本文
平成25年3月5日午前10時開議
日程 |
内容 |
---|---|
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
12番 |
山本繁博 |
14番 |
山本新悟 |
15番 |
高橋重明 |
16番 |
小林一三 |
欠員(1名)
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
副市長 |
前野孝久 |
教育長 |
喜多俊幸 |
||
総務部長 |
井上裕博 |
危機管理監 |
山本 洋 |
企画財政部長 |
楠田順康 |
市民環境部長 |
大西 茂 |
健康福祉部長 |
覚地秀和 |
農林商工部長 |
仲尾博和 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
出口裕弘 |
水道局長 |
栗野 肇 |
市立病院事務局長 |
竹内 均 |
会計管理者心得 |
中西靖記 |
||
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
大宇陀地域事務所長 | 南 勉 |
菟田野地域事務所長 | 徳田準一 | 室生地域事務所長 | 松岡保彦 |
午前10時00分
議長(小林一三君)
皆さんおはようございます。開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、平成25年第1回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位には、公私何かと御多忙のところ御出席を賜りまして、ここに開会の運びとなりましたことを心から厚くお礼を申し上げます。
本定例会に提出されました議案は、条例の制定、一部改正を初め、平成25年度当初予算、平成24年度補正予算、人事案件等々多くの重要案件が提出されております。議員各位には慎重に御審議賜りますとともに、会期中の本会議を初め、一般質問あるいは各委員会を通じまして議会がスムーズに進行できますよう、皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
また、理事者各位には、簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁をいただきますようお願いを申し上げまして、開会の挨拶といたします。
開会に先立ちまして、議員各位に御連絡を申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、御了承願います。
午前10時00分開会
議長(小林一三君)
議員1名が減数となり、当市議会の議員数は15名になります。
ただいまの出席議員は15名であります。
定足数に達しております。よって、平成25年第1回宇陀市議会定例会を開会いたします。
竹内市長から招集の御挨拶がございます。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
皆さんおはようございます。本日、平成25年第1回定例議会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多用の中、御参集を賜り、厚くお礼申し上げます。
それでは、開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
春の芽吹きが宇陀市の里に見られます。春の風がすぐそこまで感じられるところでございます。
さて、昨年政権がかわり、政府の地方行政方針も少しは変わってくると感じています。平成25年2月28日に開会された第83回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説の中で、「強い日本、それをつくるのはほかの誰でもありません。私たち自身です。一身独立して一国独立する。私たち自身が誰かに寄りかかる心を捨て、それぞれの持ち場でみずから運命を切り開こうという意志を持たない限り、私たちの未来は開けません。また共助や公助の精神は、単にかわいそうな人を救うことではありません。懸命に生きる人同士が苦楽をともにする仲間だからこそ何かあれば助け合う、そのような精神であると考えています。全ては国家、国民のため互いに寛容の心を持って建設的な議論を行い、結果を出していくことが私たち国会議員に課せられた使命であります。」と述べられております。
国会議員は天下、国家のため、私たちは宇陀市、宇陀市民のために互いに寛容の心を持って建設的な議論を行い、結果を出していくことが求められています。その中で、宇陀市の今をよくする、将来もよくするという基本的な考えのもと行政を担当させていただいているところでございます。とりわけ、本年4月には大宇陀松山重要伝統的建造物群保存地区の景観に合わせて建築してまいりました大宇陀小学校の新校舎が完成いたします。開校後は災害においても地域の拠点となるとともに、地域の開かれた学校として運営していきたいと考えていますので、皆様の御協力よろしくお願い申し上げます。
さらに、4月には菟田野古市場、宇太小学校の跡地にワールドメイプルパークが開園いたします。約1200種類、3000本から成る日本ではほかに類のない公園であり、運営はNPO法人宇陀カエデの郷づくりの方に行っていただきます。皆様にはぜひ御来園いただき、市外の方などへの情報発信に一役買っていただきますようよろしくお願い申し上げます。
また、4月末にリニューアルオープンを予定いたしております宇陀市立病院につきましては、東和医療圏5万人の二次医療機関としての使命に加え、医師一丸となり地域の医療を担っておりますが、勤務医師の減員の影響は大きく、場合によっては救急医療対応が困難なため、患者の皆様に大変御迷惑をおかけしている現状となっております。このような状況を改善するため、奈良県に対し、東和医療圏における医療体制の一層の充実に向けて県として主導権と調整機能を発揮していただき、医師の適切な配置を早期に実現していただくよう強くお願いしているところでございます。
また、旧室生高校跡地が奈良県橿原考古学研究所埋蔵文化財収蔵センターとして2013年度に開設されることとなり、単なる収蔵庫ではなく、考古学の魅力を発信する拠点として、将来は子ども向けの体験教室や講演会などを開けるような施設を目指しており、地域の活性化に貢献できる施設を目指してまいりたいと考えております。
さて、今議会で御審議いただく案件は、平成25年度一般会計・特別会計・企業会計予算案並びに平成24年度一般会計補正予算案を初め、条例の制定、改正など諸議案でございます。どうぞ慎重に御審議の上、御議決いただきますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめ配付のとおりでありますので、朗読は省略いたします。
議長(小林一三君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、議長において6番山本良治議員、8番大澤正昭議員を指名いたします。
議長(小林一三君)
次に、日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
後ほど議会運営委員会委員長報告でもありますが、今期定例会は本日から3月28日までの24日間といたしたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日から3月28日までの24日間と決定いたしました。
議長(小林一三君)
次に、日程第3、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、2月20日及び26日に議会運営委員会が開催されておりますので、委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑は、委員長報告終了後に受け付けます。
それでは、議会運営委員会の報告を受けます。
議会運営委員会、山本新悟委員長。
14番(山本新悟君)
おはようございます。ただいま議長の許可を得ましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
平成25年第1回定例会の議会運営委員会は、正副議長及び6名の委員の出席のもと、竹内市長、前野副市長、喜多教育長、井上総務部長、楠田企画財政部長、山本危機管理監の出席を求め、平成25年2月20日午前10時から及び2月26日午前9時から市議会第1会議室で開催いたしました。
委員会報告につきましては、事前に報告書を配付させていただいておりますので、本定例会運営に関する協議の結果につきまして、概要をまとめて報告をさせていただきます。
本定例会における市長提出案件につきましては、条例の制定及び一部改正が9件、補正予算7件、当初予算13件、その他として、美榛苑経営健全化計画の変更1件、人事として任命同意1件、選任同意1件が本日提案されます。
議案の取り扱いにつきましては、条例制定及び一部改正案の9件につきまして、議案第1号、議案第2号、議案第3号、議案第4号、議案第8号、議案第9号の6件は総務文教常任委員会に、議案第5号、議案第7号の2件は福祉厚生常任委員会に、議案第6号の1件は産業建設常任委員会に付託いたします。
次に予算関係で、補正予算7件、当初予算13件の20件につきましては、予算審査特別委員会に付託いたします。
次に、その他の1件につきましては、保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更についての1件は産業建設常任委員会に付託いたします。
これまでの30件の審議方法につきましては、本会議初日に提案、2日目に質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て本会議最終日に委員長報告、報告に対する質疑、討論、採決を行います。
次に、人事の部、同意1号から2号の2件につきましては、本会議初日に提案、本会議最終日に質疑、採決を行います。
次に、議会関係につきましては、閉会中の委員会報告1件、また諸報告7件のうち、近畿市議会議長会理事会の報告等3件及び東宇陀環境衛生組合議会並びに宇陀衛生一部事務組合議会の報告、計5件は本会議初日に、宇陀広域消防組合議会及び桜井宇陀広域連合議会の報告2件は本会議最終日に報告をお受けいたします。
その他議会へ送付された意見書等は配付資料のとおりですが、これらの採択の要望につきましては、趣旨に賛同し、提出者、賛成者となられる方がございましたら、発議として取り扱わせていただきます。
その他全般につきまして、前期定例会どおり関係する議案はなるべく一括上程し、提案説明後、個別に質疑、討論、採決を行います。この場合、議案書は議長の指名により議会事務局長が朗読いたします。議案の内容によっては討論を省略し、採決を行います。
以上の内容につきまして、会期は先ほど議決いただきましたとおり、本日から3月28日までの24日間とし、本会議は本日及び7日、21日、22日並びに26日、予備日として28日開催いたします。
一般質問は、本会議3日目の21日、4日目の22日を予定しています。
発言通告書の受け付けは、本日午後1時に締め切ります。発言の順番は受け付け順とし、同種の質問は正副議長が調整を行います。該当議員に連絡する場合がございますので、御留意願います。
前回より一問一答制度と一括質問制度の選択制を導入し、今回より発言通告書の一部を変更しました。また、演壇横に発言者用の机、椅子を設置しますが、発言式にかかわらず、利用は自由にします。
また、発言通告書は本定例会よりホームページへ掲載します。
議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は議長において答弁を割愛する場合がございますので、御了承願います。
一般質問は、質問及び答弁とも、わかりやすく簡潔に行うよう御留意願います。
一般質問に関して報道機関から要請があった場合は、発言議員名と発言要旨を事前公表いたしますので、御了承願います。
次に、平成25年第2回宇陀市議会定例会の日程につきましては、6月3日月曜日から6月25日火曜日の23日間とし、本会議は6月3日、6日、18日、20日、24日、予備日として25日に開催いたします。
次に、定例会前の報道発表について、定例会前ですが、27日水曜日に市長の記者会見で今定例会の提出予定案件の概要について発表を行う旨の報告がありました。
2月20日午後0時50分、2月26日午前9時15分に閉会いたしました。
今期定例会は多くの重要案件が予定されておりますので、審議が円滑に進みますよう皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。
以上で委員長報告を終結いたします。
議長(小林一三君)
日程第4、諸報告を行います。
初めに、1月25日に開催されました近畿市議会議長会理事会及び2月6日に開催されました全国市議会議長会理事会並びに2月15日に開催されました奈良県市議会議長会の報告を議会事務局長にさせます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。
失礼いたします。議会事務局の増田でございます。私のほうから報告のほうをさせていただきます。
まず、近畿市議会議長会第3回理事会の報告をさせていただきます。
去る1月25日金曜日午前11時から、大阪府泉大津市のホテルサンルート関空において近畿市議会議長会第3回理事会が開催され、小林議長と私、増田の2名が出席いたしました。
まず、加西市議会議長、森田会長の挨拶及び開催当番市の泉大津市議会、大久保議長の挨拶の後、5名の新任議長紹介がありました。
次に報告事項として、10月26日から1月24日までの近畿市議会議長会会務報告があり、了承されました。
次に、議案審議の会長提出議案として、平成25年度近畿市議会議長会会計予算案について、歳入歳出予算の総額は2330万5000円で、各款別に説明があり、審議の結果、原案のとおり了承され、次期第78回定期総会へ提案することとなりました。
次に、協議事項としまして、議長研修会について、平成25年度近畿市議会議長会及び全国市議会議長会の役員割り当て案について、第78回定期総会日程案について、当面の本会会議等日程について、それぞれ説明があり、審議の結果、いずれも原案どおり了承されました。
最後に、次期定期総会は4月26日に開催されることとなり、開催市となります滋賀県守山市議会、田中議長から挨拶の後、森田会長の挨拶で理事会が終了いたしました。
以上、簡単ですが、近畿市議会議長会理事会の報告とさせていただきます。
引き続きまして、全国市議会議長会第190回理事会の報告をさせていただきます。
去る2月6日水曜日午前11時30分から、全国都市会館2階大ホールで全国市議会議長会第190回理事会が開催され、大澤副議長と私、増田の2名が出席いたしました。
まず、関谷会長から開会の挨拶がありました。
次に、報告につきましては、11月8日開催の第189回理事会以降の一般事務報告及び役員異動として副会長1名、監事2名がそれぞれ議長交代に伴い新たに就任されたこと及び千葉県大網白里市が1月1日市制施行したことにより、加盟市は812市となったことなどが報告され、了承されました。
次に、各委員会事務報告については、地方行政委員会ほか6委員会の各委員長から活動概要の報告があり、了承されました。
次に、協議につきましては、まず第94回評議員会の運営について、本日14時から日本都市センター会館3階コスモスホールで開催し、一般事務及び7委員会からの活動報告及び議案審議では平成25年度各会計予算案について評議員会で審議を経ることの報告があり、了承されました。
次に、会長提出議案となる平成25年度各会計予算案について提案があり、審議の結果、了承されました。
次に、役員の任期及び欠員への対応・次期役員及び次回定期総会等に関する事項について及び部会長補欠選任の取り扱いについて提案があり、審議の結果、了承されました。
次に、全国市議会議長会団体定期保険規程の一部改正案について及び全国市議会議長会事務局規程の一部改正案について提案があり、審議の結果、原案のとおり決定されました。
最後に、第8回全国市議会議長会研究フォーラムが7月10日から11日にかけて旭川市で開催されること及び平成26年度第9回フォーラムは岡山市で開催されることが決定したことの報告がありました。
以上、簡単でございますが、全国市議会議長会理事会の報告とさせていただきます。
引き続きまして、第4回奈良県市議会議長会の報告をさせていただきます。
去る2月15日金曜日午前11時から橿原市の橿原ロイヤルホテルで第4回奈良県市議会議長会が開催され、小林議長、大澤副議長と私、増田の3名が出席いたしました。
まず、小林会長の招集の挨拶により開会され、引き続き新議長の紹介として、五條市議会議長の峯林様の紹介がありました。
次に、諸報告については、11月21日から2月14日までの県市議会議長会事務報告があり、続いて会議出席報告として、香芝市議会議長から近畿市議会議長会第3回理事会、五條市議会議長から第105回市議会議員共済会代議員会、宇陀市議会議長から第151回奈良県都市計画審議会及び全国市議会議長会第190回理事会の出席報告があり、了承されました。
次に、協議事項として、平成25年度奈良県市議会議長会事業計画案について提案があり、審議の結果、原案のとおり了承されました。
次に、平成25年度奈良県市議会議長会会計予算案について、歳入歳出予算の総額は857万1000円の対前年度比7.5%の減の提案があり、審議の結果、原案どおり了承されました。
次に、平成25年度役員割り当て案について、奈良市議会議長が奈良県市議会議長会会長、近畿市議会議長会支部長、全国市議会議長会理事に、大和高田市議会議長が奈良県市議会議長会副会長に、大和郡山市議会議長及び桜井市議会議長並びに葛城市議会議長が近畿市議会議長会理事、全国市議会議長会評議員に、天理市議会議長が全国市議会議長会産業経済委員に、御所市議会議長及び生駒市議会議長が市議会議員共済会代議員に選任されました。
最後に、五條市議会議長から陸上自衛隊駐屯地誘致の主な要望活動等の経緯について報告がありました。
以上で会議日程は終了し、小林会長の閉会の挨拶により会議を終了いたしました。
以上、簡単ではございますが、奈良県市議会議長会の報告とさせていただきます。
以上でございます。
議長(小林一三君)
次に、2月8日に東宇陀環境衛生組合議会、2月25日に宇陀衛生一部事務組合議会がそれぞれ開催されておりますので、各議会の出席議員の代表から報告をお受けいたします。
まず初めに、東宇陀環境衛生組合議会の報告をお受けいたします。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
議席番号2番、高見省次です。ただいま議長から許可をいただきましたので、2月8日、東宇陀クリーンセンターで行われました平成25年度第1回東宇陀環境衛生組合議会定例会について報告いたします。
本組合議会には、宇陀市からは組合議長として上田徳議員、組合議員として山本新悟議員、勝井太郎議員、私の4名が出席しました。管理者側には竹内市長が副管理者として出席されました。曽爾村、御杖村の議員を合わせ10名の組合議員の出席で議会は成立し、日程に基づき審議を行いました。
本議会に付託されました議案は、東宇陀クリーンセンター設置条例の一部改正案、平成24年度東宇陀環境衛生組合一般会計補正予算案、平成25年度東宇陀環境衛生組合一般会計予算案の3議案です。
東宇陀クリーンセンター設置条例の一部改正案につきましては、地域主権改革に伴い、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部が改正され、市町村が設置する一般廃棄物処理施設に置かれる技術管理者は、環境省令で定める基準を参酌して当該市町村の条例で定める資格を有する者でなければならないこととされたため、組合についても所定の改正を行うものです。
また、東宇陀クリーンセンターへの可燃ごみの直接搬入手数料について、指定外袋での持ち込み料金の10キログラム未満が無料となっていたものを有料化するために手数料の改正を行うものです。提案理由の説明後、審議、採決の結果、全員賛成で本案は可決しました。
次に、平成24年度東宇陀環境衛生組合一般会計補正予算案につきましては、前年度繰越金の確定に伴い774万4000円を増額し、施設修繕費の減額分を合わせ874万4000円を財政調整基金に積み立てるものです。これにより、24年度予算総額は1億9258万8000円となります。提案理由の説明後、審議、採決の結果、全員賛成で本案は可決しました。
次に、平成25年度東宇陀環境衛生組合一般会計予算案の概要は以下のとおりです。
予算総額は1億8635万8000円で、前年度当初予算に比べ151万4000円の増額となっています。主たる歳入は、宇陀市、曽爾村、御杖村の3市村の負担金1億6262万円で、このうち宇陀市の負担金は、全体の62.08%に当たる1億95万5000円です。これは前年度に比べ16万7000円の増額になっています。主な歳出は、一般管理費が3280万1000円、可燃物処理費が1億5250万7000円となっています。
提案理由説明の後、職員の給与、退職手当負担金など人件費増額の理由や施設整備工事、備品の内容などについて質疑を行いました。
人件費の増額は、定期昇給及び退職手当組合の負担金率の引き上げによるもの、施設整備については、昨年度は1号炉、今年度は2号炉の整備を行うものとの説明を受けました。また、政府が要請している地方公務員の給与引き下げへの対応について、管理者である岡田曽爾村長から、各市村で条例改正が行われれば臨時議会を開いて対応することもあるとの答弁がありました。
以上の審議の後、採決の結果、全員賛成で25年度予算案は可決いたしました。
以上、平成25年度第1回東宇陀環境衛生組合議会定例会の報告を終わります。
議長(小林一三君)
次に、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をお受けいたします。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井太郎君)
おはようございます。議席番号1番、勝井太郎でございます。ただいま議長より許可をいただきましたので、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をさせていただきます。
去る2月25日午後1時30分より、平成25年第1回宇陀衛生一部事務組合議会定例会が宇陀市農村環境改善センター農林会館大集会室において開催をされております。宇陀市からは井戸本組合議長を初め、峠谷議員、大澤議員、小林議員、高橋議員及び私、勝井の6名が出席をしております。なお、多田議員と山本繁博議員につきましては欠席をしております。
議案審議に入る前に管理者であります竹内市長より挨拶を受け、出席議員の報告及び会議録署名議員の指名及び会期の決定がなされた後、議案の審議が行われました。
議案の審議につきましては、この平成24年度の補正予算案の審議並びに来年度の平成25年度の会計予算の審議並びに地方分権改革に伴います一部の条例改正が行われております。その議案につきまして説明を申し上げます。
議案第1号、平成24年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ440万8000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億4244万7000円とするものであり、補正内容につきましては、繰越金に伴うものであると事務局から説明を受け、審議に移り、原案のとおり全会一致で可決をされました。
議案第2号、宇陀衛生センター設置条例の一部を改正する条例につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正により、市町村が設置をする一般廃棄物処理施設に置く技術管理者の資格要件を市町村の条例で定めることとされることにより、改正を行うものでございます。
議案第3号、宇陀衛生一部事務組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、職務内容の欄中、「次長」を「所長補佐」へと改定を行うものでございます。
議案第4号、宇陀衛生一部事務組合技能労務職員の給与に関する条例の制定につきましては、宇陀市に準じて当該条例を制定をするものでございます。
議案第5号、平成25年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出予算について、歳入歳出それぞれ1億4571万2000円とするもので、歳入として分担金及び負担金1億3924万6000円、使用料及び負担金600万円、財産収入1000円、繰越金1000円、雑収入46万4000円となっております。歳出としましては、議会費22万7000円、総務管理費1969万8000円、し尿処理費1億2344万1000円、公債費154万6000円、予備費100万円が計上されております。歳入歳出それぞれ1億4571万2000円となっております。
これらの議案についての質問事項といたしましては、現在休暇取得中の職員の休暇理由及び休暇職員と臨時職員の賃金の関係はどうなっているのか。歳出予算における施設運転委託の理由と委託料の内容及び施設運転委託の今後の方向について。修繕に伴い、施設設備の老朽化に伴うポンプ等の設備耐用年数の表示及び土地建物における貸借対照表の整理についてなどの質疑がございました。適宜、事務局及び管理者より説明を受け、それぞれ審議の結果、全て原案どおり全会一致により可決、承認をされ、午後2時27分に閉会をいたしました。
以上、これをもちまして、宇陀衛生一部事務組合の報告とさせていただきます。
議長(小林一三君)
以上で諸報告を終わります。
議長(小林一三君)
次に、日程第5、議案第1号、宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。本定例会議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。
議案第1号、宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について。
宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて2ページでございます。
宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例。
趣旨。
第1条、この条例は、新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成24年法律第31号。以下「法」という。)第37条において準用する法第26条の規定に基づき、宇陀市新型インフルエンザ等対策本部(以下「対策本部」という。)に関し必要な事項を定めるものとする。
組織。
第2条、新型インフルエンザ等対策本部長(以下「本部長」という。)は、対策本部の事務を総括する。
第2項、新型インフルエンザ等対策副本部長(以下「副本部長」という。)は、本部長を補佐し、対策本部の事務を整理し、本部長に事故があるときはその職務を代理する。
第3項、新型インフルエンザ等対策本部員(以下「本部員」という。)は、本部長の命を受け、対策本部の事務に従事する。
第4項、対策本部に本部長、副本部長及び本部員のほか、必要な職員を置くことができる。
第5項、前項の職員は、市の職員のうちから、市長が任命する。
会議。
第3条、本部長は、対策本部における情報交換及び連絡調整を円滑に行うため、必要に応じ、対策本部の会議(以下「会議」という。)を招集する。
第2項、本部長は、法第35条第4項の規定に基づき、国の職員その他市の職員以外の者を会議に出席させたときは、当該出席者に対し、意見を求めることができる。
部。
第4条、本部長は、必要と認めるときは、対策本部に部を置くことができる。
第2項、部に属すべき本部員は、本部長が指名する。
第3項、部に部長を置き、本部長の指名する本部員をもって充てる。
第4項、部長は、部の事務を掌理する。
委任。
第5条、この条例に定めるもののほか、対策本部に関し必要な事項は、本部長が定める。
附則。
この条例は、法の施行の日から施行する。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第1号、宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について提案理由の説明を申し上げます。
昨今、東南アジア等で散発的に発生している高病原性鳥インフルエンザが変異して人から人に感染するようになった場合、多くの人命が失われるおそれがあり、社会全体の混乱も懸念されています。
こうした状況の中、病原性が高い新型インフルエンザや同様な危険性のある新感染症に対して、平成21年に発生した新型インフルエンザの教訓も踏まえ、新型インフルエンザ等対策特別措置法が平成24年5月に公布され、公布の日から起算して1年を超えない範囲内において、政令で定める日から施行されることとなりました。
この法律において、国は新型インフルエンザ等が発生した際、政府対策本部を設置することとし、奈良県は、政府対策本部が設置されたときは直ちに対策本部を設置することとされています。さらに、市は国による新型インフルエンザ等緊急事態宣言がされたとき、直ちに対策本部を設置することとされたため、この条例を制定するものであります。
この条例は、法律の施行の日から施行するものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第5、議案第1号は、本日は提案説明までとし、3月7日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議案第1号、宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についての質疑は次の本会議で行います。
第5号
議長(小林一三君)
次に、日程第6、議案第2号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、日程第7、議案第3号、宇陀市就学指導委員会条例の制定について、日程第9、議案第5号、宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定についての3議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。それでは、議案書3ページをごらんいただきたいと思います。
議案第2号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について。
宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例(平成18年宇陀市条例第44号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて4ページでございます。
宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例。
宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例(平成18年宇陀市条例第44号)の一部を次のように改正する。
第4条中「38の項」を「51の項」に改める。
別表35の項を削り、36の項を35の項とし、37の項を36の項とし、同項の次に次の1項を加える。
37項、防災会議委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
別表38の項を次のように改める。
38項、水防協議会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
別表に次のように加える。
39項、自転車等放置防止対策審議会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
40項、就学指導委員会委員、委員長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
41項、スポーツ推進委員、委員長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
42項、松山地区伝統的建造物群保存地区保存審議会委員、次に5ページでございます。会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
43項、室生福祉保健交流センターぬく森の郷運営協議会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
44項、児童館運営委員会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
45項、あらゆる差別の撤廃・人権擁護に関する審議会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
46項、人権交流センター運営審議会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
47項、予防接種健康被害調査委員会委員、委員長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
48項、簡易水道事業運営協議会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。続いて6ページとなります。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
49項、ラブホテル建築規制審議会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
50項、上水道事業運営協議会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
51項、水道水源保護審議会委員、会長、日額7800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。その他の委員、日額6800円、37円、県内1万円、県外1万2000円。
附則。
この条例は、平成25年4月1日から施行する。
続きまして、議案書7ページでございます。
議案第3号、宇陀市就学指導委員会条例の制定について。
宇陀市就学指導委員会条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて8ページでございます。
宇陀市就学指導委員会条例。
設置。
第1条、障害を有する幼児、児童及び生徒の就学の適正を図るため、宇陀市教育委員会(以下「教育委員会」という。)に宇陀市就学指導委員会(以下「委員会」という。)を置く。
所掌事務。
第2条、委員会は、教育委員会の諮問に応じ、障害を有する幼児、児童及び生徒の適正な就学指導及びこれに係る必要な事項について、調査及び審議し、教育委員会に答申する。
組織。
第3条、委員会の委員は、16人以内をもって組織し、次に掲げる者のうちから、教育委員会が委嘱又は任命する。
第1号、医師。
第2号、教育職員。
第3号、主任児童委員。
第4号、幼児対策関係職員。
第5号、学識経験者。
委員の任期。
第4条、委員の任期は、2年とする。ただし、委員が欠けた場合における補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。
第2項、委員は、再任されることができる。
第3項、前条第1号から第4号までに規定する者で、当該職又は地位により委員である者が当該職又は地位を離れたときは、委員の職を失う。
委員長及び副委員長。
第5条、委員会に、委員長及び副委員長をそれぞれ1人置き、委員の互選によりこれを定める。
第2項、委員長は、会務を総理し委員会を代表する。
第3項、副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるとき、又は欠けたときは、その職務を代理する。
会議。
第6条、委員会の会議は、委員長が招集する。
第2項、会議の議長は、委員長がこれにあたる。
第3項、委員会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開くことができない。
第4項、委員会の議事は、出席委員の過半数をもって決し、可否同数のときは、委員長が決するところによる。
第5項、委員長は、必要に応じ委員会に、委員以外の者の出席を求め、意見を聴くことができる。
調査員。
第7条、委員会は、障害を有する幼児、児童及び生徒に関し必要な事項について調査を行うため、調査員を置くことができる。
第2項、調査員は、教育委員会が委嘱又は任命する。
専門部会。
第8条、委員会は、専門事項について調査協議するため、必要に応じ専門部会を置くことができる。
第2項、専門部会は、委員及び調査員をもって構成する。
庶務。
第9条、委員会の庶務は、教育委員会事務局教育総務課において処理する。
委任。
第10条、この条例に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、委員長が定める。
附則。
この条例は、平成25年4月1日から施行する。
続きまして、議案書の12ページをごらんいただきたいと思います。
議案第5号、宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について。
宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて13ページでございます。
宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例。
設置。
第1条、予防接種法(昭和23年法律第68号)に基づく予防接種その他の市が実施する予防接種による健康被害の適正かつ円滑な処理を図るため、宇陀市予防接種健康被害調査委員会(以下「委員会」という。)を置く。
所掌事務。
第2条、委員会は、市長の諮問に応じ、予防接種による健康被害について、主として医学的見地から調査及び審議し、市長に答申する。
組織。
第3条、委員会の委員は、5人以内をもって組織し、次に掲げる者のうちから、必要の都度市長が委嘱又は任命する。
第1号、宇陀地区医師会の推薦する医師。
第2号、奈良県桜井保健所長。
第3号、学識経験を有する者。
第2項、委員は、当該諮問に係る答申をしたときは、解任されるものとする。
委員長等。
第4条、委員会に、委員長を1人置き、委員の互選によりこれを定める。
第2項、委員長は、会務を総理し委員会を代表する。
第3項、委員長に事故があるとき、又は欠けたときは、あらかじめ委員長の指名する委員がその職務を代理する。
会議。
第5条、委員会の会議は、委員長が招集する。
第2項、会議の議長は、委員長がこれにあたる。
第3項、委員会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開くことができない。
第4項、委員会の議事は、出席委員の過半数をもって決し、可否同数のときは、委員長が決するところによる。
第5項、委員長は、必要に応じ委員会に、委員以外の者の出席を求め、意見を聴くことができる。
庶務。
第6条、委員会の庶務は、健康福祉部健康増進課において処理する。
委任。
第7条、この条例に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、委員長が定める。
附則。
この条例は、平成25年4月1日から施行する。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第2号、議案第3号及び議案第5号の3議案について提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第2号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。
宇陀市においては、市行政の執行について、意見を聞くため、または必要な調停、審査、諮問、調査等を行うため、法律または条例により附属機関を設置しているほか、これに準じた委員会、審査会などを設置し、運営しております。
しかし、現在ある委員会等の中には、所期の目的を達成したもの、実質的に開催されていないもの、社会的情勢等により必要性の低下が著しいものなどが存在しております。こうした状況を踏まえ、会議形態や審査、審議等事項などその性質や内容を検討した結果、外部からの意見を市行政に反映させる仕組みである附属機関をより適切に設置するとともに、効率的かつ効果的に運営するため、見直しを図ったものであります。
この見直しの結果、新たに附属機関に位置づけるものについては、設置条例に規定するとともに、事務の効率化等の一環として、既に設置している附属機関に係る規定の整備を図ることとしました。これにより、本件においては、非常勤の特別職の職員である附属機関の委員に支給する報酬等の額を定めるほか、所要の改正を行うものであります。
なお、報酬等の額については、それぞれの附属機関が所掌する職務の性格を踏まえ、既に規定している附属機関の委員の定めに準じた額とするものであります。
この条例は、平成25年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第3号、宇陀市就学指導委員会条例の制定についてであります。
宇陀市の教育行政におきましては、障がいのある就学を迎える幼児、児童及び生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援する観点から、児童・生徒等の障がいの状態や発達段階に応じ、一人一人の持っている力やよさを引き出すための適切な教育を確保するとともに、就学相談の一層の充実が重要であると考えております。このことを踏まえ、先ほど議案第2号で申し上げた附属機関の適切な設置と、効率的かつ効果的な運営による見直しを図ったものであります。
この見直しにより、教育委員会が就学指導を行うときには、障がいのある児童・生徒等の就学に関する専門的知識を有する者の意見を聞くものとする。学校教育法施行令の規定に基づき、教育委員会の附属機関として、医師、教育職員などの方々から、それぞれ専門的な見地からの調査及び審議をいただいて、児童・生徒等の障がいの状況などに応じた適正な就学指導を行おうとするものであります。
なお、委員の報酬等につきましては、先ほど議案第2号で申し上げた宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例に規定するものであります。
この条例は、平成25年4月1日から施行するものであります。
最後に、議案第5号、宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定についてであります。
宇陀市におきましては、予防接種法に基づくポリオワクチン、日本脳炎ワクチン等の予防接種や、安心して子育てできるまちの実現のための施策として、平成23年度から子宮頸がん予防ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン等の予防接種を実施しております。なお、こうした予防接種に起因する健康被害が生じたときは、適正かつ円滑に処理することとなっております。このことを踏まえ、先ほど議案第2号で申し上げた附属機関の適切な設置と、効率的かつ効果的な運営による見直しを図ったものであります。
この見直しにより、予防接種による健康被害が発生した際に、当該事例について、市長の附属機関として医師や専門家などの方々に医学的な見地からの調査及び審議をいただいて、健康被害の処理を適切かつ円滑に行い、市民の健康で安全な生活の向上と増進を図るものであります。
なお、委員の報酬等につきましては、先ほど議案第2号で申し上げた宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例に規定するものであります。
この条例は、平成25年4月1日から施行するものであります。
以上、3議案について御審議をよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第6、議案第2号及び日程第7、議案第3号並びに日程第9、議案第5号は、本日は提案説明までとし、3月7日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議案第2号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について及び議案第3号、宇陀市就学指導委員会条例の制定について並びに議案第5号、宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定についての質疑は次の本会議で行います。
これより休憩をいたします。
会議は午前11時15分に再開をいたしますので、それまでに議場にお入りをいただきたいと思います。
午前11時05分休憩
午前11時16分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議長(小林一三君)
日程第8、議案第4号、宇陀市公民館条例の一部改正についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。議案書の10ページをごらんいただきたいと思います。
議案第4号、宇陀市公民館条例の一部改正について。
宇陀市公民館条例(平成18年宇陀市条例第81号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて11ページでございます。
宇陀市公民館条例の一部を改正する条例。
宇陀市公民館条例(平成18年宇陀市条例第81号)の一部を次のように改正する。
別表第3地区公民館の表芳野地区公民館の項及び東榛原地区公民館の項を削る。
別表第5芳野地区公民館の項を削る。
附則。
この条例は、平成25年4月1日から施行する。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第4号、宇陀市公民館条例の一部改正について提案理由の説明を申し上げます。
本件は、芳野地区公民館及び東榛原地区公民館を廃止するものであります。
芳野地区公民館は、昭和44年、合併前の菟田野町において建設し、地域の公民館活動のほか、地域住民の交流の場や活動などの場として使用してきました。また東榛原地区公民館は、昭和42年、合併前の榛原町が建設した小学校の体育館を平成5年に改築したもので、地域における公民館活動のほか、地域住民の交流の場や活動などの場として使用してきました。
しかし、それぞれの建物は建設から40年余りが経過し、老朽化が著しく、危険性が増していること、代替施設として近隣の集会施設を使用していることなどから、地元自治会とも協議、調整をした結果、廃止するものであります。
この条例は、平成25年4月1日から施行するものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第8、議案第4号は、本日は提案説明までとし、3月7日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議案第4号、宇陀市公民館条例の一部改正についての質疑は次の本会議で行います。
議長(小林一三君)
次に、日程第10、議案第6号、宇陀市道路占用料に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
それでは、議案書14ページをごらんいただきたいと思います。
議案第6号、宇陀市道路占用料に関する条例の一部改正について。
宇陀市道路占用料に関する条例(平成18年宇陀市条例第179号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて15ページでございます。
宇陀市道路占用料に関する条例の一部を改正する条例。
宇陀市道路占用料に関する条例(平成18年宇陀市条例第179号)の一部を次のように改正する。
別表中、「幕(令第7条第2号に掲げる工事用施設であるものを除く。)」を「幕(令第7条第4号に掲げる工事用施設であるものを除く。)」に、「アーチ、車道を横断するもの、その他のもの、1基につき1月4400円、2200円」を「アーチ、車道を横断するもの、その他のもの、1基につき1月4400円、2200円」に、「令第7条第2号に掲げる工作物、占用面積1平方メートルにつき1年、1000円」。「令第7条第2号に掲げる工事用施設及び同条第3号に掲げる工事用材料(工事用板囲、足場等及び工事用材料)」を「令第7条第4号に掲げる工事用施設及び同条第5号に掲げる工事用材料(工事用板囲、足場等及び工事用材料)」に改める。
附則。
この条例は、平成25年4月1日から施行する。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第6号、宇陀市道路占用料に関する条例の一部改正について提案理由の説明を申し上げます。
本件は、平成24年12月12日に公布された道路法施行令及び道路整備特別措置法施行令の一部を改正する政令により、太陽光発電設備、風力発電設備等が、道路占用許可の対象物件として追加され、平成25年4月1日から施行されます。
これは、国が進めております再生可能エネルギーの推進の観点から、道路の構造または交通に支障を及ぼさない範囲で、占用を認めることとされたものであります。
これに伴い、市におきましても、新たに太陽光発電設備及び風力発電設備の占用料の額を定めるほか、所要の改正を行うものであります。
この条例は、平成25年4月1日から施行するものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第10、議案第6号は、本日は提案説明までとし、3月7日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議案第6号、宇陀市道路占用料に関する条例の一部改正についての質疑は次の本会議で行います。
次に、日程第11、議案第7号、宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。議案書の17ページをごらんいただきたいと思います。
議案第7号、宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定について。
宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて18ページでございます。
宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例。
趣旨。
第1条、この条例は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第204条第3項の規定に基づき、介護老人保健施設事業(宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例(平成18年宇陀市条例第190号)第1条に規定する介護老人保健施設事業をいう。)の管理者(以下「管理者」という。)の給料、手当及び旅費の額並びにその支給方法について必要な事項を定めるものとする。
給与。
第2条、管理者に対しては、給料、通勤手当、期末手当及び医師手当(以下「給与」という。)を支給する。ただし、医師手当は、管理者が医師である場合に限り、支給する。
給料。
第3条、管理者の給料の額は、月額57万円とする。
第2項、管理者が医師である場合における給料の額は、前項の規定にかかわらず、月額71万円とする。
通勤手当。
第4条、管理者の通勤手当の額は、宇陀市介護老人保健施設事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例(平成24年宇陀市条例第33号)の適用を受ける職員の例による。
期末手当。
第5条、管理者の期末手当の額の算定については、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例(平成18年宇陀市条例第46号)第6条の規定を準用する。この場合において、管理者が医師である場合における期末手当の額の算定については、同条中「給料月額及び」とあるのは「給料月額及びこれに対する100分の3を乗じて得た額の合計額並びに」と読み替えるものとする。
医師手当。
第6条、医師手当の額は、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例(平成18年宇陀市条例第51号)の適用を受ける職員のうち医師である者の例に準じて、規程で定める。
給与の支給。
第7条、第2条から前条までに規定する給与の支給については、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例(平成18年宇陀市条例第49号)の例による。
旅費。
第8条、管理者に支給する旅費の種類及び額は、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の例による。
委任。
第9条、この条例の施行に関し必要な事項は、管理者が別に定める。
附則。
この条例は、平成25年4月1日から施行する。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第7号、宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定について提案理由の説明を申し上げます。
宇陀市介護老人保健施設さんとぴあ榛原は、本年4月1日から地方公営企業法の規定の全部を適用し、経営責任と権限の明確化、組織、予算執行等運営の弾力化など、独立採算の原則に基づき、常に企業の経済性を発揮して効率的な事業運営を行うこととしております。
事業運営に当たり、管理者を設置すること、企業職員の給与等を定めること、その他必要な条例の整備について、昨年12月の第4回定例会におきまして議決いただいたところであります。
そこで、特別職の職員で常勤の管理者の給与等を条例で定めるものであります。
なお、この条例を提案するに当たり、宇陀市特別職報酬等審議会条例の規定に基づき、管理者の給与等の額について、本年2月7日、審議会に諮問し、その答申を経て額を定めました。
管理者の給与等の額につきましては、法律の全部適用を行っている他施設の状況を踏まえつつ、宇陀市介護老人保健施設における管理者の職務内容、事業規模や経営事情などを勘案したものであります。
この条例は、平成25年4月1日から施行するものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第11、議案第7号は、本日は提案説明までとし、3月7日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議案第7号、宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定についての質疑は次の本会議で行います。
議長(小林一三君)
次に、日程第12、議案第8号、宇陀市消防団条例の一部改正について及び日程第13、議案第9号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についての2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。それでは、議案書20ページをごらんいただきたいと思います。
議案第8号、宇陀市消防団条例の一部改正について。
宇陀市消防団条例(平成18年宇陀市条例第193号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて21ページでございます。
宇陀市消防団条例の一部を改正する条例。
宇陀市消防団条例(平成18年宇陀市条例第193号)の一部を次のように改正する。
第6条中「消防団員」の次に「(団長、副団長及び分団長を除く。)」を加え、「満55歳」を「満60歳」に改め、同条ただし書を削る。
附則。
施行期日。
第1項、この条例は、平成25年4月1日から施行する。
経過措置。
第2項、この条例の施行の際現に改正前の宇陀市消防団条例第6条ただし書の規定により任用の期間を延長されている者(以下「任用期間延長者」という。)については、当該任用の期間の延長がなかったものとみなし、この条例による改正後の宇陀市消防団条例第6条の定年の規定を適用する。この場合において、任用期間延長者が同条の定年に達している者については、なお従前の例による。
続いて22ページでございます。
議案第9号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について。
宇陀市消防団員等公務災害補償条例(平成18年宇陀市条例第194号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて23ページでございます。
宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例。
宇陀市消防団員等公務災害補償条例(平成18年宇陀市条例第194号)の一部を次のように改正する。
第9条の2第1項第2号中「障害者自立支援法」を「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」に、「第5条第12項」を「第5条第11項」に改める。
附則。
この条例は、平成25年4月1日から施行する。ただし、「第5条第12項」を「第5条第11項」に改める改正規定は、平成26年4月1日から施行する。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第8号及び議案第9号の2議案について提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第8号、宇陀市消防団条例の一部改正についてであります。
近年の災害の大規模化や広域化に伴って、地域の総合的な防災力を向上させる必要性が増してきていることから、消防団に対する救助対応や自主防災組織の指導育成などの役割が期待されているところであります。
本件は、新規団員の減少や、いわゆるサラリーマン団員の増加などに伴う消防団員の確保の困難と地域における消防力の低下が危惧されている中、消防団が効果的に活動しやすい環境を整備するため、消防団員の定年の見直しを図ったものであります。
現行の消防団員の定年については条例で55歳と規定していますが、今後も減少傾向が見込まれる消防団員を長期的に確保すること、また、特に必要があるため、この定年を超えて任用期間を延長した消防団員が活動に当たっていることなどから、その活動に支障がないよう定年の規定を明確にするものであります。
こうしたことを踏まえ、今回の改正で、団長、副団長及び分団長の一定の役職を除き、消防団員の定年を60歳に引き上げるものであります。これにより、地域の実情に精通した消防団員の地域密着性、要員動員力及び即時対応力の確保に資するとともに、大規模災害時の対応や身近な災害への取り組みなど地域の安心・安全の確保を図るものであります。
この条例は、平成25年4月1日から施行し、定年を引き上げるに当たり、現行の定年を超えて任用期間を延長した消防団員について必要な経過措置を講ずるものであります。
次に、議案第9号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてであります。
本件は、平成24年6月に障害保健福祉施策を講ずるための関係法律が整備され、障害者自立支援法が障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に改められたことに伴うものであります。
これにより、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の規定において引用する消防団員の介護補償に係る根拠法律の題名と障害者に対する支援内容に係る条項に所要の改正が生じたものであります。
この条例は、根拠法律の題名の改正規定については平成25年4月1日から、支援内容に係る条項の改正規定については平成26年4月1日から施行するものであります。
以上、2議案について御審議をよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第12、議案第8号及び日程第13、議案第9号は、本日は提案説明までとし、3月7日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議案第8号、宇陀市消防団条例の一部改正について及び議案第9号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についての質疑は次の本会議で行います。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第14、議案第10号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)についてから日程第20、議案第16号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの平成24年度補正予算関係7議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
それでは、議案書24ページをごらんいただきたいと思います。
議案第10号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について。
平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて25ページでございます。
議案第11号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて26ページでございます。
議案第12号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて27ページでございます。
議案第13号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について。
平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて28ページでございます。
議案第14号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて29ページでございます。
議案第15号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成24年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて30ページでございます。
議案第16号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成24年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第10号から議案第16号の補正予算7議案について提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正予算は、各事業の完了、確定の見通しにより、各事業費の増額、減額をさせていただくとともに、国の予備費の活用が確定した事業及び平成24年度国の補正に盛り込まれました日本経済再生に向けた緊急経済対策に基づく事業費を追加させていただくものです。
この緊急経済対策等に基づく事業につきましては、平成25年度当初予算原案の事業を前倒しして実施するものでございますので、平成25年度予算と今回の補正予算を一体的に編成いたしました。
それでは、一般会計並びに特別会計6会計の補正の概要について説明させていただきます。
まず、議案第10号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)についてであります。
補正予算書1ページを朗読させていただきます。
平成24年度宇陀市の一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億9213万4000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ199億3428万7000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
第2条、地方自治法第213条第1項の規定により翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表繰越明許費」による。
第3条、地方債の追加及び変更は、「第3表地方債補正」による。
平成25年3月5日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正予算は、冒頭にも申し上げましたように、平成24年度事業の精算によるものと国の予備費対応事業及び国の補正による事業費の追加となっております。
それでは、一般会計補正予算書の21ページをごらんください。
通年の精算関係分の補正について、歳出の主なものから説明させていただきます。
まず、総務費では、3月末日で勧奨退職者22名を見込んでおりまして、退職手当特別負担金1億7898万2000円を計上いたします。また、住民生活に光をそそぐ交付金事業につきまして、事業精算により返還金600万円を計上いたしました。
まちづくり支援費では、まちづくり協議会が行う事業について補助をいたします、いきいき地域づくり補助金につきましては、まちづくり協議会の設置が4月以降になる見込みのため、500万円を減額いたします。また、住宅リフォーム促進奨励事業、定住促進奨励事業につきましても、合わせて320万円減額いたします。
民生費では、心身障害者医療費や子ども医療費などの各福祉医療費の執行見通しにより、1320万円減額いたします。
介護保険費では、介護保険利用者増により介護保険特別会計への繰出金1081万8000円を追加計上いたします。
人権行政推進費では、住宅新築資金等貸付事業特別会計への繰出金377万8000円を追加計上いたします。
児童措置費では、児童扶養手当等の精算により1571万3000円を減額いたします。
また、生活保護費では、医療扶助が大幅に増加したことから、3500万円を追加計上いたします。
衛生費では、予防接種等委託料及び子宮がん検診等の委託料の執行見込みにより2380万円を減額いたします。
また、簡易水道事業特別会計及び下水道事業会計への繰出金の精算により1531万8000円を減額いたします。
さらに、合併処理浄化槽整備事業の確定により1445万円減額いたします。
農林水産業費では、本年1月14日の大雪による農業施設被害が甚大であるため、雨よけハウスなどの被害復旧に330万円を追加計上いたしました。
また、森林整備事業など林業振興費では、事業費確定により3990万2000円を減額いたします。
37ページの消防費では、消防団員の退職報償金の精算等により644万9000円減額いたします。
44ページの災害復旧費では、農林業施設災害復旧費は、執行額の確定により682万9000円減額するとともに、公共土木施設災害復旧費においては961万5000円減額いたします。
次に、国の緊急経済対策事業の追加補正について説明させていただきます。
この追加事業につきましては、事前防災、減災のための事業や災害への対応体制の強化等の事業となっております。また、これらの事業は全て平成25年度へ繰り越す予定でありますので、御了承願います。
31ページをごらんください。
衛生費では、上水道事業会計への出資金1700万円を計上します。なお、予算書では、当初予算計上分の出資金300万円が減額となるため、差し引き1400万円となっております。
農林水産業費では、農業基盤整備事業として大宇陀下宮奥の井堰改修、農道伊那佐30号線の補修工事及び室生宝池余水ばけ改修工事1400万円を計上いたします。さらに、市内ため池の一斉点検費用として504万円を計上いたしました。また、県営一般農道向渕大野線の整備事業負担金として337万5000円を計上いたします。
土木費では、道路ストック総点検事業として、玉立橋、市内トンネル、道路標識、道路照明、のり面、擁壁などの点検費用として6560万円を計上します。また、通学路安全対策事業として、榛原小学校付近道路をゾーン30としての規制表示とガードレール等の安全施設設置に614万円を計上いたします。
道路改修工事としては、市道平井比布線、小倉室生線、小原小倉線、春日野依線の工事費として9340万円計上いたします。さらに、橋梁の長寿命化修繕計画を策定するための費用808万円を計上しております。
公園費では、東榛原市民農園整備事業として3000万円を計上いたします。
消防費では、消防広域化を前提に、11消防本部共同で整備を行う消防救急無線のデジタル化整備工事負担金として2484万6000円を計上いたします。
教育費では、榛原小学校校舎及び大宇陀中学校校舎の耐震化工事費として7億8060万円を計上いたしました。
ただいま御説明申し上げました通常の補正・緊急経済対策事業を合わせて、8億9213万4000円の増額となっております。
歳入につきましては、不動産売り払い収入等4499万2000円を減額し、国庫支出金等2億8972万6000円、市債6億4740万円を追加計上しております。
また、翌年度へ繰り越しする事業については、予算書7ページから8ページにかけての第2表、繰越明許費に記載のとおりで、年度末に大きな事業費が追加されることになったため、21件、事業費合計20億5787万8000円という見通しになっております。
9ページの第3表、地方債補正につきましては、追加、変更の計10件の補正概要を記載しております。
以上が一般会計の補正(第5号)の主な概要であり、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ199億3428万7000円となります。
次に、議案第11号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)であります。
補正予算書の1ページを朗読させていただきます。
平成24年度宇陀市の住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ604万2000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億2746万5000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成25年3月5日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正は、貸付金の回収を行っている奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合が資金の借り受け人の破産などによって回収不能と判断した約1509万円余りについて、回収不能額の4分の3を県補助金として受け入れ、残りの4分の1を一般会計から繰り入れて精算するものです。
また、繰り上げ償還の対応として計上していた公債費について、繰り上げ償還が見込みより少なかったため604万2000円を減額するものです。補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ4億2746万5000円となります。
次に、議案第12号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計補正予算(第2号)であります。
補正予算書の1ページを朗読させていただきます。
平成24年度宇陀市の市営霊苑事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ85万円3000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2651万3000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成25年3月5日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正につきましては、墓地返還に伴う使用料及び管理料の返還に伴い85万3000円を追加するものです。これに対応する歳入は前年度繰越金を充てています。補正後の予算総額は2651万3000円となります。
次に、議案第13号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)であります。
補正予算書の1ページを朗読させていただきます。
平成24年度宇陀市の介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8654万2000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億3213万3000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成25年3月5日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正につきましては、歳出において、介護保険に係る居宅介護サービス給付費、地域密着型居宅介護サービス、施設介護サービス給付費、特定入所者介護サービス費について、利用者等の増加により1億604万2000円増額し、居宅介護住宅改修費、介護予防サービス給付費が見込みを下回ったため、1950万円を減額するものです。歳入は、国・県支出金、一般会計繰入金、介護給付費準備基金繰入金を充てています。補正後の歳入歳出予算の総額は33億3213万3000円となります。
次に、議案第14号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。
補正予算書の1ページを朗読させていただきます。
平成24年度宇陀市の簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3049万9000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11億669万5000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表繰越明許費」による。
第3条、地方債の変更は、「第3表地方債補正」による。
平成25年3月5日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正につきましては、管理経費等の精算により999万1000円、公債費125万円の減額を行うとともに、国の緊急経済対策により、松井簡易水道事業、田原簡易水道事業、室生第5受水池建設工事2億4174万円を追加計上するものです。歳入は、国庫補助金、起債、基金、一般会計繰入金等を充てています。補正後の歳入歳出の予算総額は11億669万5000円となります。
また、翌年度へ繰り越しする事業につきましては、予算書4ページの第2表、繰越明許費に記載のとおりで、年度末に大きな事業費が追加されることとなったため、4件、事業費3億7812万円という見通しになっております。
5ページの第3表、地方債補正につきましては、変更を記載しております。
次に、議案第15号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。
補正予算書の1ページを朗読させていただきます。
平成24年度宇陀市の下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ668万3000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億8918万3000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表繰越明許費」による。
第3条、地方債の変更は、「第3表地方債補正」による。
平成25年3月5日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
今回の補正につきましては、歳出において、県が国の緊急経済対策による事業を行うことによる宇陀川流域下水道建設負担金1621万3000円を追加し、維持管理経費等の精算により953万円を減額いたします。歳入につきましては起債等を充てております。補正後の歳入歳出の予算総額は8億8918万3000円となります。
また、翌年度へ繰り越しする事業につきましては、予算書4ページの第2表、繰越明許費に記載のとおりで、2件、2421万3000円という見通しになっております。
5ページの第3表、地方債補正につきましては、変更を掲載しております。
最後に、議案第16号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、公営企業の掲載項目が多数に上り、時間を要するため、補正予算書の条文の朗読を省略させていただきます。
補正予算書1ページをごらんください。
今回の補正予算につきましては、国の緊急経済対策に伴い、現在事業中の高井配水池系整備事業、玉立・赤瀬系整備事業費を追加計上し、あわせて本年度の建設改良に係る執行予算の精算を行うものです。
補正後の資本的収入の予定額は1億6776万9000円、資本的支出の予定額は2億5760万円となり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する8983万1000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補塡する予定です。
以上が、一般会計、特別会計並びに企業会計の補正予算の主な概要であります。御審議のほどをよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第14、議案第10号から日程第20、議案第16号の平成24年度補正予算の7議案は、本日は提案説明までとし、3月7日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議案第10号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について、議案第11号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第12号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第13号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第14号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第15号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第16号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についての平成24年度補正予算7議案の質疑は次の本会議で行います。
休憩をいたします。
会議は午後1時15分に再開をいたしますので、それまでに議場にお入りをいただきたいと思います。
午後0時07分休憩
午後1時15分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議長(小林一三君)
日程に従いまして、日程第21、議案第17号、平成25年度宇陀市一般会計予算についてから日程第33、議案第29号、平成25年度宇陀市水道事業特別会計予算についてまでの平成25年度各会計当初予算関係13議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。
議案書31ページをごらんいただきたいと思います。
議案第17号、平成25年度宇陀市一般会計予算について。
平成25年度宇陀市一般会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて32ページでございます。
議案第18号、平成25年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて33ページでございます。
議案第19号、平成25年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて34ページでございます。
議案第20号、平成25年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて35ページでございます。
議案第21号、平成25年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて36ページでございます。
議案第22号、平成25年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて37ページでございます。
議案第23号、平成25年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて38ページでございます。
議案第24号、平成25年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて39ページでございます。
議案第25号、平成25年度宇陀市下水道事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、40ページでございます。
議案第26号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、41ページでございます。
議案第27号、平成25年度宇陀市立病院事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、42ページでございます。
議案第28号、平成25年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、43ページでございます。
議案第29号、平成25年度宇陀市水道事業特別会計予算について。
平成25年度宇陀市水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
平成25年度の一般会計を初め、特別会計、企業会計合わせて13件の当初予算の提出を申し上げ、御審議をお願いするに当たり、新年度予算の主な取り組みについて御説明申し上げます。
さて、私が市長に就任させていただき、はや3年が経過しようとしております。私は、この3年間で宇陀市の改革改善に取り組み、市民が安心して暮らし、子育てできる夢あるまちづくり、夢ある宇陀市づくりを進めてまいりました。この間、市民の皆様の御理解、御協力を得て財政指標も改善し、一定の成果が出てきたのではないかと考えております。
しかしながら、宇陀市の財政構造は、市税収入が15%にすぎず、市の収入の大半は国から交付される地方交付税に依存しています。その地方交付税は、宇陀市合併に対する国からの支援措置として約17億円を時限的に増額されており、平成28年度からは段階的に縮小が始まり、平成33年度には増額措置はなくなります。このようなことを踏まえた上で、コスト削減、無駄の削減などを主眼としたこれまでの行政改革は継続していく必要がありますが、今後は行政を経営するという新たな視点に立ち、限られた経営資源(人、物、金、情報)を使って、迅速性、的確性、効率性、実効性を求め、市民が満足する行政サービスをよりよく、効率的に提供できる経営的な行政運営を行わなければなりません。このようなことから、本年1月に宇陀市行政経営理念を定めたところでございます。今後は行政経営という視点を持ちながら、宇陀市で定住し、安心・安全に暮らしてもらうまちづくりに取り組まなければなりません。
私の市長任期最終年である新年度の当初予算の編成に当たっては、宇陀市産業振興会議の提言、さらには宇陀市行財政刷新会議の提言など新たな視点でのまちづくりを確実に進めていく予算、また、宇陀市総合計画後期基本計画のスタートする年であり、目標達成に向け、夢あるあすへ羽ばたくまちづくり予算、また宇陀市の今と将来のためになる予算となるように指示し、編成してまいりました。
その具体的な指針といたしましては、昨年度から導入いたしましたプロジェクトという考え方を引き続き進めてまいります。
一つ目のプロジェクトは、産業振興、観光振興の施策「にぎわいづくり創造プロジェクト」、健康長寿のまち、ウエルネスシティ宇陀市を目指す施策として「健康なまちづくりプロジェクト」、市民協働、定住促進という施策として「住みよい地域創造プロジェクト」、少子化が進展する中で、子どもが健やかに育つ地域づくり、安心して産み育てる環境づくり、子どもを守り支援する施策として「子ども未来創造プロジェクト」、市民の皆さんが安心感を持ってもらうこと、市民の皆さんの安全を確保する施策として「市民安心安全プロジェクト」、行政改革を引き続き推進し、自立した行財政に取り組む「改革改善プロジェクト」の六つの柱を掲げました。
それでは、予算書に基づき御説明させていただきます。
予算書1ページは、議案第17号、一般会計予算であります。
各会計予算書の条項の朗読は省略させていただきます。御了承ください。
一般会計の予算規模は172億6000万円であります。前年度の当初予算181億7000万円と比較しますと、9億1000万円、5.01%の減額となっています。
しかしながら、先ほどの平成24年度3月補正予算案の提案説明でもございましたが、国の緊急経済対策による平成25年度当初予算原案の先行事業を含めた13カ月予算で比較しますと、約1億3800万円、0.76%の増額となっています。
それでは、予算書第1表の歳入に基づき御説明いたします。
市税は28億3179万円を計上いたしました。対前年度と比較し、2148万3000円、率にして0.8%の減額となっています。特に市民税では、現役世代の減少に伴い、減少傾向で推移しております。
市たばこ税については、道府県たばこ税の一部を市町村たばこ税に移譲されることに伴い、220万円、12.2%増額となっています。
地方譲与税から地方特例交付金につきましては、国や県から示される見通しに基づき計上いたしております。
次に、地方交付税につきましては、国から要請のあった地方公務員の人件費引き下げを盛り込んで、86億1000万円、1.4%の減額を見込んでおります。
国庫支出金は、大宇陀小学校建設や都市計画道路東町西峠線に係る国庫支出金が減少するため、3億7108万1000円の減額となっています。
県支出金は、緊急雇用創出事業特別交付金や森林環境税施業放置林整備事業委託金の増により、9645万3000円、12.5%の増額になっています。
繰入金につきましては、財政調整基金繰入金2億7500万円を計上いたしました。また、平成24年度決算の確実な見通しから、2億5000万円の繰越金を計上しています。
市債につきましては、市立病院建設などの大型建設事業が終了したことから、7億1090万円、30.7%の減額となっております。
以上が一般会計の歳入の概要でございます。
次に、一般会計予算の歳出について御説明申し上げます。新年度予算の歳出につきましては、予算の科目順を超えて、重点施策の六つの柱に基づき御説明申し上げます。
第1点目は、「にぎわいづくり創造プロジェクト」でございます。
平成22年12月に、宇陀市における産業を振興させるための政策提案や調査、審議をいただくために宇陀市産業振興会議を設置し、委員の皆様からさまざまな意見をいただき、昨年の7月に提言をいただきました。その提言内容に取り組みを進めていかなければなりません。
その一つ目は、地域経済の活性化についてでございます。
この施策は、市内事業者の活性化と市内で経済が回る仕組みとして、平成24年度から実施しているところでございます。新年度も引き続き実施するに当たり、住宅建築リフォーム工事助成制度800万円、宇陀市産木材利用促進助成制度100万円、住宅用太陽光発電システム設置補助金400万円、合併処理浄化槽設置整備事業補助金2842万1000円を計上しております。助成金につきましては、市内流通商品券として宇陀市商工会が発行するウッピー商品券を交付させていただきます。
二つ目は、農林業・商工業の振興についてでございます。
先ほど申し上げましたが、産業振興会議の提言には、宇陀市の産業の根幹をなす農業、林業については多くの提言をいただいております。この提言を総合的に推進するための担当者も配置してまいりたいと考えております。
また、産業の振興と地域の活性化を目的に、産業祭りを県と宇陀市、山添村、曽爾村、御杖村、東吉野村で構成する大和高原観光振興協議会と連携し宇陀市で開催する予定としております。
農林業にありましては、従事者人口の減少や高齢化、後継者不足に悩んでいます。農業にありましては、Tppへの加盟という農林業衰退に拍車をかける問題も上がっております。
このような中で、宇陀市独自の農業支援策として宇陀の黒大豆・小豆の産地化・ブランド化を目指すため、振興作物助成金として225万円を計上いたしました。
また、深刻な問題となっている有害鳥獣対策につきましては、1675万1000円を計上するとともに、有害鳥獣専属の担当者も配置し、取り組みを進めています。さらに、有害鳥獣対策で捕獲したイノシシや鹿肉を活用するための調査研究費用として180万円を計上いたしました。
また、宇陀市独自の支援策であります農耕用軽自動車税の収入を農林業の補助金に充てる施策につきましては、新年度も290万円を計上いたします。
次に、市内の中小企業者への支援策としまして、事業経営に必要な資金を借り入れできる融資制度を新設し、380万円計上しています。
三つ目は、観光振興と歴史的・文化的遺産の活用についてでございます。
宇陀市内には歴史的、文化的な建造物が多数ございます。これらの景観を保全することや観光ルートの整備を行うことによって、「高原文化都市、四季の風薫る宇陀市」のイメージを高め、地域の活性化につながるものと考えております。新たな事業といたしまして、史跡宇陀松山城跡登山道の整備に4000万円、市道大東多武峰線改良工事500万円、室生寺にライトアップ設備の設置費用として1000万円を計上いたしました。また最近、漢方薬が注目されており、宇陀市は薬には古い歴史があります。このようなことから、薬草を活用したまちづくりに向けての調査研究費として240万円を計上いたしました。
また、市内への観光客の誘致拡大を図るために、市内の宿泊施設、市内の観光施設を利用した団体旅行を実施する事業者に助成金を交付する事業を新設し、310万円を計上いたしております。
また、記紀・万葉宇陀市プロジェクトの推進に500万円、歴史的・文化的資源の保存整備につきましては、継続事業として宇陀松山重伝建地区保存事業、松山城跡保存整備事業などに8446万1000円を計上いたしております。
向渕スズラン群整備事業につきましては、保存管理計画と現状調査及び説明板の設置費用として400万2000円を計上しております。
ワールドメイプルパークにつきましては、4月からNPO法人宇陀カエデの郷づくりに指定管理し、観光拠点、地域活性化の拠点としてまいります。
2点目は、「健康なまちづくり創造プロジェクト」でございます。
宇陀市においても高齢化が進展する中で、医療費、介護需要が年々増加している現状でございます。このようなことから、健康づくりの取り組みは、まちづくりの重要な要素であると考えております。市として健康づくりを効果的に進めていく必要があることから、このプロジェクトを推進し、ウエルネスシティ宇陀市を目指してまいりたいと考えております。新年度では、市民の誰もが健康で幸せと思えるまちづくりに向けた計画、ウエルネスシティ構想計画事業として127万円を計上いたしました。
また、健康で自立した生活を送ることのできる期間を健康寿命といいますが、この健康寿命を延ばすために気軽に筋力アップができるように都市公園に健康器具を設置する費用として469万円を計上いたしました。また、各地区を巡回して開催する筋力アップのための運動教室費用として409万円を計上しています。
また、市内では毎日ラジオ体操をしている地域があると聞いております。どこでも手軽にできるラジオ体操を市としても推進し、健康意識の向上に努めてまいります。
さらに、市民の健康を守るため、各種がん検診に5766万9000円を計上しています。
新年度も健康に関するイベントや健康教室を開催してまいりますので、市民の皆さんの参加をお願いいたします。
3点目は、「住みよい地域創造プロジェクト」でございます。
市民が主役のまちづくり、地域の個性を生かしたまちづくりを推進するために、市民団体等の活動を経済的な側面から支援することで団体の自立を図る目的で創設したまちづくり活動応援補助金につきましては、3年目を迎えました。新年度も265万6000円を計上し、市民の皆様が提案されるまちづくり活動を応援したいと思います。また、地域、NPOが活動する中で課題となっている活動資金の確保や人材の育成、支援者の養成などを目的として、養成講座も開催してまいります。
次に、まちづくり協議会の設立促進に向けて1424万円を計上いたしました。
まちづくり協議会につきましては、各地域においてまちづくり協議会設立検討会が設置され、新年度には、まちづくり協議会が立ち上がってくると聞いております。それぞれの地域が主体となって、住みよい地域づくり、まちづくりを進めていただけるものと確信いたしております。市といたしましても、まちづくり協議会が行う事業に対し、いきいき地域づくり補助金を交付し支援してまいります。
次に、市がかかわることで市内の空き家の有効活用を促進する空き家情報バンクは、今年度18件の成約を見ました。この制度と連動して、住宅取得による転入と市民の転出を抑制し定住化を促進する定住促進奨励事業も37件の申請がありました。新年度においては、予算を500万円に拡充し、宇陀市での定住の機運をさらに高めたいと思っております。
独身男女の出会いの場を設ける結婚支援事業も引き続き予算化し、元気な宇陀市復活に努めてまいります。
4点目は、「子ども未来創造プロジェクト」でございます。
平成24年の1年間で宇陀市の新生児の誕生は176人と聞いております。依然として大変厳しい現実でございます。このようなことから、次代の社会を担う子ども一人一人の育ちを社会全体で応援し、子育てに係る経済的負担の軽減や安心して子育てができる環境整備のための施策など、総合的な子ども・子育て支援策に取り組んでいかなければなりません。
新年度においては、本市における子ども・子育て家庭の状況などのニーズ調査を行い、子ども・子育て支援事業計画を策定する事業費155万4000円を計上いたしました。また、毎月19日を「うだ育児の日」と宣言し、地域や社会全体で子どもを育むことへの意識啓発を図ってまいります。
次に、子育て支援策についてでございます。
宇陀市では、きめ細かな子育て支援策を宇陀市独自施策として実施しております。新年度においては、不妊治療を行っている市民の経済的負担を軽減するため、一般不妊治療費に要する費用の一部を助成してまいります。その取り組みとして75万円を計上いたしました。さらに、身体の発育が未熟なまま生まれ、入院を必要とする乳児に対して、その治療費の一部を助成するため、未熟児養育医療給付事業として161万8000円を計上しています。
また、乳幼児医療費やひとり親家庭の医療費にも国の助成がありますが、宇陀市では所得制限を撤廃して、全ての子どもたちと保護者に支援を続けてまいります。中学生までの入院医療費の全額助成、幼稚園や義務教育、特別支援教育における経済的支援も引き続き実施してまいります。
新生児や乳幼児の育児相談には、こんにちは赤ちゃん事業や各種育児支援教室を開催するとともに、子ども保護者の交流、相談などの支援には子育て支援センターすくすくの充実を図ってまいります。
教育においては、小学校における外国語活動の指導助手や不登校児童・生徒への適応指導教室、臨床心理士が対応する教育相談事業も実施しています。新年度は、小・中学校の児童・生徒を対象として、科学や理科への学習意欲を高めるために、科学実験教室やJaxa宇宙教育センターによる宇宙を教材とした授業を行ってまいります。
また、安心して子どもを育てることができる環境づくりを推進するため、給食用食材の放射能検査事業を実施します。その取り組み費用67万5000円を計上いたしました。
教育施設の整備につきましては、3月に校舎が完成する大宇陀小学校のランチルーム、運動場等の整備事業費2億9375万7000円を計上しています。
また、耐震化事業につきましては、平成27年度までに耐震化率100%を目指し、早期完了に向け取り組んでおります。先ほど補正予算案の説明でもありましたが、榛原小学校の校舎、大宇陀中学校の校舎の耐震化工事は、先行して実施してまいります。新年度は、榛原小学校体育館の新築と榛原東小学校、室生中学校の体育館の耐震補強設計費2億5995万8000円を計上しています。
第5点目は、「市民安心安全プロジェクト」でございます。
一つ目は、暮らしの安心でございます。
各地域の公共交通を補完し市民の移動手段を確保するため、市営有償バスやデマンド型乗り合いタクシーの運行、そして路線バスの運行補助を続けてまいります。合計7路線の予算2750万2000円を計上いたしました。
また、市民の命と健康を守る宇陀市立病院建設事業につきましては、4月末に全ての事業が完了する予定でございます。新年度は、宇陀市立病院周辺の道路整備に向けた測量調査費500万円を計上しています。
また、高齢者を支え見守る活動として高齢者等サポート隊事業などの充実を図るとともに、今後の避難計画や要援護者の支援計画、高齢者等の見守りの基礎情報として活用するため各課が管理する要援護者の情報と防災に関する情報の一元化を進めてまいります。
二つ目は、暮らしの安全でございます。
市民の安全を守るため、宇陀市では、気象警報時の対応や火災情報、不審者情報を流している学校安心安全メールや火災情報、災害予防情報、防犯情報を配信する防災・防犯情報メールにつきましては、引き続き予算計上しております。一人でも多くの市民の皆様方に御登録をお願いするものでございます。また、携帯電話3社が運営します災害時緊急速報エリアメールも導入しております。
市民が安心して暮らし、災害に備えるため、宇陀市では自主防災組織の設立を推進しています。その設立補助金として50万円を計上しております。新年度では、自主防災組織の充実を図るため、自主防災組織が整備する資機材の購入費用の一部を補助するための予算100万円を計上いたしました。
また、毎年開催されております奈良県防災総合訓練を宇陀市で開催し、市民の防災意識の向上に努めてまいります。昨年度から取り組みを進めております土砂災害予防のための樹種転換事業も推進していきたいと考えております。防犯灯の設置やカーブミラー等の交通安全施設の補修も進めてまいります。新年度は、節電効果が大きく長寿命であるLED防犯灯を推奨するため、LED防犯灯設置費用の一部を補助いたします。
三つ目は、生活基盤の整備でございます。
市民のライフラインである上水道や道路、環境にかかわる問題は、安心な暮らし、安全な暮らしの根幹となるものでございます。
先ほど補正予算案でも御説明申し上げましたが、計画的に実施しています道路整備、水道事業につきましては、先行実施してまいります。新年度では、観光路線でもある市道大東多武峰線の改良、アニマルパーク周辺道路、市営霊苑への進入道路である長峯大野線、墨坂通り線、萩原12号線、農道ナルミ線などに2億6225万2000円を計上しています。また、旧室生高校跡が橿原考古学研究所の埋蔵文化財収蔵施設として活用されることから、室生口大野駅前整備に向けた測量調査に350万円を計上いたしました。
次に、特別会計で実施しています上水道事業でございます。
新年度も水道未普及地域の解消に向けて、一般会計からは出資金、繰出金で対応しております。簡易水道では、引き続き大宇陀中央・東部統合整備事業に1700万円、室生地域の水源の一部を県営水道に変更する事業に7608万4000円を計上いたしました。
上水道事業につきましては、玉立・赤瀬系事業に7860万円計上いたしました。
下水道事業におきましては、本管整備済み地域の管路施設の維持補修に2200万円、菟田野松井地区枝線工事測量費800万円を計上いたしております。また、宇陀市では、市民の財産を保全するため国土調査事業を進めておりますが、新年度においては、檜牧地区の地籍調査に1983万円を計上しております。
次に、宇陀市の環境を守る事業といたしまして、河川の水質保全と快適な生活環境の促進を図るため、合併浄化槽設置整備補助金2842万1000円を計上するとともに、環境循環型社会の推進のため、生ごみ処理機の購入助成や各種団体による古紙回収事業に2660万円を計上しています。また、新エネルギーの利用促進と地球温暖化への対応として、市民が設置する住宅用太陽光発電システムへの助成金の予算を増額し、引き続き行うとともに、市庁舎内のLED化も進めてまいりたいと考えております。
第6点目、最後の柱は、「改革改善プロジェクト」でございます。
私が市長就任以来申し上げていることは、事業の選択と集中であり、改革改善を進めながら、「高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市」を目指しましょうということでございます。予算における改革改善の一端とその効果を御報告申し上げます。
一つ目は、施設の統廃合の推進でございます。
宇陀市では、合併による類似施設がたくさんございます。今まで保健センター、給食センター、児童館の見直しなど一部では整理統合を進めてまいりました。今後の職員数の減少や維持管理経費を考えますと、公共施設の統合整備は市民の御理解を得ながら進めていかなければなりません。
新年度では、平成28年度に市内の人権交流センターを菟田野人権交流センターに統合するため、施設の耐震診断に525万9000円を計上いたしました。また、宇陀市消防団の組織再編計画に基づき、大宇陀分団の消防施設の統合事業に1800万円を計上いたしております。さらに、学童保育を菟田野小学校で実施するための改修工事に304万3000円を計上いたしました。
また、長期的な視野に立った施設の統廃合及び新設、更新、維持管理を行うためには、施設管理台帳を初めとするデータの整備が必要となってくることから、公有財産のデータベース化とシステム化に取り組んでいるところでございます。
次に、歳入面からの改革改善についてでございます。
4月から、コンビニエンスストアで市税や介護保険料、住宅使用料の納付ができることとなりますので、御報告させていただきます。また、市が利用しなくなった土地や公用車などの売却も進めてまいります。
歳出面からの改革改善でございます。
私を初めとする全職員の給与・手当カットは引き続き実施してまいります。時間外勤務手当の削減も含めまして、人件費全体で1億1045万2000円の削減効果を見込んでおります。
以上、一般会計の歳出を目的別に説明させていただきました。
9ページの第2表、債務負担行為については、土地開発公社に対する債務保証と榛原小学校体育館改築事業について、工期終了までの債務負担の限度額と25年度以降にも費用負担を要するワールドメイプルパークの指定管理料を記載しております。
10ページの第3表、地方債については、市立病院の出資金、まちづくり推進事業債の減額により、発行額が前年度から7億1090万円減少しております。
次に、各特別会計の概要について御説明します。
特別会計予算書1ページの議案第18号、住宅新築資金等貸付事業特別会計につきましては、平成17年度に設立された奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合に宇陀市は加入しており、債権の回収は管理組合が行っています。新年度の予算総額は4210万円となっており、公債費3620万9000円、事務費及び回収管理組合負担金589万1000円を計上しております。
議案第19号、市営霊苑事業特別会計につきましては、榛原地域にある赤人霊苑の維持管理と永代使用の募集を行っており、使用率は予約も含めて約78%で、今後も健全な維持管理に努めてまいります。新年度の予算総額は3250万円を計上いたしました。
議案第20号、土地取得事業特別会計につきましては、宇陀市土地開発公社の健全化計画の一環として、公社の所有土地の買い戻しを行ってきました。本年度は土地所得の予定はありません。予算総額は1億840万円で、全額が保有する土地の市債元利償還金です。
議案第21号、国民健康保険事業特別会計であります。
まず、保険事業勘定についてでありますが、景気の低迷による失業者や医療費の増加等により、国民健康保険財政は多額の基金を取り崩して財政運営を行ってまいりました。今回、今後の国民健康保険財政の健全化を図るべく、国民健康保険税の税率改正の御承認をいただき、予算編成を行いました。前年度と比較して、加入者数が1万792人と1%減少したにもかかわらず、新年度予算の総額は43億7200万円と1%の増となりました。
次に、診療施設勘定につきましては、室生の東里、下田口の2カ所に設置している国民健康保険直営診療所を運営しております。平成23年度実績では、年間延べ患者数は8479人となっています。予算総額は1億5900万円となっております。
議案第22号、介護保険事業特別会計の予算につきましては、平成24年度から平成26年度までの3カ年計画として策定した第5期介護保険事業計画に基づいて編成しております。保険加入者は約1万1600人で、そのうち要介護あるいは要支援の認定を受ける対象者を約2500人と見込んでおります。予算総額は6.6%増の34億1380万円を計上いたしました。
議案第23号、後期高齢者医療事業特別会計につきましては、事業主体は奈良県後期高齢者医療広域連合となりますが、市町村においては保険料の徴収や窓口事務などを行っております。受給対象者は75歳以上の高齢者と一定の障がいがあると認められた65歳以上の方で、予算総額は1.3%減の4億500万円を計上いたしました。
議案第24号、簡易水道事業特別会計につきましては、19の給水区域で1万3016人の市民に給水事業を行っております。一般会計のところで説明申し上げましたとおり、大宇陀地域内の簡易水道統合整備工事や室生地域への県営水道受水事業に取り組んでおります。本年度の予算総額は7億3210万円を計上しております。
議案第25号、下水道事業特別会計につきましては、昭和62年度から一部供用を開始し27年目を迎えました。一般会計のところで御説明申し上げましたとおり、管路施設の維持補修と水洗化の促進に努めてまいります。本年度の予算総額は9億550万円を計上しております。
続きまして、4公営企業について御説明させていただきます。
議案第26号、保養センター事業会計につきましては、平成25年度も引き続き指定管理を行ってまいります。指定管理者へ経営を移行しているため、営業に係る経理は指定管理者のもとで行われております。
収益的予算及び資本的予算の主な収入は、一般会計からの繰出金1億7000万円と指定管理者からの定額納付金3000万円で構成されております。
収益的収支予算及び資本的収支予算の主な歳出といたしましては、市債の元利償還に7384万9000円を、企業会計システム改修費などに300万円が充てられ、残りの約1億2300万円が借入金の解消に充てられることになります。
次に、議案第27号、宇陀市立病院事業特別会計につきましては、運営事業に係る収益的収入の予算額は34億7820万円を見込んでおります。一方、これに対応する支出は37億2820万円となっており、支出が収入を2億5000万円上回る不均衡予算となっております。これは、新病院建設事業において多額の医療機器の購入を行いました。この医療機器の減価償却期間が短期間であるため、多額の減価償却費を計上するためでございます。
資本的収入につきましては、病院企業債1億9250万円、一般会計繰入金6308万円、合併特例債を財源とする一般会計出資金6419万円の計3億1977万円を計上し、資本的支出では、建設事業費2億5676万3000円、企業債償還元金1億5712万6000円など、計4億6332万9000円を計上いたしました。
議案第28号、介護老人保健施設事業会計につきましては、運営事業に係る収益的収支予算額は5億2000万円で、資本的支出は企業債償還金4910万円、備品購入で290万円の計5200万円を計上しています。新年度から経営形態をこれまでの地方公営企業法の一部適用から全部適用に変更することとしております。
最後に、議案第29号、水道事業会計につきましては、収益的収支予算額は5億1700万円で、給水戸数5710戸を見込んでおります。
資本的収支予算額は、一般会計のところで説明申し上げましたとおり、玉立、赤瀬などの未普及地区などの拡張事業で支出を1億9200万円計上しています。
これに対し、資本的収入は水道企業債2100万円、一般会計出資金2100万円、国庫補助金2800万円など、計7552万7000円を計上しております。
以上、平成25年度の一般会計、8特別会計及び4企業会計の当初予算案についての説明とさせていただきます。
宇陀市が誕生して8年目を迎えましたが、地方自治体を取り巻く社会環境、経済環境は、より厳しくなるのではと考えております。合併の特例措置も平成28年度から段階的に減額されます。宇陀市のような財政基盤が脆弱な自治体の運営は、先行き不透明と言うほかありません。
そのような中、この新年度予算でさらなる行財政改革を推し進めながら、行政経営の視点に立ち、いい宇陀市、将来の宇陀市のまちづくりに力を注いでいく所存でありますので、議員の皆様方を初め、市民の皆様の御理解、御協力を賜らんことを切にお願い申し上げまして、平成25年度予算の提案説明とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第21、議案第17号から日程第33、議案第29号の13議案は、本日は提案説明までとし、3月7日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議案第17号、平成25年度宇陀市一般会計予算について、議案第18号、平成25年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、議案第19号、平成25年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、議案第20号、平成25年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、議案第21号、平成25年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第22号、平成25年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、議案第23号、平成25年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について、議案第24号、平成25年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、議案第25号、平成25年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、議案第26号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、議案第27号、平成25年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、議案第28号、平成25年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、議案第29号、平成25年度宇陀市水道事業特別会計予算についてまでの平成25年度各会計当初予算関係13議案の質疑は次の本会議で行います。
議長(小林一三君)
続いて、日程に従いまして、日程第34、議案第30号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
議案書44ページをごらんいただきたいと思います。
議案第30号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更について。
宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更について、別冊のとおり地方公共団体の財政の健全化に関する法律(平成19年法律第94号)第24条の規定で準用する同法第5条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第30号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更について提案理由の説明を申し上げます。
美榛苑の経営については、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計の決算において、資金不足比率が経営健全化基準値の20%を超える状態となり、個別外部監査の結果を踏まえ、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、平成22年3月、平成21年度から平成32年度までを計画期間とする経営健全化計画を策定し、健全化を図ってまいりました。
平成21年度から平成24年度までの第1期の計画期間が満了するに当たり、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計の決算見込みにおいて、資金不足比率の見通しが経営健全化計画と乖離していることから、変更するものであります。
これは、経営健全化の方策の一つとして取り組んできた指定管理者による経営状況が、宿泊客数の減少、景気要因や他地域でのイベント開催等一過性によるもののほか、人口減少や社会構造の変化など、これまで施設の利用需要を支えてきた基盤が失われたことなどにより、想定どおり進まなかったことが大きな要因であると分析しております。
経営健全化計画の主な変更の内容といたしましては、5、資金不足比率を経営健全化基準未満とするための方策において、一般会計からの繰出金は、企業債及び一時借入金の元利償還、また市が負担すべき施設改修分について繰り出すようにすること、指定管理者による納付金は、企業債元利償還及び一時借入金元利償還に充てるものであること、健全な経営に資することはもとより、美榛苑が果たすべき役割を再認識し、地域活性化を担う施設であることの経営方針を明確にすることなどとするものであります。
次に、6、各年度の方策に係る収入及び支出に関する計画において、平成25年度から平成28年度までの第2期の計画期間の目標として、先ほど申し上げた経営方針に基づき、指定管理者との連携を密にして経営の安定を図り得る収益事業を展開することなどとするものであります。
最後に、こうしたことなどにより、7、各年度ごとの資金不足比率の見通しにおいて、資金不足比率については基準値以下とすること、収支計画については、収益的収支において平成25年度以降、企業債元利償還及び一時借入金元利償還に充てる一般会計からの繰出金を増額することとするものであります。
以上、御審議をよろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第34、議案第30号は、本日は提案説明までとし、3月7日に予定しております本会議2日目に質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、議案第30号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更についての質疑は次の本会議で行います。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
当初予算の説明で少し単位が一つ間違えて発言しましたので、修正させていただきたいと思います。
市たばこ税について、都道府県たばこ税の一部を市町村たばこ税に移譲されたことに伴いということで220万円と表現したんですけれども、正しくは2200万円、12.2%の増額となっておりますので、修正させていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第35、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うもの及び日程第36、同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うものの人事案件2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。議案書45ページをごらんいただきたいと思います。
同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について。
宇陀市教育委員会委員の任命同意について、宇陀市教育委員会委員に次の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により、議会の同意を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
続いて46ページでございます。
同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について。
宇陀市公平委員会委員の選任同意について、宇陀市公平委員会委員に次の者を選任したいので、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求める。
平成25年3月5日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました同意第1号及び同意第2号の2件について提案理由の説明を申し上げます。
なお、委員として任命または選任したい方の経歴等につきましては、お手元に配付しました資料のとおりでございます。
まず、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意についてでございます。
本件は、ことし3月28日に宇陀市教育委員会委員、瀬山和英氏の任期が満了することに伴うものであります。
申し上げます。
宇陀市大宇陀牧在住、石増次郎、昭和21年生まれでございます。
石増氏は、長年にわたって公立小学校の教職員として勤務されたほか、奈良県教育委員会の学校アドバイザリーとして、小・中学校における学校の組織力の向上と教育活動の支援などに取り組まれ、教育、学術、文化に関して、人格が高潔で豊富な経験、識見等を有しており、委員として適任であると認めるものでございます。なお、任期は4年でございます。
次に、同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意についてでございます。
本件は、本年3月28日に宇陀市公平委員会委員、西浦淳介氏の任期が満了することに伴うものでございます。
申し上げます。
宇陀市室生無山在住、石本直近、昭和24年生まれでございます。
石本氏は、長年にわたって行政職員として勤務され、退職後は社会教育委員に就任し、家庭教育や青少年教育などの活動をされており、人格が高潔で、地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ人事行政に関し識見を有すると認められるため、公平委員会委員として適任であると認めるものでございます。なお、任期は4年でございます。
以上2件について、同意をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております日程第35、同意第1号及び日程第36、同意第2号は、本日は提案理由の説明までとし、3月26日に予定しております本会議最終日に質疑、採決を行いたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
今2件の同意人事の提案をいただいたんですけれども、特にこの教育委員会の委員につきましては、私は非常に重要なポストといいますか、そういう立場にいらっしゃるわけで、現時点では今までそういう慣例はございませんけれども、国会でもそうした日銀の総裁の人事などで、やはり議会でその方の所信なりお考えをお聞きするようなことをされております。私は、やはり教育委員会というものが宇陀市の全ての学校の経営者ということですので、やはりそうした委員になられる方の今回交代でされるということですので、その教育に対するお考えをぜひ議会でお聞きしたいと思いますので、そういう機会を設けていただけるかどうか、お諮りいただいたらありがたいと思います。
以上です。
議長(小林一三君)
ただいま2番、高見議員から、委員の選任についての内容についての意見がございました。この件につきまして、教育長の見解をお願いを申し上げたいと思います。
喜多教育長。
教育長(喜多俊幸君)
ただいま教育委員の任命同意について市長のほうから提出をいただきまして、2番議員から御意見を頂戴いたしました。
もとより、教育委員会は、戦後の行政の中で独立委員会としてつくられてきた経緯があります。その中で、教育委員の果たす役割というものは、学校教育、社会教育あるいは家庭教育を含めて全般にわたる教育についての審議をし、そして教育委員会の中で合意をしていくというシステムになっております。そういうことから、地教行法の改正によりまして、保護者の代表を1人入れるというこういうことで現在は改革もされまして、今1名、保護者代表ということで委員の選任もいただいているところでございます。
そういうことから考えまして、内容につきましては、教育委員会は合議制になっておりますので、1人の意見で一つの物事を形成していくものではございません。そういうことから、先ほど市長から提案いただきましたようなこと、またお手元に配付をしておりますような歴をもちまして、そしてそれらから御判断をいただけたらと、このように思います。もちろん委員会の中では、委員長を責任者といたしまして、教育長がその執行の責任者として提案等いただいたことについては執行していくことといたします。
したがいまして、今御意見のありましたことにつきましては、私のほうで、もし必要でしたら文書記載等でも配付いただくような配慮はさせていただきたいと思いますが、議場に召喚する、あるいはここで内容等について、あるいは本人の考え等について聴取をいただいた後に判断をするということについては、今回見送っていただければありがたいと、このように思います。
以上です。
議長(小林一三君)
2番、高見議員にお聞かせいただきたいと思いますが、今、委員の選任者に対する招致については、教育委員会の委員さんのみでよろしいでしょうか。公平委員の委員さんも同時に選任同意の提案がございますが、この辺についてはどういうお考えを持っておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
もちろん制度として整合性なりが必要であれば、お二人ということも私は結構なんですけれども、私は、やはり教育委員というもののその重要性というものが、やはり今の教育長もおっしゃいましたけれども、まさに学校、家庭、社会全ての教育環境の意思決定をされる、もちろん合議制は合議制ですけれども、やはりお一人お一人が5人の委員さんですので、その責任、役割というものは非常に大きいというそういう認識でおります。
ですから、特に学校に関しても、やはりいろいろといじめの問題も指摘されておりますし、先生方の御負担というものもありますし、それから地元、地域とのかかわり方ということも宇陀市におきましてもいろいろと課題があると私は認識しておりますので、教育委員会のこの委員の選任については、やはりこの議会が同意するということは非常に重い、そのように考えておりますので、そのような機会をお願いしたいということを申し上げた次第です。
議長(小林一三君)
この件につきましては、2番議員の意見を配慮させていただきたいと私は思っておりますが、提案者とも御相談をさせていただきたいと思いますので、議長にお任せいただけるでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
よろしいですか。
それでは、この件につきましては、私に一任をしていただきましたので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
よって、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うもの及び同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うものの人事案件2議案の質疑、採決は本会議最終日に行います。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は3月7日木曜日午前10時から行います。
なお、7日は議案の質疑、委員会付託等の日程となっておりますので、格段の御協力をお願いいたします。
また、8日からは各委員会が開催される予定になっておりますので、議員各位には慎重審議をよろしくお願いいたします。
それでは、本日はこれにて散会をいたします。
大変御苦労さまでした。ありがとうございました。
午後2時25分散会