本文
日程 |
内容 |
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委員長報告(議会運営委員会) |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
19番 |
大西 進 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
教育長 |
向出 公三 |
総務部長 |
向田 博 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
山本 栄次 |
農林商工部長 |
穴田 宗宏 |
都市整備部長 |
西田 茂 |
土木部長 |
南 幸男 |
農業委員会事務局長 |
太田 政幸 |
教育委員会事務局長 |
字廻 幸雄 |
教育委員会事務局参事 |
巽 幹雄 |
水道局長 |
山下 勝史 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内 均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
会計管理者心得 |
藤田 静孝 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
上田 順啓 |
文化体育事業団事務局長 |
辻本 文昭 |
農業委員会副会長 |
山口 武夫 |
総務部人事課長 |
桝田 守弘 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
都市整備部下水道課長 |
辻本 政弘 |
市民環境部環境対策課長 |
吉村 泰和 |
健康福祉部福祉課長 |
大西 茂 |
健康福祉部長寿介護課長 |
覚地 秀和 |
水道局総務課長 |
小野 眞治 |
議長(玉岡 武君)
皆さん、おはようございます。
開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成20年第4回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位におかれましては公私何かとご多忙のところご出席を賜り、ここに開会の運びとなりましたことを心から厚くお礼申し上げます。
私、感じますと、12月、師走でございますが、町並みを歩きましても従来のいろいろと活力あったころのあの懐かしさが今欠けているのかなと、町並みでジングルベルが鳴る時分には飾りつけも多く、人並みもざわざわするようなそういう私自身の若いころの思い出もございますが、最近、何らそんな漂う空気のようでございますし、国の経済対策も早く対策を打たれてこの状況を打開していただくことを望むところでございます。
それでは、本定例会に提出されました議案は条例の制定及び一部改正、平成20年度補正予算、人事案件等々、多くの重要案件が提出されております。
議員各位には慎重にご審議を賜りますとともに、会期中の本会議を初め一般質問あるいは各委員会を通じまして議会がスムーズに進行できますよう、ご協力をよろしくお願いをいたします。
また理事者各位におかれましては、簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁くださいますようお願い申し上げ、開会のごあいさつといたします。
議長(玉岡 武君)
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により市長ほか関係者の出席を求めました。
なお、議場内において今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承おき願いたいと思います。
また、本年11月1日からうだチャン11による自主放送が開始され、現在この議会を中継しております。後日の一般質問も中継される予定であります。つきましては、議会の進行上、時間を厳守されますようよろしくお願いいたします。
ただいまの出席議員は20名であります。
定足数に達しております。
よって、平成20年第4回宇陀市議会定例会を開催いたします。
前田市長から招集のあいさつがございます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
おはようございます。
本日、平成20年第4回の宇陀市議会定例会が開会をされるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位には、年末何かとご多用の中をご出席を賜りまして、厚くお礼を申し上げます。今期定例会におきましては、一般会計を初めとする各会計の予算案が6件ございます。条例案が8件、人事案件が7件、その他事件議決をお願いをするものが19件、計40件について提案をさせていただき、ご審議をお願いするものでございます。
それぞれの内容につきましては後刻、副市長及び担当者からの説明をさせていただきますので、よろしくご審議をいただき、ご議決、ご同意を賜りますようにお願いを申し上げまして、開会に当たってのごあいさつといたします。
議長(玉岡 武君)
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、議長において10番山本繁博議員、11番森下裕次議員を指名いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会は、本日から12月24日までの16日間といたしますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日より12月24日までの16日間と決定いたしました。
議長(玉岡 武君)
日程第3、諸報告を行います。
初めに、去る10月29日から30日にかけて行われました奈良県市議会議長会県外都市視察研修会及び11月21日に開催されました奈良県市議会議長会の報告を事務局長にさせます。
樋口事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
おはようございます。
それでは、平成20年度奈良県市議会議長会県外都市視察研修についてご報告をさせていただきます。
去る10月29日から30日の2日間におきまして、奈良県市議会議長会の県外都市視察が開催され、宇陀市からは玉岡議長、山本新悟副議長、私、樋口の3名が参加いたしました。
今回の視察地につきましては静岡県掛川市でございました。掛川市は静岡県の西部に位置し、静岡県の2大都市、静岡市と浜松市の中間に位置しております。市制の施行につきましては、平成17年4月1日に旧掛川市、旧大東町、旧大須賀町の1市2町が合併し、豊かな自然とすぐれた伝統、文化を兼ね備えた新掛川市が誕生しました。
掛川市の面積は265.63平方キロメートルで県内で6番目に広い都市であり、人口につきましては11万5361人、3万7827世帯と県内では9番目に多い都市でございます。
掛川市の気象は、1年を通じての平均気温は17度前後で気温は温暖でありますが、冬季は「遠州の空っ風」と呼ばれる寒風が吹きます。産業面につきましては自然と深いかかわりの中で、お茶やくずを初めさまざまな地場産業を培ってこられ、お茶やイチゴ、バラ、くずふ、郷土銘菓など掛川ならではの特産品が多くあり、製造品出荷額は1兆円を超える県内屈指の商工業都市として成長を続けています。
平成20年度の一般会計予算は415億円で、特別会計は15会計で230億4538万9000円、企業会計では病院事業、水道事業の2企業で155億8833万9000円、総合計として801億3372万8000円の状況でございます。
一般会計総額の415億円のうち市税は226億9421万円で、構成比として54.7%でございます。普通交付税は17億1000万円、構成比は4.1%の都市でございます。
掛川市議会は30名の議員定数により、議会運営委員会と常任委員会は総務、経済建設、文教厚生の3常任委員会、そして九つの特別委員会が構成されています。
掛川市の主なものとして、平成19年3月、世界平和を願って非核平和都市宣言、さらに市議会として平成19年12月には掛川市生涯学習都市宣言を決議され、生涯学習を通じて充実した人生を送ること、より住みやすいまちをつくることを明らかにするために生涯学習都市宣言が行われております。
また、掛川市議会では開かれた議会ということで本年11月から本議会の映像配信につきましてインターネット中継、録画を行うこととして準備を進められてきました。
以上、大変簡単ですが、奈良県市議会議長会県外都市視察研修の報告とさせていただきます。
続きまして、去る11月21日午後2時から、橿原市の橿原ロイヤルホテルで平成20年度第3回奈良県市議会議長会が開催され、玉岡議長と山本新悟副議長と私、樋口の3名が出席いたしましたので、その報告をいたします。
まず、開会に御所市議会議長、安川会長の招集あいさつの後、会議に入りました。
諸報告では事務報告といたしまして、本年8月8日から11月14日までの市議会議長会の活動報告並びに会議出席報告があり、協議の結果、承認されました。
続いて協議事項として、1点目は平成20年度奈良県市議会議長会会計決算の見込みについて、2点目は平成21年度奈良県市議会議長会会計予算の見通しについて、3点目につきましては奈良県自治体代表者会議からの要請事項として、地域活性化に資する地方税財政基盤の充実強化を目指す共同アピール案についてを審議し、審議の結果、すべて原案どおり可決されました。
本会の会議日程については以上でございますが、最後に安川会長の閉会あいさつにより会議を終了し、散会いたしました。以上のとおり、ご報告させていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、去る11月12日に宇陀広域消防組合議会、11月13日に宇陀衛生一部事務組合議会、11月14日に東宇陀環境衛生組合議会、11月19日に桜井宇陀広域連合議会、11月26日に奈良県後期高齢者医療広域連合議会がそれぞれ開催されておりますので、各議会の出席議員の代表から報告を受けます。
初めに、桜井宇陀広域連合議会の報告をお受けいたします。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
おはようございます。18番泉岡でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、桜井宇陀広域連合議会の報告をさせていただきます。
当議会は、平成20年11月19日曽爾村振興センターにおいて、天候の都合で午前10時28分から平成20年桜井宇陀広域連合議会第2回定例会が開会されました。宇陀市議会から大西議員、泉岡、土井議員、山本繁博議員、井谷議員の5名が出席をいたしました。
札辻議長の開会宣言、前田広域連合長の招集あいさつ後、会議に入り、議事日程により議席の指定、会議録署名議員の指名、会期の決定、広域連合長の提出議案の説明がありました。
付議された議案は6件で、まず平成19年度桜井宇陀広域連合各会計決算認定の3件は監査委員の審査意見や関係資料をつけて認定に付され、採決の結果、3会計の決算は全員賛成で原案どおり認定されました。
なお、平成19年度予算により執行された各会計の決算につきましては、認定第1号の一般会計決算は歳入総額が1473万6863円、歳出総額が1236万8358円、差し引き額、実質収支額ともに236万8505円。
認定第2号のふるさと市町村圏基金特別会計決算は、歳入総額が4006万9473円、歳出総額が1403万2313円、差し引き額及び実質収支額ともに2603万7160円。
また、認定第3号の介護保険特別会計決算は歳入総額が6020万8263円、歳出総額が4555万6728円、差し引き額及び実質収支額ともに1465万1535円となっております。
次に2件の平成20年度会計補正予算が提案され、審議の結果、2議案は全員賛成で原案どおり可決されました。
まず、議案第1号、一般会計補正予算は、平成19年度の精算に伴う国庫補助金返還金29万8000円の増額で、補正後の予算総額は1403万8000円となりました。
また、議案第2号、介護保険特別会計補正予算は、平成21年度の介護保険法改正に伴う介護認定審査支援システム改造費533万円の増額で、補正後の予算総額は5783万円となりました。
次に、地方自治法の一部改正に伴い、議案第3号、桜井宇陀広域連合特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正条例が提案され、審議の結果、全員賛成で可決されました。
以上、提出されたすべての議案の審議を終え、午前10時53分に散会いたしました。
なお、定例会に先立ち午前9時30分から全員協議会が開催され、提出予定案件である議案、平成19年度の決算及び事務事業概要、補正予算概要などについて説明があり、ふるさと事業会計決算におけるの費用対効果などの質問が出ましたが、事務局などからの答弁で了解しました。
大変簡単ですが桜井宇陀広域連合議会第2回定例会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をお受けいたします。
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
おはようございます。14番、辻谷禎夫でございます。
ただいま議長の許可をいただきましたので、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をさせていただきます。
去る11月13日午後1時30分より、平成20年度第2回宇陀衛生一部事務組合議会が榛原区の宇陀市農林環境改善センター農林会館の小会議室において開催されました。
宇陀市からは組合議員として峠谷議員、多田議員、山本繁博議員、高橋議員、竹内議員、泉岡議員、玉岡議員及び私辻谷の8名が出席いたしました。
議案審議に入る前に管理者であります前田市長のあいさつを受け、続いて会議録署名議員の指名及び会期の決定がなされた後、議案の審議が行われました。
議案につきましては、議案第1号、平成19年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出決算認定について、議案第2号、平成20年度宇陀衛生一部事務組合一般会計補正予算(第1号)についてでありまして、議案第1号、平成19年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出決算認定についてにつきましては、次のとおりであります。
歳入総額が1億4003万4631円、歳出総額が1億3151万950円となっており、差額の852万3681円を平成20年度に繰り越すものとして理事者側から報告並び説明を受けました。その後、監査委員であります高橋議員の監査報告を受け、審議に移りました。
各議員より質問がありましたが、理事者側の説明により理解され、平成19年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出決算認定については原案どおり全会一致で可決、承認されました。
次に議案第2号、平成20年度宇陀衛生一部事務組合一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ227万3000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億5844万7000円とするものでありまして、燃料の高騰に伴います需用費の増額分を補正するものとして理事者側から説明を受け、審議に移り、全会一致で可決されました。
以上2議案の審議を行い、午後2時閉会いたしました。
以上で、11月13日に開催されました宇陀衛生一部事務組合議会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
次に、東宇陀環境衛生組合議会の報告をお受けいたします。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
おはようございます。3番、山本良治でございます。
ただいま議長の許可を得ました。東宇陀環境衛生組合議会の報告をいたします。
去る11月14日午後2時より、東宇陀クリーンセンター会議室において、平成20年第2回東宇陀環境衛生組合議会が開催されました。
宇陀市からは組合議員として上田徳議員、山本新悟議員、大西進議員、そして私、副議長として山本良治が出席いたしました。なお当日、今西松男議長が風邪により声帯を壊し、議事進行が困難である旨の申し出がありましたので、地方自治法第106条により副議長において議事の進行をいたしました。
組合議会定例会については10名出席で議会は成立し、その後、日程に基づき会議録署名議員の指名、会期の決定、そして岡田管理者のあいさつ後、議事に入りました。
付議されました案件につきましては、認定第1号、平成19年度東宇陀環境衛生組合一般会計歳入歳出決算についてであります。また、同意第5号、東宇陀環境衛生組合監査委員の任命につき同意を求めることについてであります。
以上2件が提案され、認定第1号につきましては平成19年度歳入総額2億1400万7805円、歳出総額2億1125万9782円の決算についてであります。同意第5号につきましては、東宇陀環境衛生組合監査委員の任命につき議会の同意を求めるものであります。それぞれ審議され、すべて原案どおり全会一致により可決、承認され、午後3時7分に閉会いたしました。
以上、平成20年第2回東宇陀環境衛生組合議会の報告といたします。
議長(玉岡 武君)
次に、宇陀広域消防組合議会の報告をお受けいたします。
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
11番、森下でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、宇陀広域消防組合議会の報告をさせていただきます。
去る11月12日午前10時より、平成20年第2回宇陀広域消防組議会定例会が消防本部庁舎2階研修室において開催されました。宇陀市からは組合議員として玉岡議長、竹内議員、山本新悟議員、坂本議員、中山議員、井戸本議員、大澤議員、そして私の8名が出席いたしました。
宇陀市及び曽爾村議長がそれぞれ宇陀広域消防組合議会の議長、副議長でありましたことから、先般の役員改選に伴いまして組合議会の議長及び副議長が不在となっておりました。このことから、議会冒頭に地方自治法第107条の規定に基づき、年長者である御杖村木村議員を仮議長として議事に入りました。
曽爾村2議員、御杖村2議員の12名の出席で過半数を超えていることから議会は成立、前田管理者のあいさつの後、日程に基づき議席の指定に引き続き議長選挙、会議録署名議員の指名、会期の決定、副議長選挙を行い、議事に入りました。
なお議長には当市玉岡議長が、副議長には曽爾村萩原議長がそれぞれ指名推選に基づき当選されました。
議案については2件の提案がありました。
まず一つ目に、平成19年度宇陀広域消防組合一般会計歳入歳出決算書の認定でございます。
予算現額10億5653万3000円。内訳といたしまして、当初予算額10億4562万7000円、補正予算額1091万円。主な補正理由といたしましては、歳入につきましては県支出金797万1000円の増、前年度繰越金326万円の増、消防手数料等が32万1000円の減。歳出は総務費1330万4000円の減、消防費2021万4000円の増、予備費400万円の増でございます。
歳入総額10億5657万1060円、対予算額は3万4060円の増。歳出総額10億4392万6836円、対予算額1261万164円の余剰でございます。歳入歳出差し引き額は1264万4224円でございます。
二つ目に、平成20年度宇陀広域消防組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。
歳入歳出総それぞれ764万4000円の増額補正となっております。
内容としましては、平成19年度分の人件費、物件費の精算の結果発生した764万4000円、平成19年度決算に基づく差し引き額といたしましては、1264万4000円のうち平成19年度の予備費計上で平成20年度の繰越金として計上済みの500万円を除いた余剰金について、歳入の繰越金、歳出の予備費にそれぞれ増額補正として処理をしたものです。
以上2件の提案について審議の結果、すべて原案どおり全会一致により可決されました。
この後、質疑受け付けの結果、次の2件の質疑が行われました。
まず最初に宇陀市竹内議員より、宇陀広域消防は現行1本部4消防署117名にて運営されていますが、近隣の桜井市では3署73名、予算額5億3200万円で、また面積が宇陀市より大きい五條市では65名、予算額4億7200万円でそれぞれ運営されている。発足当初とは時代背景も異なり人口の減少も予想される中、今の4署体制が妥当であるかどうか、また3署体制に移行できないものか等について、奈良県の消防の一元化に向けた推移も見守りながら、宇陀市民に理解を求めながら原点に立ち返り、身の丈に合った消防というものについて検討し、向こう1年くらいをめどに方針を示していただきたいという質問がございました。
これにつきましては議長により、次回議会において理事者側より回答するとの回答をもって議事を終了しました。
二つ目が宇陀市大澤議員より、消防が奈良県一本化になる方向というが、よく理解できない。また、無線設備などに膨大な費用がかかるとのことだが、どのようなシステムになるのでこのような経費がかかるといった説明をいただきたいというようなことで、消防長から回答がありました。
国の消防組織法改正を受けて、向こう5年間で消防を広域化する方向で進んでいる。奈良県は県一本化で進めることとして消防長会が先頭に立って事業を進めており、先般、国より各市町村長への説明会を開いていただいたところです。また、それにあわせまして消防無線のデジタル化につきましても平成28年度までに完全移行が義務づけられており、それぞれで整備を図れば当管内では10数億円の費用が必要であるとの試算もあり莫大な費用となることなどから、経費を節減する目的で県一本化での運用を目指して事業を進めています。この事業は既に進めており、次年度は調査費として300万円から400万円必要となる見込みです。年度的には5年程度のブランクはありますが、人件費なり設備費用の軽減を図る目的からあわせて進めているのが現状です。
以上の2件の質疑を終了し、午前11時に閉会し、散会いたしました。
以上で、11月12日に開催されました宇陀広域消防組合議会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
最後に奈良県後期高齢者医療広域連合議会の報告をお受けいたします。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
議席番号15番、高橋重明でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、平成20年第3回奈良県後期高齢者医療広域連合議会定例会の報告をさせていただきます。
去る11月19日水曜日午後2時から奈良県後期高齢者医療広域連合議会第3回定例会が奈良県市町村会館で開催されました。
本定例会の目的は、平成19年度決算認定ほか条例の制定案1件及び議員発議1件の計3件の審議のため開催されました。
出席者は執行側の藤原広域連合長と副連合長2名、議会側は橋本議長以下16名で欠員1名、欠席3名と事務局担当者も出席しました。
提出されました認第1号、平成19年度奈良県後期高齢者医療広域連合議会一般会計歳入歳出決算の認定は、歳入決算額9億1384万8000円、歳出決算額8億9557万7000円、実質収支額は1827万1000円の黒字でした。
次に、奈良県後期高齢者医療広域連合議会の議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の制定は、地方自治法の改正に伴う「報酬」から「議員報酬」へ名称変更に伴うもの、もう一つ三つ目は、議員提案の奈良県後期高齢者医療広域連合議会会議規則の-部を改正する案でございますが、議員派遣の該当する条項、第100条の第12項を第13項に改める改正案でございました。
採決の結果はすべて全員賛成で承認され、一般質問は1名のみで午後3時22分に全部の審議を終了しました。
以上で、平成20年第3回奈良県後期高齢者医療広域連合議会定例会の報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
以上で諸報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
日程第4、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては10月23日、11月27日に議会運営委員会、10月14日及び11月17日に美榛苑経営検討特別委員会、11月12日に政治倫理条例検討特別委員会、12月3日に議員定数検討特別委員会、12月4日に市立病院建設特別委員会が開催され、それぞれの所管事項について審査いただいておりますこととあわせて、さきの議会定例会で議会運営委員長からの委員派遣の申し出を許可し、9月30日に松阪市における議会の放送について現地視察を行っていただいておりますので、そのことも含めて各委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑はすべての委員長報告終了後、受け付けといたします。
初めに、議会運営委員長の報告をお受けいたします。
9番、多田與四朗委員長。
9番(多田 與四朗君)
9番、多田でございます。
ただいま議長の許可をいただきましたので、議会運営委員会の報告を開催日の順に朗読をさせていただきます。
初めに、さきの定例会におきまして議員派遣の議決をいただきました当委員会による行政視察についてでございますが、平成20年9月30日に宇陀市自主放送による市議会放送の内容や方法について視察するため、当委員会委員で議会放送の先進地である三重県松阪市を訪れました。
その主な内容につきましては、松阪市では議会の中継を特別番組として位置づけ、平成18年6月から生放送と録画放送を実施しておられ、生放送では一般質問と当初予算及び市長の所信に関しての代表質疑とし、時間は9時55分から本会議終了後の5分間までとし、録画放送は一般質問のみとし、その放送日は質問のあった日から5日後、ただし土曜日、日曜日、祝日を除くということですが、午後8時から1日3名ずつ順次放送し、その回数は1回とのことでございました。
なお、生放送では不適切な発言をされた場合は後戻りはできませんので、十分注意をしていただいているとのことでございました。
松阪市議会では質問、答弁を合わせて50分間とされ、最初に事前通告した質問を総括的に質問し、その後は時間内での一問一答式をとられているとのことでございました。
なお、議会放送に対する市民からの声は、一定例会につき数件の電話が事務局にある程度だということでございますが、恐らく各議員に直接電話をされているのでしょうとのことでございます。
生放送の代表質疑や一般質問の開催日並びに再放送の日時などについては、一般放送の中でお知らせしているとのことでございます。なお、質問順につきましては放送以前は提出順でしたが、視聴率などの関係から受け付け終了後に抽せんしていますとのことであります。代表質疑につきましては、各会派からの代表者が質疑を行っているとのことでございます。
その後、議場へ場所を移し、放映に関するシステム及び映像について実際に操作をしていただき、予定の終了時間を過ぎ15時30分ごろに松阪市議会における視察を終了いたしました。
次は、10月23日の議会運営委員会の報告でございます。
午前10時から議長と全委員9名、オブザーバーとして情報システム課長に出席をいただき、宇陀市自主放送による議会の放送について協議し、午後0時32分に閉会をいたしました。
ここでは、議事日程のうちどの日程を放送するのか、また一般質問の方法について協議をいたしましたが、その内容につきましては同日午後1時30分から開催されました全員協議会の席上で報告し、またご協議をいただきました。既に皆様ご承知いただいておりますので、重複を避けることとあわせ貴重なお時間を節約する意味からも、ここでの報告は割愛をさせていただくことをご了解いただきますようよろしくお願いを申し上げます。
次に11月27日分、これは今回の12月定例議会のための議会運営委員会でございます。
平成20年11月27日開催の議会運営委員会ですが、ここでは平成20年第4回定例会の運営について、前田市長、森田副市長、向出教育長、向田総務部長、中尾財務部長の出席により午前10時から市議会第1委員会室で開催をいたしました。
この委員会につきましては事前に報告書並びに資料等を配付させていただいておりますので、本定例会運営等に関する協議の結果につきまして概要をまとめさせていただき報告とさせていただきます。
本定例会における市長提出予定案件につきましては、条例の制定、一部改正が8件、補正予算関係6件、その他の議案では損害賠償5件、訴えの提起1件、過疎地域促進計画の変更1件、指定管理者の指定8件、財産の取得2件、市道認定2件の合計19件、人事案件7件が本日提案されます。
議案の取り扱いにつきましては、条例関係議案の8件のうち4件を即決、残り4件を委員会付託といたします。
議案第75号、公益的法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例の制定については本日提案、即決といたします。議案第76号、宇陀市職員の分限の手続及び効果に関する条例の一部改正については本日提案、即決といたします。議案第77号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については本日提案、即決といたします。議案第78号、宇陀市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定については総務文教常任委員会に付託いたします。議案第79号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については福祉厚生常任委員会に付託いたします。議案第80号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正について並びに議案第81号、宇陀市公共下水道条例の一部改正については産業建設常任委員会に付託いたします。議案第82号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正については本日提案、即決といたします。
なお、付託案件の審議日程は本日は提案、質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て本会議最終日にそれぞれの委員長報告、また委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行う予定でございます。
補正予算関係議案は6件全部を本日提案、即決といたします。
その他の議案につきましては、損害賠償が5件、訴えの提起1件、過疎地域促進計画の変更1件、指定管理者の指定8件、財産の取得2件、市道認定2件の合計19件全部を本日提案、即決といたします。
人事案件の7件につきましては、全部を本日提案、即決といたします。
次に、議会関係議案についてでございますが、奥山組合議会議員選挙につきましては本日提案、即決といたします。意見書、発議、議員から2件提出されており、2件全部を本会議最終日に提案、即決といたします。
なお、内容につきましては事前に配付させていただきました資料のとおりでございますので、ご了解ください。
各団体から議長または議会あてに提出されました要望、陳情等は事前に配付いたしました資料のとおりでございます。
なお、意見書採択の要望につきましては、要望趣旨に賛同して提出者、賛成者となる方がおられましたら、最終日に発議として取り扱わせていただきますので、申し出ていただきますようお願いを申し上げます。
議案以外の諸報告につきましては、諸般の報告として閉会中の議会関係報告並びに閉会中の委員会開催報告を本日行っていただきます。
その他全般につきましては、関係する議案はなるべく一括提案し、説明の後、個別に質疑、討論、採決を行いますが、議案の内容によっては討論を省略し、採決を行います。
なお、議案書の朗読は議長の指名により議会事務局長が行います。
議案などの取り扱いにつきましては以上のとおりでございますが、今期定例会の会期は冒頭、議決いただきましたとおり、本日から24日までの16日間とし、本会議は本日及び17日、18日、22日に開催いたします。
なお、22日に終了しない場合は24日に本議会を開催いたしますが、それまでにすべての議事が終了した場合は、会議規則第7条の規定により議了したその日に閉会をいたします。
会期中に開催を予定される委員会は、先ほど申し上げましたけれども、付託案件の審議でございます。
明日12月10日午前10時から福祉厚生常任委員会、12月11日午前10時から産業建設常任委員会、12月12日午前10時から総務文教常任委員会。10日、11日、12日とそれぞれ連続で行います。よろしくお願い申し上げます。
一般質問は本会議2日目17日及び3日目18日、4日目22日を予定しておりますが、発言通告数により変更する場合がございますことをご承知おきください。一般質問の通告は、皆様ご承知のように本日の午後1時まででございます。発言順は受け付け順とし、同種の質問につきましては受け付け終了後、正副議長により調整をいただきますので、通告書には質問内容を詳細にご記入いただくことをお願い申し上げます。調整に当たって該当議員に連絡する場合もございますので、ご承知おきください。
議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は議長において答弁を割愛する場合がございますので、これもまたご了承をいただきますようお願い申し上げます。
一般質問に関して報道機関から要請があった場合、発言議員名と発言要旨を事前公表いたしますので、ご了解をお願い申し上げます。
一般質問は、質問並びに答弁ともわかりやすく簡潔に行われますようお願いを申し上げます。一般質問の方法につきましては1人3問以内、議員の発言時間は質問も含め30分以内とし、質問の回数は時間内であれば制限なしといたします。
今期の議会、ただいまの平成20年第4回定例会から、先ほども議長の方からお話がございましたが、うだチャン11で、議会初日と一般質問の生放送が行われますので、休憩などの際には時間の厳守をお願いいたします。
事後報告となりますが、市長より12月4日に記者会見で、今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行うとの旨の報告がありましたので、申し添えさせていただきます。
以上協議をし、午後0時49分に閉会をいたしました。今期定例会には多くの重要案件が予定されております。円滑な議会運営にご協力のお願いとあわせまして会議開始などの時間厳守をお願いし、議会運営委員会のご報告とさせていただきます。以上でございます。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
ここで10分間休憩させていただきます。
午前10時59分休憩
午前11時10分再開
休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。
次に、美榛苑経営検討特別委員長の報告をお受けいたします。
19番、大西進委員長。
19番(大西 進君)
おはようございます。
早速でございますが、美榛苑経営検討特別委員会の報告をさせていただきます。
委員会設立について、監査委員意見報告書で企業債の当年度の未償還残高は5億5772万9000円、一時借入金の残高は13億円と極めて憂慮すべき状況にあり、このままの経営では大幅に収支が改善される要素は見当たらず、ますます悪化されることが予測される。この際、施設の存続の是非を含めた抜本的な見直しを求めるとの監査委員からの報告もあって、9月定例議会で議員の方から特別委員会設置をという動議があり、議員の皆様方が危機感を感じ、委員会の設置の運びとなりました。早速、報告させていただきます。
去る10月14日午前10時から市議会第1委員会室において、全委員9名と議長、市長を初め所管の関係職員の出席により開催をいたしました。
まず私のあいさつの後、保養センター美榛苑より美榛苑の現状、経営状況と企業債の償還計画、収支構造の説明を受けました。本日の委員会趣旨はこれからの議事の進め方を皆様方と相談をし、スピーディーな取り組みと結論を出すことを確認し、委員の方々から意見を求めました。
各委員からの主な意見や質問については次のとおりでございます。
美榛苑を廃止した場合は、どの程度の一般財源に負担がかかるのか。経営をするには、一般財源からどの程度の起債額の補てんが必要か。それから、企業の有利な金利の借換債はできないのか。人件費等をどうするかといったようなシミュレーションを資料として出せないのか。それから、食材の調達に地産地消は行政として当然のことであるが、入札の方でも取り入れながらしなくてはいけない。それから、美榛苑の経営を黒字に持っていくには、美榛苑側からの考え方を数字ではっきりと、このような黒字の結果を出したいという目標を示していただきたい。それから、美榛苑の建物が傷んでいるが、設備投資はどのようになるのかとこのような意見がございました。
続きまして、11月の17日午後1時30分、現場主義を旨としての考えでございますので、保養センター美榛苑銀河の間において、全委員9名と議長と市長を初め所管の関係職員の出席並びに参考人としまして美榛苑のマネージャー、伊藤保氏の出席を求め、開催をいたしました。
まず私のあいさつの後、保養センターより平成19年度収支の状況、今後の収支見込みの説明をいただき、その後、参考人の保養センター美榛苑マネージャー、伊藤氏の説明をお受けいたしました。
収支につきましては、まず保養センター事業に係る今後の収支見込み、平成21年度で廃止をした場合、どの程度の資金不足が生じるかといいますと、まず企業債の元金償還、これが平成29年度まであるわけでございます。それを基準にいたしておりますので若干報告をさせていただきたいと思います。
人件費が調理職員10名、それから一般職員が7名ということで1億2000万円、それから支払い利息3531万5000円、企業債の元金の償還、平成22年度でございます。6815万9000円。それで、先ほど言いました廃止をした場合ということでございますので、それのすべての償還金や、それから、1億2000万円の人件費につきましては当然、一般職員でございますので、この職員の方々は一般職の方に戻るわけでございますので1億2000万円というのは必要だという計算の中で、平成22年以降の必要額としまして平成29年度まで31億3366万9000円でございます。
2番目の計画としまして、営業を存続した場合。この存続でも未改修、改修をしない場合、平成22年度以降の必要額につきましては23億2385万4000円ということでございます。当然、償還金につきましては一緒でございますし、人件費についても多少は売り上げ等によって人件費が異なりますけれども、まずは営業を継続した場合は23億2300万円程度必要だということでございます。
それから3番目に営業を継続し、改修、繰り入れをした場合。一応、繰入金が一般財源から1億5000万円で、それから人件費につきましては先ほど言いました営業を続けるわけでございますので、当然パートの方、その他の人件費も含まれておりまして、2億1400万円。それから当然、企業債、その他については一緒でございます。
といいますのは、1億5000万円を一般財源から繰り入れ、改修をした場合は、やはりその営業収益のみをここに掲載されておるわけでございますけれども、おおむね平成22年度では500万円程度の黒字になるだろうと。それから23年度では1500万円、平成24年度では3100万円程度の黒字に伸びていくだろうと。そうしますと、一般会計から平成29年度まで、起債が償還されるまで約12億円の一般財源を投入するわけでございます。そこで不良債務につきましては、続けるならば18億9209万8000円程度が不良債務になると。といいますのは、美榛苑は企業会計でございますので当然、職員の給料、その他もここですべて賄っておりますので、そういう意味で報告をしておるところでございます。
それから、各委員からの主な意見や質問の内容については次のとおりでございます。
調理人の10人は多いのではないか。調理人の10名の等級、つまり給与の金額ですね、等級については。仕入れは、どのような形で仕入れをされているのか。無料の入浴券がことしからなくなったので、有料入浴利用者がどれだけ変化したか。改修をして営業を継続した場合、お客さんの現在のニーズに合ったような施設に改善するようであるが、どのような改修をするのか。美榛苑の老朽化した施設の問題と、美榛苑の独自性をどのように考えておられるのか。何年何月までに黒字にするのか。一般会計から補助金を出すのか。以前の美榛苑特別委員会での意見があるが、これを参考に経営をしていると黒字になったと思うが、改善された部分、改善されていない部分について、というような意見がございました。
なお、市長の意見としましては、美榛苑の運営をどのようにすべきかという問題は前から考えていた。美榛苑をこのまま公営企業で運営するか、指定管理者に委託するか、売却するかという三つの方法があるが、美榛苑そのものを継続していきたい。指定管理をするかどうかという問題は残ると思う。どのようにするのかは美榛苑経営検討委員会で考えていただきたい。
企業債は、一時借り入れの分はどうしても返さなくてはならず、やめても借金として残ってしまう。企業債一時借り入れの分は一般会計の方で捻出すれば、企業利益がとんとんか上がっていけば持ちこたえられる。企業債そのもの自体を一般会計でお願いしたいと思っている。以上のような意見、質問、要望が出ました。
理事者側の答弁、説明により各委員はおおむねご理解いただき、10月14日は午前11時24分、11月17日は午後4時45分に終了いたしました。
以上をもって、美榛苑経営検討委員会の報告を終わらせていただきます。
次に、政治倫理条例検討特別委員長の報告をお受けいたします。
15番、高橋重明委員長。
15番(高橋 重明君)
ただいま議長の許可を得ましたので、私、高橋から政治倫理条例検討特別委員会のご報告をさせていただきます。
去る11月12日午後1時30分から、市議会第1委員会室において議長と全委員10名、前田市長、森田副市長、向出教育長、向田総務部長の出席により開催いたしました。
今回の条例は、サンプルをもとに請負契約等の辞退、指定管理者の指定の禁止、資産等報告書の提出、政治倫理審査会の設置、市民の調査請求についてを議題といたしました。
まず、請負契約等の辞退の対象範囲をどのようにするかについての意見を出されております。主な内容をご報告させていただきます。
配偶者と一親等以内でよいと思う。親族に対しての規制を設ける必要はないと思う。婚姻族関係を含むか、明記する必要があると思う。厳しい内容にしてもざる法となるので、地方自治法に記載されている内容でよいと思う。理念条例である以上は地方自治法で定められている条項を含む必要はない。親族が規制の対象となり、地域経済に影響を及ぼすことを倫理という名のもとで行ってよいのか。理念ということを理解した上ですべきである。一親等にするのか二親等にするのかという議論は必要ないと思う。サンプルどおりに親族が経営する企業について示した方がよいと思う。親族への規制があると、宇陀市の経済活動へも若干の影響が出てくるのではないかと感じる、などの多くの意見が出されました。議論した結果、結論には至りませんでした。
次に、指定管理者の指定の禁止についての意見をお聞きしました。
主な意見は、指定管理者の指定の禁止を行っている県もあるが、宇陀市の状況を見たときに、商売になるような施設があるのか、地域性も考慮しなければならないと思う。二つ目は、だれも指定管理者になってくれないときに、議員の関連するところが引き受けてくれる場合があるかもしれないが、先に規制をしてしまっていると自由な活動ができなくなり、市の停滞にもつながると思う。三つ目、指定管理者制度は全国的に設置する方向になっている中で、今後は可能性があるということだと思う。時代の先行性も必要であり、問題が起きてから慌てて制定をしていては遅いと思う。などの意見が出されましたが、この問題についても結論には至りませんでした。
次に、資産等報告書の提出についての審議を行い、議員の資産公開は必要がないという結論になりました。
次に、政治倫理審査会の設置の委員数については、審議を行い、5人が適当というように決定いたしました。
最後に、市民の調査請求に関連し、現在の情報公開条例についての説明を総務部長より説明いただき、午後3時45分に終了いたしました。
この政治倫理条例検討特別委員会は2007年の5月に臨時議会で設置をされ、私が委員長に就任させていただきました。既に3回の特別委員会を開催いたしまして、既に政治倫理条例の制定の目的と、基準及び対象については特別委員会としてはまとまっております。今回の報告を中間報告といたしまして議長に報告をし、その後、議長の判断を得まして、全員協議会で再度結論に至らなかった点についてご審議をいただき、その結果、条例制定へとこぎつけてまいりたいと思います。
以上で、政治倫理条例検討特別委員会の、中間報告としての報告を終わらせていただきます。
次に、議員定数検討特別委員長の報告をお受けいたします。
18番、泉岡正昭委員長。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま議長の許可をいただきましたので、議員定数特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、平成19年第1回定例会の中で、当市の厳しい財政状況を踏まえ、多くの市民の期待にこたえるべく、適切な議員定数の見直しが具体化され、委員会として調査、検討を付議事件として、地方自治法第110条及び委員会条例第6条の規定に基づき設置されました。
これまで4回の委員会と1回の協議会を開催し、その委員会の委員の意見を世論の声として、定数削減の意見が多くあること。定数を減らすことにより市民の声を行政に反映しにくくなるのではないか。また、山間地域や過疎地域のことも十分考慮した定数を見直すべきではないか。行財政改革ということだけで定数削減を行い、本当に議会運営はうまくいくか。というもので、当委員会の委員は、市民の直接の声や市内各種団体の方々の声を聞き、いろいろ議論してまいりました。
今回の委員会は、去る12月3日午前10時から第1委員会室にて10名の委員で第4回目の委員会を開催いたしました。私のあいさつ後、傍聴の許可を行い、審議に入りました。
審議した主な内容は次のような内容であります。
議員定数について委員からの意見は、宇陀市と県内類似市の状況や、市民が持たれる感情について、世論のもたらす状況等について、宇陀市の財政状況に基づくものについて、また次期議員の報酬のあり方についての内容のことでありました。
当委員会として、本議会における議員定数のあり方について、与えられた課題の重みを深く受けとめ、真摯に課題を分析し、問題点を提示することに慎重に議論し、4回の委員会を開催して協議、検討を重ねてきました。前回の委員会で、現在の22名から削減する意見でまとまっていることから、今回の委員会では、その定数を何名まで削減するか、意見をまとめ、賛成多数で16名を当委員会として採択することにいたしました。そして、私のあいさつの後、委員会は午前10時14分に散会いたしました。
よって、当委員会は宇陀市議会議員定数を現在の22名から6名の削減を行い、16名にするとの結論に達しましたので、本定例会において議長に答申させていただきます。
以上をもちまして、議員定数検討特別委員会の委員長報告とさせていただきます。
次に、市立病院建設特別委員長の報告をお受けいたします。
2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
市立病院建設特別委員会の上田でございます。ただいま議長から許可をいただきましたので、閉会中に開催いたしました市立病院特別委員会のご報告を申し上げます。
去る12月4日午前9時30分から宇陀市役所4階大会議室におきまして、全委員と議長、市長、関係理事者の出席並びに株式会社昭和設計から常務取締役都市建築本部長千種幹雄氏が参考人として同席し、市立病院建設特別委員会を開催いたしました。
私と市長のあいさつの後、会議では最初に担当の健康福祉部山本部長から、実施設計について、病院内で60回のヒアリングを開催しているなど、設計に対する意見反映の協議状況が報告され、病院建設準備室、福森室長から、宇陀市立病院建設事業における新病院の建設方針と設計趣旨、用途別区画いわゆるゾーニング計画の基本方針について説明を受けた後、株式会社昭和設計千種本部長ほかから、概要説明と担当者から資料に添付の各平面図に基づきゾーニング計画の説明を受けました。
議員の皆様には既に委員会資料を配付済みでございますので、内容を精査いただいていることと思いますが、概要をご報告いたします。
新本館の構造規模は現在の駐車場に地下1階、地上7階で鉄筋コンクリート造、プレキャスト・プレストレストコンクリート造により建設いたします。この工法は柱、はり等を工場で製作し、現場で組み立てるという工法であります。
外装は、低層部と高層部に区分されておりまして、高層部は明るい色を基調にした色調を、低層部は安定感や重量感が出る色調を使用するということでございます。新本館の1階、2階は外来診療を、3階は手術室、人工透析室、4階から7階は入院病棟で各階42床から45床で、そのうち個室が各階に8床から10床です。また、Hcu-高度治療室を各階に1室設けられまして3床から4床が計画されています。
次に北館の利用についてでございますが、建築後の経過年数が短いことから、改装を基調に設計を進めた中で、新本館と北館の連絡通路が、建築基準法の適用で直接接続できないため、2階から5階の間で連絡通路を接続できない課題があり、連絡通路は1階の2カ所になる。このような条件のもとで、1階はリハビリテーション部と患者が使用するゾーンとなるが、2階から5階は医局、会議室、院内保育園、倉庫などと病院医療スタッフ等が使用する市立病院の管理部門ゾーンとしての役割を果たし、そのための最小限の改装リニューアルを提案されています。
また、設計方針をゾーニング計画へ展開するについて、実施計画の中へどのように配置、展開を進めたかについて、各階の区画、区割りとともに説明を受けました。
実施計画概要全般の説明を受けた後、質疑を行い、続いて病院建設事業全般における意見交換を行い、現況における意見交換を行いました。
各委員からの主な質問や意見の内容につきましては次のとおりでございます。
最初に実施計画の概要については、病院の整備方針について診療科目の標榜の考え方。内装による待ち時間ストレスの解消対策。建築基準法上の地盤面、Glの高さ調整指数がどのように変更されるのか。奈良県等関係機関への協議における今後の処理の進め方やあり方について。リハビリ庭園の設置の中で、リハビリの機能訓練ができる施設であるのか。フルタイム使用の施設となるのか。また、公園であるから施設間等の教示をどのように設計するのか。冬季、夏季、雨天対策はどのようになるのか。
次に入院病室の広さについて、個室の広さはどのような平米数となるのか。工事進捗にあわせて、過去の廃棄物の有無検証を同時進行しておく必要があるのではないか。ゾーニングの間仕切り工法について。パーテーション等の活用で将来の用途変更や医療機器の導入に対応できる施工法を取り入れできないか。外来診療を中心に、リハビリ庭園を含めた広い範囲での患者呼び出しシステムを設計しなくては、患者の待ち時間ストレス等を解消できないのではないか。運営を効率化し、患者の待ち時間を軽減することから、自動精算機を設置するスペースが設計に入っているのか。オール電化仕様についてどのようなものか、使用者は患者か、スタッフか。
外来診療のゾーンにエスカレーターの設置を強く望んでいたが、経費が膨らむことは予想できるが、対応はできないのか。新本館と北館の連絡用通路について、2カ所で設置されるが冬季の対策を含め構造はどのようなものか。また、建築基準法で接続できないのであれば、非常時の脱出用に緊急非常口として滑り台等で北館への接続ができないか検討いただきたい。病室に設置されるトイレについて、患者の立場、医者、スタッフの立場などいろいろさまざまで諸課題がある中、どのようなことに配慮をされ設置をされるのか、リハビリや経費を含め、設置しなくてもよいのではないか。医療、介護等福祉ゾーンの考え方から、給食施設や保育園を老健施設さんとぴあ榛原と供用できないか。保育園については医療スタッフの勤務形態と保育園運営が整合していないのではないか、整合させる必要が生じていないか、今後の検討課題にしていただきたい。
病院の窓の設置について、自殺者等の事故死を防止するための対策について、配付された委員会資料の配置図にトレーシングペーパーで重ね解体図のような手法で説明資料を充実していただきたい。現地建てかえによる工期が3期にわたるため、コスト高が見込まれるが、工事管理費を含めコストの採算ができているのか。アウトポール、外出し柱の空間にバルコニーは不必要な部位ではないのか。設置する必要性と目的について。新本館に区割りする予定の機能を北館に移し、新本館の機能を充実、または建設コストの軽減等について。勾配屋根と陸屋根のイニシアルコストとランニングコストの比較と、建物の耐用年数について。駐車場の歩車分離の設計は、構造物によるものなのか、白線だけの表示か、どのようなものになるのか。
救急外来の当直医師や看護師等、当直医療スタッフに対する仮眠室の確保について。また、救急外来を期待している市民の期待にこたえるための救急医療スペース確保は。将来対応を含めた救急医療の考え方と、それが担保できるゾーニングについて。新病院の整備方針の中では、基本構想、基本計画、そして基本設計に基づき15診療科を標榜しているが、実施設計において産婦人科の扱いがゾーニングにおいて科目が産婦人科となっていることについて。宇陀市自主放送テレビで診療科目に産婦人科と放送していて大変期待されている。自主放送内容と今後の実施設計に示された内容の相違について。産婦人科の診療施設は確保しているが、産科の医師や助産師の確保が難しいため分娩室を削除しているが、将来の対策について。産婦人科の診療に対する市民の付託にこたえ、地域医療の役割を果たすため、公立病院の重要な意義や環境設定について。
以上が実施設計の概要の主な質問、意見であります。
引き続き、病院建設全般について意見交換を行い、委員から次のような意見がございました。地域医療を担う責任において、病院経営をまちづくり構想の中でどのように動かしていくのか重要な課題であり、住民参加の立場から産婦人科、小児科の課題もまちづくりの中で考えていかなければならないのではないか。外来仮駐車場の確保について、近鉄線北側の農地を借用の計画であるが、造成において経費の負担の軽減とあわせ、榛原町時代に福祉医療ゾーンとして確保した旧パークヒル開発の用地が活用できず、高い利息を払いながら土地開発公社で眠っている。この事実は病院建設事業と背中合わせの重要案件となることは間違いない事実であり、早期の活用が望まれる。
医薬分業の中で、外来患者の薬はどこで処方するのか。院内ではできなくなり、院外の民間の薬局にお願いすることになるのか。また、仮駐車場の跡地が民間の薬局用地として計画されていることについて。東和医療圏の中には桜井済生会病院、奈良県立医大病院、さらには天理よろず病院等があり、道路整備が進む中、30分ほどで到着できる医療機関があり宇陀市の抱える諸課題、特にさきの行政改革懇話会の中で新病院は宇陀市の身の丈に合った規模でできるだけコンパクトな設計が望まれているなど、新病院を取り巻く環境が変化しているのではないか。
平成18年から新病院建設について論議を深めてきている。多くの市民は新病院の完成を期待し、待っていると感じています。介護制度が受けられないぎりぎりの高齢者のためにも、宇陀市内で治療が受けられる公立病院の設置が望まれている。以前から新病院はいい病院を建てないといけない。いい病院を建設することで医師や看護師の確保がよくなり、医療活動は改善されると約束されている。市民の皆さんは大きな期待を寄せており、先ほどの産婦人科の診療でありながら、産科の医師が来ないので分娩室を設けないなどは大きな問題である。自主放送でも診療科目が示されていて、市民から誤解を招くおそれがある。職員の皆様は市長の公約を果たすためしっかり設計科を検討いただき、産婦人科の分娩室の建設について熟慮をいただくことを期待する。
多くの公立病院が閉鎖や経営困難にある中で、当市の病院建設についても健全経営の方針、特に医師確保について5月に荒井知事との懇談の際、知事から寄附口座と医療派遣の考え方について示されるなど、厳しいものがあり、建設そのものを再検討してはとの意見がありました。
本日の実施設計の説明を受けた中で、質疑、意見を通し変更可能な案については即刻設計変更を検討していただき、委員会の開催を含め変更可能な期間に会議体を開催する。そのときはプランとしてゾーニング案を再度提示いただくように。最後に、市民の意見を背中に、それぞれの立場で提案を重ねている観点から、安全・安心の病院建設に努力を傾注いただきたい。運営とは別の観点で論議を行うことも期待している。
以上が意見交換の主な内容であります。
実施設計の概要、意見交換において発言をいただきました質問、意見、要望については、途中で協議のための休憩を挟み、いずれの事案にも理事者側の答弁、説明により委員各位おおむねご理解をいただきました。また、検討課題等につきましては、近々に委員会を開催し、検討を行う予定であります。
配付いたしました実施設計の概要図面は、当初委員会ではパワーポイントのみでの説明の予定でありましたが、手元で確認できる資料を要求した結果、配付の公開できる最大の範疇が今回の資料であったことを委員の皆様にご理解をいただき、最後に辻谷副委員長が産科、産婦人科の診療科目について、しっかりと、はっきりとした方針をまとめていくように、現在の理事者の考え方は婦人科だけの考え方があらわれている。市民の皆様の求めていることをしっかりと受けとめ検討していくと締めくくり、私からも実施設計の進捗に合わせ特別委員会の開催を計画しますので協力をお願いし、12時42分に散会をいたしました。
以上で、12月4日に開催をいたしました市立病院建設特別委員会の報告を終わります。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
各委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
初めに、議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。ございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
19番、大西でございます。
先ほど議運の委員長の方から報告がありまして、きょうもこの提出案件が数多く出されている中で、初日の即決ということで、多くの本日即決をしなければいけないこのことについて、一つお尋ねをしたいわけでございますけれども、委員会の方で即日、初日即決ということで意見が出なかったのか。
といいますのは、補正予算について重要な案件がありながら初日に即決というのは、私はいかがなものかと考えておる一人でございますので、その件について何か意見が出たのであれば報告をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗委員長。
9番(多田 與四朗君)
先ほども申し上げましたけれども、最終的には即決ということに相なったわけでございますけれども、二つに意見が分かれました。
一つは、予算委員会を設置して、委員会に付託してはどうかというのが1点でございます。そしてもう1点は即決ということでございます。それで最終的に採決をとりました。そうしましたら即決の方が多数でございましたので、委員会の意思として即決ということで決まったわけでございます。
特にその分につきましては、予算の関係の補正予算の分でございます。お手元の別紙ございますけれども、補正予算関係で議案の第83号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)についてでございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
本年度の予算はここにあります6500万円。私が記憶しておりますのには、一時18億円という補正予算が出たのを記憶しておるわけでございますけれども、当然、本年度については6500万円という補正でございますので、委員の皆さん方の多数決によってそのように決まるということは異議申す必要はないわけでございますけれども、ただ私が言えますことは、合併した当時に議運の当初の森下委員長、また私そのときに副委員長をしておったわけでございますけれども、そのときに、これからの方向性を示していこうではないかということで、協議会においてもいろんな意見を出していただき、取り決めをした記憶がございます。そういう記憶の中で、やはり議運の後には全体協議会を持って、そういう議論も活発にやっていこうではないかと、市になったんだからということで。その記憶もございますので、そういう考え方もやはり大事な方向性を我々当初の、要は宇陀市になった第1回目の改選後にそのようなことも決めた記憶がございます。
当然ここにも、条例にも書かれております議会の運営の委員会の権限ということで書かれておりますけれども、やはりこの議会の運営の責任者である議長の諮問的な性格を帯びた機関であるということでございますので、ひとつそのことについても議長の方の見解をひとつお聞きしたい。よろしいでしょうか。
議長(玉岡 武君)
この間も参考意見として議会の方へ申し上げました。
20年度の当初予算については、非常に多岐にわたり量も多うございます関係上、当初から特別委員会の設置ということで本会議において決めて、その審査を無事にしっかりと審議して終えていただいたところでございます。
今回につきましては、いわゆる補正予算でございます。つきましては、今回のみに限らず、私が申し上げたのは、議会運営の通常の会議の中でおっしゃるように議会運営の進め方は議会運営委員会がなすべきであるということでございますので、今回の補正予算に限らず、議会運営委員会としてその点についてどう取り扱うのかということを皆さん方で議論いただければ、議長としては何らそのことの決定に対しては異存ございませんし、異議を申し上げることもございませんので、そのことをしっかり、今回決まらずしても次回の議会運営でしっかりと審議した結果を報告していただければ、その方向に沿って議会運営をすることについては定かで決めてさえいただければ、その方向で進めていかせていただきますよということを申し上げている次第でございますので、議会運営委員会の方といたしましてもその方向で慎重審議をしていただければ結構かと思っております。
それでよろしいですか。
19番(大西 進君)
はい、結構です。
議長(玉岡 武君)
それでは、ほかにないようでございますので質疑なしと認めます。
次に、美榛苑経営検討特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。ございませんか。
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
先ほど懇切丁寧な報告をいただきまして、おおむね理解はしました。その中で、今後の運営方法といたしましては、公営企業としての継続、そして指定管理者の指定、それと一方で売却というふうな三つの方法があるというふうなことを報告されたと思うんですけれども、それ以外に今の美榛苑の経営形態、運営形態、業種の変更そういったことを考えないのか。用途変更ですね。他の老健施設あるいは他の有望な施設に市営として方向転換していくというふうな意見がなされたのか、なされていないのかということをお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
森下裕次議員に申し上げます。
後ほど美榛苑特別委員会で質疑をお受けいたしますので、今の件については美榛苑自身の問題として取り扱いたいと思いますので、後ほど質疑をお受けします。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
ただいまの森下議員の方の質疑でございますけれども、確かにありました。
といいますのは、学校関係は用途変更で廃校利用ができるが、美榛苑の場合は用途変更ができるのかということでお尋ねがありました。このことについては、私の方は先ほど報告をいたしませんでしたけれども、このことについても今後まず存続、また廃止するかということの中で決まりましたらそういう議論にもなろうかと思いますので、その件についてはご理解をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
大西議員、それで答弁結構でございます。
ほかにございますか。答弁よろしいですか、森下議員。
それでは、ほかにございませんか。美榛苑の経営検討特別委員長の報告に対する質疑を受けておりますが。ございませんね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
それでは、もう少し時間がありますので、次に政治倫理条例検討特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
12番、坂本徹矢議員。
12番(坂本 徹矢君)
先ほど委員長の報告に、結論が出ないということで報告があったわけでございますが、それは政治倫理条例を設けるか設けないのか、その辺が結論が出ないのか、設けるけれども内容について結論が出ないのか。その辺、委員長にお答えをよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明委員長。
15番(高橋 重明君)
坂本議員の質問でございますが、きょう第3回目の政治倫理特別委員会の報告を前段に行いました。後半は中間報告といたしまして、過去3回を通じてまとまったものと、まだ結論が出ていないものがありますよということで、前段に申し上げたものが、結論がまだ一致に至っておりません。
ということは、特別委員会はあくまでも議員の半数の中で結論を討議しておりますので、あくまでも議長から諮問を受けておりますから、この分はまとまりました、この分はまとまっていませんということを議長に中間報告して、そこから議長の判断で、全員協議会で、まとまらない部分について全員で討議をしていただくということでの報告でございました。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
12番、坂本徹矢議員、答弁よろしいですか。
12番(坂本 徹矢君)
はい、わかりました。それでは、設けるということで。
議長(玉岡 武君)
話は進んでいるということの解釈でよろしいですね。はい。
ほかにございませんか。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
先ほどの委員長報告の中で、地方自治法に基づく内容であるというような報告であった。その部分について、地方自治法でうたわれている内容のみで協議を重ねているとすれば、この特別委員会は必要でないのと違うかなというような感を受けましたけれども、もう少し踏み込んだような中身ができないものかなと、こんなような直観として思いましたけれども、そのあたりはどうですか。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明委員長。
15番(高橋 重明君)
ご存じのように、地方自治法の規定は、いわゆる議員の兼職禁止の問題でございます。政治倫理条例はそれを超えることはできませんので、その中の上に立っての倫理の問題ですから、多くの意見は罰則規定ではないと、倫理の規定だということの意見が出たと思います。
それから私見といたしましては、もともと4町のうち3町村で政治倫理条例がございました。それを宇陀市に合併してまとまった条例をつくろうということで、第1回でまず条例はつくるということで確認はしておりまして、その内容について、条文でございますから第1条から数条ずっと追っていったわけでございますが、たたき台を中心にして追っていった中で、まとまった部分とまとまらなかった部分という形でご報告させていただきましたので、先ほど言いました、山本良治議員のおっしゃる地方自治法は、我々はそれを超えることはできませんので、その部分についてはそのまま生かしていくということでございます。
例的に申し上げますと、市長の資産公開は、現状では市長個人は資産公開をしております。その中で議員も資産公開をすべきではないかという意見もございまして、それについては今のところ宇陀市の新しい条例では、議員まで資産公開をする必要はないのではないかという結論になったというのが一つの例でございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。質疑なしと認めます。
少し時間経過いたしましたが、1時より再開として、ただいまより休憩いたします。
午後0時6分休憩
午後1時00分再開
議長(玉岡 武君)
ただいまより、休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。
次に、議員定数検討特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
先ほど委員長より報告を受けましたけれども、16名ということの案のようでございますけれども、これは特別委員会の中での決定だろうと思いますけれども、やはり3回か4回の会合であるということの中で、やはりこれは市民、住民そして各地域がものすごく関心のあることでございますので、これは簡単に決めるべきものではないと思います。
やはり、いただいた資料の、11月14日のやつをいただきましたけれども、これはほとんど奈良市の記事が多いと。これは類似ではないと思いますので、やはり類似の市といいますと葛城か御所、五條あたりと違うのかなと思うわけでございます。特に五條あたりが一番よく似ておりますけれども、そういうところがどういう取り組みをしておるのかいろいろと研究していただいて、そしてまた市民の声も聞いてするべきではないかと思います。
やはり、この天理市でも書いてありますけれどもパブリックコメントとして市民から広く意見を募集するということも書いてありますので、やはりこういう重大なことは何回となしに、まだ1年ちょっとありますので、いろいろな意見を聞いた上で決めなくてはならないのではないかと思いますけれども、今後の委員長の計画というんですか、これからやっていくべきことをちょっと知らせてほしいと思います。
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭委員長。
18番(泉岡 正昭君)
土井議員さんから、もう少し慎重に考えてみてはどうかという質問であろうかと思いますけれども、当委員会といたしまして慎重審議をいたしまして、近隣の市町村、宇陀市に類似の人口、また有権者数、また我々議員は市民より選ばれ、また市民の声を大事に、また市の財政状況を踏まえまして、ただいまの答えを出させていただきましたことでございますが、きょうは答申させていただきまして、またいろいろ議員各位さんの意見を、全員協議会を議長に持っていただきまして、その場でいろいろ意見をお聞きしたいと思いますので、そういうことでございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
9番、多田でございます。ただいま議長よりお許しをいただきましたので、1点、先ほど来の議員定数検討特別委員会における報告へのご質問をさせていただきたいと思います。
私は数回、傍聴させていただきました。委員ではございませんので、黙ってその審議の行方を審議、論議の行方を聞かせていただいておったんですけれども、本当に各委員の皆さんが、それぞれ熱心にこの大きな課題に向けて、しっかりとご自分の意見を述べておられたことに感動、共鳴をいたしたところでございます。
その中で私がお聞きしたいのは、18年の合併当初の定数55名が、18年のそれは在任特例ということで3カ月ほどでございましたけれども、それが選挙になりまして、定数が22名ということになりました。これはもう合併の効果ということで1億四、五千万円の効果があったのではないかな、数字そのものはちょっと明確ではございませんけれども、あったのではないかなと承知しておるものでございます。
今回、先ほど委員長の報告にございました答申の16名。これで確定した場合、どの程度の効果が見込まれるのか。その点について、委員長の方でもし把握されておられましたらご披露いただきたいなと思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭委員長。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま多田議員から、16名の議員定数になって財政効果はどうかという質問であろうかと思います。
平成17年度の22名の議員、いろいろの報酬等につきましては1億4252万207円、そして19年度、20名になりまして1億2954万1657円。そして、条例改正になります今度16名となりますと、ざっと3800万円。これの財政効果になると思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
多田委員、それでよろしいですか。
9番(多田 與四朗君)
はい、ありがとうございます。
議長(玉岡 武君)
ほかに質問ございませんか。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
2番、上田でございます。
先ほど来、検討特別委員会の方から定数の答申があったわけなんですけれども、自治法にのっとりますところの5万人から2万人の人口によりますところの定数が26名という中で、今回合併時に、その人口配分によりまして22名という定数をもって本議会が設置をされておるというふうに理解をしておるところでございます。
したがいまして、今回16名という定数の発表があったわけなんですけれども、16名の、どういった経緯をもって16名にされるのか。14名でもよいし、また18名でもよいし、それに類するところの、先ほどの議員定数の増減によるところの効果というものは試算されようかというふうに感じます。
したがいまして、この議員定数が財政的な部分の中でのみ論議されることも大事かなと思いますけれども、果たしてその16という数字を持たれたことの意義といいますか、そこら辺のことをもう少し、もし委員会の中で論議をされておるようでございましたらご説明をいただきたいなとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭委員長。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま上田議員から16名の根拠という質問ではなかろうかと思いますけれども、3回の委員会また協議会を通じまして、委員の方から貴重な意見等をいただきました。過疎、またいろいろな状況について要請などございましたけれども、この宇陀市の情報につきまして今回、自主放送テレビで市民の隅々まで行き渡ることもございますし、また同じ人口密度の議員定数でございます五條市にございましても、来年の10月に15名と改正するようにお聞かせさせてもらっております。
そしてまた、人口密度で言いますと桜井市でございますが、宇陀市の人口の倍でございます。そういう点から考慮いたしまして16名と。また、宇陀市の、先ほどもお答えさせていただきましたが財政状況等ありますとともに、やはり市民からもいろいろな声を耳にしますし、また、人の集まる集会所等とかいろいろな意見を聞きますと、やはりそのように持っていくように、委員会といたしまして慎重審議をさせていただきまして16名と採択をさせていただきましたわけでございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
ただいま答申いただきました政治倫理条例検討特別委員長の報告並びに議員定数検討特別委員長の報告の件に当たりましては、今後、議会といたしまして全員協議会を持たせていただき、そして3月議会、議員提案にて条例制定の予定であります。
次に、市立病院建設特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
3番、山本でございます。
昨年度から特別委員会を設けながら新しい病院についての論議をされてきました。そして先ほど委員長の報告も受けました。私、その委員会の中で、いわゆるどの地域を見ましても、新しい病院について非常に多くの投資をしながら、その効果が出ていないということで閉鎖に追い込まれておる市民病院もたくさんあるやにも思うわけでございます。
その中で一つお尋ねいたしたいわけでございますけれども、この病院建設は、もうこれは承認もお互いしながら実施設計まで入っているわけですけれど、いわゆる科目、15科目ということで進めていただいておりますけれども、テナント方式というのも、過去もその議題といいますか、検討の中にもあったというように思うわけですけれども、そのようなことを踏まえながら、新病院をつくっていくような論議はなされたかどうかのことを聞きたいわけでございます。よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
ただいま山本議員の方から、宇陀市市民病院の新しい病院の運営形態についてのご質問かとこのように思います。
既に病院建設特別委員会の中で論議をされておりまして、今回のテナント方式等、いわゆる民間の開業医さんに病院の中に来ていただいて、そしてスペースを提供して、そこで診療していただくという考え方かなというふうに考えます。このことにつきましては特段、委員の中では質問はございませんでした。
したがいまして、この運営方法の中では、あくまでも宇陀市立病院としての15科目の中で医療行為を行っていく。あくまでも病院としての経営の中で考えていくというのが今の基本的な経営スタンスではないかなというふうに理解をし、そのような論議を過去からも行っているように理解をしております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
3番議員、答弁よろしいですか。
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
病院建設特別委員会におかれましてはいろいろ詳細な検討をなされておって、また先ほど来報告を受けたわけでございますが、病院を建てることにつきましては住民の方々、待望しておるところでございますし、また早く建てていただきたいという要望が多いのではないかなと思っているところでございます。
そうした中で不安が残るのは、先ほど3番議員のおっしゃったように医療体制の問題ですね。医療体制と設備が適合しているのかということが、皆さん不安であろうかと思います。
そうした中で今回実施設計をされまして、手術室が4カ所予定されております。最近は麻酔医が不足いたしまして手術もできない、緊急手術ができないというような医療機関が多くあります。そうした中で、その手術室についての論議は意見が出されたかどうか、またそれが適切かどうかということをちょっと委員長に聞かせていただきたいなと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
ただいま竹内議員の方から、委員会においての質問の中に手術室の件があったかどうかということでございます。
委員会においては、3階で透析室とそして手術室をゾーニングしていくということでございます。その中で現在、図面の中には4カ所を手術のスペースとして確保されております。しかしながら、この4スペースについて数量を含めまして質問等がございませんでしたので、特段議論をしておりませんので、次回の委員会の中でもし確認できる機会があれば、というよりも確認をしていきたいと。次回の中で確認をしていきたいなというふうに感じるわけでございます。
しかしながら、拝察する中で手術室が四つあるということは、先ほども医療体制の中で、特に麻酔医の医師が全国的にも不足している中での手術が一遍にできるのかというような部分なのかなというようにも思うわけですけれども、手術室を確保するということは、手術の所要時間というのは大体数時間に及ぶものもあれば一、二時間で終わるものもあろうかとこのように思います。
したがいまして、事前の手術医療器具を準備をするというふうな考え方の中で、手術をされる患者さんにつきましては1カ所ないし2カ所かはわかりませんけれども、それに対する医療機器の準備というものは、ただでもやっぱり時間がかかるように聞いております。したがいまして、そういうふうな時間的な効率を進めるという位置づけにおいても、手術室が四つであったのかなというふうに拝察をするところでございますので、これはあくまでも私が今まで論議を重ねてきた中での感覚でございます。したがいまして、正式な部分につきましては、次回の委員会報告としてご報告申し上げたいとこのように思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
9番、多田でございます。ただいま議長のお許しを得ましたので、数点ご質問をさせていただきたいと思います。
1点は、先ほど来の委員長報告全体を聞かせていただいておりまして、全体的な印象として来年度から工事着工という運びになっております。また基本設計に同意して、そして実施設計に向かっておるところでございます。そんな中で、当市のホームページを見ましても病院の竣工の絵図が、パースというんですけれども、出ておりますので、住民の皆様方にとっては、やがてはこの東大和の中核病院としての役割を大いに果たしてくれるものだということで、大いに期待しておるところだろうと思います。
先に戻りますが、その委員長報告の中で病院に関する意見交換という案件がございましたけれども、その中でソフト・ハード面で、全部メモをし切れていませんし、またすべてが今聞いただけでございますので頭に残っておりませんけれども、ソフト・ハード面で非常に多くの意見といいますか要望というか、そういうものが出ておるわけでございます。
ところがその後、副委員長の締めのお話には、当初予定どおり婦人科あるいは産婦人科、周産期の問題等々はこれは県との兼ね合いもございますので、それはそれとして、私はそれは納得できますし、その件の指摘は結構でございます。それで最後に、市民のためにこの当初予定の病院は進むべしというようなまとめをされたわけでございます。そうであるならば、その意見交換、病院に関する現時点での意見交換というのはどのような形で反映していくのか、あるいは反映するものではないのか。
そのあたりと、それとあわせましてもう1点、早急にまた病院の検討特別委員会を催す予定だと委員長は申されたんですけれども、以前、ある議員が申されたんですけれども、特別委員会そのものの大きな役割というものは、もう終わったのではないかというような意見もちらほら出ておった時期があったと思うんです。その中で、委員長のこれからの委員会の運営といいますか、委員会をどのように運んでいかれるのか、そのあたりも含めて、3点ぐらいになったんでしょうか、答弁をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
ただいま多田議員の方から病院建設特別委員会におけるところの論議経過の中でご質問がございました。回答が順不同になるかもわかりませんけれども、私がメモできた範疇で質問にお答えをしていきたいとこのように思います。
病院建設特別委員会は、約65億円の巨費を投じて建設される病院の建設のあり方について、既に基本構想、基本計画、そして基本設計という3段階での事前の慎重なる審議の中で経緯をしてまいりました。その結果、本日ご報告申し上げました実施設計のゾーニングという断面を迎えてのご報告と、このように受けとめていただきたいというふうに思うわけでございます。
したがいまして、当然先ほど報告の中で、病院関係者等によりまして60回にも及ぶヒアリングをされておりまして、病院施設の中にいろいろと新しい取り組み、医療に対する考え方等が論議をされており、そのことが今日提案をされております実施設計にあらわれておるとこういった理解の中で我々は全員10名の者が論議をし、そして中身の確認をしているわけでございます。
したがいまして、あくまでも我々は基本設計、基本構想あるいは基本計画に基づいた設計がすなわち実施設計であるという立場からこの実施設計を着目し、そしていろいろとそのこととの整合性を理事者の側に求めておるわけでございます。したがいまして、そういった部分での質問がございました。
それから後の意見交換という部分につきましては、当然先ほど山本議員の方からもご質問がございましたとおり、宇陀市民病院の経営というものも踏まえた中での建設というものがなされなければならないのではないか、一つの医療機器を入れることによって多くの効率化が図られるのであれば、それは最初のイニシャルコストとして認めていかなければならない事態も起こりましょうし、いろいろな部分で、いろいろな角度から検討していく、これがやはり病院建設特別委員会に課せられた課題とこのように私は理解をしておりまして、大変職員の皆さんにはご苦労をかけておるわけですけれども、細部にわたっての検討をいただきまして、そして委員会の中で論議を重ねているところでございます。
冒頭の中で、既に建設が決まったからもう論議はしなくてよいというようなご発言がございましたけれども、決してそうではないと。それが立証されるがごとく、我々が質問の中で提案をしたことについて、事務局それから市長あるいはまた昭和設計の担当者が大変いい意見をいただきましたと、なるほどそういう考え方の中から一度切り込んでみますとか、そういった議論を重ねることによって、一つでも二つでも市民の多くの方々が求めているものに近づいていくのではないかなと。低コストで高クオリティーなものを求めていくという非常に厳しいことが今、建設準備室のスタッフに求めているわけですから、我々としてもそのことを補完できるだけの論議を重ねながら、納得できる病院の建設を進めていきたいとこのように考えておるところでございます。
質問の答えになったかならなかったかわかりませんけれども、もし今の答弁で漏れていることがございましたら再度ご指摘をいただきたいとこのように感じます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
そうしますと、最後に委員会の後、辻谷副委員長がおまとめになられたことと、それが特別委員会の意見、まとめであると理解をさせていただきます。ありがとうございます。
議長(玉岡 武君)
簡略にお願いします。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
1点、多田議員さんと重複するかもわかりませんけど、この病院特別委員会というのはもう既に病院は建設するということに決まっております。後はもうとりあえず、いいお医者さんに来てもらい、親切な看護師さんに来てもらい、そして設備を整えると。これをこれから進んでいくわけで、もう既にそこへ入っておるわけでございますので、そういう病院の経営内容みたいなものは今ごろここで言うものと違う。その病院のそういう特別委員会はもう必要でないのかと。
これは、とりあえず私の思うのは福祉厚生常任委員会があるんだから、ここで審議をして、もうそれでいいのと違いますか。私はそう思います。これは意見として言っておきます。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。簡略に。
19番(大西 進君)
私は病院特別委員会の委員でございますけれども、それにつけ加えまして多種多様のご意見はあるかと思いますけれども、やはり運営についても切り込まなければ、建設費用が今先ほど委員長から申されましたように65億円。これはあくまでも推定でございます。当初の予算は55億円でした。ましてや電子カルテやそういう建築の設備の中にも含まれておりますそういう問題も廃止になりました。まだまだ審議するところはたくさんあるかと思います。ましてや大事な税金を預かりながらの我々住民代表でございますので、基本設計が済めばそれでよいんだと。
それならば私、簡略に申し上げますけれども、自分の家を建てるときに変更はないんですか。あってしかるべきでしょう。そういうことも考えますれば、私はまだまだこの特別委員会の意義というものは多く残っていると考える一人でございますので、答弁は結構でございます。
議長(玉岡 武君)
14番、辻谷禎夫議員。簡略に。
14番(辻谷 禎夫君)
今、病院建設特別委員会の件でございます。
多田議員の方からも、最後の締めの副委員長の話が出たわけでございますが、私もこの件に関しましては、2時間40分にわたる休憩なしの建設特別委員会の審議があったわけでございます。委員長、詳しく説明があったとおりでございまして、あれほど病院建設においての内容にやっぱりいろいろ心配もされる中で、いかによい病院を建設するかということの話であったかと思います。
それとともに今、病院問題においては医師不足等のいろいろな問題も控えまして……
議長(玉岡 武君)
辻谷議員、委員長に対する質問の時間ですので、あなたの所見はちょっと控えてください。
14番(辻谷 禎夫君)
はい、わかりました。
ということで、時間的な都合もあったかとは思うわけでございますが、もう建設は決まっております。いい建設をしていただくために、最後のまとめとさせていただいたわけでございますので、どうかその辺、十分ご理解いただきますようによろしくお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
なしと認めます。
以上で委員長報告を終結いたします。
議長(玉岡 武君)
次に、日程に従いまして日程第5、選挙第1号、奥山組合議会議員の選挙についてを議題といたします。
本案は議長提案となっていますので、私から提案理由の説明をさせていただきます。
奥山組合議会議員の任期は4年で、平成21年3月6日をもって任期満了となります。奥山組合規約第5条第1項に同組合の議員定数が30名と定められ、同条第2項に該当区域内の住所を有する者で組合市議会の被選挙権を有する者の中から組合市の議会において選挙するとされ、定数30名のうち20名を宇陀市議会で選挙すると規定されています。
お諮りいたします。
選挙の方法については、お手元に配付しております奥山組合議会議員披推薦者名簿のとおり、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。
お諮りいたします。
指名の方法については、議長が指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、議長が指名することに決定いたしました。
それでは指名いたします。
各当該地から推薦され奥山組合議会議員披推薦者名簿に記載された方々の氏名を掲載順に報告いたします。なお、敬称は省略させていただきますのでご了解ください。
飯降信義、上北嘉成、倉本忠博、飯降哲夫、大西功二、岡田久雄、中森睦人、稲垣正一、松尾博、勝井喜代治、山田俊昭、山本馨、山本一清、松浦正男、松井邦夫、樫森猛、中森達、山田悦清、的場是憲、森川桂太郎、以上の20名を指名いたしますので、この方々を奥山組合議会議員の選挙における当選人と決定いたします。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして日程第6、議案第75号から日程第13、議案第82号の条例関係8議案を一括して議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
失礼いたします。
それでは命により、議案書の朗読をいたします。議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。
議案第75号、公益的法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について。
公益法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
なお、本文の朗読は省略させていただきます。
次に3ページをごらんいただきたいと思います。
議案第76号、宇陀市職員の分限の手続及び効果に関する条例の一部改正について。
宇陀市職員の分限の手続及び効果に関する条例(平成18年宇陀市条例第33号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に5ページでございます。
議案第77号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について。
宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例(平成18年宇陀市条例第39号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に7ページでございます。
議案第78号、宇陀市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定について。
宇陀市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に11ページでございます。
議案第79号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について。
宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例(平成18年宇陀市条例第133号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に13ページでございます。
議案第80号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正について。
宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例(平成18年宇陀市条例第141号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に15ページでございます。
議案第81号、宇陀市公共下水道条例の一部改正について。
宇陀市公共下水道条例(平成18年宇陀市条例第178号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
続きまして17ページでございます。
議案第82号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について。
宇陀市消防団員等公務災害補償条例(平成18年宇陀市条例第194号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。
ただいま一括上程いただきました議案第75号から議案第82号までの8議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第75号、公益的法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございます。
平成20年4月1日から、運営の簡素合理化、経費節減を図るため、奈良県市町村会館管理組合と奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合が解散され、その事務を奈良県市町村職員退職手当組合が奈良県市町村総合事務組合として継承したことに伴い、公益的法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例、宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の3条例において引用する奈良県市町村職員退職手当等に関する条例を奈良県市町村総合事務組合退職手当支給条例に改めるものでございます。
なお、この条例の施行日は公布の日からでございます。
次に議案第76号、宇陀市職員の分限の手続及び効果に関する条例の一部改正についてでございます。
宇陀市におきましても、ことしの4月から法律の規定に基づき公益法人等へ職員を派遣するため、公益法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例を制定したことに伴うもので、公益的法人派遣制度により職員が派遣先の公益的法人で従事する場合は、この条例による分限休職とはしない旨の改正を行うものでございます。
なお、この条例の施行日は公布の日からでございます。
次に議案第77号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてでございます。
ことしの10月1日に株式会社日本政策金融公庫法及び株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係法律の整理に関する法律が施行され、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、沖縄振興開発金融公庫及び国際協力銀行が株式会社日本政策金融公庫に編成されたことによるものでございます。
このうち、沖縄振興開発金融公庫については、平成14年度に制定された沖縄振興計画の最終年次である平成23年度において、株式会社日本政策金融公庫に統合されることから、この条例において引用する公庫の予算及び決算に関する法律を一部改正され、所要の改正を行うものでございます。
なお、この条例の施行日は公布の日からでございます。
次に議案第78号、宇陀市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定についてでございます。
地方公務員法の一部を改正する法律が平成19年8月1日から施行され、職員に自己啓発及び国際協力の機会を提供することを目的として、職員の自発的な大学等への課程の履修または国際貢献活動を可能とするための休業制度が創設されたことに伴い、本市においてこの制度を導入するため、この条例を制定するものでございます。
地方公務員法の規定では、自己啓発等休業を取得している期間については職を保有しますが、職務には従事せず、その期間は無給であるほか条例で必要な事項を定めることとされております。
この条例の主な内容といたしましては、公務の運営に支障がなく、当該職員の公務に関する能力の向上に資することと認めるときにおける自己啓発等休業の承認に係る請求手続等を定めております。また、自己啓発等休業の期間は大学等課程の履修については原則2年、国際貢献活動につきましては3年の範囲内としているほか、履修できる大学等の教育施設、貢献できる奉仕活動、条例への委任事項について定めるものでございます。
なお、自己啓発等休業を取得している職員は定数外とすることなど、この条例の附則におきまして宇陀市定数条例について所要の改正をするものでございます。
施行日につきましては、平成21年4月1日からでございます。
次に議案第79号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてでございます。
現在、宇陀市におきましては、ごみの分別、資源化、ごみ減量化の啓発、不法投棄防止等々に取り組んでいるところであります。しかしながら、廃棄物の種類の多様化や増加等により処理経費は増加の一途をたどっているところであります。
現在のごみ処理経費の一部は袋代としての処理手数料で負担いただいておりますが、そのほとんどが一般財源によって賄われております。今回の改正は、宇陀クリーンセンターと護美センターが処理する大宇陀区、菟田野区、榛原区の区域における処理費用の軽減と東宇陀環境衛生組合が処理する室生区の区域における処理費用としての負担の公平化を図るとともに、より一層ごみの減量化を図ろうとするものでございます。
このようなことから、可燃ごみの家庭系大の指定袋処理手数料を40円から50円とし、経費の負担を利用者にお願いするものでございます。また、この指定袋としての処理手数料につきましては、合併後の速やかな調整事項となっていることを申し添えておきます。
なお、この条例の施行日は平成21年4月1日からとし、改正後の手数料は施行日以後の手数料について適用するものでございます。
次に議案第80号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正についてであります。
宇陀市農業委員会委員の一般選挙は、宇陀市農業委員会の選挙による委員の選挙区及び各選挙区において選挙すべき委員の定数に関する条例の規定により、平成18年7月執行の一般選挙に限り選挙区を設定し執行されたところであります。先般、宇陀市農業委員会から申し入れ書が提出されたことを受け、高齢化等により市内における遊休農地の拡大などの状況にかんがみ、地域の実情、選挙区委員定数の基準や活動体制、選任委員の数との整合等に十分配慮して適正な確保に努めるために、今後も選挙区を設置することとするものでございます。
また、効率的な業務執行を図るため、菟田野選挙区の定数を6人から5人とし、室生選挙区の定数を7人から8人とする見直しを行うものでございます。
なお、この条例の施行日は公布の日からとし、次の一般選挙までに告示される選挙については菟田野選挙区の定数は6人、室生選挙区の定数は7人とするものでございます。
また、宇陀市農業委員会の選挙による委員の選挙区及び各選挙区において選挙すべき委員の定数に関する条例を廃止するものでございます。
次に議案第81号、宇陀市公共下水道条例の一部改正についてでございます。
下水道事業では現在、人口減少や使用水量の減少などによりまして厳しい経営状況となっており、一般会計からの繰り入れに頼っているところでございます。これらの経営の改善や将来的な財政負担の軽減を図る観点から、財政健全化のため国が行う平成19年度から3年間に限り臨時特例措置として公的資金補償金免除繰上償還の制度を活用し、今後の利子負担を約2億7000万円の軽減が見込めます。この制度は下水道事業特別会計の財政状況では非常に有益な制度であります。
このような経営状況の中、利用者の負担は極力抑えるため、下水道の供用開始以来20年余り使用料の改定は行っておりませんが、このたびの使用料の改正は国の健全化方針による制度に基づき公営企業経営健全化計画を策定し、下水道事業の経営経費の削減や行政改革の取り組みとともに行うものでございます。
使用料につきましては現在、一般排水の使用料は11立方メートルから300立方メートルまで1立方メートルにつき100円を110円とし、中間排水の使用料を1立方メートルにつき130円を145円とし、特定排水の使用料を1立方メートルにつき155円を175円とし、公衆浴場排水の使用料を1立方メートルにつき50円を55円とするものでございます。
今回の改正によりまして、1カ月20立方メートルを使用する標準的な家庭の場合の月額使用料は2310円から2415円となり、105円の負担増となります。
なお、この条例の施行日は平成21年4月1日からとし、改正後の使用料は平成21年4月分以降の分として徴収する使用料について適用するものでございます。
最後に議案第82号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてであります。
本件につきましても、ことしの10月1日に株式会社日本政策金融公庫法及び株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係法律の整理に関する法律が施行されたことによるもので、この条例において引用する用語について所要の改正を行うものでございます。
なお、この条例の施行日は公布の日からでございます。
以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに日程第6、議案第75号、公益的法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第75号、公益的法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。
次に日程第7、議案第76号、宇陀市職員の分限の手続及び効果に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
宇陀市職員の勤務時間ということでございますけれども、私がかねてから申しておりますのは……77ですね。済みません、失礼します。
議長(玉岡 武君)
大西議員、よろしいですか。
今、質問案件と大西議員の質問の趣旨が違いましたので、受け付けを戻しまして、質疑はないものと認めまして、これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第76号、宇陀市職員の分限の手続及び効果に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に日程第8、議案第77号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
先ほどは、どうも失礼しました。
この勤務時間につきまして、まず2点ばかしお伺いしたいわけですけれども、この条例の中にも含まれておるかどうかわかりませんけれど、まず勤務時間のことでございますので、勤務時間中に、私、再三たばこの問題、まず禁煙ということを常に申しながら喫煙室が改善されて、まだまだたばこが吸える状況にあるわけでございますけれども、今現在、企業にしても駅のホームにしても、禁煙というのはもう常識になっております。そういうことも考えますれば、やはりひとつ宇陀市も率先して禁煙の運動に当たるべきではないかと。
それからもう1点は、昼の時間に自宅の方に帰っているという方がまだまだおられようかと思うんです。そういうことは、やはり交通事故とかそういうときの判断というのはどういうふうに考えておられるのか。
それからもう1点は、勤務時間中にあめ玉をなめておられると。これが果たして民間の方にその姿勢が受け入れていただけるものだろうかとこのようなことをまず考えるわけでございますけれども、その点について考え方をお聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
今回の提案理由についての趣旨から外れておりますが、問題は勤務時間と休暇等についてでありますので答弁を求めます。
総務部長。
総務部長(向田 博君)
ただいま大西議員の方からご質問がございました点につきましてお答えをさせていただきたいと思います。
まず最初に、勤務時間中の喫煙についてということで質問がございました。
職員の本庁内の喫煙状況を調べたところ、大体、38%程度喫煙しておるというような現状でございます。そういうことで、できるだけ禁煙ということを安全衛生委員会等でも出ておりまして周知をしておるところでございます。しかしながら、喫煙者もやはり吸う場所もないということではいかがなものかなということで、各フロアに1カ所を喫煙室ということで設けておりまして、受動喫煙も最近言われておりますので、扉もつけまして、できるだけ煙が外へ出ないような環境をつくって、現在のところ進めておるところでございます。
それから、昼食時における自宅へ帰っておる職員がおるのと違うかというようなことでございます。
これにつきましては、確かに帰る途中あるいは役所の方へ来る時間の間に交通事故が起こっては公務災害等にはなりません。しかしながら、休憩時間というのは拘束されないということもございまして、周知・徹底はできていないわけなんですが、十分気をつけるようにということで、部長会でもそういった話もしておるところでございます。
それから最後に、あめ玉というようなお話が出ましたけれども、そういった職員はおらないようには思っておるわけなんですけれども、もしおれば今後できるだけ注意しながら、なくすように進めていきますので、ご了解の方よろしくお願い申し上げます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第77号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に日程第9、議案第78号、宇陀市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定についての質疑を行います。
なお、本案は総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮お願いいたします。
質疑を受け付けます。
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
ただいま議長のお許しをいただきましたので、数点ご質問をさせていただきます。
まず1点は、自己啓発のために自己啓発の休業期間を満了した場合、第10条にうたっておりますけれども、復帰後における号給の調整なんですけれども、その中ほどにございますが、職員としての職務に特に有用であると認められるものにあっては100分の100以下、それ以外のものにあっては100分の50以下の換算率により換算して云々とございます。
それともう1点、自己啓発休業の承認が途中で取り消された場合、その場合はその職員が復職、復帰する場合、どのような形、対応になるのか。今回の条項の中に包含されておるならばそれをご説明いただきたいし、もしその条項がなければ、そういう場合はどのようにするのかということを、具体的にご答弁をお願いしたいと思います。
それと、最初に申し上げましたけれども、有用であると認められるもの云々の具体的なケースをもとにしてご説明をいただければ大変ありがたいと思っております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
ただいま質問のありました3点につきまして、まだ上程しておりますのは条例のみでございまして、施行が来年の4月1日を目指しておりまして、その中で条例の中の条文の中にも出ておりますけれども、細かいことについては規則を制定する予定でございます。
1点目の復職の100分の100といいますのは、これは育児関係の休業といたしまして給与は出ませんけれども、復職の場合の100分の100以下というのは、ほぼ100分の100、つまり100%というふうに解釈をいただいたらいいかと思いますが、これについてもいろんなケースが出てまいりますので、基本的には100分の100というふうに考えていただきたいと思います。
それから承認を取り消しをした場合の復職の扱いですが、これも当然期間が例えば2年ということでありまして、1年で何らかの事情で取り消しになった場合は、単純に休業を取り消して、通常の、例えば育児休業というふうな復職と全く同じような対応の扱いをしたいというふうに考えております。
それから3点目の、特に職務に対して有用という場合についても、これも他団体で先にもう制定されておるケースもありますので考えていきたいと思いますが、特に考えておりますのは、現在の持っております職務上で役に立つというか、具体的なケースはちょっと申し上げられませんけれども、実際今、職務についておるその職務に対して、特に有用かつ今後も能力を発揮できるというものについては、そういうふうな対応をしていきたいというふうに考えております。以上です。
議長(玉岡 武君)
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
1番、井谷でございます。
この自己啓発休業ということで、当然自己啓発ですのでその職務に関係ある内容であったり、そうでない場合もあるかもしれないんですけれども、非常にある意味ではやはり自分たちはこの予算の委員会、また決算の委員会等でも職員のスキルのアップを目指して、やはり将来的に委託料とかも減ったりするように、技能の習得であったりとかいう部分で日ごろの研修とか、またそういうものもされていると思うんですけれども、だからそういうスキルのアップにもこういうものを有効に活用していただいてというふうにも思うんですけれども、それでお聞きしたいのが、あくまでも自己啓発とあるように、それで今、多田議員が質問されたように、あくまでもその職務に関係があったらという話もありましたけれども、あくまでも自己啓発での職員の申し出による休業であるのか、もしくは上の方からというか、いろいろな情報提供も交えて、こういう部分で一度勉強したらどうだというようなそういう情報提供というのが上の方からあったりするのかどうかという点をお聞きしたいなと思いますが、よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
総務部長。
総務部長(向田 博君)
ただいまの質問でございますが、あくまでも職員が自己啓発をするということでございますので、上部機関からそういったことはございません。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。はい、ほかに。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
この文書を読ませていただきますと、大変優遇された制度ではないかと。といいますのは、我々常に仕事が終わった後に勉強し、研さんをしております。そのことを考えますと、やはりしっかりした中で、ここにも書いていますように自己啓発が主体性だということでございますけれども、果たして自己啓発で能力がない者がそのようなことが果たして帰ってきて能力を発揮できるんだろうかと。私はそういうようにはっきり申し上げまして考えるところでございます。
それならば、やはりしっかりと管理職の中でこういう方向性でこの1名を出したいんだと。それなら、レポートでも、やはり何かそういう自分の志をしっかりと示した中で派遣すべきではないかと。それならば、国際的な貢献もありますでしょうけれども、それなら農業はどうですか、一番大事な農業。農業にも、そしたらそういう目を向けてやるということも一つ大事ではないかと。林業もしかるべきであります。
そういうことも考えますと、宇陀市に合った、そういう自己啓発をしっかりと考えていかなければ一つ疑問が残るなという考えでございます。その点について最高位であります市長に、一つこの件についてどのようなことを構想されているのか、またどのようなことを考えておられるのか一つお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
ただいまの質問でありますけれども、これはいわゆる地方公務員法の一部が改正をされて国際協力、国際貢献という問題が大きく取り上げられました。そういう意味からも、職員の皆さんの啓発という、いわゆる自己研さんという意味が、やっぱり職員の皆さん方に大きくこれは生まれてくるのではないだろうかなと。
おっしゃるように、いろんな多様化する問題もあろうかと思います。そういう意味では、これからの職員の皆さんのいわゆる啓発、自己啓発というものをしっかりと尊重をしながら、いろいろな面で考えていったらよいんだろうと。この法律の改正によって今の条例を制定いたしましたので、その辺の運用はうまくやればよいのではないかなとこう思っております。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
この文面どおりに期待をしておるところでございますので、よろしくお願いしておきます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
上田でございます。1点、ご確認をさせてもらいたいというふうに思います。
先ほど人事課長の方で、本格的な運用に当たっては運用規則等を制定されて、そして進めていく、制定していくということでございましたけれども、国際貢献につきましては、それぞれ個人の方がいろんな、例えば青年海外協力隊等のところに参加をしていきたいという意思表示のもとの中で進められるかなというものを感じるわけですけれども、大学等の教育施設の部分の中で、本人が手を挙げるだけでその受講資格が得られるのかどうか。
通常の場合、一般企業の場合でしたら、手を挙げてその中でほかの選択される機会を持っておられまして、そしてそれによって学習を続けるというふうなことがございますが、この中で4で特に短期大学、専修大学校それから各種学校等々、いろいろと教育関係の施設の中でいろいろな部分があろうかと思います。
ですから、先ほど行政として個人を特定して、おまえこれ行ってこいとこういうことはないというふうにお聞きしておりますけれども、逆に自分が不得意な行政面での知識を得るために、これこれこういうふうな教育を受けたいというだけで行けるものなのか。それが事前に人事なり、あるいはそういった労務管理の中で選択というか選別というかよくわからないけれども、いわゆる1次検査なり1次試験なり何なりを受けられて、そのことに対して、宇陀市としてこの自己啓発の規定にのっとって送り出すことができるというふうな判断をされるのかどうか。そこら辺をちょっとお聞きしたいなというふうに思います。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
先ほどのご質問と少し重なるところがございますが、例えば大西議員さんの言われました農業大学のこういう短大の履修をしたいということであれば、当然その学校へ行くという資格を取っておるし、どういうような課程を希望するかということについては十分こちらも内容を検討しまして、本人が今の仕事に関係する、またその資格を持っておるということで承認をしていきたい。それが戻りまして、また有用であるということもあわせて慎重に理事者としても審議をして決定していきたいというふうに考えております。以上です。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
決して私、この制度は大変よいものだし、また充実していって、そういった就学機会なり、あるいは体験なりを踏んでもらいたいという立場の中で、本当に行かせてあげたいけれども、ではそれだけの能力とか資質とかそういった部分の精査というものは、やはり行政職員の立場の中で送り出されるというふうに感じますので、ひとつそこら辺の部分が規則の中でされるのか、それとも人事考課の中でされるのか、そこら辺がちょっと不透明な部分を感じましたのでお聞きしましたけれども、もしご答弁をいただけるのでございましたらそういった人事考課なり、あるいはそういった部分の範疇におさまるのかどうかも含めて、お答えいただける範囲でお答えいただければと思いますけれども。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
勤務評定で言いますと、人事評価につきましては今後、導入を考えていかなければなりませんけれども、当然自己啓発として、こういう課程を修了した者については、そういうものも含めて考えていきたいと思います。以上です。
議長(玉岡 武君)
多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
ただいまの上田議員の質問に関連してということなんですけれども、これはあくまでも念のためということなんですけれども、いつの日か忘れましたけれども、二、三カ月ほど前だったと思いますけれども、国際貢献、NGOですかね、そういうような関係で海外の方で農業関係の方でいろんな指導役として頑張ってこられた方が不幸にも亡くなられたということがございました。
やはり、視野を広げ本業に生かすという意味におきましては大変いいお話だと思うんですけれども、そういう場合、不幸なことにそういうような治安の方もやはり世界のことですし、非常にテロ、テロ、テロと、国際的にもテロが広がっておるわけでございますので、まさかそういうことがあってはならないわけですけれども、もし仮にそういうことが発生した場合、私は任命権者の責任というのが問われるのではないかなとそのようなことを単純に考えたわけでございます。もちろん休業をするということは本人の恣意的な意思が働いてのことだと思うんですけれども、やはりそういうことが起こった場合のことがございますので、今後、先ほどの答弁にもございましたけれども、細かな運用に当たっては規定を設けるというお話もございましたので、そういう部分も十二分にご考慮いただいてお進めいただければなと思います。答弁は結構でございます。
議長(玉岡 武君)
答弁は省略します。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
それでは10分間休憩いたします。
時間厳守でお集まりください。
午後2時18分休憩
午後2時29分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。
次に日程第10、議案第79号、宇陀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
なお、本案は福祉厚生常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
それでは質疑をお受けいたします。
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
14番、辻谷でございます。
先ほど理事者の方から説明がありましたので十分理解はできるわけでございますが、今回、可燃性ごみの手数料が40円から50円になるということでございます。これは、ことしの4月から大宇陀、菟田野、室生のごみ処理代等が有料ということでのような説明もありました。
これでお聞きしたいのは、その足りない部分を一般会計から補てんしていると。だから、今回こうやって値段も上げるんだという説明があったわけでございますが、現在のごみ袋を幾らぐらいで果たして仕入れられておるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
以前、榛原区のときは若干3円ないし4円上がったというふうにお聞きもしましたし、燃えるごみといいましてもすぐ処理するところへ集約されるわけでございまして、ただそのごみを一応小、中ですか、ごみ袋の量をはかるために袋に入れるということも聞いておりましたし、それだけでは少しでも安いごみ袋を使用することによって一般会計からの補てんも少なくなるのではないかと思うわけでございますので、ちょっとその辺の値段をお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
石本市民環境部長。
市民環境部長(石本 淳應君)
ただいまの質問ですが、現在、この4月から宇陀市全域で指定ごみ袋制による一部負担ということでお願いしておるわけなんですけれども、それぞれごみ袋の成分が違いまして、可燃性ごみ袋の部分と、あと金属類のごみ袋、あるいはガラス類のごみ袋、あるいはプラスチック類のごみ袋と、それぞれ分厚さ等の規格が若干違っておりまして、一律の納入金額ではございません。
現在、可燃性ごみのごみ袋につきましては、ちょっと特許を取ったような指定袋を今使っております。ごみを入れまして最終的にくくる部分と、その下側に収集するときにつかみやすい取っ手がついているというような、今そういう指定ごみ袋を使っておりますので、通常のごみ袋よりも高額設定になっておりまして、大変高い納入代金ということで、ちょっと今資料を持ち合わせておりませんのではっきりした金額を申せませんが、たしか通常の料金よりも5割増しぐらいの料金で納入しているということでございますので、この指定袋につきましては、次回の納入のときからは、そういった特許のない通常の、もう少し安い使いやすいごみ袋に改正していきたいなというふうに考えているところでございます。以上です。
議長(玉岡 武君)
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
ありがとうございます。
今、5割増しというのには非常に驚いた次第でございます。やっぱり値段を上げることによって不法投棄につながらないかの心配もありますし、また少しでも住民負担が少なくなる方法を、後でも出てきます水道料金の値上げ等もございます。少しでも負担の少ないようによろしくお願いしたいと思います。以上です。
議長(玉岡 武君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
10番、山本繁博でございます。議長の許可をいただきましたので、このごみについての質問をさせていただきます。
辻谷議員と関連した質問でございますけれども、20年度の4月にこうして家庭ごみの分別というようなことを言われ、もと4カ町村ですか、ここで分別収集をしてくれてはるわけです、家庭内でね。
この中で本当に今でも家庭内の負担が大きいと言われております。そういった中で10円を上げるというようなことなんですよね。袋を10円上げると。10円を上げればどういうふうなことになるかと私自身考えたところ、これは税の二重取りになるのではないかとこういうふうなことも考えられると思いますけれども、そしてここで10円ずつ袋も値上がりするならば、委託業者の皆さんに折衝、いろいろな委託料というのを負けていただくような折衝もしてはるんですか。
というのは、この家庭内の分別をする以前に中間処理場というところへ持って帰っていただいて、業者の皆さんはそこで分別をしていただいていましたよね。そういう手数料とか等々は省けてきているんですよね、今ね。そのような中で業者との折衝というのはされているんですか。それをお聞きしたいんです。
そしてまた、さっき言ったように税の二重取りというようなことも考えられると言いました。そういうふうなこともちょっとお答えいただきたい。
議長(玉岡 武君)
石本市民環境部長。
市民環境部長(石本 淳應君)
まず最初に、今回廃棄物の処理料金の一部改正ということで上程させてもらっておるわけなんですけれども、近年、我が国におきましては大変経済不況、景気低迷の中で公共料金1枚40円から50円にするということで、1袋10円アップというようなことで大変生活のしにくいときに改正するので、大変心もとなく思っておるところでございますが、まずこの今回改正させてもらいました一つのポイントは何かと申しますと、可燃性ごみの処理につきましては、本来ですと宇陀市一本で処理するのが本筋でございますが、もともと4カ町村が一つになった市でございますので、合併以前に東宇陀クリーンセンターというのがございまして、これは曽爾村、御杖村、旧室生村、現在の宇陀市でございますけれども、この1市2村で出資いたしております特別地方公共団体ということで、その団体が1袋50円という制定をしまして、たしか平成8年か9年にオープンしましてそれ以来、ごみ袋の有料制ということで現在まで来ておるわけなんですけれども、その東宇陀環境衛生組合の部分もございますので宇陀市独自で、では40円に制定すればいいじゃないかという部分もあろうかと思うんですけれども、今申しましたように、一つの特別地方公共団体が制定しております指定袋50円という部分がございますので、一概に簡単に40円に下げてくれというわけにもいかないという部分がございましたので、大変心もとないわけですが東宇陀の50円に今回、宇陀市統一しまして、住民の公平さを図るという観点で10円を今回値上げさせてもらうという部分が一つございます。
それともう一つありますが、年々このごみ処理費用が相当高騰してきております。例えば5年前を見てみますと、全体の処理費用がざっと4億6000万円ぐらい要っておった部分が、平成19年度では5億3400万円というようなことで、約7000万円強が高騰しているというような状態もございます。
そういったことで、本来ごみ処理につきましては市町村の責務で処理するというのが筋でございますが、それの一部分を住民の方に負担いただくということでこの改正をいたしまして、現在すべてのごみの排出につきましては一部負担をいただいておるというようなこともございますので、大まかに申しますと、この処理費用を全部住民の方に負担いただくということになりますと、ごみ袋1枚当たりちょっと試算しておるんですけれども1枚約500円ぐらいかかるというようなことになってしまいます。現在、50円でお願いするということでございますので、処理費用の1割ぐらいを住民の皆さんに負担いただくというふうなスタイルでお願いしているところでございます。
それともう一つ、ごみ処理費用も住民の方からいただいて、そして税金の方でも払っていただいているということで、税の二重取りではないかというお話なんですけれども、今申しましたように、一部を住民の方に負担いただくと。受益者負担の考えから、例えばある家庭で1日に5袋出される家庭は5袋分の料金をいただく。出さない家庭もありますので、出さない家庭につきましては要らないと。ただし、残りの9割の部分の処理費用につきましては税の方で賄っているというふうなことでございますので、決して税の二重取りではないというふうに私は思っておるんですけれども。そういうことでご了解いただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
そうなれば、これは一般財源から市民は払われているというのを知らない人もいるんです、市民はね。そしてまた、これ袋1枚買ったら、これにもうごみ代もついてきているというような話で、そうですやろう。一般財源から出されているということを知らないんです。
そしたらそれ以上にいろいろまだあるやないかと。こうして税、二重払いになっているやないかというような人もいるんですね。今、説明聞きましたけれども。そういうふうな説明をやっぱり市民にもしていかなければならないとこういうように思っているんです。だから、しっかりとこういうことを市民の人々にわかりやすいように言っていただきたい、こういうふうに思っておるんです。そういうようなことで、ひとつよろしくお願いしておきます。
議長(玉岡 武君)
答弁はよろしいですね。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
3番、山本でございます。
今、高い、安いの論議をしておるわけでございますが、私は市民の方にこの際にいわゆる市としての啓発、今、山本繁博議員も若干触れましたけれど、減量にどう努めるかということの啓発が足らんのではないかなと。出す人と処理をする人という区分の中の論議だけで進めておりますし、そして施設が満タンである、すいたところへ持っていこうかという論議もされています。
そうではなしに、いわゆる循環型社会の中でどうすれば、今リサイクルもやっていただいておりますし、燃えないごみ等々の不燃物の仕分けもやっていただいておるわけでございますけれども、燃焼物につきましても中の検証を十分やっていかなければならんのと違うのかなと。
いわゆる生ごみにつきましては、十分田畑のある中、あるいは市としても処理機の補助も出して、コンポストであったり、あるいは焼却の機械による乾燥や、あるいは肥料にするようなものに補助金も出していることは事実であるわけですけれども、しかし出しておるけれども、全体として減量に努めようというような、広報なりそういうデータ的なこともいまだ知ったようにも思えません。
私はかつて、そのことも十分論議をされてきて、先ほどから出ておりました東宇陀クリーンセンターの中での50円を決めるのについてはかなりの論議をしてきましたし、その経過も知っております。したがいまして、やはり1軒から出す量というものをどのように定めるのか。
従来ですと4人家族で1袋、1週間に2袋程度というようなことで積算をしながら啓発をしてきましたけれども、今見てみると、中身を見ますと大きな膨らんだままの袋、量から見ますと軽い。その中を見ますと、卵の入れる袋をそのままほうり込む、あるいは豆腐の入れる袋をそのまま入れるというようなことで、中を見れば工夫をされていない。量的には軽いけれども、量といいますか形はいっぱいになっているけれども量が少ないというようなことで、そんなことがたくさんあるわけです。
したがいまして、袋の料金の中で、今はポリエチレンを使うような燃えても優しいというようなことになりましたけれども、当時はビニール系統を使っておりました。そんなこと等々もございまして、高ければいい、安ければいいというような話ではなしに、やはり市当局としては減量に努めるという、リサイクルに努めるということを十分論議をされた中で市民にお願いをしていくと。そんなことでなかったら、先ほど部長の話もございましたけれども、二つも三つも日に出すという人もおれば、減量をしながら一つでおさめておる、そんなところから言うと税の公平性も出てきます。
したがって、やはり啓発部分がどうなのかということも私は懸念されますので、この料金設定をするについて、やはり減量に努めることの市の啓発をもう少しやっていただいたらどうなのかなとこんなように思います。答弁はよろしいですけれど、そのように思います。
議長(玉岡 武君)
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
1番、井谷でございます。
先ほどちょうど答弁の中で、このごみ処理代を全額負担だと1枚につき約500円という話がありまして、それでちょっと参考にお聞かせいただきたいんですが、もう単純計算になると思うんですけれども、この10円アップでその増収分といいますか、先ほどの話でいくと大体年間であくまでも可燃ごみの大の袋ということになると思うんですが、大体ごみの量としては100万個余りで、増収としては10円アップで大体1000万円強かなと思うんですけれど、その辺を教えていただければと思います。
議長(玉岡 武君)
石本市民環境部長。
市民環境部長(石本 淳應君)
10円アップすることによってどれぐらいの増収になるかというお話なんですけれども、平成19年度、18年度、2年さかのぼりましてトータルをとりまして、ごみ袋45リットルの大袋なんですけれども、2カ年で合計62万2810枚販売いたしております。これを単純に10円上乗せしますと622万8100円の増収になるということになります。
ただ最近、宇陀市内でも少人数家庭と申しますか核家族化が進んでおりまして、世帯人数が大変少のうございまして、大袋よりも小袋の30リットル入りの袋なんですけれどもそれを使われる方が結構おられますので、この小袋30リットルを使われますと従来どおりの1枚30円ということでございますので、直接今回の料金の改正にはつながらないというふうなこともあろうかと思うんですけれども、一応2年のトータルをしまして大袋は62万2000何がし売れていますので600万円強の増収になるということでご了解いただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
簡略に。大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
大澤です。私は少し違う視点からお尋ねをしてみたいと思うんですけれども、このごみ袋なんですけれども、ご家庭を守っていただく若い、また年配の方でありましても主婦の方にとりましては毎日毎日の生活が1円上がる、また1円物が安くなる、これは大きな関心事だと思うんですよ。そういった中で、この経済が疲弊してきて、お父さんなりまた自分がお勤め、パートへ行っておっても、どうしても賞与が減ったりパートタイマーの時間が減ったり、自分のいただくお給料というものが減ってくると。ふえておる企業は恐らくないと思います。
そんな中でこの10円というお金なんですけれども、先ほども申しましたけれども家庭を守っていただく主婦の方にとりましては非常に大きな関心ではないのかなと。そして、この合併協議のときに協議事項であったということなんですけれども、その協議事項は上げることではなかったと思うんですよ。
小さな自治体であればコストが上がる。しかし、スケールメリット5000、6000が4万人になるといったことの中で、何かいいことと、何か明るい展望という中なんですけれども、なかなかこの18年1月1日から見てみますと、微に入り細に入り市民の皆様方から徴収をする、いただくことにかけては、なかなか細かく目配りをいただいていると思うんです。ですけれども、市民の皆さん方に喜んでいただけるような施策、これがなかなか打ち出していけない。
行政としても税収は下がるし交付金は下がるしといったことはわかるんです。経費もかかるといった中ですけれども、せめてこの毎日毎日の中の必要とする部分、先ほど山本良治議員さんがおっしゃられましたけれども、出す量を減らす、また分別ももちろんでありますけれども、そういったことをしっかりと住民の皆さん方に啓蒙していただいて、少なくとも、このごみ袋につきましては宇陀市だけでそういうことがいけへんねんと、事務組合もあるしということならば、宇陀市は政治的な配慮もあってもいいのではないでしょうか。一つぐらいはそういうこともなければ、市民の皆さん方がよく言われます安全・安心ということなんですけれども、今回はその安心という部分の中で宇陀市という市になってよかった、市民であってよかったと思ってもらえることは何やろうと。少なくとも、このごみ袋に関してはそういった配慮をいただくことが必要ではないかなと。答弁をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
石本市民環境部長。
市民環境部長(石本 淳應君)
大澤議員がおっしゃることは一々ごもっともで大変つろうございますが、先ほども申しましたように宇陀市の施策としまして仮にするとなりますと、合併のときに協定がありましたように、安い負担でよりよいサービスというのを基本に合併するというのが前提でございましたので、安い方に、40円という部分に合わせていけばよかったと思うんですけれども、やはり先ほども申しましたように曽爾村、御杖村の絡みがございまして、なかなか宇陀市の40円に合わせてくれよというふうにお願いするわけですけれども、向こうは向こうでそれなりの事情があって50円という料金設定をしましたので、なかなか最近の動向で50円だったものを40円にするという部分はなかなか通りにくいというようなことで、前々から協議もしてきたところなんですけれども、了解を得られなかったというようなことで、反対に高額負担の方に合わさせてもらったということになりますので、大変心もとないんですけれども、その点お含みいただきまして、どうかご了解いただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
あとは福祉厚生常任委員会に審査を付託いたしておりますので、各委員さんにまたお願いして質疑を申し入れていただいてご協力願えればと思います。
それでは、本案につきましては福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
次に日程第11、議案第80号、宇陀市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
なお、本案は産業建設常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮お願いいたします。
それでは質疑を受け付けいたします。
9番、多田與四朗議員。
9番(多田 與四朗君)
1点、せっかく農業委員会の副会長様ご出席いただいておりますので、私の関連した参考意見といいますか、それを頭の方に置いていただければと思いまして、ただいまより述べさせていただきますけれども、榛原駅をおりますと、いつもお正月前になりますとクリスマスツリーであるとかイルミネーションが明るく輝いてくるわけでございますけれども、そのシンボル塔の側面といいますかその側面に「有機農業推進のまち」ということで最近紹介されていると思うんですけれども、宇陀のブランドというのを全国に発信していくというのは新市になった私たちのまちの大きな課題であります。
それで、国の方でも認定農業者を中心とした農業の振興というのを考えておられるかと思うんですが、そこでこの農業委員会の構成なんですけれども、できれば今回は私は申し上げませんけれども、今後いろいろと宇陀市全体の農業あるいはまた農林業の発展、振興を考えるならば、若い力で今やはり取り組んでおられるような、ちょっとメモを読んでみますけれども、有機JAS認定業者またはそれに準ずる団体というのが組織されておるかと思うんですけれども、そういった方々の、若いかどうかわかりませんけれども、そういう躍動しておる団体の参加も今後考えていただければ、新たな町おこしの起爆剤が非常に難しい中で大きな意義もあるし意味もあるのではないかなと思っております。
ぜひともそういうような構成を今度、次回考えることがございましたら、そういうこともまた一つ頭の中に、こんな意見があったなということでご承知いただければ大変ありがたいと思います。以上でございますが、もし感想がございましたらお願いいたします。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の趣旨から少しは外れているようにも思えますけれど、おっしゃるようにせっかく農業委員会の山口副会長がお見えでございますので、もしご答弁いただけるなら簡単で結構でございますが。なければ結構でございますよ。
山口副会長。
農業委員会副会長(山口 武夫君)
ただいま多田議員の方から質問というかいただきましたが、私、本日、会長が病気のため代行という形で出席させていただきましたのですが、先ほどのお話でございますが、農業推進の推薦者がおってくれますよね。共済、農協、議員さんと、その7名出ていただいておるわけですけれども、その中でもいろいろ協議もしていただいております。南部土地改良区の芳岡先生あたりもいろいろ話を進めていただいておるわけですけれども、まだなかなかそこまで今、遊休農地の問題でお互い頭がいっぱいという形になっておりますので、その辺でご理解いただけたらとよろしくお願いしておきます。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては産業建設常任委員会に審査を付託しています。
次に日程第12、議案第81号、宇陀市公共下水道条例の一部改正についての質疑をお受けいたします。
なお、本案は産業建設常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
この値上げということで、そしてまたここに繰り入れに依存しない安定的な下水道経営を行うということを書いておられるわけでございますけれども、それならば値上げする前に工事が完了している区間の加入率をもっと上げていただくような考え方を示していただけなければ、当然私は榛原町の当時議員だったものですから、榛原町のことしか存じ上げておりませんけれども、まず自治会で加入率を募って、高いところから順に工事を進めてきた経緯がございます。そういう意味で、当然ここにも書かれておりますように人口の減少、それから使用水量の減少、これは当然わかっておったことではないでしょうか。
といいますのは、高齢者になりますと例えばおふろにしても2日に一遍にしようとかそういう形になってきて、もちろん水道料金が下水道料金に反映しておりますので、そういうことも考えますと、私はやはり加入率をまだまだ上げる必要があるのではないかと。
それからもう一つは、繰り入れに依存しないならば工事をもう少し緩めて、やはり費用を使わなくして、当然生活基盤というものは皆さん方平等に向上しなければいけないということは認識はしております。ならば、そういうことにやはり力を入れながら合併浄化槽に力を入れるとか、集落排水に力を入れるとか、そういう形でやはり考え直さなければ当然、ましては私、天満台に住んでおります。天満台はその当時1450軒が1本の管で加入しております。一切、行政の方に負担はかかっておりません。そういうことも考えるならば、先ほどから申されておりますように合併の5年間は値上げはしませんよという約束をされながら、なぜ今さら水道料金イコール水道料金を使う分だけ天満台の方は下水道費用も負担されるわけですので、そうなりますと先ほどのごみ袋の議論と一緒かと思いますけれども、そういうこともひとつ考えた中で、なぜこのようなことが、先ほど私が質問しましたことにつきましてご回答をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
西田都市整備部長。
都市整備部長(西田 茂君)
ただいまの大西議員のご質問にお答えさせていただきたいと思います。
最初の加入率でございますけれども、下水道の場合、人口で加入率を出すところがありますので、今現在19年度末ですけれども86.1%というふうな状況でございます。おっしゃるとおり、まだこれからも接続世帯をふやしていかなければならんとこのように思っております。
こうした中で平成18年以降、合併後でございますけれども、195世帯というふうな形で接続を今までしてきていただきました。そうした中で、担当の方といたしましても各戸訪問ないし工事の終わったところへ接続の依頼にということで回らせてもらっております。それと今後もこういったことは続けていって、接続率、加入率をふやしていきたいなとこのように思っております。これが一つの収入の大きな要因になろうかと思います。
それと繰入金についてでございますが、これと絡めまして工事をもう少し緩めてはとおっしゃっていた件でございますけれども、これにつきましても平成21年以降は担当課といたしましても事業量を見直していこうとこのように思っております。
といいますのは、平成14年から行っておりました五津と篠楽をつなぐ汚水幹線でございますけれど、これにつきましても平成20年度で完成するということで、今後は各地域の面整備を、また議員のおっしゃるとおりでございますけれども地域の接続率の高いところ、明らかにわかるところ、そういったところを地域の自治会長さんとも調整させてもらいながら進めさせてもらうことが下水道の特別会計としては一番いいのではないかなというふうな形に思っております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
この81号議案については産建へ付託ということでございますので、私は該当委員ではございませんので、この際、発言をお許し願いたいと思います。
これも住民側から見ますと値上げであります。先ほどのごみ袋は私、福祉厚生常任委員会で詳しく質問をさせていただく予定で発言を控えておりましたが、やはり基本的には合併3年目に入りまして、当初の住民説明会では、合併によって住民に負担はできるだけかけない、サービスは高い方に合わせましょう、負担は低い方に合わせましょうというのがその当時言われていたわけですけれども、既にもう3年目に入った中でつづ振り返ってみますと、いずれも住民負担がふえていっているばかりです。その点については、やはりこれは合併協議とは話が違ってきたということを私は言わざるを得ないと思います。
そこでお伺いいたしますが、下水道料金の現在の料金設定はたしか間違いであれば後でご説明いただきたいのですが、上水道の使用料の2分の1を下水道の使用料金と設定していると私は思っておりますが、その下水道料だけを値上げするということになっておりますから、ちょっと複雑な計算になるのかなと私も理解したのですが、もともと上水道とそれから簡易水道と、下水道これは特別会計でございます。上水道は企業会計でやっております。そういう違いがあるんですけれども、下水道会計の別の見方をしますと19年度決算で既に1300万円の未納があるわけです。
本来、我々、上水道は大体振り込みで完全に収納されていると思っていたんですが、決算書を見ますと下水道代が、19年度決算ですが1370万2355円という未納があるわけです。この整理を放置したまま住民に値上げを押しつけること自体、行政としては非常に片手落ちではないかと。これは差別用語になるとおっしゃるんですけれども、そうではなく不公平だという意味です。
私は、やはり今行政改革の一環としてこういう住民負担がなされております。しかし、行政の中でもっと合理化的にできる部分がたくさんあると思います。先ほどのごみの減量の問題でも一つも行政として統一的にやられていない。この水道問題についても、やっぱり上水道の発達している地域とそうでない地域があるわけです。もちろん、合併によってインフラ整備は進めていかなければなりません。しかし、人口も減少している現在、やはりこの水道の使用量が減ってくるということになれば、行政の施策もそれに応じて変えていくのが当たり前なんですが、その方は余りやらなくて、住民にだけ負担を強いるのであれば、これはおかしいというふうに考えます。
そういう意味では、まず私の質問は上下水道の料金設定の今の制度の問題、それから未納、たくさんあるこれをどういうふうに整理されるのか、その2点についてお伺いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
西田都市整備部長。
都市整備部長(西田 茂君)
ただいまの料金設定の件でございますけれども、下水道につきましては昭和62年でしたか、その当時の榛原町が一番最初の下水道でございました。そして平成2年、それと平成3年でそれぞれ菟田野町、大宇陀町が下水道の供用開始が行われました。
そうしまして、そのときの料金の設定の仕方ではございますけれども、62年の3月議会だったと思います。3月議会の中で料金の設定についてということで提案がされました。その中で料金の決め方でございますけれども、その当時は参考となる市として奈良市の方にも大分調べに行ったと聞いております。そして、その当時はまだくみ取りという家庭が多かったということで、各家庭での一月当たりのくみ取りの単価を調べに回ったというふうに伺っております。そうした中で、1軒で大体月二、三千円だったというふうな話も聞いております。
それと、議員もおっしゃいました水道料金をもとにというふうなこともありましたけれども、それもその当時としては参考にしたということで伺っております。そうした中で100円というふうな形で昭和62年ないし平成2年、3年と旧の3町の方では基本料金、一般収入ですけれども100円ということで設定させてもらいました。
それと滞納についてでございますけれども、確かに平成19年度決算のときには1370万2000円というふうな滞納がございました。そうしたことで、市の方としましても市税徴収特別部会ということで、副市長を初め、あらゆる滞納をどのように収納するかということで強調月間を5月、8月、12月というふうな形で設けております。
しかし議員のおっしゃるように、私ども下水道料金といいますのは水道局の方に委託しておりまして、そうした関係で私の方から水道局の方へ行きまして、下水道料金のこの状況をどのようにしていくかということで会議を開かせてもらいました。そうした中で、先ほどの特別強調月間とは別にではございますけれども、やはり毎月1週間、下水道課におきましては全職員が夕方6時から5班体制に分かれて徴収に行こうよというふうな形で始めております。そうした中で、現在のところ155万6000円というふうな形で徴収を進めておるような状況でございます。このことは12月、1月というふうな形で今後も進めてまいりたいとこのように思っております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
答弁では水道料の2分の1は下水道代になっているという理解でいいんでしょうか。今100円というお話をされましたけれども、現在の上水道代の料金の2分の1を下水道料金とするということに今まではなっていたというふうに私は理解していたんです。その理解で、例えば徴収は上水道も下水道も一緒に徴収しているはずです。今、私は下水道の科目だけで1300万円申し上げて上水道もこれに増して倍あるわけです。同じような滞納がね。
だから私が言いたいのは、行政改革というのは何も住民に負担を押しつけるものではなくて、まさに行政がみずからを厳しく律して改革をして後に、これ以上できないから住民に負担をお願いするというのが筋だと思うんですけれども、先ほどのごみ処理問題を聞きましても、今回の下水道の値上げの問題にしても、住民に負担を押しつけているわけですよ。サービスを高い方にといいながら、サービスは低い方に行っているわけです。負担だけが高い方に行っているということで、これは今の経済情勢、大変な状況でございます。住民の理解はなかなか得にくいのではないかと思いますので、その点もう一度考えていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
答弁は要りますか。
15番(高橋 重明君)
一部、答弁ください。
議長(玉岡 武君)
西田都市整備部長。
都市整備部長(西田 茂君)
先ほどの100円の件でございますけれども、水道の2分の1というのではなくて、先ほど申しましたように昭和62年当時、担当の方は先ほどのような形で計算して100円というものを設定しております。水道の料金の2分の1という意味ではございません。
それと、担当の方としましても、この件につきましては相当な努力をしております。先ほどの副市長の説明の中にもありましたけれども、借換債を行うに当たりましては、財務省並びに総務省の方にも借りかえさせていただくためには、企業努力としての成果を数字で示すというふうな形で行っております。
こうした中で、宇陀市としましては特別会計の中で1億6000万円というふうな形で、まずは合併前から担当職員が例えば12人から7人に減りましたというふうなこと、それと委託でポンプ場等の清掃をしていただいている部分につきましても三つが一つの市になったことで相当な金額が下がったこと、ないし総務省、財務省に報告しておりますのは職員給与のカットでありますとか管理職カットであるとか、そういうふうな形で積み上げたような形で報告させてもらっておりますけれども、特別会計の方としましてもそれなりの努力はいたしておるような状況でございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては産業建設常任委員会に審査を付託いたします。
次に日程第13、議案第82号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第82号、宇陀市消防団員等公務災害補償条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして日程第14、議案第83号から日程第19、議案第88号までの補正予算関係6議案を一括して議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
失礼いたします。
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の19ページをお開きいただきたいと思います。
議案第83号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)について。
平成20年度宇陀市一般会計予算(第3号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に20ページでございます。
議案第84号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に21ページでございます。
議案第85号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
22ページです。
議案第86号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に23ページでございます。
議案第87号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に24ページでございます。
議案第88号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成20年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。
ただいま一括上程いただきました議案第83号から議案第86号までの補正予算関係4議案につきまして、私の方から提案理由の説明を申し上げます。
今回補正をお願い申し上げますのは、一般会計におきましては国の1次補正を受けまして経済景気対策としての追加事業、地域活性化・緊急安心実現総合対策事業を初め障害者自立支援法の改正等による介護給付費の増額、林業施策の補助メニューの変更、追加等による極めて緊急性の高いもの、また平成20年度予算も四半期に入っていく中、当年度内において執行していく中での過不足、必要最小限の経費を計上した内容となっております。
また、3特別会計の補正予算につきましても、この時期それぞれの業務執行におきまして義務的負担や事務手続上必要不可欠な部分での補正予算とさせていただいておりますことにご理解をお願いいたしまして、個々の会計について補正の概要を説明申し上げます。
まず、議案第83号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)についてであります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6510万8000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ183億5546万9000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
平成20年12月9日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の一般会計の補正予算の歳出につきましては、総務費関係では人件費におきまして退職者及び長期休職者の増加、人事異動による増減等合わせて1億3416万5000円の減額、市民税の課税における年金からの特別徴収制度への移行に伴う電算システム改修費で2341万3000円、公売予定の市有地の整備工事費として771万2000円、CATV事業で室生区、菟田野区の工事完了に伴う電柱使用料932万6000円等となっております。
民生費関係では、障害者自立支援法の改正による介護給付費の増額分等として3758万9000円、国の経済景気対策としての追加事業、地域活性化・緊急安心実現総合対策事業を受けて、就学前乳幼児を対象とした子育て応援券の給付事業に1500万円を計上。特にこの事業につきましては、少子化対策の一環として子育てを支援し、あわせて地域経済の活性化を図ることを目的としており、内容的には就学前乳幼児1人につき1万円の子育て応援地域券を交付し、市内限定で買い物をしていただくものでございます。対象者を約1500人と予定しておるところでございます。
次に、次世代育成支援行動計画策定費に189万円、私立保育所への入所児の増加に伴う運営負担金の増額として426万1000円を計上しております。
衛生費では、市立病院会計への後期分運営経費として繰出金7000万円を計上。
農林水産業費におきましては、林業振興費の未整備森林緊急公的整備導入モデル事業委託料において、国庫補助の確定によりまして国費100%事業として292万円の増額。
負担金補助及び交付金では、県補助事業の間伐材安定供給促進事業を廃止いたしまして、新たに国庫補助事業として高密度作業路開設事業1470万円及び県産材生産促進事業542万5000円として差しかえを行うものでございます。
また、新規の事業といたしまして、京都議定書に基づき森林の多面的機能の維持、増進確保の観点による美しい森林づくり基盤整備交付金として、間伐及び作業路の整備を行う事業費に590万円、全額国費100%を計上。山村振興等農林漁業対策事業補助金においては国庫補助事業の確定による386万3000円の増額計上。さらには先ほど申し上げました国における経済対策、地域活性化・緊急安心実現総合対策事業において新林産業拠点施設整備事業が採択されたことにより、国費100%事業として500万円の増額計上となっております。
教育費関係では、小・中学校における要保護及び準要保護児童・生徒への就学援助費70万円、文化会館駐車場の借地返還に係る原形復旧工事費に50万円、南宇陀、北宇陀給食センターに係る燃料費不足分152万7000円等の計上となっております。
災害復旧におきましては、治山施設災害復旧事業1件で480万1000円、農業施設災害復旧事業では農地2件、農道1件、合わせて250万6000円となっております。
次に歳入では、国の経済景気対策事業、地域活性化・緊急安心実現総合対策事業交付金2246万6000円を含め、国・県支出金合わせて6708万8000円。
分担金及び負担金、使用料及び手数料、諸収入を合わせて1593万7000円とし、残額1791万7000円を基金繰入金減額のために充当させていただいております。
以上が一般会計補正予算(第3号)の主な概要であり、補正予算額といたしましては6510万8000円を追加し、補正後の予算額は183億5546万9000円であります。
次に、議案第84号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)であります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、事業勘定の既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3262万2000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億4357万5000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
平成20年12月9日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正につきましては、前期高齢者70歳から75歳未満の医療費一部負担割合の変更、1割から2割が平成22年4月に延長されたことによる諸費用等で81万1000円、退職者医療費の伸びによる医療給付費の増額分として2940万円、特定健康診査に係る国保連合会への負担金221万5000円等となっています。
財源といたしまして、前期高齢者の一部負担割合の変更に伴う経費の全額81万1000円を国庫補助金で、療養給付費等交付金として2940万円及び前年度繰越金241万1000円を充当するものでございます。補正予算額は3262万2000円の追加で、補正後の予算額は39億4357万5000円とさせていただくものでございます。
次に、議案第85号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ462万3000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億1832万3000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
平成20年12月9日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算は、総務管理費の需用費、修繕料としての424万6000円は落雷により4カ所の監視装置板、通信回路の電気系統修繕費用でありまして、また公債費では公的資金の繰上償還免除制度による借換債の償還条件が確定したことにより、元金で445万6000円の増額、利子で407万9000円の減額が生じましたので、差し引き37万7000円の精算をするものでございます。
財源といたしまして、修繕費全額の424万6000円を全国自治協会建物災害共済金で補てん、残り37万7000円を前年度繰越金を充当するものでございます。補正額462万3000円で、補正後の予算額は9億1832万3000円となるものでございます。
次に、議案第86号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ830万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ18億4970万円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
地方債の補正。
第2条、地方債の変更は、「第2表、地方債補正」による。
平成20年12月9日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正は、人事異動等による人件費の補正と下水道事業債の借りかえに伴う公債費の補正で830万円の減額補正となっております。
下水道管理費で人件費83万5000円の減額、公共下水道建設費で245万6000円の増額、公債費では元金で590万7000円の増額、利子で1582万8000円の減額とし、差し引き992万1000円の減額となっています。
歳入では市債で830万円を減額し、補正後の予算額は18億4970万円となるものでございます。
以上が一般会計並びに特別会計3会計の補正の主な内容であります。
冒頭にも申し上げましたように、平成20年度の事業執行をしていく中、国庫補助などの財源確保ができた事業あるいは過不足及び必要最小限の経費を計上した補正予算でありますことをご理解いただき、ご審議の方よろしくお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
臺所美榛苑所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
失礼いたします。
続きまして、議案第87号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、ご説明申し上げます。
まず、補正予算書を朗読させていただきます。
平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)。
第1条、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第2条、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計予算(以下「予算」という。)第2条に定めた業務の予定量を、次のように改める。
既決予定量、補正予定量、計の順に申し上げます。
1号、宿泊利用者数2万6400人を1500人減いたしまして2万4900人。
2号、休憩及び会議利用者数3万3000人を1000人減いたしまして3万2000人。
第3条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正する。
科目、既決予定額、補正予定額、計の順に申し上げます。
収入、第1款美榛苑事業収益、7億円から1400万円減額し、6億8600万円。
第1項営業収益、6億9445万円から7080万円減額し、6億2365万円。
第2項営業外収益、555万円に5680万円追加し、6235万円。
支出、第1款美榛苑事業費用、7億円から1400万円減額し、6億8600万円。
第1項営業費用、6億4403万円から1400万円減額し、6億3003万円。
第4条、予算第4条中「不足する額100万円」を「不足する額6283万円」に、「地方消費税資本的収支調整額4万7000円及び当年度分損益勘定留保資金95万3000円」を「地方消費税資本的収支調整額27万7000円及び当年度分損益勘定留保資金6255万3000円」に改め、資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正する。
科目、既決予定額、補正予定額、計の順に申し上げます。
収入、第1款資本的収入、第1項出資金同額で、1億910万8000円から5700万円減額し、5210万8000円。
支出、第1款資本的支出、1億1010万8000円に483万円を追加し、1億1493万8000円。
第1項建設改良費、100万円に483万円を追加し、583万円。
第5条、予算第5条中「13億8000万円」を「14億8000万円」に改める。
第6条、予算第7条に定めた経費の金額を次のように改める。
科目、既決予定額、補正予定額、計の順に申し上げます。
1号、職員給与費、2億5646万7000円から1326万8000円を減額し、2億4319万9000円。
第7条、予算第8条中「5690万円」を「5425万円」に改める。
平成20年12月9日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正につきましては、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計当初予算について今後の執行に照らし補正するものでありまして、苑の利用見込み者数を宿泊利用者、休憩及び会議利用者合わせて2500人減員するとともに、第3条収益的収支予算では宿泊料などの営業収益及び人件費及び材料費などの営業費用を減額することにより、収益的収入及び支出の予定額をそれぞれ1400万円減額して補正後の予定額を6億8600万円にしております。
第4条資本的収支予算では、冷暖房機等の老朽化に伴う機器の取りかえのため483万円を増額し、補正後の資本的支出予算額を1億1493万8000円としております。
なお、一般会計からの繰り入れにつきましては収益的収入と資本的収入の調整を行うため、資本的収入から5700万円を収益的収入に財源振替するものでございます。
さらに、第5条に定める一時借入金の限度額につきまして、一時借入金は年度末に一たん精算し、改めて借りかえなければなりませんが、現在の借入残高から考慮し、借りかえの際に一時的に現在設定しております限度額を超えることが予想されることから1億円増額し、補正後の限度額を14億8000万円に改めるものであります。
第6条及び第7条の改正につきましては、第3条予算の補正に伴い所要の改正を行うものであります。
補正予算書の3ページ、4ページをお開き願います。
収益的収入及び支出予算、収入の部では、第1款美榛苑事業収益のうち第1項営業収益では第1目利用収益で5880万円、第2目売店収益で1200万円をそれぞれ減額し、第2項営業外収益では第3目他会計負担金として一般会計からの繰り入れを資本的収支予算から5700万円振りかえております。
支出の部では、第1款美榛苑事業費用、第1項営業費用、第1目美榛苑経費で人件費関係1326万8000円、材料費関係で865万円をそれぞれ減額しておりますが、重油・軽油代などの高騰を受けまして燃料費で800万円増額させていただいております。
続いて5ページですけれども、資本的収入及び支出予算、収入の部では、第1款資本的収入、第1項出資金で先ほど申し上げましたように一般会計からの繰入金を収益的収支予算へ5700万円振りかえております。
支出の部では、第1款資本的支出、第1項建設改良費で冷暖房機器の取りかえのため483万円増額させていただいております。
以上が補正予算の概要でございます。どうかご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
失礼いたします。
それでは続きまして、議案第88号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
まず、補正予算書を朗読させていただきます。
平成20年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)。
第1条、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第2条、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計予算(以下「予算」という。)第2条に定めた業務の予定量を次のように補正する。
既決予定量、補正予定量、計の順に申し上げます。
1、年間患者数、入院5万3290人を3285人減員し、5万5人。外来、15万4944人を7532人減員し、14万7412人。
2、一日平均患者数、入院146人を9人減員し、137人。外来576人を28人減員し、548人。
第3条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のように補正する。
科目、既決予定額、補正予定額、計の順に申し上げます。
第1款病院事業収益、36億円を1億2000万円減額し、34億8000万円。
第1項医業収益、35億1700万円を1億7000万円減額し、33億4700万円。
第2項医業外収益、8300万円を5000万円追加し、1億3300万円。
支出、第1款病院事業費用、36億円を1億2000万円減額し、34億8000万円。
第1項医業費用、35億6310万円を1億2000万円減額し、34億4310万円。
平成20年12月9日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算につきましては、地方公営企業法第17条に規定する一般会計が負担すべき経費負担の原則に基づきまして、交付税措置される繰り出し基準算定額の範囲内におきまして一般会計が病院事業に対して繰り出しすべき金額を確定し、一般会計繰出金の補正予算に伴い、その補正予算相当額を病院事業会計3条予算の1款病院事業収益内の財源振替と、入院並びに外来患者数の減による収益の減少及び常勤職員の退職に伴う減員と非常勤職員の増員により給与費が減少する見込みとなったこと、また経費では、事業執行等により当初予算より減額となる予算をお願いするものでございます。
次のページをお開き願います。
収益的収入及び支出の収入の部の内訳といたしましては、第1項医業収益、1目入院収益、1節入院収益で1億1000万円、及び2目外来収益、1節外来収益で8000万円の収入減を計上し、一方、一般会計からの経費負担区分に基づき1項医業収益、3目その他医業収益、3節他会計負担金として2000万円を、2項医業外収益、2目他会計補助金、1節他会計補助金で4600万円を同じく、4目負担金交付金、1節他会計負担金で400万円をそれぞれ増額計上いたしました。
次のページをお開き願います。
支出の部におきましては、1款病院事業費用、1項医業費用におきましては1目給与費で1億1000万円を、3目経費で1000万円をそれぞれ減額し、第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額をそれぞれ34億8000万円に減額するものでございます。
以上、簡単な説明でございますが、ご審議いただき、ご承認賜りますようよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これで10分間休憩させていただきたいと思います。
延長の予定があるかもしれませんので、お含みおきいただきたいと思います。
それでは、時間厳守で休憩してください。
午後3時49分休憩
午後4時00分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、日程第14、議案第83号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)についての質疑をお受けいたします。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
私、市長並びに担当課部長にお聞きをいたします。
去る5日、朝起きると、お父ちゃん宇陀市いいこと載っていますね、何やな、新聞見てみなさいと。新聞を見せていただきますと、子育て応援1万円。もう一方の新聞を見てみますと、宇陀市長からクリスマスプレゼント1万円と。これは、私は非常に宇陀市について活気づいて明るいいいことだと思います。
しかし、私たち議員全員がこのことについての報道は知らなかったわけでございます。そこでお尋ねいたしますが、なぜいいことの報道は後からでもいいと思いますけれども、やはりこの補正予算については議会の議決が要ります。私は、なぜ議運において担当課から説明がなかったのか。
それともう1点、この交付金のほかに事業を委託した農林観光一体の新拠点づくりの関連についての配分ですが、これはどのような宇陀市について活力になるのか、これをお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
なぜ先に新聞に発表したかということですが、私はこの議案について今回の議会に提案をして、そして皆さんの議決をいただきます、内容はこれで決まりましたという話ではないんです。もともと新聞記者の発表会見は議案をどんな議案を提案するんですかという話から始まって、こういう議案を提案をして議会のご審議をいただきますと、こういう説明をいたしました。ですから、中身はそしたらこれはどんなんですかといったら、こういう状況ですと。ただ、問題は執行するのに議会の議決というものが必要なのですから、それまでは執行はいたしませんと。
要は、この議会に提案する議案は何ですかと、議案はどういうものを提案するんですかという話で、こういう議案を提案をしますということの意味です。だから、おっしゃるように何で議員に先にそういうものを報告しないのかと。私は、やっぱり議会に提案をしてご審議をいただくのが、これはもう先決だと思います。ですから、中身はこういうことですというのは、ただ単に私は提案する中身はこういうことですという話をしただけの話でございまして、これが決まったかどうかというお話ではないと思います。
ただ、泉岡議員のおっしゃることは私もよくわかります。何でこういういい話と言ったら変な話ですけれども、何であんたら知らんのだという市民からのご意見というものもあろうかと思います。しかし、これをやりますと全部が全部こういう議案について、これからすべて先にご審議をいただくのではなしに、先に報告をしておかないかんという状況になって、何が報告したらいいのかという話になろうと思います。
だから問題は、これから新聞報道をしないか、新聞報道をするにしても質問があったらちょっとそれは待ってくれという話にするのか、それとも特別のこういういい話と言っては変な話ですけれども、こういう話は先に報告を、どんな形で議員の皆さんに報告をしておくのがいいのか、その辺のところは私も考えた方がいいかなとは思いますけれども、もともと事前審議とかいうようなそういう話になってきたら、いわゆる議案提案前の話ですので、要は新聞記者報道というのは今回の議会に提案する内容はこういうことですということを報告をしただけの話で、それは新聞の方はいろいろとそれはいろんなことを書けるだろうと思いますけれども、1500人の1万円のこういうことですという報告をさせていただいたとこういうことです。
もともとこういうこともあろうかと思いますので、議運のときの中身、余り細かいことを言わなかったという話もあろうかと思いますけれども、やはり議会の運営委員会の中でも議案の提案をする内容については新聞記者報道はこういうことでさせてもらいますということをご了解を申し上げたと思います。ですから、これからもこれはやはり新聞記者報道というのはやっぱりやらないかん問題でございますので、どの程度するかという話になってくるかと思います。しかし、要は考えていただくのは、今回の議会に提案するのはこういう内容を提案しますということだけでございますので、これが決まったとかいう話ではないということだけご理解をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
もう1問、答弁要るんじゃないですか。よろしいか。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
もう1点、森林組合の事業を委託した農林観光一体の新拠点づくりについての配分について、どのような宇陀市に対して活力になるのかそれを聞きたいと思います。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
今回、新林産業拠点整備事業という形で500万円の追加の補正を提案させていただいております。これにつきましては、国における経済対策、安心実現のための緊急総合対策事業に新林産業拠点整備事業が採択されましたので、これを国庫補助100%を使わせていただくものでございます。
その内容につきましては、地域再生計画におきまして内牧小学校・幼稚園が林産業、農林観光一体地域再生計画におきまして今現在整備を、2年目を迎えておりますが、その国庫補助でいただいておりますのは新たな製材所、または体育館の中での厚密の板の製材をつくるという形で、校舎自体につきましては国庫補助をいただかずにそのまま活用を計画しておりました。
そこにおきまして、建築確認等の段階で新たな防火設備等が要ると。不特定多数の方が出入りするということで身障者のマーキング、点字ブロック、耐火の間切り、非常照明、誘導等、また自動火災報知機等の追加の整備が必要となりまして、それに係ります費用が500万円ほど要るという形の中で今回、安心実現のための緊急総合対策事業に採択されたという形の中で、これを活用して地域の林業の担い手の研究・研修場所、または山菜、地元野菜の加工施設、木材の産地直売所用、または木工体験等の学習の場に活用したいと思っております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
子育て支援で1万円と。市長、もう少しアイデアを出して、もうちょっと心をしていただけなかったかといいますのは、妊娠されている方、胎児、これも含めてくださいよ。これから大変な時期に、先ほど市長言われたように、この予算を見直しますよということでしたら、それは何名おられるかわかりませんし、どこを基準にしたらいいか私もわかりません。ところが、十月十日おなかの中におって、もう生まれてくるのは間違いないわけですので、それならそういう方にもひとつ市長、もうちょっと愛情を持った中でね、おじいちゃんでしょう、私もおじいちゃんですよ。どうですか、そういうのも一つ考えてくださいよ。
だから私がいいたいのは、もうちょっとアイデアを出した、これはいける、これやというようなことも一つ。今の話もよろしいんやで、未就学児の1万円も。それをもう少し掘り下げて見直しをかけていただいたら、市長、おじいちゃん、頼みますわ。その件について、ちょっと市長の見解をお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
確かにいろんなアイデアはあるだろうと思います。この問題をいろいろと考えてもらったのですが、どこに標準を当てるかというのがやっぱり大きな問題でありまして、国からの2000何万円という話、その中で幾ら充てるかという問題もありますし、これも国の一つの算定基準、国の安心実現のための緊急総合対策というのがございまして、これについて当てはまるものをということで総務省の方にこれを出すんです。問題は、おっしゃるように妊娠をされておる方も範疇に入れれば、それはそのままでいいんですけれども、そこまで何も心が行きませんでした。
そういうことで国の方にこれを出しましたら、それはいいですなと。先日、私は市長会で先取りをされましたなといってみんなに言われましたけれども、とにかく国の安心実現のための緊急総合対策の中に、今のいわゆる林業の問題もこの中に入っておりまして、これを持ち出したらそれはそうでという採択をいただいたというところでございますので、この辺のところでひとつご了承をいただきたいなとこのように思っております。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
市長、生きた金を使わなあかんわ。しれていますがな、そうですやろう。おなかにそれは何名の方がおられるか私はわかりませんよ。そうかといって、6歳までが1600人しかいないんです。この1600人ですか1500人、この子どもらが我々を支えるわけですわ、これから。私、長生きしますから支えてもらいます。だからそういうことを考えますと市長、この際、要するに今の地域活性化法ではなしに、市長の一般財源からでも出してくださいよ、もうこの際。それも一つの町おこしのアイデアですわ。まず一つ、市長、アイデア市長と言われるようなアイデアも出してくださいよ。
厳しいことばかり、先ほどは要するにごみの袋が10円上がる、何が上がる。それならば、こういうことも大変よろしいですわ。それだったら一つまた見直し考えてください。ひとつよろしくお願いしておきますわ。
議長(玉岡 武君)
答弁よろしいね。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
ただいまの関連で質問させていただきます。
これは議運のときに、この補正予算については委員会付託云々の議論がされまして、本会議で十分な時間を確保していただくという議長命でこの本日を迎えているわけですので、もう少し議論をさせていただきたいと思います。
私は、この新聞報道を見まして住民からも電話をいただきました。どうも国の定額給付金とよく似ているのと違うかと。1回きりですね。しかも、これは予算の提案ですが、この裏づけになります条例とか要綱というのはどうなっているんでしょうか。根拠はどうなっているのか、その点も提案されておりません。予算が提案されただけですから、どういう対象の人をどうかも、これはちゃんと条例なり要綱で決めて議会へ提案していただかないと我々も論議ができないわけですけど、その点をまずお聞きしたいと思います。
それから今言いましたように、これをいろいろ考えていきますと定額給付金とよく似ているというのは、本来こういう子育てのそこに焦点を当てられたということについてはタイムリーだと思うんですけれど、もっと幅広く、やはり少子化対策という点で考えるなら、これは1回だけではまずい。余り効果は期待できない。しかも現金ではなくて地域振興券みたいな形で渡しますから、それをまた両替していかないかん。商売の方がそれを持って換金されるわけですけれども、しかも宇陀市に限定するけど既にもう商売人さんは非常に減っております。商店街も寂れております。
そういうことを考えれば、非常にマクロ、ミクロ的な施策に終わってしまっていると。引き続いて第2弾、第3弾として乳幼児医療の無料化の問題とか、それから育児の少子化対策を、本格的にひとつ市長の方で提案していただくなら、我々も大いに議論をさせていただきたいと思います。そういうことで、まず最初にその点、裏づけとなります条例とか要綱はどうなっているか、その点をお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
あくまでも今回のこの対策というのは国の緊急総合対策として260億円の範囲内の緊急対策として国から出されました。国の定額給付金というのは私が先取りしたかなと言われておるぐらいです。宇陀市のまねをして定額給付金の話をしたのではないかとこんなことまで、とにかくこれは早く出たんです、260億円の1次補正予算というのは。だから、これは今言うておるようにまねしたのでも何でもありませんのでご了解をいただきたいと思いますし、これについて国の方に話を持っていくのにも要綱をつくりました。要綱についてはまた説明をさせていただきますが、要綱をつくりました。
もう一つは、要はこれは国の100%の緊急対策事業でありますので、それが続くかどうかというのは、これから国の方がどういうような措置をしてくるかという問題にかかわってくると思います。要は、そういう形で続けていけるように国へも要望をしていきたいなとこう思っております。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
高橋議員の質問にお答えしたいと思います。
裏づけとなる要綱というものでございますが、策定をしております。
その内容につきましては、基準日を平成21年1月1日現在、宇陀市に住所のある方ということと、それから支給する対象者ですが、平成14年4月2日から21年1月1日までの間に出生した就学前の乳幼児ということになっております。また、交付の仕方につきましては原則口座振り込みという形をとりたいというふうに思っております。金額につきましては、先ほども申し上げましたように乳幼児1人につき1万円をその養育者に支給するという内容になっております。以上でございます。
済みません、それと地域活性化という意味合いもございますので、そのお金につきましては宇陀市内で使っていただくというのが原則になっておりまして、領収書をこちらの方に出していただいて請求いただくというような形をとりたいというふうに思っております。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
私は新聞記事しか情報が入っていないんですが、地域券を発行するというように書いております。今、口座振替ということは現金支給と同じですよね。ただ使途は市内の商店を使ってくださいよと。これはもうわかりませんよね。後で、ではほんなら市外、例えば橿原のアルルで買い物をしたら、それは該当しませんよね、当然橿原市ですから。そしたらその分はお金を返しなさいということになるのか。
そういうのを要綱の中で、そういうことを議論して決めていかないと不公平が出てきますし、逆に地域振興券で1万円もらって100円の買い物をして現金で9900円をバックしてもらうとそういうことも有効になるわけですけれども、そういうことをいろいろ、先ほど言いましたように定額給付金もいろいろ今、地方に丸投げして、この前も藤原奈良市長が国に対して意見を申し上げておったとか聞いたんですが、まさに現場サイド、担当される方もこれは大変やと思うんですよ。能力から事務量から大変やと思うんですけれども、そのあたりはきめ細かくやらないと事務量だけがふえて余り効果がなかったということでは、せっかくよい制度をやろうとしているのに、そういう意味ではそういう論議をやっぱり議員も、我々もその中に入らせていただきたいと。そこから今おっしゃったような要綱については文書で提案していただければ我々も参加できるんですけれど、一切それもないので、ただ予算だけが出ましたのでね。ちょっとその点が、根拠が我々もわからない部分が多いわけです。そういうことでございますので、もう一遍その点の確認をさせてください。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
まず請求の仕方でございますが、まずこちらの方から一応その対象者になる乳幼児、リストアップいたしまして、その対象者の世帯主あてに応援券とそれから申請書と送らせていただきます。それを受け取られた世帯主は、その養育者になられる方にその用紙を渡していただきまして、それから市内で1万円以上の買い物をしていただきまして、その領収書あるいはレシート等を申請書に添付していただきまして、また応援券も一緒に提出していただきまして申請をしていただくと。その後に、その方の指定された口座の方に振り込みをさせていただくとそういうような流れで考えております。
期間につきましては、21年1月5日から21年3月31日までの事業ということで考えております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
大変複雑で聞けば聞くほど私も次の問題が出てくるんですが、例えば市内の地域の業者に限定するということですが、例えば多分母子家庭の方もおられると思うんですね。当然、対象者は乳幼児ですから。その方が生活保護を受けている方もおられます。それから国保税を滞納している方もおられます。それは使えますか。そういう問題も出てくるんです、いろいろね。その点また検討していただきたいと思うんですが。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
ただいまのご質問ですが、すべての人といいますか、生保の方も母子家庭の方のお子さんにも交付させていただくということで考えております。それから滞納者につきましても同様に交付させていただくというようなことで、ふるいにかける部分は何もございません。
議長(玉岡 武君)
ほかに質問はございませんか。
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
ちょっと細かいことかもしれませんが、例えば近鉄の電車に乗って使ったと。それも対象になるんでしょうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
といいますのも、私のところは例えば旅行社でございまして、うちに切符だけを買いに来られる方もいらっしゃるわけです。それが対象になるのかどうかちょっとお尋ねしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
大西課長。
健康福祉部福祉課長(大西 茂君)
ただいまのご質問ですが、宇陀市内の領収書であれば結構でございます。
議長(玉岡 武君)
ですから、榛原駅が乗降の切符であればオーケーとこういう理解でいいと思います。
まだありますか、よろしいか。
12番、坂本徹矢議員。
12番(坂本 徹矢君)
失礼します。
15款の2項4目ですか、今回、間伐材の安定供給促進事業がマイナス補正、これはそういうのがなかったということで僕は喜んでおるところでございますけれど、これは県単の事業であって、宇陀市に室生森林組合と宇陀市の森林組合があるわけですが、この室生村の森林組合は対象外でした。そのかわりに新しく国の施策として高密度作業路開設事業補助金とかが出たわけですが、これは室生村の森林組合の組合員にも該当するわけですか。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
今回、森林組合が実施していました間伐材安定供給というのが廃止されまして、新たに国庫補助をいただいて市の負担、県の負担も下げた中で事業をやろうという形になりまして、平成20年から平成24年までの5カ年事業といたしましてこの取り組みをさせていただきます。
これにつきましては、宇陀市森林組合が計画といたしまして3280メートル、室生村森林組合が400メートルの計3680メートルを計画されております。事業費といたしまして1840万円、国・県の補助金が60%でございます。市が20%の負担でございますが、当初の県の負担よりも市はメーター当たり1000円の負担で済むという形で、一般財源を減らして国庫補助をいただいて成果を上げるという事業に今回変えさせていただきました。
議長(玉岡 武君)
12番、坂本徹矢議員。
12番(坂本 徹矢君)
ということは24年まではこの制度があるということで、室生村の森林組合の組合員、先ほども言うたように該当するということで喜ばしい施策やと思っております。以上。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
山本でございます。
5款農林水産業費についてでございますけれど、2点ばかりお尋ねを申し上げていきたいなとこんなように思います。
まず1点は、先ほどからも出ておりますけれども、今度森林組合の方で補助事業として内牧小学校の跡地を利用して進めておるわけですけれども、これの進捗状況をまず1点。
それからもう1点は、これは市長にお尋ねいたしますけれども、東和木材協同組合ですか、これがおやめになるというような、本年をもって廃業するというような言葉も聞こえてくるわけでございますけれども、我が市はやっぱり農林業を主体としてどの産業もない中で進められておるわけでございますけれども、このあたりについて、今後やはりここで勤めておったり主産業である先ほど言いました農林業の林の方は、この東和木協を中心としながら地域の活性を図ってきたと思いますけれども、これについて市長の考え方ですか、つぶれていくといいますか廃業するといいますか、そういうことについての所見をお聞かせ願いたいなとこんなように思います。
議長(玉岡 武君)
前段の質問については質問要旨に該当しますので答弁、そして後者の分は今回の趣旨から外れますけれど、特別東和木材の関係については市長から見解を説いてみたいと思います。ちょっと先に答弁を求めてください。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
今回、地域再生計画で宇陀市森林組合が行っております内牧小学校の進捗状況でございます。今回、補正で386万3000円は国の国庫補助の確定によりまして増額するものでございます。
まず進捗状況でございますが、19年度におきましてはグラウンドの中に製材所を建てさせていただきました。本年度はその建てた中への製材機械と屋外に置きます皮むき機、乾燥機、地盤の舗装等を3月末に完成をいたしまして、来年の4月から効果を出さなあきませんので製材業務を行っていただきます。
また、今追加で500万円させていただきましたので、この500万円で中での活動も平成21年4月から稼働していくと。ただ、国庫補助は3年計画で平成21年度もございます。21年度におきましては体育館の中へ機械を入れて板の厚密を、補助金をいただいて機械を入れるという計画になっております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
東和木協のお話ですが、正式に廃業するとか何とかいう話は私の方へは、いろいろと話は出ていることは私も仄聞しております。具体的に話の中では大変厳しい情勢だという話も聞いておりまして、廃業するんだとかいうような話なんですが、具体的にいつどうするのかという話はまだ聞いておりません。
ただ、どれだけの負債を抱えての厳しい状況なのかよくわかりませんし、果たして私たちがそんなんだったら、今言っているように公的資金の導入とかいうような話までは、私はそこまではいかないだろうとこのように思っているわけです。どういう経営状況なのかその辺のところもわかりませんけれども、撤退をするということになって、大変本当は残念なことだろうとは思いますが、話の内容はほかのところからも聞きますと大変厳しいでと、あれは大変ですよという話は聞いておりますので、具体的にはもう少し内容をお聞きをしてからのお話にはさせていただきたいなとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
それで市長の考え方もわかりましたけれども、ただ議長、私、関連というか提案されている軸からそれておるように思えません。なぜならば、山村振興であったり、あるいは林業の振興であったり、大きくはこういう中で論議するものであろうと私は思います。だから提案された軸がこの軸だからこれで終わりというようなことでは、議運の中でも話が出ておりましたように、幅広く質問を与えるということの中で進めております。だから、全体のやっぱり市にかかわる問題については、幅広く提案もさせてもらいながら論議をしていくと。点的にそういう論議だけであると市民もわかりにくい部分がある。したがって、やはり関連するものについては幅広く論議する機会を与えていただきたいものだなとこんなように思って質問をいたしました。
議長(玉岡 武君)
はい、おっしゃるとおり、ですから私は質問の要旨は提案された案件をまず重点にして、ですから関連する部分は特別許可させていただいておるというのは、山本良治議員がおっしゃるようにその配慮をさせてもらっての質疑を受けておるということでご理解いただきたいと思います。
3番(山本 良治君)
今後とも、ひとつよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
1番、井谷憲司議員。
1番(井谷 憲司君)
大変時間のない中、答弁は結構です。意見を申し述べさせていただきます。
先ほど来、この宇陀市子育て応援地域券の話が出ております。本当にこれはもう素直に新聞発表があったときにすばらしい内容だというふうに感じましたし、またその日の午前中にあるご婦人の方から、それはこの対象外というか子育てが終わっている方ですけれども、その方から宇陀市すごいなと、前田市長頑張ったなというような、頑張ったなといっても確かに今回のこういう本会議の審議はあるんですけれども、そういうお言葉もいただきました。
その中で、私の記憶が正しければ、この地域活性化・緊急安心実現総合対策事業交付金というのは奈良県39市町村ある中で宇陀市に関しては多分3番目に多い、これは合併したという理由も考慮しての金額で約2100万円余りの金額だったというふうに記憶しております。そのうちの全体の約7割がこの子育て応援地域券の方に使われた。子育て支援、また緊急の景気対策ということも踏まえてこういうことをされた。非常に評価に値すべき内容であるというふうに思います。
意見ということで、とにかくただ今まであった質問にもありましたように、とにかく混乱だけないように、本当にその全対象者が間違いなくお受けいただけるように、職員の方もこれは大変だと思いますけれども、何とか大成功にしていただきたいというふうに、そのために尽力をお願いしたいというふうに思いますので、その意見だけ申し述べさせていただきました。よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
答弁はよろしいですか。
ほかにございませんか。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
重要な補正予算審議でございますが、観点がもう一つ変わります。実は10月24日に全員協議会が開かれまして、そこで補正予算で提案されるからそこで質問してほしいという議長の言がございましたので、私はきょう質問させていただきます。
先ほどの森田副市長の提案の中で一切触れておられなかったんですが、実は室生村の一住民が会計検査員に補助金の不正利用について告発をされました。そのことについて、13年度から旧室生村の人材シルバーの補助金の不正について、いろいろ国なり県の指導があったというようにも聞いております。
今回の補正予算では15ページですか、目、老人福祉費の節、償還金、利子及び割引料で190万円、外出支援サービス事業国県補助金返還金ということになっていますね。多分このことだと私は理解したわけですが、これは一方的に行政が返還金を、金を出すものなのか、かえって逆に不正だったということを戻しなさいという形の報道も聞いておりますので、これは過年度収入で金額を上げておられると思うのですけれども、金額も合わないし、その点の説明をもう一度お願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
高橋議員、私の言っているのは項や目が変われば会議規則3問であっても何回もやっていただいたら結構ですので、どうぞそこのところは思い違いなさらないようにしっかりと発言していただいたら結構です。
はい、どうぞ答弁お願いします。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
ただいまの高橋議員の質問にお答えをさせていただきます。
確かに、これは旧室生村が平成12年の10月から実施しておりました。また、宇陀市に引き継ぎまして昨年の9月まで実施しておりました外出支援サービス事業というようなことで、シルバー人材センターの方に委託しておった事業の内容でございます。この受託者でありますシルバー人材センターが、先ほども高橋議員おっしゃっておられました住民さんのご意見によりまして受託金の再精算というのを行ったところでございますが、この事務費に不適切な処理があったというふうなことで、シルバー人材センターの方から今回これを精算しまして自主返納するというふうなことで歳入にも見ております。そして歳入で入ってきましたら、宇陀市といたしましてもこれを精算処理いたしまして、これは国・県の補助金の関係でございますので平成14年から16年の3カ年の分でございますが、償還する必要があるというようなことで今回補正計上をしたわけでございます。
歳入が10ページの雑入のところに長寿介護課、社会福祉費雑入という部分があると思います。金額にして276万3000円ということでございます。それに対しまして歳出が15ページ、老人福祉費の償還金、利子及び割引料190万円ということになっておりまして、この差の86万3000円につきましては市の方が補助金として出しておる分でございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
確かに一住民の方がいろんな資料を情報公開条例で、ことしの3月ぐらいから資料を請求していたというふうに後で聞いたわけですが、そういうことが現実に結果的にはやっぱり不正経理を認めて返還せざるを得なかった。これは行政にとって非常にまずいことですので、今後このようなことがないように十分なるご指導をお願いしたいと思います。以上で終わります。
議長(玉岡 武君)
答弁はよろしいですか。
次、ほかに質問。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
それでは、ランプをつけていただきましたので発言をさせていただきます。
先ほど論議を行っております地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金の取り扱いでございますけれども、冒頭に泉岡議員の方から議会の中でいろんな情報としてのツールがなかったというようなことがございました。確かにそうであろうと私は思いますし、いい法案であろうがどういうものであろうが、やはりある程度議会の中で、今回提案されるものが新聞発表になるまでにやはり情報化されるべきであろう、議会に対して情報化されるべきではないかというふうに私は理解をしております。
平成18年のこの議会が立ち上がった1期から、私は小林議員の当時議長に付託前の説明会というようなものが必要ではないかということを、再三にわたってご提案をさせていただきました。といいますのは、事前に資料をお配りいただくわけですね。今回でしたら12月2日でしたか、この日に資料をいただくというようなことで、そのことを含めてそういう機会をとらまえて、例えばそういった説明会的なものを開催するというような位置づけを理事者の側から行っていただければ、そういった問題は起きないのではないかなと。
これは、やはり類似市の方で実際に議会運営委員会が始まる前にこういった内容について一たん説明をされまして、それをもって議会運営委員会に臨んでいくと。そうしましたら、ある程度事前に議案に対する理解ができておりますから、議会運営委員会の中での日程等の調整につきましてもスムーズに行くのではないかなというように思いますので、ひとつ議案を提出される理事者の皆さん方の中で、そういった事前に議会に対して説明をしていただく機会を、もちろん議会側もそれを受ける受け皿として持たなければならないわけなんですけれども、事前に新聞発表されるまでに議会に対して説明会を持っていただくという位置どりを考えていただけないかというのがまず1点でございます。
それからもう1点、予算の中身の中で10ページの繰入金、基金繰入金の中で地域づくり推進基金繰入金ということで、今回マイナスの1791万7000円が計上されております。この分につきましては人件費等の軽減によって基金の方に繰り入れていくというような説明をいただいておりまして、それでかなというように思うわけですけれども、ただこの地域づくり推進基金の繰り入れというのは、最終的にはすべてここに計上されております4億9200万円、すべて年度末に繰り入れをするということでございますので、そうすると年度初めに予算として歳入の側で基金として持っておった部分を、前回9月の補正の中で1億円余りほど繰り入れておるという話でございまして、この地域づくり推進基金というのは皆さん方よくご存じのとおり、平成18年の当初予算の折に20数億円組んでおって、それが年度では合併後ある程度3年ぐらいまで基金の繰り出しはだめだよというようなことを言われて平成18年の12月やったか、あるいは3月やったかちょっと忘れましたけれども、市債を発行して、そしてその24億何がしかの処理をしたような経験を持っておるわけですね。
そういった部分の中で今年度、我々も予算を審議した中で気がついておらなければならなかったのかもわかりませんけれども、予算を組むために基金から繰り出しをしておいて、そして年度の間、予算執行を含めて減額をしていって、そして最終的にはその原資に見合う事業を減額していくと。ですから、今回は人件費という位置づけで約1億2000万円でしたかというようなものがあります。あと残りの4億9000万円についても、これは何らかの手だてがあるのかどうかということと、我々予算を組む側についてはあくまでも歳入は歳入であって、ある程度の国の、先ほどございましたように新たな制度なり新たな補助金制度なりの設定、あるいは交付金、交付税の見直し等の中での補正というものは理解ができるわけなんですけれども、こういった予算を組むときの繰入基金のものの考え方ですね。ここら辺、一体どういうように我々は今後理解していったらいいのか。
この部分について、もし平成21年度以降であれば、もうまちづくりの地域づくり、たしか全部で50億円でしたか、ちょっと忘れましたけれども24億円か何ぼの積み立てたものが来年度からは執行できるということであれば、それはもう再度こういった形で基金に繰り入れなくてもいいわけなんですけれども、そこら辺のことが1点と、それから先ほど高橋議員の方からちょっといただいておりましたけれども、15ページの老人福祉費の中で外出支援サービスの返還の部分で190万円ほどが出ておるわけですけれども、この財源についてシルバーの方から返還されるということで補正額の財源がその他になっております。
したがいまして、これは市議会としてとやかく言うべき部分ではないかもわからんのやけれども、その財源の確保の中で市として適正な形で、全部で190万円ですね、あとの80万円ほどが市の方で返還されているということでございまして、ある部分では過去の団体の責任という位置づけでシルバー人材センターの方に請求されておるし、ある部分では市の責任といって市の方から拠出をされておるというような形で、財源の考え方について不統一ではないかなというような感じがいたしました。その点についてよろしくお願いしたいと思います。
あともう1点、18ページの病院費の中で今年度新たに7000万円の補正額として病院への繰出金を設定されております。したがいまして、最終的に1億7500万1000円の繰り出しが計上されておるわけですけれども、この金額というものは標準財政指数といいますか、要は現行の宇陀市立病院に対する公的な国からの交付金との、出されておる割り当てられているであろう金額との部分は100%なのか、それともある程度諸経費部分を抜かれておるのかどうか、それをちょっとお尋ねをしておきたいというように思いますので、以上3点についてよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
あとの基金の問題等は担当の方から説明をいたします。
先ほどの新聞報道につきましては、先ほど私が申し上げたとおりであります。
要は以前、以前の話をしたらまた変な話なんですが、榛原町議会のときには一応だれに話をしていいのかわからないという話から、常任委員会の席で次の提案をする内容はこうですということの報告だけは申し上げてきました。本来ならば、議会運営というのは私は本会議を開いて提案をして、そのときに説明をしてご審議をいただくのが本来の姿だろうとこのように、もともとから思っております。しかし、この内容的にことしの当初予算はこれぐらいですよとか、主なやつはこういうことですよという報告は、ご審議はしていただくというのはちょっとおかしな話なんですが、報告をするというのは私はやぶさかではないとこのように思っております。
これからの問題として、どういうようにして、例えば全員協議会でするのか常任委員会の中でするのか、それはいろいろまた議長と相談をさせていただいて善処したらいいのではないかなとこのように思っております。
議長(玉岡 武君)
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
2点目の繰入金の件につきましてお答えをしたいと思います。
10ページの基金繰り入れということで、今回補正、減額の1791万7000円でございます。上田議員おっしゃいますように、先般9月の補正予算でたしか1億7786万4000円、1億8000万円近くまず減額をしました。この基金は本年度当初予算で6億7000万円という歳入を見込んでおりましたけれども、先ほどから議員おっしゃっていますように、この基金は最終的には本年度は取り崩すことができないと。要は、年度末には帳じり合わせでゼロにしなければならないとこういう基金でございます。昨年度も、19年度の決算においてもこのような状況にあったかとこのように思います。
今後、例えば事業の執行残あるいは不要となりました予算を寄せ集めまして最終的には残りの4億7400万円、4億7500万円ほどの一般財源を捻出しなければならないわけでございますが、あと可能性としていろいろ考えられますのは、特別交付税の最終交付が3月でございますし、まだまだ先般から入札を事業課の方でやっていただいておりますが、非常に入札の方で差額が出てきております。大変業者の方が頑張っていただいて事業費の捻出が出てきております。
そういったことで、何とかあと4カ月ほどでこの金額を埋めたいと。最終的にこの金額を埋められないということは宇陀市の一般会計で赤字決算を出すとこういうことになるわけでございます。ならば、当初にこれだけの予算計上をするのは余り好まれた形ではないんですが、皆さんご承知のように宇陀市の予算編成、大変苦しゅうございます。こういったことで、こういう操作をやっておりますけれども、何とか20年度の決算において少なくとも一般会計ではプラ・マイ・ゼロまで持っていきたいという、これは市長のかねてから公言されておられることでございますので、議員さんにおかれましては予算を余らせると、けしからんというお言葉もたまにはお聞きしますけれども、できる限り余分なお金は残していきたいとこのように思っております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
外出支援サービスにかかわります上田議員からの質問ですが、住民さんの指摘がありましてその後、その事業につきまして内容精査をしてきたわけでございます。その結果、事務費等に不適切な事務処理があったというようなことが判明をいたしまして、今回の処理になっているわけでございますけれども、いずれにいたしましても請求のあった補助金額は当時シルバー人材センターの方に補助金という形でお支払いしておるわけでございますので、当然、不適切な部分で補助金が多い目に行っておるというようなことになってきますと、それは当然返還をしていただかなければならないというようなことになってこようかと思います。そういうようなことで今回、市の方からシルバー人材センターの方に返還の話をさせていただいたというようなことで、本日の補正予算計上に至ったというふうなことでございます。
議長(玉岡 武君)
井上財政課長。
財政部財政課長(井上裕博君)
それでは、最後のご質問でした病院事業会計の一般会計からの繰り出しについてご説明申し上げます。
先ほど来、上田議員の方からお話がありましたように、病院の方に対しましては宇陀市の一般会計から繰り出しすべき繰出基準というものが定められております。例えば病院が建設改良を行いましたら、それに対する2分の1は一般会計から出してあげなさいよというようなことが繰出基準として定められております。それから救急医療でありますとか深夜、あるいは乳幼児医療のそういうところに重点を置くところの費用についても繰り出ししなさいよというようなことは、一応交付税の繰出基準の方ではうたわれております。それをもとに病院側の方からこちらの方におっしゃっておられるのは、平成20年度で3億3000万円程度であるというふうに聞いております。
しかしながら、先ほど来からありますように、旧榛原町のころからなかなかその額が出せないということで、例えば今年度は1億5000万円ということで予算査定の中で決めさせてもらったと。しかも、当初1億5000万円という金額がなかなか出せないので、当初で8000万円、今回で7000万円というふうに決めております。
それから1億7000万円余りの件ですけれども、1億5000万円を超えております2100万円程度の件につきましては、病院の建てかえに伴います今年度の実施設計、それに対しまして4分の1の合併特例債を充てて出資するということが決まっておりますので、1億5000万円に2100万円乗せて1億7100万円になっておるとこういうことでございます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
先ほど市長の方から、新聞発表の件について議会との調整の中で事前の、私は決していつも議長がおっしゃっている事前協議はだめやと、確かにそのとおりでございますけれども、今回市長が新聞報道をされたような内容のことを同じ議員にご説明をいただく場ということの中で、議会もしっかりとした理解を深められるし、またそのことについて事前の研究なりあるいは精査もできようかなと。そして改めて議案書との部分もできるので、やはり議会と理事者が真摯な理解を深めるという意味では大切な状況ではないかなというように思いますし、既にそのことによって円滑な議会運営なりをされておる類似市もございますので、その点のことも含めてまたひとつ、私たちも議会の方では積極的に提言をしていきたいと思いますので、ひとつ理事者の側につきましても丁寧な対応でもって円滑な議会の運営をお願いしたいなというように思います。
それから繰入金のことでございますけれども、昨年度、私3月の補正のときに起立しませんでした。なぜかというと、異常に不用費が多いというのは、これは私たちが年度当初に樹立をしていった予算が年度途中でどんどんどんどんと減額していく。それやったら初めから減額した予算で提案していただければ、また議論の組み立て方も変わったのではないかなという理解をするわけでございます。
今回も6億円余りの返済をしなければならないという位置づけ。返済というとちょっと言葉がおかしいかもわかりませんが、要は見かけだけの原資をもって予算という位置づけで我々は論議をしておるというこのことが、やはり今後こういう手法はもうとれるかどうかわからんけれども、予算を組む皆さん方の苦労さはわかりますよ。しかし、ではそれが本当に予算なのかといったときに、ちょっと疑問を感じますし、最終的に先ほど部長がおっしゃられたように6億円近いお金を減額しなければ赤字会計になるよということのこのことがもっと大事かなとこういうふうに思うわけで、そのために人減らしだけではなしに事業もある。ですから、年度当初にいろんな事業がございました。でも今、市長のおっしゃっておられた緊縮型予算でしたか、その部分というのは非常に大事にせなあかんし、本当に余計なものは、ぜい肉はとらなあかんという予算の中で実際事業も進んでおるわけですから、あと4億7000万円減額をされて地域住民、市民の皆さんの行政サービスを低下をさせないということだけは一つお約束をいただきたい。
そして、お金がないからできないという言葉は決して発していただきたくないわけでございます。あくまでも、やはり予算として我々は年度当初に皆様方と論議をして決めさせてもらったものがございますから、我々はそのことを根拠として住民の皆さんと対話をしておるわけでございますから、実際はこの6億円を皆さん方が一生懸命になって確保をする方向に走っておるのではないかなという思いもしました。したがいまして、ひとつ住民サービスを低下させないという観点でもって、しっかりと財源措置というものをお考えいただきたいなというように思います。
それからもう一つ、老人福祉費の関係でございますけれども、ある部分では86万円ほどが同じ不正計上でありながら市が負担をし、あるその大半を関係の事業者に負担を設けておるというこの線引きぐあいがもう一つ私、理解ができない部分がございます。
議長(玉岡 武君)
ちょっと報告します。
本日の会議時間は会議規則第9条第2項の規定によりまして、あらかじめ1時間延長し、午後6時までといたしますのでご了解いただきたいと思います。
はい、どうぞ継続してやってください。
2番(上田 徳君)
したがいまして、ここら辺の宇陀市が負担した部分の不正と、それから事業者が負担した部分とのその辺の考え方の部分をもう一度ご説明いただきたいとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
ということは、福祉の人材の件だけを答弁求めたらよろしいか。
それでは、山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
今回の自主返納の件につきましては、シルバー人材センターは当然事業をするときに利用者への負担金というのも当時2割ですか、とっておるわけでございます。この部分につきましても精査いたしまして、利用者へ返還するということをシルバー人材センターの方から聞いております。利用者負担も返還するというようなことは聞いております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
暫時休憩します。
午後5時03分休憩
午後5時06分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして会議を再開します。
覚地課長が資料を持って戻ってこられましたので報告します。
覚地課長。
健康福祉部長寿介護課長(覚地 秀和君)
ただいま、補正予算で上程させていただいております歳入につきましては、276万3000円。これにつきましては、国、県、市に返還する合計額であります。内訳につきましては、国費が、126万6010円、県費が、66万3004円、市費が、旧の室生村費ですが、82万4826円これらを合計しまして、276万3000円となっております。なお、先ほどから申されております利用者負担へも、72万5785円の自主返納を行っていただく予定であります。以上です。
議長(玉岡 武君)
はい、答弁終わりました。ほかにございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
目の13番、文化体育事業団、人件費の減額でございますけれども、指定者管理という中で、歳費のみが、職員が派遣されながら指定管理が行われ運営してるわけですけれども、その点について、やはりこの行政の考え方としまして、この指定管理者制度になりますと、自主運営をやっていくということが、一番の目的だろうと考えるわけでありますけれども、その中で、人件費だけが、一般財源から出ていくということで、今回2300万円の減額がなされたという内訳をもう少し詳しくですね、報告していただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
失礼します。
補正予算の内容ですが、単純に2名の減ということで本給、手当、共済費すべてトータルしまして2305万円の減額となっております。以上です。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
2名の減ということでございますけれども、それなら今現在、何名で運営をされているのか。そして、2名減で今現在運営されているならば今後、今の減のままで運営されるのかそういう点もしっかりと答えていただきたいんです。もう私わかっている話の中でおたくに聞きながら次の段階に進みたいわけですので。
議長(玉岡 武君)
大西議員、同じ目に対しての質問は原則3回ですので、あれば今2回目の発言で問い合わせておいてください。
19番(大西 進君)
そうですか。
もちろん、文化体育事業団の事業というものを私も理解しながらやっておるわけでございますけれども、なかなか指定管理制度にしながらでも、どのような事業をしているかということを住民の方に聞かれますと、体育館また総合センター、それからかぎろひホール、それからもう一つは子供のもりも含めて運営をされているということでございますけれども、やはり指定管理者制度に値するかどうかということも含めて、一つ論議の場として担当課、また市長の方にお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
次の議題にも文化体育事業団の指定管理者の問題がありますので、そのときにいろいろ指定管理について説明をさせていただくということでよろしゅうございますか。
議長(玉岡 武君)
それでよろしいか。
ほかにございませんか。
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
話があちこちになって申しわけないんですけれども、先ほど高橋議員、上田議員からございました16ページ、老人福祉費、外出支援サービス事業国県補助金返還金についてでございますけれども、先ほどから説明がありましたように、余剰金について不適切な事務処理があったということでとらえているんですけれども、再度個人の名誉のために、それらのお金に対して個人的に不正流用をした、不正使用をしたということはなかったと認識をしているんですけれども、それをはっきりと申し上げていただきたいというのが一つでございます。
それから、またこれも戻って申しわけないんですけれども、宇陀市子育て応援地域券につきまして、十分に審議された上で随意進んでいるようには思えないんですけれども、まず綱領が作成されておるならば、その資料を配付していただきまして、説明もしていただきたいと。今この1500万円の予算的なことを承認して、後で継続して審議していくということであったとしても、まず資料を配付していただきまして説明していただきたいと思います。とにかく二つお願いします。
議長(玉岡 武君)
今すぐの資料配付を求めておられる要件ですか。後でいいんですか。
11番(森下 裕次君)
本日即決ということでございましたら、直ちに配付していただきまして再度内容についても審議すべきだと思います。
議長(玉岡 武君)
はい、では休憩します。
暫時休憩ですので着席のままお待ちください。
午後5時12分休憩
午後5時19分再開
議長(玉岡 武君)
それでは、休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。
お手元に資料の配付のとおりでございます。
説明を担当課より求めます。
大西課長。
健康福祉部福祉課長(大西 茂君)
失礼します。
まず最初の1ページの方に要綱の素案を明示させていただいております。これにつきましては、今回議決いただきまして制定してまいりたいと考えております。
先ほど来申し上げておりますように、対象者は平成21年1月1日現在において就学前の乳幼児という形で考えております。
第4条では、1人当たり乳幼児1万円と。先ほど来申し上げておりますように、あくまでも第5条で示しておりますように、先に使っていただいて、その領収書を添付して交付申請を受けていただくという形をとらせていただきたいと思います。
それともう1枚めくっていただきまして、次に、今後準備を進めてまいります対象者に通知していく内容文と、まだ素案でございますが、あらかじめこういう形で通知していきたいとかように思っております。
内容といたしましては、あくまでも新聞報道でありましたように、年内に発送を終えて、できましたらクリスマスまでには世帯主の方にお届けできるように手配をしてまいりたいと考えております。
続きまして示しておりますのは、あくまでも交付申請書の案でございますので、これもあわせてご理解いただきたいと思います。先ほど来申し上げておりますように、あくまでも口座振替を原則といたしたいと思います。対象者の限定がかなり、直接交付となりますと本人確認等の事務処理も発生しますので、できる限り口座振替をご利用いただきたいとかように思います。
最後の方の添付資料でございますけれども、これは4枚ついておりますけれども、電算処理をする関係上4枚で印刷する予定をしておりますので、あくまでも対象乳幼児に1枚という形で、この対象乳幼児のところに対象者のお名前を入れて通知していきたいと、かように思います。就学前の乳幼児が2名いらっしゃいますと、当然この交付券は2枚お渡しするというような形で事務処理をしていきたいと。
以上で簡単ではございますが、説明とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
11番、森下裕次議員、資料の提出はこれでよろしいか。
11番(森下 裕次君)
資料はこれで結構です。
それで、このままずっと議論を続けていくのかどうかということなんですけれども、それ以外にでは、平成21年1月1日現在においてということで、これから転入された方も受けられるということで、これはありがたいことかなと思うんですけれども、平成21年の1月1日に生まれた就学前のという部分で、これはどこで切っても前日、その翌日生まれたというところで不公平感はあろうかと思うんですけれども、例えば平成14年4月2日からというくくりは平成14年度生まれの同一学年というとらえ方なのかなと思うんですけれども、そういう見方からしますと、平成21年度の4月1日までもいわば同学年の同級生、その中で受給者と受給されない者が生じるのかなと。
先ほど大西議員からも、既に妊娠されている方、ご懐妊されている方という話もありましたけれども、それもなかなか世知辛い話なのかなと。もうちょっと弾力性を持ってできるならば結構かなと思うんですけれども、とりあえずそういうことでございますけれども。
議長(玉岡 武君)
妊娠婦の子どもさんに対する助成金については、さっき市長からもうお答えをいただいておりますので、それ以外の答弁を求めるならどうぞ、3回目をお受けいたします。
11番(森下 裕次君)
ですので、1月1日に生まれたということで1月2日の子は残念ながらということになりますし、ただ同学年とするならば4月1日まで同学年なのかなという認識を持っているんですけれども。どこで区切っても不公平感というのは最後まで生じるわけなんですけれど、そういった考えはないのですかということです。
それと、あえて1月1日ということで限定しなければならない理由。クリスマスまでにという先ほど説明もあったかと思うんですけれども、それと21年3月31日をもって廃止するわけなんですけれども、これにしても4月2日で廃止とかいうことでもできるのではないかなと思うんですけれども、そのあたりの取り扱いについてご説明願います。
議長(玉岡 武君)
大西課長。
健康福祉部福祉課長(大西 茂君)
失礼します。
事務処理上、20年度事業で実施していきたいと考えておりますので、そうすれば年度も超えてくるというようなこともございますので、そういうことも考えまして、1月1日はまた住民税の基準日でございます。それまでに転入された方については取り扱うこともできますし、その辺もあわせて1月1日を基準日とさせていただきました。
あともう1点、異動が今度転入とかの異動も入ってまいりますので、やはり一定期日の日に基準日を定めてさせていただきたいこういうふうに考えております。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
この5条に宇陀市内の商店でとこう書いてあるんですけれども、私考えますのは病院、保育園の給食費、そういういろんな使われ方ができようかと思うんですね。
といいますのは、あくまでもここに書いておられます子育て支援ですから、何も商店で物を買わなくても、十分に子育て支援の給付に値するものだと考えるわけです。それならば、先ほどこの資料を見せていただきましたら議論が、まだまだ余地が残っておるのではないかとそのように私考えるんですけれども、その点についてはどうでしょうか。
議長(玉岡 武君)
大西課長。
健康福祉部福祉課長(大西 茂君)
ただいまの質問ですけれども、商店という言い方がまずいようでありましたら、また検討させていただきまして、宇陀市内の場所というか宇陀市内の領収書というふうに検討させていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
ということは、病院の使い方でもいいですし、保育所や幼稚園の給食費へ使うということでもいいわけですか。だから、そこらをしっかりしていただかなければ、当然先ほどもお話がありましたように、疲弊している宇陀市で商店街はいいものないやないかとこういう話もありましたよね。それならば子育て支援ですので、どんな使い方でも私は結構かなとこう考えるわけですけれども。
議長(玉岡 武君)
前田市長、見解を述べてください。
市長(前田 禎郎君)
私は本当にそういう意味では、この人たちの対象の子どもさんがおるところは、どういう形で使ってもらってもいいと思っております。いろいろ議論をして、そしたらおやじさんが1杯飲みに行ったやつはこれはどうなると。これも一つのありじゃないかなという感じですけれど、そんなことを領収書を持ってくる人はおらんと思うんですけれども、一つの家庭の問題として子どもと一緒に食べに行ってんとかいう話になってきたら、そういう問題も起こってくるのではないかなという思いをいたしておりますので、できるだけ広い意味でとらまえていった方がいいのではないかなと思っています。
議長(玉岡 武君)
それで、先ほどの森下議員の質問に対して答弁漏れがあったように思うんですが、いわゆるシルバー人材センターの方が返還金を個人でしているわけでありますが、その個人の責任を不正流用と誤解のないように、そこのところをしっかり担当課、見解を発言してくださいという趣旨の質問があったように思うんですが、それをもらっていないように思うんですが、森下議員の質問に答えてください。
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
先ほどの森下議員の質問で、不適切な事務処理が確認できたというようなことで不正があったということではありません。したがいまして、個人がどうのこうのとかというそういう確認はしておりませんので、誤解のないようにお願いしたいというふうに思います。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
簡潔にお願いいたします。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
大澤です。農林商工部長、ちょっとお尋ねをしたいんですが、この10ページに節ですね、里山林機能回復というのがある。それと19ページにもこの里山林、先ほど間伐材云々という話があったわけなんですけれども、まずお尋ねしたいのは、これは同じ案件なのかな。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
同じ案件で歳入と歳出でございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
里山林という私が思っている里山というのと、この緊急未整備森林というのは、まずこの里山という説明を部長、すまんけれどもお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
里山林機能回復整備事業といいますのは、県が行っております環境税のお金、県のお金100%で事業を行うものでございます。これにつきましては地域の各自治会長に、当初案内を出させていただきまして、お答えがあったのが室生区の向渕だけでございまして、向渕の集落内にある里山、竹やぶ等をボランティア団体をつくってそれを整備するという事業でございまして、向渕のボランティア団体が平成19年度から平成22年度までの4カ年で約1.6ヘクタールを計画されております。それにつきまして本年度、県の事業費が20万円と確定いたしましたので、当初予算に対しまして3万9000円の増額をさせていただきます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
3回目ですので、極力次にまとめて質問してください。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
この里山林は人工林も含めまして整備が必要ということなんですけれども、今、杉、ヒノキにおきましては非常に木材というものが疲弊しております。そんな中で国、県もしっかりと、今までの落葉樹、広葉樹ではなくて、落葉樹のこの里山機能回復これをしっかりとお願いしたいと。国、県も各自治体、そして各自治会においてもしっかりと案内を出しておるように思います。県の広報誌を見ても常にそういうものが書かれております。
そういった中で宇陀市におきましても国、県にもしっかりと働きかけをいただいて、この里山林の機能復活、黒木ではなくて。それはなぜかといいましたら、今、有害鳥獣ということが非常にこの宇陀市においても皆さん農家の方、また近隣の皆さん方、新興住宅の中にもサルが出てきたりとかいうことになっておるわけなんですけれども、そういったサル、シカ、イノシシ、今はこれらは有害鳥獣ということで非常に悪者になっておるわけなんですけれども、これらの生活圏を人間の力で奪ってしまったと言われております。そういったことも含めながら、そしてまた地域の保全、水質の保全といったことも含めながら、里山の機能回復そういったことを、宇陀市としてもしっかりと取り組んでいただく必要があるであろうし、先ほど申し上げましたように国、県にもしっかりと働きかけをいただいて、また自治会であったり、また地域の森林組合であったり、またシルバーであったりといった方々のお力、お知恵もおかりしながら、しっかりとした里山というものの機能回復をして、今の時期でしたらちょっと遅いですかな、色づいた山々を眺めてもらいながら、宇陀市の中へ散策に来ていただくといったようなことの中で、先ほど言いましたように有害鳥獣と悪い名称をつけられておりますサル、イノシシ、シカといったこういった動物たちにも、自分たちの本来あるべき生活圏の方へお帰りをいただくといった中で、人間と動物が共生できるような、そういった里山機能の回復を私はしっかりとお願いをしてほしいなという中で部長、一言いただいて、県、国へしっかりと働きかけをいただきたいと。答弁をいただいて私の質問を終わります。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
現在、室生森林組合、宇陀市森林組合の方も頑張っていただいております。また、林業家の方も非常に頑張っていただきまして、今回、農林部の関係で林業の関係の補正を提案させていただいております。これにつきましては、新たな事業の美しい森林づくりも、これも60年生以上の間伐を行うと、それに対して国が補助金を出そうというものでございます。間伐を行いますと当然、下草が生えてきます。またそこへ広葉樹等も生えてきますので、広葉樹と針葉樹の混合の森林ができてくるという観点もございますので、そういう方向での位置づけでもって里山の回復とかという形にもなってくると思いますので、そういう形で今後も進めてまいりたいと思います。
議長(玉岡 武君)
簡潔にお願いいたします。
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
先ほど山本部長の答弁であったんですけれども、不十分かなと思うんです。
余剰金に対する不適切な事務処理があったと。それで返還金がありましたけれども、不正流用、不正使用があったかは確認していないというような返事やったかと思うんです。個人の名誉を守るためにも不正流用、不正使用をしていなかったというようなことをはっきりと放送もやっていることですので明言していただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
再度答弁させていただきます。
不正流用、不正使用は一切ございませんでしたので報告をさせていただいておきます。
議長(玉岡 武君)
簡潔に。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
13ページですね、文化体育事業団費の部分でございますけれども、後ほど指定管理の関連でお話があるというふうにお聞きしているわけなんですけれども、この中で人件費が動いておるということで、文化体育事業団に理事長がおられるわけですけれども、当然人事権は市長ではなく文化体育事業団の理事長ですね。
それでお尋ねしたいことは、それぞれいろいろなところに、例えば総合体育館なり水泳プールなり、あるいは子供のもりなり文化体育事業なりと、いろいろなものを今指定管理の中で運営されておって、そしてこの文化体育事業団の人件費というのは一つでくくられておるわけですね。そしたら、聞くところによると、それぞれの指定管理を受けたところが職場やという位置づけがあるというように聞いております。文化体育事業団という一つの職員であれば、横のつながりがもっともっと求められていいのではないかなと。
例えば、ことしの春に行っていただきました大相撲のときには、それぞれのところから応援なり何なりをもって進めるとか、そういう文化体育事業団の職場の位置づけですね。その位置づけがどうなんやと。あくまでも我々が委託しておるのは文化体育事業団というところに建物の管理を委託しておるわけです。文化体育事業団には職員さんがおられるわけですね。先ほど2人ほど減られて総員何人やという話もございましたけれども、その方々が一塊になって、すべての受けておられる箇所をするための人件費ではないかなというふうに思うわけなんですけれども、そこら辺、文化体育事業団費ということで非常にわかりづらい予算になっております。
といいますのは、文化体育事業団もちゃんと理事会を持たれて、そして事業団の運営形態を持っておられて、そこできちんとした収支を持っておられる中で、一たん我々が委託をした金額が、職員が動くことによって同時にこちらに連動してくるというその考え方が我々としてはもう一つ理解ができない。私、常々この文化体育事業団について議論を求めておりますけれども、年度当初に確かに人に対しての予算措置というものをされておると思いますけれども、その後は事業団の運営部分の中の努力指標は、一体、ではどこに出てくるのかなと。今回2名の方が減っておられるということで、事業団の中で人員的な部分を調整されておるというように理解はするわけなんですけれども、そういったものが市の予算と直接的に連動しておるというのが事業団の実態でございますので、そこが我々としては非常に見えにくいこの事業団の経費ではないかなというように感じるわけです。
したがいまして、この事業団の人事権も含めて、どういうような形の中で施設の管理の職員の皆さん方の指示というか処遇というものをされようとしているのか、そこらがちょっと見えにくいように感じるわけですけれども。
議長(玉岡 武君)
ちょっと質問の要旨がわかりにくいかと思うんですけれども、わかりましたか。はい、どうぞ。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ただいま上田議員さんからの文化体育事業団の質問でございます。
その人事権はどこにあるかというまず1点目でございます。派遣する人事権はあくまで市長の人事権でございます。そして、派遣された中で文化体育事業団で仕事をする中では、やはり理事長の人事権でございますので、例えば正職が派遣された場合、二つの形の人事関係になってくるかと思います。
それと一般会計で文化体育事業団の経費を、人件費を持っておるということで、いずれにいたしましてもこれを一般会計で持つのか、もしくは委託費という形で事業団の予算に計上するか、どちらかということですけれども、やはり経理をはっきりさせるために一般会計の方で、正職分についてはここで予算計上しております。そういう中で、今現在、文化体育事業団で正職を派遣しておるのが10人でございます。
それと、ほかの質問をちょっとど忘れしたんですけれども、以上、僕が理解した範囲内で答えさせていただきました。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員、簡単に。
2番(上田 徳君)
質問の趣旨がはっきりしなくて申しわけございません。
要は、最初の派遣の辞令は市長がされるとこのように理解は十分しております。しかし、その先はあくまでも文化体育事業団であろうと私は思うわけでございます。文化体育事業団の中で初めて来られた方を、あなたはどこへ行くのかというのは文化体育事業団の裁量の中でやられなければ、文化体育事業団の主体性というものがなくなるのではないかなとこのように感じるわけです。
そこら辺が現行の人事制度の中でどのようになっておるのか、再度お願いをしたいというふうに思いますのと、それからあくまでも文化体育事業団から、それぞれの指定管理を受けておられる施設に対して配属をされるわけでございますけれども、その配属がコンプリートなものなのかどうか。いわゆる事業団の中で職場が理事長の人事権の中で派遣、事業団の中での派遣、物すごくわかりにくいかわからないけれども、要は総合体育館の管理から子供のもりのところへ夏場だけ応援に行けよと、そういうようなものがもっと弾力的にされておれば、もっと人というものは有意義に活用できるのではないかとこのように思うわけですね。
例えば子供のもりでしたら夏場だけが、非常にピークに多分なっておるのではないかなと思うわけですね。そこに人を派遣するために、わざわざパートさんを雇い入れて対応するとかいうふうな部分の前に事業団の中の人を効率的に動かすとか、そんな形での運用をやっていけば、まだまだ人件費の調整というのはつくのではないかなというような思いはあるわけです。
したがいまして、そこら辺、2点ほど申し上げましたけれども、そのあたりについて再度お話をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
辻本文化体育事業団事務局長。
文化体育事業団事務局長(辻本 文昭君)
文化体育事業団の辻本でございます。
今の上田議員さんの質問でございますが、1点、当初は辞令につきましては市長の方から辞令をいただきまして、文化体育事業団に派遣を命ずるということで、そして当初ついておりましたのは、例えば文化体育事業団派遣を命ずる、で平成榛原子供のもり公園勤務を命ずというような形になっておりまして、縛りがかかっておりました。いろいろな議論をする中で、私も派遣をされている1人として、文化体育事業団に派遣をする、そして派遣された職員は理事長のもとで再度、職場を勤務の場所を指定をして理事長から辞令をいただくという形になっております。
したがいまして、文化体育事業団に派遣をされた職員は、理事長の職場のいわゆる勤務先の辞令をいただいて、そして先ほど申しました平成子供のもりでございますと、当分の間12月から2月、3月まで入場者も少ないわけでございますので、子供のもりから総合体育館の方へ応援に来たり、あるいは文化会館の方へ派遣をしたりということで、臨時職員も含めた形の事業団としての人事異動の発令を理事長のもとでさせていただいておるという現状でございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
目で3回目ですので、最終質疑ということでどうぞ。
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
ありがとうございました。
今、局長の方からお話を聞かせていただいて、そういった運用の中で今回2人の人員が調整できたのかなというように理解をしておきますので、もしその理解が足りなかったら後刻またお願いします。以上、どうもありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
桝田人事課長。
総務部人事課長(桝田 守弘君)
申しわけございません。先ほど2名と申し上げましたが、今、手持ちの資料で確認しますと3名減になっております。よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
訂正で3名だそうでございます。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
確認だけしておきたいと思います。
予算特別委員会の中でこの問題について、いわゆる事業団派遣の問題について論議をしてきました。その中で今、上田議員がおっしゃるように辞令を渡すときに、いわゆるその段階で一般行政の中から文化事業団へ派遣する。その隣にあなたは子供のもりへ、あるいはどこそこへというようなことを聞いてきました。この今の局長の話ですと、もうそれが解消されたようにとれるわけですけれど、基本的に本当にそのようになっておるのか。これは3月の段階であったわけですけれど、今後やはり理事長として人事権を持って文化事業団は事業団の中でやるはずでございますので、先ほどから私が言うているように辞令の段階であなたはどこそこやということはなくしていただくんですね。あくまでも体育事業団への人員派遣ということになりますね。
だからそういうことやなかったら、今言う局長の方、いわゆる文化事業団へ行って既に派遣の段階でそうでしたよ。予算委員会の中で、派遣の段階でもう既に辞令の中に書いて、それが今までの慣例みたいなことを言うておりました。だからそのことをはっきりしておかんと、慣例でいかれると何のためにそこを見て派遣やということを言っているか、いわゆる昔ですと教育委員会へ派遣で行ったら、いわゆる教育長の権限によってどこそこ何々ということになるわけですけれども、今までのやり方を、予算委員会の中では、辞令の中でどこそこへということから、はっきりと文化事業団へ送るんやけれどもあなたはどこ、それはなぜかというと事前に自分が認識をしておくためという、たしか人事担当の課長の話だったように思うわけですよ。
だから今、上田議員がおっしゃるようなことで、今局長が言いましたように、はっきりとそうなっておれば4月からの異動なり今後における異動については派遣で終わらせてもらわんと、人をうまく使っていけない。与えられた、受けた局長はですね、そうなるのではないかなと私は思いますので、今後きっちりとしておかんと、あの予算委員会の中でも市長の考え方、副市長の考え方、人事課長の考え方がたしか違ったと思います。であれば、おかしいの違うのかなと私は思いますので、はっきりとしておいてもらわんと、そこへ行った、送られた職員は、私はここへ辞令をもらっているよという話になれば動けませんので、そのあたりをちょっとはっきりとしていただきたい。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
今、山本議員さんのご質問でございます。
あくまでも今後の辞令の問題といたしまして文化事業団派遣というような辞令、そして場所につきましては理事長名での辞令、どこそこの、子供のもりであれば子供のもりを派遣するという勤務を命ずるということの理事長名で辞令を出す予定でございます。
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第83号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)については原案のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第84号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。質疑はなしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第84号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については原案のとおり可決されました。
次に、日程第16、議案第85号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第85号、平成20年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)については原案のとおり可決されました。
次に、日程第17、議案第86号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第86号、平成20年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については原案のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第87号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
議長、一つお願いがあるんですけれども、今の進め方でいきますと議員の皆さん方の意見が何かしらせっぱ詰まって言いにくい。それならば時間を延長するなり、しっかりとした方向で議論ができるような状況をつくっていただきたい。
議長(玉岡 武君)
はい、それはもう既に考えております。日程を変更しなければなりませんので、もう少し時間延長になりますけれどご辛抱願って、その間に事務局の方で日程の変更を、ちょっと事務的に処理したいと思いますので、もう少し審議を続ける中で、一方で日程の変更の事務手続をしておきたいと思いますので、もう少しご協力願いたいと思います。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
といいますのは、先ほども私、報告させていただきましたように、大変美榛苑の継続か廃止かということについてはテレビを見ておられる方もいろんなご意見が多いかと思うんですね。今のもちろんこのテレビの放映がされる中で、私は皆さん方が意見が言いやすい状況の中で仮に継続なら継続、そして時間は延長ならば今でも時間延長ですので、十分に議論をしていただく中で決めていただきたいとかそういう一言がなければ、今の雰囲気を見ていますと意見が言えません。そういうことでございますので、十分ご理解していただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
どこで審議するかということもございますが、特別、特にきょう採決の分で付託してでも慎重審議をしたいとおっしゃる分については、どこに付託するかはまた皆さん方にお諮りしてするということになりますが、動議によって付託と言うなり、またここで審議したことによって動議で継続審議のご提案をいただければそのように取り扱わせていただきますので、その旨は議員さんの方から逆にご発言いただきたいと思います。
それでは継続いたします。
よって、ここで会議時間を延長して慎重審議をいただいております中ではございますけれども、もう少しご辛抱いただきまして、一方で日程の変更の事務手続をさせていただきます。
本日の会議時間は会議規則第9条第2項の規定によりまして、あらかじめ1時間延長し、午後7時までといたします。しかし、途中で終わる方向で今、事務手続をしておりますので、もう少し審議をお願いしたいと思います。
それでは、お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第87号、平成20年度宇陀市保養センター事業特別会計補正予算(第1号)については原案のとおり可決されました。
次に、日程第19、議案第88号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第88号、平成20年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)については原案のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして日程第20、議案第89号から日程第24、議案第93号までの5議案を一括して議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
失礼いたします。
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の25ページをごらんいただきたいと思います。
議案第89号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、10万2424円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件和解金として10万2424円を相手方に支払う。2、当事者は本件に関し、本和解条項に定めるほか何ら債権債務のないことを相互に確認する。
続きまして、26ページでございます。
議案第90号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、8万6495円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件和解金として8万6495円を相手方に支払う。2、当事者は本件に関し、本和解条項に定めるほか何ら債権債務のないことを相互に確認する。
次に27ページでございます。
議案第91号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、27万7500円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件和解金として27万7500円を相手方に支払う。2、当事者は本件に関し、本和解条項に定めるほか何ら債権債務のないことを相互に確認する。
次に28ページでございます。
議案第92号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、17万5347円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件和解金として17万5347円を相手方に支払う。2、当事者は本件に関し、本和解条項に定めるほか何ら債権債務のないことを相互に確認する。
次に29ページでございます。
議案第93号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、2万4850円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件和解金として2万4850円を相手方に支払う。2、当事者は本件に関し、本和解条項に定めるほか何ら債権債務のないことを相互に確認する。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
それでは、理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。
ただいま一括上程いただきました議案第89号から議案第93号までの5議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、損害賠償の額を定め和解することの5議案のうち2議案につきましては、職員の不注意による公用車での事故によるものであり、また他の3議案につきましても道路上における作業の事故防止策と施設管理等がそれぞれ十分と言えず、そのために発生した事故であります。これらにより関係者の方々にご迷惑をおかけし、まことに申しわけなく思っておる次第でございます。今後は職員の公用車の事故防止並びに適正な施設管理等の徹底を図っていく考えであります。
なお、10月と11月に事故処理検討委員会を開催いたしまして、道路上における作業の事故防止策と施設管理等に万全を期すこと、並びに公用車の事故については所属長及び本人を呼び出し注意を喚起するとともに、全職員に対しても注意力と緊張感を持って職務を遂行するように徹底し、交通安全研修も実施したところでございます。
まず、議案第89号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
8月12日午前8時50分ごろ、総務部秘書広報課職員が運転する公用車が宇陀市役所駐車場内において相手方の自動車と出会い頭に衝突したもので、当方の過失割合を60%、相手方の過失割合を40%とし、相手方と和解し、当方が相手方に損害賠償額10万2424円を支払うものでございます。
なお、損害賠償金については財団法人全国自治協会自動車損害共済が適用されます。
次に、議案第90号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
8月13日午後2時50分ごろ、榛原区角柄地内の市道玉立2号線上において、土木部建設課職員が路側帯に繁茂する雑草の草刈り作業中、草刈り機が雑草内に放置されていた空き缶に接触、飛散したことにより、走行していた相手方の自動車を損傷したものであります。本件は全面的に当方の責任とし、相手方と和解し、当方が相手方に、損害賠償額8万6495円を支払うものでございます。
なお、損害賠償金については全国町村会総合賠償補償保険が適用されます。
次に、議案第91号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
8月18日午前11時45分ごろ、榛原区萩原地内の市道萩原34号線上において、相手方が当方の路面排水処理のために設置した横断水路を通過したところ、固定されていなかったその溝ぶたをはね上げ、相手方の自動車を損傷したことによるものでございます。本件も全面的に当方の責任とし、相手方と和解し、当方が相手方に損害賠償額27万7500円を支払うものでございます。
なお、損害賠償金については全国町村会総合賠償補償保険が適用されます。
次に、議案第92号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
9月23日午前10時ごろ、榛原区天満台東地内の市道天満台東6号線上において、市有地の山林から枯損により倒木が落下し、市道上に駐車していた相手方の自動車を損傷したことによるものでございます。本件も全面的に当方の責任とし、相手方と和解し、当方が相手方に損害賠償額17万5347円を支払うものでございます。
なお、損害賠償金については全国町村会総合賠償補償保険が適用されます。
次に、議案第93号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
10月9日午後5時40分ごろ、榛原区下井足地内の市道交差点内において、萩原の小鹿台でサル出没の通報を受けた農林商工部農林課職員が運転する公用車で現場へ向かう途中、一時停止を怠った相手方が運転する原動機付自転車と接触したことによるもので、当方の過失割合を35%、相手方の過失割合を65%とし、相手方と和解し、当方が相手方に損害賠償額2万4850円を支払うものであります。
なお、損害賠償金については財団法人全国自治協会自動車損害共済が適用されます。
以上、よろしくご審議の方お願いいたします。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、日程第20、議案第89号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第89号、損害賠償の額を定め和解することについては原案のとおり可決されました。
次に、日程第21、議案第90号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第90号、損害賠償の額を定め和解することについては原案のとおり可決されました。
次に、日程第22、議案第91号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
16番、土井英治議員。
16番(土井 英治君)
これはグレーチングがはね上がったということの事故でございますけれども、やはり昨年も予算審査委員会でも言っておりましたけれども、市の取り組む道路補修事業ですね、予算が物すごく少ないということの関係で、こういうグレーチングがはね上がるような道路を見逃しておるということは、やはり予算不足でそういうことがあるのではなかろうかとこう思うわけでございます。
これ、部長に聞くわけでございますけれど、これだけと違って宇陀市内一円、市道だけと違って県道もですけれど、穴くぼやとか物すごく多いですよ。何ぼ財政難でも、やっぱり道路に穴くぼがあったらオートバイやったら転びますよ。だからまたこういう事故が何ぼでも出てくると思いますわ。もうちょっとやっぱり来年度に向かって補修の予算をもっと上げなくては、こんなのはもってのほかです。グレーチングがはねる道は走っておられやしません。これはまだまだ調べていますか、市内一円。その辺をちょっと聞かせてください。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
3町1村合併しまして、非常に今言われましたように財政厳しい折の中で、予算を十分確保できない部分もございますが、職員あわせまして市内3町1村合併後の一円を調査はしております。
それから過去に、今はすべてグレーチング、横断水路につきましては4点ボルト締めということで、そんなにはね上がらないような状況の横断水路をつくっているわけですが、合併前につきましてはそういう状況ではない部分で、すべて新市になってから改良するわけにいきません。調査しながら悪い部分につきましては改修、改善をしているわけですが、たまたま今、土井議員おっしゃいましたような箇所につきましては年間数件出てくるわけですが、今後はそういう部分はできるだけ少なくなるように、予算確保とともに取り組みを検討していきたいと思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
大澤です。ちょっとお尋ねするんですけれども、この91号ですけれどグレーチングのふたがはね上がったというのやけど、ほかに車は通っていませんでしたんか。もうこの車だけしか通りませんのか、1日に。状況としてはどうなっておったのかな。説明はようわからん。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
基本的には通常この車だけではなしにすべて通っておるわけですが、たまたま踏んだ位置が悪かったかというような形の中で一角がはね上がったというような状況でございます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
このような形で市民の方が直接被害に遭われるというような場合、通常、再発防止策とか何とかいう格好で対策を講じられるというふうに思います。市道の場合、大変長い延長を持っておるわけでございますけれども、この事故をかんがみて、例えば自治会の皆さんに、こういう事故があったので付近の市道のグレーチングのふたについて点検のご協力をいただくとか、そういった形で再発防止というのはやっぱり大変大事かなというふうに思いますし、先ほど年に数回起こっておるというふうなことでございますが、これは果たして数回起こるべき事故なのか、その数回をも防止しなければならない事故なのか、そこら辺の判断ですね。それをちょっと部長にお聞きしたいのと、そういった形でやはり道路改修、地域も含めて、多分いろんな形で土木部の方にはお願いをしておると思いますので、たまたま気づかなかった部分というふうな位置づけはできるわけですけれども、こういった事故を再度起こさないという位置づけの中で、自治会等への依頼とかで付近の道路を点検をしていただけませんか、というふうな形の行政協力を呼びかけるとかいうふうな再発防止策について、2点ちょっとお伺いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
基本的には、市道でありますので市がすべて管理していくのが本来の姿やと思います。ところが今、上田議員がおっしゃいましたように、3町1村合併しまして1700路線、約750キロメートルほどの市道がございます。その間すべて建設課の方で点検等を行うわけですが、なかなかすべて隅々まで点検することが非常に難しゅうございます。場合によっては、8月の道路を守る月間等を含めまして、地元の方に草刈りをお願いしたり、あるいは軽微な舗装の穴埋め等につきましてはお願いをしております。それ以外の部分につきましては、ただいま申しましたように、例えばぐらつきがあるところにつきましては市の建設課の方で直接横断水路のグレーチングを溶接でとめたり、あるいはボルトをつけてとめたりという手当てはしておりますが、場合によってきょうのような事故が起こります。
今後につきましては、十分点検を重ねる中で処理をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田徳議員。
2番(上田 徳君)
市の職員の皆さんだけでこの長い延長の市道を管理するというのは大変だと思います。したがいまして、私はやはり地域の自治会の皆さん方の協力を得るような、そんな仕組みがやっぱりなかったら、いつまでも同じような事故が起こるのではないかなというふうに思います。したがいまして、そういった部分も、やはり悪いところをすぐ直せというのではなしに、そういった地域においても、やはりそういう動きやすいふたがあるということの認識があれば、皆さん方の方にお願いをし、取りかえなりのそういうふうな手だてもしていけると思いますので、やはりこういった事故があったという事実の中で、要はやはり前向きに再発防止策というものをやっぱり市の職員さんだけで、土木部だけでやっていくのはやはり数量的に私は無理だと思いますので、地域に240の自治会があって、それなりの活動をいただいておりますので、そういった部分への協力依頼というふうな考え方は持ってはおられませんか。その辺よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
非常に予算確保の厳しい状況の中でございますので、今後につきましては地元で協力いただける体制の中での組織づくりというんですか、体制づくりについては検討を加えていく必要があろうかと思います。それらにつきましては理事者とも相談をしながら、できるだけ事故の起こらないような市道管理に努めていきたいと考えております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま土井議員の質問に対しまして、いろいろ予算云々の問題も出ておりますが、これは土木部だけではなくて、市が一丸となって市長命令で手すきの職員並びに地域事務所にお願いして点検をしてもらわないと、再々こういう事故がございますと人命にかかわることもあろうかと思いますので、その点について市長さんの方からご答弁をお願いいたしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
心得ました。そういう意味で、私はいつも事故の問題については、自動車の問題につきましてもいつもこの話はしております。その辺の問題、この他の2件の問題等につきましても十分心得て、職員の皆さんにその指示をしてまいりたいと思っております。
議長(玉岡 武君)
ほかに質問ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第91号、損害賠償の額を定め和解することについては原案のとおり可決されました。
次に、日程第23、議案第92号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
21番、小林一三議員。
21番(小林 一三君)
今回、事故が5件ありました。9月の定例会、その後、この3カ月の間で5件が起こっております。その以前にも、たしか数件事故があったと思います。いろいろとこの中には不慮の事故、先ほども話にありましたけれども道路の不備とかいろんな形の中で不慮の事故もあったと思うんですけれど、やはり不注意による事故が多いのではないかこういうふうに思うところでございます。
保険が適用されまして、そういう安易な気持ちはだれも持ってはおられない、こういうふうに思うところでありますけれども、今後はやはり事故というのは、した方もいわゆる加害者あるいは被害者にとりましても本当に不幸なことでありますので、各部署において今後徹底した指導を行っていただきたい。
特にこれから冬季に向かうわけでございます。水道部の職員さんにおかれましては凍結等々で出ていかなきゃならん、こういったこともございます。やはり、車の点検もしっかり行いながら、今後そういった形の中で事故が起きないように、ひとつ各課でその辺の指導をお願いしたい。
1点お聞きしたいのは、そういう方はおられないわけでございますけれども、今後そういう場合が出てくる可能性もあります。と申しますのは、今、交通法規が非常に厳しくなりました。いろんな形の中で交通規制が厳しくなっております。その中にありまして、減点方式で免許のいわゆる取り消しまではいかなくても、停止期間とかそういった行政処分がございますが、当市におきまして各部で免許の確認を何カ月に1回行っているんでしょうかね。もし行っておらないとすれば、やはりその辺もしっかりと確認をしながら、そのときにも指導をあわせて行っていただきまして、今後事故のないような取り組みをしていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ただいまの質問でございます。
本当に再三再四事故が起こっておりまして、まことに申しわけなく思っておるところでございます。先ほどの提案理由でも説明いたしておりますように、事故があるごとに事故処理検討委員会を開く中、やはり担当の本人並びに所属長を呼びまして、そこで十分注意しておるところでございます。そんな中でもこういう事故も発生しておるところでございまして、再度緊張感を持ってそういうような指導をしていきたいと思っております。
それと今、小林議員の免許証の点検ということでございます。今現在、そのような形はやっておりません。がしかし、今後一応検討という形で対応していきたいと考えております。
議長(玉岡 武君)
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
議長にお願いがあります。
議会を代表して議長が厳しく再度注意を促していただきたいと思います。この事故について、議長の方から厳しく再度注意を促していただきたい。
私どもが1件1件、もちろん賛成をしておるわけでございますけれども、当然厳しいことを言いたいわけでございますけれども、それを総括して議長から、ひとつ議員の代表として意見を申し述べていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
大西議員のおっしゃることはごもっともで、一応日程を考えまして93号までとりあえず採決いたしまして、まとめで私の方から、おっしゃるように総括で、ちょっと理事者の方に申し上げて、それで日程の変更を休憩をしばらくしてさせていただきたいなとこのように進行を考えておりますので、もう少し進行させてください。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第92号、損害賠償の額を定め和解することについては原案のとおり可決されました。
次に、日程第24号、議案第93号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第93号、損害賠償の額を定め和解することについては原案のとおり可決されました。
先ほど大西議員からも、今回のこの損害賠償の件につきましては、前回の定例会の中におきましても議員各位より厳しい指摘があった。その中にかかわらずこういう事態が起こって非常に不本意ではございますが、しかしながら財源としては保険で出るということではありますが、個々各職員さんにおかれましてはこれからまだまだ年末を控える、また新年を迎えて行事も多用になってくると思います。こういう事故はゼロでなければいかんというのが本来の姿ではなかろうかと思います。できるだけしっかりとこの交通事故、人身事故も含めて再発、多発についてしっかり検討していただく中で、皆さん方、今後の行政運営に当たっていただければ幸いだと思いますので、その点について、総括責任の前田市長も十分職員さんにその旨は伝えていただいておることだと思いますが、その点自覚を持って確認していただくために前田市長からその見解を述べていただいて、この分については終わりたいと思いますが。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
本件5件の事故等々につきまして、大変関係の皆さん方にご迷惑をおかけをいたしまして、心からおわびを申し上げたいと思いますし、これからの交通事故の防止あるいはまた施設の管理等につきまして十分に配慮をしながら対処していきたいこのように思っておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
ただいま慎重審議で多岐にわたる質問をいただいております。きょうの予定どおりの日程はとても無理でございますので、今、事務方も含めて日程の変更なり調整をさせていただいております。
ここで暫時休憩いたしまして、休憩の後、日程の変更とともに、きょうの延会についての提案をさせていただきたいと思いますので、しばらく暫時休憩させていただきます。トイレへ行かれる方は行っておいていただいても結構でございますので、後ほど再開の通告をいたします。
午後6時33分休憩
午後6時42分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。
お諮りいたします。
宇陀市会議規則第21条の規定により、日程の順序を変更し、日程第35、36、議案第104号、105号、財産の取得についてを先に審議いたしたいと思います。
ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
日程の順序を変更し、日程第35、36、議案第104号、105号の財産取得についてを先に審議することに決定いたしました。
議長(玉岡 武君)
それでは続いて日程に従いまして、日程第35、議案第104号及び日程第36、議案第105号の2議案を一括して議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の40ページでございます。
議案第104号、財産の取得について。
財産を次のとおり取得したいので、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(平成18年宇陀市条例第53号)第3条の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、財産の所在、宇陀市大宇陀区下竹169番4ほか4筆。
2、財産の表示、雑種地7150.00平方メートル。
3、取得金額、7268万8494円。
4、取得の相手方、宇陀市榛原区下井足17番地の3、宇陀市土地開発公社理事長、森田博。
次は41ページでございます。
議案第105号、財産の取得について。
財産を次のとおり取得したいので、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(平成18年宇陀市条例第53号)第3条の規定により、議会の議決を求める。
平成20年12月9日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、財産の所在、宇陀市室生区大野3784番2ほか4筆。
2、財産の表示、宅地ほか8780.96平方メートル。
3、取得金額、1億9511万6318円。
4、取得の相手方、宇陀市榛原区下井足17番地の3、宇陀市土地開発公社理事長、森田博。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。
ただいま一括上程いただきました議案第104号及び105号の財産の取得についての2議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
宇陀市土地開発公社の経営健全化計画に基づき、平成19年度に土地取得事業特別会計を設置する中、計画的に土地開発公社の先行取得した土地の買い戻しを行っております。今回、契約議決として提案させていただいた二つの物件につきましては、去る9月定例会において当該特別会計の補正予算に計上し、ご承認をいただいたところであります。つきましては、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、予定価格2000万円以上でかつ面積が5000平方メートル以上の2件について、宇陀市土地開発公社との契約に際し、議会の議決を求めるものでございます。
まず議案第104号につきましては、買い戻す土地は宇陀市大宇陀区下竹169番4ほか4筆で、面積は雑種地7150平方メートルを7268万8494円で買い戻すものでございます。
次に議案第105号につきましては、買い戻す土地は宇陀市室生区大野3784番2ほか4筆、面積宅地ほか8780.96平方メートルを1億9511万6318円で買い戻すものでございます。
つきましては、よろしくご審議の方お願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、日程第35、議案第104号、財産の取得についての質疑をお受けいたします。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
ただいま提案をいただきました内容で、確かに9月の定例議会で補正予算第1号として予算は承認をされたと。当時、私は反対に回りましたが、たしか四、五人の反対の議員がおられたと記憶をしております。
そこでお伺いいたしますが、今回、土地開発公社からの買い戻しという形になっておりますが、それを以前、土地開発公社はいつどなたから幾らでこの物件について取得されたのか、まずお伺いしたいと思います。
2点目には、たしか補正予算では2億890万円の予算計上でございました。この今の提案で契約を見ますと3億890万円だったと思いますが、今回この提案で見ますと2億6700万円ですが、まだ一つ抜けているのではないか。それはどういうようにされるのか、その点についてもお伺いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
高橋議員さんの質問でございます。
議案第104号の物件につきましては、取得年月日が平成17年12月。これは大宇陀木協から買っておるところでございます。当時の買収単価が面積が7379平米でございまして、用地代といたしまして7500万円で購入しております。
それと、9月補正では4億幾ら、ちょっと金額は定かでないんですけれども、ほかの物件につきましては、先ほど条例に基づく面積、2000平米以上、5000万円以上というその要件に達しておりませんので、この契約議決の対象にならないために外しておるところでございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
そういう規定で外したということであれば、参考に同じような物件に関連しますので、ご報告いただいたらありがたいと思います。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
それと議案第105号の物件でございます。
これにつきましては、取得年月日が平成3年3月、用地代といたしましては買収金額が1億308万8928円でございます。この買収相手方につきましては、ちょっと手元に資料がございませんので、また後日、説明させてもらいたいと思います。
議長(玉岡 武君)
今、高橋議員から一括質問がございましたので、この提案理由によって私は議案第104号、財産の取得についての質疑と申し上げましたが、一括質疑、議案第104号並びに議案第105号、2議案を一括しての議題とさせていただきますので、その旨ご理解ください。
議長(玉岡 武君)
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
土地開発公社の健全化計画の中で、一般会計へ繰り入れるということに対しては、賛成せざるを得ないと思っておるんですけれども、この機会に1回、購入に至る経緯ですね、そして、その土地をどういうふうに利用する、目的財産として取得したと思うんですけれども、そのプロセスを、1回この機会に、市民の方に理解できるような形で説明する責任があるのではないかなというように考えておるところでございます。
そうした中で、この2件の財産とも、当初はどういう目的で取得されたのか。そしてまた取得後、私の一般質問にも関連してこようかと思うんですけれども、どういうような活用をされていくのかということも、ちょっと含めて聞かせていただきたいと思います。
そして今、簿価が相当金利がついておるように、平成3年の購入ということでございますのでもう17年近く立っておるわけですね。そしたら金利が相当ついておろうかと思うんですけれども、これを時価に換算するとどの程度になるのかということですね。その責任がどこにあるかということも含めて、ちょっと所感を聞かせていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
竹内議員さんの質問にお答えいたします。
議案第104号につきましては、目的は観光駐車場整備事業用地ということでございます。これにつきまして今現在、一部アニマルパークの駐車場という形で県の方に使ってもらっておるところでございます。それと議案第105号につきましては総合運動公園の駐車場整備事業、そういう形で取得しておるところでございます。
駐車場につきましては、これは当時、大宇陀町時代におきましては、町交の事業の中で駐車場整備をしようというそういう計画のもとに取得しております。そんなことでございまして、それと105号の室生の分につきましては、経過はちょっと我々ではわからんわけでございますけれども、一応こういう物件を市の土地開発公社に引き受けしたというそういう事実しかちょっとわかっておりませんので、そんなことでございます。
議長(玉岡 武君)
17番、竹内幹郎議員。
17番(竹内 幹郎君)
取得時期も含めて購入単価と金利との比較資料というんですか、その資料を提出していただきたいというのが1点と、そしてまた、この案件に対しましては議会運営委員会で即決というようになっておるんですけれども、ちょっと即決には無理があるのではないかなと思っております。その点も含めてご審議願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
資料の提出は求めて、後日で結構ですが、いけますか。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
資料の提出は後日させてもらいたいと思います。
とりあえずは、一応口頭で今の簿価の内容を説明させてもらいたいと思います。
用地代につきましては、先ほど言いましたように1億308万8928円。一応、一部この物件につきましては擁壁工事をされておりますので、その工事費が3631万6650円、それと利息が5671万740円、計1億9511万6318円となっております。
資料につきましては後日、また提出させていただきますので。
議長(玉岡 武君)
21番、小林一三議員。
21番(小林 一三君)
私の質問も先ほどから竹内議員が質問された内容と同じということで、今回取り下げようかなと思ったんですけれど、1点だけお聞きをしておきたいと思います。
私の方も、いわゆる今回の買い戻しにつきましては、開発公社の健全化計画に沿った措置であるということで、これはいたし方ないことではあるとは思っております。しかし、特別会計にこう買い戻されますと、市有財産となるわけでございますが、いわゆる負債額も同じように背負うことになります。今年度から義務づけられております連結決算、これにも連動してくるこういうように思うわけでございます。
県下の市町におきましても、開発公社の健全化に向けた取り組みということで、いわゆる俗に言う塩漬け、いわゆる事業計画がない、事業化ができない土地については売却の方向で、自主財源の確保という形の中でされております。今回のこの2件につきましても、1件は大宇陀区の木協の跡ということでございます。現在はアニマルパークの臨時駐車場……
議長(玉岡 武君)
済みません。
本日の会議時間は会議規則第9条第2項の規定によりまして、あらかじめ30分延長し、午後7時30分までといたします。
再開してください。
21番(小林 一三君)
アニマルパークの駐車場として借りていただきながら今、活用されておるわけでございますけれども、アニマルパークの進入路の方も次年度から工事にかかるようでございますし、それが完成すれば戻されてくるということでございます。
例えば、郡山市の場合はネットオークションを行いながら、いわゆる遊休地の売却あるいは不用になった公用車等々も含めながらの財産オークションに出しながら売却をされております。当市におきましても、本当に非常に厳しい財政状況の中で、やはり長らく塩漬けにするということはこれは許されるものではない。今後そういった形の中で、この2件も含めてなんですけれども、ほかの物件も含めながら売却の方向づけというものを、今は広報で周知をされておりますけれども、やはりITの時代になってまいりました。そして、その中で広く購入される方を募りながらその方向を探っていただきたい、そういうように思うわけでございますけれども、この件についてご答弁をいただきながら私の質問を終わります。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
小林議員さんの質問にお答え申し上げます。
売却につきましては、やはり今後考えていかなければならん。と申しますのも、いずれにしても特別会計から取得した価格と実際の売却した額、その差額を今後どう補てんしていくかということの問題があるわけでございます。そういうことで、やはり今の市の財政状況からすれば、そこまで補てんできないというような状況かとは思うんですけれども、再度その処分についてどうしたらいいかということも検討してまいりたいと思います。
それと、インターネットでそういう公売も考えたらどうかというご提案でございます。
確かに、ことしもほかの物件で、一般会計で持っておる普通財産の公売もしたわけでございますけれども、ほとんど応札がないという状況でございます。それもとりあえずインターネットでの広告と、そしてまた広報での広告ということになっておるところでございまして、今現在より全国的な形でのヤフーの公売のそういう手続をとっておりますので、今後売却する場合はそういうような情報網で売却できるかと思っております。
議長(玉岡 武君)
13番、山本新悟議員。
13番(山本 新悟君)
私も詳しくちょっと聞きたいので、これは資料の提出もしてもらわなあかんから、12日の総務文教常任委員会へ付託してほしいのやけれど。
議長(玉岡 武君)
動議については賛成議員が要りますが。
ただいま山本議員から、この件について所管の委員会に付託して審議することの動議が提出されました。動議をするためには1名以上の賛成者並びに動議の理由が必要でありますが、今、賛成者と動議の理由がございました。
この動議は、市議会会議規則第16条の規定により1名以上の賛成者がありますので成立といたします。
山本議員の動議を議題として採決いたしたいと思います。
この件については所管の委員会に付託することに賛成の方の起立をお願いいたします。
反対なら反対で結構ですが、特にこのことに関連してですか。
はいどうぞ、山本議員。
3番(山本 良治君)
議案第105号につきましては平成19年、去年の第2回宇陀市議会定例会において大澤議員の方から一般質問がございまして、そのときに地域事務所長の答弁もございました。私の言いたいのは、今、副市長の方からこの件についてはわからないという答弁は、それでは当たらないのと違うのかなという思いで質問をさせてもらいます。
これは既に答弁をしておりますので、答弁としてやっておりますので、これは市の中でいろいろばらばらのような話では、これは前へ進まんと思いますので。
議長(玉岡 武君)
了解しました。
それは、動議の提出は賛成しておりますので、反対なら反対の意思で結構でございますので、今はもう日程の提案で動議は成立しておりますので、否決されれば付託いたしませんし、それは討論としての話だと思うので。
3番(山本 良治君)
先ほど質疑を続けておって、今緊急に入ったわけですけれど、まだ討論のままで私はその次に言わせてもらおうというような、発言させてもらおうというような構えでおったわけですけれど、続いてやってもらってそこで質疑で終わったかどうかも我々にはわからない。そのまま動議に入ってしまった。それでいいものかどうか。
議長(玉岡 武君)
動議というのは同じ関連する質疑の中で、その質疑に対して質問の趣旨が行き届かない場合は付託してくださいと意思表示されていることですので、今、賛成議員がおられたので、一応議長として取り扱いしたということでありますので、山本議員がこの付託に対して反対であるならば採決で拒否していただいたら結構と、それが意思表示だと思いますので。
3番(山本 良治君)
あのですね、まだ質疑は終わったということになっていませんよ。議長の方から終結の話にはなっていませんよ。質疑の中での一部の、私は今、動議という形で提案されたわけではないから質疑ではないのかなと私は感じておりますけれども、それはどうなります。議事の進行上どうなります。
議長(玉岡 武君)
山本議員、意思表示をはっきり動議か質疑かしていただかないと。
ちょっと聞こえにくかったので、はっきり意思表示してください。
13番(山本 新悟君)
動議です。
議長(玉岡 武君)
本人、動議と言っております。
3番(山本 良治君)
そういう形で議長、進めて議事進行できますか。
先ほど私、理事者の説明に対して質疑をしようとしていたわけですよ。だから、質疑は終わったという議長の方からその内容はなかったように私は思います。それで、私も議会説明の中でよくはわかりませんけれども、議長の考え方に従いますけれど、そのあたりはどうなのかということをきっちりしておいてもらわんと、その都度その都度変わるようですと議会活動の中でやっぱりやりにくいと私は思います。そのあたりの見解をきっちりしてください。
議長(玉岡 武君)
動議の場合は、必ずしも質疑が終結してからという会議規則はございません。緊急である、いわゆる提案による動議の場合は、関連する議案の中であれば受け付けするということに会議規則になっておりますので、私は質問の中で出ましたので、質問の終結とこの動議の取り扱いは別に考えておりますので、まずこの動議を取り扱うかどうかを皆さんでご判断いただいて、否決であれば引き続き質問の継続をするという流れにしていくことになるかと思います。
3番(山本 良治君)
そのことが否決であるまでは質問はできないわけですか。議長の方からいわゆる質疑は打ち切りますというのを聞いていないわけですよ。まだそのまま質疑できていると思っているわけです。ほかの人もおるかもわかりません。それでいいものですか。
議長(玉岡 武君)
ですからね、動議というのは質疑であろうと質疑でなかろうと、その関係の日程を取り扱っている中で発議されたら動議なんですよ。だから今、質疑の締結あるないにかかわらず、質疑の中で緊急というか、この今時間の逼迫した中で恐らく緊急に値するんでしょう。山本議員から動議で1人の賛成者で出たから、まずこの動議を優先して、この優先して取り扱うのは議長権限なんですわ。質問を取り扱うのか動議を先に取り扱うのか、これはもう会議規則に議長の判断でそれはできるとなっております。読んでください。
ですから私は今、山本議員がおっしゃられた動議を優先させていただいたと。ですから、ここでまずその動議を取り扱うのかどうか意思表示をしていただく中で次に進めたいとこのように考えているところであります。
3番(山本 良治君)
ということは、質疑は後ほどできるということですね。
議長(玉岡 武君)
はい。ですからおっしゃるように、この動議の取り扱いによっては委員会以外の人で質問があれば、ここでしていただいたら結構かと思います。総務文教常任委員会に付託する予定でおりますが、これはまだ採決しておりませんので、そこまで申しておりませんが、委員会以外の人の質疑があればお受けするということになる。これはまだ進行の過程でありますのでね、私はそこまで申し上げておりませんが、まず動議を優先して、議長権限で取り扱ったということをご理解いただきたいと思います。
会議規則を読んでいただいたら、議長権限でどれを優先するかは判断できると書いておりますので、そこのところは熟読していただいたら結構かと思います。
ですから、その山本議員のおっしゃるのは後ほど私の判断でやりますが、まずこの動議を優先順位として取り扱いたいと思います。
そこで、この動議は市議会会議規則第16条の規定により1名以上の賛成者がありますので成立いたしました。
山本議員の動議を議題として採決いたします。
この件につきまして、所管の委員会に付託することに賛成の方の起立をお願いいたします。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、本案は所管の委員会、総務文教常任委員会に付託審査することに決定いたしました。ですから、先ほど申しましたように質疑はまだ終結しておりませんので、総務文教常任委員会以外の方でさらに今、質疑が出た以外の質疑があるようなら、どうぞご発言いただいて結構です。こういう流れになりますので、ご了解をいただきたいと思います。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
済みません。それでは、先ほど触れましたように19年の第2回宇陀市議会定例会の一般質問において、同僚議員の方から土地開発公社の所有土地についてということで質問がございました。その中で所有土地の事業計画なりあるいは有効利用活用のプラン、あるいは長期にわたった塩漬けと言われる所有土地はなぜ生まれたのかという要旨のもとに一般質問がございました。それに地域事務所長が答えておられました。
そのことを受けて、今副市長の方から大宇陀のこの件については、これは私の解釈ですよ、わかっているけれども、この室生の財産取得についての内容はわからない。これは実際わからないかもわかりません。そのときの村の状況ではなかったから。しかしながら、今は宇陀市の土地開発公社の取り扱いであり、宇陀市全体の協議をしておる中で、私はこれはわからないでは通らないのではないかな。ということは、この放映の中でこの扱っている中身がわからんというような状況で提案するのはいかがなものかなとこんなように感じたので、そのあたりのことをもう一度答弁を願えればなというように思って今、質問をさせていただきました。よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
山本議員さんの質問にお答えさせていただきます。
私がこの物件につきましてわからないという答弁につきましては、取得された経過がわからないそういう意味でございますので、ご了解いただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
そのときの、これはお互いが議事録を確認すればわかるというように思うわけでございますけれども、特に私は議案提案をされてくる上においては、どんな議案でもですけれども承知をしながら来ておるのではないかなとこんなようにも思いまして、8780.96平米、これにつきましては総合運動公園の用地として保有をしているんだと。さらには、この面積の中での一部7303.78平米の雑種地については、文化施設の整備事業用地として、平成8年の3月に室生村から用地取得の依頼を受けて取得したものだということでございました。
そしてさらには、財政状況から見てなかなか実施ができないけれども、いわゆる塩漬けと言われる状況にあるものについては、合併協議における新市まちづくり計画においては総合運動公園駐車場等整備について、室生区において主要事業に位置づけているところであるというようなことで、たしか当時の事務所長の方からその一般質問に対して回答をされておったように私は思っておりますけれども。そこまでの話をしながら来ておるということも事実でありますので、そのあたりをもう一度議事録を確認しながら行かんと、そしたらこの土地は何やったんだというような、執行部の方から何やらわからんけれど買えたということで、買ったというような話ではどうなのかなと私はそのように思うわけですよ。
そういうことで、時間が要すればまた後刻でいいので、議事録の方をもう一度繰り返してもらいながら確認をしてもらって、そして同じような形の中で財産取得をやらなければ、何でこれやというようなことであっては市民に申しわけないし、そしてその単価につきましてもどうであったのか。その当時に、いわゆるあそこらあたりの開発について、この104も105もですけれども、そのときの簿価については、その当時の買収するときの状況がいろいろあったと思いますので、そのあたりもしっかりと押さえながら、単価が正当であったのかどうかも含めて、今後付託をされる総務文教常任委員会でも結構です。私は総務文教常任委員会に入っておりませんけれども、きちっとしていかんことには、市民に対しての誤解のままでは困るとこんなように思います。
議長(玉岡 武君)
答弁要りますか、よろしいか。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ただいまの山本議員さんの趣旨は十分わかりました。そういう中で、今までの経過をそれなりに調べさせてもらいたいと思います。そしてまた、どういうような単価ということも含めて一遍調べてみますので。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
104号につきましては木協から購入されたということで明確に答えられておりますけれども、この105号についてはどちらから購入されたのか。その当時の用途地域は何だったのかを明確に答えていただきたい。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
用途地域といいますのは、室生の場合は都市計画法の網にかかっておりませんので、用途地域という問題はないかと思います。
地権者につきましては、複数名おられたと思います。ちょっと名前を言うのはいろいろ弊害があるかと思いますので、調べて公表できる分は公表させてもらいたいと思います。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
それから、約3600万円の費用をかけて擁壁をされたと。これは室生村で決議されてやられたわけですので、当然総合運動場としてその周辺の整備ということで買われたと思うんですけれども、ただ、まずその所有者がわからなければ、もちろん私なぜそのことを申し上げるかといいますと、室生グラウンドをもうしょっちゅう使っていたわけです。あの近辺ですね、少年野球の指導しておりますので。以前あの地が谷だったと思うんですよ。
だから、そういうことも含めて何も疑いとかそうではなしに、当然目的を持って購入されたということはもう今お聞きしましたので、そのときの不動産鑑定による費用が、単価が正しいかどうかということを我々に報告していただかなければ、それはもちろん購入されたときには室生村で購入されたんですけど、今合併して、開発公社から一般財源で買い戻そうという議論をしておるわけでございますので、そのことを明確にした中で、本当に将来この土地が利用できるものか否かというものも、しっかりと議論した中で購入しなければ、仮に、極端に言いましたら購入代金が1億300万円あたりだというところで、仮にもう売れないと、売っても何ぼの土地だというような話になりますと、これ結果論ですので、売れればいいですよ。だからそういうことも含めて、やはりしっかりと資料を出していただいて、我々議論した中で賛成をしたいなと考えておりますので、その点を十分資料を出していただいて我々の議論の対象にしていただきたいとこのように思います。
議長(玉岡 武君)
付託される件もございますが、資料は後ほどでよろしいですか。
19番(大西 進君)
私、総務文教常任委員会に入っておりませんので、できましたら資料を出していただいて、総務文教常任委員会の中で議論された中で、私もまた質問をさせていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
それでよろしいですか。
18番、泉岡正昭議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま山本議員、また大西議員からの土地の評価価格、また副市長さんは経過はわからないと。これテレビで放映しているんですよ。金の5万円、10万円の物品を買うのと違って億の金ですよ、一般財源の。この一般財源というこれはみんな税です、税の金ね。やはり目的があって、土地開発公社は土地を取得する義務があるわけです。やはり、こういう報告を理事者側がこういうことでは、やはりこれから税の滞納の基盤ともなってきますがな、はっきり言って。
その辺のことも、福祉医療にしてもいろいろな土地にしても、市民から苦情、また相談の話もありますからね、やはり総務文教常任委員会に付託されましても、議会といたしまして、全議員にきちっとこの明細を報告していただくようお願いいたしたいと思います。終わります。
議長(玉岡 武君)
きょうでなくてもいいわけですね。
18番(泉岡 正昭君)
きょうでなくても結構です。
議長(玉岡 武君)
了解いたしました。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
それではこれをもって、質疑を終結いたします。
本案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
お諮りいたします。
宇陀市会議規則第24条第2項の規定により、日程の途中でありますが、予定の日程を本日中に終了できない見込みであるため、本日の会議はこれで延会したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、本日はこれで延会することに決しました。
そこで、お手元に資料を配付しております宇陀市市民憲章について、前田市長から報告をいただきますので、もう少しお時間をいただきたいと思います。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
お疲れのところ大変申しわけありませんけれども、少し時間をいただきまして、宇陀市の市民憲章と市の花、鳥、木、このことについてのご報告をさせていただきたいと思います。
申し上げますが、市民憲章と市の花、市の鳥、市の木は合併協議会において、合併後おおむね3年以内に新市において定めることと調整をされてまいりました。合併前旧町村においても憲章を3町にて制定、花、木については4町村において、鳥については3町において制定をされていました。宇陀市も3年目を迎えて、市民の郷土愛をはぐくみ市民の一体感の早期醸成を図るため市民憲章を定めました。
この制定に当たりましては、7月に各種団体の代表者等17名、委員長は大阪教育大学教授の池川先生ですが、17名からなる市民憲章等検討委員会を設置をいたしまして、諮問に応じて市民の皆様がまちに愛着と誇りを持ち、まちづくりに参画していただくために、心のよりどころとなる市民憲章と市のシンボルとなる市の花、鳥、木の制定について協議を重ねていただきました。
市の花、鳥、木につきましては、7月1日から15日まで市民の皆様に候補を募集し、その結果を受けて検討委員会で選考いただき、市民憲章につきましては検討委員会が作成した市民憲章素案に対して9月1日から30日まで市民の皆様からのご意見を募集し、さらに検討を重ねられたとの報告をいただいております。
11月4日に開催をされた第3回検討委員会において、委員長から市民憲章案並びに市の花、鳥、木について答申がありまして、その答申を尊重いたしまして、答申どおりに制定をいたしたところでございます。これからは、市民憲章並びに市の花、鳥、木が市民の皆様に親しまれるような普及と啓発に努めてまいりたいと思います。
それでは、宇陀市民憲章を朗読をいたします。
宇陀市は、記紀万葉の風が高原の緑をわたる、輝く歴史と豊かな文化の息づくまちです。かけがえのない生命であるわたくし達は、宇陀市民としての誇りと責任を胸に、一人一人が未来への限りない発展を願い、この憲章を定めます。
1、すこやかな心と体を保ち、だれもが生きがいを見いだせるまちを育てます。
1、共に支え合い、互いの尊厳を大切にする、あたたかいまちを創ります。
1、人と自然が共生しひびき合う、やすらぎに満ちたまちを守ります。
1、歴史や先人の英知に学び、文化と産業の伸展する、活力あるまちを目ざします。
それから、この宇陀市の花はすずらん、宇陀市の鳥はうぐいす、宇陀市の木はひのき、このように決定をさせていただきましたのでご報告をいたします。終わります。
議長(玉岡 武君)
はい、ありがとうございました。
特にご質問はございませんか。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
これを検討委員会でなされたと思いますけれども、宇陀市の花鳥木について、ほかにどんなようなものがあったのかなという素朴な思いがするわけですけれど、そのあたりがもし説明できるようやったらお願いしたいです。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
お答え申し上げます。
まず市の花ですけれども、スズランが538通、シャクナゲが111通、ツツジが97通、カザグルマが76通、山ツツジが74通、上位五つでございます。応募総数が1261通となっております。
続きまして市の鳥ですけれども、ウグイスが639通、ツバメが65通、メジロが55通、ホトトギスが49通、スズメが38通、応募総数が1131通でございます。
市の木でございますけれども、ヒノキが255通、杉が217通、松が206通、桜が145通、クヌギが71通、応募総数1147通、以上でございます。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
ほかにございませんね。
以上で本日は終了いたします。
議長(玉岡 武君)
本会議での慎重なるご審議、白熱の結果延長させていただいたわけでございますけれども、おしかりもなく本当に協力的にご審議をしていただきましたことをお礼申し上げます。
次の本会議は17日の午前10時から行います。17日は残りの日程と一般質問になっておりますが、格段のご協力をお願いいたしたいと思います。
なお、会期中に開催されます委員会におきましても、過密な日程ではございますが、どうぞ各位におかれましては慎重な審議をよろしくお願い申し上げたいと思います。
それでは、本日はこれにて延会いたします。
大変ご苦労さんでございました。