本文
日程 |
内容 |
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山本 良治 |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
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1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷安寛 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
18番 |
泉岡正昭 |
21番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
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市長職務代理者副市長 |
森田 博 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
総務部長 |
樋口 保行 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
財務部参事 |
辻本 文昭 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
上田 順啓 |
農林商工部長 |
廣長 俊夫 |
都市整備部長 |
太田 政幸 |
土木部長 |
西田 茂 |
教育委員会事務局長 |
穴田 宗宏 |
教育委員会事務局参事 |
吉村 泰和 |
水道局長 |
藤本 隆志 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内 均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
会計管理者心得 |
尾崎 康二 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
大西 茂 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
議長(小林 一三君)
皆さん、おはようございます。昨日から弥生月、3月に入りました。
議員の皆様には、なにかとご多忙の中、ご参集いただきましてありがとうございます。
ただいまの出席議員は、16名であります。19番、大西進議員の欠席届、並びに4番、峠谷安寛議員の遅刻届を受理しております。
定足数に達しております。ただ今から、平成22年第1回宇陀市議会定例会を再開いたします。
議長(小林 一三君)
これより、日程に入ります。本日の議事日程は、お手元に配布のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(小林 一三君)
日程第1、一般質問を行います。第2日目に引き続き、残り1名の方の一般質問を行います。一般質問の取扱いは、ご承知のとおりでありますので、説明は省略します。
それでは、順次質問を許可いたします。
それでは、今期定例会における一般質問の最後となります、3番、山本良治議員の、質問番号5番。学校環境問題について、通学路の安全確保について、の質問をお受けいたします。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
議席番号3番、山本良治でございます。発言のお許しをいただきましたので、既に通告いたしております、学校環境問題について、通学路の安全確保についての2問を質問させていただきます。
まず1点目の質問であります、学校環境についてお伺いをいたしたいと思います。
21世紀は、スクールタウンの時代と言われることから、県教育委員会は、昨年、小学校の運動場の芝生化に取り組むため、推進モデル校の申し込み募集をしたようでありますが、当時の新聞報道によりますと、芝生化をためらう学校、県教委事業申し込み不振という報道がされました。県教委は、当初15校分の初期費用を予算化したようでありますが、手をあげたのは9校に止まったということであります。この件につきましては、すでに周知のとおりであります。この9校の内の1校が宇陀市立室生東小学校であります。芝生化は、子どもたちの体力向上や人間性豊かな人格の形成、さらには、地域コミュニティの活性化に寄与する場の提供を目的にされたものと理解しておるところでございます。
そこで、お尋ねいたしますが、校庭の芝生は先に言いましたように、観賞用ではなく、大きな目的をもって作られたと思います。現場で教鞭をとっています先生方にあっては、運動場で教育活動をしたり、子どもたちの遊びの変化、状況を見たりしながら、そのことを実感して教育効果をはかり、考察して、その結果を現場として市教育委員会に報告されていることだろうと思っております。
もちろん、日にちも、施工してから浅いが故に、大きな結果は出ていないと思いますけれども、芝生化されたことにより、児童の体力向上や、児童の心理面に与える効果について、どのように分析されているのか、また、今回、施工にあたっては、子どもたち、保護者、地域の住民の協力、さらには、現場の先生方と共同作業の結果、すばらしい教材となったと思われますが、市教委として、校庭の芝生化についてどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。
2つ目の質問でありますが、通学路の安全確保についてであります。
各学校では、学童保育の子どもたちが、安全に通園、通学するために、安全な通学道路として指定しているものと思います。しかし、その安全であるべき道路が、実態として確保されていないということが、学年集会やPTA総会で出される。これを、学校要望として市教委へあげていく。このことは、間違いのないルールであると思います。
私も、この話を受けて、関係する自治会長さまをはじめ、小学校長の連名で要望をしてきましたが、そのあつかい、並びにその結果が見えてこないし、改善されてもこないのであります。そんな中にあって聞かれる言葉として、人身事故があれば改善されるのが早いという言葉が飛び交います。行政ってそんなところだ、という声も聞こえてきます。
そこでお尋ねいたしますが、安全確保のための要望が出た場合、担当行政としてはどのように検証し、関係機関に働きかけ、実施されるのか。このことについて、それぞれ長の見解をいただきたいと思います。
最初の、壇上からの質問を終わっていきます。よろしくお願いします。
議長(小林 一三君)
吉村教育委員会事務局参事。
教育委員会事務局参事(吉村 泰和君)
1点目の学校環境問題につきまして担当いたしましたので、私から回答させていただきます。
子どもたちの体力の向上や豊かな人間形成を目指すとともに、芝生を活用した多様な地域連携の施策を実施し、新しいコミュニティを創造することを目的とされた芝生化事業につきましては、室生東小学校が県の指定を受けましたことにつきましては、議員の申されたとおりであります。
この事業は、室生東小学校のPTA会長であります堀井さんを会長とする、室生東小学校芝生化推進協議会が事業主体となり、PTAはもとより、地域の方々、児童、教職員の皆さんの協力により、運動場3320平方メートルを全面芝生化していただいたもので、奈良県より306万7000円の補助金を受けております。
そこでご質問の、児童の体力の向上や心理面に与える効果でありますが、まず、子どもたちにとっては、芝生による感触や転ぶことへの恐怖感の軽減により、体育の授業への取り組みが積極的になったこと、休憩時間にも校庭に出て遊ぶ児童が多くなり、遊び方にも変化が現れてきたこと、特に、夏芝は滑りにくいので、鬼ごっこやサッカー等の遊び、または競技をする児童が増えたこと。9月の残暑の時期には、芝生効果から涼しさが体感されたこと。秋頃の朝には、露が芝生の表面を覆っており濡れていて乾きづらいということもありましたが、冬には凍てつくこともなく、校庭で遊べることができる。他にもいろいろありますが、概ねこれらが学校の報告なり、担当として感じた部分でありまして、また、議員の申された室生東小学校のホームページでも紹介されておりまして、見えて現れた変化であります。
なお、この効果があったものでありますが、体力が数値的にどれほど向上しているのか、また、確実に子どもたちの情緒に良い影響を与えるとは考えておりますが、芝生環境における子どもたちの遊びや、子どもどうし、地域との交流の中から培われると思われる、内面的な人間形成の効果につきましては、もう少し時間をいただきまして検証してまいりたいと考えております。
次に2点目の、通学路の安全確保についてであります。通学路の安全対策につきましては、極めて重要な問題でありまして、歩道の整備、ガードレールや信号機の設置等、安全対策の強化が必要なことは十分承知をしております。
通学、通園路の安全対策につきましては、教育委員会としましても検討し、要望を行っておりますが、日々、利用されております児童や保護者の方々の感じておられる危険箇所につきまして、各学校をつうじ、毎年、教育委員会に提出していただいております。その中で、教育委員会として対応可能なものは事務局内部で実施しておりますが、そのようなケースは少なく、道路整備に関するものや交通安全施設、交通規制に関するものにつきましては、教育委員会が各学校分を取りまとめまして、市総務課に送付し、対応いただいているところであります。
総務課では、交通安全施設の所管分については、状況を確認のうえ対応方法を検討されるとともに、国、県道の改修等につきましては宇陀土木事務所へ、信号機や横断歩道の設置等につきましては宇陀警察署に、市道の改修等につきましては市の建設課や担当課宛に、それぞれ分類をし、要望書を送るとともに協議をいただいております。
奈良県が所管されますものにつきましては、要望書を提出するとともに、口頭で協議なりお願いなりをいたしますが、各要望に対しての解答書というような文書回答は得られませんので、要望いたしました、との表現で回答をいただいております。
その他の、市の内部に所管するものにつきましては、それぞれ可能なもの、困難なもの、期間をようするもの等の回答をいただいておりまして、これらの回答を受けまして、教育委員会としては、各学校に要望に関する回答書として送付しておりますが、議員ご指摘の状況ですと、教育委員会から各学校への回答以降の進捗状況がわからないことや、目に見えて進んでないことが、そのような意見になっていると思われますので、時間をいただきまして再点検したいと考えます。
また、通学路におきます事故についてでありますが、通学路のみならず、学校で起こったケガや事故につきましては、当然、学校の方から報告がまいります。教育委員会といたしましては、報告内容により対応が異なってまいりますが、当然、子どもたちのケガの状態や治療への対応に問題がないかに注意し、確認することが一番でありまして、その後、ケガをしたときの状況を確認いたし、問題点の調査を行うこととなります。問題点が明らかになった時点で、改善すべき点につきましては、直接できるものと改善要望を行うものに分類し、学校と連携し、進めることとしております。
なお、通学路の事故責任についてでありますが、道路の整備、信号機の設置、安全対策上の必要な看板等の設置につきましては、行政の責任において整備しなければなりません。それ以外で、児童、生徒が安全に通える通学環境の確保には、学校における安全教育の充実も必要であるとともに、行政、学校、PTA、市民等が協働で取り組むことが極めて重要なものと考えておりまして、行政も含め地域全体の責任であると考えます。以上でございます。
議長(小林 一三君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
ありがとうございます。流暢なおしゃべりで、良くわかったような、わからんような思いをする弁もありますけれど、とりわけ、質問に対して丁寧に答えたいただきましたことをお礼申し上げます。
私は、校庭の芝生化することの効果というのは三つほどあるのではないかなと思います。先ほど説明を受けたこともそうではありますが、まずその一つとして、校庭の芝生化による直接的な効果と言いますのは、子どもたちの運動能力や基礎能力の向上、あるいは情操とか環境教育の場として活用される、そういった他に、先ほども冬場の等々がない、といったこともありますけれども、いわゆる、土の場合は砂塵が非常に飛ぶわけですね。そういう飛散防止や気温上昇の抑止、ぬかるみや土壌流出の抑制、転倒などに伴う外傷の緩和、そんなものがあろうかと思います。また二つ目として、校庭の緑化がもつ意義は、緑がもつ安らぎの効果、そして植物を大事にすることによる環境教育、地域住民の交流の場としての利用やスポーツ活動の充実であろうかと思います。またその三つ目として、教育上の効果、いわゆる、屋外活動の充実でありますが、近年の子どもたちは、キレやすい、というようなことがよく言われますが、情操教育が必要とされているところが、そのあたりにあるのではないかな。そんなことから、緑豊かな環境を与えて、豊かな心を形成する場をつくってあげることが大変大事ではないかな。緑の中で生活をしておって、そんなことよくわからないわけですけれども、子どもたちが外で遊ばなくなり、体力も昔から比べて低下している、そんなことがよく言われます。せめて学校でいる時間は、外で思い切って遊べるような環境をつくってあげることが私たちの使命であると思います。
加えて、緑化を維持するために、地域の方々は言うに及ばず保護者、教師、子ども共々による共同作業から生じる自然との共生の精神が生まれてくるのではないかと思うのであります。
私は、この質問を取り上げるために、緑いっぱいでの東小学校の児童たちが校庭で遊んでいる、そんな姿、その緑の中で寝ころんで本を読む子どもたちもおりました。遊びは様々でございます。冬であるのに外で、芝生の上で相撲を取っている姿も見られます。私たちが昔、学んできたのは、ああいう土のある遊びという概念は、そういうことで変えていかなければならないのではないかな、そんなことを思っていますと、昔の童話などに出てくるような、そんな世界の中におるような気もして見ていたところでございます。またそのことを、建設から今日までの間の校庭芝生化の推進と、その教育効果に関する考察と題してドキュメント化されたホームページも拝見してきました。
いずれにしても、このようなすばらしい校庭で、素足で自然を感じることのできる施設を、宇陀市の保育所とか幼稚園、さらには小学校に設置してはというように思います。
そこで、今後、教育委員会としてどのように考えておられるのか、後ほど、教育長の所見をお聞きしていきたいなと思います。
また、安全通学路の確保については、警察等をとおして要望しても、その要望が、いろいろと設置条件があるようでありまして、私も直接警察の先生方にも会っても来ましたが、私が今さら言うまでもなく、生命の安全確保は何より大事でありますけれども、しかしながら、関係機関によれば、先ほどの話しにもございましたように、いろいろな条件があって、経費の問題、事故度の問題もあります。その現場における実績だとおもいます。私は、事故度とか実績とはどういうことか。私たち行政に係わるものは人命第一であると、しっかりと抑えなければならないのではないか。なるほど銭金ということはよく言われますけれども、少し、子どもたちの人権というものを少し軽くみているのではないかな。そこで、よく聞かれるのは、事故があってはじめてできるなら、親として見ていられないから飛び込もうか、という声も聞かれます。私は、警察の先生にもそんな話しをしたことがございます。事故度というのならそういうことになるなというような思いもします。
この件について、行政としてどのような対応策をもって解決しようとしているのか、お伺いいたします。
議長(小林 一三君)
吉村教育委員会事務局参事。
教育委員会事務局参事(吉村 泰和君)
芝生化の目的と期待する効果につきましては、ただいま山本議員の申されたとおりであります。
私も、室生東小学校の芝生化の担当でもありましたし関心もありましたので、時折、参加をいたしまして、ポット苗の育成、校庭への移植、成長過程等も見てまいりました。また、見事に芝生化された校庭での秋の運動会に参加をさせておいただきまして、玉入れではありますが、裸足で協議をしてまいりました。大変、気持ちのよいものでありましたし、裸足で競技する多くの子どもたちをみまして、いきいきしているなと感じられました。ですから、個人的には、このような事業が広がっていければなというように感じております。
確かに、PTAの方々や地域の方々、児童、教職員の方々など、多くの方々の継続した協力なしにはできない事業でありますし、今後の芝生の育成状況や継続的な維持経費もまだ不確定な部分もあります。県下の事業後の状況等も調査をいたしまして、対応いただけるようでありましたら奈良県にも要望するとともに、教育委員会としても支援してまいりたいと考えております。
次に、通学路の問題であります。確かに、なかなか事故がなければ前にすすまないという意見もあろうかと思いますが、私どもとしましては、優先順位等も建設課でありましたり総務課でありましたり、協議をいたしまして、その都度、できる範囲内で進めているところであります。ただ、皆さん方が見られる一番大事な点でありますところと、若干、私どもが感じる部分が違うところもあってこのような誤解が出ているのかなと考えております。
現在、このような意見をいただきまして、総務課や建設課と協議をいたしました結果として、例えば、PTAの方々、学校の先生方、また、土木事務所や警察へ要望すると同時に立ち会いをするという方向で、一度検討できないかということも、話しをしているところであります。
今回の質問をもとにいたしまして、順次、対応をはかっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
議長(小林 一三君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
交通安全の問題ですが、そのとおりであるわけですが、現実として、我々から見て不合理な部分もございますし、どちらが先か。まず、そのことから考えますと、実は、吉野室生寺針線という路線で、右側に歩道がある。しかし、子どもたちは左側を通ってくる。簡単に言えば、その右側へ渡らないことには、学校が指定してある歩道に乗りきらないわけですね。その間には、2車線の道路になってみたり1車線のであってみたりと、そこに渡らなければ通られない、そんな部分があるわけです。その2路線について、吉野室生寺針線ですが2路線について、かたや大野の小学校児童がとおる場所、かたや室生区室生の児童がとおる、横断していく。特に、室生の部分については観光客が多く往来します。バスも往来します。その部分は、いずれも片側だけの歩道であるわけですね。だから、そこへ渡らなければ乗ったり降りたりできないというような部分でございますので、それについては、先ほども言いましたように、大野地域、あるいは室生地域のかかわる自治会長さんの要望書も提出しましたし、あるいは、小学校、中学校の校長先生の連名でも出させてもらいました。それまでに至るまでには、PTAで毎年ほど論議が出てくるようでして、その都度、要望として教育委員会の方へも出しているし、市の方へも出していただいている。一方、市の歩道については、ガードレールを付けていただいているわけですけれども、県道については、いろいろな状況が、特にあるようでして、そんなあたりも、現場を見ていただいて、そして、その関係者と現場で打ち合わせするというような、あるいは、その現場で打ち合わせするには保護者の方々も、そして、PTAの代表の方々、学校の方々というようにして、通学路として指定した以上は、そこまで行って、何でそれができないのか、遅れているのかという論議も必要ではないか。受けましたよ、言いましたよと、ボールの投げ合いでは人命の大事さはわかってこないといいますか、安全確保はできないと思います。
それから、先ほども言いましたように、芝生化については9校といいましたけれど、広いところですと、8000平方メートルぐらいのところも3箇所、大きな面積を有した校庭でもそれに対応てします。今回の9箇所で、一番小さかったのが室生東小学校が3320平方メートルでございまして、あと、4000、5000というような倍近くのところもございまして、決してこれが不可能ではないと思いますし、そんなことを踏まえながら県の保健体育課の係長とも話しをしました。そうしたら、昨年15校募集して、9校が完成したということで、あとどうなるのかという話しをしていたら、実績として9校だったので予算は削られましたと。今後は養護学校の方で実施をしていきたいということでした。そうしたら、次に予算化はだめですかと聞いたら、日本スポーツ振興センターですか、そんなところでも対応できますよといった指導もうけました。ロト送りというのですか、そういうような事業であるようでございますので、そんなことも考えながら、今後、取り組む姿勢があるのか、ないのか、まず1点聞きます。
それから、質問書の中では、教育長の答弁としておりますが、道路問題につきましては建設課もかかわるだろうと思います。教育委員会の方は、市の土木部へ要望を出していますということでおそらく流れていくだろう。お互いがボールさえ投げていればそれでいいとなるかと思いますけれども、要は、県道の場合は県へどのような働きかけをして、その要望に答えるべきことをしているのか。県道の場合は公安委員会をとおさなければならない部分があるようでございまして、非常に難しい問題があるようでございます。そんな中で、生まれてくるのが、先ほどから言っているように実績だという話しがでてくるわけですね。実績とは何かとなれば、事故などになる。そうすれば、事故を起こしたらいいのなということになれば、故意にスタントマンを雇って、そこへ飛び込まなければいけないのかなと、そんな思いをするわけです。そんな思いをもって我々に言ってくるのです。それは、実際、そうであろうと思います。
だから、行政として、そのあたりをどこまで知り得て、どこまで要望していくかということが肝心であろうかと。お互いが予算をもった中で、非常に難しいと思うけれども、一般市民であってみたり、学校当局者であってみたり、保護者であってみたり、PTAの代表であってみたりすることが、そのあたりが見えてこない。要望したが行政からなにもないというようなことでございますので、そのあたり、指名はしておりませんけれども、わかれば、流れについてご回答願いたい。先ほどからのあれは、今後、どのように、後の小学校、幼稚園等々にも広げていこうと思うのか、いやいや、これで、試行で終わりですというのか、そのあたりを、また教育長の方からお話しいただきたいなと思います。
議長(小林 一三君)
まず、樋口総務部長。
総務部長(樋口 保行君)
失礼いたします。通学路の安全対策につきましての、警察や宇陀土木事務所への要望につきましては、総務部の担当する内容となりますので、私の方からお答えをさせていただきたいと思います。
先ほどの教育委員会からの回答にもありましたように、毎年、各PTAから提出されております通園、通学時の危険箇所につきましての要望事項、また自治会などから提出されている同様の要望事項につきましては、横断歩道や信号機の設置などの公安委員会にかかるものにつきましては宇陀警察署へ、そして、国道、及び県道管理にかかりますものにつきましては、宇陀土木事務所に要望しているところでございます。
この内、横断歩道や信号機の設置につきましては、市役所の判断でこれらを設置することはできないわけでございます。警察に要望するなどして、公安委員会の許可と地区の総意が必要ということになってまいります。
また、議員が申されたとおり、これらの設置につきましては、県下に要望箇所が多数あることに加え、設置数が限られていることや、議員、先ほどからもおっしゃっておられましたように、交通量や周辺の環境、そして、交通事故の発生状況などを総合的に検討し、緊急性の高い箇所から、順次設置するなどの様々な条件がございまして、要望しても、必ずしも設置されるということにはならない状況でもございます。また、国道や県道における危険箇所の要望につきましても、県下の要望箇所との整合や緊急性の判断と道路状況、周辺の環境や予算の配分等も含め、奈良県が総合的に判断されることから、要望しても必ずしも改善されることにはならない状況でございます。
しかし、各PTAや自治会からこうしたご要望は、その地域の状況をよく把握されていることから、次代を担う子どもの安全を確保したいという切実なご要望でございます。これに対し、我々市といたしましても、ただそのご要望を聞いて、それを警察に伝えているということだけでなく、市民の方が、安全かつ快適に生活できる環境づくりという観点から、例えば、警察や土木事務所と一緒にその現状を確認し、これらの改善にむけて、また、これにかわる何らかの対応策を早急に考えていきたいと考えているところでございます。
先ほども議員がおっしゃいましたように、具体的な場所の内容でございますけれども、室生区の室生寺前バス停付近の横断歩道設置のご要望につきましては、平成22年早々に設置されるということを聞いているところでございます。
またもう一つは、ひむろ台側レーンの横断が危険ということで、横断歩道の設置もご要望されているわけでありますけれども、これも県道である交差点の幅員について問題があるということで、横断歩道の設置が困難ということで聞いているところでございます。この件につきましても、私どもも現場へ行って確認をしておりますので、横断歩道の設置条件の基準になるよう県の方に働きかけながら、条件が整った段階で再度、警察に要望していきたいと思っております。
議員のご質問の主旨も十分踏まえまして、今後とも関係機関と緊密に連携を図りながら、横断歩道や信号機などの交通安全施設の整備や危険箇所の改善を進めることができますように、子どもをはじめ高齢者の視点に立って、安全で快適な道路交通環境づくりを推進してまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。
議長(小林 一三君)
喜多教育長。
教育長(喜多 俊幸君)
校庭の芝生化につきましては、本年度の県教育委員会の事業といたしまして、そのモデル事業として推奨されたところです。本市におきましても、本年度のはじめに県教育委員会からこの事業の概要について説明があり、要請があったところです。
全小学校、中学校に打診をしたところですが、結果的には、先ほどからご説明がありました室生東小学校に導入をしたところです。
この効果につきましては、教育環境の改善、あるいは環境整備の効果、または子どもたちの遊びの多様化、あるいは体力の向上、もう一つは地域の教育力の向上、地域開放というような教育効果があるものとしておりますが、細かなことにつきましては現在、学校でまとめているところですので、その報告を受けながら分析をしてまいりたいと思っております。ただ、課題になりますのが、芝生の管理が課題になりまして、室生東小学校では推進委員会を立ち上げていただきまして、そして、植えることや管理することなど、地域の皆さん方のご協力もいただきまがら進めているところです。そういうところで、やはり管理が問題になりますのと、市教委といたしましては、施肥や芝刈り、芝刈り機の保管、あるいは水やりの問題が出てきますので、これにつきましては、十分学校とも協議をしながらそれなりの支援をしてまいりたいと考えております。
来年度はどのようにするのかということですが、私も県教委へまいりまして教育長ともこの状況について話しをしましたが、この事業につきましては、本年度限りとします。広く協力を求めたのですが、小中学校、地域教育委員会をつうじてニーズが低かった。今後は、県立学校、及び特別支援学校等、また、私学と調整をしながらこの事業を進めていきたい。という方向をお聞きしました。
それでは、私の方が要請してもだめですか、ということも話しをしたのですが、先ほど、議員もありましたように、ロトの援助を求めるなどを模索していきたい。その時には相談にのります。ということですので、また、各現場へ、あるいは地域の皆さん方にお諮りをしながら推進できるところは推進してまいりたいと思っております。
通学路につきましては、子どもたちが安全に遊び、学ぶということは筆数条件でございます。特に、通学路等につきましては、子どもの親たち、あるいは行政の保護が行き届かないところで、一番問題になるところです。通学路の安全、あるいは不審者対策、またスクールバスの安全運行等につきましては細心の注意をはらってまいりたいと思っております。特に、先ほどからご指摘がありましたようなことにつきましては、早速、現場へまいりまして、現場もみながら、関係部署と連絡をとらせていただいたところです。
私は常に、交通弱者の視点を大事にしながら対応していかなければならないと思っております。今後とも、市教育委員会といたしましても、地域の皆様方のご協力をいただきながら、行政機関、あるいは部署との連携を保ちながら、通学の安全、安心、安定を保ってまいりたいと思っておりますので、また、ご指導をよろしくお願いいたします。
議長(小林 一三君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
ありがとうございます。総務部長から回答をいただきました。そのように、人命の大切さということから入らないことには、経費や実績だといっていたら、人間とはなんぞや、生命とはなにか、ということに、一言ものを言いたくなります。したがって、いろいろ条件はあろうかと、私も先ほどからご説明を聞いたように、警察の先生方や県会の人たちにも聞きました。実際、そういうことではありますけれど、そうしたら、事故が起きたら早く進まれるのかなというような思いしか、どうしても取れないわけでございまして、行政の方々におきましては、人命の大切さということを、過去からも多く学んできましたので、一つよろしくお願い申し上げたいなと思います。
それから、教育長からお話しがございました。私も、そのように理解しておりますし、そのようでなければなりませんが、ただ、管理ということをおっしゃっていますが、この管理の中に3者が協働してすることの意義、いわゆる子どもたち、PTA、地域の人たち、もっといえば教師の人たち、いま、室生東小学校の先生たちは大変この件については、進んでいろんなことをやっていただきながら、すばらしい芝生に仕上げていただきました。大変ありがたいなと思っているわけですけれども、これから、あと残った小学校や保育所の姿をみると、ぜひ、これは進めていただきたいな。そのためには諸条件をクリアしなければならないことがたくさんあろうかと思いますが、保護者の皆さん方の協力をいただきながら、ことあるごとに室生東小学校の姿を見ていただいて、そして、今後も、1校でもできるように、そして裸足で運動ができるような、自然を感覚できるような施設をお願い申し上げ、私の質問を終わっていきます。ありがとうございました。
議長(小林 一三君)
山本良治議員の質問が終わりました。これをもちまして、一般質問を終了いたします。
暫時休憩をいたします。
午前10時41分休憩
午前10時48分再開
議長(小林 一三君)
次に、日程第2、諸報告を行います。はじめに、去る2月23日に開催されました、第4回奈良県市議会議長会の報告を議会事務局長にさせます。
議会事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
失礼いたします。命によりまして、第4回奈良県市議会議長会の出席報告をさせていただきます。
去る、平成22年2月23日、火曜日、午前11時から、橿原市の橿原ロイヤルホテルにおきまして、第4回奈良県市議会議長会が開催され、本市から小林議長、多田副議長と私、山本の3名が出席をいたしましたので、その報告をいたします。
まず、生駒市の中谷会長から開会の挨拶と、先に就任されました五條市の正副議長、並びに本市の小林議長の紹介があり、会議に入りました。
会議では諸報告として、去る平成21年11月24日から平成22年2月22日までの市議会議長会の事務報告、並びに会議出席報告がされ、審議の結果、報告どおり了承されました。
次に協議事項として、平成22年度奈良県市議会議長会事業計画案についてが議題となりました。事業計画案については、年4回の議長会と事務局長会の会議開催、議長会県外都市視察研修、事務局職員夏期研修会、並びに事務局職員県外視察研修が提案され、審議の結果、提案どおり了承されました。
次に、平成22年度奈良県市議会議長会会計予算案についてが議題となりました。会計予算案では、これら事業に要する歳入歳出予算の総額を849万3000円と定めることが提案され、審議の結果、提案どおり了承されました。
次に、平成22年度役員割り当て案についてが議題となり、平成22年度の全国市議会議長会、近畿市議会議長会、奈良県市議会議長会の役員割り当てがあり、宇陀市は、近畿市議会議長会理事、及び全国市議会議長会評議員に割り当てられました。
終わりに、その他として、任期満了に伴う奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について事務局より説明があり、連合議会議員の割り当てについては、会長一任となりました。
なお、次期奈良県市議会議長会会長には香芝市議会議長が、副会長には葛城市議会議長がそれぞれ割り当てられました。
以上、提出された議事についてはすべて審議し、会議終了後に情報交換、意見交換を行い、午後1時15分に散会いたしました。
以上で報告を終わらせていただきます。
議長(小林 一三君)
続いて、去る3月1日に宇陀広域消防組合議会、並びに桜井宇陀広域連合議会がそれぞれ開催されておりますので、各議会の出席議員の代表から報告を受けます。
先に、宇陀広域消防組合議会の報告をお受けいたします。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
おはようございます。6番、大澤正昭でございます。
ただ今、議長の許可をいただきましたので、平成22年第1回宇陀広域消防組合議会定例会の報告をさせていただきます。
この議会は、昨日、3月1日、午前10時より、宇陀広域消防本部庁舎2階、研修室において開会され、宇陀市からは、組合議員として小林議長、泉岡議員、山本新悟議員、坂本議員、中山議員、井戸本議員、そして私、大澤の8名が出席いたしました。
冒頭に、組合議会の副議長である、曽爾村の萩原議長より、宇陀市の議長であり、また、宇陀広域消防組合の議長でもある玉岡議員の辞職に伴い、組合議会の議長が不在であることから、地方自治法第106条第1項の規定にもとづき、副議長が議長を代行する旨の報告があり、そのあと、今回から組合議員になられました小林議長の自己紹介に続き、議事に入りました。
議会は、過半数の議員の出席により成立し、鈴木副管理者のあいさつののち、日程にもとづき、議長選挙を議題といたしましたが、諸般の事情に鑑み、今回は副議長が議事終了まで代行するよう提案がなされ、承認されましたことから、引き続き副議長が議事を進行することとなりました。
議案につきましては、3件の提案がありました。
1つ目の、平成21年度、宇陀広域消防組合一般会計補正予算、第3号については、歳入歳出それぞれ、14万4000円を増額し、総額を11億6099万2000円とする補正予算で、その内訳は、歳入のうち諸収入といたしまして、全国消防協会の住宅警報器設置調査に係る負担金として10万円、及び全国危険物協会よりの助成金4万4000円、並びに保険取り扱い手数料1万2000円の増額と、預金利子の1万2000円の減額とし、歳出につきましては、総務費における物件費の精算による増額分14万4000円であります。
2つ目の、平成22年度、宇陀広域消防組合一般会計予算については、歳入歳出総額10億9973万8000円で、前年度に比較して1549万3000円の減額となっており、そのうち、市村分担金は、昨年度に比較して6390万円を減額した10億3472万8000円で、宇陀市の負担金は8億7976万6000円となっております。
主な事業といたしましては、消防ポンプ自動車の更新事業で3000万円が計上されており、その内10分の5.5の1650万円については、100%交付税還元される施設整備事業債を財源とするとのことであります。
本件の議題につきましては、坂本議員より、ポンプ車の購入事業について質疑があり、事務局より、平成18年の組織再編時に分署の体制による活動を考え、少人数で有効活動可能な車両への更新を計画していたこと、10分の5.5の交付税還元となる施設整備事業債を利用できることなどをふまえ計画したこと。さらには、配置先については東分署を計画しているとの説明がありました。
また、森下議員より、総務費、消防費の増減について、現場から事務方への職員の異動で、活動には支障はないのかとの質問があり、事務局より総務費が増えて、消防費が減額しているのは、人事院勧告や派遣職員を総務課付けにしたことによる人件費の増減などであり、決して現場から事務方への人員の異動ではなく、活動に支障のない範囲で異動を行っているとの説明がありました。
3つ目の、宇陀広域消防組合火災予防条例の一部を改正する条例については、個室ビデオ店の火災をふまえ、個室型店舗の避難管理について、避難通路側への開閉扉を自動閉鎖とする内容の条例改正であります。
本件につきましては、山本新悟議員から、避難上、支障のない場合についての適応除外項目があるが、例外事項を設けるのは安全上問題があるのではとの質疑があり、事務局より、あくまでも個室型店舗の、通路側の扉の開閉の関する改正内容で、準則にもとづく改正であり、問題はないとの説明がありました。
以上、3件の提案について審議した結果、すべて原案どおり、全会一致により可決されました。
このあと、質疑受付があり、次の質疑がありました。
山本新悟議員より、先般の火災について、地元消防より消防署の到着がおそいとの住民の声があるが、なぜかの質問に対し、時間の経過につきましては、覚知時間から出動までは約4分、さらに現場までは5分、現場到着後2分で放水との説明とあわせ、現場には消防団とほぼ同時に到着しています。との説明がなされました。
大澤議員からは、消防団と同時に現場到着するのはどうか。出動にそなえ待機しているのだから、もう少し早くできないのかとのことに対しては、1分、1秒でも早く到着できるよう、今後も努力しますとの回答がありました。
森下議員より、2署、2分署において、何人の署員が必要か。将来の広域化に向けても、議員としての協力もできるとの意見があり、現在の人員が多いか少ないかと言うと、予算的には多いと思う。将来に向けては、議会、住民等の理解を得ながら、中署と南署の統合等の再編にて、人員削減を図る方法も考えているが、広域合併となると、他の地域との兼ね合いもあり、思うような署所の再編もできないと考えていますとの回答がありました。
以上、三つの質疑を終了し、午前11時14分に閉会いたしました。
以上で、3月1日に開催されました、平成22年、第1回、宇陀広域消防組合議会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(小林 一三君)
次に、桜井宇陀広域連合議会の報告をお受けいたします。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
皆さんおはようございます。18番、泉岡でございます。ただいま、議長の許可を得ましたので、平成22年、桜井宇陀広域連合議会第1回定例会の報告をさせていただきます。
昨日、平成22年3月1日、午後2時から宇陀市議場において、平成22年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会が開会されました。
宇陀市議会から山本繁博議員、井谷議員と私、泉岡の3名が出席いたしました。
なお、土井連合副議長と大西議員は欠席されました。
冒頭、札辻議長から、宇陀市長の任期満了に伴い前田広域連合長が、去る2月11日で退任されましたが、これまで約2年余りにわたる広域連合の運営にご尽力賜ったお礼の言葉があり、また、新しい広域連合長が選出されるまで、岡田副広域連合長が広域連合長の職務を代理されている旨の報告がありました。
議長の開会宣言、広域連合長職務代理者の岡田副広域連合長から招集挨拶ののち会議に入り、議事日程に基づき会議録署名議員2名の指名、会期は3月1日の1日間と決定し、副広域連合長から提出議案の説明がありました。
提案されました案件は、平成22年度桜井宇陀広域連合各会計予算の3件で、これを慎重に審議した結果、各議案とも原案どおり可決いたしました。
それでは、平成22年度各会計予算の概要につきましてご説明いたします。
まず、一般会計予算でございますが、予算総額が1310万円で、前年度に比べ79万円、5.7%の減額であります。
歳入では、構成市村負担金が1180万円、国庫支出金47万5000円、繰越金が64万円などで、歳出の主なものでは、特別職、並びに一般職職員の人件費合計1038万2000円、広域連合の所掌事務や障害程度区分認定審査業務を処理するために必要な経常的経費などで270万3000円が計上されております。
次に、ふるさと市町村圏基金特別会計予算でございますが、予算総額が1400万円で、前年度に比べ2380万円、63.0%の減額であります。
この会計の事業名は、これまで、ふるさと市町村圏事業としておりましたが、規約の変更により平成22年度から名称が、ふるさと振興事業とされ、広域連合と構成市村が連携しながら事業を展開することとしています。
なお、本年は、周知の平城遷都1300年記念事業が県内各市町村で開催されます。構成市村でも年内に数多くの記念事業が計画されていることや従来の桜井宇陀ふるさと市町村圏事業計画が終了したから、これまでの事業を一時縮小して予算化され、これまでの事業の検証と評価をすることにより、平成23年度以降も事業展開して行くこととされております。
歳入は、基金利子の財産収入が1200万円、繰越金が193万円などでございます。歳出の主なものは、基金の運用益を活用した観光や地域振興を図るために、広報紙発行事業費49万8000円、カレンダー発行事業費74万7000円、歴史文化講演会事業費52万1000円、フォトコンテスト事業費84万3000円、地域文化まちおこし支援事業費350万円など7事業を実施するための必要経費、並びに基金積立金610万円、職員の人件費60万円などが計上されています。
また、介護保険特別会計予算につきましては、予算総額が5193万2000円で、前年度に比べ105万2000円、2.0%の減額であります。
歳入は、構成市村負担金が4900万円、繰越金が288万2000円などで、歳出の主なものは、要介護、要支援認定審査を処理するために必要な経常的経費などで、審査会委員と一般職職員の人件費で1924万7000円、市村からの派遣職員の給与費負担金2300万円、その他介護認定に要する事務費などで968万5000円が計上されています。
以上ですべての議案の審議を終え、午後2時20分に散会いたしました。
なお、定例会に先立ち午後1時30分から全員協議会が開催され、提出予定議案であります平成22年度の広域連合各会計の当初予算概要についての説明があり、一部の事項について質問が出ましたが、事務局などからの答弁で了解しました。
大変簡単でございますが、平成22年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会の報告とさせていただきます。
議長(小林 一三君)
以上で、諸報告を終わります。
議長(小林 一三君)
続いて、日程第3、委員長報告を議題といたします。本日、議会再開前に議会運営委員会が開催され、審査をいただきましたので、委員長から報告をお受けいたます。
なお、委員長報告に対する質疑は、報告終了後、受け付けます。
それでは、議会運営委員長の報告をお受けいたします。
6番大澤正昭委員長。
6番(大澤 正昭君)
6番、大澤正昭でございます。ただいま、議長の許可をいただきましたので、本日、午前9時より、市長職務代理者である森田副市長、喜多教育長、樋口総務部長、中尾財務部長、上田健康福祉部長、西田土木部長ほかの関係職員の出席をいただき、市議会第1委員会室で開催いたしました、議会運営委員会のご報告させていただきます。
今回の委員会では、宇陀市民病院、正確には、宇陀市立病院ですが、新築入札期日に関する請願書が、宇陀市を良くする会から提出され、紹介議員の署名捺印など、所定の要件が備えられておりましたので受理をし、この取り扱いについて協議をいただきました。
慎重にご協議をいただきました結果、入札期日の件に関しましては、すでに宇陀市のホームページに掲載されていますように、地方自治法施行令第167条の5、及び第167条の6の規定により、平成21年12月4日に前前田市長により、入札公告をされ、その中で、入札日程についても明記されております。
したがいまして、請願書の入札期日の変更に関しましては、昨年の12月4日に入札公告をし、すでに同日から入札説明書の交付が始まるなど、その入札日程が粛々と、順調に進められておりますことから、契約の期日を変更できないことになります。
以上のことから、請願の主旨であります、新市長が決まってからの入札はできないものと判断し、この請願書につきましては、不採択とすることになりました。
以上、協議し午前9時50分に閉会いたしました。
これをもちまして、議会運営委員会の報告とさせていただきます。
議長(小林 一三君)
議会運営委員長の報告は以上であります。
これより、議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
13番、山本新悟議員。
13番(山本 新悟君)
請願書を1回受け取ったのだから、全員協議会などをしてくれたら良かったのではないか。議運だけで採択してくれたら困ります。
議長(小林 一三君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
紹介議員の山本新悟議員からの意見でございますが、議会運営委員会の意見といたしましては、その取り上げをさせていただく、いただかないという議会の運営のあり方にかかわって審議をさせていただいたということで、ご理解をいただきたいと思います。
議長(小林 一三君)
他にございませんか。ないようであります。以上で委員長報告を終結いたします。
議長(小林 一三君)
次に、日程に従いまして、日程第4、議案第3号から日程第6、議案第8号までの3件を一括して議題といたします。
ただ今、議題としました3議案につきましては、産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、産業建設常任委員長の審査報告を受けます。
10番、山本繁博産業建設常任委員長。
10番(山本 繁博君)
10番、山本繁博でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、産業建設常任委員会の報告をさせていただきます。
去る2月18日、午前10時から第1委員会室において、委員6名全員の出席と市長職務代理者副市長、農林商工部長、都市整備部長、土木部長、関係職員の出席により、付託されました3議案を審査するため産業建設常任委員会を開催いたしました。
その委員会での審査結果を委員会審査報告書により、報告いたします。
?平成22年3月2日、宇陀市議会議長、小林一三様。産業建設常任委員会委員長、山本繁博。
委員会審査報告書。本委員会に、平成22年2月16日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第3号、宇陀市特別会計条例の一部改正について、原案可決。議案第4号、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定について、原案可決。議案第8号、宇陀市観光案内所条例の制定について、原案可決。
委員会の詳細については、私と副市長のあいさつの後、付託された各議案それぞれの詳細について担当部から説明を受け、その後質疑に入り、各事件について審議しました。
まず、議案第3号、宇陀市特別会計条例の一部改正について、議案第4号、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定については、関連議案であるため、同時に審議しました。
主な意見や質疑は、区画整理地区の保留地の扱いについて、地権者に承諾は得ているのか。この基金の運用について、説明などは出来ているのか。保留地の年次的な、売却状況や、地価の推移についてはどうか。など、多くの意見や質疑がでました。
審議の焦点は、地権者が不利にならないか、地域の為に、この基金設立が有意義であるか、今後の運営を行政サイドとしてどのように考えているかでありました。
次に、議案第8号、宇陀市観光案内所条例の制定についてであります。主な意見や質疑は、電動アシスト自転車の配車について、また運用方法についてはどうか。観光案内所の施行について、案内員の配置状況について。観光案内システムの内容について、設置の計画状況について。観光ボランティアガイドの待遇や位置づけについて。観光トイレが汚れていることが多い為、改善する要求。観光者は、宇陀市に訪れる時、電車だけでなく、三重や吉野から車で来ることも考えられる。その時の観光案内の拠点をどう考えているのか。など、多くの質疑や意見がでました。電動アシスト自転車の運営について、多く審議され、施行方法に費用をかけず、大きな成果がでるよう意見しました。また、宇陀市観光行政の更なる推進を願い、観光ボランティアの育成、観光拠点の増設などを意見して、宇陀市4区が均衡的に観光強化できるよう協議しました。その他、多数の意見、質疑がありましたが、当委員会に付託されました全議案について、それぞれ審査を終了しました。
その後、宇陀市社会福祉協議会バス利用時のバス故障による事故についての、公用車の点検等について。道の駅宇陀路大宇陀の足湯の進捗状況と、規模やシステムについて、それぞれ意見や協議を行い、当委員会は、午前11時32分に終了いたしました。
以上で、産業建設常任委員会の委員会審査報告を終わらせていただきます。
議長(小林 一三君)
以上をもちまして産業建設常任委員長の審査報告を終わります。
ただ今の、委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。これをもちまして質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに、討論並びに採決を行います。
はじめに、議案第3号、宇陀市特別会計条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は、原案可決であります。本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第3号、宇陀市特別会計条例の一部改正については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第4号、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますがご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は、原案可決であります。本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第4号、宇陀市榛原駅北区画整理事業地区公共施設等整備基金条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第8号、宇陀市観光案内所条例の制定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する産業建設常任委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第8号、宇陀市観光案内所条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり可決されました。
休憩をいたします。再開は、午後1時15分といたします。
午前11時25分休憩
午後1時15分再開
議長(小林 一三君)
休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。
日程に入る前に、10番、山本繁博議員、1時間離席届けが出ております。なお、午後1時15分から、16番、土井英治議員の早退届を受理しております。
それでは、日程に従いまして、日程第7、議案第11号から、日程第15、議案第19号の補正予算案9件、並びに日程第16、議案第20号から日程第30、議案第34号までの平成22年度各会計当初予算案15件の、合計24件を一括して議題といたします。
ただ今、議題としました24件につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告を受けます。
14番、辻谷禎夫予算審査特別委員長。
14番(辻谷 禎夫君)
皆さんこんにちは。14番、辻谷禎夫でございます。ただいま、議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の報告をいたします。
当委員会は2月24日の今期定例会2日目で付託された議案を審査するため、去る2月25日、午前10時から市議会全員協議会室において、全委員と議長、及び市長職務代理者副市長、教育長、並びに関係職員の出席により、予算審査特別委員会を開催しましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましてはお手元に配布しております審査報告書により報告いたします。
平成22年3月2日、宇陀市議会議長、小林一三様。予算審査特別委員会委員長、辻谷禎夫。
委員会審査報告書。本委員会に平成22年2月24日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
議案第11号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第6号)については、原案可決。議案第12号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)については、原案可決。議案第13号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第14号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については、原案可決。議案第15号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、原案可決。議案第16号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第17号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)については、原案可決。議案第18号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、原案可決。議案第19号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第20号、平成22年度宇陀市一般会計予算については、原案可決。議案第21号、平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、原案可決。議案第22号、平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算については原案可決。議案第23号、平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算については、原案可決。議案第24号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計予算については、原案可決。議案第25号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算については、原案可決。議案第26号、平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計予算については、原案可決。議案第27号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計予算については、原案可決。議案第28号、平成22年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算については、原案可決。議案第29号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算についは、原案可決。議案第30号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計予算については、原案可決。議案第31号、平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計予算については、原案可決。議案第32号、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計予算については、原案可決。議案第33号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算については、原案可決。議案第34号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計予算については、原案可決。
審査の経過については、私と市長職務代理者副市長のあいさつの後、付託された各議案の審議に入りました。委員各位から多くの意見がありましたが、主な質問や意見の内容については、次のとおりでございます。
平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第6号)について。
繰越明許費で、着工済み、見込みのついている事業とこれからの事業をわけると理解しやすい。榛原駅前開発を総合的にどのようにするのか。室生区スクールバス駐車場整備事業の詳細な説明を求める。駐車場にどのような問題があるのか。室生地域事務所周辺の駐車場の返還について、地域協議会等と協議はしたのか。地域協議会へいろいろな変更については、協議をしていただきたい。室生給食センターの跡地利用について、室生給食センターを駐車場にするが、安全な通学はできるのか。でございます。
歳入では、16款の財産収入について、土地売払収入が4100万円の減額は、どこの部分であるか。
歳出では、はじめに、2款、総務費について、アートアルカディアの西側の坂が非常に荒れているが、苦情はあるか。
また、7款の土木費について、室生口大野の駅前の街路灯が非常に暗い。観光地の受け入れ口としても問題である。土木費、道路橋梁費、工事請負費313万5000円の減額は、入札予定額の差額であるのか。急傾斜地崩壊対策事業負担金の受益者負担割合について。菟田野区ほたる公園を、どのような規模、形を計画しているのか。菟田野区ほたる公園は、公園を作るのか、ほたるが飛び交う環境整備を行なうのか。ほたるの生息数の調査等は、どのようにしているか。等でございました。
次に、9款の教育費については、教育費、中学校費の中学校多目的トイレ設置工事はどこにするのか。など多くの質疑がでました。
続きまして、特別会計でございますが、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)については、奈良県住宅新築資金等貸付回収管理組合における未償還残高の件について。
平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、下水道料金の改定があったが、受給はのびたのか。でございました。
平成22年度宇陀市一般会計予算についての歳入面では、1款、市税について、滞納繰越の予算について。自主財源が少ない宇陀市として、財源確保に努めていただきたいが、その反面、公共サービスの向上を目指していただきたい。固定資産税を基礎とした、都市計画税の導入について、今後の考え方は。
また、16款、財産収入については、土地開発公社保有の土地を、公共財産として買戻す計画であると思うが、その土地を活用して、一般会計収入にどのように反映させると考えているのか。
17款の寄附金については、ふるさと納税と、ふるさと応援寄附金の関係について。
また、20款、諸収入については、延滞金について条例で定めながら、現在では執行に至ってないが、平成22年度予算で延滞金収入を見込んでいるのは、平成22年度から延滞金の徴収を行うのか。など、質疑がありました。
歳出面では、はじめに、1款、議会費について。議会議席減数による、議場改修費の考え方についての質問がありました。
また、2款の総務費について。職員の意見として、職員研修に行きたいが予算が無いと多く聞くが、市職員の研修に対して、市はどのような考えを持っているか。奈良交通路線バスの運行補助金について、昨年度より減額になっているが、これは、奈良交通の路線廃止等による、路線減少によるものか。地域のイベントや活動に対し補助金があるが、補助制度の基準や補助の考え方はどのようなものであるか。また、新しい活動に対して、補助の申請など、どのようにしたらよいか。宇陀チャン11の放送で、現在静止画が多く放送されているが、目の不自由な方に対して、音声で行政情報を説明する放送の充実化は図れないか。企画費の施設管理費の中で、文化施設管理委託料とスポーツ施設管理委託料の関連について。宇陀市の選奨について、選奨者の基準や時期、その中身や水準、その他選奨式の開催日について、改定や変更を考えているのか。
次に、4款の衛生費について。女性特有のがん検診クーポン券等作成委託料について、子宮がん検診と乳がん検診の宇陀市の受診率についてはどうか。
続いて、5款の農林水産業費については、農林振興費の臨時賃金について、どの事業に関するものか。
次に、7款の土木費については、交通安全施設整備工事費について、4区どのように配分して工事計画を立てているのか。大宇陀区、大峠トンネルの維持管理負担金は、宇陀市と桜井市どのような配分で負担しているのか。昨年の災害で、農道と市道とでは公共施設災害復旧に伴う待遇が違うため、市民の声として、農道から市道へ変更してほしい要望を多く聞くが、農道から市道の認定替えを見直す計画などはあるか。河川河床整備ができていないため、災害時には多くの田畑が崩壊している。日ごろから現場の見回りを行い、河川河床整備の促進に努めていただきたい。災害時には、職員の動員が多くあり、土木や農林以外の事業の進捗に影響があると考えられる。災害時など、適正な職員配置が行われているか。また、宇陀市の職員数は多いと思うが、技術職員の育成などを考え、特殊な事務においても職員で賄えるような体制づくりを考えているのか。
続いて、8款の消防費については、非常備消防費の機械器具、装具購入について、どのようなものを購入するのか、また納入先の消防団はどこか。非常備消防の団員の確保は、しっかりなされているのか。宇陀市の消防団員数1200名は適正な団員数であるのか。常備消防との整合性を考え、消防団の団員数を検討してはどうか。市職員による、特設消防団を設立して、火災や災害時にいち早く活動できるような組織体制をとってはどうか。火災発生から市役所への連絡体制について、どのような連絡体制になっているか。
次に、9款の教育費では、現在宇陀市に存在する図書館では、十分な図書数などを確保できていないと感じる。今後の図書館行政についてどのように考えているのか。
次に、一般会計最後の給与費明細書について。宇陀市の適正職員数として、現状からは、どれくらいが一番適正であると思われるか。また今後の推移として、どのように考えているのか。など多くの質疑がでました。
続きまして、特別会計であります。
平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計予算については、平成22年度売却用地など予算書に計上されていないが、これはどのようなことか。
平成22年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計予算については、後期高齢者医療の保険料について、制度改正が行われる予定であるが、どのような変更点があるか。宇陀市の現状と、宇陀市に影響するものはどのようなことか。
平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計予算については、美榛苑の経営責任について行政サイドはどのように考えているのか。美榛苑の運営借入資金の桜井宇陀広域連合借り入れ分の今後の考え方について。など多くの質疑がでました。
全体としては、最後に平成22年度宇陀市一般会計予算に繰り込まれている保養センター事業会計繰出金1億5000万円について、委員から意見が出され、美榛苑経営検討特別委員会のこれまでの経緯を踏まえ、また、美榛苑経営健全化計画の最終日の採決事項を考慮して、一般会計予算と保養センター事業特別会計予算に対して委員会としての意見を添えて採択をすることとし、付託をされた議案の審議を終えた時点で、委員の中の様々な意見を集約して、委員会としての付議事項を宇陀市長職務代理者、森田博副市長に報告しました。
その付議事項の内容でございます。
一般会計予算の、6款、商工費、美榛苑費の繰出金と、宇陀市保養センター事業特別会計予算に対する、予算審査特別委員会としての付議事項は次のとおりでございます。
1、経営責任について、行政責任と議会責任を明確にし、責任を共有することとする。2つ目には、再建計画の履行にあたり、美榛苑経営検討特別委員会の提言を踏襲し、2年間の経営に協力するが、実績の再検証を行い、以後の繰出金は企業債と一時借入金の返済分しか認めないこととする。3つ目に、指定管理者制度の導入にあたり、経理面の明確化を図り、市の財政健全化に努めることとする。4つ目に、現状のままで指定管理者契約を行い、以後も施設修繕等については、指定管理者側において実施を行うよう契約することとする。ただし、特段の事情が発生した場合は議会と協議する。
以上の4項目を付議事項としました。
委員会の中では、多くの質問、要望、意見などがありましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位、おおむねご理解いただきました。
その後、各会計の予算議決の可否について採決が行われ、付議事項を付けて、それぞれ可決すべきものと決定いたしました。その後、峠谷副委員長のあいさつの後、25日の午後7時56分に終了いたしました。
以上で、予算審査特別委員会委員長報告を終わらせていただきます。ありがとうございます。
議長(小林 一三君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただ今の、予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま予算委員長の方から、少し付け加えた委員会の課題項目といたしまして、美榛苑の件につきまして、私が耳にしたのは、行政と議会との協調責任と承りましたが、この点について、予算委員長に、どのような責任か、詳細にわたってご説明をお願いいたします。
議長(小林 一三君)
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
いま、泉岡議員から、行政責任と議会責任を明確に、その責任を共有するということの質問であったかと思うわけでございますが、この件におきましては、私も榛原町の議会議員となったのも平成11年でございまして、その3、4年前からこの美榛苑においては赤字の傾向性になってきたということでございます。
その間、現在に至るまで、毎年の予算、また決算の委員会におきましては、美榛苑の一般会計からの持ち出しの件も審議されてきたわけでございますが、いろいろ、行政側の運営の問題は一番多いとはいえ、議会の方も、その説明を聞きながら、いろんな面で了解を得てきたという点からこのような文章になったわけでございます、以上でございます。
議長(小林 一三君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま委員長の報告を聞いておりますと、何ら議会といたしまして行政側に、改善の模索をしてもらうように、私、市議会議員といたしまして、この壇上からも、また委員会をつうじても、いろいろ申し上げてまいりましたが、やはり、これはなるほど議会議員といたしまして、いろいろな提案については賛同させていただいておりますけれども、やはり、その件につきまして、行政側といたしまして、いろいろ施設の改善等を行ってもらっておりますが、やはりこれは、先だっての一般質問のなかでも出ていましたけれども副市長は、道義的責任はないということをおっしゃっておりましたが、市民としては、非常に行政の勝手やという意見が多く来ておりますので、こうして予算委員会は原案可決でございますが、今後におきまして、行政、議会が一体となって、より、この美榛苑に関しましては、懸案事項といたしましてしっかり取り組んでいただくようお願いいたしまして、最後に副市長のご回答をいただきたいと思いますが。
議長(小林 一三君)
ただ今は、委員長に対する質疑でございました。委員長、副市長にその部分を答弁してもらっても良いですか。
14番(辻谷 禎夫君)
そしたら副市長、思いを一言述べていただきたいと思います。
議長(小林 一三君)
森田副市長。
市長職務代理者副市長(森田 博君)
泉岡議員の質問にお答えさせていただきます。
本当に我々、美榛苑の資金不足比率が275%になっておることに対して、非常に大変な状況になっていくと痛感しておるところでございます。
一日も早くこれを改善するべきということの中で、特別委員会も過去9回開催していただく中、その方向付けもしていただきまして、先般の条例改正の中で指定管理というような決議をいただいたわけでございます。
早速、この条例改正に基づきまして指定管理の方向にもっていくべく、準備作業をする予定でございます。9月には、何らかのかたちの、公募をいたしまして、その指定管理者を決定できるような手続で、また、議会の方にも議案として提案していきたいと思っておるところでございます。健全化計画におきましても、その基本方針としては指定管理ということでの方向付けもされております。
後ほど、経営健全化計画につきましてもご審議いただくわけでございますけれども、基本は、あくまでも経営健全化計画に基づいて着々と、でき得れば早期に赤字解消を図っていきたいと考えておりますので、その点、ご理解いただきたいと思います。
議長(小林 一三君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま副市長から指定管理の方向で進めていくよう努力してくれるようなお話しを答弁いただきましたけれども、指定管理といたしましても、やはり市が表舞台でございますので、今後、道義的責任というと常識のある判断でございますので、そのような方向に向かないようにお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。
議長(小林 一三君)
他にございませんか。ないようであります。
これをもちまして質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに討論、採決を行いますが、まずは補正予算関係9議案について、討論、採決を行います。
はじめに、議案第11号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算、第6号については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第11号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算、第6号については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第12号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算、第2号については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立多数と認めます。よって、議案第12号、平成21年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算、第2号については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第13号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算、第1号については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第13号、平成21年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算、第1号については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第14号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算、第2号については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第14号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算、第2号については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第15号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算、第2号については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第15号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算、第2号については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第16号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算、第1号については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第16号、平成21年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算、第1号については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第17号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算、第3号については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第17号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算、第3号については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第18号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算、第3号については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。よって、議案第18号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算、第3号については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、議案第19号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算、第1号については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は、原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立多数と認めます。よって、議案第19号、平成21年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算、第1号については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
休憩いたします。2時10分に再開をいたします。
午後1時54分休憩
午後2時10分再開
議長(小林 一三君)
続いて、日程にしたがいまして、日程第31、議案第37号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画についてを議題といたします。
なお、本件につきましては、過日、質疑を終了しておりますので、これより採決を行います。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立多数と認めます。よって、議案第37号、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画については、原案のとおり可決することに決しました。
議長(小林 一三君)
次に、日程に従いまして、日程第32、閉会中の継続調査について、議会運営委員会。日程第33、閉会中の継続調査について、総務文教常任委員会。日程第34、閉会中の継続調査について、福祉厚生常任委員会。日程第35、閉会中の継続調査について、産業建設常任委員会。日程第36、閉会中の継続調査について、市立病院建設特別委員会。日程第37、閉会中の継続調査について、行政改革特別委員会。日程第38、閉会中の継続調査について、美榛苑経営検討特別委員会。以上7件を一括上程いたします。
議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、今後の議会運営などを調査事件として、また、各委員長からは、それぞれ所管する調査事項について、閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。ただ今議題となっております7件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、ただいまの7件について、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
これをもちまして、本定例会に付された事件は、すべて終了いたしました。
お諮りいたします。本定例会の会期は、3月4日まででございますけれども、会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。よって、平成22年第1回宇陀市議会定例会は、本日をもちまして閉会いたします。
議長(小林 一三君)
このあと、財務部から次回の補正予算に関することついて、及び国の税制改正に伴う、市の税関係条例の一部改正について、並びにバランスシートの公表について、お願いなり、報告をさせていただきたい、との申し出を受けておりますので、しばらくの間、お時間をいただきたいと思います。
それでは、ただいまより報告をお受けいたします。
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
お疲れのところ、大変申し訳ございません。少しだけお時間を拝借したいと思います。財務部の所管業務の関係で、3点ばかりお願いとご報告をさせていただきたいと思います。
まず、第1点目でございますけれども、平成21年度の予算補正。先ほど6号補正のご承認をいただいたところでございます。あと、21年度、1ヶ月程度ほど残っておりまして、今後におきまして市債の発行額の決定、あるいは急な大きな支出等々伴う場合がございます。そういう場合に最終の補正予算というのが必要になってまいります。したがいまして、3月の31日付けをもって専決処分の補正予算をさせていただきたいという予定でございます。つきましては、次に開催されます議会におきまして専決処分の報告をさせていただくということになります。ご了承のほどをお願い申し上げます。
第2点目でございます。宇陀市の市税条例でございますが、一部改正。現在、国の方では国会で税制改正、あるいは地方税法の改正等々について審議がされております。改正内容によりまして、市税条例の改正が必要になることも予想されます。その折には、同じく閉会中でございますけれども、3月31日付けで宇陀市市税条例の一部改正を専決処分させていただくということになります。こちらの方につきましても、次に開かれます議会におきまして専決処分の報告説明をさせていただくことになります。よろしくお願い申し上げたいと思います。
最後の3点目でございますが、議員の皆さんのところに、先ほど休憩中に資料をおかせていただきました。これは、地方の公会計制度というのがございます。財務諸表、俗に言う貸借対照表と、世間ではバランスシートとこのように言われている表でございますけれども、この公表の件でございます。この制度につきましては、地方公共団体の資産、債務の改革、あるいは情報の公表といったこの一環として、総務省の要請によりまして人口3万人以上の市町村は、平成20年度の決算後をはじめとして、普通会計、及び連結会計によります財務諸表を作成して公表をしなさいという指導でございます。目的は民間企業の考え方を地方自治体の方にも取り入れよということでございまして、宇陀市の場合は、公営企業の方は決算書に、毎回、貸借対照表というのを付けさせていただいておりますが、これを普通会計、あるいは連結会計の方でも作成して公表しなさいということでございます。
つきましては、この公表のタイムリミットといいますのが、21年度中にしなさいということでございますので、この3月いっぱいが期限でございます。この諸表につきまして、今後、ホームページ、あるいは広報で市民の皆様に公表することがあるということでございますので、今日は、こういう機会がございましたので、つい先般できあがったばっかりでございますが、議員各位には事前配布で、このようなバランスシートの資料を公表させていただくということの予告でございます。一つよろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございました。
議長(小林 一三君)
以上で、報告なりが終わりました。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
一番最初に言ってくれた補正予算の専決処分を、大きなお金がいるから専決の了解をいただきたいということですが、金額を言ってくれたかな。
議長(小林 一三君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
一番大きな専決の理由は、2表に地方債の限度額という欄があり、3表に繰越明許があり、2表、3表の関係ですが、地方債は許可制ということになっておりますので、県や国に地方債を発行するときには、各市町村の議会で発行の上限額の議決をもらいなさいとなっています。市債は6号補正でも上限額の変更なり追加なりをさせていただきましたが、まだ完成していない事業が結構ございます。繰り越しする事業、どれだけの部分を繰り越しに持っていくかによって、21年度中に発行する市債の金額の上限額が変わる可能性があるということでございますので、少なくともその部分は、専決で最終決定するのが、おそらく4月の終わりぐらいか5月ぐらいかなと思いますが、その部分については、まちがいなく専決処分の対象になると思います。
それから大澤議員がおっしゃいました大きな金額、私はあえて金額は言っておりませんけども、1千数百万円程度でしたら予備費を持っておりますので、補正予算をしなくても、流用とか予備費の充当をすることで操作はできるのですが、例えば、今後において大きな地震があるとか、緊急にもっと大きな、予備費を越えるような予算がいるとなれば、急遽議会を開いていただかないと予算なしに執行できないということになりますので、そういった場合には専決補正をさせていただくという意味で了解をいただきたいとことでございます。
議長(小林 一三君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
いま財務部長が言ってくれたような、緊急の時は臨時議会を開いてもらって、予算の手だてであるし、人的な準備も必要だろうし、当然、忙しいとか言っていられないので臨時議会を招集していただくという中で、いま言ってくれた市債の限度額については、大きくは越えないだろうね。そこが大きな問題であってね、説明したときに了解してくれました、では困りますでは、私の立場として非常によろしくないので、確認だけしておきたい。
議長(小林 一三君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
大きな変更はございません。歯止めは、あくまでも、いままで6号補正まではご承認いただいた予算の範囲内しかしませんので。それから、1点目と2点目の補正の専決、それから条例の専決、これは毎回、どうしてもこういう時期でございますので、お願いしているということでございます。今回も、昨年度に引き続いてお願いしたいということでございます。
議長(小林 一三君)
それでは、閉会にあたり、宇陀市長職務代理者の森田副市長にごあいさつをお願いいたします。
森田副市長。
市長職務代理者副市長(森田 博君)
失礼いたします。閉会にあたりまして一言御礼のご挨拶を申し上げます。
平成22年第1回定例会が、去る2月16日から本日までの15日間の会期で開催されまして、議員の皆さん方には本当にお忙しい中、ご苦労様でございました。
会期中、行政から37議案を提案させていただきましたところ、議員各位には熱心に、かつ活発に、そして慎重に審議していただきまして、37議案すべて原案可決いただいたところでございます。本当にありがとうございました。
会期中、皆さん方からいただきましたいろいろな意見等につきまして、今後の行政運営の中で十分活かし、また、参考にさせていただきたいと考えているところでございます。つきましては、よろしくお願いする次第でございます。
最後になりますが、3月とはいえ、まだまだ寒い日が続きます。議員各位におかれましては、健康管理に十分注意していただきまして、近く行われる市議会議員選挙に対しまして、十分なご健闘をお祈り申し上げまして、簡単でございますが閉会にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。ご苦労様でございました。
議長(小林 一三君)
ありがとうございました。
閉会にあたり一言ごあいさつを申し上げます。今期定例会は2月16日に招集され本日までの15日間にわたり、過密な日程の中にもかかわらず、提案されました平成22年度当初予算案をはじめ条例制定及び一部改正案、21年度一般会計ほかの補正予算案等、数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心にご審議賜りまして、適切、妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げます。
また、市長職務代理者をはじめ理事者の皆様には、審議の間、常に真摯な態度でご協力をいただきましたことに対しまして、深く敬意を表しますとともに、本会議、並びに委員会におきまして、議員各位から出されました意見、要望等につきましては、今後、十分ご配慮のうえ、執行くださるようお願い申し上げげます。
特に平成22年度各会計予算におきましては、骨格予算とはいえ、市財政の大変厳しき折ではありますが、市民の負託にこたえるべく、節約の中にも市民サービスの向上に、効率的に経費を配分されるよう強く要望いたす次第でございます。
今月21日には、宇陀市長選挙と同時に宇陀市議会議員選挙が告示され、28日にはその投票、及び開票が行われます。
平成18年の合併以来、初代市長として宇陀市の舵取りをいただきました前田市長はすでに退任をされ、今後は、新市長のもとでの船出をされることになるわけでございますけれども、理事者各位におかれましては、くれぐれも健康にご留意をいただきまして、益々ご活躍されますことをご祈念申し上げます。
私ども議会議員も、まもなく4年間の任期を終え、市民の審判をお受けいたすべく、立候補される方、あるいは今議会を最後に、議員を引退されます方もおられるとお伺いいたしておりますが、お互いに健闘されますことを心からお祈りを申し上げまして、平成22年第1回定例会を閉会いたします。
大変お疲れさまでございました。
ありがとうございました。