本文
平成25年6月24日午前10時開議
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本 進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
12番 |
山本繁博 |
14番 |
山本新悟 |
15番 |
高橋重明 |
16番 |
小林一三 |
欠員(1名)
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
副市長 |
井上裕博 |
教育長 |
石増次郎 |
||
総務部長 |
内田一哉 |
危機管理監 |
亀井一憲 |
企画財政部長 |
栗野 肇 |
企画財政部次長 |
森本彰一 |
市民環境部長 |
堂芝一成 |
健康福祉部長 |
森本彦司 |
農林商工部長 |
山本喜次 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
欅 啓典 |
教育委員会事務局参事 |
出口裕弘 |
水道局長 |
堤 正明 |
市立病院事務局長 |
吉岡義雄 |
会計管理者心得 |
中西靖記 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
大宇陀地域事務所長 |
谷口康夫 |
菟田野地域事務所長 | 西角政美 |
室生地域事務所長 | 松岡保彦 |
午前10時00分
議長(中山一夫君)
おはようございます。
議員並びに理事者の皆様には、御多忙のところ御参集いただきましてありがとうございます。
午前10時00分開会
議長(中山一夫君)
ただいまの出席議員は15名であります。
定足数に達しております。ただいまから平成25年第2回宇陀市議会定例会を再開いたします。
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(中山一夫君)
初めに、日程第1、議案第33号、宇陀市の職員の給与の臨時特例に関する条例の制定についてから日程第5、議案第42号、宇陀広域消防組合の解散に伴う財産処分に関する協議に関し議決を求めることについてまでの5議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました5議案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告を受けます。
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田徳君)
皆さんおはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、総務文教常任委員会の報告をさせていただきます。議席番号5番、上田徳でございます。どうぞよろしくお願いします。
去る6月13日午前9時30分から第1委員会室において、委員5名の全員の出席と市長、副市長、教育長、総務部長、危機管理監、企画財政部長、企画財政部次長、教育委員会事務局長、教育委員会事務局参事及び関係職員の出席により、また、6月20日本会議散会後、午後4時50分から第1委員会室において、委員5名全員の出席と市長、副市長、総務部長、危機管理監及び関係職員の出席により、6月10日に付託されました議案を審査するため、総務文教常任委員会を2日間開催しました。その結果を委員会審査報告にて報告させていただきます。配付しております委員会審査報告書を御参照ください。
平成25年6月24日。宇陀市議会議長、中山一夫様。総務文教常任委員会委員長、上田徳。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年6月10日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第33号、宇陀市の職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について、原案可決。
議案第39号、平成25年度過疎地域自立促進計画の変更について、原案可決。
議案第40号、奈良県広域消防組合の設立に関する協議に関し議決を求めることについて、議案第40号には附帯決議をつけて採決をしております。申し上げます。議案第40号、奈良県広域消防組合の設立に関する協議に関し議決を求めることについて附帯決議。奈良県広域消防組合を組織する37市町村を堅持するよう努めること。奈良県広域消防組合規約に規定する組合議会議員及び運営協議会委員は重複しない制度にするよう努めること。以上でございます。附帯決議をつけて原案可決。
議案第41号、奈良県広域消防組合設立に伴う宇陀広域消防組合の解散に関する協議に関し議決を求めることについて、原案可決。
議案第42号、宇陀広域消防組合の解散に伴う財産処分に関する協議に関し議決を求めることについて、原案可決。
以上でございます。
審査内容については、次のとおりでございます。
議案第33号、宇陀市の職員の給与の臨時特例に関する条例の制定については、条例案について人事課長から各条例の再説明を受けた後、質疑を行いました。
主な内容は、削減措置に対し、子育て世代を中心とした職員から、生活給の減額に対し不安感はなかったのか、また、どのように対応したのかについてであり、本会議でも質疑がございましたが、職員労働組合との協議を4月から8回行い、この内容について円満合意を得ているとのことでございました。
次に、管理職手当の削減については、既に30%カットを実施しているので、今回の10%カットは実施しないということでございます。
削減措置による財源の削減額の推定金額について、企業会計を含めどのようになるのかについては、一般会計で1億1000万円、病院会計で4000万円、さんとぴあ榛原は800万円、水道会計で600万円の削減となり、一般会計と企業会計を合計して概算で1億7700万円の削減額を試算をされています。
次に、ラスパイレス指数の25年度の公表時期については来月7月ごろになる見通しであるということでございます。
最後に、今回の給与の臨時特例議案は人事院の勧告ではないので審査する必要があるが、特に民間給与との比較の考え方については、また、人事院勧告から外れているときの措置について、いろいろと政治的な情勢も変化もある中、職員の生活や仕事へのモチベーションも考えて、このような状況時の考え方について質問があり、国の政策として、交付税の交付は国がカットした数字でしか交付が受けられないと決められているため、その減額された給与も減額しないと宇陀市の事業にかかわってくる。民間企業との差異の研究を行い、人事考課制度を定着させながら、意欲のある職員のモチベーションを高め、人員管理や財政事情を勘案して今後検討していく必要があると報告をされております。
次に、議案第39号、平成25年度過疎地域自立促進計画の変更については、本会議質疑を踏まえ、各議員配付済みの委員会資料に基づき説明を受けた後、質疑を行いました。
主な質疑は次のとおりでございます。
最初に、市民広場の事業について、地域間交流事業として具体的にどのように使用するのか、事業の目的を含め説明を求めました。
芳野地域市民広場整備事業については、地域の自治会長から要望書を受け、建物の早期解体と跡地の整備後、地域間交流と、この広場を利用して避難場所としても利用する。また、無山地域市民広場整備事業については、地元より浴場の運営中止と建物の取り壊し要望を受けて、解体後はごみの集積場、駐車場、幼児の自転車等の練習場所及びイベント開催時の広場として利用される。
芳野地域市民広場及び無山地域市民広場の維持管理とその費用に対する協議内容についてでございますが、芳野地域市民広場については、用地は宇陀市所有地と隣接の補陀寺所有地から成っている。補陀寺については賃借料を払っていましたが、今後は無償で提供いただき、地域で使用させていただく御意向を受けている。
また、土地の配置形状から、補陀寺の土地が道路沿いであり、市有の土地が奥になる関係で利用形態が悪いため、無償貸与していただけるものならば、利用方法についてさらに検討するよう要望しております。土地の面積は約3100平方メートルで、管理については地域の方に委ねていきたいと考えておりますが、地域の負担を新たに設けていくという課題があるので、よく協議して決定されるということでございました。
無山地域市民広場について、土地は民間所有の借地であり、今後は地元で管理をお願いをするということでございます。
平成22年度から27年の過疎計画で経過年数が半分過ぎ、事業と金額の進捗も半分くらいになっていますが、今後の事業と実施済み事業の効果について質問があり、小学校の跡地利用等については、地元意見を中心として有利な活用を進めていき、有利な財源を確保して執行していくということでございます。
室生口大野駅前整備事業などの新たな事業には、計画が成案化された時期に有利な財源を確保の上、市民から求められている事業を中心に計画の追加を行っていくということでございます。
過疎事業で課題や執行が困難となっている事業の有無については、企画財政部として事業ごとの詳細な問題点は把握をしていないが、未執行について、その事業ごとにスケジュールや課題を抱えていると承知をしているという状況でございます。
22年からの6年間の計画が全て6年間で完了しない場合があるなど多くの質疑を行い、答弁を受けました。
次に、議案第40号、奈良県広域消防組合の設立に関する協議に関し議決を求めることについては、13日と20日の2日間の審議時間を要し、冒頭に報告した内容の審議結果を報告させていただきました。
本会議質疑を踏まえまして、危機管理課長から参考資料、奈良県広域消防組合の設立に伴う協定書(案)と奈良県広域消防組合に関する宇陀市、曽爾村及び御杖村に係る協定書(案)についての説明を受けた後、質疑を行いました。
主な審議内容は、宇陀広域消防組合から奈良県広域消防へ統合することによる機動力の低下について。
初期経費の試算で宇陀市の負担は、その他今後の運営経費について、現在の宇陀広域消防組合の負担経費と比べてどのようになるのか。
3番目は、広域化しなくても90名体制になっていたのではないか。また、広域化による圏域が撤廃されて効果が出るといっても、東部に当たるため、この地域は大きなメリットがあると思われないが、その点についてはどうか。
曽爾・御杖村との協議の中で、重要な事項を協議する運営協議会の委員は宇陀市長であるのは、努力いただいた結果だと感じて評価はできる。
また、議会議員2名は、1期目、宇陀市と曽爾、2期目は宇陀市と御杖、3期目は曽爾と御杖というプランであったが、必ず宇陀市から1名選出されるようになったことについても努力をいただいたと感じております。
宇陀市の1名は議会議員か市長になると思うが、前者で市長が協議会委員になるのならば、1名定員の枠は市議会議員から1名が妥当ではないか。
次に、経費の負担割合について、基準財政需要額割、単独事業費割、いわゆる自賄い経費、職員数割で計算されています。それぞれの割合指数の考え方と宇陀市の指数について。
広域化の後、宇陀広域管轄のニーズや意向を誰が担っていくのか、その点がわからない。運営協議会の会議体が構成されて、意見を集約できるのは理解しますが、その責任は誰が大きく担っていくのかが不明確であり、どのような取り組みがなされていくのか。
次に、10月スタートであったが、12月に変更になってきているその理由は。
消防団との連携体制や名張市等隣接自治体の消防組織との応援等の連携体制への影響について。
消防議会議員の選出方法が首長と議員から選ぶことになっているが、運営委員を兼ねた場合、組合議員として理事者側協議の結果を議会に反映するだけの議会となるので問題ではないか。
発足後の組合議員の選出の考え方についてなどの意見が多くありました。
特に、組合議員の選出の考え方については議員の意見を広く求めることを提案し、全員協議会において再度説明いただくこととし、13日の採決は保留して継続審査とすることといたしました。
6月20日の委員会において、13日以降で11消防本部37市町村の設立協議書に関して新たな情報をつかんでいないかどうか。
参加しない市町村があった場合に、基準財政需要額の割合はどうなるのか。
管理者、副管理者と代表消防署の運営協議会委員との関係及び協議会の運営の考え方はどうなのか。
議会で否決し、市町村が抜けた場合の手続について。
自賄い方式での消防職員の給料体制について。
以上が主な質疑や意見でございました。
その他数多くの提言がありましたが、採決に当たり、審議経過を踏まえ、宇陀市及び設立消防組合及び合併協議会に対し附帯決議することに賛同をいただきました。
議案第41号、奈良県広域消防組合設立に伴う宇陀広域消防組合の解散に関する協議に関し議決を求めることについて及び議案第42号、宇陀広域消防組合の解散に伴う財産処分に関する協議に関し議決を求めることについては特に追加説明もなく、議案第40号との関連性についてのみ委員からの質疑がございました。
全委員のおおむねの理解とその報告を受けた後、13日の委員会は午後2時37分に榛原小学校に移動し、小学校耐震化工事の現地視察を行い、午後4時10分に延会しました。
また、奈良県広域消防組合議会関係議案は審議を20日に延ばしており、本会議終了後の午後4時50分から審議を行い、午後7時24分に委員会を終了いたしております。
審議終了後、堀田副委員長の終了の挨拶を受け、委員会を終了しております。
以上で、総務文教常任委員会に付託を受けましたそれぞれの議案に対する委員会報告を終わります。
議長(中山一夫君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第1、議案第33号、宇陀市の職員の給与の臨時特例に関する条例の制定については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井太郎君)
議案第33号、宇陀市の職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について反対の立場で討論いたします。
今回のこの条例は、国家公務員の給与削減措置に準じて地方公務員の給与も削減せよと国から要求をされているものでございます。そしてこの要請に応えろということで、一方的に国から地方交付税の削減をするということをしています。しかも、この削減分が復興支援に回るのであればまだ理解もできますけど、そもそも単に国が財源が足りないから地方交付税をカットしただけだということです。
地方の保有財源である地方交付税を国の政策を実行するために使うということは断じて許されることではありませんし、財政の自主権を国が宇陀市に対して侵奪をすることなど、そもそも許されることではございません。
これらを背景として給与削減に応じるかどうかを考えるのは私たちでございます。今この条例案に対してどういう立場で臨むのかを真剣に考えなければなりません。議会の判断をする前に、地方交付税が一方的に削減をされて財源不足が生じることは既に確定しています。これは1億9000万円余りだということを企画財政部長の説明でも聞いております。今回の地方交付税の削減によって影響を受けるのは、財政力指数が1未満の自治体だけです。全自治体が影響を受けるのであれば理解することもできますが、交付税である以上、全ての自治体に対して無理やり強制することはできませんし、そもそも財政力指数1以上の自治体にとっては全く関係のない話です。
宇陀市も一般財源に不足を生じたということは確かにあります。ただ、一般財源が少なくなったということと給与を削減するということは、そもそも同じかどうか考えなければなりません。これから先、宇陀市は一般財源が減り続けます。合併特例がなくなりますから、28年度から毎年2億円、ちょうど今回交付税を削減されるのと同じぐらいの金額が毎年ずっと削減をされ続けます。今回と同じようなもし対策をとるのであれば、これから先、職員の人件費は28年から33年までの5年間ずっと下げ続けなければなりません。
職員の人件費は今現在45億円余りです、約。補正予算を含めると、大体宇陀市の一般会計は200億円ぐらいで推移をしておりますので、宇陀市の1年間の支出のうち人件費の占める割合はおよそ22%です。残りの7割、8割ぐらいが事業を進めるための費用です。人件費をカットするだけで今後の難局を乗り越えることは当然ですけれども不可能です。行財政改革は人件費のカットが目的ではありません。このまち全体の事業の見直しが目的のはずです。減っていく一般財源の中で、これから先、行政運営をしていかなければなりません。事業そのものの見直しを何もせずに従業員の給与だけを真っ先に手をつける会社はあるでしょうか。民間企業にとっても給与カットは最後の手段です。
今回の給与カットがもし官民格差の是正であれば一定理解することもできますが、今回はそうではありません。人事院勧告にも基づいていないことからも明らかですし、現業職で一部高い給与があるということは指摘されていますが、そこに踏み込んでいるわけでもありません。しかも今回はカットをするということを強制されています。地方交付税の削減をするから無理やり聞けということは、2000年から始まった地方分権改革で国と私たちのまち宇陀市は同格である、対等であると言われていますけれども、これで本当に対等と言えるでしょうか。
一般財源の足りないところは、不要不急の事業の見直しや経費削減といった対応策も考えることができますが、そういうことは一切考えることなく人件費のカットだけに走ります。国から一方的に交付税を削減されたという事実を住民に対して説明をして、まず理解を求めることが必要です。宇陀市には何の落ち度もありません。落ち度もないにもかかわらず、一般財源が国の方針によって一方的にカットされました。このような状況で、住民サービスは今までどおり提供されて当たり前だ。足りなくなった分は、これからもどんどん職員の給与を減らしていけばいい。そして幾らでも減らされても、職員は今までどおりちゃんと仕事をして当たり前だ。全ての宇陀市民が本当にそういうことを考えているでしょうか。
公務員の人件費削減と言えば、中身を考えることなく拍手喝采をする。そういう風潮は確かにあると思います。負担は全て他人に押しつけて、サービスは全部自分が受ければいい。そういうことも確かに聞くことはあります。でも、そもそもそのような考えを代表するために私たちは市議会にいるのでしょうか。
国の要請に従わなければ、特別交付税、俗に言う特交を調整をされて懲罰を受けるのではないか、そういうこともうわさをされていますが、それこそあり得ないことです。懲罰的な扱いを恐れて苦渋の選択である自主的な削減をすることができると言われたら、今後も政府は同じことをしてくるかもしれません。国の目標を達成をするために交付税を削減をする。行財政改革は自主的に行うべきものであるにもかかわらず、自分たちでできないんだったら国から一方的に交付税を削減するから行財政改革しろと言われるかもしれません。国の目的を達成をするために交付税は存在しているわけではありません。交付税は私たち宇陀市民が安心して暮らすために納めた国税から払われているものです。これはしっかりと主張をしていかなければいけません。ましてや国による一方的な交付税の削減に対して、しっかりと異議を唱えていかなければいけません。
だからこそ、私、勝井太郎はこの条例については否決をして、改めてこの一般財源不足どうやって対応していくのかを議会で考えていくべきだと思います。考えることなく自分たちで何もせずに、これから先このまちの運営ができるほど、このまちの財政は甘くありません。
繰り返しますけれども、国は国家公務員の給与削減措置に準じて私たちのまちの職員の給与を削減しろと言ってきました。そして当然その削減に応じるものとして、交付税を一方的に削減をしました。このことを背景として、職員給与の削減だけでいいのか、それともそうではないほかの選択肢を考えるべきではないのかを議会はしっかりと考えていかなければなりません。
交付税を削減をされる。それをもとに人件費をカットするかどうかは私たちが考えるべきことです。住民の代表機関である議会は、しっかりとこの問題を議論をして立ち向かっていかなければなりません。この地方、この地域、宇陀市は行政が全てを担っているわけではありません。私たちは太古より続く歴史を持ち、この地域で支え合い、何世代にもわたってこの地域で暮らしてきました。地域に愛着を持ち暮らしてきました。時にはお上から不当な要求をされたこともあるでしょう。でも今は、はねつけるべきときです。
私たちは政府の言うことをただただ追認をするためにここに座っているわけではありません。住民に説明をした上で、この難局を乗り越えていかなければいけません。そもそもですけれども、行政だけで考えて行政だけで全ての改善をしようということ自体が思い上がりであるということを改めて認識をしなければなりません。住民を信じた上で、改めてこのまちの財政のあり方を、それからこのまちの行政の運営を考えるべきときです。考えることなく、手をつけられるものから手をつけていく、それがこのまちの未来にとって正しいのかどうか、改めて考える必要があります。住民をしっかりと信じて、あるがままに説明をして難局を乗り越える、そのことをやっていかなければなりません。
28年からやってくる交付税削減をどうやって乗り越えていくのかが今、試されています。国から不当な要求をされたときに毅然としてこのまちのありようを語れる、そんな政治が求められています。このまちの自治をしっかりと確立をして、このまちの住民を信じて、これから先行政の運営をしていくためにも、再度立ちどまって考えていただきたいと思います。
以上で私の討論を終わります。
議長(中山一夫君)
賛成討論はございますか。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
ただいま委員長報告にございましたとおり、議員おっしゃるとおり交付税の措置によって減額されておるという実態の中で、職員の皆様方の給与を下げていかなければならないということでございます。
このことにつきましては、宇陀市とそれから職員組合の間で8回という大変回を重ねて議論をされておりまして、そして給与の当事者であります労働組合のほうも今回の提案に対して理解をされておるというのが委員会の中では私としては非常に重要なことであると。人事課長のお話の中では、円満に両者は解決をされたと報告をされております。
そしてまた、ラスパイレス指数は平成24年度においては95.8ですか、24年度削減前は95.8ということで、宇陀市の給与は決して高いレベルではございませんでしたが、今回の国の法律によりまして改定をされましたことによりまして、宇陀市のラスパイレス指数はこのままで行きますと、24年度に置きかえますと103.8%というようになってまいります。すなわち宇陀市の給与が国の国家公務員の給与を上回るというラスパイレス指数が予測されるわけでございます。そういったときに、果たして宇陀市民の皆さん方がそのことをうまく理解がされるのかどうか、このことも委員会としては私なりに大変重要な指数であると理解をしております。
したがいまして、細かなラスパイレス指数につきましては4月中旬以降にしかわからないという方向で数値の確認もしておりませんが、現在のままで24年度の給与ベースに置きかえますと103.8%というラスパイレスは、やはり市民の皆様方には御納得はしていただけないのではないかという判断のもとで、このラスパイレス指数の点を一つの私としては視点のものとして理解をし、そして今回の提案されました職員の給与削減については苦渋の選択であったとは思いますけれども理解を示し、そして26年度からまたその分については復活をするという予想になっておりますから、ことし1年、そういった復興の名目も含めまして、国の財源の中で交付税に頼っている市町村としては、そういった部分での協力をもしていかなければならないのではないかなという思いもしているところでございまして、今回提案されております職員の給与の臨時特例に関する条例の制定については賛成の立場で賛成討論とさせていただきます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
反対討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
これをもちまして討論を終結いたします。
直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第33号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第2、議案第39号、平成25年度過疎地域自立促進計画の変更については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第39号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第40号、奈良県広域消防組合の設立に関する協議に関し議決を求めることについては、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第40号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第41号、奈良県広域消防組合設立に伴う宇陀広域消防組合の解散に関する協議に関し議決を求めることについては、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第41号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第42号、宇陀広域消防組合の解散に伴う財産処分に関する協議に関し議決を求めることについては、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第42号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第6、議案第34号、宇陀市子ども・子育て会議条例の制定についてを議題といたします。
ただいま議題としました議案につきましては福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告を受けます。
11番、多田與四朗福祉厚生常任委員長。
11番(多田與四朗君)
ただいま議長の許可をいただきましたので、福祉厚生常任委員会の御報告をさせていただきます。
当委員会は6月10日の今期定例会2日目で付託されました議案第34号、宇陀市子ども・子育て会議条例の制定についての1議案を審査するため、去る6月12日午前10時より市庁舎第1委員会室におきまして、全委員と議長及び市長、副市長並びに関係職員の出席により委員会を開催をさせていただきました。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告をさせていただきます。
平成25年6月24日。宇陀市議会議長、中山一夫様。福祉厚生常任委員会委員長、多田與四朗。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年6月10日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
事件番号、件名、審査の結果の順に申し上げます。
議案第34号、宇陀市子ども・子育て会議条例の制定について、原案可決。
審査の経過につきましては、私と市長の挨拶の後、付託されました議案の質疑に入りました。委員各位から多くの意見がありましたが、主な質問や意見の内容については、次のとおりでございます。
病幼児保育において、障がいを持つ子どもの受け入れについて。
また、身体障がい、知的障がいのある小・中学生の子どもを持つ保護者の負担を少しでも軽減するために地域で一時預かり等をしていただける場所の確保について。
また、宇陀市の幼稚園、保育所の現状について。
また、子どもの数が減少する中、宇陀市において人口増加に導く方針について。
また、ひとり親の場合に子ども・子育て会議の委員に選任されても出席できない状況にあるが、その場合の対応はどうか。
また、子ども・子育て会議条例制定後の今後の会議のスケジュールについてなどの質問がございました。
委員各位、理事者側の答弁、説明でおおむね御理解をいただけたものと考えております。
その後、採決が行われ、可決すべきものと決定し、午前11時14分に終了いたしました。
以上で、福祉厚生常任委員会委員長報告を終えさせていただきます。
議長(中山一夫君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
日程第6、議案第34号、宇陀市子ども・子育て会議条例の制定については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第34号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
ただいまより午前11時05分まで休憩いたします。
午前10時49分休憩
午前11時05分再開
議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第7、議案第35号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)について及び日程第8、議案第36号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの平成25年度補正予算2議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしております2議案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告を受けます。
3番、堀田米造予算審査特別委員長。
3番(堀田米造君)
議席番号3番、堀田米造です。ただいま議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、6月10日の今期定例会2日目で付託されました議案第35号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)及び議案第36号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)の2議案について審査するため、14日に大会議室において委員9名と議長及び市長、副市長、教育長並びに関係職員の出席により予算審査特別委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。
本委員会は、平成25年6月10日に付託されました議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第35号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)については、附帯決議、款4衛生費、項1保健衛生費、目2予防費、風しん予防接種補助事業について、当初の市の政策的意思を持って制度設計を行い、当該事業の補助金交付要綱を作成し、議会に提出されたいをつけて原案可決いたしました。
議案第36号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。
審査の経過については、14日の午前10時に開会し、付託された議案の質疑に入りました。委員各位から多くの意見がありましたが、主な意見や質問の内容については次のとおりです。
歳入について、一つ、県支出金についてのあり方、一つ、平成24年度会計からの繰越金の現状と見通しについての2点についての質問がありました。
歳出については、議会費では議員報酬についてどのように扱うのかの質問があり、全員協議会に諮るとの議長よりの説明がありました。総務費では、特別会計の議員の給与カット分はどこに積み立てられるのか、一つ、一般コミュニティ助成事業について、一つ、移住・交流による地域活性化支援事業の人材確保と組織づくりについての質疑がありました。
議員から出された意見は次のとおりです。
コミュニティ助成事業は自治会だけが対象になっているが、NPOとの共同事業なども検討してほしいということです。
一つ、まちづくり協議会もコミュニティ助成の対象とするべきであるということです。一つ、あくまでも自治会を核に考えるべきであるということです。一つ、緊急雇用創出事業は、事業が終了すると補助がなくなってしまう。継続的な支援をお願いしたいということなどの意見が出ました。
続いて民生費では、子ども・子育て会議について、一つ、生活保護適正実施推進事業の保守点検委託料についての質疑がありました。
議員から出された意見は次のとおりです。
共働き世帯の声、ひとり親世帯などの声もきちんと聞いてほしいということです。一つ、生活保護の不正受給は許してはならないなどの意見が出ました。
続いて衛生費です。風疹予防接種について、予防接種のための要綱についての質疑がありました。
議員から出された意見は次のとおりです。
4月にさかのぼって対象者に補助をすべきである。一つ、県の補助が追加で出てきたのだから、その分を上乗せして補助すべきである。
対する理事者からの答弁は次のとおりです。
6月接種分から補助対象としたい。他の予防接種への補助との整合性もあり、県が3分の1、市が3分の1、受益者3分の1の負担としたい。当初対象としていなかった妊婦の家族も対象として事業を進めたいとのことです。
続いて商工費です。
美榛苑耐震診断について、一つ、美榛苑経営健全化計画と施設設備の整合性について。
一つ、美榛苑コンサルティング業務についての質疑がありました。
議員から出された意見は次のとおりです。
耐震補強工事も莫大な費用が予想されます。新築も検討してはどうかということです。一つ、経営健全化計画との整合性がとれていないのではないかということです。一つ、美榛苑の経営健全化については議会と協議すべしという附帯決議を議決しております。
対する理事者からの答弁は次のとおりです。
議員間でもさまざまな意見がある。耐震診断を受けて、新築するか改修するかを考えたい。
続いて消防費です。
消防団員福祉共済遺族援護金について、コミュニティ助成金について、消防救急デジタル無線整備事業についての質問がありました。
その他事項として、一つ、図書館の雨漏りについて。職員人件費の削減について。美榛苑のマイクロバスリース料見積もりの根拠についてなどの委員会の中では多くの質問、意見などがございました。だが、理事者側の答弁、説明で各委員おおむね御理解いただいたものと思い、全ての質疑が終了いたしました。その後、採決が行われ、6月14日午後4時31分に閉会いたしました。
以上で予算審査特別委員長報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第7、議案第35号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第35号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第36号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
ないようですので、討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第36号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山一夫君)
次に、日程第9、委員長報告を議題といたします。
委員会開催につきましては、6月11日に産業建設常任委員会、同日11日に市立病院経営特別委員会が開催されておりますので、各委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑は全ての委員長報告終了後に受け付けます。
初めに、産業建設常任委員会の報告を受けます。
産業建設常任委員会、山本繁博委員長。
12番(山本繁博君)
議席番号12番、山本繁博でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、産業建設常任委員会の報告をいたします。
まず最初に、審査の結果につきまして、お手元に配付しております審査報告書により報告をしておきます。
平成25年6月24日。宇陀市議会議長、中山一夫様。産業建設常任委員会委員長、山本繁博。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年第1回定例会で継続審議と決定された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第30号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更について、継続審議。
当委員会は、平成25年第1回定例会で継続審議と決定された議案第30号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更についてを審査するため、去る6月11日午前11時から第1委員会室にて、全委員と議長及び市長、関係職員の出席により開催いたしました。
審査の経過については、市長、担当課長から継続審議となった経緯の説明を受けました。しかし、平成25年第1回定例会で継続審議とした課題が未了であるため、再度継続して審議することと決定いたしました。
その後、美榛苑の現地視察を行い、午後0時10分に閉会いたしました。
以上、簡単ではございますが、平成25年6月11日に開催いたしました産業建設常任委員会の報告を終わらせていただきます。
以上でございます。
議長(中山一夫君)
次に、市立病院経営特別委員会の報告を受けます。
市立病院経営特別委員会、大澤正昭委員長。
8番(大澤正昭君)
議席番号8番、大澤正昭です。ただいま議長の許可をいただきましたので、市立病院経営特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、去る6月11日午後6時から宇陀市議会第1委員会室にて、出席委員10名と市長、副市長、仲川病院長を初め所管の関係職員の出席により開催をいたしました。
今回の委員会は職員の皆様方にお昼の勤務はしっかりと市民の皆様と対面をしていただくという思いの中で、市長を初め理事者の皆様には、お昼のお疲れの後の委員会ということで大変に御苦労さまでした。特に市立病院仲川病院長先生には御配慮を賜り恐縮をしております。ありがとうございました。
それでは本題に入らせていただきます。
私と竹内市長の挨拶の後、協議に入りました。
案件1、宇陀市立病院の現状と課題、案件2、今後の対応について、担当部よりあわせて説明がございました。これに対して委員各位からの次のような質問がありました。主な質問は以下のとおりです。
一つ、市立病院への基準財政需要額に対する本体からの持ち出しの適正な金額はいかほどか。
一つ、医師の数が減ってきていることが最大の課題であるが、その理由は何か。
一つ、現在パート医師に頼っているところですが、パート医師の待遇改善として、宇陀市内で住居を提供できる施策等は考えられないのか。
一つ、救急患者の受け入れ体制について。
一つ、近隣の個人病院の医師との連携について。
一つ、救急搬送における広域消防との連携について。
二つの案件についての質問に対して理事者より説明があり、委員各位おおむね理解をしていただき、午後7時55分に会議を終了いたしました。
以上で、平成25年6月11日に開催をいたしました市立病院経営特別委員会の報告を終わらせていただきます。ありがとうございます。
議長(中山一夫君)
各委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
初めに、産業建設常任委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
継続審議でこれは結構ですけれども、産業建設常任委員会の協議会の資料を見ますと、あちらこちらにひび割れとかいっぱいしてるけれども、これはこのまま診断済むまで置いておきますのか。
議長(中山一夫君)
山本繁博委員長。
12番(山本繁博君)
山本新悟議員の質問にお答えをさせていただきます。
この建設云々の話なんですけれども、耐震構造、これは耐震構造の調査費を条件つきとして継続審議をしたものでございます。だから調査をしていただき、そして幾らぐらいの耐震構造の費用がかかるかということで、それが決定したならば、それでまた審議をしていただきます。それでどういうように、そのまま続行していくか否かということをまた審議をしていただきます。そういうことでございます。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
それはいつごろまでで耐震診断してくれるのか、そしてまた、これ客商売やのに、このままいつまでも置いておくわけにはいかんやろう。診断済んだら早いことしてもらわなあかんのやけれども、それまでこれ、お客さんが来るまでいつまで置いてていいのか悪いのかわからんから早いことしてもらわな、どうしてもこのままの状態では置いておかれへんの違いますのか。今これを見ますと、これはいつごろまでに耐震診断済みますの。
議長(中山一夫君)
山本繁博委員長。
12番(山本繁博君)
まず、調査費を立てていただいて、それから耐震の審査をしていただきます。そして予算がいかほど要るかということをいろいろと決めていただいて、それからまた審議をしていただきます。そして決定をしていただくわけでございます。
しかし、その審査そして耐震構造というのはいつごろぐらいかかるかということになれば、当方も一日でも早くしていただかなならんというようなことを言っているわけでございますけれども、まだいまだ未定でございます。だから未了というそういう文言をつけさせていただきました。そういうことです。
議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本新悟君)
なるべく早くせな、お客さん商売やから、なるべく早くつけてください。
議長(中山一夫君)
答弁よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
産業建設常任委員長から報告のあったとおり、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更については、委員長報告のとおり引き続き継続審議とすることに異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更については、委員長報告のとおり引き続き継続審議とすることに決定いたしました。
次に、市立病院経営特別委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
以上で委員長報告を終結いたします。
議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第10、閉会中の継続審査について(議会運営委員会)。日程第11、閉会中の継続審査について(総務文教常任委員会)。日程第12、閉会中の継続審査について(福祉厚生常任委員会)。日程第13、閉会中の継続審査について(産業建設常任委員会)。日程第14、閉会中の継続審査について(市立病院経営特別委員会)。日程第15、閉会中の継続審査について(行財政改革特別委員会)。日程第16、閉会中の継続審査について(予算審査特別委員会)。日程第17、閉会中の継続審査について(議会改革特別委員会)。以上8件を一括上程いたします。
議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を審査事件として、また、各委員長からはそれぞれ所管する審査事項について、それぞれ閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております8件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、以上8件について、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
以上をもちまして、本定例会に付された事件は全て終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会の会期は6月25日まででございますが、会議規則第7条の規定により、本日で閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、これをもちまして、平成25年第2回宇陀市議会定例会を閉会いたします。
それでは閉会に当たり、竹内市長に御挨拶をお願いいたします。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本定例会は今月3日の開会以来、本日に至るまで22日間にわたり開催されてまいりました。その間、議員各位におかれましては、提案申し上げました議案に対しそれぞれ適切な御決定をいただき、まことにありがとうございます。今議会におきまして、議員各位からいただきました御意見、御指摘等につきましては、その対応に十分に留意して今後の政策運営に当たってまいりたいと考えております。
さて、本年度から取り組んでいます宇陀市総合計画後期基本計画も実現に向け本格的に動き出しております。宇陀市の地域経済の活性化を図るため、人・物・お金が市内で循環する仕組み、そして宇陀市の社会環境、自然環境に合った新たな宇陀市モデルを皆さんとともにつくっていくことを基本コンセプトとして、これからのまちづくりを目指していきたいと考えております。
また、市民一人一人が運動や食生活、心の健康づくりに積極的に取り組み、疾病予防や健康づくりを行うウエルネスシティ構想の定着に向け取り組んでまいりたいと考えております。
最後に改めてではございますが、私は宇陀市長として市民の皆様からの熱い御期待と御支援にしっかりと応えられるよう、市民生活の一層の向上、高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市を目指し、施政方針に掲げた施策の着実な実現など市政運営に全力で取り組んでいきたいと考えております。
議員の皆様におかれましては、より一層の御理解と御協力を賜りますよう、また暑い日が続く中、くれぐれも健康には御留意をいただき、今後とも市政発展のために御活躍いただきますようお願い申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山一夫君)
ありがとうございました。
閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は6月3日に招集され、本日までの22日間にわたり、過密な日程の中にもかかわらず、提案されました条例の制定を初め、平成25年度補正予算案等数多くの重要案件について議員各位には終始極めて熱心に御審議賜り、適切、妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め理事者の皆様には、審議の間、常に真摯な態度で御協力をいただきましたことに対し、深く敬意を表しますとともに、本会議並びに委員会において議員各位から出されました意見、要望等については、今後十分御配慮の上、執行に当たられますようお願い申し上げます。
終わりに、議員並びに理事者各位には、くれぐれも健康に留意されまして、今後ますます御活躍されますことを御祈念申し上げまして、閉会の挨拶といたします。
ありがとうございました。
午前11時33分閉会