本文
日程 |
内容 |
|
---|---|---|
宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について |
||
認定第5号 |
||
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
19番 |
大西 進 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
教育長 |
喜多 俊幸 |
総務部長 |
樋口 保行 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
財務部参事 |
辻本 文昭 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
上田 順啓 |
農林商工部長 |
廣長 俊夫 |
都市整備部長 |
太田 政幸 |
土木部長 |
西田 茂 |
教育委員会事務局次長 |
吉村 泰和 |
水道局長 |
山下 勝史 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内 均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
文化スポーツ振興団事務局長 |
藤田 静孝 |
会計管理者心得 |
尾崎 康二 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
大西 茂 |
市監査委員 |
山本 安弘 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
議長(玉岡 武君)
開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成21年第3回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位には、公私何かとご多忙のところ、ご出席を賜り、ここに開会の運びとなりましたことを、心から厚く御礼申し上げます。
本定例会に提出されました議案は、平成20年度決算関係16件の他、21年度補正予算、条例の一部改正等々、多くの重要案件が提出されております。
議員各位には慎重にご審議賜りますとともに、会期中の本会議や一般質問、あるいは各委員会を通じまして、議会がスムーズに進行できますよう、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
また、理事者各位には簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁くださいますようお願い申し上げ、開会のご挨拶とさせていただきます。
午前10時03分開会
議長(玉岡 武君)
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において、今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調整等のため事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承おき願います。
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において、今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可しておりますのでご了承おき願います。
ただいま、16番土井英治議員より、午前10時30分から午後1時まで、一身上の都合により、離席届けが出され、受理しておりますことをあらかじめご報告しておきます。
本日の出席議員は20名であります。
定足数に達しております。よって、平成21年第3回宇陀市議会定例会を開会いたします。
前田市長から招集のごあいさつがございます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
おはようございます。平成21年の第3回定例会が開催されるにあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。議員各位には、何かとご多用の中をご出席いただきまして、誠にありがとうございます。
ここに定例会が、一般会計をはじめとする各会計補正予算4件、国民健康保険条例の一部改正など2件、そして、平成20年度一般会計決算をはじめとする各会計決算16件、その他案件、報告事項を含め7件、計29件についてご審議をお願いするところでございます。それぞれの議案については後刻、担当者から説明をさせていただきます。よろしくご審議をいただき、ご議決、ご認定を賜りますよう、お願いを申し上げまして、開会にあたってのご挨拶といたします。
議長(玉岡 武君)
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめ手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、議長において1番井谷憲司議員、2番上田徳議員を指名いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会は、本日から9月29日までの20日間といたしますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日より9月29日までの20日間と決定いたしました。
議長(玉岡 武君)
日程第3、諸報告を行います。
はじめに、去る8月25日に開催されました第2回奈良県市議会議長会の報告を議会事務局長にさせます。
議会事務局長。
議会事務局長(山本 栄次君)
おはようございます。
命によりまして、ただいまから平成21年度第2回奈良県市議会議長会の出席報告をさせていただきます。
去る8月25日火曜日午後2時から、橿原市の橿原ロイヤルホテルで、平成21年度第2回奈良県市議会議長会が開催され、玉岡議長、多田副議長と私、山本が出席をいたしましたので、その報告をいたします。
会議の内容といたしましては、開会に当たり生駒市議会議長、中谷会長のあいさつのあと、前回の議長会開催後に議長並びに副議長に就任されました奈良市の正副議長、大和郡山市の正副議長の紹介があり、それぞれの方からご挨拶を受けました。
続きまして、奈良県市議会議長会の表彰規定に基づき、県内12市議会のうち40名の議員の方々に表彰状が贈呈され、宇陀市議会では、玉岡武議長が、議長、副議長で2年以上歴任されたことに対する表彰を受けられました。
また、大西進議員、玉岡武議員、小林一三議員が、10年以上議会議員の職にあるものとして表彰を受けられました。
次に会議に入り、諸報告では、本年5月21日から8月24日までの市議会議長会の取り組みや会議出席などについて報告され、了承されました。
続きまして、その他事項として、奈良県議長会の県外都市視察研修について協議され、今年度は、10月15日から16日に、岡山県岡山市への視察研修を実施したいとの提案があり、全員賛成で承認されました。
次に、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の任期満了に伴う選挙について、引き続き奈良市から、との提案があり、この件についても全員賛成で承認されました。
また、総務省が設置する、地方議会議員年金制度検討会を早期に開催すべきである、との要望について、市議会議員共済会代議員の天理市から提案があり、奈良県市議会議長会として要望書を提出されることが、全員賛成で承認されました。
最後に、中谷会長からの閉会のご挨拶より会議を終了し、午後2時43分に散会いたしました。
以上、第2回奈良県市議会議長会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、去る7月9日に開催されました、宇陀広域消防組合議会臨時会の報告をお受けいたします。
宇陀広域消防組合議会報告者、17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
17番、竹内幹郎でございます。ただいま、議長の許可をいただきましたので、去る7月9日午前10時より、宇陀広域消防本部庁舎2階研修室で開催されました、平成21年第1回宇陀広域消防組合議会臨時会について報告させていただきます。
宇陀市からは、玉岡議長、山本新悟議員、坂本議員、森下議員、井戸本議員、大澤議員と私、竹内の7名が出席いたしました。なお、中山議員は、監査委員としての公務のため欠席されましたが、曽爾・御杖村より4名出席され、議会は成立いたしました。
冒頭、今回から新たに組合議員となられた御杖村の中谷議長及び曽爾村の畑井議員の紹介のあと、議事日程に基づき、議席の指定、会議録署名議員の指名、会期の決定、副議長選挙を行い、議事に入りました。
なお、副議長には、曽爾村の?原議長が、指名推薦により当選されました。
議案につきましては、同意議案、報告議案の各1件を含め、3議案が提案されました。
まず1点目の監査委員の選任同意につきましては、先の監査委員である御杖村の篠田議員の任期満了に伴う議会選出監査委員の選任同意につきましては、篠田議員が再任されました。
2点目の、平成20年度宇陀広域消防組合一般会計事故繰越繰越計算書につきましては、平成20年度補正予算第2号に計上されました、新型インフルエンザ対策物品の購入について、年度内に契約し、納品を受けることになっておりましたが、例年と異なる季節性インフルエンザの大流行とあわせ、新型インフルエンザの発生時期とがかさなったことに伴い、業者からの納品が契約期日を大幅に遅れての納品となったことから、地方自治法施行令第150条第3項に基づく事故繰越にあたることが報告されました。
なお、それらの物品につきましては、すでに納品され、平成21年6月22日に支払い済みとのことでした。
3点目の、平成21年度宇陀広域消防組合一般会計補正予算第1号につきましては、国の平成21年度補正予算に基づく地域活性化・経済対策臨時交付金事業として、構成市村で補正いただきました、高規格救急自動車の更新事業分2950万円を分担金として、また、業者支払小切手の未償還金について、小切手発行後1年を経過したことに伴い、小切手未償還金2万1000円、詳細には2万1375円を雑入として受け入れるべく、歳入歳出それぞれ2952万1000円を増額した補正予算が提出されました。
それぞれの議案ごとに審議が行われ、質問が数点ありましたが、事務局の説明により理解が得られ、それぞれ原案どおり、全会一致により可決されました。
この後、質疑受付があり、2点の質疑が行われ、いずれも事務局の説明により理解が得られ、午前10時55分に閉会いたしました。
質疑につきましては、平成20年度宇陀広域消防組合一般会計事故繰越繰越計算書についての質疑でございますが、議員から、インフルエンザ対策用品の購入が遅れたことに伴い、業務に支障を及ぼす危険はなかったのか。もう少し早い時期の購入計画を立てるべきでは。との質問がございました。
事務局より、パンデミック対策用であり、通常業務分として相当数の在庫もあったこと、国の購入指導の時期が平成21年2月ごろであり、3月議会において補正予算に計上させていただき、議会承認後、契約、発注を行ったが、年度内に完了することができなかった、との説明がなされました。
もう1点。高規格救急車の購入事業は更新か増強のどちらか。また、高規格導入は消防広域化に伴う事業にリンクしているのか。また、現況の消防体制、将来の消防体制についての質問がありました。
事務局から、現行の2B型救急車の高規格救急車への更新であり、また、広域化については、当面、現行の署々体制を維持していくことを基本としており、今の段階での更新は必要、との説明がなされました。
以上で、さる7月9日に開催されました、平成21年第1回宇陀広域消防組合議会臨時会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、前期定例会でご承認をいただきました議員派遣につきましては、総務文教常任委員会が8月20日に石川県白山市において、コミュニティーバスについて、また同月21日には福井県坂井市において、地域まちづくりの現状について、2日間にわたり行政視察をいただきましたので、ここで、総務文教常任委員長より報告を受けます。
総務文教常任委員会、上田徳委員長
2番(上田 徳君)
おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、去る8月20日及び21日両日にわたりまして、議員派遣によりますところの行政視察を実施いたしましたので、そのご報告をさせていただきます。
実施日につきましては、8月20日から21日でございます。
実施場所につきましては、議長からご報告のとおり、石川県白山市、白山市役所におきまして、白山コミュニティーバスの運用等についての行政視察。また、あくる21日には、福井県坂井市におきまして、坂井市が進めております、地域づくり、地域との協働まちづくりの現状についての行政視察を行ってまいりました。視察者につきましては、総務文教常任委員会7名でございますけれども4名が参加いたしました。森下委員、坂本委員、山本新悟委員と私の4名。そして理事者側からは、副市長、総務部長、総務部参事、企画課長、そして事務局から議会事務局長と議会事務局総務課主査が同行しております。
なお、欠席をいたしました大澤副委員長並びに玉岡議長、議長は総務文教常任委員会の委員でございます。それと辻谷委員の3名につきましては、公務と重なったために欠席となりました。
実施にあたりましては、ちょうど衆議院選挙の最中でございまして、日程の変更も検討に入ったわけでございますけれども、本議会において承認を得たということに重きを置きまして、衆議院選挙の期間ではございましたけれども、実施をさせていただきました。
当日は、午前8時にここを出発いたしまして、途中で休憩ののち、午後1時30分に白山市役所に到着いたしました。
白山市議会におきましては、議会事務局長中村直人氏と私の挨拶ののち、白山コミュニティーバスついての概要について説明を、企画財政部企画課長の井田課長にいただきました。事前にお願いをしておりました質問内容等も含めまして、説明を受けたのちに、こちらからの質問事項として十数件を行いました。
石川県の白山町につきましては、平成17年の2月1日に1市2町5村によりますところの新設合併の市でございます。
面積は宇陀市の約3倍近くございます、広い面積を持ったところでございますが、ご存じの白山から日本海に向けての広大な、肥沃な土地を持つところでございます。人口は約11万3000人、そして面積は約755平方キロメートルとなっております。
したがいまして、非常に広い地域を、どのようなかたちでこのコミュニティーバスを運行されておるのかということでございまして、宇陀市の240数平方キロメートルと若干の広さが違いますけれども、やはりこちらも平野部と山間部、いわゆる白山山麓に至りまして、旧の村の地域につきましては、やはり過疎も進んでおるといったなかで、コミュニティーバスとデマンドバスの併用制をされているといったところでございます。
質問内容につきましては、各路線の収支状況及び利用者数について。民間バス事業者との運行路線の競合箇所の有無について。路線競合回避に向けた調整方法はどのようにしたか。デマンド方式による運行により、他の路線と比較した場合の利用者数の増減。また、運行方法が市の直営メリットについて。民間バス事業者への市からの赤字補填的な補助金について。市内で運行しております民間バス路線の収支状況について。民間バス事業の広域路線を除く市内の民間バス運行補助金について。8市町村が合併する中での各自治体での、既にあった公共交通機関との関係について。市内755平方キロメートルの広さに対応するための中心部へのアクセスの方法について。過疎地の交通対策について。既存の交通機関について。地域の運行に対する要望について。コミュニティーバス導入のきっかけについて。地元要望に対する予算化及び事業化の許容範囲について。白山山麓地域以外での公共交通機関の確保について。等々でございます。これにつきましては、ご意見等をいただきながら質疑をしたところでございます。
最後に、森田博副市長よりご挨拶をいただきまして、午後3時30分に視察を終えて次の場所にむかいました。
翌21日でございますけれども、午前8時30分に宿舎を出発したのち、午前9時50分に坂井市役所、福井県坂井市でございますけれども、到着いたしました。
坂井市では、議長の大和久米登氏をはじめ、坂井市副市長の北川貞二氏等の面会並びにご挨拶をいただきまして、その後、私の挨拶を含めまして、挨拶の交換のあと、当市の地域まちづくりの現状についてということで、地域との協働によるまちづくりの概要についての説明をいただきました。
これにつきましては、総務部まちづくり推進課参事の萬道正之氏よりお話を伺っております。こちらにつきましては、坂井市は、人口が約9万4000人ほどでございまして、平成18年3月20日に合併をしております。私どもと同じように4町の合併ということです。その後、市の活性化を含めまちづくり、合併後の諸課題に対するいろんな取り組みといった中での、協働のまちづくりということを進めておられております。
いろんな質問事項がございましたけれども、その中のおおまかなものにつきまして御報告申し上げます。
協働のまちづくりを推進するための体制の整備について。特に配意すべき点について。協働のまちづくりを進めることとしたきっかけについて。協議会を中心とした協働のまちづくりという仕組みのねらいについて。その仕組みを作るに当たっての市民参画について。協働に関する職員の研修や市民に対する周知について。市庁内または市の中で協働事例は、その共有・活用について。協働まちづくりにあたって行政運営に非効率をもたらさないための工夫について。協働によるまちづくりにより、従来の仕事のやり方の変化について。地域協議会の区域を越えたまちづくり協議会について。そのことの市民協働の運営上の注意点や問題点等について。まちづくり協議会と地域協議会との連携について、等々でございました。
坂井市におきましても、最終にあたりまして、森田博副市長よりご挨拶をいただき、また、北川副市長よりご挨拶をいただきましたのち、午前11時50分視察を終えまして帰路につきました。以上でございます。
これをもちまして、議員派遣によりますところの行政視察の報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
上田委員長の報告が終わりました。
次に、前期定例会で、8月26日から28日に、議員派遣の承認をいただいておりました、福祉厚生常任委員会、並びに産業建設常任委員会の、合同での行政視察につきましては、衆議院解散に伴う総選挙の日程の関係により実施を見送りいたしましたので、後刻、あらためまして、議員派遣ついて、を議題といたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、諸報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第4、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、9月2日に議会運営委員会、8月19日に美榛苑経営検討特別委員会が開催され、それぞれ所管事項について審査いただいておりますので、各委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑は、すべての委員長報告終了後にお受けいたします。
はじめに、議会運営委員会の報告をお受けいたします。
議会運営委員会、大澤正昭委員長。
6番(大澤 正昭君)
おはようございます。大澤正昭でございます。
ただいま、議長の許可をいただきましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
平成21年第3回定例会に係る議会運営委員会は、前田市長、森田副市長、喜多教育長、樋口総務部長、中尾財務部長の出席により、平成21年9月2日午前10時から、市議会第1委員会室で開催をいたしました。
なお、このことにつきましては、事前に報告書並びに資料等を配布させていただいておりますので、本定例会運営等に関する協議の結果につきまして、概要をまとめさせていただき、報告をさせていただきます。
本定例会における市長提出予定議案につきましては、条例の一部改正が2件、補正予算関係4件、決算関係16件、その他の議案7件が本日提案をされます。
議案の取り扱いにつきましては、条例の一部改正議案、2件全部を即決といたします。補正予算関係議案4件のうち、3件を予算審査特別委員会に付託し、1件を本日提案、即決といたします。議案第80号、宇陀市一般会計補正予算第2号について、議案第82号、宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算第2号について、議案第83号、宇陀市下水道事業特別会計補正予算第1号について、の3件を、予算審査特別委員会に付託をいたします。
なお、付託事件の審議日程につきましては、本日は提案までとし、本会議2日目、16日に質疑、委員会付託を行い、本会議最終日に委員長報告、報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
議案第81号、宇陀市介護保険事業特別会計補正予算第1号については、本日提案、即決といたします。
決算関係議案16件は、決算審査特別委員会を設置し付託いたします。決算認定に係る審議日程につきましては、本日は提案、監査委員の決算審査報告を受け、本会議2日目、16日に質疑を行い、決算審査特別委員会を設置して付託し、委員長報告、報告に対する質疑、討論、採決は最終日に行います。
決算審査特別委員会の委員会構成は委員9名とし、各常任委員会から委員それぞれ3名の選出をお願いいたします。なお、決算審査特別委員会には、議長、議会選出の監査委員にも出席していただきます。
その他の議案につきましては、損害賠償及び財産の取得並びに辺地総合計画の変更が1件、報告2件、外部監査契約関係2件、合計7件ございますが、議案第84号、損害賠償の額を定め和解することについて、議案第85号、財産を取得することについて、の2件は、本会議初日、本日でございますが、提案、即決といたします。
議案第86号、平成21年度辺地総合整備計画の変更について、議案第87号、個別外部監査契約に基づく監査によることについて、議案第88号、個別外部監査契約の締結について、の3件は、一般会計補正予算との関連がありますので、本日は提案のみとし、質疑、討論、採決は本議会最終日に行います。
報告第1号、平成20年度財政健全化判断比率の報告について、報告第2号、平成20年度資金不足比率の報告については、本会議初日、本日に報告を受けた後、質問を受け付けますが、決して審査にならないようご注意をいただきたいと思います。
次に、議会関係議案についてですが、今回は議員からの提出はございません。
次に、議会へ提出された要望等は事前配布いたしました資料のとおりですが、最低保障年金制度の実現に関する意見書提出に関する要望書につきましては、事前に資料配布を配布いたしておりますが、所定の賛同者がございましたら最終日に発議として取り扱いいたしたいと思いますので、申し出ていただきますようお願いいたします。
地上デジタル放送移行に伴う、市内公共施設及び学校関係のデジタル化への参入に関する陳情書につきましては、事前に資料を配布いたしておりますので、趣旨をご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
議案以外の諸報告につきましては、諸般の報告として、閉会中の議会関係報告を委員会報告として、閉会中の委員会開催報告を本日行います。先ほど報告をいただきました。
その他全般につきましては、関係する議案はなるべく一括上程し、提案説明の後、個別に質疑、討論、採決を行います。この場合、議案書は議長の指名により議会事務局長が朗読いたします。議案の内容によりましては、討論を省略し、採決を行います。
議案などの取り扱いにつきましては以上のとおりですが、今期定例会の会期は、先ほど議決いただきましたとおり本日から29日の20日間とし、本会議は、本日及び16日と25日、28日に開催いたします。なお、28日に予定の議事が終了しない場合は、29日に本会議を開催いたします。また、28日に予定どおり全ての議事が終了いたしました場合は、会議規則第7条の規定により28日に閉会をいたします。
会期中に開催予定の委員会等につきましては、9月11日、午前10時から産業建設常任委員会、同じく9月11日、午後1時30分から福祉厚生常任委員会、9月14日、午前10時から総務文教常任委員会、決算審査特別委員会は、9月17日、18日の両日、午前10時から、予算審査特別委員会は、9月24日午前10時から、それぞれ開催される予定であります。なお、9月16日の本議会終了後に、全員協議会を開催する予定となっておりますので、よろしくお願いをいたします。
一般質問でありますが、本会議2日目の16日の決算関係の質疑などが終了したのちから、本会議3日目の25日を予定いたしておりますが、25日に終了できない場合は本会議4日目の28日に行ないます。
発言通告書の受付は、本日午後1時に締め切りますが、通告の際は、質問事項及びその要旨を必ずご記入のうえ、提出してください。発言順は受付順とし、同種の質問は正副議長が調整を行いますが、該当議員に連絡する場合がございますので、ご承知おき願いたいと思います。議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は、議長において答弁を割愛する場合がございますのでご了承いただきたいと思います。なお、一般質問は、質問及び答弁とも、わかりやすく、簡潔に行うようご留意いただきたいと思います。一般質問に関して、報道機関から要請あった場合、発言議員名と質問事項の事前公表をいたしますので、ご了解をお願いいたします。
その他といたしまして、夏のエコスタイルの取り組みでありますが、今月9月末までです。引き続きご協力のほどをお願いいたします。
定例会前の報道発表についてですが、定例会前ではございますが、9月8日に市長の記者会見で、今期定例会の提出予定案件の概要について、報道発表を行う旨の報告がございました。
奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてですが、去る8月24日の全員協議会で文書配布がありましたように、現在、市議会議員の選出区分で1名の欠員があり、奈良県後期高齢者医療広域連合で調整されていますが、1名以上の立候補者があった場合、本会議2日目、16日に選挙を実施いたしますので、その節は、よろしくお願いします。
以上、協議し午後0時42分に閉会いたしました。
今期定例会には、多くの重要案件が提出されております。円滑な議会運営にご協力をお願いいたしまして、簡単ではございますが、議会運営委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
次に、美榛苑経営検討特別委員会の報告を受けます。
美榛苑経営検討特別委員会、小林一三副委員長
21番(小林 一三君)
おはようございます。21番議席、小林でございます。
ただいま議長の許可をいただきましたので、閉会中に開催をいたしました美榛苑経営検討特別委員会のご報告を、大西委員長体調不良のため、副委員長の私の方からご報告を申し上げます。
美榛苑経営検討特別委員会は、8月19日午後1時30分、宇陀市議会第1委員会室において、委員全員と議長、市長をはじめ、所管の関係職員の出席を求めて開催をいたしました。
平成20年9月11日、本会議において設置されました当委員会は、現在まで7回、平成20年10月14日、11月17日、平成21年1月8日、2月16日、3月5日、4月9日、4月13日、8月19日の7回開催をいたし、監査委員から指摘があった美榛苑の存廃について、運営のあり方、営業内容についての検討を精査し、慎重に審議を重ねてまいりました。
これまでに各委員から出された意見、提案をまとめ、当委員会からの厳しい5項目の提言を4月13日付けで理事者側に提出をし、6月11日に提言に対する回答をいただきました。美榛苑経営検討特別委員会提言に対する回答について、朗読をもってご報告をさせていただきます。
宇美庶第8号、平成21年6月11日、宇陀市議会美榛苑経営検討特別委員会委員長、大西進様、宇陀市長、前田禎郎。提言に対する回答について。
平成21年4月13日付で、貴委員会からいただいた宇陀市立保養センター美榛苑の経営に対するご提言に対して、次のとおり回答いたします。
提言1、美榛苑運営・経営にあたる責任者については明確にすべきである。についての回答。
美榛苑は、地方公営企業法の適用を受けて運営する市営の施設でありますが、この法律では、公営企業に管理者を置かない場合にあっては、管理者の権限は当該地方公共団体の長が行うと規定されています。従いまして、美榛苑には管理者は置いておりませんので、市長が管理権限者であると同時に、運営、経営にあたる最終的な責任者となります。とはいえ、市長が現場に於いて日常的に指揮監督することは出来ないため、現場に所長を置き、その任に当たらせています。
美榛苑の経営を改善するにおいて、民間ノウハウを取り入れようと、平成19年11月から、民間企業に経営改善業務、接客総括管理及び運営助言を委託し、当該企業の社員をマネージャーとして派遣を受けて、接客全般の管理を行うとともに、苑の経営に関しての助言等を受けているところであります。
マネージャーに権限と責任を与えもっと活用してはどうか、といった事につきましては、経営改善を着実に行い、結果を出すにおいて、マネージャーの存在は大きなものがあると考えております。マネージャー自身は民間からの派遣社員でありますので、調整の必要な部分もありますが、所長の指示のもと、今後更に苑の経営助言、従業員への指導に力を発揮いただくため、マネージャーを副所長に位置付け、苑の運営、経営へ積極的に携わっていただく事といたします。
提言2、職員並びにパート職員に徹底した研修を行い意識改革、もてなしの心の高揚を図ること、についての回答。
美榛苑は、市が直接運営する公共施設ですが、利用客から料金をいただいて宿泊、食事、温泉入浴などのサービスを提供し、そのサービス内容は民間と変わらないものです。従って、美榛苑に働く職員も民間施設と同様の心構えを持ち利用客と接しなければなりません。また、利用客は、潤いと安らぎを求めて来苑され、職員はこれに応えなければなりません。応えるに於いての基本は、お客様へのおもてなしの心であり、ここから挨拶や接客動作につながるものであります。
開苑後年数が経つ中で、施設の老朽化というものがありますが、職員の意識が緩慢傾向にあることも事実であり、これらのことも利用客減少の一因になっていると考えます。
現在の美榛苑の経営環境からは、ハード面での施設改修といったことは困難であるため、なおのこと、これをソフト面で補う必要があります。ソフト面とは、申すまでも無く、職員の接客態度であり、おもてなしの心であります。全職員に改めて教育を行い、資質向上に努めてまいります。
提言3、施設の改修による効果として見込んだ収益については必ず結果を出すこと。加えて施設改善の取り組みについては、委員会での答弁を履行し、営業収支については赤字を出さないことを前提とする、についての回答。
平成21年度において、国の地域活性化、生活対策臨時交付金を活用して、客室へのトイレ設置及び風呂修繕等の施設改修を計画していますが、これらの改修は利用客の増加を図ることを目的に実施するものです。
因みに、客室へのトイレ設置は、従来、トイレがないことで断りを受けていた客を取り込もうというもので、改修したことを積極的に宣伝し、利用客の増による収益向上につなげてまいります。また、トイレ設置は、本館と新館の利用効率を高める効果があり、宿泊客が本館で収容できる数であれば新館を使用しないことにより、費用の抑制にもつながります。営業収支の改善は、費用の抑制と収益の増加の双方を同時に進める事が大事であると考えており、双方への取り組みを強化してまいります。
提言4、経営の健全化を図るために効果的な人員配置、人件費の削減を徹底すること、についての回答。
営業費用の中で大きな割合を占めているのは人件費と材料費であります。材料費は売上げに連動して変動しますが、人件費は固定化します。営業収支でバランスが取れない最大の理由は、収入の減少に応じて費用を削減しきれていないところにあり、更に、その一番の原因は人件費にあります。そのようなことから、これまでも人件費削減のため職員の減員に努めてきましたが、平成20年度では2人の職員を減員、更に21年4月にも1人の職員減員並びに職員層の若返りを行いました。今後更に、職員とパート従業員の効果的な配置並びに減員を行い、人件費の削減に努めてまいります。
提言5、今後、2年間の経営状態の結果の検証については、短期的に経営状態を分析し、官から民への移行も視野に入れ、結果が出せなかった場合は施設の廃止、或いは民間委託または売却を検討すること、についての回答。
現在の多額な不良債務を抱える事となった原因は、施設建設時に発行した企業債の償還が重く、その年々の営業収益で賄えなかったことと、利用客が減り、営業収益が減少することに対応した費用の削減が出来なかったことにあります。この内、企業債によるものについては、これからでも一般会計から計画的に支援を行うことで、不良債務の解消に繋げて行きたいと考えていますが、営業における収支の改善は、美榛苑自身の営業努力で行わなければなりません。
利用客を増やし収益を高めるために、待ちから取りへ意識を変え、公営施設ですが民間的発想を持って、宇陀市を訪れる観光客を宿泊客、食事客として積極的に取り込むことや、市内外の各種団体等へ利用を呼びかける営業活動を展開してまいります。また、利用客のニーズに対応したきめ細かなサービスの提供にも心掛けてまいります。
費用面では、現在行っている原価率の適正管理を更に進める事や、職員の適正かつ効果的な配置による人件費の削減に努めてまいります。なお、これらは目標設定と評価を繰り返して行い、効果が充分に現れているか常にチェックを行う中で結果を出してまいります。結果が出せなかった場合について、美榛苑は公共施設でありますが、事業所としてみた場合、雇用面や取引面においては宇陀市内でも有数の事業所です。それだけに、廃止ともなれば大きな影響が出ることは必至です。市直営ではどうしても収支改善が図れないとなれば、せめて民間の手によってでも営業を継続していただきたいという思いがあります。民間への委託あるいは売却については、色々と課題・問題点がありますが、こういったことも視野に入れながら種々検討し、先ずは、前述の取り組みにより収支改善を目指して努力してまいります。
美榛苑経営検討特別委員会からの提言に対する回答は以上でございます。
次に、美榛苑経営検討特別委員会からの提言を踏まえた取り組みの状況として、美榛苑から示された事柄についてのご報告を申し上げます。
1.マネージャーを副所長に位置付け、営業強化及び従業員への指導強化。2.全従業員を集めた全体集会の実施。全体基本マニュアルの確認、接客の基本となる挨拶用語の唱和。3.庁内美榛苑運営検討委員会の設置。美榛苑の運営を全庁的に捉え、関係部局が連携協力して経営改善にあたる。副市長、総務部長、財務部長、健康福祉部長、農林商工部長、美榛苑所長で構成。
4.現行プランの見直し及び新サービスの実施
プランの見直し。本館客室トイレの設置を機に、平日のお得宿泊プランを変更。本館、別館、奥2階をより利用しやすくした。
新サービスの実施。1、ポイントカードの発行及びクーポン券の進呈。2、宴会・宿泊客への次回利用へつなげる割引券の進呈。3、レストランのランチタイムサービス実施。4、宇陀市民の同窓会案内状作成代行サービス。ただし、65歳以上となっております。
5.施設の改修、トイレ設置等。本館1階・2階客室へのトイレ設置及び大浴場の一部改良。以上の説明がありました。
各委員から、提言に対する回答について、いろいろと厳しい意見がでましたが、平成22年度末日、平成23年3月末でございますが、この状況の中で推移を見守るという最終的な意見になりました。また、来年は改選でございます。美榛苑経営検討特別委員会は消滅いたしますが、事務局の方でこのことの説明をしていただき、再度設置の協議をお願いしたいと言う意見もありました。
更に、本日の定例会で報告がありますが、9月定例会に保養センター美榛苑の平成20年度の決算見込みで、財政健全化法の関係で、この法律に基づきまして、保養センター美榛苑の決算では、資金不足比率が経営健全化基準の20%を超える数字となっています。資金不足比率が20%を超えるということになると、この法律により個別外部監査を受けなくてはならないということになっています。
個別外部監査は、平成19年地方自治法の改正により創設をされた制度で、従来の監査委員制度に加えて、地方公共団体が、地方公共団体の属さない外部の専門家で、一定の資格をもったもので、例えば公認会計士などでありますけれども、個々に公認会計士と契約をして監査を受ける制度です。
美榛苑は、来年3月までに財政健全化計画を示し、宇陀市の議会として承認をする、承認できないの判断をしなくてはいけません。
以上のとおり慎重審議を重ね、午後4時9分に終了しました。8月19日に開催をいたしました美榛苑経営検討特別委員会の報告を、以上で終わらせていただきます。
議長(玉岡 武君)
各委員長の報告は以上であります。これより質疑に入ります。
はじめに、議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
はい。ないようでございます。質疑なしと認めます。
次に、美榛苑経営検討特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。以上で、委員長報告を終結いたします。
これより10分間休憩いたします。
午前10時59分休憩
午前11時11分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
〔「議長」と呼ぶものあり。〕
議長(玉岡 武君)
はい、2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
発言の許可をいただきまして、ありがとうございます。
実は前回、6月議会の最終日におきまして、議長のほうから、私の最終的な発言を認められませんでして、そのまま閉会に至ったということがございました。
私もその後、いろいろと、その部分を検証いたしまして、平成18年1月以降、この議会が発足いたしましてよりの議事録を検証いたしまして、いったい議会のあるべき姿はどういうものなのかというものを、自分なりに研究をしてまいりました。
したがいまして、議長がいつもおっしゃっておられます、会議規則第7条の適用によりまして、この本会議を閉会といたします、ということで閉会を宣告されるわけでありますけれども、今回、6月の場合は、その宣告の内容が、いきなり、以上をもって閉会をいたします、というようなかたちであったために私は、発言の機会のタイミングが察知できなかったために、あとで、質問なり動議的なことで、緊急動議というかたちで、提案をさせてもらいたい。提案内容については、すでにご承知のとおりだと思いますけれども。
したがいまして、私は、今回の冒頭の中で、議会事務局にもこの辺の部分につきましては、おかしいやないか、ということをご提案申し上げておりましたので、会議の冒頭前に、何らかのご報告があるのかな、いうようなことも思っておりましたけれども、実は、臨時会におきましては、会期が1日でございますので、その日の会議のものが終われば、すなわち閉会という解釈がとれるのかな、とこのように思うわけでございますけれども、1日予備日を残しておりますから、必ず会議に諮って、となっております。したがいまして、この会議に諮るということは、議長の閉会宣言を、それにもましてもまだ優先されるものかどうなのか、ということがまず1点ございます。
それと、私もやはり議会の人間でございますので、多くの市民の方々からのご意見を市政の場に提案をしていかなければならないという立場をいただいております。したがいまして、発言を許可しません、というかたちで、その発言を拒否されたということは、市民の、私を支持してくださる多くの方々に対して、大きな失望を与えてしまったと、私はそのように感じているわけでございます。
したがいまして、この第7条の解釈と、平成21年6月24日の閉会のセレモニーでの扱い、そして私がお願いをしておりました、閉会中の継続調査をさせていただきたいということが、それほどまでに議論の中に入れないほどの重要なことであったのかどうか、そのことも含めて、ひとつご意見をいただいてから、これからの議論の中で、私も考えていかなければならないし、そしてまた、会議の終了というのは、やはり、ひとつの大きなものでると、そして、議長の発言は非常に、閉会宣言は重たい、というふうにおっしゃいました。そういうことも踏まえて、やはり、それだけに、やはり、その責任も重いのではないかな。議会議員の発言を拒否されたということは、私は、非常に、市民の皆さんに責任を感じておるところでございます。
したがいまして、そこらへんも含めてですね、この第2回の定例会の閉会の手順についての、ご見識をお伺いしたいとこのように感じております。
議長(玉岡 武君)
会議の途中でございますが、いま発議がございましたので、その点についてお答えいたします。
当日、振り返りますと、私は、今日の会議進行におきましても、十分、この進行において、発言をゆっくりと、発議がある場合は受理できるような体制をとりつつ、気を引き締めて会議を進めております。
前回の会議におきましても、あらかじめ上田議員が発議をされるよ、という予告の情報がございまして、私は逆に、どなたかから発議されるのかなぁ、と心して、ゆっくりと進めておりました。しかし、最終、閉会宣言をするまで何等そのアクション、行動はございませんでした。ですから、むしろ私から言わせていただきますと、発議される議員の、経験者の、その経験を踏まえたタイミングが、むしろ問題があったのではないかと、そのように解釈しております。
ですから、議長としての閉会宣言は、これは法令、コンプライアンス遵守でやらなければなりませんので、とりあえず遵守させていただく中で、閉会宣言は重き、いうことで、議長権限で発言を受理しませんでした。以上であります。
はい、もうこれにて、この分については。あとは議会運営委員会でまた審議してください。
議長(玉岡 武君)
続いて日程にしたがいまして、日程第5、議案第78号並びに日程第6、議案第79号の、条例の一部改正関係2議案を、一括して議題といたします。
事務局長に議案の朗読をさせます。
事務局長(山本 栄次君)
議長。
議長(玉岡 武君)
事務局長。
事務局長(山本 栄次君)
失礼いたします。それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の1ページをお開きいただきたいと思います。
議案第78号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正について。
宇陀市国民健康保険条例(平成18年宇陀市条例第128号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号第96条第1項)の規定により、議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
なお、改正条文の朗読は省略させていただきます。
次に、3ページでございます。
議案第79号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について。
宇陀市消防団員等公務災害補償条例(平成18年宇陀市条例第194号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
あらためましておはようございます。ただ今一括上程いただきました議案第78号及び議案第79号の2議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第78号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正について、であります。
本件の改正は、出産に要する費用の実態を踏まえ、少子化対策の充実を図るための、当面の施策として、出産育児一時金の金額を暫定的に引き上げることとした健康保険法施行令等の一部を改正する政令が、平成21年5月22日に公布、施行されたことに伴う他、所要の改正を行うものであります。
この出産育児一時金等の金額の改正は、妊産婦の経済的負担を軽減し、安心して出産できるようにするため、緊急の少子化対策として、平成21年10月から平成23年3月までの間、その額を4万円引き上げ、35万円を39万円とします。ただし、平成21年1月1日に創設された産科医療補償制度に加入する分娩機関で出産した場合は、42万円とします。なお、今回の引上げは、平成23年3月までの暫定措置として行うものであり、この間に、妊産婦の経済的負担軽減を図るための出産に係る保険給付やその費用負担のあり方について検討を行うことされています。
この条例は、平成21年10月1日から施行するものであります。
次に、議案第79号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、であります。
本件の改正は、救急搬送において、搬送先医療機関が速やかに決まらないケースが相次いでいること、救急隊が現場に到着してから、傷病者を病院に収容するまでの時間が延びていること等が問題視されている状況を踏まえ、消防機関と医療機関の連携を推進するための仕組みを確立し、救急搬送及び受入れの円滑な実施を図るため、消防法の一部を改正する法律が平成21年5月1日に公布され、平成21年10月30日に施行されることに伴い、所要の改正を行うものであります。
今回の法律改正では、傷病者の搬送及び受入れの実施基準を定めるとともに、その実施基準に関する協議等を行うための消防機関、医療機関等を構成員とする協議会を設置することを都道府県に義務付けるとするものです。
この改正により、傷病者の発生した現場において、救急隊員が緊急の必要があるとき、救急業務を協力した者に死亡、負傷等があった場合において、損害補償を受ける権利として規定する条文中に、引用する消防法の条文について、第35条の7を第35条の10に改められたため、所要の改正を行うものであります。
この条例は、平成21年10月30日から施行するものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終りました。これより質疑を行ないます。
はじめに、日程第5、議案第78号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正についての質疑をお受けいたします。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
12番、坂本徹矢議員。
12番(坂本 徹矢君)
暫定的に23年の3月31日までということですけども、その間に出産率が増えればそれを継続していくのか、国は23年3月31日で終わるのかということと、4万円ということですけど、4万円の根拠は、国から示されているのか。
議長(玉岡 武君)
石本市民環境部長。
市民環境部長(石本 淳應君)
お答えしたいと思いますが、まず、この23年3月までという暫定的な措置であるのですが、先ほど副市長が上程の説明を申し上げましたように、この間に国の機関におきまして、以後、暫定ではなしに新しい制度を設けるという、いま選定の期間でございまして、少子化対策もありますので、子どもさんが生まれる家に対しましては、現在、出産に大変負担がかかるということでございますので、その一時金を、今後、暫定からあらたに本制度にもっていくというように、今は暫定期間であると解釈しております。
それから、4万円の根拠でありますが、現在35万円ということでありますが、奈良県におきましては、大体35万円ぐらいが出産時の費用となっているわけですが、全国的に見てもそれぐらいの金額であるますから、この4万円というのが暫定的に、健康保険法の改正で示されたものだと解釈いたしております。
議長(玉岡 武君)
12番、坂本徹矢議員。
12番(坂本 徹矢君)
一番、最初の質問に対しては、今後、暫定からそれをはずして、これから39万円にしていくという意味はそれでわかりました。ただ、4万円の説明が、現在、県では35万円が出産するのにいるねけども、39万円というその4万円が、何で4万円になったかという説明が、僕自身解釈できなかったわけですけれども、それ以上に説明の方法が、なかったらもう結構ですけれども、ちょっと今の説明ではなぜ4万円、35万円からアップになったのか、僕自身は解釈できなかったですが。
議長(玉岡 武君)
4万円増額の国の規定に基づく根拠。わからなかったら後日の報告でいいですけれども。いま答弁できますか。はい、市民環境部長。
市民環境部長(石本 淳應君)
ちょっと曖昧な話になるかも知れませんが、一応、国の方針で、現在の国の状況で、出産費用がそれだけ要るというようなことで、4万円という金額を示したものだと思っているわけでございますが、また、正式には後ほどお話したいと思います。
議長(玉岡 武君)
他に質疑はございませんか。
15番、高橋重明議員
15番(高橋 重明君)
15番、高橋でございます。
ただ今の議案第78号で、今の説明のとおり、一般的には35万円から39万円に引き上げるということでございますので、私は、基本的には賛成いたします。ただですな、対象の問題でございます。国民健康保険という方で、たぶんこの制度に加入されておられる方は高齢者が多いと思いますが、一般の出産をなさる方らはサラリーマンの扶養家族になっておられるか、そういう働いておられる若いお母さん方と思うんですが、宇陀市の条例改正に伴って、適用される該当者は、どれぐらい予想されているのか、その点お聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
石本市民環境部長。
市民環境部長(石本 淳應君)
今日、提案させてもらっておりますのは、あくまでも国民健康保険の条例の改正でございまして、健康保険法の改正ということで、その中で国民健康保険の条例を改正しているわけでございますけれども、他には、例えば社会保険あるいは共済保険、地方公務員共済保険とか、警察共済とか、他の保険もあるわけでございますが、健康保険法ですべて一律4万円の引き上げというかたちで、今回、10月1日から施行されるということになってございます。
それから、予想ですけれども、例えば、平成18年度では、宇陀市の国民健康保険で出産されました子どもさんは59名おられまして、社会保険関係では149名ということで、18年度は宇陀市の合計で208名出産されておられます。19年度では、国民健康保険では同じく59名で、社会保険関係では143名で合計202名。平成20年度では、国保関係で38名、社会保険関係で156名ということで、合計194名というかたちで推移しております。平成21年度では、4月から8月まで、国民健康保険の対象では23名が出産されております。
今後の予想といたしましては、最終的には国民健康保険の部分は約38名から40名ぐらいになりまして、社会保険関係では推計182名というようなことで、推定しております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
他にございませんか。はい、ないようでございます。
それでは、これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕)
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本件について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。よって、議案第78号、宇陀市国民健康保険条例の一部改正については、原案のとおり可決することに決しました。
次に、日程第6、議案第79号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭議員
18番(泉岡 正昭君)
これは、自治体消防団員に対する損害補償等についての条例の改正でよいと思いますけれども、これを各部におきまして、自治体消防団員全員に認識していただくよう、ご指導いただくようお願いいたしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
答弁を求めますか。はい、樋口総務部長。
総務部長(樋口 保行君)
お答えいたします。消防団の本部会議も定期的に行っております。そういうようなところにつきまして、団員の安全確保、また健康管理も含めまして、いっせいにそういうかたちの周知をしていきたいと、思っております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
他にございませんか。はい、ないようでございます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本件について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。よって、議案第79号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正については、原案のとおり可決することに決しました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程に従いまして、日程第7、議案第80号から日程第10、議案第83号の補正予算関係4議案を一括して議題といたします。お諮りいたします。日程第7、議案第80号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について及び日程第9、議案第82号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について並びに日程第10、議案第83号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、本日は提案理由の説明までとし、9月16日の本会議2日目に質疑を行った後、予算審査特別委員会に付託の予定でございますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって、日程第7、議案第80号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について及び日程第9、議案第82号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について並びに日程第10、議案第83号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑は、次の本会議で行います。
それでは、日程第7、議案第80号から日程第10、議案第83号までの4議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
事務局長(山本 栄次君)
それでは命により、議案書の朗読をいたします。
議案書の5ページでございます。
議案第80号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について。
平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に6ページでございます。
議案第81号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、7ページでございます。
議案第82号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、8ページでございます。
議案第83号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について
平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま、一括上程いただきました議案第80号から議案第83号の補正予算4議案について、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第80号の平成21年度一般会計の補正予算(第2号)でありますが、当初予算編成、あるいは6月定例会での補正(第1号)以降に生じてまいりました各種行政管理経費、あるいは国の補正予算による、地域活性化、公共投資臨時交付金事業の追加対象とされる事業費を計上させていただくとともに、平成20年度の決算の確定による繰越金の精算、地域づくり推進基金への繰り戻し及び不慮の財源確保のための財政調整基金への積立を行う等の補正であり、補正額は5億72万4千円と大きな金額となっておりますが、当市の財政状況を勘案して必要最小限に抑えることとしています。
また、特別会計の3会計におきましても、平成20年度決算の確定によるもの、21年度事業につきましても数ヶ月が経過した中で、事業執行上で補正の必要が生じてきたもの、及び国の緊急安心対策の一環としての緊急雇用創出事業の追加分等につきまして提案をさせていただくものでございます。
それでは、各会計別に補正概要について説明をさせていただきます。
まず、議案第80号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)についてであります。予算書を朗読させていただきます。
平成21年度宇陀市の一般会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正、第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億72万4000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ195億1452万5000円とする。2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。第2条、地方債の追加及び変更は、「第2表地方債補正」による。
平成21年9月10日提出、奈良県宇陀市長前田禎郎
今回の補正の主な内容といたしましては、歳出関係では、総務費では、美榛苑個別外部監査委託料に274万1000円を追加計上、後程の議案第87号、88号でご審議いただく、地方財政健全化法に基づく、保養センター事業会計の個別外部監査にかかる委託料であります。
次に、財政調整基金に3億円の積立をすることとしております。冒頭にも申し上げましたが、平成20年度の決算が確定いたしまして、交付税において大きく増額が見られたことなどにより剰余金を捻出することが出来ました。今回、その一部を今後の財政運営を柔軟かつ安全性確保のために運用出来るように、財政調整基金に積み立てることとしております。
また、同じく総務費では市内の4ヶ所における携帯電話エリア困難地域の解消を計るため、国の景気刺激策としての有利な補助金であります、公共投資臨時交付金事業の採択を受けて、移動通信用鉄塔整備及び伝送回線敷設事業として8468万6000円を計上することとしております。
次に、室生区小原みのりホール増築他3ヵ所の集会施設改修に対する委託料として、合計200万円、榛原グリーンテニスコート改修工事に250万円の計上となっています。
民生費の中では、子育て応援特別手当支給事業費として、合計2707万2000円を計上、小学校就学前の3歳から5歳児全員の約700人を対象とし、3万6000円の手当を交付するものであります。なお参考までに、昨年度末、本年3月に実施いたしました、子育て応援特別手当支給事業に次ぐものですが、今回は第2子以降の児童が対象との制約が撤廃されておりますので、第1子も含めての対象者は倍増となっております。
次に、衛生費関係では、子宮がん・乳がん検診においては、5歳刻みでの無料化がはかられた関係で773万4000円、また本年度から無料化がはかられた妊婦検診においては、検診単価の改定により、それぞれ所要の経費を増額計上することとしております。
土木費においては、橋梁長寿命化修繕計画策定事業の一環として、10ヶ所の点検業務を委託調査費で210万円、法定外公共物、里道水路台帳システムへのデータ入力業務委託費で408万4000円を計上。また、公共投資臨時交付金の活用により、近鉄榛原駅耐震補強工事の補助金、市負担6分の1として620万円、児童養護施設大和育成園の耐震診断に特殊建築物耐震診断補助金、市負担6分の1として66万6000円を計上しております。
消防費におきましては、災害対策としての地震ハザードマップを作成、全戸配布することとし500万円を計上。また各自治会におかれましては自主防災組織の充実化、あるいは組織の立ち上げをして、行こうと取り組んでいただいているところですが、宇陀市としての防災総合訓練を実施したいと考えており、その所要経費を計上させていただきました。
教育費では、大宇陀区の小学校統合に伴う諸経費として567万円を追加計上。また、室生振興センターのアスベスト対策として、改修設計、調査委託費として600万円を計上。さらに、来年、平成22年度の2学期からの学校給食センター統合化に向けて、施設の改修工事の設計管理費として270万円を計上することといたしました。
公債費では、市立病院建設にかかる起債発行の一部を、市民参加型公募地方債とする方向で検討しており、その経費としてチラシ、パンフレットの印刷経費等に253万円を計上。
その他、一般会計の各種行政管理経費等々合わせまして、歳出総額5億72万4000円の増額となっていおります。
一方、歳入におきましては、各事業の執行に伴う国、県補助金、分担金、諸収入等々の特定財源を計上するとともに、一般財源としては平成20年度の決算確定による繰越金の差額精算額4億486万3000円を計上するとともに、自動車取得税交付金においては、本年度から開始されましたエコ減税に伴う減収分に対する補填交付金を受けますので2624万2000円を増額、また平成21年度の交付税において増額が見込まれますので8874万9000円を増額。更に地域づくり推進基金への繰り入れを行うため、所要の金額2億円を減額させております。
6ページにあります第2表の地方債関係でありますが、追加、変更の市債合わせまして790万円の増額となっております。
以上が一般会計補正(第2号)の主な概要であり、補正後の予算総額は195億1452万5000円となります。
次に、議案第81号、介護保険事業特別会計補正予算(第1号)であります。予算書を朗読いたします。
平成21年度、宇陀市の介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正、第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3335万3000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ27億1665万3000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成21年9月10日提出、奈良県宇陀市長?前田禎郎
この会計の補正につきましては、前年度、平成20年度の介護保険事業及び地域支援事業の保険給付費が確定し、精算をするもので、国庫支出金・県支出金及び社会保険診療報酬支払基金への償還金、合わせて3335万3000円を計上させていただくものです。
その財源といたしましては、前年度繰越金を充て、補正後の予算総額は27億1665万3000円となります。
次に、議案第82号、簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。予算書を朗読させていただきます。
平成21年度、宇陀市の簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正、第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1112万円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ9億3672万円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成21年9月10日提出、奈良県宇陀市長前田禎郎
この会計の、今回の補正につきましては、管路台帳整備に伴う作業及び管路漏水調査業務について、緊急雇用創出事業の100%補助の適用を受けて実施しようとするものであります。また、消費税の確定申告、中間申告にかかる納付税額の不足分として808万円を計上させていただいきました。
財源として、緊急雇用創出事業分304万円につきましては、一般会計を通しての繰入とし、消費税分につきましては、前年度繰越金を充てることとしております。
補正後の予算総額は9億3672万円となります。
次に、議案第83号、下水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。予算書を朗読いたします。
平成21年度、宇陀市の下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正、第1条、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ3419万4000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ11億4409万4000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
地方債の補正。第2条地方債の変更は、「第2表地方債補正」による。
平成21年9月10日提出、奈良県宇陀市長前田禎郎。
この下水道事業会計の補正につきましては、県宇陀川浄化センターにおける老朽化した主ポンプ及び電気計装設備の更新にあたり、設計業務の委託費において、宇陀市としての増額負担分69万4000円、また公共下水道建設費として、榛原区檜牧未普及地区の管渠整備工事費として3350万円の増額をするものです。
歳入といたしましては、未普及解消下水道国庫補助、企業債等を充てております。
補正後の予算総額は11億4409万4000円となります。
以上が一般会計並びに特別会計3会計の補正予算の主な概要でございます。
今回の補正は、前年度の決算の確定、急を要する事業、あるいは懸案事項のなかでも、財源確保が出来た事業等を優先的に予算計上させていただいておりますことをご理解いただき、ご審議をよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終りました。これより質疑に入りますが、先ほど申し上げましたように、日程第7、議案第80号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について及び日程第9、議案第82号、平成21年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について並びに日程第10、議案第83号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1回)については、予算審査特別委員会に付託予定でありますので、本日は提案までといたします。
それでは、日程第8、議案第81号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑がないようでございます。これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。よって、議案第81号、平成21年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
続きまして、決算認定関係議案の上程に移ります。
お諮りいたします。日程第11、認定第1号から日程第26、認定第16号までの、平成20年度におきます16会計の決算認定につきましては、本日は提案理由の説明までとし、9月16日の本会議2日目に質疑を行った後、決算審査特別委員会を設置し付託の予定でございますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって、日程第11、認定第1号から日程第26、認定第16号までの、決算認定関係16議案についての質疑は、次の本会議で行います。
なお、決算書に加えて監査委員の審査意見書及び決算年度における主要施策の成果説明書が添えられております。審査意見書につきましては、提案理由説明の終了後、監査委員からご報告いただく予定です。また、決算関係資料の事前配布も行っておりますことから、提案理由の説明につきましては、主要事項の説明等、簡潔明瞭にお願いしたいと思います。
それでは、日程に従いまして、日程第11、認定第1号から日程第26、認定第16号までの16議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
事務局長(山本 栄次君)
失礼いたします。命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の9ページをご覧いただきたいと思います。
認定第1号、平成20年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、10ページでございます。
認定第2号、平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、11ページでございます。
認定第3号、平成20年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、12ページでございます。
認定第4号、平成20年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、13ページでございます。
認定第5号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、14ページでございます。
認定第6号、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、15ページでございます。
認定第7号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、16ページでございます。
認定第8号、平成20年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、17ページでございます。
認定第9号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、18ページでございます。
認定第10号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、19ページでございます。
認定第11号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、20ページでございます。
認定第12号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、21ページでございます。
認定第13号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、22ページでございます。
認定第14号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、23ページでございます。
認定第15号、平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、24ページでございます。
認定第16号、平成20年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成20年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて認定に付する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
議案書の朗読が終わりました。
これより休憩いたします。再開は13時といたします。
午後0時06分休憩
午後1時00分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
理事者から提案理由の説明を求めます。
尾崎会計管理者心得
会計管理者心得(尾崎 康二君)
会計管理者心得の尾崎でございます。それでは、私の方からは、認定第1号から認定第12号までの、平成20年度一般会計及び11の特別会計の決算について、各会計の歳入歳出決算書をもとに、歳入歳出とも、それぞれ主な款の収入済額、支出済額を中心として、あるいは、主な項目につきまして、ご説明とさせていただきたいと思いますので、どうか、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
まず決算書の1ページから2ページでございます。宇陀市会計別決算の総括表になっております。
一般会計についてのみご説明をさせていただきます。予算現額197億9091万2000円に対しまして、歳入総額188億5273万9632円、歳出総額184億75万3763円となり、歳入歳出差引額は4億5198万5869円となりましたが、翌年度へ繰り越すべき財源を控除した実質収支は4億3616万9869円となり、また、当年度の実質収支から、前年度の実質収支を差引いた単年度収支は8493万4343円となりました。
以下の特別会計につきましては、この後、順次ご説明をさせていただきます。4ページをお開きください。一般会計について、ご説明を申し上げます。まず、歳入についてでございます。
款1、市税につきましては、市民税のほか各税合わせての収入済額が32億5473万635円となり、調定額に対する収納率は88.73%となりました。不納欠損額が2363万7766円、収入未済額は3億8982万5480円となっております。
次のページですが、款10、地方交付税につきましては、収入済額が87億5652万4000円となり、昨年度より7%増加しましたが、地方が自主的、主体的に行う活性化施策に必要な経費を、包括的に算定する地方再生対策費が創設されたことによるものと考えられます。
款12、分担金及び負担金におきまして、収入未済額が336万6821円となりましたが、これは保育所の保護者負担金及び学校等の給食費負担金に係るものでございます。
次の6ページでございます。款13、使用料及び手数料におきましても、収入未済額が3296万5994円となりましたが、これは主に住宅使用料に係るものでございます。
次に、款14、国庫支出金ですが、収入済額は14億4095万3176円となりました。これには国の補正予算で創設された、地域の活性化を図るための地域活性化・生活対策臨時交付金、地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金が含まれております。
続きまして、款16の財産収入ですが、収入未済額が962万円となりましたが、これは、分譲宅地売払収入に係るものでございます。
また、次のページですが、款20、諸収入における収入未済額163万1024円につきましては、生活資金貸付金及び水洗便所改造資金貸付金の償還金などでございます。
款21、市債につきましては、収入済額が24億1310万円となりましたが、主なものは、菟田野区・室生区におけるケーブルテレビ施設整備事業に係る過疎対策事業債や、退職手当に係る退職手当債、また、地方道路整備に係る地方道路整備事業債ですが、金利の高い市債の繰上償還の財源として、借換債の発行も行っております。
以上、歳入合計、予算現額197億9091万2000円に対しまして、調定額193億1383万4277円、収入済額188億5273万9632円、不納欠損額は2368万5326円、収入未済額は4億3740万9319円となりました。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。8ページをお開きください。
款2、総務費ですが、支出済額は30億4491万1857円となっており、その主な事業といたしましては、菟田野区・室生区におけるケーブルテレビ施設整備事業や、前年度の大宇陀区・榛原区におけるケーブルテレビ施設整備事業の完了に伴うケーブルテレビ加入促進補助金や、不要となった地域の既設共聴設備の撤去に係る補助金でございます。なお、翌年度繰越額6億4783万円につきましては、定額給付金交付事業、そしてまた室内温水プール大規模改修事業等でございます。
款3、民生費では、支出済額が37億5024万8737円となりました。後期高齢者医療制度の創設に伴う、奈良県後期高齢者医療広域連合会への負担金が増加しております。なお、翌年度繰越額2818万8000円には、子育て応援特別手当交付事業や多世代交流プラザ改修事業などが含まれております。
次のページでございます。款4、衛生費につきましては、支出済額は15億6373万2095円となりましたが、簡易水道事業特別会計、市立病院事業特別会計、上下水道事業特別会計等への繰出金が大きな割合を占めております。
款7、土木費につきましては、支出済額は14億3915万1955円となりました。主な事業につきましては、古市場稲戸線の歩道新設工事をはじめ、春日小附線の道路改良工事、各区における道路舗装工事。また、県への委託事業ではありますが、岩室小附本線の道路橋梁や道路新設改良工事、さらには、まちづくり推進事業における心の森総合福祉公園整備事業となっております。なお、翌年度繰越額の2億912万円には、ワールドメープルパーク整備事業や道路舗装維持補修工事、拾生・松山地区まちづくり交付金事業などが含まれております。
10ページをお開きください。款9、教育費ですが、支出済額は16億3295万9805円となりました。主なものといたしましては、スクールバス、園児バス運行業務、天然記念物保存事業のカザグルマ自生地周辺整備工事、街なみ環境整備事業の道路美装化工事などでございます。なお、翌年度繰越額の7930万円には、榛原区の公民館建設事業、また、大宇陀区小学校再編に伴うスクールバス購入事業、室生区小学校のパソコン整備事業、各小中学校や幼稚園における設備の集中修繕事業などが含まれております。
次に、款11の公債費につきましては、支出済額は46億3653万8047円となっており、起債の元利償還金が主ではありますが、有利な地方債への借換のための繰上償還金が含まれております。
以上、歳出合計、予算現額197億9091万2000円に対しまして、支出済額184億75万3763円で、予算現額に対する執行率は92.98%となり、翌年度繰越額は11億495万9000円となりました。
平成21年9月10日提出宇陀市長、前田禎郎。
それでは特別会計の方に移らせて頂きます。183ページをお開きください。
まず、住宅新築資金等貸付事業特別会計でございます。
歳入の主なものは、款2、諸収入で、収入済額が7422万9521円となりましたが、これは、回収管理組合からの貸付金償還金の返戻金でございます。
収入未済額が5億2963万527円となりましたが、貸付金の元利償還金に係るものでございます。歳入合計、収入済額は8292万3521円となりました。
次のページの歳出ですが、款1、民生費の支出済額は869万4000円となりましたが、これは、回収管理組合への負担金でございます。
また、款2、公債費における支出済額が1億1247万7734円となりましたが、これは、住宅新築資金等貸付事業債の元利償還金でございます。歳出合計、支出済額は4億3624万2049円となり、歳入歳出差引、歳入不足額は3億5331万8528円となりましたが、不足額は、翌年度歳入から繰上充用をさせていただいております。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に190ページをお開きください。霊苑事業特別会計でございます。
歳入の主なものは、款1、使用料及び手数料で、収入済額は695万5285円、収入未済額は8万5800円となりましたが、これは霊苑施設の管理料でございます。歳入合計、収入済額は3592万8230円となりました。
次のページの歳出ですが、主なものは、款1、霊苑事業費であり、支出済額は777万7856円となりました。歳出合計、支出済額が853万2056円となり、歳入歳出差引残額の2739万6174円を、翌年度へ繰越いたしております。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
197ページをお開きください。歯科診療所事業特別会計でございます。
歳入の主なものは、款1、外来収入で、収入済額が2356万8260円となりました。また、款3、繰入金において、収入済額が911万7000円となりましたが、歯科診療所事業基金や一般会計から繰入しております。歳入合計、収入済額が4034万2316円となりました。
次のページの歳出ですが、主なものは、款1、総務費で、支出済額は2276万3368円となりましたが、これは、診療所施設の管理運営経費でございます。歳出合計、支出済額が2878万8733円となり、歳入歳出差引残額の1155万3583円を翌年度へ繰越いたしております。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
207ページをお開きください。国民健康保険事業特別会計の事業勘定でございます。
歳入の主なものは、款1、国民健康保険税で、収入済額は8億1899万2290円となり、調定額に対する収納率は72.54%でございます。不納欠損額が2462万4502円、収入未済額が2億8542万4033円となっております。
次のページの、款9、繰入金ですが、収入済額は3億3108万9224円となりましたが、これは一般会計及び国民健康保険財政調整基金から繰入れたものでございます。歳入合計、収入済額は38億5482万8843円となりました。
209ページの歳出の方へ移らせていただきます。歳出の主なものは、款2、保険給付費で、支出済額は26億794万0758円となりました。また、款3、後期高齢者支援金等における支出済額は4億5659万5072円となりましたが、これは、新たに後期高齢者医療制度が創設されたことに係っております。
211ページになりますが、歳出合計、支出済額は38億3250万7799円となり、歳入歳出差引残額の2232万1044円は翌年度へ繰越いたしております。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
続きまして、212ページの国民健康保険事業特別会計の診療施設勘定でございます。歳入の主なものは、款1、診療収入ですが、収入済額が1億691万9534円となりました。また、款3、繰入金におきまして、事業勘定及び一般会計から3378万7000円を繰入れいたしております。歳入合計、収入済額は1億4934万5873円となりました。
次の213ページの歳出ですが、款1、総務費において、支出済額7729万8755円となりましたが、これは施設の管理運営費でございます。また、款2の医療費における支出済額は7010万9779円となりましたが、これは、主に医薬品等の購入費や医療機械器具費でございます。
歳出合計、支出済額1億4922万1944円となり、歳入歳出差引残額の12万3929円を翌年度へ繰越いたしております。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に246ページをお開きください。老人保健事業特別会計でございます。
この特別会計につきましては、老人保健医療制度が平成20年3月末で廃止され、後期高齢者医療制度が創設されましたが、平成22年度末までは、引き続き特別会計を設けることになっております。
歳入の主なものは、款1、支払基金交付金で、収入済額は2億1498万3411円となりました。また、款4、繰入金におきましては一般会計から3180万4714円を繰入れいたしております。歳入合計、収入済額は4億4057万7253円となりました。
次のページの歳出ですが、主なものは、款2、医療諸費で、支出済額は3億6460万8753円となっております。歳出合計、支出済額は4億4584万1082円となり、歳入歳出差引歳入不足額は526万3829円となりましたが、不足額は翌年度歳入から繰上充用をさせていただいております。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
257ページをお開きください。介護保険事業特別会計でございます。
歳入の主なものは、款1、保険料で、収入済額が4億7056万5220円となっており、調定額に対する収納率は94.92%でございます。なお、不納欠損額は106万8000円、収入未済額は2410万6160円となりました。また、次のページの、款8、繰入金ですが、一般会計から3億4947万2065円を繰入しております。歳入合計、収入済額は、27億1519万7670円となりました。
次の259ページ、歳出です。主なものは、款2、保険給付費で、居宅介護サービス、施設介護サービスといった各種の介護サービス費であり、支出済額は24億3079万7937円となりました。また、款4、地域支援事業費では、介護予防事業及び包括的支援事業の費用として、支出済額が5355万2488円となりました。
なお、次ページの、款5、基金積立金におきまして、支出済額が7441万6597円となりましたが、介護給付費準備基金への積立や、国庫補助金の介護従事者処遇改善臨時特例交付金を、本年度新たに基金を設置して積立いたしております
歳出合計、支出済額26億4457万9711円となり、歳入歳出差引残額の7061万7959円を翌年度へ繰越いたしております。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
284ページをお開きください。榛原特定土地区画整理事業特別会計でございます。
歳入の款1、分担金及び負担金の収入済額696万4508円は、保留地を処分したことによるものです。歳入合計、収入済額が1314万8324円となりました。歳出における支出済額は、保留地処分に係る手数料で、28万2382円となっております。
歳入歳出差引残額1286万5942円を翌年度へ繰越いたしております。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
288ページをお開きください。簡易水道事業特別会計でございます。
歳入の主なものは、款1、分担金及び負担金ですが、これは受益者からの給水分担金及び工事負担金であり、収入済額が782万3000円、収入未済額は498万4539円となりました。また、款2、使用料及び手数料におきましては、収入済額が2億7453万7634円となり、調定額に対する収納率は88.91%となっております。なお、収入未済額につきましては、3425万8942円でございます。
款6、繰入金ですが、一般会計及び簡易水道事業施設基金からの繰入で、収入済額は3億1846万7000円となりました。歳入合計、収入済額は、8億5950万9060円となっております。
290ページの歳出ですが、款1、総務費の支出済額が4億5724万9260円となりましたが、これは、大宇陀区及び菟田野区の水道未普及地域の解消事業でございます。
款2、公債費は、起債の元利償還金であり、支出済額は3億9168万5617円となりました。
歳出合計、支出済額は8億4893万4877円となり、歳入歳出差引残額の1057万4183円は、翌年度へ繰越いたしております。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
302ページをお開きください。下水道事業、特別会計でございます。
歳入の主なもは、款1、使用料及び手数料で、収入済額は2億4819万516円となり、調定額に対する収納率は、94.69%で、収入未済額が1392万4450円となりました。
款3、繰入金ですが、一般会計から3億7750万円を繰入れたものでございます。
歳入合計、収入済額は18億945万297円となりました。
次のページの歳出ですが、主なものは、款1、下水道費で、支出済額は3億6565万9575円となりました。事業管理経費や公共下水道事業、また、榛原区・大宇陀区における特定環境保全公共下水道事業でございます。
款2、公債費では、起債の元利償還金として、支出済額が14億3951万6453円となりましたが、金利の低い市債への借り換えも行ったところでございます。
歳出合計、支出済額は18億517万6028円となり、歳入歳出差引残額の427万4269円を翌年度に繰越いたしました。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
315ページをお開きください。土地取得事業特別会計でございます。
歳入の主なものは、款2、市債であり、宇陀市土地開発公社からの用地買い戻しに係る公共用地先行取得事業債の3億7270万円でございます。
歳入合計、収入済額は3億7982万7214円となりました。
歳出につきましては、款1、財産取得費で、土地購入費として3億7287万2702円となりましたが、市内5ヶ所の諸用地を買い戻しております。
歳出合計、支出済額は3億7982万5959円となり、歳入歳出差引残額の1255円を翌年度に繰越いたしました。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
319ページをお開きください。後期高齢者医療事業特別会計でございます。
ご承知のとおり、この特別会計は、後期高齢者医療制度が創設されたことを受け、平成20年4月から新設されたものです。
歳入の主なものは、款1、後期高齢者医療保険料で、収入済額は2億3247万5500円となり、調定額に対する収納率は98.80%で、収入未済額は282万7700円となりました。款3、繰入金につきましては、一般会計から1億670万125円を繰入れしております。
歳入合計、収入済額は3億4370万9361円となりました。
次のページの歳出ですが、主なものは、款2、後期高齢者医療広域連合納付金で、支出済額は3億3306万3500円となりましたが、これは県内の全ての市町村が加入する奈良県後期高齢者医療広域連合への納付金でございます。
歳出合計、支出済額は3億4233万4241円となり、歳入歳出差引残額の137万5120円を翌年度へ繰越いたしました。
平成21年9月10日提出、宇陀市長、前田禎郎。
私の方からは、一般会計並びに11の特別会計の歳入歳出の決算説明をさせていただきました。なお、327ページから334ページは、各会計の実質収支に関する調書並びに財産に関する調書の説明書でございます。
以上、大変簡単ではありますが、決算認定についてのご説明とさせていただきます。お手元の、主要施策成果説明書等々と併せてご高覧いただきまして、ご審議を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
続いて、各特別会計担当部長より、報告をお願いいたします。
臺所美榛苑所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
失礼いたします。保養センター美榛苑所長の臺所でございます。よろしくお願い申し上げます。
宇陀市保養センター事業の20年度決算につきまして説明申し上げます。決算書の336ページをお開き願いたいと存じます。
平成20年度宇陀市保養センター事業決算報告書。
1、収益的収入及び支出につきまして、収入の部では、第1款、美榛苑事業収益、予算額6億8600万円に対しまして、決算額は5億4648万5699円でありました。
第1項、営業収益及び第2項、営業外収益の内訳は表に記載のとおりでございます。
支出の部では、第1款、美榛苑事業費用、予算額6億8600万円に対しまして、決算額は6億2372万9809円でありました。
第1項、営業費用、第2項、営業外費用、第3項、特別損失及び第4項、予備費の内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。
次に、2,資本的収入及び支出でございますが、収入の部では、資本的収入、予算額5210万8000円に対しまして、決算額5389万3242円、支出の部では、第1款、資本的支出、予算額1億1493万8000円に対しまして、決算額は1億1356万9952円でありました。
第1項、建設改良費及び第2項、企業債償還金の内訳はご覧のとおりでございます。
次の338ページをご覧ください。
損益計算書でありますが、1項の営業収益と2項の営業費用との差引は、右端の9731万2777円の営業損失となりました。3項の営業外収益と4項の営業外費用との差引につきましては1812万5122円となりました。5項の特別損失はなく、当年度純損失は7918万7655円となりました。
この結果、前年度繰越欠損金10億6227万18円と合わせまして、当年度未処理欠損金額は11億4145万7638円となりました。
次の、339ページから340ページの剰余金計算書につきましては、各積立金はございません。資本剰余金も、前年と同額の97万8000円となっています。
次に、欠損金処理計算書でございますけれども、当年度未処理欠損金11億4145万7638円をそのまま翌年度繰越欠損金としております。
次に、341ページの貸借対照表でございますけれども、資産の部では、1、固定資産合計、2、流動資産合計合わせまして、最下段の12億7288万6119円であります。
続きまして342ページの負債の部でございますけれども、負債合計14億2031万8545円となっております。
資本の部では、4.資本金合計と、5、剰余金合計を合わせました資本合計額は、マイナス1億4743万2426円で、先程の負債合計14億2031万8545円と合わせた負債資本合計額は、12億7288万6119円であります。
次に、付属資料といたしまして、343ページから346ページまでに事業報告書をつけさせていただいております。
347ページから352ページにかけましては、事業収益と費用の明細書を添付させていただいております。
また、353ページには固定資産の明細書を、最後の354ページには企業債の明細書を添付させていただいております。
以上、まことに簡単ではございますが、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計決算の説明とさせていただきます。
どうかよろしくご審議の程をお願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
続いて、松村病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
市立病院事務局長の松村でございます。よろしくお願いいたします。
続きまして認定第14号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定についてご説明申し上げます。
平成20年度宇陀市立病院事業特別会計決算につきましては、歳入歳出決算書に基づき、主な内容についてご説明申し上げます。決算書356ページをお開き願います。
決算報告書でございます。収益的収入及び支出の収入につきましては、1款、病院事業収益でございます。
市立病院の事業収益につきましては、予算額34億8000万円に対しまして、決算額33億722万5274円でございます。内訳といたしましては、第1項、医業収益といたしまして31億7517万6276円。第2項、医業外収益といたしまして1億3204万8998円でございます。
続きまして、支出でございます。第1款、病院事業費用といたしまして、予算額34億8000万円に対しまして、33億5322万8429円でございます。内訳といたしまして、第1項、医業費用といたしまして33億2366万35円、第2項、医業外費用、第3項、特別損失、第4項、予備費につきましては記載のとおりでございます。
続きまして、357ページ、資本的収入及び支出でございます。
第1款資本的収入、予算額9800万円に対しまして、決算額0円でございます。このことにつきましては、事業繰越について先の議会で報告させていただきました、病院建設に伴います実施設計分の企業債等の収入繰り越しによるものでございます。
次に、支出でございます。第1款、資本的支出、予算額2億8133万8000円に対しまして、決算額1億7771万6543円でございます。内訳といたしまして、第1項、建設改良費といたしまして6012万4196円、第2項、企業債償還金といたしまして、1億1275万962円、第3項、長期貸付金484万1385円でございます。
資本的収入が、資本的支出に不足する額1億7771万6543円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額285万9770円、減債積立金7000万円及び過年度分損益勘定留保資金1億486万6773円で補填いたしました。
続きまして358ページ、損益計算書でございます。医業収益31億7140万247円から、医業費用32億8935万8256円を差し引きますと、1億1795万8009円の医業損失となり、医業外収益1億3137万7709円から、医業外費用9844万7918円を差し引きますと、3292万9791円の収益となり、経常損失といたしましては8502万8218円となり、特別損失をあわせますと、当年度純損失8598万7137円となり、前年度繰越欠損金2億319万7721円を加えますと、2億8918万4858円の当年度未処理欠損金となります。
続きまして、359ページ、剰余金計算書でございます。
利益剰余金の部といたしましては、資本的収入及び支出におきまして不足が生じましたので、減債積立金を取り崩し、補填の一部といたしましたので、積立金といたしましては、ございません。
欠損金につきましては、繰越欠損金、前年度末残高に、当年度純損失8598万7137円をあわせました当年度未処理欠損金といたしましては2億8918万4858円でございます。
360ページ、資本剰余金の部でございます。翌年度への繰越資本剰余金といたしましては、4億1494万9451円でございます。
続きまして、欠損金処理計算書でございます。欠損金処理につきましては、地方公営企業法施行令の規定に基づく処理はございませんでした。
続きまして、361ページ、貸借対照表でございます。資産の部といたしましては、土地、建物などの資産と、投資をあわせました固定資産の合計は、15億9428万1543円であり、現金、預金などの流動資産の合計12億3780万3485円をあわせました資産合計といたしましては、28億3208万5028円でございます。
続きまして、362ページ、負債の部でございます。未払い金等の負債の合計といたしましては、3億817万5570円でございます。
続きまして、資本の部でございます。資本合計といたしましては、25億2390万9458円でございます。したがいまして、負債資本合計といたしましては、28億3208万5028円でございます。
続きまして、363ページから368ページまで事業報告書を、369ページから375ページまでは収益費用明細書を、また、376ページには固定資産明細書を、377ページには企業債明細書を、それぞれ添付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、大変簡単ではございますが、以上で宇陀市立病院事業決算の説明とさせていただきます。
ご審議賜り、ご承認賜りますようよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
続いて、介護老人保健施設、大西さんとぴあ榛原事務長。
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長(大西 茂君)
失礼いたします。さんとぴあ榛原事務長の大西でございます。どうかよろしくお願いします。
それでは、認定第15号、平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げます。決算書の379ページをご覧ください。
1、収益的収入及び支出でございますが、収入の部では第1款、介護老人保健施設事業収益は予算額4億7250万円に対し、決算額は4億6497万9030円となりました。第1項、施設運営事業収益から第3項、特別利益までは記載のとおりでございます。
次に支出の部では、第1款、介護老人保健施設事業費用は予算額4億7250万円に対し、決算額は4億5979万3890円となりました。第1項、施設運営事業費用から第4項、予備費までは記載のとおりとなっております。
次に、第2、資本的収入及び支出でございますが、収入の部はございません。支出の部では、第1款、資本的支出、予算額4754万8000円に対し、決算額は4629万2751円となりました。第1項、建設改良費、第2項、企業債償還金は記載のとおりでございます。
この結果、資本的収入額が資本的支出額に不足する額4629万2751円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額4万240円及び過年度分損益勘定留保資金4625万2511円で補填いたしました。
次に、381ページは損益計算書でございますが、当年度純利益は324万8745円となりました。前年度繰越利益剰余金は1185万988円と合わせ、当年度未処分利益剰余金は1509万9733円となりました。
次に、382ページは剰余金計算書でございますが、利益剰余金の部では当年度末の残高は、減債積立金で9500万円、利益積立金は6500万円となっております。当年度未処分利益剰余金は1509万9733円となっております。また、資本剰余金の部でございますが、これは前年度と同額の9650万円となっております。
次に、383ページでは剰余金処分計算書でございますが、減債積立金に500万円、利益積立金に500万円の計1000万円を積み立て、残りの509万9733円は翌年度繰越利益剰余金といたしました。
次に、384ページは貸借対照表でございますが、資産の部の固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は14億290万9676円となりました。
次に、385ページの負債総額は、2119万5925円、資本総額は13億8171万3751円で、流動負債及び資本合計を合わせた負債資本合計につきましては、資産合計と同額の14億290万9676円でございます。
次に、附属資料といたしまして、386ページから389ページは事業報告書、390ページから394ページまでは事業収益費用明細書でございます。最後の395ページには固定資産明細書と企業債明細書を記載しております。
以上、簡単ではございますが、平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の説明とさせていただきます。ご審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
続いて、水道事業。山下水道局長。
水道局長(山下勝史君)
水道局長の山下でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、認定第16号、平成20年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてご説明を申し上げます。397ページをお開きください。
平成20年度宇陀市水道事業決算報告書。1、収益的収入及び支出のうち、収入は第1款水道事業収益で予算額5億4500万円に対し、決算額が5億2450万4023円となっています。第1項の営業収益から第3項特別収益までにつきましては、記載のとおりでございます。
支出につきましては、第1款、水道事業費用、予算額5億4500万円に対し、決算額が5億169万1347円で、第1項の営業費用から第4項、予備費までにつきましては、記載のとおりでございます。
次の2、資本的収入及び支出でございますが、収入は、第1款、資本的収入の予算額1億7180万円に対し、決算額が2億465万0200円となっております。第1項の企業債から第5項、国庫補助金までにつきましては、記載のとおりでございます。
支出は、第1款、資本的支出予算額3億4750万に対し、決算額が2億5864万2922円となっております。第1項の建設改良費及び第2項の企業債償還金につきましては、記載のとおりでございます。
この結果、資本的収入額が資本的支出額に不足する額8189万2722円は、当年度分消費税及び消費税資本的収支調整額470万401円及び過年度分損益勘定留保資金7719万2321円で補填いたしました。
次の399ページをお開きください。損益計算書でございます。営業収益3億8027万9750円から営業費用4億4893万1778円を差し引きました営業損失が6865万2028円となり、営業外収益1億2480万6698円から営業外費用3603万4639円を引きました営業外利益が8877万2059円となっておりまして、この結果経常利益は2012万31円となり、これに特別損失の8750円を引きました当年度の純利益は、2011万1281円となりました。
この当年度純利益に前年度繰越利益剰余金817万8895円を加えた当年度の未処分利益剰余金は2829万176円となっております。
次に、剰余金計算書に移らせていただきます。利益剰余金の当年度末残高は、減債積立金と利益積立金、建設改良積立金を合わせた合計が1億8700万円、当年度末処分利益剰余金が、2829万176円となります。
次の401ページをお開きいただきたいと思います。資本剰余金は、分担金からその他諸収入まで合わせた翌年度繰越資本剰余金が43億273万418円となっております。
続きまして、剰余金処分計算書についてご説明をいたします。当年度の未処分利益剰余金2829万176円のうち、減債積立金に1000万円、利益積立金に1000万円を積み立て、残りの829万176円を翌年度繰越利益剰余金として処分をさせていただくものでございます。
次に、貸借対照表でございますが、402ページに記載いたしております固定資産と403ページの流動資産を合わせた資産合計は69億652万122円で、固定負債と流動負債を合わせた負債合計は2億341万8522円となり、404ページ記載の資本金と余剰金を合わせた資本合計は67億310万1600円、負債資本合計が69億652万122円となります。
以下、付属書類といたしまして405ページから408ページに事業報告書、409ページから413ページに収益費用明細書、414ページに固定資産明細書、415ページから416ページに企業債明細書をそれぞれ添付させていただいております。
以上、大変簡単でございますが、平成20年度の宇陀市水道事業特別会計の歳入歳出決算についてのご説明とさせていただきます。
ご審議賜りまして、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終りました。続いて、平成20年度各会計の決算審査意見書が配布されております。中山一夫監査委員から報告をお受けいたします。
中山監査委員。
8番(中山一夫君)
8番、中山です。ただいま議長の許可をいただきましたので、平成20年度の監査報告をいたします。本日は代表監査の山本さんもご出席いただいておりますが、私の方から報告させていただきます。
平成20年度決算の審査結果を報告申し上げます。あらかじめ配布されておりますので、要点をご報告申し上げたいと思います。
地方自治体をとりまく社会状況は、刻々と変化する中、行政に対する市民の眼も厳しさを増しており、行政の透明性や説明責任の向上を図ることが益々重要となってきているとともに、市民の視点に立った効率的・効果的な行財政運営の実現を目指していくことが強く求められています。こうした状況の中、私ども監査委員は、合理的で効率的な地方自治体の行政を確保するという観点のもと、行ってまいりました。
それでは、平成20年度宇陀市一般会計及び特別会計決算並びに基金運用状況につきましてご報告申し上げます。
審査の対象は、一般会計及び住宅新築資金等貸付事業特別会計など、11の特別会計の平成20年度歳入歳出決算及び決算付属書類です。
審査の方法としましては、地方自治法の規定により、市長から提出されました歳入歳出書及び決算付属書類が、法令に基づいて作成されているか、計数は正確であるか、会計処理は適正か、について山本代表監査委員とともに、会計管理者所管の関係諸帳簿などと照合するとともに、必要に応じて関係職員に対する質問などの方法により行いました。
その結果、平成20年度歳入歳出決算書及び決算付属書類は、法令に従い作成されており、その計数は正確であり、会計書類は概ね適正に行われているものと認められました。以下、決算の審査意見を申し上げます。7ページをご覧ください。
財政の健全化に向けた取り組みの必要性については、当年度の一般会計における実質収支は4億3616万9000円であり、合併以降、黒字決算を続けています。また、単年度支出についても8493万4000円黒字となっています。これは、歳入では個人市民税、法人市民税が減少したものの、地方交付税の増加や、地域活性化・生活対策臨時交付金により、歳入額は前年度に比べて1075万7000円と、わずかに増加したことによります。
歳出では、繰上償還に伴い公債費が増加したものの、人件費が職員数の減により減少したほか、経費の節減により需用費などが減少したことにより、歳出額が前年度に比べて4271万9000円とわずかに減少したことによります。
さらに、普通会計ベースの財政状況に関する指標のうち、財政の弾力性を示す指標の一つである経常収支比率についても、前年度に比べて2.4ポイント改善し、102.3%となっています。しかしながら、依然として100%を超えており、人件費・公債費等の経常経費を、経常収入で賄えていない状態です。この経常収支比率の人件費・公債費・扶助費・物件費等の経常支出ごとの比率の状況は表のとおりであります。
経常支出のうち主なものは人件費と公債費です。人件費については、退職等による職員数の減に伴い改善しているものの、公債費については1.6ポイント上昇しています。
そこで、公債の元利償還額の負担状況を示す指標である公債費負担比率、公債費比率、起債制限比率、実質公債費比率について見ると、いずれの指標からも前年度に比べて悪化していることがうかがえます。中でも、地方公共団体の財政の健全化に関する法律において、健全化判断比率の一つとなっている実質公債費比率の推移は8ページのグラフのとおりであり、平成19年度に改善したものの、当年度において悪化しています。
そのため、当年度において、一般会計で5億6860万円の繰上償還に係る借換債を発行し、金利の高いものから金利の低いものへ借り換え、将来における公債の負担軽減に努めているところです。また、借換債に係る額を除いた市債の発行額についても、一般会計では年々減少しているものの、当年度末残高は343億5118万1000円で、特別会計をあわせると460億2595万4000円となっており、今後、実質公債費比率は上昇することが予想されます。こうした状況のもと、財政の健全化に向けた、さらなる取り組みが求められています。
歳入面では、その多くを地方交付税に依存しており、今後の見通しが不透明ですが、少子高齢社会の進展による財政需要に応えるためにも、市税等の自主財源の確保に一層努める必要があります。そのためにも平成21年4月に徴収対策課が設置されたところであり、未収債権の回収に向け、全庁一体となった取り組みを進める必要があります。
歳出では、退職等による職員数の減により人件費は減少していますが、市債の繰上償還を行うなど、将来における公債の負担軽減を図る必要があります。また、各事務事業において、より効果的な予算執行に努めるとともに、Pdcaサイクルの確立を図り、一層の成果を上げられるよう努める必要があります。
ストック情報の適正化については、現行の公会計制度は単式簿記となっているため、ストック情報が網羅的・体系的に把握できず、公営企業等を含めた全体の財政状況がわかりにくく、現金主義となっているため、、非現金コストを含む正確なコスト情報が把握できないという問題点があります。
地方公共団体における行政改革の更なる推進のための指針では、地方公会計改革として、平成21年度までに発生主義の活用及び複式簿記の考え方の導入を図り、関係団体等を含む連結ベースで、貸借対照表、行政コスト計算書、資金支出計算書、純資産変動計算書の整備または作成に必要な情報の開示に取り組むこととしています。
地方公会計改革に向けて、土地・建物・備品の正確な台帳の整備と、公正な価値評価を進める必要があります。そして、資産・債務に関する情報の開示と、適正な資産の管理を一層進めるとともに、未利用財産の売却促進や資産の有効活用など、資産・債務改革を図る必要があります。
未収金対策の取り組みの徹底については、当年度の一般会計及び特別会計を合わせた収入未済額は13億3270万8000円で、前年度に比べて2784万9000円増加しています。一般会計・特別会計別の収入未済の状況は9ページの円グラフのとおりです。
このうち、歳入の根幹である市税の収入未済額は3億8982万5000円で、前年度に比べて981万4000円増加しており、収入率についても88.7%と、0.1%下降しています。市税以外の収入未済のうち、奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合が回収を行っている住宅新築資金等貸付金に係る償還金を除くと、その大半を国民健康保険税が占めています。国民健康保険税の収入未済額は2億8542万4000円で、前年度に比べて614万5000円減少しているものの、収入率は3.9%低下し72.5%となっています。なお、分譲宅地の売り払いに係る収入未済額は962万円ですが、これまで放置してきたことを考えると、対象者と交渉を重ねることにより3175万円の収入を確保したことは評価することができます。
平成19年度から税源移譲に伴い、歳入に占める市税の比重が増していることから、収入率を向上させることが必要であります。そのためにも、小口債権に対する電話催告などの外部委託を検討するとともに、市税及び市税以外の主要なものについては、収入率の目標を設定するなどの取り組みにより、収入確保に努める必要があります。平成21年4月より徴収対策課が設置され、回収の困難な債権について対応を進めているところですが、悪質な滞納者には、収入の確保と負担の公平の観点から厳しく対応されることを望みます。また、当年度の不納欠損額は、市税・国民健康保険税等において4937万7000円となっています。地方税法で定められている不納欠損の条件としては、1.滞納処分の執行停止3年継続、2.滞納処分の執行停止に係る即時消滅、3.消滅時効があり、当年度の不納欠損処理として時効による消滅が大半を占めています。そのため、債権の管理・収入確保の取り組みを徹底するとともに、時効による消滅を極力削減する必要があります。
特別会計の健全化については、当年度の特別会計に対する一般会計からの繰出金は13億3079万8000円であり、前年度に比べて2億801万7000円の減少となっています。しかしながら、法令上の公費負担分のほかに公債償還財源、事業収支不足に対する財源などとして多額の繰り出しを行っていることから、引き続き事業収入の確保と経費の削減に努める必要があります。
なお、当年度の特別会計の実質収支は1億9747万8000円のマイナスとなっており、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく財政の健全性に関する比率の中の、実質赤字比率ないしは連結実質赤字比率は、特別会計の実質収支が算定基礎とされていることからも、特別会計における財政の健全性については一層留意が必要です。
引き続いて、平成20年度宇陀市公営企業会計決算につきましてご報告申し上げます。
審査の対象は、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計決算、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計決算、平成20年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計決算、平成20年度宇陀市水道事業特別会計決算です。
審査の方法としましては、地方公営企業法の規定により、市長から提出された各事業の会計決算諸表が経営成績及び財政状態を適正に表示しているかを審査しました。また、決算諸表の表示については、決算諸表の計数と関係諸帳簿との照合、証拠書類の点検及び関係職員に対する質問などにより検証しました。さらに、事業の運営については、主として年度比較により事業の推移を把握し、その経営内容を分析しました。その結果、審査に付された決算諸表は、地方公営企業法など関係法令の規定に従って作成されており、当年度の経営成績及び当年度末の財政状態を適正に表示していると認められました。また、関係諸帳簿及び証拠書類と照合・点検などをしたところ、いずれも計数は正確で適正に処理されていると認められました。
それでは、保養センター事業特別会計の審査意見を申し上げます。審査意見は2ページから記載しています。このうち、5ページをご覧ください。
まず、人件費についてですが、費用のうち人件費の占める割合が多いことから、売上高に占める人件費の割合である人件費率を改善する必要があります。これは、単に職員を減らすのではなく、時間帯別の利用者数を把握した上で、適正なスタッフ数を確保し、無駄のないシフトを組むことが必要です。
保養センター美榛苑の運営は、パート職員によって行われている部分が多くあります。当年度の賃金総額は、レストランの営業時間短縮などにより前年度に比べて減少しているものの、部門ごとの時間帯別業務量を正確に把握して、適正な人数を配置させるなど改善の余地があります。また、正職員についても予約の状況などに応じた効率的な勤務体制となっているか再点検し、時間外勤務手当の削減に努める必要があります。
次に接客についてですが、宴会、宿泊などの利用者が最も接するのはパート職員であり、利用者に満足してもらえるかどうかはパート職員の接客態度によるところが大きなウエイトを占めています。しかし、接客態度を見た場合、応対・気配りなど接客業として基本的なことが不充分であると思われます。そのため、利用者に不快感を与えることなく、満足してもらえるような応対を徹底して指導し、接客業としての基本をパート職員全員が身に付ける必要があります。
次に、営業についてですが、新聞への折り込みチラシなど、収益確保の取り組みを行っているものの、営業活動により一層の重点を置く必要があります。宴会・休憩・会議の利用者を地域別に見た場合の、当年度の市内の延利用者数は1万4763人で、地域から親しまれ、必要な施設であると感じてもらうためにも、自治会や老人会など各種団体への営業活動に取り組み、市内からの利用者の増加に努める必要があります。
最後に、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の全面施行により、資金不足比率が経営健全化基準以上となった場合に義務付けられている経営健全化計画を、平成21年度末までに策定する必要があります。策定にあたっては、累積赤字の解消に向けて、外部監査人による監査の結果を踏まえ、一般会計からの繰り入れを含めた具体的方策を検討し、経営形態のあり方も視野に入れて取り組まれることを望みます。
次に、市立病院事業特別会計の審査意見を申し上げます。17ページをご覧ください。
公立病院は採算の採りにくい医療分野も担うことから、健全経営の維持が難しくなりつつありますが、一方で、地域に必要な医療体制を確保し、市民に適切な医療サービスを提供することが求められています。そのため、新病院建設が現在地において予定されており、工事期間中の患者数の減少が予想されますが、今後とも安定的な医療の提供ができるよう、経営の効率化に努めるとともに、宇陀市立病院改革プランを着実に実施ください。
次に、常勤医師の確保についてですが、平成16年4月からの新医師臨床研修制度の実施により、全国的に医師不足が深刻化しました。市立病院においても常勤医師が欠員となっている診療科があり、医師の確保が大きな課題となっています。ついては、地域に必要な医療体制の確保と市民への適切な医療サービスの安定的な提供という公立病院の役割を果たすため、引き続き医師の確保に努めていただきたいです。
次に、未収金についてですが、新たな未収金を発生させないためにも、事務所と病棟の事務連携及び事務処理を改善するとともに、回収の困難なものについては、徴収対策課と連携を図りながら回収に努めてください。
また、医療機器の管理については、体制を整えるとともに、事務処理を適切に行い、新病院建設時に予想される医療機器の購入及び廃棄などの処理を適切に行ってください。
次に、介護老人保健施設事業特別会計の審査意見を申し上げます。33ページをご覧ください。
収益では、大半を占める一般入所者介護報酬収益は、利用者数が前年度を上回ったものの、入所者の平均介護度が前年度を下回ったことにより減少しています。
費用では、人件費が増加しており、医師、看護師、介護職員などのスタッフについては介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準に定められている基準を満たしているものの、利用者の立場に立ったサービスを提供するためには、最低基準を満たしているだけでは充分とは言えないのが実情です。
平成21年4月から、介護保険制度発足以来初となる介護報酬の引き上げがなされていますが、将来における人件費を見据えた上でスタッフを確保し、利用者から選ばれる施設を目指して更なる努力をされることを望みます。また、施設内の感染症予防対策については、より一層徹底されることを望みます。
次に、水道事業特別会計の審査意見を申し上げます。44ページをご覧ください。
水道事業収益の大半を占める給水収益は、人口構成の変化に加え、節水意識の高まりや節水機器の普及により減少傾向となっています。一方、水道事業費用は、金利の高い企業債から、金利の低い企業債への借り換えの実施により企業債支払利息の減少、委託料など経費の節減といった経営努力が見られるものの、新たに取得した固定資産の償却開始により、減価償却費が増加傾向にあることに加え、県営水道受水量の増に伴い、県水受水費が増加傾向にあります。こうした状況の中、給配水管など水道施設の経年化に伴う修繕費や更新事業費の増大など、水道事業を取り巻く環境は今後さらに厳しさを増していくことが予想されます。ついては、決算の状況を十分見極めながら、将来にわたり安全・安心で良質な水道水を安定して供給できるように、長期的な計画に基づいた効率的な事業運営に努めてください。
次に、効率的な給水が行われているかについて、給水収益の対象となる水量である有収水量が配水量に占める比率である有収率は逓減傾向を示しており、平成20年度は、前年度に比べ2.0%低下し、85.4%となっています。これは、給配水管の老朽化に伴う自然漏水の発生が予想されるため、延性の高い給配水管への布設替えなど、施設の改修に努め、有収率の向上に努めてください。
次に、修繕引当金についてですが、引当基準額の設定がなされていないため、引当金計上の基準を設ける必要があると思われます。
決算審査に伴う主な意見は以上のとおりであります。
最後になりますが、私ども監査委員は、その役割がますます重要となってきている中で、その使命をさらに重く受け止め、今後とも市の行財政の公正かつ効率的な運営を確保すべく、業務を遂行してまいることを申し上げまして、報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
監査委員からの報告が終わりました。
決算関係議案につきましては、あらかじめご承認いただていますとおり、本日は提案理由の説明までといたします。9月16日の本会議2日目に質疑を行ったのち、決算審査特別委員会を設置し、付託の予定でございます。
これより暫時休憩いたします。
午後2時14分休憩
午後2時45分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
それでは、ただ今選出いただきました、今期定例会における決算審査特別委員会委員に内定している方々の氏名を申し上げます。
1番井谷憲司議員、3番山本良治議員、7番井戸本進議員、9番多田與四朗議員、10番山本繁博議員、11番森下裕次議員、12番坂本徹矢議員、13番山本新悟議員、15番高橋重明議員。なお、議長玉岡と監査委員の中山一夫議員については、参考出席させていただきます。
委員氏名及び正副委員長の決定は、本会議2日目9月16日に行います。よろしくご承知おきください。
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程第27、議案第84号、損害賠償の額を定め和解することについてを議題といたします。事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の25ページをご覧いただきたいと思います。
議案第84号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
1、損害賠償の額、2,損害賠償の相手方、3、和解の概要につきましては、記載のとおりでございます。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただ今上程いただきました、議案第84号、損害賠償の額を定め和解することについての提案理由の説明を申し上げます。なお、審議資料及び議案書を参照にしていただきたいと存じます。
この、損害賠償額を定め和解することについては、市教育委員会がスクールバスの運行を委託する業者の運転手によるものとはいえ、公用車での交通事故であります。改めまして、関係の方にご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく思っておる次第でございます。今後は、全庁あげて、公用車の事故防止の徹底を図っていく考えであります。
本件は、去る6月定例議会でも審議をいただき、ご承認をいただいたところでございますが、平成21年1月20日、午前8時5分頃、室生区三本松の市道大野三本松線において、市立室生東小学校のスクールバス2号車が、右側に脱輪し、民家に衝突したものであります。スクールバスには、市立室生東小学校の児童12人と市立室生中学校の生徒2人が乗車しておりました。事故の原因は、運転手が走行中に一過性脳虚血発作を発症したものとみられます。
本件で、市の過失割合を100%とし、今回は、一人の相手方児童と和解し、損害賠償額を支払うもので、これにより、市立室生東小学校のスクールバスに係る事故について、すべての相手方と和解が成立することとなります。
なお、損害賠償金については、自動車損害賠償責任保険が適用されます。以上よろしくご審議の程お願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終りました。これより質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
12番坂本徹矢議員。
12番(坂本 徹矢君)
これは、6月の定例議会にかかったと思いますけれども、その内の13人は和解をその時に提案があって議決したわけですが、今回、1名だけあがったわけですが、和解金ですが、前回の時は8400円が最低やったかな、その上、1万円、2万円、3万円と金額的にはそのような金額でしたけど、今回、54万6940円と突出しているというのかな、かけ離れているわけでございますが、その時に和解できなかったその子が重症とかそういう話は聞かなかったですけども、この金額の差は、どの点がこの差になったのかなということで。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
本件につきましては、6月議会におきまして穴田局長の方から若干の説明があったと思います。今回の件につきましては、事故をされた方の治療に関しまして、約3ヶ月程度の期間を要しております。また、それに伴いまして、保険会社の査定なり内容確認もございまして、そのようなことで時間を費やした結果、6月議会には提案できずに、今回の議会に提案させていただくものでございます。
なお、最終的な認定結果といたしまして、適正な補償内容なり、治療内容であるというようなことで、保険会社から連絡をいただきまして、それに基づきまして提案をさせていただきまして、和解するものでございます。以上でございます。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
12番、坂本徹矢議員。
12番(坂本 徹矢君)
3ヶ月かかった。それはそれで和解金額が54万円というのは適切だろうと思いますけども、最初の報告を受けた時に、軽症だというような教育委員会からの報告だったから、3ヶ月もかかるような重傷者が同乗していた、小学生ですかなこれは、いたとは言ってなかったですけど、事故の重大性のことについては報告をしなかったわけですか。
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
傷害といいますか、怪我の内容につきましては、あくまでも捻挫というようなことになっております。したがいまして、その治癒期間がその段階で、1週間で治るものなのか、2週間なのかとういようなところは、まだ不確定な部分がございました。ただ、4月の20日をもちまして治療については終了しております。なお、今回遅れましたのは、先ほども申し上げましたが、保険会社の査定なり精査に時間を費やしたというようなことでございます。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。じゃあ次に進みます。他にございませんか。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
関連してなんですけれども、これは関係あると思うんですけれども、再発防止をしなければならないというご説明がございましたけれども、その後、防止対策というかたちで、どのように現在取り組んでおられるのか、その点、かいつまんでご説明いただけますか。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
吉村教育委員会事務局次長。
教育委員会事務局次長(吉村 泰和君)
1月20日以降の事故防止に向けての対策でございますが、まず1点目に、運転者の健康状態のチェック、毎朝ですけれど、そのチェックを、項目を明確化しまして、それを確認するとともに報告をしていただくというのを始めました。
次に、運行車両の点検につきましても、項目数を増やしまして確認するとともに、その確認項目を明確化し、そして業者に対して報告義務を申しわたしております。
また、毎月20日を、学校安全点検の日ということで、通学路並びに学校校舎内外の施設も含めまして、点検することを決めて、毎月実施しているところでございます。
それ以外に、もう2度とあってはならないことではございますが、保険内容の見直しや事故があった場合の対策マニュアルの制度化等を実施いたしまして、現在、取り組んでいるところでございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
いろいろと、最善の防止策をとられていると思うんですけれども、とにもかくにも、スクールバスを使って、ご利用されている子どもさんたちがたくさんいてるわけですから、安全対策というのは、細心の注意をはらっていただいて、保護者にとって、本当に安心して子どもさんを送り、迎えることができるような体制づくりを、教育委員会として、しっかりとやっていただきますことを節にお願い申し上げます。以上です。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
私、あの当時、教育委員会から説明を受けまして、子どもは国の宝物ですと。しっかり送迎について注意を計らってほしいというように言いましたところ、教育委員会は善処しますということで、月に1回なり2回なり、教育委員会の方から現場へ向けて、送迎の状況を見定めていただくようお願いいたしましたところ、はい、わかりました、と返事はかなり良かったです。しかし、父兄から幼稚園、小学校の送迎の時に、子どもが座席に座らないうちにバスが発進して、親が注意をすると、運転手が親の、保護者の顔を見て発車すると、いうことを耳にいたしまして、私は、これは非常に、教育委員会といたしまして、議会では、やってます、実行しております、ということですが、親御さんにとっては、親の目の前でもそのように発進するから、学校から帰りのバスに関しまして、どのように運転しているかと、非常に心配しているということを耳にいたしましたので、教育委員会といたしましては、再度、この点についてどのように対処するか、お答えをいただきたい。教育長。
議長(玉岡 武君)
喜多教育長。
教育長(喜多 俊幸君)
まず、改めまして、多くの人にご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを、お詫びを申し上げたいと思います。
ただ今のご意見に関しまして、その様子につきましては、私、初めてお聞きしたところでございますが、それ以後、車両管理者あるいは委託業者等につきまして、私も出向いてまいりまして、安全確保については十分お願いをしてきたところです。
また、この事故がありましてから、私も路線全部を回ることがことができませんでしたですが、乗車をしまして、子どもたちの状況も見てまいりまして、子どもたちがマナーを守ってバス乗車をするというようなことにも指導をしてまいったところでございます。
そんなことを踏まえながら、学校現場におきましても、それぞれ乗車マナーを守ること、このことをお願いし、指導をしてきているところでございます。
今後とも、先ほど申し上げましたように、毎月20日を、学校安全点検の日と定め、危機管理をもって、各現場で処理をしていくということと、また、私どもとしてもその日を捉えて、学校へ示達、連絡をしながら、連携を持ちながら、ただいま議員、おっしゃっていただいたことのないように、努力をしていきたいと思います。
もう一つは、今まで業者と学校と行政の、連絡の機会がありませんでしたから、今後、この三者が、一学期に一回は寄って、そのような状況を把握していく、という取り組みを進めてまいります。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま教育長からまじめな意見を聞かせていただきました。私、この保護者に関しましては、3ヶ所の保護者から聞いておりますので、現場へ行って説明するなら、説明させていただきますけれども、やはり、いま言ったとおりに実行していただくようお願いいたしまして質問を終わらせていただきます。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
安全確認で1点、これも関連すると思いますのでおたずねします。
最近、室生方面へのスクールバス、新車を購入していただいて、子どもたちが登下校で使っておると思います。これについては、ありがたいなと思っていおるわけですけども、ただ、人数、車の座席以上に子どもがおるということのなかで、いまはどういうような管理をしているのかを聞きたいわけですけれども、車の座席、シートベルト、それを使う以上の人数が乗っておるということのなかで、そのあたりが、どのような管理のしかたをしておるのか、下登校のなかで、安全対策ができておるのかということを聞きたいのですけれども、これは総務課ですか。管理ですか。車両の購入に際して、何名かオーバーして乗っておるらしいですけれども。
議長(玉岡 武君)
スクールバスですね。それじゃ教育委員会かな。それでは喜多教育長。
教育長(喜多 俊幸君)
スクールバス室生路線につきまして、昨年、新車を入れたところでございますが、その乗車人数につきましては、定員で乗れるように計算したなかで乗せています。ただ、シートベルトが皆使えるかということですが、1・2年生については、1座席1.5人という計算ができますので、シートベルト全部ではなく、2人のところに3人座れるという計算をしています。今のところ立って通学しなければならないという状況ではありません。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
どうもわかりづらいところがあるわけですが、シートベルトというのは、一つの座席に一つが着いておるわけじゃないのかな。それから、2人、3人と、シートベルトをどういうようなかたちで着装するんかな、こんなあたりが良くわからんわけですけれども、要は、あれ何人乗りでしたかな、その人数よりも何名か、車の座席以上におるということを聞かせてもらっておるわけですけれども、それと、この2人がけのところに3人がけ、例えばしたとして、1.5人にしたとして、安全対策、この保険でもそうですけど、安全対策としてそれでなされているのかな、このことだけ私は聞きたいわけでして、1.5人にどうのこうのというよりも、いわゆる座席にシートがかかってなけりゃ、3人いっぺんにかけるわけにはいかへんのとちゃうんかなと。そのあたりちょっとまた、私も確認ができておりません。ただ、当初の新しい車を買うときに、生徒がオーバーしとるということを聞いておりますので、そうなれば、例えば、急ブレーキしめたときにどうなのかな、という親としては心配をしているということを聞かされておりますので、1.5人で、人数は辻褄がおうても、シートがどうなっておるのか、そのあたりをお聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
喜多教育長。
教育長(喜多 俊幸君)
ただ今のご意見ですが、ちょっと私、詳細に把握をしておりませんので、規定のことで申し上げましたですが、早速に調査をいたしまして、またお知らせさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
後日、調査報告ということでよろしいですか。
3番(山本 良治君)
はい。
議長(玉岡 武君)
他にございませんか。ないようでございます。それでは、これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本件について、報告のとおり承認することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。よって、議案第84号、損害賠償の額を定め和解することについては、原案のとおり可決することに決しました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第28、議案第85号、財産を取得することについてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の26ページをご覧いただきたいと思います。
議案第85号、財産を取得することについて
財産を次のとおり取得したいので、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(平成18年宇陀市条例第53号)第3条の規定により、議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
1、財産の所在、宇陀市榛原区萩原元萩原919番地の1他12筆。
2、財産の表示山林外3万4279.31平方メートル。
3、取得金額3億4680万7207円。
4、取得の相手方宇陀市榛原区下井足17番地の3
宇陀市土地開発公社理事長森田博
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
本件につきましては、3番、山本良治議員並びに6番、大澤正昭議員におかれましては、宇陀市土地開発公社理事の職にあり、地方自治法第117条の除斥の規定が適用されますので、退席をお願いいたします。
〔山本良治議員、大澤正昭議員退席〕
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただ今上程いただきました議案第85号、財産を取得することについての提案理由の説明を申し上げます。
宇陀市土地開発公社の経営健全化計画に基づき、平成19年度土地取得事業特別会計を設置するなか、計画的に土地開発公社の先行取得した土地の買戻しを行っております。
今回提案させていただく物件につきましては、平成12年10月に、旧榛原町土地開発公社が、保健福祉医療ゾーン用地、通称パークヒルとして先行取得したもので、去る3月、平成21年第1回宇陀市議会定例会において、当該特別会計の当初予算に計上し、ご承認をいただいたところであります。
今回、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、予定価格2000万円以上で、かつ、面積が5000平方メートル以上の一件について、宇陀市土地開発公社との契約に際し、議会の議決を求めるものであります。
なお、本件土地は、宇陀市榛原区萩原元萩原919番1外12筆、面積、山林外3万4279.31平方メートル、3億4680万7207円で買い戻すものです。よろしくご審議の程お願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終りました。これより質疑を行ないます。
質疑をお受けいたします。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
議席番号15番、高橋でございます。2、3質問をさせていただきます。
いまお話の提案理由の中に、旧榛原町時代、平成12年10月に購入したということで、その時の目的が、保健福祉ゾーンとしての取得目的だったと思いますが、この目的は、取得後どのようになるのかがまず第1点。それから、取得金額でございますが、3億4600万円。取得時の価額はいくらか。その差は金利だと思いますが、その元本と利息を、帳簿の残高を教えていただきたい。この融資は一般銀行から受けていたと思うんですが、その銀行名は、公表できるのであれば公表していただきたい。
まず、この2点についてお伺いいたします。
議長(玉岡 武君)
上田健康福祉部長。
健康福祉部長(上田 順啓君)
この土地につきましては、副市長の方から説明もありましたように、平成12年10月に旧榛原町の土地開発公社が取得したものでございます。
当初の目的につきましては、この土地の東西に都市計画道路、西峠山辺三線が走っていること、また、近隣に総合グラウンド並びに総合体育館、温水プールなどがございますので、福祉・保健・医療などの公共施設の整備用地の適地として、土地開発公社が取得したものでございます。その後、新市まちづくり計画の主要事業の中に位置づけまして、宇陀市の総合計画の中で、総合的な多目的施設という位置づけで、今回、この土地を特別会計で買い戻すものでございます。
当初の取得金額は、3億2000万円ということで、利息につきましては、残りの2680万7000円ということになります。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
借入先についての答弁。はい、菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
融資銀行の関係でございますが、南都銀行、大和信用金庫、奈良県農業協同組合、奈良中央信用金庫、以上でございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
結局、今度は市が取得するということになりますと、市債の発行ということになりますね。今の福祉部長のお話では、依然として目的については変わっていないと。しかし、もうすでに取得からもう7年から8年たってますし。私が危惧するのは、塩漬け土地になるのではないか。現在地は確か都市計画区域だと思いますので、資産価値はかなり金額的にも、いっぺん計算していただいたらいいと思うんですが。実際、固定資産税も入ってこないわけですね。その点、どういうように先行計画をたてて、今後、土地開発公社から市のものにする必要があるのかどうか、その点、ま、財政健全化計画だといえばそれまでですが、いまの財政事情が厳しい中で、いま改めて、予算は既に通っておりますが、その必要性があるのかどうか、私は疑問に思うんですが、その点はどのように考えておられますか。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
この問題についてはもうかねがね、いろいろと私からも申し上げてまいりました。復唱するのも失礼ですが、この土地については、当初、土地開発公社が先行取得するときに、福祉ゾーンとして、保健と医療と福祉というゾーンを建設しようということで、その当時、買い求めたというところでございました。あそこは病院の建設用ということも考えておりました。ところが、最近のというよりも、むしろ、今日の病院の実態を考えてみますと、一日も早く病院というものを建てなければならない。あそこで建てるについては5年とか6年とか10年とかいうかたちでかかってくるということになれば、まず、病院の建設をしようということで、現地に考えていったところでございました。
その後、保健センターとか福祉センターとか、そういったものをあそこにと計画をしておりました。まだ当然、計画は失っていないということでございまして、特に、今日の経済情勢になってくる。そしてまた、合併をした。特に、あわせてなかなか財政がまわらないということがあって、今日まで延びておったというところでございます。
しかし、保健も福祉も当然必要であろうと思いますし、もちろん保健センターの問題につきましては、合併という問題もその中でありましたので、いろいろと考えられることはあると思いますけれども、福祉の問題については、福祉センターなり、あるいはもっと違った意味での、いわゆる高齢者の問題とかいうことも考えていかなければならない。ということで、これからも、その目的に達するようなことを考えていかなければならないんじゃないかなと、そういう思いでおります。
議長(玉岡 武君)
他にございませんか。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
取得をされた以上は、先ほども説明がありましたように、宅地としては非常に質の高いものでありますので、大いに売却するなり、利用しながら、先のことをにらんだ中でやっていただかなければ、いかに一般財源で買い戻したとはいえ、金利がつくわけでございますので、何ら変わりがありませんので、そういう点についても、一日も早く、良い条件で売却するなり、いろんな考え方を示していただくように、計画をしていただきたいと、このように思います。
市長(前田 禎郎君)
売却も含めてと言うことでありますけれども、目的はそういう目的で取得しましたので、売却も含めてということも、そりゃおっしゃるように金利の問題も嵩んでまいりますので、両面を考えて検討したいと思います。
議長(玉岡 武君)
他にございませんか。
これをもちまして質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。
本件について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。よって、議案第85号、財産を取得することについては、原案のとおり可決することに決しました。
3番、山本良治議員、6番、大澤正昭議員の入場を認めます。
〔3番、山本良治議員、6番、大澤正昭議員入場〕
議長(玉岡 武君)
次に、日程第29、議案第86号、平成21年度辺地総合整備計画の変更については、冒頭の議会運営委員長からの報告にもございましたように、今期定例会に提案されております一般会計補正予算との関連がございますので、本日は提案までとし、最終日に質疑、討論、採決を行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって、日程第29、議案第86号についての質疑、討論、採決につきましては、最終日に行います。
それでは、事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の27ページをご覧いただきたいと思います。
議案第86号、平成21年度辺地総合整備計画の変更について。
平成21年度辺地総合整備計画の変更について、別冊のとおり辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律(昭和37年法律第88号)第3条第5項の規定で準用する同条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただ今上程いただきました議案第86号平成21年度辺地総合整備計画の変更についての提案理由の説明を申し上げます。
平成18年度に策定した辺地総合整備計画に、岩端辺地、上田口辺地及び黒岩辺地における、平成21年度から平成25年度までの事業年度として、移動通信用鉄塔施設整備事業及びこれに係る伝送路施設整備事業を追加するものであります。
これらの事業では、辺地の情報伝達手段として移動通信用施設を設置し、地域住民の携帯電話の利便性の向上を図るもので、財源といたしましては、国の緊急経済対策として地域活性化・公共投資臨時交付金、国の補助金として地域情報通信基盤整備推進交付金、県の補助金として携帯電話等エリア整備事業費補助金、電気通信事業者からの分担金、そして辺地対策事業債を充てるものでございます。
以上よろしくご審議の程お願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終りました。本件につきましては、本日は提案までとし、本会議最終日に質疑、討論、採決を行います。
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程に従いまして、日程第30、報告第1号並びに日程第31、報告第2号の2議案を一括して議題といたします。
理事者から、報告第1号、平成20年度財政健全化判断比率の報告について並びに報告第2号、平成20年度資金不足比率の報告についての報告を受けます。
なお、報告第1号については、監査委員の審査意見が添えられていますので、理事者の報告を受けた後に報告をいただく予定ですあります。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
それでは、報告させていただきます。
一昨年、平成19年度に成立いたしました地方公共団体の財政の健全化に関する法律、通称、財政健全化法、第3条第1項の規定に基づき、平成20年度決算の健全化判断比率となります宇陀市の財政状況4指標及び第22条第1項の規定に基づく公営企業における資金不足比率について報告させていただくものでございます。
このことにつきましては、財政健全化法の趣旨に基づき、昨年度より議会への報告が義務づけされ、お示しをさせていただいたところでございます。
本年度、平成20年度決算における健全化判断比率4指標数値、実質赤字、連結実質赤字、実質公債費、将来負担及び公営企業に係る資金不足比率につきまして、過日、決算審査に加えて、監査委員の審査を受けたうえで、本日、議会に報告させていただくものであります。
まず、報告第1号の表をご覧いただきたいと思いますが、上段が、宇陀市における平成20年度決算に基づき採取した数値であります。また、下段のカッコ数値が、宇陀市における基準数値となっております。
ご覧いただいたように、健全化判断比率4指標につきましては、いずれも早期健全化お判断基準に抵触することなく平成20年度決算を終了し、イエローカードといわれる早期健全化の基準数値には至らない範囲で収まったことを報告させていただくものであります。
昨年度の数値から比べますと、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率のうち、実質公債費比率を除けば、横ばい、あるいは改善傾向にありますが、実質公債費比率につきましては、予想どおり上昇してきております。
私どもがかねてから、2年、3年後がピークになり、イエローカードの危険水域に限りなく近づくと申し上げておりますのが、この実質公債費比率の数値であります。
以上のことから、早期健全化の判断、基準以内とはいえ、宇陀市の財政状況のある部分においては、まだまだ決して安心できる状況とは言い難く、さらなる行政改革を推進するなか、今後の財政運営について、引き続き緊張感を堅持しながらあたっていかなければならないと考えています。
次に、報告第2号でありますが、健全化法では、先ほどの4つの数値以外に、公営企業の経営健全化基準も示されている、公営企業の資金不足比率という項目でございます。言い換えれば、現金不足で一時借入金等が多額であると言える比率であります。
一覧表でお示しさせていただいた7つの会計が対象でありますが、保養センター事業特別会計美榛苑において、20%の基準数値を大きく上回っておるところでございます。特に、保養センター事業特別会計におきましては、今後においては個別外部監査を受けることが義務づけられるとともに、本年度内に経営健全化計画及び実施計画の策定が義務づけられていることになっております。
なお、個別外部監査につきましては、後ほど議案第87号、88号で説明させていただき、ご承認をいただきたいと考えておるところでございます。
今後は、経営健全化にむけての策定作業に着手することになりますが、当然、議会の意向もお聞きしながらの計画策定になろうかと考えておりますので、ご理解、ご協力の程よろしくお願いする次第でございます。
以上、簡単でございますが、平成20年度財政健全化判断比率及び資金不足比率の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
続きまして、中山監査委員から報告をお受けします。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
8番。中山監査委員。
8番(中山一夫君)
8番、中山です。ただいま議長の許可をいただきましたので、財政健全化及び経営健全化審査意見書を説明いたします。
平成20年度財政健全化及び経営健全化の審査結果を報告申し上げます。
審査の概要は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、市長から提出されました実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の健全化判断比率と榛原特定土地区画整理事業特別会計、簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計、保養センター事業特別会計、市立病院事業特別会計、介護老人保健施設事業特別会計、水道事業特別会計の公営企業ごとの資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかを審査しました。
その結果、健全化判断比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められました。
平成20年度宇陀市財政健全化及び経営健全化に伴う意見は以上のとおりであります。
議長(玉岡 武君)
以上で、報告が終わりました。
ただいまより、報告第1及び報告第2に対する質問を受け付けますが、決して審査にならないようご注意をお願いいたします。
それでは、ただいまより質問を受け付けます。
質問はございませんか。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
先ほどの資金不足ですね。報告第2号の平成20年度資金不足比率の報告についてということで、美榛苑があがっておりますが、決算書を見させていただいたんですが、一時借り上げが非常に大きい額ですが、この借り入れの内訳についいて一つ質問させていただきます。
議長(玉岡 武君)
美榛苑、臺所所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
ただ今のお尋ねの件は、一時借入金の内訳のことでございましょうか。申し訳ございませんが、現在、資料を持ち合わせておりませんので、後刻、改めて説明申し上げたいと思うんですけれども、基本的には金融機関の借り入れということで、銀行等からの借り入れを行っているものでございます。その金融機関の詳細につきましては、ただいま資料を持ち合わせておりませんので、後刻、ご報告申し上げたいと思います。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
おっしゃるとおり、突然の質問ですので、申し訳ないんですが13億6000万円ございますので、結局、資金繰りが苦しいので、短期借り入れで資金繰りをやっているということですから、当然、かなり金利を払わねければいけませんので、ペーパーで結構ですので、その点だけ議長のほうで計らっていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
後日、資料配布ということでよろしいですね。それじゃ所長、よろしくお願いします。
他にございませんか。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
報告1の中で、平成20年度の財政健全化比率の報告ということで、現在のところ実質公債費比率の部分で21.5%というのが示されているわけでございますけれども、これについて財政課の方は、今後の財政見通しを含めて、何かトレンド的なもので、財政見通しをたてておられるのかどうか。といいますのは、我々は合併しておりますので10年間の交付税措置等がございまして、分母、分子の中の比率が、ここ10年間大変高い分を持っているわけですが、ある時期から急激に分母の部分が少なくなってくるのじゃないかな。そうしますと、分母が安定しておれば21.5%で、25%までまだ3.5%程度の余裕があると判断できるわけですけれども、これがトレンドを見た場合、合併特例がなくなる事項の部分を含めての見通しが、我々として安心してみておれるのかどうか、これ審議になるかどうかわかりませんけれども、財政の見通しの中を検討しておられるのであればお示しいただきたいなと考えます。
議長(玉岡 武君)
本来は、監査に対しての質問になりますが、特別に、重要な質問でありますので、お答えできますか。
井上財政課長。
財政課長(井上 裕博君)
財政課からお答えさせていただきます。いま、上田議員がおっしゃっておられますが、まさにそのとおりでございまして、昨年と今年につきましては、政府の方から地方自治体の財政支援とうようなかたちで交付税を増額していただいております。昨年で2億円、今年で約2億円というようなかたちの、地方再生対策費とか、そういうかたちで援助していただいております。それで、宇陀市も黒字決算がうてるというような状況になったのかなと考えております。
おっしゃるとおり、実質公債費比率の分母となりますのが、本日、皆様のお手元に配布させていただいておりますように、標準財政規模122億5300万円という金額が書いてございます。その内の80億円近くが交付税で占めておりますので、これが小さくなったり大きくなったりしたら、この実質公債費比率はすぐ変わってしまうが、そのへんの見通しはどうなのかというのが、上田議員のお尋ねだと思いますが、おっしゃるとおりでございまして、例えば、政権が変わりましたら来年度から地方交付税はどのようにしていただけるのか、とういことの危うい予測もあるわけでございます。
もう1点は、実質公債費比率と言いますのは、例えば、平成20年度でしたら18年度、19年度との3年間の平均でございます。我々の方といたしましては、3年間の平均ということで、現在、12億円のまちづくり推進基金を4年で返すというような作業をしておりますので、実質公債費比率がここ2~3年で限りなく悪い数字に近づくということで、副市長から提案説明がございましたが、それはそのことを指しております。
ですから、今回の補正予算でも提案させていただいておるんですけれども、例えば、これ以上急激に交付税が縮小しましたときには、この実質公債費比率を縮めるために、急激に上がるのを防ぐために、例えば、財政調整基金を3億円積ませていただくわけですけれども、これを緊急のときは、市長・副市長なり理事者と相談させていただいて、起債の繰上償還をすると。そうすると実質公債費比率の上昇を防げると。こういくこともできるのかなと考えています。これは、決めたわけではございませんけれども、今後、来年度以降の交付税の動向によっては、そういうことも考えられると思っております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
他にございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
ここに資金不足ということで各事業が列記されているわけですけれども、これにつきまして、下水道、水道事業というのは、当然資金不足をしとるわけですけれども、そのことについて、先ずは、水道事業は生活の基盤を向上するために力を入れていただいている。そこに、多額な基金が流れているということを、私は理解しているわけですけれども。それと、もう一つは、下水道。これについては、加入者の問題等々いろいろとあるかと思います。そのことも含めまして、やはり事業のスローダウンを図らなければ、工事費という直接の負担金が、大きくなるのが目に見えているわけです。あとの病院や美榛苑については、根底から見直さなければいけないということは、皆様方も認識されておるわけですので、先ほど、短期にわたっての財政基金とりくずしということは、よく理解できるわけですけれども、長期にわたって、我々、まだ住み続けるわけでございますので、先ほど申されましたように、交付税が減額になることは10年後にはあらまし見えているわけでありますし、今回、民主党が政権をとった中でも、予算の組み替えということを言われておりまして、6月の補正予算も当然返還しなければいけないというような事態になりかねないということも言われておりますので、その点について市長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
おっしゃるとおりだと思います。先ほど財政課長が答弁いたしましたように、公債費ももうそろそろピークが来るという状況でありますので、ここ4~5年は大変厳しい状況に近づくんじゃないかなと。
いまは保養センターを除いて、他の事業についてはまだイエローのところまでは行っていませんけども、おっしゃるように短期的な話じゃないんで、これからの事業の経営そのもの自体も、一般会計も含めてこれを考えていかなければならない。だから、できるだけイエローカードに近づかないような方策を、これからの財政運営のなかで考えていきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
他にございませんか。はい、質問なしと認めます。
以上で、報告第1及び報告第2に対する質問を終結いたします。
議長(玉岡 武君)
続きまして、日程に従いまして、日程第32、議案第87号並びに日程第33、議案第88号の2議案を一括して議題といたします。
なお、この2議案につきましては冒頭の議会運営委員長からの報告にもございましたように、今期定例会に提案されております一般会計補正予算との関連がございますので、本日は提案までとし、最終日に質疑、討論、採決を行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって日程第32、議案第87号並びに日程第33、議案第88号についての質疑、討論、採決につきましては、最終日に行います。
それでは、事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
事務局長(山本 栄次君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の30ページをご覧いただきたいと思います。
議案第87号、個別外部監査契約に基づく監査によることについて。
個別外部監査契約に基づく監査によることについて、地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の41第4項の規定で準用する同法第252条の39第4項の規定により、同法第252条の41第3項による監査委員の意見を付けて議会に付議する。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
次に、32ページでございます。
議案第88号、個別外部監査契約の締結について。
個別外部監査契約の締結について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の41第4項の規定で準用する同法252条の39第6項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年9月10日提出、宇陀市長前田禎郎。
1、契約の目的、保養センター美榛苑の経営に関する事務について、個別外部監査契約に基づく監査を受けるとともに監査の結果に関する報告を受けること。
2、契約の方法、随意契約。
3、契約の金額、379万500円を上限とする金額。
4、契約の相手方、大阪府池田市石橋4丁目11番18号、公認会計士牧野康幸。
5、契約の期間、平成21年10月1日から平成22年3月31日まで。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第87号及び議案第88号の2議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第87号、個別外部監査契約に基づく監査によることについて及び議案第88号、個別外部監査契約の締結については、保養センター美榛苑の経営についての個別外部監査に関する議案であります。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律、通称、財政健全化法では、資金不足比率が、経営健全化基準である20%以上となった公営企業は、経営健全化計画を定めなければならないとされております。また、この経営健全化計画を定めるにあたっては、あらかじめ監査委員の監査にかえて、個別外部監査契約に基づく監査によることを求めなければならないとされておるところでございます。まず、議案第87号、個別外部監査契約に基づく監査によることについてにつきましては、先の報告第2号によりご報告申し上げましたとおり、保養センター美榛苑の平成20年度決算において、資金不足比率が経営健全化基準以上である275.1%となったことから、保養センター美榛苑の経営について個別外部監査契約に基づく監査を行うことにつきまして、財政健全化法及び地方自治法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
なお、本件につきましては、あらかじめ宇陀市監査委員から異議がないことのご意見をいただいておるところでございます。
次に、議案第88号、個別外部監査契約の締結についてにつきましては、保養センター美榛苑の経営に係る個別外部監査について、公認会計士の資格を有する外部監査人との契約を締結するものであり、地方自治法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
委託する監査の内容といたしましては、保養センター美榛苑の経営全般に関する事務で、資金不足比率が経営健全化基準以上となった要因と分析、その意見であります。
契約金額は、379万500円を上限とするものであります。この金額は、契約期間である平成21年10月1日から平成22年3月31日までの間に、外部監査人5日、補助者8日の日当、その他経費等を、その監査の日数に応じて算定されることによるものであります。なお、この費用につきましては385万円を上限として、特別交付税措置が講じられる予定でございます。
当該外部監査人につきましては、地方自治法に定める外部監査契約を締結できる者として、公認会計士と契約を締結するものでございます。監査、マネジメントコンサルティングサービス等を提供する日本最大級の会計事務所であり、監査関与会社、全国の地方公共団体において実績、信頼のある有限責任監査法人トーマツが選任した公認会計士を、適任者としてご提案させていただくものでございす。
以上、提案理由の説明とさせていただき、よろしくご審議のほどお願する次第でございます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終りました。
日程第32、議案第87号並びに日程第33、議案第88号につきましては、本日は提案までとし、本会議最終日に質疑、討論、採決を行います。
議長(玉岡 武君)
次に、日程第34、議員の派遣についてを議題といたします。
この件につきましては、本日、冒頭にご報告を兼ねてお願いいたしておりましが、福祉厚生常任委員会並びに産業建設常任委員会の2常任委員会合同で、8月26日から28日に予定しておりました行政視察が、先の衆議院解散に伴う総選挙の日程等の関係により、実施を見送りされましたので、ここで、あらためまして議員派遣ついてを議題とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
福祉厚生常任委員会並びに産業建設常任委員会の2常任委員会合同で、来る9月30日水曜日から10月2日金曜日の3日間、一つ目は、群馬県嬬恋村のJAつまごいにおいて、高原野菜にかかる営農、流通について、二つ目には、財団法人老年病研究所付属病院において、老年病の現状と対応、並びに病院の運営について、三つ目には、財団法人介護老人保健施設アルボースにおいて、介護老人保健並びに福祉の現状について、四つ目として、前橋市立前橋公園において公園の管理運営について、五つ目として、前橋市JAはぐくみにおいて、農産物の流通・販売について、以上、五つの課題を設定して、調査・研究を行うため、議員の派遣の申し出がございました。
この、福祉厚生常任委員長並びに産業建設常任委員長より合同で、議員派遣の申し出がありました件について、会議規則第159条の規定により派遣したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。よって、2常任委員長の申し出のとおり、議員派遣することに決しました。
議長(玉岡 武君)
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は、16日、水曜日午前10時から行います。
16日は、議案の質疑、委員会付託及び一般質問の日程となっておりますので、格段のご協力をよろしくお願い申し上げます。
なお、会期中開催されます委員会などにおきましても、慎重審議をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
本日はこれにて散会いたします。大変ご苦労様でございました。