本文
日程 |
内容 |
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宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部改正する条例の制定について |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
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1番 |
勝井 太郎 |
2番 |
高見 省次 |
3番 |
堀田 米造 |
4番 |
井谷 憲司 |
5番 |
上田 徳 |
6番 |
山本 良治 |
7番 |
峠谷 安寛 |
8番 |
大澤 正昭 |
9番 |
井戸本 進 |
10番 |
中山 一夫 |
11番 |
多田 與四朗 |
12番 |
山本 繁博 |
13番 |
森下 裕次 |
14番 |
山本 新悟 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
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市長 |
竹内 幹郎 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
総務部長 |
菊岡 千秋 |
総務部参事 |
桝田 守弘 |
財務部長 |
辻本 文昭 |
財務部参事 |
井上 裕博 |
市民環境部長 |
曽良 幸雄 |
健康福祉部長 |
藤田 静孝 |
農林商工部長 |
宮下 公一 |
建設部長 |
西田 茂 |
建設部参事 |
山口 尚平 |
教育委員会事務局長 |
吉村 泰和 |
教育委員会事務局参事 |
小室 茂夫 |
水道局長 |
藤本 隆志 |
市立病院事務局長 |
竹内 均 |
市立病院事務局参事 |
坂本 憲清 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
会計管理者心得 |
栗野 肇 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
大西 茂 |
文化スポーツ振興団事務局長 |
穴田 宗宏 |
議長(中山 一夫君)
おはようございます。
議員の皆様方には、御多忙のところ御参集いただきまして、ありがとうございます。
議長(中山 一夫君)
ただいまの出席議員は16名であります。
定足数に達しております。ただいまから、平成22年第2回宇陀市議会定例会を再開いたします。
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(中山 一夫君)
日程第1、委員長報告を議題といたします。
初めに、去る6月23日午前9時より議会運営委員会が開催され、審査いただいておりますので、議会運営委員長から報告をお受けいたします。
それでは、議会運営委員長の報告をお受けいたします。
11番、多田與四朗議会運営委員長。
11番(多田 與四朗君)
皆さん、おはようございます。ただいま議長より報告の許可をいただきましたので、議会運営委員会の報告をさせていただきます。
平成22年第2回定例会の議会運営委員会は、竹内市長、喜多教育長、菊岡総務部長、辻本財務部長、井上財務部参事の出席により、平成22年6月23日午前9時から市議会第1委員会室で開催をいたしました。
市長提出追加議案、副市長の選任同意1件の取り扱いにつきましては、本日の提案、即決といたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
以上協議し、午前9時10分に閉会をいたしました。
これをもちまして、議会運営委員会の報告とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
議会運営委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
ただいまの議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、委員長報告を終結いたします。
議長(中山 一夫君)
日程に従いまして、日程第2、議案第39号から日程第8、議案第45号の7件及び日程第9、請願第2号の1件並びに日程第10、発議第3号から日程第11、発議第4号の2件を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました10件につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託しておりましたので、総務文教常任委員長の審査報告をお受けいたします。
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
皆さん、おはようございます。ただいま議長から、総務文教常任委員会に付託されました議案の審査報告を行うよう指名をいただきましたので、報告をいたします。
けさからサッカーの試合がございまして、早朝にわたりまして皆様方、大変お疲れやと思いますけれども、ひとつよろしくお願いいたします。
6月16日、議長を含む当該委員6名全員と、理事者側から市長、教育長の出席をもって、議案を審議いたしました。結果は別紙の報告書のとおり決定しましたので、宇陀市議会会議規則第102条の規定により報告をいたします。
付託をされました議案は、議案第39号、40号、41号、42号、43号、44号、45号、請願第2号、発議第3号、発議第4号、以上10件でございます。
審査の結果につきましては、お手元の委員会審査報告書のとおりでございます。審査報告書を朗読いたします。
平成22年6月25日。宇陀市議会議長、中山一夫様。総務文教常任委員会委員長、上田徳。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成22年6月10日に付託されました議案を審議した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第39号、宇陀市選奨条例の一部改正について、原案可決。議案第40号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第41号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第42号、宇陀市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第43号、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について、原案可決。議案第44号、宇陀市立学校給食センター条例の一部改正について、原案可決。議案第45号、宇陀市公民館条例の一部改正について、原案可決。請願第2号、宇陀に県立医科大学の誘致に関する請願書について、継続審議。発議第3号、議会の委任による市長の専決処分について、原案可決。発議第4号、奈良県立医科大学移転計画の見直しを求める意見書案について、採択。
今定例会におきまして、当委員会に付託された10件について、6月16日午前9時30分から委員会を開催し、審議を行いました。審議に当たりましては、委員会条例第20条の規定により、総務部長、総務部参事、財務部長、財務部参事、教育委員会事務局長、教育委員会事務局参事、部局課長等を説明のため出席を求め、審査を行いました。
審査の経過については、私と市長のあいさつの後、付託されました議案について、原則的に1議案ごとに行い、補足説明の後、質疑に入りました。途中休憩を含め、4回、休憩を行いました。各委員から多数の意見、質問がありましたが、理事者の答弁により、おおむね理解されました。
それでは、主な事項について議案ごとに列挙し、委員からの主な質問や意見の内容及び答弁の概要を報告いたします。
議案第39号、宇陀市選奨条例の一部改正については、選奨式の開催日を変更するについて、毎年開催か、それとも任意の時期となるのか。
11月3日をかえるについて、計画する月日はどのようになるのか。
現行の11月3日の招待者の参加状況と参加対象者についてはどうか。
選奨式の運営方法の工夫や検討について。
選奨を受けられる対象の選考基準と対象者の範囲の考え方について、地道な活動をされている方々への選奨の道を講ずるべきではないか等が出され、理事者の答弁は、ことしは開催年ととらまえているが、今後において、隔年等、適切な時期を検討していく。
2、開催時期については、現行の11月3日を照準にしながら前後を検討する。
招待者の参加状況は、18年度、19年2月11日に実施し、218名、19年度から11月3日となりましたが、106名、20年度は小・中児童・生徒の作文発表を計画し、160名、21年度は、市の歌発表会と小・中学生の生徒の作文も含め計画を行いまして、125名であり、今後も内容を検討していくということでございます。
選考基準と選考者の範囲の考え方については、今後検討をしていく。
本件について、開催日を市長の決めた日とすることについては反対意見もなく、今後において、選奨対象者、選奨基準や範囲を課題として今後検討を行うよう意見とし、全員原案を可決すべきものとして採択されました。
議案第40号と41号、42号は一括補足説明を受け、議案ごとに審議を行いました。
議案第40号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については、特に質問、意見はございませんでした。
議案第41号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、育児休業の取得時の期間と計画の申請について、男女の区別があるのか、育児休職期間の当該職場の人事体制についてありました。
理事者は、育児休業の取得時の期間は数カ月から1年、2年と長期になり、早目に計画書を提出させ、職場の人事配置の計画を実施している。また、職員の男女の区別なく、育児休暇を取得できる制度であるということでございます。
次に、議案第42号、宇陀市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部改正について。これは主に超過勤務の実態について質問があり、本則に対する直接的な質問、意見はありませんでした。
質疑の内容は、恒常時における管理者の時間外指示のあり方について、特に時間外申請時に上司としての業務量、納期等の把握と主な業務について、調査における部門間、課・係間等の相互業務応援等の仕組みづくりについて、21年度における1カ月60時間超過勤務者の発生状況について質問があり、理事者のほうからは、時間外勤務命令簿により、当事者が内容を記載、申請の上、許可を与えている。時間外が生じる主な業務は、課税時期、国庫等の申請時期、予決算事務の精査期、会計検査が挙げられる。60時間を超える超過勤務者は、21年度は延べ84人で、個体では54人発生しています。これによる22年度の効果額は22万円程度ということでございます。
協力体制については、確定申告等の時期に税務経験者や滞納整理、議会の書記、または統計調査等に協力体制を確立していく。また、課ごとの意識が強く、横の連携がとれないことを反省して、部、課の数を減らす構想を持っており、地域事務所の一括性を考えているとの答弁がありました。
また、課の数を減少する話の中で地域支援課について質問があり、答弁に、地域の抱える事業内容を支援する考え方で創設される。市長からは、各地域で実施している地域イベントを宇陀市全体での位置づけで検討し、産業や観光の発展に反映できるよう産業・観光の振興を進めることを目指しているとありました。
質疑の主な点は以上でありまして、議案第40号と41号、42号については議案ごとに採決を行い、全員が可決すべきものとして採択されました。
議案第43号、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定についての主な質疑は、市長の退職金、副市長、市長の料金カット及び職員の給与について、30%カットの根拠について、報酬審議会の考え方について、公務に対する対価、12市の中で最低となる水準について、審議会答申にある料金カットの期間と解消時期について。
これらの質問に対しまして、理事者からの答弁は、市長の退職金については、県下の状況は退職金の返納、または月々の報酬の削減等の選択肢があり、市長の退職金については現行制度を踏襲し、変更は考えてない。報酬削減の考え方は、美榛苑、土地開発公社等、宇陀市の経営経費を削減するという問題の提起として考えている。教育長報酬について、教育長は市長から事前調整を受け、日本人として労働観、労働価値というものは金銭的なことももちろんだが、社会に貢献できる、役立つことができるということが勤労観であると感じていると所感を述べられ、報酬カットに同意を示され、また副市長の報酬についても、今回の課題に共有できる人を指名したいと答弁がありました。
市長報酬30%カットの根拠については、市長としての私的交際費も含め、必要な経費を算出した結果、提案の水準とされました。報酬審議会が市の思いを尊重され、答申され、意見を述べられていることについては、宇陀市の財政の改善と市長が掲げている目標が達成できた時期に解消する考えと回答がございました。
このほか財政面に対する厳しさについて、合併の財政措置が失効する時期を踏まえ、全庁的に職員の理解度が足りないのではないかといった意見や、基準報酬を支払い、他の面で財政改革を図ることが大きな効果になるのではといった意見がありましたが、本件に対する採決を行い、全員が可決すべきものとして採択されました。
続いて、議案第44号、宇陀市立学校給食センター条例の一部改正についての主な質疑は次のとおりでございます。
食品安全上の安全管理の最重要項目及び食中毒に対する対策について。
安全管理のドライ方式と職員の教育について。
この点について理事者の回答は、調理上の安全管理として、ドライ運用を採用しており、統合後の給食センターにおいても、旧北給食センターの職員が既に実施している実情から、相互教育で対応できるとありました。
食材の管理につきましては、生鮮食料品については使用する日の朝に入荷、その他の食品は冷蔵庫運搬を実施し、納入庫には雑菌が侵入しないよう措置を講ずるなどして対策をとっているという答弁がございました。
本件に対する採択を行い、全員が可決すべきものとして採択されました。
議案第45号、宇陀市公民館条例の一部改正についての主な質疑は次のとおりでございます。
まず、建設単価が坪当たり、民間発注に比べ高騰している原因について。榛見が丘集会所と石田公民館の工事種別建設経費について。両公民館の建設業者の選定方法と決定について。公民館の新設及び改築要望について。公民館建設時の設計基準について。生涯学習を目的とした公民館と総務課の自治会集会所の設置について等が質問され、理事者の答弁は、建設単価について、榛見が丘集会所については敷地214平方メートル、建坪130平方メートル、指名競争入札にて実施し、坪約63万円、石田公民館についても、敷地270平方メートル、建坪101平方メートル、指名競争入札にて実施し、坪単価約80万円近い額となっています。これは、建坪が少なくなった分、坪単価にはね返っておるということでございます。
坪単価が高いという意見を受け、十分に注意しながら事務執行に当たると所見を述べられております。
また、公民館の建設要望は、室生区、榛原区でそれぞれ1件ずつあり、検討中とのことでございます。
公民館の設置基準や建設基準は定まっていないので、実情を検証し、地域の現状に合った設計基準を算出しているということでございます。
公民館の設置について、社会教育上の公民館活動として使用する公民館と集会所として使用する公民館について分類する必要があるので、施設部門で検討していると答弁がございました。
公民館を新設する際は、無駄な設備を省き、必要なものに視点を置き、将来を勘案して設計するよう要望がございました。
本件に対する採択を行い、全員が可決すべきものとして採択されました。
次に、請願第2号、宇陀に県立医科大学の誘致に関する請願書については、大澤副委員長が紹介議員でしたので、大澤紹介議員から請願内容の質問に対し説明を受け、審査の途中で、移転計画の見直しを求める意見書提出者の森下議員からも参考人として意見をいただき、審査の結果、継続審議としました。
理由について、委員会において、理事者の情勢把握及び中南和の議会の動き、そして大きな要因として、奈良県医療政策部医療管理課の当面の協議進捗を静観して結論を導くことが重要と判断し、継続審議としました。
なお、議会が休会中に県及び医科大学に動きがあるときは委員会を開催し、新たな情勢下で論議を行い、必要に応じ、請願書に基づいた要望を議長から市長に申し入れ、県への要望を要請していただきます。
主な意見、質疑は、冒頭に市長の御意向を伺ったところ、本件の後で報告します発議第4号、奈良県立医科大学移転計画の見直しを求める意見書案の両方について賛成意見を述べており、医科大学が現在の場所で現存するとき、他所へ移動するならば、宇陀市へと思いを持っているということでございます。
請願書について、宇陀市議会から県及び宇陀市に誘致の要請を行う議決を求めている。宇陀市議会から奈良県議会への要望は、請願の趣旨から、なじまないのではないか。中南和の市議会の動きについて、議長会等では意見書等に沿った内容を県への要望として進める動きがあり、6月議会中に採択される見通しだが、しかし宇陀市の態度は請願書の提出があるので保留中であるという議長からの発言もございました。
請願に対する市民の皆さんの熱い思いをかんがみ、いましばらく情勢を静観してはどうか。
以上の審査会の意見を尊重し、現在の医科大学の移転について、荒井知事の発言、周辺地域の要望活動なども踏まえまして、宇陀市への移転構想を話し合う状況ではないと判断し、もう少し県の動きや県立医大の動きを見ながら結論を出しても遅くないのではないかということに結論づけました。今後、関係機関の動きを見ながら会議を再開し、審査を継続したいと考えています。
発議第3号、議会の委任による市長の専決処分については、請願第2号の審査に先立ち行いました。
主な質疑は次のとおりでございます。
まず、議会開会中の専決について及び専決内容の報告について、生活保護を受けている債権者の扱いについて理事者の答弁は、議会が開催されていても、専決処分の対象となる事案に対しては専決処分を行い、控訴、訴えの事例になったものを近々の議会に専決の議案書として提出をしていく。生活保護を受けている方に対しましても、私債権の発生は適用前のものであるので、個人の努力により納めていただく。
以上が主な質疑でございます。
本件に対する採決を行い、全員が可決すべきものとして採択されました。
発議第4号、奈良県立医科大学移転計画の見直しを求める意見書案については、請願第2号、宇陀に県立医科大学の誘致に関する請願の扱いが継続審査となったことを受け、本件に対する採決を行い、賛成多数により、可決すべきものとして採択されました。
以上、多くの意見や要望が出されましたが、冒頭に申し上げましたように、おおむね理解をいただいて採決を行いました。
付託案件終了後、かねてから申し入れを行っておりました室生保育所の移転と大宇陀小学校の建てかえについて、教育委員会、喜多教育長から概要と進捗状況についての説明を受けました。説明終了後、意見や要望が出されましたが、おおむね理解をいただいて、説明内容について了承を行っております。
委員からの主な質問や意見の内容と答弁概要は次のとおりでございます。
まず1点目、保育所と幼稚園の保育時間の違いの対応については、保育士、教諭の2名配置補完ができるので、下校時の対応についても、幼稚園の預かり保育等で16時30分までは可能であるということです。
幼稚園と保育所での保育内容に大きな差異がなくなるが、保護者の負担には大きな開きが生じ、希望の保育が受けられないのではとの質問については、保育所の保育料金は国の基準による保護者所得により異なるが、幼稚園の園児の場合は税額となっているということでございます。
保育士と教諭では勤務体制が違う制度で運営されるが、不公平が生じないよう勤務ローテーションを組んでいる。また、先進地の視察等で研修を行い、保育士免許と幼児教育の両方の免許を所有している職員が多く在籍しているので、助け合って幼保一元教育の定着に努めるということでございます。
大宇陀小学校の建てかえについては、概要であったので、特に質問、意見等はありませんでした。この件につきましても、先ほど述べましたように多くの意見や要望が出されましたが、冒頭に申し上げたように、概要をおおむね御理解をいただいて了承していただいております。
以上のように多数の意見、質問がありましたが、当委員会に付託されました全議案についてそれぞれ審査され、午後4時55分に終了いたしました。
以上で総務文教常任委員会の委員会審査報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、総務文教常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
失礼します。少しわかりづらいので、協議の是非についてお尋ねいたします。
協議のできていない部分については、後刻また一般質問等々で質問していきたいと思っておるわけですけれど、議案第43号の総務文教付託の分で、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例、一部改正ということで少し尋ねていきたいなと思いますのは、実は市民のほうから、この議会の市長の所信表明あるいは一般質問等々の中で、市長の給与について市民のほうからお尋ねがあって、私も若干誤解の部分もあったりしながら回答してきておったわけですけれど、実は市長のいわゆる給与というのは、この条例の中にもありますように、18年の合併当時、市長の給与月額は82万円ということで市民としても承知をしておるわけですけれど、市長は今回30%ということで聞きました。それは、初代市長の中で19年の4月でしたか、減額15%をしております。
そんな中で、市民としては、その15%をしたということよりも、月額69万7000円であったというような認識のもとに、市長は30%も減額するんやったらどうなるんやろうなというような、どちらかといえば市長に対して発言はあったけれど、そんなんでやっていけるんやろうかなというような思いで聞いてくるわけでございまして、さきの15%をやった、そしてその82万円から30%という数字になるということではなしに、69万円になったその段階からさらに30%を引くんかいと、えらい市長は思い切ったことをするねやな、行革ってすごいねやなというようなことで心配なさっておりました。
またもう1点は、市長のいわゆる退職金問題で私も聞かれておるけれど、これも先ほどの委員長報告の中で論議をされたようですけれど、もう少し、どういうことで退職金の問題を議論の中で了解事項に達しておるのか。これは条例の改正ですので、それも入っておりますので、市長の退職金ってどのくらいやるのやろうなというような思いもしておりますし、それも30%カットになるのかというような思いで聞かれてきます。そんなあたりの論議があったのかなと。
それからもう1点は、市長の期末手当の問題にもかかってくるかと思いますけれども、これの基礎となるのは、期末手当ですね、どういうような論議の中で、この改正をする中で総務委員会の中で論議をされたものかなと、このあたりをお聞かせ願いたいな、この三つについてお答えを願いたいと。もし、その論議がそこまで至らなかった場合には、また私は一般質問の中ででも、そういう場所でやっていきたいと思います。
それから、当然、特別職の職員の給与の改正ですので、副市長や教育長にもかかってくるわけですけれども、当然、条例改正の中にあるわけですけれども、このあたり、市長は公約として、私、一般質問の中でも言うとったように、市長は公約として当然やる。それまでに、これは通ってからの話になりますさかいに、なかなかそうもいかんわけですけど、そのあたり、教育長とそれから副市長がどうなのかな、そんな論議もあったのかな、いろいろな形でそれぞれ名誉職とはいえ、選ばれてきて、そこまでも考えてないとは思います。名誉職やという扱いを、本人もすればそうであるわけですけれど、そうではなしに、そこまでの論議もなく、ある面では年金だけで済んでない、あるいは給与も取りながら、生活をやりながらというような部分もあろうかというように思うわけですけれども、そんなあたりも総務委員会の中で論議をしながら、了解をしていただきながら了として、今、発表のとおりかなと、このあたり、お伺いしていきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
ただいま山本議員のほうから答申に対する御質問をいただきましたので、論議の中で知り得た情報に基づきまして、お答えをしていきたいと思います。
まず1点目に、既に82万円から15%をカットされている60数万円の値からの30%の削減と市民の方々が考えておるというようなことでの質問でございますけれども、そういった部分については特段、議員の皆さん方からは、そういう市民の方の御質問というものはございませんでした。
普通一般常識論といたしまして、賃金カット、今まで何度も議会の中で、職員の給与等を含めまして賃金のベースを決める際につきましては、本則に記載されております基準が常に原則でございまして、そのことをもってすべてのものが運営されておるという基本的なもののとらまえ方をしっかりとやはりしていただいて、そういったことにつきましても、また機会がございましたら、そういった市民の方々に常々本則中心の議論が展開されていくということの認識をひとつお願いしておきたいなと思います。
次に、退職金につきましては、委員のほうからも、試算をしますと約1700万円程度になるようでございます。この部分につきましては、市長は特段、今のところこの部分をさわるつもりはないということでございました。前回15%カットになったときも、退職金まで踏み込んでの論議はございませんでしたので、ただ質問された委員のほうからは、非常に宇陀市の財政が厳しいという中で、そういった部分についても今後は考えるべき部分があるかもわからないけれども、今回、答申されております30%の報酬のカット部分につきましては、それを受けていきたい。
特に、皆様方の手元のほうに渡っておるかどうかわかりませんけれども、5月28日付で宇陀市の特別職報酬審議会会長の答申の内容が委員会のほうに提出されておりまして、その中で特に述べられておりますのが、30%の減額を実施すると、県内12市の市長給与の中では最低の額となり、本当に市の市長の給与として相ふさわしい額なのか疑問であるというように述べられておるわけでございます。また、他の市との均衡を崩すのではないか、他の12市の均衡を宇陀市から崩していくのではないかということもございましたけれども、そういう意見が審議会のほうで出されております。しかしながら、市長のさらに踏み込んだ行政改革への強い思いを尊重し、審議会は全会一致で30%の減額を決定したと、このように報告を受けております。
したがいまして、この30%減額というものは非常に大きな値であるのかなというように私は理解をしておりましたので、市長の退職金につきましては現行制度を踏襲していただくということで特段の問題はないのではないかなということでございます。
委員の中からも、先ほども答申の中に述べておりましたように、市長の公務に対する対価としてふさわしい額なのかどうかということもございましたし、また、現行の15%そのままでええやないかと、そして、もっとほかの部分で行政改革をせいよというようなことも、先ほど答申の中で述べましたけれども、その強い市長の30%という部分を尊重し、私たち委員会のほうも退職金のほうまでさらに論議を深めておりませんで、退職金については現行制度をそのまま踏襲していただくということでございます。
最後にございました期末手当への加算でございますけれども、もし間違っておれば、また後ほど訂正をしていただきたいと思いますけれども、基準手当につきましては報酬に対する率掛けかなと、このように理解しておりますけれども、それであれば、今回の新たな30%カットが行われた額を基準として計算するのではないか。といいますのは、私たち12月に本給5%、あれは本給分か、ちょっとそこら辺は、もし間違っておれば、また後ほど訂正したいと思いますけれども、基本的には本則にのった部分での基準の期末手当の支給というようになっておりますので、もしかすれば、そのままの分になるかもわかりませんけれども、期末手当につきましてはそこまで論議を深めておりませんので、新たな部分としてお取り扱いいただければ結構かなと思います。
以上、3点について私の知る範囲、また論議の中身の部分をもちまして、答弁とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
今回は付託案件についての論議を重ねていただいた、その中身について質問ということになりますので、それ以上の件については、論議されていない件については、またそれなりの機会にと思っておるわけですけど、若干、期末手当についての解釈がちょっと違うようにも思いますし、退職金についても市民における感覚から少しずれているように思います。
しかし、論議をされていないことについての求めは、私は今回はいたしませんけれど、いずれにせよ、やっぱり市長の公務からいうと大変な思いつきでやっていただいているねんなと、そんな思いもして、ある面では敬意をしておるわけですけど、それがすべてのものに波及をしていって、一般質問でも私、申しましたように、いわゆる勤労意欲を損なうような状況になってもいかがなものかなという、ある面では危惧もします。
そんなことで、今回は市長の思いもございますし、私はこの件については委員長の報告のとおりに私もその方向で進ませていただきますけれども、この件についてはまたその機会に、もう少しわかりやすい方向で皆さん方に広報が流れるような形で御質問をしていきたいと思います。
ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田 與四朗君)
先ほど、6番、山本議員の総務委員長の委員長報告につきまして質問がございましたが、私も総務の委員会の委員でございます。先ほどの委員長報告の中で、委員長は議論はなかったと申されていますけれども、そういう意見はあったように私は理解しております。それで、市長はその件につきまして、自分の意見を述べておられたように思っております。その内容は、恐らく多分、委員会の議事録の中に載せられていると思うんですが、それを御確認をいただきたいなと思います。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
2番、高見省次議員。(「答弁を先にやってください。」の声あり)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
先ほどの委員会報告の中で、この部分につきましては、市長の退職金等について県下の状況は退職金の返納、または月々の報酬の削減等の選択肢があり、市長の退職金については現行制度を踏襲していくということでございました。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
ちょっと多田議員に申し上げます。
同じ委員会でございますので、発言はしないようにしてほしいと思います。
11番(多田 與四朗君)
委員長の報告はもちろんありましたけれども、その委員長報告につきまして、議員から、委員会以外の議員から質疑が求められておりますので、正確な内容を報告すべきではないかなと、このように思っておりますが、いかがですか。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
議事録につきましては、極力その内容に基づいて整理をしているところでございます。したがいまして、議事録をそのまま申し述べるというわけにもまいりませんので、要約をし、そして質問の趣旨をまとめて、質問者の意図と、それから答弁者の趣旨を交えて報告させてもらっておるというようになっております。
また、このことが、退職金のこれはどうせいという部分についてまで論議をし、そのことについての深まった、意見としてはございましたけれども、それを論議の中でさらに深めるという意見として私は聞いておったところでございました。財政状況が厳しいという中で、市長の退職金はどうあるべきものやということを考えなあかんということは、先ほどの中で申し述べておるつもりでございますので、ひとつその点はそしゃくをしていただいて理解を深めていただきたいと、このように思います。
もし、先ほど退職金について議論をしていないというのは、この退職金をどうしようということについては議論をしていないということで、委員の中から発言があって、そして市長のほうから所感を述べられておるということはございましたので、その点につきまして、もし発言に間違いがございましたら、訂正とおわびをしたいと思います。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
11番、多田與四朗議員。
11番(多田 與四朗君)
それは制度としてではなくて、市長御自身のお考えの一端を強く述べられたと私は理解しております。端的に申し上げれば、月額給与の削減を選択するか、もしくは退職金を選択するか、いずれかだという形で踏み込んだ意見を述べられたと思っております。
それにつきましては、議事録にはないかもわかりませんけれども、委員の全員が理解をしておると思うんですけれども、それはなぜ退職金ではなくて給与なのかというような理由もまさしく述べられたわけでございますので、その点につきましては議事録に載っておるかと思います。だから、山本良治議員の質疑に関しましては、そのような意見は制度としてではなくて、市長は御自分の率直な御意見を委員会の中で述べられたということを御理解を賜りたいということです。
私は以上で結構でございます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
私は、請願第2号の宇陀に県立医科大学の誘致に関する請願書についてについて、先ほどの委員長報告の中でおっしゃっておられました点について質問をしたいと思います。
この問題は非常に難しいテーマだと認識しております。もともとの発端は、やはり県の意向として、中南和の地域医療の拡充というところから、病院を県立医大附属病院を拡充したい、そしてその場所が狭いので、医科大学を移転したいというそういう考え方のもとに進められているようにお伺いしております。そうした中で知事が発言をされて、いろんな移転箇所の名前が出てきたという経緯がございます。そして、それを受けて宇陀市の市民の有志の皆様が、移転をするのであれば、宇陀市にも遊休地があるのではないか、そこに誘致すれば、やはりこのまちの活性化につながるというそういう思いを持って進められてきた経緯があると伺っております。
そうした中で質問をさせていただきたいのは、一つは、先ほど委員長が現時点でもう少し様子を見ながら結論を出しても遅くはないという、そういう理由のもとで継続審議ということで報告いただきましたけれども、県のほうの意向としては、やはり最終的に移転先も含めて今年末まで、あるいは遅くとも3月、今年度末までには一定方向性を出したいというそういう意向であるように私は伺っております。
ということは、それほど時間もないのかなという、結論に至るまでですね、という気がいたしますので、先ほど委員長のほうから、何か動きがあったらすぐ対応できるようにというお話がございましたけれども、その継続審議におきまして、ぜひ、今回の委員会が非公開といいますか、傍聴なしに行われたというように聞いておりますので、やはり公聴会というようなことも検討していただいて、そういう市民の有志の皆様の発議者といいますか、その方の思いをしっかりと受けとめていただくような機会を設けていただくことはできないのか、それをお伺いしたいと思います。
それともう一つは、先ほど申し上げましたとおり、その有志の皆様の思いは、遊休地をしっかりと活用していきたいということだと思います。そこで、これは制度の問題なのですが、今この請願書が予定されているひのき坂のところにある3.5ヘクタールのいわゆる保健・福祉・医療ゾーンですけれども、これが今、土地取得事業という形で土地開発公社から買い取っているわけですが、その制度において買い取って一般会計でこれからやっていくという中で、何か買い取ったわけですから、それを使わないといけないわけですね。使う目的がいろいろ検討されていると思うんですけれども、いつまでにといいますか、ある一定のやはり期間の中でそれをしっかりと使っていくというようなそういう制度上の制約などがあるのかどうか、そのあたりをちょっとお伺いしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
ただいま高見議員のほうから御質問がございました請願者を含めた中での公聴会の開催、それと遊休地に対する今後の使い方及び県との部分かなと、このように理解をしておりますけれども、まず今回、継続審議とさせていただいたのは、やはり中南和の中で県立医科大学が持っておるその重要性というものを宇陀市の方々も、また委員の方々も十分御理解をいただいておりました。また議長のほうからも、今回、周辺の中南和の市議会議長会の議長の皆さんから、現在の医科大学の位置に残すようにそういった意見書をまとめていくというような動きもございまして、非常に両者とも、片方の部分を言えば、宇陀市でしてほしいという請願でございますし、もう一つのほうは橿原市を中心としたとこら辺で、特に中南和に持ってきてほしいというようなことがございましたので、そういった中から今回付託を受けまして、どういった形の中での審議が、また結論がよいのかということでございまして、現時点の中では、やはり今、結論を導くことは難しいといった中で、もう少し情勢の判断を求めたいというようなことで継続審議としたところでございます。
したがいまして、この公聴会につきましては、請願者の御意見は十分わかっておりますし、意図とするところも十分理解するところでございます。したがいまして、あとは議会の中で周辺の市町村も含めて宇陀市が孤立しないように、そして協働体制をとりながら宇陀市への医科大学の誘致が可能であるようであれば、早く市長のほうから請願を要望書にかえて県のほうに要望していただくということでございます。
今のところは、いろいろな場面で奈良県知事を初め、いろいろな方々が話されていることの中での相互の理解かなというようなところもございますので、今回、もう少し請願をいただいた時点から時間を置いて情勢を見たいということでございます。
また、遊休地の部分につきましては、県のお話を聞いておる中では、新たに土地を購入して移転をするという思いは、私は皆無に等しいのではないかなというような感じを受けております。今度は高山ですか、そこでどういうような考え方を持っておられるのかわかりませんけれども、そういうようなことを言っておられまして、でき得れば、県有地の地面を使っていきたいような意向も示されておりました。
したがいまして、そのパークヒルとして購入された福祉ゾーンの跡地の開発については、今回の総務文教常任委員会の中では特段論議を深めておりませんので、遊休地としての処分についてのものは今回論議をしておりませんので、何とも言えないとこのように思います。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
2番、高見省次議員。
2番(高見 省次君)
今、委員長のほうから、十分、発議者の思いは理解されているというお話だったんですけれども、私も関係者の方と意見交換もさせていただきましたけれども、やはりもうひとつ皆様の思いがしっかりと私自身も含めて伝わってないのではないかなというそういう気が少しするものですから、今お話がございましたけれども、やはりこういう非常に大きな重要なテーマでございますので、市民の方の思いと、やはりそれをしっかりと理解して受けとめるというようなそういう努力をさらに委員会のほうで続けていただきたいと思います。
それから、その制度について特に議論がなかったということですが、土地取得事業についての質問ですので、もしできましたら、いわゆる買い取った土地の活用についての何か制度上の条件といいますか、そういうのがあるかないかということを理事者のほうからでも御説明いただくことはできないでしょうか。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳総務文教常任委員長。
5番(上田 徳君)
請願者の思いを聞くということは大変大事なことであるかと思いますけれども、一応、請願書という形で、請願とそれから趣意書という格好で2枚の請願文を私たちいただいておるわけで、その文面をしっかりと読み取るにおいての請願かなと、このように理解しておりますので、私、代表者の方とも非公式にはお会いさせていただいて、そして請願に対する思いをしっかりとお聞きしておりますので、今後において、継続審議が早い機会に結論を得るように進めていきたいなと考えておりますので、そういったことで御理解をいただきたいなと思いますし、また遊休地のその部分については、今この総務文教の中で論議をされるというよりも、土地取得あるいは全体の中で、また宇陀市のそうした市有地のあり方等のような立場の中でひとつ論議をいただいて、総務文教常任委員会のテーマには今回はそぐわないと思いますので、ひとつ場面を変えて論議をいただければいいかなと思います。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
この件について総務委員会のほうで論議をされた。その結果の報告を受けました。そして、継続と、私は賢明な協議であったのと違うかなと。
と申しますのは、多くの市民には全体としてはわかっていないその土地、遊休地の土地であるわけですけれども、私、以前からその論議をしてきた議員の一人として、この土地については産業廃棄物が入っておるというようなことの中で、私はその当時も、18年からこっちの論議の中でも慎重に考えんとだめですよと。遊休地であっても、後、大きな問題をかもし出されるような要因であっては、市としてはよろしくないですよというような論議もしてきました。先輩議員とかなりの論議をしたこともあります。
と申しますのは、御案内のように、奈良市のホテルを建てる、建てないのところでしたか、レンガの一つが出てきても、やっぱり産廃であるというようなこともございました。ましてや今、論議のされておるところは一部でありますけど、その当時はそれで問題のない処理の仕方であったわけですけれども、現在の状況の中では入っているものについては全部分類をしなければならんというような問題もかもし出されてきます。そんなことを我々は、やっぱり議員としては十分理解をしてこのことを進めなければならん。そんな中にあって、総務文教の中で継続という形をとっていただいたのは、賢明な形ではなかったのかなと、そんな思いもします。
したがって、一部の状況だけですると大変なことになると、私はそのように思って、過去18年からこちらのほうで合併してから、中でそういう機会がありましたので、その機会にも申し上げておりましたけれども、これは遊休地を早く処分しなければならんという形の中で論議を進めてしまうと、私は大変な市としての責任を負わなんのと違うのかなというような思いもしますので、今後そのことも踏まえながら、その遊休土地の処理について総務委員会の中では今その論議の的ではないですけれど、すべての中で論議をしていかなければだめであると、それだけの責任があるというようにも思いますので、私は今の継続審議については賢明な形の中でやっていただいておるのと違うのかなと、こんなように思います。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより各議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第2、議案第39号、宇陀市選奨条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第2、議案第39号、宇陀市選奨条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第40号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第3、議案第40号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第41号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第4、議案第41号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第42号、宇陀市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第5、議案第42号、宇陀市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第43号、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、日程第6、議案第43号、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第7、議案第44号、宇陀市立学校給食センター条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第7、議案第44号、宇陀市立学校給食センター条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第45号、宇陀市公民館条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第8、議案第45号、宇陀市公民館条例の一部改正については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第9、請願第2号、宇陀に県立医科大学の誘致に関する請願書については、総務文教常任委員長の報告のあったとおり、総務文教常任委員会の継続審議となりました。
次に、日程第10、発議第3号、議会の委任による市長の専決処分については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
この事案につきまして、討論というより、私、一言意見を述べさせていただきたいと思います。
発議第3号につきましては、議会の発議でございます。この内容につきましては、総務文教委員会の資料によりますと、平成20年第1回の定例会の問題、それからそれ以後の21年第2回の定例会に明け渡し請求と未納家賃の請求をされておりますが、この11件の内容を個々に見ますと、大変御苦労をなさっているというように私は感じております。
今回のこの発議第3号につきましても、理事者側の行政側に全面的に委任をいたしますので、今後とも大変御苦労があると思いますけれども、ぜひ趣旨を生かしていただいて一層目的を達していただきますよう私の意見を申し上げて、私の発言を終わります。
議長(中山 一夫君)
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第10、発議第3号、議会の委任による市長の専決処分については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第11、発議第4号、奈良県立医科大学移転計画の見直しを求める意見書案については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する総務文教常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第11、発議第4号、奈良県立医科大学移転計画の見直しを求める意見書案については、総務文教常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
10分間、休憩いたします。
午前11時19分休憩
午前11時31分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
次に、日程に従いまして、日程第12、議案第46号から日程第14、議案第49号の3件を一括して議題といたします。
ただいま議題としました3件につきましては、福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりますので、福祉厚生常任委員長の審査報告をお受けいたします。
15番、高橋重明福祉厚生常任委員長。
15番(高橋 重明君)
議席番号15番、高橋でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、福祉厚生常任委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、6月10日の今期定例会初日で付託されました議案を審査するため、去る6月17日午前10時から第1委員会室にて、全委員と議長及び市長と関係職員の出席により福祉厚生常任委員会を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告させていただきます。
平成22年6月25日。宇陀市議会議長、中山一夫様。福祉厚生常任委員会委員長、高橋重明。
委員会審査報告書。
本委員会に平成22年6月10日に付託されました事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
事件番号、件名、審査結果と報告させていただきます。
議案第46号、宇陀市乳幼児医療費助成条例の一部改正について、原案可決。議案第47号、宇陀市心身障害者医療費助成条例の一部改正について、原案可決。議案第49号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正について、原案可決であります。
審査の経過につきましては、私と市長あいさつの後、資料に基づき各担当部長から説明後、付託された議案の質疑に入りました。委員各位から多くの質疑がありましたが、主な意見や質問、要望の内容について、次のとおりでございます。
議案第46号、宇陀市乳幼児医療費助成条例の一部改正については、今回、小学校卒業までの対応であるが、これに伴う追加予算はどうか。
現在の就学前幼児に対する制度は、入院、入院以外ともに助成をしていますが、今回の制度改正では入院のみ対象となるが、今後の考え方についてはどうか。
県下12市町中4番目の位置として今回、入院医療費助成制度を乳幼児から子供まで範囲を広げる改正になっていますが、市長は将来的には外来の医療費も助成する制度改正を目指しているのかどうか。
子供の入院ということは急に現金が必要になり、家計を圧迫する。今回も償還払い、立てかえ払いであると思うが、病院での委任払い等は考えていないのか。
議案第47号、宇陀市心身障害者医療費助成条例の一部改正については、身体障害者手帳と療育手帳はどのような違いがあるのか。対象者はどのように違うのか。
療育手帳をA、Bに区分を細分化する根拠は何か。
区分の変更により、受けられるサービスが細分化されるのか、また受けられないサービス等が発生するのか。
市民の立場から考えると、サービス等切り捨てを前提として区分変更を行うのではないか等の心配がある。
この一部条例の改正は、奈良県が改正されることに伴う上位法の改正によるものであり、県が改正する目的はわかっているのか。
区分が分かれるということだけで、サービス内容は今までと全く変わらないのか。
療育手帳交付の要件は診断書ですが、診断書の要件はどのようなことか。
最後に、議案第49号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正については、利用可能人数がふえることによって多くの人たちがサービスを受けられるのであるから、大いに結構だと思う。
さんとぴあ榛原は介護老人保健施設であるが、高齢者に限らず、障害児、障害者のリハビリ施設として転用はできないか。介護保険法を適用しながら、もっと間口を広げるということが市独自の手法として可能ではないのか。
宇陀市としてのデイサービス、ショートステイ、在宅介護の方針として、どのような方向性を考えているか。
利用可能人数の増加によるその対応の予算計上措置はされているのか。
今回、通所定員を20名から25名に改正するが、さんとぴあ榛原の施設のキャパとして最大通所可能人数は何人か、などなど多くの意見が出されましたが、理事者側の答弁、説明により、各委員おおむね御理解いただき、6月17日午前11時50分に終了いたしました。
以上で、平成22年6月17日に開催いたしました福祉厚生常任委員会の報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより各議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第12、議案第46号、宇陀市乳幼児医療費助成条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第12、議案第46号、宇陀市乳幼児医療費助成条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第47号、宇陀市心身障害者医療費助成条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第13、議案第47号、宇陀市心身障害者医療費助成条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第49号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第14、議案第49号、宇陀市介護老人保健施設事業の設置等に関する条例の一部改正については、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程に従い、日程第15、議案第48号を議題といたします。
ただいま議題としました1件につきましては、産業建設常任委員会に審査を付託しておりますので、産業建設常任委員長の審査報告を受けます。
14番、山本新悟産業建設常任委員長。
14番(山本 新悟君)
ただいま議長の許可をいただきましたので、産業建設常任委員会の報告をさせていただきます。
去る6月15日午前10時から第1委員会室において、委員5名全員出席と市長、農林商工部長、建設部長、建設部参事、関係職員の出席により、付託されました議案を審査するため、産業建設常任委員会を開催いたしました。その委員会での審査結果を委員会審査報告書により報告いたします。
平成22年6月25日。宇陀市議会議長、中山一夫様。産業建設常任委員会委員長、山本新悟。
委員会審査報告書。
本委員会に平成22年6月10日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第102条の規定により報告いたします。
議案第48号、宇陀市公園条例の一部改正について、原案可決であります。
委員会の詳細については、私と市長のあいさつの後、委員から現地視察の提案を受け、委員会を現地視察に切りかえて、今回の条例変更の対象である大宇陀区の心の森総合福祉公園へ出向き、現地の公園進捗状況などの説明を受けました。その後、11時5分、委員会室へ戻り、条例変更の審議を再開いたしました。当委員会から説明を受け、その後質疑に入り、事件について審議いたしました。
主な意見や質疑。
今後の芝の管理に関することについて、指定管理者で受付、芝管理を行おうとしているが、その業務を分けて、芝管理は専門的な業者に請け負うべきでないか。
指定管理者をせず、地域事務所で管理してはどうか。
県内からたくさんの利用者が訪れることが予想されるので、この施設を利用し、宇陀市を巡回し、観光産業につなげるような考えはあるのかなど、その他いろいろな意見、質疑がありました。
今回の主な意見としては、これからの指定管理者の選定運営の件がたくさん出されましたが、当委員会としては、今後もこの件については審議していくとしました。
今回、当委員会は、付託されました議案についてはそれぞれ審議を終了し、その後、その他の意見として、工事入札現状について、宮奥ダム管理及び周辺河川の堆積土砂についての協議を行い、当委員会は午後0時17分に終了いたしました。
以上、産業建設常任委員会の委員会審査報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、産業建設常任委員長の審査報告が終わりました。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより採決を行います。
日程第15、議案第48号、宇陀市公園条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第15、議案第48号、宇陀市公園条例の一部改正については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
午後1時まで休憩いたします。
午前11時48分休憩
午後01時00分再開
議長(中山 一夫君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
続きまして、日程に従い、日程第16、議案第50号から日程第22、議案第56号までの7件を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました7件につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告を受けます。
13番、森下裕次予算審査特別委員長。
13番(森下 裕次君)
ただいま議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の報告をいたします。
当委員会は、6月18日の今期定例会2日目、付託された議案を審査するため、去る6月21日午前10時から市庁舎大会議室において、全委員と議長及び竹内市長を初め、理事者並びに説明員の出席により予算審査特別委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきまして、お手元に配付しております委員会審査報告書により報告します。
平成22年6月25日。宇陀市議会議長、中山一夫様。予算審査特別委員会委員長、森下裕次。
委員会審査報告書。
本委員会は、平成22年6月18日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、宇陀市議会会議規則第102条の規定により報告します。
議案第50号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第51号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第52号、平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第53号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第54号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第55号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第56号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。
審査の経過については、私と市長のあいさつの後、付託された各議案のそれぞれの質疑に入りました。委員からの主な質問や意見の内容については次のとおりでございます。
平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)についてでは、まず歳入です。
教育費国庫補助金、史跡宇陀松山城跡保存整備事業費補助金につきまして、国・県の補助比率、これまでの事業費実績、全体計画と事業内容についての質問がありました。
これに対し、国が50%、県が15%の補助、平成18年から10年計画で国の史跡部分のみの計画でございます。平成21年、22年は城山、天守、郭の発掘調査200平米、城下町、城山を一体化した観光資源とする。天守閣の再現はしない。昨年実施の道普請では、22名の協力を得ました。飛鳥からのルートを整備するように整備委員会から提言されておるという説明がございました。
また、土木費国庫補助金、農産漁村活性化プロジェクト支援交付金。
対象事業は何なのか、公園事業のほかの支援項目はあるのか、メイプルパーク事業はほかにどのような補助金を活用しているのかなどの質問に対し、対象事業はメイプルパーク事業で2分の1の補助であると。平成21年度からの補助を活用している。都市公園としてではなく、林産物特産品の生産拡大、販売などを対象にしていく。ほかにもさまざまな事業に対応できるという説明でございました。
土木費国庫補助金、社会資本整備総合交付金。
今回の対象事業は何か。東町西峠線は計画立案当時との社会情勢の変化で不便な道路計画になってはいないか。また、事業完成の見込みと他の都市計画道路の事業採択の基準はどうかという質問がございました。
市道西峠東町線は、平成20年から24年の事業計画でございます。当初はまちづくり交付金事業を適用しておりました。今年度から当該交付金事業にかわっております。新市まちづくり計画、宇陀市総合計画に沿って、それぞれの事業を採択しております。都計道路は全部で15路線、うち10路線が榛原区に存在し、そのうちの5路線についてはまだ未着工であるという説明でございました。
また、マスタープランが作成されていないというような状況で、本年度、市長のもと総合計画の見直しを行っていくという回答がございました。
民生費国庫補助金、生活保護適正実施推進事業補助金についての質問でございます。
詳細な事業内容をお聞かせくださいということでございました。
5月1日現在、315世帯、449人が受給対象者でございます。これにつきまして、紙媒体による医療費の請求を電子化するものでございます。
民生費国庫委託金、子ども手当事務取扱交付金について。
子ども手当と児童手当との違い、また、電算システムへの変更委託料の内容についての質問がございました。
これにつきましては、4月から実施します。中学生まで給付の対象を拡大します。所得制限が廃止され、月額1万3000円でございます。なお、児童手当につきましては、第1子、第2子につきましては5000円、第3子につきましては1万円でございました。今回は、中学生部分の人数かける2980円の事務費となっております。
県補助金、緊急雇用創出事業特別交付金について。
交付申請の方法や市町村ごとの限度額、対象事業の制限はあるのでしょうか。雇用促進の効果、雇用期間、報酬について、お伺いしたいというようなことでございまして、平成21年度から3年間、限度額はございません。各課の要望を取りまとめ、県に要望します。ただし、すべてが採択されるものではございません。所管のヒアリングを経て、県の基金からの分配となっております。雇用期間は6カ月未満の短期の委託事業に限ることになっており、計画を公募し、採択していきたいというようなことでございます。
お手元に、これにつきましての資料が届けられておると思います。商工観光課から緊急雇用創出事業の実施状況、ふるさと雇用再生特別対策事業の実施状況についての資料、またごらんいただきたいと思います。
次に、繰越金でございます。
9月決算議会と半年のずれが生じたままの審議になるのではないでしょうか。出納閉鎖後の確定額を速やかに広報していただきたい。歳入をふやす努力が必要。財源をどこに求めるのか。財産処分が進んでいないのではないのかという厳しい意見もありました。
5月末の出納閉鎖で確定しております6億3800万円の黒字が計上されているわけなんですけれども、さまざまな部分で差し引きいたしまして、1億5773万6000円が繰越金として計上されております。
次に、雑入でございます。
都市計画課の雑入について、詳細な内容をお聞かせくださいという質問がございました。
これにつきましては、宇陀市榛原駅北特定土地区画整理事業特別会計の保留地の販売処分の会計でございます。平成22年2月で閉鎖を議決しております。市の基金に積み立てまして、既区画整理事業地内の公共施設の維持管理あるいは補修に使うというようなことでございます。
次に、雑入、自治総合センターコミュニティ助成金につきまして、自治体ごとの予算の上限や申請件数の制限はあるのか。市内すべての自治会が対象となるのか。また、コミュニティ事業の要望受付申請時期、交付時期などのスケジュールはどうなっているのかという質問があり、1件250万円を上限とし、各自治会の総額を申請しております。それを県が採択しますので、これもすべてが採択されるわけではございません。各自治会にそれぞれ要望等を上げるようにお知らせし、連合自治会で取りまとめてもらっております。
次に、市債でございます。
宇陀市の各項目別の市債残高の一覧表はあるのかという質問。また、宇陀市の臨時財政対策債の残高についての質問がございました。
市債残高の一覧表につきましては、ただいま集計中でございます。平成20年度、343億円、平成21年度見込み額が328.5億円、集計でき次第、各費目ごとに報告するというようなことでございました。
お手元に今、財政課、各担当課から平成21年度宇陀市の市債残高の資料が配付されておると思いますので、ごらんください。
それと、臨時財政対策債の残高につきましては、当初予算の市債合計13億5630万円のうち、9億7000万円は臨時財政対策債でございますけれども、今回の補正では計上されておりません。この臨時財政対策債につきましては、平成13年度から法制化されまして、交付金の2分の1を自治体が身がわりするものでございます。平成21年度末の一般会計で58億円の残高があります。
歳入全般につきまして、地方主権の立場では、自主財源を持たなければ自由に事業ができないのではないのか。そのためには遊休土地を売却し、売却すれば固定資産税収入も見込める。売却を急ぐべきであるという意見がございました。
これにつきまして、土地開発基金で13件、土地取得事業特別会計で10件、土地開発公社で3件の遊休土地があるという返事でございました。売却可能な土地もあれば、いわくつきの土地、これは地籍調査の済んでいないような土地という意味でございます。そういった土地もあるということでございます。また、時価と簿価の差額に公的資金を投入してもよいものかというような議論もあるかというようなことでございました。資産価値のあるものは、なかなか少ないのが現状であるというような回答もありました。
これにつきましても、管財課から事業用地保有状況という資料が手元に配付されておると思いますので、またごらんいただきたいと思います。
次に、歳出について。
自主放送制作委託料でございます。
事業内容の詳細説明、番組制作に対する行政、市職員の取り組みに期待したいという意見がございました。
これについては、コミュニティ創生支援モデル事業からの交付金が打ち切られたための補てんであるということでございます。聴覚障がい者用の文字テロップ作成委託料に使用するということでございまして、1番組の制作料はおおむね13万3000円、テロップ代は2万2000円とのことでございます。
また、宇陀市自主放送とNPO法人メディアネット宇陀との今後の連携と関係については、市民目線の放送を心がけていきたい、また心がけていってほしい。設立からの期間も短いことでございますので、お互いに力をつけ合いながら協力していきたいというような回答がございました。
また、ケーブルテレビに限り、デジタルテレビ信号をアナログ変換するサービスが開始される。市は、こまどりに対し、デジアナサービス導入を提案すべきであるというような意見も出ました。
それに対し、市はデジタル化対応として3500万円の予算が計上されています。ケーブルテレビに限り、デジアナ変換が認められる。ケーブル上だけアナログ波を流すことを認める予定になっており、7月、こまどりで方針決定がされます。その後、市民にお知らしたいということでございました。
次に、文化体育スポーツ振興財団公有財産購入費でございます。
文化体育スポーツ振興財団の財産ではないのに計上することの整合性についての質問がございました。
これにつきまして、予算の支出目として、財団費で市が必要とする科目を設けているので計上したというような回答でございました。市が委託する指定管理料や業者委託する金額に含まれる地方税などのむらを今後検証することについても、ぜひ検討していきたいというような回答でございました。
次に、民生費でございます。
民生費、乳幼児医療費につきまして、入院費の無料化だけでなく、医療費の無料化も目指してほしい。子ども手当の対象人数はどれぐらいあるのでしょうかという質問がございました。
これにつきまして、児童手当は2335人で計上しております。今回は所得制限分で給付されていなかった分と中学生の分で744人分を追加しております。児童手当は、先ほど申しましたように1子、2子は5000円、3子以降は1万円でございましたけれども、今回は一律となっております。
次に、乳幼児医療費助成制度の対象範囲の変更と入院費の無料化について、今後の動向と予算措置についてという質問がございました。
これにつきまして、小学生の入院費を平成20年度の償還実績を根拠に算出したということでございます。当初は外来、入院を含めて1482万8000円を計上しておりますけれども、そこに350万円を追加計上する予定でございます。大和郡山市が先に制度導入しており、ほぼ同程度の予算執行であるというようなことから、この先もほぼそれぐらいの予算で推移するのではないかと予想しております。
続きまして、保健衛生費でございます。
保健センターに勤務する医師職の職務に関することについての質問がございました。
これにつきましては、文書による業務指示等で現況を整理し、積み上げていきたいというような回答でございました。
次に、農業振興費、農業経営体育成交付金についてでございます。
内容の詳細説明を求める意見がございました。また、市の農林業の活性化のために、新規事業の開拓と助成に伴う対策で実効性のある施策を進めていただきたいという意見もございました。
これにつきまして、今年度の新規事業であり、新規就農者、認定農業者、農業法人、集落営農組織に必要な支援を行うという回答がございました。
また、今回の申し込みに新規就農者が7名、認定農業者が18名、集落営農組織、共同利用者が2名の申請があったというようなことでございます。
同じく県営一般道路整備事業負担金について、どのような理由、経緯で工事がおくれてきているのか、今後の県との調整、協議はどのように行うのかという質問がございました。
これに対しまして、農道整備事業は平成9年着手、27年までの事業期間となっております。今年度の県事業費1000万円のうち15%が市の負担となっております。用地の地籍が混乱しており、まだ着工していない区間につきましては、未登記の区間につきましては、工事着手ができないため、おくれているというようなことでございます。
また、事業仕分けで農道整備は事業廃止になりましたけれども、交付金事業での農、林合わせた新規事業として進める方針でございますので、継続については支障ないという回答でございました。
次に、土木費、道路維持費でございます。
地域と行政との協働の道路維持のために制度、ルールを定めていただきたいという要望がございました。
次に、教育費でございます。
小学校の運動場芝生化について、今年度の応募状況等についての質問がございました。
これに対して、応募の状況はないというようなことでございます。また、県の助成もことしは県立学校のみとなっておるという回答でございました。
歳出全般につきましては、宇陀市の今後の予算はどのように見通しているのか。また、美榛苑の14億円の一時借り入れについてどのように考えているのかという質問がございました。
次に、議案第51号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について。
健全化計画の終了まで、あと何年かかるのかという質問がございました。
今回、補正が議決されますと、今年度末、残り2件、3430万円程度の残であるというような回答でございました。
次に、議案第52号、平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)について。
会計事業は廃止されているはず。残務は何かというような質問がございました。
これにつきまして、平成20年3月で事業は廃止。医療給付業務の平成20年3月末までの請求と未償還分などの会計処理業務が残っておるので、現在も継続中でございます。
議案第53号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についてです。
事業計画は、人口減少に伴い厳しくなっているのではないのですかと。計画が先行し、設備過大投資になっていませんかという意見がございました。
また、計画的なインフラ整備が求められているのですけれども、需要が進まない現実と先ほどからの計画はどのように修正するのかという意見もございました。
議案第54号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について。
1件当たりの施工コストが非常に高額になってくるのではないのかと。高額になるのならば、エリア設定の見直し、あるいは合併浄化槽への変換などの計画自体の見直しが必要ではないのかという意見がございました。
これら多くの質問、要望、意見などがありましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解いただきました。
そのほかに教育委員会から、史跡宇陀松山城跡保存整備事業執行状況並びに史跡宇陀松山城跡保存整備基本計画概要につきましての資料をレターケースに入れさせてもらってありますので、御確認ください。以上でございます。
その後、各会計の予算議決の可否について採決が行われ、それぞれ可決すべきものと決定し、本委員会は午後4時17分に終了いたしました。
以上で、予算審査特別委員会委員長報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
8番、大澤正昭議員。
8番(大澤 正昭君)
8番、大澤です。
今、委員長からありましたように、下水道事業の補正予算(第3号)なんですけど、これ、先ほども委員長から合併浄化槽に切りかえていってはどうかとか、そういった方向で受益者の方に案内を出していってはどうかということだったんですが、私もその辺のところが、下水道事業につきましては相当に1メートルといいますか、延長に対しての事業費が大きくかかる。そんな中で、少し距離が離れておるとか、下水管を設置しましても、なかなか経費的な面もあり、料金を払っていただけるような状況に今のところないというのが事実のところではないのかなと。そういったところで、補助金をふやしてまでも合併浄化槽を受益者の方に勧めていくほうが私は効果的ではないのかなと思ったりもするんですけど、そんなところはどうですやろう、この比較的な効果の比較というか、わかればおおよそで結構ですけれども、お聞かせいただけたら助かるなと。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次予算審査特別委員長。
13番(森下 裕次君)
ただいまの質問でございます。
水洗化率等々の数字が出ております。投資対効果の正確な数字等は集計しておりません。水洗化率は、平成20年度末で市全体としまして86.57%です。榛原区は93.5%、菟田野区は73.89%の普及率となっております。なお、今後の工事計画については、維持管理費の効果的な執行による経費削減を行い、工事費の抑制などを考え、調整したいと考えており、下水道計画に沿った形で何とか事業をしていきたいというようなことでございます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより各議案ごとに採決を行います。
初めに、日程第16、議案第50号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
1番、勝井です。この50号につきましては、竹内市長が初めて出されました予算です。補正予算でありますが、実質的にはこれが一般会計の最初の予算と考えることができますので、この予算案については討論を行うべきであると考えます。
議長(中山 一夫君)
皆さんにお諮りいたします。
ただいまの1番、勝井議員の意見のように、討論を受け付けたいと思いますが、よろしいですか。
12番、山本繁博議員。
12番(山本 繁博君)
討論をしていただいたらいいと思います。
議長(中山 一夫君)
ただいま、この一般会計補正予算(第1号)については討論をしていただいたらどうかという御意見ですが、よろしいですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
それでは、一般会計補正予算(第1号)についての討論をいたします。
反対討論からしてください。
反対討論がなければ、賛成討論をお願いいたします。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
1番、勝井太郎です。議長の許可をいただきましたので、私はこの予算案について賛成の立場から討論をさせていただきたいと思います。
今回、市長が出されました補正予算、2月に可決をされました暫定予算と二つを合計いたしましても、前年度の予算と比べますと億単位の削減をしております。そのことについては素直に評価を行いたいと思います。また、これから先の予算編成についても基本的には身の丈に合った予算を組んでいく、そのような方針を出されていることについても、私は大変よいことであると思っています。
しかし、その予算の方針については検討の余地があるのではないかと考えています。市長の予算の編成方針、前年度よりも削減をする、その一番の方針は、経常経費の圧縮にあるとされていると考えます。経常経費の圧縮をもって、すべての経費をすべての予算の合計の額を減らし続けるというのは、どこかで限界が来ると思われます。
今回の予算案の中にたくさんの継続する施策が出されておりますが、市長はどこかのタイミングで継続をしている施策についても、その施策が本当に宇陀市にとって必要であるのかどうか、しっかりとチェックをした上で政治判断を行う必要があると考えます。すべてのコストカットを職員の負担に頼り続けるというのは、どこかで行政の運営上、支障を来す可能性があります。
また、これは予算委員会ではなく総務委員会で御答弁をされたことですが、一番経費圧縮になる職員の給与の削減や人件費の削減ということを、これは予算委員会でも述べていたと思いますが、そのことを方針として出されました。市長がそのような方針を出すのであれば、しっかりとみずからの方針についても律して、どのようにしてこれから先、市長の方針についても検討を行っていくのか、方針を出すべきです。
しかし、予算委員会、総務委員会の中では市長が出された30%給与の削減、その根拠が極めてあいまいでありました。交際費と生活費、そのために大体30%カットした金額が必要であるということを述べられたこと、また、これは議事録からは削除がされておりますので、余り深くは言いませんが、退職金の用途についても市長の資質を疑うような答弁をなされておられました。このことは総務委員会の議事録からは削除はされておりますが、発言を聞いた方が委員の中にもおられますし、この理事者の中にもたくさんおられます。
市長がしっかりと経常経費の削減を行い、財政の再建を行っていく、行政の改革を行っていくのであれば、みずからの報酬についてもしっかりと根拠を挙げて、しっかりとした方針を改めて出していただく必要があると私は考えます。
すべての改革を行っていく上で一番のリーダーは市長です。その市長がしっかりとした方針を出していく、また、そのためにみずからの報酬が幾らなのかということ、どのぐらいの金額が妥当かというところは、しっかりと根拠を持つ必要があります。職員に対して負担をお願いをしていくのであれば、そのことについてもしっかりともう一度検討いただきたいと考えています。
それ以外にも、これから先、継続をする施策、そして宇陀市にとって余りメリットがないと思われ、中止をしなければならない施策も出てくるでしょう。これから先、市民の方に対しても、しっかりとした説明責任を市長はより一層果たしていただきたいと思います。まだまだ情報公開の流れや予算審査、決算審査の流れが決して明らかにはなっておりません。
しっかりとした情報公開を行っていくこと、またこれから先、特に今年度から施策の行政評価が始まりますので、その評価を踏まえた上で継続をしない事業については何なのか、そのことをしっかりと市民の方、そして議会に対して説明をしていただくことをお願いいたしまして、基本的には今回の予算執行については異論はありませんが、来年度の予算の編成、そして今年度の決算のこれから先しっかりとつくっていくことに対して要望を申し上げまして、私の賛成の討論とさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、日程第16、議案第50号、平成22年度宇陀市一般会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第17、議案第51号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第17、議案第51号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第52号、平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第18、議案第52号、平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第19、議案第53号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第19、議案第53号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第20、議案第54号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、日程第20、議案第54号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第21、議案第55号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第21、議案第55号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第22、議案第56号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第22、議案第56号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山 一夫君)
続いて、日程第23、議案第57号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についてを議題といたします。
ただいま議題としました1件につきましては、美榛苑経営特別委員会に審査を付託しておりましたので、美榛苑経営特別委員会委員長の審査報告を受けます。
7番、峠谷安寛美榛苑経営特別委員会委員長。
7番(峠谷 安寛君)
ただいま議長の許可をいただきましたので、美榛苑経営特別委員会の報告をいたします。
当委員会は、6月10日の今期定例会1日目で付託された議案を審査するため、去る6月15日午後2時から第1委員会室にて、全委員と議長及び市長と関係職員の出席により美榛苑経営特別委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
平成22年6月25日。宇陀市議会議長、中山一夫様。美榛苑経営特別委員会委員長、峠谷安寛。
委員会審査報告書。
本委員会に平成22年6月10日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第102条の規定により報告します。
事件番号、議案第57号、件名、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、審査結果、原案可決。
審査の経過については、私と市長のあいさつの後、保養センター美榛苑所長から経緯の説明、保養センター美榛苑業務課長から資料に基づき説明後、付託された議案の質疑に入りました。議員各位からの多くの質疑がありましたが、主な意見や質問、要望の内容については次のとおりでした。
総務省の地方公営企業等経営アドバイザー派遣事業を受けた経緯。
作業内容の対応はどのように行ったか。
審査基準の固定審査項目はどのように決めたか。
休暇村サービスの社長は、去年の8月に総務省から地方公営企業等経営アドバイザーとして美榛苑へ来て、市からの資料提供、現地確認をしている。ほかの業者は事前の現地説明だけである。指定管理者として指定を受ける休暇村サービスとほかの業者には公平性がないと思う。
休暇村サービスが指定管理者になると、今、雇用しているパート職員等の処遇はどうなるのか。
美榛苑が今、委託契約されている業者はどのようになるのか。10月までに契約変更はできるのか。
協定書の内容がわからないので、判断しかねる。その後の内容が市に不利益になることが考えられる。協定書の案も示していただきたい。
経営健全化計画の10ページの2、投資計画など将来負担について、投資計画については必要最小限とすることを基本に指定管理者と協議するとあるが、あきののゆは修繕費用30万円以上は市で負担する協定を結んでいる。その点について美榛苑はどうか。
当初、引き受ける業者がないことを予測していたが、3社の応募が来た。美榛苑の場合、かなりの経験を持った業者でないと今後の経営は難しいと考える。
指定管理者を可決するにしても、多くの不安はある。半年か1年で撤退されると、今まで努力していたことは何であったのかとなる。このことを含め、慎重に審議していかなくてはならない。
指定管理については、お互いしっかりとした形の中で双方が納得できる協定書を結んで、美榛苑が経営健全化に移行するまで維持をしていただきたい。
住民負担になることに対しての責任は別にとるべきと思う。責任という言葉がない。過去の責任ということで、赤字を出した方々、行政の責任者の方々や、借入金を放置して住民の負担になったこの責任をどのように考えているのか。住民負担を減らす方法があると思う。それを考えていただきたい。
住民が負担することになる分を行政改革としてどこかで経費節減をしていただきたい。それを市長が本当に決意を持って自分のポケットか何をかけてやっていただかなければ、住民は納得しない。
2月の定例会のときの予算審議において、美榛苑の経営責任については行政責任と議会責任を明確にし、責任を共有することとするという付託事項を設けた。それは、議会も今までチェック機能としての甘さがあったということを文書として残したもの。今後、我々も議会としてチェック機能を持っているのだから、責任を持った議会活動をしなくてはならないという反省点であるなどの意見、質問、要望が出ましたが、理事者側の答弁、説明により各委員おおむね御理解いただき、6月15日午後4時32分に終了いたしました。
以上で、平成22年6月15日に開催いたしました美榛苑経営特別委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、委員長の審査報告を終わります。
ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
1番、勝井太郎議員。
1番(勝井 太郎君)
1点、質問をさせていただきます。
今、住民負担についての説明がありましたが、美榛苑の資金不足比率を考えると、もう実質的に破綻処理とほとんど変わらないと思うんですけれども、今、美榛苑が持っている負債の中でどのようにして、これは一般会計から恐らく返していくと思うんですけれども、どのような年月をかけて、どれぐらいのお金をかけて、これから先、今、美榛苑が抱えている負担を返済をしていくのか、その筋道について今、説明がなかったと思いますので、そのあたり御説明いただければと思います。
議長(中山 一夫君)
7番、峠谷安寛美榛苑経営特別委員会委員長。
7番(峠谷 安寛君)
委員長としてお答えいたします。
また、僕の内容が間違っているときは、皆さん、また指摘のほうよろしくお願いいたします。
一般会計のほうから年間1億5000万円の支払いをするということであったと思いますけれども、10年の健全化計画の1億5000万円を1年間払っていくということで、一般会計のほうは、12年でした、12年ということです。
以上です。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
既に配付されております美榛苑経営特別委員会資料でございます。この資料の中の何ページでしょうか、2ページと書いてあるんですけれども、協定の締結についての2ページですね。
先ほども委員長報告で修理費というような部分で触れられていたわけなんですけれども、そのときに、あきののゆを例に挙げまして、今回の協議内容を報告していただきました。そこで、この協定内容の主な特徴という資料がございますよね。この中で、管理施設の改修等というような部分で、構造体力上重要な部分、躯体、基礎基軸、鉄骨部分、小屋組み等に係る改修費用が必要になった場合は、公の施設である以上、宇陀市負担となると明記されております。
今回の私の理解といたしましては、行政側、宇陀市側の負担となるべきものは、この構造体力上、主要な部分のみであるというように理解しよるのですけれども、まだ議員の皆さんの中には、ボイラーであったり、テレビであったり、そういった関連施設につきましても対象になるのではないのか、そうなると莫大な金額が必要になるでしょうというようなことで非常に懸念いたしておるわけでございます。このあたりのグレーゾーンと申しますか、このあたりの取り計らい、はっきりと構造体力上、主要な部分というように明記されておりますので、そうであるというように理解してよろしいのでしょうか、お願いします。
議長(中山 一夫君)
7番、峠谷安寛美榛苑経営特別委員会委員長。
7番(峠谷 安寛君)
そのような質疑がありませんでしたので、美榛苑所長に答えていただきますよう、ひとつよろしくお願いします。
議長(中山 一夫君)
臺所美榛苑所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
その件につきましては、私のほうから御答弁申し上げたいと思います。
基本的には、健全化計画におきましても盛り込んでおるところでございますけれども、今回、指定管理をするにおいて、修繕費用については指定管理者の負担ということとしております。基本的にはそういう考え方を持っております。
今お尋ねいただいた、いわゆる構造的な部分、当然、施設そのものが市の所有物であるということがある関係上、その構造的な部分で大きな修繕というものが生じてきた場合には、そのことを指定管理者にさせるということは無理があるというように考えてはおるところでございます。
ただ、今回、健全化計画にも挙げておりますように、基本的には、いわゆる抱えている資金不足の縮小を図っていくということを第1目的としているということがございますので、施設のいわゆる大規模な改修といったことは、この期間内には考えていないということでございます。
ただ、不測の事態ということが生じた場合には、これは議会の予算審査特別委員会、3月のところですけれども、付議事項でいただいておりますように、そういった特別な事態が生じた場合には、別途また議会とも相談させていただくというそのような形で考えております。
以上です。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
あくまでも構造体力上、主要な部分というようなことで理解させていただくならば、安心して管理委託できると、指定管理していただけるのではないのかなと思うんですけれども、なお、具体的には施設設備の修繕の実施及び費用負担区分に明記すると、この具体的には書くという、この具体的が全然わからないので、委員会の中でもいろんな不安視されたというようなことではないのでしょうか。この部分が明らかにされないと、なかなか賛成同意もしづらいと思うんですけれども、白黒はっきりつけてもらったら、すぐにでも手を挙げられるとは思うんですが、いかがなんでしょうか。
議長(中山 一夫君)
臺所美榛苑所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
最終的には、相手と取り交わすこととなります協定書にその部分を明記していかなければならないということがあるわけでございますけれども、特別委員会のところでも申し上げさせていただきましたように、協定書の作成をしていくにおきましては、改めてまた特別委員会を開いていただいて、また御意見をいただきたいというように考えておるところでございます。
ただ、今お尋ねいただいております部分でございますけれども、一つは、既に指定管理している例として、先ほど、あきののゆということが質問の中にもあったわけでございますけれども、例えば金額的な設定、これが一つポイントになってこようかというように考えておるんですけれども、私どもは現在、一つの例として出てきております30万円といった金額というのは考えておらないというところでございます。
当然、これは相手と話をしていくにおいて金額の設定ということが出てくるということも、やはり考えていかなければならないというようにも思っておるんですけれども、ここのところは極力指定管理者に負担をしていただくということを考えております。
ただ、1点だけ申し上げますならば、当然、指定管理制度といいますのは期間を設定しているということがございますので、その期限が到来しますとリセットがかかります。仮に決定になりました指定管理者が将来にわたって永久的に続くというものではございません。そういったところから考えますと、例えば、いわゆる構造的な部分での費用を指定管理者に負担させるということになりますと、期限到来して、そしてその指定管理者が他の指定管理者にかわる、あるいは指定管理者制度そのものが変わっていくというようなことになった場合に、いわゆる既に投資したその指定管理者に対しての関係が出てくるというようなこともあるわけでございまして、そういったことも十分に考えていきながら、改めてまた特別委員会でも審議をいただきまして、御意見をいただきまして、相手との協定書をつくっていきたいと考えております。
議長(中山 一夫君)
13番、森下裕次議員。
13番(森下 裕次君)
3回目でございます。
なお、具体的にはグレーゾーンやいうようなことやというように理解をしてくださいということでございますね。その上で判断させていただければよいのかと思うんですけれども、それでよろしいですか。
議長(中山 一夫君)
臺所美榛苑所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
基本的に、今回、指定管理の期間、2年6カ月ということがございます。その中では、そういったことを想定していないということがございますので、協定を交わしていくときにも、そのスタンスでというように考えております。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
委員会の審査報告に対する質問ということで今お聞きしておるわけですけれども、委員会審議の中で十分論議をされたのかなということが、ちょっと今不安に思って手を挙げたんですけれども、といいますのは、委員会の中で審議されていないということで、直接、該当する理事のほうにお尋ねをしておるということでございますので、1点お尋ねしたいなと思いますけれども、委員長のほうで、もし論議をされておったらお願いしたいと思いますけれども、今後12年間の間に、初年度2年を1億5000万円ずつ2年だったと思いますけれども、繰り入れを行いまして、あと1億円を7年やったか、8年やったか忘れましたけれども、行い、最終年度近くになってから8000万円の繰り入れを行って、合計14億円近い一時借り入れの負債を返還していくということでございます。
その上に立って、現在赤字が出ておるのは経営部門で、年度によって変わっておりましたけれども、約5000万円程度ではなかったかと思います。その中で今後、言われておりますいわゆる指定管理者からの施設利用料的な部分で、財政計画の中では3000万円というように一定の方針を出されております。この3000万円の基準について、指定管理者に果たしてそれが適切であったのかどうか。
といいますのは、市の職員給与ですね、それが約1億2000万円、トータルで1億円、2億円近い部分の人件費が算入されておると。そういった中で、全体の赤字額から実質の職員が今後、宇陀市職員として戻ってまいりますときの施設に生じる人件費は、その分マイナスカットされるわけでございます。
したがいまして、その中で、現在の3000万円というそういった施設利用料の基準についてどうであったのか。そしてまた、それが今後、指定管理者の側で、今回でしたら2年半ですけれども、今後、経営収支によってまた変わっていくのかどうか、その点について、まず1点お聞きしておきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
7番、峠谷安寛美榛苑経営特別委員会委員長。
7番(峠谷 安寛君)
一応それのほうの質疑のほうもありませんでしたので、またそれのほうも美榛苑所長に答えていただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
臺所美榛苑所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
私のほうからお答えさせていただきます。
3000万円のいわゆる指定管理者からの納付金ということにつきましては、下限設定をしての金額でございました。この根拠は、現在、美榛苑が減価償却をしている額を平準化させていただいたところでの設定となっております。当然、これは下限設定でございますので、指定管理者の運営によって収支のところで出てまいります黒字の部分につきましては、さらに加えての、その3000万円に加えての利益配分を受けようというように思っているところでございます。このことにつきましても、交わしていきます協定書にこういった部分も盛り込みをしていこうというように考えております。
今回の期間、2年6カ月でございますけれども、この先も指定管理者制度によって、いわゆる美榛苑の経営が継続になっていく、しかもそれが健全な経営になっていくということにおきましては、当然その3000万円の金額については、さらにアップさせていきたいというように考えておりますし、それが既に策定をしております健全化計画に盛り込みをさせていただいているという部分でございます。
ちなみに健全化計画におきましては、いわゆる一般会計からの御支援をいただく部分につきましては、先ほどございましたように、21年度から健全化計画は始まっておりますけれども、21年度、22年度については年間1億5000万円、そして23年度から28年度までは1億円、そして29年度から32年度まで、健全化計画では32年度までの期間設定になっておりますけれども、この間は8000万円というようになっております。合計いたしますと、12億2000万円ということでございます。
当然、それでは資金不足がゼロにはならないということになるわけでございまして、そのいわゆる差という部分につきましては、指定管理者からの利益の配分を受けるというような形で考えておるところでございます。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
関連質問については、美榛苑の所長にお尋ねしていいわけですか。それとも委員長にお尋ねするんですか、どうさせてもらったらいいんでしょうか。
議長(中山 一夫君)
委員長が美榛苑の所長に答弁をお願いすると、このようなことでございますので、今は美榛苑の所長に答弁をしていただいたと、こういうような次第でございます。
5番(上田 徳君)
先ほど御答弁をいただきました減価償却に基づく算定の部分ということで、3000万円ということでございました。
しかし、考え及ばない部分があるわけですけれども、もう少し実際問題として美榛苑としての人件費が今後、宇陀市に返ってくるわけでございます。これは多分、今度の9月の議会で補正をされると思います。補正をされて、そして宇陀市で今度は人件費の予算措置をとられるということでございます。そのときの美榛苑からの繰入金というのか、そういった当然ないわけでございますけれども、この人件費の部分、今までは、いろいろなランニングコストの中で生じておりました赤字負債の一借りの部分で処理をされてきたわけなんですけれども、今後その部分については美榛苑の中でできないので、人件費が今後宇陀市に戻ってくる。そのときの処理のあり方についての協議はどうであったか、もう一つお尋ねしたいと思います。
議長(中山 一夫君)
7番、峠谷安寛美榛苑経営特別委員会委員長。
7番(峠谷 安寛君)
美榛苑所長に答えていただきますので、ひとつよろしくお願いします。
議長(中山 一夫君)
臺所美榛苑所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
美榛苑の職員が市のほうに戻っていくことによりまして生じます、いわゆる人件費の影響額というものにつきましては、年間で今現時点で1億2000万円でございます。ちなみに今回の健全化計画の期間、平成32年までの間ですけれども、この間の人件費ということで推計するならば、当然、現在の美榛苑の職員にも退職者が出てまいりますので、そういったことも材料として計算してまいりますと、人件費で10億余しの額というようになります。これは、年間1億2000万円から8000万円というような部分でございます。
当然これが一般会計のほうに入れかわるというそういうことになるわけでございますけれども、仮に直接の運営を継続するということになりますと、今、議員がおっしゃられましたように、年間単年度で営業の収支のところで五、六千万円の経常赤字というような状況にございます。この部分が続くということがございますので、そういったことを差し引きしますと、いわゆる指定管理と直接運営の比較ということで申し上げますならば、単純に比較しますと直営のほうが2億円ほど少なくて済むというように計算ではなるわけでございますけれども、残念ながら、直接での運営ということについては健全化法の規定により、もはやできないということになっているということがございます。
当然、美榛苑の職員が一般会計のほうにかわっていくことで出てまいります、先ほど申し上げましたところの差し引きして2億円というような負担になるやないかというところにつきましては、私たち美榛苑の職員が市のほうに戻っていった中で、今まで以上に市民サービスの向上に努力していかなければならないと考えているところでございます。
議長(中山 一夫君)
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
指定管理をすることについては、さきの議会の中で、その施設の一つとして美榛苑を加えるというそういった条例の改正については、私たちはいろんな経緯のある中で条例改正がされていると思います。今回、今、美榛苑特別委員長のほうから具体的な協議がなかったようでございますので、改めてお尋ねしましてわかったことでございますけれども、直営でするよりも指定管理にするほうがトータル経費として2億円、宇陀市として支出加担になるということでございます。指定管理は宇陀市の財政を救うためにあるんじゃないんですか。指定管理をすることによって、さらに負債を大きくするということは、これは指定管理が誤っておるのではないかなというように思いますけれども、そういった件と、もう1点、仮に、大まけして、仮に指定管理をなされたときに、施設が大変古うございます。したがいまして、2年ぐらい前でしたか、私ちょっと記憶には場所と施設名は忘れましたけれども、プールを指定管理をさせておって、そして水の浄化装置の浄水路に至るところの入り口のふたがとれておって、そこに本当に不運と言うほかはないわけですけれども、児童が吸い込まれて、そしてたしか亡くなられたのではないかと思います。
美榛苑とて、決して新しく、そして万全な施設ではないと思いますし、またこういった保養施設ということで、高齢者の方もたくさん来られるわけでございます。そういった意味で、指定管理におけるところのこういった事故に対する市と、それから指定管理者側との過失割合ですか。先ほどの部分については、例えば上からモルタルがはがれて落ちて頭を打ったというようなことになれば、多分100%宇陀市であるのかな、そうではないよと、やはり日常点検、日常監視というものがありますから、指定管理者側にも幾分かの点検過失がございますというような話になるのかわかりませんけれども、そういった意味。
特に、前段にお聞きしました人件費を総合的に点検しましたら、指定管理することによって、さらなる2億円の支出が増加するということは、これは到底、まさに何やらの上塗りではないですけれども、盗人に追銭ではないけれども、本当に施設そのものの指定管理を真剣に考えるべきではないかなと。直営はだめであるのであれば、直営でだめという格好の中でさらなる再建をしなければ、これ、2億円ですよ。人のお金やと思ってやってますけれども、これ、2億円のお金が指定管理をするだけで必要経費として宇陀市にかかってくるというこの事実をしっかりとひとつわきまえていただきたいと思いますので、ひとつもう1点のほうの件につきまして、委員会のほうで協議がされておりましたら回答をいただきたいし、なければ、美榛苑の所長のほうから回答をいただきたいと思います。
議長(中山 一夫君)
7番、峠谷安寛美榛苑経営特別委員会委員長。
7番(峠谷 安寛君)
今の質問に対してですけれども、今までの管理者であります市長さんに最後のお答えをいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(中山 一夫君)
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
この指定管理に関しましては、いろいろ議論がございまして、私どもの政策検討会議中でも議論させていただいておるところでございます。
上田議員のおっしゃる議論もある一定のおっしゃるとおりでございます。ところが、1億2000万円の人件費が本庁へ返ってくるわけでございますが、15人の方が帰ってこられたときに、その方々の宇陀市政に対する労働生産性というのがゼロで見た場合は、そういうような数字になりますけれども、帰ってきた15人の方々が宇陀市の市政の中でどれだけ貢献していただけるかというような数値が抜けておりますので、それを加味していただきたいと思います。
それと、私が美榛苑の経営の中でもしきりに申し上げておるのは、このまま運営しておっても絶えず老朽化していくわけですね、今現在のままでも。耐用年数が限度のところまで来ておるわけでございます。このまま運営しておっても、やはり維持修理経費というのはかかってこようかと思います。その件に関しましては、基本的には指定管理者にお願いする。しかし、善良な管理義務違反がなかった場合は、これは行政が責任を負わなければならないかなと。施設は公設民営でございますので、そこのところをしっかり理解していただきたいと思います。
基本的には、これから運営する方がどれだけ営業経費を捻出していけるのか、しっかりその美榛苑という価値を宇陀市として高めることが、これからの指定管理者を成功させるという一つの一歩にはなるかなと私は思っておりますので、その美榛苑の経営に関する、営業に関することも含めまして、しっかり美榛苑の指定管理者を応援させていただきたいと思いますし、応援させていただきながら宇陀市から情報を発信していく、宇陀市へ訪れていただく人を一人でもふやすという政策をしっかりしていきたいと考えておりますので、御理解いただきますようにお願い申し上げたいと思います。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
峠谷委員長に申し上げます。
今後、担当課と十分協議されますことをお願いいたします。
これより採決を行います。
日程第23、議案第57号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
5番、上田徳議員。
5番(上田 徳君)
この件につきまして、反対の立場をもって討論をさせていただきたいと思います。
先ほどの委員長報告にもございましたとおり、委員会の中でかなりの部分を詰めていただいたとは思いますけれども、根幹にかかわる部分につきまして、特にこれが宇陀市にとりまして、確かに宇陀市の施設を管理運営する団体が直営から指定管理にかわるという意味合いの中で、業者さんがそれなりの成果をいただかれるということにつきましては何ら心配はしてないわけですけれども、ではどうして直営ではその同じことができないのか、できなかったのか、その点が明確でない上に、市民の大事な財源であるいろいろな税金をこれからその美榛苑の維持管理及びその周辺環境の整備を含めて拠出をしていかなければならんということにつきまして、やはりもう美榛苑としての一定の整理をすべきであると私は考えております。
したがいまして、老朽化しておる施設をそのままの状態で指定管理にゆだねるということは、いささか冒険でもあり、また収支におきましても、宇陀市の財政を逼迫することは、これこの上ない事実であろうかと思いますので、今回の指定管理を業者に任せるということについては反対をさせていただきたいと思います。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
賛成討論はございますか。
6番、山本良治議員。
6番(山本 良治君)
私は賛成の立場で討論させていただきます。
この件につきましては、我々議員としても十分な論議を重ねてきました。直営でやることが非常に困難な状況になってきた。さすれば、直営か、あるいは指定管理か、この施設そのものを販売してしまう、売ってしまうというような論議もありました。しかしながら、この目的であります施設、いわゆる当初から見たときに、保養という形の中で進めてきたから何とかこのことを存続していきたい、そんな思いの論議もありました。そんな中で選んだのは、こういう形で指定という形になった経緯がございます。
そんなところから、先ほどから論議をされておるいわゆる2億云々の問題もございます。市長の職員がここへ戻ってきたときの対応の仕方、その問題もございましたけれども、しかしながら、このまま進めていっても、あの施設をなくしてしまわん限りはどうにもならん。しかし、今現在あの施設を求めておる市民の方々の意を思うときに、こんな形ででも存続していただいて、一日も早い立ち上がりといいますか、市民に憩いの場としてのことを十分にできるように我々は応援もしていかなんという意味から、私は、内容からいうと、いろいろ思いを附帯としてつけたいわけでございますけれども、しかし、我々がその部分について十分論議を7回、8回、9回という形の中で論議をして、そしてこういう結果をしてきたというやっぱり責任もございますので、私はこれを賛成ということで論議をさせていただきます。
議長(中山 一夫君)
直ちに採決を行います。
本案に対する美榛苑経営特別委員会委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立多数と認めます。
よって、日程第23、議案第57号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、美榛苑経営特別委員会委員長の審査報告のとおり可決されました。
議長(中山 一夫君)
次に、日程第24、同意第3号、宇陀市副市長の選任同意についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
失礼します。
それでは、命によりまして議案書の朗読をいたします。
議案書をごらんください。
同意第3号、宇陀市副市長の選任同意について。
宇陀市副市長の選任同意について、宇陀市副市長に次の者を選任したいので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第162条の規定により、議会の同意を求める。
平成22年6月25日提出。宇陀市長、竹内幹郎。
住所、氏名、生年月日。
以上でございます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明を求めます。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
ただいま上程いただきました同意第3号、宇陀市副市長の選任同意について提案理由の説明を申し上げます。
宇陀市副市長の候補者として次の者を選任したいので、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
申し上げます。
住所、奈良県桜井市阿部292番地の2。氏名、前野孝久。生年月日、昭和34年10月29日。
まず最初に、副市長の人選につきましては、前副市長の任期満了以来、私の重要な懸案事項でございましたので、熟考しております間に、選考同意の案件を本日最終日に追加提案させていただくことになりましたことを御理解願いたいと思います。
前野氏は現在、奈良県総務部総務課長補佐として奉職されておられますが、経歴として、財政課、中小企業課、金融商業振興課、会計課を経験されており、財政、会計、商工等に豊富な行政経験をお持ちで、これまで培った知識と経験から宇陀市副市長にふさわしい人材であり、また県と市の太いパイプ役として活躍していただける人材でもあると確信しております。
また、任期につきましては、地方自治法第163条の規定により、4年でございます。
以上でございます。慎重審議の上、御同意いただきますようお願い申し上げます。
議長(中山 一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を受けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論を省略して直ちに採決に入りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(中山 一夫君)
起立全員と認めます。
よって、日程第24、同意第3号、宇陀市副市長の選任同意については、原案のとおり同意することに決しました。
暫時休憩いたします。
休憩中に、ただいま宇陀市副市長として選任同意されました前野孝久氏から、あいさつを受けます。
午後2時27分休憩
午後2時28分再開
議長(中山 一夫君)
再開いたします。
続いて、日程に従いまして、日程第25、閉会中の継続審査について(議会運営委員会)。日程第26、閉会中の継続審査について(総務文教常任委員会)。日程第27、閉会中の継続審査について(福祉厚生常任委員会)。日程第28、閉会中の継続審査について(産業建設常任委員会)。日程第29、閉会中の継続審査について(市立病院建設特別委員会)。日程第30、閉会中の継続審査について(行財政改革特別委員会)。日程第31、閉会中の継続審査について(美榛苑経営特別委員会)。以上7件を一括上程します。
議会運営委員長から、会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期日程等を調査事件として、また各常任委員長並びに各特別委員長からは、それぞれ所管する調査事項について、閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております7件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、以上7件について、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
これをもちまして、本定例会に付された事件はすべて終了いたしました。
議長(中山 一夫君)
以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会は、会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(中山 一夫君)
異議なしと認めます。
よって、平成22年第2回宇陀市議会定例会は、会議規則第8条の規定により、これをもちまして閉会いたします。
それでは、閉会に当たり、竹内市長にごあいさつをお願いいたします。
竹内市長。
市長(竹内 幹郎君)
宇陀市の市議会第2回定例会の閉会に当たりまして、一言お礼と御協力のごあいさつをさせていただきたいと思います。
今定例会は、6月10日から本日まで行われたわけでございます。私自身、初めての定例会でございます。非常に緊張した中で運営させていただいたところでございます。私の言葉の中には意を表現することができなかった面もございます。そしてまた、私自身の勉強不足の点があったかと思います。しかし、市民皆様方、議員皆様方の改革とまちづくりに対する思いが強いというのは実感したところでございます。今後、経常経費の10%削減、そしてまた行政改革懇話会、行政刷新会議、産業振興会議などをしっかり運営しながら、宇陀市の行政、その行く末をしっかりさせていただきたいと考えておるところでございます。
そして、平成22年度の補正予算につきましては、子供たちの小学校6年生までの医療費無料化など、できることからしていきたいということでさせていただきました。そして、特別職の報酬の30%削減もさせていただきました。しっかりできるところからさせていただきたいというように考えているところでございます。
そして、先ほど議論のございました美榛苑事業の指定管理者でございます。これを美榛苑事業を宝とするか、それとも負債とするかは、これからの運営にかかってこようかと思います。今までは皆様方の御議論、たくさんあったかと思いますが、これからしっかり運営に対して関与しながら成功するような形で、宇陀市の貴重な資産となるように頑張ってまいりたいなと考えるところでございます。
それと、市立病院でございます。市立病院も安全祈願祭が先月行われましたわけでございますが、建設もさることながら、この運営に関しては、いろいろこれから努力しなければいけない、また市民皆様方、議員皆様方の御協力が不可欠でございますので、よろしく御指導いただきますようお願い申し上げたいと思います。
そして、今回提案させていただきました副市長の同意でございます。副市長もしっかり活動させていただきながら、県とのパイプをしっかりさせていただきながら、この宇陀市のために働いていただきたい、仕事をしていただきたい、そんな思いであるわけでございます。よろしくお願い申し上げたいと思います。
それと、宇陀市が誕生したときの協議事項でございます地域自治区の問題がございます。これは喫緊の問題でありますし、将来にわたる大きな問題でもあろうかと存じます。賛成、反対、いろんな問題があろうかと思いますが、私自身、ある一定のところで判断させていただきながら、宇陀市の市民のために、宇陀市の将来のために判断をさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げたいと思います。
これからしばらく休会になるわけでございますが、議員皆様方のこの宇陀市政に対する思いをしっかり受けとめながら、地域に戻られまして地域のまちづくり、また地域の意見というものを提案いただきますようお願い申し上げまして、終わりに当たってのごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
議長(中山 一夫君)
閉会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。
今期定例会は6月10日に招集され、本日までの16日間にわたり、過密な日程の中にもかかわらず、提案されました平成22年度一般会計補正予算案を初め、条例の一部改正・制定、人事案件等、数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心に御審議賜り、適切、妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め理事者の皆様には、審議の間、常に真摯な態度で御協力いただきましたことに対し、深く敬意を表しますとともに、本会議並びに委員会において議員各位から出されました意見、要望等については今後、十分御配慮の上、執行されることをお願いいたすところでございます。
特に平成22年度各会計予算におきましては、骨格予算の当初予算に新市長としての施策を盛り込んだ本格予算化されたものであります。緊縮予算の中で効果的で効率的な経費を配分され、執行されるようお願いいたします。
終わりに、議員並びに理事者各位には、くれぐれも健康に留意されまして、今後ますます御活躍されますことを御祈念申し上げまして、平成22年第2回宇陀市議会定例会を閉会いたします。
大変御苦労さまでした。