本文
日程 |
内容 |
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一般質問 |
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委員長報告 |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
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1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷安寛 |
6番 |
大澤正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
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市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
総務部長 |
樋口 保行 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
財務部参事 |
辻本 文昭 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
上田 順啓 |
農林商工部長 |
廣長 俊夫 |
都市整備部長 |
太田 政幸 |
土木部長 |
西田 茂 |
水道局長 |
山下 勝史 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内 均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
文化スポーツ振興団事務局長 |
藤田 静孝 |
教育委員会事務局次長 |
吉村 泰和 |
会計管理者心得 |
尾崎 康二 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
大西茂 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
議長(玉岡 武君)
おはようございます。
議員の皆様方には、ご参集いただきましてありがとうございます。
本日、報道関係者から、議場内において取材の申し込みがございました。つきましては、写真、ビデオ等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承おき願います。
議長(玉岡 武君)
ただいまの出席議員は19名であります。19番、大西進議員の欠席届を受理しております。
定足数に達しておりますので、ただいまから、平成21年宇陀市議会第3回定例会を再開いたします。
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第1、一般質問を行います。
第3日目に引き続き、残り2名の方の一般質問を行います。
一般質問の取り扱いはご承知のとおりでありますので、説明は省略いたします。
それでは、順次質問を許可いたします。
初めに、21番、小林一三議員の質問番号12番「宇陀市の施設における新型インフルエンザの備えと対策について」の質問をお受けいたします。
21番、小林一三議員。
21番(小林 一三君)
皆さん、おはようございます。21番議席、小林でございます。ただいま議長の許可を得まして、質問通告に従いまして一般質問を行います。
本年4月から、世界各国また国内において猛威を振るっております新型インフルエンザの宇陀市の備えと対策についてであります。質問要旨として、宇陀市立病院の患者受け入れ体制と院内感染防止対策について、並びに市内小・中学校での新型インフルエンザ対応について質問をさせていただきます。
本年4月13日、メキシコにおきまして、最初のインフルエンザAの患者が確認されました。当時は豚インフルエンザと呼称されておりましたけれども、新型インフルエンザであるとWHO、いわゆる世界保健機構から正式発表され、メキシコ保健所及びWHOが約1000人の患者と60人の死者が出たと公表され、アメリカからも引き続き感染患者が確認されており、その後も死者は100人を超え、WHOは、発症が確認されてから、わずか2週間後には、感染者は8000人を超えた。フェーズ、これは段階でありますけれども、4と発表されております。
日本国内では、4月28日に麻生首相を本部長とする対策本部が設置され、舛添厚生労働大臣が感染症法に基づく新型インフルエンザ感染症の発生を正式に報告し、水際作戦を宣言して、徹底した検疫を指示されておりましたが、世界で初めて新型インフルエンザが確認されてから約2週間後の4月30日には、成田空港でアメリカから帰国されました女性の方が国内最初の新型インフルエンザ患者と確認されて、隔離されました。
5月に入って、国内では多くの2次感染者が確認され、初確認から約1カ月で、国内では500人を超える発症者が確認されるに至っております。メキシコで初めて患者が確認されてから、わずか2カ月後の6月には、世界で感染者国が70カ国を超えて、2万人を超える患者が確認をされております。
その後、WHOは、6月11日には警戒フェーズを、最高の、限りなく感染するフェーズ6に引き上げ、同時に新型インフルエンザの病毒性についても公表が行われております。その公表によりますと、新型インフルエンザウイルスの病原性は比較的低いものの、重度より軽く、軽度より重い中程度だと認識を示し、流行の中心は高校生以下の若年層であると報告されました。
しかし、7月以降、北半球におきましても感染者がふえ続け、多くの死亡者が報告されております。国内におきましても、夏休み期間中に各地で感染が拡大し、死亡者も出ており、厚生労働省は、8月21日には、新型インフルエンザが全国的に流行入りしたと発表して、国立感染症研究所は、9月10日から16日までの1週間で約11万人がインフルエンザに感染したと発表されました。夏季にインフルエンザが流行期に入ったのは、国立感染症研究所が調査を始めてから、今回が初めてだということでありまして、8月中のインフルエンザは異例の発生と言えます。
2次感染の予防対策としては、ワクチンの接種でありますが、新型インフルエンザのため製造が間に合わず、ワクチンの製造過程から厚生労働省は、ワクチンによる予防接種は10月中旬から下旬になる見通しとなることから、都道府県に対しまして、徹底した手洗い、そしてマスクを着用することで2次感染を防ぐよう通達を出して、感染防止に懸命に努めておるわけでありますけれども、依然として流行は衰えを見せず、集団感染はますます拡大をしてきております。
9月からは新学期が始まっておりますが、新学期早々から臨時休校や学年・学級閉鎖をした学校が全国各地でふえ続けておりまして、また社会福祉施設においても、デイサービスなどを含め、休業した施設などが多く報告をされております。
奈良県内の各市町村において、新学期に入ってから保育園、学童保育所、小学校、中学校、高等学校におきまして、学級閉鎖あるいは学年閉鎖が相次いでおり、9月26日、2日前でございますけれども、9月26日現在で学級・学年閉鎖をした学校は89校となっておりまして、もう100校に迫る数字となっております。
国内での新型インフルエンザ感染者は16万人を超えており、さらに今後ますます拡大することが予測されております。病毒性は比較的低いとはいえ、国内においても多くの方が亡くなられております。特に低年齢の子どもさんに発症者が多く、気管支あるいは心臓病、腎臓病、糖尿病などの疾患を持っておられる方は重症化するおそれがあるとされております。秋から冬季にかけては本格的なインフルエンザ流行の時期に入ります。
そこで質問をさせていただきますが、幸いにして宇陀市内では、集団感染は現在のところ発生はしておりませんが、9月初旬の時点で、宇陀市では15人の方が新型インフルエンザに感染しているとお聞きをいたしております。9月の、本日は末になっておるわけでございますけれども、現時点において、宇陀市内での新型インフルエンザ感染は何人おられるのか、感染者数をお伺いいたします。
なお、宇陀市では小・中学校も含めて、9月から10月にかけてはいろいろと多くのイベントが開催をされます。市としてのインフルエンザ感染対応、措置など迅速な判断が求められます。新型インフルエンザ対策マニュアルは、作成はされていると思いますけれども、そのマニュアルの内容あるいは市が独自に取り組んでいる対策、対応、これについてお聞かせをいただきたいと思います。この件につきましては、健康福祉部長に答弁をお願いをいたしたいと思います。
次に、市立病院関係でございます。
病院内感染対策についてでありますけれども、外来及び入院患者に対する院内感染対策、この対策についてはどのように対応されているのか。特に、疾患を持った患者さんが毎日多く受診に来られておりますけれども、私が最近、病院内を視察をさせていただきましたところ、マスクをかけておられる方はほとんど見かけなかったように思っておりますけれども、その辺の取り組みは、どのようにされているのか。
そしてまた、市内開業医病院との連携について。また加えまして、夜間の外来患者の診療についてはどのように対処をされておられるのか。また、特に重症化に陥りやすい、また、そのリスクの高い小児あるいは妊婦の方々の夜間外来に対する対応もあわせてご答弁をいただきたいと思います。
なお、参考のためにお聞かせをいただきたいと思うわけでございますけれども、現在まで、市立病院へ新型インフルエンザ関連でご相談あるいは外来受診に来られました方々は何名ほどおられるのか。そして、市立病院で診察を受けられた方の中に感染者はおられたのか、この点も含めてお聞かせをいただきたいと思います。この件につきましては、病院事務局長に答弁をいただきたいと思います。
次に、市内幼・小・中学校における新型インフルエンザに対する備えと、集団発生が確認された場合の対応と対策でありますけれども、さきにも申し上げておりましたけれども、今回の新型インフルエンザの感染者は、ちなみに高校生以下の若年層が約80%を占めていると言われております。特に、全国各地の学校では、学級・学年閉鎖や休校が日ごとに増加をしており、連日、新聞やテレビ等で報道されております。朝、テレビをつけますと、また新型インフルエンザの報道がなされておりました。宇陀市内の幼・小・中学校におきまして、インフルエンザ感染が、これまでに確認された児童・生徒がおられるのかどうか。これも含めて、お願いをいたしたいと思います。
また、集団発生をした場合、学級・学年閉鎖や休校の基準は、県の新型インフルエンザ対策協議会で6月に決定をされて、通達を出されておりましたけれども、当市の小・中学校においては、現在、休校基準あるいは閉鎖基準をどのように定めておられるのか、現時点での基準をお伺いをいたします。
なお、5日以上の長期にわたって休校となる場合を想定いたしますと、当然、学習のおくれに支障が出てくることが懸念されます。各学校におきましては、長期の休校に対する学習のおくれに、いろいろと対策を講じておられるようにお聞きをいたしておりますけれども、宇陀市は、その対策は今後どのように考えておられるのか、この点については喜多教育長に答弁を求めます。
以上、壇上からの質問をこれで終了させていただきます。よろしくお願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
答弁を求めます。
上田健康福祉部長。
健康福祉部長(上田 順啓君)
それでは、私のほうから市のインフルエンザ対策についてご説明をさせていただきます。
市内のインフルエンザ発生状況につきましては、6月29日に20歳の女性が発症して、それ以降、7月22日までに6例が公表されております。それ以降、7月24日より国の方針が変わりまして、全数の把握から大規模な流行につながる集団感染の早期発見に重点を置くことになりまして、個別の患者発生数の公表は行わないということになりまして、それ以降は県が指定した定点医療機関、県内では55の診療機関におきましての定点当たりの患者数の公表となりました。その結果、8月末までには県内の定点医療機関における患者数の発生は92名で、毎週100名の患者発生となっておるような状況でございます。
なお、受診体制につきましても、インフルエンザの受診につきましては、県は8月24日より発熱外来の体制を廃止いたしまして、原則すべての医療機関で外来の診察を実施することになりました。その場合、あらかじめ医療機関に電話をして、医療機関の指示に従い受診し、原則自宅療養という形ですることになりました。ただし、重症患者につきましては、感染指定病院以外の医療機関でも入院を受け入れる体制に切りかわりました。
さて、市におきましては、副市長を本部長とする新型インフルエンザ対策本部を5月1日に立ち上げまして、各部局におけます対策方針を決定し、蔓延期に備えるとともに、予防用マスク、消毒用アルコールなどの備蓄に努めました。現状では供給不足状態になっておりますので、その備蓄に苦労しているところでございます。
また、10月の初旬におきましては、インフルエンザ対策について、宇陀の医師会、市立病院、市との協議会を予定しておりますので、今後、開業医と連携して、2次感染に対して対応をしていきたいと考えております。
また、先ほどの質問の中の大会におきましても、消毒用アルコール、マスクなどを準備いたしまして対応していきたいと考えております。
なお、市民への通知に関しましては、市の広報誌、CATV、ホームページなどで、感染予防の啓発などの最新情報の提供を行っていきたいと考えております。
今後、国において、新型ワクチンの接種方法がこの9月末ぐらいには決定する予定でございます。決まれば、国及び県の指導によりまして、ワクチンの接種を進めていきたいとこのように考えております。
以上、回答といたします。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
おはようございます。それでは続きまして、宇陀市立病院の患者の受け入れ体制と院内感染防止対策についてのご質問にお答え申し上げます。
新型インフルエンザの患者さんの診療体制につきましては、これまでは、奈良県において指定された医療機関での診療を行っておりましたが、先月8月18日に、秋から冬に向けて患者数の大幅な増加が起こり得るとの観点から、一般医療機関すべてにおいて診察を行う。また患者の入院処置は実施せず、原則自宅療養とする。ただし、入院が必要な重症患者については救命を最優先とする。医療提供体制の整備と院内感染対策の徹底により、疾患を有する患者さんへの感染防止に努めるよう、感染症法による国の指針に基づき、奈良県から通知がございました。
あわせて奈良県当局からは、患者発生のピーク時には21床の入院ベッドを確保してほしい旨の依頼があり、当院といたしましては、国の指針に基づき、診療体制を整えるとともに、他の疾病で入院中の患者さんを考慮しながら、ベッドの確保に努める考えでございます。
病気治療の場である病院は、その一方では多様な病原体に感染した患者さんが集まるところでございます。感染症が発生しやすい場所であると言われております。病院内は、一般的な市中環境と比べて感染への抵抗力が低下した人も多く、感染症の集団発生の危険性が高いため、その分、院内において感染拡大の防止に神経をとがらせ、徹底して感染防止に努めているところでございます。
市立病院では、今回の新型インフルエンザの流行が叫ばれる以前から、鳥インフルエンザなどの新型感染症の発生に備え、あらかじめ対応マニュアルを作成しておりましたので、今回の新型インフルエンザに対しましても、そのマニュアルに沿った対応をさせていただき、今日に至るまで一切の混乱もなく、また院内に感染上も何ら問題なく推移してきておりますことをご報告させていただきます。
当院の新型インフルエンザに対する診療体制について、簡単に説明させていただきますと、インフルエンザの疑いのある患者さんは、感染患者さん専用の診察室で診察を行い、一般患者さんとは隔離した場所で診察することとしております。そのため、インフルエンザの疑いで来院されました患者さんには、隔離して診察させていただく旨を説明させていただき、病院内にお入りいただく際にも、玄関からではなく宇陀川浄化センター側の非常口から2階の診察室に入室いただくため、病院職員が感染患者さん専用の診察室までご案内させていただいておりますので、受診される際には、先ほどもありましたように、必ず前もって電話等でご連絡をいただき、指示を受けられた後、マスクを着用して受診いただくことにしております。
診察は、問診の後にインフルエンザ迅速診断検査を実施し、その検査の結果、A型陽性の反応があった場合、薬処方され、国の方針どおりに自宅療養を行っていただきます。幸い、これまで、呼吸系に重篤な症状を訴えられる方や、慢性疾患をお持ちの方が新型インフルエンザに罹患されたようなケースは、当院では発生しておりません。当院での新型インフルエンザの患者さんのほとんどが高校生及び大学生で、現在、全員、平癒いただいております。
また、小児科の対応は午前中だけとなりますが、インフルエンザが疑われる患者さんにおかれましては、マスクを着用していただいた上で、他の患者さんとは離れた場所でお待ちいただき、診察も小児科の第2診察室で診察をさせていただくこととし、隔離して診察させていただく体制を整えております。小児科では、受診された中で市内在住の新型インフルエンザの患者さんは、現在までのところ2名おられ、投薬治療により、自宅療養をいただいております。
これからの季節は、新型インフルエンザだけでなく、季節性のインフルエンザやノロウイルスが流行しやすい時期となります。日ごろより病院職員が病気の感染源となることのないよう、マスクやゴム手袋、手指消毒などを徹底して行っており、新型インフルエンザの感染拡大防止に努めているところでございます。
特に、インフルエンザはうがいと手洗いの励行が効果的であると聞いております。市民の皆さん、また来院される皆さんにおかれましても、うがいと手洗いの励行、マスクの着用を行っていただき、感染防止へのご協力をお願いいたしまして、答弁とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
喜多教育長。
教育長(喜多 俊幸君)
学校等におけます新型インフルエンザの対応について回答いたします。
新型インフルエンザが全国的に流行の兆しを見せておりますし、中には死亡というニュースも出てきております。私は、危機管理上、重要な課題であると認識をしているところです。
その対応につきましての基本的な姿勢ですが、感染拡大防止の視点から、集団発生を早期に食いとめることを最優先としまして、各学校等におけますところの感染予防対策の充実及び幼児・児童・生徒に対する保健指導の徹底を行ってまいります。
その対応につきましては、県のインフルエンザ対策本部及び市の対策本部、または県教育委員会からの諸通知に基づきまして、学校等に周知をしてきたところでございます。特に、2学期の始まります前に、その対応について、各学校・園・所長さん及び養護教諭を緊急に集めまして、感染予防対策の対応について指示をし、周知を図ったところでございます。
具体的には、本日、議員の皆様方のお手元に資料として配付をさせていただきました内容となっております。
つまり、感染予防対策といたしましては、学校、園は児童・生徒、保護者に対して手洗い、それからうがいの励行、マスクの着用、インフルエンザ様症状がある場合の医療機関の受診、休業中の外出の自粛、せきのエチケットの徹底、朝夕の検温等の徹底を指導したところです。また、学校に対しまして、手洗い消毒用の液を全校に配付をさせていただきまして、石けんでの手洗いの励行はもちろんですが、必要に応じて消毒薬による手洗いの実施の徹底をしております。
また、インフルエンザ様の症状が出た場合には、欠席者から学校へ報告をしていただくことをお願いしてをおります。
お尋ねの学級とか学級閉鎖の基準がどのようになっているのかということは、2のところで示しておりますが、学級閉鎖は、一つは、市の教育委員会設置者は7日以内に同一学級においてインフルエンザの診断が報告された児童・生徒が3名以上の場合は、その学級を閉鎖する。それから、閉鎖の期間は、3人目の患者の診断が報告された翌日から5日間としております。学年閉鎖につきましては、設置者は、学級を越えて感染拡大のおそれがある場合には、状況に応じてその学年を5日間の学年閉鎖といたします。さらに、休校につきましては、設置者は、学年を越えて感染拡大のおそれがある場合には、状況に応じてその学校を5日間休校させるとしております。このことにつきましては、保育所、学童保育においても同様の扱いをすることとしております。
なお、現在はこういう状況でございますが、インフルエンザの診断者等の報告を見ながら、基準の見直しが順次されていくところでございます。
また、長期の学校の臨時休業等の措置についてでございますが、当該期間中の学習課題をあらかじめ準備をしておりまして、そしてこういうことが発生した場合には、家庭学習の措置として指示をさせております。子どもたちが家庭において、教科書あるいは新聞等、またほかの図書を使いながら学習を進めるという方向を指示をしてあります。
また、そのほかに生活指導あるいは保健指導、こういうことはもちろんですが、往々にして、患者やあるいはその家族に、感染から起こるところの差別的な考えが起こらないように、十分配慮をしていただくこともお願いをしているところです。
なお、議員お示しのように、学習内容の進度が心配になるところです。これにつきましては、おくれた場合には授業づくりの創意工夫をすることや、あるいは学習課題を与えてありますので、それに対する質問を受けるというようなこと、あるいは放課後に時間を設定して、そこで補充的な授業をする等、実態に合わせまして補充授業をしてまいりたいとこのように思います。その際、十分、当該学校と相談をして進めてまいります。
なお、学校等における発症についてのお尋ねがありましたが、9月以降、数件の発症が報告をされてきております。ほとんど平癒をしているところですが、1名、現在、家庭待機をしております。
この感染を見てみましたら、ほとんどが家族感染です。兄が感染されたものを弟が感染したとかそういうものが多くありまして、学校における周辺感染というものは、今のところ報告をされておりません。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
21番、小林一三議員。
21番(小林 一三君)
それぞれに取り組みをしていただいておるわけでございます。
それでは、自席から再質問をさせていただきます。
まず、健康福祉部にお尋ねをしたいと思います。
インフルエンザが国内で発症しまして、そして国からの指示あるいは県からの指示に従って、迅速に今日まで取り組みをしていただいておるわけでございます。その中で、私もいろいろとホームページの中で住民、市民の周知を見させてもらっております。7月27日においては、奈良県の新型インフルエンザ感染本部連絡会議におきまして、新型インフルエンザの疑いのある患者全員については、遺伝子検査による確認を行わないことが決定したことにより、市内における患者発生状況が発表できないことになりますとこういうことで周知をされております。それから、現在におきましては、先ほどからも答弁をいただきましたように、感染予防のマニュアル等々を含めた新型インフルエンザ対応変更のお知らせということでホームページにも出されておりますし、ケーブルテレビ、うだチャンにも報道していただいております。
しかし、さきにも私が申し上げましたけれども、私もいろいろとイベントに参加をさせてもらっております。宇陀市内でも、9月におきましても多くの催事がございました。その中で、私は、ほとんどの方がマスクをされていなかったのではないかな、こんな思いをしております。と申しますのは、やはり危機感が余りないのではないかと。いわゆる市からの情報が市民に余り発信をされていないのではないかなと、こんな思いをしております。
今、答弁にございましたように、やはり6例目までは公表されておりまして、それから後の公表はされておりませんが、市立病院におきましても、受診された方の中に感染者がおられた、あるいは学校の生徒さんの中にも完治された方もおられるわけでございますけれども、やはり感染された方がおられるということは、市民の皆さんはまだご存じないのかなと、こんな思いもいたしております。
これから冬季に入りますと、鳥インフルエンザも含めまして、非常にインフルエンザの流行期に入ってまいりますけれども、ある県外の市でございますけれども、特に県が取り組みをされておりまして、迅速に、自治体で新型インフルエンザの感染諸情報の即日公表をネット配信をしておるというような市が出てきております。そのことによって、啓発あるいは危機感を持っていただいて、少しでも2次感染を防ぐというこういう意味合いのものでございまして、名前でございますけれども、リアルタイム感染症サーベイランス、いわゆる即刻情報提供という形の中で、市内の患者の発生状況あるいは学校の欠席者数、これを個人情報の阻害にならない範囲の中で情報発信をする。こういうことで、医療機関と学校からの感染諸情報を、即日ネットで公表している市もあるわけでございますけれども、やはりそういった観点から、住民の危機感というのがちょっと薄い。このインフルエンザについては病状も比較的軽いと、中程度ということでありますから、その辺も加味するのかなという思いはするんですけれども、今後、当市におきまして、そういった本当の地域の危機管理の中で、これもやっぱり伝染病でございます。やはり一人でも少なく感染者を抑えるためにも、県内の情報も大切でございますけれども、やはり市内の情報が一番肝心かと思いますが、その辺についての見解をお願いを申し上げたいと思います。
議長(玉岡 武君)
上田健康福祉部長。
健康福祉部長(上田 順啓君)
ただいまの質問ですが、市民の皆様に対しましては、ケーブルテレビ、またホームページ以外に回覧という形で、インフルエンザの対応につきましての回覧をしております。その中におきまして、一番大事なことは、やっぱり正しい生活習慣を身につけまして、まめにうがいを励行すると。それともう1点、マスクの着用につきましてですが、これは、せきやくしゃみの症状のある方は必ずマスクを着用することをお願いしております。
基本的に、イベントまた大会におきましては、体調の悪い方につきましては、基本的には、大変申しわけないことでございますが、そのイベントへの参加をお控えください、というような形で対応していかせていただこうと思っております。それと、必ず入り口のところで消毒用のアルコールで消毒をしていただくということを、基本的な形で対応していきたいとこのように思っております。
それと、いろんな情報収集のことについてでございますが、今、県からの指示をいただいておりますのは、蔓延をしないようにということで、そういうような蔓延が発生した場合の早期の把握という形になりましたら、直ちに、こういう状況で発生しとるということはホームページなり、また一番早い市民への通知という形で対応を考えていきたいと考えております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
21番、小林一三議員。
21番(小林 一三君)
しっかりと取り組みをしていただきたいと思います。
続いて、病院でありますけれども、新型インフルエンザということでございまして、ワクチンの製造が間に合わないということで、もうほとんど製造過程も終わりに近づいているようでありますけれども、中旬から下旬にかけて、まずは医療従事者、続いて3歳までの幼児、それから妊婦やあるいは基礎疾患のある人を優先して、その次から小・中学生、高校生と接種をしていくというような方針を国としては示しております。
しかしながら、その新型インフルエンザによる脳疾患を起こした患者さんが7月以降から多く発生してきております。その多くが10歳未満の子どもさんだと言われておりますけれども、おとといも滋賀県で一人の小学生の子どもさんが亡くなっております。そういったことで、脳炎とは違いまして脳症、いわゆる子どもさんの中で、はっきりまだものが言えない幼児の子どもさん、そういった方も感染する可能性が高いということでございます。
きょうは林院長が急患ということでお見えになっておられないので、突っ込んだ質問は避けたいと思いますけれども、ただ1点だけ、新型インフルエンザ脳症の定義、それから初期症状についてだけ教えていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
ただいまの脳症についての定義ですけれども、子どもは水ぼうそうやはしか、突発性湿疹などいろんなウイルスに感染しますが、ほとんどの場合、これらは数日間で治癒し、何の後遺症も残らないものですが、しかし時には、今申されましたように、脳、神経に合併症を生じ、意識障害やけいれんなどの症状を呈することがあります。その代表的な症状が脳炎、脳症と言われております。
脳炎は、主にウイルスが直接脳に入って増殖して、ウイルスが脳にあるということがわかるわけですけれども、脳症は、このウイルスが見当たらない。頭の中に見当たらないというようなことが脳症というように言われております。
初期症状といいますのは、主に子どもさんの体に一部的に麻痺が起こったり、意味不明な言動、少し言葉をしゃべれるようでしたら意味不明な言動、急速に意識障害、意識不明の近くになっていくようなことが脳症の初期的な状況というように言われております。これにつきましては、もっともインフルエンザのときに起きやすいということで、インフルエンザ脳症と言われているようでございます。
それと、先ほどご質問の中で、病院で受診患者数と罹患者数ということでして、市立病院で検査を行った患者さんは267人で、そのうち28人が陽性患者さん。先ほど言わせてもらったように、子どもさんが2人ということでございます。
議長(玉岡 武君)
21番、小林一三議員。
21番(小林 一三君)
続きまして、小・中学校の件でございますが、この18日に県のインフルエンザ対策会議では、休校あるいは学級閉鎖の見直しが行われました。18日以降、各学校の学校長の判断による、というようにお聞かせをいただいております。
先ほどからも喜多教育長のほうから、るる詳しくこの基準についてはご答弁をいただきましたけれども、宇陀市には小規模校がございます。1学年で3名という学校もございます。その学校についても、基準の3名ということになりますと、全員ということになってもまいります。そういった形の中で、この今の基準は、各学校長といろいろと実情をすり合わせた中での基準であるのか、再度お伺いをいたしたいということと、もう1点は、7日まで休校の基準となっておりますけれども、7日以上となりますと、学習の課題を提示をされまして家庭学習ということになっておりますが、幸いにして、宇陀市はCATV、いわゆるケーブルテレビが設置されておりまして、ほとんどの家庭が加入をされております。
そういった中で、今、ケーブルテレビも、まだ時間的には余裕があると思います。その中で、緊急事態が起こった場合に特別番組として、やはり家庭学習をする場合の課題についてもサポートをした指導も行ってもらえないのかなと、そういうようなケーブルテレビの活用ができないものかなと思うんですけれども、この2点について、もう一度ご答弁をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
喜多教育長。
教育長(喜多 俊幸君)
学級閉鎖の基準についてでございますが、先ほど説明をいたしましたように、感染者が出た場合、一定の基準が示されておりますが、その基準は感染拡大のおそれがある場合にというように変更になったわけです。先ほど小林議員からおっしゃっていただいたような場合に、どのように対応するのかということであろうかと思います。こういう場合には、学校長あるいは学校医、保健所等と十分相談をしながら、適切に対応を行っていくこととしております。
また、学習指導にかかわりまして非常にユニークな提案をちょうだいいたしました。私はかつて、テレビ会議システムの双方向受業を担当したことがあります。これは大変おもしろかったところなんですが、それに似たところで、それを教材としてやった場合、多くの成果もありましたが、やっぱりそこへこぎつけていくまでには教材の研究であるとか、あるいは録画の時間であるとか、あるいは経費の面であるとか、今まで一斉授業をしておりましたから、今度はこういう電波を通じた場合にどのように授業をしていくのかというような授業の工夫、手法というものも変わってくるところでございます。非常に興味ある提案としてはお聞きしておきたいと思いますが、今のところ諸課題が多過ぎて、すぐに着手することはできないことを申し上げておきたいと思います。
それから、先ほどお尋ねのありました保護者への周知等につきましてですが、各学校で学校便りを出しておりますので、学校便りによりまして、感染のあった場合等については保護者への周知をしているところです。
最近、あわせて、うがいとか手洗いとかこういうものについても家庭へのお願いをしておりましたら、ことしは風邪を引く者が少なくなったというようなことをお聞きするようなこともありました。子どもたちが手洗いをしたり、うがいをきっちりとするようでございます。
余計なことを申し上げましたが、それからイベントにつきましてですが、運動会のことを大変心配をしておりましたが、今のところ、スムーズに運動会を実施をさせていただいているところでございます。
以上、先ほどからのご質問について答弁をさせていただきました。
議長(玉岡 武君)
21番、小林一三議員。
21番(小林 一三君)
双方向、いわゆるテレビを活用ということになれば、いろいろと試行錯誤、あるいはいろんなハードルがあるかとは思うんですけれども、やはり今のこの時代、先駆けて、せっかくあるうだチャン11を、しっかりとそういった面に活用も今後してほしいな、そうなった場合してほしいなとこういうように思っております。
それから、ちなみに大和郡山市でございますけれども、新型インフルエンザ対策事業費を、今期定例会に対策事業費として補正予算で計上されております。金額にいたしましては300万円ということでございます。また、吉野町では、これから冬季にかけてピークが予想される集団感染対策費として、3歳以上の全町民にマスクを5枚ずつ配布をされてもおりますし、また感染予防対策費として吉野町では2000万円の補正が今回、加えられております。
そういったことで、各自治体の中では、有事に備えた取り組みをされておるわけでございますけれども、宇陀市として、今後、こういったことに関しましてはどういうように取り組みされるか。やはりそういった有事に対しては、しっかりとした取り組みをしてほしいなと、私はそういうように思うわけでございますけれども、この面は市長にお伺いをするわけでございますが、市長には、先ほどから私、申し上げましたように時間もございません。総括を含めて、この問題についてご答弁をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
新型インフルエンザの感染拡大を防ぐということが一番大事なことであろうと思います。したがいまして、それぞれの病院なり、教育委員会なり、各セクションでいろんな対策を講じているわけでありまして、市におきましても、インフルエンザ対策本部を設置いたしまして、それぞれの情報を得ながら、その時々の対応をしていくという段階に至っているわけであります。先ほどお話がありましたように、市民の皆さん方に新型インフルエンザの予防について、どういうようにPRしていくかというのが大変大事なことだろう。おっしゃるとおりだと思います。そういうことに気をつけながらやっていきたいと思います。
今、予算の関係は、少し前の6月ぐらいには出したのかなと思うんですけれども、これから各施設にマスクを配るとか、そしてまた市役所の玄関口には消毒液を置いたりしているんですけど、なかなかそれを利用していただけないという、そこまで余り、先ほどもお話があったように危機感を持ってないのではないかなという感じがありますね。
マスクにしてもそうだと思います。ちょっと暑いものですから、なかなかマスクをしにくいということもあろうだろうと思います。これから寒くなりますと、やはりマスクはしてくるのではないかなと思うんですけれども。話をちょっと聞きますと、かかった人とかそういう方のマスクはきくんだろうけれども、いわゆる何もない人にはなかなかマスクの効能がないと。やっぱり手洗いと、それからうがいというのが一番の効能があるという話を聞きます。
いずれにいたしましても、ちょっと私もそういうことはよくわかりませんけれども、かからないようにするためにはどうすればいいかということを、これからもPRをしていきたいと思いますし、できるだけその予防、マスクの問題とか消毒液の問題とか備蓄をしていって、皆さんに配布できるような体制はとっていきたいな。これからの感染防止のために取り組んでいきたいなと思っています。
議長(玉岡 武君)
21番、小林一三議員。
21番(小林 一三君)
いずれにいたしましても、ウイルスは目には見えないわけでございます。これから冬季に向けて、先ほども申し上げましたように、本格的なインフルエンザの時期に入ってまいります。鳥インフルエンザともあわせて予防対策の周知徹底を図っていただいて、市民が安心のできる迅速な対応ができる体制づくりを、これから努めていただきますように、しっかりと努めていただきますように申し添えまして、私の質問をこれをもって終了いたします。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
21番、小林一三議員の質問が終わりました。
休憩いたします。
11時10分より再開いたしますので、時間厳守でお願いをいたします。
午前10時56分休憩
午前11時10分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、一般質問最後の質問者となりますが、17番、竹内幹郎議員の質問番号13番「宇陀市のまちづくりについて」の質問をお受けいたします。
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
宇陀市議会平成21年第3回定例会の、最終の一般質問をさせていただきたいと思います。皆さん方におかれましては、感謝と希望を持って一般質問をさせていただきたいと思います。宇陀市のまちづくりについて、その行政課題と将来の展望について質問をさせていただきたいと思います。
平成7年に私が旧榛原町の議会に当選させていただき、それ以降、いろいろ議会活動をさせていただいております。そうした中で、平成13年6月から宇陀郡の旧の合併協議が始まり、そしてまた、平成15年4月から法定協議会が行われ、そして9月に破綻。12月に解散。そして新たな枠組みの中で、平成16年4月から合併協議が始まったわけでございます。そして、平成16年9月から法定協議会となり、協議の中で、その年の12月に合併協議の大きな項目、41項目すべてが合意されたことは記憶に新しいところでございます。
そしてまた、そうした経過の中で住民投票も行われ、平成18年1月1日に新たな宇陀市が誕生したわけでございます。この合併に関しましては、旧榛原町長でありました前田町長、そしてまた、時の議長でさせていただいておりました私も含め、非常な尽力があったかと推察されるところでございます。このことに関しましては、前田町長も大きな功績であり、敬意を申し上げるところでございます。
合併協議のまちづくりの中で五つの項目がございました。その一つは、ケーブルテレビの設置事業であり、その一つは病院の建設事業、そしてまた、リサイクルセンターの建設、そして、まちづくり基金の創設、そして産業支援機構の創設というような五つの項目であったかと思います。
合併いたしまして4年が経過いたしまして、ケーブルテレビ事業は完成いたしております。当初、18億円と言われておったものが22億円というような大きなお金になりました。完成はしておりますが、まだまだソフト面では不十分だと思っております。地域事務所が縮小され、地域の方々にとっては不安があろうかと思います。もっと住民サービスについて地域情報を発信しながら、民間活力を活用しながら発信すべきではないかなと思うところでございます。そして、せっかくテレビがデジタル化になっております。早急にデジタルを導入いたしまして、双方向のテレビとして、また住民サービスとして活用すべきではないかなと思っておるところでございます。
宇陀市内には約1200世帯のひとり住まいの高齢者の方がおられると言われております。今回の一般質問におかれましても、高齢者の交通手段としてデマンドバスとかいろいろな議論がございました。やはり、その1200世帯の方々の生活を見守る、そしてまた生活を支援するそんなシステムができないのかなというように想像しているところでございます。
そしてまた、市民病院でございます。
長年の懸案でございました市民病院が今、建設に向けて踏み出そうとしております。奈良県の協議を待つだけとなっているように報告されております。
市民病院は、市民の方々が利用し、活用する病院でございます。建設が目的ではないわけでございます。その運用形態、その運用方法について、もう少しやはり住民の方々に説明し、理解を求める必要があるのではないかなと思っております。
病院は必要でございます。地域の医療機関と身近なお医者さんと連携を持てるような医療連携をするというような方法も必要ではないかなと思いますし、そしてまた、この宇陀市の人口規模からして、1次医療、また2次医療を担わなければならない中核病院として、やはり住民の方々、宇陀市民の方々が安心して受けていただけるそんな医療体制を目指すべきではないかなと思っているところでございます。そのような病院が建設できるのかどうか、そういう医療体制を市民の方々に提供できるのかどうかということをお聞かせ願いたいと思います。
もう1点、まちづくり基金の造成事業につきましては、皆さん方のいろいろな努力によりまして、24億円というような大きなお金が基金にされております。しかしもう一方、リサイクルセンターにつきましては、合併の効果でございまして、市内で処理するような方向づけがなされ、今、適切に処理されておろうかと思います。
もう一つ、産業支援機構の創設でございます。
この事業につきましては、まだ手つかずの状態でございまして、まだまだ、なかなか職員の方につきましても、まだイメージがわかないのではないかなと思っているところでございます。
宇陀市の基幹産業は農林業だと言われております。市内の農業を見てみますと、一部、有機農業でされて成功されている方がおられます。しかし、大多数の専業農家の方、また兼業農家の方につきましては、いろいろ将来展望が見えない中で模索されておるわけでございます。そして今、遊休農地が問題になっております。遊休農地どころか、今やっている、耕作している、つくっているその耕作をどのような形で維持していくのかというところに来ているのではないかなと思っているところでございます。
また、林業につきましても非常に厳しい状態でございまして、阪神・淡路大震災以降、姉歯建築事務所の建築基準法違反事件以降、非常に厳しい状態で、困窮しているのが現状ではないかなと思っております。そしてまた、製造業、企業家の方に聞かせていただきますと、宇陀市内では満足に企業活動ができないというような話も聞かせてもらっております。
産業支援機構の意図するところは、従来の会社とは違い、責任と権限を持って、そしてまた宇陀市の農林業を支援していこう、そしてまた地場産業を支援していこうというような意図のもとに考えられております。そしてまた、その資金は宇陀市のまちづくり基金をつくって、使用して活用していこうという意図であったかと思います。
農業は今まで、米作中心で近郊農業としてだけ生産されておりました。しかし今、世界はグローバルでございます。そしてまた、農業を新しい観点で見る必要があるのではないかな。一つは観光であろうかと思いますし、グリーン・ツーリズムと言われているような施策でもあろうかと思います。
そしてまた、子どもたちが農業に親しむ機会に触れてもいいのではないかなと思っております。子どもたちがバーチャルの世界に陥って、そしてまたパソコンの世界でございますので、リセットすれば生き返る。死んでも生き返る。そういう感性に陥っているのではないかなと思っております。農業についても利用する価値があろうかと思いますし、そしてまた高齢者の生きがい対策としても活用する必要があるのではないかなと思っているところでございます。いろんな考え方を持って、農林業というものを見直す必要があるのではないかなと思っております。
宇陀市を語ろう会という行政施策の懇談会を開催させていただいております。その中では、いろんな方々の意見を聞かせていただいておるんですけれども、農業に関しましては、支援が足りない。農業の生産者と消費者等をつなぐようなシステムを考えていただきたい。また新規農業者を応援する新しい産地づくりをする仕組みがないなどのご意見をいただいております。そのほか、福祉に関すること、林業に関すること、製造業に関すること、男女共同参画社会に関すること。また大和富士ホールでの行政課題と今後の宇陀市政の方向についてなど、開催させていただいておりますが、皆様方はいろんな意見をお持ちでございます。そしてまた、熱心に熱い思いが感じられております。何とかしなければという思いに駆られておるわけでございます。これからも今後の地域の課題、生活基盤について意見を聞かせていただくつもりでございます。
そこで、行政職員の管理職としてどんな行政課題があるのか、またどのように認識し、また解決していくのか聞かせていただきたいと思います。
まず一つは、合併時の新市まちづくり計画についてでございます。もう1点は、宇陀市のまちづくりについてという形の中で、人口減少と高齢化社会を踏まえ、どのようなまちをつくっていこうとされているのか。宇陀市の将来を、宇陀市長を筆頭に、職員の方々も含め、私も含め、宇陀市を思う気持ちは大きなものがあろうかと思います。市長の任期、また議員の任期もあるわけでございます。どのように継承していくのか。行政の組織という義務と責任の中で、基礎的自治体としての行政の継続、職員の思いというものを筆頭部長の総務部長に聞かせていただきたいと思います。
宇陀市のまちづくりはどのようにあるべきか。宇陀市の将来を夢見て、また希望を持って創造する必要があると思います。宇陀市のまちづくりは、皆さんが、人が減ると、皆さんの一致した意見でございます。宇陀市の根幹的なまちづくりを考えますと、農林業のこととか、また観光のこと、また福祉のことということになっていこうかと思います。宇陀市で住まいすることで、人はふえないでしょうが、今のままがいいと感じている人も含め、地元の経済構造を少しずつ変えていく必要があると思います。
今回の民主党の政権のもとで、その基本方針の中で述べられております。人口減少と超高齢化社会が併存する社会に突入しようとしています。まさに時代が激動の変革期を迎えている現在、旧来型の資源配分や行政手法を転換しなければ、というようなことも書かれております。そしてまた、地域のことは地域に住む住民が決める地域主権への転換です、という記載もあるわけでございます。何らかの施策が必要です。大いに議論しながら、まとめ、実行していきたいものでございます。
現在、宇陀市の人口は3万6000人でございます。先日、宇陀市内の小学生の合計を聞かせていただきますと240人だそうでございます。1年生ですね。これちょっと気になったものですから、平成2年の集計を聞かせていただきますと、540人おったというように報告されております。20年たって、44.4%減少しているわけですね。このまま推移いたしますと、平成40年には半減するのではないかな。今に人口は1万8000人になるのではないかなという危惧もあるわけでございます。
そうした中で、今年度も184億円というような決算をされております。そして、市債残高は192億円あるわけですね。1人当たり135万2000円というようなお金でございます。基金も加算しますと、もう少し大きな数字になろうかと思います。そして市税収入は昨年度に比べ、5000万円程度減っておるわけでございます。
人口の減少と行政改革というのは駆けっこをしているようなもので、確実な行政改革が求められていると思います。無理や無駄のない行政づくりの大切さ、最後まで責任のとれる行政のあり方、市民の皆様に現状を正確にわかりやすく説明させていただき、政治家と公務員は公のしもべとして、市民にまちづくり、地域づくりに責任ある仕事をしなければなりません。市民の方々に理解をいただき、行政改革経費の一部を将来の施策に投資しよう、また住みよいまちづくりのために投資しようと考えております。
今のままがいい。今のままを維持するためには努力が必要でございます。施策の転換が必要でございます。宇陀市として誕生したことを生かし、法令の改正も含め、市民の方々も議会も行政も一体となったまちづくりをしなければなりません。優秀な公務員である市の職員の皆様にも、誇りと夢を持てる政策と働く環境づくり、それが財政の健全化と市民への奉仕につながると確信しております。日々努力することが大切であると考えています。
時代は大きく変革し、これからの10年は社会生活も新しいステージに立たなければなりません。時代はどこに変革していくのか、どのような時代に変わろうとするのかをよく見きわめて、日々仕事にしたいものです。宇陀市も時代とともに変わっていくことは大切で、その変化に市政のあり方も変わっていかなければなりません。総務部長のご回答をいただき、また最後に前田市長の所見をいただいて、質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
樋口総務部長。
総務部長(樋口 保行君)
総務部の樋口でございます。どうかよろしくお願いいたします。
質問番号13番、竹内議員の、宇陀市のまちづくりについて、のご質問で、特に私には、行政職員の管理職としてどんな行政課題があるのか。またどのように認識し、解決していくのかということと、それからまた、人口減少を踏まえ、どのようなまちをつくっていこうとしているのか、のご質問につきましてお答えをさせていただきます。
なお、お答えをさせていただきますのは私の主観ということでもございます。お許しをいただきたいと思います。
宇陀市は合併後、間もなく4年目を迎えようとしているわけでございます。合併における行政課題につきましては、合併の成果を出すとともに、宇陀市の将来を左右するとも言える重要な政策、または重要な課題に対応していくことであると思います。
合併に伴い策定された新市まちづくり計画は、合併以降のまちづくりの基本方針を定めるとともに、その実現を図ることにより、新市全体の均衡ある発展を目指すために策定されたものでありました。この策定に当たっては、旧4町村それぞれから目指してきたまちづくりの基本的な方向や特色、年次的な事業などを確認し、目指す宇陀市の将来像を求めつつ策定されたものでございます。そして、これに基づきまして、これまで各地域自治区における均衡あるまちづくりに着手するとともに、目標実現に向けて取り組みがなされてきたところでございます。
そして、宇陀市が誕生して3年目に、新たな総合計画の策定に着手され、新市まちづくりの計画の主要たる方針を十分生かしながら、今後のまちづくりにつなげていくように策定され、そうした中で、本市において宇陀市の将来のまちづくりへの基本構想となるべく、宇陀市総合計画の策定が行われてきた経緯であったと思うわけでございます。
現在は、宇陀市が進むべく方向性を示しながら、宇陀市の特性を生かしたまちづくりに基づいた事業を粛々と具現化しているところでございます。また、今後におきましても、社会・経済環境は依然と厳しい状況が続くことと思われますが、行政改革のさらなる推進を行いながら、総合計画の「自然と共生し、歴史・文化が育むふれあいと活力あるまちづくり」に向けた諸施策に取り組んでいかなければならないものであると思っているところでございます。
そこで、議員お尋ねの人口減少を踏まえ、どのようなまちをつくっていこうとしているかというご質問でございますけれども、宇陀市の地域の特性や市民の皆様方のニーズなどもあるわけでございますけれども、まちづくりへ向けての発展を図るための取り組みは幾つも挙げられるわけでございます。少子高齢化や人口減少問題、自然災害の恐ろしさからの危機管理体制、また地域産業の振興や公共交通体系、教育、子育て、歴史、文化など、いろいろなまちづくりの分野があるわけでございます。
私は、こうした主要課題のたくさんある中で、今、宇陀市に求められているまちづくりの一つには、総合計画にも示されております、宇陀市の玄関口でありまして、駅でもある近鉄榛原駅周辺の整備が必要であると思っているところでございます。これまでから、駅南側の中心市街地活性化事業及び駅北開発に取り組んできた経緯があります。さらに現在では、市の取り組みといたしまして、駅北の都市計画道路の整備に向けて実施されているところでございます。
また、この近鉄榛原駅周辺の開発につきましては、宇陀市の発展に欠かすことができないものがあり、宇陀市民の多くの方が期待を寄せられておられるのではないかと思います。特に榛原区につきましては、住宅開発を進めてきた結果、人口増加をもたらしてきたところでございまして、過疎化が進む中で、宇陀市の玄関口としてのコンパクト機能を生かした市街地整備が必要であると私は考えておりますし、これからも宇陀市の発展に大きな影響力を与えていくものと推測いたしております。また、このことから、榛原駅には人が集まり、交流する宇陀市の中心的な機能を果たすこととなることから、人と車がスムーズに流れる道路網の整備と、駅前がにぎわう活気のあるまちづくりを行う必要があるのではないかと思っているところでございます。
さらに、経済の活性化ということにつきましては、大企業の誘致などによる雇用の促進などが考えられるわけでございますけれども、依然として厳しい経済状況にあるものの、企業誘致などにも積極的に関係機関に働きかけていかなければならないわけでございますが、一方、地元中小企業の成長も大切なことで、企業育成に力を注いでいくことが雇用の創出並びに税収の増加をもたらし、ひいては地域の活性化につながっていくものと考えているところでございます。
地元企業と行政が一致協力をして地域の発展を図っていくことが、これからの地方に求められているものと思っております。
また、市民と行政との協働のまちづくりを進めていく中で、市民参加を求めるためには、市民への行政情報の提供と説明責任が求められているところでございます。そのために行政は、より多くの行政情報を市民に提供するとともに、行政懇談会や自主放送の活用などを行い、市民と行政が一体となったまちづくりを進めていくことが必要であると思っております。
また、行政運営を行う上で、行政は住民との役割分担を進め、各分野で活動されているボランティア団体などの育成と地域住民のコミュニティ活動など、地域力を高める支援を行うことで、まちの活性化につながっていくものと考えております。
以上、申し上げたことが私の考えの一端でございます。
次に、議員ご質問の、行政の継続という義務と責任の中で、基礎的自治体としての行政施策、職員の思いということについて、というご質問でございますが、私は、まず行財政の効率化という点についてでございますが、合併して、合併の効果として行政のスリム化、財政面の効率化が挙げられるわけでございますけれども、組織や人員、歳出面の見直しは、ある程度の期間を要するものでありまして、現在の地方財政をめぐる状況から見ても、今後の期間に、いかに簡素で効率的な体制を確立するのかが最大の課題であると思っております。
市民サービスの整合のための従来の組織体制は、社会の変化とともに、ある程度の見直しを行う必要もありますが、これらの課題を解決するには、一定の時間を要するものと認識いたしております。
しかし、地方分権の推進や国、県、地方を通じた財政状況の著しい悪化、さらには少子高齢化の進行、宇陀市を取り巻く情勢の厳しさにかんがみますと、こうした諸課題の解決は喫緊のテーマでありまして、私たち管理職を初め、職員みずからの問題として、可能な限り早急に取り組み、それぞれ所管している職務にまい進していくことを期待しております。
以上のことから、これからの分権型社会にふさわしい自治体として、また住民に最も近い自治体として、どのようなまちが必要なのか、市民は何を期待されているのか、このことについて、私たち管理職の共通の認識といたしましては、今回の合併により、市民に最も身近な基礎自治体として、生活に密着した行政サービスを、総合的に提供していく、地方分権の受け皿としての基本的な体制を整えた段階にある宇陀市において、さらに市民との協働を進めることにより、みずからの考えと判断のもとで、地域の特性を生かした個性豊かなまちを、強力に推進していくものであると考えているところでございます。
このことをもとに、目下、財政の健全性の確保と喫緊の課題への取り組みという困難な状況がございますけれども、それを突破し、乗り越えて、市民の皆様にこたえるためには、どんなまちづくりができるのか、私たち管理職だけではなく職員が個別・具体的に考え、実行していくことが使命、責務であると私は考えているところでございます。
以上のとおりであります。まとまりのないことをいろいろと申し上げましたが、議員の思う回答になったかどうかわかりませんけれども、私の考え方としてのご答弁とさせていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
先ほどから、竹内議員のいろんなご意見、ご提案なりを真摯に受けとめてまいります。
まず、合併につきましては、先ほど竹内議員がおっしゃったように、常々合併当時から、一番の行政改革は合併であるというような信念のもとに今日までやってこられたということに、私も敬意を表したいと思いますが、今日までの新市まちづくり計画、合併時のまちづくり計画というものは、やはり私たちの新市の一体感を醸成しようというのが基本的なことであったと思います。それぞれの各区の計画を調整して策定されたのが、新市まちづくり計画でありました。それを受けて、宇陀市の総合計画というものを策定をしたというところでございます。
その運用に当たりまして、我々も各区の均衡を十分に考えながら、事業の選択と実行に移していくということが基本でございまして、その総合計画の中の四つの基本理念を掲げながら、これを実行に移していこうということも総合計画の考え方でございます。
しかし、その過程において、さまざまな背景、その背景にはいろんな変化があるわけでございます。その背景の変化というものに、柔軟に対応していかなければならない、そういう思いもあるわけでございます。それは予算に反映したり、いろんな面で反映をしていく。しかし基本としては、私たちが策定をいたしました基本構想あるいはまた実施計画、そういったものを基本に置いて施策をやっていくということでございます。さまざまな問題がありますけれども、それを崩さずに、先ほど申しましたような時代のいろんな背景に柔軟に対応しながら考えていかなければならないなと、このように思っております。
先ほど、お話もありましたように、合併をするときの大きな施策の病院の問題、あるいはCATVの問題、あるいは産業廃棄物処理場の問題、基金の問題、それから産業振興の問題、この五つがあったと記憶しているんですが、病院の問題につきましては、もうかかれる状態になっておりまして、ただ県の医療計画の策定にかかっているというところでございまして、何とか県のほうも計画を出してくれるそうでありますので、それを出せばすぐに対応していかなければならないとこのように思っておりますし、ケーブルテレビにつきましては、もう先ほどおっしゃったとおりでございます。
また、産業廃棄物の問題は、これはちょっととんざをしておりまして、場所の問題とかいろんな問題があるわけですが、果たして、この宇陀市に産業廃棄物の処理場をつくっていいのかどうかという問題が課題として残っているわけです。大阪湾ベイエリア計画というのがあって、そういったところに持っていくとかいう判断もしていかなければならないのではないかなと、そういう思いもしておりまして、私もちょっと見学に行ったときに出資金として40万円ほど出しているわけですから、どうぞ持ってきてくださいよというような話があったのを記憶しているわけであります。それらを含めて、これからの産業廃棄物の処理場というものも考えていかなければならない問題だとこのように思っております。
おっしゃるように基金の問題は、何とか合併という大きな事業の中で、特例債を活用して24億円の基金を積み立てるというところに重点を置いて、今も進めているところでございます。いろいろと今日まで、さまざまな問題がありました。課題もたくさんあるわけでありますが、その課題をできるだけうまくクリアをしながら、まちづくりをしていかなければならないなと、このように思っているところです。
人口の減少は、もう全国的な人口の減少であります。私たちのこのまちの人口の減少をいかにして食いとめるかという問題は、確かに大きな問題でございます。少子高齢化がどんどんどんどん進んでいるというところに、この大きな問題があるのではないだろうかなと思っております。
人口増加の施策というものも、私は大変大事なことかと思いますけれども、私もかねがね申し上げてきました。このまちの特性を生かしながら、このまちで豊かに住み続けたいという思いの方々がたくさん出てきてくれれば、私はありがたいなと。それによって、そういうような環境づくりということによって、また他市からもいいまちだなといって入ってくれる。そういう人口増加というのが大変重要なことではないだろうかなと思います。
教育の振興、産業の振興あるいはまたインフラの整備、さらにはまた観光の振興、いろいろな施策も、それに向けてやっていけるということではないだろうかなと思っております。私の所見ということでございますので、一端を述べさせていただきました。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
どうもありがとうございました。
宇陀市が誕生したことをいいこととして、また生かしながら、皆様方とともに頑張っていきたい、活動していきたいというように考えております。
どうもありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
これで、竹内幹郎議員の質問が終わりました。
これをもちまして、一般質問を終わります。
ただいまより、暫時休憩いたします。
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
日程第2、委員長報告を行います。
今期定例会の会期中、議会運営委員会及び産業建設常任委員会、福祉厚生常任委員会、総務文教常任委員会を開催いただき、また、予算審査特別委員会及び決算審査特別委員会につきましても、それぞれ所管事項について審査いただいております。
予算審査特別委員会及び決算審査特別委員会の委員長報告につきましては、付託事件の上程とともに行っていただくこととし、ここでは、議会運営委員会及び産業建設常任委員会、福祉厚生常任委員会、総務文教常任委員会の委員長報告をお受けいたします。
なお、委員長報告に対する質疑は、すべての委員長報告終了後お受けいたします。
初めに、議会運営委員会の報告をお受けいたします。
議会運営委員会、6番、大澤正昭委員長。
6番(大澤 正昭君)
おはようございます。6番、大澤正昭でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
去る9月16日に、議員から意見書の提出が2件ございましたので、その取り扱いにつきまして、午後1時から議会運営委員会を開催し、協議をいたしました。
まずは、提案者から意見書の内容を聞いた後、協議に入りましたが、最終的な判断、すなわち可決か否決かにつきましては、本議会最終日の議場での判断にゆだねることになり、いずれも所定の提案者、賛成者があることもあり、賛成多数で受け付けをいたすことになりました。
なお、今後における意見書の取り扱いにつきましては、平成18年5月9日の議会申し合わせのとおり、提案は定例会最終日に行うこととし、できるだけ早く所定の賛成者を募り、案文を添えて議長に申し出ることとなっておりますことを原則とし、なお、緊急性が認められる場合は、その都度、議会運営委員会を開催して決定することになりました。
以上、協議をいたし、午後1時20分に閉会いたしました。
非常に簡単ではございますが、議会運営委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
次に、産業建設常任委員長の報告をお受けいたします。
産業建設常任委員会、10番、山本繁博委員長。
10番(山本 繁博君)
ただいま議長の許可をいただきましたので、当委員会の報告をさせていただきます。
去る9月11日午前10時から第1委員会室において、それぞれ全委員と議長並びに市長、副市長、当委員会に所管する農林商工部長、都市整備部長、土木部長、課長の出席により、産業建設常任委員会を開催いたしました。
今回の案件は、大和育成園、近鉄榛原駅の耐震工事について、また都市計画道路東町西峠線について、そして内牧小学校跡地における公共下水道の整備工事についての3件について協議を行いました。
それでは、委員会の内容について説明をさせていただきます。
今回の案件について、委員から意見、質疑は次のとおりでした。
まず、大和育成園、近鉄榛原駅の耐震工事についてでありますが、主な意見、質疑といたしましては、大和育成園の概況、または建物の状況はどのようになっているのか。耐震ということで、榛原駅が対象になっているが、ほかの駅の耐震についての考えはどうか。
次に、都市計画道路東町西峠線についてでは、用地買収が進まない場合、この事業計画をどのように考えているのか。用地買収が完了した土地から事業推進をしてほしい。
最後に、内牧小学校跡地における公共下水道の整備工事については、小学校が存続しているとき、合併浄化槽を使用していたが、その設備は使用できないのか。設備の規模が大き過ぎるのか。老朽化が激しいからかなどの質問、要望、意見などを受けました。
当委員会の所管事務に関するその他の質問や意見として、土地の買収について、地権者とトラブルのないよう、地元住民が納得していただけるような事業推進をしてほしい。
近鉄長谷寺第7号踏切が、ドライバーマナーが悪く大変危険である。このことについて、旧榛原町のときから問題にしているが、今後、宇陀市としての取り組みはどのように考えているのか。
不思木の森公園に存在するテニスコートについて、現在、放置状況にあるが、この場所を今後どのようにしていこうと考えられているのか。
心の森公園内のグラウンドゴルフ場建設事業における芝において、安価な芝を使用したため、現在、草が生い茂っているが、この状況はどのように考えているのか。事業計画に当たっては、二度手間のかからないようにしっかりと考えてほしい。
宇陀市が管理する河川の管理について、改修や管理がしっかり行われているかどうかなど、多くの質疑や意見を受けて、理事者側からの答弁、対応状況などの説明を受け、委員各位にはおおむねご理解をいただき、午前11時10分に終了しました。
以上、産業建設常任委員会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、福祉厚生常任委員長の報告をお受けいたします。
福祉厚生常任委員会、3番、山本良治委員長。
3番(山本 良治君)
3番、山本良治でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、福祉厚生常任委員会の報告をいたします。
当委員会は、去る9月11日午後1時30分から宇陀市議会第1委員会室において、委員6名と玉岡議長、前田市長、森田副市長、担当部長及び所管の関係職員の出席により、開催をいたしました。
今回の案件は、市民福祉向上の施策についてを議題とし、最低保障年金制度についてと高齢者福祉について審議を行いました。
まず、最低保障年金制度については、全日本年金者組合奈良県本部委員より、最低保障年金制度の実現についての要望書が提出されましたので、奈良県本部の清水さんに参考人として出席をしていただき、要望書の趣旨についてお聞きをいたしました。
委員各位からの主な意見や質疑の内容は次のとおりであります。
年金の財源をどのようにするかということを、もっと論議しなくてはいけないのではないか。
年金を掛けている人と掛けていない人の差はどのようにするのか。
将来、子どもや孫の時代に負担をかけるのなら、現状のままで辛抱しなくてはならないと思う。
財源を国から出すのであれば、それはだれが出すのか。
税率を上げれば財源を確保できるが、今、働いている人たちに大きな負担となり、生活に影響してくるのではないか。
年金を何十年と掛けている人たちが苦しい思いをしている。年金を掛けずにもらえるというのは、考えものであるのではないか。長い間、年金を掛けてきた人たちは、納得できないと思う、などの多くの質問、意見が出ました。
審議の結果、時期尚早であるということで、今回は当委員会としては議会へは提出しないという結論に至りました。
次に、高齢者福祉についてを議題とし、宇陀市介護保険地域密着型サービスについて理事者側より説明を受けました。
各委員からの主な意見や質疑の内容は次のとおりであります。
廃校になった校舎をそのままにしておいても管理が大変なので、特別養護老人施設として利用することはできないのか。
廃校は、耐震の問題もあるが、行政として積極的に売り込みをかけることはできないのか。
全館を使う場合には消防法等の関係もある。広く使うのは難しい面もあると思います。
また、ひとり暮らしの方がふえると認知症が早くなるので、認知症をとめるための施策をどのようにすればいいのかを考えなくてはならないと思う。
認知症を防ぐためには、国や県の基準だけでなく、宇陀市独自で考えてもらいたいと思う。独居者をつくらない施策として、いろいろなイベント等を積極的に行い、お年寄りに外出する機会をつくってもらいたい。
また、市立病院とさんとぴあを活用して、宇陀市の人口が減らないように介護のサービスを充実させてほしい。
小規模多機能型住宅介護の施設の特徴は、どのようなものか。
さらには、地元と行政の間に壁をつくらずに、一緒になりながら考えていかなければならないと思う。などの多くの質問、要望、意見が出ましたけれども、理事者側の答弁、説明により、委員各位おおむねご理解いただき、午後3時閉会をいたしました。
以上で、福祉厚生常任委員会の報告といたします。
議長(玉岡 武君)
委員長報告の途中でありますが、もう少し時間がかかるようでございますので、あとの報告につきましては午後にさせていただきたいと思います。
それでは、これをもちまして午前の審議は終わり、休憩に入ります。
再開は13時、時間厳守でお願いいたしたいと思います。
午後0時01分休憩
午後1時00分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、総務文教常任委員長の報告をお受けいたします。
総務文教常任委員会、2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
失礼します。議席番号2番、総務常任委員会の上田でございます。ただいま議長から許可をいただきましたので、9月14日に開催いたしました総務文教常任委員会のご報告を申し上げます。
委員会は、午前10時から宇陀市役所4階第1委員会室において、全委員と議長、理事者側からは前田市長、森田副市長、喜多教育長を初め、関係所管職員の出席のもと、開催をいたしました。
事案につきましては、総務部企画課所管の公共交通体制の取り組みとその現状について及び教育委員会教育総務課所管の給食センターの統合についての2事案について、所管課所から取り組み状況を含め、進捗状況について調査を行いました。
私と前田市長のあいさつの後、最初に公共交通体制の取り組みとその現状について、担当の総務部菊岡参事から、地域公共交通については全国的に危機が来ており、いろいろな取り組みを各自治体が進めている中、宇陀市においても新たな交通体系の組み立てを検討しており、公共交通対策会議を構成し、広く意見をいただきながら、市民アンケート結果を酌み入れ、最初に交通困難地区である室生区で、平成22年度から実車運行を行いたい。また、スケジュール目標に基づき、室生区の中に入り、実際に利用されている方に意見を聞き、整備を進め、今年度中に宇陀市の連携計画としてまとめていきたい、と説明をされ、続いて、増田企画課長から資料に基づき説明があり、宇陀市地域公共交通活性化再生協議会によって、市の地域公共交通の体制や取り組みをどのようにするか、公共交通総合連携計画を平成21年度にまとめるよう進めている。宇陀市の人口動態については、平成7年をピークに減少の傾向で、高齢化率では県平均を上回り、約30%になっている実情を踏まえ、宇陀市の公共交通の抱える課題として、まず最初に高齢者の外出機会の支援をする公共交通サービスの提供が重要であって、利用実態や住民ニーズを踏まえた新たなサービスが必要であること、また、現在の公共交通空白地域の解消など5項目にまとめ、交通弱者の移動を保障できる公共交通サービスの展開、地域の実情に合わせた持続可能な公共交通体系の再構築、既存公共交通のサービス改善などによる利用促進、地域住民、公共事業者、行政、3者の協議による公共交通の維持、継続という目標に基づき、4区の課題や目標を4区ごとに整理した結果、本市の公共交通の空白地域については道路が狭隘で、バスの進入が難しいなど、谷あい集落が点在しているので、全国的に乗り合いタクシーのデマンド型交通の導入が進んでいることから、宇陀市にとってもデマンド型交通手段が望ましいと報告があり、22年4月以降から、民間バス路線が少ない室生区において試行運転を検討中で、フルデマンドとして、予約の家まで迎えに行き、目的地まで運行する方法と、ミニデマンドとして、あらかじめ空白地域がないよう多数のバス停を設置しておき、予約があった場合のみバス停間を運行するシステムと、部分的なデマンドとして、現在の市営の有償バス路線を存続して、バスの来ない空白地域へバスルートを設定し、予約があった場合のみバスルートを迂回して、新たに設置したバス停へ向かうシステムの、3例の運行方法案の説明を受け、その後、質疑を行いました。
途中、昼食休憩を挟み、午後から、教育委員会喜多教育長から、学校給食センターの統合について、合併協議の中で、新市まちづくり計画において至急に取り組むよう記されており、行政改革の方針としても統合する方針で進めてきている。前回6月の定例議会でも話題に上がり、審議をいただいた。以前からの懸案事項として、統合について進めていきたいと考えていると説明をされました。
学校給食の歴史、宇陀市の教育センターの統合の経緯等々を説明をいただき、平成22年4月から、菟田野小学校、中学校の給食を北給食センターにおいて調理するよう進め、質疑の中で、夏休み終了後、9月から大宇陀区内の小・中学校を加える計画が示されました。
教育長の説明の後、吉村教育委員会事務局次長から、北宇陀学校給食センターにおける年度別給食提供数の推移、宇陀市における給食提供数の予測、学校給食法に基づく実施基準、最後に市町村別調理人1人当たりの給食数について、資料に基づき説明を受け、質疑を行いました。
その後、南宇陀学校給食センター及び北宇陀学校給食センターの順で、両給食センターの視察を行い、視察終了後、散会をいたしました。
主な質疑内容は次のとおりでございます。
まず、公共交通体制の取り組みとその現状については、運行経費と利用者ニーズの考え方について、経費がかからないで地域の利用者のニーズに合った事業運営のできる運行計画を示すように。
運行経費について、市が負担できる経費の水準の考え方について。
運行経費の考え方で、合併前の行政の財政負担から検討すると、同額が見込めるのではないか。
時間帯を考慮して、スクールバスとの混乗の考え方に対する取り組みについて。
宇陀市の高齢者人口について、高齢化率だけでなしに、高齢化人口と今後の高齢者の実態の推計についても検証できる資料を求めていました。
混乗による安全面の確保の考え方や市民の利用頻度を考慮すると、実態に合わない市民のわがままな要求と考えていないのか。利用実態に合った計画を財政の許認範疇で進めていただきたい。
地域の住民の皆さんと協力して、利用地域の市民からの投資も呼びかけ、慈善の公共交通を身近で協力いただける方策を検討いただきたい。
バスを通せ、だけの要求を受け入れるのではなく、地域で何ができるかも同時に集約をしていただきたい。
三つのデマンド交通プランにおける運行エリアと利用者負担の料金、経費の算出根拠、予約のあり方、運行委託先の検討等に質問がありましたが、試案の素案という位置づけで、今後の検討の中で、宇陀市地域公共交通活性化再生協議会との最終協議までに再度調査を実施することとしました。
続いて、給食センターの統合については、給食の担当エリアが変わったことによる調理評価の違いに対する対応について。
学校給食法に定められた基準配備のための人事施策と余剰要員が発生したときの対策について。
北宇陀給食センターからの発送により、給食の適温管理について。
統合による財政効果の試算内容について。
配送業務の委託の考え方について。
統合後の人員と重機類の増加に対して、十分な広さと空間を確保することができるのか。また、その対応策について。
統合のために実施する改良工事等の経費について。
統合後の給食数の推移について。
南学校給食センターの跡地活用の考え方について等で、類似質疑も幾つかありましたが、以上でございます。
質疑内容につきましては、いずれの事案にも理事者側の答弁、説明により、委員各位おおむねご理解をいただきました。
質疑の後、両給食センターの視察を行い、それぞれのセンター所長、栄養士、調理士等からも現場の実態について説明を受け、午後3時43分、視察終了後、市役所玄関にて散会をいたしました。
以上をもちまして、9月14日月曜日に開催いたしました総務文教常任委員会の報告を終わります。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
初めに、議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、産業建設常任委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
質疑なしと認めます。
次に、福祉厚生常任委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、総務文教常任委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま総務文教常任委員長のほうから委員長報告を受けまして、私、一つ教育委員会のほうにお聞きをしたいわけでございますが、合併の前提といたしまして給食を一本化、これは行政改革の一環として非常に私はいいことだとは思いますが、給食というのは子どもの食の楽しみ、また栄養のバランス等々を、計画をもとに始められたものでありますが、合併後、大宇陀校区の生徒、また菟田野校区の生徒より、給食の献立が非常に落ちたと、生徒のほうからの話、また保護者からもそういう話を聞くわけでございますが、私は思うのは、今、委員長より報告でございましたとおり、経費のかからない運行状況を述べられていましたが、やはり一番大事な子どもの食につきまして、そのような献立では、また今後、行政面で経費の削減等々について、また配ぜんの時間帯もあると思いますけれども、この点について教育委員会といたしまして、小学校、中学校の給食の献立を落とさないように自信を持って答弁できるかお聞きをしたいのと、また合併当時の、各4区の学校給食の残さい、残食ですね、その報告と、合併後の給食の残さいの報告をお聞きしたいと思いますので、ひとつそこを詳しく説明していただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
基本的には委員長に対しての質疑をお受けしておりますが、委員長からお答えできますか。
それでは、2番、上田徳委員長より報告していただきます。
2番(上田 徳君)
ただいま泉岡議員のほうから、合併に伴いますところの給食の資質についてのご質問と、もう1点は、残さい、これは残食になるのか、どちらかちょっとわからないですけれども、要は、食べなくて残ったものなのか、それとも捨てられる食べ残しのことなのか、そこらがちょっと理解ができない部分がありますけれども、その2点目につきましては私どもの論議の中で出ておりませんでしたので、ちょっとお答えすることは難しいかなと思いますけれども、最初にございました給食の資質が、合併によっていろいろと保護者、または児童・生徒から意見があるということは、委員の中からも質問がございました。
しかしながら、今後の部分としましては、約3000食の給食がなされるわけでございますけれども、今までは、それぞれの給食センターにおきまして、栄養士2名がそれぞれの献立をしておられたということでございました。過去の調理についての評価というものにつきましては個人差がございまして、委員の中にはおいしくないという人もございましたし、また答弁の中では、大変おいしくなってありがたいというようなこともお聞きしておるということでございますので、この際、評価につきましては差し控えるといたしまして、これから合併後にそういった問題に対する考え方につきまして、委員会のほうから回答をいただいておりまして、これからは2人の方が同じメニューを献立をしていくというように報告をされておりまして、2人のよいところがメニューに反映していただけるのではないかなというようなことをお答えいただいておりまして、地産地消を含めまして、学校給食が持っておりますいろいろな諸課題については、今後そういった部分も含めて統合後にも担保はされているのではないかというような報告があったことを申し上げます。
私の説明で行き届かないところがございましたら、直接、委員会に聞いていただくということもございますけれども、一応、委員長報告に対する質問ということで、委員会のほうでお答えをさせてもらいたいとこのように思います。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
私のお聞きしたかったのは残食でございます。
また、1施設にすると、やはり配ぜんする時間帯等々もございますが、その点についても、温かいものは温かいうちに食べていただく、そういう時間帯の配慮もなされると思いますので、その点をお聞きしたいのと、また冷凍食品が多いように見受けられるという子ども、また保護者からの意見もございましたので、その点について委員長のほうからも、委員会で協議されたと思いますので、その点についてひとつお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
統合によりまして、現在の南学校給食センターが、予定では来年度7月の給食をもって終了し、そして、すべての学校が榛原にございます宇陀市北学校給食センターに集約をされてくるということでございます。
現在のところ、北学校給食センターが配送しております遠隔地につきましては、室生東小学校が一番最遠端というようになっておりまして、約30分かかっておるとお聞きしております。したがいまして、今後、来年度4月に予定をしております菟田野区小・中学校及び来年9月予定の大宇陀区内の小・中学校につきましても、北学校給食センターからの配送時間につきましては30分以内で配送ができるということで、配送状況につきましても、給食の温度が下がらない特殊な飯缶ですか、そのようなものをご利用いただいて、そして、給食に対するそういったハード面でのふぐあいというものはなくしていくということでございます。
また、レトルト食品等の冷凍食品の関係につきましては、現在、お使いいただいておる範疇の中で進めていくということでございまして、特段、合併によりまして給食数がふえることによって、新たなものを取り入れるというようなお話は聞かせてもらっておりません。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま委員長報告の中で、来年4月に菟田野より、また9月ごろより大宇陀小学校を一括して給食を進めたいという報告をいただきましたが、何かにつけても子どもの健康はやっぱり食事からでございますので、ひとつ献立を落とさないようによろしく、財政が厳しいのはわかりますけれども、行政側といたしましても、献立のメニューを落とさないで、ひとつご協力のほどお願いいたしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
以上で、委員長報告を終結いたします。
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程に従いまして日程第3、議案第80号及び日程第4、議案第82号並びに日程第5、議案第83号の3議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました3議案につきましては予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。
予算審査特別委員長、21番、小林一三委員長。
21番(小林 一三君)
21番議席、小林でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、9月16日の今期定例会第2日目で付託された議案を審査するため、去る9月24日午前10時から市庁舎大会議室において、9名の全委員と議長及び前田市長を初め、理事者並びに説明員の出席により、予算審査特別委員会を開催いたしましたので、その報告をいたします。
まず、審査の結果につきましては、お手元に配付をいたしております委員会審査報告書により報告をいたします。
平成21年9月28日、宇陀市議会議長、玉岡武様。予算審査特別委員会委員長、小林一三。
委員会審査報告書。本委員会に平成21年9月16日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、宇陀市議会会議規則第102条の規定により報告します。
事件番号、件名、審査の結果。
議案第80号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第82号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。議案第83号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、原案可決。
審査の経過については、私と市長のあいさつの後、付託された議案の質疑に入りました。
委員からの主な質問や意見の内容につきましては、次のとおりであります。
平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)における歳入についての質問、意見について。
政権が交代をしてから、いろいろと動向、推移を注目しているが、この補正予算を新政権が一時凍結する、見直しするというような話が出ていますが、実際問題として手つかずの事業が幾らかあると思うが、全般的に見て財務部はどのように受けとめているか。
国庫補助金は命にかかわる暮らしの補助金ですが、これは政権が交代をしたのと問題ありませんか。
続いて、歳出についての質疑、意見であります。
文化体育事業団費の需用費の修繕料を詳しく説明を願う。
婦人に関するがんの検診関係の具体的な内容について教えてください。
婦人検診を早くしないと手おくれになります。
検診受診率が50%の検診目標ですが、奈良県並びに宇陀市が低いのは、どのような理由があるのですか。啓発が十分にできていなかったのですか。
榛原駅の待望のエレベーター設置工事4基の工事は、いつごろから進められて、いつごろ完成予定ですか。
中学校費の部活動全国大会選手派遣費負担金の内訳がわかれば、説明をお願いします。
室生振興センターのアスベストの委託料ですが、アスベストの調査をすると同時に耐震の検査をすることによって経費の削減になると思うが、どうなのか。室生振興センターの耐震はしないで、アスベストの工事が終わった時点で使用可能ということですか。
次に、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質問、意見についてでございます。
森林組合の従業員は10名か15名だと思うが、小学校であったときに下水道を引かなくて合併浄化槽で使用しており、森林組合になってから金額をかけて下水道を引くのですか。
宇陀市においては、かなりの下水道工事が進んでいるが、加入率は低い。下水道の市債もかなり多い。無理までして工事をするのかという疑問点があります。財政の厳しいときにしないで、財政がよくなるまで置いておいたらどうか、など以上でございますが、各会計において質問、要望、意見などがありましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむねご理解をいただきました。
最後に各会計の可否について採決を行い、すべての会計が賛成多数をもって可決すべきものと決定しました。
その後、私のあいさつの後、午前11時9分に散会をいたしております。
以上をもって、予算審査特別委員会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに討論並びに採決を行います。
初めに、日程第3、議案第80号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第80号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第82号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第82号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第83号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第83号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
午前11時44分休憩
午前11時10分再開
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして日程第6、認定第1号から日程第21、認定第16号までの平成20年度各会計決算認定16議案を一括して議題といたします。
ただいま議題といたしました16議案につきましては決算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、決算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。
決算審査特別委員長、7番、井戸本進委員長。
7番(井戸本 進君)
議席番号7番、井戸本進でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、決算審査特別委員会の報告をいたします。
当委員会は、9月16日の今期定例会第2日目で付託された議案を審査するため、去る9月17日午前10時から市庁舎大会議室において、全委員と玉岡議長、中山監査委員及び理事者側より前田市長、森田副市長、喜多教育長を初め、関係職員の出席により、決算審査特別委員会を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
審査結果は、お手元に配付の審査報告書をごらんいただきたいと思います。
平成21年9月28日、宇陀市議会議長、玉岡武様。決算審査特別委員会委員長、井戸元進。
委員会審査報告書。本委員会は、平成21年9月16日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。
事件番号、件名、審査の結果。
認定第1号、平成20年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第2号、平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第3号、平成20年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第4号、平成20年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第5号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第6号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第7号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第8号、平成20年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第9号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第10号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第11号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第12号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第13号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第14号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第15号、平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第16号、平成20年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。
審査の経過については、私と市長のあいさつの後、付託された各議案のそれぞれの質疑に入りました。
委員からの主な質問や意見の内容については次のとおりでした。
平成20年度宇陀市一般会計決算、歳入について。
市税。
市税の滞納者で、市民税、固定資産税、軽自動車税等を重複している人はいないのか。
収納ができない案件について、理由が明確なものについては早く処理をして徴収率を上げるべきである。
行政サービスに対する抵抗として、サービスが悪いから税金は払わないという一つの抵抗がある。税の担当者だけが責任を負うのではなく、行政全般の中での徴収率の向上を図っていただきたい。
徴収の公平性を保たないと、いつまでたっても市民の方から不満が消えないのではないか。
固定資産税、軽自動車税については、物に対して課税をしているので、安易に不納欠損処分をすることはいかがなものか。今後、宇陀市の財産の中で事業計画のないものは処分するように努力されたい。
給食費、保育料の滞納は改善をされていないと思いますが、どのような背景があるのか。PTA等の集まりに、各学校の方から給食費、保育料についての教育委員会からのメッセージを発しているのか。
歳出について。
総務費では、アートアルカディア推進費の中の山上公園について、集客を図るためにどのような努力をしているのか。
CATVの関係ですが、普及率はどのくらいか。
民生費では、宇陀市の生活保護の実態、現状についてはどうなっているのか。申請から決定されるまで非常に長い期間がかかりますが、法律では30日以内に結論を出さなくてはいけませんが、現在、申請中とか、この1年間でどういう保護世帯を適用したのか。
衛生費では、ごみ処理で、10月からプラスチック類を生ごみに混入をしていいということですが、旧榛原町では平成10年からごみ袋を有料化して、住民にも負担をしていただくということで分別が始まりました。せっかく分別をしているのに、なぜもとに戻さなくてはいけないのか。住民感情に合わない。プラスチックの袋は今後、使えるのか。
電動生ごみ機で処理をした生ごみを有機肥料として活用するための回収ルートの施策ができているのか。美榛苑、宇陀市立病院の残さいが出てきますが、どのように処理をしているのか。
宇陀市の中で新型インフルエンザの感染者は何人ぐらいか。そして、その対応はどのようにしているのか。老人クラブ等で集団的に発生をした場合はどのようになるのか。
農林水産業費では、山林振興等農林漁業対策事業補助金は、森林組合に対して内牧小学校の跡地活用の補助と思いますが、3年計画で行っている森林組合の進捗状況はどうなっているのか。
土木費では、土木部総務費の負担金補助及び交付金で、どのような会議、協議をしているのか。宇陀市内の県道、国道について、維持管理の面が非常に乏しいと思う。宇陀市の職員でプロジェクトを組んで、修理、維持管理について、協議会等に申し上げていく機会をつくっていただきたい。
4区それぞれに観光地を持っている。道路維持等について、県への要望もそれぞれの部長が連携してやっていただくことが宇陀市の値打ちが上がってくると思う。
公債費では、この2年間で借換債を行っていますが、金利の高い部分で借換債を行わなくてはならない事案はどれぐらいあるのか。
歳出全般について。
経常収支比率を100%を切ることを考えているのか。
行政改革大綱ができて、実施計画等を年次的に進められておりますが、平成20年度につきましては、当初の数値目標の達成ができたのか。
平成20年度宇陀市特別会計決算。
住宅新築資金等貸付事業特別会計では、住宅新築資金の回収がおくれて、収入未済額が5億2963万円で昨年よりふえている。根本的な対策ができないから回収機構をつくったわけですが、どのような見解を持っておられるのか。
霊苑事業特別会計では、未売却区画があると思いますが、現状はどれぐらいあるのか。
歯科診療所事業特別会計では、歯科診療所は交付税算入されていると思いますが、交付税算入の部分はどれぐらいあるのか。
歯科診療は3年前から往診をしていますが、現在は何人の往診をしているのか。
歯科診療所が行政改革の対象になるのではと市民が心配をしているが、どうなのか。
国民健康保険事業特別会計では、国民健康保険税の不納欠損額の、2462万4502円の欠損処理の内容と人数、今後の見通しの説明を求めたい。
収入未済額2億8542万4033円ですが、短期保険証、資格証明書の発行状況はどうなっているのか。
政権交代で後期高齢者医療制度が廃止された場合、宇陀市の状況はどのようになるのか。
保険制度についての市長の見解はどうなのか。
介護保険事業特別会計では、収入未済額は年間18万円以下で月1万円以下の方が該当していますが、その点の確認をさせていただきたい。
簡易水道事業特別会計では、4区ごとの現状の水道普及率はどれくらいか。
大宇陀区では、水道の基本料の違う地域があるということですが、実態についてお聞きしたい。
9種類の料金設定は知っているが、できたときの状態とかいろいろな問題は二、三年前から聞いているが、統一する考えがあるのか。市長の見解はどうなのか。
後期高齢者医療事業特別会計では、後期高齢者医療収入未済額が282万7700円あるが、何件か。
平成20年度宇陀市企業会計決算。
保養センター事業特別会計では、マネジャーが入ったときに、半年待ってください、結果が出ると思います、ということであったが、1年以上たっても成果が出ていない。これから2年間営業しても、赤字がふえるばかりと思う。
売却をして民間の業者に営業を続けていってもらうほうが可能性は大と思う。
初めは老人福祉センターとしてスタートをしていて、目的が当初から変わってきている。市民のための施設ではなく、企業会計としての、もうけのための施設となっているのではないか。
美榛苑の温泉権はかなりの権利で、仮に民間に売るとすれば、温泉権は高く売れると思う。
リニューアルするとすれば、あくまでも民間の方がすることで、行政が設備投資をして経営に携わる時代ではない。
今後2年間でプラス・マイナス・ゼロの努力をしていっていただきたい。
そして、平成20年度宇陀市におけるすべての決算の総括的な意見としては、削減もよいが、すべきことはするべきではないか等、ほかにも各委員よりさまざまな意見、また後々に対する要望がありましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむねご理解いただきました。
最後に各会計の決算認定の可否について採決が行われ、すべての会計の決算認定について、それぞれ認定されるべきものと決定しました。
その後、私のあいさつの後、午後4時4分に閉会しました。
本会議初日の中山監査委員の報告の中で、Pdca、プラン・ドゥ・チェック・アクションとございましたが、このたびの決算審査特別委員会での内容を今後の予算の編成に反映をしていただき、限られた財源に無駄が生じないように格段の努力を切に要望するものでございます。
以上で、決算審査特別委員会のご報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
以上をもちまして、決算審査特別委員長の審査報告を終わります。
ただいまの決算審査特別委員長の審査報告に対する質疑をお受けいたします。
ございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
1点、認定されているということでございましたけれども、認定第13号の美榛苑の保養センター事業につきましてお尋ねをしたいなと思います。宇陀市監査委員からの意見書の中で、収支改善について昨年と同等の水準をもって今年度も損益が上がっておるというようなことを踏まえて、先ほど、今後2年間で収支赤をなくしてくださいというような意見書があったということでございますけれども、この会計を認定されるに当たって、今後のこの美榛苑経営、今、特別委員会の中でも審議をしているところでございますけれども、決算委員会の方向性として何らかのものが示されたかどうかお尋ねをしたいとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
決算審査特別委員長、7番、井戸本進委員長。
7番(井戸本 進君)
決算委員会におきましては、今後、はっきりとどうしていくというような答えは出ておりません。
以上です。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
常々この議会の中でも、保養センター美榛苑のいろんな審議がされておりまして、1年間の収支を決定するに当たって、具体的な今後の展望を決算委員会の中でも論議をされないままで、果たしてよかったのでございましょうか。その辺について、委員長の中で審議がなかったと、方向性は見出していないということでございますけれども、監査委員の意見書なり、あるいは成果報告書の中にも、いろいろな形でそれぞれの1年間の事業に対する評価を加えられておるというように感じております。したがいまして、やはり決算委員会の中でも、この20年度を締めくくるに当たって、では美榛苑の経営に対するいろいろな審議がどの程度ご意見としてあったのか、もう一度、その点だけお聞きしておきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
決算審査特別委員長、7番、井戸本進委員長。
7番(井戸本 進君)
決算委員会におきましても、何ら審議がされなかったということではございません。先ほど私、るる委員の意見をまとめまして言わせていただいた、そういったことはかなり審議をされたわけでございますが、結果として、さすればどういう方向に持っていくといったそういったはっきりとした結論は出ていないと、そういうことでございます。
また、これにつきましては外部の監査委員さんも入れていただくと、そういう部分もあると思います。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
これを持ちまして、質疑を終結いたします。
これより、議案ごとに討論、採決を行います。
初めに、日程第6、認定第1号、平成20年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について討論を行います。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
議長にお願いがございますが、私は、この認定第1号並びに次の認定第2号及び認定第13号の、3件について一括して反対討論をさせていただいてよろしいでしょうか。
議長(玉岡 武君)
後ほど討論ということになっておりますけど、特別許可いたします。
15番(高橋 重明君)
ありがとうございます。
議席番号15番の高橋重明でございます。ただいま議長のお許しを得ましたので、私は認定第1号、平成20年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号、平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について、及び認定第13号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定について、一括して反対の討論を行います。
去る8月30日、投開票されました衆議院議員選挙で、国民の暮らしを苦しめてきた自民・公明政権が国民の厳しい批判を受け、歴史的大敗を帰し、政権から退場しました。有権者国民が下したこの審判は、日本の政治にとって大きな前向きの一歩であり、歓迎するものであります。
さて、宇陀市誕生から3年目の平成20年度決算認定が慎重審議されました。平成20年度一般会計、特別会計の総額は約295億7753万円で、前年比8.3%減少しています。一般会計歳入の46%が地方交付税であり、その依存度を増し、逆に市民税収入は約5000万円減少し、自主財源割合は24.4%です。経常収支比率は3年連続100%を超え、102.3%となり、人件費、公債費等の経常経費を経常収入で賄えない状態が続き、市税を含む未収入金も3年連続13億円を超えました。未収入金13億円のうち、約5億2000万円が住宅新築資金等貸付事業であり、実質赤字比率をますます悪化させています。未収入金のうち、今期も多額の不納欠損処理をしており、本年10月から新たに年金から天引きされる者にとっては理解できません。
平成20年度から財政健全化比率の公表が義務づけられました。宇陀市の財政健全化比率のうち、実質公債費比率は21.5%となり、早期健全化基準の25%に近づきつつあり、今回、宇陀市保養センター事業特別会計が資金不足比率275.1%は、ついに個別外部監査の対象となり、今度は経営健全化計画が必要となりました。
昭和55年に老人福祉センターとして発足した美榛苑経営も、累積赤字約11億4000万円、負債残高は一時借入金13億6000万円、企業債残高約4億5000万円、高齢者のささやかな楽しみの一つでもあった無料入浴券を廃止する一方で、今期一般会計から約1億4000万円を繰り入れている結果でございます。これでは市民の理解は得られません。
地方分権が叫ばれ、地方自治の確立が急がれる中、自主財源の確保は喫緊の課題です。無駄な支出をなくし、不要な資産の売却を図るなど、財政の健全化を急ぐべきです。宇陀市合併から4年目、人口減少に有効な歯どめもなく、少子高齢社会がますます進んでいますが、市民が安心・安全で緑豊かな定住できるまち、宇陀市の実現のため積極的な行政施策を要望して、私の討論を終わります。
議長(玉岡 武君)
ただいまの一括討論に対して、賛成討論。
21番、小林一三議員。
21番(小林 一三君)
21番、小林でございます。私は賛成の立場から、平成20年度宇陀市一般会計決算認定についての討論を行います。
宇陀市の平成20年度当初予算は180億5000万円でありましたが、年度途中にアメリカで突然起きたサブプライムローンに端を発したリーマンショックにより、世界経済が一挙に同時不況に陥り、100年に一度と言われる金融危機となり、日本経済もその渦の中で、企業の業績悪化とともに派遣社員やパート職員の解雇が相次ぎ、失業率が過去最高を記録するなど、社会構造に大きな影響をもたらし、日本経済が疲弊する中で、政府は景気対策を最優先の施策に掲げ、緊急措置対策を打ち出しました。
地方が自主的、主体的に行う活性化施策として、地方再生対策費、この創設と、それに加えて、地域活性化などに資するインフラ整備などを進めるための地域活性化・生活対策臨時交付金などが交付をされました。その結果、宇陀市の一般会計における歳入調定額は193億1383万4000円となり、当初予算に比較いたしまして大きく膨らむこととなりましたが、歳入に占める収入未済額でございますが、4億3740万9000円となっており、収入済み額は188億5273万9000円となっております。
歳出総額を見ますと、184億75万3000円で、宇陀市の平成20年度一般会計決算は4億5198万5000円の黒字決算となりました。翌年度へ繰り越す財源を差し引いた実質収支におきましても、4億3616万9000円となっております。このことは、市がこれまで推進してきた行財政改革の実効と合併効果であると、私は理解をいたしております。非常に厳しい地方財政状況の中で、決算結果について、市長を初め、理事者並びに職員の皆さん方のご努力に敬意と評価をいたすところであります。
しかし、歳入の根幹である市税の収入未済額、未収金でありますが、3億8982万5000円となっておりまして、前年度に比べますと981万4000円、2.6%増加しており、収納率についても88.7%と0.1%下降いたしております。不納欠損額についても2368万5000円と、昨年に比して大幅に改善はされているものの、依然として多額の欠損であり、特別会計分を合わせますと4937万7000円、こういった膨大な額の欠損処理となっております。
自主財源に乏しく、財政の厳しい宇陀市にとりまして、徴税率を高め、滞納額の徴収に努めることが、今後の最も重要な課題であると私は思っております。財政の弾力化を示す経常収支比率につきましても、平成19年度の104.7%から20年度は102.3%と2.4%の若干の改善はされているものの、依然として100%を超えており、財政の硬直化が懸念されます。健全財政は、70から80%の比率の推移が望ましいとされておりまして、宇陀市は、まず経常収支比率を90%に近づけるための早急な改善を図ることが最も重要な課題であります。
実質公債費比率につきましては、前年度より0.6%上昇いたしまして21.5%となり、財政健全化指標の25%に限りなく近づくとされており、憂慮するところであります。公債費比率の上昇には、有利な金利の借換債の発行が比率を押し上げたとはいえ、今後、市民の将来に係る負担率を、極力抑えた市政運営を推進する努力が強く望まれております。平成20年度より国から義務づけられた財政健全化指標に抵触することのない宇陀市の健全財政の構築に、行政が一丸となって取り組み、まい進、努力をしていただくこと申し添えまして、平成20年度一般会計決算認定の私の賛成討論といたします。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、認定第1号、平成20年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
休憩いたします。
再開は2時15分。時間厳守でお願いいたします。
午後2時06分休憩
午後2時17分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
ただいま、私の反対討論の中で一部誤字がございましたので、訂正をお許し願いたいと思いますが。
議長(玉岡 武君)
発言を許します。
15番(高橋 重明君)
前後をちょっと読ませていただきますが、個別外部監査の対象となり、今後は財政健全化計画と私、申し上げたのが誤字でございまして、今後は経営健全化計画の、財政健全化ではなくて経営健全化計画の間違いでございます。ご訂正をお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
以上のとおりであります。
それでは、会議を引き続き行います。
次に日程第7、認定第2号、平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定については、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、認定第2号、平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第8、認定第3号、平成20年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第3号、平成20年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第9、認定第4号、平成20年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第4号、平成20年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第10、認定第5号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第5号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第11、認定第6号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第6号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第12、認定第7号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第7号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第13、認定第8号、平成20年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第8号、平成20年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第14、認定第9号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第9号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第15、認定第10号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第10号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第16、認定第11号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、認定第11号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第17、認定第12号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第12号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第18、認定第13号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定については、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、認定第13号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第19、認定第14号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第14号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。
次に日程第20、認定第15号、平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第15号、平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。
次に日程第21、認定第16号、平成20年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。
本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、認定第16号、平成20年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程第22、議案第86号、平成21年度辺地総合整備計画の変更についてを議題といたします。
なお、本件につきましては、本議会初日に議案の朗読と提案理由の説明が終わっておりますので、本日は質疑、討論、採決を行います。
日程第22、議案第86号、平成21年度辺地総合整備計画の変更についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員であります。
よって、議案第86号、平成21年度辺地総合整備計画の変更については原案のとおり可決することに決定いたしました。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして日程第23、議案第87号及び日程第24、議案第88号の2議案を一括して議題といたします。
なお、この2議案につきましては、本議会初日に議案の朗読と提案理由の説明が終わっておりますので、本日は議案ごとに質疑、討論、採決を行います。
初めに、日程第23、議案第87号、個別外部監査契約に基づく監査によることについての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第87号、個別外部監査契約に基づく監査によることについては原案のとおり可決することに決しました。
続きまして、日程第24、議案第88号、個別外部監査契約の締結についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第88号、個別外部監査契約の締結については原案のとおり可決することに決しました。
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程に従いまして日程第25、発議第5号、地方自治の継続性を守るための予算執行を求める意見書案についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の1ページをごらんください。
発議第5号、平成21年9月28日、宇陀市議会議長、玉岡武殿。提出者、宇陀市議会議員、井谷憲司。賛成者、宇陀市議会議員、辻谷禎夫。
地方自治の継続性を守るための予算執行を求める意見書案。上記の議案を別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提出者の説明を求めます。
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
失礼いたします。議席番号1番、井谷憲司でございます。ただいま議長より許可をいただきましたので、このたび提案させていただきます、地方自治の継続性を守るための予算執行を求める意見書案の提案理由の説明をさせていただきます。
去る8月30日に第45回衆院選が行われ、民主党が定数の過半数を大きく上回る結果となり、9月16日に鳩山総理を中心とする新政権がスタートいたしました。その後、さまざまな報道等にもございましたが、経済効果が低い公共事業などを見直すとして、2009年度予算と同一次補正予算で計上されている、経済危機対策のための臨時交付金や基金の見直しや一部を執行停止するような内容の話がございました。
政権がかわったのですから、予算の編成方針などが変わることもやむを得ないこととは理解はいたします。しかしながら、地方自治体では活用を前提に予算を編成し、執行段階に入っているものもございます。また、議会の議決を経たものについては、住民に対して周知や説明をし、大変喜んでいただいている事業もあり、現場での大変な混乱が起きてくるのではないかと危惧するものでございます。
9月20日付の奈良新聞でも、共同通信社の47都道府県のアンケートの結果をもとにした記事が掲載されておりましたが、地域経済への影響を懸念する意見も多数あったようでございます。今後、政府から具体的な方針が示された段階で検討することも大事ではありますが、決定されてからでは、後の対応に困難を来してしまうことも想定されますので、事前に地方の意見も考慮いただくために、このたびのタイミングでの提案をさせていただくことになった次第でございます。自治体の、現場での混乱を招かないためにも、執行中、または準備が進んでいる地方自治体の事業が円滑に実施されるよう求めていくものでございます。
議員の皆様におかれましては、決算審査や多くの議案の審議も抱え、大変お忙しい中、緊急で議会運営委員会も開いていただき、意見書の提案を議題として取り上げていただきましたことに心より感謝申し上げますとともに、意見書に関しましてもご理解いただけることをお願い申し上げます。本文に関しましては、お手元に配付いただいておりますので、朗読は省略させていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
提案者の説明が終わりました。
これより質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、発議第5号、地方自治の継続性を守るための予算執行を求める意見書案については原案のとおり可決することに決しました。
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程第26、発議第6号、日本軍「従軍慰安婦」問題に対して、政府の誠実な対応を求める意見書案についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
それでは、議案の朗読をいたします。
議案書の3ページでございます。
発議第6号、平成21年9月28日、宇陀市議会議長、玉岡武殿。提出者、宇陀市議会議員、森下裕次。賛成者、宇陀市議会議員、山本新悟。
日本軍「従軍慰安婦」問題に対して、政府の誠実な対応を求める意見書案。上記の議案を別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提出者の説明を求めます。
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
最初に、ことしの3月議会におきまして、地域安全に関する意見書を、皆様のご賛同を得まして意見書として総務省、内閣に提出しております。その結果、総務省は8月24日には、グーグル日本法人に対して同社が展開する地図検索サービス、ストリートビューをめぐり、個人のプライバシーなどに配慮した運用ルールを策定するよう求める方針を固め、グーグルに総務省が要請しておるところでございます。皆さんのご賛同を得ましてこういった結果を得られたことに厚くお礼を申し上げます。
さて、今回の意見書でございます。
もう既に皆さんご存じかと思うんですけれども、ここで慰安婦問題の歴史を、簡単にご説明させていただきたいと思います。
日本軍が1931年の満州事変から1945年の敗戦まで、足かけ15年にわたる戦争で、占領した中国を初めアジア、太平洋の各地に専用の慰安所をつくりました。敗戦後、日本は1951年にサンフランシスコ講和条約に調印して、国際社会に復帰しました。その講話条約でも、また1965年に締結した日韓条約でも、慰安婦問題については取り上げてはいません。
1990年6月、旧社会党の本岡昭次議員が、当時、国会で初めて慰安婦問題について質問しましたが、政府の答弁は、慰安婦は民間業者が連れ歩いたもので軍、政府は関与していないというものでした。このニュースを聞いた韓国のキム・ハクスンさんは、1991年に、日本政府はうそをついている、と慰安婦制度の被害者として初めて名乗り出て、慰安婦制度という重大な人権侵害が明るみにされました。
1992年1月、中央大学の吉見義明教授が、防衛図書館で軍の関与を明白に示す旧日本軍の文書を発見しました。直後に訪韓した当時の宮沢喜一首相は初めて謝罪、日本政府は1991年12月から2度にわたって調査を行い、1993年8月4日、当時の河野洋平内閣官房長官は旧日本軍の関与を認め、本人たちの意思に反して行われた、と強制性を認める談話を発表し、おわびと反省の意を表しました。
しかし日本政府は、サンフランシスコ講和条約と二国間条約で賠償問題はすべて解決済みで、法的責任はないと主張し、1995年7月、女性のためのアジア平和国民基金を設立、国民から募金を募って償い金を払うという事業を推進しました。しかし、多くの慰安婦被害者たちは、日本政府からの正式な賠償でなければ尊厳は回復されない、と受け取りを拒否しております。韓国、台湾政府も被害女性に償い金にかわる支援金を支払うなど、国民基金に反対する施策をとりました。
国民基金は対象国が限られた上、事業が複雑で、総理の手紙は償い金を受け取った人にしか渡されないなど、包括的ではありませんでした。国民基金は事業の目的を十分に達成されないまま、2007年3月で事業を終了し、解散しております。
しかし、戦後64年たった現在も、日本軍慰安婦問題について被害者女性から、謝罪と補償を求める訴えが続けられています。2007年にはアメリカ、オランダ、カナダ、Euなどの議会において、日本政府に対し慰安婦問題の責任を求め、公的に謝罪することなどを求める決議が採択されております。アメリカ下院議会が全会一致で決議を採択したとき、当時の安倍晋三首相は、この決議、採択を残念なことだ、と評し、生存する犠牲者に日本政府は公式謝罪しないことを強くほのめかしました。こうした政府の姿勢に地方議会から、慰安婦問題の責任を認め、被害者に公的な謝罪と尊厳回復などを求めるための意見書が採択されております。
このときからによりますと、今回、提出というのは遅きに失している感もあるのですけれども、今回、政権がかわったというようなこともあります。今回、この意見書を政府に提出したいと思います。議員の皆さんの賛同をいただきますようによろしくお願いします。
議長(玉岡 武君)
提出者の説明が終わりました。
これより質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
ただいまの従軍慰安婦についての意見書の提案であるわけでございますが、反対という考え方で意見を述べさせていただきます。
今、説明の中におきましては、1993年には政府が慰安婦に対して調査を行い、結果を発表した中におきまして、河野談話の説明の中で強制性があったというように政府のほうは認めていると。
議長(玉岡 武君)
辻谷議員、後ほど討論をお受けしますけど、質問ですか。
14番(辻谷 禎夫君)
いえ、反対討論でございます。
議長(玉岡 武君)
それでは、後ほどにしてください。今、質疑をお受けしております。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
ただいまの従軍慰安婦の意見書に対して反対意見でございますが、述べさせていただきます。
ただいま説明のありましたように、1993年、河野洋平官房長官の談話によって、一応、日本の政府といたしましては強要性があったというのを認められたということでございます。それから、それに従いまして、本件は河野談話の中で、当時の軍の関与のもとに、多数の女性の名誉と尊厳を強く傷つけた問題である。政府は、この機会に改めてその出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として多数の苦痛を経験され、心身にわたるいやしがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびするとこのように、謝罪の意見も十分述べられております。
それから、いろいろこの歴史をかんがみましたところ、1993年以降には、このおわびとともに、また1995年には、日本弁護士会による元慰安婦個人に対する補償等を求める意見書も決定されております。それから、逐次1996年におきましても、ソウルとかマニラ、台北においては被害補償を促す書面も提出され、確認もされております。このようにして、その土地においてもアジアの女性基金、フィリピンの元慰安婦においても、それを支給する手続を開始もされておるということで、この慰安婦問題においては国を挙げて協力もされておるわけでございます。
そのような内容からいたしまして、この問題の責任を求め、という形ではございますけれども、一応、責任は認めております。また、被害者への公式謝罪も数多くしております。また、被害者の名誉回復に対しても、回復を図るなどという意味があるわけでございますけれども、果たしてどの程度まで補償すれば理解が得られるのか、この辺が不明な点もございますので、今回、この件においては提出するほどでもないのではないかという面で反対意見とさせていただきます。ありがとうございます。
議長(玉岡 武君)
賛成討論ございませんか。
12番、坂本徹矢議員。
12番(坂本 徹矢君)
反対討論がありましたので、賛成討論をさせていただきます。
女性のためのアジア平和国民基金を設立し、2007年3月に事業を終了。その後、アメリカ下院議会が全会一致で採択したのは7月30日です。加害者の立場から終結を宣言するのではなく、被害者に配慮した行動こそが国際社会の一員としての立場です。
これで賛成討論とします。
議長(玉岡 武君)
これをもって、討論を終結いたします。
それでは、採決を行います。
本案について原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立少数と認めます。
よって、発議第6号、日本軍「従軍慰安婦」問題に対して、政府の誠実な対応を求める意見書案については原案否決と決しました。
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程に従いまして日程第27、閉会中の継続調査について(議会運営委員会)。日程第28、閉会中の継続調査について(総務文教常任委員会)。日程第29、閉会中の継続調査について(福祉厚生常任委員会)。日程第30、閉会中の継続調査について(市立病院建設特別委員会)。日程第31、閉会中の継続調査について(行政改革特別委員会)。日程第32、閉会中の継続調査について(美榛苑経営検討特別委員会)。以上6件を一括上程いたします。
議会運営委員長から、会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期日程等を調査事件として、また各委員長からは、それぞれ所管する調査事項について、それぞれ閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております6件について、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、以上6件について、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
以上をもちまして、本定例会に付された事件はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会の会期は9月29日まででございますが、会議規則第7条の規定により、本日で閉会をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、これをもちまして、平成21年第3回宇陀市議会定例会を閉会いたします。
それでは閉会に当たり、前田市長にごあいさつをお願いいたします。
前田市長。
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、これをもちまして、平成21年第3回宇陀市議会定例会を閉会いたします。
それでは閉会に当たり、前田市長にごあいさつをお願いいたします。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
平成21年第3回の定例会が閉会をされるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
去る9月10日開会されましたこのたびの定例会におきまして、平成20年度の決算案件を初めとして、条例案など計29件について慎重審議をいただき、全議案についてご議決、ご認定をいただきましたことを厚くお礼を申し上げます。市政発展のために、まことにご同慶に存ずる次第であります。
会期中、本会議や各委員会において、議員各位から賜りましたご意見、ご要望、ご提案等につきましては、十分これを尊重し、今後の市政運営に遺憾なきを帰してまいる所存であります。議員各位におかれましては、今後とも十分健康にご留意をいただきまして、市政発展のためにご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たってのごあいさつといたします。
なお、私事でありますけれども、皆様にこの席をおかりいたしましてご報告をいたしたいと存じます。
平成18年に宇陀市が誕生をいたしましてから、宇陀市の発展のために私なりに最善の努力をしてまいりました。任期を来年2月に控えて、年齢的にも、また体力的にも限界であることから、今期をもって引退をしたいと考えております。
今日までのご協力、ご厚情に深く感謝を申し上げますとともに、任期までの4カ月、残り期間、精いっぱいの努力をしてまいる所存でありますので、皆様の変わらぬご協力を賜りますようにお願いを申し上げ、ご報告といたします。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
ありがとうございました。
それでは閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
なお、閉会後に少しお願いがございますので、その席を立たずにおっていただきたいと思います。
今期定例会、9月10日に招集されました。本日までの19日間にわたり、過密な日程にもかかわりませず、提案されました平成20年度一般会計及び特別会計決算認定、平成21年度補正予算のほか、条例制定及び一部改正案等、数多くの重要案件がございました。議員各位におかれましては、終始極めて熱心にご審議を賜りました。また適切、妥当な結論を得ましたことに、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
また、市長を初め執行部の皆様には、審議の間、常に真摯な態度でご協力をいただきましたことに対し、深く敬意を表しますこととともに、本会議並びに委員会において議員各位から出されました意見、要望等については今後、十分ご配慮の上、執行に当たられますよう強く要望する次第であります。
最後になりましたが、これから秋も深まり、議員並びに理事者各位には何かとご多忙のこととは存じますが、くれぐれも健康にご留意いただきまして、今後ますますご活躍されますことをご祈念申し上げます。また私的な前田市長の発言に対しましては、私からのコメントは差し控えさせていただいておきます。
平成21年第3回定例会を、これをもちまして閉会させていただきます。本日はありがとうございました。