本文
平成25年3月26日午前10時開議
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
14番 |
山本新悟 |
15番 |
高橋重明 |
16番 | 小林一三 |
12番山本繁博
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
副市長 |
前野孝久 |
教育長 |
喜多俊幸 |
総務部長 |
井上裕博 |
危機管理監 |
山本 洋 |
企画財政部長 |
楠田順康 |
市民環境部長 |
大西 茂 |
健康福祉部長 |
覚地秀和 |
農林商工部長 |
仲尾博和 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
出口裕弘 |
水道局長 |
栗野 肇 |
市立病院事務局長 |
竹内 均 |
会計管理者心得 |
中西靖記 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
大宇陀地域事務所長 |
南 勉 |
菟田野地域事務所長 | 徳田準一 | 室生地域事務所長 | 松岡保彦 |
午前10時00
議長(小林一三君)
皆さんおはようございます。
議員並びに理事者の皆様には、御多忙のところ御参集いただきまして、ありがとうございます。
午前10時00分開会
議長(小林一三君)
ただいまの出席議員は14名であります。
12番議席、山本繁博議員の欠席届を受理をいたしております。
定足数に達しております。ただいまから平成25年第1回宇陀市議会定例会を再開いたします。
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(小林一三君)
初めに、日程第1、委員長報告を議題といたします。
3月22日に議会運営委員会が開催されておりますので、委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑は委員長報告終了後に受け付けます。
それでは、議会運営委員会の報告を受けます。
議会運営委員会、山本新悟委員長。
14番(山本新悟君)
議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
平成25年第1回定例会の議会運営委員会は、正副議長及び5名の委員の出席のもと、竹内市長、前野副市長、喜多教育長、井上総務部長、楠田企画財政部長の出席を求め、平成25年3月22日午後4時から市議会第1委員会室で開催いたしました。
委員会報告につきましては、報告書を配付していただいておりますので、本定例会運営に関する協議の結果につきまして報告させていただきます。
本定例会における市長提出議案については、人事の部として、同意第3号、宇陀市副市長の選任同意についてが本日提案されます。この審議方法につきましては、本日、会議5日目に提案、質疑、採決を行います。
以上のとおり協議し、午後4時12分に閉会いたしました。
以上で3月22日の議会運営委員会の報告といたします。
議長(小林一三君)
委員長の報告は以上であります。
議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。
以上で委員長報告を終結いたします。
暫時休憩をいたします。
午前10時04分休憩
午前10時30分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議長(小林一三君)
日程第2、諸報告を行います。
去る3月6日に桜井宇陀広域連合議会及び宇陀広域消防組合議会が開催されましたので、議会出席議員の代表から報告をお受けいたします。
初めに、桜井宇陀広域連合議会の報告をお受けいたします。
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
おはようございます。4番、井谷でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、平成25年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会の報告をさせていただきます。
宇陀市議会から桜井宇陀広域連合議会へは5人の選出議員がおり、今回の報告につきましては、私のほうからさせていただくものでございます。
去る平成25年3月6日水曜日午前10時から宇陀市議会議場において、平成25年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会が開会されました。
宇陀市議会から山本繁博議員、多田議員、山本良治議員、山本新悟議員と私、井谷の5名が出席いたしました。他市、3名の欠席がありましたが、定足数に達しているため、会議は成立しました。
東山議長の開会宣言、竹内広域連合長から招集挨拶の後、会議に入り、議事日程により会議録署名議員2名の指名、会期は3月6日の1日間と決定し、広域連合長の提出議案の説明がございました。
提案された案件は、平成25年度桜井宇陀広域連合各会計予算3件と条例の一部改正、また、広域計画の一部変更、公平委員の選任同意の人事案件の合計6件で、慎重に審議した結果、各議案とも原案どおりこれを可決、同意いたしました。また、連合議会において、桜井宇陀広域連合選挙管理委員及び補充員の選挙が行われ、それぞれ4名が当選されました。
まず、今期定例会に提出された議案の概要として、議案第1号、平成25年度一般会計予算については、歳入歳出予算総額1302万2000円で、対前年度と比較して154万4000円の減額となっています。
一般会計では、広域連合の基本的な運営に必要な経費について計上されていますが、歳出の主なものは、総務費では1071万1000円となり、所掌事務を処理するための人件費並びに事務所の管理費等の経常的な経費が計上されています。
民生費では、135万1000円で、55万3000円の減額となっており、障害者総合支援事業費において、前年度は区分認定の更新の人数増を見込まれていましたが、本年度は平年ベースとなることから、減額の予算計上であります。
次に、議案第2号、平成25年度ふるさと市町村圏基金特別会計予算については、歳入歳出予算総額は1400万円で、対前年度と比較して400万円の増加となっています。なお、県補助金や宝くじ助成金等の財源確保を図られ、これらの特定財源を除いた実質的な一般財源ベースでは、前年度と同じ1000万円となっています。
歳出の主なものは、広域観光の施策として、この3月末に完成する広域観光アプリを活用して、圏域内を周遊散策していただくための観光探訪の実施を初め、今回整備されたアプリは、地図上に古図や鳥瞰図を重ね合わせ、昔にタイムスリップしたような時空を超えたいざない、疑似体験、体感ができるような仕掛けがされており、さらなる魅力の提供と情報発信に努めるため、昨年に引き続き桜井宇陀広域観光アプリのコンテンツの整備を行って充実が図られます。
また、昨年9月、宇陀市で開催された宝くじ助成事業「みどりの風音楽祭」では、多くの方々が交流を深められ大きな感動があり、盛大な音楽祭となったことから、前年度に引き続き自治総合センターの宝くじを活用した事業として、芸能発祥の地、桜井宇陀物語「桜井宇陀芸能祭」が桜井市で開催されます。また、その事業と同時に、ふるさと物産展「ご当地グルメ」も開催され、会場を盛り上げられる予定です。
また、昨年に実施したサッカー教室では、大変好評であったことから、平成25年度ではさらに事業を発展させ、スポーツ振興センターの助成金を活用し、社会人プロによるサッカー教室の事業計画があります。そのほか、皆さんに圏域を知ってもらうために、広域連携による観光戦略としてのPRなど可能な限りの情報発信事業や観光紹介及び物産展のブースの出展、観光キャンペーンなどに努められます。
なお、財源となる基金の運用益について、貸付先の桜井市土地開発公社の解散が予定されていることから、年度途中までの貸付利息での計上など、今後の基金の運用益の財源確保に努めながら、ふるさと振興事業の継続実施が行われます。
次に、議案第3号、平成25年度介護保険特別会計予算については、歳入歳出予算総額として5346万1000円で、対前年度と比較して151万5000円の減額となっています。
その歳出の主なものは、介護認定審査会委員報酬として1113万円、介護認定事務を処理するために必要な人件費として999万5000円、市村からの派遣職員3名分の負担金として2443万9000円、その他介護認定に伴う事務費などの計上であります。
また、前年度から取り組まれていた介護認定審査会支援システムの更新で、新たなシステム導入についてストレスのない最適なシステムの選定が行われ、セキュリティや経費節減など安全稼働が図られています。これに見合う財源としては、構成市村の負担金4900万円、これは昨年同様、負担金は据え置かれています。繰越金441万1000円、諸収入5万円を計上し、歳入歳出の均衡が図られています。
次に、議案第4号、桜井宇陀広域連合障害程度区分認定審査会の委員の定数を定める条例の一部改正、また議案第5号、桜井宇陀広域連合広域計画の一部変更につきましては、国の関係法律の整備に関する法律の公布より、平成25年4月1日から障害者自立支援法の名称が障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に改められることに伴い、所要の改正が行われるものであります。
次に、人事案件として、桜井宇陀広域連合公平委員の選任についてでありますが、委員の任期満了に伴うもので、桜井市から大倉孝之氏及び宇陀市から峯山久恵氏の2名が選任され、これを同意しました。任期は平成25年4月1日から平成29年3月31日までの4年間です。
次に、桜井宇陀広域連合選挙管理委員・補充員の選挙につきましても、構成市村から各1名ずつとなり、選挙管理委員には、桜井市から南元一氏、宇陀市から森井一成氏、曽爾村から瀧岡勇氏、御杖村から芳岡利洋氏が、補充員には、桜井市から西本巳喜男氏、宇陀市から松平三千代氏、曽爾村から寺前道子氏、御杖村から邨山貫平氏がそれぞれ当選され、議長から当選通知が送付されます。任期は、ともに平成25年4月1日から平成29年3月31日までの4年です。
以上、当日提出された全ての議案の審議を終え、午前10時30分に散会いたしました。
なお、定例会に先立ち、午前9時15分から全員協議会が開催され、提出予定議案である平成25年度の当初予算概要、条例の一部改正、広域計画の一部変更、人事案件についての説明があり、一部の事項について質問が出ましたが、事務局などからの答弁で了解しました。また、全員協議会終了後、議員控室において、事務局から平成24年度事業である桜井宇陀の観光アプリについてのデモンストレーションが行われ、3月末までに完成し、近く観光アプリオープニングセレモニーが計画されています。
また、去る2月12日火曜日午後2時30分から桜井市中央公民館で広域連合議会議員の研修会が行われ、当日の講師として奈良県地域振興部、高野市町村振興課長をお招きして、新たな広域連携のあり方というテーマで研修会が行われました。宇陀市から連合議員5名全員出席いたしました。
以上、大変簡単ではございますが、平成25年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会などの報告とさせていただきます。
以上でございます。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
次に、宇陀広域消防組合議会の報告をお受けいたします。
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤正昭君)
おはようございます。議席番号8番、大澤正昭でございます。発言の許可を得ましたので、3月6日に開催をさせていただきました宇陀広域消防組合議会定例会の報告をさせていただきます。
平成25年3月6日水曜日午後2時より宇陀広域消防組合消防本部研修室において、平成25年度第1回定例会が開催をされました。
定員数12名のうち1名が欠席でしたが、定足数に達していることから、会議は成立をいたしました。
傍聴者2名入場の承認を得た後、議長による議席の指定に引き続き会議録署名議員の指名が行われ、6番、山本議員、宇陀市、9番、田合議員、曽爾村が議長から指名されました。会期は当日議会終了までに決定され、議案審議に移行いたしました。
日程4、認定第1号、平成24年度宇陀広域消防組合一般会計補正予算(第3号)については、歳入歳出ともに2910万円の増額補正で、その内容は、消防救急無線デジタル化工事、さらには本件デジタル化に係る負担金についてであります。
事務局の説明の後、議員より、平成27年度までの3期工事のうちの1期分であること等の質疑がありました。それについては、法律に基づき平成28年度までに整備の必要のある事業である、または、県下11消防本部が共同で進めている事業であること、さらには、今回は国の予備費使用による補助事業を前提に、平成24年度補正予算に計上した旨の事務局からの説明の後、全員賛成により可決をされました。
次に、日程第5、議第2号、宇陀広域消防組合一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例については、特殊勤務手当の削減に伴う条例改正であり、特殊勤務手当のうち月額支給となっている手当の削減内容であり、国・県の方針、さらには県下消防本部での歩調に合わせた内容になっている旨の事務局の説明の後、議員より、この削減への対策等の質疑があり、賛成多数により可決となりました。
日程第6、議第3号、平成25年度宇陀広域消防組合一般会計予算については、歳入歳出ともに予算総額11億5279万6000円の予算であり、主な計上事業として、南消防署高規格救急車更新、消防本部庁舎の空調機器改修、事務車両の更新の三つの事業を盛り込んだ予算であること、また経費削減対策として、宇陀市に合わせた給与及び管理職手当の削減、休日勤務手当の代休運用による削減対策の継続、条例改正に伴う特殊勤務手当の削減等による人件費の削減対策を盛り込んである旨の説明がありました。その後、採決が行われ、全員賛成により可決されました。
以上、議案審議終了の後、事務局より、年末以降の建物火災2件の概要について、平成24年12月23日発生の御杖村桃俣の建物火災及び平成25年2月9日発生の宇陀市の建物火災について、また、消防広域化とあわせた宇陀広域消防組合組織改革について、宇陀広域消防組合が今後90名に移行するまでの組織体制についての概要について、二つの報告を受け、午後4時55分に閉会をいたしました。
以上で、簡単ですが、宇陀広域消防組合議会の報告を終わらせていただきます。ありがとうございます。
議長(小林一三君)
以上で諸報告を終わります。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第3、議案第1号、宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についてから日程第8、議案第9号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてまでの6議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました6議案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告を受けます。
11番、多田與四朗総務文教常任委員長。
11番(多田與四朗君)
おはようございます。ただいま議長の発言許可をいただきましたので、総務文教常任委員会の報告をさせていただきます。
去る3月8日午前10時より第1委員会室におきまして、委員5名全員の出席と市長、副市長、教育長、総務部長、危機管理監、企画財政部長、教育委員会事務局長、関係職員の出席によりまして、3月7日、3月定例会2日目に付託されました議案を審議するため、総務文教常任委員会を開催をいたしました。その結果を委員会審査報告におきまして報告をさせていただきます。
平成25年3月26日。宇陀市議会議長、小林一三様。総務文教常任委員会委員長、多田與四朗。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年3月7日に付託されました議案を審査した結果、下記のとおり決定いたしましたので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第1号、宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について、原案可決。議案第2号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第3号、宇陀市就学指導委員会条例の制定について、原案可決。議案第4号、宇陀市公民館条例の一部改正について、原案可決。議案第8号、宇陀市消防団条例の一部改正について、原案可決。議案第9号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正につきまして、原案可決。以上でございます。
審査内容につきましては、次のとおりでございます。
議案第1号、宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定については、対策本部と市立病院とのかかわりについて、またその対策本部の活動計画について今後どのように策定していくのか、また対策本部の指揮命令系統がどのようになるのかなどの意見がございました。
議案第2号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、その市長の附属機関としての設立をする機関に対して、その明確な切り分けと、その運営についての意見が出されました。
議案第3号、宇陀市就学指導委員会条例の制定については、宇陀市のその現状とその実績数や実態についての質問や、保護者と行政間またはその該当する児童・生徒との調和のとれた就学支援を要望する意見等がございました。
議案第4号、宇陀市公民館条例の一部改正については、その条例改正には問題はないものの、市の公民館活動の内容と、その改革または公民館としてのハード・ソフトを切り分けた統合や整備の改革を迅速に推進していただきたい旨の意見がございました。
議案第8号、宇陀市消防団条例の一部改正につきましては、消防団員が減少傾向または若年層の減少が今問題になっています。消防団の出勤状態の課題、機能別の団構成、いわゆる日中の活動の強化等に関することなど意見が出されました。
議案第9号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、特に意見はありませんでしたが、理事者の説明により委員の理解を得ることができました。
今回の各付託議案は全員一致で可決しております。
全委員のおおむねの理解とその報告を受け、当委員会は午前11時31分に終了いたしました。
以上で、総務文教常任委員会の委員会審査報告を終了とさせていただきます。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして、質疑は終結をいたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第3、議案第1号、宇陀市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
なしと認め、これをもちまして、討論を終結いたします。
それでは直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第1号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決いたしました。
次に、日程第4、議案第2号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第2号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第3号、宇陀市就学指導委員会条例の制定については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
これをもちまして、討論を終結いたします。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第3号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第4号、宇陀市公民館条例の一部改正については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
これをもちまして、討論を終結いたします。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第4号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第7、議案第8号、宇陀市消防団条例の一部改正について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第8号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第9号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第9号は、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第9、議案第5号、宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について及び日程第10、議案第7号、宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定についての2議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました2議案につきましては、福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告を受けます。
4番、井谷憲司福祉厚生常任委員長。
4番(井谷憲司君)
議席番号4番、井谷憲司でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、福祉厚生常任委員会の御報告をさせていただきます。
当委員会は、3月7日の今期定例会2日目で付託されました議案第5号、宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について、議案第7号、宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定についての2議案を審査するため、去る3月12日午前10時より、市庁舎第1委員会室において全委員と議長及び市長、副市長並びに関係職員の出席により委員会を開催しましたので、その報告をさせていただきます。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。
平成25年3月26日。宇陀市議会議長、小林一三様。福祉厚生常任委員会委員長、井谷憲司。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年3月7日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
事件番号、件名、審査の結果の順に申し上げます。
議案第5号、宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について、原案可決。議案第7号、宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定について、原案可決でございます。
審査の経過については、私と市長の挨拶の後、付託された各議案の質疑に入りました。委員各位から多くの質問、意見がございましたが、主な質問や意見の内容については次のとおりでございます。
まず、議案第5号、宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定についてでございますが、これは、宇陀市の実施した予防接種等で健康被害が出た場合において、予防接種法に基づく救済措置を行うための宇陀市予防接種健康被害調査委員会を設置するための条例を制定するものでございます。
質問としましては、予防接種被害の救済制度について、どのような手続でどのように救済が行われるのか。また、過去に事例はあったのかとの質問に、過去に2回の事例があったとの報告がございました。
その過去の事例の詳細について。
また、新年度より子宮頸がん、小児用肺炎球菌、ヒブの3種のワクチンの接種が任意接種から定期予防接種になる予定と聞いているが、宇陀市での状況についての詳細は。
その予防接種について他の自治体で誤った広報があったようだが、市民への広報についても十分にお願いしたい。
最近では医療裁判も多く、医師会でも調査委員会の委員を受けたくない医師もいると聞くが、現状はどうか等の質問がございました。
次に、議案第7号、宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定についてでございますが、この議案は、昨年12月の定例議会において承認のあったさんとぴあ榛原が、4月からの地方公営企業法に基づく全部適用の実施に当たり管理者の設置をするため、その給与等について地方自治法第204条の規定に基づき、条例の制定が必要になったものでございます。
質問としましては、第5条の期末手当について、3%の割り増しの根拠について。
他の規則や規定の改廃はどうなっているのか。
今回の全部適用では、人件費を抑えるため、退職に伴う補充については臨時採用で賄うようになっているが、民間では退職に伴う非正規の雇用もあるが、今後の採用方針についてはどうか。
増収についての計画はどうなっているのか。
平成24年度の収支見込みはどうか。
収支が赤になった場合、どのように補塡していくのか。
今後安心して在宅ケアができる環境づくりを進めることで、さんとぴあ榛原の役割を十分発揮し、健全な経営にもつながっていくと考えるが、その点についての市長の見解はどうか。
利用者の声にもしっかり耳を傾けて、満足していただける対応をしていっていただきたい等の質問がございました。
委員会の中では、これら多くの質問、意見等ございましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解をいただけたものと考えております。
その後、議案ごとに採決が行われ、2議案とも可決すべきものと決定し、午前11時19分に散会いたしました。
以上で、福祉厚生常任委員会委員長報告を終わらせていただきます。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第9、議案第5号、宇陀市予防接種健康被害調査委員会条例の制定については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第5号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第10、議案第7号、宇陀市介護老人保健施設事業の管理者の給与等に関する条例の制定について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第7号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第11、議案第6号、宇陀市道路占用料に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
ただいま議題といたしました議案につきましては、産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、産業建設常任委員長の審査報告を受けます。
6番、山本良治産業建設常任副委員長。
6番(山本良治君)
議席番号6番、山本良治でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、産業建設常任委員会の報告をいたします。なお、本日、山本繁博委員長が病気療養のために欠席でございますので、副委員長である私のほうから報告をさせていただきます。
審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告をしておきます。
平成25年3月26日。宇陀市議会議長、小林一三様。産業建設常任委員会副委員長、山本良治。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年3月7日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告をいたします。
議案第6号、宇陀市道路占用料に関する条例の一部改正について、原案可決であります。
当委員会は、3月7日の今期定例会第2日目で付託された議案を審議するために、去る3月11日午前10時から第1委員会室にて、山本繁博委員長ほか全委員と議長及び市長と関係職員の出席により開催いたしました。
審査の経過につきましては、委員長と市長挨拶の後、資料に基づき、各担当部長、課長から説明の後、付託された議案の質疑に入りました。主な意見や質問、要望の内容については次のとおりであります。
議案第6号、宇陀市道路占用料に関する条例の一部改正については、市道以外の農道についてもこの条例が適用されるのか。道路占用料を決めるところの面積表示とあるが、その基準とはどのようなものかといった質問が出ました。これにつきましては、先ほども申しましたように、全員が執行部の説明によっておおむね了解をしたところでございます。
以上で、当委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、産業建設常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
産業建設常任委員会の報告をいただきまして、今、議案第6号についての審議の内容について御報告いただいたんですけれども、今回議案第30号もこの産業建設委員会に付託されておりまして、結果といいますか、その取り扱いについては伺っておるんですけれども、どのような審議を経てそのような取り扱いにされたのか、お伺いできればありがたいと思います。
議長(小林一三君)
6番、山本良治副委員長。
6番(山本良治君)
今、議長のほうから御指名をいただいたのは、まず6号についての委員長報告ということでございまして、30号につきましては、後ほどまた議長のほうから指名をいただければ報告をしていきたいなと、こんなように思っております。
議長(小林一三君)
審議経過でございますので、30号について答弁をいただければ、経過について。
6番、山本良治副委員長。
6番(山本良治君)
それでは失礼しました。議案第30号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更について、継続審議でございます。
これにつきましては、3月10日、先ほども申しました日時で審議をしました。その結果につきましては、経営健全化計画の変更についてでありまして、現在美榛苑の経営改善が行われている中で、ボイラー、浴槽等設備面においても耐用年数が来ていると思われるが、今後どのように考えておるのか。
指定管理された当時の考え方である使用料3000万円、もうけ分4000万円の合計7000万円の収益的収入が実際にあり、かつ今回示されている負債の償還ができて初めて、美榛苑の再建計画というのは成り立つのではないか。
一つ、当初計画しておった収入が見込めないということで、負債償還分と合わせて、それに相当する額を一般会計から繰り出すという計画であるが、結局市民の税金を投入しないといけないということに対して、このことを市民にどのように説明をしていくのか。
一つ、老朽化しているこの施設を宇陀市の保養施設、観光施設として今後も存続していくことになれば、耐震診断も含めて大規模改修が必要となり、莫大な費用がかかってくることになるが、市として再建計画を立てられる際に、そのあたりの費用対効果の議論はされているのか。
一つ、年間12万人の利用客がある施設であるが、きょうあすにでも事故災害が起これば大変な事態になるのは必然で、それを考えれば、老朽化部分を除いて規模を縮小するか、経営そのものを廃止してしまうか、二つに一つである。
一つ、今の再建計画は負債の償還計画の見直しであって、美榛苑経営における増収に結びつくものではないので、計画の作成し直しが必要ではないか。
一つ、耐震診断の問題も含めて詳細な年次シミュレーションを立てて、また指定管理者代表の説明も受けながら、もっと議論する時間が必要である等々、多くの意見、質問、要望が出ました。
以上2議案のうち、先ほど申しました議案第6号については、先ほども申しましたように、理事者側の説明を受けておおむね議決をし、そして可否については可決すべきものと決定したところでございます。
なお、議案第30号につきましては、理事者側の説明及び審査資料が不十分である、かつ耐震診断や、それを全ての大規模改修等今後の美榛苑経営、さらには宇陀市の財政運営に大きく影響を与える問題も残っていることから、継続して議論していくことになりました。
3月13日に理事者側から議案第30号関係の再審議資料の提出を受け、当委員会正副委員長、議長、担当部課長により協議した結果、3月15日午後から再度委員会を開催することになりました。その3月15日開催した結果を申し上げます。
15日の午後3時25分から第1委員会室にて、議案第30号を再審査するため、山本繁博委員長ほか全委員と議長及び市長と関係職員の出席により再度委員会を開催いたしました。
再審査の経過については、委員長と市長挨拶の後、追加資料に基づき、担当部長、課長から説明の後、議案の質疑に入りました。
ここでもまた施設、備品の老朽化、耐震診断、調査料、大規模改修工事費用等の問題が論議となり、最後に市長から美榛苑の現状、展望さらには宇陀市の指定管理者制度のあり方等今後のお考えを聞き、委員5人が協議、検討した結果、この議案第30号については、建物の耐震調査も条件につけて継続審議すべきものと決定いたしました。
その後、私の挨拶により、午後3時55分に閉会いたしました。
以上、簡単ではございますが、平成25年3月11日及び15日に開催いたしました産業建設常任委員会の報告を終わらせていただきます。先ほどは順序を間違えまして、失礼しました。以上です。
議長(小林一三君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして質疑を終結し、討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第6号は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
続きまして、日程に従いまして、日程第12、議案第10号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)についてから日程第18、議案第16号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの平成24年度補正予算関係7議案及び日程第19、議案第17号、平成25年度宇陀市一般会計予算についてから日程第31、議案第29号、平成25年度宇陀市水道事業特別会計予算についてまでの平成25年度当初予算関係13議案並びに日程第32、議案第32号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第6号)についてまでの21議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました21議案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告を受けます。
3番、堀田米造予算審査特別委員長。
3番(堀田米造君)
失礼いたします。議席番号3番、堀田米造です。ただいま議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、3月7日の今期定例会2日目に付託されました議案第10号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)から議案第29号、平成25年度宇陀市水道事業特別会計予算までの20議案について審査するため、去る3月13日、14日及び25日に、また3月21日の今期定例会3日目で付託されました議案第32号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第6号)について審査するため、25日に全員協議会室において、委員7名と議長及び市長、副市長、教育長並びに関係職員の出席により予算審査特別委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告させていただきます。
予算審査特別委員会審査報告書。
本委員会は、平成25年3月7日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第10号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について、原案可決。議案第11号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第12号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第13号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について、原案可決。議案第14号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第15号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第16号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。議案第17号、平成25年度宇陀市一般会計予算について、修正可決です。
議案第17号、平成25年度宇陀市一般会計予算についての修正案です。
議案第17号、平成25年度宇陀市一般会計予算についての一部を次のように修正する。
第1条中、「歳入歳出それぞれ172億6000万円」を「歳入歳出それぞれ171億9140万円」に改める。
第1表、歳入歳出予算の一部を次のように改める。
第1表、歳入歳出予算。款18、繰入金、金額が2億2566万7000円。項の1、基金繰入金、金額が2億2566万7000円。歳出、款6、商工費、2億9529万4000円。項1、商工費、2億9529万4000円。
次に、議案第18号、平成25年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、原案可決。議案第19号、平成25年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、原案可決。議案第20号、平成25年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、原案可決。議案第21号、平成25年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、原案可決。議案第22号、平成25年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、原案可決。議案第23号、平成25年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について、原案可決。議案第24号、平成25年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、原案可決。議案第25号、平成25年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、原案可決。議案第26号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、修正可決です。
議案第26号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計予算についての修正案です。
議案第26号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計予算についての一部を次のように修正する。
第2条中、収入、第1款美榛苑事業収益、第2項営業外収益それぞれ「1億3187万円」を「6327万円」に改める。同じく同2条中、支出、第1款美榛苑事業費用「1億3187万円」を「6327万円」に、第1項営業費用「3837万2000円」を「3677万2000円」に、第4項予備費「8578万9000円」を「1878万9000円」に改める。
第6条中、(1)経営健全化にかかる一般会計からの補助金「9994万円」を「3134万円」に改める。
議案第27号、平成25年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、原案可決。議案第28号、平成25年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、原案可決。議案第29号、平成25年度宇陀市水道事業特別会計予算について、原案可決。
審査の経過については、13日の午前10時に開会し、14日、25日と引き続き付託された議案の質疑に入りました。
各委員からは多くの意見がありましたが、主な意見や質問の内容については次のとおりです。
まず歳入では、国の緊急経済対策事業の適正な採択と活用内容について。
地方特例交付金事業の内訳について。
予算の配分方法と事業に対する適切な予算指導並びに有効な使用について。
市民税の算定状況について。
固定資産税の課税状況について。
過去3年の繰越金の状況について。
財政調整基金の取り崩しの内容について。
ふるさと応援基金の残高と積極的な募集について。
歳入につきましては、以上のような質疑がございました。
次に歳出では、地域づくり基金の運用内容について。
生活保護費の医療扶助の現状について。
市外委託保育実施事業の実情について。
森林整備地域活性化活動支援事業及び美しい森林づくりの基盤整備の取り組みとその状況と今後の方針について。
地籍調査の進捗状況及び在り様と地籍数値情報化について。
道路ストック総点検委託の詳細と今後のメンテナンス費用について。
交通安全設備整備の内容について。
介護保険事業の委託介護サービスの増、介護サービスの減の理由など、背景の分析の必要性について。
簡易水道、上水道の料金の統一について。
下水道計画区域と合併処理浄化槽について。
自然エネルギー対策について。
公有財産データベース化完成後のマネジメント費用と指針について。
特産物や地域資源の情報発信の充実について。
まちづくり活動応援補助金について。
小水力発電の利用による地域活性化について。
デマンド型乗合タクシーの現状と改善について。
市民税等のコンビニ収納の方法とクレジット納入の検討について。
水道料金のコンビニ収納の見込みについて。
自主放送のスタジオ移設工事の内容について。
高齢者等サポート隊事業の具体的な活動内容について。
子宮頸がん検診受診補助金、不妊治療費助成金の周知について。
獣肉利用推進事業調査委託料の具体的な内容について。
森林の整備計画など森林再生に向けた方針について。
団体旅行誘致促進事業助成金の内容と観光名所の定義について。
ゆるキャラフェスティバルへの取り組み状況について。
毛皮革振興公社等公社の定義について。
平成子供のもり公園の今後の運営方針と検討について。
墨坂通り線改良工事の全体構想について。
市道萩原12号線道路改良工事の計画目的と商店街の影響について。
住まいづくりアドバイザー委託料の内容について。
公民館活動補助金の内容について。
給食食材放射能検査委託料の詳細について。
図書館行政について。
霊苑の改修内容について。
土地取得事業の売却努力と見込みについて。
国民健康保険財政調整基金繰入金の運用と残高について。
国民健康保険の疾病予防費、講師謝礼等の内訳について。
介護保険事業では、社会福祉協議会補助金事業や委託される事業の内容について。
下水道事業、宇陀川流域建設負担金の内容について。
下水道事業投資の今後の見通しについてなど、以上が質疑の概要です。
次に、平成25年3月21日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第32号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第6号)について、原案可決。
審査の経過については、3月7日に付託された20議案の審議が終了した後、3月21日に付託された1議案の質疑に入り、保留地の固定資産税などの質疑がございました。
以上で全て終了いたしました。
委員会の中では多くの質問、意見等がございましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解いただけたものと思います。その後、採決が行われ、可決すべきものと決定し、3月25日午後8時47分に閉会いたしました。
以上で、予算審査特別委員会委員長報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。事務局の増田でございます。
ただいま堀田委員長から審査報告のありました中で、議案修正案、お手元に配付のほうをさせていただいておると思います。それのめくっていただきましたまず1枚目のところ、議案第17号、25年度一般会計予算についての議長宛ての修正案及び議案第26号の25年度保養センター事業特別会計予算についての修正案、それぞれ議長宛ての修正案の提出日でございますが、3月26日に訂正のほうをお願いしたいと思います。大変申しわけございません。おわびして訂正のほうさせていただきたいと思いますので、26日に修正をよろしくお願いしたいと思います。
失礼しました。以上です。
議長(小林一三君)
それでは、ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。(「議長」と呼ぶ者あり)
7番、峠谷安寛議員。
7番(峠谷安寛君)
遅くなって済みません。委員長に2点だけお伺いします。
平成25年当初予算ですけれども、57ページの総務費のまちづくり支援費ですけれども、まちづくりの応援補助金に関することですけれども、これ今の日曜日にプレゼンしてまして、議会が終わるまでに補助金の基本が決まるように去年からしてきています。このプレゼンを先にするのは、まちづくりイベントをする団体に大変喜ばれ、4月から活発に動いていただけるから本当に斬新なプレゼンだと言ってる人を多く聞きます。12月の総務文教常任委員会での報告に当たって、ことしもやっていましたが、ことしは何組中何組ぐらいを採用したのか、教えてください。
それと総務費の62ページですけれども、次に総務費の選挙費、これは3年前、市長と私たち、選挙を同時に3月28日に行いました。そして来年の3月27日に市長の任期が終了すると思います。予算書を見ていましたら、参議院の選挙費しかありません。これでこの予算に市長の選挙、また議員の選挙の費用が計上されていないということは、市長の任期が過ぎてから4月に同時の選挙になるということか、別に選挙するのか、もしくはまだ決定していないから計上していないか、どうですか。この選挙について議論はありましたか。
以上です。
議長(小林一三君)
3番、堀田米造予算審査特別委員長。
3番(堀田米造君)
プレゼンの件なんですけれども、24年度は10組ありまして、6組の結果でした。応募があって、結果、採用が6組ということです。
それと次の参議院選挙の件なんですけれども、これもそのときに補正を組むということで、これは参議院選挙の件だけでありまして、今度また補正を組むということです。同日選挙にしますけれども。4月に同日選挙で、そのとき組みますということです。
議長(小林一三君)
峠谷議員、よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
それでは、これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第12、議案第10号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして、討論は終結をいたします。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第10号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第11号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、議案第11号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第12号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計補正予算(第2号)について、討論を行います。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第12号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第13号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について、討論を行います。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、議案第13号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第16、議案第14号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、討論を行います。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第14号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第17、議案第15号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、討論を行います。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第15号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第16号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第16号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
休憩いたします。
午後1時から再開をいたします。
午前11時53分休憩
午後1時00分再開
議長(小林一三君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
日程第19、議案第17号、平成25年度宇陀市一般会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
反対討論はございませんか。
勝井議員より賛成討論の発言通告をいただいておりますので、受理をいたしております。討論を許可をいたします。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井太郎君)
1番、勝井太郎でございます。通告に従いまして、討論をさせていただきます。
ただいま上程されております議案第17号の修正案と原案と両方されておりますが、平成25年度宇陀市一般会計当初予算案につきまして、賛成の立場から、さまざまな問題点、改善点を指摘をしつつ、意見、要望を申し述べさせていただきます。
来年度の予算、ファシリティーマネジメントの推進であったりコミュニティビジネス、ソーシャルビジネスといった新しい取り組みで、なおかつ中長期で必要な事業がしっかり施策として予算化され、進んでいることについては、素直に評価をしたいと思っております。改善や改革が進んでいくこと自体は大変結構なことだと思いますので、ぜひ進んでっていただきたいと思います。
道路などを含めた公有財産の台帳が来年度に整備をされることになっております。これによりまして、インフラ維持に向けた必要なコストが長期で出せるようになってまいります。また、公共施設の整理統廃合に向けて、一歩さらに進めていくことが可能になってまいります。これは行財政改革を進めていく上で必ず避けることができないものでございます。台帳整備に引き続いて、今後必要な長期の財源、それから施設やインフラの更新年度の管理、それと今後予想される施設の統廃合に向けた数字のシミュレーションを立てていくというのが来年度で求められていくことでございますので、そのステージにぜひ上がっていただいて、さらに改革改善を進めていただきますように要望をさせていただきます。
一方でですが、行政評価の取り組みについては、進捗のスピードが少しずつですが鈍化をしているのではないかと考えられます。行財政改革というのはコストカットが主目的ではございません。特に人員の削減が一番の主目的のように掲げられておりまして、今一生懸命仕事をしている職員に対して退職をするようにという圧力がかかるということだけは絶対ないように、行財政改革に協力をするという観点から、もし職員が辞表を出しているんだったら、本当にそれは悲しいことですので、そこだけは絶対ないように、しっかりと評価のことをやっていくということは忘れてはなりません。
選択と集中、行財政改革を進める、Pdcaサイクルを回す、これは最近余り市長、おっしゃらなくなりましたが、何度も何度も、議事録を見ますと市長が答弁であったりとか所信の方針演説のときに述べられておるものでございます。これだけは絶対に忘れてはいけないことですので、引き続き進めていただきたいと思います。
特に行政評価を進める上で必要な指標というものはアウトカムに基づいて評価をされなければなりません。課題解決に向けて事業目的を達成できたかどうか、それで評価されないといけません。今、ともすれば、費用対効果、安いコストでできれば構わないとなっておりまして、一番大切な住民の福祉を向上させるために資するような事業となっているのかというところだったり、そもそも目的が達成できているかどうかという評価はしっかりやる必要がございます。そこをしっかりとやっていくために仕組みをつくっていただきますようによろしくお願いいたします。
人件費を含めた事業のフルコストの把握というのも、だんだんと取り組みとしてはされております。
行財政改革というのは、本当目立たない大変地道で、やっている職員にとっても評価のされにくいしんどい仕事だということはよくわかります。でも、長い目で見ると、これ本当に大切なことですので、ぜひ進めていただきたいですし、ここがないと事業の優先づけに合理性を持つことであったり行政として絶対必要な説明責任を果たすということ、市長が常々おっしゃっております行政経営をしていくという観点からは絶対に必要なものですので、それをしっかり持つようにしていただきたいと思います。
逆に、この行政経営であったり評価の観点がないと、時の市長の思いつきで政策が進められるということが起こりかねません。私も含めてですが、このまちで活動している政治家は、宇陀市という悠久の神話の時代から続く長い長い2700年以上続いている長い歴史の中のまだ一部分を担うにすぎない存在です。継続性のある運営を行って、100年後、200年後にもしっかりつないでいくまちをつくるという観点からも、しっかりと継続性のある行政運営をぜひ心がけていただきたいと思います。
その観点から、ウエルネスシティの構想についても意見を述べさせていただきます。
今回の議会や前回12月議会の一般質問を通じた質疑であったり担当部署のヒアリングをする限りでは、ウエルネスシティという言葉はあるけれども、じゃあ、これからどういうことをやっていこうというのが今の政策のステージであると感じられます。そもそもですけれども、ウエルネスシティという政策自体がどこから出てきたのか、何が発生源なのかというのがまだ曖昧な状態ではないでしょうか。市長から、この分野、ウエルネスシティに対しての情熱だったり見識が私たち議会に対して伝わってくるかといったら、まだそうでもない、これが今の現状ではないかと認識されます。
なお、国民健康保険は今現在、県内で全自治体が統合するという流れになっております。宇陀市が努力をしたとしても、直接的に健康保険税を住民の皆さんに還元をするということができにくくなるというのが現状としてございます。このように、コストを下げるであったりとか市民のことを考えてやっていくということを仮に言ったとしても、ウエルネスシティ構想そのものというのは、職員に対してだったり市民の皆さんに対して大きなモチベーションを持っていただくというのが大変困難な事業だということなんですね。
じゃあ、今まで何もしてなかったのかというと、そうではありません。健康うだ21という事業をやっておりますので、今のままでいきますと、下手をすると健康うだ21の看板が外されて、ウエルネスシティという看板にかわるだけになる可能性があります。まず健康うだ21でやっている事業がございますので、そのことについて評価を行うべきでしょうし、引き継ぐべき事業は引き継いでやっていくべきであると思います。今はどちらかというとそうではなくて、一旦全部ガラガラポンでガシャンと壊してもう一回ゼロからつくり直すということをやっていると思うんですが、まず整理をして、何が必要なのかであったり、今事業はどういうことをしているのかということが必要です。
仮にこれ市長の肝いりだったとしても、継続性を破壊したりとか、もしくは今までやってきたものの資産を全部放棄してまでやる必要はございませんので、今あるものをしっかりと生かした上でつなげていくものであると思いますし、どこを一番の目標とするのかです。医療費の引き下げというのは、もちろん大きな大きなところですが、それを超えた大きな何かが必要になりますし、実際に医療費を下げるんだったら、茨城県の大洋村のように、医療費半減ぐらいの大きな目標を掲げた上でやらないと効果が出てまいりません。そのことをしっかりと指摘をさせていただきたいですし、健康福祉部長は新任にかわると聞いておりますので、ぜひ新しい部長のもとで、しっかりとした方針が出てくることを御期待をしたいと思います。
美榛苑についても、今回修正ということを予算委員会の中でさせていただきましたので、意見を述べさせていただきます。
議会ではなくて私の考えですが、公金の投入そのものは今現在では認めるべきではないと考えております。長期的にこの美榛苑をどうしていくのかという議論ではなくて、今は3億8000万円という売り上げがある、従業員が70人ぐらいいるということだけで、際限なく一般会計から私たちの税金を繰り入れ続けることというのは、これ到底許されるものではございません。改めて経営健全化計画を見直した上で、借金の返済の計画だけではなくて、美榛苑をこれから先のまちの施設としてどういうように活用していくのか、そのビジョンを今考えてつくっていく必要がございます。
これは要望でございますが、間違っても、とりあえず耐震補強の見積もりだけをとって、あとは全部後で考えますという形をつくってもう一度産業建設委員会のほうにお金だけを提案をするということだけは、くれぐれもしないようにお願いしたいと思います。長期ビジョンがないままで示されたとしても、その先のことがわかりませんから、そこはしっかりと議会として議論するべきですし、その議論をするだけの用意を少なくとも私たち市議会は持つべきだという認識を持ったからこそ、予算の減額修正という大変厳しい決断をしたと私は考えております。
まちづくりについても組織の一部改編が行われるということを聞いております。まちづくりの概念自体が市役所の中でしっかりと共有されているかというと、まだそうではないのかなと感じるところがあります。実際にまちづくりにかかわる部署だけでも、企画財政部の企画課、まちづくり支援課、農林商工部の農林観光課、商工観光課、農林課、建設部の都市計画課、さらに自治体であったりコミュニティという観点も入れますと、総務部の総務課並びに各地域事務所というように、まちづくりにかかわる部署だけでも大変部を超えて多くの部署に多岐にわたって事業というものが展開されないといけなくなっています。コミュニティの観点ですと総務課ですけれども、まちづくり協議会となると、まちづくり支援課になるように、仕事が重複している可能性がたくさんあるというところがございます。
特に、商工観光課とまちづくり支援課の連携というのは本当に大事です。今まだまだ決して連携できているわけではありませんが、来年度予算では、インターネットを活用した新しい産物を売っていくという事業は、まちづくり支援課が担当になります。これ、当然ですけれども、商工観光課だったり農林課としっかり手を組んでやらないと進まない事業です。まちづくり支援課がやってますので農林課の人は知りませんということは到底許されることではありませんし、商工観光課の方も、あれは任せてますでは進まないことですので、ぜひ連携をしていただきたいと思います。
この3月で、また昨年と一昨年と同じように多くの職員の皆さんが退職をすることになりました。一昨年のように早期の退職制度を用いたわけでは、ことしはありません。勧奨退職の最終年も毎年引き上げられることになっていますので、本来定年であったり勧奨の最終年度を迎えて皆さんは退職をしていくわけではありません。これを行財政改革の成果だといって誇らしげに言うということは本当に悲しいことだと私は考えています。本当にやめていった職員、そしてこの3月末でやめていく皆さんのことを思うんだったら、本当の意味で行財政改革は何かということをもう一回考えて、現実を見据えて市の経営ということをやる必要があります。宇陀市全体の最適化ということを念頭に置いた上で、事業、施設の統廃合ということは、やり切らなければなりませんし、そういうことをやるために客観的な指標、これは最初のファシリティーマネジメントと関連いたしますが、つくって、やり切る必要があります。それをやらずに全て職員だけに犠牲を強いるということは行財政改革ではありません。
やめていった職員、そしてこれから先やめていく職員の皆さんの多くは、宇陀市内もしくは宇陀市近隣の市町村にお住まいになっています。彼らが宇陀市が確実によくなってるやんかと思ってもらえるように、私たちがしっかりとやっていく必要があります。それは私たち議員だけではなくて、この場所にいる、そしてその建物の中にいる市役所の職員の多くの方々と意識を共有してやっていかなければいけないことですし、それをすることは最低限の責務だと考えています。
地方分権改革一括法の施行以来、機関委任事務の廃止がされましたし、義務づけ、枠づけも大幅に廃止がされました。今は上位法を超える条例をつくることすらできるようになっています。自治を本当に自分たちの力で今つくっていかなければなりません。国の方針に基づいてやっていったり県の方針に基づいて事業をするのではなくて、自分たちで指標をつくって、自分たちでビジョンを描いて、このまちを運営をしていくように変えていかなければいけませんし、議会もそれを受けて理事者の皆さんと真正面から議論をする必要が出てきています。
美榛苑の議論を見る限りでは、少なくとも議会は、そのように変わっていかなければいけないというように考えるようになってきていると思います。議会はただ単に追認をする機関から、元来地方自治法が求められている議事機関として団体の意思の決定の機関と政策の提案、行政執行の監視を行うべき憲法の定めによる議事機関として責任を果たすような機関に今後なっていきますし、またそのような形に変わっていかなければいけません。議会も宇陀市の運営の中で大きな責任を背負うようになります。不適切な行政執行や、根拠や論理的に合理的に説明がつかない政策推進を放置をするということは、当然ですけれども、私たち議会人もその責任を一緒に背負わなければいけなくなります。
地方分権一括法からもう13年がたちます。今は地域主権改革関連法案がことしもまた出てきます。議会は単なるチェック機関ではございません。ましてや、繰り返しますが、追認機関ではありません。市長と緊張関係を持った上で、改革をさらに市長と行っていくような議論を進めていきたいと考えています。
最後ですけれども、22年5月にお越しいただきました前野副市長がまた県庁に帰られるということをお聞きをしました。この宇陀市と奈良県の橋渡し役として大きなお力を注いでいただきましたこと、本当に感謝を申し上げたいと思いますし、県庁に戻られた後も変わらないつき合いをさせていただいて、県とそして宇陀市が手を携えてやっていく、逆に是々非々で議論をしなければいけないことも出てくると思いますけれども、そのときにもぜひ間に入っていただいて、しっかりとした議論のできるような、お互いに独立した自治体としてぜひ向かい合えるようなそんな関係ができるように、またお力をおかしいただければと思います。
新しく就任をされる、まだ議決しておりませんが副市長におきましても、これまで以上に市長のことを支えていただきたいと思いますし、決して思いつきで物が進まないように、何よりも歴史的な使命を果たすということだったり、行政人としての矜持を持ってしっかりと進めていただくようなきっと運営をしていただけるとは信じておりますが、改めて議会として向き合って切磋琢磨をして来年1年進んでいける、特にこの1年で市長も議会も改選期を迎えますので、しっかりと改革するべきものはしないといけませんし、逆に焦らずにしっかり次につなげないといけないものは、焦らずに勇気を持って置くべきものは置いて、進めるべきものは進めていくという議論もぜひ次の1年間もできることを御祈念を申し上げまして、私の賛成討論といたします。
どうもありがとうございました。
議長(小林一三君)
ほかに討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして、討論を終結をいたします。
よって、直ちに採決を行いますが、まず修正案についての採決を行います。
堀田米造議員ほか7名から提出されました議案第17号の修正案について賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第17号の修正案は、予算委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、修正案を除く原案についての採決を行います。
議案第17号の修正案を除く原案について賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第17号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり修正可決されました。
次に、日程第20、議案第18号、平成25年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
それでは、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、議案第18号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第21、議案第19号、平成25年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第19号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第22、議案第20号、平成25年度宇陀市土地取得事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
よって、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、議案第20号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第23、議案第21号、平成25年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
ありがとうございます。私は、この議案第21号、平成25年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、反対の立場から討論をさせていただきます。
来年度の予算案ということで、この予算案は御承知のとおり、昨年の12月議会で宇陀市の国民健康保険税引き上げの条例改正が行われ、それに基づいて来年度の予算案が編成されたものでございます。この12月議会におきましての議論で引き上げの理由として、毎年1億円あるいは1億5000万円という財源不足の中で、これまで基金の取り崩しで黒字決算を続けてきたわけですけれども、ここに来て基金が底をついたので、保険料の引き上げをしてほしいというそういう理由でございます。そしてその結果、19.2%平均の非常に大幅な引き上げの条例改正案が可決されております。
私は3点、この経済情勢が非常に厳しい中で大幅な住民負担増を避けるべきではないかということ。そして、これまでも滞納者がいらっしゃる中で、こうした大幅な引き上げによってさらに滞納の方がふえる。そうすることで納税者の不公平感が増して、このことが制度の根幹を揺るがせることにつながりかねない。そして3番目が、行政として医療費の抑制に向けて抜本対策をどう講じてきたのかという質問に対しても、具体的なそうした対策というものが講じられてきたとはとても思えませんでした。そうした理由から反対をいたしました。しかしながら、可決されて今回の予算案につながっております。
私は、今の問題の大きなポイントとしまして、この黒字決算ということを言い方、帳じりを合わせるといいますか、黒字にするということで、どうしても危機感というものが薄れてしまう。そして将来へのリスク分析、本当はどこにどういう課題があるのかという分析を怠ってしまう。そのために抜本的な対策をいつまでにやらないといけないということが出てこないという、そうした運営が私は一番の問題だと思っております。そういう視点から、今回予算委員会でも昨日審議を行いました。その中で、やはりまた新たに判明してきたことがございます。
昨年12月議会で、この24年度、今年度の財源不足が最終的にどれぐらいになるかという、この引き上げの根拠となる見通しについては2億円というように試算をされておりました。しかし、3カ月たった今、この議会で、わずか3カ月ですよ、また同じ質問をさせていただきましたが、この議会での見込み、今年度の財源不足は2億2500万円と既に2500万円ふえております。この結果、この基金の残高は残り5000万円しかなくなっております。やはり、その見通しというものが甘い。危機管理というのは、やはり一番厳しい見通しに基づいてやらなければいけないのに、そうされていないと私は感じます。
そういう中で、本当に今回のこの予算が実行できるんでしょうか。今回予算書を拝見しますと、今年度に比べて来年度予算、歳入の部分は保険税収入が8億9000万円、今年度が7億5000万円でしたから、この保険税の引き上げによって1億4000万円の歳入増を見込んでおります。そして基金の繰り入れは、先ほど申し上げました残り5000万円のうちの3000万円を繰り入れております。つまり、今年度に比べて来年度は歳入増を1億4000万円と3000万円、つまり1億7000万円の財源増を見込んでいるということでございます。
しかし、先ほど申し上げましたように、事務局では、ことしの最終的な財源不足の見込みは2億2500万円と言っているわけですね。とすれば、私は普通に考えたら、この高齢社会の中で財源不足はもっと厳しくなるというような見通しを立てて考えていくわけですけれども、2億2500万円以上の財源不足が予想される中で、今回の手当ては1億7000万円しかされていないということですね。そうすると、残りは歳出をいかにカットするか、5000万円カットしないといけないということになりますね。そのための医療費抑制の抜本策がじゃあ打ち立てられているのかということを私はこの予算の中でも、全体の予算の中でも質問してまいりました。市長がおっしゃっていただいているウエルネスシティというのは、この試金石になるわけですね。
そうした中で、先ほど勝井議員もおっしゃってましたけれども、残念ながら今回出てきたウエルネスシティ関連の施策としては、筋力トレーニングあるいはウオーキングあるいは公園への健康遊具の設置といった、もちろんそれ以外に今継続しているやつもございますけれども、そうしたとても大きな効果が見込まれる策ではないと私は感じております。そういう意味で、今回のこの予算書、結局やはり数字を帳じり合わせていく、そうした予算ではないか、本当に責任を持って実行されていく予算なのかということに疑問を感じます。
それが答弁の中でもございました。もしこれでも足りなければ、そのときはどうするのかという質問に対して担当者は、そのときは一般会計からの基準外の繰り入れをお願いしたいとしゃあしゃあとおっしゃってますよね。その答弁がいかにこれまでの皆さんの発言と矛盾しているかもわかっておられない。市長は12月議会で、この保険税引き上げについて一般会計からの繰り入れはしないんだと、それはいわゆる国保加入者以外の市民の皆様、被用者保険に加入されている方の不公平感の問題があるということで一般会計の繰り入れはしないということをおっしゃっている。しかし、もうこの3カ月たった今、さらに足りなければ繰り出しをしてほしいと担当者がおっしゃってるんですよ。やはり私は、この今回の予算案も、本当に住民負担をこれ以上ふやさない、そのような意識でつくられて責任を持って実行される予算とはとても思えないです。
そうした中で、私が一番懸念をしますのは、今申し上げたようなそういう行政運営をしていくと、これからどうなっていくのか。私が一番心配しますのは、やはり将来の住民への転嫁であります。本来ならば効率化によって、この歳出抑制していくべきものであります。しかし、今のやり方をしていけば、効率化をするのではなくて、行政サービスを減らしていく、そういうインセンティブが働いてくる可能性が非常に高いと私は危惧しております。
つまり、本当に医療・介護サービスが必要な方、その方々にサービスが提供されなくなる。それぐらい、今この私たちの置かれている社会というものの高齢化の圧力というのは厳しいんです。近い将来そのことが見えてくることに私は非常に大きな危惧を抱いております。
最初に戻りますけれども、黒字に合わせていくのではなくて、やはり危機感をしっかり持って、そして抜本対策を打ち立てて効率化によって抑制していく、新たな方針を打ち立てて抑制していく。医療費の抑制の抜本策をやはり早急に立てていただきたい。これは介護も連動しております。ですから、そうしたいわゆる地域包括ケアと言われておりますけれども、そうしたものを全面的に出して抜本的な対策をぜひしていただきたい。そうしなければ、私はこの会計というものがいつになっても成り立たない、そういう状況が続いていくとそのように思います。
ぜひそのような今後の対策、市の行政運営というものを要望しまして、私はこの平成25年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について反対をいたします。
議長(小林一三君)
ほかに討論はございませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井太郎君)
賛成の立場から討論をさせていただきます。そして、同じように理事者の皆さんに要望をさせていただきたいと思います。
国民健康保険だけではなくて、このまちには社会保険に入っている方々も共済保険に入っておられる方、協会健保に入っておられる方、そして会社が独自で運用している社保に入っておられる方とおられます。全ての住民の負担を軽減をするという観点から考えますと、国民健康保険だけを優遇するのではなくて、全ての住民、特に負担の大きい方に対して、本来だったら住民税を還付するであったり住民税を減税をするといった、お金の返し方については、もっとより公平性を持った方法があってしかるべきです。しかし、そのような議論をされずに国保だけを優遇をしてやっていこうというのでしたら、そもそもですが、このまちに住んでいる3万4277人全員の福祉を増大させるとは言えないと私は考えています。
このまちに暮らしている方は税負担を当然されています。当然ですけれども、収入に応じてです。そして、国民健康保険や社会保険についても同じです。ですから、その利益というものは当然ですけれども、幅広く享受されるべきものでなければなりません。この1点だけを取り上げてどうするかという議論をしていたら、社会保険、ほかの全般で値上がりが続いています。これは職員の皆さんが入っている共済組合でもそうです。毎年5%ずつ値上がりをしていますので、トータルで合わせると20%以上の値上がりをしています。協会健保も同じです。20%以上の値上がりをここ数年間でしております。したがいまして、国民健康保険だけが特別に大きな負担になっているということを直ちに言うことは難しいと思います。
ただ、一方で、保険制度そのものが崩壊をし始めているということは当然指摘をしなければなりません。これは国全体としてですが、賦課制度を行っている以上、私たちのような若年層の数が少なく、これから先、高齢者がさらにふえていきますから、私たちは際限なく今の制度を続ける限り、国民健康保険だけではなくて全ての社会保険、全ての社会保障費をひたすらに払い続けなければなりません。国民年金だけではなくて、年金も同じです。
このような世代間の格差の是正であったりとか、これから先続くような制度を考えていく必要はございますが、それは国の法律の改正によって達成されるべきことでありまして、私たち宇陀市議会の職責の範囲を少し超えていると指摘をせざるを得ません。当然ですが、そのことについて私たち議会としても、意見書を出すことであったり、もしくは理事者の皆さんもそのような改善を行っていただくべく行動をしていただくことは必要でございます。しかし、そのことと、この国保の値上げのことを全て連動させて一緒くたにすることだけは避けなければならない。
もし多くの方に、特に貧困にあえいでいる方を助けるのであれば、それは違った方策によってなされるべきでありますし、保険に入りながら貧困にあえいでいる方もおられるわけです。その方々の救済であったりとか雇用を持ちながらだったり商売をしていたりだったり、保険には入っているけれども生活の苦しい方というのに対してどうやって行政として支えていくのか、その全体最適、全般の議論をして、その後どうやっていくのかということを本来議論するべきでございます。そのような形にならずに国保だけが取り上げられるのではなくて、ぜひこのまちに暮らしている多くの方、全ての方が健康で文化的な最低限度の生活を送れるような仕組みをこれから考えていくということを要望したいと思いますし、それができなかったら、ただただ私たちの世代は、これから先、増大をし続ける、もう避けることができない大きな負担を世代間の格差を超えて持たなければなりませんから、そこはどうしていくのかという議論は議会、そして理事者の皆さんともしていただきたいと思いますし、そういうことをすることを条件といたしまして賛成をしたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
これをもちまして、討論を終結いたします。
これより直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、議案第21号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第24、議案第22号、平成25年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
よって、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、議案第22号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第25、議案第23号、平成25年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第23号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第26、議案第24号、平成25年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、よって直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第24号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第27、議案第25号、平成25年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第25号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第28、議案第26号、平成25年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
まず、修正案についての採決を行います。
堀田米造議員ほか7名から提出された議案第26号の修正案について賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第26号の修正案は、予算委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、修正案を除く原案についての採決を行います。
議案第26号の修正案を除く原案について賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第26号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり修正可決されました。
次に、日程第29、議案第27号、平成25年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思います。御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第27号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第30、議案第28号、平成25年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第28号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第31、議案第29号、平成25年度宇陀市水道事業特別会計予算について、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認め、直ちに採決に入りたいと思います。御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第29号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第32、議案第32号、平成24年度宇陀市一般会計補正予算(第6号)については、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
討論なしと認めます。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、議案第32号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
次に、日程に従いまして、日程第33、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うもの及び日程第34、同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うものの人事案件2議案を一括して議題といたします。
この人事案件2議案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
まず初めに、日程第33、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うものの質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願います。
それでは採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、同意第1号、宇陀市教育委員会委員の任命同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うものは、原案のとおり同意することに決しました。
次に、日程第34、同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うものの質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願います。
それでは採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、同意第2号、宇陀市公平委員会委員の選任同意について(内容)平成25年3月28日任期満了に伴うものは、原案のとおり同意することに決しました。
議長(小林一三君)
日程に従いまして、日程第35、議案第31号、和解についてを議題といたします。
この案件は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
この榛原井之谷の特定土地区画整理の事業の経緯につきましては、全員協議会等で随時御説明いただいてまいりました。その中で、組合のほうから訴訟が起こされて、そして現時点で和解に向けての手続が進められているということでございます。非常に複雑で長期にわたる経緯がございますので、その全容を理解するというのもなかなか難しいわけでございますけれども、何点か御質問させていただきたいと思います。
この今回の訴訟の中で、1審、2審、今2審ということで、1審においては、債務不履行ということではないけれども、一定の説明が足りなかったというその責任は免れないというそういう裁判所の判断があるように思うわけですけれども、その根拠になっておりますのが、平成6年12月5日に結ばれました覚書の締結という、これは当時の榛原町と井之谷の組合が締結した覚書ということです。
その内容について余り詳しく申し上げることではございませんけれども、この覚書が、やはり議会の同意がなければ財政支出というのはできないということでありますけれども、内容としましては、土地区画整理組合からのお願い文、保留地の買い取りについてのお願い文が直前に出た後に、この覚書が出されている。そしてその中の趣旨の三つ目に、保留地の処分に当たっては、公共事業の代替用地に充てるなどの方法で保留地処分価格にて処分できるように責任を持つという文言があるわけですね。ここが問題になっているわけでして、この前後にも、さまざま市が民間の事業に移行した後もかかわりを持っていく中で、南都銀行への念書とか、また村本建設との譲渡担保契約など、市がかなりいろいろ関与しているということで、なぜそこまで市としてかかわっていくことになったのか、その経緯について、わかる範囲でお知らせいただきたいと思います。
議長(小林一三君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
私のほうからお答えさせていただきたいと思います。
この井之谷の事業と申しますのは、当時ちょうど駅北事業といいますのは、高萩台で区画整理事業、これが6ヘクタールほどの事業を昭和60年から平成5年ぐらいまでの間で行っておりまして、これが同じように区画整理組合という形で町施工でやっておりました。この町施工の拡大という形で、井之谷の事業も町施工でやっていこうというような計画がございましたけれども、この井之谷の面積が15ヘクタールという非常に大きな事業でございました。それと駅北事業がまだ完成をしていなかった、ちょっと遅延をしていた、事業のということもありまして、この井之谷の地権者36名おられる中で、ちょうどここを開発したM建設業者も地権者、約15ヘクタールの25%を所有していた地権者、これは民間業者ですけれども、この方にお願いするほうがその開発の工事にとってもやりやすいであろうし、建設業者でございますので、スムーズに事業が進んでいくのではないかということで、この井之谷の事業を町施工から組合施工にということでお願いしています。これは36名の地権者にも旧榛原町の職員が出向いて、いろいろ町の都市計画事業、駅前といいますか、駅周辺の土地区画整理事業に協力してくださいということで町のほうからお願いに行ったということで、町も協力してやっていきますということで事業が展開されたということで、まずもって、土地区画整理組合というのは公共的な事業でございまして、通常の民間開発とは違う事業でございます。
そういうことで、その井之谷組合につきましては、当初から町でやろうとしたんですけれども、余りにも面積が大き過ぎる。それと榛原町の財政の問題もありました。それと人的な問題もありましたので、組合施工に移行されたというこういう経緯がございます。
以上です。
議長(小林一三君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
それはその前の段階の話でして、そういう流れの中で、一番の事業者であり組合員でもある建設会社が更生法適用ということで、そこからこの組合と榛原町とのいろんなやりとりが始まっていくわけですね。だから、最初に町施工で考えていたからというのはわかりますけれども、その後、組合で民間でもうやっていただくという、公共的な事業としても、そういう形はとったわけですね。そうすると、市が具体的なビジネスのプランのところにかかわっていくということは基本的にないと思うんですね。ですから、そういう中で、組合がだけど不安だからかかわってくださいねと言ってこられたときに、その覚書ができてる、それにまた念書が差し入れられているというようなことが次々と起こったわけですね。そこがわからないんですね。どうしてそういう判断をそこの担当者なりがされたのか。
そのときに、やはり当然、今じゃなくて、そのときに法律専門家と相談はされてるはずだと思うんです。そういうことをすればどういうリスクがありますよということは、されてると思うんですね。そのあたりがちょっとわからないので、教えていただいたらと思います。
議長(小林一三君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
説明不足で申しわけございません。
平成5年10月にこの事業が認可されて、それからその1カ月後に、平成5年11月末でしたけれども、この民間業者が突然会社更生法の手続をされたということで、この民間業者が井之谷の事業をやっていこう、それと工事と保留地の販売もやっていこう、営業もやっていこうということでしたので、その組合員は民間業者に全てを委ねておったんですけれども、こういう倒産というか会社更生法の手続をされたということで、非常に不安になったということで、この組合から町長宛てに、とにかく不安解消のためのお願い文書が提出されました。そのときに町としても、そのときには地域開発協議会、議会ですけれども、議会に2回ほどかけまして、何とかこの事業をまちの発展のために推進していこうということで、町と議会が一緒にやっていこうということで、不安解消のためにはどうしたらいいのかという議論もされております。
その議会の内容の中でも、やはりもともと町施工であったのだから、町施工でもう一回やったらどうやということも考えられたそうです。ただ、町施工に一旦戻すのには二、三年かかるであろうということで、やはり組合施工でお願いしていこうと。そのときに、やはり覚書というのは後の話なんですけれども、何とか不安解消のためにどうしたらいいかといろいろ議論したんですけれども、民間事業者のほうから、先ほど高見議員おっしゃいました不動産の譲渡担保というものを、その譲渡担保の資産が約10億円ぐらいの見積もりがあったこの担保をもとに、工事の完成保証並びに例えば旧榛原町がその保留地を買ったときの損失が出たときに、これを担保として損金がないようにということで、旧榛原町にもリスクのないように、そういうことで完成保証もされるという、10億円の資産を榛原町名義にして、これをもとに地権者の方に安心感を与えて覚書を交わされたと。その譲渡担保契約と覚書と念書につきましては、これは同日にされておるということで、地域の地権者の皆様に不安解消のため、この覚書を交わされたと、それと旧榛原町にも損失を与えないようにということで、譲渡担保契約が交わされたということでございます。
議長(小林一三君)
高見議員に申し上げます。
質問回数が規定の3回目となっておりますので、まとめていただいて質問をお願いを申し上げます。
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
失礼しました。
この覚書もしくは譲渡担保契約を締結する前に、榛原町議会地域開発協議会とそれと全員協議会がありました。その中で、この覚書を書くのにも弁護士と相談することの条件で覚書を書いたと。この覚書を書かれた弁護士は、全員協議会で御説明なさった代理人でございます。
以上でございます。
議長(小林一三君)
2番、高見省次議員。
2番(高見省次君)
3回ではなかなか質問を尽くせないところがございますけれども、もう一点、行政としてのこれまでの対応についてお伺いしたいと思いますけれど、こうした組合とのかかわりの部分というのがあったわけですが、その後、合併というようなこともございますし、その後、合併の後、調停の申し立てがされ、そしてその後、訴訟になりというようなところで来ているわけでして、その合併の際にこの件がどのような扱いで進められたのかですね。そしてその後、市として住民負担というものを出さないために、どのような手だてで進められてきたのかということを説明をお願いしたいと思います。
質問が終わりということですので、手続面で、今回の和解案につきましては、御説明を既にいただいておりまして、裁判所のほうでも、相手方も住民でいらっしゃるということも踏まえて、早期に解決を図るのがよろしいのではないかという判断といいますか、お考えをお持ちだということも伺っておりますので、私としては、その和解案というものを受け入れるそういう気持ちにはなりつつございますけれども、しかし一方で、現実に1億3000万円の解決金、そしてそれ以外にも若干の費用がかかっている。そういう費用が、やはり本来ならば民間でリスクをとっていく部分に対して、市がかかわっていることによって結果的には負担が発生してしまっているというところのやはりどこに責任があるかということがもうひとつはっきりしませんので、引き続きその経緯について、これはこれからですね、今後いろんなこういう公的な事業の中でそういうことが発生しないためにも、やはり議会として調査をしていただきたいと私は思いますので、その点についてお諮りをお願いしたいと思います。質問と、そうした提案でございます。
議長(小林一三君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
合併と住民負担という形の御質問でしたけれども、この調停につきましては、合併後、平成20年8月20日が調停になっておりました。合併のときには、そういうお話もなかったということでございますので、御了承願いたいと思います。
その調停の内容につきましては、先日説明させていただきましたけれども、この覚書に基づいて保留地を全部買ってくれというような調停でございました。裁判所の判断から申し上げますと、この覚書に基づく損害、損失というものは判断できないと、覚書は1審でも無効であると、2審についても覚書については、そういう損害論については判断できないと。もう一つの責任論なんですけれども、1審、2審とも、この非常に責任論と損害論がわかりにくいということで、裁判官は和解という案を出されたということでございます。
この和解案につきましては、訴訟になっておりましたのは、相手方の言い分としましては覚書についてでございますけれども、和解案といいますのは、この実際に井之谷の組合事業で損失が実損が出ていると。この実損が出たのは、平成15年4月以降に土地の急激な下落がありましたので、これを土地を値下げしないと土地が売れないということで、平成28年までの事業計画の中で145宅地を安く売ることによる実損が出ると。この実損を宇陀市と組合とがどういうように公平に負担するかということを裁判官は考えられました。
我々もこれについての、やっぱり実損については、宇陀市としても、この井之谷組合の事業計画の中で15ヘクタール、先日も資料としてお渡しさせていただいておりますけれども、この地権者の15ヘクタールの土地で公共施設を約3割、結局、宇陀市としての利益を生む公共施設は道路、上下水道、公園、緑地、こういうものをつくっていただいております。当然補助もしておりますけれども、地権者の土地を提供していただいてつくっていただいております。こういうことから、この実損についてのやはり応分の負担というのが必要であるかという判断させていただきまして、これを和解として受けとめて解決金としていきたいということで、本来、事業の負担金としてお支払いをさせていただきたいなと考えております。
それから、調査権のことにつきましては、これは議会の判断でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
覚書と念書と不動産譲渡担保のこういうトライアングルがあるんですけれども、この覚書と譲渡担保のことは、先ほども申し上げましたように、譲渡担保契約の中には工事の完成保証、それから旧榛原町が保留地を買ったときの損失分の補塡という形で譲渡担保契約が結ばれておりまして、この工事は平成12年の末に完成されております。よって、会社としては、その譲渡担保契約の中の工事保証は完成させたということで責任を果たした。それと、旧榛原町は保留地を12年、工事が完成して保留地を買ってございませんので損失も出てないということで、譲渡担保契約を相手方の願いもありまして解除したということでございまして、そのときの平成13年1月17日に解除しておりますけれども、このときにその覚書の効力も失っているというように解釈をしております。
議長(小林一三君)
答弁が終わりました。
高見議員からの申し出の調査の件でございますけれども、本日は提案された案件についてのみの質疑でありますので、これでとどめておきたいと思います。
ほかに質疑はございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
少しお尋ねをしたいなと思うわけでございますけれども、平成23年3月24日に判決の言い渡し、1審がございまして、いろいろとこうされて8000万円の供託金を裁判所に預けて、そして裁判2審のほうに訴訟が移ってまいったということでございまして、和解案そのものについては、私は一切異論を挟むつもりもございませんし、こういった形で裁判所のほうが解決を勧められたということについて、1審よりも低い和解金額が提示されたということも、私はそれなりに評価をすべきものかなと感じるわけでございますけれども、ただ、訴訟をされるときには、100%でないにしても、宇陀市側、当時の榛原町側にそういったものの瑕疵はないものという形の中で訴訟に入っていったと思うわけでございます。しかしながら、結果として、このように和解という形の中にあっても、いろいろな形で行政上のいろいろな問題が指摘をされて、それの和解金として1億3000万円が提示をされたということでございます。
したがいまして、この1億3000万円という和解金につきましては、何も知らない市民の方々の税金をもって納入するわけでございます。したがいまして、こういった場合、行政の中で、普通であれば、見も知らん金を要求されて裁判したときに、うちのお父ちゃん何しとったんねといって怒ることがあるかもわからないんですけれども、そういった行政としての身の処し方といいますか、けじめのつけ方といいますか、そういうものについての考え方というものは、この和解をするに当たってどういうように市民の方々に説明をされるお考えなのか、少しお聞きしたいと思います。
議長(小林一三君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
お答えさせていただきたいと思います。
やはり事業をするときに、何も損害が出るという見込みでやっておりませんでして、やはりそのまちの発展のために事業をします。それが今現在、社会情勢、平成15年以降に起こりました急激な土地の下落によりまして、この損失が出ております。この損失については、平成5年、6年のときには、例えば井之谷開発をしようとしたときに、10年後のそういう土地の下落というのを予測ができる人は誰もおらなかった。というのは、駅北開発をやっておりましたときに、平成4年、5年で事業が完成したわけなんですけれども、そのときはバブル時期でございました。そのときには、もう土地は若干横ばい状態からそんなに下落するとは考えておりませんでした。駅北の例えば高萩台の事業なんですけれども、そのときの保留地の土地の価格が坪63万円、それからマンションが建っておるところが坪110万円、そういうときに井之谷の土地区画整理事業の保留地につきましては43万円というような設定で行われておりましたので、決して高い設定ではなかった。この駅のそばで開発するというのは、町の発展のため、その人口をふやすため、公益性の高い事業だということでスタートしておりますので、これは当然議会、そのときの町ですね、当然やっていこうということでの承認されてスタートしておりますので、その辺の行政責任的なことにつきましては、やはり誰の責任でもないというのは私たちは考えております。
以上です。
議長(小林一三君)
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
全てが市民の責任であるというような考え方に立ち返るのかなという思いもするわけでございますけれども、この事業が立ち上がったのが昭和59年の11月というようなことになっておりますので、確かにバブルの絶頂期に向かっていく時期での事業化ということで、確かに建設部長がおっしゃるとおり、こういった土地の下落なり等々のものが発生をしてこないであろうと、あるいはそういう時代が、今のような事態が予測できたかということにつきましては、私もそれはできなかったのではないかなとは思いますけれども、しかしながら、平成6年なり10年なり、あるいは6年、18年、20年といろいろな段階で、先ほど高見議員もおっしゃっておりましたけれども、そういった形で、そして司法に精通した方の御意見も入れながら、こういった形で事業を進めてきた結果、その結果責任だけは市民も負わなければいけないというところに非常につらさを感じるわけでございまして、この和解によって1億3000万円という金額と、それに諸費を入れた一億四千数百万円ですか、そういったものの諸経費というものに対して、何ら責任者のいないものになってしまうというのは、いささかもう少し、やはり行政の中の体制も含めて事業に取り組む際のいろいろな部分を慎重に進めていただかなければこういったことになるのではないかな。
特に、このいただいております資料の中では、平成6年8月4日の地域開発特別委員会協議会、それと全員協議会、こういった中で説明をされて、そしていろんなものが進んでいるということで、議員の方々にはそういった形の中で一定の覚書締結に対する認識も持っておられたのかなとも思うわけですけれども、ここら辺のところを当時の議員に聞きましても、なかなか釈然としないものがあるわけで、それは議会の事務局の中で、いろいろな過去の論議記録を整理しながら検証せなならんかなというようにも思うわけでございますけれども、しかしながら、最終的にやはり市民の皆様が納めていただいた税金というものを単に事業に費やす費用と、先ほど工事の負担金ですか、そういう位置づけにして支払われるということでございますけれども、これはそういう判断をされて、裁判所なりそういったものの判断に基づくのではなしに、これはそういう部分やというように決まっていくのではなしに、やはりそうではないんだと、これは不要なものなんやという一定の見識の中で、そして裁判を進められて、そして出た結果であるということで、これは裁判によって、もっと和解に対する市民の負担というものが軽減されるという認識を持っておりましたので、そこら辺に対する評価というものについて、裁判所の部分と、それから皆さん方が当初考えておられた和解に対する、あるいは損害賠償に対するそういった考え方との乖離はあるのかないのか。これはもっと当初の1審判決から比べれば確かに低いわけですけれども、本来は行政側にはそういった訴訟によって支払わなければならない賠償金は存在しないというような立場で多分裁判に臨んでおったのではないかと思いますし、私もいろいろな論議の中で、私自身いろいろな資料を散見させていただいた限りでは、これは非常に裏担保のとられた書類がついておるなということで、早期の解決ということがありましたけれども、それは裁判によって、1審よりも2審のほうが金額的には低くなったということでは、それなりに評価ができるのかなと思うわけですけれども、しかしながら、財政当局を含め、市長のお考えの中に、この1億3000万円という金額は思っておった金額に対してどうであったのかということの一定の所見をお聞きしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(小林一三君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
まず、裁判につきましては、やはり宇陀市にとっては債務はございませんということで主張をしておりました。その覚書に基づいての、覚書は法的な根拠はございませんので、その債務はございませんということでありました。
ただ、1審も2審も覚書については何ら触れることなく、覚書は関係ございませんよと。ただ、和解に持っていくという判断になったのは、先ほども申し上げましたように、実損が出ているこの実損をどう宇陀市と組合が応分の負担をしていくのかということを考えられたのが大阪高裁の3人の裁判官の判断でございます。それを負担として、解決金として双方努力していただきたいというのがこの案でございました。
以上です。
議長(小林一三君)
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
井之谷の訴訟につきましては、いろいろ御心配を市民の皆様に、また議会の皆様にも大変御心配をおかけしております。その中で、所見ということでございますので、その見解も含めて話をさせていただきたいと思います。
行政の負担が発生し、その負担をするということで、本当に皆様方に御心配をおかけしております。
しかし、昔も今もまちづくりにかける思いは同じだと思っております。その時々の為政者も私も同じでございます。何とかいいまちづくりをしたい、いいまちをしたいという思いは同じだと思います。その中で公益性の高い井之谷事業を推進してきたという経緯だと理解しているところでございます。
将来を見通すことがいかに難しいかということを見る思いでございます。結果として負担が発生しましたが、リスクを恐れて何もしなければ、それは衰退する一方でございますし、しっかり推察し、検討し、実行していかなければと考えているところでございます。
また、今回の和解案は当時の事業計画に対する関与、事業に対する協力、資金的な支援、人材派遣など、積極的な協力、支援しているときの行政の判断は、最善ではないが、責任は存在しないと考えていましたが、裁判所からの和解案が提示されているところでございます。
利益そのものの考え方でございますけれども、確かに金銭的な利益は発生しておりますけれども、宇陀市全体から見せていただきますと、今の榛見が丘でございますけれども、榛見が丘そのものは、いいまちができ上がっておりますし、子どもたちがあふれておりますし、いい住宅地ができております。その評価を上げていると考えております。そんなことを御理解いただきながら、今回の和解に応じさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
上田議員、3度目でございます。まとめてよろしくお願い申し上げます。
5番、上田徳議員。
5番(上田徳君)
ただいま市長のコメントもあったわけでございますので、決して井之谷の地域、榛見が丘が多くの方々に移り住んでいただいておる、私の仲間も多くあの地域で住まいをさせてもらっておるわけで、開発そのものにつきましては何ら異論のないところでございます。
ただ、やはり行政がこういった形で仕事を進めていただくときに、やはりリスクをできる限り最小限にとどめるということの中で、私は今回裁判において、そして訴訟によっていろいろなものが解決されていったというところに、行政上の中でいろいろと今後に考えていかなければならない取り組みの手法というものがあるのかなということを考えるわけでございます。
確かに大きな意味で、多くの方々が住んでいただくということは、地域が発展し、またこの宇陀市がいろいろと活性化をさせていただくいろいろな原動力になるわけで、開発をやめるとかやめないとかそういうわけではなしに、立法、司法、行政とある中で、私たちは立法府の中の考え方の中でそのものを進めていく。皆様方は行政府という形の中で、最小限のリスクを考えながら行政を進めていただきたい。その結果において、結果責任が市民に及ぼすことの影響を極力やはり少なくしていただきたい。ましてやこういった裁判になるような事案というものが発生しないような、そういったきめ細かな対応の中で事業というものに取り組んでいただきたい。そういうものを私は御期待申し上げまして、質問を終わります。
以上でございます。
議長(小林一三君)
答弁よろしいですね。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はございませんか。
11番、多田議員より賛成討論の発言通告を受理しております。討論を許可いたします。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田與四朗君)
ただいま議長の発言の許可を得ました。ただし、本来でございましたら反対討論があって、それに答えて賛成討論をする、これが筋であろうかと思います。先ほどの質疑の中でも、両名の方も理事者側の誠意を持った説明をお聞きされまして、あらかた御理解をされたとこのように思っております。私のほうからは、その経過ではなくて、どれだけ効果があった、こういった側面から一、二申し上げたいなと思います。
合併に宇陀市が新市になりまして8年目を迎えておるわけでございます。その前は4町村がそれぞれ10カ年の総合計画を立てられて、それぞれの村、町を活性化するために取り組んでこられたところでございます。御縁がありまして合併という形になりました。合併協議会の15回の民間も含めた協議会の中で、新市のまちづくり計画というものがさまざまな形で検討されたというのは皆様も御承知のところでございます。
その後、総合計画というものができました。そして昨年来より10カ年の後期の総合計画の見直しということで、いろいろさまざまな社会経済環境の急激に変わる中で、どのようにまちづくりを進めていくか、活性化するまちづくりをつくっていかなければならないか、これは一行政だけに委ねるものではございません。新しい市の総合計画の一つの柱は、市民との協働でございます。その意味で、官民がお互いに協力しながら、宇陀市の将来のために取り組んでいく、これが一人一人の気持ちだろうと思います。議会の皆さんも賛否両論はあれ、やはり住民生活が平安でありますようにということで、けんけんがくがく取り組んでおるところでございます。
また、行政のほうもさまざまなセクションで、縦割り行政と言われておりますが、最近はお互いにまちづくりのためにプロジェクトチームをつくって、縦割りを乗り越えて取り組んでいるところでございます。宇陀市のホームページを見られても、本当に宇陀市そのものが大きく今変わろうとしておることは御承知かと思います。
そんな背景の中で、皆さん、この駅北の風景をごらんになってください。本当に新しい宇陀市の未来のためのまちであるというのは誰が見てもそう思うのではないでしょうか。
今回の3月定例会の一般質問の2日目に高橋重明議員が宇陀市の人口動態について質問をされました。あわせて、私たちの合併当時の人口を皆さん振り返ってください。3万8000人以上だったんですよ。それが今は3万4000ちょいなんです。亡くなられた方もいらっしゃるでしょう。若者の流出も懸念されます。新しく宇陀市のために宇陀市に入ってこられた方も定住された方もおられます。そんなまちの動きがあるわけでございます。
あの榛見が丘の1丁目、2丁目で、おおよそ1000人ほどの方がお住まいになっておられます。あれが20年前の井之谷地区ということでございましたら、たった5軒だったんです。そして人口は38人だったんです。自主財源が乏しい、私たちの行財政改革特別委員会の中でも、何とか自主財源を議会議員として知恵を絞って企業誘致も含めて考えようじゃないか、そんな思いを持って取り組んできましたが、なかなか難しいですよ。行政と理事者側と議会がしっかりと二人三脚で取り組んでいかないと、なかなかこのハードルはクリアすることはできません。
市税の収入も当時の20年前の数字で言いますと、固定資産税、市民税、たばこ税、軽自動車税等々がありますが、固定資産税だけで120万円です。今は3324万3000円なんです。もちろんそれに市民税が加わります。上下水道等使用料も入ってきます。推して知るべしなんです。未来に向けた、先ほど市長が申されましたけれども、本当にきらきらと輝く若いまちなんですよ。先ほどの高橋議員の人口動態の数字の中でも申されていましたけれども、この榛原小学校、そして榛原幼稚園、榛原北保育所、そして御承知のしらゆりは、新たに150人の定員の保育所をつくられるわけでございます。本当に活気がみなぎってるんです。特急もとまります。また、複合商業施設もにぎわっております。新市と言われるこの宇陀市の今まさにターニングポイントなんです。しっかりと手を携え合って、官民が一体となって協働のまちづくり、活性化するまち、そういうものを築いていかなければなりません。
このプラス面に光を当て、そして今回の賛否両論ある2審高等裁の和解の成案にピリオドを打つべく、私の賛成討論とさせていただきます。
以上でございます。
議長(小林一三君)
ほかに討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
ないようであります。
これをもちまして、討論は終結をいたします。
直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について原案とおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立多数と認めます。
よって、議案第31号、和解については、原案のとおり可決されました。
議長(小林一三君)
次に、日程第36、同意第3号、宇陀市副市長の選任同意についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田忠昭君)
失礼いたします。
第1回宇陀市議会定例会5日目の議案書をごらんいただきたいと思います。めくっていただいた1ページ目でございます。
同意第3号、宇陀市副市長の選任同意について。
宇陀市副市長の選任同意について、宇陀市副市長の次の者を選任したいので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第162条の規定により、議会の同意を求める。
平成25年3月26日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
以上でございます。
議長(小林一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました同意第3号、宇陀市副市長の選任同意について提案理由の説明を申し上げます。
宇陀市副市長の候補者として次の者を選任したいので、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
申し上げます。
住所、奈良県宇陀市榛原下井足26番地の6。氏名、井上裕博。生年月日、昭和30年9月13日。
まず最初に、副市長の人選につきましては、前野副市長が3月31日をもって退職されることとなり、その後任として選任同意の案件を本日最終日に追加提案させていただくことになりましたことを御理解いただきたいと思います。
井上氏は長年にわたり行政運営に尽力していただいたところであり、現総務部長として活躍いただいておりますが、経歴として水道、教育委員会、財政、企画財政部長を経験されており、知識、経験とも非常に豊富であると同時に、人望も厚く誠実であり、宇陀市副市長にふさわしく、活躍していただける人材でもあると確信しております。
また、任期につきましては、地方自治法第163条の規定により4年でございます。
以上でございます。慎重審議の上、御同意いただきますようよろしくお願い申し上げます。
議長(小林一三君)
提案理由の説明が終わりました。
なお、本件の採決に当たりましては、該当の方の退席の上で行います。
それでは、井上裕博氏には、採決までの間しばらく退席をお願いいたします。
[井上裕博氏退席]
議長(小林一三君)
それでは、これより質疑をお受けをいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林一三君)
起立全員と認めます。
よって、同意第3号、宇陀市副市長の選任同意については、原案のとおり同意することに決しました。
井上裕博氏の入場を認めます。
[井上裕博氏入場]
議長(小林一三君)
暫時休憩をいたします。
午後2時47分休憩
午後2時51分再開
議長(小林一三君)
それでは、会議を再開いたします。
議長(小林一三君)
続きまして、日程に従いまして、日程第37、閉会中の継続審査について(議会運営委員会)。日程第38、閉会中の継続審査について(総務文教常任委員会)。日程第39、閉会中の継続審査について(福祉厚生常任委員会)。日程第40、閉会中の継続審査について(産業建設常任委員会)。日程第41、閉会中の継続審査について(市立病院建設・運営特別委員会)。日程第42、閉会中の継続審査について(行財政改革特別委員会)。日程第43、閉会中の継続審査について(予算審査特別委員会)。日程第44、閉会中の継続審査について(議会改革特別委員会)。以上8件を一括上程いたします。
議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を審査事件として、産業建設常任委員長からは、議案第30号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画の変更について、また、その他、各委員長からはそれぞれ所管する審査事項について、それぞれ閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております8件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、以上8件について、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
以上をもちまして、本定例会に付された事件は全て終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会の会期は3月28日まででございますが、会議規則第7条の規定により、本日で閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林一三君)
異議なしと認めます。
よって、これをもちまして、平成25年第1回宇陀市議会定例会を閉会いたします。
それでは閉会に当たり、竹内市長に御挨拶をお願いいたします。
竹内市長。
市長(竹内幹郎君)
議会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げさせていただきたいと思います。
今定例会に提出いたしました各議案につきましては、継続審議となった1議案を除き、慎重に御審議の上、条例の一部改正、一般会計補正予算、一部修正された美榛苑関連予算を含めた平成25年度予算等の諸議案を議決または御同意いただきました。本当にありがとうございました。
今回、平成25年度予算を御承認いただいたその骨子は、産業振興のにぎわいづくり、心も体も健康にというウエルネスシティ宇陀市を目指しましょう、また市民との協働により地域づくりをしましょうということだと考えております。総合計画でもウエルネスシティの推進ということで、ウエルネスを、健康、快適、幸せをこれからのまちづくりの大切な視点の一つとして、市民誰もが健康で幸せと思えるまちづくりを進めるとしています。何といっても健康が一番、元気が一番でございます。私たちが健康で元気でいれば、宇陀市も元気になると思っております。これからも皆さんが身体面の健康だけではなく、生きがいも感じながら精神的に豊かな生活を送れる健康、快適、幸せなまちづくり、ウエルネスシティの推進に力を入れていきたいと考えているところでございます。
また、今月末をもって退任されます前野副市長には、心からお礼と感謝を申し上げたいと思います。宇陀市誕生の過渡期にあって、いろいろ御助言をいただき、夜遅くまで議会が開催されるという中での議会運営で、本当に御苦労をおかけしました。奈良県に戻り、また大所高所からの御意見、御指導をお願いしたいと思っております。
そして、御承認いただきました新しい副市長は4月1日に就任いたします。宇陀市の今と将来のために頑張ってほしいと思っております。
幹部職員の任用などもさせていただきました。名実ともに新たな出発になろうかと思います。市議会と執行機関がより建設的な関係が今後とも築いていけるよう私からも御期待とお願いを申し上げる次第でございます。
新年度は市立病院の全面オープン、大宇陀小学校の開校、カエデの郷「ひらら」の開園など明るいニュースがたくさんございます。また、大宇陀中学校、榛原小学校の耐震改修工事などを予定しております。あすの宇陀市に向かって着実に前進していると思っております。
将来に向けてのまちづくりも、しっかり実行していかなければなりません。宇陀市総合計画後期実施計画を基本として、しっかりまちづくりをしていきたいと考えているところでございます。これからも改革改善し、高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市をつくっていきたいと考えております。
そして、議員各位から議案の修正がありました点も含め、貴重な御意見、御提言をいただきました。今後の政策に生かしていきたいと考えております。
国の政局も、Tpp参加ということで、地方都市、中山間地域には、その影響は出てくると思います。また、これからもいろいろな形で宇陀市行政にあらわれてくることと思います。絶えず変化に対応できる行政体質、組織でありたいと思うところでございます。
これからすばらしい春がすぐそこまで来ております。野や山に新芽の芽吹きが始まります。また、悠久の歴史の中で繰り返されてきた農作業も始まります。この変わりのない歴史が普通のこととしてめぐってきたことを喜びたいと思うところでございます。
市民の方々、私たち宇陀市は高原の文化都市、春の風薫る宇陀市を楽しみながら、元気で健康で、日常の生活、仕事に頑張っていただきたいと思います。
議員の皆様におかれましても、健康に留意され、御活躍を御期待申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(小林一三君)
ありがとうございました。
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は3月5日に招集をされまして、本日までの22日間にわたり、過密な日程の中にもかかわりませず、提案されました条例の制定及び一部改正案を初めとして、24年度一般会計補正予算案、平成25年度当初予算案、人事同意案件等数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心に御審議を賜り、適切、妥当な結論を得ましたことに対しまして、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め理事者の皆様には、審議の間、常に真摯な態度で御協力をいただきましたことに対し、深く敬意を表しますとともに、本会議並びに委員会において各議員から出されました意見、要望等につきましては、今後とも十分御配慮をいただきまして、執行に当たられますようお願いをいたすところでございます。
今後、議員並びに理事者各位には、くれぐれも健康に御留意をいただきまして、ますます御活躍をされますことを御祈念申し上げます。
なお、今3月31日をもって県へ復帰されます前野副市長さんに一言お礼の言葉を申し上げたいと思います。
前野副市長さんには、平成22年6月より今日まで2年10カ月にわたって宇陀市の副市長として奉職をいただき、その間、厳しい財政状況の中、竹内市長の進める行財政改革を初めといたしまして、諸施策に市長の補佐役、そして女房役として宇陀市市政に多大の御貢献をいただきました。これまでの御苦労に対しまして、深く敬意と感謝を申し上げる次第でございます。ありがとうございました。県に復帰後は要職につかれまして、また県政発展のために御活動いただくわけでございますけれども、今後とも県との大きなつながりを太いパイプという形の中で宇陀市の多くの課題解決とまた発展のため御尽力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。前野副市長さんの御多幸と御健康に御留意をいただきまして、さらに幅広い御活躍をされますことを御祈念をいたしております。長期にわたり大変ありがとうございました。
また、同じく3月末をもって退職されます各部長、課長職員の皆さんには、特に合併直後の18年から事務事業の一元化の取り組み、また宇陀市の一体化に向けたまちづくりなど、大変な時期を皆さん方の英知と力量を存分に発揮をしていただきまして、新市宇陀市の礎を築いていただきました。退職された後も健康に御留意をいただきまして、充実した第2の人生を歩んでいただきたいと思います。本当に長い期間、大変御苦労さまでございました。
それでは以上をもちまして、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。
午後3時03分閉会