビも見られる、あるいはインターネットの関係もかなり改善されるということになります。
ケーブルテレビにつきましては、今のところチャンネル数は50チャンネルほどは見られるだろうかというふうに、スポーツを始めとして政治経済や、あるいは天気予報やという、そういう個別の集中した内容が見られたりという状況がなされてきます。それとコンピューター、インターネットの併用が可能になってきますんで、市からの、やはりいろんな形の市民向けのお知らせなり広報もインターネットで配信するなりいうふうなこともできますし、市民からのご要望や、あるいは市民からの行事参加がインターネットで可能になったり、あるいは市の図書館の所蔵しています、そういった本の紹介や、新冊の入荷したときの紹介や、あるいは施設の予約やというふうな、いろんな方面で活用できるっていうふうな状況が今後訪れてくる。それに対して宇陀市としても速やかに準備を進めていくということになります。
事業規模といたしましては、おおむね試算段階ではございますけれども、18億円というところで現在想定をしております。それにつきましては、有利な、やはり合併に伴う補助金なり、あるいは過疎債なり、合併特例債なりというところを活用いたしまして、是が非でも市の財政を苦しめない、持ち出しの少ない方法を十分考えながらこの事業に当たっていきたいと、こう考えています。
それと、もう一つのお尋ねでございますけれども、こまどりテレビの関係でございますけれども、近鉄ケーブルネットワークと、それから県下の8市8町が共同出資をしながら、第三セクターを構成しこの会社をつくってきたわけでございますし、従前から奈良県の南部地域につきましては、このこまどりを利用しながら、この事業を進めていこうということで、1つの状況をつくってきましたので、このこまどりと十分連携しながら事業を進めていきたいと思いますし、上田議員からもご指摘がありましたように、既に民間が大容量をかなえていると、こまどりではそれがかなわないのではないかというふうな再確認をされてきたところでありますけれども、予算委員会でもお示ししましたように、Ftthという形で、ファイバーツーザホームということで、高速の光ケーブルをそのまま容量を落とさずに家庭へ光ケーブルでつないでいくということになりますんで、将来に予定されています大容量の情報を、そのまま家庭の中へ持ち込むということでございますので、その懸念される内容は十分払拭できるということで、こまどりとの打ち合わせの中では、もう確認されておる事項でございますので、ご安心をいただけたらと、こう思います。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
上田議員の質問が残り4分でありますので、理事者の方、説明を簡潔にお願いしたいと思います。
上田議員。
2番(上田 徳君)
丁寧なご説明とご答弁をいただいたことはありがたいですけども、3分余しとなりまして、ちょっとまとめの質問をするには、難儀してるわけですけれども、合併協議の中で速やかにいろんなことを決めていくという中でですけれども、例えば第3回の合併協議会、学校教育事業の関係で、給食センターの運営については現行のまま新市に引き継ぎ、速やかに調整するというような格好で協議がされております。この辺の人事や雇用の面からは既にもう動きが出ているというような話も聞いておりますし、また自治会の組織についての部分につきましては、第7回の合併協議会におきまして、自治会については現行のまま新市に引き継ぎ、連合自治会組織については新市に移行時新たな制度を制定する、補助金については移行時新たな制度を制定するというふうな内容になっておるわけですけれども、既に3月23日の各地域事務所からの発信文書の中で、地域のそれぞれの自治会の呼称については、○○自治会長というふうな格好で通達していきますよというような一方的な連絡が入っとるわけですね。徳さん、これ話違うやないかと、徳さん、私上田ですけども、議員違うやないかと、今まで何を使うても構へんと言いよったのに、これ地域事務所から勝手にこんなこと言うてきとるやないかと、これどうなっとるのと、こういうような質問も受けるわけなんですね。ですから、合併協議会の中できちっと整理されてる内容というのは、あくまでもそのまま使用しても構いませんと、新たな制度はこれからつくっていくと、あるいは新たなものをこれから、先ほどの説明の中にもありましたように地域事務所、あるいは地域協議会という、そういう中で論議をして決めていくというふうになっておりながら、我々の説明の何か徳さんが言うてる話と市役所から出てくる話が違うぞと、こういうようなご指摘もいただけるわけでね、合併協議会においた、いろんな協議の内容につきましては、やはり忠実に守っていただきたいなというふうなことを思うわけでございまして、これにつきまして、もし時間が残ればご説明いただきたいなというのと、あと、先ほどのファイバーケーブルにつきましては、本当に若い人方が本当に難儀をしておられます。とりわけ若い事業者や学生の間では、現行の通信網ではもうお客さんや、あるいは大学教授とのやりとりができていかないという、相当の難儀をしておられますので、先ほど企画調整部長の方のご認識もありましたように、宇陀市の室生の方につきましてはそういう業者も来ないということで、行政からの支援が非常に期待されてるところでございますので、よろしくお願いしときたいと思います。
もう時間がありませんので、ひとつその先ほどの件だけよろしくお願いしたいと。
議長(広沢 和夫君)
市長、簡潔にお願いします。
市長(前田 禎郎君)
時間がありませんので、申し上げたいと思いますが、実は私も、地域事務所とそして各部署との連携というのはなかなかまだできていないというのが状況でございます。おっしゃるように全体の検討をつくっていくために、各部署、各自治区、これとの調整の会議体をつくったらどうかと、私も全くそういう意見は賛成です。できるだけそういうような形で地域自治区と各部署との関係を調整できるような、そういう会議的なものをつくっていきたいなと、このように思います。
もう一つは光ケーブルの話ですけども、おっしゃるようにできるだけ早くデジタルデバイドを解消するように努力していきたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
上田議員の質問が終わりました。
次に、山根議員の質問をお受けいたします。
山根議員。
皆さん、おはようございます。私も野田議員と同じで、これが議員として最後の質問になると思います。よろしくお願いいたします。
年が明けますとともに、4町村が合併いたしまして新市が誕生いたしました。何もかも新しい試みが始まっているところでございます。延々と続いてきた日本の官僚政治も、むだや腐敗、ほころびが目につくようになり、どうしても新しく生まれ変わる必要が生じてきた結果であったろうと思います。経済的にむだをなくすためだけで4つが1つになっただけでは、今後の新しい市政づくりにはつながっていかないと思います。今、民間企業は生き残るために必死の努力をしております。行政も市民に対するサービス業であるとすれば、これに携わる職員はいかにすれば住民のためになるのか、考える必要があると思います。行政改革は、これに携わる職員の意識改革から始めるべきだろうと思います。民間の経営感覚を持った職員が、本庁、支所を常に回り、意識改革を指導するだけでも、新しい市の新しい行政は変わっていくのではないかというふうに思います。
1つの地域の役場の支所でございますけれども、私、用がございまして行きましたときに、銀行並みのあいさつを受けたのはもちろんでございますが、カウンターの中から中の職員が出てこられまして、そしてその手続の内容を聞いて、そしてこれはこの書類とこの書類ってそろえていただきました。それで、こことこことここを記入してくださいっていうふうに教えていただいて、時間的にもむだも何もなく手続が終わらせていただきました。それ以外のことはまだ奥の深いことはわかりませんけれども、もう既にほかの他町村においては、そういう行政の取り組みってのが始まってるんやと思います。我々の市が負けないように、すばらしい行政が行われますように期待いたします。
前田市長の立候補マニフェストの中で、最重要課題に新市まちづくり計画の重点事業である宇陀市立病院の整備を推進するための積極的な取り組みとして、市立病院の経営健全化への取り組みと題した項目の中で、地域医療の拠点としての役割を果たし、安全で質の高い医療を提供するため、安定した経営基盤を確立する。2番目に、病院事業管理者の設置による経営責任を明確化し、運営体制の効率化や施設管理の民営化を図るとあります。今後の自治体の運営は、安易に指定管理者制度にゆだねて運営権を手放すことだけでは決して健全経営にはつながっていかないと思います。病院経営とはいかなるものか、想像も及びませんが、市長ご提案の病院管理者を設置し、経営責任を明確化させることには大賛成であります。この管理者は病院業務には精通していることはもちろん、人事、経営に至るまで妥協を許さない、その上に住民の真の健康を考えられる人でなければならないと思います。宇陀市にとって重要なる大役であると思いますが、いかなる方法でお決めになるのか、お聞かせいただきたいと思います。
病院経営が健全経営であることは全くそのとおりだと思いますが、地域医療の現状を考えますとき、少子高齢化の中、高齢者に対する診療科目には何科が新設されるんだろうかとか、産科、小児科はどうなるんだろうかとか、救急医療としてどの程度まで対応していただくんだろうかとか、住民は期待と不安を抱いております。人口4万人にも満たない市で総合病院は無理としても、近隣市の現状なども考慮の上、個性ある病院として住民を救っていただきたいと思っておりますが、どの程度の診療科をお考えなのか、病院に関しまして、以上2点のことをお聞かせいただきたいと思います。
次に、地域自治区についてお尋ねいたします。既に泉岡議員が質問されていますが、私の見地から質問させていただきます。地域自治区の設置は、市長の権限に属する業務を分掌し、地域の住民の意見を取りまとめ行政に反映処理する。住民自治を充実するため、住民に身近な事務の処理について地域の住民の意見を行政に反映させるとともに、行政と住民との連携を強化することを目的としている。目的からうかがえるように地域自治区の受け持つ目的は、市行政の事業を正確に執行するとともに、自治区の意見、要望を行政に反映させるという、地域住民にとって非常に重要なものです。そのため本庁と支所の政策や方針が違ったものになると、市民にとって二重行政になる恐れがあります。
例えば奈良交通の市内路線バスが来年10月から一部廃線になることは既に皆さん承知しておられることでございますが、路線の存続については地域住民の生活手段として不可欠なものであり、運行形態などの変更も含めて協議し、継続を要望します。
ところが、市内のスクールバスについては、一部自治区で競争入札を行うと聞きます。市場原理の導入、公平性からも競争入札には反対しないし、随意契約についても地域事情の許す範囲で認めざるを得ない。しかし、一方で赤字路線の存続を要望し、無理を聞いてもらいたい企業に対して、一方では合理化の名のもとドライに割り切ることになると、市としての基本方針がどこにあるのか、本庁と自治区がそれぞれの方針を打ち出すのであれば、二重行政であり、新市の一体化を促進することに逆行しないか。スクールバスについてはたとえ話ですが、自治区ごとに対応の差異、格差があってはならない。そのことの整理をどうつけるのかお聞かせいただきたい。
次に、補助金、交付金の取り扱いについては、合併協議会において各種団体等の事業目的、効果を総合的に判断し、従来からの経緯や実績等にも配慮しつつ、新市において公共的必要性、有効性、公平性の観点に立ち、そのあり方についての検討を行うと確認されています。これは先ほど述べた地域自治区の設置目的の中には住民自治を充実するための地域振興費に直接結びつくものであり、前年度並みの額は確保されるべきと考えます。今年度予算で地域振興費としての各種団体への補助金、交付金、並びに補助事業への基本方針について、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。
また、地域自治区長の選任と責務については、市長が優れた見識を有する者を選任し、市長及び地域自治区の区域内の公共団体等との緊密な連携を図りつつ担任の事務を処理する。上司の指揮を受け、その所管の事務を掌握し、部下を指導、指揮監督する、と説明されております。先ほど述べた地域自治区制度の持つ二重行政の危険性、住民自治の充実のための地域振興費の基本方針など、地域自治区長の職務として負うことになり、責任は非常に大きいものになるだろうと思います。また、地域の実情や習慣、風習を理解しているものとなれば、区長候補は必然的に町村長、あるいは助役、収入役などの特別職経験者に限定されるのではないでしょうか。財政健全化に立脚した見地からとなれば、当然市の厳しい財政状況はもちろん、合併による職員削減や人件費の抑制といった合併効果、一般職並びに区長の報酬などに対する市民の厳しい感情や反対意見を十分に理解されているはずであり、理解してもらった上で就任要請すべきであると思います。
そこで、区長の選任については報酬審議会の答申にこだわることなく、区長さんへの区長報酬の大幅なカットを行う。さらに榛原自治区の区長は市長が兼務することとして、それぞれの節約減額分を地域振興費に充当してはどうかと考えるわけであります。そのことについて、市長の所感をお聞かせいただきたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
山根議員の市立病院の問題、そして地域自治区の問題については、私の方からお答えをさせていただきますが、補助金の問題、スクールバスの問題等につきましては、それぞれの担当部署から細かく説明をさせていただくことをご容赦いただきたいと思います。
まず、市立病院の健全経営取り組み、あるいはまた病院事業の管理者の選定の問題でありますけれども、最近の医療を取り巻く環境、大変厳しい情勢でございます。こうした状況の中で病院の経営健全化を目指す、その取り組みの一環として、病院事業管理者を置いてはどうかというようなこともあります。それはなぜか、経営のいわゆる経営責任の明確化を図るということになるわけでありますし、そしてまた自立性を拡大をして、効率的な、あるいはまた効果的な運営体制を確立するというところにあろうかと思います。
病院事業管理者の問題につきましては、今、市立病院には病院事業管理者は置いておりませんけれども、そういうような観点からも、これからやはり病院事業管理者というものを置く必要があるということを常々私も申し上げてまいりましたし、公営企業法の適用そのもの自体も、これから全部適用というような問題も絡めて考えていかなくてはならないというようなこともありますので、関係条例の整備を図りながら、その方向に向かって考えていきたいと思いますが、まず管理者の人選につきましてのお尋ねにつきましては、議員ご指摘いただいております民間企業経営者はいかがというようなこともあります。もちろん経営そのものに精通された方々も大変大事であろうと思いますけれども、病院運営に当たりましては、その医療上におけるところの現状及び今後の課題、すなわち各診療科の医師の充実というものが大変私は大事なことでありますし、その確保という問題も、医師の確保という問題も私は大事だろうと思います。さらにまた病院間、病院それぞれ、あるいはまた開業医等の連携強化ということも、これから大事なことではなかろうかなと、そのように思っております。
そこで、病院整備に推進していく必要のある、病院経営者ももちろんそうですけれども、問題は先日私は医大の学長にもお話を申し上げてきました。病院管理者というもの、事業管理者というものを置きたいんだけれども、という話もいろいろと相談をしてまいりました。やはり病院経営に精通されている方を探すべきだということもありますし、同時に、またやはり病院というのは医師の確保が大事なんだということもいろいろご教授をいただいてきたところでございます。
私も医療に精通した医師職の方が本当は最適であると、このように考えているところでございますが、これからの病院の問題につきましては、病院の検討委員会を設置し、あるいはまた今度の事務の問題、組織の問題の中にも病院の設置に関しての準備室的なものをつくって、即刻こういう病院の設置についての、またあるいは運営についての検討に入っていきたいなと、このように思っております。人選につきましては、まだ少し時間がかかるかと思いますが、できるだけ早くそういう方々の選任をしていきたいなと、このように思っておるところでございます。
それから、2点目の診療科の問題でありますけれども、現在、13の診療科を持っておりますけれども、これからの方針としては、近隣の診療所は内科や外科の標榜がほとんどで、地域におけるところの高齢者の増加とともに、これらの診療科が対象となる老人性疾患や老人性白内障の患者が増加することも予想されます。
さらには泌尿器科、整形外科や眼科を初めとする当院の各診療科は、手術への対応など、その存在意識はますます高まっているわけであります。特に泌尿器科を再度常勤化していくように奈良医大の方にも働きかけていきたいと思います。
同時にまた高度医療化を図るために、循環器科に加えて呼吸器科及び消化器科の専門医を今回配置するというようなことも考えていかなければならないと、このように思っております。
循環器科では心臓カテーテルを実施した狭心症や心筋梗塞の治療を行いながら、消化器科では、内視鏡を用いた手術などを実施できるように、そういうような体制を組んでいきたいなと、このように思っております。
特にまた救急医療体制の充実でありますけれども、救急医療は政策医療の代表的な存在でありまして、地域住民が最も高い割合で充実を要望する機能の1つであります。将来的にも救急患者の増加が予想されておりますけれど、さらなる救急機能体制の充実を目指す方針でございます。
機能といたしましては、奈良医大が存在することでありますので、救命救急センターが代表される第3次救急機能を設置する必要はないと考えておりますけれども、救急輪番制に代表されるような2次救急機能では、やはり機能不足が考えられます。そういう意味でも救急搬送患者専用病床の設置をするとか、さらにはまた脳神経外科領域の患者も受け入れられるような体制なども目指していかなければならないんじゃないかと思っております。
さらにもう一つ、小児科医療の充実であります。小児科医療は、成人に対する医療に比べて女性の社会進出や、あるいはまたライフスタイルの変化によって、核家族化等の社会的変化の影響を大きく受けております。休日や夜間の診療の需要も増えてまいっております。また、近年、小児科医の不足によりまして、診療できる医療機関も限られていることから、全国的に見ましても小児科医療を実施できる施設が求められていると思います。
このようなことから、子供たちの将来を担う重要な存在であるというためにも、地域を挙げた対応が必要でありまして、医師の確保が困難な地域におきましては、地域医療の確保という観点からも、今後県が中心となって小児部門を有する病院の集約化、あるいは重点化計画を策定される方針でございます。
このために宇陀市立病院におきましても今後関係機関と協議・調整などを行いまして、小児科の標榜及び入院医療を維持できるように、これからも努めていく考えでございます。
次に、地域自治区の問題でありますけれども、先ほどの上田議員のお話もありましたけれども、要はこの地域自治区そのものが合併特例法に基づいた地域自治区を置いたわけなんですけれども、もちろんその前にといいますか、17年の3月でございましたか、各町村議会の地域自治区の設置に関する協議ということで、それぞれ議決をいただいて、そして合併協議会において地域自治区を置くということが決まりまして、そういうようなことからも、今、地域自治区を置いているわけでありますけれども、要はこの地域自治区が法律では5年という関係があります。1つはこの地域自治区そのもの自体が、何ていいますか、それぞれの各合併をいたしました地域そのもの自体の状況、考え方、あるいは要望、そういったものを何とかうまく調整できて、そしてその地域地域の要望なり、そういったものが市政に反映できるようにと、合併の当初でありますので、できるだけ地域間格差のないような、そういうものをつくっていかなければならないんじゃないかというようなことからも地域自治区が置かれたわけでありますから、私はそれはそれでいいんじゃないかとこのように思います。
ただ、いつまでも地域自治区というものを置いておけば、今までの合併して、そして市になったということになりますと、どうしてもそういう垣根というものがいつまでも残ってくるというような問題もありますし、そういうようなことはできるだけ私は早く解消ができればなと思って、今日まで私の選挙の時の話の中でも申し上げてきました。
そういった役割、機能というものが十分に果たすようなという状況に参りましたら、それはそれで皆さん方にもこれはお諮りをしなければなりません。
これは法律で決まっておりますし、議会の議決を得ておりますので、また条例を制定して皆さん方にご審議をいただくということになるかと思いますけれども、今、その機能をうまく果たせるような運営をこれからもやっていかなければならないなと、このように思っております。
ただ、区長制をどうかというお話も確かにございます。区長さんというのはいわゆる地域事務所の所長に換えて、そして特別職の区長を置くということになってるわけなんです。合併協議会の中でそういうように決まりましたので、特別職の区長を置いてということを考えておりますけれども、そこで、そのおっしゃられるような旧町村長さんとかいうような話はまだまだ全然私は考えてもおりませんし、学識経験の有する立派な方々を選任をさせていただきたいなと、このように思っております。
報酬につきましても、当然これは先ほどのお話にありましたように、財政大変厳しい情勢でございます。この区長さんの報酬のみならず、私たちの特別職報酬なり、職員の皆さん方にも大変またご負担をかけなければならない状況が私はきっと起こるだろうと思いますし、議員の皆さん方にもお願いをしなければならない状況が起こってくると思います。そういう状況の中で、この特別職の区長さんの報酬についても関係審議をしていきたいなと、このように思っているところでございます。
以上、簡単でございますが、答弁といたします
議長(広沢 和夫君)
教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(中田 進君)
教育委員会事務局長の中田でございます。先ほどの山根議員さんのスクールバス関連につきまして答弁をいたしたいと思います。
スクールバスにつきましては、学校統合、また再編によりまして、現在運行を実施しているところでございます。特にこのスクールバスの運行形態につきましては、各区それぞれにおきまして民間バス会社に委託、また運行業務を、先ほど質問内容にもありましたように指名競争入札によります業者委託という形で、若干異なる部分があると思うわけなんですけども、こういった問題につきましては、今後教育委員会といたしましても、公平性も考慮しながら、特に子供の安全確保を重視しながら調整していきたいと存じております。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
財務部長。
財務部長(山本 高司君)
財務部の山本でございます。補助金、交付金ということでございまして、これらにつきましては全予算科目に関係する部分があるわけでございますけれども、総括いたしまして財務部の方からご回答を申し上げたいと思います。
ご存じかと思いますけれども、この一昨年、第7回でございます、16年12月の第7回の協議会においての取り扱い、これに基づきまして、それぞれの専門部会、専門部会といいますのは各職員、所管職員によります専門部会でございますけれども、そこで十分に協議をいただいてきたというふうに思っておるわけでございまして、予算の要求そのものにつきましても、代表幹事、4町村のうちからそれぞれの1名の代表幹事の町村があったわけでございます。そこから取りまとめた予算ということで、予算がまとまってきておるところでございます。
特にこの個人に多い部分、補助金に伴う部分ではございますけれども、農林部分に割かし単価も金額も多いという、こういう部分もあるわけでございますけれども、国の補助単価、あるいは各旧の町村の単価を統一した上で、それぞれの地域の実情を勘案いたしました事業量、あるいは予算金額、このようになっているというふうに思ってるところでございまして、個別に補助金を各種団体などへ出していた部分、こういったものもあるわけでございますけれども、これらにつきましても専門部会等で種々ご検討された中での一本にまとまった予算となってるところでございます。
ただ、お尋ねの地域振興費に直接結びつくものであると考えるという、この地域振興費関係の部分でございますけれども、地域振興に係る部分ということで、各区単位での直接的な補助金、こういったものは計上しておりませんことを申し添えまして、ご回答とさせていただきます。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
山根議員。
37番(山根 三千雄君)
病院管理者の人選については、まだはっきりとした形も決まってないようでございます。検討委員会を通じて恐らくご検討だろうと思いますので、我々の新市の病院として、あくまでもサービスの行き届いた病院になりますように、間違いない人選をお願いしたいと思います。
病院事業ですけども、これはあくまでも黒字経営を行わなければならないというような事業ではないと思います。住民の健康を守り、安心安定した生活を提供するのが行政サービスであるなら、多少の赤字補てんはいたし方ないと思います。あくまでも安心のできる病院事業を推進していただきたいと思います。
それと、去年12月の末に合併協において、病院事業に関するコンサルを入れての話し合いが合併協で了承されたというふうに聞いております。その内容でございますけれども、それは新しい場所でやる事業として想定されたのか、今の病院の場所を解体して、もう一回建て直すという想定でコンサルの話があったのか、ちょっとそこのところを担当課の方にお聞きしたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
企画調整部長。
企画調整部長(菊岡 千秋君)
合併協議の中で市の重点項目であります病院の関係、既にいろんな形で、市民に病院の事情なり状況なり、あるいは将来構想なりを訴えていかなきゃならないというふうな準備の手順がございまして、コンサルを入れての業務の形態や事業の内容の再点検というところを行ってきました。
今お尋ねの更地への建てかえなり、あるいは現状のところでのというふうな、そういう考えがございますけれども、その部分については、今の病院の経営状況の分析や今後の検討を要する内容のたたき台としての考え方でありますし、まだそこまでの具体のコンサルとしての考え方の踏み込みはございません。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
山根議員。
37番(山根 三千雄君)
いずれにしましても、我々が内容がわからずにコンサルの問題が了承されたっていうのもちょっと問題があると思いますんで、また後ほどで結構でございますから、その資料を各議員にお配りいただくようにお願いいたします。
地方自治区の問題でございますけども、市長、大変柔軟なお考えをお持ちで、市の一体化のために市政推進に努めたいというふうに言われております。これは自治区の適正かつ厳正な運営が必要となると思います。公共料金の値上げやとか介護保険の見直しやとか、市民の負担は増すことから、これからの自治区制での順応な対応を図っていただきたいというふうに思います。
ただ、懸念いたしますのは、さっきの市長の意見の中で新たな権限者とかを選任するっていうことでございますけれども、ある程度の区の状態とかっていうのを把握した人が区長として選任されるのが正しいんやないかなというふうに思いますんで、その点も含めましてご検討いただきたいと思います。
行政改革は始まったばかりなんですけども、自治体の自己決定権が拡大することは、それだけ行政に携わる者の責任も重くなると思います。各課の事務事業においても必要なものやとか、その見直しとか、何よりも今まで上から言われたことだけを対応して、多くの職員さんが対応されてきたと思いますけれども、そういう私、行政改革の根本、給料が高いとか安いとかってのもそれは大事なことやと思いますけれども、その職員さんの意識が、株式会社宇陀市の行政サービスの会社として、前田社長のもと住民の皆さんに喜んでもらえるような会社となりますことを期待し、応援していきたいと思いますので、もう時間ございませんので、もうお答え結構でございます。ご活躍くださいますことをお願いいたしまして、私の質問といたします。
議長(広沢 和夫君)
山根議員の質問が終わりました。
次に参りたいと思います。
(「議長」と呼ぶ者あり)
議長(広沢 和夫君)
10分間休憩いたします。
午前11時18分休憩
午前11時30分再開
議長(広沢 和夫君)
再開をいたします。
4番、山本議員の質問をお受けいたします。
山本議員。
4番、山本でございます。議長の方からお許しをいただきましたので、通告に沿ってご質問をしていきたいな、こんなように思います。
その前に、今般合併に伴う初代の市長として見事当選されました前田市長に対しまして、心からお祝い申し上げますとともに、合併してよかったな、そんな思いが思えるようによろしくお願いをいたし、質問とさせていただきます。
さて、宇陀市の公園は、市街地の公園や緑地を含めますとかなり多くあると聞かされておるところでございます。特に室生区におきましては、アートアルカディア計画のシンボル事業として室生山上公園、いわゆる山の上のモニュメントでありますけれども、現在、この3月の完成を目指し、急ピッチで整備されておるところでございます。これまでの取り組みには相当のご苦労があったものと察するところであります。
さて、地元住民の一人として工事進捗に合わせてどのように公園が整備されていくのか毎日が楽しみで、散歩しながらその現場を見ておるところでございまして、いつも歩きながら思うのでありますけれども、いわゆるこの公園に対して、皆さん方は山上公園の名前からこの公園をどのようにイメージされているのかな、そんなことをついつい考えてしまうところでございます。
公園の名前からして、皆様方がイメージされるのは、恐らく不特定の方々が利用される市街地の公園のような、いわゆる児童遊具が設置されたり、レクリエーションを楽しんだりする公園をイメージされているのではないかな、こんなように思うところでございます。宇陀市内には相当数の市立公園がありますけれども、私は市街地にある公園と同じような、いわゆる公園という名前を使用されることで誤解を招いていることが多々あるように思うのでありますが、いわゆる世界的な彫刻家が意匠した公園全体が作品ですから、芸術的なイメージをいただく明快な名前を使用されてはどうかと思うものであります。
室生に住む者の一人として、大変誇りに思うことがございます。それは世界に通じる文化財産が室生には2つもあるということでございます。その1つは室生寺であり、2つ目は山上公園であるからであります。この2つの共通することは、いわゆる1200年の時の隔たりこそあれ、自然に恐れおののきながら自然とともに生きるとする考え方が過去から現在に受け継がれ大切にされていることであります。非常にわかりづらい話ではありますが、今も室生の精神性や室生らしさが脈々と息づいていることに誇りを感じておる一人でございます。
ちまたでは公園やアートアルカディア計画に対する無理解から、いろんな憶測や風評が私の耳にも入ってまいりますけれども、この公園、いわゆるモニュメントは崇高なコンセプトのもとに設計された、まさに後世に伝えることのできる文化遺産となる、質の高いものではないかと私は評価をしておるところでございます。
かつて7年前に前室生村長の奥本村長から、この山の上のモニュメント構想を聞かせていただいたときには、夢のまた夢のような話として受けとめておりましたけれども、前村長の情熱や思いが推進力となって行われてきた事業だけに、公園の完成にこぎつけることができることは大変感慨無量であります。地域住民にとりましても、室生寺とともに誇りとする財産ができ、かけがえのない財産として子子孫孫伝えていきたいと願うところであります。
非常に奥行きの深い意味合いのある公園のように私は思うのでありますが、過疎対策として独自性のある村づくりを目指し、取り組んできた事業だけに、室生区独自のものとして今後取り組まれるのか、またあるいは宇陀市全体として取り組みが行われようとしてるのか、地元としても大変関心を寄せているところでございます。
まず1つ目の質問として、この公園が、新市に合併後、市長にはどのように引き継ぎが行われ、市長は山上公園に対してどのように理解、認識されておられるか、市長の率直なご意見をお聞かせ願いたいと思うところでございます。
室生の地名には古来から神々が宿るところとされてきました。神々しい風景には神が宿ると言われますけれども、まさにダニ・カラヴァン氏は室生の精神性を直観的に感じられ、現代アートを置くことによって、神々しい風景を演出されております。
もともとこの場所は自分たちの生活の糧として水田耕作してきた場所であります。太陽信仰とか、あるいは竜神信仰のよりどころとされてきた、いわれのある場所であります。地元住民にとっても大切なかけがえのない場所だけに無関心ではおられません。今後かかわりを持たせていただけることが非常に大切ではないのかと思うところであります。
ご承知のように、室生の集落は、いわゆる外輪山に囲まれ、すり鉢地形をしております。その外輪山の裏側のいわゆる隠された場所に公園が整備されているわけでありますが、集落の高台にあり、室生寺側からは見えません。このような立地特性を優先しているために、計画当初からいわゆる交通の不利地に公園整備を進められてきた経過がありますけれども、来園者の利便性を考えれば、狭隘な集落内の道路を通行せざるを得ません。
そこで、2つ目の質問といたしまして、集落内道路は地元住民の生活道路であります。優先されなければなりませんけれども、公園に至るアクセスをどのように考え、地元の理解を得られようとされているのか、考えや対応策についてお聞かせ願いたいと思います。
また、室生は第一級の原風景が息づいていることから、観光客が多数訪れ、魅力的な風景を楽しまれていますけれども、地形的に道路改良等によって室生の原風景が侵されないかと大変危惧をしております。新設の道路計画や改良計画を今後予定されているのか、あるいは景観保全についての、どのように整合性を考えておられるのか、考えをお聞かせ願いたいと思います。
先刻も同僚議員から質問がありました。仏隆寺から室生寺に至る林道赤埴カトラ線の改修工事も平成21年の開通を目指して進められているとのことを聞かせていただきました。室生に入ってから室生寺に至る市道が非常に狭隘でありますが、室生寺と公園とのアクセスと、加えて室生寺を中心として観光地となっている関係で、人の動向が非常に気になります。道路の通行規制については地元と十分協議を重ねていただきたいなと、こんなように思うところでございます。
最後に、地元にとっても山上公園は自慢のできる誇りとなる文化財産であるだけに、やはり地元が無関心というわけにはまいりません。何らかのかかわりを持たせていただき、地域が一丸となって、この公園を守り立てていこうと思っておるところでございます。
そこで、3つ目の質問といたしまして、特に広大な面積を有し、山林に囲まれた公園だけに、管理に当たってはご苦労かけることになりますけれども、どのように管理運営をされようとしているのか、考えをお聞かせ願いたいと思います。
また、来園者は集落内を歩けば20分余り歩かなければなりませんけれども、地元といたしましても、この20分余りの時間を地域の活性化のために有効活用することが非常に必要と考えております。最近では行政と住民との協働の言葉がよく使われていますが、地元にとってもこの山上公園をきっかけに活性化できることを願っておるところでございます。地元が協力できることがあれば積極的に協力したいと考えていますので、協力できることや行政が考えておられる協働の姿についてお聞かせを願いたいと思います。
山上公園は後世に残すことのできるすばらしい文化遺産となることを願っております。地元は室生寺という財産を食いつぶしながら、毎日観光として生計をさせていただいております。地元にとりましても第2の室生寺として誇りとしながら、大切に守っていくことによって次の世代に引き継ぐことができると思います。また、地元がより積極的にかかわりを持たせていただくことが、地域全体が経済的にも精神的にも活性化するものと思います。
以上、市長並びに担当部長の所見をお願いいたしたいと思います。
壇上からの1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(広沢 和夫君)
市長。
市長(前田 禎郎君)
ただいまの山本議員の山上公園につきまして、市長の理解と認識はどうかということでありますので、この件につきましては私からお答えをさせていただいて、あとアクセスの問題、あるいはまた行政と地元の協働の問題につきましては担当の方からお答えをさせていただきますので、ご理解をいただきたいと思います。
この山上公園というのは、もと室生村のアートアルカディア計画のシンボル事業として位置づけられたということを聞いておりますし、合併協議会の中でもこの問題は大きくいろいろと議論をされてきました。私も奥本村長からも十分この引き継ぎを受けております。旧室生村の過疎対策としても大変ユニークな取り組みであると私も評価しておりますし、壮大な計画でありまして、室生区の取り組みだけではなくて、市全体の取り組みで取り組むべき課題ではなかろうかな、このように認識をいたしております。同時にまたこの山上公園が、もう今は室生村だけではなくして、宇陀市の誇りとなり得るような公共財産であってほしいと、このように思っているところです。
先日、私は彫刻家のダニ・カラヴァンさんが来庁をされまして、現地を一緒に回ってまいりました。このダニ・カラヴァン氏がいろいろな説明、モニュメントの説明や、あるいはまたいろんな全体のいわゆる五感を使った感じ取るようなモニュメントだということも思いをいたしておりますし、あるいはまたあの地域が自然と一体となった、いわゆる彫刻が附属されておりまして、私も初めてあそこを見せていただいて、ああ紛れもなくアートだなという感じを受けました。おっしゃるように、ただ単なる遊具を備えた公園ではないという感じを受けたところでございまして、もう今、山上公園というよりもむしろ私はもう芸術の森と名づけた方がいいんではないかというような思いをいたしたところでございます。
その中で、あの中にも一体となっておりました公園内に棚田がたくさんありまして、この棚田を何とかして復元をしていただければというような思いでダニ・カラヴァンさんにもいろいろと話をしてまいりました。
あの1つの作品として、あの棚田が復元といいますか整備をされれば、私はやはり日本のいわゆる風景の中の1つに、その芸術の中にそれが取り入れられたという思いをいたしましたので、そういう話もしてまいりましたし、いろんなこともお聞きをしてきたところでございまして、まさしく自然を使った大自然公園だなという思い、それと同時に大きな芸術作品があの中に残ったなという思いをいたしたところでございます。
いろいろとご意見のある方もいらっしゃるだろうと思いますけれども、せっかくあそこまでつくっていただいた皆さん方に、大変私は敬意を表したいと、このように思っておりますし、これから、先ほども申しましたように、室生区だけの財産とはしなくて、今度は宇陀市の財産としてしっかり守り、それぞれの後世に伝えていかなければならないんじゃないかな。
ただ、あそこは地すべり地帯でございまして、単にその地域で管理をするというのも私は大変だろうと思いますし、そういう意味では市の全体の直営ででも管理していかなければならないんじゃないかな、これは検討はしていかなければならないと思いますけれども、そのように考えております。
今は大変、今度5月にオープンをされるようでありますけれども、大変美しい、そうした、皆さんも見ていただければ、ああ、アートだなというような意見をお持ちだろうと思います。
これからますます、この公園をどのように管理していくというのは、これまた大きな私は課題だろうと思います。しっかりと守り伝えていきたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。
議長(広沢 和夫君)
室生地域事務所参事。
室生地域事務所参事(福森 正則君)
室生地域事務所の福森といいます。よろしくお願いします。
それでは、山本議員さんの2番目、3番目のご質問にお答えをさせていただきます。まず、室生山上公園のアクセス道路と景観保全ということで、現在公園へのアクセス道路としましては、市道室生荷阪線及び市道室生西出線の2路線がございます。地域の地形は広大な斜面地でございまして、その2路線が斜面地頂上部の公園エリアに接するところで、2路線を接続するところで室生山田西出線を現在事業中でございます。公園までの区間については、この2月末時点で竣工をしております。なお、この2路線の終点部は榛原区の仏隆寺方面へ連絡する、林道赤埴カトラ線へと接続をしておりまして、おおむね21年ごろには、幅員4mの道路の完成によりまして、道路のみということではなく、観光面からも活性化が促進され、広域的なネットワーク化が図られることとなります。
ただ、先ほど市長も言っていただいてましたように、当地域は地すべり防止区域ということで、室生寺と向かい合った斜面地でもございます。そういうことから、日本の原風景が息づく地域でもございます。また、室生赤目青山国定公園区域内でもございます。景観への配慮が求められ、景観を保全することが室生の魅力づくりにつながるものと考えております。
これらのことから、大型バスが行き交えるような、そういう大きな地形改編を伴うような2車線道路というような新たな道路整備は予定をしておりません。しかしながら、公園に至るアクセス道路である、これらの既存の2路線は、幅員が2.5mから4m程度しかないという、狭隘ということでございますけれども、地域にとっては生活道路でもございますことから、対処等の部分的な拡幅の検討、また、市道室生山田西出線の完成により、集落内を周回することができる道路網において混雑が予想される時期等には、期間を限定しながら一方通行規制を行うなど、今後地元とも十分に協議を行いながら、公園へのアクセスのあり方について検討してまいりたいと考えております。
なお、当地域には、東海自然歩道や、さきに申しました林道赤埴カトラ線から室生寺へのハイキング客等が多数通過することもございまして、原則的には主となる公園へのアクセスは徒歩によるものと考えております。
次に、公園管理及び行政と地元との協働ということで、まず公園管理につきましては、当公園の面積は約7.8ヘクタールございます。そのうち約2.6ヘクタールが地すべり防止施設の区域となっておりまして、地すべり対策工事として取水池などを設置しているため、公園の管理におきましては、県との協議によりまして、これらの施設を含めた公園全体を市が管理することとなります。
この公園は通常の都市公園や自然公園とは異なりまして、大規模な野外彫刻を配置するなど、芸術的な公園のため、常に作品としての質の管理や園内の維持管理が求められます。その大部分が草刈り等の緑地の管理を行うこととなります。また、公園内は適正な人員配置を行いながら、監視用のカメラ、また人による場内の安全点検、そして、公園の入り口の建物では案内業務等を予定をしております。
次に、行政と地元との協働ということでございますが、この山上公園は訪れる方々にとって心のよりどころとなるというふうなことを願っております。地域にとっても主産業の観光が活性化されることの目的がございます。議員仰せのとおり、室生寺周辺から公園までは徒歩で約20分程度を要するわけでございますが、入園者を順次下から上へ、また逆に上から下へと誘導していくことが考えられます。そのためには、集落全体でもって飽きさせない仕掛けづくりが必要かと考えます。知らず知らずのうちに公園にたどり着くというプロセスをつくり出すために、地域の資源、また名勝を掘り起こし、活用することは大変意義深いと考えております。
歩くことを逆手にとらない、歩かせることによって室生の魅力を発見していただける状況を地域でつくり出していただく、また暖かく心よく受け入れるもてなしを地域の皆さん一人一人がかかわっていただくことが、山上公園の入り込みにも大きく寄与することになるのではないかと考えております。
以上、答弁終わります。
議長(広沢 和夫君)
山本議員。
4番(山本 良治君)
先ほどの市長のご意見を聞かせていただきました。市長が、この公園、通常の公園ではないという思いを持っていただいていること、あるいはそんな中での芸術的な公園であると認識していただいてることに対しまして、大変安心をいたしました。今後ともひとつよろしく、市の公園として立派なものにしていただきたい、こんなように思うところでございます。
また、2点目の質問の中で、道路のアクセスの問題等も回答いただきました。非常に狭隘な場所でございますので、車が通ることによって住民が土手にへばりついてるというような、カエルをつぶしたような状態の中で、我々はよけていかなきゃならんというのも現実であるわけでございます。
先ほど回答いただきましたように、ところどころでの、いわゆる住民が安心して通られるような、車のいわゆる待避所等々も考えていただければな、こんなようにも思います。
ひとつこの公園が愛され、そして我々地元としてもますます誇りを持てるような状況、いわゆる交通やそういうものに不平不満が出てくるようなことであっては、やはり地元がその財産をいいものであっても、将来にわたってそれが方向としてよくないような方向になってもらっても困ります。そんなんで、ひとつ実態を十分理解をしていただいて、よろしくお願い申し上げたいなと、こんなように思います。
そして、この山上公園が室生の新しい心のよりどころと申しますか、多くの来園者が訪れて、現実的に宇陀市のシンボルとなるように念願するところでございまして、皆さん方のそれぞれの担当部署においても、この公園に対する多くの理解を得られながら作業をやっていただいてることを十分私も理解をいたしましたので、今後ともよろしくお願い申し上げ、私の質問といたします。
議長(広沢 和夫君)
山本議員の質問が終わりました。
休憩いたします。1時から始めたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
午前11時58分休憩
午後1時00分再開
議長(広沢 和夫君)
再開いたします。
なお、一部の議員の方々が、近所のご不幸事があるいうことで、退席されております。終わりましたら追っつけまた出席いただけるものと、こういうふうに思っておりますので、ご了承いただきたいと思います。
それでは、一般質問を、午前中に続きまして行いたいと思います。
亀井議員の一般質問を受け付けます。
亀井議員。
広沢議長より質問の許可を得ましたので、私はスポーツ・文化芸能活動の振興についてと宇陀市まちづくり条例の制定についての2点につきまして、前者を岸岡教育長、そして後者を前田市長に質問をさせていただきたいと思います。
まず質問に入る前に、何名の議員の方からもお話がございましたように、2月に執行されました宇陀市の初代市長を決定します市長選挙におきまして、前田市長が見事当選をされました。私も心からお祝いを申し上げますとともに、多くの課題を背負っての出発であるということは明白ですけれども、市長が掲げられました6つの公約実現のために、健康に留意をされまして市政に携わられますことをご期待を申し上げまして、質問に入りたいと思います。
私、この質問が最後の質問とならないように一生懸命頑張りますので、それも決意の上で、この質問にかかっていきたいなと思います。
それでは、まず初めにスポーツ・文化芸能活動の振興についてであります。私は日々の生活を楽しく、かつ健康的に過ごし、楽しみの中から生きがいを見出していくという意味からも、老若男女を問わず各階層が各種スポーツ活動、とりわけ軽スポーツなども含みますわけですけれども、それと和太鼓あるいは楽器などを使ってのサークル活動、またコーラスあるいは趣味なんかを生かした各種文化芸能活動に取り組んでいくことは、市民生活において大きな役割を果たすものと考えております。これは前田市長の公約の中にもありますように、健康で豊かな生活を広げる生涯学習とスポーツ活動の推進、いわゆる人と文化を育てるまちづくりにつながることでもあると思います。
そこで、市、特に教育委員会は、健康的かつ文化的な生涯学習とスポーツ活動を推進していくという側面から、これらの活動に対していかに振興を図り、支援をしていくのか、具体的な施策なり計画をお持ちであれば、お示しいただきたいと思います。
また、榛原区、大宇陀区、室生区、菟田野区と、各区単位では体育館あるいは公民館といったさまざまな施設等を使用するに当たりまして、使用料等にばらつきがあるように聞いております。さきにも述べましたように、市民の健康維持あるいは健康増進、また生涯学習の推進からして、各施設の使用料を定額あるいは無料にすることなど考えておられるのか、その辺もあわせてお伺いをしたいと思います。
さらに市内各小学校におきましては、統廃合が進みまして、菟田野区におきましても4月より宇賀志小学校、下芳野小学校、宇太小学校が、菟田野小学校に統合されるということで閉鎖がされます。榛原区におかれましても例外ではございませんけれども、このことによりまして、各区内に小学校等々の空き施設ができるということで、その一部を有効利用するという意味からも、文化芸能活動、特にサークル活動等の団体の拠点としたり、あるいは貸し出しをしていくというようなお考えはないのか、その辺もあわせてお伺いをしたいと思います。
そして、次の質問に入ります。宇陀市まちづくり条例の制定についてであります。
さきの市長選挙で前田市長は宇陀市まちづくり計画の基本理念に基づき、みずから取り組もうとするまちづくりの基本姿勢として、1番、自然環境と生活環境を保全するまちづくり、2番、健康と福祉向上のまちづくり、3番、安全で快適なまちづくり、4番、人と文化を育てるまちづくり、5番、農林業と商工業の活力あるまちづくり、そして最後6番、市民と行政協働のまちづくりを6つの大きな柱として位置づけをされまして、この選挙戦を戦ってこられました。
とりわけ今回の質問では、この6番目の市民と行政協働のまちづくりというところでは、市民参加型のまちづくりの推進、その中では基金を創設していくと。そして市民サービス向上への効率的な行政組織体制の構築、また行政情報を公開し、開かれた行政の推進を掲げておられます。まさにこのことが市民が主役となり得るためのまちづくりの基礎になるということを私自身も考えるところですけれども、ここで言うまちづくりとは、単に道路整備や上下水道の整備を始めとする生活環境整備などといった目に見えるハードの側面だけを言うのではなく、情報共有でありますとか、市民参加などの仕組みづくりなど、目に見えないソフトの側面とが互いに複合し合いながら、そして知恵と工夫によりまして、よりよい暮らしを市民一人一人がつくり出していくこと、そのことがやはりその根幹にあるんではないかなというふうに思います。
そういう意味で言いますと、まちづくりにかかわる情報が市民と行政の間で常に共有をされなければならないし、またあらゆる制度や機会を通して、行政施策、いわゆる市の仕事の意思決定の仕組み、その過程を明らかにするなど、きめ細かい情報提供を行わなければならないということは言うまでもないと思うわけです。
そこで、市民がまちづくりの主役あるいは主体として行動するための目的、あるいは基本原則でありますとか市民の権利保護やそのための制度保障など、まちづくりのため基本的な考え方や仕組みを定め、いわゆる自治の理念を市の姿勢として明確に持つための自治基本条例となり得る、いわゆるここで言う宇陀市まちづくり条例、この制定が急務だと思うわけですけれども、その辺を市長の所見をお伺いしたいなということで、まず1回目の質問は終わりたいと思います。よろしくお願いします。
議長(広沢 和夫君)
教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(中田 進君)
教育委員会事務局の中田でございます。本来教育長が答弁するところでございますが、教育長の方、他の公務と重なりましたので、そちらの方に出席しております。よろしくご了承のほどをお願いしたいと思います。
ただいまの亀井議員さんの質問に対しまして答弁をいたしたいと思います。
まずスポーツ・文化芸能活動の振興についてということで、先ほども言われましたように、特に各種のスポーツ団体、現在各区におきまして、例えば少年野球とか、こういったチームがそれぞれ組織されております。教育委員会としましては、その各種団体の方々が体育協会の中にスポーツ団体としてそれぞれ登録されまして、代表の方が市の方に組織づくりを、市の方の登録団体として今後協議してまいりまして運営をやっていきたいと。また文化活動についても同じことなんですけども、最近特に和太鼓というんですか、こういったものが各地域で広まっております。そういった団体の方々の代表の方が、文化協会の中でそれぞれ登録された団体として扱っていきまして、それぞれ特に育成を図ってまいりたいなというふうに思っております。
特にそれぞれスポーツ団体、また文化活動についての団体につきまして、広く市民の方に呼びかけていただきまして、多くの方が参加できればというふうにも思っております。
あと特に新しいスポーツというんですか、こういったスポーツ活動の育成なんですけども、これにつきましては、体育指導委員会を中心にいたしまして各地域で広めていき、また市民の方に呼びかけていきたいなというふうにも思っております。それぞれ特に文化活動というのはそれぞれの発表も必要かなというふうに思っておりますので、年に一度ぐらいのそれぞれの活動の内容を発表する機会も持っていきたいなというふうにも考えております。
また、先ほどありました公共施設の使用料金についてでございます。これにつきましては合併協議会の中でも合併後速やかに調整しなさいということでの協定項目もございます。
現在、それぞれの各区におきましての施設の状況も把握しながら、特に施設の内容、設備についても均一ではなく若干の違いもあります。そういったことも考慮しながら、それぞれの施設や地域の実情を踏まえ、特に施設管理運営上のことも考慮しながら、利用者の過度の負担にならないような使用料にしたいというふうに今思い、検討しているところでございます。また、先ほど言いましたように、施設の使用によりましては無料となることもあり得ると考えられます。
最後の各区において小学校の統廃合によりまして空き教室が多く出ております。これにつきましても開会当初一般質問にもあったわけなんですけども、跡地利用ともかかわりますが、特に例えば学校全体とか、また一部の教室の使用、こういった違いもあると思うんです。今後特に、あのときも申し上げましたように、地域住民の理解を得ることも必要でございますので、市の財産として、また財政状況も考慮しながら有効に活用できるよう検討してまいりたいと思っております。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
今回の宇陀市の合併は、ゴールではなくて新たな未来へのスタートであるということは、もう皆さん方もだれもが確認をしていただいていることだと思います。それだけに新市のまちづくりというのは私の今後の将来を見据えた計画でなければならないわけでありまして、先ほどお述べになりました基本理念なり、あるいは基本方針をつくっていくということは、これはもう当然亀井議員との意見と私も同様でございます。
お聞きをいたしますと、従前の旧菟田野町議会におきましても同様の議論があったということを承知をいたしております。市と主権者であります市民のそれぞれの責務を明確にして、市民参画のさらなる推進を盛り込んでいく、条例等を制定して盛り込んでいく、方針の中に盛り込んでいくということが大切であろうと思います。あるいはそのプロセスというんですか、計画、決定、執行、あるいは評価、それぞれのプロセスに必ず市民協働の姿を確認できるようなものでなければならない、そのように思っております。
さらに個性豊かな基礎自治体をつくり上げるために、合併時に確認をしてきました4旧町村の特色のある歴史とか文化、あるいは町並み、自然、そういったものを宇陀市の共有の財産として、宇陀市民の共有の財産として、それぞれ継承して発展をさせて、先ほどもお話がありましたような、とにかく内外ともに誇れるような宇陀市をつくり上げていかなければならない、今後におきましてもそういう考え方に立ちまして、いろいろと皆さん方とご相談をいたしながら、また十分な議論をやりながら、このまちづくり条例の成案に向けて努力をしていきたいなと、このように思っております。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
亀井議員。
42番(亀井 雅之君)
ありがとうございました。特に1問目のスポーツ・文化芸能活動の振興ということで、私よく思うんですけれども、やはり例えば体協にかかわる部門、文化協会にかかわる部門では、それぞれ市独自のやはり奨励事業というようなものも必要になってくるんではないかなというところで、ただ、何でこれをその位奨励しようというのかといいますと、いろいろやはりその中には生きがいも見出せるであろうし、また健康的かつ文化的な、先ほども言いましたけれども、そういう市民生活を営むという意味でも大変有意義ではないかなと思うわけです。
それと並行して、そういう思いで楽しく過ごすというところにはやはり病気にもなりにくい。病気になりますと当然保険も利用しなければならないし、国保も圧迫をされてくると。老健にしてもそうですし、そういう部分から健康的に、病院にいきたいという市民はだれ一人としておらないと思うわけです。それと直接結びつくとは言い切れませんけれども、やはりスポーツを通して、やはりいろんな趣味を通して楽しみを持ちながらやっていくというところに、市独自の大きな事業として、形としてあらわしていただきたいということを、今後も十分論議をいただきまして進めていただけたらなと。
また、そのことにつきましても、各体協なり支部、4つの支部に分かれるらしいですけれども、菟田野におきましても5日に総会を開くということでご案内をいただいておりました。そんな中でも体協のそれぞれの役員さんにご相談やっぱり持ちかけていくっていうところで、十分市民の皆さんのご意見を聞きながら、市民の皆さんといろんなメニューをつくっていただけたらなということをまず1点お願いをしておきたいなと思います。
それから、それにかかわっての使用料金も先ほどのご答弁にありましたように極力やはり趣味に、やはりそういうところで健康維持に努めるというところでは、やはり特段の措置ということで、当然使用料を、維持管理に費用がかかるわけですから、そういう部分では十分お金かかっていく、使用料払っていくちゅうのは当然のことなんですけれども、やはり特段の措置っていう部分では低額、無料というのんを進めていただけたらなというふうに思います。これも重ねて再度強調しておきたいなと思います。
それから、市長ご答弁いただきました。本当に前向きなご答弁いただきまして、このことは恐らく部局で言いますと企画調整部が担当になってくるんかなというふうに思います。幸い企画調整部長、菟田野区の出身の菊岡部長ですので、その辺は私の質問なり、ずっと議会の中で申しましたように、ご理解いただけとるかなというところで、その部局を中心となって各部局が協力をしていただいて、そして、なおかつこの条例制定に向けては住民の貴重なご意見を聞いていただけるような、また聞かなければならないようないろんな場所の設定でありますとか、それが一番末端になりますと、それぞれの各4区の中の自治会組織でありますとか、そういったところにもやはり行政の方から赴きまして、いろんなご意見出していかなければならないんではないかなと、それがまさに情報提供でありますし、また市民が持っとる情報を酌み取っていくという場所にもなっていくんではないかなと、その辺、また事細かく十分論議をしていただきまして、運良く22名の議席の中に入りましたら、またこの質問は続けていきたいなというふうに考えております。
そういうことで、確かに宇陀市が発進しまして、約2カ月、3カ月たちますけれども、本当に宇陀市が住民と、それから行政が協働して、とにかく仲よく、いいなって言えるような、そんな市になっていくために、やはりこの条例制定、条例をもとに、やはりそれぞれの立場をしっかりと認識していける、そして認め合えるっていうようなことを構築をしていただきますことをお願いをして、質問を終わりたいと思います。答弁結構です。
議長(広沢 和夫君)
亀井議員の質問が終わりました。
続いて、田村議員の質問をお受けいたします。
6番、田村議員。
やっとトリになります。真打ち登場じゃなくて、単に申し込みがおくれただけです。
それでは、私の一般質問に入る前に、一言ただしたいことがあります。それは一般質問者の人数制限です。これは昨年から協議されましたが、もしこの制限、時間的に制限があるならば、もっと違う形で、私たち議員全員の承諾を得てから行っていただきたいと。というのは、やはり議会は言論の府です。できるだけ議員さんの発言を保障するのが当然だと思っております。さらに、その中で発言者の発言希望者の絞るときに、発言内容をもとにして決めていくっていうやり方はまさにもってのほかだと言わざるを得ません。できるだけ発言希望者の納得いく、くじ引きでもいいと思います、そういう形で行っていっていただきたいということをまず最初に申し上げまして、質問に入らせていただきます。
宇陀市が真に住民に優しい市になっていくためには、一番肝心なのはやはり私は住民が行政を信頼することだと思っております。そのためには公正な行政が公正で公平で、それで住民たちに情報を本当に公開してることが大切だと思っております。その点で新しい市スタートで市長さんも決まりましたので、市長さんの政治姿勢でお伺いしたいと思います。
まず最初は、いわゆる同和行政についてです。これは前回も1月のとき質問させていただきましたが、そのときは市長さんが不在で、答弁はただ4町村の条例を集めただけだという形で終わりましたので、ここではっきり市長さんの姿勢をお聞きしたいと思います。
国は今から4年前にこの同和行政の打ち切りを宣言いたしました。当然この新しい市も同様だと思いますが、しかし、1月に出てきた新しい市の条例の、194もあって皆さん多分目を全部通しにくかったと思いますけど、その中には部落差別撤廃を初めとするあらゆる差別云々という項目の条例も、また説明文の中に同和地区の住民のためのという条例もあります。
4年前に国がこういう同和施策をもう取りやめ、地区と地区外という垣根をなくすようにということになっているのに、まだこういった、殊さら部落や同和地区を強調した条例をまだ残すつもりでしょうか。ちなみにこの後者の同和地区云々という、宇陀市条例第88号は、大宇陀地区の大熊、小和田、下片岡、関戸、赤砂利、こういった集会所が含まれているんです。こういったところはもう旧の地区でも何でもありません。この条例第88号が通ると大宇陀全部が同和地区っていう形に認識されます。この辺、今後ともどういうふうになさっていくつもりかお伺いしたいと思います。
さらに、予算案で一民間団体である部落解放同盟への支部の補助金が666万円含まれており、そしてこの団体の機関紙が部長以上の各部のところに多分公費で配られております。こういった法律がなくなったいうことがあるのに、このことをまだ続けております。これは予算委員会でひとつ答弁いただきましたから、今ではここではいいんですが、こういったことを予算委員会で聞いたときに、徐々にこういった補助金をなくすっていうことを答弁いただきました。このことの目途を聞かせていただきたいと思います。
さらに同和施策の一環として始まった住宅新築貸付資金、これの滞納金が今現在4億5,000万円あります。さらに改良公営住宅の家賃滞納が5,000万円近くあります。こういったことは、これから集めることに努力するっていうだけでなく、なぜこういったことが起こるのか、その原因を真剣に分析していただきたいと思っておりますが、そのことをやっていただけるかどうか。そのことを市長さんにお伺いいたします。
2つ目は、今、財政難を切り抜けるということで、合併をという合い言葉で1月1日より宇陀市がスタートいたしました。しかし、その無駄な支出を抑えるのは大変重要なことです。
そこで、ちまたで話題になってます公共事業の落札状況について、平成16年度各4町村の1,000万円以上の公共事業について調べてみました。そしたら、榛原町では15件、平均落札率が97.8%、大宇陀町では11件、98.9%、菟田野町では6件、96.6%、室生村では6件、99.3%でした。榛原ではこの予定価格の事前公表をしておりますが、こういう数字になっております。この数字について、率直に前田市長さん、どう思って、妥当と思っておられるか、お聞きしたいと思います。
これをなぜ取り上げたかいいますと、国の公正取引委員会が入札談合について盛んに地方公共団体や国に対して通達、ないしいわゆる防止ステップという形で提案しております。入札談合は地方公共団体予算の適正な執行を阻害するものとして、納税者である国民の利益を損ねる行為だと、こういうふうに位置づけております。そして昨年、入札談合防止システムマニュアルに合わせて、各地方公共団体の入札談合防止のための取り組み状況の調査報告書を出しました。これはネット上で出ますので、ぜひとも皆さん取り寄せてください。その中では、各地では職員の研修など、さまざまな試行錯誤をしております。長崎県のあるところでは土木事業所の工事ごと、落札率をネット上で数字を公表しております。
今後宇陀市として、こういった公共事業を発注する場合、落札率、単に下げたらいいかどうかわかりませんけど、下げた他の市町村の例が多くありますが、こういったとこを見習って何か手を打つ考えがおありでしょうか。
それともう一つ大事なのは、こういった入札談合や下請に丸投げするような、こういったことを後で検査するシステムがどうしても必要だと思っております。このことを今後つくる予定があるのかどうか。このことを市長さんの政治姿勢としてお伺いしたいと思います。
以上で私の質問を終わらせていただきます。
議長(広沢 和夫君)
教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(中田 進君)
ただいまの田村議員さんの質問に対しまして答弁いたします。
まず私の方から宇陀市条例第88号についてでございますが、今、田村議員からの質問にもありましたように、既に法律の期限が切れて失効してるわけでございます。対象としていた地域もなくなり、全体として扱われ、すなわち一般対策となっております。従いまして、田村議員さんがご指摘の文言につきましては速やかに改正しなければならないと判断しております。早々に新市条例を見直しまして訂正いたします。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
はい。
市民環境部長(高橋 博和君)
市民環境部の高橋です。11番の質問にお答えします。
宇陀市におけます部落差別撤廃とあらゆる差別をなくすことを目指す条例、これは先ほどの条例と同様、専決条例で制定されたところであります。
宇陀市は本年1月、4町村の合併により、発足したところですが、旧町村においてそれぞれ人権擁護に関する条例を制定し、部落差別を中心としましたあらゆる差別の撤廃に向けて取り組んできたところであります。しかし、依然として差別事件や差別事象が発生している現状を踏まえて、宇陀市としましては、市民や関係機関、団体等と共同して旧町村からの取り組みを深め、部落差別を始めとするあらゆる差別をなくし、人権が尊重される明るい地域社会を実現するために条例を制定したものでありまして、議員がおっしゃられる部落差別撤廃という、この表現でございますが、現時点では改正する予定はございません。
続きまして、2.の同和施策の中で宇陀地域支部協議会への補助金の関係につきましてご答弁させていただきます。
部落解放同盟宇陀市支部協議会は従来から各町村に設立されております各支部を部落の完全解放と人権が確立された民主社会の実現を目指し、より一層円滑な運営していくため、昨年12月10日に結成された団体であります。今日までの状況等をかんがみますと、地域及び住民の方々の協力は不可欠なものであると考えております。
平成18年度当初予算には、今申し上げましたように当初予算で666万7,000円を計上しておりますが、平成15年度と比較してみますと約14.5%の減額となっております。また、いつまで出すのかの質問についてでございますが、関係団体の活動状況等を勘案しますと、即刻廃止は困難だろうと考えております。今後の交付額につきましては、予算委員会でも答弁させていただきましたが、今後の行政改革における各種団体の補助金の動向も勘案しながら検討してまいりたいと、このように思っております。
続きまして、住宅新築資金等貸付事業の関係でございますが、この事業は、当該地域の居住環境の整備改善を図ることを目的として、特別措置法の失効した平成13年度まで貸付事業を行い、一定の成果をおさめてきたところであります。一般会計からの繰出金は1,156万9,000円、これは昨年1月設立されました奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合への事務費負担金であります。この回収管理組合は効率的な事務の執行すること、並びにこの事務に係る人的、金銭的な軽減を図ることを目的として、事務の共同処理をするため、専門機関として関係市町村により設立し、現在県下で21市町村が加入しております。
過去に予算化されていたかのご質問でございますが、平成17年度予算におきましても、旧大宇陀町も含め、一般会計からの繰り出しを行っております。
以上で答弁とさせていただきます。
議長(広沢 和夫君)
土木部長。
土木部長(南 幸男君)
土木部の南でございます。田村議員の公共事業の入札での落札率について、3点のご質問にお答えしたいと思います。
まず1点目の平成16年度の公共工事の開示請求をし、1,000万円以上の事業の落札率が平均で97ないしは98%でした。予定価格の事前公表をしている榛原町でさえ97~98%と。これをどう思いますか、もう1点は、滋賀県の平均落札率は84%、ここまで数字が下がれば経費も浮くと思いますが、ほかの自治体の落札率を下げる努力をしておりますが、宇陀市としてはどうですかというような2点のご質問にお答えしたいと思います。
公共工事の発注をするときの基本的な考え方としましては、よい品物をより安くというスタンスであります。工事の設計、積算においては、国あるいは県で調査をし、それを積算基準に基づきまして、単価等につきましても市場調査をした単価に基づいて積算を行っております。これらのコスト、積算の基準は情報公開によりまして発注者の提示した図面や証書に基づき業者の方々は積算を行っておるわけでございますが、これらについても公共が積算を行ったのとほぼ同じような金額が出てきていると思われます。このため、事前公表を行えば、必ずしも落札率が80%台、あるいは70%台になるとは限らないと思います。また、工事請負費が安ければよいというものでもないと思います。従いまして、買い手だけに市場原理を求め、市場競争万能主義や弱肉強食ということが起こり、中小企業業者や下請業者、またはそこに働く労働者に大変なしわ寄せを求めてしまう結果になりかねないと思います。
また、今世間で騒がれているように、ホテルやマンションの建設工事のように、請負金額だけを追求すると結果的には品質上の責任の果たせない構造物、特に構造物、擁壁等ができ上がる可能性もあると思います。
本来公共工事は市民及び経済活動の基盤となる社会資本を整備するものとして、社会経済上重要な意義を持っております。その品物、品質は、現在及び将来、市民のために確保されなければならず、よいものを住民に残すことが目的であります。
このため、国土交通省では、平成17年度から公共工事の品質確保の促進に関する法律を制定いたしました。このことは公共工事の品質を重視し、民間業者の持つ技術力などを取り入れ、価格のみの競争から価格と品質、総合的にすぐれた調達方法へと転換をするものであります。
宇陀市といたしましても、今後入札の予定価格等の請負額を安価にすることだけではなく、積算業務の担当者がコストの縮減ということを念頭に置いて積算を行ってまいりたいと思います。例えば土木工事で土砂等の発生が出てくる場合は、盛り土等の必要な箇所への流用等も含めて考えていきたいと考えております。
それから、3点目の落札率を決める予定価格ですが、98%、99%になるのは予定価格がきちんと設定されていないのではないかと、一定価格以上の公共事業の落札率、落札業者への住民に情報公開をしてほしいというご質問でございますが、1年間の公共工事の工事発注見通し、その他につきましては、年4回入札前の事前公表、それから入札後の公表につきましても入札参加者の名称、それから参加資格、予定価格、入札金額、落札金額など、すべて工事についての透明性と競争性を高めるために市役所の入札掲示板に公表を行っております。
これにつきましては、3町1村合併する以前から公表は行っております。また、入札につきましても、競争性を高め、なおかつ多くの入札参加をいただいて、先ほど談合等が出ておりましたが、多くの業者で競争を行ってもらうべく、多数の業者の選定をして行きたいと思っております。
また、検査システムのご質問ですが、これにつきましては、3町1村合併前からおのおのの検査につきましては、各町村別に厳しい検査を行っておりましたが、新市につきましても1月から新たに検査員を任命しまして、できるだけ旧の町村以外の職員で検査をすべく、3月までの17年度の事業についてはおおむね検査を終わっております。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
田村議員。
6番(田村 幹夫君)
またしても私の期待を裏切られまして、私は市長さんにお伺いしたんです。市長さんが一体どういうおつもりか、政治姿勢としてお聞きしたかったんです。
1番目の方で言いますと、この住宅資金の予算のことを何も聞いてはおりません。しっかり聞いといてくださいね。私はこの4億5,000万円の滞納や住宅の5,000万円の滞納、これは単なる滞納だけでなく、やはり同和施策の一環として始まったいうことで、きちんと分析、またその原因を突きとめてるかどうかっていうことをお伺いしたんです。はっきり言ってこれは人が借りたお金4億5,000万円、まだ返してない、そのための回収のために私たちの税金が1,100万円も毎年使われていきます。このことについて、もっときちんと説明しなければならないと思っております。
さらに、部落差別をまた強調してやっておりますから、私たちは差別はやはり反対です。しかし、殊さらこの部落差別を持ってくると、また名前は変わるかわかりませんが、部落解放同盟という同和施策のがあったときからずっと強調していたこの一民間団体に、この人権問題すべてもう任せてしまうということになってしまいます。そのことについて一体どう思うか、どういうつもりかということをお聞きしたかったんです。
さらに2点目、この99%、これ実際公表してますとおっしゃいましたけど、予定金額について公表したんは榛原町だけでした。私が情報公開をしたときには、あとの2町1村は2回目にやっと予定価格を教えてもらったんです。
普通の人は予定価格はやはり情報公開、開示請求しなければなかなかわからないんです。これからちゃんと一般の人にもすぐわかるようになるということですから、それはそれでいいんですが、本当にこの98とか99ということは自信持って、ここの入札価格はきちんと見積もりをして、それでこの数字だと全国に言えますか。全国、低過ぎるっていうことで60とか70とか私たちは望んでおりません。いろんなところでいろんな努力して、大体のところ85から90ぐらいになっております。その辺、これが本当に自信持って、市の方がきちんと入札金額を出してるんやいうことやったら堂々と出してください。
それから、最後の監督システムのとこですね。ちまたには下請に丸投げしてるということも多々あります。私の調査で見ると、工事はそれぞれのところがダブってることはほとんどありません。みんな、各町、村の業者が入って請け負ってますけど、ただ、その中に本当にその業者がやってるかどうか、こういうシステムを建築課ないし土木課なりにて、これからもつかどうかっていうことをお伺いしたいと思います。
市長さん、この数字について本当に妥当だと思うか、教えていただきたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
市長。
市長(前田 禎郎君)
私にお尋ねだったんですが、私も最終的にお答えをしようと、このように思っておりましたので、残念がらんとひとつお聞きをいただきたいと思います。
一番初めの条例第88号は当然これはもう間違いでした。これは皆さん今回のさきの議会で専決処分の承認をいただいた条例でしたので、できるだけ早く改正をしたいと思います。
2番目の協議会の補助金の問題でありますけれども、私たちは部落差別を初めとするあらゆる差別の撤廃に向けてということは、当然これはもう国民の責務であり、ある意味では国の大きな課題であろうという認識をいたしております。
この解放同盟、いわゆる補助金の交付団体は、今日までもその差別を撤廃するにつけて努力している私は団体だということを認識をいたしております。交付額が高いや安いかということにつきましては、当然これはもうまたこれからの活動の状況なり、あるいはまた財政の状況なり考えていかなければならないと思いますが、当然これからの補助金の交付というものも差別、そういうものがある限り、私は出していかなければならないんじゃないかな、そのように思っております。
問題の住宅資金の回収の問題も、これは当然前から大変難しい問題で、回収も大変難しい、それぞれの県下でもって難儀をしているというようなこの状況でございます。ならば何とかして回収にこぎつけようじゃないかと、いろんな状況があると思います。
それは先ほどその確認をせいという話なんでしょうけども、大変ある程度もう時間のたった状況でありますし、おらない方々もいらっしゃるだろうと思いますので、大変難しい状況でありますが、何とかして滞納が累積しないように、そして滞納が少しでも少なくするようにということで、県で管理団体、資金回収管理団体をつくって、大変難しい状況にあるところのこの法的な問題も含めまして、そこで回収をして償還をしていこうという姿勢でありますので、これからも大変大きな滞納額でありますけれども、管理組合にお任せというよりも、我々も一緒に努力なりしながら回収に努めていきたいなと、こう思ってます。
98%とか90%がどうかという話なんですが、私はもう素人でよくわかりませんけれども、要はこの予定価格を公表し、いろんな形で公表して、そして自信がありますかと言われます積算の状況、これは私の方の職員も自信を持ってこれをつくってるんですから、その問題についてどうのこうのと言われましても、私は自信はありませんというような状況の答えはできないと思いますので、自信を持って積算をしております。
98、97%ということに話がありますけれども、例えば私は予定価格を公表すれば、私は企業努力というものはここらでやられるんじゃないだろうかと思います。安ければいい、低ければいいという問題じゃないと思うんです。ですから、これは正確な正当な情勢の中でこれからの積算をし、そして企業努力もしていただきながら、この問題は大きな問題、いろんな問題を含んでおりますけれども、やらなければならないと思いますし、検査の問題もそうです。これは当然、これはもう何もやらんという話じゃないんですから、しっかりとやっていきたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
田村議員。
6番(田村 幹夫君)
それじゃあ最後にさせていただきます。
1つ勘違いしないでいただきたいのは、私はこの滞納がこれだけなった、これどないすんのやって、こんなこと言ってません。なんでこんだけ滞納になったかっていう、その原因をしっかりつかんでいただきたいんです。
その個人個人が滞納してるっていうたら、それはそうかもしれませんが、やはりここは一つ僕は同和施策の一環っていう形があったんじゃないかと。これをしっかり反省しなければ、これから普通の人、一般会計からの繰り入れのために市民に説明できないと思いますので、その辺、原因をきっちり分析していただきたいと思います。
それともう一つ、今各部に回ってるこの団体の機関紙ですね、これ金額的に大変しれております。しかし、これが公費で賄ってる、そこまでここの団体と友好的にしなあかんのかなと私は思うんですけど、これはまだ続けるつもりなんでしょうか。これをちょっと1番の最後の質問としたいと思います。
それと、2番目の方のところですね、ここでは先ほど公正取引委員会のいろんな調査では、自治体また公共団体で、できるだけ談合がないようにっていう形で、何も4町村が談合あるとか断定しておりません。談合防止のためにさまざまな努力をしております。職員がいろんなとこ研修したり、また電子入札システムとか、そういうことも視野の中に入れております。そうした努力もこれから言って、できるだけこの数字、私はもうちょっと下げていただきたい、でないと99を98、たまに100、限りなく100に近いっていうのもあったら、やはりどっかおかしいん違うかなっていうふうに思われるのが普通の人じゃないかなと思いますので、その辺だけお願いいたします。
議長(広沢 和夫君)
市民環境部長。
市民環境部長(高橋 博和君)
ご質問の解放新聞等の関係だと思いますが、これにつきましては、先ほど市長の答弁にもありましたように、やはり行政の責務として差別をなくすまちづくりを目指す条例もつくりながら、宇陀市としても取り組んでいきます。そうした関係上、行政の責務として取り組んでいく1つのいろんな情報源として、新聞の方は引き続き講読していきたい、このように思っております。
議長(広沢 和夫君)
土木部長。
土木部長(南 幸男君)
先ほどの田村議員さんの質問ですが、先ほども市長もお答えしたように、できるだけ競争性を増していただいて、より安価な価格で入札を執行していただけるように企業努力をお願いするとともに、今後につきましては、先ほど申されましたように電子入札等につきましても宇陀市だけで決めるんじゃなしに、他の市町の状況も見ながら考えていきたいと思います。必ずすぐにできるかというと問題があると思いますけども、検討は加えていきたいと思います。以上です
議長(広沢 和夫君)
田村議員の質問が終わりました。
これをもって一般質問を終了いたします。
なお、田村議員より、今定例会の一般質問の取り扱いについて意見がございました。この件につきましては、議運の委員長から初日の日に報告ありましたけれども、再度皆さん方に確認をいたしたいと思います。
昨年度からこの合併が決まっておりまして、正副議長会におきまして、今回定例会における一般質問の取り扱いについて協議をしてまいりました。なお、今定例会は51人の議員をもって構成されております。そういった形の中で、1月18日付でもちまして、各この議会におきまして委員会が設置されまして、なお、その委員会は議運特別会議や議会運営委員会であります。この議会運営委員会につきましても、各町村から出ていただきまして構成されたわけであります。
そういった議運の中で今回の定例会の進行、あるいは運営のことについて再三協議を十二分にされました。
今回、一般質問につきましては各町村より3名ということを決められまして、今定例会の初日に議運の委員長から報告があったとおりであります。また、榛原区において、もし多かった場合はどうするかというご意見がございまして、私どもいろいろ考えた末に、事務局の方から榛原区の議員の皆さん方につきましてはこの選考に当たります委員のことにつきましても議員の皆さん方にしっかりと配付をさせていただきました。その後1週間を経過いたしまして、その4人でもって決めたわけであります。
私たちは少なくとも議会民主主義ルールに則って、しかも民主的に私は今日まで議会運営をさせていただきましたし、今般の一般質問のことにつきましても議会の皆さん方の中で決められたものとして解釈をして今日まで進めておりますので、今後そういったことのないようにしていただきたい、かように思うわけであります。
なお、今回のこの一般質問につきまして、共産党の議員の方から私の方に住民の皆さん方に配布されました文書を持ちまして、しっかりと研究をさせていただきました。議会事務局長、並びに広沢和夫名で、日本共産党奈良本部へ抗議文をいたしております。なお、このことにつきましては、恐らく高橋議員も田村議員もご承知かと思います。
以上でございますので、これで報告を終わりたいと思います。
大変この一般質問にご協力いただきましたことを心から御礼を申し上げたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
それでは、日程第2、議案第38号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、日程第3、議案第39号、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について、日程第4、議案第40号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、以上3件を一括議題といたします。
なお、3議案については総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、委員長より報告を求めます。
総務常任委員長。
総務文教常任委員会委員長(山本 繁博君)
総務文教常任委員長報告。ただいま議題となりました付託議案3件についてご報告いたします。去る3月23日午後1時30分から、宇陀市役所全員協議室において、全委員と議長の出席により総務文教常任委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
委員会審査報告書。本委員会は、平成18年3月16日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第38号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、議案第39号、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について、議案第40号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、提案者から再度改正条例案の詳細説明を受けた後、委員各位からの質問に対し、委員各位は理事者の答弁により了承されたところです。
審査結果は、付託議案3件につきまして議案可決すべきものと決しました。
なお、委員各位からの主な質問の内容については、非常勤の特別職の報酬等の条例改正及び常勤の特別職の給与等の条例改正については、1、議員報酬について県内でもかなり低い水準であるので、市民にも懸命にやってることを理解してもらうべき、2、住民感情を逆なでする恐れなどが、また一般職の給与条例の改正については、1、地域手当の内容について、2、職員の勤務評価制度についてなどがありました。
以上、総務文教常任委員会委員長としての報告といたします。
議長(広沢 和夫君)
委員長の報告が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はございませんか。
山中議員。
47番(山中 忠宣君)
47番。議案第38号に関しまして、反対の討論をしたいと思います。
県下では報酬が安いという中でも、国、地方も非常に厳しい財政であります。やはりその現実をしっかりと見たときに、我々特別職が自分たちの都合のいいように値上げするということは、これはまずい、これは間違ってると私は思います。市長でも上げてほしくないと内心思ってると思います。だから、議員でもそんな住民の福祉のためにこれからお金は必要だと、どんどん必要なわけですから、我々も住民の全体の奉仕者として、わずかなお金でも住民の皆さんのために使ってほしいというのが、内心皆さん全員やと思うんです。その中で別に改正してまで上げる必要はないし、その条例でも一字一句変われば、また費用もかさむわけです。そういう変更のために職員の仕事を増やすんじゃなくて、本当に住民が困っている立場になって、住民のためにその時間とお金を費やすべきやと思いますので、私は反対したいと思います。以上です。
議長(広沢 和夫君)
討論を打ち切ります。
これより採決を行いますが、その前に皆さん方にお諮りいたしたいと思います。
なお、今皆さん方の座っております椅子につきましては、立ちますとすぐに後ろの方に転げる、また、足の痛い人がございますし、本日この採決に加わっていただく議員の皆さん方は何十回となるわけでございますので、こちらの方でしっかり確認をいたしますので、挙手でもって採決を進めていきたいと思いますので、ご協力いただきますようにお願い申し上げます。
採決は、分割して行います。
まず、議案第38号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手多数と認めます。よって、議案第38号は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第39号、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手多数と認めます。よって、議案第39号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第40号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第40号は、委員長の報告のとおり可決されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第5、議案第4号、宇陀市立歯科診療所事業基金条例の制定について、日程第6、議案第11号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について、日程第7、議案第41号、宇陀市介護保険条例の一部改正について、以上3件を一括議題といたします。
本3議案については、福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、委員長より報告を求めます。
森下委員長。
福祉厚生常任委員会委員長(森下 裕次君)
福祉厚生常任委員会報告を行います。
ただいま議題となりました付託議案3件について、ご報告いたします。
去る3月20日午後1時30分から、宇陀市役所全員協議会室において、全委員と副議長の出席により福祉厚生常任委員会を開催しましたので、その報告をします。
委員会審査報告書。本委員会は、平成18年3月16日に付託された議案を審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第4号、宇陀市立歯科診療所事業基金条例の制定について、議案第11号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第41号、宇陀市介護保険条例の一部改正について、提案者から再度、それぞれの条例案についての説明を受け、各委員からの質問に対し、理事者の答弁により、委員各位におかれては了承されたところです。
審査結果は、付託議案3件につきまして、議案可決すべきものと決しました。
なお、委員各位からの主な質問については、基金条例では、診療所の事業概要及び平成17年度事業会計決算見込み額について、基金の管理方法などがありました。介護老人保健施設事業の設置等の条例では、介護予防事業の概要について、予防のための健康器具の設置の充実についてなどがありました。介護保険条例では、合併協定では介護保険料は不均一賦課で、おおむね3年以内に調整するとしているが、本条例案の保険料の積算基準と市民への責任ある説明ができるように設定したか、基金の決算見込みと自宅介護者に対する活用について、1号保険者区分を細分化する考えはないのかなどがありました。
以上で福祉厚生常任委員会の報告といたします。
議長(広沢 和夫君)
委員長の報告が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
質疑はないようであります。質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はございませんか。
田村議員。
6番(田村 幹夫君)
第41号の方の議案につきまして、再び少し言わさせていただきます。
ここでは介護保険料、大宇陀町の約1.4倍を先頭にして、大変な値上げの金額になっております。特に所得の低い人も1.38倍、高い人も1.38倍と、同じ割合でこうなって金額が設定されておりますが、やはりここは京都や奈良市のように段階を細分化したり、また基準額に1.5掛けたり1.75掛けたり、これはこの2つはそれぞれの市町村が自由な裁量があると厚労省も認めておりますので、やはりこの辺は所得の低い人たちにもう少し手厚く、そして所得の高い人から、予算はそんだけ増やしてとかそんなんじゃなくて、回すような、段階を細分化、ちょっとしんどいですけどしていけば、所得の低い人も介護保険料を滞納しなくても済むと思っておりますので、私はこの5段階については反対をさせていただきます。
議長(広沢 和夫君)
大西議員。
44番(大西 進君)
44番、大西でございます。この宇陀市介護保険条例の一部改正についての、私、反対討論とさせていただきます。
本年4月に3年に一度の見直し案として介護保険料額の値上げが提案をされました。不均一でありますが、平均基本者に65歳以上の被保険者に対して800円から1,100円の値上げであります。国では定率減税見直し等々や増税がなされ、高齢者の負担はなお一層厳しくなる中で、介護を受ける方は、また介護事業があるから安心して生活できることで値上げを納得される方もおられます。だが、一方で介護認定を受けながら介護を受けずに頑張っておられる家庭、健康に気をつけ元気に生活をされる方にとってはどうでしょうか。よその行政では、その方々に優遇施策が実施され、健康第一をテーマに当市でも考え示さなければ不平等を感じ、介護認定の減少は否めません。旧町のときにこの議論がなされ、積立基金等も含めた考えを持ち寄った中で不均一であるべきと考え、反対討論といたします。
議長(広沢 和夫君)
高橋議員。
28番(高橋 重明君)
28番、高橋重明でございます。私、先ほどの議長報告でありましたように、一般質問ができなかった、その本人でございます。そのときにも介護保険問題について健康福祉部長にもお願いをしておりましたので、今回、議第41号、宇陀市介護保険条例の一部改正について反対討論をいたします。
今回の改正は介護保険制度実施から5年を経過し、2回目の改正ですが、その内容を見ますと、65歳以上の第1号被保険者の保険料段階の設定方法が、現行の第2段階を新しく第2段階と新第3段階に分割するものの、年間80万円以下で暮らす高齢者も多く、本来生活保護受給者と同等であり、免除されるべきものであります。さらに、これまで住民税非課税だった高齢者が、収入は変わらないのに税制改悪によって課税対象者となり、保険料段階が上がることによって新たに負担増となります。そこで、負担増は見込まれるために、新たに2年間の激変緩和措置を設けざるを得なかったのであります。合併協定により旧町村ごとに新基準額を決めていますが、月額3,900円と月額6,000円の格差的な引き上げになっております。保険料が3年ごとに値上げの繰り返しとなり、高齢者は収入が増えていないのに負担はもう限界です。昨年10月からは介護施設での居住費、食事代が自己負担となり、今、国会では高齢者の医療費負担が現役並み3割負担が検討されています。地方自治体独自に減免措置を実施する施策が急がれています。超高齢社会に向けて、社会保障は国の第一義的な仕事であり、予算上も優先されるべきものであります。国庫負担の大幅な引き上げを要望して討論といたします。
議長(広沢 和夫君)
進行上、皆さん方に申しわけございません。基本的に討論につきましては、反対1名、賛成1名になっております。皆さん方に謝りたいと思います。
それでは、討論を終結いたします。
これより、採決を行います。
採決は、分割して行います。
まず、議案第4号、宇陀市立歯科診療所事業基金条例の制定についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第4号は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第11号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第11号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第41号、宇陀市介護保険条例の一部改正についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手多数と認めます。よって、議案第41号は、委員長の報告のとおり可決されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第8、議案第10号、宇陀市都市計画審議会条例の制定についてを議題といたします。
本案については、産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、委員長より報告を求めます。
内田委員長。
産業建設常任委員会委員長(内田 治恒君)
議長の許可を得ましたので、産業建設常任委員会の報告をいたします。
ただいま議題となっております議案第10号について、本定例会におきまして、当委員会に審査を付託され、3月17日委員会を開催し、審査を行いました。その結果について、会議規則第102条の規定により報告をいたします。
審査に当たりましては、委員会条例第20条の規定により、説明委員の出席を求め、審査を行いました。条例案審査の経過におきましては、条例文解釈等の質疑がございました。異論はなく、採決の結果全員賛成で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
なお、委員会に引き続き協議会を開催し、特に論議されました事項について報告をいたします。新市の都市計画に関して規制緩和等により、企業の住宅建築の促進により、人口増加策を考えるよう強く要望したいというご意見や、市民にかかわる事業並びに制度について、いち早く自治会等へ周知をするなどの対応を願いたいなどのご意見がございました。また、道路特定財源の確保に関する意見書案について協議を行い、提案すべきものと決定し、賛成者を募りました。
以上で産業建設常任委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(広沢 和夫君)
委員長の報告が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ないようです。質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決を行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第10号は、委員長の報告のとおり可決されました。
休憩いたします。半まで休憩いたします。
午後2時20分休憩
午後2時37分再開
議長(広沢 和夫君)
再開いたします。
議長(広沢 和夫君)
日程第9、議案第22号、平成18年度宇陀市一般会計予算について、日程第10、議案第23号、平成18年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、日程第11、議案第24号、平成18年度宇陀市生活資金貸付事業特別会計予算について、日程第12、議案第25号、平成18年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、日程第13、議案第26号、平成18年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について、日程第14、議案第27号、平成18年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、日程第15、議案第28号、平成18年度宇陀市老人保健事業特別会計予算について、日程第16、議案第29号、平成18年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、日程第17、議案第30号、平成18年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算について、日程第18、議案第31号、平成18年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、日程第19、議案第32号、平成18年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、日程第20、議案第33号、平成18年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、日程第21、議案第34号、平成18年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、日程第22、議案第35号、平成18年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、日程第23、議案第36号、平成18年度宇陀市水道事業特別会計予算について、以上15件を一括議題といたします。
なお、本15議案については、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、委員長より報告を求めます。
高橋委員長。
予算審査特別委員会委員長(高橋 重明君)
宇陀市が発足し、新市長も決まりました。その新市長のもとで新しい予算が提案されまして、先日審査特別委員9名を選んでいただきまして、その中から互選により、私、高橋重明が委員長を務めさせていただきました。
それでは、ただいまから委員会の審査報告を申し上げます。
平成18年3月27日、宇陀市議会議長、広沢和夫殿。予算審査特別委員会委員長高橋重明。委員会審査報告書。議案第22号、平成18年度宇陀市一般会計予算について、議案第23号、平成18年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、議案第24号、平成18年度宇陀市生活資金貸付事業特別会計予算について、議案第25号、平成18年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、議案第26号、平成18年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について、議案第27号、平成18年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第28号、平成18年度宇陀市老人保健事業特別会計予算について、議案第29号、平成18年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、議案第30号、平成18年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算について、議案第31号、平成18年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、議案第32号、平成18年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、議案第33号、平成18年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、議案第34号、平成18年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、議案第35号、平成18年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、議案第36号、平成18年度宇陀市水道事業特別会計予算について。予算審査特別委員会を代表いたしまして、さきに当委員会に付託を受けました議案、平成18年度宇陀市の一般会計予算及び特別会計予算14件について、審査経過と結果についてご報告申し上げます。
当委員会は、去る3月16日本会議において設置され、同日付託された各議案について、3月22日、委員全員の出席により慎重審議を行いました。
採決の結果、一般会計と介護保険事業特別会計の2件は賛成多数で、住宅新築資金等貸付事業特別会計、生活資金貸付事業特別会計、霊苑事業特別会計、歯科診療所事業特別会計、国民健康保険事業特別会計、老人保健事業特別会計、榛原特定土地区画整理事業特別会計、簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計、保養センター事業特別会計、市立病院事業特別会計、介護老人保健施設事業特別会計並びに水道事業特別会計の13件は全員賛成で、それぞれ原案可決することに決し、午後4時50分散会いたしました。
なお、審査の経過について、各委員から行政全般にわたり多数の意見がありましたが、理事者の答弁によっておおむね理解されました。主な事項について列挙いたします。
一般会計について、事務事業は市民の要望に応えるとともに、合併効果は十分発揮できるようにスピーディーに進めるよう努められたい。民間団体の合併統合に向けた行政指導の推進を図られたい。自主財源確保のため、諸施策を推進し、収入の増加を図られたい。市税等の滞納繰越分の徴収をさらに強化し、徴収率の向上に一層努められたい。高齢者無料入浴事業の制度内容は、後退にならないよう見直しを図られたい。防災の危機管理体制の早期確立と消防団組織の見直しを図られたい。児童生徒の登下校時の安全対策の推進を図られたい。市有地を有効活用するとともに、土地の借り上げの見直しを図られたい。
特別会計につきまして、市立病院の健全経営に向けて、医師確保と医療体制の充実に向け努力されたい。
以上、報告を終わります。
議長(広沢 和夫君)
委員長の報告が終わりました。
質疑並びに討論については、一般会計と特別会計を分割して行います。
採決は各会計ごとに行います。
まず、一般会計についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
森下議員。
19番(森下 裕次君)
一般会計予算、9款教育費、3項中学校費についてです。宇陀市においては、新市発足後、直ちに宇陀市における部落差別等あらゆる差別をなくす条例の制定、また宇陀市啓発推進本部の設立など、同和行政、人権教育に対する力強い意欲が感じられ、大変心強く思っています。また、先ほど同和対策及び同和行政に対し、打ち切ったかのごとくの発言もございましたけども、確かに特措法、地対財特法といった時限立法は失効しておりますけども、地対協の意見具申で述べられてるように、同和問題の解決は国の責務であり、国民的課題であるとの認識の上、引き続き国として対応しておるところでございます。また、行政といたしましても引き続き同和行政を取り組んでいただきたいと感じております。
さて、3月13日に奈良県教育委員会から2006年度教職員の県単での教員加配について発表があり、大宇陀中学校に現在配属されている人権教育推進教員2名のうち1名の引き上げが含まれておりました。この変更は大宇陀中学校の本年度の学校運営計画のみならず、本年1月に結成された宇陀市人権教育研究会の運営にも波及すると考えられます。大宇陀中学校は本年度の宇陀市人権教育研究会事務局を務めております。また、本年10月25日、26日には、奈良県人権教育研究大会が宇陀市で開催されますが、このことにも影響を及ぼすのではないかと危惧しています。県の財政状況も理解いたしますけども、健全化、合理化のしわ寄せが教育費や福祉費に及ぶようなことはあってはならないことです。
教育は人的な裏づけがあって保証され、推進されます。そのためにも今年度予算において宇陀市の市単での人権教育推進教員を配置することで、宇陀市人権教育研究会専任事務局体制の維持と、宇陀市の人権教育推進を拡大、発展すべきであると考えます。
このことについては委員長並びに行政の回答を求めるものではございませんけども、行政においては熟考されることを望みます。以上です。
議長(広沢 和夫君)
ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
質疑を打ち切ります。
次に、特別会計について、質疑を受け付けます。ございませんか。
打越議員。
39番(打越 正君)
ただいま予算特別委員会の委員長からご報告をいただきましたが、その中で宇陀市の介護保険の特別委員会で上程された件は、賛成多数であったというふうにお聞きしました。私ども福祉厚生常任委員会では一応の承認をいたしましたが、そのときに上程をさせていただきました件を、きょうはぜひ理事者の皆さんから答弁をいただきたいと思うんで、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
39番(打越 正君)
それは、1つはこの介護保険の保険料率につきましては、先ほども説明がありましたように、合併協議会の協定項目でありました平成16年の11月25日に確認された事項でございます。特に介護保険料率については当分の間旧町村における均一賦課とし、新市に移行後おおむね3年以内に調整する。今回執行部側の方から提案されました保険料については、一応全国の厚生労働省からの通達による介護保険料の変更でございますので、おおむね理解をしておりますが、特に福祉厚生常任委員会でありました基金の問題につきまして、5,600万円の基金が現在あるというお話でございましたが、私は……
(「簡潔にお願いいたします」と呼ぶ者あり)
39番(打越 正君)
この基金を通じて、例えば天理市で行われてます平成12年の介護保険制度が始まりまして翌年から、介護保険の認定を受けられるにもかかわらず、家族で介護をされてるご家庭に一部金を進呈されるというような制度も既に行っておられる市があります。こういう制度そのものを、先ほど話がありました市独自の奨励事業として取り扱っていただくわけにいかないという点が1点でございます。
もう1点は、介護保険料をお納めになりながら、例えば3年間介護認定を受けられず、サービスも受けられてない方に、例えば税金でいう全期前納報奨金等に近いような、住民の皆さんに、その対象の方に奨励をしていただくような、そういう制度もお持ちでないか、その2点だけ確認したいと思います。
議長(広沢 和夫君)
打越議員に申し上げたいと思います。
本予算には関係ないと思いますので、打越議員の意見を参考にいたしまして、今後協議をしていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
ないようでございます。これで質疑を終結します。
これより討論に入ります。
まず、一般会計について討論を受け付けます。討論はございませんか。
田村議員。
6番(田村 幹夫君)
18年度予算の反対討論をさせていただきます。
まず収入の面では、先ほど山本議員が、大変一般質問で取り上げられました山上公園について、これ入場料を400円取るっていうことで、予算委員会で出ておりました。この予算書には雑入いう形で繰り入れてますけど、このこと、ほとんどの予算委員会に入ってない人はほとんど知ってないと思いますので、私はこの400円というのははっきり言って要らないと、せっかくの公園やから、できるだけもっと安くいうよりも、無料でもいいんじゃないかと思っております。
それから、支出の部では、特別職の報酬の中に区長さんが入ってると。この区長さんのことについては11月の報酬審議会で決まって、町長や村長の専決事項ですから仕方ありませんけど、私たちはそれを認める条例の1月議会の条例では、これ反対いたしました。だから、できるだけこの区長さんの分はやはりなくしたんがいいんじゃないかと、このように思っております。
3つ目には、先ほどの人権行政推進費で民間団体にこの補助金を出してる。この補助金はもう一度本当補助すべきかどうか、審議する必要があると考えております。
最後に、この4月から障害者自立支援法案が施行されます。障害者福祉費については大変金額を割いていただいておりますが、しかし、この障害者自立支援法案、一部には自立阻害法案と言われるほど大変所得の低い人たちには厳しい法案です。これについて、ここ宇陀市独自の支援策っていうのがほとんどないっていうことでした。例年どおりの金額で作業所も存続していただけるいうことですけど、そういった支援策というのがもっと繰り入れたらどうかなと思っております。
そのほか、乳幼児医療費や、いろんな形で、福祉につきましてはやはり国レベル、県レベルの段階にとどまって市独自で本当に福祉に優しい予算になっておりませんので、私は今度の予算案に反対させていただきます。
議長(広沢 和夫君)
賛成の方の討論ございませんか。
〔討論なし〕
議長(広沢 和夫君)
討論を終結いたします。
次に、特別会計について討論を受け付けます。
会計名を述べられてからお願い申し上げます。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決は、分割して行います。
まず、議案第22号、平成18年度宇陀市一般会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手多数と認めます。よって、議案第22号は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第23号、平成18年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第23号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第24号、平成18年度宇陀市生活資金貸付事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第24号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第25号、平成18年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第25号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第26号、平成18年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第26号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第27号、平成18年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第27号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第28号、平成18年度宇陀市老人保健事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第28号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第29号、平成18年度宇陀市介護保険事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手多数と認めます。よって、議案第29号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第30号、平成18年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第30号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第31号、平成18年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第31号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第32号、平成18年度宇陀市下水道事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第32号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第33号、平成18年度宇陀市保養センター事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第33号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第34号、平成18年度宇陀市立病院事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第34号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第35号、平成18年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第35号は、委員長の報告のとおり可決されました。
続いて、議案第36号、平成18年度宇陀市水道事業特別会計予算についての採決を行います。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、議案第36号は、委員長の報告のとおり可決されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第24、宇陀市選挙管理委員会委員の選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、お手元に配付しております資料のとおり、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。
お諮りいたします。
指名の方法については、議長が指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、議長が指名することに決定いたしました。
宇陀市選挙管理委員会委員には、1、宇陀市大宇陀区野依185番地、辻本太郎さん、同じく、榛原区安田168番地、新内秀夫さん、同じく菟田野区見田208番地の3、中川好隆さん、同じく、室生区無山335番地の1、森井一成さん、以上、4名の方を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長が指名した方を宇陀市選挙管理委員会委員選挙の当選人と定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、指名いたしました辻本太郎さん、新内秀夫さん、中川好隆さん、森井一成さん、以上の方が宇陀市選挙管理委員会委員に当選されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第25、宇陀市選挙管理委員会補充員の選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、お手元に配付しております資料のとおり、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は、指名推選で行うことに決定しました。
お諮りいたします。
指名の方法については、議長が指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、議長が指名することに決定いたしました。
宇陀市選挙管理委員会補充員には、第1順位、宇陀市室生区室生64番地、松平三千代さん、第2順位、大宇陀区守道554番地、奥保頼俊さん、第3順位、菟田野区古市場35番地の1、徳永慶二郎さん、第4順位、榛原区諸木野248番地、森田哲爾さん、以上、4名の方を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長が指名した方を宇陀市選挙管理委員会補充員選挙の当選人と定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、指名しました、第1順位、松平三千代さん、第2順位、奥保頼俊さん、第3順位、徳永慶二郎さん、第4順位、森田哲爾さん、以上の方が宇陀市選挙管理委員会補充員に当選されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第26、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について、日程第27、同意第2号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について、日程第28、同意第3号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について、日程第29、同意第4号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について、日程第30、同意第5号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について、以上5件を一括議題といたします。
提案者の説明を求めます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
それでは、宇陀市教育委員会委員の任命同意について、同意第1号から第5号まで申し上げたいと思います。
同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について。宇陀市教育委員会委員の任命同意について、宇陀市教育委員会委員に次の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求める。
申し上げます。5人いらっしゃるんですが、そのうちの5人を申し上げたいと思います。まず初めに、宇陀市大宇陀区拾生1170番地、氏名、瀬山和英。瀬山和英と書きます、それを「かずつね」と読むそうです。生年月日、昭和10年4月13日。提案理由を申し上げたいと思いますが、暫定教育委員、植田八三郎氏が地方教育行政の組織及び運営に関する法律施行令第18条第2項の規定により、本議会の会期の末日をもって任期満了となります。なお、同法施行令20条の規定に基づきまして、瀬山委員につきましては、3年の任期とさせていただきます。この方は、前も大宇陀町の教育長なり、助役をされておられました。
同意第2号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について。同文でありますが、住所を申し上げます。宇陀市菟田野区平井20番地、氏名は岸岡寛式、これを「ひろのり」と読むそうです。生年月日は昭和9年10月4日です。暫定教育委員でいらっしゃいます岸岡寛式氏が同じく本会議の会期の末日をもって任期満了になります。なお、岸岡委員につきましては4年の任期とさせていただきます。この任期というのは、地方教育行政の組織に関する法律施行令の規定に基づいて、2人は4年、1人は3年、1人は2年、1人は1年と、こういうようなことになっているわけです。
3人目、同意第3号。同文ですが、住所を申し上げます。宇陀市榛原区福地58番地、氏名、向出公三と書いて「きみぞう」と読みます。生年月日昭和6年5月7日。この方につきましては、暫定教育委員、田村義治氏がこの本会議の会期の末日をもって任期満了になることによりまして、同法の施行令第20条の規定によって、この方は4年の任期とさせていただきます。
それから、同意第4号。同文でありますが、名前を申し上げます。住所、宇陀市榛原区内牧2165番地、名前は桝井一完、「かずさだ」と読みます。生年月日は昭和18年8月7日です。この方は暫定教育委員、井村明氏が本会議の会期の末日で任期満了となります。よって、施行令第20条の規定によりまして、桝井委員につきましては2年の任期とさせていただきます。
それから、5人目、同文でありますが、住所を申し上げます。宇陀市室生区無山378番地、名前は多山藤樹。生年月日昭和34年1月6日、この方は暫定教育委員、多山藤樹氏ご本人が会期の末日をもって任期満了となりますので、多山委員さんにつきましては1年の任期とさせていただきます。
以上、5名につきまして提案をさせていただきました。よろしくご同意をいただきますようにお願いを申し上げます。
議長(広沢 和夫君)
提案者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって直ちに採決を行います。
採決は、分割して行います。
まず、同意第1号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第1号は、原案のとおり同意することに決定されました。
次に、同意第2号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第2号は、原案のとおり同意することに決定されました。
続いて、同意第3号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第3号は、原案のとおり同意することに決定されました。
続いて、同意第4号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第4号は、原案のとおり同意することに決定されました。
続いて、同意第5号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第5号は、原案のとおり同意することに決定されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第31、同意第6号、宇陀市監査委員の選任同意について、日程第32、同意第7号、宇陀市監査委員の選任同意について、以上、2件を一括議題といたします。
提案者の説明を求めます。
市長。
市長(前田 禎郎君)
同意第6号、宇陀市監査委員の選任同意について。宇陀市監査委員の選任同意について、宇陀市監査委員に次の者を選任したいので、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求める。
申し上げます。この1人目は議員のうちから選任をするものでございます。住所、宇陀市榛原区母里165番地の1。氏名、小林一三。生年月日昭和13年10月5日。宇陀市監査委員の選任につきましては、地方自治法第196条の第1項の規定によって議会の同意を求めるものでありまして、先ほど申し上げましたように議員のうちから1名を選任するということであります。任期につきましては、地方自治法第197条の規定により、議員のうちから選任されたものにあっては議員の任期によるということになっております。
次、同意第7号、宇陀市監査委員の選任同意について。本文は一緒ですが、住所、名前を申し上げます。住所、宇陀市室生区大野2292番地の2、名前は山本安弘。生年月日は昭和13年4月14日。この方は地方自治法第196条第1項の規定によりまして、識見を有する者のうちから選任をするということでございまして、山本さんにつきましては人格が高潔で、地方公共団体の財務管理、事業の経理運営、あるいは行政運営に関しての識見を有すると判断をいたしまして、同意を求めるところでございます。任期につきましては、地方自治法第197条の規定によりまして、識見を有する者のうちから選任をされる者ということにいたしております。
以上2件、よろしくご同意をいただきますようにお願い申し上げます。
議長(広沢 和夫君)
提案者の説明が終わりました。
なお、本件については、小林議員は、地方自治法第117条の規定に該当し、除斥の規定が適用されますので、小林議員、退場を求めます。
〔小林議員退場〕
議長(広沢 和夫君)
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論を省略して直ちに採決に入りたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって直ちに採決を行います。
採決は、分割して行います。
まず、同意第6号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第6号は、原案のとおり同意することに決定されました。
小林議員の入場を認めます。
〔小林議員入場〕
議長(広沢 和夫君)
小林議員には、満場一致で選任同意されましたことをお伝えいたします。
次に、同意第7号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第7号は、原案のとおり同意することに決定されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第33、同意第8号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について、日程第34、同意第9号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について、日程第35、同意第10号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について、以上、3件を一括議題といたします。
提案者の説明を求めます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
同意第8号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について。宇陀市公平委員会委員の選任同意について、宇陀市公平委員会委員に次の者を選任したいので、地方公務員法第9条第2項の規定により、議会の同意を求める。
申し上げます。住所、宇陀市大宇陀区万六1789番地、氏名、小西義雄。生年月日は大正13年6月29日です。提案理由でありますが、公平委員会委員は人格が高潔で、地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ人事行政に関し識見を有する者のうちから市長が議会の同意を得て選任するとあります。任期は地方公務員法附則第5条の規定により、最初に選任される公平委員会の委員の任期は1人は4年、1人は3年、1人は2年となっております。この場合において各委員の任期は、地方公共団体の長がくじで定めるとあります。先ほどの教育委員会の任期でありますが、これは市長が定めるということでありますが、これはくじで定めるということで、くじを引いて決めたものでございます。これによりまして、小西義雄氏の任期は4年とするものであります。
次に、同意第9号は、住所、宇陀市榛原区赤瀬673番地、氏名は西浦淳介、これを「よしゆき」と読むそうです。生年月日は昭和5年12月19日であります。この方の任期につきましては、3年とするものであります。
次に、同意10号でありますが、住所は宇陀市室生区上笠間333番地、氏名は勝井章文、生年月日、昭和2年1月27日。この方の任期につきましては、2年とするものであります。
以上、3件の委員の同意を求めるものであります。よろしくお願いをいたします。
議長(広沢 和夫君)
提案者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
質疑はなしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって直ちに採決を行います。
採決は、分割して行います。
まず、同意第8号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第8号は、原案のとおり同意することに決定されました。
次に、同意第9号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第9号は、原案のとおり同意することに決定されました。
続いて、同意第10号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第10号は、原案のとおり同意することに決定されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第36、同意第11号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、日程第37、同意第12号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、日程第38、同意第13号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、日程第39、同意第14号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、以上4件を一括議題といたします。
提案者の説明を求めます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
同意第11号、宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について。宇陀市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、宇陀市固定資産評価審査委員会委員に次の者を選任したいので、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求める。
申し上げます。1人目、住所は宇陀市大宇陀区野依267番地、辻本勝次。生年月日は昭和20年3月8日。固定資産評価審査委員会委員として選任するものでありますが、地方税法423条第3項の規定によりまして、議会の同意を得て選任されるまでの間は、従来当該市町村の地域に属していた固定資産評価審査委員会の委員であったもののうちから選任をした者をもって、宇陀市の固定資産評価審査委員会委員としたものであります。任期は3年であります。
同意第12号、同文でありますが、住所は宇陀市菟田野区松井167番地の6、小松原健二。昭和34年3月30日。この方も同様であります。
それから、同意第13号、住所は宇陀市榛原区檜牧1844番地、田中邦種。「くに」は邦ですが、「かず」は種という字です。生年月日は昭和7年2月24日。同様です。
それから、もう1人は宇陀市室生区下笠間274番地。氏名、好村猛。生年月日、昭和7年9月13日。
以上でございます。よろしくご審議をいただき、ご同意をいただきますようお願いいたします。
議長(広沢 和夫君)
提案者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論を省略して直ちに採決に入りたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
採決は、分割して行います。
まず、同意第11号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第11号は、原案のとおり同意することに決定されました。
次に、同意第12号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第12号は、原案のとおり同意することに決定されました。
続いて、同意第13号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第13号は、原案のとおり同意することに決定されました。
続いて、同意第14号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第14号は、原案のとおり同意することに決定されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第40、同意第15号、宇陀市財産区管理委員の選任同意についてを議題といたします。
提案者の説明を求めます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
同意第15号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について。宇陀市財産区管理委員の選任同意について、宇陀市財産区管理委員に次の者を選任したいので、宇陀市財産区管理委員会設置条例第4条の規定により、議会の議決を求める。
申し上げます。住所、宇陀市菟田野区上芳野932番地、氏名は源内幸親。生年月日昭和17年7月1日。宇陀市財産区管理委員会設置条例第4条の規定により、宇陀市財産区管理委員の選任について議会の議決を求めるものであります。宇陀市財産区管理委員会菟田野第2、第3区委員7名のうち、源内幸親氏が平成18年3月25日付で任期満了となったため、宇陀市財産区管理委員会設置条例の規定により、市長が当該委員に引き続き源内幸親氏を財産区管理委員として選任するため議会の同意を求めるものであります。任期は4年であります。宇陀市財産区管理委員会設置条例附則の規定によりまして、宇陀市財産区管理委員会設置条例の施行前に委員である者は、宇陀市財産区管理委員とみなし、その任期についてはその者が宇陀市財産区管理委員会設置条例の施行前の条例の規定により選任された日から起算することとなっております。任期は地方自治法第296条の2、第3項の規定によって4年となっております。
以上で説明を終わります。よろしくご同意をいただきますようにお願いいたします。
議長(広沢 和夫君)
提案者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論を省略して直ちに採決に入りたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって直ちに採決を行います。
同意第15号について、原案のとおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、同意第15号は、原案のとおり同意することに決定されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第41、請願第1号、情報通信の基盤整備に関する請願についてを議題といたします。
本請願については、総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、委員長より報告を求めます。
山本委員長。
総務文教常任委員会委員長(山本 繁博君)
宇陀市議会議長、広沢和夫殿。請願審査報告書。本委員会は、平成18年3月8日付託された請願を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第135条第1項の規定により報告します。
請願番号1、受理年月日平成18年3月1日、件名情報通信の基盤整備に関する請願、紹介議員副議長土井英治議員、奥井昭則議員、日樫数隆議員。
審査結果、採択すべきもの。
委員会の意見。情報通信がより高度に発達した今日の社会情勢を見ると、室生区の市民が置かれている窮状は確かに理解でき、情報通信の基盤整備が急がれる。合併の重点項目にケーブルテレビの整備も盛り込まれており、市民へのこの事業計画の周知・理解等については広報などを通じて、より丁寧に行う必要がある。また、アナログ放送の打ち切りの時期も迫ってきており、この機会にできるだけ早期に整備すべきである。なお、せっかく全市に渡り整備されても、加入率が低いとランニングコストだけでも市の予算を圧迫する可能性もあるので、全世帯の加入とまではいかないまでも、それに近づけるような努力も必要である。
以上、総務文教委員会の報告とさせていただきます。
議長(広沢 和夫君)
委員長の報告が終わりました。
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本請願に対する委員長の報告は、採択であります。
よって、本請願を委員長の報告のとおり採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、請願第1号は、委員長の報告のとおり採択することに決定されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第42、発議第4号、抜本的な都市農業振興策の確立を求める意見書についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
松田議員。
30番(松田 昭君)
30番、提出者の松田でございます。
本日ここに提出いたしました抜本的な都市農業振興策の確立を求める意見書案につきまして、提出理由のご説明をまず申し上げます。
まず近年都市住民からの関心の高まりもあり、都市農業、農地に対する評価が高まっていますが、都市農業振興のためには都市農業の新たな概念規定と政策的な位置づけの明確化が重要であります。土地、農業、農地を取り巻く環境が宅地供給の予備軍、都市化されるまでの間の存在と位置づけられてきた昭和40年代以降の状況とは全く異なり、都市住民の新たなコミュニティ形成や住環境、教育、福祉面の役割など、都市農業の持つ多面的機能に強い期待が寄せられており、都市農業においても担い手の経営確立が重要な課題であると認識しています。こうした観点から、都市農地保全、農業振興に取り組むようにとの今回の提出であります。
それでは、意見書の朗読をさせていただきます。
抜本的な都市農業振興策の確立を求める意見書案。都市農業は消費者に新鮮で安全な農作物を供給するとともに、緑地としての環境保全、市民との交流を通じたコミュニティの形成、災害時の緊急避難場所など、多面的な機能を担ってきた。近年、まちづくりを進めていく上で、都市農業の果たしてきた役割が再評価されるようになり、当宇陀市においても身近な農地・農業をできるだけ残してほしいとの地域住民の要望が根強い。当議会は市民共有の財産として、農地・農業を後世に残すことがまちづくりの重要な課題であると認識するわけであります。
国政においては、平成11年に成立した食料・農業・農村基本法で、都市農業の振興が国の責務であると初めて明記され、昨年3月の食料・農業・農村基本計画の見直しに際しては、都市農業振興への一定の配慮が示され、10月には農林水産省内に都市農業・地域交流室が新設されたところである。しかしながら、生産緑地法や都市計画法、相続税納税猶予制度など都市農業関連の現行法制や税制の根幹部分は、宅地化優先の価値観を色濃く残したままであり、国の取り組みは、なお不十分であると言わざるを得ない。
こうした現状のもとで、当宇陀市においても農地・農家の減少に歯どめがかからず、農業従事者の高齢化、後継者難などが深刻化しております。持続可能な都市農業を実現する本格的な対策を急がなければならない。
よって、当宇陀市議会は、都市農業者が安心して営農に取り組めるよう、国が下記に掲げる抜本的な都市農地保全・農業振興に取り組むよう強く要望する。
1、都市計画法、生産緑地法、相続税納税猶予制度などの都市農業関連の法制・税制などを見直し、新法制定も視野に入れた抜本的な都市農業政策を確立すること。
2、都市農業関連税制の見直しに際しては、市街化区域内に農地を持つ農家が希望を持って持続的に農業を営むことのできる仕組みに再構築すること。
3、農業構造改革の一環として、集落営農・法人化が推進されているところであり、相対的に地価の高い都市部及びその周辺においても農業法人の設立が円滑に行えるよう制度を整備すること。
4、認定農業者制度を都市農業にもマッチするよう改革するとともに、中高年サラリーマンやニート、フリーターなどの就農を推進するなど、新たな担い手制度を創設すること。
5、学校給食と農家の提携など都市部における地産地消を拡充するとともに、農業体験農園、市民農園など市民参加型農業、学童農園などを通じた食育を推進すること。
6、上記の政策課題に対処するため、農林水産省、総務省、国土交通省、財務省など、関係府省による都市農業政策の横断的な検討機関を設置し、平成18年度中に成案を得ること。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
以上、提出理由の説明を申し上げましたが、何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提出理由の説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(広沢 和夫君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
田村議員。
6番(田村 幹夫君)
まずこの都市農業という意味です。私たち宇陀市の中で、都市農業者と言ってるのは一体どっからどこまでやと。大変農業者が多いっていうことで、これが一つ疑問なんです。特に今農業でどんどん人が減ってる。今度合併して市街化区域が広がる。そうすると市街化区域になった農地は、もう税金がとても払えないから農業もどんどんなくなっていくわけです。そのことについて守るっていうことでしたらいいんですけど、この都市農業という形の意味合いがちょっと不明なのと、もう一つ、食料・農業・農村基本法っていうのは、今家庭農業がほとんどのこの日本の農業を、はっきり言ってつぶす方向です。ある面積がなければ農業が続けられない。大規模農業を目指すっていう法律です。これを一応ここでは何か認めてるような形で、基本計画の見直しっていう形になってると思いますけど、今の農業者の間では、この基本法は反対者が結構たくさんいてて、やはり家庭農業を守るっていう視点に立たなければならないと思っております。これとの関係、ちょっとこの提出者に説明をお願いしたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
松田議員。
30番(松田 昭君)
自席から申し上げます。
田村議員の質問に答えますけれども、細かいこと、詳しいことは、私も農業やっておりませんのでわかりませんけれども、都市農業振興対策いう、この都市ということについて、何か大きな立場で言われておると思いますけれども、決して私たちの住む宇陀市においても同じこと言えるんではないかと、こういうふうに思っております。だんだんと農業していく人たちが少のうなってくるがために、私たちは何とかこのことをみんなに法制していただいて、そしてみんなが喜んで農業を営むよう図っていきたいという、これが私たちの意見書でございますので、よろしくお願いいたします。
議長(広沢 和夫君)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
発議第4号について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手多数と認めます。よって、発議第4号は、原案のとおり可決されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第43、発議第5号、さらなる総合的な少子化対策を求める意見書についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
野田議員。
10番(野田 雄三君)
ただいま議長からお許しを得ましたので、意見書の提案を申し上げます。
発議第5号、平成18年3月27日、宇陀市議会、議長、広沢和夫殿。提出者、宇陀市議会議員、野田雄三。賛成者、同じく松田昭、同じく辻谷禎夫、同じく古宮光子、同じく田中章生、同じく大澤正昭。
さらなる総合的な少子化対策を求める意見書案。上記の議案を、別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出いたします。
さらなる総合的な少子化対策を求める意見書。2005年版「少子化社会白書」は、2004年の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子供の平均数)が1.28と過去最低を更新したことを踏まえ、我が国を初めて超少子化国と位置づけました。予想を上回る少子化の進行によって、これまでの予測よりも1年早く、今年には人口減少社会に転じる可能性があると指摘しています。これまでも様々な少子化対策が講じられてきましたが、依然として少子化傾向に歯止めがかかっておらず、これまでの施策を検証するとともに、効果的な支援策について、更なる検討が必要です。
その上で、少子化対策は単に少子化への歯止めをかけることだけを目的とするのではなく、すべての子供たちが生まれてきてよかったと、心から思える社会、子供たちの瞳が生き生きと輝く社会を実現する視点が重要であります。子育ては今や地域や社会全体が取り組む課題であり、我が国の将来を担う子供たちの健やかな成長のために、社会全体で子育てをサポートする体制を実現することが必要です。子育てへの経済的支援のほか、地域や社会における子育てのための環境整備、働き方を見直す社会の構造改革など、総合的に子育て支援を展開すべきです。
よって、政府においては、さらなる総合的少子化対策として、次のような施策を講じるよう強く求めます。
記。1、抜本的な児童手当の拡充2、出産費用等の負担の軽減3、子育て世帯向けの住宅支援4、子供を預けやすい保育システムへの転換5、放課後児童健全育成事業等の充実6、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)が図れる働き方の見直し。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。平成18年3月27日、宇陀市議会。
以上でございます。よろしくご審議をお願いします。
議長(広沢 和夫君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
上田議員。
2番(上田 徳君)
2番、上田でございます。
意見書の中身につきましては何ら問題はないかと思いますけども、提出者の方から説明があったかどうか、聞き漏らしたかもわかりませんけども、送付先につきまして、厚生労働大臣までということでなっておりますけども、現行の内閣におきましては、少子化対策担当大臣もおられるんじゃないかというふうに思いますので、できましたら少子化対策担当大臣の方にも送付されたらどうかなと、こんなように思いますが、いかがでしょう。
議長(広沢 和夫君)
野田議員、いかがですか。
10番(野田 雄三君)
ただいまご忠告いただきまして、非常に結構な話だと思いますんで、事務局の方からよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。
議長(広沢 和夫君)
ほかに質疑はございませんか。
田村議員。
6番(田村 幹夫君)
大変結構なことだと思うんですけど、ただ一つ、1の抜本的な児童手当の拡充ですね、今大変児童手当が拡充されまして、約もう6年生まで行ったんですかね、それで半数以上の人が、子供がもう児童手当をもらっております。この抜本的な、そこまでいってる児童手当の拡充っていうことですから、これ具体的にはどこまでっていうことか、案がもしあればお聞かせいただきたいと思いますけど、お願いします。
議長(広沢 和夫君)
野田議員。
10番(野田 雄三君)
お答えします。
議員さんもご承知のように、本年10月から小学6年生まで、この児童手当が支給になっております。私はもっともっとこの少子化対策については保護者の教育の軽減を図るためにも、やはり義務教育終了まで是非とも拡充していただけたらなと、こういう意見を持っております。以上です。
議長(広沢 和夫君)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
発議第5号について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手全員と認めます。よって、発議第5号は、原案のとおり可決されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第44、発議第6号、道路特定財源の確保に関する意見書についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
内田議員。
45番(内田 治恒君)
発議第6号。議長のご指名をいただきましたので、道路特定財源の確保に関する意見書案につきまして、提出の説明を申し上げます。
議案書の24ページでございます。道路特定財源は地域の活性化に不可欠な社会資本である道路の整備を推進する上で必要不可欠な財源であることから、今後の道路整備の推進を阻害されることのないよう、要請をするものでございます。
朗読をもって提出とさせていただきます。
発議第6号、平成18年3月27日。宇陀市議会議長、広沢和夫殿。提出者、宇陀市議会議員、内田治恒。賛成者、亀井雅之、田中章生、畑山太良、山中忠宣、玉岡武。
道路特定財源の確保に関する意見書案。上記の議案を、別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
道路特定財源の確保に関する意見書。道路は、市民の生活や経済・社会活動を支える最も基礎的な社会基盤であり、その整備は地域の交通の円滑化に資するほか、他地域との交流、流通の基盤として、その必要性ますます高くなっています。
本市も高齢化、少子化が進展している中、豊かな自然環境や歴史と文化との調和を図りつつ、個性と魅力に満ちた活力あるまちづくりを実現するためには、国県道から市道に至る道路網整備は重要であり、早期実現を図ることが必要不可欠です。
21世紀を迎え、豊かな市民生活の基礎を確立し、次世代に引き継ぐべき社会基盤を計画的かつ着実に整備することが重要であり、道路こそ、その中核的役割を担うものであります。
道路特定財源が一般財源化されると、本市にとって最重要課題である道路整備に必要な財源が確保されず、さらに道路整備が遅れるのではないかと危惧するところです。
昨年12月に政府・与党から出された道路特定財源の見直しに関する基本方針では、真に必要な道路は計画的に整備を進めるとともに、納税者に対して十分な説明を行い、その理解を得つつ、具体案を得るとされています。
よって、国におかれては、納税者の声である道路整備のニーズを踏まえ、地域にとって必要な道路が引き続き計画的に整備・管理ができるよう、道路特定財源等による安定した財源の確保を強く要望します。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。平成18年3月27日、宇陀市議会。送付先、内閣総理大臣、財務大臣、国土交通大臣、総務大臣。
以上でございます。よろしくご審議をいただきますようお願いいたします。
議長(広沢 和夫君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
発議第6号について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
議長(広沢 和夫君)
挙手多数と認めます。よって、発議第6号は、原案のとおり可決されました。
議長(広沢 和夫君)
次に、日程第45、閉会中の継続調査についてを議題といたします。
議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を調査事件として、閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、議会運営委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
(「議長」と呼ぶ者あり)
議長(広沢 和夫君)
田中議員。
9番(田中章生君)
済みません、ただいま継続調査ということで、1つお諮りいただきたいことがございます。といいますのは、先日奈良県の方から市町村合併推進議会で3月の23日、合併推進協での枠組みの素案をまとめて、柿本知事に報告がなされました。それによりますと、現在の39市町村を合併によって11市に再編する内容であります。それも平成22年を目途としている点であります。県はこの素案に沿って構想を策定し、そして知事は法定合併協議会等設置ができる、この勧告等の権限を持っておりまして、柿本知事は地域の事情あるが、報告内容に従い積極的に平成22年を目途に合併を進めていきたいと、前向きな姿勢を示しております。宇陀市は合併したばかりでございまして、今後4年間という短期間の中で、曽爾、御杖、そして桜井との枠組みが示されてるわけでございます。こういうことを考えますと、やはりこの件については今後調査も私は必要ではないかと、このように思うわけでございます。
それと同時に、この機会を借りまして、もしできましたら前田市長にも、ひとつこの件について見解があればお尋ねできたらなと思うわけでございますけど、ひとつよろしく議長お諮りのほどをお願いします。
議長(広沢 和夫君)
本件につきましては、議会運営委員長とご相談の上、協議を重ねてまいりたいと思います。
暫時休憩いたします。
休息中に市税条例等の一部改正について、閉会中に専決処分される予定でございますので、財務部長から説明を受けます。
午後4時03分休憩
午後4時05分再開
議長(広沢 和夫君)
再開いたします。
議長(広沢 和夫君)
お諮りいたします。
本定例会に付された事件は、すべて終了いたしました。
本定例会の会期は、明日3月28日でございますが、会議規則第7条の規定によって、本日で閉会いたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
ご異議なしと認めます。よって、平成18年第1回宇陀市議会定例会を閉会いたしました。
なお、閉会に当たり、前田市長並びに私の方からごあいさつを申し上げます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
平成18年の第1回定例会が閉会をされるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
去る3月8日に開会をされました、このたびの定例会におきまして、私を含めて三役不在の中での予算編成であり、骨格予算の当初予算を初め、平成17年度の補正予算、給与条例の改正案など、数々の重要案件につきまして、慎重なご審議をいただき、滞りなく全議案を議了いただきましたことに厚くお礼を申し上げます。新しく誕生いたしました宇陀市の市政発展のため、まことにご同慶に存ずる次第でございます。ここに成立をいたしました平成18年度の予算を初めとする重要案件など、厳しい財政状況ではありますが行財政改革を推進しながらさらなる経費の節減に努め、市民の福祉の向上と豊かで夢のある宇陀市をつくっていくために、精いっぱいの取り組みをしてまいりたいと、このように思います。今期会期中議員各位から承りましたご意見、ご要望等につきましては、十分これを尊重し、市政の運営に遺憾なきを資してまいる所存でございます。
なお、来月には市制施行後初めての市議会議員選挙が行われます。勇退をされる方々もおられますが、多くの方々が引き続き立候補されるようでございます。多くの課題を抱えておりますけれども、新しく船出する宇陀市のためにも、ご健闘をいただき、めでたく当選をされまして、再び議場でお目にかかれますようお祈りをし、お待ちを申し上げております。
また、ご勇退になられます方々におかれましては、今後議席を離れられましても健康にご留意をいただきまして、在任中と同様かわることなく宇陀市政に対し、ご指導とご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。
最後に議員各位のご健勝をお祈り申し上げ、ごあいさつといたします。ありがとうございました。
議長(広沢 和夫君)
それでは、高い席ではございますけども、私の方から一言ごあいさつ申し上げたいと思います。
今定例会、3月8日に招集されまして、20日間という大変長い期間で、議員の皆様方におかれましては、大変過密な日程の中で、今定例会に付議されました平成17年度の補正予算、さらには平成18年度の一般会計予算及び各特別会計予算を含めまして、きょう審議されました人事案件など議員の皆様方に慎重審議をしていただきましてまことにありがとうございます。
なお、皆様方におかれましては、理事者の方から、すべて妥当ではございませんけれども、満足されたと思うわけであります。大変市長を初め、今回の定例会はお互いに初めてでもございます。私自身、本当に議会運営に対する不手際もあったことだろうと、そういった意味では皆様方のご理解を得て、きょうの日を迎えたことを心から感謝をしております。
なお、先ほど市長の方から申されましたように、さらに市議会選挙に挑まれまして、宇陀市会を、あるいは宇陀の地域を背負って行く皆さん方もおられるかと思いますけども、この選挙に最後といたしまして勇退される議員の皆さん方に一言御礼を申し上げたいと思います。大変議員の皆様方におかれましては、今日まで、お互いの地域の発展や、さらには合併問題をしっかりと真剣に取り組まれまして、平成18年1月1日をもって宇陀市が誕生することができました。議員の皆さん方につきましては、本当にこのことこそ宇陀市の歴史の1ページを刻むことになりまして、そういった意味では勇退される皆さん方の功績は大変なものだと心から敬意を表する次第であります。これから勇退されましても、宇陀市の地域のさらなる発展にご理解とご協力、またご鞭撻をいただきますことを心から御礼を申し上げたいと思います。
なお、挑戦されます議員の皆さん方、しっかりと当選されるように運動されまして、本当に住民の皆さん方から期待のできる宇陀市議会を形成していただくことを心から念ずるわけであります。
また、前田市長始め、職員の皆さん方につきましては、今日までこの定例会を通じまして、本会議あるいは一般質問、あらゆる分野の中でいろんな質疑がございました。何しろすべてが住民の皆さん方の考え方であり、また議員の皆さん方の考え方であります。しっかりと皆さん方が捉えて、住民の皆さん方に喜ばれる、これからのまた業務に励んでいただくことを心からお願いをする次第であります。
大変この高席ではございますけども、51名の議員の皆さん、本当にありがとうございました。(拍手)
10分間だけ、打越議員の方から、全員協議会をということで、10分間だけ皆さん方お許しをいただきたいと思います。
打越議員の方から、ありませんか。
39番(打越 正君)
議長にお諮り申し上げたいんですが、議員にかかわる問題として、全員協議会は議員のみで開会をいただければありがたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
協議会へ入りたいと思いますが、ございませんか、何か。
ないようでしたら、これをもって閉会といたします。ありがとうございました。