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日程 |
内容 |
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平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書について 平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書について 平成22年度宇陀市立病院事業特別会計予算継続費繰越計算書について |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
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1番 |
勝井 太郎 |
2番 |
高見 省次 |
3番 |
堀田 米造 |
4番 |
井谷 憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本 良治 |
7番 |
峠谷 安寛 |
8番 |
大澤 正昭 |
9番 |
井戸本 進 |
10番 |
中山 一夫 |
11番 |
多田 與四朗 |
12番 |
山本 繁博 |
14番 |
山本 新悟 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
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市長 |
竹内 幹郎 |
副市長 |
前野 孝久 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
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総務部長 |
菊岡 千秋 |
企画財政部長 |
井上 裕博 |
市民環境部長 |
大西 茂 |
健康福祉部長 |
覚地 秀和 |
農林商工部長 |
仲尾 博和 |
建設部長 |
吉岡 博文 |
教育委員会事務局長 |
出口 裕弘 |
水道局長 |
藤本 隆志 |
市立病院事務局長 |
竹内 均 |
会計管理者心得 |
栗野 肇 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次 悟郎 |
文化スポーツ振興団事務局長 |
穴田 宗宏 |
議長(中山 一夫君)
開会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。
本日、第2回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員各位には、公私何かと御多忙のところ御出席賜り、ここに開会の運びとなりましたことを心から厚く御礼申し上げます。
議員各位には慎重に御審議賜りますとともに、会期中の本会議を初め、一般質問あるいは各委員会を通じて議会がスムーズに進行できますよう、皆様方の御協力をよろしくお願い申し上げます。
また、理事者各位には、簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁くださいますようお願いを申し上げ、開会のあいさつといたします。
開会に先立ちまして、議員各位に御連絡申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、御了承おきお願い申し上げます。
おわびと訂正を申し上げます。
広報うだ6月号に宇陀市議会だよりが掲載されておりますが、その内容の3月定例会一般質問について、「高齢者の暮らしやすい安心・安全のまちづくりを、金婚式報奨制度を」について、掲載されていませんでした。このことについて深くおわび申し上げますとともに、7月号広報うだに掲載をさせていただきますので、御了承お願いいたします。
議長(中山 一夫君)
4月1日付で議員1名が自動失職をしたため、1名減数となり、当市議会の議員数は15名になっています。
ただいまの出席議員は15名であります。
定足数に達しております。
よって、平成23年第2回宇陀市議会定例会を開会いたします。
竹内市長から招集のごあいさつがございます。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
皆さんおはようございます。宇陀市議会第2回定例会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げさせていただきたいと思います。
宇陀市が初夏を迎え、豊かな田園風景が広がっております。早苗が根づき、そしてまた花々が今咲こうとしているところでございます。
そうした中で、平成23年度第2回定例会を招集させていただきました。中央政界におきましては、国民不在ではないかと思われるような政治的な混迷をしておりますように感じますが、東日本大震災の復興、復旧に向けて、もっとスピード感を持って、また、物や資金面でさらなる支援が必要ではないかなと感じているところでございます。まだまだというような感じがぬぐえないのではないかなと思っているところでございます。私たちの宇陀市も大きな義援金をいただきながら、そしてまた宇陀市のできる範囲の中でいろいろ御支援をさせていただきたいと感じているところでございます。
私たちの宇陀市は、基礎自治体として今と将来をしっかり見据えながら行政運営をさせていただきたいと思っております。職員、市民の皆様方、また議員の皆様方の御理解、御協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。
今定例会は、主な提案事項といたしましては、予算面で教育委員会の本庁舎移転に伴う事務経費、また東日本大震災に伴う支援経費などが主な予算でございます。その他地域づくりなどの奈良県関係の予算、また委員の指名などもさせていただきたいと思いますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げたいと思います。
私たちの宇陀市も6年目を迎え、宇陀市の将来展望が議論されております。経済社会情勢、また政治でも、なかなかいい局面が開けないわけではございますけれども、宇陀市の自己決定、自己責任の中で、議会の御理解、また市民の皆様の御理解をいただきながら改革、改善して「高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市」をつくってまいりたいと考えているところでございます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げまして、招集に当たりましてのあいさつにかえさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(中山 一夫君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、議長において16番小林一三議員、1番勝井太郎議員を指名いたします。
議長(中山 一夫君)
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会は、本日から6月27日までの19日間といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日より6月27日までの19日間と決定いたしました。
議長(中山 一夫君)
続いて日程第3、諸報告を行います。
初めに、諸般の報告で去る5月25日に開催されました平成23年度第1回奈良県市議会議長会の報告を事務局長にさせます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田 忠昭君)
議会事務局の増田でございます。よろしくお願いいたします。
私のほうから平成23年度第1回奈良県市議会議長会出席の報告をさせていただきます。
去る5月25日水曜日午前11時から、橿原市の橿原ロイヤルホテルで平成23年度第1回奈良県市議会議長会が開催されまして、中山議長、山本副議長と私、増田の3名が出席のほうをさせていただきました。
まず、開会には葛城市議会議長、西川会長のごあいさつ、そして葛城市長からのメッセージ披露の後、各市の議長、副議長、事務局長の紹介、そして前会長の香芝市議会議長に対しましての感謝状の贈呈がありました。
次に会議に入りまして、諸報告では、本年2月14日から5月24日までの県市議会議長会の事務報告について報告があり、了承されました。
次に、協議事項としまして、平成22年度奈良県市議会議長会会計決算について報告があり、審議の結果、報告どおり承認されました。
次に、平成23年度奈良県市議会議長会会計補正予算(第1号)についてが議題となり、審議の結果、原案どおり可決されました。
次に、その他といたしまして、1件目は議長会県外都市視察研修についてが議題となりまして、本年10月下旬に予定をし、場所選定につきましては会長一任ということになりました。
2件目は、議員研修の実施についてが議題となりまして、県主催の奈良県・市町村セミナーに参加することで承認されました。
3件目につきましては、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてが議題となりまして、任期満了となる5名につきまして、6月8日から9日の2日間に候補者の届け出受け付けが行われますので、会長一任事項として5市から候補者を選定するよう提案があり、承認されました。
最後に、西川会長の閉会のあいさつにより会議を終了し、午後1時に解散をいたしました。
以上、簡単でございますが、平成23年度第1回奈良県市議会議長会の報告とさせていただきます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
以上で諸般の報告を終わります。
次に、行政報告を受けます。
初めに、平成22年度宇陀市一般会計予算繰越明許費繰越計算書についての報告を受けます。
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上 裕博君)
企画財政部の井上でございます。よろしくお願い申し上げます。
平成22年度宇陀市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について御報告いたします。
今回報告させていただくそれぞれの事業につきましては、本年3月の第1回定例議会におきまして、補正予算書の中で繰越明許費の設定を提案させていただき、御承認をいただいているところでございます。
お手元の繰越計算書1ページをごらんください。
その後の執行状況を踏まえ、財源内訳とともに、法令に基づく書式で計算書を作成いたしました。3ページまでございます。3ページの一番下の合計欄、ごらんいただきたいと思います。
3月議会で繰越明許費を設定した時点では、合計で54件、12億864万5000円でありました。最終的な繰越額は11億976万1000円となっております。件数については変わっておりません。これは、2件の事業が提案時から3月末までに一部執行されたため、額が異なっているものでございます。その他の事業52件につきましては、平成23年度へ同額で繰り越しいたします。件数、金額ともに大きくなっておりますけれども、このことについては次のページ、資料として添付いたしました財源別一覧表をごらんいただきたいと思います。
一つ目、まず国からの交付金によるきめ細かな交付金事業30件、二つ目、同じく国からの交付金事業による住民生活に光をそそぐ交付金事業5件、これらにつきましては、本年3月定例会で補正予算の御承認をいただいた事業であり、工期等が短く、すべて繰り越しいたしました。
3番目の奈良県市町村振興臨時交付金事業につきましては、昨年12月議会での補正であり、設計、発注等の期間を要したもの、あるいはまちづくり活動応援補助金のように今年度の早期執行に向けて補正させていただいたものがございます。
その他4番目以下の社会資本整備総合交付金事業等につきましては、そのほとんどが竹内市長就任後の昨年6月議会の補正により予算化させていただいた事業であり、いずれも相手方との交渉、発注の準備などの関係で時間を要し、年度末までに完了できなかったものでございます。
今後は平成23年度へ繰り越しさせていただき、本年度において速やかに完了を目指すものでございます。
以上、簡単ではございますが、一般会計の繰越明許費繰越計算書の概要報告とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
次に、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書についての報告を受けます。
覚地健康福祉部長。
健康福祉部長(覚地 秀和君)
健康福祉部、覚地でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書につきまして御報告をさせていただきます。
平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算(診療施設勘定)にかかわります繰越明許費の設定につきましては、地方自治法第213条第1項の規定に基づき、年度内に完了できなかった事業費を翌年度に繰り越しさせていただくもので、さきの第1回定例議会におきまして、御承認をいただきました東里診療所宿舎施設整備事業250万円でございます。地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づきまして、繰越明許費計算書を調整いたしましたので、本日報告をさせていただくものでございます。
繰り越しの理由につきましては、本年3月御承認いただきましたきめ細かな交付金事業であり、年度内までの事業完了ができなかったための繰り越しでございます。
なお、財源等の内訳につきましては、きめ細かな交付金を財源とした一般会計からの繰入金でございます。
以上、大変簡単ではございますが、報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
次に、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書についての報告を受けます。
藤本水道局長。
水道局長(藤本 隆志君)
水道局、藤本でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書につきまして御報告を申し上げます。
平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計に係ります繰越明許費の設定につきましては、さきの第1回定例会におきまして提案をさせていただき、御承認いただいたところでございます。
簡易水道特別会計では、総務費、施設整備費の簡易水道施設整備事業(松井地区)におけます事業1件でございまして、1165万3000円の繰り越しでございます。地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づきまして、財源内訳をお示ししました繰越明許費繰越計算書を調整いたしましたので、本定例会に提出し、御報告をさせていただくものでございます。
繰り越しの理由につきましては、工事発注に係ります地元等関係機関との調整におきまして、時間を要しての工事着手のおくれにより、3月末までに事業が完了できなかったための繰り越しでございます。
大変簡単ではございますが、御報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
次に、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計予算継続費繰越計算書についての報告を受けます。
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内 均君)
病院事務局の竹内でございます。
それでは続きまして、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計継続費繰越計算書について御報告申し上げます。
繰越計算書のほうをごらんください。
平成22年度宇陀市立病院事業特別会計継続費繰越計算書につきましては、地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定に基づき、議会に報告させていただくものでございます。
このたび報告させていただいた継続費繰越計算書につきましては、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計当初予算におきまして、病院建設事業を平成21年度から平成24年度までの4年間、事業費総額65億円として継続費を設定し、年割額といたしまして、平成22年度の事業費を15億8000万円の予算を計上し、平成22年3月議会で議決いただいたところでございます。その平成22年度に計上いたしました15億8000万円及び前年度、平成21年度からの繰越額であります14億3155万3000円と合計した30億1155万3000円の事業費のうち、病院建設事業に係る入札執行が平成21年度の年度末となり、さらに平成22年度末での工事の出来高率が約15%程度であり、本体工事のほとんどが平成23年度以降の施工となったこと等によりまして、工事費、委託料等で23億4525万6000円が平成22年度中に支出を要しないこととなりましたので、平成23年度へ逓次繰り越しさせていただくものでございます。よって、継続費繰越計算書により御報告させていただくものでございます。
以上、簡単ではございますが、御報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
次に、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算繰越計算書についての報告を受けます。
笹次さんとぴあ榛原事務長。
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長(笹次 悟郎君)
さんとぴあ榛原の笹次でございます。どうかよろしくお願いいたします。
行政報告5番目の平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算繰越計算書について御説明申し上げます。
この事業につきましては、新たに交換機を買いかえる事業でございます。
地方公営企業法第26条第1項では、当該事業年度内に支払い義務が生じなかった建設改良事業につきましては、翌年度に繰り越して使用することができると規定されております。さきの議会で御承認いただきました当事業費441万円を平成23年度に繰り越して実施するため、このたび予算繰越計算書によりまして報告申し上げるものでございます。
なお、この事業につきましては、国の地域活性化交付金、きめ細かな交付金事業で行うものでございます。
以上、簡単ではございますが、報告とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
次に、平成22年度宇陀市水道事業特別会計予算繰越計算書についての報告を受けます。
藤本水道局長。
水道局長(藤本 隆志君)
失礼いたします。平成22年度宇陀市水道事業特別会計予算繰越計算書につきまして御説明申し上げます。
平成22年度宇陀市水道事業特別会計予算繰越計算書につきましては、地方公営企業法第26条第1項の規定に基づきまして、年度内に支出できなかった資本的支出の建設改良費を翌年度に繰り越すものでございます。
榛原萩原小鹿野地内におけます水道未普及地解消事業に伴う道路舗装復旧工事に係ります事業費540万円の繰り越しでございます。予算計上額、支払い義務発生額、翌年度繰越額、財源の内訳につきましては、記載のとおりでございます。
今回の繰り越しにつきましては、さきの3月の第1回定例会におきまして議決いただきました水道事業特別会計補正予算(第3号)に係ります国の地方活性化交付金事業、きめ細かな交付金事業を財源として榛原小鹿野地内の舗装工事を予定しているもので、年度末の事業で準備に時間を要しまして、年度末までに事業を完了できなかったため、23年度へ繰り越しをさせていただくものでございます。
この繰越計算書につきましては、地方公営企業法第26条第3項の規定により、繰越計算書を本日報告させていただくものでございます。
以上、大変簡単ではございますが、御報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
次に、宇陀市土地開発公社の経営状況についての報告を受けます。
菊岡総務部長。
総務部長(菊岡 千秋君)
総務部の菊岡でございます。よろしくお願いします。
宇陀市土地開発公社の経営状況の報告について御報告を申し上げさせていただきます。
この報告につきましては、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき行うものでございまして、今回報告させていただきます平成22年度決算及び平成23年度予算につきましては、過日の5月31日及び3月30日に開催いたしました宇陀市土地開発公社理事会において提案させていただきまして、御承認いただきました内容を報告するものでございます。
詳細につきましては、お手元の配付資料で確認いただいておりますので、本文の朗読は控えさせていただきまして、概略のみの報告とさせていただきますので、よろしくお願いします。
平成22年度の決算でございますが、平成22年度中に公社で行った事業の内容を申し上げます。
宇陀市への売却、すなわち公社からの買い戻しを行った内容でございますが、市道榛原高倉山辺三線一部改良事業用地305万926円、総合センター駐車場整備事業用地1億3759万640円、市道萩原16号線一部改良事業用地1億1158万6001円の3件でございまして、合計2億5222万7567円の売却を完了させております。
なお、平成22年度における用地の買収はございません。
また、公社の管理行為の一環であります保有土地の有効利用のための保有土地の賃貸による収益につきましては、平成22年度はございません。
以上によりまして、平成23年3月31日現在の宇陀市土地開発公社保有土地でございますが、保有用地明細書にも掲載しておりますように、面積9万7506.38平米で、公有用地の保有土地簿価は3435万5742円となっています。
なお、平成22年度中の借入金に対する利息については宇陀市が負担しておりましたが、平成22年9月30日をもちまして、借入金はすべて返済しております。
続きまして、平成23年度の予算の関係でございますけれども、収益的収入及び支出の予定額は11万円、資本的支出の予定額は10万円となっています。
また、平成23年度の公社における用地買収計画及び公社から宇陀市への売却につきましては、平成23年度当初予算においてはございません。
以上で、宇陀市土地開発公社の経営状況の報告を終わります。
議長(中山 一夫君)
次に、財団法人宇陀市文化スポーツ振興団の経営状況についての報告を受けます。
穴田宇陀市文化スポーツ振興団事務局長。
文化スポーツ振興団事務局長(穴田 宗宏君)
振興団の穴田でございます。よろしくお願いをいたします。
財団法人宇陀市文化スポーツ振興団の経営状況につきまして、地方自治法第243条の規定に基づきまして報告いたします。
宇陀市より平成21年4月1日から平成24年3月31日までの3カ年の指定管理契約により、宇陀市総合体育館を初めとする7施設の指定管理を受託し、事業運営を行っております。今回の報告は、平成23年度事業計画並びに予算を本年3月30日に、平成22年度事業報告並びに決算報告を5月30日開催の理事会において、それぞれ承認をされたものであります。
平成22年度事業報告並びに決算報告、平成23年度の事業計画並びに予算につきましては、議員各位に配付いたしました資料のとおりでございます。
平成20年12月1日に公益法人制度改革三法が施行され、現在、当財団は暫定として特例民法法人に移行しております。宇陀市の行政改革により、宇陀市長より平成23年1月17日付宇企画第298号において、平成23年4月1日から宇陀市中央公民館榛原分館が宇陀市榛原総合センターへ移転することに伴い、当センターの指定管理期間を平成23年3月31日までに変更する通知を受け、平成23年2月3日に理事会を開催し、協議の結果、同意いたしました。
当財団の自主事業として、総合センターにおいて実施しておりました陶芸教室、華道4流派の教室、染花教室、ステンドグラス教室、パン教室、英会話教室、陶芸教室の7教室は閉講といたしました。
また、宇陀市長より平成23年1月17日付で宇企画第299号において、平成24年3月31日までの指定管理基本協定を締結している7施設は、平成24年度以降、当財団と随意契約で指定管理する方針でない旨の通知を受け、平成23年2月3日に理事会を開催し、今後のあり方を協議した結果、宇陀市からの指定管理の随意契約の締結が不可能となった場合は、当財団の存続は極めて困難になることから、現行の指定管理契約が終了する平成24年3月31日をもって当財団を解散するに全会一致で同意を見ました。
この解散の同意に当たり、理事会の総意といたしまして、現7施設に勤務する職員の仕事保障、継続雇用を強く要望する旨の附帯決議があり、平成23年2月23日に宇陀市長へ申し入れを行っております。当財団が解散となりましても、今後、施設管理運営をしていく上で、長年技術を培ってきた当財団専門職員であるプロパー職員2名、非常勤職員2名、臨時職員21名の雇用は不可欠であると考えております。
昭和62年、旧榛原町時代に財団法人榛原町文化産業振興団として発足し、その後、機構改革等を経ながら現在に至っております。24年間、多くの方々に支えられながら、文化、スポーツの振興に各種事業を展開してまいりました。本年度も自主事業の水泳教室等の継続と各施設の有効活用を図り、あわせて指定管理につきましては、当財団解散後、宇陀市直営方式にスムーズに移行できるよう、環境整備の調整に努めてまいります。
昨年度の自主事業には多くの市民の皆様の御参加、御協力をいただき、厚く御礼を申し上げます。本年最終の財団の運営に御理解、御協力をいただきますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、振興団の行政報告とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
最後に、有限会社室生村ふるさとセンターの経営状況について並びに財団法人宇陀市菟田野毛皮革産業振興公社の経営状況についての報告を受けます。
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾 博和君)
農林商工部の仲尾でございます。よろしくお願いを申し上げます。
それでは、有限会社室生村ふるさとセンター並びに財団法人宇陀市菟田野毛皮革産業振興公社の経営状況につきまして、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づきまして一括して御報告させていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。
まずは、平成22年におきます有限会社室生村ふるさとセンターの経営状況について御報告を申し上げます。
当有限会社は平成10年2月1日、旧室生村300万円、旧室生商工会100万円、室生村森林組合100万円の出資により、資本金500万円で設立をいたしました第三セクターでございます。道の駅「宇陀路室生」のオープン当初より、旧室生村から管理委託を受けまして、平成18年9月1日から指定管理者となったものでございます。
会社役員につきましては、取締役として竹内宇陀市長、服部宇陀商工会室生支所役員代表、北森室生村森林組合長の3名で構成をされ、宇陀商工会室生支所役員代表の服部元明氏が代表取締役社長を務められておられます。
主な事業といたしましては、道の駅「宇陀路室生」及び芸術施設でございます森の回廊の管理運営を初め、農林産物直売所のこもれび市場での農産物販売や観光客誘致のための各種イベントの企画運営でございます。
平成22年中におけます延べ利用者総数につきましては、23万588人と前年と比較をいたしますと2189人の減となってございます。
平成22年中の売上高につきましては、1億831万8648円でございまして、売上原価の8339万1639円と販売管理費及び一般管理費の3325万6390円を控除いたしました営業損失は832万9380円となり、そこに自動販売機の手数料など営業外収益560万6359円をプラスし、かつ営業外損失の1万1112円、法人税等をもって精算をいたしますと、当期純損失は280万5134円となりましたが、キャッシュフローにおきましては、一般管理費の減価償却費319万3455円を割り戻しをいたしますと、38万8321円の現金を残すことができました。昨年度は館内の改装及び建物のデザインに協調をいたしました木製商品棚に更新したこととあわせまして、地元商品を取りそろえ地域の特産品を充実するなど、経営の抜本的な改善を行ってまいりましたが、今後はさらに徹底的な利潤追求を基本的な目的として、芸術施設と調和のとれた営業活動を展開し、健全な運営に努めてまいる所存でございます。
続きまして、平成22年度財団法人宇陀市菟田野毛皮革産業振興公社の経営状況につきまして御報告を申し上げます。
当公社は昭和53年7月18日、旧菟田野町の出資金300万円により設立をされました。理事役員につきましては、中山宇陀市議会議長を初め、向本奈良県毛皮革協同組合連合会の理事長、辻本奈良県毛皮革工場団地協同組合理事長、向本大和毛皮革産業協同組合理事長、吉田部落解放同盟岩崎支部企業部長、辻本宇陀商工会副会長、加藤宇陀商工会菟田野支部代表と、それに宇陀市の前野副市長、農林商工部長、私ですけれども、理事役員となっております。監事といたしまして、部落解放同盟岩崎支部長と宇陀市菟田野地域事務所長の各位で役員が構成されておりまして、理事長は前野副市長が務めております。
当公社といたしましては、毛皮革製品の研究、開発と毛皮革製品を市内外へ広くPRすることを通しまして、宇陀ブランドの確立と販路の拡大を図り、毛皮革産業の振興と安定をねらいといたしております。
平成23年5月27日午後3時より、宇陀市菟田野産業振興センター研修室におきまして理事会が開催をされまして、理事の変更、専務理事の任命と平成22年度の事業報告及び決算報告、さらには平成23年度事業計画案及び収支予算案が審議をされまして、いずれも原案どおり承認、可決をいただいております。
審議内容につきましては、次のとおりでございます。
平成22年度におきましては、奈良県の支援を受けまして、宇陀市菟田野産業振興センターにおきまして第29回奈良県毛皮革フェアInutano並びに王寺町地域交流センターにおきまして第16回毛皮革ファッションフェアをそれぞれ2日間開催をいたしてまいりました。
歳入につきましては、県の補助金が445万8382円、市の補助金が700万円、出展者負担金が186万4000円、預金利子が5731円、前年度よりの繰越金が122万7056円の合計1455万5169円となりました。
歳出につきましては、毛皮革フェア開催に577万2573円、毛皮革ファッションフェアの開催に184万7052円、県の毛皮革協同組合連合会の助成金として15万円、公社職員の人件費が福利厚生費を合わせまして578万8447円、一般管理費が2000円となり、次年度の繰越金が99万5097円となったところでございます。
なお、資産につきましては、当初の出資金として定期預金で300万円と、先ほど申し上げました次年度への繰越金を合わせまして399万5097円となったところでございます。
また、平成23年度の予算につきましては、歳入では市補助金が800万円、昨年と同様です。県の補助金が417万円、本年度も開催を予定をしております毛皮革フェア及び毛皮革ファッションフェアの出展者負担金として177万円、そこに前年度繰越金と預金利子を合わせまして、合計1494万円の予算といたしました。
歳出では、毛皮革フェアに540万円、毛皮革ファッションフェアに171万円、新商品の研究開発費用といたしまして80万円、県の毛皮革協同組合連合会助成金として15万円、公社職員の人件費といたしまして、福利厚生費を合わせまして598万円、一般管理費が2万円、予備費が88万円の合計1494万円を計上いたしているところでございます。
なお、近年の依然と続きます景気の低迷とあわせまして、海外からの安い輸入製品や消費者の毛皮革製品からの脱却傾向がいまだに続いておりますことから、業界全体の売り上げが減少しており、大きな打撃を受けているという実情にございます。このような状況を打開するため、当公社といたしましても、宇陀市の地場産業でございます毛皮革産業の活性化と積極的な新製品の開発、その販路の確立を目指すこととあわせまして、引き続き魅力のあるイベントを企画し、広く内外にPRするよう鋭意努力をしてまいりたい、このように思っているところでございます。
以上、有限会社室生村ふるさとセンターの経営状況並びに財団法人宇陀市毛皮革産業振興公社の経営状況について一括して御報告をさせていただきました。それぞれが健全な運営に向けまして精いっぱい努力をしてまいりたい、このように思っておりますので、今後ともさらなる御支援、御協力をお願いを申し上げまして、報告とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上で行政報告を終わります。
ただいまより、行政報告に対する質問をお受けいたしますが、決して審査にならないよう御注意をお願いいたします。
それでは、ただいまより質問を受け付けます。
初めに、平成22年度宇陀市一般会計予算繰越明許費繰越計算書についての質問をお受けいたします。
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
一般会計の繰り越しに対して二、三質問をさせていただきます。
昨年度もかなり繰り越しがふえていると、件数がふえているということで質問をした記憶がございます。ことしの件数も54件ということで、昨年よりふえているのかなというように思っております。その理由として先ほど御説明いただきまして、3月交付というようなことで非常に実施する期間がないということでの繰り越しという説明がございましたけれども、それは結構なんですが、例えばこれは2ページになりますけれども、まちづくり交付金事業の都市計画の1億3800万円、これはずっと継続している事業だと思いますけれども、繰り越しになっている理由というのは、工期がおくれているというそういう認識でよろしいのか、具体的な理由がありましたら、御説明いただきたいと思います。
それから、ちょっと戻りますけれども、1ページ、病院事業会計出資金3億5950万円の地方債ということですけれども、これはまた後ほどの病院の特別会計のところで、これは関連質問をしたいと思いますが、これについても出資金の繰り越しということで、どういう事情でそうなっているのか、御説明をお願いします。
議長(中山 一夫君)
吉岡建設部長。
建設部長(吉岡博文君)
建設部の吉岡です。よろしくお願いします。
まちづくり交付金事業の繰り越しについてですけれども、説明をさせていただきます。
まちづくり交付金の主な繰り越し内容につきましては、現在実施しております榛原におきます東町西峠線の都市計画道路の事業でございまして、これの事業の実施に当たりまして、建物移転補償が6件の対象になっております。その6件のうち、契約がすべて終わっておりまして、7割が22年度で契約させていただきまして、そのうち3割につきましては、建物の撤去、解体が終了後ということで支払うことになっております。その解体、撤去につきまして3割の支払いになるのでございますが、それが3月中に終了しておりませんので、繰り越しとさせていただいております。
なお、工事の繰り越しにつきましては、一部2月の大雪等がありましたので、遅延しましたので、その辺が繰り越しの理由となりました。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
覚地健康福祉部長。
健康福祉部長(覚地 秀和君)
失礼します。
病院事業会計出資金の繰り越しにつきましては、御承知のように、21年度当初の病院工事の着手予定でございましたが、県の医療計画の整合を図る、また、県から医療施設等の耐震化臨時特例交付金をいただけるということがありまして、その調整に時間を要したために、22年6月の着工に工期がおくれたためによる繰り越しでございます。それに伴う出資金につきましても繰り越しを行ったということでございます。よろしくお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質問なしと認めます。
次に、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書についての質問をお受けいたします。
質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質問なしと認めます。
次に、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書についての質問をお受けいたします。
質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質問なしと認めます。
次に、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計予算継続費繰越計算書についての質問をお受けいたします。
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
先ほどの関連にもなりますけれども、この市立病院の特別会計で22年度の予算現額で当初15億8000万円に前年度の逓次繰越額が14億円ということで、合わせて30億円の中で、支払い義務発生見込みが6億6000万円ということで、翌年度に23億円繰り越しているということですね。
これも先ほどの御説明と関連があるのかもしれないんですが、非常に繰越額が大きいということで、工事がおくれているという心配をするわけですけれども、当初の予定では再来年25年の3月に完成というその目標で進んでいたと思いますけれども、その工程目標というのは現時点で変わっていないんでしょうか。それとも、やはりこれだけの繰り越しということで、やはり工事がおくれているという認識でよろしいんでしょうか。
議長(中山 一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内 均君)
お答え申し上げます。
繰越額が30億円という高額な金額になってきております。これにつきましては、先ほど健康福祉部長が申し上げましたように、県の医療計画あるいは耐震化の臨時特例交付金制度の関係でございまして、その当時、平成21年度に65億円の継続費の予算のほうの承認をいただいておりますけれども、そのときの年割額が平成21年度で17億3802万4000円、そういった形の大きな金額を計上させてもらっております。しかしながら、21年度は契約が21年度の末になりましたので、実質的に21年度は事業は全然やられておらないということで、それがどんどん繰り越しされて、結局、平成23年度に繰り越しが30億円という大きな金額になってきた状況でございます。
そして、繰り越しはされてきておりますけれども、事業の進捗につきましては、予定どおり25年の3月末には完成するという形で現時点では進行しているのが状況でございます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
最初の21年度の17億円が繰り越されているということですけれども、しかし、現時点では23億円になっていますね。ということは、つまり昨年度の支払い義務見込み額6億6000万円しかないわけで、当初というか、22年度の予算に比べても非常に少ないと思うわけですね。その分がふえている。当初17億円の繰り越しは今の説明で理解できますけれども、その後さらにふえているわけでして、それは今の御説明ではちょっと納得できないんですけれども、どうでしょうか。
議長(中山 一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内 均君)
先ほど申し上げましたように、平成21年度の年割額が17億3800万円、それから22年度の年割額が15億8000万円という形の計上でございまして、その22年度の15億8000万円に対しましても、6億6,629万7,000円の執行だけに終わってしまったと。これにつきましては、先ほど申し上げましたように、平成22年度の出来高率、工事の出来高率が23年の2月末現在、計算上、2月末現在での出来高率の計算になってきておりますけれども、15%であったと、工事の進捗率が15%であったということで、実際の支出が5億6700万円、工事に対する支出が5億6700万円にとどまったという関係で、22年度の執行額が15億8000万円の予算に対して6億6629万7000円に終わってしまったという関係で、合わせて30億円という多額の残額ですね、23億4525万6000円という形の逓次繰り越しになったというような状況でございます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
出来高率が2月末で15%の5.6億円というお話ですので、非常にですから予定されている工事ができていないというそういう認識じゃないんでしょうか。
もう一度、じゃあ最終的に25年3月の完成目標は変えられていないということは明言されますか。
議長(中山 一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内 均君)
はい。当初の予定どおり、平成25年3月竣工という形での予定は、現時点では変わっておりません。
ただ、業者のほうから今回の東日本大震災に伴いまして、材料関係のこちらへの仕入れといいますか、そういったものが若干影響する可能性がある、それがはっきりするのが8月ごろであるという話も聞いておりますけれども、現時点では予定どおり進んでおりますけれども、そういった形の状況が変わってくる可能性も今現在は若干危惧しているところでございます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田 與四朗君)
関連ということになろうかと思うんですけれども、審議にならないように本当に簡単な質問で大変恐縮なんですけれども、先ほど予定は、一応最終的な予定は間違いないというようなことなんですけれども、当初この23年度の11月か12月に一部供用を開始すると、外来も受け入れすると、本館が完成するということで承っておるんですけれども、それに関しては特に影響ございませんか。
先ほど申されたような東日本大震災にかかわる資材の需給につきましては、これはもう西日本、優先は東日本というような考え方はあろうかと思います。それによって倒産やむなくなったというようなそういう業者の話もいろいろと聞いております。そのあたりで、その点お聞かせ願えますか。
議長(中山 一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内 均君)
第1期工事といたしまして、現在、本館工事、本館の病棟関係を中心といたしました7階建ての建築工事を現在進めておるところでございまして、それにつきましても、本年11月、12月そのころには竣工予定、その段階で引っ越しして、北館をまた改装をかけまして、そして西館、中央館を取り壊しいたしまして、その跡地に外来棟を建てまして、その後に東館を取り壊しまして、外構工事を終わりまして、最終的に平成25年3月竣工というようなスケジュールでございます。そして先ほど申し上げましたように、東日本大震災の関係で電線等材料関係が供給がされないような事態になりますと、本館工事の予定も若干おくれてくる可能性もあるのかなという感じで今現在は考えておるところでございます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
1点だけ、前回の議会の継続の部分になろうかと思いますけれども、本体工事の入札が41億何ぼでたしか入札が終わっとると、このように記憶しております。そのときの予算の本体価格に若干の余剰金額が発生したように思うわけですけれども、今回も継続費用の総額につきましては65億円で動いていないということでございますし、この中身を見ましたら、不用額をあらわさずにずっとそのまま持ち越していくということでございますので、それぞれの工事におけるところの工事の不用額というものがなかなか見えてこないし、そういったものが実際、実質的な審議の部分につきましては病院建設・運営特別委員会のほうで審議をいただくということにいたしまして、きょうお聞きしたいのは、この65億円の総額が入札価格は動いておるのにどうして変わらないのかというその点を1点と、それから個々の年間工事におけるところの個別のこれからまた細かな入札があろうかと、このように思うわけですけれども、そのときの入札価格とそれから予定価格なり、あるいは予算との差異が出たときには、当然不用額としてこれは出てこなあかんわけですけれども、そういった分との仕分けといいますか、すみ分けといいますか、そういった部分のあらわし方というのは示されるんでしょうか、その点お伺いしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内 均君)
確かに65億円の内訳といたしまして、建設工事費が48億円で予算計上させてもらっておりました。それが御指摘のとおり41億6000万円程度で入札執行されたという形で、その差額が7億円程度あるという形でございまして、その点につきましては先ほどお話のありましたように、病院建設・運営特別委員会のほうでも御報告させていただいておるところでございますけれども、医療器械のほうが10億円で予算を組んでおるわけなんですけれども、その辺のところがまだ全然見えてこないという形で、その辺のところの動向も含めまして現在も65億円の枠の中で動かせてもらっているというような状況でございます。
そして医療器械の購入につきましても、医療器械で予算枠が10億円、それから医療システムで2.5億円という形で予算計上させてもらっております。その点につきましては、本年度、MRI、CT等大型機械を導入する予定でございまして、その辺のところで差金がどういう形で出てくるのか、まだちょっと見えてこないのが現在の状況でございます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
この特別委員会、平成18年から立ち上がっておりまして、そしてるるそれぞれの部分について細かな皆さん方の御説明をいただいて、そして設計及び予算に対して一定の理解のもとに示された金額を我々はよしとして今日まで進んでおるわけでございまして、まだ不確定な部分があるということは、65億円でおさまらないというような分野にも派生していると理解してよろしいんでしょうか。その点はどうなんでしょうか。
議長(中山 一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内 均君)
継続費の総額が65億円で御承認いただいております。現在は、その65億円の範囲内で施工すべく、管理も含めてとり行っているところでございます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
最後でございますので、審議にならないということで大変難しいわけですけれども、我々は65億円というものは、それぞれ細かく予算を細分化して、それぞれに係る費用を積算した金額が65億円というように理解をしておりまして、そしてその結果、7億円の工事予算額との差異が出たときは、それはそのまま不用額として上がってくるべきものと、こういう理解のもとに我々は審議をしておったつもりでございますし、後々そういった形で不明な部分の、震災によっていろんな資材が高騰しているという社会的背景、これは理解をさせていただきますので、その部分の増嵩分というものは理解ができますけれども、予算額を中でまた理由なく増嵩を積まれるということは、非常に設計、そしてその工事金額を決定するまでのプロセスを非常に無視されたようなそういった動きになってくるのではないかなとも感じますので、ひとつ今わかっておる最低7億円のお金というものは、やはりこれは工事単価から入札によって、皆さん方の努力によって減額をいただいておると、こういう市民の皆さんの理解でございますので、その一線はしっかりと守っていただくようにお願いをしておきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。もしそれに対して守れないというのであれば、御反論いただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内 均君)
今回、継続費の65億円という予算という形で御承認いただいておるわけなんですけれども、その内訳につきましては、確かに事務的な話で、建設工事費48億円、医療機器10億円等々という形で事務的に事務局として把握しておりまして、その辺で先ほど申し上げましたように、医療機器が10億円で賄えるかどうかという形も出てくる可能性もございます。医療機器が10億円を超えますと、建設工事費の入札差金であります7億円を若干使っていかなければならないということもございます。
さらに、当初の設計に入っておらない別途工事というのが若干ございます。といいますのは、システム工事、今現在、LAN工事は病院内に全部引いておりますけれども、LAN工事、それから電話の移設工事、それからオペ室のパネル工事等々のちょっと別途工事が若干生じますので、その辺のところで増嵩する可能性は若干残されていることは御理解いただきたいと思っております。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤 正昭君)
この病院建設に関しまして私も少し今お聞きをしておって、予算の今局長がおっしゃられたように、建物が金額が決められており、入札により7億円ほど安くなった。あと医療機器、設計ほか含めて総額があって、今おっしゃるように金額に増減が生じるならば、特別委員会があるわけですから、招集をかけていただいて、こう金額が増減するんやけど、変わるんやけれども承認いただきたいと、7億円がいつの間にやら消えてしまうようなことでは困る。あなたの答弁としては、まことに市民の皆さん方にとっては不親切。もっともっと皆さん方が感じておられるこの今の経済状況の中で、身を絞って納税をいただいておる中から見ますと、市民の皆さん方に対しての、また特別委員会、我々議会というところに対しての、何といいますか、明瞭というものが私には感じられない。誠意が感じられない。そういうことでは、宇陀市としては非常に困るという私は注意を申し上げたいと思います。
議長(中山 一夫君)
竹内市立病院事務局長。
市立病院事務局長(竹内 均君)
こういった形で事業費が変わりますたびに特別委員会のほう、議会のほうで特別委員会も立ち上げていただいておりますので、その都度その都度御相談申し上げていきたいと、かように思います。よろしくお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
大澤議員よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質問なしと認めます。
ここで10分間休憩いたします。
午前11時25分まで休憩いたします。
午前11時14分休憩
午前11時25分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算繰越計算書についての質問をお受けいたします。
質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質問なしと認めます。
次に、平成22年度宇陀市水道事業特別会計予算繰越計算書についての質問をお受けいたします。
質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質問なしと認めます。
次に、宇陀市土地開発公社の経営状況についての質問をお受けいたします。
質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質問なしと認めます。
次に、財団法人宇陀市文化スポーツ振興団の経営状況についての質問をお受けいたします。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田 與四朗君)
1点御質問をさせていただきます。
結論的には行政改革の一環ということだろうと思うんですけれども、この23年度をもって、この財団は終わりと、指定管理から直営方式に移るということでございます。これの直営と指定管理のこの二つの方式の差異、メリット・デメリット、これをちょっとお示しをいただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上 裕博君)
メリット・デメリットということでございますけれども、まず先ほど穴田局長のほうから報告がございましたように、この財団法人といいますのは、平成20年の法律の改正によりまして、このままでいきますと平成25年11月30日で解散とみなされると、こういうことになっております。これにつきましては、今現在は先ほど話がありましたように、特例財団法人という形で来ております。これを継続させるためには、次のような手続を踏んでもらいたいと、こういうようになっております。
まず1点目は、公認会計士なり、あるいは税理士を顧問として置いて適切な情報開示が行われること、あるいは都道府県の所管である公益認定等審議会というものの審議を経て継続していってくださいと、こういうようなことが決められております。ですので、例えばシルバー人材センターはそういうような手続を踏んでおられるわけですけれども、お聞きしますと、公認会計士さんに見てもらわなければならないというようなことがきております。
それともう1点、先ほど話がありましたように、私どもの行政改革の一環といたしまして、今現在、正規職員が出向する形で続けております文化スポーツ振興団というものの指定管理のあり方というのがこれでいいのかということで、この23年度切れました後は随意契約では契約させていただかないということを通知いたしております。それを踏まえまして、文化スポーツ振興団のほうでは今年度限りで解散すると、こういう形になっております。
また、現在文化スポーツ振興団の形式でやっていただいておりますと、消費税がまず、これはちょっと古い数字で申しわけないんですけれども、先ほど経理報告があったわけなんですけれども、文化スポーツ振興団の形で続けていただきますと、消費税が約200万円余り払っていただいておる、それから文化スポーツ振興団として法人税、事業税、法人県民税、法人市民税、これは古いですけれども、21年度実績で44万1000円払っていただいておるというようなことがございます。
ですから、そもそも体育館の管理でありますとか、あるいは運動場の管理、貸し出しについて、文化スポーツ振興団の形で進めていくのがいいのかどうかと、こういう問題が1点あるかなと思っております。
もう1点は、これまで、それならば、なぜ財団法人形式でやってきたかということなんですけれども、それはこれまでの長い歴史の中で、いろいろなイベントでありますとか催し物でありますとか文化教室というような形で取り組んでいただいておったわけですけれども、やはり利用者の人口自体の減少ということもありますし、それは公民館事業でありますとか、その他さまざま市民の皆様との協働でイベント等も考えていけるということで、財団のほうも解散のほうをお考えいただいたということでございますので、メリットといいますと、今言いましたような税金関係かと思うんですけれども、今後は我々直営いたしましても、仮の話ですが、決めたわけではございませんけれども、直営にいたしましても、正職員を多数配置するというような形ではなく、先ほど穴田局長から話がありましたように、現在の雇用の方々のことも踏まえまして、もう少し検討していきたいなと思っております。
以上です。
議長(中山 一夫君)
多田議員よろしいですか。
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
今、関連で私も同じような御質問をしようと思っておりましたけれども、指定管理者制度がいろいろありますね。今回のこの指定管理については、うまくいかなかったということだと思うんです、結果的に。法人制度の法改正があったということはもちろんあるでしょうけれども、やはり以前から指摘されていましたように、職員の人件費は本庁のほうでカウントして、そして派遣しているというそういう人件費が現実に全体の収支の中に反映されていないということが1点ありました。それから、指定管理者制度で例えば今ほかに美榛苑とかあきののゆとかございますけれども、そういうところからはお金をいただいていますよね。それに対して、こちらのこの制度は市から使用料ですか、払っているという状況で、随分、指定管理者もいろいろあるなという感じがするわけですけれども、最終的にそういうことも含めて、指定管理者についてどういう方針で進めていかれるのか。
といいますのは、結局これ4月の行財政改革委員会でも申し上げて答弁もいただいていますけれども、来年度以降また直轄になって、それで本当に今これまでずっと民営化という形でアウトソーシングという流れで来ているのが直轄になると、時代に逆行しているんじゃないかというそういう話がありましたけれども、その中ではすべてを直轄にするのではないというそういう答弁もあったと思います。
いずれにしても、指定管理者制度をどういう場合に活用していくのかというのがよくわからないです。ですから、その辺についての方針について、特に今回、今お話もありましたように、臨時職員の方すべてまた引き取ってほしいという要望が市長にあったということですので、それをどのように考えておられるのか、ぜひ今申し上げた全体の方針も含めて市長のほうからお考えをお聞かせいただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上 裕博君)
市長にお尋ねなんですけれども、この件の経緯だけ、ちょっと簡単にもう一度説明させていただきます。
先ほど申し上げました説明の中でちょっと不完全な部分があったんですけれども、この財団法人というものを平成25年11月30日以降も、12月1日以降も継続するのであれば、その認定条件の一つといたしまして、公益目的事業の費用が50%以上でないとだめだということです。例えば今現在そういうことなんですけれども、これが50%以上でないとだめだということになりますと、これからも市の請負をこの文化スポーツ振興団がしていくということが前提条件になります。ところが、今、高見議員からお話ありましたように、市の職員を実質的には数名派遣しておりながら、それで随意契約で請負していくということは、やはり行革の本来の趣旨からいってもそぐわないということで、随意契約は今後もういたしませんということで1月に通知させていただいたということになりますと、逆にもう文化スポーツ振興団というのは存続できないと、こういうことにもなってくる関係上、解散を決められたということだと思います。
それともう1点は、やはりこの現状を見ていただきますと、職員を派遣しておりながら、まだ指定管理料もお渡ししていくという形になっておりますので、これが例えば美榛苑でありますとか、あきののゆのウエルネスサプライですか、あちらのような形の指定管理にはつながっていかないと今現在では考えております。といいますのは、やはり1点は温水プールでございますけれども、今回、小学校の建設のときにもお話が出ておりましたように、今後温水プールは市内の小・中学生の皆さんに使っていただくという方向でやっていく、あるいは運動場も体育館も、もともと市民の方に気軽に使っていただけるということになってきますと、事業団のほうは、やはりその経営の問題もありまして、当然広く限定して使っていただくということにはなりませんので、そういうような体育施設としてのありようがどうかということでございます。
ただ、他市に行きますと、体育協会でありますとか、そういうところに指定管理しておられる実態もあるわけですので、今現在、可能性というのを探っておるんですけれども、体育協会なりの仕組みあるいは我々の市職員を極力少なくして管理していく仕組みというのがちょっと今年度中にはなかなか難しいのかなということで、すべて今決めたということではないと、こういうように申し上げたわけでございます。
以上です。
議長(中山 一夫君)
穴田宇陀市文化スポーツ振興団事務局長。
文化スポーツ振興団事務局長(穴田 宗宏君)
高見議員さんのおっしゃいました一部ちょっと間違いがあると思います。
今まで、この振興団の指定管理については間違いではなかったわけでございます。ただ、まず解散に至った経緯ですけれども、随意契約をいただけないので、公共の5割以上の収益が見込めないという形の中で、公益法人としては認めていただけないと、一般の社団法人になってしまうと。一般の社団法人になりますと、税の控除等がないという中で、まず指定管理、随意契約がない場合は、もう退散という話になってきます。入札してやっていくわけにはいきませんので。
それと市職員の5名等の派遣は、弁当持ちというのか、給料、役所のほうで持っていただいていますけれども、あそこにおりますパート、プロパー等の二十五、六名の職員につきましては、この指定管理料の中でやらせていただいております。
使用料につきましては、当然市の条例に基づきまして使用料をいただいております。ただ、市が行う中では減免というのがございます。小学生、中学生が使う場合には体育館をただにするとか、それにつきましては、振興団はただにできませんので、それは行政のほうからいただいております。
それと今、デメリット・メリットがあると思いますが、本年の夏季にも自主事業をやらせていただいております。水泳教室、それから文化講座、それらにつきまして、純利益でことしも約700万円ほどの利益が上がっております。ただ、今後指定管理から直営になった場合、この自主事業の700万円ほどの利益をどのようにして行政が金もうけするかということになってくると思います。プールにつきましても、約500万円持っております。それから自動販売機を置いております。自動販売機につきましても、行政でしたら占用料だけだと思います。振興団につきましては利益の20%をいただいておりまして、年間約50万円ほど利益が上がっておりますし、だからその辺の指定管理ではなくて、今後直営になった場合、水泳教室の金もうけさせていただいておる分をどのようにして条例化して行政がその辺の手数料をもらうようにしないと、解散しただけでは自主事業分だけは損になると、直営になりますと、700万円ほどが持ち出し、まだ多くなるという話になりますので、その辺のデメリットがございます。
ただ、消費税につきまして、これはいただいておる消費税が大きい、金もうけをしとるということの中での消費税が発生しますので、これは市の直営になりますと、行政が払っている消費税のほうが大きいわけですから、払わなくてもいいわけです。だから、その辺の差です。
だから、700万円の純利益から消費税の200万円を引いたら500万円ほどが、自主事業ができませんので、行政として水泳教室等を直営でやっていただければ、ある程度メリットがあると思います。
議長(中山 一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
私がうまくいかなかったと申し上げたのは、スポーツ振興団がうまくいかなかったというよりも、いわゆる民間といってもいろいろあるということです。だから、純粋に会社もありますし、公益法人も財団法人も民間と言われていますけれども、特になぜ法改正が行われたかというと、やはり財団法人、社団法人、公益法人の民間と言われていても非常に改革が必要であると、効率的、効果、そういう点でどうなのかという議論の中で公益法人制度の法改正があったということだと思うんです。
ですから、文化スポーツ振興団の経緯、詳しくは存じ上げませんけれども、やはり職員を派遣して、そして理事長もたしかこれ市長がされているんですか、副市長ですか、市長ですか、ですから、基本的に私は純粋民間という形にはとらえられないわけです。そこにまたお金を指定管理料を払っていて、そこで運営していくということで、やはり民間という言葉だけでは、だからうまくいくとは限らないわけで、どういう民間団体なのかということをきちっと考えないといけないんじゃないかという意味で、うまくいかなかったんじゃないですかと申し上げたわけです。
ですから、これは今後もずっと同じことが起こり得るわけで、直営にこれから戻されるんだけど、それが本当にいいかどうかですね。また、来年以降について民営化といいますか、民間活力の導入というところの比較をしっかりされないとよくないんじゃないかということで提起させていただいているところです。
市長、よろしかったら、指定管理者制度についてのお考えを少しお伺いできますか。
議長(中山 一夫君)
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
高見議員の質問にお答えさせていただきたいと思っております。
宇陀市には大きないろいろな施設がございます。私がいろんな形で基本的に考えておるのは、やはり行政の信用と、そしてまた民間の効率的な経済的な合理的なその経営手法をうまくマッチングさせて、より宇陀市民の方に喜んでいただけるようなそういう基本的な考え方の中でさせていただきたいと思っておりますし、わかりやすい行政をしなければいけませんし、今いろいろ御質問にございますように、文化スポーツ振興団も含めて職員を派遣しておりながら、そういう指定管理をしていくということでございます。
ですから、これは今担当が申し上げましたように、そういう文化スポーツ振興団は一応解散する方向でございます。しかし、指定管理という選択肢はまだまだ放棄したわけではございませんし、これからはその選択肢を模索していきたいと考えております。
今、文化スポーツ振興団の社会体育施設としての機能を有しております、そしてまた、学童の水泳教室にも活用する予定をしております温水プール、また体育館等については、直営でするか、また指定管理するかということについては、また議員の皆様方の議論を待ちたいと思っているところでございます。
しかし、もう一方、平成子供のもり公園については、何らかの形で指定管理できたらいいなと思っておるんですけれども、その指定管理そのものも社会的な責任をとられる、そしてまた宇陀市民の方がしっかり楽しんでいただける、そしてまた宇陀市外からその公園施設を利用していただけるそういう仕組みもつくっていかなければなりません。そういう枠組みであれば、やはり指定管理が適しているのではないかなと思っております。
そんなことも含めながら、いろいろ議論をいただきながら、いい方向に、宇陀市の大きな資産でございますし、財産でございますし、どういうように有効に利用するかということは、また宇陀市の一つの政策でもございますし、また、ほかの地域から宇陀市を訪れていただけるような仕組みもつくっていかなければならないということでございますので、御理解いただきますようによろしくお願い申し上げたいと思います。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
高見議員よろしいですか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
お許しをいただきまして、繰越明許の関係については既に予算の3月議会で審議を終えておりますので、私はあえて質問をいたしませんでした。ただ、この4点の土地開発公社から菟田野毛皮革については、報告を受けるということで、報告についての質疑でございますので、ここで私、質問をさせていただきたいと思います。
既に今の文化スポーツ振興事業団については各議員からも質問がありましたので、また答弁もありましたので、私は了解いたしますが、基本的には、やはり市民サービスをいかに充実させるかという観点に立って、僕はやっぱり市民のサービスのためには引き続いて提供していく場を考えていただきたいということと、基本的には私も税法を勉強しておりますが、公益法人法の改正がされまして、先ほど井上部長からもお話いただきましたように期限が設けられておりまして、例えば今、シルバー人材センターもそうですし、公益法人にするか、一般法人にするかということの改革を今、期限を切られておりますので、その中での考え方ということで私は理解しておりましたので、決して経営が悪いから解散するのではないというように私は理解しております。
引き続いてということで、議長よろしいんですね、次の問題も、この問題について。というのは、今関連しますが、財団法人宇陀市文化スポーツ振興団についての財団法人を法律改正でやめるということで解散するということですけれども、次の菟田野毛皮革も財団法人なんですよ。しかし、これは解散するなんていう今、提案ないんですが、これは何で違うんですか、その点ちょっとお聞きしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾 博和君)
財団法人宇陀市菟田野毛皮革産業振興公社の件につきましても、同じように法の改正がございまして、解散も含めて現在検討中というところでございます。まだ正式に報告する段階には至っておりませんので、御容赦願いたいと思います。
議長(中山 一夫君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
そういうことをまず聞きたかったんでね、おかしいなと思って。先ほどお話聞いてましたら、同じ財団法人なのに片方ではまだ検討中だということで、片方は解散が決まったということで、行政としては、やり方がおかしいなと思います。と申しますのは、毛皮革については、既にもう市の補助金と県の補助金でそれだけで運営していると。これは毎回こういう報告を受けていますし、今回も市の補助金は前年の700万円から800万円にふやしているわけですね。行政改革と言いながら、片方ではこういう問題が起こっていることについて私は不審に思えるし、ちょっともう一つお伺いしたいのは、事務管理費で500何がしか、この職員は人数は何名なんでしょうか、その点もお聞きしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
高橋議員、その件については次に質問をお受けいたします。
ほかにございませんか。
11番、多田與四朗議員。
11番(多田 與四朗君)
文化スポーツ振興団の分なんですけれども、これ恐らく理事会で決められたということですから、それの報告です。多分、市長、副市長を初め、各担当セクションの部長、それと議会からも1人か2人代表してお出になっておられます。だから、その理事会の結論ということですから、真摯に受けとめておるわけでございますけれども、先ほどからの議論を見ておりましたら、やはり市長は引き続き指定管理というようなところに及んだ含みを持たせた発言もございましたので、解散は解散すると。あと内容的には、いろんな引き続き今までどおりの管理方法ではハードルが高いと、要件を満たさないというようなこともありますので、全般的な行政改革という大きな流れの中での結論だろうと思いますけれども、もう少し慎重にお考えをいただきたいと、結論を導いていただきたいと。やっぱり住民サービスということで、引き続きこれは62年からですから、相当長きにわたって親しまれ愛されて利用されてきたわけですから、私は直営になりますと、やはり行政改革と逆行するような感じがするわけなんです。だから、一つのいろんな方々の御意見を踏まえた上での御提言という形で、答弁はもちろん結構でございますけれども、提言という形で、今後慎重に協議をしていただきたいということで発言をさせていただきました。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
すみません、ちょっと1点だけ、2ページの理事会の経過というところで、先ほど来、論議をされております平成23年2月3日の第1回の理事会におきまして、宇陀市文化スポーツ振興団の指定期間終了後の解散について同意となっております。この同意というのは、解散を決められたというように理解してよろしいんでしょうか、その点ちょっと確認だけさせてもらいたいと思います。
議長(中山 一夫君)
穴田宇陀市文化スポーツ振興団事務局長。
文化スポーツ振興団事務局長(穴田 宗宏君)
市長のほうから随意契約をしないという答申を受けまして、理事会で諮らせていただきまして、公益法人になる場合には、収入の分が随意契約であと10年間あるよという一筆をいただければ、公益法人として続けられますけれども、まず随意契約というその分がなくなりましたので、公益法人としてはやっていけないと、新たな県のほうへ申請もできませんので、理事会に提言させていただきまして、全員の解散の同意をいただきました。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
ちょっと私わからんのですけれども、この財団法人の設立の際には議会の同意を多分されておるのではないかなと、このように思いますけれども、これはされたのか。それで、今度また解散の同意がされたことを今回報告をいただいていますけれども、解散手続の中で、議会は解散のための提案を受けるんでしょうか、それとも、もう理事会の解散をもって解散となるんでしょうか、その点の手続上の部分だけ御確認をさせてもらいたいと思いますけれども。
議長(中山 一夫君)
穴田宇陀市文化スポーツ振興団事務局長。
文化スポーツ振興団事務局長(穴田 宗宏君)
理事会のほうで解散の同意をいただきまして賛同いただきましたので、これのほうで県のほうへ届けを出していただきまして、解散の手続となります。財産につきましては、市のほうへ全額寄附をさせていただくという形の中で、登記上もそういう形で終わってしまいます。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
ということは、本日の報告をもって、この財団の存続につきましてはもう解散をされるということで、既に2月の話ですから、4月以降、解散手続に入っておられると、このように理解しておってよろしいでしょうか。
議長(中山 一夫君)
穴田宇陀市文化スポーツ振興団事務局長。
文化スポーツ振興団事務局長(穴田 宗宏君)
3月30日におきまして、寄附行為の変更という形の中で、ここで24年3月31日をもって解散するという規約の変更をさせていただいております。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
振興団が解散するということは説明をいただきました。先ほど市長の御答弁の中で、この解散後、直営で行っていくが、ただ指定管理についても検討していきたい、議会で協議をいただきたいという旨のお話がございました。もう一つは、運動公園については指定管理をしていきたい、ただ、こちらのほうについては、振興団解散後については直営を基本とするけれども、検討していきたいというような発言だったと思うんですが、ということは、先ほどの発言をそのまま受けとめますと、議会として民間の企業をもって指定管理をするべきだというようなことを提案をすれば、一定聞いていただけるということの認識でよろしいでしょうか。議会で協議をいただきたいというような発言をされたということは、議会の中で今後この振興団解散後、直営になった後、どのような経営体制がよいのかということを検討し、そして市長のほうに提言をしていけば、一定参考にするという認識でよろしいですか。それとも、そういうことはなくて、市長であくまでも判断をするというようになっているのか、どちらを考えられて先ほどの御答弁をされたのか、御説明いただければと思います。
議長(中山 一夫君)
井上企画財政部長。
企画財政部長(井上 裕博君)
市長のほうの御返事は後ほどしていただこうと思います。
ただ、おまえどっちなんだと言われるかもわからないんですけれども、直営ありきではございません。それは先ほども申し上げましたように、県内他市の体育協会が財団法人かどうかということは、ちょっと今すぐ出てこないんですけれども、担当者を派遣いたしまして、やり方、体育協会でやっておるというようなやり方のことも研究させておりますし、民間企業につきましても、そういうスポーツ関係の民間企業の指定管理というのはあり得るのではないかということで、今現在研究しております。
ただ、やはり現に宇陀市がやっても、お金をこっちから出しておるということですので、当然、今現在の温水プールの収入等とかいいますと、民間企業のほうでは指定管理料を市からくれという形になると思われます。
それともう1点は、プールが根本的に天井等とか、いろいろ修繕工事等をしてきておるんですけれども、プールの機械自体が建てましたのが平成4年、5年だったと思うんですけれども、根本的にかえておらないということで、いつ何どきという問題がありまして、これを民間企業に指定管理に出していいのかということを危惧しておることが1点。
あともう1点は、体育館、運動場につきましては、やっぱり市民の方にこれまでどおり気軽に使っていただけるというありようを考えていきますと、民間企業にプールなりテニスコートを指定管理いたしますと、駐車場をどうするのかと。要するに、ここはプールの駐車場やぞと、あるいは体育館の駐車場やぞというようなやりとりがどうなっていくのかということがありまして、今現在、やはりスポーツ関係のこの4施設につきましては、体育館、運動場、温水プール、テニスコートにつきましては、研究はさせていただきますし、現実に見積もりも出してもらおうかと思っておるんですけれども、直営が考えられるのではないかなと思っております。
今後その経費を節減して、そのスポーツ施設の利用の仕方をよりソフト事業を充実したようなやり方の指定管理ということにつきましては、もう少しお時間をいただいて研究して、再度出直すこともあるのではないかなと考えておるということで御了解いただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
いろいろ基本的には、今これから今年度施工しようとしております大宇陀小学校においても、プールは併設されておりません。ですから、温水プールを教育カリキュラムの中に編入されて運用されています。ですから、そういうことを優先的に利用していただきたいと思っておりますし、そしてまた、市民の方が優先して利用していただきたいとも考えておるところでございます。
ですから、ある一定いろいろその経過について議員の皆様方から御意見をいただきたいですけれども、やはりある程度意見をいただきながら、その経営手法について結論を急ぐのではなしに、ある一定の方向を行政のほうで出していきたいということでございます。そのプロセスにおいて、議員の皆様方から、また市民の皆様方からの御意見をいただいて、よりよい形の中を模索したいということでございますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げたいと思います。
議長(中山 一夫君)
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
御説明ありがとうございます。
基本的に、振興団は確かに自主事業によって700万円という収益を上げておりました。一方で、市の持ち出しというものを職員の派遣している職員まで考えると数千万円の持ち出しをしておりましたので、必ずしも収益としては、かなり厳しいものがあったのではないのかなと考えます。
一方で、ソフト事業を一気に全部切り捨てていくと、何のために今まで事業をやってきたのか、この20何年間は一体何だったのかと言われかねないと思います。実際に総合センターは、直営に変わって振興団が行っていたさまざまな事業がなくなってしまったと。今度、さらにこれが直営に変わることによって、プールの教室であったりとかそういうのもなくなってしまう可能性もあるというところは、もう少し御検討をいただけないかなと思っています。
今の仮にですけれども、直営に戻して一定職員の数を減らしても、それでも恐らくですが、数千万円の持ち出しというものは避けられないと思います。人件費をどこまで入れるかによって、基本的に行政というのはお金をどこまで使っているかというのが大変見えにくくなるところはあるんですが、それでも民間に仮に指定管理料を払ったとしても、恐らく安くなるのではないかと思います。実際に美榛苑が指定管理になった瞬間、ずっと指定管理以来ずっと黒字経営をしているそうです。
ですので、民間への指定管理というものは、別にソフト面の充実を図る上でも必要だと思いますし、運営の見直しというのでも、必ずしも直営方式にこだわる必要はないと思いますので、こちらは恐らく行財政改革特別委員会などで議論もしていくと思いますので、ぜひ御提言があったときには真摯に対応いただいて、一定の指定管理をするなり、直営をするにしても、しっかりとした建て直しをすることと、ソフト面の充実をするということが担保してしっかりできているようにお願いをしておきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
答弁よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質問なしと認めます。
最後に、有限会社室生村ふるさとセンターの経営状況について並びに財団法人宇陀市菟田野毛皮革産業振興公社の経営状況についての質問をお受けいたします。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
先ほど質問させていただきましたので、その点の回答をお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾 博和君)
先ほどいただきました御質問についてでございますけれども、当振興公社の職員につきましては1名でございます。
それとあと1点、市の補助金に関してのことでございますけれども、市の補助金が22年度決算で700万円となってございます。これにつきましては、22年度の当初予算も本年度と同じく800万円を計上させていただいておりました。なぜ100万円の減額になったのかということにつきましては、22年度に開催を予定していました毛皮革フェア及び毛皮革ファッションフェアそれぞれの開催に係る経費の削減とあわせまして、奈良県からの補助金、これが毛皮革フェアにつきましては事業費の3分の2、毛皮革ファッションフェアにつきましては事業費の3分の1の補助金をいただいております。というところで、市補助金におきまして最終的には100万円の減額が可能になったというところでございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
議長(中山 一夫君)
高橋議員よろしいですか。
ほかにございませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
室生村ふるさとセンターについてお尋ねいたします。
室生村ふるさとセンターは、ことしは300万円弱の赤字が出ているんですが、それでも以前の経営状況を見れば、以前はもっとはるかに倍以上の赤字を出しておりましたので、経営状況は改善に向かっている、そのことは大変評価をしたいと思います。
ただ、今年度以降の経営については少し不安を持っておりまして、といいますのは、3月議会に、この室生村ふるさとセンターを指定管理者とする道の駅の指定管理の更新について提案をいただきましたが、更新の契約期間が1年となっておりました。普通こういう公共的な施設の契約期間というのは大体3年から5年が大体基本ですが、これが1年になったのは何かしら、この1年間の間に経営の見直しであったり、もしくは何かこの第三セクターの選考変更であったりという大きな経営判断があるか、もしくは市長のほうで何らかの指定管理契約の見直しであったりというものが行えないのかなと予想がされます。
財団法人の文化スポーツ振興団が随意契約をしないという通知を受けて解散をしたように、この室生村ふるさとセンターについても、もし指定管理の契約が更新されなければ、解散という道を恐らく選択しなければいけないと思うんですが、これは何かこの先どういう見通しで指定管理を1年にしているのか、今後この室生村ふるさとセンターはどういう改善をしていって経営をしていく予定なのか、御説明いただければと思います。
議長(中山 一夫君)
仲尾農林商工部長。
農林商工部長(仲尾 博和君)
ただいまの御質問についてでございますけれども、これも現在この4月から5月までですけれども、3回の話し合いをさせていただきました。その中で、1回、2回につきましては、道の駅の社長、それと北森取締役、それと駅長と私どもが2回でした。あと1回は、やっぱり大きな道の駅の収益の大きなベネフィットを占めておりますこもれび市場さんも、やはり話し合いの中に入っていただくことが必要であろうということになりましたので、3回目にやっと初めてそのみんなでお話し合いをさせていただきました。
できることでしたら、第三セクターにつきましては、今、世間で言われておりますように、第三セクターの時代ではないという部分もございますので、その辺の部分もあわせまして、ただいま鋭意協議中でございますので、また改めまして皆さん方に御報告なり申し上げたいと思っております。
現在、3回の話し合いを終えまして、若干前向きに話はできるのかなと感じているところでございますので、また改めまして報告なりをさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質問なしと認めます。
以上で、行政報告に対する質問を終結いたします。
午後1時10分まで休憩いたします。
午後0時09分休憩
午後1時10分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
離席届が出ております。3番、堀田米造議員、午後1時10分より、16番、小林一三議員より午後2時から午後3時30分まで離席届が届いておりますので、これを受理いたしております。
続きまして、日程第4、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会の開催につきましては、5月27日に議会運営委員会、6月2日に行財政改革特別委員会が開催され、それぞれ所管事項について審査をいただいておりますので、各委員長から報告をお受けいたします。
なお、委員長報告に対する質疑は、すべての委員長報告終了後、受け付けます。
初めに、議会運営委員会委員長の報告をお受けいたします。
議会運営委員長、5番、上田徳委員長。
5番(上田 徳君)
御苦労さまでございます。議席番号5番、上田徳でございます。ただいまより議長の許可をいただきましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
未曾有の東日本大震災は、大きな傷跡を残し、いまだ行方不明者がおられ、犠牲になられた方々は2万人を超えております。お亡くなりになられた方々に心からのお悔やみを申し上げますとともに、また、被災をされた多くの方々に深甚のお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧、復興を心から祈念申し上げ、報告に移ります。
平成23年度第2回定例会の議会運営委員会は、先ほど議長からもございましたとおり、23年5月27日午前10時から市議会第1委員会室で竹内市長、前野副市長、喜多教育長、菊岡総務部長、井上企画財政部長の出席により開催いたしました。
委員会報告につきましては、事前に委員会報告書を配付させていただいておりますので、本定例会運営に関する協議の結果につきまして、概要をまとめさせていただき、報告をさせていただきます。
既に終わっている部分もございますが、その点御了承いただきながら報告をさせていただきたいと、このように考えております。
まず、本定例会における市長提出予定案件につきましては、専決処分された補正予算と条例の2件が承認案件、議案につきましては、補正予算案1件、その他の議案8件で、施設の指定管理1件、過疎地域自立促進計画の変更1件、辺地総合整備計画の変更1件、人事案件で、同意3件、諮問2件が本日提案されます。
議案の取り扱いにつきましては、承認案件の専決処分につきましては、本日提案、即決といたします。
予算関係の1件につきましては、予算審査特別委員会に付託をいたします。
審議方法につきましては、本会議初日は提案までといたします。本会議2日目に質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
その他の議案の指定管理1件を産業建設常任委員会に付託いたします。
審議方法につきましては、予算審査同様、本会議初日は提案までといたします。本会議2日目に質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
次に、その他の議案の過疎地域自立促進計画変更及び辺地総合整備計画変更の2件は、総務文教常任委員会に付託いたします。
審議方法につきましては、先ほど同様、本会議初日は提案までといたします。本会議2日目に質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
また、委員会付託以外の人事案件5件の同意3件、諮問2件につきましては、本日提案、即決といたします。
次に、行政報告10件につきましては、先ほど来、報告がございましたけれども、内容は繰越明許費繰越計算書等6件、公益法人経営状況4件については、本日、理事者からの報告を受け、各項目ごとに質問を設けて、行政報告に対する質問を受け付けました。決して審査にならないということが原則でございましたので、先ほどのとおりでございます。
次に、議会報告1件につきましては、本会議1日目、先ほど議長のほうからございましたけれども、報告をしております。報告内容は、5月25日に実施されました奈良県市議会議長会の報告であります。
次に、閉会中に開催されました委員会の報告2件は、本会議1日目、ただいま行っております議会運営委員会と6月2日開催の行財政改革特別委員会の報告でございます。
その他全般につきまして、前期定例会どおり、関係する議案はなるべく一括上程し、提案説明の後、個別に質疑、討論、採決を行います。この場合、議案書は議長の指名により議会事務局長が朗読いたします。議案の内容によっては討論を省略し、採決を行います。
以上の内容をもちまして、議案の扱いとさせていただきます。
次に、会期は先ほど議決いただきましたとおり、本日9日から6月27日までの19日間とし、本会議は本日及び10日、17日、22日、24日並びに27日で開催いたします。
次に、一般質問は、17日本会議3日目及び22日の4日目を予定しています。
発言通告書の受け付けは、本日の午後1時まででございました。発言の順番は受け付け順とし、同種の質問は正副議長が調整を行います。該当議員に連絡する場合がございますので、御留意を願います。議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は、議長において答弁を割愛する場合がございますので、御了承願います。
一般質問は、質問及び答弁とも、わかりやすく簡潔に行うよう御留意願います。
一般質問の方法につきましては、質問事項3問以内、質問時間30分以内、質問回数については制限なしに変更ございません。これらは従来どおりであります。最初に行う質問台での質問は、通告されました質問事項すべてを質問することでよろしくお願いをいたします。このことも従来どおりでございます。御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
一般質問に関して報道機関から要請があった場合、発言議員名と発言要旨の事前公表をいたしますので、御了解をお願いいたします。
本定例会は、うだチャン11で全日程のライブ放送が行われておりますので、開始・再開時刻の厳守をお願いいたします。
また、宇陀市議会平成23年度第3回定例会の日程についても協議をいたしました。平成23年9月5日月曜日から9月27日火曜日の23日間と決定いたしました。詳細につきましては、資料を参照ください。
最後に、市長から、定例の記者会見において、定例会前ではありますが、今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行う旨の報告がありましたので、御了解をください。
以上を協議し、午前11時23分に閉会いたしました。
今期定例会におきましても、平成23年度の補正予算を含め、重要案件が提出されております。円滑な議会運営に御協力をお願いし、簡単ではございますが、議会運営委員会の報告とさせていただきます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
次に、行財政改革特別委員会委員長の報告をお受けいたします。
行財政改革特別委員会、2番、高見省次委員長。
2番(高見 省次君)
2番、高見省次です。行財政改革特別委員会の報告を行います。
ただいま議長の許可をいただきまして、閉会中に開催いたしました行財政改革特別委員会の報告を申し上げます。
当委員会は、去る6月2日午後1時30分より、宇陀市議会第1委員会室において8名の委員全員の出席を得て行われました。今回は、今年度の行財政改革特別委員会の進め方について、委員長提案に基づき当該委員だけで意見交換を行いました。
提案内容は次のとおりです。
まず、当面の宇陀市の財政見通しを歳入・歳出面から示し、合併特例期間の終了する5年後から10年後にかけて非常に厳しい状況が予想されるとの基本認識を示しました。
委員会の進め方については、月2回程度の定例開催、原則公開、議員による自由討議、特定の分野、事業に絞っての評価の実施、講師を招いての研修会の開催の5項目を提案しました。この提案をもとに各委員から活発な御意見をいただいた結果、以下のとおり進めていくことになりました。
基本認識については、歳入面での見込みに緊急経済対策交付金などを含めるのはどうかという意見や、歳出面で、病院建てかえや宇陀川浄化センターの移管に係る住民の実質負担を精査する必要があるとの意見、人件費の認識をしっかり持っておくべきなどの意見が出されましたが、おおむね財政面からの基本認識として合意いたしました。
進め方について、まず委員会開催方法については、定例開催が望ましいとの意見と必要なときに随時開催するほうがよいとの両論があり、折衷案として、月初めの定例会で自由討議して課題を整理し、必要に応じて行政から報告を求めたり、行政に要請していくといった提案もありました。最終的には、正副委員長で調整し、事務局と相談して決定することとしました。
公開については、原則公開として傍聴を自由とすることで合意しました。
うだチャンの放送については、インターネットやCATVの生中継をやっている他市町村議会の例もあり、放送してもよいとの意見と、自由な討議を抑制する懸念から慎重にすべきとの両論がありました。最終的には、他の特別委員会との兼ね合いもあり、議会改革の議論にもかかわることから、現時点では見合わせることとしました。
なお、将来を見据えた提案として、生放送でなく、委員会での審議内容をまとめて市民にお伝えするような形式の議会番組も考えられるのではないかといった意見もありました。
討議の内容については、何をターゲットとするか、しっかり決めておく必要がある。次年度の予算に何をどこまで反映させていくかが特別委員会の使命である。具体的にどういうことを行政に働きかけしていくのか、目標を共有して進めるべきなどの意見が出されました。
また、病院の医師の確保などの問題を行財政改革委員会で議論できるのかといった問題提起があり、議論いたしました。
市立病院建設・運営特別委員会での審議は尊重するべきでありますが、行革の方針とずれがある場合や、例えば一般会計から病院特別会計への繰り出しなどについては、行財政改革にかかわることとして議論するべきとの意見でおおむね一致しました。
予算や事業の評価について、予算を議会として議決した以上、責任を負っていることを認識すべきとの意見がありました。これに対し、総論賛成で議決していても、各論では反対ということもある。一つ一つの事業評価も必要ではないかとの意見もありました。
以上を踏まえ、討議内容や評価事業については次回までに各委員が検討して持ち寄ることといたしました。
講師を呼んでの研修会、勉強会については実施していくことで合意しました。
実施方法については、市民や職員も参加できるようにしたらよいとの意見と、委員会なので委員の研修が主体であるべきとの意見がありました。
また、研修会を利用しての市民との意見交換は趣旨が違うのではないかとの意見がございました。
最終的には、まず研修会を初め、市民や職員も参加していただけるようにする。運営を進めながら改善を図り、開催日時や市民との意見交換などを今後検討課題としていくこととしました。
研修会の費用については、現時点では予算化されていないため、政務調査費を念頭に検討していく予定です。
最後に副委員長のあいさつの後、午後3時28分に終了いたしました。
以上、平成23年6月2日に開催しました行財政改革特別委員会の報告といたします。
議長(中山 一夫君)
委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、行財政改革特別委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
以上で、委員長報告に対する質疑を終結いたします。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第5、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市税条例の一部改正について)を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田 忠昭君)
失礼いたします。
それでは、議案のほう朗読のほうをさせていただきます。
議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。
承認第1号、専決処分の承認を求めることについて。
宇陀市税条例(平成18年宇陀市条例第56号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。
平成23年6月9日報告。宇陀市長、竹内幹郎。
続いて、2ページをごらんいただきたいと思います。
専決処分書。
宇陀市税条例(平成18年宇陀市条例第56号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、専決処分する。
平成23年4月27日。宇陀市長、竹内幹郎。
なお、条例一部改正の附則に加える条項の内容につきましては、議案書3ページから4ページのとおりでございますので、朗読は省略のほうさせていただきたいと思います。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野 孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました専決処分の承認を求めることについての御説明を申し上げます。
承認第1号、宇陀市税条例の一部改正についてであります。
本件は、東日本大震災の被災者等の負担の軽減を図る必要があるため、個人住民税等に係る特例措置を講ずることとした地方税法の一部を改正する法律が平成23年4月27日から施行されたことに伴い、同日に専決処分させていただいたもので、改正内容は次のとおりであります。
まず、震災、風水害など自然現象による災害や火災など人為による災害、その他盗難などによって、住宅や家財に損害を受けた場合に受けられる雑損控除について、特例措置を講ずるものであります。
今回の改正では、東日本大震災により住宅や家財などに受けた損失の金額について、所得割の納税義務者が平成22年分または平成23年分のいずれかの年分を選択して、平成22年において生じた損失の金額として、平成23年度分以後の市民税の総所得金額等から雑損控除額の控除の適用を受けることができることとするものであります。
この改正については、この条例の公布日である平成23年4月27日から施行しております。
次に、住宅ローン等を利用して住宅を新築、取得または増改築等をした場合で、平成11年から平成18年まで、平成21年から平成25年までに居住を開始し、所得税の住宅ローン控除を受けている者で、所得税から控除し切れなかった額がある場合は、翌年度の市民税からも控除される住宅借入金等特別税額控除、いわゆる住宅ローン控除について、特例措置を講ずるものであります。
今回の改正では、住宅ローン控除の適用を受けていた住宅が東日本大震災により居住の用に供することができなくなった場合においても、平成25年度分以後の市民税について、残りの適用期間、引き続き住宅ローン控除の適用を受けることができることとするものであります。
この改正については、平成24年1月1日から施行するものであります。
以上、本件について御承認いただきますようよろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
ただいま議題となっております承認第1号の質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件について報告のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市税条例の一部改正について)は、原案のとおり承認することに決しました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第6、承認第2号、専決処分の承認を求めることについて(平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について)を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田 忠昭君)
それでは、議案書の5ページをごらんいただきたいと思います。
承認第2号、専決処分の承認を求めることについて。
平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。
平成23年6月9日報告。宇陀市長、竹内幹郎。
続きまして、6ページをごらんいただきたいと思います。
専決処分書。
平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別冊のとおり専決処分する。
平成23年5月31日。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野 孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました承認第2号、専決処分につきまして提案理由の説明を申し上げます。
今回、専決処分により補正させていただきました住宅新築資金等貸付事業特別会計につきましては、平成22年度の決算を確定させるに当たり、歳入が歳出に不足するため、地方自治法施行令第166条の2の規定に基づき、平成23年5月31日付で平成23年度歳入から繰上充用を行い、平成22年度の歳入の不足を補てんしたことによるものでございます。
地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、5月31日付で専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるものでございます。
予算書1ページを朗読させていただきます。
平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億8571万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億5291万円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成23年5月31日専決。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
住宅新築資金等に係る貸付金の回収業務につきましては、平成17年1月から奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合という一部事務組合を構成し、貸付金の回収に努めているところでございます。この回収管理組合からの返戻金をもって、特別会計の歳出である地方債の元利償還に充てる予算を組んでいるところでございますが、平成22年度においては、3億8571万円の歳入が不足したため、平成23年度の歳入予算を増額補正し、繰上充用を行ったものでございます。
今後も回収管理組合と担当部署の連携を深め、貸付金の回収に努めてまいります。
以上が、平成23年5月31日に専決処分いたしました住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)の概要でございます。
以上、本件につきまして御承認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
ただいま議題となっております承認第2号の質疑を行います。
質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
2点ばかしお伺いいたします。
昨年たしか竹内市長にあられては、専決処分はなるべくしないということを発言されておられたんですが、これは専決処分は5月末付になっておりますが、5月13日の臨時議会の段階でもこういうことが予測されたと思うんですが、そのときに御提案なさる予定はなかったのかどうか、まずその点、専決処分についてお伺いします。
それから、私はいつもこの問題について質問させていただいておりますが、債権回収組合に委託する以前からも繰上充用という制度をやっております。こういうことは未収を先食いしているわけですが、たしか9月の決算でも、いつもまた住宅資金貸し付けの残高が出ると思うんですが、昨年も5億円ほどございました。今回も幾らほど出る予定なのか、その点についてお伺いいたします。
議長(中山 一夫君)
大西市民環境部長。
市民環境部長(大西茂君)
市民環境部の大西です。ただいまの高橋議員さんの質問にお答えさせていただきたいと思います。
御承知のように、5月13日の時点で補正予算として上程しなかったのかという御質問かと思いますので、それにつきましては、通常、繰上充用といいますのは、歳入が歳出に対して不足することとなった場合、翌年度の歳入を繰り上げて、その不足分を充てるということでございますので、必要な額を翌年度に編入しなければなりません。したがいまして、出納閉鎖期間である5月31日までの見通しを立てて23年度の予算に編入するということで、出納閉鎖期間いっぱいまで待ちまして債権を確定し、今回、専決処分を31日にさせていただいたということでございます。
また、予想をもってした場合、余ればまた再度補正しなければならないということで、最終債権の確定をもってさせていただいたというのが1点ございます。そういうことで専決処分させていただいた。
そしてもう1点の質問でございますけれども、お手元の資料のほうにもございますけれども、少し一部訂正をお願いしたいと思います。補正予算の事業別シート、一番最後のページになろうかと思いますけれども、そこのほうで事業の成果というところで1点お願いしたいのでございますけれども、そこの合計の平成22年度の貸付金の回収状況ということを記載させていただいておりますけれども、合計の収入5600飛び、これ単位が1000円でありますので、円単位まで記載しておりますので、訂正方お願いしたいと思います。5606万2000円という形に訂正をお願いしたいと思います。したがいまして、今現在の債権の未収額は5億4484万1000円となっております。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
高橋議員よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件について報告のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、承認第2号、専決処分の承認を求めることについて(平成23年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について)は、原案のとおり承認することに決しました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程第7、議案第46号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田 忠昭君)
それでは、議案書の7ページをごらんいただきたいと思います。
議案第46号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について。
平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成23年6月9日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野 孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第46号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正予算は、現在実施しております東日本大震災被災地への市職員支援派遣を延長する経費と教育委員会事務局の4課が9月から本庁へ移転する経費及び奈良県等からの補助金が決定したことに伴う市補助金を追加計上させていただくものです。
それでは、予算書1ページを朗読させていただきます。
平成23年度宇陀市の一般会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1920万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ178億7220万円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成23年6月9日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。
歳出から説明させていただきます。一般会計補正予算書の6ページをごらんください。
まず総務費では、教育委員会事務局が本庁舎へ移転するに当たり、庁舎案内表示板の変更経費や電話回線、庁内パソコン回線の改修工事費等を計上しております。
商工費では、まちづくり支援費において2件の補助金を追加計上いたしました。
1件目は、大宇陀地域でまちづくり活動を続けている宇陀松山夢街道実行委員会に対し、財団法人地域活性化センターから合併市町村住民組織活性化支援補助金の200万円が交付されます。
2件目は、宇陀大野地域でボランティア活動をされている八つのグループ等が一体となったうだ夢創の里という団体に対し、奈良県の新しい公共の場づくりのためのモデル事業補助金500万円が交付されます。
次に消防費では、災害対策費として、宇陀土木事務所が作成した宇陀市内の土砂災害ハザードマップを印刷、配布する費用39万3000円を計上いたしました。これにつきましては、全市分は完成していないとのことですが、災害対応という緊急性にかんがみ、完成した地域について先行配布することといたしました。
また、災害備蓄品の補充費用15万円、教育委員会移転に伴う緊急無線の移設費24万2000円を計上しています。
災害支援対策費では、現在、市職員を宮城県気仙沼市などの被災地の支援活動に派遣しておりますが、被災者を支援する本来の目的とともに、市職員が災害対応の現場を学ぶことによって、今後の宇陀市の防災行政に生かしていきたいと考えております。そのため、今後も見込まれる支援派遣等の経費として625万2000円を追加いたしました。
次に教育費では、3月議会で補正予算の御承認をいただきました市内小・中学校の図書室の蔵書を相互に利用できるシステムの構築に当たり、その作業に当たる臨時職員の賃金等について奈良県の緊急雇用創出事業特別交付金の内示をいただきましたので、追加計上いたします。
以上、歳出合計で1920万円の増額となります。
歳入につきましては、予算書の5ページをごらんください。
県補助金が2件で760万円、災害備蓄品補充のため、災害救助基金からの繰入金15万円、財団法人地域活性化センターからの補助金200万円を商工費の雑入として計上いたしました。
その他の事業費に対しましては、前年度繰越金を充てております。
以上が、今回の一般会計の補正予算(第2号)の概要であり、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ178億7220万円となります。
御審議のほどをよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております議案第46号は、予算審査特別委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、6月10日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第8、議案第47号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(宇陀市の農産物直売所(榛原にぎわい市場)に係る指定管理者の指定について)を議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田 忠昭君)
失礼します。それでは、議案書8ページをごらんいただきたいと思います。
議案第47号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について。
宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求める。
平成23年6月9日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
次に、公の施設名、榛原にぎわい市場。公の施設の所在地、宇陀市榛原萩原1263番地の6ほか。指定管理者、宇陀市榛原池上335番地、榛原農産物直売所活性化協議会。指定の期間、平成23年7月1日から平成26年3月31日まで。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野 孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第47号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について提案理由の説明を申し上げます。
本件は、宇陀市農産物直売所である榛原にぎわい市場の指定管理者の指定に係るものであります。
榛原にぎわい市場は、平成18年9月1日から地域に果たしてきた役割と経営のあり方を踏まえ、サービスの質の向上と地域活性化を図り、効果的、効率的な管理を行うため、指定管理者による管理運営をしてまいりました。ことし3月31日にその指定期間が満了することから、引き続き管理運営を代行させようとしたところ、当該指定管理者から指定管理者として指定を受けることができない意思表示がありました。
そこで、新たな指定管理者の選定に当たっては、宇陀市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の規定により、公募により応募を求めることとし、榛原にぎわい市場に係る指定管理者募集要領を定め、ことし4月25日から5月16日まで募集いたしました。
そうしたところ、市内の1団体から申請書が提出され、5月25日に指定管理者選定委員会を開催し、選定委員会において、指定管理者制度導入基本方針の規定に基づく選定基準により、申請のあった団体の事業計画書等の書類及び面接審査が行われ、答申を受けました。
この答申をもとに、農業振興及び地産地消を目指す運営方針を示し、農業に関する深い知識と経験に基づき、施設の効用を引き出しながら、利用者へのサービス向上のための工夫が見られるなど、効率的な管理運営が期待できると判断し、榛原農産物直売所活性化協議会を指定管理者として選定することとし、このたび御提案させていただくものであります。
なお、指定の期間につきましては、平成23年7月1日から平成26年3月31日までとするものであります。
以上、御審議よろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております議案第47号は、産業建設常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、6月10日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第9、議案第48号、平成23年度過疎地域自立促進計画の変更についてを議題といたします。
それでは、事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田 忠昭君)
失礼いたします。それでは、議案書9ページをごらんいただきたいと思います。
議案第48号、平成23年度過疎地域自立促進計画の変更について。
平成23年度過疎地域自立促進計画の変更について、別冊のとおり過疎地域自立促進特別措置法(平成12年法律第15号)第6条第7項の規定で準用する同条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成23年6月9日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野 孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第48号、平成23年度過疎地域自立促進計画の変更についてにつきまして提案理由の説明を申し上げます。
なお、審議資料及び別冊の宇陀市過疎地域自立促進計画資料を参考にしていただきたいと存じます。
まず、昨年4月に過疎地域自立促進特別措置法が改正されたことに伴い、引き続き過疎地域に指定された合併前の菟田野町の区域及び室生村の区域における過疎対策事業を円滑に実施できるよう、平成22年度から平成27年度までを計画期間として、過疎地域自立促進計画を昨年9月、議会の議決を経て策定いたしました。
今回の促進計画の変更は、生活環境の整備等を総合的かつ計画的に進めるため、生活環境整備の項に廃棄物処理施設に係る事項を加えること、一般廃棄物の処理体制の充実を図るための事業を追加するため、促進計画に変更が生じることに伴うものであります。この変更につきましては、法律の規定に基づき、奈良県との協議を経て議会の議決を得る必要があることから、今回、議会に御提案申し上げるものであります。
また、今回の変更は、それぞれの事業について、特別措置として財政計画上有利な過疎対策事業債を予定するためのもので、事業の予算につきましては、さきの第1回定例会において、議会の議決をいただいているものであります。
それでは、促進計画に追加する事業の概要を申し上げます。
まず、道路上にあるマンホールふたの老朽化や路面との段差等に伴う事故を防止し、下水道施設の維持管理と補修をすることで安定した下水道サービスを提供するため、合併前の菟田野町の区域において、30カ所の公共下水道のマンホール鉄ぶた取りかえ事業を行うものであります。
次に、東宇陀クリーンセンターにおけるごみ収集車について、老朽化が激しく、収集作業の安全性及び効率性を確保するため、ごみ収集車3台の購入に係る東宇陀環境衛生組合への負担金を追加するものであります。
以上、御審議よろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております議案第48号は、総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、6月10日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
議長(中山 一夫君)
次に、日程第10、議案第49号、平成23年度辺地総合整備計画の変更についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田 忠昭君)
失礼いたします。それでは、議案書10ページをごらんいただきたいと思います。
議案第49号、平成23年度辺地総合整備計画の変更について。
平成23年度辺地総合整備計画の変更について、別冊のとおり辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律(昭和37年法律第88号)第3条第5項の規定で準用する同条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成23年6月9日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前野副市長。
副市長(前野 孝久君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第49号、平成23年度辺地総合整備計画の変更についてにつきまして提案理由の説明を申し上げます。
なお、審議資料及び別冊の辺地総合整備計画書(案)を参考にしていただきたいと存じます。
平成18年6月に策定しました辺地総合整備計画について、大宇陀東平尾辺地、大宇陀大熊辺地及び大宇陀小和田辺地における事業と、新たに辺地に該当することとなった榛原内牧辺地における事業を追加するため、整備計画に変更が生じることに伴うものであります。この変更につきましては、法律の規定に基づき、奈良県との協議を経て議会の議決を得る必要があることから、今回、議会に御提案申し上げるものであります。
また、今回の変更は、それぞれの事業について、特別措置として財政計画上有利な辺地対策事業債を予定するためのもので、事業の予算につきましては、さきの第1回定例会において、議会の議決をいただいているものであります。
それでは、整備計画に追加する事業の概要を申し上げます。
まず、大宇陀東平尾辺地、大宇陀大熊辺地及び大宇陀小和田辺地につきましては、松井簡易水道給水区の施設整備を追加するものであります。これら地域においては、山間部という地形の制約上、水道未普及地域であることや水利に恵まれない等の理由から、簡易水道の整備を図るものであります。
松井簡易水道給水区については、合併前の菟田野町が平成7年度に事業認可を受けましたが、町村合併により給水区域が拡大したため、これらの地域に対しても整備を進めるものであります。
これにより、これら地域における水源の集約化及び水道事業の広域化による事業経営の効率化と安全な水の安定供給を確保するものであります。
この事業は、平成23年度から平成27年度までの5年間の計画で、事業費は2億3603万9000円、財源内訳としましては、特定財源として国の補助金1億9440万円、一般財源4163万9000円であります。そのうち、辺地対策事業債の借り入れとして4160万円を予定するものであります。
次に、榛原内牧辺地につきましては、路線バスの運行回数の見直しを行ったことに伴い、榛原内牧の地域が辺地として該当することになりました。これにより、林道内牧カラト線の舗装整備事業を新たに追加するものであります。
林道内牧カラト線は、未舗装区間と急竣な地形と相まって、土砂の流出などにより通行が困難な箇所が多数あり、林業作業に支障を来しております。この舗装整備により、地域の森林資源の有効活用と効率的な生産振興を促し、林業経営の安定化を目指すものであります。また、災害時などの避難路としての機能を高め、地域住民への利便性の向上を図るものであります。
この事業は、平成23年度から平成27年度までの5年間の計画で、事業費は1300万円、財源内訳としましては、特定財源として国の補助金910万円、一般財源390万円であります。この一般財源を辺地対策事業債の借り入れとして予定するものであります。
以上、御審議よろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております議案第49号は、総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、本日は提案説明までとし、6月10日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
ここで午後2時20分まで休憩いたします。
午後2時06分休憩
午後2時20分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
日程に従いまして、日程第11の同意第3号から日程第13の同意第5号までの3議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田 忠昭君)
失礼いたします。それでは、議案書11ページをごらんいただきたいと思います。
同意第3号、宇陀市財産区管理委員の選任について。
宇陀市財産区管理委員の選任について、宇陀市財産区管理委員に次の者を選任したいので、宇陀市財産区管理会設置条例(平成18年宇陀市条例第205号)第4条の規定により、議会の同意を求める。
平成23年6月9日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
続きまして、12ページをごらんいただきたいと思います。
同意第4号、宇陀市財産区管理委員の選任について。
宇陀市財産区管理委員の選任について、宇陀市財産区管理委員に次の者を選任したいので、宇陀市財産区管理会設置条例(平成18年宇陀市条例第205号)第4条の規定により、議会の同意を求める。
平成23年6月9日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
続きまして、13ページをごらんいただきたいと思います。
同意第5号、宇陀市財産区管理委員の選任について。
宇陀市財産区管理委員の選任について、宇陀市財産区管理委員に次の者を選任したいので、宇陀市財産区管理会設置条例(平成18年宇陀市条例第205号)第4条の規定により、議会の同意を求める。
平成23年6月9日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました同意第3号から第5号までの3議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
その3議案は、いずれもことし7月7日に宇陀市財産区管理委員の任期が満了することに伴うものでございます。
まず、同意第3号、宇陀市財産区管理委員の選任についてでございます。
申し上げます。宇陀市菟田野古市場在住、徳永一弥、昭和17年生まれでございます。
徳永氏は現在、宇陀市財産区管理委員を務められておりますが、任期が満了することに伴い、引き続き後任の委員として議会の御同意を求めるものでございます。
長年林業を営まれており、これまでの委員を5期務められ、豊富な経験をお持ちで、当該財産区の実情を熟知されているとともに、委員としての信頼も厚く、その委員として適任であると認められるので、引き続き委員として適任であると認められるものでございます。
次に同意第4号、宇陀市財産区管理委員の選任についてでございます。
申し上げます。宇陀市菟田野岩崎在住、東仙司、昭和37年生まれでございます。
東氏は現在、宇陀市財産区管理委員を務められておりますが、任期が満了することに伴い、引き続き後任の委員として議会の御同意を求めるものでございます。
東氏は林業を営まれており、これまで委員を4期務められ、豊富な経験をお持ちで、当該財産区の実情を熟知されているとともに、委員としての信頼も厚く、その委員として適任であると認められるので、引き続き委員として適任であると認められるものでございます。
最後に同意第5号、宇陀市財産区管理委員の選任についてでございます。
申し上げます。宇陀市菟田野平井在住、中野健治、昭和15年生まれでございます。
中野氏は現在、宇陀市財産区管理委員を務められておりますが、任期が満了することに伴い、引き続き後任の委員として議会の御同意を求めるものでございます。
中野氏は長年、農業を営まれており、これまで委員を5期務められ、豊富な経験をお持ちで、当該財産区の実情を熟知されているとともに、委員としての信頼も厚く、その委員として適任であると認められるので、引き続き委員として適任であると認められるものでございます。
なお、いずれの委員の任期につきましても、地方自治法第296条の2の規定により、平成23年7月8日から4年間でございます。
よろしく御審議をいただきますようお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
これより議案ごとに質疑を行います。
初めに、同意第3号、宇陀市財産区管理委員の選任についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
これよりの議案は人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、御了承願います。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第3号、宇陀市財産区管理委員の選任については、原案のとおり同意することに決しました。
次に、同意第4号、宇陀市財産区管理委員の選任についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第4号、宇陀市財産区管理委員の選任については、原案のとおり同意することに決しました。
次に、同意第5号、宇陀市財産区管理委員の選任についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
それでは採決を行います。
本件について原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、同意第5号、宇陀市財産区管理委員の選任については、原案のとおり同意することに決しました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程第14の諮問第4号から日程第15の諮問第5号までの人事案件2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
増田議会事務局長。
議会事務局長(増田 忠昭君)
失礼いたします。それでは、議案書14ページをごらんいただきたいと思います。
諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、人権擁護委員の候補者として次の者を推薦したいので、人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
平成23年6月9日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
次に、15ページをごらんいただきたいと思います。
諮問第5号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、人権擁護委員の候補者として次の者を推薦したいので、人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
平成23年6月9日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました諮問第4号及び第5号の2議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
この2議案は、いずれもことし9月30日に人権擁護委員の任期が満了することに伴うものでございます。法務大臣の委嘱決定までの手続に時間を要することから、今議会において人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
まず、諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでございます。
申し上げます。宇陀市榛原下井足在住、吉村順子、昭和23年生まれでございます。
吉村氏は、現在人権擁護委員である森岡秀伍氏の任期が満了することに伴い、その後任の候補者として議会の御意見を求めるものでございます。
吉村氏は、長年にわたって教諭として従事した豊富な教育の経験をもとに、人権意識を培うとともに、地域から信頼され、人望が厚く、人格識見の高さと公正中立を兼ね備えており、人権擁護委員として適任であると認められるものでございます。
次に、諮問第5号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでございます。
申し上げます。宇陀市室生大野在住、酒井靖志、昭和20年生まれでございます。
酒井氏は、現在人権擁護委員である野田佐十郎氏の任期が満了することに伴い、その後任の候補者として議会の御意見を求めるものでございます。
酒井氏は自衛隊での御入隊中、また退職後、民間企業における御勤務などにおいて、豊富な人権意識を培われ、地域から信頼され、人望が厚く、人格識見の高さと公正中立さを兼ね備えており、人権擁護委員として適任であると認められるものでございます。
なお、2人の任期につきましては、人権擁護委員法第9条の規定により、平成23年10月1日から3年間でございます。
よろしく御審議をいただきますようお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
これより議案ごとに意見をお受けいたします。
初めに、諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての意見をお受けいたします。
意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
意見なしと認めます。
これをもちまして、意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第4号について、適任と答申することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、適任と答申することに決しました。
次に、諮問第5号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての意見をお受けいたします。
意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
意見なしと認めます。
これをもちまして、意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第5号について、適任と答申することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第5号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、適任と答申することに決しました。
議長(中山 一夫君)
以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
次の本会議は、10日金曜日午前10時から行います。
本日は、これにて散会いたします。
大変御苦労さまでした。