本文
日程 |
内容 |
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委員長報告(議会運営委員会) |
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宇陀市認可地縁団体印鑑登録及び証明に関する条例及び公益法人等への宇陀市職員派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
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議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
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1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷 安寛 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
19番 |
大西 進 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林 一三 |
欠員(2名)5番、22番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
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市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
教育長 |
向出 公三 |
総務部長 |
向田 博 |
総務部参事 |
菊岡 千秋 |
財務部長 |
中尾 辰彦 |
市民環境部長 |
石本 淳應 |
健康福祉部長 |
山本 栄次 |
農林商工部長 |
穴田 宗宏 |
都市整備部長 |
西田 茂 |
土木部長 |
南 幸男 |
農業委員会局長 |
太田 政幸 |
教育委員会事務局長 |
字廻 幸雄 |
教育委員会事務局参事 |
巽 幹雄 |
水道局長 |
山下 勝史 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
市立病院事務局参事 |
竹内 均 |
保養センター美榛苑所長 |
臺所 直幸 |
監査委員 |
山本 安弘 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
上田 順啓 |
会計管理者心得 |
藤田 静孝 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
市民環境部保険年金課長 |
坂本 憲清 |
議長(玉岡 武君)
皆さん、おはようございます。
開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成20年第3回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位には公私何かとご多忙のところご出席を賜り、ここに開会の運びとなりましたことを心から厚く御礼を申し上げます。
最近、自然災害によりまして国内各地でも多大な被害がございます。また、亡くなられた方におきまして、皆さん方とともにご冥福をお祈りしたいところでございます。幸いにして大きな被害はない宇陀市でございますけれども、常に危機感の気持ちを忘れず、住民のために対応していくことをお誓い申し上げたいと思います。
本日、本定例会に提出されました議案は平成20年度決算関係が15件、ほか20年度補正予算、条例の制定及び一部改正等々、多くの重要案件が提出されております。
議員各位には慎重にご審議を賜りますとともに、会期中の本会議や一般質問あるいは各委員会を通じまして議会がスムーズに進行できますよう、皆様のご協力をよろしくお願いを申し上げます。
また理事者各位には、簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁をくださいますようにお願いを申し上げ、開会に当たりましてのごあいさつとかえさせていただきます。
午前10時03分開会
議長(玉岡 武君)
ただいまの出席議員は20名であります。
定足数に達しております。よって、平成20年第3回宇陀市議会定例会を開会いたします。
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者の写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承をいただきたいと思います。
前田市長から招集のごあいさつがございます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
おはようございます。
平成20年第3回の定例会が開会をされるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位には、何かとご多用の中をご出席を賜りましたことをまことにありがとうございます。先ほど議長からのお話にもありましたように、本日定例会は一般会計予算案を初めとする各会計の補正予算、専決処分を含めて6件ございます。宇陀市ふるさと寄附条例を初めとする条例案が7件ございます。平成19年度一般会計決算を初めとする各会計決算15件、人事案件2件、その他の案件2件、計32件についてご審議をお願いをすることといたしております。
それぞれの議案につきまして、後刻担当者から説明をさせていただきます。よろしくご審議をいただき、ご議決、ご承認を賜りますようにお願いを申し上げまして、開会に当たってのごあいさつといたします。ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
これより日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、議長において8番中山一夫議員、9番多田與四朗議員を指名いたします。
議長(玉岡 武君)
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会は、本日より9月29日までの26日間といたしますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日より9月29日までの26日間と決定いたしました。
議長(玉岡 武君)
日程第3、諸報告を行います。
初めに、7月30日に開会されました奈良県後期高齢者医療広域連合議会の報告を同議会議員の高橋議員に報告いただきます。
高橋議員。
15番(高橋 重明君)
議席番号15番の高橋重明でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、奈良県後期高齢者医療広域連合議会が7月30日に開かれました。臨時会でございますが、その件の出席した結果についてご報告いたします。
おくればせながら、皆さんおはようございます。
去る7月30日午後2時から、奈良県後期高齢者医療広域連合議会第2回臨時会が奈良県市町村会館で開催されました。本臨時会の目的は、本年4月から実施された75歳以上の後期高齢者医療制度の条例の一部改正案ほか3件の審議のため開催されました。
出席者は執行側の藤原広域連合長と副連合長2名、議会側は橋本議長以下20名全員と事務局担当者が出席いたしました。
最初に選挙による交代による議席の指定がございました。新たに香芝市長と五條市長2名が就任されました。
提出されました議案は4件で、一つ目は、広域連合議会の議員その他非常勤職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の専決処分の報告及び承認について、二つ目は、後期高齢者医療に関する条例の一部改正について、去る6月12日に政府・与党で決定した所得の少ない者に係る保険料の軽減措置について、国の方針に従い本県も実施する必要があるため所要の改正をするためであり、三つ目は平成20年度広域連合予算一般会計と、四つ目は特別会計の補正予算でした。
いずれも、新たに保険料の軽減策から生じる不足額を国からの補てんで財源を確保するための補正予算でした。
一部議案の質疑と討論がありましたが、採決の結果は、すべて全員賛成で承認され、午後3時51分に審議を終えました。
なお、平成20年度第2回宇陀市議会で議案第62号で承認されています連合長を2名から3名に改める規約の改正は、39市町村のうち1市が不承認のため今回の規約改正の提案はありませんでした。
以上で、平成20年第2回奈良県後期高齢者医療広域連合議会臨時会の報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
次に、前期定例会でご承認をいただきました議員派遣につきましては8月7日、8日の2日間、総務文教、福祉厚生、産業建設の3常任委員会合同で18名の議員を大阪・神戸方面に派遣し、それぞれの場所におきまして議会、行政の代表の方々及び担当者から説明を受けるとともに、現地視察あるいは調査研究を行いました。
その内容につきましては、8月7日には地球環境を守るための手だての一つである木質バイオエネルギーに関して、大阪府森林組合、森林資源加工センターへ、また過日、岩手・宮城内陸地震や中国四川の震災などが発生しましたが、そう遠くない未来に東南海・南海地震が発生するであろうとも言われている関係から、地震などの自然災害への対処とその再確認の意味合いを込めて人と防災未来センターへ、明けて8日には、私たちの毎日の暮らしやさまざまな産業活動から排出される膨大な廃棄物処理について、大阪湾広域臨海環境整備センターへ、また、農産物の流通、販売についてはめっけもん広場へと各場所において視察、調査研究を実施いたしました。
なお、詳細につきましては議会事務局に備えております。以上、報告といたします。
続いて、去る8月8日に開催されました第2回県市議会議長会の報告を事務局長にさせます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
おはようございます。
命により、ただいまから平成20年度第2回奈良県市議会議長会出席の報告をさせていただきます。
去る8月8日金曜日午前11時から、橿原市の橿原ロイヤルホテルで平成20年度第2回奈良県市議会議長会が開催され、玉岡議長と仲尾議会事務局総務課長が出席いたしましたので、その報告をいたします。
会議の内容といたしましては、開会に当たり御所市議会議長、安川会長のあいさつの後、前回の議長会開催後に議長並びに副議長に就任されました奈良市の議長、副議長、橿原市の議長の紹介があり、それぞれの方からごあいさつを受けました。
続いて、奈良県市議会議長会表彰規定に基づき、県内12市議会のうち29名の議員の方々に表彰状が贈呈され、宇陀市議会では小林一三議員が表彰規定により議長を2年歴任されたことに対する表彰を受けられました。
次に会議に入り、諸報告では本年5月23日から8月7日までの市議会議長会の取り組みや会議出席について報告され、承認されました。
続きまして、その他事項として奈良県市議会議長会の県外都市視察研修について協議され、今年度は本年10月29日から30日に静岡県掛川市の視察研修を実施したいとの提案があり、全員賛成で了承されました。
最後に安川会長から閉会のごあいさつにより会議を終了し、12時36分に散会いたしました。以上、第2回奈良県市議会議長会の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
以上で諸報告を終わります。
日程第4、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、8月11日及び8月27日に議会運営委員会、7月24日及び8月25日に市立病院建設特別委員会、8月6日、行政改革特別委員会、8月20日に地域開発振興特別委員会、8月22日に議員定数検討特別委員会が開催され、それぞれ所管事項について審査をいただいておりますので、各委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑はすべての委員長報告終了後受け付けます。
初めに、議会運営委員長の報告を受けます。
議会運営委員会委員長、多田與四朗委員長。
9番(多田 與四朗君)
皆さん、おはようございます。
ただいま議長からお許しを得ましたので、8月11日、それと8月27日、2回の議会運営委員会のご報告をさせていただきます。
まず、8月11日の議会運営委員会についてでございます。
午前10時から第1委員会室で開催をいたしました。本年11月1日より始まる予定でございます宇陀市自主放送につきまして、議会としてどのように取り組んでいくのかという議長よりの諮問がございました。したがいまして、これにつきましての協議をやったということでございます。
協議に入る前に自主放送の全体的な概要等につきまして、オブザーバーとして今回ご出席をいただきました菊岡総務部参事さん、それと尾崎情報システム課長さんより説明をお受けしたということでございます。
ケーブルテレビ事業は宇陀市全体で95%以上達成がかなえられるという状況でございます。行政の自主放送を行うことで、十分に市民の皆様に市の情報を伝えるというような条件的な整備が整ったということでございます。
内容につきましてでございますが、七つほどございます。
一つは、行政お知らせ情報番組として宇陀市ホットニュース、二つ目は、市内のまちの話題番組としてまちの話題コーナー、三つ目は行政企画情報番組、そして市政トピックスと、四つ目は今も試験放送で流れておるかと思うんですけれども、緊急放送、これは気象などの警報や災害時などについての文字での生放送ということでございます。五つ目が今回協議事項となっております議会中継。生放送及びVTRと、いずれかということでございます。六つ目がサイエンスチャンネルの番組でございます。七つ目が特別番組などを予定されております。この特別番組というのは各一般的なテレビ局でもやっておるような特別番組というようなものになろうかと思います。特にその中でも議会中継関係でございますけれども、これは基本的には市民が知り得る、あるいは知りたいという情報の議論が実際どのような形で本会議なり委員会なりで行われているかということ、これは市民にとりまして一番関心の高い情報なのではないかと今現在客観的に考えておるところでございます。
この概略説明の後、協議に入りまして、さまざまな意見や自主放送そのものに対するご要望が各委員から出されましたが、その中で自主放送に係る倫理の確立、それと公平・公正な放送を堅持していただきたいというようなことについての意見が出されました。
なお、具体的な議会の取り組み等につきましては本議会を生放送で放送するのか、あるいは編集録画で行うのか、また本会議全体なのか、あるいはその中で一般質問だけを取り上げるのか、また各委員会、常任委員会であるとか特別委員会等々がございますけれども、こうしたものはどのような形で取り扱うのかなどについての意見がさまざま出たところでございます。
とにかく各委員も、おおむね市民にとってわかりやすい開かれた議会を目指す必要があるとのことでございます。したがって、今後とも十分に協議をしていくということで全員協議会を閉めさせていただいたわけでございますが、この会期中の9月8日午後からでございますけれども、ご案内のとおり全員協議会をこの件に関して皆さんとともに協議をすると、そういう場を設けようということで全員協議会を行うことになっております。以上でございます。
続きまして、8月27日に開催いたしました議会運営委員会についてのご報告でございます。
この報告は、皆様のお手元に9ページのホッチキスでとめた資料がございますけれども、それもあわせて参考にしていただければと思います。
この委員会は今回の第3回定例会、決算議会とも言われる定例会の運営に関する委員会の協議でございます。前田市長、森田副市長、向出教育長、向田総務部長、中尾財務部長の出席により、平成20年8月27日午前10時から市議会第1委員会室で開催をいたしました。
この委員会につきましては、事前に報告書並びに資料等を配布させていただいております。これは、6月の議会におきまして議会の方から要請をさせていただきましたとおり、従来5日前であったと思うんですけれども早めて1週間前ということでございます。時間がたっぷりとございますので、いろいろと議員の方々も事前にいろいろと学習を積み重ねられたものと思っております。
本定例会における市長提出予定議案につきましては、専決処分が1件、条例の制定、一部改正が7件、補正予算関係が5件、決算関係15件、その他の議案が4件、これが本日提案される予定でございます。
個々の取り扱いにつきましてでございますが、条例関係議案でございますが、まず議案第63号、宇陀市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正については、本日提案、即決といたします。議案第64号、宇陀市自主放送スタジオ条例の制定については総務文教常任委員会に付託いたします。議案65号、宇陀市認可地縁団体印鑑登録及び証明に関する条例及び公益法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例を一部改正する条例の制定については、本日提案、即決といたします。議案第66号、宇陀市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の制定については、本日提案、即決といたします。議案第67号、宇陀市特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部改正については、総務文教常任委員会に付託いたします。議案第68号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正については、本日提案、即決といたします。議案第69号、宇陀市ふるさと寄附条例の制定については、総務文教常任委員会に付託いたします。
なお、付託事件の審議日程は本日は提案までとし、本会議2日目11日に質疑、委員会付託を行い、9月11日に質疑、委員会付託を行い、本会議最終日に、本会議最終日は後ほど申し上げますが25日でございます。委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
次、予算関係議案でございますが、5件全部を本日提案、即決といたします。
次、決算関係議案15件は決算審査特別委員会を設置し付託いたします。委員会に付託いたします。
決算認定に係る審議日程は本日は提案、監査委員の決算審査報告を受け、本会議2日目、9月11日に質疑を行い、決算審査特別委員会を設置して付託し、委員長報告並びに質疑、討論、採決は最終日の9月25日に行います。
なお、決算審査特別委員会の委員会構成は委員9名とし、各常任委員会からの委員3名、それぞれ3名の選出をお願いします。なお、議長、議会選出の監査委員にも出席していただきます。
さて、その他の議案につきましてでございます。
報告が2件、人事案件2件があります。
まず報告第1号、平成19年度財政健全化判断比率の報告について及び報告第2号、平成19年度資金不足比率の報告については報告のみといたします。
次、諮問第6号並びに諮問第7号の人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての2件につきましては、本日提案、即決といたします。
次に、議会関係の議案でございます。
意見書発議につきましては議員より2件提出されております。資料のとおりでございます。この2件は本会議最終日に提案、即決を予定しております。内容は事前配布させていただいた資料のとおりでございます。
議会へ提出された要望等は事前配布いたしました資料のとおりでございます。団体からの意見書採択要望のうち、新たな過疎対策法の制定に関する意見書の提出については、宇陀市議会議長玉岡議長が全国過疎地域自立促進連盟の理事を務められており、その活動の中にも同様のことが挙げられている関係もございまして、宇陀市としても過疎新法の制定はぜひとも実現していただきたいものと強く考えておりますので、所管である総務文教常任委員会に協議をお願いすることにいたしました。協議の結果によりまして、最終日、提案とさせていただきたいと思います。
あと4件につきましては、趣旨に賛同し、提出者、賛成者となる方がございましたら、最終日に発議として取り扱いますのでお申し出いただきますようお願いを申し上げます。
議案以外の諸報告につきましては、諸般の報告として閉会中の議会関係報告並びに閉会中の委員会開催報告を本日行います。その他全般につきましては、前期定例会どおり関係する議案はなるべく一括上程し、提案説明の後、個別に質疑、討論、採決を行います。この場合、議案書は議長の指名により議会事務局長が朗読をします。議案の内容によりましては討論を省略し、採決を行うことがございます。
議案などの取り扱いにつきましては以上のとおりでございますが、今期定例会の会期は本日から29日までの26日間とし、本会議は本日及び11日と25日に開催いたします。本日及び11日木曜日、9月25日木曜日に開催をいたします。
なお、最終日の25日に予定の議事が終了しない場合、29日に本会議を開催いたします。また、25日予定どおりすべての議事が終了しました場合は、会議規則第7条の規定により、25日に閉会といたします。
会期中に開催予定の委員会等につきましては、先ほども若干触れましたけれども、もう一度述べさせていただきます。
9月8日午前10時より政治倫理条例検討特別委員会、同じ日の午後1時半より全員協議会、これは自主放送に関する議会の取り組みについてでございます。9月12日午前10時から総務文教常任委員会、付託3件でございます。決算審査特別委員会は9月18日、19日の両日とも午前10時からでございます。10時から予定をしております。
なお、今回は福祉厚生常任委員会及び産業建設常任委員会は付託案件がございませんので、今回は開催いたしません。
一般質問の方でございますけれども、11日の本会議2日目、25日の本会議3日目を予定しています。発言通告書の受け付けは本日午後1時に締め切ります。発言順は受け付け順とし、同種の質問は正副議長が調整に当たります。調整に関して、該当議員に連絡する場合がございます。ご承知おきください。
議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は、議長において答弁を割愛する場合もございますので、皆様ご了承ください。一般質問は、質問及び答弁ともわかりやすく簡潔に行うようにご留意をくれぐれもよろしくお願いを申し上げます。
一般質問に関して報道機関からの要請のあった場合、発言議員名と発言要旨の事前公表をいたしますので、ご了解ください。
その他、夏のエコスタイルの取り組みでございますけれども、9月末までです。引き続き、ご協力をお願いしたいということでございます。
定例会前の報道発表についてでございますが、定例会前ではございますが、9月1日、市長の記者会見で今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行う、きょうは4日でございますので行ったということでございます。
今期定例会の最終日に議員並びに理事者との懇親会を開催いたしますので、ご協力をお願いいたします。なお、日時等は後日お知らせしますので、よろしくお願いいたします。
以上、協議をいたしまして、11時42分に閉会いたしました。今期定例会には多くの重要案件が提出されております。円滑な議会運営にご協力をお願いをいたしまして、ご報告とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
次に、市立病院建設特別委員長の報告を受けます。
上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
おはようございます。議席ナンバー2番、市立病院建設特別委員会の上田でございます。ただいま議長から許可をいただきましたので、閉会中に開催いたしました市立病院特別委員会のご報告を申し上げます。
本特別委員会は7月24日と8月25日の2回、閉会中に開催をいたしております。最初に7月24日開催をご報告申し上げ、引き続き8月25日開催内容を報告いたします。
7月24日午後1時30分から宇陀市議会第1委員会室において、全議員と議長、市長と関係理事者の出席により開催いたしました。
私と市長のあいさつの後、会議では担当の健康福祉部、病院建設準備室から宇陀市立病院建設計画についてを議題として土地利用計画、主な諸室計画、医療情報システムの概要、そして事業管理者設置の考え方の説明を受けた後、その他の議題で病院建設事業の市債の負担割合について病院建設準備室としての基本的な考え方の説明を受けました。
それぞれの項目について質疑を行い、最後に地域協議会における病院建設に関する地域協議会からの提案内容についてご報告をいただきました。
まず、土地利用計画につきましては、北館のリニューアルと現駐車場への現地建てかえ並びに北館以外は解体工事であるため、病院敷地と周辺の土地の貸借により工事期間の外来患者等に配慮した土地の確保を計画されています。議論の主題は、工事中並びに工事後の駐車場のあり方についてと工事中に発生する廃材等について方針と考え方を確認いたしました。
用途別の主な諸室計画につきましては、外来フロア、病棟の病室設計について、患者の動線を重視し、プライバシーを守り、明るく広く快適な環境にするよう設計され、個室については現在は10平米ですが計画では15平米を確保し、標準的なものとグレードの高い特別個室が計画されています。
医療情報システムの概要については、電子カルテの導入について、実施設計では電源と情報ネットワークのLANケーブル等の配管工事までとし、電子カルテ機器の導入は全国的に見ましても6.8%と数%強の普及であることから、病院スタッフによる経営委員会において導入を見送る計画となったと報告され、現行のオーダーリングシステムの充実を図ることでカルテ運用と情報システム運用は整備できると説明がありました。
次に、事業管理者設置の考え方については市長から、以前からの報告のとおり公営企業法の全部適用により病院の管理者を設置する方針は変わっていない。そこで、新病院のオープンまでに条例の改正を含め決定していく。選考に当たっては、奈良県立医大関係の医師にお願いすることで、医師派遣と確保をすることにおいて奈良医大と連携することが大切であるとの考え方をお聞きしました。
その他の事項で、病院建設事業の市債の負担割合について資料に基づき説明を受けました。全体経費を100%として元金起債の概算割合について、25%を増嵩経費として合併特例債適用を受ける。残り75%のうち2分の1を一般会計で補てんすれば、一般会計補てん分の45%を交付税算入、残り55%は一般会計となり37.5%の病院企業会計は病院会計から支出される。よって、病院建設の財源負担割合は合併特例債17.5%、交付税措置16.9%で交付税算入34%となり、病院企業債37.5%、市債28.1%で、これを基本計画で示されています金額を当てはめますと、交付税算入額22億3000万円、市債18億3000万円、病院企業債24億4000万円となります。
最後に、各地域協議会で病院建設について伺った主な意見についての報告をいただきました。
内容は、環境に配慮した建物の考え方で屋上緑化や太陽光発電について、2番、お年寄り、体の不自由な方、子供に対してのユニバーサルデザインについての考え方について、3番、駐車場を最大限確保してもらいたい、4番、災害時の対応について、5番、医療機器の充実について、6番、病院西側の信号待ちが長いので患者はつらいということです。
経営、運営については、1番最初に小児科、産婦人科の医師の確保を考えてもらいたい、身の丈に合った経営をしていただきたい、院外薬局の考え方について、建設費用を抑え、今後の財政運営に影響がないように。5番目、経営の専門家を管理者に設置すべきである。最後に、医者が頻繁に変わるので長くいてもらえるように等の内容で、地域協議会委員の皆様には事務局の説明でご理解をいただいたとの報告でございます。
途中休憩を挟み、理事者の説明及び報告についての各委員から質問と意見をいただきました。各委員からの主な質問や意見の内容につきましては次のとおりでございます。
最初に病院建設計画について、土地利用計画の中で建設後の駐車場の利用について、緊急時の出入り口を南側に設ける必要があるのではないか検討いただきたい。2番、近鉄線北側に線路下の隧道を抜けて民地を借りる計画になっているが、水田の造成を含め経費がかかる。浄化センターの屋上駐車場を最大限に有効利用すれば、民有地を借りなくてよいのでは。また、過去にこの土地の借用について地主の理解が得られなかった点は解消できるのか、さらに、借地料の交渉について具体的な案を提示されているのか。3番、借地を考えている民有地の駐車場跡地は、民間が院外処方の薬局の用地に計画しているのでは。4番、医薬分業の方針を受け、市立病院の院外処方の考え方について。5番、完成後の駐車場について、病院の駐車場を有料駐車場として立体駐車場に変更し、駐車台数をふやせないのか、また24時間営業で来院者以外の駐車を認めては。最後に、浄化センター所有の公園を駐車場に変更せず現行のまま患者の憩いの場として残すべきで、駐車場にしても収容台数が多く確保できないのではないか。
次に、用途別の主な諸室計画については、現在使用中の医療機器で、建設に伴って移転または廃棄となる施設の汚染等の検討と処分について。リハビリ公園の土壌調査について。
次に、医療情報システムの概要については、電子カルテの導入が基本構想や基本設計で計画されていたが、全国の普及率が6.8%と奈良県では県立奈良医大病院のみの導入であること等で、病院の経営委員会の決定により導入を見送ることになった。経営委員会の経緯と導入の必要性についてお尋ねしています。
2番、今後の病院連携の上で必要な情報システムではないのか。医療の正確さを担保する上で重要な役割を果たす医療情報システムであり、汎用性が低いという理由で採用をやめるのは納得できない。地域医療の中で果たす役割を含め検討いただきたい。
オーダーリングシステムも電子カルテの一部であるとの説明では導入しない理由に欠けるのでは。宇陀市立病院が東部地域の中核リーダー格としての位置づけがあれば、他の病院の普及率にかかわらず導入を検討すべきではないか。
次に、病院建設計画の最後に事業管理者の考え方については、一日も早く管理者の選任と設置をお願いし、診療と経営内容を充実し、患者さんに喜んでいただける病院を目指していただきたい。院長の定年も間近であるとお聞きし、そのことも含め早急な対応を期待します。
次に、病院建設事業の市債の割合について、起債事業の内容によって起債の充当率や返済期間等は異なっているが、資料は一律的に考えており、実際の数値と異なるのではないか。近年、交付税が減額されていて交付金算入が年々減額されているのではないか。病院の経営環境は厳しい運営を強いられており、慎重に進めていただきたい。
最後に、地域協議会で病院建設について伺った主な意見については、建設費の高騰を受け、1床当たりの建設費は1600万円を目標に計画するよう要望する。地域医療の中核病院として地域の医療機関と連携がとれないといけないが、調整が図れているのか。
以上が、委員会においての発言をいただきました主な質問、要望でございます。いずれの事案に対しましても、理事者側の答弁、説明により委員各位おおむね了解をいただきました。懸案事項につきましては8月25日の特別委員会で審議しましたので、そこで報告をいたします。
最後に私から、実施計画の進捗に呼応した形でタイムリーな特別委員会の開催の協力を依頼し、市長からは、スムーズに建設ができるよう協力の要請があり、そのために情報を提供し、審議を仰ぎたいとあいさつされ、午後4時40分閉会いたしました。
以上が7月24日に開催いたしました市立病院特別委員会の報告でございます。
続きまして、8月25日開催の委員会報告を行います。
8月25日の午後1時30分から宇陀市議会第1委員会室において、委員は私を含め8名で議長、市長と関係理事者の出席により開催をいたしました。小林委員と大西委員は欠席をされ、それぞれ欠席届が提出されていました。
私と市長のあいさつの後、会議では担当の健康福祉部、病院建設準備室から宇陀市立病院建設計画についてを議題として、駐車場計画について、医療情報システムについて、懸案事項についてを議題とし、また医療機器の廃棄物処理及び土壌調査について過疎債適用による建設費の運用についてを審議して、最後に意見交換を行い、病院建設準備室としての基本的な考え方や説明を受けました。
まず、駐車場計画については、近鉄線北側の民有地を借地して来院者には病院に近い位置で60台の駐車場を確保する。借地の造成については、必要最小限の工事とすることで、北側国道路面までのかさ上げではなく近鉄地下横断隧道の路面高さが駐車場の天場となる設計を計画している。その他の車両は浄化センター屋上で確保する。浄化センターの公園用地は公園のまま借用して、工事業者の現場事務所等に当てる。工事中の駐車場は199台、完成後は平面駐車場で院内構内には121台、浄化センター屋上を合わせて221台の収容台数となる。
建設行程案については、新本館Aを現在の構内駐車場域に建設する。用途は救急外来、手術、放射線科、病棟等を21年から22年11月を目途に建設する。東館と北館の改修は22年後半までに施工する。ここまでが1期工事であります。
中央館、西館の解体は23年前半までに、新本館Bを中央館跡に建設する外来病棟工事は23年春から年末にかけて。ここまでを2期工事とする。
東館、機械室等の解体撤去は23年秋から24年春までに、外溝工事として、駐車場とリハビリ庭園工事は24年1月から3月末をもって3期工事が終了し、全行程が完了します。
以上の行程を施工年度に合わせて3期に分けて施工して、グランドオープンは24年春の計画です。詳細につきましては、既に配布をさせていただいております委員会資料にて確認をいただきたいと思います。
次に、医療情報システムについて説明を受けました。
医療情報システムの変遷について説明を受け、現行運用システムであるトータルシステムは複数部署間への情報伝達を図るもので、医者の診察と検査、薬剤等のオーダー情報が瞬時に伝送でき、患者の待ち時間短縮や医療費の請求漏れの減少が図れるが、紙カルテの運搬作業が残る。導入予定のバージョンアップしたオーダーリングシステムでは、先端的な情報システムの形で、薬剤、検査、放射線などのオーダーだけでなく画像システムも取り入れ、双方向からの医療情報を共有してチーム医療の向上に役立てることができる。
最も先進的な情報システムの形は薬剤、検査、放射線などのオーダーだけでなく画像システム、電子カルテを含んだ病院運営システムで、すべてが電子化されカルテの運搬、保管が不要になるが、医者の診療への負荷が大きくなること、カルテが電子と紙の二重管理となり効率が悪く、導入コスト及びランニングコストが非常に高い等の要因から、今後の病院経営、運営に対する影響が大きいことと中心となる医者の反対意見が多いこと、そして全国的に導入率が数%強と低いことを勘案して、導入を見送ることになりました。
市立病院への導入については、周辺医療機関の普及状況等を勘案して導入時期を検討する方針であるとの説明でございました。
懸案事項の医療機器の廃棄物処理及び土壌調査については、病院内で使用している放射線機器の放射線については、機器を使用するときのみが放射線が発生するもので、その部屋の外へは漏れないように設計されており、また常に室内に滞留するものではないとのことでした。よって、廃棄物については許可を持っている業者により処理が可能であり、契約により一般産業廃棄物の処理を行うことができます。建設廃材についても一般建設廃材として処理が可能でございます。リハビリ庭園は現在の西館で、開院当時から焼却や埋め立てが行われていない土地と推察できるということでございました。
過疎債適用による建設費の運用については、総務省の過疎債担当者と公営企業担当者の調整の結果、過疎債地域の人口比率の2分の1を過疎債に充当できる回答を得た。よって、国勢調査時の人口比率は菟田野区、室生区合わせて24%であり、病院建設経費の14%が過疎債にて充当できると説明を受けました。ただし、過疎自立支援法、先ほどもお話が出ておりましたが、これがそのまま延長されることを想定した上での見解でございます。
その上で財源割合を試算を行いますと、合併特例債は同じく17.5%、過疎債の分が9.8%、そして交付税措置が13.7%、交付税算入が41%となり、病院企業債は30.5%、市債28.1%となり、市債の発行額は0.4%程度ふえますが、企業債が7%減額されております。したがいまして、基本計画で示されている金額をこの交付税算入分と合わせますと交付税の算入額が26億7000万円、市債が18億5000万円、病院企業債が19億8000万円。これはちょっとおかしいな。30億円だったと思うのですが、ちょっとこれは数字を議事録の上で修正させていただきます。ということになります。
途中休憩を挟み、理事者の説明及び報告について各委員から質問、意見をいただきました。各委員からの主な質問や意見の内容につきましては次のとおりでございます。
駐車場契約については、工事中の資材置き場の考え方と外来、来院者の安全確保について。近鉄線北側の民有地駐車場60台の確保は通院患者対策として必要なのか。浄化センター屋上駐車場からの通路でバリアフリーは確保できているか、また浄化センターの建物のエレベーターは使用できるのか。土地利用で、宇陀Nosaiの土地を駐車場や資材置き場に借りられないのか。
建てかえ行程について、入院患者に対する工事中の対処で、防音対策、転院あっせん及び工事期間中の入院患者の予想及び北館改修で目的を達成できないのか。1期工事の東館の一般外来、救急進入路と工事関係の進入路はどのようになるのか。
医療情報システムについて、電子カルテを導入してもデメリットとしてカルテが二重管理となり効率が悪いとあるが、なぜか。電子カルテ導入の先送りについて、県立医大病院が既に導入されている中で、時代の流れとして県との連携はふえてくるが、情報の共有ができないためのむだが生じないのか。医師の反対意見が多いと報告されたが、実働でなれることが基本であり、コストが高いことで将来メリットを無視すると判断を誤ることにならないのか。これからの県との連携はどのようなものなのか。電子カルテについては、市民病院建設計画の中で論議を行い、総額65億円の中に5億円で電子カルテの費用が含まれている。医大病院が導入されているならば、個人医療情報を共有できる観点から、普及率が低いとはいえ近い将来に導入されるのであれば今導入すればよいのではないか。電子カルテを導入するため、今回のバージョンアップしたオーダーリングシステムを構築することでソフトの展開ができるのか。
医療機器の廃棄物処理及び土壌調査については、リハビリ庭園の計画場所の施工前再調査の実施を重ねてお願いをする。
次、過疎債適用による建設費の運用について、財源の確保の上で大変ありがたい情報と受けとめるが、事業費の中で過疎債が適用されるのは全事業費か、それとも公営企業債のみなのか、一般会計繰り出し部分がどの部分になるのか。2番、工事内容には解体、建築、医療機器、備品など財源比率が異なる内容であり、このことを精査して財源を積み上げていただきたい。7月ごろは資材が高騰し、奈良市では市民病院の発注時期を検討中と聞く。このような状況でもあるので、実施計画にあわせて財源の確保に向けて努力を熱望する。
意見交換では、お隣の名張市民病院の実態について、宇陀医師会との関係について、地域医療等対策協議会の部会検討について、医師、看護師の確保について近況の説明をお聞きしました。
以上が委員会においての発言をいただいた主な質問、意見、要望でございます。いずれの事案にも、理事者側の答弁及び説明により、委員各位おおむね理解をいただいております。
会議終了に当たりまして、辻谷副委員長から、財政状況が大変厳しい中での市立病院の建設であり、いろいろなご意見をいただいたことを踏まえ十分検討を行い、宇陀市の力量に沿った方向を示していくよう述べられました。最後に市長から審議に対する謝辞をいただき、午後3時57分閉会をいたしました。
先ほども述べましたけれども、これからも実施計画の進捗に呼応した形でタイムリーな特別委員会の開催を計画したいと考えております。理事者の対応をよろしくお願いします。
以上で、7月24日と8月25日に開催をいたしました2回の市立病院建設特別委員会の報告を終わります。長時間、ご清聴ありがとうございました。
議長(玉岡 武君)
休憩いたします。
トイレ休憩のみになりますが、11時15分に再開いたします。
午前11時08分休憩
午前11時15分再開
休憩前に引き続き、再開いたします。
着席ください。
引き続き、次に行政改革特別委員長の報告を受けます。
大澤正昭委員長。
6番(大澤 正昭君)
おはようございます。よろしくお願いします。
行政改革特別委員会委員長報告をさせていただきます。ただいま議長の許可をいただきましたので、閉会中に開催いたしました行政改革特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、去る8月6日午前10時から第1委員会室にて、議長及び7名の委員の出席を得て、市長並びに関係理事者の出席並びに美榛苑、伊藤マネジャーの参考人出席を求め開催をいたしました。私のあいさつの後、議員傍聴の報告を行い審議に入りました。
今回の委員会では、行政改革の取り組み状況について担当部長、担当課長より資料に基づき説明を受けました。その後、参考人出席いただいた美榛苑、伊藤マネジャーより、美榛苑においての改革の詳細内容の説明を受けました。委員からの主な質問や意見の内容については次のとおりです。
一つ、美榛苑調理員が公務員であるが、これに問題はないのか。
これについて、公務員である調理員では原価等を気にする業務をしていなく、民間と比べて原価意識が少ない。しかし、統計等を生かし原価管理を行うよう改善しているとの答えでありました。
一つ、行政改革でIP電話の利用促進とあるが、IP電話の利用サービスについて、NTTサービスと同様のサービスを受けられないのではないか。また、このことは市民に十分伝わっていないのではないか。
これについては、IP電話のソフトバンクテレコムとNTTとの違いはあるが、おおむねNTTの行っているサービスを受けられるとの説明であったが、詳細を吟味し、次回の委員会で再度検討したいと思います。
一つ、生活便利帳の内容について、市民がわかるような市・県からの各補助金の内容についても掲載したらどうかとの意見でありましたが、前向きに検討するとのことでありました。
一つ、デマンド交通について、導入等前向きに検討しているのか。
これについては、取り組みについて現在検討している。モデル地域等を作成して、実現できるように考えたいとの回答でありました。
一つ、榛原ごみセンターのごみを今後、東宇陀ごみセンターへ移行することになっているが、地元の話し合いは進んでいるのかとの質問でありました。
これについては、話し合いは難航しているが、今までの経緯、今後のリサイクルに対する取り組みを説明しながら対応していきたいとの答えでありました。
一つ、美榛苑の宴会料理の改善について何か考え等はあるのかとの質問。
これについては、これから改善内容を検討していき、料理でも再来苑していただけるように頑張りたいとのことであります。
一つ、行政サービスの公平性の観点から、市税等の滞納額の不納額を減らせるようなことは行っているのか。
これについて、市税の分納を滞納者に勧め時効の延長になるように努力しており、19年度の徴収率も少々上がっているとのことであります。
一つ、行政改革大綱の計画時より予算額もふえ、この状態が継続すると財政状況がますます悪化していく。これについてどう考えているかということでありましたが、さらなる行政改革の遂行、財政健全化を保っていくことをさらに努力していくとの回答でありました。
最後に、宇陀市の歳費を細かく見きわめ、数値目標をしっかり持った行政改革の進行を目指していただくよう私よりお願いをさせていただきました。続いて副委員長が委員会のまとめを行い、午後0時15分に閉会をいたしました。以上をもちまして、行政改革特別委員会の委員長報告とさせていただきます。ありがとうございます。
次に、地域開発振興特別委員会の報告を受けます。
山本繁博委員長。
10番(山本 繁博君)
皆さん、おはようございます。
ただいま議長の許可を得ましたので、地域開発振興特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、去る8月20日午後1時30分から第1委員会室で、大西副委員長は病気療養のため欠席でしたが議長及び6名の委員の出席を得て、市長並びに関係理事者の出席を求め開会をいたしました。私のあいさつの後、議員傍聴の報告を行い審議に入りました。
今回の委員会での案件は、まず1番目に企業誘致の取り組みと雇用の現状について、そして2番目に、地域振興の取り組み状況について。その中で公園の活用と地域の活性化について、学校跡地活用について、若者の定住促進について、宇陀市の土地利用状況について審議をしました。
主な内容については、企業誘致の取り組みと雇用の現状については、現在宇陀市での企業誘致の現状は厳しく、誘致する最適地なものが少ない現状である。また、県内の状況を見ても大規模な開発をしなければ企業誘致の効果が出ない等の説明を受けました。
委員からは、県の事業に頼っていても誘致が進まないので、市として何かしなければならない。未利用地を中小企業に売却するようにできないだろうか。工場適地として開発できる財政状況でないため、今あるものをもっとPRしていかなければならないのではないか。また、職員の体制も進めていただきたい等の意見がありました。
今後として、未利用地の活用や売却について調査し、その物件を広い範囲で広報、PR等をして活性化につながるよう、今後の取り組みにつきましてしっかり推進をしていただきたい。
雇用の促進状況についても、企業誘致が進んでいない中、大変厳しい状況であることの報告を受けました。
地域振興の取り組み状況については、公園の活用と地域の活性化について、現状の公園の運営状況につきまして理事者より説明を受け、今後地域の活性化について公園がどのような役割を持っているかを審議していくこととともに、学校跡地の活用について進捗状況の説明を受け、委員からは進捗ないものに対し意見があったが、地域性や予算不足の現状があり、諸問題が山積みしていることからいろいろな説明を受けました。
若者の定住促進については、教育の立場から生涯学習の推進状況の報告や、農林業振興から若者の育成、技術の促進から地域の再生を目指していることを理事者から説明を受け、農林業だけで若者が定住するとは思えない、やはり企業の誘致を促進し、若者の仕事場の確保が必要であるのでは等の意見がありました。
最後に宇陀市の土地利用状況について、都市計画法第34条11号、通称50戸連単及び生産緑地指定制度の経緯、今後のスケジュールについての報告説明を受け、私のあいさつの後に午後3時42分に閉会しました。
以上をもって、地域開発振興特別委員会の委員長報告とさせていただきます。以上でございます。
次に、議員定数検討特別委員長の報告を受けます。
泉岡正昭委員長。
18番(泉岡 正昭君)
皆さん、おはようございます。
ただいま議長の許可をいただきましたので、議員定数検討特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、去る8月の22日午前10時から第1委員会室にて、1名の委員欠席のもと、議長及び8名の委員で第3回目の委員会を開催いたしました。私のあいさつ後、傍聴の許可を行い審議に入りました。審議した主な内容は次のような内容であります。
議員定数について、他市の状況について減になっている状況が多くあり、宇陀市としてもどのようにするかが主な議論となりました。世論や住民感情からすると、議員定数を減らさなければならないのでは。議員定数の問題についても早く結果を出していかなければならないのでは。議員を削減して、この広大な面積を持つ宇陀市に密着した議員活動ができるのであろうか。また、削減するのは容易であるが、議会運営に支障はないか。議員報酬についてもいろいろな意見が出され、兼業で職を持たなければ議員活動ができない、報酬を見直し、兼業なしで活動できるようにしなければ、若者等の生活ある議員がこれから立候補できないのでは等の意見が出ました。
隣接する市も定数の大幅な減になっており、当市も定数減を考えなければならない状況でありますが、他市と当市の環境や状況が違うので宇陀市ではどのような定数が一番適しているか、また宇陀市議会円滑に運営できるかということを考え、今回は現在22名から定数を減数するよう検討することを決め、その定数については次の12月定例会に報告するよう出席委員からの賛同をとりました。
今後、各委員について宇陀市議会と定数を減数にする根拠、その減数後の議員定数について意見をまとめていく議論をしていくことを確認し、私のあいさつ後11時6分に閉会いたしました。以上をもちまして、議員定数検討特別委員会の委員長報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
各委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
初めに、議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、市立病院建設特別委員長の報告に対する質疑を受けます。ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、行政改革特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、地域開発振興特別委員長の報告に対する質疑を受け付けます。ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
次に、議員定数検討特別委員長の報告に対する質疑を受け付けます。ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
以上で、委員長報告を終結します。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして日程第5、承認第12号、専決処分の承認を求めることについて、平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。
承認第12号、専決処分の承認を求めることについて。
平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第3号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。
平成20年9月4日報告。宇陀市長、前田禎郎。
1枚めくっていただきまして、2ページでございます。
専決処分書。
平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第3号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別冊のとおり専決処分する。
平成20年7月17日。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。
ただいま上程いただきました承認第12号について、提案理由をご説明申し上げます。
平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分につきましては、平成19年度をもって廃止となりました老人保健事業において、月おくれ請求や過誤再請求などにより、平成20年度に支払うべき医療給付費及び医療費支給費において不足が生じ、本年7月分以降の支払いができなくなる状況となり、7月17日付で専決処分の補正をさせていただきましたので、議会に報告し、承認を求めるものであります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の老人保健事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1664万9000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億4793万1000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
平成20年7月17日専決。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
この会計は、高齢者の医療費を負担するために支払基金、国、県、市町村からの一定割合による費用負担で運用をしておりましたが、ご承知のとおり、後期高齢者医療制度の移行導入によりまして、この制度は平成19年度をもって終了となりました。ただし、平成20年3月分までの療養費、診療費等につきましては、月おくれでありましたり、長ければ最大2年にわたり診療費の請求が参りますので、経過措置として残している会計であります。
今回、補正予算をさせていただきました1664万9000円は、ある程度までの診療請求額を想定しての平成20年度当初予算でスタートいたしましたが、第1号補正で前年度繰り上げ流用を行ったこと等により、平成20年度全体の予算に不足が生じ、7月以降の診療費の支払いに支障が生じたことにより、緊急措置としての専決補正をさせていただきましたことにご了承いただこうとするものでございます。なお、財源的につきましては診療報酬支払基金、国庫負担金、県負担金により補てんされ、補正後の予算額は4億4793万1000円となるものでございます。
以上が7月17日付の専決処分による補正予算の概要であります。よろしくご理解のほどお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はございませんか。
山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
この中で過誤再請求とありますね。この過誤再請求は何でこんなことをやっておるんですか。これは間違った請求と違いますか。それで、これはどういうふうなシステムでこういうぐあいになっておるんですか。これをちょっと教えていただきたいんです。
議長(玉岡 武君)
坂本市民環境部保険年金課長。
市民環境部保険年金課長(坂本 憲清君)
お答えします。
この老人保健事業特別会計の支出の関係でありますが、先ほど副市長が申しましたように平成19年度末をもって既にこの特別会計は終了しておるわけなんですけれども、それぞれ対象受給者が医療機関に受診します。それで、それぞれ病院の方からレセプト請求という形で療養費が通知が来るわけなんですけれども、病院によりましては本来受給した翌月にレセプト請求をするのが本意だと思うんですけれども、いろんな事情がありまして月おくれで何カ月もおくれたりして請求される病院もあります。
それで、一応老人保健会計は19年度末で終わっておるわけなんですけれども、最大平成22年度末、要するに平成23年3月まではこの老人保健事業特別会計の請求がまだ来る病院もあろうかと思います。したがいまして、最大22年度末までこの予算を計上いたしまして支払いをしていくというようなシステムになっております。以上です。
議長(玉岡 武君)
山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
レセプト請求ですか、こういうようなことで一生懸命やられておりますけれども、これは件数と額はどのようになっているんですか。
議長(玉岡 武君)
坂本市民環境部保険年金課長。
市民環境部保険年金課長(坂本 憲清君)
ただいまの山本議員さんのご質問でございますけれども、支払い額、どれぐらい来ているかというお尋ねでございます。
まず当初予算でございますけれども、本年度20年度につきましては3億4822万5000円計上しておったわけでございますけれども、既に4月から6月、3カ月までの期間で3億4720万9255円の請求が参っております。イコール、残高といたしまして101万5745円しか残っておらないという事態が発生いたしまして、当然7月に今支払い請求が来たわけでございますけれども、その時点で160万円ほどのもう不足が生じました。さらに今後9回、年度末まで9回支払いの関係が発生しますので、今回の1664万9000円をさせていただいたところでございます。
10番(山本 繁博君)
件数は。
市民環境部保険年金課長(坂本 憲清君)
件数でございますか。レセプト件数ということですね。全部で4265枚ということになっております。
議長(玉岡 武君)
10番、よろしいですか。
山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
これは過誤と書いてあります。これ、過誤というのは間違った請求と違うんですか。そういうことが起こるというのは何かおかしいですやんか。
議長(玉岡 武君)
坂本市民環境部保険年金課長。
市民環境部保険年金課長(坂本 憲清君)
過誤と申しますのは、医療機関の方から請求がありまして国保連合会というところを通ってくるわけですけれども、そこで審査会というのがございまして、審査された結果、それに対して誤りがあった場合は保険者の方から医療機関に返すわけです。差し戻しするわけです。それが過誤請求という形になります。以上です。
10番(山本 繁博君)
はい、わかりました。
議長(玉岡 武君)
はい、3回の質問で、これで締結いたします。
ほかに質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質問なしと認め、これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案については報告のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、承認第12号、専決処分の承認を求めることについて(平成20年度宇陀市老人保健事業特別会計補正予算(第3号)について)は原案のとおり承認することに決しました。
議長(玉岡 武君)
次に、日程に従いまして日程第6、議案第63号から日程第12、議案第69号の条例関係7議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の3ページをごらんいただきたいと思います。
議案第63号、宇陀市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正について。
宇陀市議会政務調査費の交付に関する条例(平成18年宇陀市条例第237号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
なお、本文の朗読は省略させていただきます。
次に5ページでございます。
議案第64号、宇陀市自主放送スタジオ条例の制定について。
宇陀市自主放送スタジオ条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に8ページでございます。
議案第65号、宇陀市認可地縁団体印鑑登録及び証明に関する条例及び公益法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について。
宇陀市認可地縁団体印鑑登録及び証明に関する条例(平成18年宇陀市条例第13号)及び公益法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例(平成20年宇陀市条例第3号)の一部を改正する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に10ページでございます。
議案第66号、宇陀市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の制定について。
宇陀市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に13ページでございます。
議案第67号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について。
宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例(平成18年宇陀市条例第44号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に16ページでございます。
議案第68号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について。
宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例(平成18年宇陀市条例第51号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に18ページでございます。
議案第69号、宇陀市ふるさと寄附条例の制定について。
宇陀市ふるさと寄附条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。
ただいま一括上程いただきました議案第63号から議案第69号までの7議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第63号、宇陀市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正についてであります。
議会活動の範囲の明確化と議員の報酬に関する規定整備のため、地方自治法が改正され、平成20年9月1日から施行されたことに伴うもので、この改正のうち会議規則の定めるところにより、議案の審査または議会の運営に関し、協議または調査を行うための場を設けることができるとする議会活動の範囲の明確化に係る条文が追加されたことによる法的根拠としての所要の改正でございます。
なお、この条例の施行は公布の日からであります。
次に、議案第64号、宇陀市自主放送スタジオ条例の制定についてであります。
ケーブルテレビ整備事業実施に伴い、有線テレビジョンを通じて市民等に提供する自主放送番組の企画、編成などの制作により、地域の情報化と市民相互の連携の強化を促進するなどして活力あるまちづくりに資するため、宇陀市自主放送スタジオを設置するものであります。
この条例は、行う事業や自主放送番組の範囲のほか自主放送番組の適正、内容の充実を図るため、市長の附属機関として宇陀市自主放送番組審議会について必要な事項を定めています。また、自主放送スタジオは現在の榛原ふれあいギャラリーを改変し、設置することにより、この条例の附則で宇陀市榛原ふれあいギャラリー条例を廃止するものであります。
次に、議案第65号、宇陀市認可地縁団体印鑑登録及び証明に関する条例及び公益法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
社団法人及び財団法人である公益法人について、その設立などの法人制度がことしの12月1日から施行されることに伴うものであります。
今回の改正は一般社団法人及び一般財団法人に関する法律、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律とこれらの法律の施行に伴う関係法律の整備法により、民法、地方自治法、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律などが改正されることによるものであります。
宇陀市認可地縁団体印鑑登録及び証明に関する条例につきましては、地縁団体に関する事項につきましては、その多くが地方自治法において民法の規定を準用しておりましたが、整備法による民法の改正に伴い地縁団体に関する事項が地方自治法において具体的に定められたことによる所要の改正であります。
公益法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例につきましては、整備法による公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律の題名などが改正されたことに伴い、この条例において引用する同法について所要の改正を行うものであります。
次に、議案第66号、宇陀市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の制定について、及び議案第67号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてであります。
議案第63号で申し上げました地方自治法の改正に伴うもののうち、議会議員の報酬の支給方法などに関する規定を他の行政委員会の委員等の報酬の支給方法などに関する規定から分離するとともに、議員の報酬を議員報酬という名称に改めるものであります。
議案第66号の宇陀市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例では、議員報酬、費用弁償及び期末手当の支給に関し必要な事項を定めるとともに、その附則で議員報酬という名称に改めることにつき、宇陀市特別職報酬等審議会条例の所要の改正を行うものであります。
また、議案第67号の宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例につきましては、今申し上げましたとおり、議員報酬等の支給に関しては、この条例から分離して宇陀市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例に規定を置くことに伴い所要の改正を行うとともに、議案第64号に係る宇陀市自主放送番組審議会の委員報酬を新たに追加するものであります。
また、附則において宇陀市消防団条例の一部改正を行うもので、消防団員に支給する報酬の支給方法は宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の例によるものとしており、この条例の引用について所要の改正を行うものであります。
なお、いずれの条例の施行日も公布の日からであります。
次に、議案第68号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてであります。
近年、有害鳥獣による農作物被害が増加しており、市内の猟友会または市職員による駆除を行っていますが、市職員がこれを行った場合、有害鳥獣の解体や埋設処理など著しく危険、不快または困難な特殊勤務であるため、これを考慮する必要がある職員に対して1回につき2000円の特殊勤務手当として支給するほか、動物死体処理手当についても日額から1回に改めるものであります。
なお、この条例の施行日は平成20年10月1日からであります。
最後に、議案第69号、宇陀市ふるさと寄附条例の制定についてであります。
ふるさと寄附制度は、一人一人の納税者がふるさとへの思いを寄附の形であらわすことにより、事実的に税の一部をふるさとに納めたと同様な効果を持つ制度で、地方税法の一部改正により寄附金税制の見直し等が行われたことに伴い、個人、法人等から宇陀市に対する寄附金を募り、この寄附金を財源として実施する事業に関し必要な事項を定めるとともに、宇陀市ふるさと応援基金を設置するなど必要な事項を定めているものであります。
なお、この条例の施行は平成20年10月1日からであります。
以上、7議案につきまして、ご審議の方よろしくお願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
休憩いたします。
午後1時より再開いたします。
午後0時00分休憩
午後1時00分再開
議長(玉岡 武君)
休憩前に引き続き、これより会議を開きます。
これより質問に入りますが、各議案ごとに行うことといたします。
初めに、議案第63号、宇陀市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第63号、宇陀市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第64号、宇陀市自主放送スタジオ条例の制定について並びに議案第67号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、さらに議案第69号、宇陀市ふるさと寄附条例の制定については本日は提案理由の説明までとし、9月11日の本会議2日目に質疑を行った後、総務文教常任委員会へ付託の予定でございますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、議案第64号並びに議案第67号、さらに議案第69号についての質疑は次の本会議で行います。
次に、議案第65号、宇陀市認可地縁団体印鑑登録及び証明に関する条例及び公益法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての質問を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第65号、宇陀市認可地縁団体印鑑登録及び証明に関する条例及び公益法人等への宇陀市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。
次に、議案第66号、宇陀市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の制定についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第66号、宇陀市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の制定については原案のとおり可決されました。
次に、議案第68号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
多田議員。
9番(多田 與四朗君)
9番、多田でございます。先ほどは失礼しました。
68号につきまして若干質問をさせていただきたいと思います。
有害鳥獣等々につきましては年々歳々増加傾向にございまして、大変困っておるようなところでございます。その中で、こういう形で職員の方にやっていただくということは非常に頼もしい限りがするわけでございますけれども、猟友会の方もシカ、イノシシ、猿といてるわけなんですけれども、猟友会の方にお尋ねしましても、猿はどうも撃ちにくいというようなお話も伺っておりますけれども、現在、市職員の中で一応猟銃の許可を取られておる方というのは何名さんぐらいいらっしゃるんですか。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
今、職員の方で銃の許可を持っておる者が1名おります。35歳の主査でございます。
議長(玉岡 武君)
多田議員。
9番(多田 與四朗君)
猟友会の方も補助制度をもってしても余りふえないと、ふえていないというようなお話も以前穴田部長にもお伺いしたことはあるんですけれども、こういう形で職員の方にお願いするというようなことで制度が改められましたのでね、これはたった1名ではちょっと心細いような感じがするんですよ。抜本的な有害鳥獣の対策がない限り非常に難しいような感じがいたしますので、市としてそういう職員さんで、そういう仕事と言ったらおかしいんですけれど、そういうような形で従事されるような希望者がいるならば、何らかの形で、猟友会補助のような形で幾らかでもおふやし願うような気持ちはございませんか。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
よその市でしたか消防職員が許可を取って、それから市で銃器を買ってそれで出動してもらうという、ちょっと新聞に載っておりましたけれども、今回たまたま元室生の職員で、室生の職員時代のときに自費で取りに行ってくれたという形でしておりましたけれど、現在かなりの被害が出てきておりまして、ちなみに18年度でしたらこの職員、猿を13匹、それからシカ4匹、イノシシはなしですね、猿を13匹とってくれています、18年度には。19年度には猿を1匹、シカ9匹にイノシシ1匹という形でとってくれています。
これはなぜかといいますと、本年度から猿のおりを12基、それとシカ、イノシシのおりを10基、アライグマ、タヌキのおりを6基、計28基のおりを市が持っておりまして、農家の方から被害が出てくると言いますと農家の方にこのおりを取りに来ていただいて、それで組み立てていただいて、えさも用意していただくと。
しかし、農家の方は免許を持っておりませんので、市のこの許可を持っている者に有害鳥獣の許可を与えまして、そこへ名札をつけさせて、えさだけは農家の方に入れていただいて見張りもしていただく。それで、とれた段階で刺しとめに行くという形をとらせていただいていますので、だんだんそういう刺しとめに行く機会がふえてきたというのと、また猟友会の方がどうしても昼間おられませんので、やはり早く処分をしなければ後が大変というような形の中で、重宝をさせていただいているのは私たちの方で、やはり市の職員にももっと取っていただきたいんですが、なかなか銃器というのが免許の許可が非常に厳しゅうございます。年間維持管理費もやっぱり5万円以上要るという中で、その辺の手当等を市がどこまでできるかというのもありますので、できれば嘱託職員などを、そういう専門にしていただけるような方を嘱託で雇えるという今補助制度もできておりますので、そういうようなものを今後活用できればなと思っております。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
ほかにございませんか。
大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
6番、大澤です。ちょっとお尋ねをしたいと。
この職員の駆除ということなんですけれども、これは今は猟期ではないわけなんですけれども、この有害駆除の猟期が始まるまでの間だけの期間なのか、猟期に入って来年2月まではどうなのか。
それと、この職員の方が銃器を持って駆除に行く。駆除という部分から見ましたら、非常に先ほど多田議員からありましたように住民の皆さん方にとってはありがたいであろうし、心強いという部分もあろうかと思うんですけれども、逆に私はその職員が勤務時間中に、これは銃というのは日没から撃ったらだめなんですよね。昼なんですよ。その兼ね合いというのか、職員が勤務時間中に銃器を持って現場へ行くと。これが2点目。
それともう1点は、この職員さん、役所の職員ですから有害鳥獣が網、おりにかかってお願いしたいという電話が来ると、そしたら即銃を持って出かけられると思うんですけれども、その方は職員としての当然庁舎の中で、また庁舎以外でもそうですけれども自分の仕事があると思うんですね、日常の。急に電話が来て鉄砲を下げて現場へ行くということは、自分の日常の業務に支障は出ないのかなと。
例えば1週間の中で、今週はようけとれた、あっちからもこっちからもやと。これは室生だけの問題ではなくて、室生区で事例があって、例えば菟田野区、大宇陀区、榛原区でうちも来てよと。いやいや、あんたところは行けませんねんというわけにはいかんので、1週間の間に午前午後を問わず3日も4日もそういう現場へ出るということになってくると、日常の業務に支障が出ないのかなという、とりあえず3点ほどお願いしたいなと。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
まず猟期の件ですけれども、有害鳥獣の猟期につきましては狩猟期間の11月15日から2月の15日は除くことになっております。それは有害駆除という対象になります。ただ猿は1年間有害駆除ですので、だから通常猟友会、有害鳥獣の許可を与えておるのは現在宇陀市の猟友会にだけ与えております。ちなみに、廣田につきましては市の職員でもありますし室生の猟友会にも加盟しておりますので、廣田につきましては1年間、有害鳥獣の駆除の許可を与えております。よって1年間、猿につきましては狩猟すると。
ただ、狩猟に行くのではなしにネットにひっかかったりおりにかかったやつだけを駆除するという、アライグマ、タヌキ等が出てくるということでおりを設置した場合その駆除だけでありまして、通常野原へ狩猟に行っておるわけではございませんので、まずその辺がございます。
それと、今般よくありますネットにひっかかって今シカが角が生えてきておりまして、かなりの数がネットにひっかかります。月曜日になりますと、二、三カ所から電話で依頼が来ます。ネットにひっかかっておるのでどないかしてくれと。それで、通常今まででしたらそういう職員がおりませんでしたので、死ぬまで待っていただいておると。殺しに行くのは危険でありますし、いわゆる死んだら、そこの方と手伝いをしながらその現場に穴を掘って埋めさせていただくと、年寄りの方が多いです。ただ、1日置いておきますと犬とかにかまれて非常に後が処理がしにくいというので、今たまたま鉄砲を持ってきておりますので、まず一応電話がかかりますと地元の猟友会へお願いをいたします。まず地元の猟友会へお願いして、だれか行ってくれませんかという中で連絡をしていただいてもだれもおらないという段階になりましたら、この職員が行って撃つと。それで後、職員2名ほど行きまして穴を掘って埋めるという形をとらせていただいていますので、そういう緊急事態のときだけの出動でありますので、通常のやつには毎日毎日現場へ行っておりませんので、まずそういうことはございません。そういうことで、緊急事態のときだけという解釈でお願いしたいと思います。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
今言ってはるように緊急のときだけということなんですけれども、彼には彼の行政マンとしての日常業務があると思うんですよ。今これ作業を上司から依頼を受けて作業をしたと。ところが電話が来て、それは途中でほうっておいて行かんならん。これは、非常に支障を来すのではないかなと。住民の皆さん方の住民サービスというものがおろそかになるのではないかなと私は考えるんですけれど、その辺のところはどうかなと。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
まず、彼の場合は職務命令としまして有害駆除の担当をさせていただいております。だから、地元の方からさく等の申請が出てきた後の検査とそういうのをやりますし、さく等の指導も、どういうやり方がいいのか、さくの指導等もやらせております。また、宇陀市におけます有害駆除のとる数等の計画等もやらせておりますので、その辺では専門的に有害鳥獣を担当させておると。
通常、緊急事態のときだけですので、極端に言ったら夕方まで待ってもらえるとか、夕方になったら猟友会の方が帰ってこられるという形になったら、もう猟友会の方にお任せをいたします。だから、基本的には緊急事態のときだけと。通常おりに入りますと1日、2日置いておいても問題ありませんので、ただネットだけでネットにひっかかったやつが暴れて逃げるねんと言われたら、やっぱり逃げたらええわというわけにはなかなか地元の方は納得していただけませんので、猟友会がおらなかったら行くという形で、道でシカ、犬、猫等が死んでおりましてもすぐに市の環境の職員も行きます。それと同じ対応をさせていただいておるということでご理解をお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
私は危惧をするというか心配をするというか、今言ってくれはるように住民の皆さん方は非常にこうなると頼りにすると思うんですよ。期待をするし。ところが彼は職員でありますので、その部署、退職されるまで今の部署でおられるとは私は限らないと思うんですよ。異動ということもあるであろうし。としたときに、ほかの部署へ行って、済まんけどまたちょっと行ってくれへんかと、これまたそういうわけにはいかんのではないかなと。
今の部署であるからして、言ってはる有害のいったら専門域で仕事をしておっていただけると。ところが、ほかのセクションへついたときにちょっと鉄砲を下げてというわけにはいかんであろうし、彼が外れたときに、彼はもう今担当を外れましたのでおりませんですと。人というのは便利なものになれてね、去年まで来てくれたやないか、この間まで来ておったやないかと。何でうちやったらいかんねんというような話にもなりかねんのと違うかなということを私は心配するわけやねんけれど、その辺のところは住民の皆さん方に理解をいただけるようにやし、彼の処遇がどうなるのかなと。
彼にばかり責任が重みが行くようなことでは困るし、宇陀市としても室生の廣田さんであって役所の人間ですので、室生であろうと宇陀であろうと出動するわけやと思うんですけれども、ところが室生は行ってうちは来ないのかと。大宇陀、菟田野、榛原の方が仮にもそういうふうな取り違えということもあろうかなと。そこのところは、やっぱり公平じゃなくて理解をしっかりいただけるような、自分たちの中での次はこの人がおらなくなったときにはこういうふうにするねんというような段取りをしっかりとしておいてもらわなかったら、住民が戸惑うようなことではよろしくないなと。そこのところをちょっと聞かせてもらって私の質問を終わります。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
まず、先ほども言いましたように緊急事態のときだけの出動という形でご理解をいただきたいと思います。
それで、また私も彼と部署が今現在初めて一緒になったわけですけれども、その辺、他の部署への異動が全く通常の事務職員でございますので、そういうことばかりをやらせておくという危惧もいたしました。しかし、現実に今宇陀市の方へ本庁の方へ来ていただいて、今現場が大宇陀町の方が非常に多うございます。今まで大宇陀町の方ではそういうとるというあれがございませんでしたので、今ネットに一番ひっかかるのは大宇陀でございます。そういう中でも、宇陀市内全域を彼にカバーをしていただいておると。
また、彼につきましては全国的に有名な職員で、あちこちの有害駆除に対してのフォーラムの講師で行っております。そういう形で、もう彼につきましては、まだ彼の気持ちは聞いておりませんけれども、場合によっては県下どこかから引き抜きがあるような感じに思えますので、やはり彼はもう宇陀市として、場合によってはこういう有害鳥獣の専門職員にしておく必要があるのではないかなという思いがございます。
そういうことで、彼の気持ちも聞かないけませんけれども、彼はやはり有害鳥獣のプロでございます。あちこちの講演会にも要請で行きますので。やはり彼は、これを専門にしていただきたいと。ただ、有害の刺しとめにつきましては基本的には猟友会にシカでしたら5000円、猿だったら2万円を払うということはできておりますので、これを基本的にしていただいて、猟友会等が行けない場合につきましてのみ出動するという形で今後も進めてまいりたいと思いますので、そういう形でご理解をお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
もう3回ですので、簡単に。
大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
その辺のところは理解しました。
十分に住民の皆さん方に誤解のないように、しっかりと取り組みをしていただきたい。そして、その銃器を持って現場へ行くわけですから、年間にやっぱり全国では相当に山を歩くわけではないにしても鉄砲という飛び道具を使うわけですから、付近住民の皆さん方に被害のないように、また自分自身にもけがとかそういうことのないように、しっかりと十分気をつけてやってもらえるようにお願いしたいと思います。終わります。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第68号、宇陀市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程に従いまして日程第13、議案第70号から日程第17、議案第74号までの補正予算関係5議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長(樋口 保行君)
失礼いたします。
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の21ページをお開きいただきたいと思います。
議案第70号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について。
平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に22ページでございます。
議案第71号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に23ページでございます。
議案第72号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に24ページでございます。
議案第73号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について
平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に25ページでございます。
議案第74号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。
ただいま一括上程いただきました議案第70号から議案第74号までの補正予算関係5議案につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
今回の補正予算につきましては、一般会計におきましては当初予算編成以降に生じてまいりました行政管理経費、学校耐震診断事業経費あるいは災害復旧事業等の必要経費を計上させていただくとともに、平成19年度決算の確定による繰越金の精算並びに土地開発基金への返却、繰り出し等を行うための補正であります。必要最小限に抑えた総額2億569万3000円の補正となっております。
また、特別会計の4会計におきましても、平成19年度決算の確定及び数カ月が経過した平成20年度事業の執行において、諸般の理由により予算補正の必要が生じてまいりましたので、提案させていただくものであります。
まず、議案第70号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)についてであります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の一般会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億569万3000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ182億9036万1000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
地方債の補正。
第2条、地方債の変更は、「第2表、地方債補正」による。
平成20年9月4日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算の主な内容といたしましては、歳出におきましては総務費関係では勧奨退職等による退職手当組合の特別負担金1550万円、平成19年度決算の確定により土地開発基金への返却繰出金として1億3327万2000円、室生山上公園アートアルカディア案内看板設置費用で413万9000円等の計上、また、CATV整備事業関係では大宇陀区、榛原区、宅内引き込みに係る加入促進補助の実績精算ができましたので、1992万9000円の減額とさせていただいております。
民生費関係では、障害者相談支援充実強化事業委託料として全額国庫補助を財源として170万円を計上、林業費関係では赤埴カトラ線工事の増額170万5000円、土木費関係では土地開発公社所有の菟田野区内市道道路敷用地の買い戻し費で1147万3000円、また教育費関係においては大宇陀小学校校舎4棟分の第2次耐震診断委託料として1505万円、学校給食食材の高騰による賄い材料費として412万3000円の計上、災害復旧では公共土木施設災害、農林施設災害復旧工事費合わせて2736万3000円を計上させていただいております。
その他、補正が必要となってまいりました行政管理経費等1129万7000円を合わせて、歳出総額2億569万3000円の増額となっております。
一方、歳入におきましては各事業に伴う国・県分担金、負担金等の特定財源の計上、また一般財源として平成19年度決算の確定を見ましたので、前年度繰越金で3億4082万5000円を計上するとともに、地域づくり推進基金への繰り入れ、繰りかえを行うための所要の1億7786万4000円を減額しております。
地方債につきましては、4事業の市債を合わせまして1580万円の増額となっております。
以上が一般会計補正予算(第2号)の主な概要であり、補正予算額といたしましては2億569万3000円を追加し、補正後の予算額は182億9036万1000円であります。
次に、議案第71号、土地取得事業特別会計補正予算(第1号)であります。
予算書を朗読させていただきます。
平成20年度宇陀市の土地取得事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億890万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億9440万円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
地方債の補正。
第2条、地方債の変更は、「第2表、地方債補正」による。
平成20年9月4日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
この会計は、土地開発公社の資金調達に関し、一般会計が債務保証していることから、その土地開発公社の経営健全化を目的に設置されたものであり、年次的にこの会計で買い取り取得しようとするものであります。
今回補正をお願い申し上げますのは、当初予算時において不確定要素が多く必要最小限の買い取り費用を計上いたしましたが、先ほども申し上げましたように平成19年度決算の確定を踏まえ、財源確保の見通しも勘案し、土地開発公社健全化計画の未執行分の3件を合わせて3億890万円の買い取りをしようとするものであります。
なお、財源といたしましては公共用地先行取得事業債として3億890万円での対応を考えております。
次に、議案第72号、国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)であります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、事業勘定の既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2855万3000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億1095万3000円、診療施設勘定の既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ200万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億5780万円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
平成20年9月4日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
本会計の今回での補正は、事業勘定においては団塊の世代の退職の増加による医療費の増額分で、退職被保険者の療養費で146万5000円、高額療養費で1602万5000円の増額、老人保健医療費拠出金の精算に伴う321万5000円の増額、平成19年度療養給付費国庫負担金の超過交付に伴う返還金で584万8000円の計上、国庫補助金の特別調整交付金分を診療施設勘定へ繰り出す経費として200万円を合わせて2855万3000円となっています。
また歳入では、特別徴収交付金としての国庫補助金200万円と療養給付費交付金2070万5000円及び前年度繰越金584万8000円をもって充てることとしています。
次に、診療施設勘定では、レセプトコンピューターの導入経費として200万円を計上、財源といたしましては事業勘定で受けた国庫補助金の特別調整交付金を繰り入れて充てることとしています。
次に、議案第73号、介護保険事業特別会計補正予算(第1号)であります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5041万7000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億6581万7000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
平成20年9月4日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ5041万7000円の増額で、歳出の主なものは平成19年度分の保険給付費が確定いたしまして、社会保険診療報酬支払基金及び国・県への精算償還を合わせて4761万円、介護予防等を目的とした適正化事業の一環としてケアプランチェックシステムの導入関係費用として533万7000円を計上しております。
歳入では、国・県補助金で215万5000円、前年度繰越金で4831万2000円をもって充てることとしております。
続きまして、議案第74号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)であります。
予算書を朗読いたします。
平成20年度宇陀市の後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ53万6000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億7083万6000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の総額は、「第1表、歳入歳出予算補正」による。
平成20年9月4日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
本会計の後期高齢者医療制度は本年4月より導入されたわけでございますが、国は6月に入り、低所得者に対してさらなる軽減措置や一定条件下での保険料の納付方法の変更などの措置をとりました。このことは、受給者にとりましてはさらにわかりにくいものとなり、国は都道府県広域連合や市町村に対してきめ細やかな相談体制の整備充実を求めてまいったところでございます。
このことから、本市でも相談体制の拡充を図るため、広域連合とオンラインでの電算処理対応を可能とする機器整備、この制度の周知徹底のため啓発資料の配布経費等を計上させていただきました。
なお、財源といたしましては全額広域連合経由で国費が充てられております。
以上、今回の補正額は53万6000円の追加で、補正後の予算総額は3億7083万6000円となるものであります。
以上が一般会計並びに特別会計4会計の補正予算の主な概要であります。財政事情が大変厳しい中での補正予算でありますので、長年の懸案事項のうち財源確保ができた事業、あるいは災害復旧事業など急を要する事業に限定しておりますことをご理解いただき、ご審議よろしくお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに議案第70号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
大澤です。
お尋ねをしたいのですが、ここには大宇陀小学校校舎4棟とあるわけなんですけれども、残りの小学校の分はこれはどうなっているんですか。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
宇陀市内には小学校が10校、ご承知だと思うんですけれども中学校4校ということで、今回補正計上をさせていただいた部分につきましては、ご承知のように6月11日付で地震防災対策特別措置法が設定をされまして、この期間につきましては20年から22年までの間に時限措置として、耐震診断の0.3未満の非常に危険であると言われている学校部分についてのこれらの改正が行われました。
しかしながら、市内には今申し上げましたように14校ございまして、全体的な割合といたしましては市内では約54%の耐震ができておるわけでございます。しかし、とりあえず今のところで今回の法の改正によりまして、非常に危険であると言われておる部分の改修についての補正予算を計上させていただいて、これらを改修することによりまして改修に当たりましては補助率等が改善になるということでございますので、今回の補正予算の計上ということになっております。
したがいまして、今回この大宇陀小学校だけでございますけれども、市内の中には確実にできておる部分につきましては3校というようなことで、他の11校につきましては全部または一部の耐震化の措置を講じなければならないということでございますが、本年度の補正予算といたしましては今回の暫定措置に、特別措置に係る部分についての補正予算を計上させていただいたということでございます。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤正昭議員。
6番(大澤 正昭君)
これ、大宇陀区におきましては学校等を再編問題が大きく絡んでこようかと私は思うわけですし、教育委員会もそういった部分で今ご尽力をいただいておるものと理解をしておるわけなんですけれども、この耐震については第2次診断を実施して、耐震補強あるいは改築を進めるというふうに書かれておるわけなんですけれども、この総務文教常任委員会でしたか学校の視察ということで大宇陀区の学校を回らせていただいて、中も入らせていただき見させていただいたわけなんですけれども、非常に大きい柱に亀裂があったり、これは大宇陀小学校の話なんですけれども、ということで本当に耐震補強だけでいけるのやろうかと。
そして、先ほど申しましたように学校再編・統合問題こういうことが大きく絡んできて、第2次診断で数値に届かなかったとした場合には改築とあるわけなんですけれども、こういったことはどうですか。近い将来という何年か先ではないと思うんですよ、もうすぐ近い将来すぐにやるべき問題だと思うんですけれども、再編も含めて。その辺のところ、どうです。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
今回、補正予算に計上させていただきましたのは、0.3と申しますのは一応第1次診断ということで、設計書に基づきます第1次診断を実施いたしました。その結果、これを下回っておったというふうな大澤議員さんもお持ちであろうと思いますけれども、大宇陀小学校の中には0.25というふうな数値を示した建物がございます。したがって、この部分についての2次診断を行うことによって、2次診断の結果、今後どのような措置を講じていかなければならないかということで、とりあえず今の補正予算につきましては耐震診断の2次診断を行わせていただいて、その結果どういうふうな方向になるのかという結果待ちということになりますので、今回は第2次診断を行わせていただくための補正予算ということでございます。
その結果を見て、今後財政当局ともご相談をしながら、今の中では0.3を下回った部分については改築をしなければならんというふうな国の方の指針も今現在は出ておりますので、そういったことも視野に入れながら考えていかなければならないというふうに思っております。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
ただいまの教育委員会の局長の答弁でございますけれども、まず第1次審査で0.3以下の校舎については第2次審査の方に移行しながら、さらに調査を行う必要があるということでございますけれども、私も建築士でございます。0.3以下であるならば、既に何らかの措置をしなければ危険であると。それならば、やはり先ほど大澤議員の方が申されました学校の統合、仮校舎の建設、そういうものをやはり措置を講じなければいけないのと違いますか。調査の方が大事ですか。
第1次調査で0.25という数字が出ておるならば、早急に対策を講じなければいけない、その方が先決だと思うわけですけれども、その点についてどうでしょうか、考え方は。
議長(玉岡 武君)
向出教育長。
教育長(向出 公三君)
ただいまの質問でございますが、先ほどから局長が答えておりますように1次診断そのものが0.3以下であると、非常に危険であると。その段階でもって改築をするべきではないのかとこういうご意見だと思うわけでありますが、当大宇陀小学校につきましては、かなり昭和35年ですか当時建設されてから、かなりの年数がたっております。そういうことから考えても、年数上から見て、しかもまた耐震の1次診断の結果から見て非常に危険だということでございますので、今回2次診断をし、そして第三者評価をしていただきながら、その結果をもって改築するべきかどうかということについて現在補正予算案を提案しているところでございます。
ただ、1次診断そのものは事務的な処理において評価された部分でございますので、正確にこれを判断をしていくという考えの中で、また耐用年数から見て大宇陀小学校の改築をしなければならんのか、あるいは耐震化の工事をしていくべきなのか、そのことについての判断は、その2次診断と第三者評価をもって判断をしたいというふうに思っております。
ただ、今言いますように、繰り返しますけれども2次診断をしていただくための補正として要望しておりますので、その点ご理解いただきたいと思っております。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
教育長、勘違いをなさらないように。私が申し上げたのは補強、増築、改築、そのことを言っておるわけではございません。対策を打たなければいけないということは仮設の校舎を設置しなければ、万が一地震があったときにはもう倒壊するのはわかっておるわけですね。0.25では倒壊しますよ。そういうことでしたら、第2次よりも私はそちらの方を先に対策を打つべきではないかということを申し上げているわけでございます。
勘違いなさらないように。私は増改築やそういうことを推進しながら申し上げておるわけではない。それは次の過程でありまして、今の判断では第1次であろうと、やはりそういう採決を教育長が下さなければいけないのと違いますかとこう申し上げておるわけです。
議長(玉岡 武君)
向出教育長。
教育長(向出 公三君)
私の観点が多少食い違っているかもわかりません。ただし、私が申し上げますように、とりあえず、とりあえずというよりもまず緊急を要する部分から検査をしていくと、診断をしていくということをまずもってやらなければ、この施策を講じていくことができない。大西議員のおっしゃるように、0.3以下であるならば当然2次診断等を行わないで改築をすべきではないのかというご意見かもわかりませんけれども。
19番(大西 進君)
誤解のないように。
議長(玉岡 武君)
今、答弁中ですので。答弁中ですから、大西議員。
19番(大西 進君)
誤解を招いているから。
2次診断はしてもらってもいいんですけれども、今打つべき手が必要ではないですかと言っておるわけです。今、早急に。そうせんことには、いつ地震が来ると思っていますの、教育長。何か知らんけど、あんたあちゃらの話してはりますえ。そんな話してませんよ、私。きょう、あすか、いつ来るかわからないから、その対策を早く打つべきではないですかと。2次診断については何も申し上げていませんよ。第1次診断の結果についてを申し上げておるわけですよ。その点だけですわ。もう答弁結構です。そんな話していません。
議長(玉岡 武君)
私語は謹んでください。
それでは、ほかにございませんか。
9番、多田議員。
9番(多田 與四朗君)
災害復旧費の21世紀は災害の時代、またことしも全国各地でいろんな風水害によって甚大な被害が出ておるところでございますけれども、昨年からことしにかけてもやはりそういう被害が数多く出ておるんですけれども、その中でこの公共土木施設災害復旧工事費2690万円ですか。これは地方債で1000万円ほど充てておられるんですけれども、この工事費の内訳ですね、これを教えていただきたいなと思っております。
それとあわせて農林業施設災害復旧工事費、これは46万3000円ということでございますが、具体的にはこれはどちらの分でしょうか。
一般の市民も含めてなんですけれども、非常になかなか災害復旧等々につきましては被害があっても拾い上げてもらえないというようなご不満もあるようでございますから、それらを踏まえてちょっとご答弁をお願いしたいなと思います。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
災害復旧ですが、例年ですと9月補正でお願いをしておりましたが、非常にゲリラ豪雨というか集中豪雨が多いということで、6月補正をしていただいて現在まで19件の災害査定を受けております。それらにつきましては、今もう速やかに工事発注をしていきたいということで、今月中に工事発注の予定をしております。
8月29日から30日にかけまして、また5件程度の災害がございましたので、トータル的には災害復旧費の中で計上しておりますが、それらを含めまして24件を消化をさせていただきたいというふうに考えております。
内訳としましては、道路、河川を含めて24件でございます。以上です。
議長(玉岡 武君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
農業災害復旧につきましては、農地の災害1件でございます。その他という形で4割の分担金をいただくことになっております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
多田議員、もうよろしいか。
9番(多田 與四朗君)
はい。
議長(玉岡 武君)
ほかに。
19番、大西議員。
19番(大西 進君)
このアートアルカディアの一応ここにも載っております年間の予算なんですけどね。これ総計で工事費にかかわる費用というのはどの程度を見込まれておるのか。といいますのは、当初に合併するときにいろんな内訳、明細を報告していただいたわけでございますけれども、どの程度の最終的に工事費用がかかるか。
それから今後、当然運営その他費用がかかるわけでございますけれども、工事費についてひとつお聞きしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
アートアルカディアに関しての全体工事費の資料を今持ち合わせておりませんけれども、今回413万9000円、この工事請負についての内容でございますけれども、室生の地内にあります音楽の森、山上公園、ふるさと元気村、これらの案内看板が不備であるというふうな内外からの指摘がございました。これについて、県の地域活性化総合補助金を活用しながら今回整備に当たるということで、内容としましてはオーバーハング型といいまして、6.5メートルの高さを持ったいわゆる蛍光灯のスタンドのような形をした案内板が針インター、それから小倉インターの付近に3基設置しようと考えています。
それと、連立式という形で4.35メートルの高さに横並びでそれぞれの施設名の案内を入れるというところを6基、これが無山交差点、外の橋交差点、大野の交差点、室生寺の入り口、それからやまなみロードの入り口と165号線の入り口でございます。これらにつきましては、合併時にそれぞれの町村の標識、案内板、施設案内板の点検なり整備を行ってきたところでありますけれども、この室生区の内容につきましては合併後に本格稼働してきた公共施設ということで、今回県の補助金を活用しながら整備をするとこういう事業でございます。
議長(玉岡 武君)
ほかにございませんか。
16番、土井議員。
16番(土井 英治君)
関連でございますけれども、今アートアルカディアの看板ということで、先ほど来説明を受けようと私が思っておるところを大西議員が言ってくれましたけれども、さっきの部長の説明によりますと、オートキャンプ場の看板は一緒に併設してもっと大々的に名阪沿いとか、この前委員会で私言いましたけれどね。
先般、私の先祖の墓が曽爾村にありますので曽爾村へ墓参りに行って、あそこの曽爾村のキャンプ場の横を通ったわけですよ。物すごい車が来てにぎやかなものですわ。室生のあのキャンプ場は看板一つもないし、野原みたいなところでだれも来ていないということで、利用率が悪いということで、今もその前のところで駐車場ということで取得するということもここに載っておりますけれども、総合的に判断して、もうちょっとそういう看板もひっくるめてする気があるのかないのか、ちょっと教えてください。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
議員ご指摘がございますので、今後の設置段階での検討ということで考えさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
よろしいですか。
それでは18番、泉岡議員。
18番(泉岡 正昭君)
ちょっと民生費のことでお尋ねいたします。
委託料といたしまして障害者福祉費、自立支援法対応システム変更委託料と相談支援充実強化事業委託料、これはどういうところへお払いしておる委託料か、そしてもう一つ消防費で災害補償費で75万3000円の遺族補償年金、団員の福祉入院見舞金、団員の公務災害補償金、これはどういうことかちょっとお聞きしたいと思いまして。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
障害者の相談支援事業につきましては、当然年度当初から実施しておるわけでございますけれども、今回の補正は充実強化事業というようなことで補正ということで上げさせていただいております。
この事業につきましては、障害者に対して障害福祉施策に関する情報を周知するために、福祉サービスを利用できず日常生活に困っている方の調査を相談支援センター、これは心境になりますけれども委託をしまして、障害者の支援を強化するというそういう内容の事業でございます。
それと、自立支援法の対応システム変更委託料の関係でございますが、この内容につきましては通常サービスにかかります単価の改正及び低所得者の負担の軽減の見直しによりまして、システムの変更が必要になったというようなことで計上させていただいております。
議長(玉岡 武君)
消防に関して、向田総務部長。
総務部長(向田 博君)
消防費について、お答えをさせていただきたいと思います。
まず災害補償費の消防団員の公務災害遺族補償年金なんですが、2万5000円、これにつきましては加算額が引き上げになったということで不足になりまして、2万5000円の補正をさせていただいたところでございます。
それから、消防団員の福祉共済入院見舞金3万2000円につきましては、団員が2名腰痛等で入院されまして、それに対する見舞金の補正でございます。
続いて、消防団員の公務災害損害補償金なんですが、これにつきましても消防団員が公務中に足の骨折ということで、それに対する療養補償金とかあるいは休業補償費についての今回の補正となっております。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
学校給食費の食材の増ということでございますけれども、まず1点お伺いしたいのは、一括して購入ができないものかと。そのことによって、やはり質の問題、それから購入コストの問題、そういうものが私は見直しがきくのではないかとこのように考えておりますけれども、その点についてお考えをお聞かせください。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
ただいまのご質問でございます。
主食の部分について、米それから小麦、それらパン程度ですけれども、それらの部分について学校給食会ということで県の方の組織がございまして一括購入して、その部分については一括購入をいたしております。しかし、今ご指摘の各種資材について一括購入ということについては今後の検討課題になるかと思うんですけれども、やはり市内に業者がたくさんおられますし、それから、それらの登録を受けておるというふうなことも考えまして、今のところでは入札によります購入というふうな形をとらせていただいております。
それからまた地域の食材、地産地消の関係で地域の直売所等を活用しておる部分もございますので、その部分についても今後は検討課題になるかと思いますけれども、一括購入と、すべて一括購入というのでは少し困難ではないかなというふうに今のところは考えております。
議長(玉岡 武君)
19番、大西進議員。
19番(大西 進君)
一括購入といたしましても、今現在購入されている等々のところを重視しまして、そういう組織をこの職員の中でつくっていっていただいて、そしてなるべくお支払いを一括に支払うことによって安くなるのではないかという私は考え方であります。その課がですね。
それともう一つお聞きしたいのは、米とパンの関係ですけれども、それは一括購入されているということでございますけれども、どちらの方が値段が高くてどちらの方が量が多いのか。それと、1週間のうちのパン食がどの程度なのか、まずお聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
今のところ米飯給食につきましては週2回ということで、今のところは実施をいたしております。しかし、それが安いか高いかというところになるわけですけれども、米の消費拡大というふうなこともございまして、従来、当初は米飯給食というのはなかなか実施をされていなかった部分があるんですけれども、今のところはそういった形で週2回の米飯を今実施しておるということで、それらの部分についてはすべてJAの方で購入を奈良県の給食会が実施をして行っております。
議長(玉岡 武君)
3番、山本議員。
3番(山本 良治君)
先ほど何名かの議員の発言がございました。私も12節のアートアルカディア推進費の中でのいわゆる看板新設設置について、もう少し具体的にお聞かせ願いたいなとこのように思います。
と申しますのは、私かねて一つの市の財産としての位置づけをするためにもきっちりとした看板を設置をしてほしいということを訴えてきました。そんな中で、今この413万9000円が安いのか高いのかという論議をすると、その本数にもよるだろうというふうに思うわけですけれども、まず国道沿いのいわゆる名阪、先ほどから言っていただいているように、これは大変必要なところでございますし、県道についても必要だと思います。このことはぜひ実行していただきたいし、さらには、例えば音楽の森にしても、そして田口の小学校跡地の活用の問題にしても、また山上公園にしても、その地域へ入ってからの案内が非常にないという苦情が私たちの方へよく来るわけです。
入ってもどこへ行ったらいいのかわからん。田口にしても旧道を通って行かなければならん。新道を通っていったらまた橋を渡って行かなければならん。車を置くところの場所がわからないとかいろいろあるわけです。
また、音楽の森にしても保育所の跡地であるがために入るところがわからない。そんなことで、山上公園にしては吉野の室生寺、針から来て両方の上がり道があるわけですけれども、ここについてもいわゆる職員がつくった緊急的な処置で看板をつくっておるというようなことで、この施設はどこの施設ですかということを私は村へ入ってからよく尋ねられるわけです。
私はかねてから、やはり市の施設なら一定した統一した看板をしていただきたいということで市長にもお願いしてきて、市長の方からその回答を一定いただいておるわけですけれども、そのあたりをもう少し明確にしていただきたいなと。やはり、人を呼び込もうとすれば、保証を持ったいわゆるこの施設は市のものであるということは一つの統一した看板の中で言われるのではないかなとこんなように私は思います。
したがって、この看板の今後その検討に入ると思いますけれども、しかし予算措置をするからにはどんな形でどんなものだと、先ほどメートルも言っておりましたので一定整理はできているだろうと思うわけですけれども、その地域内へ入ってからもやっぱり大事な案内でありますので、ひとつぜひそのあたりをこの本数の中で考えているかどうかわかりませんけれども、ひとつもう少し具体的にお願い申し上げたいこんなように思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
先ほども申し上げましたように、合併前にそれぞれの調整を行って、たまたまこの室生地内の公共施設3施設が合併を前後として稼働して、その施設の表示もなかったというふうなことでございます。すべて他の施設については合併時に調整しながら、その成果を整えてきたわけですけれども、今回この三つの施設を先ほどオートキャンプ場もありましたけれども検討を加えていくと、設置をしていくということになっております。
山本議員がご指摘のように、一つの宇陀市としての宇陀市モデルあるいは意匠としての統一性を図れとこういうことでございますけれども、そういったことも踏まえながらすべての看板をこれから整えていくというわけにもいきませんので、今回これを基本としながら今後そのスタイルに整えていくというぐらいの内容で発注をかけていきたいとこう考えていますので、そこらでご了解いただけたらと思います。
議長(玉岡 武君)
3番、山本議員。
3番(山本 良治君)
一定理解いたしました。
したがって、これにつきましては補正予算ですので全体的なことがなかなか入れにくいと思います。新年度予算も踏まえながら、期待をしながら、この施設を守っていきたいし、より利用していただけるお客を募るためにもひとつお願い申し上げ、質問を終わります。
議長(玉岡 武君)
答弁はよろしいか。
3番(山本 良治君)
はい。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋議員。
15番(高橋 重明君)
補正予算で即決事案でございますので、議論に参加させていただきたいと思います。
質問が2点ございます。ページで言いますと15ページの土木費で公有財産が1147万3000円、土地購入となっています。たしか菟田野と聞いたのですが具体的には聞いておりませんので、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。
それから13ページの財産管理費で繰出金、節28で1億3327万2000円、土地開発基金への繰り出しですか。これは、後ほど土地の特別勘定の問題があるのですが、根拠を一つお聞きしたいと思います。
2点について、お願いいたします。
議長(玉岡 武君)
南土木部長。
土木部長(南 幸男君)
道路新設改良費の公有財産購入費でございますが、菟田野区の毛皮革団地へ入る進入路、当時菟田野町の時代に道路改良をしております。ところが、本線部分につきましては用地買収をしておりましたが、のり面その他につきましては公社でそのまま持っておりましたので、道路用地として今回買い戻しをかけたいというふうに考えております。以上です。
議長(玉岡 武君)
はい、2番目の答弁。
中尾財務部長。
財務部長(中尾 辰彦君)
高橋議員から土地開発基金の件でご質問があったと思います。たしか、平成19年度の最終補正で専決の補正で、この土地開発基金の方から1億3300万円というのを利用させていただきました。その後、副市長の説明にもありましたように19年度の決算が出ました。おかげさまで、一般会計では3億余しの剰余金ということが出ましたので、この20年度予算において利息をおつけして1億3327万2000円を再度土地開発基金の方にお戻しをするとこういう予算でございます。
議長(玉岡 武君)
2番、上田議員。
2番(上田 徳君)
先ほどの耐震設計の件で1点、学校関係の部分について耐震設計を今回されるようですけれども、同じような形のもので保育所とかあるいは民間の保育園、民間はわからないけれども保育所ですね、宇陀市立の保育所の耐震設計というものはどういうふうな状況になっておるのか。そしてまた、この2次の検査をしなければならないのか、そこら辺の検証というのはなされておるのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
今のところ、私の手元の方には資料を持っていないわけでございますけれども、やはり床面積が200平米以上、それから2階以上の建物の部分については耐震診断をしなさいというふうな指示があるわけでございますけれども、昨年の5月から私どもの方に引き継ぎをしました関係上、ちょっと私の方の手元に資料がなくて申しわけないんですけれども、そういった基本的なルールがございまして、今後はそれらについてもしていかなければならんというふうな考えを持っております。
今のところで新しい施設としては、先ほど言っておりますように旧耐震基準、新耐震基準、旧耐震基準については昭和56年5月31日以前、56年6月1日が新耐震基準ということで、新耐震基準につきましては今のところクリアできておりますのは保育所としては1園だけでございます。しかし、ほかの部分については今のところは旧耐震基準に入ってくるというふうに思われますし、そういうふうな部分について耐震を行ったという資料も今のところは入手しておりませんので、これは今後必要になってくるだろうというふうに思います。きっちりとした回答ができなくて申しわけないですけれども、資料を取り寄せまして、また後日配布をさせていただきたいというふうに考えております。
議長(玉岡 武君)
資料を後、配布でよろしいですか。
はい。
11番、森下裕次議員。
11番(森下 裕次君)
何点か。
CATVの整備事業費で1992万9000円減額というふうなことなんですけれども、これにつきましては思ったよりも加入者が少なかったというふうな代物なのかどうかというふうなことが一つお聞きしたいのと、児童措置費で35万円なんですけれども、助産施設措置費というのは一体いかなるものなのかというふうなご説明をお願いしたいと思います。
それと、先ほど何名かから質問があったわけなんですけれども、学校管理費の設計管理委託料1505万円なんですけれども、まず1次診断で既にIs値が0.25というふうな絶望的な数字が出ているわけなんですけれども、先ほど大西議員もありましたように、0.25の現状をこのまま認めるのかというふうなことで早急な措置をする考えがおありなのかどうかというふうなことが1点。
それと、今回この2次診断を行うということなんですけれども、それは文部科学省に対する校舎改築あるいは新築あるいは補強の補助申請のための手続として2次診断を行うというふうなことで理解をしていいものなのかどうか。
それから1505万円という設計管理委託料、この調査費、設計管理委託料は随分かかるように思うんですけれども、これは妥当な額なのかどうなのか。そして、市内14校の小・中学校の中で11校が耐震診断の対象になっていると。そのうちの1校が今回されるので、あと残り10校なんですけれども、10校の耐震補強をする場合、この1500万円掛ける10校ということで1億5000万円近くの費用になるのかと思うんですけれども、これは一般財源にかかってくるものでございますので、その1505万円が本当に妥当なものなのかどうなのか、もっと安くできないのかというふうなこと。
それから、この防災対策特別措置法が21年から23年の時限立法であるというふうなことを先ほどお聞かせ願ったわけなんですけれども、23年の適用にしようとしましたら22年までに調査を完了しなければならない。すると、あと10校をあと2年間の間で、21年、22年度の2年間で10校の2次診断をしていかなければならないということになってくるんですけれども、その年次計画が立てられているのかどうかというふうなことをお聞かせ願いたいと思います。
議長(玉岡 武君)
菊岡総務部参事。
総務部参事(菊岡 千秋君)
ケーブルテレビの加入者に対する補助金の精算で1900万円が減額になったというふうなことでございます。
これにつきましては、当初の予算でも90%に当たる住民票世帯の90%を計算の根拠ということで、8460世帯の補助金の計上を行ってきたところであります。しかし現実、
既に報告していますように加入率としては9割を超えているという状況でございますけれども、世帯実態が現実の住民票世帯と異なるというふうな状況がありました。現実的に住民票が二つに分かれていても同一の世帯であったり、あるいは施設入所者で一人で住民世帯を持っていたり、あるいは住民票を置きながら居住の実態がないといったような状況とかそういった状況がございまして、現実的に実績に基づいた減額措置とこういうことでございますので、ご理解いただけたらと思います。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
まず、今回の補正予算に係る部分については補助申請の前提となるものかというお尋ねでございます。
この件につきましては、もちろんご指摘のように補助申請の前提となる補正予算の要求でございます。そして、この部分については耐震診断を実施して、それから耐震の工事を実施したときにあわせて、含めてこの診断の部分についても補助金が交付されるということでございますので、それまでは3年以内に事業を実施しなさいという文科省の指示がございます。
したがって、その間に例えば診断だけをして工事を実施しなかったというふうなことになりますと、この金額についてはすべて一般財源で持ってしまわなければならないということでございますので、今回上げさせていただいた部分については3年以内に絶対やり遂げなければならないということでございます。
それからもう1点でございますけれども、この耐震の問題の特別措置の部分に係る対象物件でございますけれども、対象物件につきましては先ほど申し上げましたようにIs値が0.3未満のものにかかわって今回補助率の改正が行われたということでございます。したがって、1次診断ではIs値が0.9未満の施設については耐震を要するということにされております。しかし、0.91以上の部分については耐震ができておるだろうというふうな感覚のもとでやられておりません。やる必要はございません。
しかし、第2次診断を行われた結果、0.7というのが一つの指標になっておりまして、0.7未満であれば耐震の必要が出てくるということでございます。
したがって、今回の暫定3年間の暫定措置法につきましては一番耐震の強度が低い建物についての補助制度でございます。したがって、今回国の方で0.3というふうな基準を設けられましたのは、全国的にもたくさんそういったものがあるんだろうというふうに私どもの方としても考えておりますけれども、宇陀市におけます今のところの0.3を下回る1次診断の結果を持っておりますのは、ただいま計上させていただきました大宇陀小学校であるというふうなことでございます。
議長(玉岡 武君)
山本健康福祉部長。
健康福祉部長(山本 栄次君)
児童措置費の35万円の内容につきまして、ご説明させていただきたいと思います。
これは、生活保護者の方が出産をするというふうなことで、1名なんですけれども、それに伴います措置費の計上というふうなことでございます。
これは、生活保護ですので本来は生活保護の関係になるわけですけれども、他方優先というふうなことで、この児童措置費の方に計上させていただきました。いわゆる出産費でございます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
11番、森下議員。
11番(森下 裕次君)
CATVと助産施設は理解させていただきました。
先ほど、Is値が0.9以上は対象外であるというのは理解しているんですけれどもね、それで0.3未満がこの2次審査対象になるというふうなことだったんですが、そしたら0.3以上0.9未満の特に大宇陀の中学校なんかでしたら1次診断でも0.45程度で、非常に危ない状況にあると思うんですけれども、その部分帯につきましては要耐震補強というふうなことになっていると思うんですけれども、その部分についてはもう2次診断は行わないというふうなことなんですか。
議長(玉岡 武君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
今ご指摘のことでございますけれども、そういったことではなしに、とりあえず今0.3未満の部分については特措法で補助率が上げられるというふうなことから今回上げさせていただいたわけでございまして、今後、年次計画的にこれらについては、今0.9未満の施設については年次計画的にやっていかなければならんというふうに考えております。
先ほど、ご質問の中で1500万円というのは少し高いのではないかというふうなご指摘があって、その部分について私回答を漏らしましたけれども、今後この部分につきましては、今回の計上につきましてはおおむねこれらを実施しております業者からの事前見積もりをとりましての金額でございまして、今後これらを発注するに当たりましては入札等を行いまして実施をしていきますので、これらについてはその入札の結果待ちということになるわけでございます。
議長(玉岡 武君)
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第70号、平成20年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)については原案のとおり可決されました。
次に、議案第71号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
6番、大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
市長にちょっとお尋ねをしたいのですが、これを開発公社から普通財産に戻すために今回も買います。そして、土地開発公社にはまだ残った部分もあるし、今後23年までに一般会計を投資しながら買い戻していくということなんですけれども、この買い戻した土地を市民の皆さん方のために有効活用できる部分と、よう使わんのやさかい今まで寝かせてあってんさかいに売却して少しでも金利の負担を少なくできるようにするべきやないかという意見が二つあると思うんですよ。
そうした中で有効利用の部分については、これはまたどんな部分に使っていったらいいのやろう、これでどうやろうという提案もいただきながら審議をさせていただいたらいいと思うんですけれども、その売却をするとき、今原価に利息がのって簿価ということになるわけなんですけれども、市場価格よりは大きく簿価が膨らんでおると思うんです。宇陀市だけではなくて、奈良県下を見ましても数十倍になっているというような土地をたくさんお持ちの部分もあると。
宇陀市においても、数十倍とはいかなくても近い価格になっておるといったところで売却を進めるわけですけれども、その売却が、市長の思いの中ではどれぐらいの正直はっきり言いまして損ですね。何ぼやったらいいねんと。そんな簿価で売れる道理がないわけですから、売却、売却と言いますけれども、市長の思いがこれぐらいやったら行くねん、極端に言いましたら、もうだれももらってくれへんのり面なんかでしたら、そのすぐ隣接する土地の方にお土産でもつけてもらってもらったらどうやと。そしたら草刈りなとしてくれるがなと、固定資産税払ってくれるがなというぐらいのものでいかなかったら、いつまでもそれが残ってくると。その部分を市長にお尋ねをしたい。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
これは一律にはいきません。それで、そのときそのとき、そのいわゆる物件物件によって私は異なると思います。
とにかく、何ぼあったらもうやったらいいのという話では私はないと思います。その物件等によって、これぐらいのところではこれを売らないかんだろうと、もう全然今まで30何年間持ってきたけどどうしてもできないというような問題であれば、ある程度のやっぱり覚悟の上で売らなければならないと思いますし、ある程度これから売れるんであろうということであれば、もうできるだけ私はいわゆる簿価でも売れたらなと。しかし、今の状況の中で簿価で売れるような物件というのはずっと残っている物件でありますので、恐らく簿価で売れないと思いますし時価というような状況にはなってくると。その時価をどこまでのせるかという話なんで、その物件物件によって判断をしていきたいなと思っております。
議長(玉岡 武君)
6番、大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
市長のおっしゃられるとおりで、そのとおりだと思うんです。しかし、それは物件によってもですし、先ほども申し上げましたように例えばのり面であったり、もうどうあったかて有効利用できへんと。ところが買ってください、公募をかけたところでだれがのり面を買いますかというとこですわ。
極端に言うと、もうもろうてもらわな仕方ないなというところもあろうかと思うんです。そういったことをしっかりと開発公社の理事長であります副市長とも相談をしていただかないと、担当部署としては売れ売れと言うけど損切りどこまで売って、客はついたわ、いやいやそんな安いんやったらかないませんというようなあほなことでは向こう向いていかんわけで、そこのところをしっかりとやっぱりとらえていただかないと、担当者としても踏ん切りがつかない、我々としましても市民の皆さん方にご理解をいただくには、どこまでやねんという部分をもう損は覚悟でいかな仕方がないと、これ以上損をのせられないという部分でしっかりとしたやっぱり皆さん方の意思統一が必要かなと私は思うんですよ。
議長(玉岡 武君)
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
ですから、今回の菟田野ののり面の部分を買い取って、これはもうどうしてもそんなもの売れないはずだと。道路敷地なんですから。だから、これはもう当然市の財産として置いておかな仕方がないということだろうと思います。
それで、結局は随分いろんな問題が残っておりますので、確かに有効活用をする部分については有効活用をしていくし、もうできるだけ現状というものを変化させていかないかんということを考えておりますので、十分措置を考えていきたいなとこう思っております。
議長(玉岡 武君)
15番、高橋議員。
15番(高橋 重明君)
その関連で先ほど私、質問させていただいたんですが、今回たしかこの土地取得事業特別会計がこういう形で予想されていたわけですが、結局この今回3件、室生区の総合運動公園駐車場等整備事業用地、それからアニマルパーク代替用地、大宇陀区、それから同じく大宇陀区の観光駐車場整備事業用地とこの3件がこの対象になっておりますが、これは当然帳簿上の価格で取引されておるわけですね。市場価格ではないわけです。
私も考えたら、こんな高い値段で土地開発公社から市が買って、結局これは民間では通用しないわけですよ、こういう形はね。じゃあ、それ以上の行政が活用をするかというと私もまた疑問に思えるわけです。先ほどののり面ではありませんけどね。
これは、既に過去に精算しておかなければならないものが今回補正予算で出てきているわけで、のり面の購入なんかはね、そういうふうに感じます。ですから、これ以外にこういうやり方をどんどんどんどんやりますと、一般会計で全部消化していくということは地方債発行して、その部分は当然市民に負担がかかってくるわけですよ。
そういう行政執行は私はまずいといいますので、当時まだ有効活用で、今のうち売れるものであれば売却を積極的にやっていただきたいというのを私の考え方なんですが、その点、今後の予算の絡みもありますが、新年度予算でも一応財産売却収入が出ていなかったと思うんですけれど、その点についてちょっと補足説明をお願いしたいと思います。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
高橋議員さんからの質問でございます。
新年度予算案の普通財産、市の所有の普通財産として売却を予定しておる部分でございます。土地開発公社の部分につきましては、やはりその趣旨が公共施設のためのどういうのか事業用地でございますので、今現在では直接一般市民の方に売却するような予定はないわけでございます。
いずれにしても、これ一つの事業にのせていく必要があるわけです。のせていくということは、補助事業にのせればその簿価分が補助対象になるわけでございまして、そのような形で何とか財政の許す限り、そのような形で努力していきたいなと考えておるところでございます。
議長(玉岡 武君)
17番、竹内議員。
17番(竹内 幹郎君)
土地開発公社のこのつけかえと言ったらおかしいですけれども、一時借入金から起債による特別会計の補正なんですけれども、これは土地開発公社の健全化計画というのがされて、その中で年度計画を分けて一般会計に繰り入れるという当初の説明だったと思うんですけれども、なぜこの時期に補正予算までして企業会計の方で買い戻しするのかというその意図を聞かせていただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
今、竹内議員さんから、当初予算で本来計上しておくべきやつが9月の補正予算でなぜ計上したのかというご質問でございます。
ご承知のように、平成20年度予算、土地取得特別会計の編成をするとき、これはことしの1月もしくは2月ごろに編成したわけでございます。その時点では、やはり市の普通会計全体が非常に大幅な赤字になるであろうというような状況でございました。それと、財政健全化法が導入されまして、実質赤字比率の問題もございました。何とかやはりそういう実質赤字比率に抵触しないような対応をしていかなければならんという中で、この土地取得特別会計につきましては極力圧縮するというのかしていこう、やはり財源が起債に頼っておりますので、仮に計画どおりすれば3億何ぼの起債も発行していかなければならんような事態になりますので、何とか健全化法ににらんだ対応という形で最少の予算計上をしたわけでございます。
が、しかし今回一般会計も3億4000万円の黒字決算となったところでございまして、何とか普通貸付ベースが余裕ができたというか、そういう中で今回の3億8900万円の補正になったわけです。それと、ご承知のように昨年3月にこの公社に対する各金融機関の融資が非常に貸し渋りという目に遭ったわけでございます。そのときに、土地開発公社の経営健全化計画も持っておったわけでございますけれども、やはりそういう紙切れでは到底融資できない、それを何とか担保してもらわなかったらということの中で、昨年の6月定例議会でこの会計の設置の承認を得たところでございます。
そうこうしている中で、ことしも今四つの金融機関から10億円余りの融資をしてもらっておるところでございます。その借りかえ時に、やはりなお一層健全化計画に沿った土地の買い取りの担保をしてもらいたいというような申し出もございまして、それができない場合は、やはり一般会計で月賦というか分割でもしてもらわなければ困るという、そういうような強いような金融機関からの申し出もありまして、そういう状況を踏まえて今回の3億890万円の補正になったところでございます。その点、ご理解いただきたいと思っておるところでございます。
議長(玉岡 武君)
17番、竹内議員。
17番(竹内 幹郎君)
土地開発公社の当初の簿価は16億円ぐらいあったと思うんですけれども、昨年度末に10億円になりまして、今回また3億円ほど補正されるということでございます。単なる帳簿のつけかえだけで、ずっと何十年も放置したやつもあろうかと思いますし、旧榛原町のときにも平成12年に取得した財産もございます。
やっぱり、そういう座視することが金利の上乗せになっていって、金融機関だけがいい目をすると言ったら表現が悪いかもわかりませんけれども、やはりそんなことをきちっとスピード感を持って解決いただかないと負の遺産ばかり残っていくという環境になるのではないかなと。この辺でだれかが英断をもって損切りをしなければ、やっぱり根幹的な財政の改革にはならないのではないかなと思うわけでございますけれども、その点について市長どのように思われますか。
議長(玉岡 武君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
今、そういう不良債権に対して何らかの処分を早急にしたらどうかというご意見でございます。
確かに、いろいろ我々も損切りしてそういう対応をしていきたいなという考えはあるわけでございますけれども、特に土地開発公社の場合につきましては時価と簿価の差額、これを時価で売った場合その差額をどう補てんしてもらえるかという、おのずとそれについては一般会計からの措置をしてもらわなければならない、そのような形になりますので、非常に一般会計もことしは何とか3億4000万円の黒字決算になりましたけれども、二、三年の見通しの中では非常に厳しい状況でございます。そんなことで、そういう簿価と時価との差額の補てんをどうしていくかという、今やはりそういう中ではできないというか、おのずと金利が上乗せになるという事実はわかっていますけれども、そういうような状況でございますので非常に苦慮しているところでございます。
議長(玉岡 武君)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立多数と認めます。
よって、議案第71号、平成20年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)については原案のとおり可決されました。
それでは休憩いたします。
50分に再開をいたしたいと思います。
午後2時43分休憩
午後2時50分再開
議長(玉岡 武君)
それでは休憩前に引き続き、会議を始めます。
次に議案第72号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第72号、平成20年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については原案のとおり可決されました。
次に議案第73号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第73号、平成20年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については原案のとおり可決されました。
次に議案第74号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(玉岡 武君)
起立全員と認めます。
よって、議案第74号、平成20年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については原案のとおり可決されました。
議長(玉岡 武君)
続きまして、決算認定関係議案の上程に入ります。
お諮りいたします。
日程第18、認定第1号から日程第32、認定第15号までの平成19年度におけます15会計の決算認定につきましては、本日は提案理由の説明までとし、9月11日の本会議2日目に質疑を行った後、決算審査特別委員会を設置し付託の予定でございますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、日程第18、認定第1号から日程第32、認定第15号までの決算認定関係15議案についての質疑は次の本会議で行います。
なお、決算書に加えて監査委員の審査意見書及び決算年度における主要施策の成果説明書が添えられております。審査意見書につきましては提案理由説明の終了後、監査委員からご報告いただく予定であります。また、決算関係資料の事前配付を行っておりますことから、提案理由の説明につきましては主要事項の説明等簡潔明瞭にお願いしたいと思います。
それでは、日程に従いまして日程第18、認定第1号から日程第32、認定第15号までの15議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
失礼いたします。
命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の26ページをごらんいただきたいと思います。
認定第1号、平成19年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に27ページです。
認定第2号、平成19年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に28ページでございます。
認定第3号、平成19年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
29ページです。
認定第4号、平成19年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に30ページでございます。
認定第5号、平成19年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
31ページでございます。
認定第6号、平成19年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
32ページでございます。
認定第7号、平成19年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
33ページです。
認定第8号、平成19年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に34ページでございます。
認定第9号、平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
35ページです。
認定第10号、平成19年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に36ページでございます。
認定第11号、平成19年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
37ページです。
認定第12号、平成19年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に38ページです。
認定第13号、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に39ページです。
認定第14号、平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に40ページでございます。
認定第15号、平成19年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定について。
平成19年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
藤田会計管理者心得。
会計管理者心得(藤田 静孝君)
失礼いたします。
会計管理者心得、藤田です。よろしくお願いいたします。
それでは、私の方からは平成19年度一般会計及び特別会計の決算についてご説明申し上げます。
各会計の歳入歳出決算書をもとに、歳入歳出ともそれぞれ主な款あるいは主な項目等を申し上げ、ご説明とさせていただきたいと思います。どうか、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
それでは、上程されました認第1号から認第11号までについてご説明申し上げます。
まず決算書の1ページから2ページでありますけれども、これにつきましては、宇陀市会計別決算の総括表になっております。ご説明は省略させていただきます。それから、4ページから平成19年度宇陀市一般会計歳入歳出決算書についてご説明申し上げます。歳入についてご説明申し上げます。
第1款市税につきましては、市民税ほか各税合わせて予算現額32億7599万4000円に対し、調定額37億2392万3069円、収入済額33億527万9968円で、調定額に対する収納率は88.76%となっております。不納欠損額につきましては3863万1981円、収入未済額は3億8001万1120円となっております。
それから款10ですけれども、飛びまして、地方交付税につきましてですけれども、予算現額81億2378万8000円に対しまして調定額、それから収入額とも同額の81億8113万8000円で、内訳につきましては普通交付税が69億7375万8000円、特別交付税が12億738万円でございます。
それから一番下の款12ですけれども、分担金及び負担金ですけれど、予算現額2億4701万8000円に対しまして調定額2億5178万3022円、収入済額2億4756万9489円、不納欠損額につきましては36万1000円、収入未済額385万2533円で、これは保育所の負担金及び学校等の給食負担金であります。
6ページの方をお開きください。
款13使用料及び手数料ですけれども、予算現額2億6713万6000円に対しまして調定額2億9613万7099円、収入済額が2億6146万5941円、不納欠損額につきましては22万4700円、収入済額3444万6458円で、これは主に住宅使用料であります。
款14国庫支出金でありますけれども、予算現額16億3676万3000円に対しまして、調定額及び収入済額とも同額の14億3522万4123円でございます。これには、合併の市町村補助金1322万7000円が含まれております。
款15ですけれども、県支出金、予算現額12億4810万3000円に対しまして、これも調定額、収入済額とも同額の12億3159万8231円で、昨年と同額の県・市町村合併支援交付金1億5000万円が含まれております。
款18の繰入金ですけれども、予算現額1億5145万7000円に対しまして、調定額、収入済額とも同額の1億3995万7000円で、基金の取り崩しによる繰り入れでございます。
款20諸収入の収入未済額175万5691円につきましては、生活資金貸付金及び水洗便所改造資金貸付金の償還金等であります。
款21市債につきましては、予算現額32億9300万円に対しまして、調定額、収入済額とも同額の26億8020万円で、主なものとしましては合併特例債、退職手当債、過疎対策債、臨時財政対策債などであります。
以上、歳入合計、予算現額195億8402万1000円に対しまして、調定額193億526万5298円、収入済額188億4198万1815円、不納欠損額は3921万7681円、収入済額は合計で4億2406万5802円となっております。
それでは、歳出の方につきましてご説明申し上げます。
8ページですけれども、款2総務費です。
予算現額43億1246万4000円に対しまして支出済額は39億1613万5132円となっておりまして、その主な事業といたしまして財産管理費の地域づくり推進基金積立金、文化体育事業団費の文化施設管理委託事業であり、また前年からの繰越事業でありますCATV整備事業、榛原福祉会館解体撤去等工事、固定資産基礎資料統合化業務委託事業等があります。それから、翌年度繰越額3億1633万2000円につきましては、すべてCATV整備事業でございます。
款3民生費につきましては、予算現額37億6493万7000円に対しまして支出済額36億9025万4212円となっておりまして、前年度繰越事業であります老人福祉費の介護施設整備推進事業、それから介護保険費のシステム改修事業費が含まれております。
款5農林水産費につきましてですけれども、予算現額8億8697万6000円に対しまして支出済額は8億2624万7978円となっておりまして、前年度繰越事業であります農業費の農村振興基本計画作成業務、それから林業費の林道開設事業、赤埴カトラ線が含まれております。それから、翌年度繰越額4910万2000円につきましては林道赤埴カトラ線開設事業であります。
次、款7ですけれども土木費につきまして、予算現額16億5195万円に対しまして支出済額は12億37万1191円でありまして、主なものといたしましてはまちづくり推進事業費の地域交流センター整備事業、都市公園事業費の榛原フレンドパーク整備事業及び前年度繰越事業であります道路橋梁費の道路台帳統合業務、それから道路新設改良費の市道の改良工事、都市計画費の都市計画道路測量設計業務等が含まれております。
それから、翌年度繰越額4億2903万円ですけれども、道路改良費の地方道路交付金事業、それから地方特定道路整備事業、都市計画費の心の森総合公園整備事業等が含まれております。
款8ですけれども、消防費につきまして、予算現額10億7715万円ですけれども支出済額は10億7380万3741円でありまして、前年度繰越事業であります消防費の市の地域防災計画作成業務が含まれております。
10ページですけれども、款9教育費です。予算現額18億7197万2000円に対しまして支出済額は18億2151万6880円で、前年度繰越事業であります中学校の教育用コンピューターソフト購入事業、幼稚園の通学バス購入事業、社会教育費の町並み環境整備事業等が含まれております。
款10災害復旧費ですけれども、予算現額2億625万2000円に対しまして支出済額は2億418万4460円で、前年度事業であります農林業施設災害復旧事業の2141万7000円が含まれております。
款11公債費につきましては起債の元利償還金が主でありまして、予算現額37億7888万円に対しまして支出済額は37億3107万7997円となっております。
以上、歳出合計、予算現額195億8402万1000円に対しまして支出済額184億4347万3289円で、予算現額に対する執行率は94.18%となりまして、翌年度繰越額7億9446万4000円となっております。したがいまして、歳入歳出差し引き残額は3億9850万8526円となりますけれども、これには翌年度への繰越事業の充当財源4727万3000円が含まれております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
それでは特別会計の方に移らせていただきます。
188ページをお開きください。
住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算書を説明させていただきます。
歳入の主なものといたしまして、款2諸収入、予算現額4億569万9000円に対しまして調定額6億729万6076円、収入済額8155万533円、これは回収管理組合の返戻金であります。
不納欠損額につきましては1326万2231円、収入済額5億1248万3312円でありまして、貸付資金の元利償還金であります。
以上、歳入合計、予算現額が4億2765万6000円に対しまして調定額は6億2925万2307円、収入済額1億350万6764円、不納欠損額及び収入済額につきましては、さきに申し上げました額と同額であります。
歳出ですけれども、款1民生費、回収管理組合負担金でありまして、予算現額871万1000円に対しまして支出済額は869万4000円となっております。
以上、歳出合計、予算現額が4億2765万6000円に対しまして支出済額4億1857万7079円となっております。したがいまして、歳入歳出差し引き歳入不足額3億1507万315円となりますけれども、翌年度繰越充用額3億1507万315円で補てんさせていただいております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に194ページをお開きください。
霊苑事業特別会計の歳入歳出決算書であります。
歳入の主なものといたしましては、款1使用料及び手数料、予算現額406万6000円に対しまして調定額は542万6230円、収入済額515万420円、収入未済額27万5810円でありまして、これは霊苑の管理料であります。ほか、繰越金等を合わせ歳入合計、予算現額1200万円に対しまして調定額3779万8309円、収入済額は3752万2499円、収入未済額はさきに申し上げました額と同額であります。
次に歳出の主なものといたしましては、款1霊苑事業費の管理運営費で、予算現額1024万円に対しまして支出済額799万4551円となっております。
以上、歳出合計、予算現額1200万円に対しまして支出済額875万8141円で、歳入歳出差し引き残額は2876万4358円となっております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
201ページをお開きください。
歯科診療所事業特別会計の歳入歳出決算書であります。
歳入の主なものといたしましては、款1外来収入で、予算現額2149万7000円で調定額及び収入済額とも同額の2007万9687円であります。
歳入合計、予算現額3130万円に対しまして調定額及び収入済額とも同額の3539万1296円となっております。
歳出の主なものとしましては、第1款総務費、施設の管理運営経費でありまして、予算現額2385万8000円に対しまして支出済額2213万455円となっております。
款2医療費ですけれども医薬品等の購入費でありまして、予算現額657万1000円に対しまして支出済額513万7602円となっております。
歳出合計、予算現額3130万円に対しまして支出済額は2800万8067円、したがいまして、歳入歳出差し引き残額738万3229円となっております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
211ページをお開きください。
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)の歳入歳出決算書であります。
歳入の主なものといたしまして、款1国民健康保険税、予算現額10億1595万7000円に対しまして調定額13億1631万2321円、収入済額10億537万7999円となっており、調定額に対する収納率は76.38%であります。
不納欠損額ですけれども1936万4897円、収入済額2億9156万9425円となっております。
款8繰入金ですけれども、一般会計及び国民健康保険財政調整基金からの繰入金でありまして、予算現額4億6429万9000円に対しまして調定額及び収入済額とも同額の2億7362万7761円となっております。
歳入合計、予算現額41億823万1000円に対しまして調定額は42億1320万2393円、収入済額は39億226万8071円、不納欠損額及び収入未済額につきましては先ほど申し上げた額と同額であります。
213ページの歳出の方へ移らせていただきます。
款2保険給付費では、予算現額26億7999万6000円に対しまして支出済額25億9458万2103円となっております。
款3老人保健拠出金、予算現額6億268万4000円、支出済額は5億8789万295円。
次に款4介護納付金は、予算現額2億3970万円に対し支出済額2億2068万9234円となっております。
歳出合計、予算現額41億823万1000円に対しまして支出済額は38億8173万1488円。したがいまして、歳入歳出予算残額は2053万6583円となっております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
215ページの国民健康保険事業特別会計の診療施設勘定の歳入歳出決算書を説明させていただきます。
歳入の主なものといたしまして、款1診療収入の外来収入ですけれど、予算現額1億3131万7000円に対しまして調定額及び収入済額とも同額の1億1781万4893円、款3繰入金、国民健康保険事業会計及び一般会計からの繰入金でありまして、予算現額、調定額、収入済額とも同額の1812万4000円となっております。
歳入合計、予算現額1億5518万5000円に対しまして、調定額及び収入済額とも同額の1億5247万1275円であります。
歳出の方ですけれども、次のページ、款1総務費ですけれども、施設の管理運営費でありまして、予算現額7600万1000円、支出済額7251万6772円、款2医療費は主に医薬品等の購入費でありまして、予算現額7704万2000円に対しまして支出済額は7479万7466円となっております。
歳出合計、予算現額1億5518万5000円に対しまして支出済額1億4913万1648円、したがいまして、歳入歳出差し引き残額、333万9627円となっております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に246ページをお開きください。
老人保健事業特別会計の歳入歳出決算書であります。
歳入の主なものとしまして、第1款支払基金交付金、予算現額19億2539万5000円に対しまして、調定額、収入済額とも同額の18億8616万9000円、款4繰入金につきましては一般会計からの繰入金でありまして、予算現額3億773万7000円、調定額及び収入済額とも同額の3億773万6448円であります。
収入合計、予算現額37億6064万5000円に対しまして、調定額及び収入済額とも同額の36億6032万8124円であります。
歳出の主なものとしましては、款2医療諸費、予算現額37億1471万5000円に対しまして支出済額36億9308万8215円となっております。
歳出合計、予算現額37億6064万5000円に対しまして支出済額は37億3808万7990円、したがいまして、歳入歳出予算差し引き不足額7775万9866円となりまして、このため翌年度歳入繰り上げ充用金7775万9866円で補てんさせていただいております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
257ページ、介護保険事業の特別会計歳入歳出決算書を説明させていただきます。
歳入の主なものとしまして、款1保険料、予算現額4億8086万9000円に対しまして調定額4億8651万1800円、収入済額4億6227万420円となっておりまして、調定額に対する収納率は95.025であります。不納欠損額につきましては175万5600円、収入未済額2248万5780円となっております。
款4支払基金交付金ですけれども、予算現額7億6074万3000円、調定額及び収入済額とも同額の7億6189万2662円、款8ですけれども一般会計からの繰入金でありまして、予算現額3億4082万6000円に対しまして、調定額及び収入済額とも同額の3億3957万2848円であります。
歳入合計、予算現額26億3126万円に対しまして調定額は26億3612万1269円、収入済額26億1187万9889円、不納欠損額及び収入未済額につきましては、さきに申し上げた額と同額であります。
次、歳出ですけれども、259ページ、款2保険給付費で各介護サービス費等でありまして、予算現額24億4552万6000円に対しまして支出済額は23億4017万1727円、款4地域支援事業費では介護予防事業及び包括支援事業の費用でありまして、予算現額5160万4000円に対しまして支出済額4221万5650円となっております。
款5基金積立金ですけれども、介護給付費の準備基金への積立金でありまして、予算現額4329万1000円、支出済額4329万945円であります。
歳出合計、予算現額26億3126万円に対しまして支出済額25億1237万9471円、したがいまして、歳入歳出予算残額は9950万418円となっております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
284ページをお開きください。
榛原特定土地区画整理事業特別会計の歳入歳出決算書であります。
歳入のものとしまして、款2前年度繰越金で予算現額642万9000円、調定額及び収入済額とも同額の622万5816円となっております。
歳出ですけれども、事務費の4万2000円のみでありまして、歳出合計、予算現額643万円に対しまして支出済額は4万2000円、したがいまして、歳入歳出差し引き残額は618万3816円となっております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
288ページになります。
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算書であります。
歳入の主なものといたしまして、款1分担金及び負担金、予算現額2433万2000円に対しまして調定額2924万9289円、収入済額2396万7250円、収入未済額528万2039円。これは給水分担金及び工事負担金であります。
款2使用料及び手数料、予算現額2億7282万3000円に対しまして調定額3億862万1318円、収入済額2億7390万8401円となっておりまして、収入未済額につきましては3471万2917円となっております。
款5繰入金ですけれども、一般会計及び簡易水道基金からの繰入金で、予算現額、調定額、収入済額とも同額の3億314万4000円であります。
歳入合計、予算現額12億1003万4000円に対しまして調定額は12億3816万7428円、収入済額11億9789万600円となっております。収入未済額は合計で4027万6828円となっております。
290ページの歳出ですけれども、款1総務費、予算現額7億9864万5000円に対しまして支出済額7億7889万8781円、管理経費並びに大宇陀区及び菟田野区の水道未普及地域解消事業であり、前年度繰越事業であります水道局舎増設事業の8027万1300円が含まれております。翌年度繰越額1480万円は水道局舎の増築事業であります。
款2公債費は起債の元利償還金でありまして、予算現額4億1128万9000円に対しまして支出済額は4億1128万7826円、歳出合計、予算現額12億1003万4000円に対しまして支出済額は11億9018万6607円でありまして、翌年度繰越額は1480万円であります。したがいまして、歳入歳出差し引き残額770万3993円となりますけれども、これは翌年度への繰越事業充当財源であります8万円が含まれております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
302ページですけれども、下水道事業特別会計歳入歳出決算書の説明であります。
歳入の主なものとしまして、第1款使用料及び手数料、予算現額2億4496万1000円に対しまして調定額2億6173万9612円、収入済額は2億4795万3887円で不納欠損額8万3370円、収入未済額1370万2355円となっております。
款2繰入金ですけれども一般会計からの繰り入れで、予算現額3億8240万円に対しまして、調定額、収入済額とも同額の3億8240万円であります。
歳入合計、予算現額11億1072万9000円、調定額11億2256万1028円、収入済額は11億877万5303円、収入未済額は先ほど申し上げた額と同額であります。
歳出ですけれども、款1下水道費、予算現額4億4314万2000円、支出済額4億3475万4249円、事業管理経費並びに主に大宇陀、菟田野及び榛原区内の公共下水道事業、または榛原区内の特定環境保全公共下水道事業であります。
款2公債費は起債の元利償還金で、予算現額6億6508万7000円、支出済額が6億6488万5753円となっております。
歳出合計、予算現額11億1072万9000円に対しまして、支出済額は10億9964万2円となっております。したがいまして、歳入歳出予算残額913万5301円となっております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
315ページ、土地取得事業特別会計歳入歳出決算書であります。
歳入の主なものといたしましては、款1市債の公共用地先行取得事業債の5億9520万円であります。
歳出につきましては、土地購入費といたしまして5億9545万6043円となっております。
歳入歳出差し引き残額957円となっております。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
私の方は以上、一般会計並びに10の特別会計の歳入歳出の決算説明をさせていただきました。319ページから325ページでありますけれども、各会計の実質収支に関する調書並びに財産に関する調書の説明書であります。
以上、大変簡単でありましたけれども、決算認定についての提案説明とさせていただきます。また、お手元の主要施策成果説明書等とあわせてご高覧いただきまして、ご審議を賜りますようよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
それでは、臺所美榛苑所長。
保養センター美榛苑所長(臺所 直幸君)
失礼いたします。
保養センター美榛苑所長の臺所でございます。よろしくお願い申し上げます。
それでは、宇陀市保養センター事業の19年度決算につきまして説明をさせていただきます。決算書の327ページをお開き願いたいと存じます。
平成19年度宇陀市保養センター事業決算報告書。
1、収益的収入及び支出につきまして、収入の部では第1款美榛苑事業収益、予算額6億9800万円に対し決算額は5億1896万9614円でありました。第1項営業収益及び第2項営業外収益の内訳は表に記載のとおりであります。
支出の部では、第1款美榛苑事業費用、予算額6億9800万円に対しまして決算額は6億5508万9916円でありました。第1項営業費用、第2項営業外費用、第3項特別損失及び第4項予備費の内訳につきましては表に記載のとおりでございます。
次に2、資本的収入及び支出でございますが、収入の部では資本的収入はございませんでした。支出の部では、第1款資本的支出、予算額1億495万6000円に対しまして決算額は1億461万4093円でありました。第1項建設改良費及び第2項企業債償還金の内訳はごらんのとおりでございます。
次の329ページをごらんいただきたいと存じます。
次に損益計算書でありますが、1項の営業収益と2項の営業費用との差し引きは右端の1億305万9221円の営業損失となりました。3項の営業外収益と4項の営業外費用との差し引きにつきましては、マイナスの3492万9531円となりました。5項の特別損失はございませんで、当年度純損失は1億3798万8752円となりました。
この結果、前年度繰越欠損金9億2428万1266円と合わせまして、当年度未処理欠損金額は10億6227万18円となりました。
次の330ページから331ページの剰余金計算書につきましては、各積立金はございません。資本剰余金も前年と同額の97万8000円となっています。
次に欠損金処理計算書ですけれども、当年度未処理欠損金10億6227万18円をそのまま翌年度繰越欠損金としております。
次に332ページの貸借対照表でございますけれども、資産の部では、1、固定資産合計、2、流動資産合計合わせまして、下段の13億2301万6724円であります。
続きまして、333ページの負債の部でありますが、負債合計13億3604万7285円となっております。
資本の部では、4、資本金合計と5、剰余金合計を合わせた資本合計額はマイナス1303万561円で、先ほどの負債合計13億3604万7285円と合わせた負債資本合計額は13億2301万6724円であります。
次に附属資料といたしまして、334ページから337ページまでに事業報告書をつけさせていただいております。また、338ページから343ページにかけましては事業収益と費用の明細書を添付させていただいております。続いて344ページには固定資産の明細書を、最後の345ページには企業債の明細書を添付させていただいております。
以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
議長(玉岡 武君)
続いて、松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
それでは引き続きまして、認定第13号、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げます。
平成19年度宇陀市立病院事業特別会計決算につきましては、歳入歳出決算書に基づき主な内容についてご説明申し上げます。
決算書347ページをお開き願います。
決算報告書でございます。
1、収益的収入及び支出の収入でございます。第1款病院事業収益でございます。市立病院の事業収益につきましては、予算額38億4065万円に対しまして決算額33億4979万3730円でございます。内訳といたしまして、第1項医業収益といたしまして32億3919万976円、第2項医業外収益といたしまして1億1061万2754円でございます。
続きまして、支出でございます。
第1款病院事業費用といたしまして、予算額38億4065万円に対しまして決算額34億6458万6146円でございます。内訳といたしまして、第1項医業費用といたしまして34億3250万2815円、第2項医業外費用といたしまして、医業外費用第3項特別損失につきましては記載のとおりでございます。
続きまして、348ページでございます。
資本的収入及び支出でございます。
第1款資本的収入、予算額1億2600万円に対しまして決算額1億2231万6200円でございます。内訳といたしまして、第1項企業債といたしまして1億円、第2項負担金といたしまして2231万6200円でございます。
次に支出でございます。
第1款資本的支出、予算額3億1944万3000円に対しまして決算額3億201万6838円でございます。内訳といたしまして、第1項建設改良費といたしまして1億8907万3990円、第2項企業債償還金といたしまして1億1214万2848円、第3項長期貸付金80万円でございます。
資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億7970万638円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額893万2690円、及び過年度分損益勘定留保資金1億7076万7948円で補てんいたしました。
続きまして、349ページをお開き願います。
損益計算書でございます。
医業収益32億3434万6432円から医業費用33億9802万9540円を差し引きますと、1億6368万3108円の医業損失となります。医業外収益1億963万8885円から医業外費用の1億834万5917円を差し引きますと、129万2960円の収益となります。経常損失といたしましては1億6239万140円となり、特別損失を合わせますと当年度純損失1億6327万895円となり、前年度繰越欠損金3992万6826円を加えますと2億319万7721円の当年度の未処理欠損金となりました。
続きまして、350ページでございます。
剰余金計算書でございます。
利益剰余金の部といたしましては、新たな積立処分額がございませんでしたので、積立金合計額といたしましては7000万円でございます。欠損金につきましては、当年度未処理欠損金といたしまして2億319万7721円でございます。
続きまして、351ページをお開き願います。
資本剰余金の部でございます。
翌年度繰越資本剰余金といたしましては、4億1494万9451円であります。
続きまして、欠損金処理計算書でございます。
欠損金処理計算につきましては、地方公営企業法施行令の規定に基づく処理がございませんでした。
続きまして、352ページ、貸借対照表でございます。
資本の部といたしまして、土地、建物などの資産と投資を合わせました固定資産合計は16億8921万9733円であり、現金預金などの流動資産合計13億8643万7034円を合わせました資産合計といたしましては30億7565万6767円でございます。
続きまして、353ページ、負債の部でございます。
未払い金等負債合計といたしまして3億5300万9210円でございます。
続きまして、資本の部でございます。
資本合計といたしまして、27億2264万7557円でございます。したがいまして、負債資本合計といたしまして30億7565万6767円でございます。
続きまして、354ページから358ページまでを事業報告書といたしまして、359ページから365ページまでは収益費用明細書、また366ページには固定資産明細書、367ページには企業債明細書をそれぞれ添付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、大変簡単ではございますが、以上で宇陀市立病院事業の決算の説明とさせていただきます。ご審議賜りまして、ご承認賜りますようよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
引き続き、上田さんとぴあ榛原事務長。
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長(上田 順啓君)
説明いたします。369ページをごらんください。
平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業決算報告書。
1、収益的収入及び支出、収入第1款介護老人保健施設事業収益は、予算額合計4億7100万円に対して決算額は4億6860万8138円となりました。第1項施設運営事業収益、第2項施設運営事業外収益は記載のとおりでございます。
次の支出第1款介護老人保健施設事業費用は、予算額合計4億7000万円に対して決算額は4億4873万1582円となりました。第1項施設運営事業費用から第4項予備費は記載のとおりでございます。
2、資本的収入及び支出、資本的収入はございません。次の支出第1款資本的支出は、予算額合計4836万円に対して決算額は4733万3547円となりました。第1項建設改良費、第2項企業債償還金は記載のとおりでございます。
この結果、資本的収入額が資本的支出額に不足する額4733万3547円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額12万2676円及び過年度分損益勘定留保資金4721万871円で補てんしました。
続いて、371ページは損益計算書でございます。
当年度純利益は1782万5756円となりました。前年度繰越利益剰余金は425万232円と合わせ、当年度未処分利益剰余金は2185万988円となりました。
続いて、372ページは剰余金計算書でございます。
当年度末の残高は1の減債積立金で9000万円、2の利益積立金は6000万円となっております。3の当年度未処分利益剰余金は2185万988円となっております。
続いて資本剰余金の部でございますが、これは前年度と同額でございます。
次の373ページは剰余金処分計算書でございます。減債積立金に500万円、利益積立金に500万円の計1000万円を積み立て、残りの1185万988円は翌年度繰越利益剰余金といたしました。
続いて、374ページは貸借対照表でございます。
資産の部の固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は14億4829万2304円となりました。
続いて、375ページの負債の部の合計は2437万9587円、次の資本の部の合計は11億5556万1729円で、流動負債及び資本合計を合わせた負債資本合計につきましても資産合計と同じ14億4829万2304円でございます。
次に、附属資料といたしまして376ページから379ページは事業報告書、380ページから384ページまでは事業収益費用明細書でございます。最後の385ページには固定資産明細書と企業債明細書を記載しております。
以上、簡単でございますが、平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定の説明とさせていただきます。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
続いて、山下水道局長。
水道局長(山下 勝史君)
水道局の山下でございます。
それでは、認定第15号、平成19年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてご説明を申し上げます。
387ページをごらんください。
1、収益的収入及び支出でございます。
収入は、第1款水道事業収益で予算額5億5126万円に対し決算額が5億3020万9100円となっています。第1項の営業収益から第3項特別収益までにつきましては記載のとおりでございます。
支出につきましては、第1款水道事業費用、予算額5億5126万円に対し決算額が5億1000万825円で、第1項の営業費用から第4項の予備費までにつきましては記載のとおりでございます。
続きまして、2、資本的収入及び支出でございますが、収入は第1款資本的収入の予算額2億651万円に対し決算額が1億6821万7900円となっております。第1項の企業債から第5項国庫補助金までにつきましては記載のとおりでございます。
支出は、第1款資本的支出、予算額4億3259万9450円に対し決算額が3億5254万7398円となっております。第1項の建設改良費及び第2項の企業債償還金につきましては記載のとおりでございます。
この結果、資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億8432万9498円は、当年度分消費税及び消費税資本的収入調整額911万4891円及び過年度分損益勘定留保資金1億7521万4607円で補てんしました。
次の389ページをお開きください。
損益計算書でございますが、営業収益3億8381万5571円から営業費用4億5497万925円を引きました営業損失が7115万5354円となり、営業外収益1億2688万9220円から営業外費用4170万9748円を引きました営業外利益が8517万9472円となっておりまして、この結果、経常利益は1402万4118円となり、これに特別損失の58万1354円を差し引いた当年度の純利益は1344万2764円となりました。この当年度純利益に前年度繰越利益余剰金973万6131円を加えた当年度の未処分利益余剰金は2317万8895円となっております。
次に、余剰金計算書に移らせていただきます。
利益余剰金の当年度残高は、減債積立金と建設改良積立金を合わせた合計が1億7200万円、当年度分未処分利益剰余金が2317万8895円となります。
次の391ページをごらんください。
資本剰余金は、分担金からその他諸収入まで合わせた翌年度繰越資本剰余金が42億4214万4293円となっております。
続きまして、余剰金処分計算書についてご説明をいたします。
当年度の未処分利益余剰金2317万8895円のうち、減債積立金に500万円、利益積立金に1000万円を積み立て、残りの817万8895円を翌年度繰越利益剰余金として処分させていただくものでございます。
次に貸借対照表でございますが、392ページに記載いたしております固定資産と次のページの流動資産を合わせた資産合計は69億1311万9037円で、固定負債と流動負債を合わせた負債合計は3億2136万9923円となり、次ページ記載の資本金と剰余金を合わせた資本合計は65億9174万9114円、負債資本合計が69億1311万9037円となります。
以下、附属書類といたしまして395ページから398ページに事業報告書、399ページから403ページにかけまして収益費用明細書、404ページに固定資産明細書、405ページから406ページに企業債明細書をそれぞれ添付させていただいております。
以上、簡単でございますが、平成19年度宇陀市水道事業特別会計の歳入歳出決算につきましてのご説明とさせていただきます。ご審議賜りまして、ご承認賜りますようよろしくお願いいたします。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
続いて、平成19年度各会計の決算審査意見書が配付されております。中山監査委員から報告をお受けいたします。
中山監査委員。
8番(中山 一夫君)
ただいま議長よりご指名いただきましたので、山本代表監査さんもご出席いただいておりますが、私から報告させていただきます。
それでは、平成19年度決算の審査結果を報告申し上げます。あらかじめ配付されておりますので、要点をご報告申し上げたいと思います。
少子高齢化社会の進展など、地方自治体を取り巻く社会状況は刻々と変化する中、行政に対する市民の目も厳しさを増しており、行政の透明性や説明責任の向上を図ることがますます重要となってきているとともに、市民の視線に立った効率的、効果的な行財政運営の実現を目指していくことが強く求められています。こうした状況の中、私ども監査委員は公正で合理的かつ効率的な地方自治体の行政を確保するという観点のもと行ってまいりました。
それでは、平成19年度宇陀市一般会計及び特別会計決算並びに基金運用状況につきましてご報告申し上げます。審査の対象は一般会計及び住宅新築資金等貸付事業特別会計等の特別会計の平成19年度歳入歳出決算及び決算附属書類です。審査の方法といたしまして、地方自治法のもと、規定により市長から提出されました歳入歳出決算書及び決算附属書類が法令に基づいて作成されているか、計数は正確であるか、会計処理は適正かについて、山本代表監査委員とともに会計管理者所管の関係諸帳簿などを照合するとともに、必要に応じて関係職員に対する質問などの方法により行いました。その結果、平成19年度歳入歳出決算及び決算附属書類は法令に従い作成されており、その計数は正確であり、会計処理はおおむね適正に行われているものと認められました。
説明に当たっては金額を1000円単位とし、単位未満は切り捨てさせていただきます。一般会計及び特別会計の決算状況は2ページの決算総括表のとおりとなっています。なお、前年度は市債の借りかえを行ったため一般会計の決算規模が大きく膨らんでいます。また、特別会計において平成19年度に宇陀市土地取得事業特別会計を設置しています。宇陀市生活資金貸付特別会計は平成18年度をもって廃止となっています。
歳入決算額は一般会計188億4198万1000円、特別会計134億1171万6000円で、一般会計と特別会計を合わせた歳入決算額は322億5369万8000円で、前年度に比べて30億5495万7000円、8.7%の減少となっています。
歳出決算額は一般会計184億4347万3000円、特別会計136億2199万8000円、一般会計と特別会計を合わせた歳出決算額は320億6547万1000円で、前年度に比べ29億2834万5000円、8.4%の減少となっています。
歳入歳出差し引き額は、一般会計3億9850万8000円、特別会計マイナス2億1028万1000円、一般会計と特別会計を合わせた歳入歳出差し引き額は1億8822万6000円で、前年度に比べ1億2661万1000円、40.2%の減少となっています。
翌年度へ繰り越すべき財源は、一般会計4727万3000円、特別会計8万円となっており、歳入歳出差し引き額からこの翌年度へ繰り越すべき財源を控除した実質収支額は、一般会計3億5123万5000円、特別会計マイナス2億1036万1000円、一般会計と特別会計を合わせた実質収支額は1億4087万3000円で、前年度に比べて5376万4000円、27.6%の減少となっています。
次に、一般会計について決算の概要を説明します。
歳入188億4198万1000円に対して歳出184億4347万3000円で、歳入歳出差し引き額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した実質収支は3億5123万5000円となっています。
歳入面では、退職手当債3億8870万円の発行と土地開発公社基金からの繰り入れ1億3300万円の財源対策を行ったことが大きいです。また、市税収入は税源移譲により増加したほか、前年度からの繰り越しにより県支出金が増加しました。一方、地方譲与税が税源移譲に伴い減少したほか、地方交付税も減少しています。
歳出面では、給与の5%削減や管理職手当の改正により人件費が減少しました。また、経費の削減、事業の縮小等により歳出が圧縮されました。
この結果、前年度の決算額に比べ歳入歳出決算額とも減少し、実質収支は4578万円増加しました。
次に、特別会計について説明いたします。
当年度に宇陀市土地取得事業特別会計が設置されました。また、宇陀市生活資金貸付事業特別会計は前年度をもって廃止されました。特別会計全体で歳入134億1171万6000円に対して歳出136億2199万8000円で、実質収支は2億1036万1000円の赤字となっています。
歳入面では、宇陀市土地取得事業特別会計において市債収入が皆増したほか、宇陀市国民健康保険事業特別会計及び宇陀市介護保険事業特別会計において交付金が増加しました。
歳出面では、宇陀市土地取得事業特別会計において公有財産購入費が皆増したほか、宇陀市国民健康保険事業特別会計及び宇陀市介護保険事業特別会計において保険給付費が増加しました。
特別会計全体に対する一般会計の繰入金は15億3881万6000円で、前年度に比べ0.4%減少しました。各特別会計の歳入に占める繰越金の割合は、宇陀市下水道事業特別会計で34.5%、宇陀市簡易水道事業特別会計で23.8%となっています。
次に、収入未済額の状況について説明いたします。
一般会計及び特別会計の収入未済額の状況は、3ページの収入未済額一覧表のとおりです。
一般会計と特別会計を合わせた調定額336億3224万1000円に対して決算額322億5369万8000円、不納欠損額7368万3000円、収入未済額13億485万9000円となっています。不納欠損額は7368万3000円で、前年度に比べ47.0%増加しています。これは、一般会計で市税が増加したこと、特別会計では宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計において増加したことによります。収入未済額は13億485万9000円で、一般会計では減少しているものの特別会計で増加したことにより、全体では前年度に比べ1.0%の減少にとどまっています。
市債の状況について説明いたします。
一般会計及び特別会計の市債の状況は4ページの市債の状況の表のとおりです。
一般会計及び特別会計を合わせた当年度末現在高は475億8705万3000円で、前年度に比べて6891万9000円増加しています。
次に、当年度の地方財政状況調査表をもとに算出した普通会計ベースの財政指数は4ページの財政指標の推移の表のとおりです。
普通会計は総務省が決算統計作成のため定められた基準で、本市の場合は一般会計と特別会計の一部、宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計、宇陀市霊苑事業特別会計、宇陀市歯科診療所事業特別会計、宇陀市老人保健事業特別会計の一部、宇陀市簡易水道事業特別会計の一部、宇陀市土地取得事業特別会計が含まれます。
3カ年平均の財政力指数は0.354、経常収支比率は104.7%、公債費負担比率は28.2%、公債費比率は23.3%、起債制限比率は17.5%となっています。
決算の審査意見を申し上げます。
財政の健全化については、本市の財政状況に関する主な指標のうち、財政構造の弾力性を示すとされる経常収支比率は104.7%で、前年度に比べ2.3ポイント下降したものの依然として100%台を超える状況にある。公債費に一般財源がどの程度使われているかを示す公債費負担比率は28.2%で、危険ラインと考えられている20%を大きく上回っている。公債費に充てられる一般財源の額の標準財政規模に占める割合をあらわす公債費比率は23.3%で、望ましいとされている10%を大きく上回っている。
また、一般会計及び特別会計を合わせた実質収支は1億4087万3000円の黒字となっているものの、当年度実質収支から前年度実質収支を引いた単年度収支は5376万4000円の赤字となっている。こうしたことから、財政構造は硬直しており、厳しい財政運営を求められる状況に置かれていると言える。さらに、一般会計及び特別会計を合わせた市債の当年度末現在高は475億8705万3000円で、前年度末現在高に比べて増加していることも財政硬直化の一因となっている。
今後、歳入面では国の歳入歳出一体改革の進展により、本市財政への影響が懸念されるほか、主要財源である市税の増収も高齢化の進展等により期待できる状況にない。一方、歳出面では高齢化の進展に伴う社会保障費や医療費の増加が見込まれる。このような状況の中、宇陀市総合計画にある「自然と共生し、歴史・文化が育むふれあいと活力あるまちづくり」のため、引き続き効率的かつ効果的な施策の推進に努められたい。
次に財政情報の開示について、地方財政の健全化を図り地方分権を推進していくためには、わかりやすい財政情報の開示が不可欠であり、平成19年6月に地方公共団体の財政の早期健全化及び再生等を目的とした地方公共団体の財政の健全化に関する法律が成立した。本市においても、当年度より同法に基づく健全化判断比率等を監査委員の審査に付した上、議会に報告し公表するとともに、比率が一定以上になった場合には財政健全化計画の策定等を行う必要がある。
また、公会計制度改革に向けた検討が国の研究会において進められており、人口3万人以上の都市は平成21年度までに貸借対照表や行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書について、国の基準に準拠した透明性のある財政書類の整備等に取り組むことが求められている。
こうしたことから、市民に対する説明責任をより適切に果たすことにより、行政と市民が常に情報を共有する体制づくりに取り組まれることを期待する。
未収金対策について、一般会計と特別会計を合わせた当年度の収入未済額は13億485万9000円で、前年度に比べ1379万2000円減少したものの、不納欠損額が7368万3000円で、前年度に比べ2355万9000円増加していることから、実質的な収入未済額は増加傾向にあるものと考えられる。
厳しい財政状況の下で、歳入確保はもとより負担の公平という観点からも未収金対策は重要であり、市税を初めすべての未収金に対して組織的、系統的な収納体制を確立する必要がある。
市税の収納率を見ると、現年課税分が97.5%であるのに対して滞納繰越分が17.6%という状況である。また、介護保険料に至っては滞納繰越分の収入率は9.9%と極めて低い状況にある。こうした状況が不納欠損を行う要因となっている。
多額の未収金を抱えながら専門的な収納部門を有しない部署もあることから、全市的な視点でノウハウや人材の活用を図り未収金への迅速な対応、適正な債権管理、滞納処分など未収金対策の強化を図られたい。
続いて、時間外勤務手当の支給について、一般会計において当年度支給した職員手当のうち選挙に係るものを除いた時間外勤務手当の総額は8525万1000円で、管理職手当受給者を除いた職員1人当たりの平均支給額は22万2000円、平均時間数81時間である。時間数の最も多い職員は年間650時間で、年間360時間を超える職員が12人いる反面、年間36時間以下の職員が182人となっている。部署別及び部署内においてもばらつきがあるほか、同一職種においても職場によってかなりの差が見受けられる。
こうした状況は職場管理や事務管理に問題があると考えられる。本市では職員数が多過ぎるとの批判を受けている中、人員の適正配置についても特段の配慮を願いたい。
特別会計について、特別会計に対しては法令上の公費負担分のほか、公債償還財源、事業収支不足に対する財源として一般会計が多額の繰り出しを行っていることから、事業のあり方を含め、その内容について常に検証を行うとともに、事業収入の確保、経費の節減に努め、特別会計の財政の健全化を図られたい。
なお、宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計については、貸付金回収業務を奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合が行っているが、同組合加入市町村とも連携し、回収率改善に向けた検討を望む。
次に、定額の資金を運用する基金の状況について説明いたします。
審査の対象となる基金は宇陀市土地開発基金で、基金の運用は目的に従って行われているか、計数は正確であるか、会計処理は適正かについて、証書類と照合するとともに、関係職員に対する質問の方法により審査しました。
審査の結果は、宇陀市土地開発基金は公用もしくは公共用に供する土地、または公共の利益のために取得する必要がある土地をあらかじめ取得することにより、事業の円滑な執行を図るため設けられたもので、その計数は正確であり、会計処理は適正に行われているものと認められました。
なお、平成19年度基金運用は行われていません。
当年度末の基金残高は、51ページの宇陀市土地開発基金の運用状況の表のとおりで、現金1億1632万6000円、土地3万3255平方メートル、宇陀市土地開発公社への貸し付け1750万円となっています。
続いて、平成19年度公営企業会計決算についてご報告申し上げます。
審査の対象は、平成19年度宇陀市保養センター事業特別会計決算、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計決算、平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計決算、平成19年度宇陀市水道事業特別会計決算です。
審査の方法としましては、地方公営企業法の規定により市長から提出された各事業の会計決算諸表が経営成績及び財政状況を適正に表示しているかを審査しました。また、決算諸表の表示については決算諸表の計数と関係諸帳簿との照合、証拠書類の点検及び関係職員に対する質問などにより検証しました。さらに、事業の運営については主として年度比率により事業の推移を把握し、その経営内容を分析しました。
その結果、審査に付された決算諸表は地方公営企業法等関係法令の規定に従って作成されており、当年度の経営成績及び当年度末の財政状態を適正に表示していると認められました。
また、関係諸帳簿及び証拠書類と照合、点検等したところ、いずれも計数は正確で適正に処理されていると認められました。
以下、各公営企業の決算概要について説明します。なお、説明に当たっては金額を1000円単位とし、単位未満は切り捨てさせていただきます。
それでは、保養センター事業特別会計について説明いたします。
平成19年度決算の概要につきましては、当施設は昭和55年に保養施設として開設されましたが、平成7年度をピークに総収益に減少傾向が見られ、平成8年度より毎年度純損失を計上する結果となっています。当年度においても4億8651万5000円の営業収益に対し5億8957万4000円の営業費用となっており、これに営業外損益を加えた当年度純損失は1億3798万8000円となっています。当年度末の未処理欠損金は10億6227万円にまで膨らんでいます。
審査意見を申し上げます。
まず、当年度未処理欠損金が10億6227万円にまで膨らんだ理由を分析いたしました。
1日平均利用者数を5年前の平成14年度と10年前の平成9年度とを比較すると、2ページの1日平均利用者数と営業収益の推移の表のとおり、大幅な減少となっています。その結果として、営業収益は平成9年度が8億2115万2000円、平成14年度が5億1766万3000円であったのに対し、当年度は4億8651万5000円となり、平成9年度に比べ40.8%、平成14年に比べ6.0%減少しました。
営業費用のうち給料、手当、賃金、法定福利費を合わせた人件費は2億4415万1000円を占めており、営業収益4億8651万5000円に対する割合は50.2%と極めて高くなっている。
減価償却費は5020万4000円で、営業収益4億8651万5000円の10.3%を占めており、年々減少しているものの、過去の設備投資に対する負担が重くのしかかっています。
支払利息及び企業債取扱諸費4277万6000円のうち、企業債に係るものが2774万1000円、一時借入金に係るものが1503万4000円であり、企業債元金償還額1億395万5000円と合わせると資金繰りへの影響が大である。
以上のことに加え、設備等の老朽化や近隣の温泉施設開設が利用者の減少を引き起こす大きな要因となっています。また、支払利息を含めた企業債償還と一時借入金返済の負担が施設の更新を困難にするという悪循環が続いています。さらに、大浴場と厨房がそれぞれ2カ所あることに起因する非効率的な経営が高い原価率となって、収支悪化に陥っていると認められます。
企業債の当年度末の未償還残高は5億5772万9000円、一時借入金残高13億円と極めて憂慮すべき状況にあり、このままの経営では大幅に収支が改善される要素は見当たらず、ますます悪化することが予測されます。この際、施設の存続の是非を含めた根本的な見直しを求めます。
次に、市立病院事業特別会計について説明いたします。
平成19年度決算の概要につきまして、当年度の業務実績を患者数で見ると、入院診療では4万8979人、1日平均134人、外来診療では14万7150人、1日平均445人であり、全体として減少傾向になっている。
また、収益的収支を見ると医業収益32億3434万6000円に対して医業費用33億9802万9000円で、差し引き1億6368万3000円の医業損失となっています。医業外収益1億963万8000円、医業外費用1億834万5000円、特別損失88万円を含めた当年度純損益は1億6327万円の損失の計上となっています。
審査意見を申し上げます。
自治体病院の全国的な現状を見ると、医療制度の改正による収益の減少、医師、看護師不足による診療の中止等の問題を抱えており、極めて厳しい状況下に置かれています。当病院においても、常勤医師の不在等により診療日数が縮小された診療科が見られるなど、収益の大半を占める入院収益と外来収益に大きな影響を与えています。当年度においては外来収益で減益、また入院収益においても多くの診療科で減益となっています。
このような状況の中、新病院建設が進められていることから、特に次の点に配慮され、事務の改善を図られたい。
1点目は医療器械、備品等の管理体制の充実についてです。
当年度の器械及び備品の増加は1億4216万3000円で、この中にはユニバーサルアンギオシステムのような高額医療器械も含まれています。病院経営において医療器械は極めて重要な位置づけにあり、さらには高額化の傾向にあるが、当病院における個々の医療器械等の管理体制を見ると廃棄等の事務処理が不十分であるなど問題が認められます。新病院建設に際しては、医療器械等の購入、入れかえ、移動、廃棄等が考えられることから、管理体制を早急に見直し、的確な実施を図られたい。
2点目は医療未収金の未然防止と回収の促進についてです。
当年度の未収金は5億930万円で、そのうち医業未収金が5億492万5000円となっています。この医業未収金のうち診療報酬に係るものを除いた未収金は2811万1000円、内訳として現年度分1144万円、過年度分1667万円で、その大半は入院収益に係る未収金であります。
さらに、この発生原因は休診日において未精算での退院によるものであり、事務処理及び事務連携に問題が認められます。このため、未納者に対する請求事務を一層強化するとともに、保証人に対する請求についても視野に入れ、未収金の回収にさらなる努力を傾注されたい。
議長(玉岡 武君)
中山議員、ちょっと中断してください。
本日の会議時間は、会議規則第9条第2項規定によりまして、あらかじめ1時間延長し、午後6時までといたします。
後ほど、これが終わりましたら休憩しますので、ご辛抱ください。
8番(中山 一夫君)
次に、介護老人保健施設事業特別会計について説明いたします。
平成19年度決算の概要につきまして、当年度の業務実績を短期入所者を含めた入所者数で見ると、年間延べ入所者数は3万5367人で、1日平均69.6人となり、ほぼ満杯の状態にあります。また、年間延べ通所者数は3656人で、1日平均14.9人と、前年度と同水準の状況にあります。
当年度の施設運営事業収益は4億6062万円、施設運営事業費用は4億2721万4000円で、差し引き3340万5000円の施設運営事業利益となっています。施設運営事業外収益737万1000円、施設運営事業外費用2295万円を含めた当年度純利益は1782万5000円となり、前年度の959万4000円と比較して大幅な増益となっています。
審査意見を申し上げます。
当年度純利益1782万5000円について分析すると、まず総収益は前年度に比べて利用者数が減少したこと等により介護報酬収益、施設利用収益が減少し、対前年度340万9000円の減少となっています。ただし、当年度の総収益に対する介護報酬収益と施設利用収益の割合は98.3%で、収益の大半を占めています。
これらの収益は短期入所者数を含んだ入所者数及び通所者数によるところが大きいことから、短期入所を含んだ入所率及び通所率を見ると23ページの表のとおりです。
入所率96.0%と高水準にあることから、今後伸びる余地は見当たりません。一方、通所率は74.6%であることから、改善の余地があります。ただし、そのためには今まで以上の職員確保が必要であり、人件費の増加という問題があります。
また、費用については、前年度と比べてみると給料の減額等により給与費で1017万9000円の減少、減価償却費で226万7000円の減少が大きく影響したことにより、総費用として1163万9000円の減少と、総収益の減少を上回っています。
当年度まで営業努力により黒字経営を続けてきたが、今後は施設の老朽化に伴う修繕費用の増加、介護福祉士等スタッフ確保の問題、さらには介護保険法の改正の動向等によっては厳しい経営を求められると思われるので、引き続き利用者から選ばれる施設を目指してさらなる努力をされることを望みます。
次に、水道事業特別会計について説明します。
平成19年度決算の概要につきましては、当年度の収益的収支の状況を見ると、営業収益3億8381万5000円に対して営業費用は4億5497万円で、差し引き7115万5000円の営業損失となっています。
営業外収入1億2688万9000円、営業外費用4170万9000円、特別損失58万1000円を含めた当年度純損益は1344万2000円の利益の計上となっています。
審査意見を申し上げます。
未給水地域解消のため、大王地区給配水管工事、高井配水池系給配水管工事等の第2、第3拡張事業を積極的に進められており、当年度においても建設改良費として2億5155万円を支出しています。
その結果、当年度末現在の給水人口は1万6646人、給水栓数は5535栓で、年間有収水量は159万1858立方メートルとなっています。平成10年度以降の給水人口、給水栓数、年間有収水量、有収率の推移は31ページの平成10年度からの推移の表のとおりです。
給水栓数が順調に増加している一方、年間有収水量には減少傾向が見られ、この原因として給水人口の減少、節水意識の高まりや節水機器の普及等が挙げられ、水需要量が減少傾向にあると考えられます。また、有収率においても減少傾向が見られることから、給配水管の老朽化に伴う漏水等が想像できます。
反面、給配水管等の有形固定資産の減価償却費、経年施設に係る修繕費、企業債の償還に係る支払利息等の費用の増加が見込まれるなど、今後の経営状況は厳しいものが予想されます。
このため、今後は経営の一層の合理化を進める一方、安全で安心、良質な飲料水の安定供給のため、将来的には料金体系の検討も必要と考えられます。
なお、営業未収金のうち滞納となっているものについては、引き続きその解消に向けた努力を望みます。
決算審査に伴う主な意見は以上のとおりであります。
最後になりましたが、私ども監査委員は、その役割がますます重要となってきている中で、その使命をさらに重く受けとめ、今後とも市の行財政の公正かつ効率的な運営を確保すべく業務を遂行してまいることを申し上げまして、報告を終わります。
議長(玉岡 武君)
あらかじめご承認いただいたとおり、決算関係議案につきましては本日は提案理由の説明までといたします。
9月11日の本会議2日目に質疑を行った後、決算審査特別委員会を設置し、付託の予定でございます。
ここで休憩いたします。5時10分まで。
ちょっともう最後あと少しでございますので、時間厳守で議場へお戻りいただきますようにお願いいたします。
午後5時03分休憩
午後5時10分再開
議長(玉岡 武君)
それでは、休憩前に引き続きまして再開いたします。
続いて、日程に従いまして日程第33、報告第1号並びに日程第34、報告第2号の2議案を一括して議題といたします。
理事者から、報告第1号、平成19年度財政健全化判断比率の報告について並びに報告第2号、平成19年度資金不足比率の報告について、報告を受けます。
なお、報告第1号については監査委員の審査意見が添えられていますので、報告をいただく予定でございます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
ご報告申し上げます。
昨年度に成立いたしました財政健全化法、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の趣旨に基づき、今年度より新たに議会に報告させていただくものでございます。
このことにつきましては、昨年6月に健全化法が公布され、12月には総務省より判断基準となる実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の四つの指標及び公営企業に係る資金不足比率の基準値が示されたところであります。お示しさせていただいた数値は、過日決算審査に加えて財政健全化判断比率についても監査委員の審査を受けました上で、本日議会に報告させていただくものでございます。
まず、報告第1号の平成19年度財政健全化判断比率の報告についてでございます。
実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率の四つの数値は、いずれも判断基準に抵触することなく決算を打てたことをご報告させていただきます。しかしながら、今の宇陀市の財政状況を見ますと、この数値は決して安心できる状況とは言いがたく、今後ともさらなる行財政改革を通じ財政の健全化を目指す中、一層の緊張感を堅持しながら対処してまいる所存でございます。
とりあえず、平成12年度決算からの本格適用となります前の試行段階であります平成19年度決算においては、イエローカードと言われる早期健全化団体の基準数値には至らない範囲でおさまったことをご報告させていただきます。
次に、報告第2号の平成19年度資金不足比率の報告についてでありますが、健全化法では先ほどの四つの指標以外に公営企業の経営健全化基準も示されております。公営企業の資金不足比率という項目でございまして、言いかえれば現金不足で一時借入金が多額であると言える比率であります。
お示しさせていただきました七つの会計が対象でありますが、保養センター事業特別会計、美榛苑において、20%の基準値を大きく上回っております。特に、保養センター事業会計につきましては早期に経営健全化の方策、方針が必要な状況となっており、経営健全化計画及び実施計画の策定等が義務づけられることになります。今後は経営健全化に向けての策定作業に着手することになりますが、当然議会の意向もお聞きしながら計画の策定となりますので、ご指導、ご協力のほどお願い申し上げる次第であります。
以上、簡単でございますが、平成19年度財政健全化判断比率及び資金不足比率の報告とさせていただきます。
議長(玉岡 武君)
以上で報告が終わりました。
続いて、中山監査委員から報告をお受けいたします。
中山監査委員。
8番(中山 一夫君)
平成19年度財政健全化判断比率及び資金不足比率の審査につきましては、既に皆様方ご承知のとおり、昨年6月に地方公共団体の財政の健全化に関する法律が公布され、そのうち、これら財政指数の公表に関する規定が本年の4月1日から施行されたことによるものです。
これは、地方公共団体の財政の健全化に関する比率の公表の制度を設け、その比率に応じて地方公共団体が財政の早期健全化及び財政の再生と公営企業の経営の健全化を図るための計画を策定し、その計画の実施の促進を図るための行財政上の措置を講じることにより、地方公共団体の財政の健全化に資することを目的とするものです。
こうしたことに基づき、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の健全化判断比率と公営企業ごとの資金不足比率を審査いたしましたところ、市長から提出された健全化判断比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められました。
平成19年度宇陀市財政健全化及び経営健全化に伴う意見は以上のとおりであります。
議長(玉岡 武君)
続いて、日程第35号、諮問第6号並びに日程第36号、諮問第7号の2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
失礼いたします。
命により、議案書の朗読をいたします。
議案書の43ページでございます。
諮問第6号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、人権擁護委員の候補者として次の者を推薦したいので、人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
平成20年9月4日提出。宇陀市長、前田禎郎。
住所。氏名。生年月日。
1枚めくっていただきまして44ページでございます。
諮問第7号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
先ほどの諮問第6号と同一議案でございますので、朗読は省略させていただきます。以上でございます。
議長(玉岡 武君)
理事者からの提案理由の説明を求めます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
それでは、提案理由の説明を申し上げます。
今回、法務大臣の委嘱を受けた宇陀市の人権擁護委員というのは17名いらっしゃいます。そのうちの2名が3年の任期が満了いたします。その2名の補充をするため、法務大臣への推薦についてその意見を求めようというものでございます。
それでは申し上げたいと思います。
諮問第6号について申し上げます。
住所は、1人、奈良県宇陀市大宇陀区栗野207番地。万世晴康。生年月日は昭和22年4月24日、61歳です。
この方は、現在の人権擁護委員石増憲治さんが平成20年の12月31日をもって任期満了となります。そういうことで、法務大臣にこの後任として推薦をいたしたいと思います。
次に、諮問第7号につきまして申し上げます。
住所、奈良県宇陀市榛原区萩原156番地。池田誠克。生年月日が昭和25年11月18日生まれ、57歳であります。
この方は、前任は山口勝さんが平成20年12月31日をもって任期満了となります。この後任として池田さんにお願いを申し上げるところでございます。
ご意見を求めることについて、よろしく皆さんのご承認をいただきたいと思います。
議長(玉岡 武君)
提案理由の説明が終わりました。
初めに諮問第6号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての意見をお受けいたします。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
意見がないようです。
これをもって、意見の受け付けを終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第6号について、適任と答申することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第6号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては適任と答申することに決しました。
次に諮問第7号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての意見を受け付けます。
意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
意見がないようです。
これをもって、意見の受け付けを終結します。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第7号について、適任と答申することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(玉岡 武君)
異議なしと認めます。
よって、諮問第7号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては適任と答申することに決しました。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は、11日午前10時から行います。
11日は議案の質疑、委員会付託並びに一般質問の日程となっております。格段のご協力をよろしくお願い申し上げます。
なお、会期中開催されます付託されます委員会などにつきまして、ひとつ慎重審議のご協力をこの場によろしくお願いを申し上げて、本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。