本文
日程 |
内容 |
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日程第1 |
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日程第2 |
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追加日程 |
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日程第3 |
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日程第4 |
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日程第5 |
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日程第6 |
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日程第7 |
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日程第8 |
議席番号 |
氏名 |
議席番号 |
氏名 |
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1番 |
日樫 数隆 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
枡宇 義彦 |
4番 |
山本 良治 |
5番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
田村 幹夫 |
7番 |
大澤 正昭 |
8番 |
井戸本 進 |
9番 |
田中 章生 |
10番 |
野田 雄三 |
11番 |
中山 一夫 |
12番 |
岩本 忠士 |
13番 |
稲森 均 |
14番 |
山本 晴夫 |
15番 |
多田 與四朗 |
16番 |
山本 繁博 |
17番 |
古宮 光子 |
18番 |
染田 繁治 |
19番 |
森下 裕次 |
20番 |
坂本 徹矢 |
21番 |
森井 文雄 |
22番 |
木戸 正 |
23番 |
奥井 昭則 |
24番 |
河井 俊司 |
25番 |
山本 新悟 |
26番 |
辻谷 禎夫 |
27番 |
油谷 紀興 |
28番 |
高橋 重明 |
30番 |
松田 昭 |
31番 |
殿垣内高明 |
32番 |
福角 治郎 |
33番 |
片石内蔵吉 |
34番 |
畑山 太良 |
35番 |
土井 英治 |
36番 |
好村 豊司 |
37番 |
山根三千雄 |
38番 |
竹内 幹郎 |
39番 |
打越 正 |
40番 |
泉岡 正昭 |
41番 |
辰井 嵩 |
42番 |
亀井 雅之 |
43番 |
大西 宏 |
44番 |
大西 進 |
45番 |
内田 治恒 |
46番 |
松井 久光 |
47番 |
山中 忠宣 |
48番 |
玉岡 武 |
49番 |
小林 一三 |
50番 |
柏木 弘次 |
51番 |
広沢 和夫 |
52番 |
梅澤 巌 |
議員番号 |
氏名 |
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29番 |
中尾 廣一 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
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市長職務執行者 |
芳岡 一夫 |
教育長 |
岸岡 寛式 |
総務部長 |
桐久保隆久 |
財務部長 |
山本 高司 |
企画調整部長 |
菊岡 千秋 |
市民環境部長 |
高橋 博和 |
健康福祉部長 |
松村 光哲 |
農林商工部長 |
山本普志雄 |
都市整備部長 |
福島 忠昭 |
土木部長 |
南 幸男 |
教育委員会事務局長 |
中田 進 |
農業委員会事務局長 |
山本 栄次 |
水道局長 |
森塚 昇 |
市立病院事務局長 |
新子 恵映 |
保養センター美榛苑所長 |
中尾 辰彦 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長心得 |
桝田 守弘 |
収入役職務代理者次長 |
巽 幹雄 |
総務部次長総務課長事務取扱 |
樋口 保行 |
財務部次長財政課長事務取扱 |
中尾 忠 |
大宇陀地域事務所区次長 |
向田 博 |
菟田野地域事務所区次長 |
辻本 文昭 |
榛原地域事務所区次長 |
奥田 信雄 |
室生地域事務所区次長 |
石本 直近 |
室生地域事務所参事 |
福森 正則 |
榛原地域事務所参事 |
小西 千恵 |
榛原地域事務所参事 |
米田 実 |
榛原地域事務所参事 |
前川 亮 |
大宇陀地域教育事務所長 |
宇廻 幸雄 |
菟田野地域教育事務所長 |
辻本 泰巳 |
榛原地域教育事務所長 |
西岡 博文 |
室生地域教育事務所長 |
臺所 直幸 |
議長(広沢 和夫君)
おはようございます。
ただいまの出席議員は51名で定足数に達しておりますので、これより平成18年第1回宇陀市議会臨時会第2日目の会議を行います。
なお、29番、中尾議員から病院検査による欠席届が出ておりますので、ご了承いただきたいと思います。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。
これより議事に入ります。
議長(広沢 和夫君)
日程第1、委員長報告を議題といたします。
本日の議会運営については、昨日、議会運営委員会が開かれ協議いただいておりますので、議会運営委員長の打越正君より報告願います。
打越議員。
議会運営委員会委員長(打越 正君)
ただいま議長のお許しを得ましたので、39番、打越正が平成18年1月18日午後2時10分から伊那佐文化センター和室において全委員出席のもと議会運営委員会を開催いたしましたので、その審議の経過と結果についてご報告をいたします。
委員長、副委員長就任のあいさつの後、協議事項である第1回臨時会2日目の議事等についてを議題とし、まず総務部長から専決処分の条例の部の2件の追加による議案書の差しかえ理由と専決条例集の議員各位への未配付の理由についての説明があり、各議会運営委員は理解をし、承認をいたしました。
次に、6件の専決処分の承認を求めることについての理事者側からの概要の報告と説明を受け、承認第1号、承認第2号と承認第3号から承認第6号までをそれぞれ一括で提案し、質疑、討論、採決につきましては1件ずつ行うことといたしました。
承認第1号については、事前に専決条例や資料などが配付されており、議員各位には熟読されていることもありますので、理事者側から簡潔に概要の要点説明を受け、質疑のある場合は条例一覧表の整理番号により質問要旨をまとめて簡潔に行い、また回答も簡潔に行っていただくことといたしました。
審議の中で、特に一般職職員の給与条例についての質問がございまして、給料の調整についての昨年12月の合併協議会での回答を踏まえて、現段階では十分な回答もできないため、職員の給与の問題につきましては新市長に今後の方針について十分引き継いでいくとのことで了承されました。
承認第2号の各会計暫定予算につきましては、一般会計は款別に説明を受け、特別会計及び企業会計は全体の概要により説明を受けることとし、本件についての質問も回答も簡潔に行っていただくこととしました。
また、私から議会運営委員会の皆さん方に、また理事者の皆さん方に申し出をしましたのは、委員や理事者側の委員会欠席については、委員長への文書による欠席届の提出を提案し、午後3時5分に閉会いたしました。
なお、もう1件、理事者側にお願いしたいと思いますが、議会運営委員会を開会する3日前に議会運営委員会に提案される諸案件を提出をいただきまして、事前に議会運営委員会の事前打ち合わせをするということで申し出をしたいと思います。
以上をもちまして議会運営委員会の報告といたします。
議長(広沢 和夫君)
議会運営委員長の報告は以上であります。
ただいまの議会運営委員長の報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。
44番、大西議員。
44番(大西 進君)
おはようございます。44番の大西進でございます。
先ほど議会運営委員長の方から報告があったわけですけども、人件費については質問を控えていただきたいということですけども、そのすべての人件費のことを指しておるのかどうか、ちょっとお聞きしたいんですけど。すべてのことについて質問はできないんかどうか。
議長(広沢 和夫君)
委員長。
議会運営委員会委員長(打越 正君)
今、大西進議員の方からご質問ございましたが、先ほども申し上げましたが、48番と49番、180番の日程につきましてのご質問をお願いしたいと思います。
そして、現在市長職務執行者の方から説明もありましたが、昨年12月の合併協議会での報告事項に基づきまして、2月12日に就任されます新市長に報告をいただくということで議会運営委員会を終わっておりますので、その項につきましての説明でお願いしたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
2番。
2番(上田 徳君)
2番、上田でございます。
今、委員長の方から、194項目にわたるところの条例の内容配付がないことについて、どのような過程をもってその了承されたのか。ちょっと中身がなかったように思いますのでお聞かせを願いたいと、このように思います。
議長(広沢 和夫君)
39番、打越議員。
議会運営委員会委員長(打越 正君)
今、上田議員の方からご質問でございますが、中身がないということではありますが、やはり議会運営委員会の中で、今、ご質問いただきました項について各委員からの発言もございましたので、基本的には本日の日程の中でそれぞれ項に基づいて理事者の方から説明を求めますので、その説明に基づいて十分ご理解いただけなければまたご質問いただければと思っております。以上です。
議長(広沢 和夫君)
なお、この日程の承認第1号、2号につきましては、後で職務執行執行者の方から提案の説明がございます。その説明をお聞きになりながら、この承認第1号、第2号につきましては質疑なりしていただいたら結構かと思うんですけども。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
これをもちまして議会運営委員長に対する質疑を終わります。
議長(広沢 和夫君)
日程第2、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市役所の位置を定める条例ほか193件の条例について)、日程第3、承認第2号、専決処分の承認を求めることについて(平成17年度宇陀市一般会計ほか15件の予算について)、以上2議案を一括議題といたします。
本2議案につき、芳岡市長職務執行者に提案理由の説明を求めます。
芳岡市長。
市長職務執行者(芳岡 一夫君)
各議員さん、おはようございます。昨日に引き続きまして、本日もよろしくお願いをいたしたいと思います。
ただいま議長さんの許可を得まして、専決処分の承認第1号及び第2号につきましてご説明を申し上げたいと思います。
昨日の臨時議会におきまして、議長選挙、副議長選挙におきまして広沢議長さん並びに土井副議長さんが選任され、また各常任委員会、議会運営委員会、地域開発特別委員会、環境水源対策特別委員会、病院さんとぴあ特別委員会、桜井宇陀広域連合議会議員、宇陀衛生一部事務組合議会議員、東宇陀環境衛生組合議会議員、宇陀広域消防組合議会議員及び議会推薦の宇陀市農業委員会委員の皆様が決定をされました。正副議長さん初め各委員長、委員の皆様には、ご新任を心からお祝いを申し上げたいと思います。
宇陀市がスタートするに当たりまして、さまざまなハードルを越えていかねばなりませんけれども、宇陀市発展のためにこれからの運営をよろしくお願いを申し上げたいと思います。
それでは、まず承認第1号でございます。
本件につきましては、宇陀市の設置に伴い、円滑な行政を進める上で宇陀市役所の位置を定める条例ほか193件の条例につきまして制定をいたしております。職務執行者としまして専決処分をいたしましたので、ご報告、ご説明をさせていただきたいと思います。
これらは地方自治法第179条第1項の規定によりまして、平成18年1月1日付で今回専決処分をいたしまして、同条第3条の規定によりまして議会に報告し、承認を求めるものでございます。
専決処分をいたしました194の条例につきましては地方自治法により義務づけられたもので、また合併協議会等で協議が整った事項につきまして条例化をさせていただいたというものでございます。いずれも平成18年1月1日、宇陀市の設定に当たりまして欠くことのできないもの、また即時施行しなければ市民生活に支障を来すというような内容の条例でございます。
それでは、条例の制定の主なものについてご説明を申し上げたいと思います。
36ページ、総規に関する条例としての市制施行に関する条例でございます。2つございます。この条例につきましては、ちょうど合併協議会等におきまして15回にわたりましておのおの各委員さんが、おのおのの町村から上がってきました条例を各部会、また幹事会におきまして十分審査されたものでございますので、その点もひとつお含みおきをいただきたいと思います。
1番の宇陀市役所の位置を定める条例でございます。これにつきましては、宇陀市の本庁舎の位置を宇陀市の榛原区下井足17番地の3と定めたものであります。
また、2番の休日を定める条例は、宇陀市役所の土曜日、日曜日等の休日を定めたものでございます。
次に、公告式に関する条例としましては1つございます。3番の宇陀市公告式条例を定める条例でございます。これにつきましては、地方自治法の規定によりまして条例の公布等の公告式を市役所及び地域事務所の掲示場により行うことを定めたものでございます。
続きまして、議会に関する条例としましては1つでございます。4番の宇陀市議会の定例会の回数を定める条例でございます。これにつきましても、宇陀市議会定例会の回数を年4回と定めたものでございます。
次に、執行機関に関する条例でございます。これは20ございます。その内容は、5番から市長部局の事務分掌に関する条例等は3つございます。
また、8番からの情報の公開、保護等に関する条例等は2つございます。10番の行政手続に関する条例は1つでございます。
11番からの住民に関する条例等につきましては、印鑑登録関係、市営循環バス等に関するものにつきましては5つございます。
16番からの災害対策に関する条例等につきましては、防災会議条例、災害対策本部条例等3つございます。
19番からの交通対策、生活安全に関する条例等は6つございます。
次に、選挙管理委員会に関する条例としまして1つございます。
25番の公職選挙法の規制に基づき市議会及び市長選挙におけるポスター掲示場の設置について定めたものでございます。
次に、監査委員に関する条例としては1つございます。26番の地方自治法の規定によりまして、宇陀市に監査委員を置くものであると、こういうことでございます。
続きまして、公平委員会に関する条例といたしましては3つございます。27番からの宇陀市公平委員会条例等を地方自治法の規定により置くものでございます。
次に、固定資産評価委員会に関する条例は1つでございます。30番でございます。宇陀市固定資産評価審査委員会条例は、地方税法の規定によりまして宇陀市固定資産評価審査委員会の審査手続、記録の保存その他必要な審査に関する条例でございます。
続きまして、人事に関する条例としては、定数に関する条例としては1つでございます。31番の宇陀市職員定数条例は、関係法により市長部局や議会、水道、教育委員会及び農業委員会等に常時勤務する職員の定数を定めるものでございます。
続きまして、分限、懲戒に関する条例としましては4つございます。32番から宇陀市職員の分限、懲戒、定年等の手続及び効果に関する条例でございます。
続きまして、服務に関する条例としましては5つでございます。36番から、宇陀市職員の服務の宣誓や職務専念義務、勤務時間、休暇等に関する条例でございます。
続きまして、職員団体に関する条例としましては2つでございます。41番から、宇陀市職員団体の登録に関する条例でございます。
続きまして、給与に関する条例としましては報酬、費用弁償に関する条例は2つございます。43番から、特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償に対し必要な事項を定める条例でございます。
続きまして、給与、手当等に関する条例。これは6つございます。45番から、特別職の職員で常勤のものや一般職や技能労務職等の職員及び旅費、手当等に関して必要な事項を定める条例でございます。
続きまして、旅費に関する条例は1つございます。51番の公務のため旅行する職員に対して支給する旅費に関する必要な事項を定めたものでございます。
続きまして、財務に関する条例として、通則に関する条例としては2つございます。52番から、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に必要な事項を定める等の通則に関する条例等でございます。
続きまして、会計に関する条例としては1つでございます。54番でございます。これは宇陀市に特別会計を定めるものでございます。
続きまして、37ページでございます。税、税外収入に関する条例としては6つございます。55番から、宇陀市の市税についての税や税外収入に関する条例等を定めるものでございます。
続きまして、財産に関する条例は16ございます。60番から、宇陀市財産の交換、贈与、無償貸付等に関する条例や各基金等を定める条例等でございます。先ほど追加でお願いしました193と194がこの中に該当すると思います。
続きまして、教育に関する条例としまして、教育委員会に関しての条例としては1つでございます。74番だけでございます。学校医、学校歯科医及び学校薬剤師等の公務上の災害に関する補償の範囲、金額及び支給方法その他補償に関し必要な事項を定める条例でございます。
続きまして、学校教育に関する条例としましては5つございます。75番から、宇陀市立学校設置条例や宇陀市立幼稚園設置条例等は学校教育法で幼稚園、小学校、中学校及び高等学校の分校等を設置する条例等でございます。
続きまして、社会教育に関する条例としましては11ございます。80番から、宇陀市社会教育委員に関する条例や公民館条例や図書館条例でございますが、これらは社会教育法等に基づくものでございます。
続きまして、社会体育に関する条例としましては1つでございます。91番でございます。これは市民のスポーツとレクリエーションの振興を図り、健康の増進と文化の向上に資するための設置するものでございます。
続きまして、文化財に関する条例としましては4つでございます。92番から、宇陀市文化財保護条例や保護審議会条例等でございます。これは文化財保護法の規定等に基づき定める条例でございます。その中に、192番のものがこの中に入っております。
続きまして、厚生に関する条例としての社会福祉関係の通則としての条例としては12本ございます。96番から、宇陀市福祉事務所の設置条例や榛原総合センター条例等でございますけれども、社会福祉法等により定められた設置条例でございます。
続きまして、38ページにまたがっております児童、母子福祉に関する条例としましては7つございます。108番の宇陀市立保育所設置条例や母子医療費助成条例等でございます。これらは児童福祉法や関連法に基づいて設置する条例でございます。
続きまして、老人福祉に関する条例としましては7つでございます。115番からの宇陀市老人福祉センター条例等でございますけれども、老人福祉法等の規定に基づき、老人の健康維持と教養の向上及びレクリエーション等の総合的に貸与するための施設を設置するものでございます。
続きまして、障害福祉に関する条例としましては1つでございます。122番でございます。心身障害者に対して医療費の一部を助成するために定めたものでございます。
続きまして、人権施策に対する条例としましては6つございます。124番から、宇陀市における部落差別撤廃とあらゆる差別をなくすることを目的とした条例、また宇陀市小集落地区集会所等でございます。部落差別撤廃等々あらゆる差別をなくし、人権意識の高揚を図り、差別のない平和で明るい地域社会実現に寄与するためのものでございます。
続きまして、国民健康保険に関する条例は2つでございます。129番から、宇陀市国民健康保険条例や国民健康保険直営診療所設置条例等でございます。
続きまして、介護保険に関する条例としましては1つでございます。131番でございます。宇陀市介護保険に必要な事項を定める条例でございます。
続きまして、衛生に関する条例といたしましては、保健衛生の条例としては2つございます。132番から、宇陀市保健センター条例や宇陀市立歯科診療所条例等でございます。
続きまして、環境衛生に関する条例が3つございます。134番から、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例、ごみ処理施設条例等でございます。これらは生活環境等の保全に必要な事項を定めたものでございます。
続きまして、墓地、火葬場に関する条例としましては3つございます。137番から、宇陀市営霊苑条例等でございますが、これは墓地埋葬等に関する法律に基づき霊苑等を設置するものでございます。
続きまして、簡易水道等に関する条例としましては2つございます。140番から、これは生活用水その他の上水を供給するため簡易水道を設置するものでございます。
続きまして、農業委員会に関する条例は1つでございます。142番、農業委員会等の選挙による委員の定数に関する条例で、法律に基づき選挙による委員の定数を定めるものでございます。
続きまして、農林に関する条例としまして、通則の関係の条例は8つでございます。145番から、宇陀市農業構造改善センター、農林会館条例や各センターの条例、農産物直売所条例等でございますけれども、農村地域住民の教養を高め、生活改善と健康の増進を図り、活力ある農業と明るい豊かな郷土づくりのコミュニティの場を設置するものでございます。
続きまして、農業に関する条例としては7つございます。151番から、宇陀市菟田野農家高齢者創作館条例等農村地域の高齢者の福祉と健全な生活を図るため、水田の再編、農業振興地域整備計画等の推進を図る施設を設置するものでございます。
続きまして、林業に関する条例としては2つございます。158番から、宇陀市室生屋内山村広場条例等でございますけれども、これは農林業の振興と地域の活性化を図るための施設設置や森林法の許可手続等の事項を定めるものでございます。
次に、商工に関する条例としましては7つございます。160番からの宇陀市菟田野産業振興センター条例等でございます。これは地場産業を通じてのコミュニティ活動の場及び企画、産業への理解と認識や産業の振興を図るための施設等の設置でございます。
続きまして、39ページにまたがりますけれども、観光に関する条例としましては4つございます。167番から、道の駅「宇陀路大宇陀」阿騎野宿条例等でございます。これは広域的な情報サービスの提供、市内のすぐれた歴史文化遺産、観光資源等有効活用を図り、地域観光の拠点施設を設置するものでございます。
次に、建設に関する条例としましては、通則関係の条例としては1つでございます。171番の宇陀市法定外公共物管理条例は、法定外公共物の管理に関し必要な事項を定めたものでございます。
次に、都市計画、公園に関する条例としましては3つございます。172番の宇陀市地区計画等の案の作成手続に関する条例、宇陀市公園条例等がございますけれども、都市計画法、公園法に関し条例で定めるものでございます。
次に、下水に関する条例としましては1つでございます。175番の公共下水道の管理及び使用について、下水道法その他の法令に関するもののほか必要な事項を定めたものでございます。
続きまして、土木、河川に関する条例としましては1つでございます。176番の宇陀市道路占用料に関する条例でございますけれども、道路法の規定に基づき、道路の占用料徴収に関し必要な事項を定めたものでございます。
続きまして、建設に関する条例としましては1つでございます。177番の宇陀市ラブホテル建築等規制条例でございますが、これは青少年の健全育成に資するとともに、快適で正常な生活環境を保全するために必要な事項を定めたものでございます。
続きまして、住宅に関する条例としましては1つでございます。178番、宇陀市特定公共賃貸住宅条例でございます。これは特定優良賃貸住宅の供給の促進に伴う法律に基づき、特定公共賃貸住宅の設置、管理について必要な事項を定めたものでございます。
続きまして、公営企業に関する条例としては水道事業に関する条例は4つでございます。179番、これは生活用水その他上水を市民に供給するための水道事業を設置するものでございます。
続きまして、病院事業についての病院事業に関する条例は2つでございます。183番、これは市民の健康保持に必要な医療を提供するため、病院事業を設置するものでございます。
次に、介護老人保健施設事業としての条例は1つでございます。185番、これは疾病、負傷等により寝たきりの状態にある老人等の自立を支援をし、介護保険法の規定す介護保健施設事業を設置するものでございます。
続きまして、宿泊事業に関する条例としましては2つございます。186番、これは住民の休養と健全な娯楽に供するため、宿泊事業を設置するものでございます。
次に、消防に関する条例としましては4つございます。188番、宇陀市消防団条例でございます。これは消防組織法の規定に基づきまして、消防団の設置、名称及び地域及び消防団員の定数、任用、給与、分限及び懲戒、服務その他の身分の取り扱いについて必要な事項を定めたものでございます。
以上、各章においてかいつまんだ説明ではございますけれども、これをもちまして説明とさせていただきます。
いずれにいたしましても、旧3町1村の条例を継承したものであるということをご認識を賜りたいと思います。
なお、専決処分に該当しない条例につきましては、新市において新たな条例が制定されるまでの間、3町1村で施行されてきた条例について引き続き施行されるものがあるほか、職務執行者としての専決処分することがなじまない政策的な条例等につきましては、合併後随時制定されるものとご理解をいただきたいと思います。
どうか詳しい説明等は避けさせていただきまして、まことに早口で申し上げて恐縮でございますけれども、提案理由の説明とさせていただきます。
なお、詳しい内容等につきましては、またご質問がございましたら担当部長の方からご回答をさせていただきたいと思います。
続きまして、専決処分、承認の第2号でございます。暫定予算の問題でございます。
私は、暫定予算の概念だけを申し上げまして、内部の詳しい款項の説明につきましては担当部長の方からしていただきたいと、かように思います。
宇陀市といたしまして、新しい地方公共団体が発足したわけでございます。地方自治法施行令第2条の規定に基づきまして、職務執行者としての専決処分した平成17年度暫定予算、一般会計並びに特別会計11会計、企業会計4会計、合わせて16会計を議会に報告するに当たりまして予算をした基本的な考え方を申し上げまして、宇陀市発展を願う私の気持ちを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
1月1日に4町村が無事に合併をいたしまして、宇陀市のスタートを切ったところであります。合併に至る経緯は、議員各位ともよくご存じのとおりでございます。長引く不況と三位一体の改革等によりまして、地方交付税の大幅な削減、地方への税源移譲とは申せ、その恩恵に浴することのできない地域の特性を考えるときに、避けて通ることのできない町村としての存亡の危機を克服する最後の手段であったと、かように考えております。
このたびの合併によります財政効果に大きく期待を寄せる者の一人ではございますけれども、昨年の国勢調査によりますと人口は宇陀市として5年前に比べて2,579人、2,600人ほど減少いたしております。それで人口が3万7,183人となったわけでございまして、65歳以上の高齢者人口も9,788人、およそ9,800人ほどおられます。人口に占める割合は26.3%ということで、5年前に比べて3.9ポイントも増加しておる現況でございます。このままでいきますと、私も心配しますのには、ちょうど10年後になりますと恐らく人口が3万切るんじゃないかというような気持ちもするわけでございまして、やはりこういう山間地帯の合併について、今後地域の発展ということになりますとかなりな過大投資をして、地域の人がその地域によりよい環境のもとに生活をしていただくということになると財政投資がかなり厳しくなるんじゃないかと、かようにも感ずる一人でございますけれども、こうした中で各議員さんの協力によりまして、やはり中山間の地域の特性を生かした農林業の産業の活性化というものが一番大事じゃなかろうかと、かように考えるわけでございまして、行政の足腰はもちろん地域の人たちがお互いのつながりを強くしまして、たとえ過疎になったといえども住んでよかったと言えるような体制、まちづくりが必要ではなかろうかと、かように考える一人でございます。
本日ここに提案申し上げました予算は、合併前の各町村長さんも本当に心配されまして、我が町、我が村のあるべき姿を求めて全身全霊、最後の力を振り絞って計上した予算であると、かように考える次第でございます。
本日出席していただいております議員各位におかれましても、旧町村議会において議論を尽くされ可決いただいた予算であると、私、かように考えております。そうして、この予算を各町村長さんの代表として私が取りまとめをさせていただき、そして改めてきょう皆さん方に提案を申し上げる次第でございます。
これは新しい観点に立ちまして、市民の皆さん方が安心して子育てをしていただく、老後を楽しく過ごしていただくということにつきましてはやはり生活環境整備が一番重要ではなかろうか。また、教育であり、また自然の歴史の豊かさ、安らぎを求めて来られる多くの方がこの宇陀に来たいという場所を宇陀市がつくるということが恐らく先決ではなかろうかと、私、かように考えております。
私も前回の合併委員会でお話し申し上げました。生活環境の整備ということは、流域、いわゆる浄化センターの処理地域が町村が合併をいたしますと、10年後にはこれが市が管理しなければならないということで、非常に苦慮する問題でございます。恐らく推定で5億ないし7億円が要るんじゃないかということで、町村長さんともどもに年末には県に7項目にわたります提案書を提出をいただいております。管理施設の充実、これから以後の管理については絶対県が面倒見てほしい、また市有道路につきましても10カ年計画で全部完備してほしいという要望書を提出をしております。いろいろ県の土木部長並びに関係課長等10人ほどの場で私もるる説明をして、その宇陀市の苦痛を訴えてまいりました。各議員さんも、その訴えた条項につきましては現在市の方で保管をしておりますので、よく熟読をいただきまして、今後とも鋭く県の方に追及をしていただきたいと、かように思う一人でございます。
先ほどからも職員給与の問題につきましていろいろお話があったわけでございますけれども、私も合併協議の中、これは12月の8日であったと記憶しております。ちょうどこの給与問題につきましては4月から11月まで4カ町村の幹部、またいろいろ関係各位の方がほとんどこの職員給与につきまして時間をいただきまして、練ってもいただきました。また、貴重な意見をいただいたわけでございますけれども、合併しなければならない事情を考えたときに、基本は給与の平準化、でこぼこなしに一つの一線に引こうやないかというのを、私、原則として通させていただきました。
ところが、ちょうど皆様方ご意見があるように、給料がよくなったんじゃないかという反面、これらの問題につきましては先ほどいろいろ意見も頂戴しております。きょうは一般会計では合併による人件費の増額を3,500万と見込んでおります。合併に対する私は職員の相互の融和を考え、旧町村の給与水準を維持しながら、なおかつお互い机を並べてのいわゆるお仕事、これはやはり一定水準でなけりゃならんということが思うわけでございまして、やはり職員のやる気を一段と奮起させる、また円滑、円満な行政が継続されるんじゃないかと、私はこう思うわけなんですけれども、先ほど申しましたように昨年12月の職員給与の審議の中で、ことしの4月の国の職員の給料是正に合わせて、そして市の職員の給料を是正するということで、各委員会の委員さんの方に了解を得たものと、私はかように考えております。
しかし、人件費を抑制するようなこれからの施策につきましても、機会があれば私は新しい市長さんに意見提言をして、そして皆さん方の意見と、またこの過去の委員さんの意見を踏まえて、そして新しい体系づくりも必要じゃなかろうかということを思っておりますので、ともどもに新市長にこの意思を伝えまして、そして皆さん方の意に沿うようともどもに努力をしていきたいと、かように感じております。
この暫定予算は、昨年来合併協議を進める中で財政担当課長、先ほど申しましたように助役さん、実務者が中心となって所要の調整を行い、1月から3月までの3カ月間の予算編成を行いました。
調整の内容といたしましては、歳入のうち市税につきましては調定額をもとに収入見込み額を計上しておりますけれども、歳出は旧町村が編成した平成17年度予算のうち、昨年12月までに執行した残額、要するに未執行額の計上を基本としたものでございます。といいますのは、12月まで執行した、1月から3月まで執行してない分を今の予算に計上したということでご理解をいただきたいと思います。
さらに、宇陀市発足に伴う経費、主なものとしましては職員給与の平準化、議会議員の在任特例、市長選挙、生活保護、宇陀衛生一部事務組合のごみ処理が宇陀市に移行することによる等、一般会計におきましては3億5,300万円が新たな経費として発生しております。
本日は1月1日に専決処分した予算を一括して報告しておりますが、参考までに一覧表をお手元にお配りしております。特別会計11会計におきましては、旧町村に共通した住宅新築資金特別会計、国民健康保険会計、老人保健会計、介護保険会計、簡易水道会計の5会計を除きまして、議員におかれましては初めて見聞する会計の名称もあるかと存じますけれども、国民健康保険におきましても旧室生村の国保診療所の予算も組んでおります。
公営企業会計4会計におきましては、すべて旧榛原町が該当しますので、これらは担当部署に所要の調整を行っていただきました。
いずれにいたしましても、専決処分の報告を申し上げておりますけれども、旧町村の町村長さんなり議会あるいは合併協議会での合意事項を100%尊重した予算になっておりますので、詳しい説明につきましてはまた後で担当部長の方からご質問があればさせていただきますけれども、この点を十分お含みをいただきまして、ご理解賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
専決処分事項の第1号ないし第2号の概況説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。終わります。
議長(広沢 和夫君)
10分間休憩いたします。
午前10時44分休憩
午前11時00分再開
議長(広沢 和夫君)
再開いたします。
これより質疑に入りますが、質疑、討論、採決は1議案ごとに行います。
なお、条例の例規集につきましては、事務局の方から13日、14日について議員の皆さん方に例規集が16、17日に本庁に置いてあるということで、閲覧をするという連絡があったと思います。
なお、その条例集につきましては、今はこの文化センターに置いておりますので、またごらんいただきたいと思います。
初めに、日程第2、承認第1号に対する質疑に入りたいと思います。
なお、議会運営委員長からの報告もありましたように、条例は一覧表の整理番号と条例名を言っていただき、質問者も答弁者も簡潔にしていただくようにお願いいたします。
それでは、質疑はございませんか。
2番、上田議員。
2番(上田 徳君)
2番、上田でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、発言をさせていただきます。
まず、質問に入ります前に、本議会を伊那佐文化センターで開催することに当たりまして、地元を初め当会館をご利用されている地域の方々を初め多くの市民の方々にご迷惑をかけていることになりますが、ご高配のもと、ご理解とご協力をいただいていることに厚く感謝とお礼を申し上げたいと。
また、この新市発足に伴いまして、芳岡宇陀市職務執行者を初め職員の皆さん方には年末年始を返上しての開市式を初め成人式、あるいは一昨日の消防の出初め式等、恒例の行事をスムーズに進行していただきまして、行政機能の立ち上げにご努力をいただいたことにまずお礼と感謝を申し上げまして質問させていただきたいと、このように思います。
一括質問ということでございますので、48番目の一般職員の給与に関する条例ということで一、二点お尋ねをしておきたいと、このように思います。
既にご承知のとおり、この給与につきましては議会運営委員会の方でも質問の方については新市の中できちっと整理をしていくというふうな話もございましたですけども、一つ気になる点は、既に給与の辞令も交付されておる中ではございますけれども、この9級32号俸ですか、この中での職員給与をひかれたと。この中で、特に算定基準となっておりますのが平成16年度の給与体系、人事院勧告に基づきましての給与の算出と、このように聞いております。
しかしながら、平成17年の8月15日に既に人事院勧告に基づきまして新しく17年度の給与を決定しなさいと、このような通告が出ておるわけですけども、今回示されております給与号俸といいますのは、平成16年度のものをそのまま変更せずに、改正せずにされておると。本来でありましたら、平成17年の11月1日までにそこら辺の処理をされまして、議会での承認を得て12月1日現在の中での遡及措置ということが、そういうようなものをされて18年度に入ってくると、こういうふうに理解するわけですけれども、今回の場合、その平成17年度の処理をそのまま16年度のままでされて、そして18年度に入ってきて新しい給与体系をしいておられると。こうしますと、大体16年度の給与と17年度の給与の中に人事院勧告におきまして0.3%の賃下げといいますかね、0.3%の減少を言っておられるわけですね。ですから、これもう人事院勧告という既に決まっておる給与体系を引用されないで、16年度のままの水準をもって新たな給与体系を導かれておられる。この点について、どういう理由でこの今回こうされなかったのかということについてお聞きしたいと、このように思います。
議長(広沢 和夫君)
総務部長。
総務部長(桐久保隆久君)
総務の方からお答えさせていただきたい、このように思います。
今の合併の新市の給料条例につきまして、この人事院勧告の0.3%というのが本来ならば平成17年の議会で、一応3町1村のそれぞれの議会でこの人事院が勧告されたことにつきまして減給の一応ご提案をして、ご承認をいただかなければならないのと違うのかと。今回その新市の給料表には反映されとるのかというご質問かと思います。
お答えさせていただきたいのは、先ほども職務執行者が提案説明させていただいたように、まず3町1村の給料を一応平準化していくと。こういうことに非常に幹事会の、一応助役さん、そしてまた関係者にご協力を賜りながら一応平準化ができた。その結果、ほぼ1年間このままの旧の給料表をもっていけば、一応皆様方もご承知のように1億8,500万程度1年間では上がるやないかと。それをどのようにしたらいいのかという問題は新市長の一応手腕で考えていただくものとして、一応今回の0.3%の人事院勧告に関しましては、今のこの新市の給料表には反映しない。この問題は、今もう国の方でさらなる4月からの引き下げが予定されております。そこにおいて、こういう問題ももう一度検討しながら考えていこうと、このように思っております。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
いいですか。
2番、上田議員。
2番(上田 徳君)
今、総務部長の方からご説明をいただきました。確かにでこぼこをなくすという考え方の中での17年度人事院勧告を適用しないで、16年度そのままで17年度の給与をそれぞれの町村でされた。それは旧4町村の考え方でございまして、私が今お尋ねしておりますのは、18年1月1日に新市発足に当たりまして全くクリアな状態で新しいそれぞれの職員の皆さん方の給与体系をつくるわけでございます。そして新たな水準を設けるわけですから、そのときに何の説明も何も要らない17年度、すなわち8月15日に出されました人事院勧告のその数値をそのまま当てはめられても何ら問題がないのではないかと、私はそう思うわけですね。新たな制度をつくられて、今までの7、8級制から9級制の方に移行されるというのも、これ何ら議会の中でも本日提案されて初めて決まるわけですから、新たなその水準を決められる場合におきましても既に決まっておる平成17年のそれぞれの水準を定められた基準があるわけですから、それに合わされても変わらなかったんじゃないかと。そうしますことによって、大体年間1,200万円程度の人件費の抑制ができまして、高騰が抑えられたわけでございます。1億8,500万円でしたか、それというのはあくまでも16年度をベースにした金額のベースでありまして、17年度の新たな人事院勧告を守られるならば、その分だけでもせめて1,200万円程度の人件費の抑制につながったんではないかなと、このように私は感じるわけです。
そしてまた、既にもう一歩踏み込みます。先ほど18年4月から新たな人事院勧告によりまして、そして地域給とかあるいは一定のものが導入されまして、新たな給与体系ができると、このようになっておりまして、もう一歩踏み込んで、そのときに幹事会の皆さんの中でこの18年度に導入されるであろう制度を今から導入することも、それは皆さん方の考え方一つで可能であったわけですね。新たな制度をこれから引っ張っていくという宇陀市の建前からいけば、何も18年の4月を待たなくてもその段階から人事院としてもう18年4月からこうするんですよという方針が出とるのであれば、そこまで引っ張っていく必要もなかったんではないかなと。
新たなものを今から導入しておく、そういうふうな考え方の中で先へ進めていただくことが、この合併の精神を十分に取り入れていただいたものじゃないかなと。住民の皆さんがこれに大きな夢を持ちながら、ある面またあきらめた部分も含めて、何とか合併して自分たちの地域や自分たちの生活環境を守っていきたいというその願いが1億8,500万円という、何もしないで給料がぽっと上がってというふうなことの中に非常に不信感と、それから行政の皆さんに対する合併のどさくさの中に給与水準を決めていったというふうな、無理やりの押し込み的なものがあるんじゃないかなというふうな不安を非常に感じておられます。
したがいまして、もう一度、何か新しい……。
議長(広沢 和夫君)
上田議員、簡潔にお願いします。
2番(上田 徳君)
よろしくお願いしたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
はい。総務部長。
総務部長(桐久保隆久君)
再度お答えしたいと思いますが、全く合併の段階で一応0.3%をという関係を考えなかったのかといえばそうと違うて、一応平準化する中で、その人事院勧告、そして1月1日に12番目の宇陀市として発足した、その市としての給料、それがイコール国のラスパイ、そういうものももうすべて一応合併協の方でも検討を加えて、今回その桜井市と、もしくは桜井市より若干下回るような一応ラスパイレス指数において給料表を策定していただいたと、このように考え、1月1日から専決処分をさせていただいております。
この問題につきましては、一応4月からこういう問題もありますので、一方的にこちらの方が給料をこうださかいこうだと断定することもできません。これはやっぱり組合側ともいろいろ話をしながら、そして市民の税金も、給料もいただいているという関係も一応踏まえまして、あらゆる角度から、そして国の人事院勧告を受けていきたいと、このように僕は考えています。以上です。
議長(広沢 和夫君)
今の審議でございますけども、平成17年度に8月に人勧から0.3%の引き下げが出たと。しかしながら、合併ということを踏まえて、基本的に共通した給料表を作成して、一応この12月に組合とも、あるいは執行者も含めまして了解を得られて、一定水準にまず合わせたと。だから基本的には、8月に出された人事院勧告の0.3%は反映してないと。ただ、先ほど職務執行者も言われたように、基本的に新しい新市長ができて、職員の皆さん方の給与がある程度一定水準になった。それから先については、これから人事院勧告あるいはまたはこの宇陀市における財政状況に応じて、これから組合と、また市長とがいろんな形の中で協議をされて給料が決まっていくと。
ただ、条例の中身につきましては基本的に給料表が載っているだけであって、今現在はそれが反映されてないということでございます。そういった意味で、たまたま短い期間での合併でもありましたし、基本的に職員の皆さん方がある一定の水準の枠に入れるということの作業でいっぱいだったと、こういうことでございますので、今後このまた給料表を含めまして給与に関することにつきましては今後さらに次の議会そのもので皆さん方ご協議をいただいたらと、こういうように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
ほかにございませんか。
6番、田村議員。
6番(田村 幹夫君)
6番、田村です。
この190件以上の条例というのは、当然1月1日から施行されるということですから、今の時代に合った形で住民のための条例だと思っております。
しかしながら、ここで89番ないし124番のところで、同和地区それから部落差別という言葉があります。確かに、ここの宇陀市の中の旧4町村の中にそういうところの地区はいろいろありました。しかしながら、これは2003年3月、同和の対策についてはもうここで打ち切りますよという、国がもう宣言したわけです。ということは、水平社の時代からの念願であったいわゆる地区という概念をなくして、同じ施策をする、それがこれからの時代の方向だと思っております。
よって、特にこっちの説明書の中には、こっちは整理番号87番ですけど、宇陀市集会所条例の中で「同和地区における」と、こう明確に書いております。また、じゃこの条例では同和地区といったら一体どこからどこまでかという地名を書くんですか。
そして、部落差別撤廃であらゆる差別、これあらゆる差別をなくすというのは僕らも賛成です。しかしながら、殊さら同和の差別ということを取り上げるということは、私はこれからの時代には合っていかないんじゃないかと。こういうことは、もう一般施策に変えていくべきやと思っております。
そういったところの考えはどうなのかお聞きしたいというのと、もう一つは、集会所条例というのが何と3つもあります。89番に宇陀市集会所条例、それから104番の中に無山集会所及び西谷集会所条例、それから127番に小集落地区集会所条例、これはほとんど旧地区の集会所です。何でこんな3つも条例つくる必要があるんでしょうか。これを一つにまとめるつもりはないんでしょうか。
以上で私の質問を終わります。
議長(広沢 和夫君)
総務部長。
総務部長(桐久保隆久君)
この条例の一応194本は、1月1日から専決させていただいております。
今、集会所条例を3本それぞれに一応分けてあるじゃないかというふうな質問ではございますが、これはそれぞれの目的によっての集会所の使い方、そういうことを一応整理した中で3本というふうに大きく条例を制定させていただいたものでございます。以上でございます。
6番(田村 幹夫君)
最初の質問はどうなってるんですか。
議長(広沢 和夫君)
総務部長。
総務部長(桐久保隆久君)
この条例は、先ほども申し上げましたように3町1村の条例を調整し、そして今1本に一応させていただいた条例でございます。以上です。
議長(広沢 和夫君)
田村議員。
6番(田村 幹夫君)
もう一度聞いてくださいね。私は、3本については2番目に言ったわけです。1番目の質問をちゃんと聞いといてください。
1番目の質問は、今の時代に殊さらまた同和地区、また部落差別ということを条例として入れて、このこういうことを固定化していくことが本当に今住んでる人たちにとっていいのかどうか。僕は疑問だと思いますし、これを固定化ずっとしていくつもりですかということを聞いたんです。総務部長、わかりましたか。
総務部長(桐久保隆久君)
わかりました。
議長(広沢 和夫君)
総務部長。
総務部長(桐久保隆久君)
一応何度も繰り返すかもわかりませんが、今この新市の条例の専決を一応させていただきましたのは、3町1村で条例化されとった条例を調整させていただいて、1月1日から施行させていただいているということでございます。以上です。
議長(広沢 和夫君)
私も思います。いろいろ言葉の使い方というのがありますけども、今、総務部長が言われましたように合併ということについて各おのおの町村の実情、あるいは使い方によって今日までこの各町村にある条例を宇陀市の条例として執行してきたと、こういうことであります。
もちろん田村議員の言われるように、部落がどこからどこまで、またそういう言葉そのもの自身にも問題があるのではないかと。確かにそういった問題もございます。この件につきましては、また4月から発足します新しい議会においてしっかりとまたこのことも含めて論議をされ、あるいは条例そのもの自身も整理をされてまた提出される。また、皆さん方の知恵と協力でもってまた条例改正をしていっていただきたいと、こういうように思います。
ほかにございませんか。
9番、田中議員。
9番(田中 章生君)
1点だけちょっとお聞きいたしたいと思います。
まず、ナンバー48番、先ほど上田議員からのこのお話もあったわけですけど、私はこの一般職の給与に関するこの条例の中で調整手当についてちょっとお伺いいたしたいと思います。
といいますのは、既に国家公務員が平成16年度その調整手当を廃止したということも聞いておりますし、それから後、人事院勧告におきましても各市町村においての自治体においてもやはり今の時代にこの調整手当というのは合わないというような形で、人事院勧告の方からもこの話は出てきております。
そうした中で、確かにこの奈良県におきましても類似都市においては調整手当というのを施行しているところが多いところであるわけでございますけど、やはり今の時代にこの調整手当というのは本当に必要なのかどうか。これが今回この条例の改正という中で議論があったのかどうかということを一つお聞きしたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
総務部長。
総務部長(桐久保隆久君)
お答えしたい、このように思います。
今言われているこの条例は、合併協の中で検討させていただいた一応内容を踏まえながら、新市の条例に制定していこうというものの条例でございます。
今、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の中のいろいろな、住居手当、通勤手当、そういうもろもろのある中の調整手当のご質問かと、このように思います。
この問題は、9番議員さんが国がすべてなくしたということを発言されましたが、一応そうではないと。宇陀市としましても、これは先ほどから一応何度も繰り返すようでございますが、これも新市長において検討していく財政の問題も踏まえまして、そして国の人事院勧告の問題、そういう問題等も踏まえまして、それと職員組合、そういう人たちとも協議をしながら、この問題は考えていかなければならない問題ではないのかな、このように思っています。
議長(広沢和夫君)
田中議員。
9番(田中 章生君)
大変新市長が決まってからというようなお話もあるわけなんですけど、私はこの手当の中で先ほど部長の方からいろんな手当、これは実際この実務をやって、その手当というのはこれは私も納得がいくわけなんですけど、それといいますのは残業手当とか家族手当とか通勤手当とかというのは、これは確かに実際要る部分だろうと思うんですけど、調整手当というこの名目が今の時代に合った手当なのかということを私は一番重要視しているわけでございます。確かにその手当をとることによって給料が下がると。もしそういうような考え方でとらえるならば、それでしたら調整手当という項目をとって給料に加算をしていくとか、いろんなそのパターンというのは考えられると思うんです。しかし、実際この調整手当というものは、当初これをなされたときにはやはりそのときはその時代に合った形の中で給料の格差というものを是正するための手当だったと、このように私は考えているわけでございますけど、それがやはり時代が進みましてこういう調整手当自身が、いわゆる都会と田舎との格差が今はもうほとんどないわけですね。そういうことを考えましたら、やはり今度新市長が決まったときには平成18年度の予算を組むときには是非ひとつこれも考えていただきまして、いわゆる意識の改革をしていただきまして、今にふさわしい給与体制というものをとっていただきたい。そのお考えがあるかどうかをお聞きいたしまして、質問を終わらせていただきます。
議長(広沢 和夫君)
総務部長。
総務部長(桐久保隆久君)
今回、専決処分でのこの調整手当というのを条例化の中で含んでおりますのは、平成17年度の予算を各3町1村の議会で議決いただいた。その中に一応職員の給料、そういうものの中にこういう住居手当、調整手当、こういういろいろなものが支給するということでございますので、今この専決処分の中でこれをなくすということはできません。以上です。
議長(広沢 和夫君)
総務部長、基本的に給与とかいろんな手当の100分の5でしょ。その率は今後いろんな形の中で変えることはできるわけやね、条例そのものは今変えられんでも、今後の。
総務部長(桐久保隆久君)
はい、今後の課題という点でですね。
議長(広沢 和夫君)
わかりました。田中議員、そういうことで。
ほかにございませんか。
48番、玉岡議員。
48番(玉岡 武君)
この機会に何点かお尋ねしたいと思います。
まず、例規名称によりますこの個々項目に当たりましては、中身については大変な作業であったと思いますが、法定協の調整項目及び今回のこの専決の条例に当たりまして、ご労苦に感謝したいと思います。
そこで、特にお尋ねと確認しておきたいことは、8番、9番、10番のこの宇陀市の情報公開条例、また宇陀市電子計算組織処理に係る個人情報の保護に関する条例、また10番の宇陀市行政手続条例に係る問題でございます。これにつきましては、もちろん国の立法された法律に基づくものから、またこのたび個人情報保護法に係る国の法律に係る問題も配慮しつつしていただいたことだと思いますし、また他市の先進地事例も含めながら、また過去の町村の条例を踏まえながらすり合わせていただいた、こんなふうに思っておりはいたしますが、そこでお尋ねしたいことは、まず今回、宇陀市に当たりまして、特にこの個人情報に係る問題で配慮された部分について、担当の方よりどんなところに配慮されたのかまずお尋ねしたいことと、それと個人情報におきましては特に住民に周知する部分と、また職員さんにセキュリティーの部分で配慮していただかなければならない部分、またこの宇陀市の行政手続条例におきましても住民の皆さんにご協力いただかなければならないものもあり、また一方で職員さんに係る周知しなければならない部分があろうかと思います。
そういったことで、その部分に対してどういう手当て、配慮をされていかれるのか。きょうの専決によって今後新たにされていくことだと思うんですが、その点についてお尋ねしたいということ。
もう1点は、これにつきまして、いわゆる特例法に基づくシステムの改善、端末機に至るまでオンラインをされたと聞いております。無事されたことで、きょうまでの機能に対しては支障のないという、特に悪い情報もいただいてないわけでございますので、平穏無事にシステムが動いているようでございます。
しかしながら、これから先もしょせん人が操作する、そして人がシステムを改正したことでございますので、これからそういったセキュリティーも含めて異常な状態が起こる可能性もあるわけでございますが、それにつきまして業者との契約方法並びにその責任の所在はどうされていかれるのかなと、こんな思いがします。
それともう一つは、これは一つの例としてお尋ねするわけでございますが、例えば39番の職員の育児休業等に関する条例などでございますが、これも使われる側の職員さんに対する周知も必要でございますが、過去のそれぞれこれに対する市町村で利用されてきたそういった実例などを踏まえながら、十分配慮を重ねて新しい条例にされたことだろうと思います。私もまだおっしゃるように例規名称だけで内容は読んでおりませんが、それにつきましてもやはりせっかくの制度を活用するに当たりましてはすべての条例も住民や、また職員さんに当たりましてもその周知をしながら、その利用価値を高めるための条例でなければならないと思うんですが、そういったことに対してこのそれぞれの条例に対して今後住民、また使われる側のそういった方たちのための周知、啓発をどのように徹底されていかれるのか。また、そのタイムスケジュール、非常に合併されたすぐでございます。事務的量も多数ございますし、大変な時期でございますが、しかしながら急遽その配慮もしていただかなければならない大変重要な業務であると思うんであります。その点について、ちょっとこの機会に確認と答弁を求めておきたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
総務部長。
総務部長(桐久保隆久君)
今ご質問の8番の宇陀市情報公開条例、こういうものにつきましては、市が保有する行政文書の開示請求をするための権利を明らかにするということの一応目的でございます。こういう目的につきましては、48番議員さんもそれぞれの町村の条例を一応ご承知だと、このように思います。全体の条例を作成するに当たりましては、何遍も申し上げてますように3町1村の条例を遵守しながら条例を制定したということです。このだから運用面、その内容につきまして指定して一つずつ説明せよということでございましたら、それはそれでまたご説明を一応させていただくべきかもわかりませんが、この条例を制定し、これから新市に向けての市民に対して、そして職員はどういう体制でこの条例を遵守し、そして習得をしていて、市民にどのようなサービスができるのかという問題をこの条例だけとは違うて、さらに規則でも一応縛りながら市民に対するサービスをしていきたい、このように思っております。
そして、新市に移ってから一応電算の機能はどのようになっているのかということでございますが、今のところ税務、住基に関しましても一応順調に進んでいるということでございます。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
玉岡議員、簡単にお願いします。
48番(玉岡 武君)
簡単ですよ、これ。何も要点だけしかしゃべってないです。
だから答弁まだ足らないんですわ、質問に対して。
総務部長(桐久保隆久君)
それでは、まずは8番の宇陀市情報公開条例につきましては、先ほど申しましたようにこれは市民に市が保有する情報を総合的に的確に住民に開示していきたい、こういうことが第1条の目的でございます。
9番目の宇陀市電子計算組織処理に係る個人情報の保護に関する条例につきましても、これは個人情報の保護、そして必要な事項を定め一応市民の基本的人権を擁護していく、こういうような条例でございます。
それと、宇陀市行政手続条例というのは、これは国の行政手続法、これは平成5年に法律第88号で定められたものでございますが、その中の第38条の規定の趣旨に、一応処分とかそして行政指導及び届け出に関する手続、そういうものを一応定められているものでございます。
いずれにいたしましても、市民に対してどういうサービスができるかということを一応定めさせていただいております。これをこれから運用していきたい、このように考えております。以上です。
議長(広沢 和夫君)
はい。48番、玉岡委員。
48番(玉岡 武君)
詳細はいいんですよ。ですから、いわゆるシステムの改善に対して今後問題、トラブル発生したらだれが責任とるのかいうこと、それも一つ聞いてるのと、そしてこの育児制度についてなども過去の町村のいわゆる利用度、そういった方に対するもちろん調査もしつつ条例化された思うんですが、それによってさらにこういう制度が充実し、利用できる体制で条例つくったんかということを聞いとるんです。ほかの細かいことはまた例規集を私、見ますよ。ですから、そういったことの要点だけ答えていただいたらいいんです。
総務部長(桐久保隆久君)
一応電算の処理で、もしそういういろんな問題、トラブル等が起こった場合は、それは速やかに行政として対処していかなければならない問題であると思います。
それと、育児休暇等の特別的な休暇に関しましては、これからできるだけそれをとっていただけるような職員の体制づくりをしていきたい、このように思っております。以上です。
議長(広沢 和夫君)
はい。48番、玉岡委員。
48番(玉岡 武君)
一番最後に、それで内規というか、規則を制定するということで、十分それぞれの意見反映できるような形で、結果事後報告だけにならないように、そのことだけを申しておきたいと思います。終わります。
議長(広沢 和夫君)
ほかに。
42番、亀井議員。
42番(亀井 雅之君)
42番、亀井です。
細かくたくさんご質問したいわけですけれども、議長におしかりを受けそうですので、私の場合は各論を避けまして総論で、質問といいますか、これは必ず要望といいますか、脳裏に置いていただきたいなと思います。
ただいま上田議員あるいは田中議員もご質問されました職員の給料等々、かなり苦しい部分があるわけなんですけれども、その中でも確かに2月に市長選挙が行われまして、新たに市長が当選をされて、そのもとに発足をしていくというところでの部長の答弁があったかなと思うわけです。がしかし、1月1日より既に宇陀市は発進をいたしました。そういう意味からいいますと、この予算書を見させていただく中で大変ご努力もいただき、もっともっと予算計上もしていただきたい部分もあっただろうなというところでは、大変理事者の中にはご苦労いただいたなと思うわけですけれども、私たち議会人すべてが一緒とは言いませんけれども、もっともっと削っていける部分、もっともっと削減したらいけるんじゃないかなという部分は多々あるんではないかというのは、恐らく52名の議員の中で幾らかの方はお気づきではないかなというふうに思います。
そういう意味でいいますと、宇陀市が発足をいたしまして確かにこの1年は財政調整基金でありますとか、あるいは病院の問題も抱えております。多くの基金を積み立てていくというとこから、やはり抵抗力をつけて新たにさまざまな事業を展開していくというところでは、この1年恐らく新しい市長が決まりました任期の4年間というのはかなり忍耐を伴う、変えていく任期4年間ではないかというふうに思います。
そういうことで、もっともっと精査をしていただきながら、本当にこれは無駄やなというところでの無駄をなくすというところでは私、旧の菟田野町議会の中でも申してきたわけですけれども、もっともっと改革できるところ、とにかく着眼をしていただきまして、さらに無駄を省きながら生きに行くお金を使っていくというところを十分念頭に置いていただきまして、既に宇陀市は発足をしておりますので、新市の市長のもとに当然新しい宇陀市が22名の議員のもとに進んでいくわけですけれども、1月1日より生まれました宇陀市がさらに住民の皆さんにとってすばらしい市になるように、また昨年12月の最終の合併協の中でも合併協の委員さんの多くの方が持たれたと思います。官に優して民にきつい合併になったらあかんぞということをおっしゃられた委員もおられました。まさにそのとおりであって、十分民意を反映できるようにいろいろな調整をしていただきたいなということを要望しておきたいと思います。答弁は結構です。
議長(広沢 和夫君)
ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔討論なし〕
議長(広沢 和夫君)
討論なしと認めます。
これより承認第1号を採決いたします。
本案について、賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(広沢 和夫君)
賛成多数でございます。したがって、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市役所の位置を定める条例ほか193件の条例について)は、原案のとおり承認されました。
議長(広沢 和夫君)
休憩中に、43番、大西宏議員から議員辞職願が提出されました。
お諮りいたします。大西宏議員の辞職の件を日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
異議なしと認めます。したがって、大西議員の辞職の件を日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることに決定いたしました。
追加日程第1、大西宏議員の辞職の件を議題といたします。
地方自治法第117条の除斥の規定が適用されます。
大西議員からの辞職願を事務局の方から朗読させます。
事務局長(藤田 静秀君)
朗読させていただきます。
平成18年1月19日、宇陀市議会議長広沢和夫殿。宇陀市議会議員、大西宏。印を押印です。辞職願、このたび一身上の都合により議員を辞職したいので、許可されるよう願い出ます。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
ただいま事務局の方からご報告がございました。恐れ入りますが、大西議員、採決するまでご退場いただきたいと思います。
〔43番大西 宏君退場〕
議長(広沢 和夫君)
先ほど事務局の方から朗読がございました。
お諮りいたします。大西宏議員の辞職を許可することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
異議なしと認めます。したがって、大西議員の辞職を許可することに決定いたしました。
ここで休憩をいたします。しばらくそのままお待ちください。
午前11時47分休憩
午前11時51分再開
議長(広沢 和夫君)
再開いたします。
午後1時まで休憩をいたします。
午前11時51分休憩
午後1時00分再開
議長(広沢 和夫君)
それでは再開いたします。
議長(広沢 和夫君)
次に、日程第3、承認第2号に対する質疑に入ります。
議員の皆さん方に申し上げたいと思います。職務執行者の方から、今回の一般会計暫定予算及び特別会計、企業会計含めまして、考え方についてお話がございました。この暫定予算につきましては、平成18年3月31日までの予算でありますし、基本的に各旧町村における予算をひっくるめて3カ月分を上げられたものばかりでございます。もちろん職員給与を初め事業についてもそうであります。基本的にそういう考え方の中でこれから質疑なりしていただきたいと、かように思います。
なお、本件については、質問者は会計名とページ名を言っていただくとともに、質問者も答弁者も簡潔にお願いいたしたいと思います。
それでは、質疑を受け付けます。
13番、稲森議員。
13番(稲森 均君)
13番、稲森です。
まず、今回の補正でございますけども、4カ町村が寄り集まっての補正予算という形であります。先ほどの全体の説明としまして、3億5,000万等の予算増になってるということであります。そういうことの中で、歳入の部分でどういうような形で歳入を増していったかということになろうと思います。ぱっと見たところ、財調基金の取り崩しはございませんし、それ以外に歳入に入り込めていけるというふうなものについては多分合併特例債等々の部分があろうかと思いますけれども、それにしたってそれら入れましても1億9,000万ぐらいしかなりませんので、あと1億6,000万程度がどこからか捻出されてるということになろうと思いますけども、その辺のところがわかりにくいというふうに思いますので、ご説明お願いしたいなというふうに思います。
議長(広沢 和夫君)
財務部長、山本君。
財務部長(山本 高司君)
歳出に対応した歳入ということでございますけれども、まず2ページでございますけれども、町税からずっと款11ですね、1、町税から款11、交通安全対策特別交付金、ここまでが俗に一般財源と言われるものでございます。市税でございますけれども、これは旧町村におきまして既に調定額というのも決まっておりますし、おおむねの通常ベースでの徴収率、それと12月までの収納見込み額というのもおおむね参酌した結果として、この6億6,806万2,000円を計上したわけでございますし、地方譲与税、利子割交付金、配当割交付金、株式譲渡所得割交付金、こういったものにつきましては平成17年、普通交付税基準財政収入額の算定の基礎、そういったものも根拠にして、あと3カ月の収納見込みを計上したところでございますが、この地方交付税におきましては普通交付税、昨年12月までに皆収納済みでございまして、今回は特別交付税の収納予定額ということを計上させていただいたわけでございます。
款12でございますけれども、以下特定財源となってくるわけでございますが、これは冒頭職務執行者からの話にもあります事業執行に伴います、それに付随した歳入ということになるわけでございます。その中で、大きなものがあるわけでございますが、歳入、款19、諸収入でございます。4ページから5ページにかけてでございますけれども、その中で、項が4、雑入でございます。8億3,130万8,000円ということになるわけでございますけれども、この主なものでございますけれども、これは宇陀衛生一部事務組合、これは3町でございますけれども、これが1月から直営事業というんでしょうか、市営事業として歳出予算を組んだわけでございますけれども、既に3町での負担金なりを払い込み済みでございます。それの精算分といたしまして約1億5,646万4,000円が入ってくるわけでございますし、この決算、決算といいますのは旧町村におきまして12月で旧町村は仮決算、通常の4月、5月の出納閉鎖を待たずしての仮決算でございます。そこでの予想される余剰金5億5,653万7,000円でございます。これはこのうちの中には他の会計の振り替え分も含むわけでございますけれども、こういったものも計上した中で、この先ほどご質問のトータルとしての財源を確保したということでございます。
議長(広沢 和夫君)
ほかに。
44番、大西議員。
44番(大西 進君)
44番の大西進でございます。
2ページの市税についてのこの2番目の固定資産税についてでございますけども、先ほど職務執行者であります市長の方から、あいさつの中で10年後には非常に人口も3万人を切って、大変苦しくなるだろうというお話で、やはり生活基盤も生活環境を考えるならば、やはりひとつ折角宇陀市として合併したわけでございますので、ひとつ用途地域の見直し、それから線引きの見直し、それからもう一つは地籍調査をやはり費用をかけまして早くその見直しをすると。それによって、やはり固定資産税の税収またはそういうものが見込まれなければ、やはりこの宇陀市は事業も大してやっておりませんし、やはり税収としましてもそう見込めないわけでございますので、やはり固定資産税という安定したものを、ひとつそれをやはり進めていかなければいけないだろうと思うんですね。
まず一つお聞きしたいのは、各町村でどの程度地籍調査が進められているかということを一つお聞きしたいことと、先ほど私が言います早急にこの用途地域、線引きを県の方にも陳情に行って、やはり住宅用地にしていただくとかそういうことも考えなければ、やはりこの人口増というものは見込めないわけでございますので、そこらをひとつしっかりと予算の中にも今後反映していただきたいなと、こういう思いでございますので、その点についてのご答弁をいただきたいと思います。
それから、もう一つ、国民健康保険でございますけども、その点についても私ども榛原町の時代に厚生常任委員会でこの件について協議をしたわけでございますけども、所得まずはこの応能また応益ということで、4町村でその開きがあるわけでございますけども、そこでお尋ねしたいのは、今後担当課の部長がどのような方向性で調整をして、またどのような方向で取り組みをされるかということもひとつ担当部長の方にお聞きしたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
大西議員の質問につきましては、基本的に予算にある意味では関係ないかと思います。しかしながら、今後に反映するという意味も含めて、部長の方から答弁をいただきます。
財務部長。
財務部長(山本 高司君)
用途地域の見直し、それから国調の進捗率につきまして、この国調の進捗率等につきましては私がちょっと今資料を持ち合わせてございません。それぞれの地域事務所においてお答えをしていただくことにしたいと思います。
それと、用途地域でございますけれども、これにつきましては大和都市計画の見直し等の中でそれぞれ旧町村におきましてもご尽力をいただいておったところでございます。この特に職務執行者の冒頭のあいさつの中にもありました人口減少傾向ということと、農家の次男、三男の俗に言う隠居家の建築の問題、そういったことも含めまして、議員おっしゃるとおりであるというふうに考えるわけでございます。恐らく用途地域を見直し、その都市計画の線引きを少しでも市街化区域に編入という意味もあるやにも思います。
また一方、その用途地域の中におきまして農用地等の問題も絡んでこようかと思います。またこの点につきましては担当部長がお答えするかもわかりませんけれども、農林業、特に農村農業振興のためにはやはり農振農用地というのもまた必要なわけでございます。その辺の線引きの区分けというのが利害いろいろ相反する部分もあろうかとは思いますけれども、議員各位を初めといたしまして住民の皆さん方の理解を得られるような線引きということを今後努めていかなければならないということは議員おっしゃるとおりでございます。
それと、国民健康保険でございますけれども、これも議員おっしゃるとおり合併に際しましてそれぞれが税率が違うわけでございます。応能割合、応益割合といたしましてはおおむね50%ということで、ほぼ保たれてきてると思います。がしかし、その加入者におきます所得の状況、あるいは資産の状況によりまして、その応益、応能割合のバランスをとろうとしたときに固定資産割、所得割を上げようとしたときに税率を高くしなければならない問題というのがあるわけでございます。これは国民健康保険が抱える恒常的な問題であるわけでございます。バランスをとるために、1人当たりあるいは世帯当たりの税率を上げると、その辺のバランスをいかにしていくかということになりました際は、合併協議の中でもおおむね3年以内に調整をしていくというそういう申し合わせの中で、国保財政調整基金、これも取り崩しを行いながら急激な負担増を緩和しながら担当部署におきまして、例えば18年度の予算におきましてももう3年以内の調整ということであれば、国保税条例というのもやはり今現在検討いただいておるんだというふうに思っております。今回の暫定予算につきましては、それぞれの税率に基づいて調定をはじき出したその残りを計上させてはいただいておりますけれども、議員おっしゃる問題につきましては、18年度以降早急に調整を進めていかなければならない。これは宇陀市の問題であるというふうに考えているところでございます。
議長(広沢 和夫君)
大西議員。
44番(大西 進君)
今の部長の方のご答弁でございますけども、まず私が申し上げたいのは、合併協議会でもおおむね3年間はこのままでやっていくんだということをやはり基本に考えていただいて、そこはもちろん新しい市長誕生されたときにはしっかりとやはり部長の方も調整をしていただいて、やはり3年間は一般財源を要するに繰り入れてもそれは守っていくんだということを、そういう考え方で進んでいただくようにひとつお願いしたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
奥田榛原区次長。
榛原地域事務所区次長(奥田 信雄君)
現在、各町村の状況でありますけれども、大宇陀町が23.2、今現在休止をしております。そして菟田野町が8.2、菟田野町も今現在休止しております。そして榛原町が50.90、そして室生村が3.9、今実施しております。以上であります。
なお、4カ町村の平均は約20%程度になろうかと思います。以上です。
議長(広沢 和夫君)
次、ほかに。
高橋議員。
28番(高橋 重明君)
28番、高橋重明でございます。
冒頭ご提案をいただきましたこの暫定予算につきましては、昨年の4月から今年の3月という年度予算の中で12月末を一端打ち切って、この1、2、3ということの暫定をご提案いただいていると私も理解をしております。
ただ、今回新しい市が始まって、合併の中で私どもは住民から選ばれた議員として、やっぱり帰りましたら住民に詳しく説明をしていかなければなりません。そのためにはまだまだ論議が不十分だと思いますが、その中で合併の効果としてまず借金が増えるんではないかというのがやっぱり住民の不安感の一つでございます。
ご提案いただきましたこの暫定予算でまずご質問させていただきますが、137ページ、地方債の状況が一覧表に示されております。
まず第1点は、平成16年度末現在見込み額の残高が36億を出ておりますが、これ16年度は既に決算が終わっておりますので、確定額を教えていただきたい。私の計算では、35億8,000万円程だと思っています。失礼いたしました、1けた違いました。366億円になっておりますが、私の計算では358億だと思っております。
それから、ということになりますと、17年度、一番右の端の現在の、これは当然3月末でも見込むわけですが、377億円。単純に計算しても、11億円程増えると。このことが住民にとって不安になるわけです。この借金は、やっぱり後世に残してはならない。そういう意味で考えるならば、合併の効果は借金をまたふやすことにもなるのではないか。今回も約23億円ほどですか、この明細についても既に借り入れを市債を発行されているということになりますけれども、新たに借りられるもんではないと思いますので、その明細についてもう一つご説明をいただきたい。まず第1回の質問を終わります。
議長(広沢 和夫君)
市債について、財政部次長。
財務部次長財政課長事務取扱(中尾 忠君)
財政課の方からお答えをさせていただきます。
この起債の償還表でございますけれども、この調書の中で16年度の末の現在見込み高が若干違うんじゃないかというような趣旨の質問でございますが、冒頭、職務執行者の方からの説明にもありましたように、宇陀衛生一部事務組合のごみ処理の関係の部分がこの1月の合併に伴いまして入ってきております。それが16年度末の現在見込み高に金額といたしまして9億2,997万円、それが新たに増えております。そういうことで、17年度末の現在の見込み高もそれが加わって参りますので、その宇陀衛生一部事務組合の部分が8億1,144万4,000円、当然17年度末の見込み高にも加わっておるということでございます。以上でございます。
議長(広沢 和夫君)
高橋議員、もう一度お願いします。
28番(高橋 重明君)
各町村の内訳をお願いしたいと思います。
財務部次長財政課長事務取扱(中尾 忠君)
改めまして、各町村別ということでお答えさせていただきます。
16年度末でございますけれども、旧大宇陀町の部分が72億2,630万6,000円、そして旧菟田野町の部分が58億9,468万3,000円、そして旧榛原の部分が117億479万2,000円、そして旧室生の部分が109億266万7,000円、そこへ先ほど申し上げました宇陀衛生の部分が9億2,997万円ということで、16年度末はそういう内訳になることでございます。
議長(広沢 和夫君)
高橋議員、よろしいですか。
28番(高橋 重明君)
今、公債の内訳をご説明いただいたんですが、私はもう1点として市債の35億円ですね、これをお聞きしとんです。
議長(広沢 和夫君)
市債の35億2,300万円の件ですね。
28番(高橋 重明君)
はい。
議長(広沢 和夫君)
収入の市債の内訳、35億2,300万円の。
財務部次長財政課長事務取扱(中尾 忠君)
旧各町村別には、そこまでこれにつきましては今のところ出しておりません。また早急に出しまして、報告させていただきます。
議長(広沢 和夫君)
財務部長。
財務部長(山本 高司君)
お尋ねの件は、11ページの地方債の現在高、それと36ページから7ページにかけましてのその辺の関係をお尋ねかというふうに思うわけでございます。
この暫定予算の中で、発行予定額が35億2,300万円の地方債総額というふうになっておるところでございまして、その限度額、地方債の目的、起債の方法、利率、償還の方法等につきましては、10ページから11ページの中で予算に定めさせていただいているところでございまして、この10ページでございますけれども、例えば合併推進事業という起債の目的で限度額を1億2,500万円、償還の方法、利率等を定めさせていただきまして、これにつきましては36ページの目が総務債、節が1、総務管理費8億2,560万円のうち、その説明欄にあります合併推進債1億2,550万円というふうに合うわけでございます。
そうしましたら、ちょっと以下見にくくなるかとは思うんですけれども、10ページの山上公園整備事業3億9,840万円、この数字について、じゃどこにこの36ページに当てはまるかということになるわけでございますけれども、この次の過疎対策の6億2,210万円というこの内訳の中にこの山上公園整備事業債が入るわけでございます。
そして、例えば10ページの上から3つ目、休養施設整備事業2億2,370万円はこの36ページのどこに対応するかといいますと、その過疎対策事業債6億2,210万円の中に山上公園分とこの休養施設整備事業というこれを合わせたのが例えば過疎対策事業という、こういうような見方で以下続いてきているわけでございます。
議員もおっしゃいますように、それぞれの旧町村で12月までの議決をいただきました予算、そこから既に受け入れをいたしました旧町村で起債を借り入れた金額を除いた額といたしまして、35億2,300万円を計上いたした次第でございます。
議長(広沢 和夫君)
高橋議員。
28番(高橋 重明君)
そういう内容については、私もどこを見ればというのは理解しておるつもりです。
そしたら、もう一つ観点を変えます。12月31日までに市債を終わった分を各4カ町村のを集めたんだということでないと思うんですね。1月から3月の暫定予算を提出されておりますから、そういう内容はないんですかということを僕は聞いてるんです。
例えば、137ページの17年度中の当該年度の起債見込み額は40億6,300万ですね。しかし、この決算書で第3表でいきますと35億2,300万です。5億4,000万円の差がありますから、その差は何ですかという意味なんですけどね。ご理解いただけますかな。
議長(広沢 和夫君)
財務部次長。
財務部次長財政課長事務取扱(中尾 忠君)
お答えいたします。
11ページの地方債の限度額でございますが、35億2,300万円。そして137ページの17年度中の起債の見込み高が40億6,330万円、この差は何かということでございます。
これにつきましては、差が5億4,030万円あるわけでございますけれども、これは既に先ほど議員さんもおっしゃっておりましたように、12月31日までに旧の4町村でもう既に起債を借り入れて収入しておるという内容でございます。
それと内訳でございますけれども、町村名を申し上げてあれですけれども、大宇陀町さんの南部土地改良区の国営総合開発事業の繰り上げ償還、これ一般公共事業債で借り換えしたわけでございますけれども、これが2億5,090万円。あるいはまたこれも大宇陀町の町並み環境整備事業500万円、それと旧菟田野町さんの菟田野小学校の建設事業債2億8,440万円、これは平成16年度からの繰り越し部分も含めてでございますけれども、既に起債を前借りなり、あるいはまた16年度分の繰り越し分を本債で既に12月までに借りたと。それが5億4,030万あると。その差でございます。
議長(広沢 和夫君)
わかりましたか。
高橋議員。
28番(高橋 重明君)
そういうように、借金がいつの間にか合併に伴って膨れ上がってますから、私はこの際、きちっと住民に説明する義務がございますので、その内容をお聞きしたわけでございます。そういう意味では、今後とも新たな借金はやはり将来に残していってはまずい。そういう意味では、けさほどの条例審議でも我々議員報酬も上がった。職員も上がった。そういう中で、なぜ借金だけふえて住民に負担をかけるんかということでは合併後の住民の理解が得られませんので、その点、今後新たな市長のもとでも十分4月以降の予算編成に検討していただくことを申し上げて、私の質問を終わります。
議長(広沢 和夫君)
ほかにございませんか。
6番、田村議員。
6番(田村 幹夫君)
それでは、これ一般会計以外でよろしいんですか。
議長(広沢 和夫君)
はい。特別会計、企業会計も含めてでございます。
6番(田村 幹夫君)
それじゃその次の住宅新築資金の貸し付けの特別会計について、ちょっとお伺いないしこれからの姿勢をお聞きしたいと思います。
合併いたしまして、この住宅貸付の特別会計見まして、はっきり言ってびっくりしました。大宇陀町以外はすべてマイナスです。そして、繰上充用金という形で翌年度の予算をほとんど充てております。ということは、ここには3億何ぼの収入があるから大丈夫やということになっておりますけど、これはっきり言って3億何ぼも返ってきません。というのは、この前の前年度の回収率といえばもう菟田野で33%、室生では11%、大宇陀町で40%で、榛原町に至っては8%という、こんだけの回収率しかないということですから、これ予算面で3億出したとしても、はっきり言ってほとんど返ってこない。来年度の予算を多く食うはずです。
特に私たちが許せないということを言うたらちょっと語弊ありますけど、大宇陀町の未納については2,000万円、榛原町では6,000万円、菟田野町と室生では1億9,000万円ってあります。こういった不公平という感じもしないでもありませんけど、これについて、ただ県の回収機構に任すというだけでは無理だと思うんです。これらの特別な手だてを本当に真剣に考えていただけるかどうか、その姿勢をお伺いしたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
財務部長。
財務部長(山本 高司君)
議員がお示しいただきました数字の資料を持ち合わせておりませんので、一般論としてのお答えになるかと思いますのでお許しをいただきたいと思います。
旧町村名を先程来から挙げているわけでございます。私どもも挙げてご説明を申し上げてきたわけでございますが、やはり宇陀市ということになったわけでございますので、やはり今後は宇陀市一つとして考えていきたいなというふうに思っているわけでございます。
確かにこの貸付事業につきましては県下ともに滞納と未納、収納率が低いという、こういう問題も含めた中で、これも議員がおっしゃっておりますように17年度初めから一部事務組合を結成をして、これに当たっているところでございます。ですから、今のところここに掲げてございますこの暫定予算書では受け入れを行い、要するに一部事務組合が回収した回収資金の受け入れをし、そして地方債の元利償還に充てるという、こういう会計の仕組みになっているところでございます。特に今後の回収等につきましては、一部事務組合ということでございますけれども、それぞれの県下の関係の市町村長さんがそれぞれの構成員ともなっておるかと思います。そういった中でも議論がされるものというふうに考えるところでございます。
議長(広沢 和夫君)
田村議員。
6番(田村 幹夫君)
大宇陀町が損して、ほかのとこが得するというそんな小さいつもりで言ったんではありません。もともと何でこんだけ差がついたかという根本原因を今後の市政に生かしていただきたいんです。回収率といったら、室生が82%で菟田野が91%、榛原が84%と大変低いと。中にはお金を借りて、借り得やということでそのまま全然返してない人もいてると。これは決して私の午前中質問した同和対策でこういう事業が転換したということと無関係ではありません。このことを真摯に反省して、回収はこれから一つの市として強力にやっていかなあきませんけど、やはりこういうことを普通一般的に考えて、借りたものを返さないということはおかしい。そのことを通用するような市になってほしいので、今取り上げているわけです。だから決して県の回収組合に任せてそれで済ますということじゃなくて、今後の反省点として宇陀市としてできたら特別な努力をもって回収に当たっていっていただきたい。また、いくような姿勢をぜひとも示していただきたいと。でなければ、さらに私たちの元大宇陀の町民とか、またまじめに返している人たちに対して申しわけが立たないと、そう思っておりますので、できたらその辺のところを力を入れていただきたいと思います。その辺だけ、県に任すというだけじゃなくて、これから市としてどうなさるか、また全く任すか、そのことだけ最後にお答えください。
議長(広沢 和夫君)
簡単にお願いします。
財務部長(山本 高司君)
一部事務組合規約によりまして、この住宅資金の貸付金、いわゆる住宅三資金の貸付金回収ということは、組合規約によりましてこの地方自治法の関係上、組合に属するというふうに一義的には考えるわけでございますが、議員おっしゃるような方法等がまたあるならば、また宇陀市としても考えていかなければならないということは当然のことかと思っております。
議長(広沢 和夫君)
ほかにございませんか。
玉岡議員。
48番(玉岡 武君)
48番、玉岡です。ちょっと参考までに、質問がなかったので確認しておきたいと思います。
それぞれこの暫定予算につきましての款項目、説明によりますとそれぞれの各旧町村での決算予算踏まえつつされていると、こういうことでございます。
そういうことから考えますと、それぞれの新しい地域事務所での歳出いうものの数字は私は既にお持ちだと思うんですが、その数字、おおむねで結構でございますので、それぞれ地域事務所に歳出されていくだろう数字をお示し願いたい。そのことによりまして、4町村総括予算の暫定予算から引きましたところが本庁における義務的な経費だったり歳出になろうかと思うんで、資料をお持ちでございましたらその数字をご提出願いたい。なければ改めて、詳細については今後また委員会、協議会等でされると思うんで、細かいことについては結構でございます。地域事務所に係る歳出の総括数字をお示し願いたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
財務部長。
財務部長(山本 高司君)
今のご質問でございますが、本庁、それから各地域事務所ごとの確たる数字というのはないわけでございます。一般論でいいますと、ほとんどの歳出につきまして地域事務所で今後とも17年度としてやっていただくと。誠に申しわけございませんが、そこまでしか言いようがない状況で、資料は持ち合わせておりません。
議長(広沢 和夫君)
48番、玉岡議員。
48番(玉岡 武君)
そうしますと、私、一番この新市になりまして心配するところは、そういうことになりますと地域にそれぞれ住民の皆さんから陳情、請願、要望に至る、また継続事業に至るそういった事業が優先順位をどのようにされるのか、また予算配分をどういう形で配分されて地域で執行されていくのか、そこのところのバランス、そこのところを心配、一番懸念しているところでございますが、そのことにつきましては十分配慮されて行れることであろうと思いますが、後回しになるものがあったり、あるいは緊急を要するものがその地域に配分されなかったりとか、こういうことがあってはならないわけでございますので、そこのところを今後どのような形で住民に理解してもらい、また地域事務所に理解してもらう方向で施策を執行されていかれるのか、その点だけを確認しておきたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
はい、財務部長。
財務部長(山本 高司君)
今のご質問でございますが、17年度に限り、この予算に限りということになろうかと思いますけれども、それぞれの旧町村での予算の執行残を計上している。要するに旧町村イコール現在の地域事務所というふうに置きかえますと、議員がご心配いただいている点はごもっともかと思うんですが、17年度の予算の執行に限りほぼ問題はないというふうに思っているところでございます。
48番(玉岡 武君)
確認のためでございますので、くれぐれもそのことを申し上げて質問を終わりたいと思います。
議長(広沢 和夫君)
ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
質疑がないようですから、これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔討論なし〕
議長(広沢 和夫君)
討論なしと認めます。
これより承認第2号を採決いたします。
本案について、賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(広沢 和夫君)
賛成多数でございます。したがって、承認第2号、専決処分の承認を求めることについて(平成17年度宇陀市一般会計ほか15件の予算について)は、原案のとおり承認されました。
議長(広沢 和夫君)
日程第4、承認第3号、専決処分の承認を求めることについて(字の名称を変更することについて)、日程第5、承認第4号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市の指定金融機関の指定について)、日程第6、承認第5号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀地区市村教育指導主事を共同設置することについて)、日程第7、承認第6号、専決処分の承認を求めることについて(大和高原北部地区基幹水利施設管理事業を事務委託することについて)、以上4議案を一括議題といたします。
本4議案につき、芳岡市長職務執行者の提案理由の説明を求めます。
市長。
市長職務執行者(芳岡 一夫君)
ご指名によりまして、専決処分、承認第3号から6号までを内容等につきましてご説明を申し上げたいと思います。
42ページの承認第3号は、字の名称を変更することについて、地方自治法第179条第1項の規定により、平成18年1月1日に専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるものです。
これは大宇陀町、菟田野町、榛原町及び室生村という名称を各区とし、また大字を取り去るもので、平成18年1月1日付をもちまして宇陀市が設置したことに伴い、変更するものでございます。
次に、48ページの承認第4号は、宇陀市の指定金融機関の指定について、地方自治法第179条第1項の規定により、平成18年1月1日に専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるものでございます。
これは、新市における公金の収納または支払い事務を円滑に進める必要があるため、旧町村の指定金融機関制度をもとに調整し、南都銀行株式会社を1月1日付で指定したものでございます。
続きまして、50ページの承認第5号は、宇陀地区市村教育指導主事を共同設置することについて、地方自治法第179条第1項の規定によりまして平成18年1月1日に専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認をお願いするものでございます。
これは町村合併前の大宇陀町、菟田野町、榛原町、室生村及び曽爾村並びに御杖村の6町村で共同設置していましたが、合併に伴い、宇陀市と曽爾村及び御杖村とで規約を制定し、共同設置するものでございます。
続きまして、54ページの承認第6号でございます。大和高原北部地区基幹水利施設管理事業を事務委託することについてでございますが、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、平成18年1月1日付で専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりまして議会に報告して、承認をお願いするものでございます。
これは合併前の室生村が当該事業の事務委託をしておりまして、引き続き宇陀市が山添村に委託するため規約を定めたものでございます。国営総合農地事業の造成施設である上津ダム、上津揚水機場、附帯施設の幹線水利施設管理事業に関する事務の委託を行うものでございます。
以上で専決処分の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いしておきます。
議長(広沢 和夫君)
これより質疑に入りますが、質疑、討論、採決は1議案ごとに行います。
初めに、日程第4、承認第3号に対する質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
質疑がないようですから、これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔討論なし〕
議長(広沢 和夫君)
討論なしと認めます。
これより承認第3号を採決いたします。
本案について、賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(広沢 和夫君)
全員賛成でございます。したがって、承認第3号、専決処分の承認を求めることについて(字の名称を変更することについて)は、原案のとおり承認されました。
次に、日程第5、承認第4号に対する質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
質疑がないようですから、これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔討論なし〕
議長(広沢 和夫君)
討論なしと認めます。
これより承認第4号を採決いたします。
本案について、賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(広沢 和夫君)
全員賛成でございます。したがって、承認第4号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市の指定金融機関の指定について)は、原案のとおり承認されました。
次に、日程第6、承認第5号に対する質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
質疑がないようですから、これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔討論なし〕
議長(広沢 和夫君)
討論なしと認めます。
これより承認第5号を採決いたします。
本案について、賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(広沢 和夫君)
全員賛成でございます。したがって、承認第5号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀地区市村教育指導主事を共同設置することについて)は、原案のとおり承認されました。
次に、日程第7、承認第6号に対する質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔質疑なし〕
議長(広沢 和夫君)
質疑がないようですから、これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔討論なし〕
議長(広沢 和夫君)
討論なしと認めます。
これより承認第6号を採決いたします。
本案について、賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(広沢 和夫君)
全員賛成でございます。したがって、承認第6号、専決処分の承認を求めることについて(大和高原北部地区基幹水利施設管理事業を事務委託することについて)は、原案のとおり承認されました。
議長(広沢 和夫君)
次に、日程第8、議会運営委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。
議会運営委員長から、会議規則第97条の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を調査事件として閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査をすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
異議なしと認めます。したがって、議会運営委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査をすることに決定いたしました。
議長(広沢 和夫君)
お諮りいたします。本臨時会に付された事件はすべて終了いたしました。
本臨時会の会期はあす1月20日まででございますが、会議規則第7条の規定によって本日で閉会いたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(広沢 和夫君)
異議なしと認めます。
それでは、閉会に当たり、芳岡市長職務執行者のごあいさつをお願いいたします。
市長職務執行者(芳岡 一夫君)
閉会に当たりまして、一言お礼を申し上げたいと思います。
会期18、19、20日と3日間を持っていただいたわけでございますけれども、私も初めての経験であり、また議員各位も初めてのことだと私、存じております。非常に不安に思っとったわけなんですけども、昨日来きょう、本当に円満円滑また協議事項すべてスムーズに運用していただきまして、承認案件6件につきましてすべてご承認をいただき、ありがとうございました。
承認事項の中で、いろいろ各議員さんの貴重なご発言をいただきまして、もちろんもっともでございます。新市がスタートいたしまして、やはりお互いが新しい市はどういう形でどうスタートしてどういうまちづくりをするんだということは、市の住民の方々が注視の的だと、私、かように考えております。私、今、皆さん方にお願いすることは、やはり短期間の間に市になってこれができたんだというようなすばらしいもの、また住民が期待したものをぜひともやっていただきたい。私もあと任期、間もございませんけれども、ともどもにすばらしい市をするスタート地点だけを見つけようではありませんか。そういうことを皆さん方にお願いを申し上げまして、新市に対する皆さん方の熱意と誠意を、私、本当にうれしく承りました。
皆さん方の今後のご活躍と、また市の方向づけをしっかりと創っていただくことをお願いを申し上げまして、また寒さが本当にまだ厳しゅうございます。体に十分お気をつけをいただきましてご活躍いただきますことをお願い申し上げまして、お礼なり閉会の言葉といたします。どうもありがとうございました。
議長(広沢 和夫君)
閉会に当たり、一言御礼、ごあいさつ申し上げます。
18日に開会いたしました今臨時会は、輝かしい平成18年の新春の幕あけにふさわしい宇陀市の市制施行後初めての議会であり、会議規則、委員会条例、事務局設置条例の制定による議会組織・機構の確立と議会人事の選任を初め、執行部から提案のあった合併に伴う専決処分の承認など多くの案件を審議していただき、適切妥当な決定を得、すべてを議了できましたことに対し、衷心より感謝申し上げる次第でございます。
宇陀市は、たった今スタートラインに立ったばかりでございます。まだまだ整理・調整を図る多くの課題が山積しているところでございます。これらを一日も早く審議をして、市民の負託に十分こたえられる円滑な市政が展開できるよう、行政として一体となって取り組んでいくことが我々議会議員に課せられた使命であると痛感いたしているところでございます。
議員各位、執行部各位のこの上ないご理解、ご支援をお願いを申し上げますとともに、たゆまざるご研さんを賜りたく、重ねてお願い申し上げる次第でございます。
まだまだ寒さも一段と厳しくなってまいりますが、くれぐれも健康に留意され、ご活躍されますことをご祈念申し上げ、閉会のごあいさつといたします。これをもちまして平成18年第1回宇陀市議会臨時会を閉会いたします。ご苦労さまでした。