本文
日程 |
内容 |
|
---|---|---|
委員長報告(議会運営委員会) |
||
宇陀市室生福祉保健交流センターぬく森の郷条例及び宇陀市人権交流センター等設置及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
||
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
井谷 憲司 |
2番 |
上田 徳 |
3番 |
山本 良治 |
4番 |
峠谷 安寛 |
5番 |
田村 幹夫 |
6番 |
大澤 正昭 |
7番 |
井戸本 進 |
8番 |
中山 一夫 |
9番 |
多田 與四朗 |
10番 |
山本 繁博 |
11番 |
森下 裕次 |
12番 |
坂本 徹矢 |
13番 |
山本 新悟 |
14番 |
辻谷 禎夫 |
15番 |
高橋 重明 |
16番 |
土井 英治 |
17番 |
竹内 幹郎 |
18番 |
泉岡 正昭 |
20番 |
玉岡 武 |
21番 |
小林 一三 |
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
前田 禎郎 |
副市長 |
森田 博 |
大宇陀地域自治区長 |
植田 八三郎 |
菟田野地域自治区長 |
大畑 俊彦 |
榛原地域自治区長 |
桐久保 隆久 |
室生地域自治区長 |
勝田 榮次 |
教育長 |
向出 公三 |
会計管理者心得 |
巽 幹雄 |
総務部長 |
奥田 信雄 |
総務部参事 |
中尾 忠 |
財務部長 |
高橋 博和 |
財務部参事 |
菊岡 千秋 |
市民環境部長 |
石本 直近 |
市民環境部参事 |
米田 実 |
健康福祉部長 |
向田 博 |
農林商工部長 |
穴田 宗宏 |
都市整備部長 |
西田 茂 |
土木部長 |
南 幸男 |
教育委員会事務局長 |
字廻 幸雄 |
教育委員会事務局参事 |
臺所 直幸 |
水道局長 |
森塚 昇 |
市立病院事務局長 |
松村 光哲 |
保養センター美榛苑所長 |
中尾 辰彦 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
上田 順啓 |
財務部財政課長 |
井上 裕博 |
水道局総務課長 |
小野 眞治 |
議長(小林 一三君)
みなさんおはようございます。開会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
本日、平成19年第4回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位におかれましては、いよいよ本年も12月、師走に入りまして慌ただしさが日ごとに増している中、公私何かとご多忙のところ、ご出席を賜りまして、ここに開会の運びとなりましたことを、心から厚くお礼申し上げます。
本定例会に提出されました議案は、宇陀市総合計画基本構想の策定、条例の制定及び一部改正、19年度補正予算、人事案件など多くの重要案件が提出されております。
特に、総合計画基本構想に関しましては、平成20年度から10年間にわたり、新しい宇陀市の創造に向けた将来ビジョンを描き、まちづくりの方向性を定めるいわば宇陀市の道しるべとも言うべきものであります。
議員各位には慎重にご審議賜りますとともに、会期中の本会議をはじめ、一般質問あるいは各委員会を通じまして、議会がスムーズに進行できますよう、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
また、理事者各位には簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁くださいますようお願い申し上げ、開会のあいさつといたします。
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承おき願いたいと思います。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しております。
よって、平成19年第4回宇陀市議会定例会を開会いたします。
前田市長から招集のごあいさつがございます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
おはようございます。本日、平成19年第4回宇陀市議会定例会が開会をされるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位におかれましては、年末何かとご多用の中をご出席を賜りまして、厚くお礼を申し上げます。
今期定例会におきまして、先ほど議長のお話がありましたように、各会計の補正予算案4件、専決処分の条例改正案を含めて条例改正案が11件、そして宇陀市の総合的な計画を運営していくための基本構想並びにその他の事件議決をお願いするものでありまして、トータル29件の議案の提案をさせていただきました。
それぞれの内容につきまして、後ほどまた担当者から説明をさせていただきますので、よろしくご審議をいただきまして、ご議決ご承認を賜りますようにお願いを申し上げます。
議長(小林 一三君)
これより、日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により議長において、19番、大西進議員、20番、玉岡武議員を指名いたします。
議長(小林 一三君)
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。お諮りいたします。
今期定例会は、本日から12月21日までの15日間といたします。
これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
異議なしと認めます。
よって、会期は本日より12月21日までの15日間と決定いたしました。
議長(小林 一三君)
日程第3、諸報告を行います。
はじめに、去る11月9日に開催されました、全国市議会議長会評議員会及び11月13日に開催されました、県市議会議長会の報告を事務局長にさせます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
失礼いたします。命によりまして、ただいまから第83回全国市議会議長会評議員会の出席報告をさせていただきます。
去る11月9日午後1時30分から東京都千代田区日本都市センター、コスモスホールで開催され、小林議長と私、樋口が出席いたしました。
開会に、全国市議会議長会、広島市議会議長の藤田会長のあいさつ並びにご来賓の方々からあいさつをいただき会議に入りました。
会議では報告事項として、一般事務並びに地方行政委員会など7委員会からそれぞれ活動報告があり、報告事項につきましてはすべて了承されました。
次に、議案審議でございますが、一つ目は部会提出議案として、北海道部会など9部会から合計18議案が提出され、また、会長提出議案として、地方交付税の増額と地方税源の充実強化に関する決議案、地方議会の機能強化に関する決議案、地方議会議員の位置付けの明確化に関する決議案の3議案が提出されました。
また、平成18年度全国市議会議長会各会計決算書も提案されましたが、審議の結果、すべて原案どおり可決されました。
次に、協議事項として、平成20年度本会予算の見通しについて、また、次回評議員会の開催日程など報告されましたが、すべて了承されました。
以上で、議案の審議はすべて終了し、会長の閉会あいさつにより会議を終了して、午後4時10分に解散いたしました。
続きまして、去る11月13日火曜日午前11時から橿原市の橿原ロイヤルホテルで平成19年度第3回奈良県市議会議長会が開催され、小林議長、坂本副議長と私の3名が出席いたしましたので、その報告をいたします。
まず開会に、五條市議会議長、寺本会長の招集あいさつの後、会議に入りました。諸報告では事務報告として、本年8月8日から11月9日までの市議会議長会の活動報告並びに会議出席報告があり、協議の結果、了承されました。
続いて、協議事項として、1点目は、平成19年度奈良県市議会議長会会計決算の見込みについて。2点目は、平成20年度奈良県市議会議長会会計予算の見通しについて。3点目については、奈良県自治体代表者会議からの要請事項として、地域活性化に資する地方税財政基盤の充実強化を目指す共同アピールについてを審議し、審議の結果、すべて原案どおり可決しました。
本会の会議日程については以上ですが、最後に、寺本会長の閉会あいさつにより会議を終了し、午後0時15分に散会いたしました。
以上、ご報告とさせていただきます。
議長(小林 一三君)
次に、去る11月6日に桜井宇陀広域連合議会、11月15日に宇陀衛生一部事務組合議会、11月16日に東宇陀環境衛生組合議会、11月22日に宇陀広域消防組合議会、11月26日に奈良県後期高齢者医療広域連合議会がそれぞれ開催されておりますので、各議会の出席議員の代表から報告を受けます。
まず、桜井宇陀広域連合議会報告を1番、井谷憲司議員にお願いします。
1番、井谷議員。
1番(井谷 憲司君)
おはようございます。1番井谷でございます。ただいま、議長の許可をいただきましたので、桜井宇陀広域連合議会の報告をさせていただきます。
去る平成19年11月6日火曜日午前10時から、御杖村開発センターにおいて、平成19年桜井宇陀広域連合議会第2回定例会が開会され、宇陀市議会から大西議員、泉岡議員、土井議員、山本繁博議員と私井谷の5名が出席しましたので、その報告をいたします。
井村議長の開会宣言、長谷川広域連合長招集のあいさつ、去る10月31日に81歳で逝去されました、故田中勝御杖村長にお悔やみの黙祷をささげた後、会議に入り、会議録署名議員2名が指名され、会期を11月6日の1日と決しました。
付議された議案3件の平成18年度桜井宇陀広域連合各会計決算認定については、監査委員の意見や関係資料をつけて認定に付され、審議の結果、各案件とも原案どおり承認されました。
なお、平成18年度予算により執行された各会計の決算額につきましては、認第1号、一般会計決算は、歳入総額が1560万6386円、歳出総額が1344万7245円で、歳入歳出差引額及び実質収支額とも215万9141円。
次に、認第2号、ふるさと市町村圏基金特別会計決算は、歳入総額が3793万9306円、歳出総額が1275万4131円で、歳入歳出差引額及び実質収支額とも2518万5175円。
また、認第3号、介護保険特別会計決算は、歳入総額が5820万6632円、歳出総額が4706万6874円で、歳入歳出差引額及び実質収支額とも1113万9758円となっております。
なお、広域連合長から負担金割合改正による広域連合規約の変更については、各市村の9月定例会で提案され、それぞれ慎重に審議の後、ご議決をいただきましたことに対しお礼の言葉がありました。
以上、提出されたすべての議案の審議を終え、広域連合長である長谷川桜井市長が12月1日をもって退任されることとなりごあいさつをいただき、午前10時25分に散会いたしました。
なお、定例会に先立ち、午前9時25分から開催された全員協議会では、提出予定案件の平成18年度桜井宇陀広域連合各会計決算認定に関する事務事業概要の詳細説明があり、各議員から介護認定、基金の貸付、職員の人件費などについて多くの質問がありましたが、事務局長などからの答弁により了解いたしました。
また、去る10月4日、5日、香川県の三観広域行政組合ほかで連合議員による行政視察を行いましたが、その際の収支決算について報告がありました。
以上、大変簡単でございますが、桜井宇陀広域連合議会第2回定例会並びに全員協議会の報告とさせていただきます。
議長(小林 一三君)
続きまして、宇陀衛生一部事務組合議会報告をお願いいたします。
14番、辻谷禎夫議員。
14番(辻谷 禎夫君)
みなさんおはようございます。宇陀衛生一部事務組合議会の報告について、14番、辻谷禎夫でございます。
ただいま議長の許可をいただきましたので、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をさせていただきます。
去る11月15日午前10時より、平成19年第2回宇陀衛生一部事務組合議会が、大宇陀区の道の駅宇陀路大宇陀阿騎野宿会議室において開催されました。
宇陀市からは、組合議員として峠谷議員、多田議員、山本繁博議員、高橋議員、竹内議員、泉岡議員、玉岡議員及び私辻谷の8名が出席いたしました。
議案審議に入る前に、管理者であります前田市長のあいさつを受け、続いて会議録署名議員の指名及び会期の決定がなされた後、議案の審議が行われました。
議案につきましては、第1号議案、平成18年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出決算認定についてでありまして、歳入総額が、1億3042万9641円、歳出総額が、1億2688万5664円となっており、差引354万3977円を平成19年度に繰り越すものとして理事者側からの報告並びに説明を受けました。その後、監査委員であります高橋議員の監査報告を受け、審議に移りました。
各議員より質問がありましたが、理事者側の説明により理解され、平成18年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出決算認定については、原案通り全会一致で承認をされました。
続いて、その他の事項として本日の議会におきまして、議案第95号として提案されます、宇陀衛生一部事務組合規約の変更についての説明を受け、午前10時40分閉会いたしました。
以上で、11月15日に開催されました宇陀衛生一部事務組合議会の報告とさせていただきます。
議長(小林 一三君)
続きまして、東宇陀環境衛生組合議会報告をお願いいたします。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
平成19年第2回東宇陀環境衛生組合議会定例会の報告をさせていただきます。3番、山本良治でございます。
議長の許可をいただきましたので、ただいま申し上げました報告をさせていただくわけでございまして、去る11月16日午後2時7分より平成19年第2回東宇陀環境衛生組合議会定例会が東宇陀クリーンセンターにおいて開催されました。宇陀市からは組合議員として上田議員、田村議員及び私山本の3名が出席をいたしました。なお、大西議員につきましては、所用のため欠席いたしました。
組合議会定例会については、9名出席で議会は成立いたしまして、その後日程に基づき、会議録署名議員の指名、会期の決定を行い、岡田管理者職務代理者のあいさつ後議事に入りました。
議事につきましては、2件の案件が付議されまして、その一つといたしまして、議決第5号、平成19年度東宇陀環境衛生組合一般会計補正予算(第1回)について、先般の8月の臨時議会により専決処分として承認した職員の給料月額の特例による給料5%カットに伴う減額により歳入歳出それぞれ57万円の減額補正であります。
二つ目といたしまして認定第11号、平成18年度東宇陀環境衛生組合一般会計歳入歳出決算について、平成18年度歳入総額1億8956万5955円、歳出総額1億8564万5731円の決算についてであります。
この2件について、それぞれ審議の結果、すべて原案どおり全会一致により承認、可決され午後3時2分に閉会いたしました。
以上で、11月16日に開催されました、東宇陀環境衛生組合議会定例会の報告とさせていただきます。
議長(小林 一三君)
続きまして、宇陀広域消防組合議会報告をお願いいたします。
7番、井戸本進議員。
7番(井戸本 進君)
7番、井戸本でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、宇陀広域消防組合議会の報告をさせていただきます。
去る11月22日午前10時より、平成19年第2回宇陀広域消防組合議会定例会が消防本部庁舎2階研修室において開催されました。宇陀市からは組合議員として小林議長、竹内議員、山本新悟議員、坂本議員、森下議員、中山議員、大澤議員、私井戸本の8名が出席いたしました。
組合議会定例会については、曽爾村2議員、御杖村2議員の出席により12名全員出席で議会は成立し、前田管理者のあいさつの後、日程に基づき組合議員の変更による議席の指定、会議録署名議員の指名、会期の決定を行い、議事に入りました。
はじめに、組合議員の変更により空席となりました副議長選挙を行い、曽爾村の宇山修議員が指名推薦され、全員一致で当選されました。
続いて4件の案件が提案され、認定第1号、平成18年度宇陀広域消防組合一般会計歳入歳出決算書の認定については、歳入総額10億5402万2762円に対し、歳出総額10億4841万1923円。
歳入歳出差引額561万839円となる平成18年度宇陀広域消防組合一般会計歳入歳出決算が提出され、併せて平成18年度決算にかかる審査意見書が監査委員から提出されました。
同意第1号、監査委員の選任につき同意を求めることについては、議会選出の監査委員であった曽爾村の堂前利行氏の議員離職に伴い、新たに議会選出監査委員として御杖村の篠田元氏を選任するものです。
議第4号、平成19年度宇陀広域消防組合一般会計補正予算書(第1号)についてにつきましては、奈良県消防学校よりの教自派遣要請の受託に伴う人件費として、県支出金795万2000円及び前年度繰越金の増加に伴う326万円の増額により、歳入歳出それぞれ1121万2000円の増額補正であり、補正後の予算総額は10億5683万9000円となります。
また、人事異動に伴う総務費と消防費の人件費の入れ替え、金額変動は無しも併せて実施されました。
議第5号、宇陀広域消防組合において制定すべき条例のうち宇陀市条例を準用する条例の一部を改正する条例については、個人情報保護条例を宇陀広域消防組合において制定すべき条例のうち宇陀市条例を準用する条例の準用項目に追加する条例改正であり、当組合は平成18年4月1日より、業務を除く人事、給与、財務関係の条例は宇陀市条例を準用することとして条例を制定しており、本年4月1日より宇陀市において個人情報保護条例が施行されておりますことから、今回改正するものです。
以上4件が提案され、審議の結果すべて原案通り全会一致により可決承認され、午前11時20分閉会し散会いたしました。
以上で、11月22日に開催されました宇陀広域消防組合議会の報告とさせていただきます。
議長(小林 一三君)
続きまして、奈良県後期高齢者医療広域連合議会報告をお願いいたします。
15番、高橋重明議員。
15番(高橋 重明君)
諸報告の最後でございます。議席番号15番、高橋重明です。議長の許可を得ましたので、平成19年第2回奈良県後期高齢者医療広域連合定例会の報告をさせていただきます。
去る11月26日月曜日午後2時10分から奈良県後期高齢者医療広域連合議会第2回定例会が奈良県市町村会館で開催されました。
本定例会の目的は、来年4月から実施されます75歳以上の後期高齢者を主な対象とした、奈良県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の制定について審議するものです。出席者は執行側の藤原広域連合長と副連合長2名、議会側は橋本議長以下20名全員と事務局担当者が出席いたしました。
審議する議案は、平成18年度奈良県後期高齢者医療広域連合一般会計歳入歳出決算の認定について、奈良県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の制定についての2件でございました。
認第1号は、本年3月10日発足3月31日までの22日間の決算認定で質疑討論はなく、全員一致で承認しました。議第11号は、平成20年度、21年度の2年間を見通した奈良県後期高齢者医療の保険料を付加決定するもので、所得割率7.5%、均等割額39900円とし、1人当たりの保険料の平均額は8万3400円となります。低所得者にかかる軽減措置として、世帯の所得状況に応じて均等割額の7割、5割、2割の軽減を行います。
また、平成20年度から新たに賦課見込みであった被用者保険の被扶養者であった者に対する賦課の特例として、6カ月間は徴収せず、残6カ月間は均等割額の9割を減額して賦課します。
さらに、奈良県下全域にわたって保険料率を均一とすることが原則でありますが、山添村、曽爾村、上北山村、下北山村の4村に対しては、低い保険料を設定する等の内容とする条例制定の提案でありました。
3議員の質問に対する答弁があり、その後討論に入りました。2名の反対討論がありましたが、採決の結果、賛成多数で可決され午後4時過ぎに閉会いたしました。
なお、お手元に近畿2府4県の広域連合の保険料率の資料を配布させていただきました。
以上で、平成19年第2回奈良県後期高齢者医療広域連合議会定例会の報告とさせていただきます。
議長(小林 一三君)
以上で、諸報告を終わります。
20番、玉岡議員。
20番(玉岡 武君)
第3諸報告について、一言意見を申しあげたいと思いますが、特に今回は決算認定月でございまして、るる数字的な報告をいただいたところでございますが、なかなか多岐にわたるものでございまして、なかなか口頭では周知できるものではございません。よって、決算書の総括表ぐらいは事前に配布するなりあるいは後日配布をしていただきたい。
それと、事業報告でございますが、これは決算についているものですが、私たち委員以外の者につきましては、どういう形で活動されているのかるる所々わかりませんので、それにつきましても、アバウトで結構ですで添付していただく中で、各議員に報告していただければ十分理解できるものと思うので、その点ご意見申し上げたいと思います。
議長(小林 一三君)
決算書につきましては、後日配布をいたします。
議長(小林 一三君)
日程第4、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、11月30日議会運営委員会、11月22日行政改革特別委員会、11月27日市立病院建設特別委員会が開催され、それぞれ所管事項について審査いただいておりますとともに、地域開発振興特別委員長からの委員派遣の申し出を許可し、11月28日に現地調査を行っていただいておりますので、各委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑は、すべての委員長報告終了後受け付けいたします。
まずはじめに、議会運営委員長の報告を受けます。
10番、山本繁博委員長。
10番(山本 繁博君)
それでは、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。10番、山本繁博でございます。
ただいま議長の許可を得ましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
平成19年第4回定例会の議会運営委員会は、正副議長と全委員並びに理事者側から前田市長、森田副市長、植田大宇陀地域自治区長、大畑菟田野地域自治区長、桐久保榛原地域自治区長、勝田室生地域自治区長、向出教育長、奥田総務部長、高橋財務部長の出席により、平成19年11月30日午前10時から市議会第1委員会室で開催しました。
委員会報告につきましては、事前に報告書並びに資料等を配布させていただいておりますので、本定例会運営等に関する協議の結果につきまして、概要をまとめさせていただき、報告させていただきます。
本定例会における市長提出予定議案につきましては、条例の制定、改正が10件、補正予算関係4件、その他の議案として市総合計画策定、規約変更、人事案件等14件が本日提案されます。
議案の取り扱いにつきましては、条例関係議案は10件のうち5件を委員会に付託します。議案第76号、宇陀市公民館条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第77号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正について、議案第80号、宇陀市松山地区まちなみギャラリー条例の一部改正についての3件を総務文教常任委員会に付託。
議案第78号、宇陀市室生福祉保健交流センターぬく森の郷条例及び宇陀市人権交流センター等設置及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを福祉厚生常任委員会に付託。
議案第79号、宇陀市農村環境改善センター「農林会館」条例等の一部を改正する条例の制定についてを産業建設常任委員会に付託します。
委員会付託以外の5件は、本日提案、即決とさせていただきます。委員会付託事件の審議日程は、本日提案、質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決に入ります。
補正予算案は、4件全部を本日提案、即決します。
その他の議案14件につきましては、議案第87号、宇陀市総合計画基本構想の策定については、本日提案、質疑の後、総務文教常任委員会に付託し、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決に入ります。
なお、総合計画基本構想の策定に関しましては、他の常任委員会の所管と関連しますので、14日金曜日午前10時から議員全員協議会を開催し、詳細説明を受ける予定です。
委員会付託以外の13件は、本日提案、即決します。
次に、議会関係議案につきましては、意見書発議が議員から4件提出されており、本会議最終日に提案、即決を予定しております。内容は、事前配布させていただいた資料のとおりです。
次に、団体等から議長または議会あてに7件の要望、陳情等が提出されました。内容については、既に資料として各議員に配布しておりますのでご承知のとおりです。
なお、意見書採択の要望につきましては、要望趣旨に賛同して提出者、賛成者となる方があれば発議として提出してください。最終日に提案します。
その他全般につきまして、前期定例会どおり関係する議案は、なるべく一括上程し、提案説明の後、個別に質疑、討論、採決を行います。議案の内容によっては、討論を省略し採決を行います。議案書は、議長の指名により議会事務局長が朗読します。
以上の内容をもちまして、会期は先ほど議決いただいたとおり、本日から21日の15日間とし、本会議は、本日及び18日と20日に開催します。
なお、20日に予定の議事が終了しない場合は、21日に本会議を開催します。また、20日に予定どおり全ての議事が終了した場合は、会議規則第7条の規定により、20日に閉会します。
会期中に開催予定の委員会につきましては、12日に産業建設常任委員会、13日に福祉厚生常任委員会、14日に総務文教常任委員会が開催される予定です。
一般質問は、18日の本会議2日目を予定しています。1日で終了しない場合は、引き続き20日の本会議第3日目に行います。
発言通告書の受付は、本日午後1時に締め切ります。発言順は受付順とし、同種の質問は正副議長が調整を行います。調整にあたっては、該当議員に連絡する場合があるのでご承知おき願います。
議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は、議長において答弁を割愛をする場合があるのでご了承願います。
一般質問は、質問及び答弁ともわかりやすく簡潔に行うよう留意願います。一般質問に関して、報道機関から要請あった場合、発言議員名と発言要旨の事前公表するので、ご了解をお願いします。
その他といたしまして、定例会前の報道発表について定例会前であるが、12月5日に市長の記者会見で、今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行う旨の報告がありました。
以上協議し午前11時10分に閉会いたしました。
今期定例会には、多くの重要案件が提出されております。円滑な議会運営にご協力をお願いし、簡単ですが報告とせていただきます。以上であります。
議長(小林 一三君)
次に、行政改革特別委員長の報告を受けます。
2番、上田徳委員長。
2番(上田 徳君)
行政改革特別委員会の上田でございます。ただいま議長から許可がございましたので、閉会中に開催いたしました行政改革特別委員会のご報告を申し上げます。
去る11月22日午後1時30分より、宇陀市議会第1委員会室において、全委員の出席と議長、市長並びに関係職員の出席により行政改革特別委員会を開催いたしました。私と市長のあいさつの後会議は大きく5つの案件について審議を行いました。
最初に行政改革実施計画の推進状況について。2番目に、美榛苑上半期の経営改革推進状況について。3番目に、総合計画における行政改革推進懇話会の答申趣旨の反映について。4番目に、自治基本条例の制定の考え方について。最後に、平成20年度予算編成の基本方針についての5事件についてを議題として、担当部局長から提出された行政資料等により説明を受けて審議を行いました。
内容は既にお渡しの委員会資料のとおりでございますが、補足説明を加えさせていただき、委員からの主な質問や意見の内容についてご報告を申し上げます。
内容は、最初に行政改革実施計画の推進状況については、本年6月に制定されました地方公共団体の財政の健全化に関する法律によって健全化判断比率の公開等により、全会計の連結決算による実質赤字比率、将来負担比率等を公開する中で今以上の財政の硬直化が伺えます。
また、19年度決算の予想において、普通会計の赤字が8億4000万、企業会計を含めた決算額合計予想で赤字が2億1800万が見込まれ、今一層の歳入の増加と歳出の抑制が求められると報告がありました。
さらに、行政改革推進懇話会からの4項目の意見書が市長あてに提出され、その内容の報告があり、委員からの質疑がございました。
主な質疑内容は、人件費が類似市と比べ20億ほど増加している。3年の間に赤字解消を図らなければ、財政が破綻に向かうのではないか。実施計画にある実績の中で、財政効果が数量的に判明したものがあるのか、実績を数値化して表すことが必要ではないか。文化体育事業団への指定管理者委託の効果は、抜本的な対策として期待できるのか、人件費公費負担での効果は見込めないのではないか。財政が厳しい中で、市立病院、美榛苑の赤字幅を今までのように決算時の実績をもって評価する前に、それぞれの公営企業として、容認できる負担額いわゆる赤字幅の考え方を整理する時期にあり、現状をそのまま世間に周知をする考え方で、その方策を講じる時期ではないか。
次に、美榛苑上半期の経営改革推進状況について中尾所長から概要説明があり、依然厳しい経営環境であることの報告を受けた後、庶務課長から経費削減等の取り組み説明のあと、委員からの質疑を行いました。
主な質疑内容は、従業員の勤務体制について効率的な体制となっているか、また、食材の管理は適正に処理がされているか。燃料費、特に重油の高騰が経営に影響を及ぼしていないか。関連施設と共催のイベント宇陀温泉郷スタンプラリーの実施状況は好調か。単年度赤字額1億3000万の責任の体制を明確にして、経営改善を図るべきではないか。
3番目に、総合計画における行政改革推進懇話会の答申主旨の反映について、企画課が各地域自治区の地域協議会に諮っている宇陀市総合計画修正案について、行政改革推進懇話会の答申趣旨がどのように反映されたのかを中心に論議を重ねました。
市の方針は、基本構想や基本計画には答申の主旨を反映させているが、実施計画の策定時に財政状況を勘案し、具体的に政策が実施できるようにすることで、懇話会の意思を反映していくとのことでありました。
主な質疑内容は、職員の退職と地域づくりについて、行政のプロである行政職員の皆さんが係る状況の中で退職をされていますが、地域の中でその能力と知識を活かしていただく仕組みと組織を構築するとともに、行政職員の皆さんにそれを期待していきたい。人口動向について、年令構成を含めた人口の増減、特に減少対策について、その対応が希求されているのではないか。
4番目に、自治基本条例の制定の考え方について、同じく中尾参事から宇陀市の住民協働の考え方について、総合計画に基本的な方針が示されているが、現状では、条例制定の考えは持ち合わせていない。自治区の地域協議会において、住民の意志を汲み上げる仕組みを作っているので地域協議会で協議を行い、住民協働の土壌を構築していく。当面は、市民憲章の制定が出来ていないことを含め、早期制定の取り組みはしないとの報告でありました。
主な質疑としましては、合併後の一体感が醸成できず、各自治区の縁故者からの要望要請が市政に反映しているようなことはないか。小中学生の定住化等が望めない現状で、点検する意味でも市民アンケート等で意思の誘導が求められているのではないか。住民発議の条例制定も視野に入れて取り組むべきではないか。
最後に、平成20年度予算編成の基本方針について、高橋財務部長から一般会計、企業会計ともに歳入の確保に努め、経費を含めた歳出の抑制に重点を置き、財政の運営を進める中で一般会計においては、平成19年度を上回らない額を目標としたい。いつも報告しているように、宇陀市の一般会計における標準的な予算規模は160億円程度であり、年度のでこぼこはあるものの標準に近い水準で予算の編成を進めたいという報告がありました。
質疑内容としましては、三資金を始めとする各種の公租公課費の滞納者に対する関係部署における対応と責任者としての指導について質問があり、また収納対策については、各部署における数値目標を公開して、めり張りをつけた取り組みをお願いしたい。人件費は、人事院勧告により水準の見直しが求められています。給与水準を見直すか人員の定員を図るか、早期に結論を出すべきである。また勧奨退職を促進するなら、退職者の受け皿を検討すべきではないか。理事者からも人件費については、職員のモチベーションを低下させない水準を保つことが重要であると考えると答弁がございました。
いずれの事案にも多くの質疑、質問、要望、意見が出ましたが、理事者側の答弁、説明により委員各位、概ねご理解いただきました。
最後に、中山副委員長が理事者に対し、本日の多岐にわたる意見を十分反映していただくことと、なお一層のコスト意識と行政改革の取り組みを市民の目線で効果的に進め、さらなる行政の努力を期待すると終了のあいさつを行い、午後5時14分に散会しました。
以上で、特別委員会の報告を終わります。
議長(小林 一三君)
次に、市立病院建設特別委員長の報告を受けます。
19番、大西進委員長。
19番(大西 進君)
おはようございます。市立病院建設特別委員会の委員長報告を行います。
11月27日午後1時30分より市議会第1委員会室において、委員の皆様方10名でございますけども、所用のため2名の方が欠席でございました。それから所管の関係職員の出席また市長の出席、議長の出席をいただきまして開催いたしました。
まず、主な議案でございますけども、市民病院建設の基本計画について、その内容としまして、建設事業計画の概要について、事業予算について、スケジュールについてでございます。
この第1番目の市民病院建設の基本計画につきましては、まず現在の敷地面積が3500坪、建設計画の建物ですが既存施設を含めまして4500坪、1床当たり約75平米です。
それから、整備方針ですが、現在稼働中の市立病院を改築するものであり、診療を継続しながら患者サービスに影響が少なく、また地域医療の中核病院として求められる医療機能など、将来を見据えた建築計画が重要な条件となる概要、施設の一部活用による経済性並びに隣接する介護老人保健施設との連携など、限られた敷地の中で最大限土地の高度利用を図るものであります。
それから整備条件の1番目に病床の規模でございます。概ね200床程度、これも既存部分も含んで北館の部分も含んでございます。
一般病床の内容ですが、一般病床、回復期リハビリ病床、急性期病床、個室としまして約8畳程度。それから2床室では10畳程度。4床室では20畳程度でございます。
それから診療科目につきましては、内科、循環器科、消化器科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、神経内科、小児科、リハビリ科、放射線科、麻酔科、合計で15診療科でございます。現在の15診療を基本とする将来的には国、県の動向も視野に入れ、また地域の医療ニーズに対応できる診療の専門家や編成、集約化を検討している、ということでございます。
それからこの建築費用といたしまして、まず概算でございます。建築工事費で概ね44億円。これにですね、新設建物、既存建物の改築、造成、外構、建物撤去。
それから医療情報システム費として6億円。これについてはオーダリング、電子カルテ、電子レセプト、医療会計その他でございます。
それから3番目に医療機器等の備品が10億円でございます。建築費、医療機器、医療備品、付属備品小計で60億円。
それから附帯として設計、監理、測量、上下水道が2億5000万円。
それから事務費として許認可の業務、登記、機器移転、引越し、事務費その他で2億5000万円でございます。小計で5億円。
合計で概ね概算としまして65億円ということでございます。
それから類似する病院の比較ですが、先般視察に行きました美濃市立美濃病院の建設費が、概ね坪当たり118万1000円。井原病院は98万6000円。宇陀市はどの程度かと言いますと約110万程度でございます。
それから1床当たりの単価にしますと、宇陀市が3250万円とこういうようになっています。
それから、プロポーザルによる審査の報告ですが、これにつきましてはプロポーザルの申し出が、株式会社内藤建築事務所、株式会社大阪山田守建築事務所、大建設計、株式会社松田平田設計、株式会社Ina新建築研究所、株式会社昭和設計です。それでプロポーザルに採用されましたのが、株式会社昭和設計でございます。
それから委員の方々からいろいろなご意見があったわけですが、この中で要約できているかどうかわかりませんが、報告させていただきます。
まず、建設事業スケジュール案で実施設計が1年もかかる理由は何か。2番目に、基本計画で将来的には国、県の動向も視野に入れ、という内容を具体的に説明をお願いする。3番目に、今までに国、県から宇陀市の財政状況では建設を中止すべきではないかという話はあったのか。4番目に、まずは病床数を決定してから、基本計画を進めるべきである。5番目に、北館はどうするのか。6番目に、今後の委員会ではしっかりとした計画書を提出してもいらいたい。7番目に、先ほど申しましたプロポーザルの審査に要した時間、また設計業者として決定した、昭和設計の実績や所在地についての報告がありました。多くの質問、意見、要望が出ましたが、理事者側の答弁、説明により、概ねご理解をしたということで、午後3時30分に終了いたしました。
以上をもって、市立病院建設特別委員会の報告を終わらせていただきます。
議長(小林 一三君)
次に、地域開発振興特別委員長の報告を受けます。
9番、多田與四朗委員長。
9番(多田 與四朗君)
それでは委員会報告の最後になりますが、地域開発振興特別委員会の視察のご報告をさせていただきます。
ただいま議長の許可をいただきましたので、11月28日に開催いたしました当委員会視察のご報告をさせていただきます。
県営大和高原工業団地は、当時の室生村及び都祁村に工場を誘致し、雇用の場の確保、地域の活性化、産業の振興を図るため、平成7年に計画され、翌年から県土地開発公社により用地交渉に入っておりましたが、諸処の事情により計画が現在中断されております。皆様もご承知だと思います。
この計画は、当委員会の重要な所管であります地域の振興、活性化に大いに寄与するもので、この実現は市の総合計画にもうたわれている企業誘致、若者の定住促進、雇用の創出、ひいては人口増加、税収増などにも繋がる大変重要な課題であると私ども一同は認識しているところであります。
そしてまた県内の五條市には、この県営大和高原工業団地計画よりも先に計画の実現されたテクノパークならという工業団地がございます。ほとんどの方はご存知だと思います。
この工業団地を実際に見ることによりまして、今後の大和高原工業団地計画にも大いに参考になるではなかろうかということで、当委員会としてこの室生区の計画予定地及び五條市の工業団地に委員を派遣し視察をするため、宇陀市議会会議規則第98条の規定によりまして、委員派遣承認要求書を議長に提出し、その承認が得られ、現地調査の運びとなりました。
当日の出席者は小林議長と当委員会委員全員8名でございます。理事者側から穴田農林商工部長及び太田商工観光課長、事務局2名が同行していただき、計13名で午後1時に県営大和高原工業団地計画予定地、当時の計画予定地とテクノパークならの委員会視察に出発いたしました。
その計画地は、名阪国道小倉インターチェンジから南に約500mという大変地理的条件に恵まれた室生区及び都祁地域内の山間地にございます。この工業団地計画は、市としても地域の活性化、雇用の場の確保、産業の振興のために大いに期待されているところであります。
次に訪問いたしました、五條市にある県営テクノパークなら工業団地の視察については、団地内のコミュニティーセンターにおいて、五條市の内倉商工観光課長に概要説明を受けました。
テクノパークならは、昭和55年3月に第三次全国総合開発計画に基づく南和モデル定住圏計画において、場所に地名でございますが阿田峯という、当初は阿田峯工業団地の名称で中核事業として位置付けられ、南和地域の中核都市である五條市に緑豊かな工業団地を開発し、地元雇用機会の創出、県工業のレベルアップ及び地場産業の振興を図り、若者が定住できる魅力ある産業ゾーンを形成することにより、南和地域の活性化と県土の均衡ある発展を期するために開発されたもので、昭和59年2月に開発基本構想が策定され、昭和61年12月にテクノパークならの名称に変更されました。平成元年には用地買収も完了し、平成2年に工事着手、翌年12月には工事を完了、平成8年3月には土地区画整理事業も完了しました。
開発面積は88.7ヘクタールで、全体で31区画ありますが、すべて分譲済みであり30社の企業が入っているとのことです。
当委員会委員からも多くの質問が出ました。大ざっぱではございますが、開発に際しての地域住民との関わり方はどうなのか。固定資産税や特別土地保有税等の優遇措置があったのかどうか。工場誘致の手法について。工業団地内労働者の市内在住者の割合はどうなのか。正社員と派遣社員の割合について。用地買収の交渉への市職員の協力体制について。用地買収の平均的な坪単価など多くの質問がありました。
五條市商工観光課長の案内によりテクノパークならの敷地内の誘致企業等を視察し、午後5時30分ごろに帰庁いたしました。
当委員会の方向性といたしましても、可能性の芽を摘むことなく、これからも地域の活性化、雇用の場の確保、産業の振興を図るためにも企業誘致に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
以上で、地域開発振興特別委員会視察の報告を終わります。ご静聴ありがとうございました。
議長(小林 一三君)
各委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
まず、議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
質疑なしと認めます。
次に、行政改革特別委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
質疑なしと認めます。
次に、市立病院建設特別委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
20番、玉岡議員。
20番(玉岡 武君)
20番。委員長から報告受けまして、概略と言いますか、内容につきましては委員会報告としてはちょっと情報が少ないのではないかと私個人的には思います。
一般報道用のメッセージのような内容でありまして、これは守秘的なものもあろうかと思うので、ちょっとお尋ねしたいのですが、プロポーザルの概要につくレイアウトなり建築要素なり、議会もある程度の情報はいただかないと、これから病院に対する内容に対する提言なり意見交換できないのではないかと。
今後これをどういう形で私どもに情報開示していただけるのかということをお尋ねしたいのと、これは理事者側から答えていただきたい。
委員さんとだぶりますが、私も個人的にこの昭和設計さんの業績なり規模なりを聞かせていただきたいと思いますので、再度お時間とりますが、担当の方からちょっとご報告いただけたら非常にありがたいと思うのですが。以上でございます。
議長(小林 一三君)
本日の最終に申し上げるつもりでありましたが、病院建設に関しましてはこの19日に全員協議会を開催させていただく予定をいたしております。そういうことで、いろいろなプロポーザルあるいはこれからの方針、基本計画につきましてはその場で説明を受けるのですが、今20番玉岡議員の方から質問がありました昭和設計についてプロポーザルに関する……。
20番、玉岡議員。
20番(玉岡 武君)
それで結構でございます。私何も聞いておりませんでしたので、内容に含んでいるということならその時で結構でございます。今日は時間も経過しておりますので、結構でございます。
19番、大西委員長。
19番(大西 進君)
玉岡議員の方からの質問ですが、私どももプロポーザルにつきましては詳しくは聞いておりません。
この資料にありますように、またこの資料も皆さん方に配布したいと思いますので、まだまだ病院建設については議員の皆さん方から多くの意見がございまして、それをまだまだ調整中です。したがいまして、議長からの報告がありましたように、全体協議会でも皆さん方のご意見を聞きながら、病院建設に反映をしていきたいと考えておりますし、また理事者側もそのように答弁をいたしておりますので、ご理解をしていただきたいと思います。以上です。
議長(小林 一三君)
玉岡議員よろしいですか。
20番(玉岡 武君)
結構でございます。
議長(小林 一三君)
他にはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
それでは次に、地域開発振興特別委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
質疑なしと認めます。
以上で、委員長報告を終結します。
10分間休憩いたします。
午前11時16分休憩
午前11時28分再開
議長(小林 一三君)
再開いたします。
日程に入る前にご報告申し上げます。土井議員から本日1時までの欠席届が出ております。ご了解をいただきたいと思います。
それでは日程に従いまして、日程第5、承認第14号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について)を議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。なお、改正条文の朗読は省略させていただきます。議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。
承認第14号、専決処分の承認を求めることについて。
宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。
平成19年12月7日報告、宇陀市長、前田禎郎。
1枚めくっていただきまして2ページでございます。
専決処分書、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、専決処分する。
平成19年11月30日、宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(小林 一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。
ただいま上程いただきました承認第14号、専決処分の承認を求めることについての報告を申し上げます。
本件は、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正です。現在、宇陀市立病院の病床数は、奈良県知事から許可により300床ですが、現在の入院患者数は140人程度で、病床稼働率が50%を割り込む状況にあります。
そして、許可病床数と入院患者数との乖離が大きいこと、宇陀市が属する東和医療圏の許可病床数が過剰であること、現在総務省では公立病院改革ガイドラインを作成中である中、病床稼働率が70%を下回る公立病院の再編を検討していることなどから、実情に見合う病院運営をすべきとの奈良県知事の指導により、12月1日から変更の許可を得たもので、病床数300から199に改めることにつき、専決処分の承認を求めるものであります。
なお、この条例は、平成19年11月30日に専決処分させていただき、12月1日から施行しております。
以上、よろしくご審議のほどお願いします。
議長(小林 一三君)
提案理由の説明が終りました。
これより、質疑を行います。
12番、坂本議員。
12番(坂本 徹矢君)
先ほど特別委員長の方から病床数が概ね200床という委員長報告がありましたが、今の条例改正によって300から199床ということは、現在計画されている病院の改築は199床という解釈でよいわけですか。
議長(小林 一三君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
病院建設計画上は、概ね200床というような形で計画しております。
議長(小林 一三君)
12番、坂本議員。
12番(坂本 徹矢君)
そうしたら、今の北館が92床ありますよね。だから200床引く92で108の新築と考えられるということですか。
議長(小林 一三君)
森田副市長。
副市長(森田 博君)
北館につきましては、どれぐらい病床数がとれるかということで、今後のいろいろな設計の中で検討していきたいと思っております。
概ね仮に50床取れば199マイナス50で149床というような建設計画になるかと思うのですが、今のところ北館につきましては、どれぐらいの病床数がとれるかというのは、いろいろ設計の中で検討してまいりたいと思っております。
議長(小林 一三君)
12番、坂本議員。
12番(坂本 徹矢君)
ということは、新築の病床が150にこだわっていないということですね。例えば、その92あるのが部屋数6人のを4人にとかすることによって92から70になったとしましょう。そうなると199引く70で129床ということでよいわけですね。
議長(小林 一三君)
他にございませんか。ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、報告のとおり承認することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、承認第14号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について)は、原案のとおり承認することに決しました。
議長(小林 一三君)
続いて、日程に従いまして、日程第6、議案第73号から日程第15、議案第82号の条例関係10議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。改正条文の朗読は省略させていただきます。議案書の4ページをごらんいただきたいと思います。
議案第73号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について。
宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例(平成18年宇陀市条例第39号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に7ページをごらんください。
議案第74号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について。
宇陀市職員の育児休業等に関する条例(平成18年宇陀市条例第40号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に13ページでございます。
議案第75号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について。
宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例(平成18年宇陀市条例第49号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
続きまして、25ページでございます。
議案第76号、宇陀市公民館条例等の一部を改正する条例の制定について。
宇陀市公民館条例(平成18年宇陀市条例第81号)等の一部を改正する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に、36ページでございます。
議案第77号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正について。
宇陀市生涯学習施設条例(平成18年宇陀市条例第85号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
続きまして、39ページをごらんください。
議案第78号、宇陀市室生福祉保健交流センターぬく森の郷条例及び宇陀市人権交流センター等設置及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定について。
宇陀市室生福祉保健交流センターぬく森の郷条例(平成18年宇陀市条例第100号)及び宇陀市人権交流センター等設置及び運営に関する条例(平成18年宇陀市条例第124号)の一部を改正する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に、44ページでございます。
議案第79号、宇陀市農村環境改善センター「農林会館」条例等の一部を改正する条例の制定について。
宇陀市農村環境改善センター「農林会館」条例(平成18年宇陀市条例第142号)等の一部を改正する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に、49ページをお開きください。
議案第80号、宇陀市松山地区まちなみギャラリー条例の一部改正について。
宇陀市松山地区まちなみギャラリー条例(平成18年宇陀市条例第170号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に、52ページでございます。
議案第81号、宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について。
宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例(平成18年宇陀市条例第185号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に、54ページでございます。
議案第82号、宇陀市消防団条例の一部改正について。
宇陀市消防団条例(平成18年宇陀市条例第193号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(小林 一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました、議案第73号から議案第82号の条例10議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
なお、審議資料及び条例改正の新旧対照表をごらんいただければと思います。
まず、議案第73号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてです。
地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が、本年8月1日から施行されたことにより、近年、少子化対策が求められる中で、地方公務員においても長期間にわたる育児と仕事の両立が可能となるよう、育児のための短時間勤務制度が導入されたことに伴い、育児短時間勤務を行う職員の勤務時間、休暇等に関し、必要な事項を定めるものであります。
なお、この条例は、公布の日から施行するものであります。
次に、議案第74号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてであります。
この条例の改正につきましても議案第73号と同様に、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が、本年8月1日から施行されたことにより、育児休業に関し、再度育児休業を行うことができる場合の要件を緩和し、また、育児休業をした職員の復職時の号給の調整の見直しなど育児休業に関する改正を行い、また、職員が小学校就学の始期に達するまでの子を養育するため、1カ月前までに請求することにより、週20時間から週25時間までの短時間勤務を行うことができる育児短時間勤務制度が導入されたことに伴う改正を行い、また、部分休業の対象となる子の範囲が、小学校就学の始期に達するまでの子に拡大されたことに伴う改正など、育児を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするための環境整備がなされたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
なお、この条例は、公布の日から施行するものです。
次に、議案第75号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてであります。
本年8月に国家公務員の給与等について、政府に対し人事院勧告がなされ、これを受けて、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律が施行されたことにより、宇陀市においてもこれに準じて給与条例の改正を行うものであります。
主な改正事項としましては、若年層の給料において官民に格差があることから給料表の改定を行いこれを是正するもので、当市では若年層一人当たり月額平均1200円程度引き上げとなります。
また、扶養手当の額を500円引き上げる改正を本年4月1日から適用し、行うものです。
また、勤勉手当の支給について0.05か月分引き上げ、その適用は、本年12月の勤勉手当の支給率を100分の77.5として調整し、翌年度の勤勉手当の支給率を100分の75と改定するものであります。
また、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、育児短時間勤務職員の任用ができることとなることに伴い、育児短時間勤務職員の給与について必要な事項を定めるものであります。
次に、議案第76号から第79号までにつきましては、合併前の旧町村の規定を基に運用しておりました、施設の使用料について、合併協定書では新市に移行時可能な限り統一に努めることとされており、今回宇陀市として各施設の使用料を調整し、見直しを図るため所要の改正を行うものです。
各施設の使用料につきましては、旧町村で設定されていた使用料で運用しており、長年見直しがされていなかったり、地域間で運用方法などに差違が生じたりしているところで、昨今の社会経済情勢の状況を踏まえ、各施設の利用状況や維持管理などの均衡を考慮し整合を図るなど、適正な見直しが必要となっておりました。今回の見直しにより、安定したサービスと施設の維持管理を確保するものであります。
それでは、まず議案第76号、宇陀市公民館条例等の一部を改正する条例の制定についてです。
この条例では、公民館、社会体育施設、榛原総合センター、室生振興センター、テニスコートと老人福祉施設の室生高齢者ふれあい館と室生屋内山村広場の施設について、使用料の見直しとその他所要の改正を行っています。
この条例は、平成20年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第77号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正についてです。
生涯学習施設として新たに平井地区集会所を設置するものと、伊那佐文化センターについて使用料の見直しを図るものであります。
この条例は、公布の日から施行するものですが、使用料については、平成20年4月1日から施行するものです。
次に、議案第78号、宇陀市室生福祉保健交流センターぬく森の郷条例及び宇陀市人権交流センター等設置及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。
室生福祉保健交流センターぬく森の郷については、入浴施設以外の施設に係る使用料の区分を新たに設定するものです。これに伴い、施設の使用許可や使用料の減免規定など所要の改正を行うものです。
人権交流センターについては、使用料の見直しと菟田野人権交流センターの附属施設として体育館を規定するものです。
この条例は、平成20年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第79号、宇陀市農村環境改善センター「農林会館」条例等の一部を改正する条例の制定についてです。
この条例では、農林施設の農村環境改善センター、農林会館、菟田野農村環境改善センター、農林センター、基幹集落センターたかぎふるさと館と商工施設である菟田野産業振興センターについての使用料の見直しとその他所要の改正を行うものです。
この条例は、平成20年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第80号、宇陀市松山地区まちなみギャラリー条例の一部改正についてです。
大宇陀区のまちなみギャラリーの管理について、指定管理者制度を導入できるようにするための所要の改正とギャラリー2階部分において作品などを展示する展示室の使用料について日額500円を月額2万円に改めるものであります。
この条例は、公布の日から施行し、使用料については、平成20年4月1日から施行するものです。
次に、議案第81号、宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてです。
地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、育児のための部分休業の対象となる子が、小学校就学の始期に達するまでの子に改められたこと、2時間を超えない範囲内で部分休業を承認することができることについて所要の改正を行うものです。
この条例は、公布の日から施行するものです。
次に、議案第82号、宇陀市消防団条例の一部改正についてです。
宇陀市における消防団組織については、合併前の旧町村で運営していた4つの消防団をそのまま引き継いで地域防災を担っているところですが、宇陀市消防団として新たに消防団組織を整備するとともに、地域防災体制の充実と強化を図るため、所要の改正を行うものです。
また、宇陀市消防団の団員数について、実情に見合った団員数を規定するとともに、その他所要の改正を行うものであります。
この条例は、宇陀市出初め式を挙行する平成20年1月17日から施行するものです。
以上、よろしくご審議の方お願い申し上げます。
議長(小林 一三君)
休憩いたします。
再開は午後1時からでございます。
午前11時54分休憩
午後1時00分再開
議長(小林 一三君)
再開いたします。
休憩前に提案されておりまして、既に説明が終わっております議案第73号から議案第82号までの議案につきまして、質疑に入りますが、質疑につきましては各議案ごとに行います。
はじめに、議案第73号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
1番、井谷議員。
1番(井谷 憲司君)
議案の第75号まである意味共通すると思うのですが、これによってやはり公務員が優遇されているという思いということが出てくると思います。そういう中で、やはり奈良市の方でも環境整備の方で中抜けの問題であったりとか、いろいろそのような事案も起こっております。
宇陀市においては決してそのようなことはないというように確信しておりますが、本当に今後ある意味利用したりということがそういった不祥事というようなことが決して起こらないようにチェックをきっちりとやっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。答弁は結構です。
議長(小林 一三君)
他にありませんか。
11番、森下議員。
11番(森下 裕次君)
育児のための短時間勤務であるということで、職員も安心して働けるので結構かと思いますが、審議資料の1ページですが、説明の2で4時間を越えない期間につき1週間当たり32時間までの範囲。4時間を越えないで週32時間。その次の2の1ですが、月曜から金曜までの5日間において設ける。5日間で4時間でしたら最高でも20時間にしかならないのに、この32時間という規定はどういうことですか。
3番の1の公務の運営に著しい支障が生ずると認められる場合に限って行うことができる、とかあいまいな部分がありますが、その辺の見解をお願いしたいです。
議長(小林 一三君)
奥田総務部長。
総務部長(奥田 信雄君)
お答えをいたしたいと思います。まず、議会で作られました審議資料の関係でありますが、これは4時間ではなく4週という誤りでございます。
それから、この審議資料の中身の公務の運営に著しい支障が生ずると認められる場合に限って行うことができるというのは、宿直業務、日直業務等であります。それらは通常は行うことはできないが、業務に支障がでるときは行うことができるという意味です。
議長(小林 一三君)
森下議員、よろしいですか。
他に。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第73号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第74号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
15番、高橋議員。
15番(高橋 重明君)
1点だけ質問させていただきます。育児休業を3歳未満から就学前までということで、非常に少子対策でも結構かと思いますが、まず現状をお伺いいたしますが、育児休業を取っている方で女性は当然だと思いますが、男性も取れるはずなのですが、その実態についてまず現況のご報告をお願いします。
議長(小林 一三君)
桝田人事課長。
人事課長(桝田守弘君)
人事課の方からお答えさせていただきます。まず、この条例で柱が3本ありまして、育児休業は今までありました。それから育児短時間勤務というのが今追加されました。もう一つ、育児時間の年齢、先ほどおっしゃいましたが、これが3歳から6歳までになっておりまして、育児休業は今のところ3歳までということで小学就学前ではございません。全く職場を離れる場合ですが。
もう1点、男性の場合育児休業は過去に1回ありましたが、現在育児休業を取っている男性職員はおりません。そのことについては、今後また職員研修等でこのような制度ができましたと啓発していきたいと思います。以上です。
議長(小林 一三君)
15番、高橋議員。
15番(高橋 重明君)
まさに社会体制の中で日本の場合は男性がそういう休暇は権利としてあっても、実際は取得されていないのが実情だと思います。それはやはり、意識改革をしないとせっかく法律をこれだけ拡張しても、実態が伴わなければ意味がないと思いますので、今後職員にも周知して、実現図られるよう意見として申し上げておきます。以上です。
議長(小林 一三君)
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第74号、宇陀市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第75号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
11番、森下議員。
11番(森下 裕次君)
民間給与との格差0.35%を埋めるため若年層に限定しての給料表の改定とあるのですが、若年層の意味をお願いします。
議長(小林 一三君)
桝田人事課長。
人事課長(桝田守弘君)
人事課の方からお答えさせていただきます。国が申しています人事院勧告の若年層というのは、当市の給料表で言えば1級から3級、行政職1表であれば1級から3級を指しています。以上です。
議長(小林 一三君)
よろしいですか。
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第75号、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第76号、宇陀市公民館条例等の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。
なお、本案は総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
本案については、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
次に、議案第77号、宇陀市生涯学習施設条例の一部改正についての質疑を行います。
なお、本案につきましても総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
本案については、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
次に、議案第78号、宇陀市室生福祉保健交流センターぬく森の郷条例及び宇陀市人権交流センター等設置及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。
なお、本案は福祉厚生常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
本案については、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
次に、議案第79号、宇陀市農村環境改善センター「農林会館」条例等の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。
なお、本案は産業建設常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
本案については、産業建設常任委員会に審査を付託いたします。
次に、議案第80号、宇陀市松山地区まちなみギャラリー条例の一部改正についての質疑を行います。
なお、本案は総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
本案については、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
次に、議案第81号、宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についての質疑を行います。質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第81号、宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第82号、宇陀市消防団条例の一部改正についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
18番、泉岡議員。
18番(泉岡 正昭君)
この消防団の機構改革に伴い、1320人を1200人と改めるとなっておりますのは、年々この若い者が少なくて今団員に入っている人が高齢化が進む中で、有事のとき、また火災等におきましても私も現場へ駆けつけるわけですが、非常に消防団の団員の数が少ないということですので、これ有事の場合、また大きな天災等にあたりましては、どのようにもっていくのか、これをお聞きしたいと思います。
議長(小林 一三君)
奥田総務部長。
総務部長(奥田 信雄君)
お答えをいたしたいと思います。議員がおっしゃるように、確かに消防団員が高齢者に伴いまして、年々少なくなってきております。来年のこの条例の施行する時期には、また退団者が88名ほどあると。しかし、新団員さんは49名、入団者が49名。やはり年々少なくなっていると。
そうしたことで今現在は各支部、各区に団長がおられるわけですが、やはりそういうことで毎度会議をもたれています。スムーズに動けるように体制づくりが必要だということで、この条例が施行の際には、やはりきちんとした体制が今消防団でも考えられているということです。以上であります。
議長(小林 一三君)
18番、泉岡議員。
18番(泉岡 正昭君)
ただいま部長の方から今後の対策についてもお聞きしましたが、行政側としましても、自治体消防団にいたしましていろいろなご配慮をお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。
議長(小林 一三君)
他にございませんか。
5番、田村議員。
5番(田村 幹夫君)
泉岡さんのと少し重なるようですが、再編につきまして分団の数を減らすということが前に出されたと思います。定数がここにありますが、分団の統合につきましてはどのように今現在予定しているのかお聞きしたいです。
議長(小林 一三君)
奥田総務部長。
総務部長(奥田 信雄君)
お答えをいたしたいと思います。各分団についての数の問題でありますが、今現在につきましては、4区で27分団があります。これが来年の1月再編によりまして16分団になっております。以上です。
議長(小林 一三君)
5番、田村議員。
5番(田村 幹夫君)
それでは、来年の1月からこの16分団ということで出発するのですね。どこの分団とどこの分団が統合するかというのは決定されているのでしょうか。
議長(小林 一三君)
奥田総務部長。
総務部長(奥田 信雄君)
消防役員の中、消防団長の中ではもうきちんと再編されております。各支部にも協議なされていると思います。以上です。
議長(小林 一三君)
6番、大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
6番、大澤です。先ほど泉岡議員さんからありましたが、私も自治体消防がこの地域の中で担う役割、これは非常に大きなものがあろうかと。
住宅火災につきましては、広域消防も常備されているのですが、危機管理を含めてですね、だから新しく若い人たちが加入をしてくれないから団員数を下げるのか、この200k平方メートルを越える宇陀市の中で山林を含めて広大な面積を持っているわけです。
そこで、広域消防だけが担うという部分については、私は救急業務を含めて、こういう言い方は広域さんには失礼かもしれませんが、全体から見ると非常に消防とい、自治体消防の中から見ますと救急は外れるわけですから、一部という広域が担う部分、そしてこの山林火災、また田、畑の草が燃えるとかいったときには、この自治体消防この力を借りずには到底前向いていかないわけです。
そして、この危機管理という部分から見ましたときに、広大な面積の中で大きな災害があり、またインフラがやられてA地点からB地点へは移動ができないというようなことが新潟も含めて多く災害の場面では見られるわけですが、そうしたときにはその地域に居ていただける消防団員のこの機動力と言いますか、普段そういった訓練を含めて取り組みの中で占める重要性、これは非常に大きなものがあると思うのですよ。
ですから、経費もかかるわけですが、24時間非常勤として消防団員の方々にお世話を願っているわけですが、そのおかげで我々は、言ってみれば枕を高くして休んでいられるという中で、この人員削減は私はこの宇陀市にとってはあまりふさわしくないのではないかと考えるわけなのですが、そこのとこは十二分に議論をしながら、またいろいろな方向から考えられての数値だと思うのですが、本当に非常時のときの危機管理、また地域における消防団員のこの力、こういったものを考えたときにはより十分に、十二分にですね、考えていただくということで、ただ単に数が少なければよいという部分ではないと私は考えますので、その辺のところ総務部長どうですか。
議長(小林 一三君)
奥田総務部長。
総務部長(奥田 信雄君)
まず、数の問題、団員数の関係ですが、これはあくまでも削減という意味ではなくて、実情に応じた人員定数にしたと。と言いますのは、行革でも進めておりますが、やはり定員によって掛金が変わってくると。1320人という消防団員が実情はいないのに今まで掛金をしていたということで実情に応じた定数にしたということでご理解を願いたいと思います。
それと、面積もおっしゃっておられましたが、市では宇陀市は3番目に広い市であります。そうした中でも、宇陀市1200名という定員はべらぼうに多いわけであります。1番広い五條市が291k平方メートルですが、宇陀市の半分603名。それから次は、奈良市であります。奈良市が276k平方メートルぐらいあると思いますが、これが960名。3番目に宇陀市で、消防団は1200名ということです。以上です。
議長(小林 一三君)
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第82号、宇陀市消防団条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
議長(小林 一三君)
続いて、日程に従いまして、日程第16、議案第83号から日程第19、議案第86号までの補正予算関係4議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。議案書の56ページをお開きいただきたいと思います。
議案第83号、平成19年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)について。
平成19年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に57ページです。
議案第84号、平成19年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成19年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に、1枚めくっていただいて58ページでございます。
議案第85号、平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
59ページです。
議案第86号、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成19年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(小林 一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま一括上程いただきました議案第83号から議案第86号までの補正予算関係4議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
なお、私の方から議案第83号の一般会計及び議案第84号の国保会計について説明いたします。議案第85号並びに議案第86号の特別会計につきましては、担当局長から説明いたします。よろしくお願いします。
今回の補正予算は厳しい財政事情の中ではありますが、一般会計においては緊急性のある事業等に絞り、住民生活、福祉の向上に寄与すべき施策に視点をおき、災害復旧事業、市立病院会計への繰出金及び施設整備などの経費を組み込んだ補正予算であります。
また、国保会計におきましては、事務手続き的な補正予算でありますので主な概要についてご説明を申し上げます。
議案第83号、平成19年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)についてであります。予算書を朗読いたします。
平成19年度宇陀市の一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億140万6000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ193億1868万2000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表、歳入歳出予算補正による。
地方債の補正。
第2条、地方債の追加及び変更は、第2表、地方債補正による。
平成19年12月7日提出、奈良県宇陀市長、前田禎郎。
歳出について、今回の補正予算額1億140万6000円の主な内容といたしまして、災害復旧関連事業に1785万9000円、病院事業会計繰出金に7000万円、農林会館アスベスト除去工事に1500万1000円、人件費関係で414万9000円の減額、その他の経費が206万9500円に大別できるものと考えておりますので、順を追ってご説明申し上げます。
まず1点目は、災害復旧事業復旧工事であります。9月補正時においても計上しましたが、その後災害査定が行われ、事業が内定したものについてであります。いずれも7月17日の集中豪雨による災害復旧事業として、農業用施設で2294万1000円の減額、新たに治山施設で3500万1000円、公共土木施設で579万9000円をそれぞれ計上いたしました。
2点目が、市立病院会計への繰出金についてであります。厳しい財政事情ではありますが、昨年度と同額の1億2000万円を繰り出すために7000万円を追加計上いたしました。
3点目が、本年7月から閉鎖しています農林会館のアスベスト除去について、国庫補助の見通しがついたため、除去工事費として1500万1000円を計上しております。施設の再開を希望しています市民の皆さんのためにも、早期に供用開始ができるよう取り組む予定であります。
4点目として、人事院勧告の実施及び人事異動に伴う職員給与費等で414万9000円の減額、並びに勧奨退職等による退職手当組合への特別負担金3300万円の計上であります。
なお、勧奨退職による退職手当組合への特別負担金の財源として、退職手当債を充当しておりますことを申し添えておきます。
以上が今補正予算の主な内容です。
また、歳入におきましては、一般財源として地方交付税を1558万1000円、国、県補助金2608万5000円及び地方債等を計上しております。
以上が一般会計補正予算(第3号)の主な概要であり、補正予算額といたしましては1億140万6000円を追加し、補正後の予算額は193億1868万2000円であります。
次に、議案第84号、国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)であります。予算書を朗読いたします。
平成19年度宇陀市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3107万1000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ39億9600万1000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表、歳入歳出予算補正による。
平成19年12月7日提出、奈良県宇陀市長、前田禎郎。
歳出といたしましては、高額療養費共同事業医療費拠出金で1026万4000円、保険財政安定化事業拠出金2143万7000円であります。
前年度繰越金を財源として、補正予算額は3107万1000円を追加し、補正後の予算額は39億9600万1000円であります。
以上よろしくご審議お願いします。
議長(小林 一三君)
簡易水道会計。
森塚水道局長。
水道局長(森塚 昇君)
それでは議案第85号についてご説明いたします。まず補正予算書を朗読いたします。
平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)。
平成19年度宇陀市の簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1368万4000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11億1178万4000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正による。
平成19年12月7日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ1368万4000円の増額補正であります。まず、5ページをごらんいただきたいと思います。歳出では総務管理費の需用費で、大宇陀、菟田野、室生区の8簡易水道施設におきまして、本年の落雷により12カ所の監視操作盤の電気系統に被害を受けました。このためこれらの施設の修繕費用として1055万円の増額でございます。
また、公債費におきましては、市債償還金利子の不足により313万4000円の増額となります。
次に、4ページの歳入でございます。前年度繰越金313万円の増額。そして、修繕費用につきましては雑入で、全国自治協会の建物災害共済金1055万円を計上し、それぞれの費用に充当するものです。
補正後の予算総額は、先ほど申しました11億1178万4000円となります。
以上、説明といたします。よろしくお願いいたします。
議長(小林 一三君)
次に、病院会計。
松村市立病院事務局長。
市立病院事務局長(松村 光哲君)
失礼いたします。続きまして、議案第86号、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
まず、補正予算書を朗読させていただきます。
平成19年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)。
第1条、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第2条、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計予算、以下予算という。第2条に定めた業務の予定量を次のように補正する。
既決予定量、補正予定量、計の順に申し上げます。
1、年間患者数、入院6万2415人を1825人減いたしまして、6万590人。外来17万1632人を1360人減いたしまして、17万272人。
2、一日平均患者数、入院171人を5人減いたしまして、166人。外来631人を5人減いたしまして、626人。
3、主要な建設改良事業、器械及び備品購入事業、1億4700万円、3000万円、1億5000万円。
第3条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のように補正する。科目、既決予定額、補正予定額、計の順に申し上げます。
第1款、病院事業収益、38億4000万円、0、38億4000万円。第1項、医業収益37億7700万円、4700万円の減、37億3000万円。第2項、医業外収益6300万円、4700万円、1億1000万円。
支出、第1款、病院事業費用、38億4000万円、0、38億4000万円。第1項、医業費用、37億9100万円、0、37億9100万円。
第4条、予算第4条に定めた資本的支出の予定額を次のように補正する。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1億9344万3000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額966万円及び過年度分損益勘定留保資金1億8378万3000円で補てんするものとする。科目、既決予定額、補正予定額、計の順に申し上げます。
支出、第1款、資本的支出、3億1644万3000円、300万円、3億1944万3000円、第1項、建設改良費、2億100万円、300万円、2億400万円。
平成19年12月7日提出、奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算につきましては、地方公営企業法第17条の2に規定する一般会計が負担すべき経費負担の原則に基づき、交付税措置をされている範囲内におきまして、一般会計が病院事業に対して繰出しすべき金額を確定し、一般会計繰り出し金の補正予算に伴い、その補正予算相当額を病院会計3条予算の1款、病院事業収益内の財源振替と、育児休業職員の代替等に伴い非常勤医師派遣増によるます1款、病院事業費用、予算内の振替による補正並びに4条予算の医療機器購入に伴います増額補正予算をお願いするものでございます。
次のページをお開き願います。
内訳といたしまして、1項、医業収益、1目、入院収益、1節、入院収益で5650万円、及び2目、外来収益、1節、外来収益で1350万円の収入減を計上し、一方、一般会計からの経費負担区分に基づき1項、医業収益、3目、その他医業収益、3節、他会計負担金として2300万円を、2項、医業外収益、2目、他会計補助金、1節、補助金で4700万円をそれぞれ増額計上としております。1款、病院事業収益といたしましては38億4000万円の予算額に増減はございません。
また、1款、病院事業費用におきましても補正額は伴いませんが、先ほど申し上げました理由により、給料の減額と報酬の増額をそれぞれ700万円を計上しておりますが、2目、給与費内での支出予算の振替を行うもので、病院事業費用総額にも当初予算より増減はございません。
続きまして、4条予算でございますが、眼科用診療機器等を追加購入するため資本的支出において増額補正をおこなうものでございます。
1款、資本的支出、1項、建設改良費、1目、有形固定資産購入費、1節、器具及び備品購入費で300万円の増額補正をお願いし、1款資本的支出予算を3億1944万3000円とするものでございます。
なお、財源につきましては、消費税及び地方消費税、資本的収支調整額と過年度損益勘定留保資金で補てんいたします。
以上、簡単な説明ではございますがよろしくご審議いただき、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
議長(小林 一三君)
提案理由の説明が終りました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
はじめに、議案第83号、平成19年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
5番、田村議員。
議長(小林 一三君)
5番、田村議員。
5番(田村 幹夫君)
土木費の中心市街地活性化基本計画の業務で600万円ほど減額になっています。たぶん榛原駅周辺の活性化の基本計画と思いますが、このような600万円の減額というのはどうして生じたのでしょうか。お願いします。
議長(小林 一三君)
西田都市整備部長。
都市整備部長(西田 茂君)
ただいまの質問にお答えさせていただきたいと思います。駅前周辺を平成13年3月に旧法におきまして、中心市街地活性化基本計画というのを作成しました。しかし、平成18年にこの旧法が失効いたしまして、新たに同じく平成18年8月に新法が施行されたわけです。こうした中で、宇陀市としましても駅周辺を宇陀市の玄関口ということで整備計画を準備しておりました。
それと併せまして、宇陀市としてはまちづくり交付金事業というのを進めておりました。これは県の都市計画課とも双方について協議を行いながら進めておりましたが、先般10月に県の方にまちづくり交付金事業を提出させていただき、30日にヒアリングを受けました。そして、11月12日に許可するところの国交省の近畿地方整備局へヒアリングを受けに行きました。
その中、一部修正や訂正はありましたが、再提出を行いほぼ平成20年度では、まちづくり交付金事業でいけるのではないかという見込みが立ちました。
こうしたことから、中心市街地活性化基本計画の減額補正させていただくものです。以上でございます。
議長(小林 一三君)
5番、田村議員。
5番(田村 幹夫君)
ということは、市が使う予定は県が一応面倒見てくれるということだと思いますが、このまちづくり交付金から基本計画業務についてこれと同じ額が県から来るのでしょうか。
議長(小林 一三君)
西田都市整備部長。
都市整備部長(西田 茂君)
先ほど申しました、平成13年度につくりました旧の基本計画並びに平成14年にTmo構想というものを旧の榛原町で作りましたが、その中でほぼ9割方のものを要望させていただきまして、それを先ほど申し上げました国交省のヒアリング等でもほぼ認めていただいたと思っております。
議長(小林 一三君)
他にありませんか。
6番、大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
大澤です。ちょっと2点ほど教えてほしいと思いますが、この農林会館のアスベストですが、1500万円のこの工事、私も天井は見ていませんが、1500万円が安いのか高いのかはは聞きませんが、アスベストを除去した後にはどういうところへ最終処分をされているのか、参考までにお聞きしたい。
それと、教育費スクールバス運行委託料の420万円の減額の中身はどうなっていますか。この2点よろしくお願いします。
議長(小林 一三君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
農林会館のアスベストの件ですが、アスベストの除去面積が228平米、厚さが20ミリ吹きつけられております。それに伴いまして、大会議室の天井を全部取ってしまいまして、まず清掃してしまうという形でそれで密閉した中で除去を行って、その天井を元へ戻すという形で国庫補助の採択を受けて、年明けから設計に入りましたので、入札をして施工したいと思っております。
それと、アスベストにつきましては、特別監理産業廃棄物になりますので、入札の業者にそういう処分場へ処分していただくという形になっております。
議長(小林 一三君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
ただいまのご質問でございますが、平成18年度までは旧区におきまして、個々にスクールバスの運行委託をやっておりました。ところが、平成19年度当初から教育委員会一本で入札をいたしまして、それで一括的な発注をいたしました関係上、大きくこういった関係の減額が出てまいったということです。入札差金ということです。
議長(小林 一三君)
6番、大澤議員。
6番(大澤 正昭君)
アスベストの入札業者が決まって、当然こういう処分地の報告も中にはあってしかりのものですから、後日で結構ですから、こういうものはこういうとこ、何県になるのか、どういった格好で処分するのだと、参考までに報告いただけたらと思います。
それと、このスクールバスの入札がこのぐらい減額になるのだったら、もっと早くにしておいたらどうでしたか。今頃ではなくて。安くなることで子供さんに支障がなくて、当然支障がないように入札かけていると思いますが、こういうコストダウンが図れるなら、一刻も早く取り組んでもらえたらよかったと思います。
議長(小林 一三君)
2番、上田議員。
2番(上田 徳君)
25ページ、先ほどもちょっと議論になっていましたが、農林会館の改築をされるわけですが、耐震構造ですか、今いろいろな施設を見られるに当たってその時に耐震構造がどうのこうのということで、なかなか統廃合の部分におきましてもうまく機能していないというようなことをお聞きしていますので、農林会館につきましても、耐震の部分につきましても検討されていると思いますが、中身についてお願いします。
議長(小林 一三君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
農林会館につきましては、耐震構造のチェックはしておりません。
議長(小林 一三君)
2番、上田議員。
2番(上田 徳君)
そうしますと、今後において例えば避難所等になるのかならないのかよくわかりませんが、公の建物ですので当然そういった緊急時におけるところの施設等の運用もされるのではないかと感じますし、せっかく今1500万円の経費をかけて改修されるので、ひとつ発注までに耐震構造についての検討を加えていただいて、今後においてもその施設が活用していける、あるいは十分それに耐えうるものであるというようなものが明らかになってから、発注工事をしていただいたら経費がうまく活用されて、今後においてもよい結果が出るのではないかと感じますので、その点確認のほどお願いしたいと思います。
議長(小林 一三君)
穴田農林商工部長。
農林商工部長(穴田 宗宏君)
現在、市におきましては小学校関係の耐震構造を優先的にしておりまして、まず小学校関係が避難所になっておりますので、農林会館につきましてはそういう形が終われば、順次やっていきたいと思っております。
また、アスベストの除去1500万円、工事で1300万円ですが、非常に高額なわけですが、するのは現在吹きつけてあるアスベストを除去して、違うものに吹き付けを変えると。ただ、それが天井裏から全部飛散しておりますので、完全密封をして天井をすべてはずして清掃すると。その清掃をするには特別な許可をもった者が、特別な更衣室を設けまして、毎日その作業服、防塵マスクを毎日処分します。そしてまた、作業員につきましては、その作業員の業者が何年間ずっと健康管理の費用も含んでおりますので、非常に高くなるというのがこのアスベストの除去でございます。
そういう形で、アスベストの工事をやらしていただいた後、また耐震構造につきましては、学校関係の諸施設が終わった後に、また検討していきたいと思っております。
議長(小林 一三君)
2番、上田議員。
2番(上田 徳君)
3回目になりますので最後になると思いますが、今の行政改革の中でいろいろなお金の使い方を検討しているわけです。したがいまして、後日出来上がる、今度やってみたら実はこれこれで使えません、そうしたら1500万は何やったのかという話に振り返ってくるのではとこう感じるわけです。
予算の執行も含めまして、1500万のうち500万が県、国の支出金ということですので、一般会計の50万も含めまして約1000万近いお金が宇陀市の一般会計から今後公債費も含めて拠出をされていく。交付税算入等の率があって変わってこようかとも思いますが、ただ今回の50万だけでできるのであれば結構ですが、国の金と県の金と一緒だと思いますが、取り立てて今宇陀市として厳しい中で、今ここで1000万の金をどうのこうのという小さい話をしたら怒られるのかもわかりませんが、そういう部分の中で950万と50万と足したら1000万ですが、これが今年50万であって、来年度以降950万に対する市債の返還というのが起こってくるわけですから、そこら辺で少しでも効率的に資金を運用したいという思いから事前のチェックがどうなのか。
いずれ耐震構造に対するチェックを公の建物としてしなければならないのであれば、事前にやってだめなものであればやめておくというのも一つの選択ではないかと感じますので、一つ今後の検討課題としていただきまして、答弁は結構ですのでよろしくお願いしときます。
議長(小林 一三君)
11番、森下議員。
11番(森下 裕次君)
教育費の小学校費で、まず非常勤職員賃金300万円減額されています。それと外国人教員の招致事業費でも、非常勤職員賃金として200万円減額されています。
今、教育現場はなかなか厳しい。教える側の先生がかなり厳しい立場に立たされているというようなことはよく聞くのですが、この非常勤職員が減じられるということなんでしょうけども、ちょっと詳細についてお聞かせください。
議長(小林 一三君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
小学校費の中の300万円の減額でございます。これにつきましては、市内の学校におきまして複式解消というようなことで実施をしておりましたが、現在の職員でもって有資格者をそちらの方に充てた部分と、それから臨時職員の雇用といような形で、非常勤職員については1名減というような形になったわけです。
それから、外国人招致事業につきましては、18年の1月に合併をした当初、各区1名ずつ4名のALT英語助手の雇用というので招致しておりましたが、昨年の8月、1名の帰国、それから本年の7月末で1名の帰国ということで、合計現在外国人の指導助手については2名というような形で、2区に1名ずつを設置をして、現在の英語助手を実施しているということで、9カ月分の減額ということでなっているわけです。以上でございます。
議長(小林 一三君)
11番、森下議員。
11番(森下 裕次君)
小学校の現場の理解を得ながら、手薄にならないような教育体制をとっていただきたいと思います。中学校の外国人講師につきましては、説明を受けたような気もするのですが、今帰国したから減りましたといような形ですが、そうではないんでしょ。もう減らすから帰国したか帰ってもらったかというその辺りは定かではないですが、ちょっとその発言の趣旨が、帰国したから減ったような言い方はおかしいのではないかと思うのですが、何にしても現行各地区に4人の外国人講師が居たのが2名になったということで、これは決して喜ばしいものでもございませんし、これで今の論調を借りるならば、帰国したのだったら帰国していない人2名を雇ってでも、英語教育を補充していただきたいと思うのです。
それと、学校給食費で一般職が増えているのですが、これは4月に統合した、時に十分な体制をとれていなかったということなのでしょうか。その辺お願いします。
議長(小林 一三君)
字廻教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(字廻 幸雄君)
外国人招致事業の中で、ご説明が少し帰国という無責任な発言ということでご指摘を受けましたが、そのとおりでございまして、これはやはり効率というような形で、ある程度4名いれば4名いた形でそういった事業が展開できるのですが、やはり市の現況の財政状況の中で、こういった形で2名で何とか運用をしていただきたいというようなことで、今2名に減じたということでございます。
もう1点の学校給食費の問題ですが、給料等については人事課の方でご説明いただきたいと思うのですが、私の方では臨時職員の賃金の部分について161万5000円の増額補正をいたしているわけですが、この部分につきましては、当初予定していなかった職員の退職あるいは職員が一部非常勤につきましては、保育所への人事の交代によって給与の差額が生じたということでの補正でございます。全体的な給料等につきましては、人事の方でお願いします。
議長(小林 一三君)
桝田人事課長。
人事課長(桝田 守弘君)
ご質問にお答えします。確かに1名人事配置で増しておりますので、27から28ということの体制で、その分の増でございます。以上です。
議長(小林 一三君)
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第83号、平成19年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第84号、平成19年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
質疑がないようです。これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第84号、平成19年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第85号、平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第85号、平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第86号、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第86号、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。
議長(小林 一三君)
次に、日程第20、議案第87号、宇陀市総合計画基本構想の策定についてを議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命により、議案書の朗読をいたします。議案書の60ページでございます。
議案第87号、宇陀市総合計画基本構想の策定について。
宇陀市総合計画基本構想の策定について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第2条第4項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年12月7日提出、宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。
議長(小林 一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。ただいま上程いただきました、議案第87号、宇陀市総合計画基本構想の策定についての提案理由の説明を申し上げます。
宇陀市総合計画は、市の総合的かつ計画的な行政の運営を図るため基本構想を策定し、合併するにあたり策定した新市まちづくりの基本理念や施策を基本として、その内容の充実を図り、住民と行政の協働によるまちづくり計画の策定するもので、基本構想、基本計画、実施計画から構成されています。
今回提案させていただく基本構想は、宇陀市の10年後の平成29年までの発展方向を示すもので、まちづくりの目標となる将来像を描き、その実現に向けたまちづくりの基本的な考え方を示すものです。
基本計画は、基本構想を実現するために、基本的な考え方、施策の展開や主要事業などまちづくりの分野ごとに明らかにするもので、平成20年度から24年度までの前期5カ年と平成25年から29年度までの後期5カ年を策定するものです。
実施計画は、基本構想と基本計画に沿って事務事業をどのように計画的、具体的に推進するかを年度ごとに明らかにしたもので、組織、予算など経営管理の指針となるものです。
宇陀市総合計画は、持続可能な環境保全まちづくり、新しい時代の協働のまちづくり、地域力による安全、安心なまちづくり、歴史や文化を活かしたまちづくりの4つを基本理念とし、協働と交流で築くぬくもりの家、自然と共生し、歴史、文化が育むふれあいと活力あるまち宇陀市をまちの将来像とするもので、宇陀市の特性を活かし、市と住民の果たすべき役割を明確にし、個性的で魅力あるまちづくりを目指すものであります。
この計画を策定するに当たりましては、庁内組織体制として策定委員会と幹事会専門部会での検討したほか、本年2月に設置した市民代表者として市議会議員、行政委員会、公共的団体、学識経験者など18人で組織する総合計画審議会に諮問し、5回にわたり審議を重ねていただき、先般11月30日に答申をいただきました。
また、市民の参画の手法として、市民の方を対象にアンケートを実施したほか、各区の地域協議会にも意見聴取を行い、検討を行ってまいりました。
以上、地方自治法第2条第4項の規定により、議会の議決を求めるものであります。よろしくご審議の方お願い申し上げます。
議長(小林 一三君)
提案理由の説明が終りました。
これより、質疑を行います。
なお、本案は総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。全協は14日を予定しております。
5番(田村 幹夫君)
議運報告で全協と書いてあるのは何ですか。
議長(小林 一三君)
本日提案されましたこの本件につきましては、ただいま説明が終わった後、質疑を行っていただきたいと思います。総合計画の報告は、以前に行われています委員会あるいは全員協議会の中でも説明があったところですが、今回提案されたこの本件についてはただいま質疑を行い、そして14日は全員協議会で詳細な説明を受けます。そして、最終日に討論、採決という運びにさせていただく予定でございます。
先ほどの委員長の報告にもありましたように、本日提案、質疑の後、総務文教常任委員会へ付託し、委員会での審議を経て本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後採決に入る予定です。
そして、総合計画基本構想の策定に関しては、他の常任委員会の所管と連携をする関係上、14日午前10時から議員全員協議会を開催し、詳細説明を受けるということでございます。その後、最終日に討論、採決という形で運ばせていただきたいと思います。
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
この前の議会運営委員会の中で、総務文教常任委員会へ付託案件であるけれども、これは14日に全員協議会でいろいろ説明を受けますという話でしたよね。そういうことです。
議長(小林 一三君)
そういう日程にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
2番、上田議員。
2番(上田 徳君)
この宇陀市総合計画の取り扱いの中で論議があるわけですが、最終日に委員長の方から付託に対する報告があろうかと思いますが、ここで細かな詳細説明がない中で、質疑に応じられないというのが議員の皆さんのご意見かなとこのように感じましてですね、当然、事前に熟読をしている中での話と思うのですが、そういった中で最終日報告の折にですね、委員長報告に対する質疑なのか、それとも理事者に対する質疑なのか、そこらをはっきり質疑者の方から事前に申し出ておいていただいて、どなたの誰に質問されるのかと。
ちょっと変則的な立場かなと思いますが、要はよい総合計画を市民の皆さん方に提起をしていきたいという思いを議員がそれぞれ持っておられるのではないかと思いますので、そういった取り計らいをお願いできればとこのように感じまして、いかがでしょうか。
議長(小林 一三君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
それは最終の報告には委員長報告と委員長に質疑、討論をしていただきます。それから後に採決ということでございます。
議長(小林 一三君)
今の意見は委員長報告に対する質疑ですか。
3番、山本良治議員。
3番(山本 良治君)
昨日のですね議運の中でこの論議も出たわけです。付託案件という形の中で総務文教で協議をされたいという委員長の方からあったわけですが、しかし、今上田議員も申されましたように、非常に大事な部分であるということから、総務文教常任委員会に属しない方々にも十分認識してもらう、論議をしてもらう、そういう機会があってもよいのではないかということが確か会議中にあったかと思います。
そんなことから、その14日の午前中にですね全員協議会をやり、そして事務局の方から説明をいただくき、そこで十分論議をしていただくと。
しかし、承認議決等は所属する総務文教の中でやってもらうということで確か了解を得て、そして、そのように私も承っております。したがって最終的な報告は、総務文教の中ではやりますけども、理解を十分にしなければということの中で、行政の方から十分な説明を全協の中でやってもらうい、詳細にわたって論議をしてもらって、そして、本会議に入るというような形ということで進めていただいておりましたので、そのように進めていただきたいとこのように思います。
議長(小林 一三君)
今いろいろと意見が出ておりますけれども、いわゆる大事な部分であるということから、例えば総務に付託あるいはその他の委員会にも全部関連するのではないかとこういう意見も出ておりますが、いわゆる自治法による議案の付託という形の中で、委員会として所管が2以上の委員会の所管にまたがる条例あるいはそういった部類に対する付託につきましては、やはり1委員会で付託をするのが望ましいとこういうことになっておりますので、詳細については今意見もありましたように、全員協議会の中で詳細説明を行うとこういうことにいたしたいと思います。
そして、この資料につきましては、事前配布をいたしておりますので、熟読をされていると思います。その中身につきまして、14日もやりますけれども質疑を承りたいと思います。
19番、大西議員。
19番(大西 進君)
この宇陀市の総合計画の中で、1番大事なことと言いますとやはり人口の予測。この人口はもちろん誰にも推しはかれないわけですが、これをしっかりまちづくりに活かさなければ今の人口の衰退、減少というのはこれは仕方ないと。
これは政策の論議ですので、1番大事なところであろうと思います。それがこの平成29年度にはここにも書いていますように3万347人という数字にここに表しているのですが、これにつきましてはどういう根拠で、そしてこの平成29年度、また10カ年計画の中でどのようなその政策をもってこの推移になるのか、ひとつ考え方をお聞かせ願いたい。
議長(小林 一三君)
中尾総務部参事。
総務部参事(中尾 忠君)
大西議員のご質問にお答えさせていただきます。人口の予測ですが、確かにこの総合計画の中で、人口予測が1番重要な要素を占めるものとこのように思っております。
平成17年の国調人口では3万7183人。それが最終年度の平成29年には、3万347人とこういう人口推移をたどっていく予測をしております。
これにつきましては、11ページに書いてございますけれども、コーホート変化率法という一つの方法がございまして、ある一定の今の年代の層をこのままの状態で推移していくとどのようになるかという方法です。この状態を続けていけば、こういう結果になるということでございます。
それを何とかして、行政からの手立てを加えて、何とか人口を増やすのではなしに、人口は全国的に減る傾向にありますので、何とか減少を食いとめていくということを、やはり行政の方では今後考えていかなければならないとこのように思っております。
28ページにまちづくり人口という、今回新たな人口の設定の仕方をしております。まちづくり人口と言いますのは、定住人口と交流人口と合わせた人口ということで定めているわけでございますが、従来はまちの元気度を計るのは定住人口をもってしていたのですが、全国的に減少傾向であるのであればやはり通学、通勤あるいは観光、特に宇陀市の場合は、豊かな自然あるいはまた歴史文化遺産がございますので、そういう資源を活用して交流人口、観光面で宇陀市への流入人口を増やしていこうと、こういうことを考えまして、まちづくり人口という人口を設定しております。
そこにも書いてありますように、当然定住人口はこのままでいけば減少していくわけですが、そのためにはそこに書いてありますように、少子高齢化の対策なりあるいはまた定住促進のいろいろなインフラ整備あるいは工場団地の誘致とか、そういう政策なりあるいはまたそういうもろもろの行政からの政策を仕掛けていくと。
減少はするものの、少しでもやはり減少を食いとめていくということが今後大事ではないかと。それと同時に、流入人口を特に観光を中心とした流入人口をやはり増やしていくためには、それぞれの手立てが必要であるとこのように考えております。以上です。
議長(小林 一三君)
19番、大西議員。
19番(大西 進君)
先ほどの補正予算の中で、外国人の先生を2名減少しているとか、そういうやはり少子化に関わる出産していただく方々をこちらに誘致する教育の問題、育児の問題、いろいろな問題、医療の問題ですね。そういう問題を基本にしっかりと考えていかなければ、当然若い方が宇陀市に定住することは私は不可能ではないかと。
1番論議されなくてはいけないことは、そういうことでもありますが、今現況を見据えた中で、近鉄の沿線の中で市で3つも電車が止まるというのは、私は珍しいことではないかと。そういうことをしっかりと踏まえた中で、まちづくりをやっていかなければ、私は当然大阪の都市から1時間以内で、当然通勤が可能な名張でさえ、8万人以上9万人の人口を増加しながら発展していってるわけですので、宇陀市ももう少しそういう具現化できるような政策をしっかりとやはり我々に示していただいて、やはり住民の方がここに住んでよかったな、または若い方がここに住みたいなと思うようなまちづくりをお金がなくっても知恵とそういう考え方で作っていかなければ、私はこれからの宇陀市というのはなかなか難しいことになっていくのではないかと。
やはりそういうことも、14日の説明には十分にしていただきまして、我々が議論をできるような場面をひとつ作っていただきたい。こういう文書では抽象的で、私は特に学力はないわけでありますので、そういうのをしっかりとこの宇陀市に踏まえた中で、政策を打ち出していただきたいとそういうように思いますので、ひとつよろしくお願いします。
議長(小林 一三君)
大西議員、答弁はよろしいですか。
19番(大西 進君)
結構です。
議長(小林 一三君)
20番、玉岡議員。
20番(玉岡 武君)
詳細なことは協議会でまた聞かせていただけることだと思っております。ただ全体に言えることは、やはり私の言いたいことは、まずパブリックコメントいわゆるこのアンケート調査による住民意識のこの調査結果を見ますと、非常に人数の少ない状況の中でいわゆる民間意識というか、実際住民が求めているそのレベルの意識がここにどう反映されているか。
基本的には、これを作るのはコンサル契約と過去従来の町村の基本計画を参考にする、そして合併によるまちづくり計画の基本計画によって、それらるる基本的なものであると思っていますが、そうであるかどうかは後で答弁をいただいたらよろしいですが、要は私は言いたいのは今、政府の方もパブリックコメント制度ということで、いろいろ住民意識のいわゆる導入を厳しく指導しているさなかでありますし、うちはインターネットの中にもパブリックコメント制度の採用はしておりませんし、また住民意識のいわゆるコメントをいただく窓口もございません。
ですから、その中で結果を見ますと、調査内容も非常にここに数字上ございますように、中学生は比較的少数の中でのアンケート報告でありますが、効率よく返っておりますが、配布数に対しての回収率も44.3ということで、必ずしも住民の意識が正しいとか、理想論であるとかということではないのですが、これからのまちづくりは、そういう形で住民参加でやる必要があるのではないかという原点に立って申し上げているわけです。
そこで、市長も地域協議会にこの問題について、修正も含めて諮問されたことであろうと思いますが、具体的にそれぞれの地域協議会の中で、どれだけこの新しい宇陀市に対して皆さん方から熱烈なご意見やコメントがあったのか、その点地域協議会での協議内容の充実した中身をひとつ聞かせていただきたいとそのように思うわけでございます。
議長(小林 一三君)
中尾総務部参事。
総務部参事(中尾 忠君)
玉岡議員のご質問にお答えさせていただきます。今回のこの総合計画を策定するに当たりまして、地域協議会の諮問の仕方なりあるいはまたそこでどのような意見が出たかということでございますが、6月の末から7月にかけて第1回目、そして11月に第2回目ということで、それぞれ各2回ずつ各地域協議会を回らせていただきましてご意見をいただきました。
それぞれ各地域ごとにいろいろな意見を出していただきましたが、特に多かった意見というのが、やはり先ほど大西議員の意見の中でも出ておりましたが、定住人口をどのように増やしていくのかと、やはりそのためには雇用の場を確保する必要があるのではないかと。
この総合計画の中でも述べておりますが、県営の大和工業団地、これは県の計画にあるけれども、やはりこれを実現するように行政の中で努力していかなければならないのではないかというご意見あるいはまた違う面からでございますけれども、宇陀市はやはり農林業が地場産業として行われていると。
やはり経営が成り立つような農業、林業そういうことを政策的にやっていかなければないのではと。そういう儲かる農業、林業をするということがそこに雇用の場も生まれて、また定住人口が維持していけるのではないかとこういう意見がございました。
それと、平成28年から今度、流域下水から公共下水ということで、今、県の流域下水浄化センターですが、あれを引き受けていかなければいけませんが、それに対する大きな財政的な支出を伴うので、いろいろと県なり国への働きかけも、やはりやっていかなければなりません。
大きな問題としては大体そういう問題で、あとはそれぞれ各地域が抱えている下水道を整備してくれとかあるいは合併浄化槽をやはり進めてくれとか、地域のそれぞれ特色のある要望なり意見はございましたけれども、大きな意見としては、そういう意見であったとこのように思っております。以上です。
議長(小林 一三君)
他にありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
それでは、以上で質疑を終結いたします。
本案については、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
なお、この件に対しましては、先ほどからも出ておりましたように、14日金曜日午前10時から全員協議会を持ち、そしていろいろと詳細にわたっての説明等々行っていただきますので、よろしくお願い申し上げまします。
15分間休憩をいたします。
午後2時34分休憩
午後2時49分再開
議長(小林 一三君)
再開いたします。
続いて日程に従いまして、日程第21、議案第88号から日程第28、議案第95号までの8議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
失礼いたします。
命によりまして、議案書を朗読いたします。議案書の61ページをお開きいただきたいと思います。
議案第88号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め和解することについて、議会の議決を求める。平成19年12月7日提出。宇陀市長前田禎郎。
1、損害賠償の額、9万640円。
2、損害賠償の相手方、宇陀市大宇陀区●●●●、●●●●。
3、和解の概要、1本件の和解金として9万640円を相手方に支払う。2当事者は本件に関し、本和解条項に定める他、何ら債権債務のないことを相互に確認する。
次に1枚めくっていただきまして、62ページをお開きいただきたいと思います。
議案第89号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について。
宇陀市の公の施設に係る指定管理者の指定について、地方自治法、昭和22年法律第67号、第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求める。平成19年12月7日提出。宇陀市長前田禎郎。
公の施設名、平井地区集会所。
公の施設の所在地、宇陀市菟田野区平井319番地。
指定管理者、宇陀市菟田野区平井598番地、平井地区自治会。
指定の期間、平成20年1月1日から平成23年3月31日まで。
次に63ページでございます。
議案第90号、奈良県市町村職員退職手当組合の共同処理する事務の変更、規約の変更及び組合を組織する地方公共団体の数の増加について。
地方自治法、昭和22年法律第67号、第286条第1項の規定に基づき、平成20年4月1日から奈良県市町村職員退職手当組合の共同処理する事務を変更するため、規約を別紙のとおり変更し、併せて奈良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五条市、御所市、生駒市、香芝市を加入させることについて、議会の議決を求める。平成19年12月7日提出。宇陀市長前田禎郎。
規約の朗読は省略させていただきます。
次に68ページをお開きいただきたいと思います。
議案第91号、奈良県市町村会館管理組合の解散について。地方自治法、昭和22年法律第67号、第288条の規定に基づき、平成20年3月31日を以って、奈良県市町村会館管理組合を解散することについて、議会の議決を求める。平成19年12月7日提出。宇陀市長前田禎郎。
次に69ページです。
議案第92号、奈良県市町村会館管理組合の解散に伴う財産処分について。地方自治法、昭和22年法律第67号、第289条の規定に基づき、奈良県市町村会館管理組合の解散に伴う財産処分を別紙のとおり関係地方公共団体との協議の上、定めることについて、議会の議決を求める。平成19年12月7日提出、宇陀市長前田禎郎。
1枚めくっていただきまして、70ページでございます。
財産処分に関する協議書。地方自治法、昭和22年法律第67号、第289条の規定に基づき、奈良県市町村会館管理組合の解散に伴う財産処分を下記のとおり定めるものとする。
記。
奈良県市町村会館管理組合が所有するすべての財産は、平成20年4月1日において、奈良県市町村総合事務組合に帰属させる。
次に71ページでございます。
議案第93号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散について。
地方自治法、昭和22年法律第67号、第288条の規定に基づき、平成20年3月31日を以って、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合を解散することについて、議会の議決を求める。平成19年12月7日提出。宇陀市長前田禎郎。
1枚めくっていただきまして、72ページでございます。
議案第94号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分について。地方自治法、昭和22年法律第67号、第289条の規定に基づき、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分を別紙のとおり関係地方公共団体との協議の上、定めることについて、議会の議決を求める。平成19年12月7日提出。宇陀市長前田禎郎。
次に73ページでございます。
財産処分に関する協議書。地方自治法、昭和22年法律第67号、第289条の規定に基づき、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分を下記のとおり定めるものとする。
記。
奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合が所有するすべての財産は平成20年4月1日において、奈良県市町村総合事務組合に帰属させる。
次に74ページでございます。
議案第95号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更について。
宇陀衛生一部事務組合規約の変更について。地方自治法、昭和22年法律第67号、第286条第2項の規定に基づき、宇陀衛生一部事務組合規約を別紙のとおり変更したいので同法第290条の規定により、議会の議決を求める。平成19年12月7日提出。宇陀市長前田禎郎。
なお、規約の改正条文の朗読は、省略させていただきます。以上でございます。
議長(小林 一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
森田副市長。
副市長(森田 博君)
失礼いたします。
ただ今、上程いただきました議案第88号から、議案第95号までの8議案につきまして、提案理由の説明を申しあげます。
まず議案第88号、損害賠償の額を定め和解することについてでございます。
本件につきましては、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め和解することについて、議会の議決を求めるものでございます。
今年8月24日午前7時ごろ大宇陀区岩室地内の国道166号の歩道通行中、相手方が小穴を発見し、近づいたところ突然、路面が陥没し、そこへ落下。右肩及び右腕を打撲負傷したものであります。
陥没は昭和60年度、大宇陀町中央簡易水道事業で施行された簡易水道管敷設工事に起因するもので相手方と和解し、損害賠償額9万640円を支払うものであります。
なお、全国町村会総合賠償補償保険の適用により市の持ち出しはございません。
次に議案第89号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についてでございます。
先ほど提案いたしました宇陀市生涯学習施設条例の一部改正において、平井地区集会所を管理する指定管理者として、菟田野区の平井地区自治会を指定するため提案するものでございます。
なお、指定管理として施設の管理運営を行う期間は、平成20年1月1日から平成23年3月31日までとなっております。
次の議案第90号から議案第94号までは、すべて関連してきますので、一括して説明いたします。
これら5議案につきましては、奈良県市町村会館に事務局を置く奈良県市町村会館管理組合、奈良県市町村職員退職手当組合、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の3つの一部事務組合が組合運営の簡素化、合理化、経費節減を図るために平成20年4月1日から、整理統合されることに伴うものであります。
奈良県市町村職員退職手当組合の規約を変更し、平成20年3月31日に奈良県市町村会館管理組合と奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合を解散し、平成20年4月1日から、その事務を奈良県市町村職員退職手当組合が、奈良県市町村総合事務組合として、継承するものであります。
つきましては、地方自治法の規定に基づき、奈良県市町村職員退職手当組合の共同処理する事務の変更、規約の変更、組合を構成する地方公共団体の数の増加と奈良県市町村会館管理組合と奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合を解散及び財産処分のための協議を求められたものでございます。
次に議案第95号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更についてでございます。
宇陀衛生一部事務組合を構成する市町村の経費負担について、基本割を廃止して均等割を基本とする負担割合に変更するための規約変更について協議を求められたものでございます。
変更内容といたしましては、普通負担金における均等割の負担割合を宇陀市、曽爾村、御杖村、東吉野村の1市4村で、100分の24とし、人口割を100分の76とするもので、市の処理負担における均等割の負担割合を1市4村で100分の12とし、搬入量割を100分の88とするものでございます。
以上よろしくご審議のほどお願い申しあげます。
議長(小林 一三君)
提案理由の説明が終りました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
まずはじめに、議案第88号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑を行います。
5番、田村議員。
5番(田村 幹夫君)
ちょっとお伺いしたいんですけど、この事故が起きたのは国道ですね。
市が負担するということは昭和60年の水道工事でした結果だと思いますけれど、これで考えると20数年経っている工事の負担を市がしなければならない。国の方の、国道の管理責任っていうのは、一体どうなっているんでしょうか。
議長(小林 一三君)
森塚水道局長。
水道局長(森塚 昇君)
お答えします。
この陥没事故につきましては、当事者が転落された時点で、大きな穴が開きましたので、すぐに大宇陀土木事務所の方から道路管理という観点から、陥没事故の修復ということで対応をまずされました。
その中を掘っていきましたところ、どうも水道管を敷設した際に国道に入っておりますヒューム管、国道を横断して入っているわけでありますけれども、そのヒューム管に傷をつけているような損傷を与えているような形跡が見られました。
そんなことがありましたので、保険会社あるいは土木事務所、そして水道局と種々協議してまいりました結果、保険会社の方もこれは水道の工事に起因するものであるというような判断になりましたので、水道局、宇陀市の方で賠償という形になったわけでございます。
議長(小林 一三君)
5番、田村議員。
5番(田村 幹夫君)
ということは、この昭和60年度の時の水道工事の不手際が原因ということで、こういうように市が賠償責任を負わなければならなくなったんですね。
この20数年の間、国道を管理する時に全くこのことを土木事務所は、気が付かなかったのかな、それを私たち地域の議員がもっともっと目を光らせなあかんことは確かですけれど、国の方はそのへん、もともと工事したところが悪いということで突っぱねられるものなんでしょうか。ここだけお願いいたします。
議長(小林 一三君)
森塚水道局長。
水道局長(森塚 昇君)
状況を聞いておりましたら、何か15センチから10センチ程度の小さい穴だったようです。
ところが通常の、土木事務所の肩を持つわけではありませんけれども、大きな穴が空いていれば、もちろん即対応、復旧ということになったと思いますけれども、あまりに小さな穴しか開いてなかったもので、多分通常の管理の中では見つけられなかったということが一つあろうかと思います。
それでたまたま当事者が、歩道を散歩しておられまして、その小さな穴を見つけまして、これなんやろかということで、のぞき込んでいたようです。そしたら突然、舗装面が下がって、人間の形をしたような楕円形の穴がボコッと空いて、そしてそこへ転落されたというようなことです。
いつまで管理責任があるのかという話になるんでしょうけれども、それはちょっと私もはっきり分かりません。正直なところ分かりませんけれども、保険会社も交えて3者の協議が結果的にこういうようになったということでございます。
議長(小林 一三君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
その穴はどの位の深さがありましたか。
そんな位怪我するものなのかな。
議長(小林 一三君)
森塚水道局長。
水道局長(森塚 昇君)
足元までは1m50cm位あったようです。
議長(小林 一三君)
10番、山本繁博議員。
10番(山本 繁博君)
田村さん、あなた大宇陀の議員だったのではないですか。そこでそういうような発言というのはおかしいんじゃないですか。
あなたが指導しにいく立場であるのと違いますか。
これから注意してくださいね、そういうことに対して、発言に対して。
議長(小林 一三君)
これをもって質疑は終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案を原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第88号、損害賠償の額を定め和解することについては、原案のとおり可決されました。
次に、議案第89号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についての質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第89号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第90号、奈良県市町村職員退職手当組合の共同処理する事務の変更、規約の変更及び組合を組織する地方公共団体の数の増加についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第90号、奈良県市町村職員退職手当組合の共同処理する事務の変更、規約の変更及び組合を組織する地方公共団体の数の増加については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第91号、奈良県市町村会館管理組合の解散についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第91号、奈良県市町村会館管理組合の解散については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第92号、奈良県市町村会館管理組合の解散に伴う財産処分についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第92号、奈良県市町村会館管理組合の解散に伴う財産処分については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第93号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第93号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第94号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分についての質疑を行います。
質疑は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
質疑は終結をいたします。
本件についても、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第94号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第95号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更についての質疑を行います。
12番、坂本議員。
12番(坂本 徹矢君)
改正案と現行でかなりの率が、宇陀市の負担が少なくなっていると思いますが、ちなみに分かったら、どのくらいの金額かちょっと教えていただければ。
議長(小林 一三君)
米田市民環境部参事。
市民環境部参事(米田 実君)
お答えしたいと思います。
今回の改正の方ですけれども、普通負担金の方で現行28%が6%ということで22%減になります。人口割で51%が76%ということで25%、これはアップになります。
ちなみにこの人口割ですと平成17年の国調でみますと、割合が83.9%になります。
次にし尿の処理負担金の方の関係ですけれども、均等割の方で17%減になります。
しかし、搬入量割の方では65%が88%ということですので、23%アップになります。搬入量割につきましては、前々年度の3ヵ年平均という形でいきますので、割合的には、宇陀市は68.9%の搬入量割になります。
従いまして、総合的にトータルいたしますと平成20年度の現時点での概算予算というようなことで、概算で試算してみますと約1.2%の減、約170万円の減になると思います。
以上です。
議長(小林 一三君)
他にないようであります。
これをもって質疑は終結をいたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(小林 一三君)
起立全員と認めます。
よって、議案第95号、宇陀衛生一部事務組合規約の変更については、原案のとおり可決されました。
議長(小林 一三君)
次に、日程第29、諮問第4号から日程第33、諮問第8号の人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて5件を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。
事務局長。
議会事務局長(樋口 保行君)
それでは命により、議案書の朗読をいたします。
議案書の76ページでございます。
諮問第4号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。人権擁護委員に次の者を推薦したいので、人権擁護委員法、昭和24年法律第139号第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。平成19年12月7日提出。宇陀市長前田禎郎。
住所、氏名、生年月日。
次に77ページでございます。諮問第5号、次の78ページ諮問第6号、79ページ諮問第7号、80ページ諮問第8号につきましても、同一議案でございますので、朗読は省略させていただきたいと思います。以上でございます。
議長(小林 一三君)
理事者から提案理由の説明を求めます。
前田市長。
市長(前田 禎郎君)
それでは人権擁護委員の推薦についての意見を求めることについて、諮問第4号から諮問第8号までありますが、1件ずつ申し上げていきたいと思います。
諮問第4号、お名前と住所を申しあげます。
宇陀市大宇陀区守道252番地、氏名は中井陽子さんです。生年月日は昭和24年11月20日、58歳。この方は新しく人権擁護委員として推薦をする方でございまして、今回の人権擁護委員の任期というのは、来年の3月31日に任期が満了いたします。その1人、森井貞枝さんという方が任期満了いたしますので、その代わりとして中井陽子さんを推薦するということにいたしました。この方は、旧大宇陀町の公民館の運営協議会の委員、社会教育委員さんなりをしておられた方でございます。
それから諮問第5号につきまして申しあげます。
諮問第5号は、宇陀市菟田野区下芳野739番地、葛城芳樹さん。この方は、生年月日が昭和22年6月10日、60歳の方です。前任者が、鈴口都委員さんという方ですが、3月31日で任期が切れます。その代わりに推薦をされた方で、学校の先生をしておられた方だということです。
それから諮問第6号、宇陀市室生区三本松1334番地の1、北森芳昌さん、昭和21年10月18日、61歳の方ですが、この方は前任者が仲野禎久さんという方でございました。この方も3月31日で任期が満了します。その後、後任として推薦をなされてきました。自治会役員等を10年以上務めておられた方ということでございます。
それから諮問第7号、宇陀市菟田野区平井3番地の2、竹田浩人さん、昭和18年9月23日、64歳の方です。この方は再任の方でございまして、小学校の先生をされておられます。今度2期目になります、人権擁護委員さんの任期は3年でございますので。
それから諮問第8号、宇陀市菟田野区宇賀志1829番地、中尾輝子さん、昭和16年9月30日、66歳の方です。この方も再任の方でございまして、3月31日に任期が切れますので、あと3年の任期を務めていただくということでございました。この方も学校の先生をしておられた方でございます。以上よろしくお願いいたします。
議長(小林 一三君)
提案理由の説明が終りました。
これより、諮問第4号から諮問第8号までの5件について、一括して意見を受け付けます。
意見は、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
ないようであります。
お諮りいたします。
ただ今、議題となっております諮問第4号から諮問第8号の5件について、いずれも適任と答申することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小林 一三君)
異議なしと認め、よって諮問第4号から諮問第8号の人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて5件は、適任と答申することに決しました。
議長(小林 一三君)
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は、18日午前10時から行います。
18日は、一般質問の日程となっておりますので、格段のご協力をお願いいたします。
なお、会期中、開催されます委員会におきましても慎重審議をよろしくお願いいたします。
なお、全員協議会の日程につきまして、ご連絡を申し上げます。
始めに先ほどからもいろいろと意見がありました、議会運営委員会の報告もありました総合計画基本構想について詳細説明を受けるため、14日金曜日の午前10時から全員協議会を開催いたします。
加えまして、市民病院建設に係る基本計画の件について、19日水曜日の午前10時から全員協議会を開催いたしますので、過密な日程ではございますけれども、議員各位におかれましては出席方よろしくお願いいたします。
それでは、本日はこれにて散会をいたします。
大変ご苦労様でした。
ありがとうございました。