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毛皮革産業

ページID:0003174 更新日:2024年12月16日更新 印刷ページ表示

毛皮革の産地

宇陀市菟田野は、宇陀市の南部に位置し、その歴史は古く古事記や日本書紀にも地名が出てくるなど古代ロマン漂う町で、国宝や重要文化財なども随所に点在しています。毛皮革産業は全国的規模で奈良県の地場産業にもなっています。

毛皮革産業は次の四業種に大別されますが、この四業種を総称して毛皮革産業と呼んでいます。中でも、鹿革の出荷高は、全国シェアの95%以上、毛皮についても同じく45%のシェアを誇っています。

また、原皮の輸入から、なめし加工、縫製、販売まで一貫したシステムをもつ産地は全国でも唯一菟田野だけです。

毛皮革産業の四業種について

  • 毛皮・・・主には、北欧より原皮を輸入し、なめし加工、縫製、販売を行っています。
  • 鹿革・・・主にはニュージーランド、中国等から原皮を輸入し、なめし加工をして出荷しています。主な用途は部道具等。
  • 剥製・・・学術標本やインテリア用としての需要があり、製造、販売しています。
  • 筆毛・・・高級な書道の筆の切っ先に数本使用される、狸の筆毛を製造、出荷しています。

宇陀市菟田野産業振興センターのご紹介

宇陀市菟田野産業振興センターは、菟田野の産業振興の拠点として地域活性化や情報発信基地としての役割を果たすべくつくられた施設です。とりわけ、商品企画、生産から小売りに至るまで総合的な機能を持つ毛皮革産業を支援するために、必要な要素を兼ね備えた新しいコミュニティセンターでもあります。このための技術的な向上を図る研究開発施設、さらに毛皮革製品への認識を高めていただくためのPRスペースや、イベント開催のための多目的ホールも有しています。又、毛皮革産業の現地研究会も承っており、年間約1,500人が来館されます。

  1. 研究開発施設(地場産業体験室)・・・毛皮革製品の品質、特に高付加価値で高品質の製品開発、素材などの研究を主な目的とする研究開発のための施設です。
  2. 人材育成施設(中研修室・小研修室)・・・生産技術の向上や経営ノウハウの習得、後継者の育成、従業員レベルアップなどの他、各種サークル活動などに幅広くご利用いただけます。
  3. 情報収集・コミュニティ施設(常設展示スペース)・・・常設展示スペースによる製品を産地価格で即売できる等、情報交換、歓談等のコミュニケーションスペースとして誰でも利用できる。
  4. イベント・PR施設(多目的ホール)・・・各種展示室などのイベントやPR活動をここで行うと共に、異業種交流や地域住民の文化活動などに積極的に対応する、稼働ステージを備えた多目的ホール。