本文
日程 |
内容 |
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認定第5号 |
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一般質問 |
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
総務部長 |
樋口 保行 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
財務部参事 |
辻本 文昭 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
上田 順啓 |
農林商工部長 |
廣長 俊夫 |
都市整備部長 |
太田 政幸 |
土木部長 |
西田 茂 |
水道局長 |
山下 勝史 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内 均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
文化スポーツ振興団事務局長 |
藤田 静孝 |
教育委員会事務局次長 |
吉村 泰和 |
会計管理者心得 |
尾崎 康二 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
大西 茂 |
市監査委員 |
山本 安弘 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
総務部人事課長 |
舛田 守弘 |
市民環境部保険年金課長 |
坂本 憲清 |
室生地域事務所長 |
曽良 幸雄 |
議長(玉岡 武君)
おはようございます。
議員の皆様方には、ご多忙のところ、ご参集いただきましてありがとうございます。
議長(玉岡 武君)
ただいまの出席議員は19名であります。
19番、大西進議員の欠席届を受理しております。
定足数に達しておりますので、ただいまから、平成21年宇陀市議会第3回定例会を再開いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
これより議事に入ります。
議長(玉岡 武君)
日程第1、議案第80号及び日程第2、議案第82号並びに日程第3、議案第83号の補正予算関係の3議案を一括して議題といたします。
本案は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑をお受けいたします。
なお、この3議案は、後ほど予算審査特別委員会へ付託予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮お願いいたします。
初めに、議案第80号、宇陀市一般会計補正予算(第2号)について質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
議長、その前に、予算審査を担当される議員の名前を発表していただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
それでは、決算審査につきましては初日に報告いたしております。予算審査特別委員会は、既に皆さん方に周知しておりますけれども、改めまして参考のために各委員会のメンバーを発表いたします。
予算審査特別委員会委員長、21番、小林一三議員。副委員長、18番、泉岡正昭議員。2番、上田徳議員、4番、峠谷安寛議員、8番、中山一夫議員、9番、多田與四朗議員、10番、山本繁博議員、12番、坂本徹矢議員、14番、辻谷禎夫議員、私、参考出席といたしまして、玉岡武が出席いたします。以上であります。
よろしいですか。
それでは、1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
1番、井谷でございます。それでは、最初の質問をさせていただきます。
補正予算書の、まず18ページの目2の道路維持費に関しまして、道路草刈業務委託料ということで、これと、もし次の回にしたほうがいいんだったらそうするんですけれども、文化財保護費で21ページなんですけれども、文化財調査補助員賃金ということで、これ2点とも緊急雇用対策の事業になっていると思いますので、分けてのほうがよろしいですか。内容的には一緒なんですけれども、これの雇用のどういう状況でされるかという内容をお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
答弁を求めます。
西田土木部長。
土木部長(西田 茂君)
ただいまの井谷議員さんのご質問にお答えさせていただきたいと思います。
おっしゃるとおり、緊急雇用創出事業ということで100%補助をいただきまして、そして業務の内容といたしましては、性格上でございますけれども、従来から工事請負等で発注していない分の草刈り業務という形でございます。これにつきましては、かねてから職員等で草刈り等を行っておりました榛原斎場と言われていました火葬場周辺の道路、そしてその上流側、子供のもり公園へ行くほうの道路でございますけれども、市道長峯大野線、そして山辺赤人橋線、そして山辺11号線、そして高倉山辺三線、桧牧乙2号線と、こういった地域の草刈りを予定しております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
文化財保護費の255万3000円というようなことで計上させていただいております。これにつきましては、松山城並びに笠間城等の発掘調査を行った際に出土したものを現在、伊那佐文化センター等で保存をしておりますが、それの整理というようなことで計上させていただいております。おおむね賃金につきましては384人分の調査員の賃金ということで主なものはなっております。
以上です。
議長(玉岡 武君)
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
済みません。
今、教育委員会のほうからは、この人数ということであったんですけれども、土木部長、今回の大体の雇用の人数等々がわかりましたらお願いします。
議長(玉岡 武君)
西田土木部長。
土木部長(西田 茂君)
延べ人数でございますけれども、150名を予定しております。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
4点ばかり、お尋ねをいたします。概要は聞いておるわけですけれども、少し詳細にお願いしたいなと。
18ページの土木管理費の中で土木総務費、説明の分の委託料です。13節ですけれど、里道水路境界明示データの作成委託、これはもう少し具体的に、どの範囲をどういうようにやるのか。それから、都市計画費の計画総務費の19節負担金補助及び交付金の中で、近鉄榛原駅の耐震補強工事、これはどういうようなことをやるのか。さらには、19ページの4目の災害対策費の13節の委託料の中で、宇陀市地震ハザードマップの作成事業費ですけれども、これについての委託費、これはどういうようなことなのか。さらには、21ページの振興センターの運営管理費、これについての13節委託料、この設計委託費の600万円について、どういうような形でいわゆる設計をしようとしているのか。この四つについてお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
西田土木部長。
土木部長(西田 茂君)
それでは、ただいまのご質問についてお答えさせていただきたいと思います。
まず、里道水路の境界明示データの作成委託料ということで408万4000円計上させていただいております。
これにつきましては、地方分権推進を図るための関係法律の整備等に関する法律ということで、以前に国が管理しておりました里道水路、法務局の公図で言いますと、赤線と青線になっている部分が、平成17年、合併前でございますけれども、もとの4町村のほうに国から移管を受けたわけでございます。この移管をいただきました里道水路でございますけれども、これにつきまして現在のところ、土木部の監理課のほうで管理いたしております。そして、この中で昭和50年代から県の大宇陀土木が機能管理をしていた中での既に境界明示をされた部分がございます。この部分の既明示というわけでございますけど、既明示された部分の今後、宇陀市に対して明示申請があった場合、既明示部分は、もう2回目の明示ができないということもございまして、そういうデータを県のほうから提供いただきまして、私どものほうの持っておりますデータのほうに入れ込むという形でございます。
業務内容といたしましては、これも図面も伴っておりますので、スキャニングを行ったり、そしてデータの中に張りつけ等を行ったりというような形で思っております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
太田都市整備部長。
都市整備部長(太田 政幸君)
失礼いたします。
近鉄榛原駅舎の耐震補強に対する補助金でございまして、鉄道耐震補強事業につきましては、鉄道総合安全対策事業ということを利用いたしまして、震災時に緊急応急活動の拠点となる鉄道駅の耐震性の確保を図るものでございます。
対象施設といたしまして、耐震化がまだ未実施かつ緊急人員の輸送拠点となる機能を有する、1日当たり乗降客が1万人以上の在来線となっております。
補助の内訳でございますが、国が3分の1、そして関係地方公共団体、奈良県が6分の1、宇陀市6分の1、残り近鉄の負担で事業を行うものでございまして、設計概要といたしましては、ブレース、筋交いでございますが、これを13カ所、駅舎のところに設置するというものでございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
樋口総務部長。
総務部長(樋口 保行君)
19ページの防災費の委託料、宇陀市地震ハザードマップ作成委託料500万円のことでございますけれども、これにつきましては、国庫補助金、住宅建物耐震改修等補助事業として、国交省の100%の補助を受けて行うものでございます。
内容につきましては、宇陀市において地震が発生した場合の揺れやすさ、住宅所有者の防災意識を高めるための事項等をまとめた地震ハザードマップの作成でございます。地震による建築物の倒壊等の被害から住民の生命、身体及び財産を保護し、災害に強いまちづくりの実現のために実施するものでございまして、戸々に配付するものでございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
振興センター管理運営費の委託料、設計監理委託料として600万円でございますが、これにつきましては、過日の全員協議会におきまして、アスベスト濃度の上昇に伴いまして、室生の振興センターを11月1日をもって閉鎖をしたいということでご説明をさせていただきました。その際には、あくまでも現在管理しておりますのが教育委員会でございますが、施設自体につきましては市長部局というようなこともございまして、検討してまいったわけですが、最終的に現在、管理しております私ども教育委員会のほうで改修工事をしていくという方向で、方向づけが決まりました。それに伴いまして、予定として約3700万円程度の改修費用を見込んでおるわけですが、何分にもアスベスト除去ということで特別な設計に当たっての留意点もございます。したがいまして、この600万円を計上いたしまして、アスベスト除去並びに改修工事の実施に向けて進んでいきたいと考えております。
以上です。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
ありがとうございます。
ただ、都市計画の総務費の先ほどの耐震の関係ですけれども、実は、この宇陀市の中では3カ所の駅があるわけです。先ほども基準があるということで、1万人以上の乗降ということでありましたけれども、室生口大野がああいう高い位置に、いわゆる傾斜の非常に長い不安定な位置にあるわけでございまして、それにつきましても、あそこにつきましては準急、区間急行ですか、それもシーズンになりますと、かなりのやっぱり観光客もあるわけでして、そういう状況の中であれだけの高い、恐らく直で20メートルぐらいかな、そのくらいの場所であるわけですけれども、これは基準には該当しなくても、市としていわゆる事業者に対しての位置づけといいますか、意見を申し上げて、このあたりをこの際に、啓発をしていくといいますか、注文をつけていくといいますか。なぜならば、私、以前に水道事業をやったときに、近鉄さんのほうは強力に、いわゆるこれは店舗であるということで、強く私、事業をやる上において、あの全体を店舗という位置づけで我々はいろいろな問題提起をしてきました。それからいいますと、国の補助がある、県の補助があるいかんにかかわらず、店舗を自分の会社でやることが基本だと私は思っておるわけです。だから、これは店舗改修をやっぱりやってもらわなならんと私は思います。ですけれども、市としての考え方をさらにお願いしたい。
それから、最後の設計監理委託料で3700万円の改修をするということでございます。大変ありがたいことではございますけれども、早急にこの工事もやっていただきたい。
といいますのは、やっぱり300人、350人から寄って集会をする。そこで集客するということになれば、あの場所しかないわけですね、旧室生区の中では。したがって、これは時間を置いてもらうわけにはいかん。だから、早急に補正なりを組みながら、その600万円の設計もさることながら、より安全な施設の改修ということでお願い申し上げたいなと、こんなように思うわけでございます。
ただ、この件については教育委員会は従来そこで業務を、仮住まいをしていたということで、持ち物は市であるわけでございますので、市のほうの考え方をもう少し具体的に述べていただきたいなとこんなように思います。
議長(玉岡 武君)
太田都市整備部長。
都市整備部長(太田 政幸君)
失礼いたします。
先ほど、耐震の設置基準ということを申し上げました。現在、奈良県内に対象になっております駅は、榛原駅を含めまして生駒駅、東生駒駅、橿原神宮前駅、大和八木駅の5駅がございます。これを22年度までに事業を行うということで現在、計画をされておるわけでございますが、先ほど議員申されましたように、室生駅も含めまして、今後、近鉄のほうにお願いをしていくという形でさせていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
振興センターの設計、計上させてもらっているわけでございます。
この件につきましては、先ほど説明のありましたように、全員協議会の中で説明させてもらいまして、11月1日から閉鎖させてもらいたいということでございます。我々としても、やはり、特にそのアスベストにつきましては、ご存じのように農林会館もございまして、非常に慎重な形で対応していかなければならんというか、本来的には、普通の設計でございましたら、大体二、三百万円程度の設計監理委託料になるわけでございますけれども、アスベストという特殊な除去設計でございますので、600万円の計上をさせてもらったところでございます。
やはり、閉鎖するということでございますので、何とか早いうちに工事着工できるような体制をとっていきたいと考えております。その閉鎖期間につきましては、今、教育委員会、そして地域事務所とともに仮の部屋の確保の協議をしておるところでございます。特に、300人収容という施設につきましては、先般も地域事務所の所長とも相談する中、かわりの小学校とか中学校とかの体育館、一時的なものでございますけれども、そういうようなところで一時的に対応していきたいというような考えに立っておるところでございます。しかし、できるだけ早くその設計を上げまして、改修の工事の予算化を行っていきたいと考えております。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
近鉄の問題については早急にお願いいたしたい。
それから、今の副市長の説明もございました。理解はできるわけですけれども、要は、あの場所はいわゆる研修の場だけではなしに、緊急時のいわゆる避難場所でもあるわけでして、そのあたりを十分理解をした上で、早急に、今、9月ですので、これからやって設計を今月、2カ月か3カ月になるのか、これは慎重にやってもらわなければ、多くの人が寄るところでございますので、これは大事であるわけですけど、ただその後のいわゆる改修、この改修計画を早急に立てていただいて、市民にわかりやすい形の中でご説明を願いたいし、そうでなければ、やっぱりいつ何どき災害が起こるかわからんわけですよ。
だから、小学校の体育館等々を今、提示されましたけれども、それも一つの計画案であろうかというように思うわけですけれども、それはやっぱり学業の問題やいろいろな問題がありますので、設計の内容が決まり次第、補正なり、今度は当初予算で組む時間もございますし、そのあたりを先ほどから3700万円というような概算を言うておりましたので、それだけの根拠ができておるだろうというように思いますので、ひとつ早急に実施をしていただきたいということをお願いして質問を終わります。
議長(玉岡 武君)
答弁求めますか。よろしいか。
ほかにございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
補正予算の第2号でございます。
今回、私も2号について内容を一応、目を通させていただきましたが、今回は国の地域活性化・経済危機対策の交付金という形で見ましたところ、通読いたしますと新たな施策としていまして、22ページに公債諸費の提案をされております。
内容が、住民参加型公募地方債の発行の事務費だと、パンフレットだということに初日に説明を受けましたが、県では、例えば医療機器についてのまほろば債とか、例えば今回、1300年祭に向けての遷都債とか募集しておりますが、もともと、ふるさと納税の制度がございますので、これはどういう趣旨で今回提案されているのか、その点についてお伺いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
高橋議員のご質問にお答えをしたいと思います。
今回、補正でお願いをしております公募債の諸費用でございますけれども、かねてから宇陀市が計画しております病院建設事業がございます。建物本体そのものは政府債等々の借り入れ、企業債の発行等々を予定をしておるわけでございますが、病院の建設事業の中で医療機器に係る分、結構高額なものがございますので、この医療機器に係る分につきましては、企業債を発行しても5年とかいう短い貸付期間でございます。この5年相当分を市民の方々に公募をして宇陀市の市債を買っていただこうと、このように思って計画をしているところでございます。そういうことで、病院の医療機器に係る分の市民からの公募とこういうことでございます。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
3点お聞きしたいと思います。先ほど、緊急雇用の関係で1点聞き忘れましたので、それもあわせてお願いします。
この草刈り、あとまた出土品の整理ということで、これの募集の方法といいますか、周知の方法はどういう形でされるのかというのが第1点。その次に、ページ21で、学校給食費の設計監理委託料、これは北宇陀給食センターの改修ということで審議資料にもあるんですけれども、これの改修内容をお聞きしたいというのが2点目。あと3点目なんですけれども、17ページの健康づくり費の委託料で、子宮がん検診委託料、あと乳がん検診委託料ということで、今回それぞれ5歳刻みという形にもなっていると思うんですけれども、これの対象者がどれくらいいるのかということで、もし、その5歳刻みの対象それぞれがわかれば一番ありがたいですし、もしわからなければ、それぞれの対象者、総計でも結構ですので、お聞きしたいなと思いますので、よろしくお願いします。
議長(玉岡 武君)
西田土木部長。
土木部長(西田 茂君)
ただいまの緊急雇用、道路草刈り業務委託ということで、委託先といたしまして、この補助要綱によりますところでは、失業者に対する短期の雇用、そして就業の機会の創出、提供のためということで、この中に、要綱の中ですけれども、民間企業、シルバー人材センター、そして特定非営利活動促進ということでNPO法人というような形でなっております。また、その中では建設業、土木事業でないこととか、このようなことも込められておりまして、私どもといたしましては早急な草刈りということもございまして、シルバー人材センターが適当ではないかなとは思っております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
まず、文化財保護費の文化財調査補助員につきましての募集方法ということでお聞きをいたしました。
現在、決まっておりますことは、あくまでもこのような発掘調査後の史料整理につきましては、ある程度、専門的な知識も必要です。その辺を加味して募集をしたいというように考えております。
それともう1点、学校給食費の委託料270万円でございますが、これにつきましては、以前にも、改修につきましては事業費として約3700万円程度というようなことで、穴田局長のほうから本議会のほうで説明があったと思います。そのうちの備品購入等の費用を引きまして、おおむね約2000万円弱の金額につきまして、工事をする予定をもって設計委託をしたいと考えております。
内容につきましては、自動ドアの設置でありましたり、床面の改修でありましたり、それからほかには、洗い場等の場所移動でありましたりというようなことで、細かいものも含めましての工事となっております。
以上です。
議長(玉岡 武君)
上田健康福祉部長。
健康福祉部長(上田 順啓君)
ただいまの質問ですが、年齢別に言わせていただきます。
子宮頸がん検診の20歳は223名です。25歳は200名、30歳が197名、35歳が219名、40歳が158名、合計997名。乳がん検診のほうですが、40歳が158名、45歳、216名、50歳、261名、55歳、328名、60歳、363名、合計1326名。総合計といたしましては2323名を予定しております。
以上です。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
何点か。先ほどのハザードマップですね。19ページですか。ハザードマップの作成事業、国・県支出金で全額ということなんですけれども、これは必ずしなければならないことなんやろうと思うんですよ。今回、支出金が出たのでしようということになったようですよね。
ところが、これは外注しなければならないものなんですか。それとも庁内でできる、そしてその補助金を庁内で活用できるというような、代活用できるようなそういう余地はないんですかということです。何としても外部に委託しなければできないものなんですか。しなければならないものなんですか。それを聞きたいと思います。
それから、16ページですか。子育て応援特別手当交付金事業なんですけれども、これは昨年の12月議会に子育て支援特別給付金というようなタイトルだったと思うんですけれども、1500万円計上されたと思います。それで今回、対象者も変わってきておるわけなんですけれども、前回の事業の検証をされているんでしょうか。どういった経済効果なり、受給者の恩恵を受けたというようなことの検証はされているのかどうか。
また、今回、補正予算ということで多分ひもつき、縛りのきつい中での活用やとは思うんですけれども、この2700万円がほかの活用法がなかったのかどうかというようなことをお聞きしたいと思います。
それから、以前にも地域振興券あるいはことしに入って生活給付金事業がありました。そういうことで、それぞれの市で独自にその活用を地域で完了できるような、いろいろな方法なり対策なりが講じられてきたというようなことをテレビで見るにつけて、宇陀市ではどういうようになっているのか、宇陀市でおくれをとったなという思いを感じていたわけなんですけれども、今回も、この2700万円が地域で完了するようなそういった独自の活用方法ということを考えておられるのかどうかということ。
それから、18ページですか、1番議員も質問されているんですけれども、この草刈りなんですよね。草刈りの緊急雇用対策であるというようなことをおっしゃるわけなんですけれども、緊急雇用対策をシルバーに委託することで所期の目的は達せられるんですか。シルバーの設立意図とかというようなものと整合性はあるんでしょうか。
それから、土木部のほうで発注される草刈り業務ですよね。それと管理形態が随分変わってくると思うんですけれども、これにつきましても、通常の一般会計を使っての草刈り等の土木事業としての草刈りと管理形態、どのように変わってくるのか、その点をお聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
樋口総務部長。
総務部長(樋口 保行君)
地震ハザードマップの作成の件につきましてお答えをいたします。
この地震ハザードマップの作成につきましては、やはり必ず市としてしなければならない業務だということは認識しているところでございます。そして、このコンサルに委託する、あるいはまた自分らの手でするというようなことではございますけれども、この作成に当たりましては、やはり担当課はもとより広域消防本部あるいはまた自治会、また消防団のご協力もいただかなければできないものでございます。そういった内容については手づくりでさせていただくわけでございますけれども、印刷等、数多く部数を要するものでございますので、その辺に要する経費につきましては、この補助金で賄っていきたいとこんなふうに思っているところでございます。
以上です。
議長(玉岡 武君)
上田健康福祉部長。
健康福祉部長(上田 順啓君)
20年度の2次補正予算で実施しました子育て応援手当につきましては、厳しい経済状況の緊急措置といたしまして実施したものでございまして、件数につきましては364件ございまして、この9月末現在で、すべての人が応援手当を受給に来られるということで、経済効果につきましては、すべての方が来られたということですので、かなり家庭のほうでその特別手当につきましては役に立っていたと思います。
また、続いてこの21年度のものにつきましては、全体の個人所得が減少しておるという状況の中で、国のほうから、こういう経済情勢が厳しいということでございますので、今回、補正という形で国のほうで出てきたものでございまして、対象につきましても、前年度に比べて第1子まで拡充ということで、家庭の負担を軽減していこうとでございますので、それなりの幼児教育の子育て家庭の負担軽減ということには十分役に立つと、こう考えております。
議長(玉岡 武君)
上田部長、検証等の実施についてどうかという部分もあったと思うので、その点ではどうですか。結果を踏まえて。
健康福祉部長(上田 順啓君)
応援手当について、受給に来られる方の状況を見ておりますと、お母さんが来られるわけでございますが、大変感謝されているということを聞いておりますので、十分その辺のところはよかったというように考えております。
議長(玉岡 武君)
西田土木部長。
土木部長(西田 茂君)
ただいまの緊急雇用創出補助金事業で、道路の草刈りということで、先ほどもご説明させていただきましたが、緊急雇用創出事業補助金交付要綱というのがございまして、この中には、NPOでありますとか、シルバー人材センターでありますとか、そういったところへの委託ということも明記されております。そしてまた、法人、建設業関係ではないこととか、そういうことも書かれております。
しかし、土木部のほうにおきまして、道路維持費等におきましては草刈り業務、また別個にも持っております。そして、土木の中での管理形態ということでございますけれども、これも通常、建設課に道路維持作業員という形で3名おるわけでございますけれども、これらの者が草刈り等、またそれ以外の道路の補修、例えばアスファルト舗装の陥没箇所でありますとか、側溝部の傷みのところ、そういったところの補修等も行っております。しかし、こういう補助金をいただいたことによりまして、この路線での作業を別のところに委託することによりまして、これらの作業員、実は、ことしもかなりの舗装の傷んでいる箇所の要望もございました。そういったことで、そちらのほうへの対応ということで行っております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
まず最初、ハザードマップですけれども、僕の早とちりで、500万円の委託料というものがすべてコンサル委託というようなことにとったわけなんですけれども、ただいまの回答で、それぞれ各種団体の協力のもとにやっていく印刷代も含めてということなので、すべてがコンサルに委託するというものではないということなんですね。それはわかりました。
それから、子育て応援特別手当なんですけれども、なかなか質問の意図を理解していただけなかったのかなと思うんですけれども、それは前回も1500万円の予算でやっています。それは給付されればありがたいでしょうと。だけども、一つ回答漏れがありましたのは、ひもつきだからそれしかできないのか、それともほかに、この2700万円をさらに有効利用できるような、有効活用できるようなそういった転用ができないものなのですかということをお聞きしたというようなことだったと思うんです。
それから、前回の1500万円、今回の2700万円で、足すと4200万円ですか。生活給付金には及びませんよ。だけども、それが子育て支援のみならず、この地域にお金が落ちるようなそういった活用方法がないんですかということ、そういうことを考えているんですかということをね。今までも何回か体験していますやんか、生活給付金であり、数年前の地域振興券であり、そのときにやっぱりおくれをとったなと思ったと思うんですよ。そういった対策というようなことを考えておられますかということなんです。
それから、確かに、この草刈りなんですけれども、シルバー人材センター、NPOというようなことを明記されていると。これは以前にも緊急雇用対策で17年、18年ぐらいですか、18年、19年ぐらいやったか、政府から補助金があったと思います。そのときにもやっているんですけれども、シルバーに対して緊急雇用対策、それでもうみんな納得してもらえるのかと。本当に生活にあえいでいる、失業しているという人たちに、所期の目的を達するためには、もっと業務として知恵を働かさなあかんのじゃないんですかということをお聞きしているんです。
それから、入札されて草刈りされていますよね。よく見かけるんですけどね。市の業務ではないのかわかりません、県の事業かもわかりませんよ。それには必ず検査というものがありますよね。検査に付随して成果表なりが膨大な量、作成せんといけません。草刈りであっても。その管理費というのは、かなり行政としても見てくれていると思うんですよ。
ただ、今回は緊急雇用事業ということで予算的にも低額なんですけれども、それが管理方法として、そういった一般土木的な管理方法でやるならば、延長もしれていますでしょう。ところが、もっと簡易な管理方法でできますよということであるならば、またこの180万円で施工延長もふえてくるやろうと。そういった管理体系がどのような形で行われるんですかというような質問趣旨なんです。
それで、今回、回答によっては、また言ったらいいんですけれども、簡易的な成果表の管理とかできるならば、それはそれで一般土木での草刈り業務とかに反映することはできないのかと思うんですよ。そういった、何か予算が来ました、だからやりますというような場当たり的な対応でいいんでしょうかということなんです。いろいろ知恵を使って、それで何とか交付された資金を有効に活用するような、そういうような努力をされているんですかということを皆さんにお聞きしているわけなんです。それをもう一度お答えください。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ただいまの子育て応援特別交付金の問題でございます。
今回の補正につきましては、これはあくまでも国の経済対策の一環の分でございまして、そういう形で3歳から5歳児までに、就学前の子どもたちに支給しますという国の制度でございますので、その点ご理解いただきたいと思います。
それと、国の平成20年度の子育て応援特別交付金につきましては、これはあくまでも国の経済対策の一環ということの中で、これを県なり国なりに申請する中で、これであれば経済対策になるということでオーケーをもらいまして交付したものでございます。
その中の経済検証というご質問でございますけれども、これにつきましては、申請時に、どこそこのスーパーとかコンビニで物を買ったというその領収書を添付させまして交付しておりますので、それなりの経済効果があったと考えておるところでございます。
それと、地域振興券並びに生活給付金につきましても、これは国の制度でございまして、それなりに全般的な経済効果はあったと思っておるわけでございますけれども、検証のほうはしておりません。
議長(玉岡 武君)
西田土木部長。
土木部長(西田 茂君)
ただいまの草刈り業務の件についてでございますけれども、おっしゃるとおり、一般土木事業ということになれば、それなりの諸経費等もございます。また、おっしゃるとおり、報告書類等も相当な量になるかと思います。
しかし、この緊急雇用の中での、これも要綱の中ではございますけれども、総事業費に占める人件費の割合がおおむね7割以上ということでございますので、こういったことから、一般土木事業というものには向かないと思います。
また、その業務の後の確認等でございますけれども、これにつきましても、その業務におきましても職員のほうも確認等を行うと、このような形もとっております。そして、量的なものでございますけれども、5路線、そして延長的には約7キロ程度を見込んでおります。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
交付されたんだから、補助されたんだから、それを使ってしまったらそれでいいということではなくて、それをさらに市民の側に立ってさらに有効活用、1万円の金が2万円分使えるというような、そういった努力とか工夫とかを行っていただきたいということなんです。今、聞いていたら余りそういうようなことを感じられませんので、今、補正予算なので、それで予算がついてそれからの話になるのかもわからないんですけれども、さらに格段の工夫を凝らしていただきたいと思います。もう結構です。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
1点だけ要望。
先ほどから、草刈りの問題でいろいろ論議されておるわけですけれども、いわゆる利用させてもらう側といいますか、我々、通行させてもらう側から少し要望だけ聞いていただきたい。
と申しますのは、今、私、通勤しております吉野室生寺針線、28号線であるわけですけれど、これは市とは関係ないけれど、つながりがありますので言いますけれども、どういう形で委託したのか、県のことだからわかりませんけれど、実施した後の検証をしたときに、いわゆる気候的な問題もあろうかというようには思うわけなんですけれども、業者の委託してやった部分と、それから多分直営の部分だろうというように思うわけですけれども、どの部分だとは私はわかりませんけれど、とにかくその刈った上にかぶさっていると。そのかぶさったやつが乾いてきたら、もうすぐ伸びているわけですね。これは気候によって伸びるのが早いんだと思うんですけれども、それが植栽したように段々になっていると。伸びるのやったら一斉に伸びてほしいし、刈るのやったら一斉に刈ってもらわんと醜い、非常に。
片や、多分あの黄色い車に乗ってきているのは管理部分だろうと、その職員がやったやつについてはきれいに刈れておる。こんなあたりを、例えば市を見たときにどうなのかなと。後の検査といいますか、それをきっちりしていただいて、美しく刈ったはずがかえって醜いなというような状況であっては、やっぱりせっかくの費用をかけながらまずいのではないのかな、そんな思いをしている、私は7キロの範囲ですけれども、7キロの範囲で見る限りの実態であるわけですので、やはり観光地でもございます。いろいろ生活道路として、皆さん方が各地域でも利用していただいておりますので、必ず検証するといいますか、検査するといいますか。たかが草刈りやと思いますやろうけれども、後々のやっぱり問題もございますので、はっきりとそのあたりが見えます。だから、ことしのように気候ふぞろいのときには急に伸びたりもするだろうと私は感じますけれど、余りにも差があっては醜いということで、よろしく市のこの部分においてもよく検証しながら実施をしていただきたい。
これは答えは要りません。以上です。
議長(玉岡 武君)
質疑はないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第82号、宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
次に、議案第83号、宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
大澤です。よろしくお願いします。
下水なんですけれども、旧内牧小学校跡の森林組合。ここへ下水を引こうと、工事をしようということで予算づけをされておるわけなんですけれども、部長にも少しお尋ねをしたことが、1分ほどやったと思うけれどもあったわけなんですけれども、あの場所は下水道区域の整備の区域内やということを言われておったと思うんですよ。区域内であってもなかってもということになってくるねんけれども、区域内やからしなくてはいけないのか、あそこで利用される森林組合へ来られた方、また森林組合の、あそこは作業場というのか、その中で作業をされている方が利用される。その費用と効果だけが議論されてはいけないのかなと思うわけでもあるわけやけれども、そこのところを私は少し納得がいかないのかなと、合点がいかんのかなと、自分の中で思っとるんですよ。
今までにも、私だけではなくて、ほかの議員さんも含めてですけれども、下水の利用率ですな、これが非常に私は高くないと思うんですよ。この高さを、率を上げているのは、家が建つときに既に整備をされている新興住宅であったりとか、駅北にしましても、あかね台にしましても、そういうところが大きく私は全体の率を上げとると思うんですけれども、それを外したときの利用率、これはどれぐらいありますか。
その2点と、そやからそれに関して100%引かれている、整備ができている新興住宅を私は対象にしても仕方がないと思うんですよ。あとの家と家の距離が離れているとか、そういったところの理解をいただける環境という中で、経費はかかるわけですけれども、下水を引いたから経費がかかるわけではなくて、同じように1年間の処理をするための個々がお支払いいただく経費は、私は似たり寄ったりやと思うんですけれども、そこには理解をいただく十分な説明があったり、そういったコマーシャルを市民の皆さん方にしっかりとできているかということもお尋ねをしてみたいと。
議長(玉岡 武君)
太田都市整備部長。
都市整備部長(太田 政幸君)
まず、1点目の経費の関係でございます。費用対効果ということでご質問をいただいております。
まず、この桧牧の環境整備につきましては、宇陀市の基幹産業でございます農林産物の加工所ということで、公共施設への下水道の接続ということがまず一つございます。そして、平成6年の資料でございますが、合併浄化槽の管理費用につきましては、約111万円ほどかかっております。それに下水をつなぐということになりますと、現在、それも16年の資料でございますが、水道代が約16万円、それに対する約70%が下水道料金となります。ですから、議員お尋ねの金額といたしましては約30万円少しの料金体系になるかと思います。
それと、この現在、接続させていただくところには、ゲートボール場等がございまして、一応6カ所、面整備ができる計画でございます。
それともう1点でございますが、現在、市街化区域につきましては公共下水道事業、そして市街化調整区域につきましては特定保全環境下水道ということで、特環、特環と申しておりますが、その部分につきましては48%の水洗化率となっております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
それは、やっぱり森林組合だけではなくて、その下に今おっしゃったゲートボール場もあるしということで、公共下水をやっぱり引くべきですか。学校ですので、学校には今までトイレももちろんあったわけですけれども、それはどでかいトイレやと思います。今の利用される方にしたら、そんなん大き過ぎて話にならんやないかと、もっと小さなものが必要やと思うんですけれども、それがよしとするならば、私はあえて反対はしませんし。
ですけれども、利用率の40何%、これはやっぱり私、何回も言わせてもらっているんですけれども、今の桧牧の部分だけではなくて、既に工事が、整備がされたところへ土地を求められて来られる新興住宅の皆さん方と、希望はしてないけど、いつの間にか工事ができて、うちの前へ下水管通っとるけど、金要るさかいになという方も私、何人かお聞きした部分もあるんですよ。そうしたことが役所から、おばちゃん、これ下水引いてっていうて来たけ、そんなん来やへんで。現実にその人をもし呼んでこい言うたら、私、呼んできますよ。
そやから、もっともっとやっぱりお役所仕事ではなくて、皆さん方の多くの方の、宇陀市だけではなくて全国の方からいただいたお金でそういう整備をするわけですから、有効利用をすると。環境をきれいにしなあかんねんと。自動車も含めて、室生ダム、水も含めて空気も含めて、プラスチックを燃やさんように、ビニールを家庭で燃やさないようにと言われているそれも含めて、地球をきれいにするという中で、やっぱり一人一人の皆さん方に理解をいただく。目の前に公共の下水管が通っておっても、いやいや、うちは今までどおりやねんと、家を建てるときに合併浄化槽にしてあるさかいなとか、そういう個々の個人の皆さん方の思いもわからんわけではないけれども、やっぱりそういう便利なものがあり、大きな維持費をかけて守りをしていくわけですから、そういったことを十分に市民の皆さん方にどういうようにコマーシャルというか。
ケーブルテレビができていますんで、文字でというても、あの画面に出ている字を初めから終わりまで見とって、なかなか最後まで読み切れんうちに次、変わるんですよ、私らでも。だから、その文字というよりもやっぱり言葉。書いたものを、この1ページを目で見て理解するのに例えば5分かかったと。だけど、この中身を言葉でしゃべってもうたら、もう1分かからんと、ああそういうことなんということでわかってもらえるの違うのかなといったようなことも、メディアもしっかりと有効利用をしながらね。
ただあるさかいにという、先ほども言いましたけれども、言葉は失礼かもしれんけれども、お役所仕事では、これからの宇陀市は生き残っていかれへん。市民の皆さん方も、生き残れる前にここから去られる。ここでこの自然を楽しみながら、お昼は大都市へ出られてお仕事をされて、いやしにここへ帰ってきていただく方をしっかりと確保していかないと、ただ日常、日々の業務で、朝、鶏じゃないですけど、夜が明けたら鳴いて、日が暮れてきたら寝てとそういうことでは、やっぱり私はよろしくないんじゃないかと。
しっかりと市民の皆さん方にこんな便利なものがあるねんでと、実はこうこうこうやねん。下水道のところでは年に一遍こういう、あれはイベントではなくて皆さんに広報の一環ですな、1週間か10日間。そういうこともしっかりと、文字ではなくて、もう少し言葉でわかりやすくというのかな、広報の仕方があると思うんです。そこのところをしっかりと考えていただいて、せっかく投資をするわけですから、皆さんに便利と、きれいと、そういったことを感じてもらえるような施策をお願いしたい。
議長(玉岡 武君)
太田都市整備部長。
都市整備部長(太田 政幸君)
広報の関係でございますが、まず職員のほうが戸別に回らせていただいております。宇陀市全域ということで、なかなか行き届かないところもあるようでございますが、パンフレット、またティッシュ等を持参して戸別訪問をさせていただいておるところでございます。
実情といたしましては、やはり高齢化、また費用の問題等々で、なかなか接続をしていただけないところが現状でございますが、議員さんご指摘のように、今後も下水道課一丸となりまして、水洗化のお願いに全力を注いでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
82号議案ですが、今回、宇陀市浄化センター建設費整備ということで負担金が出ております。私の聞いておるところでは、合併後10年で県が今、浄化センターということで県が維持管理をやっておりますが、いずれ宇陀市に移管されるというように聞いておりますが、そうなりますと大変な維持費がかかるわけですけれども、そういう見込みなり、県との交渉について、市長か副市長の中でわかっておれば、教えていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
太田都市整備部長。
都市整備部長(太田 政幸君)
議員さんご質問の移管の関係でございますが、合併後10年という限定をいただきまして進んでおるところでございますが、宇陀市の議長さん並びに我々職員も、県なりに、いろいろ返還につきましては協議をさせていただいておる中でございます。現在のところは、まだ結論は出ておりません。ただ、先ほど申させていただきましたように、返還のほうを県のほうで面倒を見ていただきたいということで、現在、県の下水道課長も通じまして、また、この合併によります流域下水道から単独公共下水道になるという市町村も全国に約13カ所ほどございます。その辺の市町村とも連絡をとりながら、今後、市のほうに返還はちょっとしんどいということでお願いをしているところでございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
流域下水道の移管の問題でございまして、合併特例法なり、下水道法等々には、これは流域下水道でありますから、いわゆる合併をしたときには、とにかく県から市町村に移管すると。ただ、10年間は合併特例法で待ちましょうとこういう話になっておりまして、具体的にこの問題について、どのくらいの経費がかかっているのかと。1年間で約5億円から6億円ぐらいがかかるのではないか。まだまだこれからの施設そのものも老朽化し、整備をしていかなければならない。
そんな状況の中で、この宇陀市の状況の中で、それが移管を受けて維持管理ができるかどうかという問題がやかましく言われてまいりまして、今日まで、この問題について、県のほうに、私も知事なりそういったことでお願いに上がっているところでございまして、県のほうも、ある程度理解をしていただいているところでございまして、何とか、それがもう移管はしませんということは、これは法律の規定に載っておりますので、移管をするということは。だから、それはやっぱり法律の改正をしてもらわなければならない。県のほうもそういうことで、法律改正なり、移管をしない方向、県のほうで維持管理をしていくという方向で国のほうにも働きかけていきたいという、そういう温かい私は県のほうの意向を聞いているところでございまして、他の市町村、他の県では、そういうようなものがないんだ、そういうことはできないんだというようなことも言っているそうでありますけれども、県のほうの話も、土木部長も、この前も下水道課長に会いましたけれども、そういう方向で今、進めているという状況でございます。これからも、県のほうで維持管理をしてもらうような方向で、県のほうに折衝をしていきたいとこのように思っています。
議長(玉岡 武君)
ほかにないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております3議案につきましては、会議規則第37号の規定により、予算審査特別委員会に審査を付託いたします。
これより休憩いたします。
15分まで。
午前11時07分休憩
午前11時18分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、日程第4、認定第1号から日程第19、認定第16号までの平成20年度決算関係16議案を一括して議題といたします。
本平成20年度決算関係16議案は、過日の本会議において、提案者の説明並びに監査委員から決算審査の報告が終わっておりますので、本日は質疑を受け付けます。
なお、この16議案は質疑の後、委員9名で構成する決算審査特別委員会を設置し、付託の予定でありますので、選任予定委員の質疑はご遠慮ください。
既に初日に委員を決めていただいておりまして、報告済みでございますので、省略いたします。
質疑については、初めに決算審査意見書に対する質疑をお受けいたします。
まず、決算審査意見書に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして、それぞれの決算書に基づき、会計別に質疑をお受けいたします。
一般会計につきましては、決算書に沿って14ページからの歳入歳出の事項別明細書の款別に行い、歳入の終わりに歳入全般に関する質疑、歳出の終わりに歳出全般に関する質疑を受け付けます。
各特別会計、企業会計につきましては、歳入、歳出に分けさせていただきたいと思います。
327ページから334ページの各会計実質収支に関する調書及び附属書類に関する質疑は、後期高齢者医療事業特別会計の後に行います。
なお、水道事業会計に対する質疑終了後、平成20年度の宇陀市におけるすべての決算を通じまして、総括的に質疑をお受けしたいと思います。
初めに、決算認定議案に対する質疑に入る前に、平成20年度各会計の決算審査意見書に関する質疑がございましたらお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
それでは、決算認定関連議案に対する質疑に入ります。
日程第4、認定第1号、平成20年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定についての質疑をお受けいたします。
質疑は、決算書のページ数を述べられてからお願いをいたします。
初めに、歳入から、14ページ、15ページ、1款市税。
質疑はございませんか。
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
市税について、少し固定資産税についてちょっと聞かせていただきたいと思います。
固定資産税の現年度課税分と収入済み額がほぼ同額なんですけれども、滞納繰越分ですね、それが、収入済み額が4866万8495円となっております。しかし、その不納欠損額が1509万6070円というように計上されておるんですけれども、収税に対して、担当者におかれましてはいろいろご苦労があろうかと思います。しかし、この数値を見てみますと、不納欠損だけしておって、当初の一番肝心な2億7000万円という大きな滞納繰越分が処理されていないというように感じるわけでございます。
なぜ申し上げますかといいますと、非常に宇陀市の経常収支が悪いにもかかわらず、収税率が非常に悪いということで、こんなところにあらわれているのではないかなというように感じるところでございます。
今回いろいろ決算を上げられておるんですけれども、やはり市税収入が前年度に比べて5000万円程度減っておるわけですね。しかし今回、地方交付税の増額によりまして、今回の決算につきましても地方交付税が5億7000万円ほど増加しております。大きな流れの中で、宇陀市が行政改革をしようとして、いろいろな数値が悪いわけですね。財政指標が非常に悪いという形の中で奈良県から指摘を受けておるんですけれども、にもかかわらず、この収税率が非常に悪いということはいかがなものかなというように考えているところでございます。
そして、一方では、財政課の職員とすれば、いろいろご苦労されて地方交付税の増額とか、そしてまた合併の特例事項等によって、先ほど補正予算の中にありましたようなミニ地方債を発行するというような努力もされて、運用もされているわけでございますけれども、一方では、やはりこういうような努力不足ということは否めないわけですね。こういうことに対しては、やはり市長を先頭に担当部長は連携した責任を持って対応をする必要があるのではないかなと思っているところでございます。その点について、ちょっとお聞かせ願いたいと思うんですけれども。
それで、払われないということになれば、これはどこに問題があるのかなということでございます。宇陀市の土地の評価が通常に比べて高いものなのかどうか。土地に対しては、それだけ収益効果がないのかどうか。それも含めて、ちょっと聞かせていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
お答えをしたいと思います。
竹内議員がおっしゃいますように、確かに宇陀市の固定資産税、特に固定資産税の滞繰分につきましては、徴収率が非常に芳しくないというのは事実でございます。
個々の名称までは言えませんけれども、この原因は、やはり固定資産、特に目立つのは大口の方、件数というよりも、大口の固定資産税を滞納されているというものが一番大きな原因でございます。我々、税務課のほうでも一生懸命滞納整理というようなことで徴収の努力をしているわけでございますが、何分にもかなり大きな金額ということで、一度に回収をするというわけにはまいっておりません。
ちなみに、宇陀市のほうでは、市税等徴収対策本部というものを副市長をヘッドに未収金を抱えている部長級によります本部会というのがございます。これは、既に過去から機能しておるわけでございますが、これをもっと機能的に進めたいということで、本年の4月に機構改革をしまして、市税以外にも公共料金等々の未収がかなりの多額ございますので、担当セクションということで特別の組織改革をしました。徴収対策課というのが本年の4月からスタートしております。
今、いろいろとその部署のほうでは取り組みについて取りかかっていただいております。今後、この大口の滞納分についてどのような対応をしていくか。いろいろ今、検討を重ねていただいているところでございます。本年度中には積極的な対応あるいは強攻的に宇陀市の強い姿勢を見せていくと、こういった対応も示していきたいなというところでございます。
それから最後に、宇陀市の土地の評価額が高いのではないかとこのようなご質問でございますけれども、これは国が勧める評価基準等々に基づいて評価をしております。基本は、鑑定士による鑑定価格から引き出してきている評価額というようなこともございます。また、評価額については県のほうに情報が全部参りますので、近隣の町村等々の均衡もとれているということで、決して私どもは宇陀市の評価額だけが特別に高いとか、このような認識はしていないということでございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
2番、上田でございます。
市税の部分で、ちょっとお尋ねをいたしたいなとこのように思うわけでございますけれども、先ほどの竹内議員さんと重複するかもわかりませんけれども、14ページ、15ページの予算現額の中にある数字と、それと調定額の数字、特に固定資産税につきましては、ある程度、税率等が決まっておりまして、そんなに大きく変わらんのではないかなと思うわけですけれども、例えば固定資産税の現年度課税分、予算現額と調定額の中で約5700万円ほど差異があるわけですけれども、予算現額というものは、やはり当然、徴収率も何もかも加味される部分があるのかなとは思いますけれども、原則そういった現年度分については徴収率も高いであろうというようなことで、こういった予算額よりも現年度分が低いというのは、我々も頭の中でわかるわけですけれども、逆に上へ調定額が膨らむということは、事前から予算設定上、低く抑えてあるというようにしか読み取れんわけですけれども、これはどういった状態で、この予算現額よりも調定額のほうが膨らむのか、この考え方をちょっと教えてもらいたいなと。
それが1点と、もう1点、私、12月に軽自動車税の部分で、それぞれ県下並びに各府県の徴収率等をお聞きし、その中で、大変宇陀市の場合は高い水準で、県下の中では導入をされておるといった中で、もう少し奈良県の中でも平準化した取り組みがなされておれば、地域の方々も納得がいく部分があるわけなんですけれども、非常にその部分が奈良県としても、宇陀市とあと続いておったのが葛城市であったかなというように記憶するわけですけれども、あとは本当に非常に低い課税率といいますのか、納付率といいますのか、そういうものだったと思いますけれども、そういった部分、県のほうにも、これからいろんな取り組みを進めていくというお話も聞いております。したがいまして、その点につきましても、決算をされる中で、今後の中でどういった形のものを示されようとしているのか。
宇陀市の方々に、さらにきちっときめられたものだから納めてくださいよというように啓蒙されることは大変結構かと思いますけれども、しかしながら、周り、お隣、奈良市なり、あるいはお隣、桜井市を見たときには、物すごくそういう部分では非常に軽自動車税の農耕車両の納税率というのは低いわけでございます。そういった形で、地域の中ではなかなかそのことについて、理屈でわかっても、まだ奈良県では非常にそういった部分についての啓蒙がされていないのではないかなということが強く意見として返ってくるわけでございます。そのことも含めて2点、まずお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
2点ほどご質問をいただきました。1点目の予算額と調定額の件でございます。
まず、予算額そのものは、年度の当初に当たりまして、課税をしていくと、これだけの税額が見込めるという予算額を予算提案するわけでございます。ただ、反対に調定額のほうでございますけれども、調定額というのは一たん調定をいたしますと、その調定額の変更は課税の更正がない限りは減額ができないと。課税誤りとか、あるいは更正申請があって税額が変わらない限りは、調定額は動かせないとこういうことでございます。
そういったことで、例えばこの決算書で言わせていただきますと、14ページの一番下の行、第2節の固定資産の滞納繰越分というところがございます。例えば、ここを例にとりますと、予算現額は4300万円に対しまして調定額は2億7000万円と、このような数字がきております。この2億7000万円というのは、その前の年、その前の年からずっと順送りできている数字でございますので、この数字はどうしても変わらないということで、上田議員がおっしゃいますように、調定額に対しまして予算額のほうが低い場合があるとこういう結果でございます。
それから、二つ目のご質問でございますけれども、軽自動車税の宇陀市の課税についてと、農耕用の特殊車両の課税のお尋ねでございます。
たしか、先般の定例会のほうで一般質問もいただいたと思うんですが、確かに、特に奈良県下でも、宇陀市の農耕用の特殊車両に対する課税率は非常にレベルが高うございます。葛城市とともに高うございます。これは、あくまでも税の論法で言いますと、宇陀市が決して間違ったことをしているわけではないということでございまして、他市のことを余り言うのもいかがかと思うんですが、他市町村のほうが課税を若干おろそかにしている分野があるのではないかなと言わざるを得ません。
そういったことで、私どものほうでは、例えば税の担当課長会とかいろいろ県との折衝をする機会がございますので、そのたびに課税の公平性の観点から、せめて宇陀市レベルまで県下の課税レベルを上げてくださいと、そうしないと、宇陀だけが課税を高くしているように思われるじゃないとこういうことで再三再四申し上げておりますし、県のほうから宇陀市のほうに来庁されたときにも、私のほうからももちろん再三、口うるさいほど言わせていただいているという実態でございます。県のほうで今後の努力をしていただくことを願っているということでございます。努力はしているということだけご理解いただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
今、固定資産税の過年度分で説明をいただきまして、2億7000万円ですか、それが4300万円の予算計上になっておるよと。結果として、さらに収入済み額はといいますと、それに近い数字になってきておるというようなことで、予算に対する収入済み額との関係というのは理解はできるわけですけれども、現年度の固定資産というものは、予算現額と調定額とは、ほぼニアリーイコールにならんと算出根拠がどうなんだということにはつながらないのではないかなと。ここにある程度の係数がかかってきますと、収税率が何ぼだからどうだとか、そういう何かのアクターがかかって予算現額になっておるのではないかなと私は思うわけですけれども、そのとり方によって税があたかもふえたように、税収がふえたように見えるわけですけれども、決してそうではない。もともと、やはりそういう予算現額の中で調定額に等しいものが予算として計上されてこなければ、おかしいんではないかなと、こう私は思うわけですけれども、この考え方はおかしいですか。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
再度、申し上げさせていただきますと、調定額というのは、税法に基づいて税率を掛けていった、その俗に言う100%徴収が可能な場合の数字が調定額ということでございます。未納がなく、課税したとおりに収入があれば、その調定額を上げますので、それが調定額、優等生の数字が調定額とこのようにご理解いただいて結構だと思います。ただ、予算を計上いたしますときには、理想どおりの100%徴収の予算収入額を見越してしまいますと未収分が発生してまいりますので、その分が歳入欠陥という形になります。そういうことで、予算の計上に当たっては、限りなく収入済み額に近い数字が一応、我々は予算計上をするとこういうことでございます。そういうことで、よろしくお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
余り申しませんけれども、要は、年に何回か補正予算を組まれるわけでございます。したがいまして、平成20年度の予算につきましては、平成19年の9月ごろから2月ごろまでの間のいろんな情勢を踏まえて、収税率等も加味された中での予算原案かなとこのように思うわけですけれども、その結果、4月1日の断面で新たな税率なり、新たな取り組みなりが入った場合、固定資産税ですよって地面の大きさは宇陀市はもう決まっていると思うんですね。
だから、これは市民税とか個人の法人税とかこのようなものにつきましては、いろいろな振りがあると思いますけれども、固定資産税という部分については、地面の大きさが変わらん限り、決められた部分については決められた予算がきちっと担保されるのではないかなというのが私の固定資産税に対する考え方なんですけれども、その辺のことにつきましては今、財務部長のほうからは、いろんな情勢の中で収税できる範囲のものを予算として上げていって、それが歳入欠陥を起こさない部分になってくると。こうなってきましたら、歳入欠陥は非常に我々としては怖い言葉ですけれども、これを重きに置いていったら、ではどんどんどんどん予算現額を落としていくということも予算の断面で考えられるわけですよね。
先ほど、議員からも質問がありましたように、今後のいろんな部分の中でやはり滞納がふえているよというのは、この歳入欠陥を起こさないようにするために予算を頭から減らしていくよと。これとの非常に妙な力関係というか、バランス感覚が要ると思いますけれども、それはもうプロである皆さん方が十分考えておられると思いますけれども、私たちの側から言えば、やはりきっちりした数字が出ているんやろうから、それに対する予算現額というものは、きちっとやはり示されるべきではないかなと。それに対して、初めて欠損であり何々が発生するのであって、当然、調定額のほうから収入現額を引いた部分が未収で残るわけですから、考え方は一緒だと思いますけれども、予算というものがやはり年度当初に論じられるときに、そこに最初からアクターがかかっておったんでは、本当のこの予算の規模というものに、今回、五、六千万円の話やと言われればそうですけれども、しかし宇陀市の場合の五、六千万円といったら、かなりの部分があったのではないかなと思うわけですね。これを事前に例えば予算の中でのっておれば、その5000万円分がどこかのところにまた住民サービスとして提供される財源として活用できるのではないかなと。結果として残ってきて最終的に不用額なり、あるいはそういった今回でしたら基金のほうに回っていくという部分で、了とする考え方もありますけれども、やはり見合った歳入をきちんと継続するというのが、これは大事なことではないかなとこのように思いますけれども、もしご反論があればいただきたいと思いますけれども、もしなければ結構です。
議長(玉岡 武君)
ただいまで3回目であります。
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
調定額の件で再度ご説明をしたいと思います。
例えば、今、上田議員がおっしゃいましたように、現年度で例えばこの差異が5700万円ほど未収がございます。予算計上額の信憑性とかそういったことでご心配の向きのご質問だと思いますが、チェック機能的になりますのは、この調定額というのが最も大切な数字でございます。当然、この決算書の様式にも必ず調定額というのが出てまいります。
例えば、この固定資産税の現年度分で5700万円ほどの未収が出てきた場合、この5700万円相当分は、例えば翌年度の平成21年度の決算の中で過年度の滞納繰越分の調定額のところにこの5700万円が上積みされるとこういうことでございますので、私が先ほど言いましたように、14ページの一番下側の2億7000万円というのは昨年だけではなくて、過去からのこういった未収金の繰り越しという表現でさせていただきますが、この数字を見ていただく限りは予算額はおろそかな数字ではないと。あくまでも、課税したときの課税100%の収入があるはずだという数字がこの滞納繰越調定額のところで出てまいりますので、そちらのほうで今後もちょっと注視していただけたらなとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
ただいまの議論の関連で、ちょっと参加させていただきたいと思います。
固定資産税の今の14ページの一番下の1509万6070円の不納欠損がございます。これは不納欠損ですから、過去の累積の中でもうとれないよという判断をされたわけですけれども、監査委員の指摘を私、読ませていただきますと、時効による問題が多いと。しかも5年間の時効だという話がこの前、初日、聞かせていただきました。
5年間といいますと、放置していたということにもなるわけですけれども、実際に、このうち、先ほどの財務部長の話でも大口が問題だとおっしゃっているんですが、件数として大口の中でどのぐらいあるのか、それをはっきりしないと、5年間時効でほっておくと。もちろん、執行停止3年後に納税義務の消滅処置の方法もあるんですけど、私は、5年間の中で何ら手をつけなかったというのは、行政のむしろ徴収権の放棄、怠慢だというように考えているんですけれども、その点について、ちょっと私、予算委員でまた詳しく聞きたかったんですが、今と関連いたしますので質問をさせていただきますが、答弁をお願いします。
議長(玉岡 武君)
関連で質問を許します。
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
大口の滞納者というのは、私どもが把握している中では10件足らずだったと思います。ただ、余りにも大きな大口の滞納の方がおられますので、特にこの固定資産税の未収金のところにひっかかってくるということでございます。
この大口滞納の方については、不納欠損処分とはまた全く別人でございます。不納欠損処分では、3年の執行停止の部分もございますが、監査委員さんの意見書のとおり、5年を過ぎた時効によるものがかなり多うございまして、特に今回、不納欠損処分で1509万6000円お願いしております総件数、これは小口もいろいろ入れまして1500件ほどの件数がございます。ただ、これは固定資産税の納期、4期に分けておりますので、1人の人が1年分を残せば四つになるということでございます。ちなみに、納税義務者数で言いますと、179名とこのような人数になってございます。
以上です。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑がないようでございます。
それでは次に、15ページから16ページ、2款地方譲与税。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次に、16ページ、3款利子割交付金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次に行きます。
16ページ、17ページ、4款配当割交付金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、17ページ、5款株式等譲渡所得割交付金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、17ページ、6款地方消費税交付金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
18ページ、7款ゴルフ場利用税交付金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
なしと認めます。
18ページ、8款自動車取得税交付金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
19ページから20ページ、9款地方特例交付金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
20ページ、10款地方交付税。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
20ページ、11款交通安全対策特別交付金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
21ページから22ページ、12款分担金及び負担金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
22ページから26ページ、13款使用料及び手数料。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
24ページの住宅使用料でございますけれども、これ、やはり未収入額が約3300万円ほどまだあるわけでございます。これの徴収状況、どうして徴収しとるかと。そしてまた、滞納者の人がまだ住宅で住んでおるのかどうか、そういう状況をちょっとお聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
西田土木部長。
土木部長(西田 茂君)
ただいまの住宅の滞納についてということで、徴収状況でございますけれども、今、営繕課におきましては、2人の者が専任という形で、ほぼ毎日ですけれども徴収に当たっております。そうしたことで、平成19年度よりも20年度のほうが相当滞納が減ってきたのかなとこのように思っております。そして、ことしにおきましても、滞納分につきましては、去年の滞納分に対する約3分の2ぐらいまで達成しているところまできておるような状況でございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
住居しておる状況、滞納者の。
議長(玉岡 武君)
西田土木部長。
土木部長(西田 茂君)
滞納者の方で引き続き入居ということでございますけれども、営繕課のほうにおきましては、原則的に滞納を継続的に繰り返されている方には、文書等によりますところの警告、それに最終的には明け渡しというような文書を送ります。しかし、この訪問する中で、相手の方と分納誓約でありますとか、または現実に分納等をいただいておるような状況でございますけれども、それにも応じていただけないという形となれば、6月議会にもお願いしました、多分4件ほどであったと思いますけれども、裁判所のほうへ向けまして、明け渡しの督促請求ということで裁判所を通じて行っております。
そうした中で、合併後におきましては2件の方、裁判所からの支払い督促という段階で、交渉といいますか、応じるというのか、自主的に退去された方が1名と、それと強制的といいますか、退去していただいた方が1名とこのような形になっております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
22ページと、それから24、25の使用料の関係でございますけれども、13の使用料の総務使用料の室生振興センター使用料68万1000円が歳入で上がってきておるわけでございます。次のページの教育使用料の中で、中央公民館以下、ずっと公民館の使用料が上がっておるわけでございます。
振興センターは、室生の分館という位置づけでされております。したがいまして、この中で、たしか室生の振興センターの場合、宇陀市が使用する場合でも使用料はお支払いいただいておるのではないかなとこのように思います。そういった中で、他の分館につきましてはそういった部分、減免措置がこういった中で統一されておるのかどうか、一つお聞きしたいなとこのように思うわけです。
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
室生の振興センターの関係のものと、それから今おっしゃいました公民館の関係と、あくまでも貸出条件が異なっております。
公民館につきましては、社会教育法上の公民館でございますので、おのずと市の中で使われる教育団体もしくは文化協会につきましては減免規定がございます。ただし、振興センターにつきましては、大宇陀にございます文化会館でありましたり、それから榛原で言いますと、総合センターと同じように一応、減免措置は講じていないと。そのかわりに、どの方でもご利用できるというようなことで、おのずと使用に縛りがございます。
以上です。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
振興センターを宇陀市の室生分館ですか、そういう位置づけになった段階で、そういった部分というのもやっぱり同じような扱いになってこなかったら、じゃあ同等の施設が室生区の中には存在するのでございましょうか、どうでしょうか。
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
先ほどの説明で若干、間違ったところがございます。あくまでも、分館機能と振興センター機能二つを持っておりまして、公民館事業として実施するものにつきましては、あくまでも他の公民館と同じように減免措置を講じております。ただし、振興センターという名目で使われる場合には、減免措置等がございません。
以上です。
議長(玉岡 武君)
3回目です。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
今後、考えていただきたいなと思いますのは、他方では、公民館という位置づけの館を中心にしたものの考え方が宇陀市の場合は広く認識をされておるわけでございますけれども、公民館分館という単なる法人格のような、何かそういう団体をあらわしたものが室生分館であって建物ではないと。そうしますと、そこに利用者に対する均衡性といいますか、不均衡といいますか、そのようなものがあるのではないかなと、私はこの使用料を見ておって思うわけでございます。
なぜ室生の振興センターがこのように高い68万円ほどですか、負担されておると。榛原の分館でしたらもう少し安いと。人口比率からいったら、当然多く使われるところのほうがもっと高くなっておるんではないかなと。そうすると、ふだんのいろんな教育活動の部分でも、例えば集会をされる場合は使用料を払ってされとるんではないかなと、このように感じるわけでございます。
したがいまして、こういう部分につきまして、早くから我々は仲間の議員とともに、この辺の公民館の位置づけと会館の位置づけについて、ことしの大和富士ホールの位置づけについては一定の地区公民館から外されて、また別のものの解釈が入ってきておるようでございます。したがいまして、こういった併設をされて分館という一つの館の中で管理をされておると。貸出業務もそこでされておるというようなことになってきましたら、やはり他の3区との整合性も求められるのではないかなというように思うわけでございますので、ひとつ決算のある中で、片側では、すべてのそういった使用時のときに料金を払っておるし、片側ではそういった団体で減免を受けておると。これは、やはりもう一度納付書をチェックをしていただいて、減免の中へ入れていくべきではないかなとこのように考えますけれども、その点はいかがでしょうか。答弁をいただいて終わりたいと思います。
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
今回の振興センターの11月1日からの閉鎖というようなことで先ほど申し上げましたが、その中で一番私どもが苦慮しておりますのが今、議員さんがご指摘の点でございます。あくまでも、振興センター部分を教育委員会が持っている、それからその中に公民館部分があると。それぞれ用途が違う、もしくは使用規制も違うというような部分での使用をしているというような状態です。それにつきましては、今後この後、改修工事を行いまして、再度、開館するまでの間に整理をいたしまして、それからスタートしたいというように思っております。
以上です。
議長(玉岡 武君)
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
ちょっと関連でございますけれども、この振興センターのアスベストの改築によって、長い年月の中止だろうと思いますけれども、その部屋をいろいろな教室が利用しとるわけですよ。それがこの間の説明では、旧役場の2階の部屋がかなりあいとるから、そこを使用せよとか、また借りとる人に聞きますと、ぬく森の郷へ行けとか、このように言っておりますけど、今の旧室生村役場の2階とかいうのは公民館系統やさかい、それは使うたらあかんということですか。
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
振興センター閉鎖に伴います公民館事業でありましたり、貸し館事業等につきまして、今、議員おっしゃられたとおり、ぬく森の郷でありましたり、庁舎の2階と、室生の地域事務所の2階というようなことで検討には入っておりますが、まだ最終的な結論を得ておりません。10月に入りますまでには、広報等を通じまして最終的な形をお示ししたいと。あくまでも、緊急避難的な措置というようなことで考えていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
よろしいか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
27ページから32ページ、14款国庫支出金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
32ページから40ページ、15款県支出金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
40ページから42ページ、16款財産収入。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、42ページ、17款寄附金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、42ページから45ページ、18款繰入金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
次、行きます。
45ページ、19款繰越金。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
45ページから52ページ、20款諸収入。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
52ページから54ページ、21款市債。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
歳入に関する質疑が終わりましたが、ここで歳入全般に関する質疑がございましたら、お受けいたします。
ただし、質疑は決算書のページ数を述べられてからお願いをいたします。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
それでは、休憩いたします。
再開予定は13時30分といたしたいと思います。
その間に議会運営委員会を委員長より招集していただいておりますので、議運委員以外の方につきましては、控室によって待機していただきたい、そのように思っておりますので、よろしくご協力をお願いいたします。
議会運営委員会は第1委員会室で行う予定となっております。
午後0時02分休憩
午後1時30分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、歳出に移ります。
55ページから56ページ、1款議会費について質問をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、行きます。
56ページから79ページ、2款総務費について質問をお受けいたします。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
済みません。
この企画課の地域文化伝習展示施設指定管理料という中でちょっとお願いをしたいんですが、ページはこれは何ページを見たらいいのかな、ようわかっていませんけれど、これはアートアルカディアに関係するのか、地すべり見楽館とあさぎりホールなんですけど。
議長(玉岡 武君)
質問側から、ページ数、何ページの分ですか。
6番(大澤 正昭君)
何ページ。わからへんさかい聞いてますねや。
議長(玉岡 武君)
それでは質問になりませんよ。それでは受け付けできませんよ。何ページの何款の何項がどうやということでなければ。質問の質問を聞くと、それはだめです。
6番(大澤 正昭君)
これは、アートアルカディアということでよろしいですか。ちょっと待ってくださいよ。
議長(玉岡 武君)
大澤議員、先にほかに質問を受理しますので、ちょっと着席して、後ほどしっかり趣旨を踏まえて要点をまとめてください。
ほかにございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
72ページの目16のCATV事業の中で、今回、平成20年度でCATVの事業が完了しておりまして、こういった形で宇陀市内全域にケーブルテレビが敷設されたわけですけれども、その中で、テレビを見るための料金、基本プランとデジタルプランがあったと思いますけれども、基本プランで見れるテレビのチャンネル数というのは、既に皆さん方がご存じのとおり、1から12までの7を除くすべてのチャンネル、それと今、アナログのBSテレビが見られるわけでございます。
私、実は2日ほど前に、総務省が生活保護者とかそういった関係のところに、アナログテレビにチューナーをつけることによってデジタル放送が見られるということで、チューナーをすべての家庭に渡しますよとこういうことが示されておりまして、2011年7月の話ですから、まだ具体的な部分はないかもわかりませんけれども、そういったことが示された中に、民間のほうでは、もう既に5000円以下でチューナーを販売しますよといったようなことも報道されております。
その中で、私、こまどりさんのほうに確認しまして、チューナーをつけたら全部見られるんかというようなことを聞いておりました中で、今、基本プランで見られるテレビの中で、現行アナログ放送のBS1、BS2、それからあと若干のCSテレビ的なものが配信されておりますけれども、こういった部分が今度、実際に2011年になった段階での話し合いがまだ宇陀市とついていませんよというようなお話を聞いております。
したがいまして、今、我々CATVが見られるテレビでは、番号をCの何とかにしたらアナログのBSが見られるわけですけれども、それがどうもデジタル化になったときには、デジタルBSがどうもまだ協議の中やとこういう話をお聞きするわけですけれども、ここら辺の部分について、何か企画のほうで新たな地デジ放送が本格実施になったときに、今のテレビ視聴のチャンネルが担保されておるのかどうか、そこらをちょっと確認したいなと思いますけれども。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
ケーブルテレビを担当してきたということで、お答えをしたいと思います。
2011年に、すべてのテレビ電波がアナログからデジタルに変わると。今、現行、既存の2、4、6、8、10、12というアナログのチャンネルにプラスして、こまどりのサービスとして時代劇チャンネル等の付加チャンネルをつけております。これにつきましては、今後、デジタル化ということになりましたら、これまでの宇陀市との話し合いの中では、2011年でデジタル化になるまでのサービスとして、例えば時代劇チャンネルをプラスしておきますよというお話がありました。これが今後、2011年以降どうなるかという話については、まだ、こまどりケーブルのほうからの協議というのは入っていないということで、早晩そういった話も入ってくると思います。今の現状のところでは、このまま切りかえが入ったら、お楽しみいただいている時代劇チャンネル等の部分は、サービスですので外れる可能性はあるとこういうようには聞いています。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
ケーブルテレビによって、宇陀市全域の地上デジタル放送の不可地域を解消しようということでやられておるということの中に、そのことについては今、菊岡参事のご答弁いただいた内容かなと思うわけですけれども、既に今、こまどりケーブルさんのほうで配信をいただいておるサービスも含めた放送というのは、これは宇陀市の皆さん方は、既にもうこれからこういうようなものが続いていくんやという認識を私は持っておられると思います。
また、さらに今現在、BSテレビのアナログで受けておられる方は、アナログ放送がCS機能を持っておるテレビであれば、そのままこまどりケーブルさんのケーブルでもって視聴ができるわけですから、新たにアンテナを多分つけておられないと思います。そうすると、デジタル部分については知らないよと、デジタルの衛星放送が入ってきたときに、それが見られないとなれば、またそれぞれの家庭に新たに衛星デジタルテレビ用のアンテナを上げて、そして家屋のどこかに今入ってきておるこまどりケーブルのそういったものとミキシングをする装置をつけて、そしてケーブルテレビを見なければならんというような作業が起こってくるように私は今、思うわけでございます。
したがいまして、今からひとつ、宇陀市はこまどりケーブルの大株主になっとると思いますので、ひとつこのことはこまどりケーブルさんとの協議ということよりも、今既にアナログであれば、今の伝送路の中に乗ってきとるわけですから、これからもやはりデジタルの回線も同じように、2、4、6、8、10、12については乗るわけですから、あきチャンネルにそういったものを乗せていただくという努力と、なおかつまた衛星テレビも、こまどりさんは、それはすべて基本プランの1575円で見られるという部分以外の部分については、どうぞもうデジタル契約してくださいとこういう話になるわけですけれども、本当にあれだけのテレビチャンネルが要るかというと、私、そうではないと思います。
だから、やっぱり現行の基本プランで見られている範囲をこれからのデジタルになった部分にもそういったことで乗せられるわけですから、ひとつその辺の精査と、それからこまどりケーブルさんとの協議を進めていただきまして、今後も安心してケーブルテレビで視聴ができる仕組みづくりというものをひとつ進めてもらっておきたいと、このように思いますけれども、そこら辺の認識の部分についてはどうでございましょうか。
議長(玉岡 武君)
樋口総務部長。
総務部長(樋口 保行君)
先ほどから、こまどりケーブルについてのデジタル化の対応についてのお話がされているわけでございますけれども、今のところ、先ほど菊岡参事のほうも申しておりましたように、こまどりケーブルとの協議につきましては、今の段階では、私どものほうは協議をしたいということで申し上げてはいるわけですけれども、今のところ、Kcn全体の話にもなりますので、しばらく待ってほしいというようなことでございます。
先ほどからの話のように、今の基本プランをできるだけ守っていきたいというような協議も今後、進めていきたいと思いますので、その辺これから、そのこまどりとの交渉を行っていきたいとこんなように思っております。
以上です。
議長(玉岡 武君)
3回目です。どうぞ。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
市民の皆さんは、今のテレビがそのままデジタル化になっても見られるんやという理解で、私もそういう理解をしておりました。しかしながら、チューナーの一件で確認してまいりましたら、これから宇陀市との協議を始めますというようなことでございますので、ひとつこれは確かにKcn全体の部分もあろうかと思いますけれども、総務省なり、あるいは過疎債なり、そういった公費を投じて建設費につきましても非常にそういう地域であるからこそ、こういう事業が進んできたというように理解をしておりますので、ひとつ積極的な事業への展開をお願いをしておきたいとこのように思います。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
答弁はよろしいか。
次、ございませんか。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
お騒がせをいたしました。済みません。
私、70ページ、アートアルカディアという中で、施設管理業務委託料という中に含まれるかと思うんですけれども、この地すべり見楽館、それとあさぎりホールについて、担当者の思いといいますか、私の感じた部分なんですけれども、成果説明書の中では、室生にあります地すべり見楽館、延べ74回、939人、あさぎりホール、延べ51回、使用者が852人とあるわけなんですけれども、こういった体験ができる、また災害時のそういった地震も含めてなんですけれども、こういった施設は奈良県にほかにもたくさんあるんでしょうか。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
お答えをいたします。
室生に所在いたします地域文化伝習展示施設、これにつきましてですけれども、一連の山上公園とともに、地すべり対策という形で県が設置をしてきたという関係がございます。それについて、地すべり見楽館につきましては県のほうでの費用、それからあさぎりホールにつきましては地元負担の建物と、こういう形でございます。管理運営につきましては、すべて市の管理でございますけれども、今現在のところ、地元で指定管理で管理をしていただいていると。
こういった体験型施設、県の施設がほかにもあるのかどうか。ここがちょっと確認しておりませんので、お答えができないとこういう状況になっております。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
今、防災という中で、この宇陀市もハザードマップを製作しようという中で、全国的に、災害というものを事前に地域住民が地域防災を含めて予備として準備をしていこう、災害のときにはすぐに動ける、お年寄りを助ける、小さなお子さんを助ける、そして自分たちも災害を極力リスクゼロに近い努力を、取り組みをしていこうという中で、こういった今、参事が申されますように、奈良県にはどれぐらいあるかわからんということで、それはそれで結構です。一度、調べておいてください。こういった特殊な、全国的にも特殊やと思います、こういう施設。そういったものがこの宇陀市にあるわけですけれども、私が尋ねたいのは、これを学校も含めて一般の市民の皆さん方、また市外の皆さん方を含めて、見学なり利用なり、自分がこういう体験できる建物の中で、恐ろしさを身近に感じて、しっかりと地域で取り組まなあかん、うちの村で取り組んでいかなあかんというようなことを感じてもらおうという施設やと私は認識しとるんですけれども、この人数では非常にもったいないのではないかと。
また、幼稚園、小学校、中学校、高等学校も含めてですが、この市内も含めて、どれほどこの施設を利用されているのか。何のためにつくられたのか。ただ、お金が余っとるさかいに、つくれ言われたからつくってんと、そんな簡単なものではないし、そんなお粗末なものではないと私は思っとるわけなんです。
今までにそういう教育委員会を含めて取り組みがなされてなかったとするならば、遅くはないので、これからしっかりとそういったことを市内、市外にPRをしていただいて、実際に体験をしていただき、地域防災をつくりなさいという中で、ハザードマップをつくって皆さんに個別にお渡しして、それが私は効果がないとは言いませんけれども、それとあわせてこういった、土砂崩れってこんなに怖いねんな、台風が来たら洪水ってこういうことになるねんなと。テレビでは見ていますけれども他山の石で、それを自分のものにして、こういった立派な施設、すばらしいものがあるわけですから、ということを私は教育委員会なり担当者の皆さん方に今後、今までそういうことをしっかりとPRをし、利用されてきておるんなら、引き続きお願いをしたいし、そういうことがなされてなかったとするならば、これからどういった取り組みを考えておられるかということをお尋ねしたい。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
施設の規模から申し上げましても、地すべりの対策工事を行った、そういった状況のプロセス、仕組み的なところを模型にして展示したり、あるいは地すべりが起こるメカニズムをちょっと解説したりとそういった状況でございますので、たくさんの人を集めて皆さんに期待できるような、そんな大がかりなそういう設備もないというような状況でございますので、まずは来ていただいた方に、こういう形でここの地区で地すべりの対策工事を行いましたと。このシステムはこういう形で、工事概要はこうですよというぐらいの、そういう確認資料的な施設だというように私自身は考えておるんですけれども、だから外部からたくさんの、来ていただいたらそれはそれで学習にもつながるとは思うんですけれども、施設的には、それほど人を呼び寄せるとか、アピールをしていくとかいうようなところでもないような気がするわけですけれども、また使用方法あるいは宣伝方法については、もっともっと県と相談しながら考えていかなければならんと思います。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
あさぎりホールは体験できる施設と違いますか。何か勘違いされておるように思いますわ。どうです、室生の方。ちょっと補足ですわ。
議長(玉岡 武君)
それは、総務部参事、施設自身の所期の目的と規模がどうなのか説明してください。公園課、おりませんの、控えに。
答えられれば、菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
先ほど申し上げましたように、大規模なそういう展示施設というような構えでもなし。
室生の地域事務所長をお願いして、また後で地域事務所長が来て説明をお願いします。
議長(玉岡 武君)
地域事務所所長に入ってもらいますので、お待ちください。
私語は謹んでください。
それでは、菊岡参事にかわりまして地域事務所所長に、答弁をお願いします。
曽良室生地域事務所長。
室生地域事務所長(曽良 幸雄君)
室生地域事務所の曽良と申します。どうぞよろしくお願いします。
先ほど、議員さんのご質問のありましたあさぎりホールにつきましては、昭和57年に地すべり対策事業が室生で行われまして、その中で、その事業の一環として、対策を含めた体験施設として地すべり資料館が建設されました。それにあわせまして、あさぎりホール、伝習館施設もその当時、村で設置したと。
地すべり資料館につきましては県で実施されて、施設的には、その地すべりの概要を説明する部分と、地すべりとはこういうものであるという体験をする部分、それと下の公園につきましては、地すべり対策の実施模型を設置して、来られた方が地すべりというのはこういう地形でこういうことが発生しながら、こういう対策をしてあるということで現地のほうで確認ができるような施設となっております。
議長(玉岡 武君)
わかりましたか。
6番、大澤正昭議員。
先に教育委員会に答えてもらいますか。
では、喜多教育長。
教育長(喜多 俊幸君)
ただいまの地すべり体験館の実態については、実はまだ承知をしていないところでございます。今、大澤議員から申されましたような内容につきまして、また早急に調査をしてみたいと思います。
特に、子どもたちの危機管理、避難というようなことについては、学校経路上、大変重要なことです。そういうことから、学校では避難訓練等もしながら、そういう学習をしておりますので、その延長線上で体験できるのであれば、学校と相談をしていきたいとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
ぜひそういうように園を含めた学校、小・中含めて高等学校ももちろんですけれども、自分たちで学校の中で日を決めて時間を決めて、避難訓練なり、机の下へ入るねんでというようなことをされていると思うんですけれども、それプラス、ちょっと遠足のときにそういう見学に行って自分が体験すると。その体験した中で避難の訓練をすることは、私、2倍、3倍にプラスの効果があるんじゃないかなと。
それと、参事、ちょっと勘違いされておるのは、私は、あの室生のあの地へたくさん観光客を呼んできて見せなさいと言うとるんではないんですよ。今、話をしましたように、地域の方、もしくは、この宇陀市だけではもったいないんと違いますかと、この立派な施設がね。やっぱり、宇陀にはこういう施設もありますよ、体験もできますよ、防災、防災、防災言うてますけれども、実際、自分がその立場を経験して初めて怖さがわかる。口では、テレビで見てますけど、かわいそうにな、えらいことになっとるなと思っとるだけで、何もできませんがな、これ私ら。雨が降って、家の外へ出て、裏の土手を見に行くのが関の山というとこです。かっぱ着て外へ出られる方は、なかなかパーセントにしたら少ない数の方やと思います。テレビ見とるだけですわ。
そんな中で、立派な、足元といいますか身近にこういうすごい施設があるわけですから、遠足も兼ねながら、またテレビもあるわけですから、インターネットもあるわけですから、そういったことを市内外の皆さん方にしっかりとアピールをして、室生へ行った、室生寺へ来たついでにちょっと、あんなん言うとったな、一遍見に行こうか、体験してみようかといったことを経験してもらいながら、防災マップ、ハザードマップ、そして避難訓練をあわせ持って考えてもらいながら地域の安全、家族の安全、そういったことに取り組んでいただけたら、私は非常に効果的やなと思って今、話をさせていただいておるんです。
そやから、知らんことは知らんで結構なんです。また知らんかったらそれを勉強してもうたらいいし、学習してもらったらいい。知らんことを私はだめと言うとるんではない。そこのところの理解だけはしっかりしておいてもらって、有効に使っていただいたら、私は当初につくられた目的の倍も3倍も効果は上がってくると。その使われた費用は決して無駄にはならないし、もったいなくはないと。そういった使い方を私はお願いをしとるということを理解いただけたら。
議長(玉岡 武君)
3回目で質問を切ります。
答弁、要りますか。もうよろしいですか。
それでは、総括して市長のほうから。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
私も、行ったかなという記憶なんですが、おっしゃるとおりだと思いますので、十分これからも配慮いたしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、行きます。
79ページから103ページ、3款民生費。
質問をお受けいたします。
ございませんね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
それでは、次、行きます。
103ページから116ページ、4款衛生費。
質問をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、行きます。
116ページから127ページ、5款農林水産業費。
質問をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、行きます。
127ページから132ページ、6款商工費の質問をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、行きます。
132ページから147ページ、7款土木費。
質問をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、行きます。
147ページから151ページ、8款消防費。
質問をお受けいたします。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
済みません。
149ページ、災害対策になろうかと思うんですけれども、これも危機管理の参事に一つお願いというか、お尋ねをしてみたいと思うんですけれども、この宇陀市だけではなくて、防災無線というのが設置をされておるわけなんですけれども、この防災無線の活用ということで私、お尋ねをしたいんですが、このお昼の、今もサイレンが鳴っておって、あれは火事やろうか、救急やろうかというような、皆さん非常にぴりぴりとされておるわけなんですけれども、この防災無線。24時間の間の火災であったりとか、そういったことを市民の皆さん方にお知らせをするのに防災無線を使って広報しておるわけですけれども、ずっと以前に榛原の駅前でそれを流されたときに、私、後で聞いたんですが、ハウリングといって声がダブるといいますか、左から来る声と右から来る声が重なってしまって、何を言っているかわからないと。たまたま私、夕方だったんですけれども、その事例があってから1時間、2時間後で駅前のタクシーの運転手さんが、大澤さん、大澤さんと言って私を呼びとめて、あの無線きょう何言うとったん、何ありましたんという事例がありました。
そういうことでは、防災ですし、まちの皆さん方に、またこの市の中の皆さん方にうまく広報ができない。何言うてんのでは話にならんわけで、そこの検証はされたのかな。それは私、役所にも危機管理にも話をしました。こういうことがあって、もっとちゃんとするべきと違うかと。それの検証はできているのかというのが一つと、この防災無線ですけれども、大きな投資をして立派なものができておるわけなんですけれども、風水害、この防災無線で避難を呼びかけなければいけないようなときに、家庭の中でその防災無線が役に立つのかなと。
今は、私らが小さなころのように障子にいっぱい穴があいとるとか、ガラスが割れているとかそういう家庭は、なかなかお子さんがおられても見当たらない。みんなきれいにぴしっとアルミサッシの窓が閉まっており、テレビがかかっておるという中で、その防災無線は果たして非常に大事なときに、必要とするときに必要な働きができるのかなという私、疑問を持っております。
これは、その検証をされましたのかどうか。どんな雨が降っても、夜中で停電があったかて、この防災無線は完璧に皆さん方に周知ができるというものでなかったら、意味をなさない。ふろ屋のふたみたいになってしもうて、必要なときには要らんねんと。どうでもいいときにはあるねんがなというようなことでは、私、この地域の皆さん方に防災無線ちゃんと立ってますやろう、皆さんに周知をしますということになっても、さあのときに役に立たないようでは話にならないというように考えますので、この辺ひとつ、まずもって二つお願いできたら。
議長(玉岡 武君)
樋口総務部長。
総務部長(樋口 保行君)
大澤議員のほうから、防災無線の活用と、防災無線が果たして住民の皆さんの家のほうまで届いているのかというようなご質問でございます。
特に、現段階での活用につきましては、市民への緊急時及び災害発生の通信手段や火災時などの消防団の招集というようなことで、この防災無線を用いているところでございます。そのほか、防災無線の点検を兼ねてということで、昼、夕方の時報とともにチャイムを鳴らしている現状でございます。今現在では、行政無線としての活用ではございませんでして、コミュニティ無線としての活用はしていないというような状況でございます。
先ほどからお尋ねの防災無線の同報系でございますけれども、市民の皆さん方に直接伝達できるメリットというようなことではありますが、地域によっては、特に山間部におきましては、先ほどもおっしゃっておられましたように、反響といいますか、こだまが多いわけでございます。音声が重なり合って聞こえないというケースもございます。
それで当初、平成12年に建設しているわけでございますけれども、榛原区の場合でございますけれども、平成13年、14年にわたりまして、この聞き取り調査も行ったところでありますし、聞こえにくいところにつきましては、スピーカーの方向も変えたりして工夫をしたり、あるいはまた音声の調整も行ったところでございます。現在、そういう調整を行った後におきましても、やはりこういった地形でございますので、なかなか聞こえないというのが現状でございます。また、住宅建設の最近の構造の形態などもありまして、窓を閉め切ってしまわれたりする場合につきましては、なかなか機密性が高くて、冬の場合ですと聞こえない、あるいはまた大雨のときなどになりますと雨の音がきつくて聞こえないというデメリットもございます。
しかし、いざというときにつきましては、この防災無線が役に立たなければ何の意味もないということでございます。これから、こういったところにつきましての対策といいますか、そういった想定もしながら、消防団のお力もかりながら、防災無線にかわるものも考えていかなければならないと思いますけれども、今後、デジタルに変わっていくわけでございますけれども、このデジタルに変わるときにつきましては、ある程度、この辺の反響については改善できるのかなというような話も聞いております。現在は以上のとおりでございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
先ほどから、2番議員の上田議員さんが話をされておりましたことも、今、総務部長が答弁をいただきましたことも大きく関連するのかなと思っておるんですけれども、そういったいろんなハザードマップであったりとか、防災何とかとか、いろんな地図をつくったり、次から次と新しいことを取り組まれているということは、これはまずいことではなくて、私はいいほうに理解をしとるんですけれども、先につくったもの、この防災無線もそうなんですけれども、あるもの、できてしもたら、もうそれは活用する以前の話で、活用はどうでもいいという答えでは、総務部長はなかったと思います。しっかりと活用しなければいけないという中ですけれども、活用できていないにもかかわらず、次から次とどんどんどんどんと三段跳びで、新しい次、何つくろう、あれつくろう、これつくろう。
これは国からの指示といいますか、指導といいますか、そういうものもあるのかと思いますけれども、今現在あるマップにしましても、防災無線にしましても、本当に今言われたように、災害が起ころうとするときに役に立たなかったら、ほんならそれは何やったんと。ただ、お昼の動いているかどうかを確認するチャイムであったりとか、夕方の時間を知らせるだけでは、少し物足りないのではないかなと。最初の建設をされたときはそうではなかったと思いますので、しっかりとその辺のところを、もしこれが役に立たないとするならば、今、室生区で取り組んでおられるような、各戸の中に小型の無線機を入れて、この危機管理課から流していただく案内は、すべての方が自宅におられれば周知して、それぞれに地域の中で防災の取り組みをしていただけるということでなかったら、せっかく1基何千万円もするようなものをあっちにもこっちにもつくりながら、ただ宇陀市は外部から見ていただいたときに立派に整ってるねんなというだけでは、ここに人が居座っていただけないのではないかと。
いろんなことも安全・安心と市長はいつもよく言われるわけですけれども、ふだんは交通事故なりなんなりを、自分たちの中で極力リスクゼロに近いように努力をされておるわけですから、災害というのは予測をしないとき来る。そのときに備えてどうすればいいかということが、やっぱり非常に今は問われているのではないかなということを私は危惧をするわけですから、いろんなことに対して、新しく次のものを求めることも結構ですけれども、しっかりと今までの検証をしながら、これはだめやったらだめでほかそうやないかと。そして次にこういったものをつくろうということがなかったら、私はちょっとお粗末に過ぎるんではないかなという思いを持っていますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
樋口総務部長。
総務部長(樋口 保行君)
先ほどの話からもありますように、防災無線の検証というものも、これももう一度再確認をしていきたいと思います。
それと、自主放送のテレビも活用できるということもございます。あるいはまた、先ほどからも大澤議員おっしゃっておられました安全・安心なまちづくりということで、本年度は防災情報等のメール配信システムというのも、これもまた計画をしておりまして、携帯電話のメールを利用しながら、登録した人の携帯電話に災害時のそういった情報とか地域の防犯情報を伝えるというようなことも本年度は考えているところでございます。こういったものから災害を守るということで、今後、もう少し先ほどの防災無線の検証も含めまして再点検をしながら、安全なまちづくりにしていきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
151ページから179ページ、9款教育費に移ります。
質問をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、行きます。
179ページから180ページ、10款災害復旧費。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、180ページから181ページ、11款公債費。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
これは財務部長にお尋ねをするわけなんですけれども、この公債費、毎年毎年40億円を超える借金を返しておるわけなんですけれども、これは市長がいつもおっしゃっております、ここ数年は非常に宇陀市の財政、厳しい。厳しいけれどもやっていかなくてはいけない。そしてその中には、やっぱりこの今500億円近い借金、市債の残高というものがあるわけで、これをしっかりとここ数年だらだらと返していくのではなくて、ここ数年かかってしっかりと返していって、新しくつくっていくべきものはつくらなくてはいけない、修理をせざるを得ないものは修理をしていかなくてはいけない。あれもこれもはなかなかできないと。しっかりと公債費の返済に努めなくてはいけないと、市長は常々おっしゃっておられます。
ですけれども、この40数億円を返しながら、一向にこの借金が減っていかない。これには利息もついとるわけですから、10億円を超えるような利息が乗ってくる。そうしたときに、市長がおっしゃっていますことが財務部長には、年度初め、またこれからは年末に向けて次年度のいろんな予算要求がのってくるかと思うんですけれども、これはどういうふうに理解をしたらいいのかなと。
市長がおっしゃっているしっかりと借金を返さないかんねんと言うとるときには、もう少し公債費が減っていかなくてはあかんのと違うのかなと思とるんですけれども、財務部長、市政のまちづくりという中で、これはちょっと違うのと違うかと、市長がおっしゃっていることと、思うんですけれども。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
今の公債費の考え方等々についてのお尋ねでございます。
参考までに、本年度、先ほどから大澤議員がおっしゃっております公債費の元金償還、本年度は40億円というのが決算書で出ておりますけれども、この中で右のほうの備考欄を少し見ていただきますと、借りかえというのがございまして、過去に借りました高利の高い利率の市債を、今ですと、かなり借りかえますと利率が安い起債に借りかえができるという国の制度でございますので、20年度中は、ここにもありますように約5億7000万円ほど借りかえがあります。それを含んでの40億円ということでございます。
それと、同じく決算書で午前中に過ぎたわけですが、歳入のほうで見ていただきますと、20年度の市債の発行は24億円で抑えてございます。そういったことで、あくまでも公債費率が上がるというのは、何もこの19年、20年の問題ではなくて、数年前に借りた市債、合併前後、直前と言ったほうがいいんでしょうけれども、それの元金償還到来が今かなり出ておるというのが原因でございます。
それからもう一つ、議員のほうからは、年度末の残高がふえておるのではというようなご質問でございましたけれども、例えば一般会計だけで申し上げますと、19年度末の市債の残高は約359億円。これが20年度中、この40億円も含めて償還もしておりますので、20年度末の残高は343億円というようなことで、約16億円近く残高が減っていっておるということでございますので、我々、財政の立場としては、できる限り市債の発行を抑制していくと。当分は、やはり起債の償還のほうに力を入れるべきだという考え、この基本姿勢はここずっと持ったつもりでおりますので、今後の動向もまた見ていただけたらとこのように思います。
以上です。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
その16億円が多いのか少ないのかという話になろうかと思うんですけれども、私は、ここ合併して3年、4年を迎えようとしております。交付税にしましても、今、82億円ですか、いただいておるんですわ。それがあと五、六年すると、恐らく半分近くに減るであろう。そうしたときに、この五、六年と言いますけれども、あっという間に、まだこの間、正月したところやのになと思うときに、もう秋祭りを前にしている。それほどこの時の流れは速いわけで、それほど皆さん方には忙しい目をしてもらっているということになろうかなと思うんですけれども、そういったことを見ましたときに、16億円。40数億円を返しながら、16億円しか効果が出てこないと。
先に事業を終わっておって、これから返していかなあかん。これはもう当然、市内の皆さん方も理解をされていることなんですけれども、それやったら新しいことを学校であったりとか教育部分の、また防犯、防災であったりとか、今、外せない部分はともかくですけれども、あと二、三年ちょっと待ってよと言えるような部分については理解をいただきながら、とりあえず財政を豊かに豊かに。何ぼキャンディが欲しくても10円なかったら買われへんねんということを、やっぱりこれは子どものときにわかっとるのに、大人になってくるごとに借金を重ねてしまうと。
今、若い男女を含めて自己破産がたくさんおるらしいです、マスコミによりますと。何を考えてるねんということになるわけですけれども、そういった自分の欲望を抑え切れないと。だから、そういうことではなくて、しっかりとしたまちづくりをつくり上げていかないかんとおっしゃっている市長の思いをもう少しわかっていただき、ヒアリングでするときには、ことしはこれぐらいのもう少し努力を見せていかなあかんねん。宇陀市が残っていくためにはこれが大事やねんということを各部の担当の部長さんには理解をいただいて、しっかりとしたまちづくりに、今言うているように、努力は私、してないとは言うてない。努力は十分に見えていますし、感じていますし、いつも話をすると、そういう話の中で頑張ってくれているということはわかるんですけれども、もう少し数字として、結果として、宇陀市がえらい変わってきたやないか、これはあと四、五年楽しみやなと思ってもらえるような、ちょっとまちの人にも辛抱をしてもらうことも大事なことではないかなということを私はお願いというよりも要望して、終わらせていただきます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
次、行きます。
181ページ、12款予備費。
質問をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次、行きます。
歳出に関する質問が終わりましたが、ここで歳出全般に関する質疑がございましたら、お受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
事項別明細書による質疑は以上であります。
これをもちまして、認定第1号、平成20年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第5、認定第2号、平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑をお受けいたします。
初めに、まず歳入についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、認定第2号、平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第6、認定第3号、平成20年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、認定第3号、平成20年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第7、認定第4号、平成20年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出について質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、認定第4号、平成20年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第8、認定第5号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、認定第5号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第9、認定第6号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、認定第6号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第10、認定第7号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、認定第7号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第11、認定第8号、平成20年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、認定第8号、平成20年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第12、認定第9号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、認定第9号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第13、認定第10号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
20年度の下水道関係ですけれども、歳入ということで使用料と手数料があるわけです。この手数料は大体、業者の関係の分かなというように理解するわけですけれども、新たに下水道を引かれる場合に加入金とかそういったものは納めなくてもいいのかどうか。
それと、平成20年度中に新たに使用料の中に組み込まれております新しい利用者ですか、それがわかればお尋ねしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
太田都市整備部長。
都市整備部長(太田 政幸君)
1点、まず新規加入について、加入されたときに負担金なりを徴収しているかということでございますが、負担金はいただいておりません。
それと使用料の関係で、平成20年度につきましては合計で45戸の新規加入をいただいております。
以上です。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
それでは、次、行きます。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
先ほど、新たに加入をいただいたのが45戸ということで、我々で言う企業では増分というんですけれども、増分が45戸に対して、下水道の建設費関係というところを見ますと、支出合計1億5700万円ですか。もちろん、それはいろいろなものが含まれての話なんですけれども、これの費用対効果は一体ではどのようなレベルに置くのがいいのか。
先ほど、45戸を新たに接続いただいたと。これは既に支線なりなんなりが過年度において敷設された部分の中に接続をいただいた。あるいは新たに下水管が伸びていって接続をしていただいたと。こういったいろんなケースを含めての45戸かなと思うわけですけれども、この中で、その部分が工事費の中できちっとわかればいいわけですけれども、わかりませんので、下水道の建設トータルの中で1億5700万円という執行されている中で、この45戸の等分あるいはもちろん維持するだけでも経費がかかることはわかっておりますけれども、45戸のところに引くための、これは新規の下水道管が伸びたことによってできた部分なんでしょうか、それとも過去からの分、そこら層別されて加入者の内訳は管理されておりますでしょうか。
議長(玉岡 武君)
太田都市整備部長。
都市整備部長(太田 政幸君)
ただいまのご質問でございますが、新規、また従来から埋設をしてまいりました面整備の中での44戸となっております。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
その44戸の中で、20年に埋設した管路でつながったものが何ぼあるのか、従来の中から家屋を改修されるなり、あるいは新築されるなりをして、既に19年以前に敷設されたところにつながれた部分なのかというのは、整理上はされてないというふうに理解をしたらいいんでしょうか、どうなんでしょうか。
議長(玉岡 武君)
太田都市整備部長。
都市整備部長(太田 政幸君)
現在、7戸が新規の戸数でございます。
議長(玉岡 武君)
3回目です。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
新しく工事をされた工事金額、どこの部分が何ぼかというのをちょっとまた後々の中でわかっているかなと思いますけれども、要は、非常に費用対効果の見つけにくい事業ではないかなと私は思うわけでございます。したがいまして、決算の中で1億円からのお金を使っていく事業として、今後やはり十分な精査が必要であろうし、午前中の中で大澤議員が質問されておりましたように、公共工事のために下水道を引くのかと、こういうふうな話になってきてもおかしいのかなというような感じもしますので、そこら辺については、これから事業を進める中で、多分これ、予定は7戸やったんか、初めから100%入って7戸なのか、それとも加入率が50%で7戸なのか、そこらはわかりませんけれども、やはり新しく行く部分については、ある程度の加入接続が見込まれる、そういったものの選別というか、層別というか、それもやっぱり備えていかんと、本当に地域が設定されておるから敷設を伸ばしていくんやという発想の中で進めるべき事業ではもうないと思いますので、宇陀市が天満台の開発から順次、ひのき坂、あかね台、そして最後の今やっています榛見が丘とああいった形で多く広がっていくところであれば、さらなる新しく移り住んでいただく方々に対する環境の改善ということで必要であろうかと思いますけれども、既存の地域に管路を伸ばすというのは、もっともっとやっぱり慎重にされるべきではないかなと私はこの決算を見て感じております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、認定第10号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第14、認定第11号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出について質疑をお受けいたします。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
317ページですけれども、この土地を普通財産に戻すということに私は反対はしないわけなんですけれども、後の処分の仕方がいまいち経済的なものもあり、なかなか高額なものでもあるし、買ってもらえない。買ってもらえないときにはどうするのかなと。何ぼ広報で流しましても、買い手といいますのか、つきません。値段の交渉をしても途中とんざして、売買の成立に至りませんでしたということになって、しゃあないな、またほか当たってくれさ、頑張ってくれよというしか我々にはないわけなんですけれども、しかし、それが3年、5年と続いていったときに、開発公社からは抜いたけれども宇陀市からは何も抜けていないわけで、結局、市民の皆さん方の負担になってくるということは変わらないわけなんですけれども、そこのところの損切りの部分。10%減しかあかんねんとか、そんなレベルじゃないと思うんですよ。買い求めたときから見ました今のこの実勢価格というのは。
簿価の何割減と、そんな甘いものではないということをご理解をいただいていると思いますけれども、中には市民の皆さん、せっかく買うたやつを損して売って、おまえら何しとんのというようなことにもなりかねんわけですけれども、そこのところの損切りといいますか、買い戻すことは言ってみれば簡単な話なんですわ。後の利用、売ることも利用ですし、買ってもらうことも利用ですし、宇陀市として市民の皆さん方の公共の福祉に利用することも利用ですし、ここのところの思いはどうなんでしょうか。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ただいま大澤議員さんの質問でございます。
確かに、単に特別会計で集めているんではないかというようなご指摘でございます。我々も、本当に議会から再三再四、土地の活用をどうするのかということで何回となく質問を受けております。我々としても、これを全庁的にその問題につきまして検討する必要があるということで、ことしの2月に公有地事業化検討委員会を立ち上げております。その中で、いろいろな有休土地につきまして、どう活用していくかということで検討を重ねておるところでございます。
今現在、具体的な形でお示しできないわけなんですけれども、そういう形でことし2月に立ち上げまして、2回余り検討委員会を開かせてもらっておるところでございます。やはり、それなりの結論をまた機会がございましたら、近い将来、示させていただきたいと思っておるところでございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
土地開発公社理事であるし、簡略にお願いします。
6番(大澤 正昭君)
経済情勢から見ましたときに非常にというか、3年、5年で好転するような、マスコミの新聞を見ましても、状況にないと思います。そうしたときに、利息を払いながら、この土地の活用がなかなかうまいこといかんな、いかんなということで年数がたっていくわけなんですけれども、十二分に考えておっていただくことは私は承知をしておりますけれども、結果としてなかなかいい答えが見つからないということなので、非常にご苦労いただいておるわけなんですけれども、もう少し柔軟にといいますか、買っていただく場合にしましても、自分の手元から離れたら利息は払わんでいいやないかというようなことも検討いただきながら、市民の皆さん方に損をかけておしかりを受けることは理解できるんですけれども、プラス利息を払っていかないかんねんというようなこともご理解をいただきながら、いい方向に、そしてまた市民の皆さん方の福祉に尽くせるものであれば、有効な方向に活用していったらいいわけですけれども。何せ私、借金をするなという立場のほうですので、一方では借金をして何々をしなさいというようなわけにはいきませんので、やっぱりしばらくは、しっかりと市民の皆さん方にもご辛抱いただくという中で、お荷物はしっかりと処分をしていくということをお願いしておきたい。
議長(玉岡 武君)
答弁はよろしいか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
それでは、これをもちまして、認定第11号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第15、認定第12号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
これをもちまして、認定第12号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、決算書の327ページから334ページに、各会計実質収支に関する調書及び附属書類となっております。財産に関する調書について質問をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
休憩いたします。
それでは10分間。2時53分、時間厳守でお願いいたします。
午後2時43分休憩
午後2時53分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
続いて、企業会計に入ります。
日程第16、認定第13号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
初日に私の資金繰り比率の計算上、参考のため、13億6000万円の一時借り入れについての明細を本日、担当部よりいただきました。各議員についてもお手元に届いていると思いますが、なお、その件についてちょっと質問をさせていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
高橋議員、決算委員ですので、極力簡単にお願いいたします。
15番(高橋 重明君)
だから、その資料だけについて質問させてもらいます。
この13億6000万円の内訳がわかったわけですけれども、ちょっと疑問に思ったのは、水道から内々で、言ったら兄弟で貸し借りしているようなこういうことは許されるんですか。その点をちょっとお聞きしたいと思います。それで、桜井宇陀広域連合から5億円借りておりますが、金利はどのようになっているのか、その点もお伺いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
それは、決算審査では緊急を要しますか、高橋議員の質問から見て。
簡単にそれでは答弁を求めることにいたしましょう。
臺所保養センター美榛苑所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
ただいま、高橋議員さんからのご質問についてでございます。
まず、私ども美榛苑におきましては、13億6000万円の一時借り入れをさせていただいておる中で、借入先といたしまして、市の宇陀市水道局から1億5000万円という金額で借り入れをしているわけですけれども、いわゆる内々での借り入れが可能なのかということのお尋ねでございますけれども、これにつきましては、私ども公営企業で行っている中での一時借入金の規定の部分では、一時借り入れとしまして他の会計からの借り入れが可能というようになっております。
したがいまして、水道局から借り入れをするということにつきましては、法的にも可能というようになっております。
なお、一時借り入れをするに当たりましては、すべて借り入れに対してのいわゆる利息というものを支払う必要がございまして、特別会計でありましても金利を支払っておりますし、ましてや桜井宇陀広域連合さんのほうからもお借りしておるわけですけれども、これにつきましても金利につきましてはお支払いをしているところでございます。
以上です。
議長(玉岡 武君)
また、詳細の議論については決算審査でお願いいたします。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
それでは、次、行きます。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
美榛苑事業につきましては、いろいろ美榛苑特別委員会の中で議論されて、ある一定の方向性が出されておろうかと思うんですけれども、この赤字が定着いたしまして、平成10年から以降、ずっと今回の平成20年度決算まで連続赤字でございまして、当年度未処理欠損金が11億4100万円になっているということでございます。
しかし今回、一般会計から5521万4000円繰り入れまして、なおかつ単年度収支が7900万円ほど赤字だということでございます。
そうした中で、今回、平成20年4月から地方財政再生法が施行されまして、連結決算ということでございます。そして、今回の予算の中で外部監査ということが提案されておろうかと思うんですけれども、担当所長につきましては非常にご苦労されておると思いますし、しかしやっぱりもう一歩、管理者としての努力が足りないのではないかなと思いますし、そしてまた、ほかの担当部長にいたしましても、やはり連結決算ということでございますし、対岸の火事というような形の中で見られているのではないかなというように危惧しておるところでございます。
今回、今年度の予算につきましても、一般会計から商工費の中で1億3900万円というような大きなお金を拠出しておるわけですね。先ほど、宇陀市の起債の中で492億円という起債ということでございますけれども、この中の有利子負債11億円あるわけでございますし、今回の借入限度額が13億6000万円ということで、全額有利子負債ですね。
どういうようにしていくのか、やはり目的を持って外部監査をしなければ、意味をなさない。ただ単に内部監査、代表監査委員もおられますし、監査の方が熱心に監査していただいて意見書もいただいております。それにプラス外部監査ということでございますので、それに経費をつくよりも、やはり根幹的な話をすべきであろうと思いますし、やはり内部の担当セクションだけでは、なかなかそういう新しい企画というのは発想しないと思うんですけれども、その点について、本庁でおられます企画部長はどのように考えておられるのか、今後の方針も含めて少し所感をお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
指名のほうは企画担当参事のほうでございますけれども、この件に関しましては、宇陀市の一般会計のほうから美榛苑会計のほうに補助金等々を出している都合上、私のほうから若干今の状況をご説明申し上げたいと思います。
まず、美榛苑の累積は、先ほどから竹内議員がおっしゃったとおりでございます。このままではということで平成20年度から、一般会計から美榛苑の特別会計のほうにてこ入れというんですか、補助金を出すようになっております。20年度は美榛苑の企業債の元利償還相当分を繰り出したと、補助をしたということで、たしか1億900万円の数字になろうかと思います。それと、たしか昨年度の最後の補正で美榛苑の改修工事相当分に3000万円ということで、合わせまして1億3900万円の補てんをしていっているということでございます。
そのような状況になりましても、美榛苑の一時借入金、かなり膨大な数字になってございます。これの大半は、美榛苑の建物に対する企業債の償還相当分がもう大部分といいますか、ほとんどでございまして、最終的にはこの負債をクリアしなければならないということでございます。
先ほどからお話もありましたように、この美榛苑の資金不足比率、これが財政健全化法に言います基準を突破したということで、今回、初日に提案を申し上げましたように外部監査を受けるということで、この外部監査を受けた後で、美榛苑の財政的な健全化計画あるいは経営の健全化計画を作成すると、このような状況になってございます。
議会のほうは議会のほうで、特別委員会でいろんなご審議をいただいている状況でございますけれども、庁舎内部におきましては、副市長を座長にしまして、人事的配置の観点から総務部長、それから財政的観点から私が入っております。以外に、観光施設という観点から農林商工部長、それから福祉の分野ということで健康福祉部長、これらのメンバーと美榛苑の所長等々を含めて、我々庁舎内部だけでも、どのような手法をとっていったらいいのか、今後の対応をどのような改善策をとっていったらいいのか、内部でも検討をしているところでございます。
まだ、私どもだけでの会議でございますので、結論までは至っておりませんけれども、今後ともまた議会のほうのご意向も聞きながら、あるいは国に示します健全化計画のヒアリングも見ながら、今後の美榛苑会計のあり方について、いろいろとまた進めていきたいなとこういう状況にあります。現在の状況は、そういうところでございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、認定第13号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第17、認定第14号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、認定第14号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第18、認定第15号、平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようであります。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、認定第15号、平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
次に、日程第19、認定第16号、平成20年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
なしと認めます。
次に、歳出についての質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、認定第16号、平成20年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を終結いたします。
以上で会計ごとの質疑が終わりました。
最後に、平成20年度の宇陀市におけるすべての決算を通じまして、総括的な質疑がございましたらお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、平成20年度宇陀市におけます各会計決算に関する質疑を終結いたします。
なお、山本代表監査委員には、これで退席をしていただきます。
大変ご苦労さまでございました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております決算関係16議案につきましては、9名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、平成20年度決算関係の16議案については、9名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。
申し上げます。
1番、井谷憲司議員、3番、山本良治議員、7番、井戸本進議員、9番、多田與四朗議員、10番、山本繁博議員、11番、森下裕次議員、12番、坂本徹矢議員、13番、山本新悟議員、15番、高橋重明議員。
以上の9名を指名いたします
ただいま設置されました決算審査特別委員会の正副委員長の互選を行っていただくため、決算審査特別委員会を招集いたしますので、正副議長室にご参集くださいますようお願いいたします。
それでは、委員長、副委員長が決まるまで、暫時休憩いたします。
午後3時10分休憩
午後3時18分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
決算審査特別委員会の正副委員長の互選を行っていただきました結果を報告いたします。
委員長に7番、井戸本進議員、副委員長に1番、井谷憲司議員。お二人が互選されましたので、ご報告を申し上げます。
議長(玉岡 武君)
日程第20、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。
奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員につきましては、市議会議員から選出する広域連合議会議員について、欠員が1名生じたため、市議会議員から1名を選出することになりますが、2名の立候補がありましたので、奈良県後期高齢者医療広域連合規約に基づき、奈良県内のすべての市議会において選挙が行われることになったものであります。
この選挙は、広域連合規約第8条の規定により、すべての市議会の選挙における得票総数により、当選人を決定することになっておりますので、当選人の報告及び当選人への告知は行えません。
そこで、お諮りいたします。
選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することに決定いたしました。
これより投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
議長(玉岡 武君)
ただいまの出席議員は19名であります。
次に、立会人を指名いたします。
会議規則第31条第2項の規定により、21番小林一三議員、1番井谷憲司議員の2名を指名いたします。
投票用紙の配付をいたします。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載してください。白票は無効といたします。
〔投票用紙配付〕
議長(玉岡 武君)
投票用紙の配付漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長(玉岡 武君)
異常なしと認めます。
これより投票に移ります。
自席において、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席番号1番、井谷議員から順次、投票をお願いいたします。
〔投票〕
議長(玉岡 武君)
投票漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
投票漏れなしと認めます。
これで投票を終了いたします。
ただいまより、開票を行います。
小林議員、井谷議員は開票の立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
議長(玉岡 武君)
それでは、開票の結果を報告いたします。
投票総数19票。これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち、有効投票18票であります。無効投票1票であります。
有効投票中、奈良市議会、山本清議員14票、奈良市議会、松岡克彦議員4票。
以上のとおりであります。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開場〕
議長(玉岡 武君)
ただいまの選挙の結果につきましては、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙長へ報告いたします。
これをもちまして、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を終わります。
ここで、準備の都合上、5分休憩いたします。
3時34分、再開いたします。
午後3時29分休憩
午後3時35分再開
初めに、7番、井戸本進議員の質問番号1番「新学習指導要領について」の質問をお受けいたします。
7番、井戸本進議員。
7番(井戸本 進君)
7番議席、井戸本進でございます。議長のお許しを得ましたので、ただいまから一般質問をさせていただきます。
本日は、新学習指導要領について質問をさせていただきます。
教育振興基本計画による新学習指導要領が平成20年3月に、その後、同年6月に移行措置に関する規定等が公布、公示され、小学校は平成23年度に、中学校は平成24年度に完全実施されることになっております。
これまでの改訂では、昭和52年、平成10年とも授業時数の縮減がなされ、また指導内容につきましても、その精選の必要が指摘されてきましたけれども、今回は授業時数並びに指導内容の増加が特色でございます。
中でも、小学校5学年生、6学年生から英語教育を実施するということについてですが、指導要領には、授業の実施に当たっては、ネイティブ・スピーカーの活用に努めるとともに云々とありますが、当然、学級担任の教師が授業を実施する場合もあると思われます。中学校の場合は、それなりに専門課程を修了され教壇に立っておられますけれども、小学校の場合は、ほとんどの教師がそのような課程を修了されていないと思います。授業を受ける側の児童にとりましては、指導者の力量により、この2年間で相当の差が、開きができるのではと考えます。
そこで質問をさせていただきます。
現在、宇陀市には、アシスタント・ランゲージ・ティーチャー、いわゆるALT、これは外国人英語助手ですけれども、2名おられますが、それを含めましてネイティブ・スピーカーを、ネイティブ・スピーカーと申しますのは英語を母語として話す人ですけれども、そのネイティブ・スピーカーをそれだけの人数確保できるのか。また、現場の教員の研修はどのようにされるのかといった点を含めまして、宇陀市教育委員会としての具体的な施策をお聞かせ願いたいと思います。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
答弁を求めます。
喜多教育長。
教育長(喜多 俊幸君)
井戸本議員から、新学習指導要領における外国語活動についてのご質問がございましたので、お答えをいたします。
新学習指導要領が平成20年3月に告示されました。そして、教育内容の改定事項の一つとして、外国語活動の充実ということが挙げられております。これは、小学校高学年、第5学年、第6学年に外国語活動を導入しまして、領域として英語を取り扱うことを原則といたしました。国語や数学や理科は、これは教科と申しますが、総合的な学習の時間や特別活動あるいはクラブ活動等は、領域として扱っている部分でございます。この目標とするところは、外国語を通じまして、言語や文化についての体験的に理解を深めて、コミュニケーション能力をつけるというのが目的でございます。
新学習指導要領は、平成23年より実施されますが、それまでの期間につきましては移行期といたしまして、現在、宇陀市のすべての小学校で、平均授業時間数として年間約26時間を実施をしております。授業の実施は、担当しますのは基本的には学級担任が行います。指導に当たりましては、文部科学省が作成しました教材、英語ノート、こういう教材が出ておりますが、これにはCDもついております。これを利用いたしまして、また、各校における年間指導計画を作成いたしまして、それに基づいて指導をいたします。
授業を進めるに当たりましては、教員の研修ということは欠かすことができない要件です。担当教員の自己研修ということはもちろんでございますが、これまで県立教育研究所での講座を受講したり、あるいは宇陀市教育委員会で小学校外国語活動研修会等を実施をしてまいりまして、研修をいただきました。また、各学校では、県教育委員会から指導主事を招聘いたしまして、その指導を仰ぎながら、授業公開と校内研修会を持って力量を養ってきたところでございます。
ネイティブ・スピーカーの活用についてのお尋ねでございましたが、市内の中学校に配置をしておりますところのALT2名と連携をとりながら、児童が本物の発音に触れたり、コミュニケーション能力をつけたり、そして、それらをしながら楽しんでいくということを実施をしております。
また、宇陀市教育委員会の事業といたしまして、将来、教職を志している学生ボランティアの登録をいただいております。その中から、外国語、特に英語に堪能な学生に頼んで、学生ボランティアを各学校に配置をしているところです。
また、学校支援地域推進事業という事業を採用いたしまして、外国語に堪能な地域ボランティアさんの派遣をしているという、こういう事業を進めております。地域の方々のご協力をいただいております。このボランティアには、現在、いろいろなものを含めまして200名ほどのボランティアさんがいますが、その中から英語に堪能な方、今現在10名から20名の方にお願いして、各学校へ派遣をいただいているところでございます。
また、この評価についてどのようにするのかというようなご心配もいただいていたようでございますが、この教科の評価につきましては、これは数字で示すのではありませんで、児童のよいところを文章で記述をしていくというこういう手法もとっているところです。今、各学校で教育実践をいただいておりますが、この試行期間中の成果と、そして課題を整理をしながら、職員研修の充実、またALTの充実などを図りながら、平成23年度の完全実施に向けましてスムーズな移行ができるようにしてまいります。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
7番、井戸本進議員。
7番(井戸本 進君)
ただいまのご答弁によりますと、23年度を待たずして、もう既に前向きにいわゆる移行措置をしていただいておると。また、私が懸念をしておりましたと申しますか、お尋ねをさせていただきました点につきましては、幅広く精力的に取り組んでいただいておるということで、私もほっとしております。
この英語教育というのは、国際的感覚を身につけるといった大きな目標の一環でもあろうかと思います。実りある英語教育となりますことを願っております。
また、予算の面もございますけれども、私個人の考え方と申しますか、願いとしましては、1校に1人、ネイティブ・スピーカーがおればいいのになと思います。常に私、口にしておりますけれども、まちづくりは人づくりからと、人づくりは教育からであると。その点もよろしくお願いを申し上げまして、私の質問を終えさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
井戸本進議員の質問が終わりました。
次に、3番、山本良治議員の質問番号2番1.「どう変わるか公共交通サービス」2.「観光基本計画(観光交流基本計画)の策定について」の質問をお受けいたします。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
議席番号3番、山本良治でございます。発言のお許しをいただきましたので、既に通告をいたしております1点目の、どう変わるか、公共サービスについて、2点目の観光基本計画(観光交流基本計画)の策定についての2問の質問をさせていただきます。
私は、地域に合った交通システムのあり方について、平成18年から、交通手段のない高齢者や交通空白地をどのようなシステムをもってすれば解消できるか。また、それが疲弊している地域振興やまちの活性化につなげられるのかなどについて、行政にただしてきました。そして、議員仲間と多くの先進地を見せてもらってきました。さらに、その地域の利用をしている人たちにも、その利便性について確認してきました。そして、おじいちゃん、おばあちゃんに優しいまちタクシーの確認もしてまいりました。それが今、全国的に多く取り入れられているデマンドタクシーであります。いわゆる利用をする者が、電話予約によって家から目的地にそのまま移動できる。いわゆるドア・ツー・ドア方式で運行するデマンドタクシーであるわけであります。
さらに我々は、より具体的にすべく、2回にわたってデマンド交通システムをつくり上げた福島大学教授を市にお招きをいたして、宇陀市内全域に足を運んでいただき、さらには議員や理事者、職員ともども講義を受けてきました。そうした中に、市に最も適した交通システムであると私たちは提案もしてきました。今後、ますますふえるであろう交通弱者の交通手段の確保について、市の見解をお伺いしてきたところであります。
そんな中で、今回、市が市民アンケートを実施されたようでありますけれども、その内容と、その結果と、さらには対象としてきた年齢層、回収状況はどうであったのか。その結果を踏まえ、いわゆる交通弱者並びに交通空白地域を市としてどのように解消しようとしているのか、まず1点お伺いいたします。
通告の二つ目であります。観光基本計画並びに観光交流基本計画の策定についてであります。
新市になって、市民の一体感の醸成と地域の均衡あるまちづくりについて、平成20年3月、「自然と共生し、歴史・文化が育むふれあいと活力あるまち」を掲げ、さらに魅力あるまちづくりを進めるに当たって、四つの基本理念を挙げて宇陀市総合計画が策定されたところでございます。内容につきましては1部序論で3章まで、2部において基本構想で1章、3部を基本計画で6章から構成されているところでございます。
今回、私が質問させていただくのは、そのうちの3部第5章第4節の観光振興についてであります。
宇陀市の総合計画は、部門計画として本市観光振興の基本方向を示しているものの、4区が持つそれぞれのすばらしい地域資源を生かした観光が創出し切れていないのではないかと私は思っている一人でございます。
総合計画は、新市が新しくとも、4区が持つ歴史や文化、伝統は、先人たちがつくられ、守られてきた歴史、文化、伝統であります。それらを守り伝えるのが、今いる我々であります。機構改革により、観光担当部が明確化されたことにより、従来の観光に対する市の取り組み方が少し変わったように見えてきます。本年は幸い、遷都1300年事業の取り組みがあり、若干、市の観光に対するイメージも変貌したかのように見えます。
そこで、この機に私は観光振興と交流人口の拡大を図るとともに、まちの活性化を目指して諸施策を推進していくための総合計画をより具現化して進めるために、観光基本計画並びに観光交流基本計画の策定が必要であると考えるところでございます。今後の宇陀市の観光のあるべき姿について、あわせて関係者並びに市長の所信をお伺いして、壇上からの質問を終わっていきます。
議長(玉岡 武君)
答弁を求めます。
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
ただいま山本良治議員のほうから、公共交通に関して過日アンケート等を実施しましたけれども、それらをめぐって、宇陀市としてどのような公共交通の体系づくりを構築しようかと、そういったところの観点についてのご質問がございました。
この公共交通をめぐる課題につきましては、全国的な課題として今、取り上げをされています。ピーク時よりも約6割まで減少したと言われるバス等の公共交通の利用者、そういった状況が各地で公共交通のあり方を問われている現状でございます。利用者が減数するという状況の中にあって、さらには公共交通社が生き延びるために、サービスの低下、いわゆる料金の値上げあるいは便数の減便というようなことで、一層利用者が減っていくというようなマイナス、いわゆる負のスパイラルに陥っているとそういった状況でありまして、宇陀市におきましてもそんな状態は同じような形であらわれてきています。宇陀市におきます奈良交通が赤字という状況の中で、現存のバス路線を撤退させたり、あるいは便数を少なくするというような状況の中で、今、現行の宇陀市の状況を迎えています。
これらの状況に、宇陀市としても、ぜひ公共交通のあり方を再構築しなければならないというようなところ、あるいはそれはとりもなおさず地域づくりにも、そういった基本政策として置いておかなければならないという観点から、宇陀市として、地域公共交通活性化再生協議会を構成し、市長を先頭にしながら交通の事業者やあるいは福祉の関係の方々等を交えながら、この間、宇陀市の交通体系のあり方を議論してきました。その中で、やはり新たな交通体系の構築をしなければならないという共通の観点に立ちまして、ことし国の補助金をいただきながら新たな交通連携計画を立てるということで、現在、作業をしています。
その中で基礎的な資料、いわゆるバックデータを的確につかむということで、この5月に市民向けのアンケートということで実施をさせていただきました。対象者は宇陀市の全世帯1万3187世帯のうち、65歳以上の方が同居されているという世帯を抽出いたしまして、宇陀市全域で4000世帯を対象として絞らせていただきました。地区別に申し上げますと、大宇陀954世帯、菟田野500世帯、榛原1796世帯、室生750世帯と、そういった状況の中で4000世帯を抽出してきたところであります。
配布、回収につきましては、郵送という手段を用いました。回収の状況でございますけれども、およそ半数に当たります48.2%の回収を得ました。調査の標本としては十分な回答標本として結果を得たと思います。
そこで、宇陀市の課題というものが見えてきたわけでありますけれども、宇陀市では、総人口の減少や高齢化が進むといった中で、移動手段が自動車に偏っている状況でございます。全国的にも、自動車の保有率が世帯当たり1.6台というような状況の中で、宇陀市としても、高い状況の自家用車の保有率あるいは免許証の保有率等がうかがい知れます。その中でも、やはり公共交通であるバスの利用は少ないという状況であります。自動車をやはり日常的に移動の手段として、あるいは外出の手段として、かなりの頻度で使っておられるという実態が出てきました。
そのような中でも、やはり今現在、奈良交通の定時路線バスの撤退後に導入してきた、市営バス、有償バスを導入してきたわけですけれども、それらにつきましても、この間、2年間行ってきたわけですけれども、年次その利用の数が減っている。そういった状況の中では、今後、市が負担していくというところはさらに拡大していくというように考えています。
さらに、それぞれの地域ごとのアンケートということもあるわけですけれども、やはり地域ごとに利用の条件や意向に若干違いがあるという状況であります。それらの状況から、宇陀市がこれから公共交通を再構築していくという上で見えてきた課題でありますけれども、やはり一つには、高齢者の外出機会を支援するような公共交通サービスの提供が必要である。それから、自動車以外の選択肢として適切な公共交通の確保というものが必要である。あるいは住民のニーズに応じたような公共交通が必要である。あるいは需要規模に合わせた効率のよい交通システムの導入が必要である。また、市内にも点在します公共交通の空白地域の解消と、これらを重点にした施策が必要であるとこういったことであります。
先ほど申し上げましたように、これらのアンケート課題やさまざまなご意見を整理をしながら、もう既に4回、宇陀市の地域公共交通活性化再生協議会で十分意見を諮りながら、新たな宇陀市にとって一番使い勝手のいい、利用度の高い新しい公共交通のあり方の計画づくりをやっていきたいとこう考えています。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
廣長農林商工部長。
農林商工部長(廣長 俊夫君)
質問事項2番目の観光基本計画、観光交流基本計画の策定につきまして、三つの課題につきましてただいまから回答を申し上げたいと思います。
まず1点目、総合計画から見た地域資源を生かした観光の創出等をより具現化するために、本市におきましては、合併以来、まず回遊性の高い魅力ある観光地を構築するために、一歩ずつ着実に、その条件整備を進めているところでございます。
具体的には、観光基盤の整備といたしまして、近鉄榛原駅観光案内所の新設、また観光案内システムの構築業務に着手しました。また、地域資源を活用した観光を創出するために、豊かな自然に触れながら市内観光地の周遊を実現するため、本年度中に電動アシスト自転車の導入を計画、東海自然歩道におきましては、緊急雇用創出事業を採用いたしまして、本年度から3年間にわたり、宇野川橋からクワタマ峠の環境保全整備を計画しています。
さらに今後、宇陀川堤防、榛原から大宇陀におけるハイキングコースやサイクリングコースの商品化や、四国88カ所を模した珍しい霊場、平井大師石仏群の整備を検討しているところでございまして、合併してまだ4年でございますが、総合計画に沿って、当初の目的を達成するため着実に進めているところであり、今後も議員の皆様を初め、関係市民の皆様の深いご理解とご協力をお願いするものでございます。
2番目には、地域資源を生かした交流施策を充実する取り組みでございますが、宇陀市の特産作物であります黒大豆を推進するため、宇陀黒豆、宇陀大納言小豆の生産部会が中心となりまして、大宇陀区において、ふる里宇陀黒豆まつりが10月10日に開催されます。主なイベント内容は、黒大豆の収穫体験、試食コーナー、販売コーナーと、特産品でつくった加工品の販売促進を図り、地産地消と宇陀ブランド化を進めるため、広く紹介、販売することで、宇陀の産地化を目指します。
また、11月1日には、恒例の宇陀じまん市を、本年度は菟田野農林センターで開催し、翌週11月8日には、農産村まるごと収穫体験&ウオークを室生区で開催し、収穫体験や道の駅「宇陀路・室生」において、地元自治会及び生産農家並びにこもれび市場運営委員会の協力をいただき、地元農産物を紹介しながら、イノシシ汁を無料で試食いただき、おもてなしを実施し、農村と都市交流活動の促進が図られればと思っており、宇陀市といたしましても、定着するよう体制整備を進め、農村、都市交流の場を継続したいと考えておるところでございます。
続きまして、三つ目の1300年事業についての取り組みと協力体制についてでございますが、去る8月20日、第3回目の実行委員会におきまして、宇陀市における事業計画について承認をいただき、いよいよ具体的な調整に着手したところでございます。
現在は、奈良県警や宇陀警察署の警備調整会議を進めているところでございまして、とりわけ室生寺のライトアップについては、パナソニック電工がスポンサーとなりまして、照明設備を整備していただけることになり、文化庁を初めとする関係機関への許認可申請を急いでいるところでございます。
もとより、本事業は世紀の一大事業であり、あすの奈良、あすの宇陀市の運命が下されると言っても過言ではございません。現在、すべての行政機関及び4地域の観光協会、会場関係者、地域自治会等の多くの方々のご理解とご協力を賜り、順調に進めているところでございます。
なお、当事業の概要につきましては、9月2日の全員協議会において、実行委員会資料を配付させていただきました。
以上のとおり、宇陀市の取り組み状況をまず報告させていただきまして、宇陀市総合計画に基づく観光基本計画、観光交流基本計画の策定につきましては、合併以降、この4年間に培いました各種の行事、イベントの実績、そして経験を踏まえて、今後、計画策定に向けて調整を図ってまいりたいと考えます。
以上で回答といたします。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
いろいろ考えを述べていただきました。若干、交通体系については意味不明な部分がございまして、本当にそうかなという部分がございますので、これからただしていきたいとこんなように思うところでございます。
先刻、室生区の地域協議会で、いわゆる宇陀市地域公共交通総合連携計画なるもの、いわゆるこれは総務委員会にも提出されたようでございますけれども、報告がなされたようであります。問題提起をされたようでありますけれども、委員からのそれに対する見解はどうであったのかな。もし、差し支えなければ教えていただきたい。
そして、私が、この問題を提起されておる中身の中で特に関心を持って見せていただいた部分がございます。いわゆるプラン1、プラン2、プラン3についての説明資料の中でのランニングコストについてであります。そのうちの運行経費の算出根拠、あわせて、その基準についてご説明をお願いしたい。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
2回目の質問ということで、お答えをします。
室生の地域協議会におきまして、この連携計画の報告があったとこういうことでございますけれども、これにつきましては、あくまでも先ほど申し上げました地域公共交通活性化再生協議会におきまして、素案というものを承認をいただきまして、その素案を地域協議会にお示ししたということでございますので、これで既に決定ですよということでお示ししたものではございません。地域協議会からも、その素案について、いろんなプランがございますけれども、ご意見をくださいというような形で示したものでございます。
それにつきまして、山本議員のほうから、積算と数値のことについての算出根拠等についてのご質問でございます。
これにつきましては、先ほど申し上げました市民アンケート結果に基づきまして、宇陀市の公共交通の課題解消を行う、こういうことの観点で、新たな交通システムについて、宇陀市の公共交通空白地域、それらを考えてみましたときに、やはり道路が狭隘であるということで、大きなバスが進入できないというところでございますので、山間部の多いそういった谷あいの点在集落を回っていくということになりますと、自家用車的な乗り合いタクシーの、山本議員もおっしゃっておりましたデマンド方式によるそういった交通体系が望ましいというように考えています。
これにつきましては、全国的にも乗り合いのデマンド方式というものの導入がかなり取り入れられて、進んでいるという状況でございます。デマンド型の交通システムと申し上げますのは、利用される方が電話などで、設定されている時刻表から自分が利用したいというバス停や駅などの目的地をあらかじめ予約して、その予約に合わせながら、乗り合いの方々をプログラムしながら、その目的地にお連れするとこういうシステムでございますので、今までのような定時・定路線のように空で走るという状況はございませんので、非常に効率がいいというように考えています。
そして、地域協議会で三つのプランを示しました。プラン1としましては、予約があった方の家まで迎えに行きまして、目的地まで運行していくとこういうシステム。これがドア・ツー・ドアというシステムでございます。続きまして、プラン2ということでお示ししましたのは、あらかじめのバス停というような路線を決めておきまして、予約があった方はそのバス停まで出てきていただくというようなミニデマンド方式、こういった方式がございます。続いて、プランの3番目として、今現在の有償バスをさらに予約制度も入れながら、その地域に有償バスを拡大して走らせていくという方式がございます。
それらについては今現在、試算の段階でございますけれども、フルデマンドのプランということになりますと、およそ1年間で4264万円、プラン2では3012万円、それからプラン3では1463万円ということで、やはりきめ細かなサービスというところになりますと、その数値が大きくなるとこういう状況であります。
便数につきましては、プラン1を申し上げますと、1日7便の平日運行。それから使用車両は小型のセダン型のタクシー。それから、予約の方法は、乗車日の前日の3時ごろまでには予約をいただくというようなこと。あるいは運営の主体は市の直営ではなしに、団体への委託を考えていく。利用者の数は、おおむね今現在、市営有償バスの利用者が平均して16人おられると。これでございますので、こういったデマンドに変えていくことによって期待する人数も含めて、1日に約44人ぐらいの利用の方が見込めるのかなとこう考えています。それから、タクシーの1台当たりの運行時間ですけれども、プラン1でいきますと、1回の送迎で1時間半ぐらいはタクシーを拘束していかなければならない、こういう状況になります。プラン2では1時間ぐらいかなと。そういうようなところで試算を行ってきました。
これらの資料をもちまして、やはり直接利用をされる方々の地域に入り込んでご意見も聞きたいということで、きょうから16、17、18日と、夜3日をかけて室生の、まずは来年から室生に試験的に運行を進めたいという計画できていたわけですので、一番宇陀市の中でも交通困難地であるとされている室生から始めるということで今現在、考えているわけですけれども、今晩から3晩、それぞれの地域の自治会長あるいは役員さんにご協力を願いまして、こちらからの素案を持ちながらご意見をいただき、それらをまとめて今後、活性化協議会で実施の計画を固めていきたいとこう考えております。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
そのあたりからが私の考え方と少し違うし、ボタンのかけ違いがぼちぼち始まっておるわけでございます。と申しますのは、実は私、この提案をするについて、より具体的にこの内容を検証していくために、私なりに既に実施しておる、新しいのは平成21年4月からやっておるところで、さかのぼって30町村の調査をさせていただきました。そして、私が一番気になっておるいわゆるランニングコストの1時間当たりの7500円というばかげた数字をもって、私は怒りを持って尋ねていっているわけです。
それは何かといいますと、全国の自動車協会のデータが毎年出ているわけですけれども、私が調査をやったのでは17年を起としてやっているわけでして、この7500円というような経費を使ってやっている町村は全然ございませんし、全国の自動車協会のデータもそんなことはありません。
そんなことで、私、30の事務所を調査させてもらって、政務調査費を使わせていただきましてやりました。その中で、偶然にも21年からやりますと、商工会がやっているのは23、そして福祉協議会がやっているのは4、行政がやっているのは3になりまして、それが30市町村であるわけです。そんな中で、私は調査項目を10項目にわたってこしらえまして、そして依頼をしてきました。
どんな内容かといいますと、人口、面積、世帯、開始年月日、交通体系の見直した経過、デマンドタクシーを導入した理由、行政にとって財政的にどう変わったか、運行に係る積算基準と1日の借り上げ額、1時間当たりの単価、機種による単価、さらには、デマンドタクシー採用によってまちがどのように変わったか、これは行政にとって、あるいは商工業者にとって、福祉協議会にとってということでデータを入れました。そしてさらには、デマンドシステムを採用することによって、その参考となることは何ですかというようなことも含めて10項目を調査しました。
それで、偶然ですけれども、一番新しいデータの中で平成21年4月から始まっておるところが、ちょうどうちの市と同じほどのところです。例えば、人口が3万2183人、世帯数1万281世帯、面積265.18平方キロメートルと。
そんな中で何を書いてあるかといいますと、体系の見直した経過はどういうことを言っているかといいますと、マイカーの普及により、路線バスの利用者が年々減少したと。そして、赤字補てんが増加して、公共交通空白地域がふえてきたと。そこで、運行経費を削減し、そして利便性を図るためのいろいろな見方を見直してきたと。そんな中で、いわゆるデマンド交通を導入してきたわけですけれども、その理由としては、路線バスよりも安価で回遊性の高いドア・ツー・ドアで運行するデマンド交通を導入することによって、利便性の向上、高齢者等の足の確保、交通空白地域の解消、中心市街地の活性化が期待できましたよというこういう回答をしておりました。これは私が言ったんではございません。
行政にとって、財政的にどう変わったか。いわゆる21年度予算ベースですけれども、ここの地域につきましては1541万円が圧縮できましたよということを回答しました。そして、デマンド交通に係る積算基準となる実績、1日1車当たりの金額は何ぼですかと、円/H、8時間ということで見ました。自社の車、いわゆるここのは社協でやっておる関係上、自社の車で1台1日当たり1万8436円ですと。そして、そのほかに借り上げ車、タクシー会社3社がございまして、その3社からいわゆるジャンボタクシー5台借り上げております。その1台当たりが2万円です。
それで、そのデマンド交通を選んだことによって、まちがどう変わったか。行政にとって、公共交通の運営経費が削減できたし、市民への公平な公共サービスの提供ができるようになったとこういう意見でした。そして、お年寄りの自立心の向上を商工業にとっても喜ばれていますよと。それから、中心市街地に空き店舗を改修して、そこをオペレーションセンターにしまして、それはなぜかというと、そこで待ち時間をこしらえます。そして、そうすることによって、その周辺の商店街がようなりましたよという意見でした。
そして、タクシー会社はどのように言っているかといいますと、安定収入ができたと。先ほど言うとるように、例えば2万円で8時間やったら1万6000円ですか、これが基本です。そこへプラスここのが300円でした。この方法はいろいろとっていったらいいわけですけど、そういうことを回答していました。それから、商店に利用券の販売を依頼するために、そこへ行ったら物を買うようになった。いわゆるお年寄りが一番お金を持っているから、そこから出すんやというそういう発想を30の市町村がみんなそういうことを言っております。
それから、福祉協議会が何がよかったのかということになると、福祉協議会でも利用券を発行しているので、対象者の状況の確認ができましたよと。訪問予定者ですけど、それは、窓口に利用券を買いに来られるので、その場合、近況等が聞き取りができると。自立心の向上につながっているよとこういうことでございました。
その他、参考となる事項ということで、理由普及については広報誌、ホームページ等だけでなく住民説明をやって、そして直接話をすることが大事でありますよと。現在、かなりの市町村がデマンド交通を行っているので、視察を行い、自分の目で一番よいシステムの構築を図ることが大事ですよと。
だから、私はこのプランをこしらえてあるのは何を見ているかといいますと、私から言えば、だれのための積算基準やということを私は感じてならんわけです。だから、全国の出しておるところをちなみに言いますと、これは北海道から沖縄までありますよ。東京でも1日4万6434円、これは17年の実績です。そして、これが一番高いところですね。そして奈良県では2万6383円。それで、専門の先生に聞いたら、宇陀市の場合、状況を見ていったら2万5000円ぐらいでいきましょうと。2万5000円の5台、朝3台、昼2台というような形で、そして時間設定は自分らで。
時間は何かといいますと、7、8、9、10と1時間ごとにやって、本人が8時に行きたいと思ったら自分は7時の車に乗ったらいいことになります。それを選んでいくんやから。だから、8時15分に間に合わせなさいと、これはタクシーに乗ったらよろしいよとこういうことになるわけです。
何で私がここまで言うかといいますと、例えば今、室生、奈良交通、奈良交通と言っていますが、奈良交通から発車する朝の1番10時15分。それが、バスに乗って室生口大野へ行く。室生口大野へ行って電車に乗る。電車に乗って榛原へ行く。榛原から病院まで行く。病院の受付、11時ですよ。間に合います。しかも、タクシーに至っては、一番大事な夕方が、もう4時を受けたらタクシーなし。そうしたときに、だれを保護するための検討ですかと私は言いたいわけです。
ここにあります、いわゆるランニングコストの計算の中で、7500円ってどこから出ましたかとこうなります。よろしいか。全国平均を私、そんなんでとって、しかもこの30カ所のデータを、みんなも後から見てください。ここに書いてあるのは最低1万8000円、日ですよ。そして2万円。高いのはめったになくて、2万5000円というのはほとんどありません。それは、行政が直接、業者に交渉するからですよ。全国の交通のみずから協議会といいますか、協会が出しているその書類を見て交渉したらいいわけですね。主導はどこに持っているか、交通会社が持っているのかということになりますね。その件について、この7500円の根拠ですね、お願いします。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
こちらで事業を開始するということを前提にしながら、あくまでも試算段階の数値をタクシー協会と打ち合わせをしながら、1時間5000円と。それから、通常、室生でやるとすれば、1時間半ぐらいの拘束時間が要るということで、1.5倍掛けということの7500円とこういう状況でございます。
これらにつきましては、山本議員からもご指摘がありましたように、全国でも既にタクシーを使ったデマンド型の交通サービスを行っているというような状況がたくさん事例としてございます。そこで、今、試算の段階でタクシー協会との打ち合わせで出てきた数字でございますし、もっともっとやはりタクシー協会も、全国事例を研究しながら圧縮して我々との協議に乗っていただくということも今後考えていますので、これはあくまでも試算段階の数値だということでご理解をいただけたらと思います。まだまだ圧縮できる、もっともっと経費的にも詰められる部分もあるということで、試算として出した数字だということでご理解いただけたらと思います。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
まず、事業を起こす中で何を必要とするかというと、我々は一方を聞いて芸知らずの話ではだめということを言いたいわけ。だから、A、B、Cというコンサルに出すんやったら、いろいろな形のものを出す。聞く。
そうでなかったら、先ほどから私、こだわっているのは、都道府県別の法人タクシー輸送実績というのがあるわけですよ。これが出ているわけです。それは、全国の乗用自動車連合会が毎年出しているわけです。どことも、これを基本にして交渉していっているわけですね。そんなやらせるところへ言うて、そしてこれを買わんかいというような、そんなん当然、高いものになってきますよ。
だから、そんなことを私はやっぱり努力してもらって、そしてだれのためにやっているのか、やるのか。いわゆる高齢者、交通弱者のためにやるんやという自分らの信念と、そしてやっぱり行政の、ちょっとでも負担を、皆さん方、毎月、毎年、給与を減らされていますやんか。有無を言わず。だから、そのためには自分らで汗かいて、ちょっとでも財源を見る。見ることができなかったら、そのことを汗かいてもらわんと。言いにくいから、直接タクシー業者と話したら7500円。3倍ほどの金額、どこも出しておるところはありませんで、絶対。そのことを提案していきたい、こんなようにも思います。
この話は、まだ4回目ですけど、今後も続けていかなければならんのと違うのかな、こんなように思って、まだまだこの状況につきましては、私このデータを大切にしながら皆さん方と論議を重ねていきたいな、こんなように思っております。
それから観光について、今、社会経済がいろいろ転換期を迎えております。人々の価値観やライフスタイルが変化していく中で、観光の範囲の拡大は、言いかえたら、交流機会の拡大である、こんなように思います。
今日、観光資源は、所得や雇用の創出といった経済効果だけでなく、人と人、人と自然あるいは異なる歴史、文化、伝統等が直接触れ合うことによって、新しい価値観や魅力を創造し、にぎわいと活力を創出する。いわゆる交流効果を一層高めていき、観光が有する効果を相互に発揮する。そして、地域の活性化に結びつけていくことが重要だと思います。それらすべてを持ち得ているのが我が宇陀市であろうと、こんなように思うところでございます。
そこでお尋ねいたします。
例えば、21年度一般会計補正予算(第1号)で予算化されている文化財保護費、宇陀松山城登城道整備工事が予算化されています。その工事の進捗状況をお知らせ願いたい。
私は、こういう工事こそ人と人との交流、そのもののよさを個人の感性により情報源となり、多くの人たちに伝えていく、このことが観光につなげていく第一歩であるわけでございます。したがって、題目である基本計画や何やと離れているように思いますけど、そこにつながっとるわけですね。そういうことも入ってくるわけです。
かつての人たちは、個人の家づくりや、あるいは道づくりに普請というものをつくり上げてきました。その昔は江戸時代ですが、城をこしらえるときには大名をつくり上げてきた。道普請とか壁普請とかかわら普請とか、いろいろ大名をこしらえてきました。そして多くの人たちによってつくり上げてきた。そういう普請を今回のような登城道づくりですか、いわゆる住居を通っていってしまうと、公共事業というのは、すべて囲いをしてしまって人に触れない。でき上がったらどうぞというようなことでは、関心を持ってもらえないというのが公共事業であるわけでして、だから普請を使ってはどうかと私は思うわけでございます。全国へ情報を流し、ボランティアを募る。そして、かつての熊野古道がそうであったように、これこそ真に交流効果をもたらすものではないかなとそんなように思います。
したがって、総合計画の中で、この松山城だけではなしに、地域資源を生かした観光の創出の中に挙げられております、室生寺ゆかりの弘法大師の歩いたと言われる大師の道、これは三本松から室生寺までの参道があるわけですけれども、多くの人たちがその昔はそこを歩いてきました。そういう道の再現も普請によってすることによって、来てくれた人たちが完成するまで2回、3回と訪れる。そのことに目をつけていかなければ、公共事業でやってしまうとこんなことがないわけですね。だから、小さいのはそういうことです。
昔から言う出会いとか、あるいは家の草を、昔の草ぶきですけど、それは持ち寄ってやった。それもまさに普請だというように私は思います。そんなことを私は思いますけれども、担当者としてはどういうように思っておられますか。
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
宇陀松山城跡の登城道の整備事業につきまして、まずお答えをいたします。
本件につきましては、測量成果図をもとに、里道並びに民地境界等を復元をいたしまして、事業用地を確定すべく、現在、事業を進めているところでございます。この確定を待ちまして、今後は事業計画をもとに順次、工事を進めていきたいと考えております。
さて、議員ご提案の道普請についてでございます。大変よい意見だと承りました。ただ、現状ですぐにこのような対応がとれるかというと、大変無理な部分もございます。余りかた苦しく考えずに、以前、大宇陀区におきまして悠久のときという催しを行いました。文化会館からかぎろひの丘、それから松山城というようなことで散策をされました。このような散策をして、それから山に登ったときには説明を受けるというような催しでございましたが、このようなときにビニール袋を持っていただいて、ごみを集めていただく。またそんなときに、登るときにちょっと道が悪いところがあれば、くいなどを打っていただくというようなことの、すぐに手がけられる部分から、順次、考えていきたいなと思います。
ただ、広報活動等も先ほどおっしゃいました。その辺もひっくるめまして、まだまだ改善の点があると思いますが、手をつけられる部分から進めてまいりたいと思います。
以上です。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
何せ、宇陀市はやっぱり財政危機にもなってきております。少しでもそのことを肝に銘じながら、そして呼びかけながら、皆さん方のお力をかりながらやることが、観光というものは幅広い人たちに、口コミで伝えていただくと。そして参加したんだと。もっと言えば、今の参道でも、それぞれの地域から石を一つ一つ持ってきてもろうて、そして階段をつくっていくぐらいのことをやっても、これはすばらしいやっぱり思い出をつくったから2回、3回と来てくれると思います。それが観光と違うんかなと、私はそのように思います。
市長、もう時間もございませんけれど、二つの問題を私、提起をしました。ひとつ最後に市長の所信をお聞かせ願いたい。この問題については、先ほどの交通体系については私、ちょっと興奮しまして、この座長でございます副市長の考え方を総合的にも聞きたかったわけですけど、最後に市長、ひとつ所信をお聞かせ願いたいとこんなように思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
初めに、デマンド交通等について、山本議員のいろいろな調査をされた詳しい経緯をお聞かせいただきました。そのご努力に敬意を表したいとこのように思います。
今日まで公共交通、いわゆる公共交通空白地帯というのがやっぱりあちこちにも出てまいりました。ということは、高齢化が進み、そして、そうした状況の中で公共交通的なものがなくなってきたという中で、それをどういうような形でサポートしていくかということが私は大変大事なことだろうと思います。高齢化が進む中で、そして、その地域の住民の皆さん方がどういうニーズを持っておられるのかということも、私は大事なことだろうと思います。
先ほど、いろいろとお聞かせをいただきました。担当のほうも、この公共交通会議の協議会というものをつくられまして、1、2、3の案を出してもらいました。私もそれを見たときに、あのフルデマンドで4200万円って、これどうするんだろうかなと。これは恐らく一つの案だということなんでしょうけれども、到底4200万円を出して、まだまだ室生だけと違います。4地域の問題もいろいろ抱えているわけです。そういった問題では、到底これは財政的にもついていかない数字でありましょうし、といって、デマンド交通をどういう方法でやっていくかという問題もこれから検討しなければならない。
山本議員のいろんなデータ、いろんなご享受をいただいた問題等についても、十分に私どもも担当者といろいろな話を聞きながら、これからの問題を詰めていきたい。22年の試行についてというのは、全面的に実行することができないということでありますので、まず試行として、いわゆる空白地帯を、大変大きな区域を持っている室生区、そこを試行をしてまいりたいなとこのように思っているところでありますので、ひとつよろしく、いろいろとご協力をいただきたいなとこのように思っております。
2番目の観光の問題でありますが、宇陀には、合併をいたしましていろいろな観光資源、いわゆる神社、仏閣にいたしましても、自然にいたしましても、あるいはまた文化財にいたしましても、あるいは伝統の芸能にいたしましても、いろいろな観光資源をそれぞれの地域で持っているわけです。この資源を生かさない方法はないと思います。宇陀市のこれからの生きる道というものも、観光を一つのターゲットに絞ってやるということも大事なことだろうと思います。
総合計画の中にも、いろいろ細かい大師の道とかいろいろなことを書いてありますけれども、おっしゃるように、我々はその資源をどういうように生かすかという問題を絡み合わせながら、例えば、県の土木部長もこんなことをおっしゃっていました。これからの道路は観光を基本にした道路というものをつくっていかなければならない。これは宇陀市としては大変大事なことなんだということを常々おっしゃっておられます。
そういうことも十分に、いわゆる基盤の整備、あるいは観光客をどのような形で誘致するか、あるいはまたそれをどのように発信していくかという問題も、大変大事なことであろうと思いますので、総合計画にはああいうようなことは書いておりますし、私は何としても、具現化するような実施観光計画というんですかね、そういったものをつくり上げながら、皆さん方と、例えば運送、自動車あるいは関係商工会、いろんな関係の方々とも相談をしながら、そういったものをつくり上げていったほうがいいのではないかなと思っております。
したがいまして、我々のとるべき道は、やはり観光資源を生かした観光客をいかにして誘致していくか。それは、いわゆる一つのまちづくりにつながっていくんだということを念頭に置きながら取り組んでいきたいとこう思っています。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
大変ありがとうございます。
人が人を呼ぶということもございますので、やっぱり参加型の観光資源を見出していくということが大事であろうと。
それから1点だけ、このデマンドの関係、勉強しようと思ったら、既にこれを取り組んでいる全国デマンド交通システムの導入機関連絡協議会というのができています。大きい組織ですけれども、それはつくり上げた人たちがつくっている協議会ですけれども、そのあたりで勉強したら、それぞれの立場の中身が皆出てきます。これはインターネットを見ても出ておりますし、そういうところから、やっぱり1点だけ絞ってやると大きな間違いが出るだろうなと。
行政としては、指名願表を見てやる。これはやらなきゃならんということも私、理解しておりますけれども、特殊なものについては、それなりの機関を使ったり、それなりの業者を選定するなりして、自分らの思っているようにしようと思ったら、やっぱり資料をたくさん持っていただきたい。そして進めていかなければ、業者サイドの考え方でいけば、そちらへ寄っていきます。要は、いかにして安く、そして財政に見合った、そんなものでみんなに協力願えないか。
それは今までサービスをやっていたらくらくバスですか、何とかバスとかいうものはなくなるかもわかりません。しかし、どちらをとるか。便利をとるのか。家から行って、そして家に戻っていくシステムが、やっぱり今の状況では一番いいのと違うのかなと、私はそのように思いますので、やはり、だれの立場にその事業の視点を当てていくかということで検討をお願い申し上げたい。
しかも、この1ですけれども、4000万円と、このことを先駆者に聞いたら、これやったら宇陀市じゅうできますわと。そのことを聞いて、私、こんな検討の仕方をして皆さん方に申しわけないなと思って勉強をさらに進めてきた結果が、大体1000万円もかからんような状況にたどり着きましたので、4000万円からかかって、だれから見たら、これだけ室生の土地で4000万円かかりますねんと言うたら、だれかてうんとは言いません。
そのことに私たちの地域、そこに住んでる我々が悪いのかわかりませんけれども、しかし確かに空白地域でございますので、そのあたりを十分検討しながら、宇陀市の中には大宇陀、菟田野にも、まだまだ僻地もございますので、その人たち、その人たちの目線に立ってやるということを切にお願いをして、質問を終わっておきます。答弁はよろしいです。
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
日程第21、一般質問を行います。
質問は、1人3問以内で、持ち時間は30分以内とし、質問回数は30分以内であれば制限なしといたします。
なお、1回目の質問は演壇で、2回目以降の質問につきましては自席で行ってください。
質問者並びに質問事項は、一般質問表のとおりであります。
一般質問については、発言通告書の受付順により、順次質問を許可いたします。
なお、同種の質問については、私と副議長で当該議員と調整いたしましたが、理事者の答弁が先と重複する場合は、議長において答弁を割愛させていただく場合がございますので、ご了承ください。
また、一般質問される議員におかれましては、通告内容から逸脱されることのないよう発言くださることをお願いいたします。
質問者も答弁者も要点を簡潔にまとめていただき、スムーズに運営できますようお願いをいたします。
それでは、順次質問を許可いたします。
議長(玉岡 武君)
それでは、山本良治議員の質問が終わりました。
お諮りいたします。
一般質問の途中でありますが、残り11名の方からの質問が予定されております。本日中に終了できない見込みでありますため、本日はこの会議をこれまでとして、延会いたしたいと思いますが、それにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、本日は、これで延会することに決しました。
次の本会議は、9月25日金曜日、午前10時から再開いたします。
本日は、これで延会といたします。
大変ご苦労さまでございました。