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R6年度エストニア短期留学報告会
宇陀市では、2023年7月に、エストニアサーレマー市と教育分野の交流・協力を柱とするMOU(基本合意書)を締結するとともに、今年1月には、エストニアの自律走行配送ロボ開発企業等のロボット工学分野のスペシャリストの育成を目的とした留学プログラム「クレボンアカデミー」の開校に向けMOUを締結し、アントレプレナーシップの育成を推進しています。この夏「アントレプレナーシップコース」、「ロボティクス・スマートシティコース」の2コースについて短期留学を実施し、短期留学終了後の10月12日、報告会を実施しました。
開催日時・場所
- 令和6年10月12日(土曜日)
14時から16時30分 - 宇陀市榛原総合センター
(宇陀市榛原萩原2610-1)
報告会の内容
- 市長挨拶
- エストニアとは(エストニアの概要紹介)
- アントレプレナーシップとは(留学参加者によるディスカッション形式による考察)
- 短期留学内容の報告
- アントレプレナーシップコース
- ロボティクス・スマートシティコース
- 参加者によるチーム毎の留学報告及びまちづくりに向けての提案発表
- アントレプレナーシップ(3チーム)
- ロボティクス・スマートシティコース(2チーム)
- 市長と短期留学生によるディスカッション(エストニアでどんなことを学び、それをどう宇陀市のまちづくりに生かしたいか)
各報告の模様
アントレプレナーシップとは
(留学参加者によるディスカッション)
この留学で感じたことは、明確な目標を定め、失敗を恐れない挑戦心、常に学びを続ける人材を育成し、互いに考えを引き出しながら共に課題解決を行うことの重要性でした。
研修の概要
アントレプレナーシップコース(令和6年8月9日~8月18日)
ロボティクス・スマートシティコース(令和6年8月24日~9月1日)
参加者による報告及びまちづくりに向けての
提案プレゼンテーション
テーマ:宇陀市に観光客を増やしたい
まちをきれいにしたい。歩道にゴミ箱を増やす→リサイクル→リサイクルしたものを売る→そのお金を食堂の費用に使う!
提案
- 観光客に宇陀市の学校給食を体験できる食堂を!
- リサイクルごみ箱を設置し、食堂の設立資金に!
テーマ:高齢化で起こる交通や買い物の不便性の解消
宇陀市の高齢化に対応するため、次世代技術の活用を考えることは必要になってくる。
また、宇陀市の活性化のため、みんなが地域の情報を発信するべき。一人ひとりでできることを。
提案
- クレボン社の自律配送技術を宇陀市で活用
- 自分たちで宇陀市の情報発信を!
テーマ:宇陀市民に海外の知見を広げてもらう
宇陀市が子どもをはじめ市民に、新たな価値観を学べる機会を作ることは、可能性を広げ、将来的な活性化につながる。
提案
- 海外留学
- ディベート授業の実施
- 海外と異文化交流
テーマ:子育て世代、クリエイティブな層にとって最高のまちにしたい
解決に向けたパーツは、実は宇陀市には揃っている。あとは決めてつなげて、続けていく。
みんなで再確認。つなぎ合わせていきたい。
提案
エストニア教育の技術力や好奇心を学べたり、有機農業など農業の経営など独自カリキュラムが学べるモデル校を作る
テーマ:宇陀市は、変われる。~無名からの下剋上~
まだまだ無名の宇陀市。何をすればいいのか。誇れるものはたくさんある!
外国の方が訪れるまちにするため、外国人が安心できる環境を。英語も話そう。SNSで発信しよう。誰もが利用しやすい観光サイクリングロードも発信しよう!
提案
- 小さいころから英語に触れ日常会話ができるように
- 廃校を宿泊施設に活用
- レンタサイクルのサイクリングコースを発信
市長と短期留学生によるディスカッション