本文
日程 |
内容 |
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宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について |
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宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について |
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(予算審査特別委員会委員長報告) |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
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1番 |
勝井 太郎 |
2番 |
高見 省次 |
3番 |
堀田 米造 |
4番 |
井谷 憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本 良治 |
7番 |
峠谷 安寛 |
8番 |
大澤 正昭 |
9番 |
井戸本 進 |
10番 |
中山 一夫 |
11番 |
多田 與四朗 |
12番 |
山本 繁博 |
13番 |
森下 裕次 |
14番 |
山本 新悟 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
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市長 |
竹内 幹郎 |
副市長 |
前野 孝久 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
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総務部長 |
菊岡 千秋 |
総務部参事 |
桝田 守弘 |
財務部長 |
辻本 文昭 |
財務部参事 |
井上 裕博 |
市民環境部長 |
曽良 幸雄 |
健康福祉部長 |
藤田静孝 |
農林商工部長 |
宮下 公一 |
農林商工部参事 |
臺所 直幸 |
建設部長 |
西田 茂 |
建設部参事 |
山口 尚平 |
教育委員会事務局長 |
吉村 泰和 |
教育委員会事務局参事 |
小室 茂夫 |
水道局長 |
藤本 隆志 |
市立病院事務局長 |
竹内 均 |
市立病院事務局参事 |
坂本 憲清 |
会計管理者心得 |
栗野 肇 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
大西 茂 |
議長(中山 一夫君)
おはようございます。
議員の皆様方には、御多忙のところ御参集いただきまして、ありがとうございます。
議長(中山 一夫君)
ただいまの出席議員は16名であります。
定足数に達しております。ただいまから、平成22年宇陀市議会第4回定例会を再開いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
これより議事に入ります。
議長(中山 一夫君)
日程第1、委員長報告を議題といたします。
初めに、12月20日午後3時45分より議会運営委員会が開催され、審査いただいておりますので、議会運営委員長から報告をお受けいたします。
それでは、議会運営委員長の報告をお受けいたします。
11番、多田與四朗議会運営委員長。
11番(多田 與四朗君)
おはようございます。議会運営委員会報告をさせていただきます。
先ほど議長も申されましたように、昨日、本会議が終了後、議会運営委員会を開催させていただきました。平成23年第1回定例会の運営について、竹内市長、前野副市長、喜多教育長、菊岡総務部長、辻本財務部長、井上財務部参事の出席により、午後3時45分から市議会第1委員会室で開催をいたしました。
なお、このことにつきましては、事前に報告書を配付させていただいておりますので、平成23年第1回定例会、この定例会は3月議会でございます。俗に言いますと、予算議会ということでございます。会期日程に関する協議の結果につきまして、御報告をさせていただきます。
この3月議会に向けた議会運営委員会につきましては、2月24日木曜日午前10時に開催をいたします。
議案の説明会は、2月28日月曜日でございます。この日に資料配付、議案書の配付が行われます。午前9時30分に開催をいたします。
平成23年第1回定例会の会期日程につきましては、第1日目、3月7日月曜日午前10時より、第2日目、3月8日火曜日午前10時より、第3日目、3月14日月曜日午前10時より、第4日目、3月22日火曜日午前10時より、第5日目、3月25日金曜日午前10時より、予備日として、3月28日月曜日を予定しております。3月7日から28日までの22日間とし、本会議は7日及び8日、14日、22日、25日に開催をいたします。
なお、25日に終了しない場合は、28日に本議会を開催いたしますが、それまでにすべての議事が終了した場合は、会議規則第7条の規定により、終了したその日に閉会といたします。
なお、平成23年第1回定例会での各委員会の日程につきましては、議会運営委員会等で決定をさせていただきます。
以上協議し、午後4時25分に閉会をいたしました。
これをもちまして、議会運営委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
議会運営委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
ただいまの議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、委員長報告を終結いたします。
議長(中山 一夫君)
日程第2、議案第82号から日程第13、議案第103号の12議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました12議案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告をお受けいたします。
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
おはようございます。議席番号5番、総務文教常任委員会委員長の上田徳でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、総務文教常任委員会の報告をさせていただきます。
去る12月14日午前10時から第1委員会室において、委員6名全員の出席と市長、副市長、教育長、総務部長、総務部参事、財務部長、財務部参事、教育委員会事務局長、教育委員会事務局参事、関係職員の出席により、付託されました12議案を審査するため総務文教常任委員会を開催いたしました。その委員会での審査結果を委員会審査報告書により報告いたします。
平成22年12月21日。宇陀市議会議長、中山一夫様。総務文教常任委員会委員長、上田徳。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成22年12月8日に付託されました議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第82号、宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正について、原案可決。なお、議案第82号については、次のように附帯事項をつけて採決しました。
平成23年度、実証運行を進める中、平成24年度から宇陀市全体で運行実施ができる計画を検討すること。また、宇陀市地域公共交通活性化再生協議会との連携、協議を高めること。
続いて、議案第83号、宇陀市通勤等対策駐車場条例の一部改正について、原案可決。議案第84号、宇陀市公民館条例の一部改正について、原案可決。議案第85号、宇陀市文化会館条例の一部改正について、原案可決。議案第86号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正について、原案可決。議案第87号、宇陀市文化芸術活動体験交流施設条例の一部改正について、原案可決。議案第88号、宇陀市社会体育施設条例の一部改正について、原案可決。議案第89号、宇陀市榛原総合センター条例の一部改正について、原案可決。議案第90号、宇陀市立保育所設置条例の一部改正について、原案可決。議案第91号、宇陀市立保育所における一時保育の実施に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第92号、宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第103号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇陀市室生地域文化伝習展示施設の指定に係るもの、原案可決。
委員会の詳細につきましては、私と市長のあいさつの後、付託された各議案それぞれの詳細について担当部から説明を受けました。その後質疑に入り、各事件について審議しました。
主な質疑は、議案第82号、宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正については、デマンド登録者の自動車免許証所有率などの統計をどのようにとっているのか。
デマンド交通の運営に関する財源の考え方について。
1年間の試行運行を行って、その後、市全体の構想はどのようになっているのか。
デマンド交通の今後の制度設計について、どのように考えているのか。
福祉の面と公共交通の面とどのように整合性を考えているのか。
この件については、次のように附帯決議をつけて採択を行いました。
議案第83号、宇陀市通勤等対策駐車場条例の一部改正については、民間の土地を借用している場合は、駐車場運営を中止したときの地権者とのトラブル等はないのか。
下井足駐車場が2カ所あり、料金が違うが、その内容は何か。
今後の通勤対策による駐車場の運営については、どのように考えているのか。
続いて、議案第84号、宇陀市公民館条例の一部改正については、公民館の使用に関するルールの統一性について。
ライオンズクラブが使用している事務所の件について。
今後の施設の統廃合等に関する契約についてどのように考えているのか。
議案第85号、宇陀市文化会館条例の一部改正については、グランドピアノと金びょうぶの使用料の件について、使用料の使用時間区分の変更により市民の不便性などはないのか。
ロビーでのイベント開催があるが、この料金体系はどうなっているのか。
続いて、議案第86号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正については、特に質疑はございませんでした。
続いて、議案第87号、宇陀市文化芸術活動体験交流施設条例の一部改正については、地元団体等、地域活動に関する団体について、その使用料減免制度はどうか。指定管理をしている施設において、市として統一した減免制度が必要ではないか。
続いて、議案第88号、宇陀市社会体育施設条例の一部改正については、利用方法により使用料がかなり高騰すると考えられるが、その対応はどうか。
利用時間区分があるが、その区分をわたり使用は可能なのか。
利用可能でない時間に、その会場の準備や片づけをすることは可能か。
続いて、議案第89号、宇陀市榛原総合センター条例の一部改正については、2階に展示されているものについて、今後どのように考えているのか。
来年度から市で運営するに当たり、現在の指定管理者との委託料等はどのように考えるのか。
貸し館として使用する場合の対応は、どの事例のときに可能か。
議案第90号、宇陀市立保育所設置条例の一部改正については、特に質疑はございませんでした。
議案第91号、宇陀市立保育所における一時保育の実施に関する条例の一部改正については、本会議で高見議員から申込方法の質問に対する回答があり、受け付けは利用日の2週間前で、定数は1日当たり10名と報告を受けました。また、緊急の場合はその限りでないということも報告いただいております。
その中で、一時保育の受け付け事務が1週間前とあるが、緊急などの対応はどうか。
保育所別に一時保育の枠があると思うが、定員を超えて緊急時等の対応は行えるのか。
宇陀市内の待機児童について、またその状況についてどうか。
院内保育所の活用について。
続いて、議案第92号、宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正については、音楽の森への集客に関する送迎について。
続いて、議案第103号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、隣接する施設の管理、市としての活用について。
指定管理後の使用料について、減免や地元活動について。
以上のように、多数の意見、質疑がございましたが、当委員会に付託されました全議案についてそれぞれ審議され、その後、教育委員会より大宇陀小学校の建てかえについて、総務部参事から自治区廃止後の4区の通称名についての報告を受け、午後4時27分、終了いたしました。
以上で、総務文教常任委員会の委員会審査報告を終わらせていただきます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長の審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
少し委員長の82号の宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正についてということで報告を受けました。その中で、論議の中で財源の考え方についてということの意見が出たようでございます。このことについて、若干お聞きをいたしたいと思います。
このデマンドバスについては、当初、私たち有志の議員によりまして、18年からその取り組みをやってきました。その中で、行政がいわゆるこの財源を最初に求め、そして市民にその報告をする中で、三つの案を提示されてきました。そんな中で、このデマンドをすることによって4300万円はかかりますよということで、各これは室生区を最初からやるということで、代替としてやるということで進めた事業であるわけですけれども、4300万円かかりますよという提示をされてきました。しかも、その算出根拠たるものは、1時間半で7500円がかかりますよという算出根拠であったように思います。
私は、この4300万円という費用の捻出について、このデマンド交通そのものが福島から始まっておりますので、その考え方をしてきた福島大学の奥山先生ということで我々勉強してきましたので、この算出について、その先生にお伺いをしました。そのときの話としては、4300万円、4300万円やったら宇陀市全部できますよということから始まって、我々は算出根拠として、現在30数市町村がやっております先進地へデータを求めてアンケート等々をとりましたところ、全くもって3倍から4倍の費用をもって市のほうは計算に入っておったと。我々がアンケートをとったところでは、1600円から2000円くらいで1時間当たりやっていた。そういう経過があって、我々はそのことを市のほうへ話を持ち込みました。その結果、デマンドをやるためにいろいろと市も努力をなさって、ほぼ我々が提示してきたその内容でデマンドを進めておるといいますか、交通会社のほうとの話をしたらしいです。
当初は設計屋に任せた形で、その算出根拠を求めていったようですけれども、私は何を言いたいかといいますと、やはり昨日まで一般質問にもございましたように、本当に金がなかったらないような汗をかかんかいということから始まっておりますので、行政はもっともっとやっぱりそのことを検討していかなあかんの違うのかなと。もっと言いますと、私たちがこのデマンドを進めるに当たっては、やっぱり市民やあるいは商店街や交通事業者や、すべての宇陀市の状況の中が回転のいく、いわゆる活性化につなげていくということが目的で我々は研修を進めてきたものですので、今やっている、例えば室生区の場合ですと、田口から駅までとか、そんなんではないわけですね。どの30数カ町村の状況を見せてもらっても、やっぱり病院や市役所を中心にしている。そしてまた、ここですと榛原ですけれども、榛原というところの商店街へやっぱり行って商店が動くように、そういうことをやっぱり目的と我々はしてきたものですので、市もやっぱり活性化につなげるためにはそうでなかったらあかんように思うわけですね。
ここの事例では、私は長くしゃべっておりますけれども、やっぱり財源から始めておりますので、2700万円ほどコミュニティバス等々を運行したときは要りますよ。ところが、このデマンドをやったら、財源支出については63%ぐらいで済んでいるわけですね。それは、運行費用は出ます。そして、自治体の負担なんていうのは、この2700万円のうち行政の負担は840万円、それから運行収入は768万円、全体の運行費用が1600万円という内訳はこんなことで、その方向を間違うと、費用を出して、そして効果が得られないということになるわけですので、私、この総務委員会の中で、この費用の算出について市のほうからどんな説明を聞いてきたか、そんなことを少し聞いていきたいなと、こんなように思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
ただいま6番、山本良治議員さんのほうから二、三の質問をいただきまして、的確な答えになるかどうかわかりませんけれども、委員会の中で審議もされておりますので、若干述べてまいりたいと、このように思います。
まず、1点目の財源の考え方ということで、先ほど山本議員さんのほうは運行に関するところの経費という観点から、このデマンドバスを運行する際の事業経費の算出方法に、市とそして研究された内容とに差異があるというようなことでございます。その点については、確かにおっしゃる部分で昨年の11月以降いろいろと協議を重ねた中でも、市の物の見方と、また業者と直接お話をされた結果において、経費の部分でも見直されておるということでございます。
ただ、私たち今回の委員会の中では、宇陀市の財源として、このデマンドバス運行を含めた公共交通対策に向けられる財源をどのように求めていくのかというような観点から論議をしてまいりまして、中身につきましては、これはやはり公共交通活性化協議会の中でもっとしっかりと精査をしながら、その協議会のほうで運行される部分で市として負担を求められる限度まで行けるのかどうか、その考え方を協議会の中でしっかりと詰めていかなければならないというような感触を持ってまいりまして、デマンドバスを運行するに当たっての今回の財源の考え方というのは、あくまでも、これが今後ずっと継続をしていくためにはどういった財源のありようがあるのかということで、平成22年度におきましては、国のほうの補助金が2分の1ということでそういった財政措置もあると。それが今後はなくなってくると。そうした場合、また過疎債のソフト事業への転換ということもございまして、それも選択肢の中に入ってこようかと、このように考えるわけですけれども、これとて27年ですか、一応、過疎債につきましても5年という一定の期限が切られておりますので、不変的な制度として持っていくためには、やはり宇陀市の財源がこういった公共交通の市民の皆さんに使っていただける部分にどれほど割くことができるかといった中で物を考えておりまして、市長のほうからも、決してこの制度を取りやめる、廃止するというわけではなしに、地域のセーフティネットを確保するための施策としては必ず残っていくものだというような答弁をいただいておりまして、その中には便数の考え方とか、あるいは時間の考え方というものにつきましては、地域とそれから実態等を精査しながら今後の制度構築の中に向けていくということでございました。
また、もう1点、財源の物の見方の中では、そういったことで話が進んでおりまして、今回の実証運行に対する財政的な部分といいますのは、23年度は国の予算も今のところは未確定であるというような中から、過疎債の適用も視野に入れながら、現行制度の中で、説明にもございましたとおり、申込方法の変更と、それから運行時間の便数の時間と回数ですね、そういったものの見直しというような中で、新たな1年を実証を進めていくというような報告でございました。
回答にならなかったら、もし再質問がございましたら、よろしくお願いしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
この事業は今御案内のように、国の施策の中で試行という形の中で進めておる。もっと言えば、ことしあるいはまたもう1年延ばしていただくようにということで、非常に利用者は喜んでおるわけですけれども、この1年でいわゆるいろいろな実証をしてきた経過を踏まえながら、次に踏み出すその時期でもあるわけでございまして、やっぱり利便性をどう図っていくか。そして、ただ単にそのレールに乗せたのではなしに、メニューに載せてるのではなしに、この実証の中で人の動きをどのようにしていけば、このデマンドという乗り合いタクシーがどれだけ必要であったかということがやっぱり把握されてくるだろうと。
私が言いたいのは、やはり活性化に向けてどうなのか。今、廃止路線であるがゆえに、いわゆる室生区で走っておるけれども、それはもっと言えば、やっぱりこの榛原との連絡、今度新しくできる病院へのアクセスを求めていく、そのことが一番大事であるわけですし、我々も当初からそのことを要求をしながら、そして新しい病院ができたときにそれぞれそこまで来られるというシステムを構築しなければならんということから始めておりますので、そのあたりをただ室生の利便性をつくるためやということでいくと、小さいものになってしまうと。それがいわゆる活性化に、商店も含めてですけど、活性化につなげていくという論議を今回の実証の中できっちりとしていかんといかんのではないかなと、そんなあたりも論議を恐らくされているとは思いますけれども、室生のためだけや、これだけで終わってしまうと寂しいこの試行であるというように私は思います。
今回も多くの人たちが私の耳に入ってきておるのは、各自治会のほうから市長に対して要望があるようであります。そんなことを聞かされておりますけれども、そのことを十分踏まえながらやっていただきたい。昔は有償バスで空気を運んでおる。これはどの町村も同じことを、30数町村も同じ経過を踏んできておって、最終的に、やはり経費が少なく済むということの中での利用者負担も含めながらやってきているという経過もございますので、そんなあたりもきっちりと論議をしていただきたいなと。恐らく論議の的になっていたとは思いますけれども、そのあたり、委員長さん、利便性のことや、そしてこのデマンドをやることにおいてのプラス面、マイナス事項ばかりではなしに、プラス面はどうだったのかなというようなことも含めて論議をされたかどうか、お聞かせ願いたいと思います。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
まず、利便性ということでございますけれども、当初、該当する室生区におきまして、各それぞれの地域別の利用者数の割り込み、それから利用者の申込実態等々を調査をしていただきまして、皆さん方の手元にも資料としてついていようかなというように思いますけれども、多いところであれば、申込者の利用者が99%に達しているというところもございましたけれども、しかし、地域によりましては、まだ50%の申込者になっておるというのも実態でございます。
したがいまして、利用の部分で本当に地域の方々が求めておられる形の中で、その方々が100%利用されておるかということになりますと、まだまだ疑問符が残るというのも委員の皆さん方の意見でございまして、利用率の向上のためにはいろいろな施策が必要かと思います。これは市のもちろん考え方も大事ですけれども、今後は地域公共交通活性化協議会の中で地域の事業者とも話を煮詰めながら、利用者の思いをその中で達成し、そして物事を、事業を運行するのはあくまでも活性化委員会でございますので、そこにどれだけの市として負担をしていくかというようなことでございますので、その中での協議が大切かなということになってまいりましたので、今回は地域公共交通活性化協議会との連携強化を図って、そして地域の皆さん方の声をその協議会の中に反映をしていくという形で、利便性を高めていきたいということが求められるのではないかというような議論の内容でございました。
したがいまして、今、決してこの実証運行が現行、室生区を中心に進められておりますけれども、今既に走っております形での乗り合いバス形式のバスを含めた宇陀市全域の中でのこういった公共交通のありようというものが既に交通体系としてまとめられております。そして、それぞれの地域においては、どういった形の方式のものが、それぞれの地域でより利便性の高い公共交通としての価値があるかということも一定の方向づけとして、その活性化委員会の中でまとめられております。
したがいまして、そのまとめられております今の公共交通体系というものを速やかに全市に展開できるそういったものを求めているわけですけれども、そうするには、やはり宇陀市の財源の確保というものがあろうかというように論じられておりまして、その部分をどういう形でこの公共交通へ予算の配分を求めていくかということが、これが今後の課題かなということでございます。
したがいまして、求められております宇陀市全域の中への拡大とともに、現行の制度の拡充といいますか、いわゆる商業施設あるいは医療施設への直接のデマンドタクシーの運行というものにつきましても、これはしっかりとその中で論議をし、そして、地域公共交通活性化協議会、これがやはりどういう結論を持っていくかということが非常に大切だなというように感じておりますので、この部分での議論を進め、それを議会の中での論議にまとめていきたいと、このように感じております。
お答えになったかどうかわかりませんけれども、そういったところが論議の中で感じておりますところでございます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
ありがとうございます。
要は、私は行政が進めていただいている今の形態がどうのこうのというよりも、やはり独自で発想して、行政がこの宇陀市の今の実態だけを見ているのではなしに、以前もたしか質問をしたかと思いますけれども、このデマンドについては全国的に協議会がなされております。その協議会へもやっぱり参画しながら、どういうことをやっているか、どういうことをやれば、その財源を生み出すそのことが少しでも安くなるかというようなことをかなり多くの論議を重ねておって、費用対効果を求めていっているというような実態もございますので、ここの当初から進めておる設計、コンサル任せではなしに、すべての事業ですけれども、みずからやっぱり目で確認をするとか、そして足を運ぶとかいうような形の中で、費用のことを言うなら、やっぱりそこまでやりながら、私はこの実証に最後、もう日はありませんけれど、どうすれば、先ほどから言っているような費用対効果を求めるなら、やっぱり多くの関係市町村との連携を深めながらやっていただきたい。
例えばタクシーでも、今、シールを張ってデマンドというのをしているけれど、それを外して、やはりタクシーとしての業務をやっている実態もあるように思います。契約がどのようになっているか、これは再生協議会の中での話ですけれども、だから、1日の時間帯をどういうように使っていくかというようなこともやっぱり十分検討していただきたい。よそでは、そういう独自の福祉協議会なり、それから自治体なり、あるいは自治会なりというような形の中で独自でやっておりますので、その運行の路線についても十分精査しながら、どうやれば安く済むかというようなことも含めてやっているようなことでございまして、すべて業者任せというようなことではなしに、行政として考えるなら、やっぱりそんなことも十分考えていく必要があるのと違うのかな。
総務文教の中で大変御苦労なさって検討をいろいろしていただきましたことに対して、お礼を申し上げていきたいな、こんなように思います。先ほどからはわかりやすい説明をしていただきまして、ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
デマンド交通というものは、今回の公共交通の部分でも山本議員御承知のとおり、事業者が撤退をし、廃止をしていった路線に対して、どういった形での交通の確保をしていくかというものがまず第一義にございまして、その後、そのことを踏まえて宇陀市としてさらに付加価値がつけられるかどうかという部分があって、今回ドア・ツー・ドアという形の中で、お年寄りの方の御不自由な部分を何とか補完しようという部分でこういった制度を展開していただいておるわけでございます。この部分につきましては、それぞれの委員さんにつきましても十分理解をしていただいているところでございまして、その制度のよさは十分に理解をしていただいております。
しかし、一方、先ほど議員のほうから費用対効果というような表現もございましたとおり、このことがどの程度まで、どこまで宇陀市としての財源の中で許されていくものなのかというのが今後の課題であるというようなことでございます。
冒頭の質問の中でも申し上げておりましたとおり、市長以下、事務局のほうでも、地域のセーフティネットとしての考え方は十分に持ち合わせていただいておりますので、決して地域からこういった公共交通にかわる代替措置というものがなくならないという確証は、私はこの委員会の中でさせていただきました。ただ、その中の支出については、今後、先ほど山本議員がおっしゃっているように、活性化協議会とも話をしながら、地域の方々も巻き込んで、より運行のしやすい形のものを見出していかなければならないというのは現実の問題であろうかと、このように思います。お金をつぎ込んでできることと、お金をつぎ込まなくてもできること、ここら辺のことが、それぞれ今後よく言われております協働社会の中でいかにマッチングさせていくかということが、今後どこの地域でも起こってくる高齢化社会の中で求められることではないかなというように感じるわけでございます。
したがいまして、今後は決して地域の皆さん方に心配の要らないような、そういった公共交通の方向性というものを速やかに求められることがあると、このように感じておりますので、いただきました御意見を今後もまた総務文教常任委員会並びに関係の協議会を通じまして、市民の皆さん方の御負託にこたえていくように続けていきたいと、このように考えております。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
議案第82号の宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正について質問させていただきます。
これ、議会の初日に提案されまして、そのときの質疑なんかでも取り上げたわけなんですけれども、これは市全体に放映されているというようなことで、テレビの反響は非常に大きくて、その結果、室生区の各自治会長さんのほうから、さまざまな要望書が出ているというように聞いております。
今回、この代替バス事業の中の一部としてデマンド型タクシーですね、実証運行をされたわけです。これは空気を運んでいるのかというような批判もあって、効率性も経済性も悪いじゃないかというようなことで、コミュニティバスからデマンドタクシーにしようやないかということで行われたと思うんですよ。それは、さらなる利便性であり、経済性を勘案したものであると思うんですよね。
その結果、この1年間やりまして、この事業自体が有効であり、財政的にも貢献するというようなことが実証されたのではないのかなと思うんですよ。その結果として、先ほど附帯案もなされていましたけれども、24年から市全体で運行できるようにというような条件もついていたように思うんですよね。これ自体、それぞれの委員さんが、このデマンド型の有効性なり経済性を認めたと、有効であるというように感じた結果であろうと思うんですよね。
ところが、市といたしましては、今まで走っていたバスのその路線分だけ補てんすればいいというような考えしかないのかな、バス分だけ代替すれば事足りるというような、それ以上のことは考えないという姿勢が見えるのではないのかなと思うんですよね。
それで、全市的な制度設計に基づいた実証運行でないというのは明らかなんじゃないのかなと思うんですけれども、これについての市の考えについて問われたことはなかったかなというようなことが1点と、初日の市の答弁では、来年の実証運行につきましては、既に内容が決定したかのような発言があったように思うんですよ。これについて各自治会長さんが危機感を抱きまして、要望書を出しているわけなんですよね。
附帯決議ではなくて、条件の中で二つ目に公共交通活性化協議会との連携と申しましたけれども、その前段で来年の決定は土日の予約だけですというようなことを初日に言われているんですけれども、これ自体、公共交通活性化協議会との話し合いの上ですとか、また、地域の要望を勘案したもの、反映したものであるとか、そういった議論はなされてなかったのかなということが1点。
それから、全市的なものにするためには、現行の宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正というよりも、初日にも発言させてもらったんですけれども、新たにデマンド型タクシー事業に関する条例の設置ということが必要なのではないのかなと思うんですけれども、そのことについての議論がなされたのかなと。
このデマンド型タクシーにつきましては、新たな経済的な負担なしに、さらに利便性の向上を図ることができるというようなことは、もう1年間で既に実証済みやと思うんですよね。そうするならば、2年目の実証の内容というのも、おのずから決まってくるのではないのかなと思うんですよ。そういった討議、議論、なされたのか、お聞きしたいなと思います。よろしくお願いします。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
森下議員から3点ほど質問をいただきましたけれども、まず実証の延長の理由ということで、先ほども申し上げましたとおり、利用申込方法が土日もできるよということで、正月三が日と年末年始ですか、その部分を除いたフルタイムで受け付けができるというのが今回の一つの部分と、あと、バスの運行時間の中身を時間を若干さわるという中での実証運行の継続ということでございました。委員の中からも、これで本当に実証ができるのかという質問もございまして、そのことにつきましては、市のほうは、あくまでも廃止路線に対する代替バス路線の物の考え方の中でデマンドバスを運行していくということでございました。したがいまして、今、新たな延長という部分については市のほうでは考えておらなかったし、また、地域公共交通活性化協議会の中でも、それ以上の論議というところまでも行っておりませんでした。
ここで若干、地域公共交通活性化協議会の中身について、私もそのメンバーでございますので、申し述べたいなと思うわけですけれども、メンバーにつきましては、市長を会長とし、そしてあと、副市長並びに市の関係者が事務局となっております。また、国からは国土交通省の運輸部局の関係の方で、郡山にあります奈良支局の方も入り、そしてまた、県の土木の関係、大宇陀の土木の関係、そういった方々あるいは事業者におきましては、近鉄さん、奈良交通さん、そして地域のタクシー会社の代表の方、そしてまた、県のタクシー会社の代表の方といった方々で構成をされておりまして、その場で原案に対するいろんな論議というものはほとんどなされない。議員である私ともう一人、山本良治議員さんもそこに入っていただいておるわけですけれども、その中で論議をするのは結局そのことに対する質疑というのがほとんどでございまして、なかなかこういった部分についてできないと。我々議員の立場でございますので、その中で余り多くを語ることは差し控えておったわけなんですけれども、会議が終わってから、どんどんお話をしてくださいというようなことも事務局のほうから言われましたので、2月以降は精いっぱい本当に論議をせなあかんなというような認識に立っております。
したがいまして、その中では、やはり市の案というものが大変重要でございますので、今回、実証をされることについて延長の理由ということは、利用者のやはり数が利用の登録者から見て十分な利用者数に至っていないというのが、もう一度実証することの本意ではないかなと私は感じております。したがいまして、この部分での利用者の登録状況とか、あるいは利用実態というものから、このデマンド交通を見直しておりまして、自治会長さんのほうからも要望が出ているということも今お聞かせを願っておりますし、市のほうにも多分その情報は行っておると思いますけれども、この中で大体、登録者は1700名ぐらいおられるわけですけれども、実際にお使いになっておられるのは単人数で212名ということで、率にかえたら本当に2割にも至っていないというようなところでございますので、そこら辺が市としても心配をされていることではないかなということでございます。一気に拡大していくことに不安を感じておられるのは、こういったやはり統計上の部分の中で実乗車数が非常に少ない、低いということが一つの実証から展開できていかないという一つの理由かなというようにも感じるわけでございます。実証の延長理由は、先ほど申し上げたとおり、二つの項目でございますけれども、そういった部分がやっぱり市の問題点として取り上げておられるように感じております。
また、デマンドバスの条例設置の部分につきましては、これは本格実施になれば、当然、本格実施としての条例が制定をされるということでございますので、今あります有償バスの条例とあわせて整理をされるということでございます。
それから、市の考え方の中でやっぱり一番大事なのは、このことが費用対効果の中だけで論じられておれば、当然福祉的な要素が損なわれるということもございますので、そのことにつきましては十分に論議をしておりまして、市長からは、必ずセーフティネットの考え方の中でこの事業を構築していくということでございますので、セーフティネットをどのレベルに持っていくかというのは、これは今後、地域とあるいは行政とのいろいろとやりとりの中で制定基準が決まってこようかなと感じるところでございますけれども、地元が望んでおります宇陀市内の全面的な運行拡大というものにつきましては、今年度は見送っていくということでございますけれども、これにつきましても、もともとにあります地域公共交通の中にそういう提案をされておりませんので、今回これを進めるについては、地域公共交通の中をどのように論議をするかということのほうがまず先かなというようなことを感じております。
質問いただいたことに答えられたかどうかわかりませんけれども、そういうようなことで、今の断面で1年間延長のうちに24年度までには、やっぱり市として全市的な物の見方でデマンドバス事業とそれからそれぞれのコミュニティバス、地域の公共交通事業の取り組みを精査をしていけというような御意見をつけて、今回、原案に賛成をするという立場で委員の皆さんの御理解をいただいたところでございます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
1点目の全市的な制度とするためのものにするためにはというようなことなんですけれども、結局、廃止路線に対するためのデマンド型タクシーやというのは、僕も認識を一にするものでございます。ただ、そのための実証をやられたわけですから、このデマンド型が全国的にもですけれども、経済的にも利便性についても非常に有効な方法であるということは、11月にも行政視察して、行政の方も十分に承知していると思うんですよ。そうするならば、廃止路線にのみ今は考えていますよと、だけども実証をやっているんやから、それを全市的なものにするためにはどうするべきかというような、そういったあすに向かっての課題ということが、先ほどの委員長の答弁の中からは市側の姿勢として見えてこないんですよね。そのことに対する不満が、今回テレビを見ていて急いで陳情書、要望書が出てきたと思うんですけれども、地域の自治会長さんたちの反応なんじゃないのかなと思いますので、この点についてはもっと真摯に行政側は考えていただきたいと思います。
それから、委員長さんの答弁の中ではっきりしたことなんですけれども、来年度の実証運行の内容が初日に決定したかのように発言されましたけれども、決して地域公共交通活性化協議会の中での議論を経たものではないということなんですね。これは一つ大きな問題ではないですか。やはり、来年度の実証に向けて広範な意見を聞かなあきませんよね。それが反映されていないから、要望書が出ているんやと思いますよ。ですので、来年のこの実証運行につきましては、もっと内容を精査するようにすべきなのではないのかなと。実証運行の内容の見直しを強く求めたいなと思います。
また、条例化にするというのは、またこの先の話なんですけれども、これもそんなに先の話ではないのでね、やはり準備する必要があるのではないのかなと思います。委員長の答弁の中からいろいろわかることがあるんですけれども、この条例の一部改正自体についての異論はありません。ただ、その中の制度として、さらに議論を深めて実証運行の内容を充実したものにしていただくように、委員長のほうからも、また働きかけていっていただきたいと思います。
ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
今、森下議員のほうからデマンドタクシーに対する今後への課題ということでいろいろお聞かせをいただきまして、私、説明が悪かったかもしれませんけれども、地域公共交通活性化協議会の中での案として今回の案は提出され、それを議決をされております。
しかし、もう一度2月にも会議を持たれるというようにお聞きしております。今日までの論議を踏まえて、今後の宇陀市のあるべき地域の公共交通の姿というものが見出せるものにしていきたいと考えておりますし、また、地域の皆さん方が心配されている、これでいろいろな事業がストップするのではないかというようなことにもならないように、市のほうもセーフティネットという考え方の中で、地域の皆さん方の生活を守るための制度として必ず構築をしていくというようにお答えをいただいておりますので、その部分について、今後我々はどういった形のセーフティネットが求められているかというような部分の中での論議が進むのではないかなというように理解をしております。
決して公共交通活性化協議会の中で何も論議していないのではないのですけれども、我々としては立場上、余りお話をしなくて、もっと別の場で話ができる機会があるのではないかなというような認識もしておりましたけれども、市の側のそういった対応の中で、しっかりとした議論を実施していって、時間に追われない会議を進めたいと、このように考えておりますので、改めてその部分もお願いをして、答弁とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
今も盛んにセーフティネットという言葉が出ていましたよね。初日の質疑の中でも市長のほうから、最低限の地域での交通の保障はいたしますというような、していきたいというようなことをお答えされていたわけです。それとセーフティネット、この委員会の中で、そのセーフティネットの限度ですね、どういったレベルが最低限なのかという部分で協議されたかというようなことがございましたら、お願いします。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
どういったものが求められるセーフティネットのレベルかというものについては、委員会の中では審議はしておりません。
ただ、理事者側のほうから、考えられることは、宇陀市の財政と見合わせて、最低のセーフティネットというのであれば、例えば午前1回、午後1回でもセーフティネットの担保はできる。しかし、それ以上のものを考えるのであれば、それについては地域の皆さんとともに考えながらというようなことの表現がございました。
したがいまして、地域の方々の思いがそのセーフティネットの中にどういうレベルに位置するかというのは、これは協議の部分やなというように思うわけでございます。したがいまして、すべてがすべて今の制度でいけるか、あるいはもっと拡充できるのか、それは今後しっかりと論議をしながら、市の財政とも見合わせて進めなければならない、このように考えておりますし、また、財政事情が今年度、23年度は今のところ国土交通省としては、今の地域公共交通にかわる補助金の制度を政府と調整中、要は要望されておりますけれども、確たるものがまだ出ておらないということでございますが、そういった部分で、それぞれの交付金の中にこういったものが盛り込まれてくるならば、それはそれとして、また市としても対応できる許容の範囲が広がるのではないかなというように思います。
セーフティネットの考え方というのは非常に難しゅうございますけれども、本当に例えば自主運行も含めたセーフティネットの構築というのもあろうかと思いますし、地域によりましては、もう市に任せんと我々で自由にやるから、その部分の何かしらの部分の中でできないかというような発想もあろうかと思いますので、その部分につきましては、このセーフティネットをつくるときの議論に任せていきたいなと思いますので、その部分については、それぞれまた議員の皆さん方がそれぞれの地域の中あるいはそれぞれの環境の中で、セーフティネットのあるべき姿をひとつ御論議いただいて、市の提案内容とのそれぞれの整合性をとっていけば、地域の方々にも満足をいただけるのではないかなというように考えるところでございます。
以上で、セーフティネットの考え方についての市からお聞きした大まかな部分でございますけれども、報告とさせていただきます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
議案で申し上げますと、第92号になるかと思いますけれども、これはふれあいの音楽の森の件で、初日の質疑の中でもたしか森下議員からだったと思いますが、地元のグループで村おこしのために頑張っていこうとされているそういうグループの方にも使用料が新たに新設されるということですので、負担がふえるということでいいのですかというそういう質問があったかと思います。
今、委員長の報告の中でも、減免措置があるわけですけれども、減免されるグループといいますか、活動なり団体の指定について、統一された基準が必要ではないかというような意見が委員会の中で出ているというそういう、これはほかの元気村のところの議論でもあったように今報告いただきました。
私も地元の方と、やはり公民館活動などで意見交換をしているんですけれども、単に自分がやりたいことをちょっと集まってやるというそういう方々もいらっしゃいますし、それに限らず、やはりお年寄りのために交流サロンを開いたりとか、それから子育てあるいは子供のために絵本を読んであげたりとか、その他さまざまな文化活動をされているそういういわゆるお世話役のグループの方もいらっしゃるわけですね。そういう方々にも負担がふえていくというような形で、結局、指定管理者を地元に任せたことによって、その方々が結局減免の議論もされるわけでしょうけれども、統一されていなくて、一部そういう方々、片方では負担があって、片方では負担がないとかそういうことがやはり非常に問題ではないかと思います。
こういう方々は、実際にそういうお年寄りのために健康的なサロンとかそういうことをされることによって、ある意味では、やはり健康とか介護予防といった意味で市の財政に貢献しているわけですね。文化活動をされている方も、いろいろまちのPRに貢献されているわけで、やはりそういうことを考えると、そのことに対して市長はいつも、これからのまちづくりは地元の方にも自立してやってほしいと、そしてまちづくりに参加してほしいというそういうことをおっしゃっているわけで、そのことと今のこの進め方がちょっとやはり矛盾しているのではないかなというそういう感じを受けますので、そのあたりについて、特に減免の基準というようなことについてどういう議論がされて、結果としてどういう御答弁があったのか、お伺いしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
ただいま高見議員のほうから92号の高齢者ふれあい館の設置に関する部分の中で、特に減免の問題ということで御質問がございました。
この減免措置につきましては、この部分だけではなしに、今回条例提案されておりますすべてのものがそれぞれ施設でございますので、お使いになる方々の対象によって減免があったりなかったりという部分があります。ただ、ちょっと議事録に載ったか、載らなかったかはわかりませんけれども、ある部分で今後減免の考え方についてゼロ%から100%まである中でどういった基準を設けるかというものの中に、もし間違っておったらまた訂正をいただいたら結構ですけれども、今後は減免の分野をどんどん狭めていくという部分がございました。それとあわせまして、減免をしている団体というものは、それぞれ市のほうに登録されているいろいろな、我々の言葉で言う社会教育団体のものから老人クラブを中心としたそういった福祉関係の団体、すべて市のほうに登録をされている部分の中で、その扱いをされているということでございます。
今回、宇陀市の高齢者ふれあい館、いわゆる音楽の森でございますけれども、これにつきましては、調理室が今回この案件に上がっておるわけでございます。この調理室だけを今回新たに制定されるのかなと思いましたら、そうではなしに、あとの音楽室とか、あるいは談話室とかそういった部屋につきましては、既にもう料金指定がされておりまして、この部分だけが附帯設備という位置づけで料金設定をしておらなかったということから、今回この利用をされている方が音楽の森の直接の関連する事業ではなしに、それを通して福祉の部分でお弁当のボランティア活動をされているということでございまして、そういった部分の中で、やはり料金設定をしていただいたほうが利用者についてもその施設をお借りしやすいといったような位置づけから、今回御提案をされたというようなことを事務局のほうでお聞きをしております。
したがいまして、今、質問にございました減免の統一ルールというものにつきましては、今後しっかりとした場でやはり煮詰めなければならないと、このように考えております。
ちなみに別の委員会、会議の方の中で、昨日の中でもちょっとしゃべっておりましたけれども、こういった施設というものについての施設管理について、行政改革の中で物事を考えておられるということでございます。ただいま高見議員のほうから、それぞれの施設にはそれぞれの思いがあり、それぞれの価値観を持って施設が建っておるのではないかということでございました。まさしくそのとおりでございまして、それぞれの施設の用途と基準、面積比だけで物事を考えるのではないんやと。そこには集う方々のそれぞれの思いが市の行政の中でいかに担保されるべきかというものがあってしかるべきと私は考えておりますので、この減免のルールについては本当に市と議会も真剣に向き合いまして、一つ一つを丁寧に仕上げなければ、公平性、公正性の担保は難しいかなと思っております。
今御質問いただきました内容につきましては、団体につきましては、福祉団体とか、あるいは市の登録されている諸団体、それと学校、子供たちの団体とか、そういったいろんな団体、その数までは聞いておりませんので、わかりませんけれども、そういった団体の中で、いわゆる生涯学習、社会教育学習、文化体育を進める団体等々の登録団体について、それぞれの一定の基準の中で減免率を決めておられるということでございます。
回答にならなかったら、また再質問お願いします。
議長(中山 一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
ありがとうございました。
少し意見として、これは前にも申し上げましたけれども、今、行革の中でというお話もありましたが、それから、財政が厳しいからお金がないから利用者負担をというそういうことになっていくと、結局、行革の目的である市民サービスの向上というところにつながらないわけですね。つながらないと言ったら語弊がありますけれども、そういうことになりかねない。ですから、本当に市民との協働で自主的にまちづくりに参加して頑張っていって、まちのためにやっていこうというそういう方々が出てきておられますので、たくさんいらっしゃいますので、そういう方々のやはり気持ちが冷えていかないような形で、ぜひ減免制度についてもしっかりと、今、市に登録されている団体というそういう一つの基準も示されておりましたけれども、そうでない活動もたくさんあります。ですので、そのあたりを行政側もしっかりと把握を進めながら検討していただきたいと思います。
以上です。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
これからは、やはり地域の時代でございますので、地域の方々がそういったものが利用しやすいそういった利用の仕組みというものが求められてまいると思いますので、ただいまいただきました高見議員からの御意見も含めて、今後の中でまとめていきたいと、このように考えております。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第2、議案第82号、宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第82号、宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第83号、宇陀市通勤等対策駐車場条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第83号、宇陀市通勤等対策駐車場条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第84号、宇陀市公民館条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第84号、宇陀市公民館条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第85号、宇陀市文化会館条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第85号、宇陀市文化会館条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第86号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第86号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第7、議案第87号、宇陀市文化芸術活動体験交流施設条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第87号、宇陀市文化芸術活動体験交流施設条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第88号、宇陀市社会体育施設条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第88号、宇陀市社会体育施設条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第9、議案第89号、宇陀市榛原総合センター条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第89号、宇陀市榛原総合センター条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第10、議案第90号、宇陀市立保育所設置条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第90号、宇陀市立保育所設置条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第11、議案第91号、宇陀市立保育所における一時保育の実施に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第91号、宇陀市立保育所における一時保育の実施に関する条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第12、議案第92号、宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第92号、宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第103号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇陀市室生地域文化伝習展示施設の指定に係るものは、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第103号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
ここで10分間休憩いたします。
35分から再開いたします。
午前11時25分休憩
午前11時35分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、日程に従いまして、日程第14、議案第93号から日程第16、議案第104号の3議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました3議案につきましては、福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告をお受けいたします。
15番、高橋重明福祉厚生常任委員長。
15番(高橋 重明君)
皆さん、改めておはようございます。議席番号15番、高橋重明でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、福祉厚生常任委員会の報告をさせていただきます。
去る12月9日午前10時より第1委員会室において、委員5名全員の出席と市長、副市長、市民環境部長、健康福祉部長、水道局長ほか関係職員の出席により、本定例会初日に付託されました3議案を審査するため、福祉厚生常任委員会を開催いたしました。その委員会での審査結果について、委員会審査報告書により報告させていただきます。
平成22年12月21日。宇陀市議会議長、中山一夫様。福祉厚生常任委員会委員長、高橋重明。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成22年12月8日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
事件番号、件名、審査の結果の順序で御報告させていただきます。
議案第93号、宇陀市簡易水道の設置等に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第94号、宇陀市簡易水道事業給水条例の一部改正について、原案可決。議案第104号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、内容は宇陀市心の森「多世代交流プラザ」の指定に係るもので、いわゆるあきののゆの温泉施設でございますが、原案可決でございます。
委員会の審査過程についての詳細について御報告させていただきます。
私と市長のあいさつの後、付託された各議案それぞれの詳細について担当部から説明を受けました。その後、質疑に入り、各事件について審議しました。
委員の意見、質疑の主なものを申し上げます。
93号、94号事件については、関連いたしますので、一括して審議を行いました。
初日に提案されました条例改正新旧対照表では、表が提示されております。31ページ並びに34ページをごらんいただけたらいいと思います。
簡易水道関係の条例上の地域名や給水区名の表記について、給水管轄区域を表示しておりまして、旧字体等を統一されていないのではないか。これはどのように考えているかということですが、わかりやすくするために旧町名を使っております。
大宇陀区、中央給水区、東部給水区の統合による給水量や給水人口は統合前とかなり差異があるが、これはどういうことかと。
給水区の統合を計画しているのであれば、その将来計画を説明いただきたい。
給水分担金の統一を図りたいとしているが、水道管布設工事の状況や経緯、地元要望など差異があると思う。どのように統一していくのか。
全国的に水道管の老朽化が問題視されている。将来の費用負担等を見据えた水道運営を考えているのかなどの意見が出されております。
次に、議案第104号でございます。
いわゆるあきののゆの温泉施設の指定管理が来年3月をもって終了いたします。この議案の104号の上程のあり方について、委員の方からいろいろな意見が出されました。理事者からの提案の仕方や美榛苑の指定管理のいきさつなど、いろいろ意見がございましたが、主な意見といたしましては、今回、定額納付金500万円を納めていただくという方法になっております。どのように決めたのか。また、募集時にはこの金額を公表していたのか。
この施設は健康福祉部で管理しているが、美榛苑と整合性を勘案して農林商工部での管理は考えられないのか。
選定委員会では、募集参加団体が本当に公平に扱われたのか。
現行指定管理を行っている会社は5年前のリニューアル後に運営を任され、赤字運営を数年行っていた。市にとって本当に正当な指導を行ってきたのか、5年間の指定管理の検証等も行っていたのか。
業者について議論を深めたい。
本定例会で業者を決定できないと仮定した場合の今後の作業はどうなるか。
以上のような多数の意見、質疑がありました。
本委員会に付託されました全議案についてそれぞれ審査をされ、午後0時28分に終了いたしました。
本日、机上にあきののゆ指定管理関係資料を配付させていただいております。収支状況、それから修繕等の状況、参考にしていただきたいと思います。
特に一番見ていただきましたら地元雇用等、直営時では大宇陀町の職員を除き、嘱託職員6人、パート職員15人、アルバイト職員3人の合計24人の雇用を行っていましたが、現在の指定管理者による運営では、正社員4名、契約社員3人、アルバイト43人の50人体制で、そのうち47人の94%が市内の雇用で対応しています。
また、レストランにおける食材につきましても、米、魚介類、肉類、野菜、酒、調味料等、約70%の材料について地元の小売業者から仕入れております。物販におきましても、宇陀市内の特産品でありますクズ、ブルーベリー、毛皮革、しょうゆ、地酒、奈良漬け、黒豆、つくだ煮、和菓子、そうめん、パン類、野菜粉、福祉作業所の商品を販売しているということをつけ加えておきたいと思います。
以上で福祉厚生常任委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長の審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
ただいまの委員長報告に対して1点お尋ねをさせていただきます。
議論の中に、健康福祉部が所管をしているが、農林商工部が所管をする観光施設として位置づけるべきではないかという議論があったということでしたが、そのことに対してどのようなまず議論があったのかということと、それを受けてどのような御答弁があり、今後はどちらの部署が管理をしていく方向になっていくのか、その方向性というのは一定出されているのかどうか、御説明をお願いします。
議長(中山 一夫君)
15番、高橋重明福祉厚生常任委員長。
15番(高橋 重明君)
ただいま1番、勝井議員からの質問でございます。
実は、私が最初にこの点について疑問に思ったわけでございます。と申しますのは、美榛苑が福祉から今度は産業建設のほうへ移行するということが初日に提案されております。私もそういう立場から、一貫した管理が必要ではないかということで提起をしたものでございますが、当日の結論は、今後その方向で検討していただくということが当時の健康福祉部長の報告だったと記憶しております。
議長(中山 一夫君)
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
御説明ありがとうございます。
ということは、基本的には今は健康福祉部が管理をしているが、今後については一度見直しを行った上で、所管がえというのもあるかどうかという確約まではいただいていないけれども、そこまでの議論はされていて、もしそのような結論が出たときには所管がえというものもあり得るという認識でよろしいですか。
議長(中山 一夫君)
15番、高橋重明福祉厚生常任委員長。
15番(高橋 重明君)
若干経過を申し上げますと、あきののゆは平成11年11月11日オープンしました。横並びの数字で私、記憶しておりました。当時、きょうお示しいたしました机上配付させていただいた資料でも、平成17年までは旧大宇陀町が管理をしていた。すべてマイナスでございます。もちろんこの中に職員の人件費は入っておりません。18年度に指定管理制度がとられまして、現在5年を経過しておりますが、このときは大宇陀地域事務所が管理していたと聞いております。
今回、福祉の担当になったといいますのは、健康増進部が管理するようになったということで、福祉の担当ということで私は理解しておりましたが、ただいまの勝井議員の報告のとおり、今後は検討はするということでございますので、新年度の管理規定は4月以降になると思いますが、その方向で動くのではないかと私は理解しております。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
委員長どうもありがとうございます。
このことは、議会だけがどうこう言うことではないということもよくわかっております。ただ、このような議論が出ておりますので、ぜひ理事者のほうでも議論をしていただいて、健康福祉施設として位置づけていくのか、それとも美榛苑と同じように観光施設と位置づけて、宇陀市の管理ではありませんが、椿寿荘とかほかにも同じような施設があると思いますので、ぜひ一体で管理をしていただいて、宇陀市の観光の振興に役立つように運営ができるようにお願いしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
答弁は。
1番(勝井 太郎君)
結構です。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
14番、山本新悟議員。
14番(山本 新悟君)
これ、この間聞いたのは1年で500万円と。500万円はええんやけども、管理者の今の現状のままで向こうは受けてくれるのか。そして今度は、あそこのリニューアルはするのか、せえへんのか、それは出んかったかな、常任委員会では。
議長(中山 一夫君)
15番、高橋重明福祉厚生常任委員長。
15番(高橋 重明君)
ただいまの山本新悟議員の質問でございますが、今回の提案については、結果的には引き続いて日本管財が受けるということになりました。契約を見ていただきましたら、従来は利益の折半ということで、お示ししましたように、過去2万円の利益の中で1万円が入った。本年度については、600万円の利益のうち2分の1の300万円を市に入れるということでございましたが、契約では500万円をもう初めから赤字であっても入れると。契約後どういう話になるかは、今後、本議会の議決を経て理事者側から契約交渉に入っていただくわけですが、5年分を先に2500万円、話をしたいということですから、500万円はこの契約に基づいて単年度で500万円ということは決まっております。
それから、ただいまのリニューアルの件でございますが、きょうお示ししました資料にも修繕状況を書いております。過去にも、当時の契約では30万円以下であれば業者がやってください、それ以上については行政が持つというのが契約だったそうでございますが、今回は美榛苑と同じように100万円以上という契約条項になっております。
したがいまして、過去の18年度から22年度までの修繕内容については、この数字のとおりでございますし、今後は100万円以上の線を大幅に引き上げまして、当然お客様サービスの商売でございますので、やはり修繕箇所についてはその都度業者において、100万円以下については補修をしていただくという方向での契約条項になっておりますので、そのほうに進むのではないかと思っております。
以上です。
議長(中山 一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本 新悟君)
5年間の2500万円、これは結構でございますけれども、2500万円をもらうようになったら、今の現状では、私が行ったときにはタイルの損傷、入り口の沈下、ドアのサッシのサビや、露天ぶろの水漏れ、これ朝になったら半分ぐらいになっておるらしいさかいに、それやったらこれは全部修理、メンテナンスは全部してから向こうの管理者へ向いて引き渡しするのがよろしいのではないかと思いますけれども、その点はどうですやろう。
議長(中山 一夫君)
15番、高橋重明福祉厚生常任委員長。
15番(高橋 重明君)
初日に提示されました宇陀市心の森「多世代交流プラザ」指定管理者選定概要の17ページに協定の締結ということがございます。この条項の中で、各委員も一条一条検討させていただいたわけでございますが、現状をそのまま引き継いで指定をお願いするということでございますので、その時点で、もう一度修繕すべきものについてはそこで協議をしていただくことになると思います。
それから、先ほどの御報告の中でも申し上げましたが、勝井議員のお話のとおり、今後行政として、美榛苑と先ほど言いました椿寿荘とかあきののゆも含めた一体した管理体制が必要ではないかというのが、やっぱり今後行政に対する我々の考え方だと思っております。
以上です。
議長(中山 一夫君)
14番、山本新悟議員。
14番(山本 新悟君)
管理者が納得して管理してくれるんだったらそれで結構でございますので、今後ともよろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
答弁はよろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第14、議案第93号、宇陀市簡易水道の設置等に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第93号、宇陀市簡易水道の設置等に関する条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第94号、宇陀市簡易水道事業給水条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第94号、宇陀市簡易水道事業給水条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第16、議案第104号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について(内容)宇陀市心の森「多世代交流プラザ」の指定に係るものは、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり)
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
動議でございます。
この議案第104号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についてなんですけれども、議会議員全員での協議が十分に尽くされているとは言いがたいと思います。よって、審議未了につき、議案の審議の継続を求めたいと思います。
議長(中山 一夫君)
ただいま森下議員から104号の議案に対する動議が提出されましたが、これについて、この動議は市議会会議規則第16条に規定する1名以上の賛成者が必要となっておりますが、賛成者。(「はい」と呼ぶ者あり)
議長(中山 一夫君)
1名以上の賛成者がありますので、成立しました。
この動議について、直ちに議題として採決いたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
議長(中山 一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田 與四朗君)
ただいま休憩動議を求めます。
議長(中山 一夫君)
ただいま休憩の動議が提案されましたが、いかがですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
議長(中山 一夫君)
それでは、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
それでは、暫時休憩いたします。
午前11時57分休憩
午後1時08分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議案第104号についての動議を議題といたします。
動議の提案理由の説明を求めます。
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
提案理由なんですけれども、この案件につきましては、11月26日に選定委員会のほうで一応業者が内定したと。その後、12月8日の初日に提案されまして、委員会では1日、日にちは忘れましたけれども、審議しました。ところが、本日も資料の追加提出があったとおり、十分な討議資料等もそろっていませんし、また、委員会以外の議員さん方におかれましては、初日の質疑と、そして今回の委員長に対する質疑のみしか認められておりません。
そんな中で、美榛苑の指定管理の例もありますけれども、非常にこの審議、選定については慎重を要する案件であると思います。ところが、我々議員全員としての十分な議論の時間が担保されていないというようなことで、今回、委員会では時間的な制約もありまして、基本的に賛成多数で原案可決となっておりますけれども、今回動議いたしますのは、全員で再度協議する必要があるのではないですかということでございます。
なお、3月31日までに契約書は締結しなければなりません。ですので、その前段で皆さんとの全員協議を経て十分に討議して、理解、納得した上で賛同すればいいのではないかと、可決すればいいのではないかというようなことでございます。
なお、今回このまま採決されました場合、仮にこの原案が反対になりますと、また最初からの作業をしなければならない。業者選定の一般公募からというようなことで、最初からの作業をしなければならないということなんです。継続審議によって十分な審議を経た上で協議をいたしましたら、その時点で議会を招集するなり、議会の理解を得たということで専決処分していただくなりして、契約は十分可能ではないのかなと思いまして、今回動議させていただいております。議員の皆様の賛同を得ますようよろしくお願いします。
議長(中山 一夫君)
動議の提案理由の説明が終わりました。
直ちに採決をいたします。
この採決は起立によって行います。
この動議のとおり決定することに賛成の方の起立をお願いいたします。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立少数です。
よって、この動議は否決されました。
この議案第104号に対する討論を受け付けます。
ございませんか。
2番、高見省次議員。反対討論。
2番(高見 省次君)
はい。私は、反対する立場から討論をさせていただきます。
本件は、最終的に委員会で賛成多数ということで可決されておりますけれども、その中でも私は再三申し上げました。この決定された内容、選定者に対する反対ということではございません。その選定に至るプロセス、そして、そこにおける行政から市民の代表たる議会に対する説明責任というものが不十分だということについての反対でございます。
少し簡単に経緯を申し上げますと、このあきののゆの指定管理者の件は、同じような案件として美榛苑の指定管理者の問題がことし4月以降、私たち新人議員も入って議論がされておりました。その中でも再三、特に市の財政面で議員の関心の高い、いわゆる利益の配分、納付金ということも含めて、市に一体どれぐらいの利益配分があるのかということ、それから補修における負担、それぞれ指定管理者及び市がどういう基準で今後の補修を負担していくかということについては、非常に各議員の関心が高く、あきののゆのこれまでの経緯を踏まえて、来年3月に指定管理者の期限が切れて更新といいますか、選定をし直すという段階において、しっかりと議員に対して説明をしてほしいと、その条件ですね、公募に当たって、公募する前にしっかりとその条件について議会に対して説明するようにという、そういう意見が出ていたかと思います。それは市長も同席しておられて御存じであったかと思いますし、そうした答弁をいただいていたと思います。
しかるに残念ながら、今回10月にホームページにおいて公募がなされる以前に、そうした非常に市の財政にとって極めて重要な部分についてのしっかりとした市の説明がございませんでした。そして、そのまま選定作業が行われて、そして26日の日に選定委員会がなされて決められたということでございます。
その説明が委員会でございましたけれども、それを市長に報告されたのが11月29日ということで、そのことが判明しました。そしてその後、時間的には十分この議案説明会が12月2日に行われたその時点において、理事者側から、行政のほうから議会に対する説明が、しっかりとした説明ができたはずです。しかしながら、そういう資料も一切つけておられませんでした。そのことについて、最終的に補足の資料がこの初日の8日の日に配られるということで、たしか初日におきましても、勝井議員のほうからも、しっかりともっと説明してほしいというそういう要望があったと思います。
そして、委員会の中でもいろんな議論がありましたけれども、やはり本当に、例えば今出されております利益配分500万円というものが納付金という形で出されております。その根拠は何かということですが、収支計画というところを信じて決定されたというような説明。そして、その根拠がやはり私たちの中で、本当にあきののゆの指定管理に当たって、リニューアルに当たっては、平成18年のときに市が何億円というお金をかけて改修して、そして進められている事業でございますので、そのことも全部含めた形でのトータルで5年間の総括がされていないじゃないかという意見が出されております。
そして、私がやはり問題としますのは、そうした説明責任が不十分なまま、また進めていくということになれば、今ここにも、これは委員会の中で初めて明らかになったことですけれども、修繕状況として、平成21年度には指定管理者が175万円の修繕、しかし宇陀市は598万円、600万円ほどの修繕をしているということが初めて明らかになっているわけですね。やはり、説明責任がないということは、今後もこうした不透明な形で市にとっての財政負担が発生していく可能性が十分私は懸念されます。
そういう意味で、やはり今回の、再度申し上げますが、選定結果に対する反対ではございません。そのプロセスにおける説明責任、市民の代表という議会における説明責任が不十分だということで、私は反対したいと思います。
以上です。
議長(中山 一夫君)
賛成討論。
4番、井谷憲司議員。
4番(井谷憲司君)
議席番号4番、井谷憲司でございます。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、議案第104号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、私は賛成の立場で討論をさせていただきます。
ただいま高見議員より、選定に至るまでのプロセス、議会への説明が十分ではないというような趣旨の意見もございました。その意見につきましては、私も同意する部分はございます。
今回の議案につきましては、付託を受けた福祉厚生常任委員会でも委員長報告にもあったように、さまざまな厳しい意見もございました。しかしながら、審議のための資料を拝見しても、申請があった3団体について、選定委員会の5名の選定委員の方々も大変な責任の中で、公平にかつ厳正な審査をされたものであると考える次第でございます。
また、協定の締結についての条件に対しても、3団体の中で一番評価できる団体ではないかと考える次第でございます。さらに、今回仮に議案が否決されることは、今後改めて募集を開始したとしても、来年3月末の任期満了までに今回の選考を受けた業者以上の好条件の業者の選定に至ることは考えがたく、宇陀市の公益性の観点からも決して最良の判断であるとは思えません。
したがって、ウエルネスサプライ・日本管財共同事業体を指定管理者に指定することは賛成でございます。
また、可決されたとしましても、それでよしとせず、越権行為にならない範疇で連携はしっかりとり、よりよい結果となるよう最善の努力を怠らないように取り組んでいただきたいと思います。
最後に、来年3月末には指定管理の期間が満了することは既にわかっていたことであり、余裕を持った審議ができるように時期を考えた体制をつくることは可能であったのではないかと考えております。日々の業務を淡々とこなし、違法性さえなければそれでよしとするような安易な考えで議案を上程してきたと思わざるを得ない状況に関しては、議会への配慮については著しく乏しいものであったことは厳しく指摘せざるを得ません。
今後同じような案件についても、もっと余裕を持って議会との審議の時間をとるため、募集の時期を可能な限り早くから始めるなど、内容以前の問題で指摘を受けることのないように十分な準備で臨んでいただきたいことを改めて御指摘させていただいた上で、議案第104号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についての賛成討論とさせていただきます。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
ほかに反対討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
ないようでしたら、討論を終結いたします。
直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案104号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。(「議長」と呼ぶ者あり)
議長(中山 一夫君)
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
今、数名、手をあげられていた方がおられたと思います。反対討論、賛成討論の順で、討論を行うことも理解しています。しかし、討論を希望した者については討論をぜひ許可するように、今回についてはもう何も申し上げませんが、次回から同じようなことがあった場合、仮に反対討論、賛成討論の数がそろわない場合も、ぜひ討論をお受けいただきますように議長のほうで御配慮をよろしくお願いいたします。
議長(中山 一夫君)
わかりました。
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
ただいまの件につきましては、やはり議会運営委員会とも調整をしていただいて、議長のほうでひとつ御検討いただきたいと、このように考えます。
議長(中山 一夫君)
わかりました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程第17、議案第95号から日程第18、議案第102号の2議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました2議案につきましては、産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、産業建設常任委員長の審査報告をお受けいたします。
14番、山本新悟産業建設常任委員長。
14番(山本 新悟君)
議席番号14番、山本新悟でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、産業建設常任委員会の報告をいたします。
当委員会は、12月8日、今定例会第1日目で付託されました議案審査をするため、去る12月13日午前10時から第1委員会室で、委員全員と議長並びに市長、関係職員の出席により産業建設常任委員会を開催いたしました。その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書により報告いたします。
平成22年12月21日。宇陀市議会議長、中山一夫様。産業建設常任委員会委員長、山本新悟。
委員会審査報告書。
本委員会に平成22年12月8日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102号の規定により報告します。
議案第95号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正について、原案可決であります。議案第102号、損害賠償の額を定め和解することについて、原案可決であります。
審査の経過については、私と市長のあいさつの後、資料に基づき担当部長、課長から説明後、付託されました議案の質疑に入り、主な意見や質問、要望の内容については次のとおりであります。
議案第95号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正について、選挙区をなくし、次回選挙から定数をどのように考えているか。
選挙区が廃止され、現行の29名の定数は必要であるのか。
定数の問題はさまざまな検討課題として、農業委員会と行政の論議が必要と考える。
有害鳥獣の問題、担い手の問題、協議は行政が行うことではないのか。
有害鳥獣に対してどのような補助をしているのか。
無断転用が発覚した場合は指導するのか。
土地利用の際に念書をとっているのか。
狩猟免許の取得に補助金を出すようにしてほしい。
どの市町村も個体処分について困っている。行政は鳥獣(イノシシ、シカ)個体処分方策を考えるべきだと思う。
議案第102号、損害賠償の額を定め和解することについてでは、賠償費用は保険で支払うのか。
大きな事故につながらないように、きめ細かな市道のパトロールをお願いする。
議員も協力して、理事者や職員も各地域の道路に異常があるときは連絡するように、もっと目を光らせ、管理すべきである。事故になってからでは遅いなどの意見、質問、要望が出ましたが、理事者側の答弁、説明により委員各位おおむね御理解いただき、その後、その他の意見として一市まちづくりについて理事者より説明があり、12月13日午前11時45分に終了いたしました。
以上、平成22年12月13日開催いたしました産業建設常任委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、産業建設常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長の審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第17、議案第95号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第95号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第102号、損害賠償の額を定め和解することについて(内容)平成22年8月13日発生によるものは、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第102号、損害賠償の額を定め和解することについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
午後2時08分休憩
午後2時20分再開
議長(中山 一夫君)
次に、日程第19、議案第96号から日程第24、議案第101号の6議案を一括して議題といたします。
ただいま議題としました6議案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。
13番、森下裕次予算審査特別委員長。
13番(森下 裕次君)
ただいま議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の報告をいたします。
当委員会は12月8日の今期定例会初日に付託された議案を審査するため、去る12月16日午前10時から市庁舎大会議室において、全委員と議長及び市長、教育長並びに関係職員の出席により予算審査特別委員会を開催しましたので、その報告をします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。
平成22年12月21日。宇陀市議会議長、中山一夫様。予算審査特別委員会委員長、森下裕次。
委員会審査報告書。
本委員会に平成22年12月8日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第96号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)について、原案可決。議案第97号、平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。議案第98号、平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。議案第99号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第100号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第101号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。
審査の経過については、私と市長あいさつの後、付託された各議案の質疑に入りました。委員各位から62件の意見がありましたが、主な質問や意見の内容につきましては、次のとおりです。
議案第96号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)について。
歳入。
普通交付税4720万1000円について、当初見込み額を今回計上したのか、新たな交付税措置なのか。
奈良県市町村振興臨時交付金6260万円も含め、知恵の使いどころ。ソフト事業中心に行うべきと考えるが、市のスタンスは。
地元負担金の負担率軽減に関する市の考えについて。
児童手当関連の負担金6732万4000円減額補正の理由と返納義務について。
子ども手当の自治体負担に関する市の考えは。
まちづくり支援課150万円についての構想、PR方法について。
奈良県市町村振興臨時交付金に対し、選択と集中をどのように反映したのか。事業の見直し、優先順位の決定についての考えは。
林業費補助金690万円の使途について。
一般寄附金100万円の内容と使用目的は。
宇陀市において、起債の抑制は至上命題である。起債発行と消防ポンプ車購入の整合性は。
歳出でございます。
総務管理費、課税更生還付金400万円の内訳は。
社会福祉費、緊急通報装置について。
扶助費6956万8000円を補正する理由は。
清掃費、時間外手当200万円、不燃物収集処理委託料405万円について。
焼却処分とするかしないかの経済性の判断について。最終処分の追跡調査は行われているのか。
林業費、有害鳥獣駆除集落取組事業補助金80万円の内訳について。
商工費、ナシガ谷前処理場事業は下水道事業ではないのか。二重行政では。
まちづくり活動応援補助金150万円の具体的な要綱、制度設計について。
緊急雇用創出事業委託料290万円の太子の道の事業内容は。ナシガ谷前処理場運営費の消耗品費、工事請負費について。
宇陀衛生一部事務組合の流域下水道事業への直接投入について。
河川費、急傾斜地崩壊対策事業負担金980万9000円の内訳について。
都市計画費、地図作成業務委託料60万円について。
住宅費、市営住宅補修工事870万円について。
幼稚園費、給与、職員手当、共済費2700万円の減額理由。
保健体育費、体育施設費2177万1000円について。
重複施設は行政改革の中で整理していく方針のはず。総合体育館との統合は。また、淘汰しないのか。ホームページでは、12月1日から使用中止になっている理由は等がございました。
続きまして、議案第98号、平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第1号)についてです。
施設管理費、臨時職員等社会保険事業主負担金147万5000円で、遡及期間は2年だが、それ以前とこれからの措置について。
事業の継続について、行革大綱との整合性はなどがございました。
議案第99号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について。
前期高齢者交付金現年度分450万円の内訳について。
議案第100号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第2号)について。
9節修繕費104万円についての質問がございました。
以上、委員会の中では多くの質問、要望、意見などがありましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解いただきました。
今議会では、財務部長から12月補正予算の概要についてや各部から補正理由などの資料が事前提出され、行政側の改革のための姿勢も十分評価したいと思います。
しかし今回、補正の財源である奈良県市町村振興臨時交付金に見られるよう、新たな交付金制度については、県通達があった時点での概要説明等を議会に求めます。
また、答弁の中では、当初予算で全体的な緊縮予算の目標を優先した結果、不足分を補正予算で計上せざるを得なかったことや、業務委託すれば責務の終了と認識し、最終処分の検証確認が行われなかったことなど、行政として反省すべき点も明らかになりました。
そのほかに、予算審議が事業内容、事業内訳の説明に終始していることから、事業説明書、事業内訳書等の資料作成を求める意見、また、今回補正予算に限らず、各地域からのニーズ、要望の扱い、各課の事業要求、事業優先順位などに不透明な部分もあり、予算決定のプロセスが見えないことや事業の基本方針が十分に説明されていないこと、事業に対する資料請求もあり、即時に採決するためには判断材料が不足しているとの意見もございました。
今予算委員会では行政に対して、また議会に対しても今までにない提案、提起がなされました。非常に厳しい行財政の環境の中で、漫然とした既存の行政運営、議会運営を行うことは、市民の政治不信につながります。慣例的な手法にとらわれることなく、行財政改革、議会改革に取り組むことを求め、本委員会は午後5時59分に終了しました。
以上で、予算審査特別委員会委員長報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長の審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第19、議案第96号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、議案第96号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第20、議案第97号、平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第97号、平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第21、議案第98号、平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第98号、平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第22、議案第99号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第99号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第23、議案第100号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第100号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第24、議案第101号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、議案第101号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従い、日程第25、閉会中の継続調査について(議会運営委員会)。日程第26、閉会中の継続調査について(総務文教常任委員会)。日程第27、閉会中の継続調査について(福祉厚生常任委員会)。日程第28、閉会中の継続調査について(産業建設常任委員会)。日程第29、閉会中の継続調査について(市立病院建設・運営特別委員会)。日程第30、閉会中の継続調査について(行財政改革特別委員会)。日程第31、閉会中の継続調査について(美榛苑経営特別委員会)。以上7件を一括して上程します。
初めに、議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期日程等を調査事件として、各委員長からは所管する調査事項について、それぞれ閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております7件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、以上7件につきましては、各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、本定例会に付された事件は、すべて終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、明日12月22日までとなっておりますが、会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、平成22年第4回宇陀市議会定例会は、本日をもって閉会いたします。
それでは、閉会に当たり、竹内市長のごあいさつをお願いいたします。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
平成22年度宇陀市議会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今定例会につきましては、議員の皆様方より今議会に提案した各議案につきまして終始熱心に御審議をいただき、いずれも原案どおり議決または承認いただき、まことにありがとうございました。審議の過程でいただいた御意見、御提案につきましては、これを尊重し、今後の市政運営に反映できるよう努めてまいります。
まちづくりにも村づくりにも特効薬はないということであろうと思います。地道に努力を重ねていかなければなりません。制度設計のこともございますが、職員のスキルを上げる努力をしていきたい、また、一人一人がその気にならなければ、問題は解決しません。
質問の中にも説明ということもありましたが、市民に理解していただく必要を感じております。自分たちの地域でございます。自分たちの家族を、自分たちの地域をどう守っていくのか、考えていただきたいと思います。
宇陀市が誕生いたしまして6年目を迎えます。宇陀市が基本的に普通の市となるように努力しましょう。改革しながら、まちづくりもしなければなりません。合併特例期間は5年しかないわけでございます。改革は意見もあることと思いますが、施設の統廃合や組織の見直しなどをして、市税の落ち込み、交付税の減少に対応できる行政体制を構築したいと考えております。
現在、新年度予算案の編成作業を進めているところで、来年3月には新年度予算案を議会に提案し、御審議をいただく予定でございます。継続事業、行政課題に対応する予算が大部分を占め、新しい予算は少ないかもしれませんが、市民の方々とともに汗して頑張る、頑張る方々を応援できるような予算編成をしたいと考えております。また、宇陀市のまちづくりとして政策集も発行し、市民の方々と宇陀市の改革とまちづくりの考え方を共有したいと考えております。
宇陀市を危機感を持って、熱意を込めて、愛する宇陀市をつくろうではありませんか。皆様方に御理解をしていただきながら、人のことではなしに、市民一人一人が自分のこととして頑張りたいものでございます。
年末年始を控え、議員の方々、市民の方々にとりましては忙しいときでございます。皆様におかれましては、何とぞ御自愛いただき、御健勝でよいお年を迎えられますよう、また、来年が宇陀市にとってよい年になることを祈念して、閉会のあいさつにさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
ありがとうございました。
閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
今期定例会は12月8日に招集され、本日までの14日間にわたり、過密な日程にもかかわらず、提案されました字の名称変更に伴う関係条例の整理及び一部改正案のほか、補正予算案、規約変更案、人事関係案、議員発議案等、数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心に御審議賜り、適切な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げます。
また、市長を初め執行部の皆様方には、審議の間、常に真摯な態度で御協力をいただきましたことに対し、深く敬意をあらわしますとともに、本会議並びに委員会において、議員各位から出された意見、要望等については、今後十分な配慮をされた上、執行に当たられますよう強く要望いたす次第であります。
最後になりましたが、冬本番はまだまだこれからでございます。議員並びに執行部各位におかれましては、年末年始何かと御多用とは存じますが、健康に留意され、ますます御活躍くださいますよう、そして、輝かしい希望に満ちあふれた新年を迎えられますよう御祈念申し上げ、閉会のごあいさつといたします。
大変お疲れさまでございました。
これで閉会といたします。