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非核平和都市

ページID:0019800 更新日:2025年10月1日更新 印刷ページ表示

 世界の恒久平和は、人類共通の願いです。地球上で唯一の戦争被爆国民として、わたしたちには広島・長崎における原爆被害や戦争の悲惨さ、平和の尊さを後世に語り継ぐ使命があります。

 本市誕生前、昭和63年から平成元年にかけて、宇陀郡の旧大宇陀町・旧菟田野町・旧榛原町・旧室生村がそれぞれ「非核平和都市宣言」を行いました。

 これら旧4町村の合併により誕生した宇陀市では、旧4町村の意向を尊重し、平成19年6月に市議会で「非核平和都市宣言」が決議されたことを踏まえ、各種の平和啓発事業を推進してきました。

 広島・長崎へ原爆が投下された8月6日と8月9日には、毎年市内の寺院に呼びかけ、原爆投下時刻に合わせて犠牲になられた方々のご冥福と世界平和を祈願する鐘撞きを行っています。終戦記念日である8月15日には、正午に市役所で黙祷を実施しています。

 また、毎年8月には広島平和記念資料館より資料をお借りし、市役所1階にて原爆写真ポスター等の展示を継続して行ってきました。

 本市は「平和首長会議」にも加盟しています。今後も他の自治体と連携し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現のため、平和啓発事業の推進を行っていきます。

非核平和都市宣言

 水と緑、歴史と文化の共生するまほろばの地に宇陀市が誕生しましたが、先人の努力を継承し、平和で豊かな宇陀市を後世に引き継ぐことは現在に生かされている私達の責務でもあります。
 しかし、地球上には全世界の人類と文化を一瞬にして滅亡させて余りあるほどの核兵器が存在し、核兵器からの恐怖を拭い去ることができません。我々は人類唯一の核被爆国民として、戦争の放棄、恒久平和を誓った日本国憲法の精神に沿って、世界における核兵器の廃絶と軍備縮小に向け、積極的な役割を果たすべきであります。
 あの広島・長崎の惨禍を再び地球上に繰り返さないために我が国の国是である非核3原則、作らず・持たず・持ち込ませずを守り、我が行政区域内にいかなる国の核兵器の配備、貯蔵はもとより飛来、通過することも拒否するとともに近隣自治体とも協力して核兵器の廃絶、世界平和に向けて努力するために宇陀市はここに非核平和都市となることを宣言します。


                         平成19年6月22日
                         奈良県宇陀市議会